JP2017027148A - キーボード、キャリー・カバー、キーボード・システム、コンピュータ・プログラムおよび方法 - Google Patents

キーボード、キャリー・カバー、キーボード・システム、コンピュータ・プログラムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017027148A
JP2017027148A JP2015142234A JP2015142234A JP2017027148A JP 2017027148 A JP2017027148 A JP 2017027148A JP 2015142234 A JP2015142234 A JP 2015142234A JP 2015142234 A JP2015142234 A JP 2015142234A JP 2017027148 A JP2017027148 A JP 2017027148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
keyboard
input
character
word
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015142234A
Other languages
English (en)
Inventor
暁史 細矢
Akifumi Hosoya
暁史 細矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lenovo Singapore Pte Ltd
Original Assignee
Lenovo Singapore Pte Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lenovo Singapore Pte Ltd filed Critical Lenovo Singapore Pte Ltd
Priority to JP2015142234A priority Critical patent/JP2017027148A/ja
Publication of JP2017027148A publication Critical patent/JP2017027148A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

【課題】円滑なスライド操作を実現する操作面連続型のキーボードを提供する。
【解決手段】キーボード100は、連続するキー操作面101に、キー・トップを配置している。メンブレン・シート105は、キー・トップに対応する位置が押下されたときに動作するキー・スイッチを含む。操作面に1本の指が分担する複数のキーを含む操作領域101a〜101cを設ける。操作領域の外延は、突起状のパーティション200で囲まれている。各操作領域の中では、前後方向にパーティションがないため指を円滑にスライドさせて移動できる。左右方向ではパーティションを知覚して指の位置およびキー・トップの位置を認識できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器に入力する薄型のキーボードに関する。
ノートブック型パーソナル・コンピュータ(ノートPC)やデスクトップ型パーソナル・コンピュータは入力装置として機械式のキーボードを使用する。また、ソフトウェア・キーボードを実現するタッチスクリーンを備えたタブレット端末およびスマートフォンなども、外部の入力装置として機械式のキーボードを使用することがある。典型的な機械式のキーボードとして、いわゆるパンタグラフ式のキーボードが存在する。パンタグラフ式のキーボードは、各キーが物理的に相互に分離したキー・トップと、パンタグラフという独立したキー・トップの支持構造と、ラバー・ドームという指の押下圧力に対する反力を与える弾力部材を含んでいる。
パンタグラフ式のキーボードには、押下されたキーに所定のストロークを与えるキー・トラベリングがあり、これによってユーザは押下した際に入力を指で感じる操作感覚(タクタイル(tactile))を得ることができる。ラバー・ドームは、キー・スイッチが動作する前に指に対して適度な反力の変化としてタクタイルを与える。良好なタクタイルがあるキーボードは、リズミカルなキー入力を可能にするため長時間の操作をしても疲労が少ない。
これに対して、平坦な操作面を備えたいわゆるフラット型キーボードが存在する。フラット型キーボードは、キー・トラベルをなくしたり、少なくしたりして薄型化を図ることができるとともに、表面を連続したシートで覆うことができるため防水性にも優れている。典型的なフラット型キーボードとして、タブレット端末のタッチスクリーンに表示するソフトウェア・キーボードがある。
ソフトウェア・キーボードは、触覚でホーム・ポジションの知覚ができず、かつ、タクタイルがないため、タッチ・タイピング(ブラインド・タッチ)ができない。フラット型キーボードのなかでメンブレン・シート、圧力センサまたは静電スイッチなどのキー・スイッチを利用するタイプは、押圧でキー・スイッチを動作させる点で、機械式のキーボードの範疇に含めることができる。フラット型でかつ機械式のキーボードは、さらに、少ないキー・トラベルでタクタイルを付与するために金属ドームを組み込む場合もある。このようなキーボードは表面を覆う連続したシートが、押下されたときに弾力的に変形して多少のキー・トラベルを生成するため薄型化とタクタイルを調和させることができる。
特許文献1は、メンブレンスイッチを使用した薄型のキーボードを開示する。キーボードは、下からバックプレート、メンブレンスイッチ、シートアセンブリ、およびトップラバーを積層している。同文献には、トップラバーにキーに対応する凹凸を設けることでタッチ・タイピングを可能にすることが記載されている。特許文献2は、金属ドームを利用した薄型のキーボードを開示する。
特開2012−129140号公報 特開平10−302572号公報
本明細書では、パンタグラフ式のようなキー・トップが物理的に相互に分離しているタイプのキーボードを操作面独立型キーボードといい、特許文献1および特許文献2に記載するようなキー・トップを連続したキー操作面上に配置しているタイプのキーボードを、操作面連続型キーボードということにする。操作面独立型キーボードはキー・トップが物理的に独立しているため、たとえば、Fキーを押下してからRキー押下するときに、Fキーを押下した指をキー・トップから指が離れるまで持ち上げてからRキーまで移動させる。
これに対して、操作面連続型キーボードではキー・トップが連続するキー操作面上に存在しており、ユーザは指をキー操作面から離さないで滑らせながら目的とする位置まで移動させて押下することができる。このようなキー操作面で指をすべらせながら移動させて、目的とするキーを押下する操作をスライド操作ということにする。スライド操作は指の上下動が少ないため、慣れてくると長時間キー操作をしても疲れが少なく入力時間も短縮できる新しい入力方法である。スライド操作は、操作面連続型キーボードのキー操作面が平坦であるほど円滑に行うことができるが、指の触覚でキーの位置を認識することができないためタッチ・タイピングができない。
しかし、各キー・トップの位置を触覚で認識させるために、特許文献1のようにキー・トップごとに凹凸を設けたり、キー・トップの間に凸部や凹部を設けたりするとスライド操作を円滑に行うことができなくなる。また、キー操作面に形成した凹凸で各キー・トップを分離する場合は、余分なスペースが必要になりキーボードのサイズ、特にメンブレン・シートのサイズが大型化する。操作面連続型キーボードで効果的なスライド操作を可能にするためには、このような問題を解決する必要がある。
そこで本発明の目的は、円滑なスライド操作を実現する操作面連続型のキーボードを提供することにある。さらに、本発明の目的は、誤入力の防止が可能な操作面連続型のキーボードを提供することにある。さらに本発明の目的は、誤入力の修正が可能な操作面連続型のキーボードを提供することにある。さらに、本発明の目的は、タッチ・タイピングが可能な操作面連続型のキーボードを提供することにある。さらに本発明の目的は、小型化が可能な操作面連続型のキーボードを提供することにある。さらに、本発明の目的は、操作面連続型のキーボードを搭載するキャリー・カバー、入力された単語を処理する方法、キーボード・システムおよびコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様は、連続する操作面に配置した複数のキー・トップと、キー・トップの押下に応じて動作するキー・スイッチと、複数のキー・トップをそれぞれが含む複数の操作領域を触覚で知覚可能にする第1の物理的形状構造とを有するキーボードを提供する。操作面が連続しているため操作領域の範囲では円滑なスライド操作を行うことができる。また、各指がそれぞれ操作を分担する複数のキー・トップの範囲を第1の物理的形状構造で知覚して、操作前および操作中の指の位置を操作面に視線を向けなくても決めることができるため、タッチ・タイピングが可能になる。
操作領域は、1本の指が操作を分担する複数のキー・トップだけを含んでもよい。このとき操作面は、分担する指が決まっていないキー・トップを含んでいてもよい。第1の物理的形状構造は、操作領域の左右方向を知覚可能にするように前後方向に延びるように構成することができる。第1の物理的形状構造は、操作領域の前後方向および左右方向の外延を囲むようにしてもよい。第1の物理的形状構造は、操作面より突き出た突起構造または操作面より凹んだリセス構造とすることができる。操作面における前後方向の指の位置を触覚で知覚可能にするように第1の物理的形状構造に沿って設けた第2の物理的形状構造を含んでもよい。
第2の物理的形状構造は、操作領域における円滑なスライド操作を妨げず、かつ、ホーム・ポジションおよびスライド操作の間の前後方向における指の位置を触覚で知覚可能にする。第2の物理的形状構造は、第1の物理的形状構造を所定の位置で知覚できる形状にしたり、第1の物理的形状構造に対して所定の位置に別の部材を付加したりして形成することができる。第2の物理的形状構造を、操作領域が含むキー・トップまたはキー・トップ間の境界に対応する位置に配置することができる。操作面におけるホーム・ポジションの指の位置を触覚で知覚可能にする、第2の物理的形状構造とは形状が異なる第3の物理的形状構造を含むようにしてもよい。キー・スイッチはメンブレン・シートで構成することができる。
本発明の第2の態様は、電子機器の収納が可能なキャリー・カバーを提供する。キャリー・カバーは、電子機器の収納部と、キーボードと、キーボードと電子機器を接続するインターフェースと、携帯時にキーボードおよび電子機器を覆うことが可能な外装カバーとを有する。そして、キーボードは、複数のキー・トップを含み、触覚による知覚を可能にする物理的形状構造で境界が区切られた複数の操作領域を含むトップ・シートと、キー・トップに対応する位置でトップ・シートの下層に配置したキー・スイッチと、キー・スイッチに接続されたキーボード・コントローラとを有する。
本発明の第3の態様は、単語の入力を処理するキーボード・システムを提供する。キーボード・システムは、1本の指で操作する複数のキーを含む操作領域を触覚で知覚する物理的形状構造を備えるキーボードと、検出したキーに対応する文字を認識する文字認識部と、入力された文字を記憶する入力文字記憶部と、参照単語と、入力された文字列から操作領域に含まれるいずれかのキーを選択する入力文字選択部とを有する。
上記構成によれば、1本の指が同一の操作領域が含む他のキーに対して誤入力をしても、キーボード・システムが正しい文字を選択することができる。選択したキーは、今回検出したキーに隣接するキーとすることができる。選択したキーは、今回検出したキーから離散した位置に存在するキー、すなわち隣接しないキーであってもよい。複数のキーに対する同時押下があったときは、押下されたいずれかのキーが入力を意図するキーである可能性が高い。
したがって選択したキーは、同時押下されたときに検出した複数のキーのいずれかを選択するようにしてもよい。参照単語は、キーボードに対して過去に入力された履歴単語または辞書単語とすることができる。このとき入力文字選択部は、参照単語と、入力文字記憶部が記憶する文字または文字列、および今回入力されたキーに対応する文字で構成する文字列に基づいて認識した単語を入力が意図された単語と推定して出力することができる。
本発明の第4の態様は、キーボードに対する単語の入力を処理するために、電子デバイスに所定の処理をさせるコンピュータ・プログラムを提供する。コンピュータ・プログラムは、触覚による知覚が可能な物理的形状構造で区分された操作領域が含む複数のキーを認識し、順番に押下されたキーに対応する文字を認識する。さらにコンピュータ・プログラムは、先行して認識した文字または文字列および操作領域が含む複数のキーに対応する複数の文字で構成する複数の文字列のそれぞれと参照単語を比較して、操作領域が含むいずれかのキーに対応する文字を今回入力された文字として選択する。
本発明の第5の態様は、キーボードに対する単語の入力を電子デバイスが処理する方法を提供する。電子デバイスは、触覚による知覚が可能な物理的形状構造で区分された操作領域が含む複数のキーを認識し、順番に押下されたキーに対応する文字を記憶する。電子デバイスは、今回入力された文字に対応するキーが帰属している操作領域が含む複数のキーを特定し、入力された文字列と参照単語を比較して特定した複数のキーのそれぞれに対応する文字の中から今回の入力に対応する文字を選択する。
本発明により、円滑なスライド操作を実現する操作面連続型のキーボードを提供することができた。さらに、本発明により、誤入力の防止が可能な操作面連続型のキーボードを提供することができた。さらに本発明により、誤入力の修正が可能な操作面連続型のキーボードを提供することができた。さらに、本発明により、タッチ・タイピングが可能な操作面連続型のキーボードを提供することができた。さらに本発明により、小型化が可能な操作面連続型のキーボードを提供することができた。さらに、本発明により、操作面連続型のキーボードを搭載するキャリー・カバー、入力された単語を処理する方法、キーボード・システムおよびコンピュータ・プログラムを提供することができた。
操作面連続型のキーボード100が含むキー操作面101の構造を説明するための平面図である。 キーボード100の部分的な斜視図でおよび断面図である。 同一操作領域が含むキーに対する前後方向Xの誤入力を防止する特徴構造205を備えたキーボード100aの平面図および斜視図である。 キーボード100を含むキーボード・システム300の機能ブロック図である。 キーボード100の電気的な構成を説明するための機能ブロック図である。 キーボード・システム300の動作を説明するためのフローチャートである。 キーボード・システム300の動作を説明するためのフローチャートである。 操作面連続型のキーボード100b、100cのキー操作面101の構造を説明するための平面図である。 キーボード100を、タブレット端末600の入力デバイスに適用する例を説明するための図である。 キーボード100を、タブレット端末のキャリー・カバー700に適用する例を説明するための図である。
図1は、本実施の形態にかかる操作面連続型のキーボード100が含むキー操作面101の構造を説明するための平面図で、図2(A)は、キーボード100の部分的な斜視図で、図2(B)、(C)は図2(A)のA−A矢視およびB−B矢視の断面図である。図2(B)に示すように、キーボード100は、下からベース・プレート107、メンブレン・シート105、およびトップ・シート103を積層している。図1に示すキーボード100に対して、操作するユーザからみた前後方向Xおよび左右方向Yを定義する。
図1において、トップ・シート103の表面を構成するキー操作面101には、代表的に参照番号102で示した複数のキー・トップを配置している。キー・トップ102は、メンブレン・シート105が含むキー・スイッチを動作させるための操作位置に相当する。キー・トップ102はトップ・シート103に定義した領域であり、キー操作面101の表面に印刷や裏面彫刻などでキーに論理的に割り当てた文字、数字、記号などのキー名称を付して特定することができる。
キー操作面101は、円滑なスライド操作のために指が移動する範囲において形状的な特徴がないことが望ましい。この場合ユーザは、キー操作面101に指が触れたときに、指の触覚では意図するキー・トップ102の位置を知覚することはできない。ただしスライド操作に支障のない範囲で、キー・トップ自体または各キー・トップの周りのキー操作面101に凹凸やエンボス加工などの表面処理をするキーボードも本発明の範囲に含む。
図2(B)において、ベース・プレート107は、キーボード100の構造体として機能するように、金属プレートまたは合成樹脂プレートで作成することができる。メンブレン・シート105はキー・スイッチの一例で、上部シート、スペーサ・シートおよび下部シートの3層構造にしている。上部シートおよび下部シートの対向する面には、それぞれ配線パターンが相互にクロスして対向するように形成されている。トップ・シート103の所定のキー・トップ102が押下されたときに、スペーサが形成する空間が上部シートおよび下部シートの弾力的な変形で縮まって押下されたキー・トップ102の直下にある配線パターン同士が電気的に接触する。
また、圧力が解放されると、上部シートおよび下部シートの復元力で配線パターンが解放される。配線パターンのなかで接触と解放を行う部分は、キー・スイッチ355(図5)を構成する。たとえば、上部シートの配線パターンは図5に示す複数のスキャン・ライン1S〜16Sとしてスキャン・ドライバ357に接続され、下部シートの配線パターンは複数のデコーダ・ライン1D〜8Dとしてデコーダ359に接続される。メンブレン・シート105に代えてキー・スイッチは、静電容量型センサ、抵抗型センサ、または圧力センサなどのキー・トップ102の押下を検出するセンサで構成することもできる。このときキーボードは、キー・トップ102が押下されたときのキー・トラベルがほとんどないタイプであってもよい。
トップ・シート103は、特定のキー・トップ102の押下が隣接するキー・トップに対応するキー・スイッチをメークさせない程度に柔軟性のあるプラスチック材料で形成することができる。図1、図2に示すようにトップ・シート103には、操作領域101a〜101iを定義している。突起状のパーティション200は、操作領域101a〜101iの平面的な外延を前後方向Xおよび左右方向Yにおいて画定する。パーティション200は、トップ・シート103と一体成形してもよいし、キー操作面101に合成樹脂や金属のパターンを貼り付けるようにして形成してもよい。
パーティション200で外延が画定した各操作領域101a〜101iは、それぞれ左手と右手の指が操作を分担する複数のキー・トップ102を含んでいる。トップ・シート103は、全体を1枚のシートで形成してもよいし、操作領域101a〜101iごとに異なるシートで形成してもよい。操作領域101a、101bがそれぞれ含む複数のキー・トップの押下は左手の小指が分担し、操作領域101c、101d、101eがそれぞれ含む複数のキー・トップの押下は、それぞれ左手の薬指、中指、人指し指が分担する。
操作領域101f、101g、101h、101iがそれぞれ含む複数のキー・トップの押下は、それぞれ右手の人指し指、中指、薬指、小指が分担する。スペース・キーは左手または右手の親指が分担する。操作領域101a〜101iは標準的なタッチ・タイピングにおいて、各指が操作する頻度が高いキー・トップ102だけを含むことができる。この場合、操作領域101a〜101iの外にあるキー・トップ102は、いずれの指で操作してもよい。図1に例示した操作領域101a〜101iがそれぞれ含むキー・トップの数およびキー名称は一例であり、本発明はこれに限定するものではない。
たとえば前側(手前側)にある左側のCtrlキー、左側のAltキー、右側のAltキーおよび右側のCtrlキーがそれぞれ、操作領域101a、101c、101h、101iに含まれるようにしてもよい。また、左手の小指が操作する操作領域101a、101bが1つの操作領域となるように前後方向Xに延びる境界の部位を取り除いてもよい。さらに、操作領域101iの右側にある複数のキー・トップをいくつかのブロックに分割するようなパーティションを設けてもよい。
パーティション200は、少なくとも各指が操作領域101a〜101iの左右方向Yの位置を触覚で知覚できるものであればよい。したがって、キーボード100のパーティション200を構成する左右方向Yに走る部位150a、150bはなくてもよい。ユーザは、キーボード100に入力するときは、キー操作面101を見なくてもパーティション200で指の位置を知覚して分担する操作領域101a〜101iに指を配置することができる。
キーボード100は、各操作領域101a〜101iの範囲で押下するキー・トップの位置を前後方向Xおよび操作領域101e、101fではさらに左右方向Yに移動させて円滑なスライド操作をすることができる。また、1本の指が操作する範囲では、前後方向Xおよび左右方向Yにおけるキー・トップ間に触覚で知覚する凹凸を設けないため、キー・トップ102間を操作に支障のない範囲で接近させることができる。したがって、メンブレン・シート105の面積を小さくすることができる。
しかしキーボード100は、各操作領域101a〜101iの中でスライド操作をする際には、触覚で前後方向Xにおけるキー・トップ102の位置を知覚できない。また、前後方向Xに2列のキー・トップを配置した操作領域101e、101fでは、さらに触覚で左右方向Yの指の位置を知覚することはできない。したがって操作に不慣れなユーザは、タッチ・タイピングをしないか、同一の操作領域101a〜101iにおける他のキーを誤って押下する可能性がある。特に目的とするキーに隣接するキーを押下したり、目的とするキーと隣接するキーとの境界を押下したりする可能性が高い。本発明の一部の態様では、このような誤入力を軽減する物理的な形状構造も提供する。
図3(A)は、同一操作領域が含む他のキーに対する誤入力を防止する特徴構造を備えたパーティション203a〜203jを含む操作面連続型のキーボード100aの平面図で、図3(B)は部分的な斜視図である。キーボード100aは、トップ・シート103に設けた突起状のパーティション203a〜203jが、キー操作面101を左右方向Yで分離して操作領域111a〜111iを形成する。パーティション203a〜203jには、操作領域111a〜111iの前後方向Xの外延を画定する部位はなく、前後方向Xに延びる部位が左右方向Yの外延を画定する。この例では、操作領域111a〜111dが含む複数のキー・トップの操作は左手の指が分担し、操作領域111e〜111iが含む複数のキー・トップの操作は右手の指が分担する。
パーティション203aは、前後方向Xにおける離散的な位置で、操作領域111aに入り込むように膨らんだ4個の突起205a〜205dで構成した突起205を含んでいる。図3では図の簡略化のために、パーティション203aにだけ突起205a〜205dの参照番号を示しているが、突起205は他のパーティション203b〜203jにも形成している。キーボード100aでは、一例として突起205を、キー・トップの前後方向Xの境界に対応する位置に設けている。他の例では、突起205を各キーに対応する位置に設けることもできる。
キーボード100aは、キーボード100と同じように各操作領域111a〜111iをそれぞれ分担する指が、前後方向Xおよび左右方向Yにおいて円滑なスライド操作をすることができる。ユーザが操作領域111a〜111iに置いた指は、スライド操作の開始前およびスライド操作の間に、左右の少なくともいずれか一方のパーティションに設けた突起205に触れるため、前後方向Xの指の位置を触覚で知覚できる。たとえば、操作領域111bでは、パーティション203b、203cのいずれかに設けた突起205を知覚できる。突起205は、所定の操作領域を画定する両側のパーティションのうち、いずれか一方にだけ設けるようにしてもよい。
また、操作領域111dでは、4RFVのキー列はパーティション203dの突起205を知覚しながらスライド操作をし、5TGBのキー列はパーティション203eの突起205を知覚しながら操作をすれば、前後方向Xおよび左右方向Yで隣接するキーに対する誤入力を防ぐことができる。なお、突起205は、図1に示したパーティション200に設けることもできる。
人指し指に対応するホーム・ポジション・キーであるFキーとJキーに隣接するパーティション203d、203fには、キー操作面101における人指し指のホーム・ポジションの位置を知覚できるように他の突起205とは異なる形状の突起205e、205fを設けてもよい。パーティション203a〜203jに突起205を設けると、すべての指が触覚でホーム・ポジションを正確に確定することができるため、タッチ・タイピングをしても誤入力を軽減することができる。このとき、突起205は、パーティション203a〜203jの各指のホーム・ポジションの位置に1個だけ設けるようにしてもよい。ユーザは操作に慣れてくると、突起205が1個しかなくても、各操作領域111a〜111iにおいて、ホーム・ポジションからの距離でキー・トップの位置を知覚してタッチ・タイピングができるようになる。
突起205は、同一の各操作領域111a〜111iにおける前後方向Xおよび左右方向Yの指の移動を妨げることがない構造および大きさにすることで、円滑なスライド操作を維持できる。キーボード100aは、パーティション203a〜203jで操作領域間での誤入力を防ぎ、突起205で各操作領域が含む複数のキーの間での誤入力を防ぐことができるが、本発明の一部の態様では、さらに、キーボード100、100aの各操作領域が含むキーの相互間での誤入力を修正するキーボード・システムを提供する。
[キーボード・システム]
図4は、キーボード100を含むキーボード・システム300の機能ブロック図である。キーボード・コントローラ351(図5)は、キーの押下で動作したキー・スイッチ355(図5)に割り当てられたスキャン・コードを文字コード生成部301に出力する。スキャン・コードは、キーを押下したときに生成するメーク・コードと押下したキーを解放したときに生成するブレーク・コードを含む。
文字コード生成部301および入力文字選択部303は、ファームウェア、デバイス・ドライバ、およびオペレーティング・システムなどのソフトウェア資源と、プロセッサ、システム・メモリおよびソフトウェア資源を格納する不揮発性メモリなどのハードウェア資源で構成することができる。文字コード生成部301は、マッピング・テーブル307を参照してメーク・コードおよびブレーク・コードに対応する文字コードを特定し入力文字選択部303に出力する。
マッピング・テーブル307は不揮発性メモリに格納したスキャン・コードと文字コードを対応付けたデータで構成している。入力文字選択部303は各操作領域101a〜101iが含む複数のキーを認識しており、特定の操作領域が含むキーを検出したときに、当該キーが同一の操作領域が含む他のキーに対する誤入力か否かを検証および修正することができる。誤入力は一般的に、入力を意図するキーに隣接するキーに対する入力として発生する確率が高い。たとえば操作領域101cでは、左手の薬指がスライド操作をする前後方向Xにおいて隣接するキー(2,W)、(W,S)、(S,X)が存在している。
また左手の人指し指がスライド操作をする操作領域101eでは、4キー、Rキー、Fキー、Vキーの列と、5キー、Tキー、Gキー、Bキーの列が存在し、各列において前後方向Xに隣接するキーに加えて、左右方向Yに隣接するキー(4,5)、(R,T)、(F,G)(V,B)も存在する。入力文字選択部303は、たとえばWキーを検出したときに2キーまたはSキーが隣接するキーであると認識する。入力文字選択部303は、各操作領域101a〜101iが含む相互に隣接するキーを認識して検証および修正することができる。
入力文字選択部303は、受け取った文字コードから辞書登録部305または履歴文字登録部307を参照して、同一の操作領域が含む複数のキーの中から正しいキーを選択してユーザ・ファンクション330に文字コードを出力する。入力文字選択部303は、修正の必要がないと判断したときは、文字コード生成部301から受け取った文字コードをユーザ・ファンクション330に出力する。入力文字選択部303は、入力文字記憶部309、履歴単語登録部311および辞書登録部305を参照して、1つの単語の入力が確定するまでの間に、先行して入力された文字コード列から特定の単語を予測できるときは、すべての文字が入力される前に予測した単語の文字コードを出力する。
入力文字記憶部309は揮発性メモリを含んでおり、1つの単語が確定するまでの間にキーボード100から入力された文字コードを記憶する。入力文字選択部303は、入力された1つの単語が確定したときにそれまで入力文字記憶部309が記憶していた文字または文字列をクリアする。たとえば入力文字記憶部309は、ユーザが単語blueを入力するために、文字”b”、”l”、”u”、”e”と順番に入力したときに、コンマ、ピリオド、句読点、Enter、スペース、または変換などの単語を確定するキーが入力されて、単語blueの入力が確定するまで、先行する”b”、”bl”、”blu”、といった文字および文字列を記憶する。
履歴単語登録部311および辞書登録部305は、不揮発性メモリを含んでいる。履歴単語登録部311は、過去にユーザが入力した単語を履歴単語として登録する。履歴単語は、ユーザが入力した頻度で重み付けしてもよい。辞書登録部305は、複数の辞書を格納する。ユーザ・ファンクション330は、オペレーティング・システムより上位の階層で実行するソフトウェア階層と、プロセッサ、システム・メモリ、ディスプレイおよびソフトウェア資源を格納する不揮発性メモリなどのハードウェア資源で構成することができる。なお、キーボード・システム300を構成するプログラムは、キーボードおよびキーボードの入力を受け取る電子機器またはいずれかが搭載する不揮発性メモリに格納することができる。
[キーボード]
図5は、キーボード100の電気的な構成を説明するための機能ブロック図である。キーボード100は、キーボード・コントローラ351とキー・マトリクス353を含む。キー・マトリクス353には、各キー・トップに対応した位置にメンブレン・シート105で構成するキー・スイッチ355をマトリクス状に配置している。各キー・スイッチ355は、キー・トップが解放されている間はオフになり、押下されている間はオンになる。
キー・マトリクス353は、一例において16本のスキャン・ライン1S〜16Sと8本のデコーダ・ライン1D〜8Dを含み、各スキャン・ライン1S〜16Sと各デコーダ・ライン1D〜8Dが交差する位置で両ラインを各キー・スイッチ355が接続する構造である。各デコーダ・ライン1D〜8Dは、一端が電圧源Vccに接続され他端がデコーダ359に接続されている。また各スキャン・ライン1S〜16Sは、スキャン・ドライバ357に接続されている。スキャン・ドライバ357では、各スキャン・ライン1S〜16Sとグラウンドとの間にスキャン・スイッチ359が接続されている。
スキャン・ドライバ357は、ある瞬間はいずれか1つのスキャン・ラインがグランドに接続されるようにスキャン・スイッチ359を順番にオン/オフする。スキャン・ドライバ357は、スキャン・ライン1Sからスキャン・ライン16Sまで順番にスキャン・スイッチ359をオン/オフしたあとにまたスキャン・ライン1Sに戻り、以後この動作を繰り返す。スキャン・ドライバ357がすべてのスキャン・ライン1S〜16Sを一巡する時間をスキャン・サイクルという。
デコーダ359は、スキャン・ドライバ357の動作とタイミングを一致させながら、同時に8本のデコーダ・ライン1D〜8Dの電位を読み取る。キーボード・コントローラ351は、ユーザ・ファンクション330に接続される。キーボード・コントローラ351を制御するシステムのデバイス・ドライバは、ある瞬間に電位がグラウンド・レベルになっているスキャン・ライン1S〜16Sとそのときにグラウンド・レベルになっているデコーダ・ライン1D〜8Dを認識することで、各キーに対応するスキャン・コードを生成することができる。なお、キーボード100は、周知の方法で3個以上のキーが同時に押下されたときに発生するファントム・キーを防いでいる。
[誤入力を修正する手順]
つぎに、図6、7のフローチャートを参照して、キーボード・システム300の動作を説明する。キーボード100aでは、パーティション203a〜203jおよび突起205で、各操作領域111a〜111iが含むキーに対する誤入力を防ぐことができる。キーボード・システム300は、突起205を設けない場合、または、突起205を設けたにもかかわらず誤入力があった場合に、入力された文字を単語が確定する前に推定した正しい文字に修正する。
本発明において、操作領域の中には複数のキー・トップ102が存在し、かつ、パーティション200によって、異なる操作領域に対する誤入力はないと想定してよい。したがって何らかのキーを押下したときに意図するキーは、検出したキーが帰属する操作領域に存在するいずれかのキーとすることができる。キーボード・システム300は、所定の操作領域のいずれかのキーが押下されたときに、当該所定の操作領域が含む複数のキーから正しいと推定したいずれかのキーを選択して出力する。このときの選択するキーは、検出したキー、すなわち正しく押下されたキーを含む。
ここでは一例として単語blueを入力する場合を例示して説明する。単語blueを入力するために、ユーザは4個の文字”b”、”l”、”u”、”e”を、順番に入力する。なお、文字は1個のキー・トップに割り当てられた文字コードに対応し、記号、数字、制御文字なども含む。また、単語は複数の文字を順番に配列した文字列に対応する。本発明は、検出したキーが帰属する操作領域が含む複数のキーのなかでユーザが意図するキーを推定して選択する。ある程度操作に慣れたユーザであれば、入力を意図しているキーは、検出したキーまたは検出したキーに隣接キーである可能性が高い。
たとえば、操作領域101cでは、入力を意図するキーが2キーであるにもかかわらずWキーを押下し、また、意図するキーがWキーであるにもかかわらず2キーまたはSキーを押下するという態様で誤入力が発生し易い。このとき、隣接するキー・トップ102の境界を押下すると、2つのキーに対応するキー・スイッチが動作して2個のスキャン・コードを生成する場合がある。このような操作を同時押下ということにする。また操作領域101eでは入力を意図するキーがRキーのときに、Rキー、Fキー、TキーまたはGキーの4個のキー・スイッチが動作する場合もある。以下の手順では、同時押下があった場合に検証する例を中心に説明するが、この手順は単一のキーを検出したときにも適用できる。
ブロック401で、キーボード・システム300は、キー入力の待受状態になっている。入力文字記憶部309は最初の文字を入力するときはクリアされているが、2番目以降の文字を入力するときは先行する文字または文字列を記憶している。ユーザはパーティション200を触覚で感じて分担する操作領域101a〜101iに指を置いている。操作領域101a、101bはいずれも左手の薬指で操作するが、ユーザは、初期状態として、利用頻度の高い操作領域101bに指を置くことができる。
ブロック403でユーザが文字bの入力を意図して操作領域101eが含むいずれかのキーを押下する。ブロック405で入力文字選択部303は、入力文字記憶部309を参照して、今回入力された文字がなんらかの単語を構成する最初の文字か否かを判断する。キーボード・システム300は最初に入力された文字の検証および修正をしない。キーボード・システム300は、2番目以降の文字を、入力文字記憶部309が記憶する先行する文字または文字列、操作領域に帰属する複数のキーおよび隣接するキー、履歴単語、および辞書単語などのすべてまたはいずれかを利用して入力された文字を検証したり誤入力を修正したりする。
入力文字記憶部309が、なんらかの文字または文字列を記憶しているときはブロック407に移行し、クリアされているときはブロック406に移行する。最初の文字の文字コードを受け取ったときは、ブロック406で入力文字選択部303は、当該文字の文字コードを入力文字記憶部309に記憶する。ここでは、最初の文字を文字bと想定するが他の文字を受け取ったときは当該文字の文字コードを記憶する。入力文字選択部303はブロック417で、受け取った文字bの文字コードをユーザ・ファンクション330に出力する。ユーザ・ファンクション330は、ディスプレイに文字bを表示する。入力文字選択部303はブロック419で、今回の入力が単語を確定させる文字の入力か否かを判断する。
単語を確定させる入力は、スペース・キー、カンマ・キー、ピリオド・キー、変換キー、または句読点キーなどの押下に相当する。単語が確定しないときはブロック403に戻り単語が確定したときはブロック421に移行する。ここでは、最初に入力された文字bの文字コードが入力文字記憶部309に記憶され、ブロックブロック403で2番目の文字が入力されると想定する。
ブロック407で入力文字選択部303は、2番目以降の文字の入力の際に、同一の操作領域に存在する複数のキーが同時に押下されたか否かを判断する。通常のタッチ・タイピングであれば、同一の操作領域に存在するキーは1本の指で操作するため、同時押下されたキーは、相互に隣接する複数のキーに相当することになる。同時押下は、最低1回のスキャン・サイクルの間に検出した複数のスキャン・コードで検出することができる。
同時押下があると入力文字選択部303は複数のキーのスキャン・コードを受け取る。単一のスキャン・コードを受け取ったときはブロック406に移行し、複数のスキャン・コードを受けったときはブロック409に移行する。同時押下にかかるキーの数は、たとえば操作領域101cでは2個となり、操作領域101eでは2個〜4個となる。なお、キーのなかには、ShiftキーやCtrlキーのように異なる操作領域に存在するキーを同時に押下して使用するものがある。異なる操作領域に存在するキーが同時に押下されたときの処理は本発明の適用外とする。
なお、ブロック407からブロック406に移行する手順では、同一操作領域に存在するキーに対する同時押下がない場合は検証および修正をしないことになるが、後に説明するように本発明は単一のスキャン・コードを検出したときに、ブロック407の手順を省略することで、正しさを検証したり同一の操作領域に存在する他のキーで修正したりすることができる。このときの他のキーは、検出したキーに対して同一操作領域において隣接してまたは離散して配置しているキーとすることができる。たとえば、本発明は操作流域101cにおいて、Sキーのスキャン・コードだけを検出したときに、Sキー、Wキー、Xキー、2キーのいずれが正しいかを検証して必要に応じて修正することもできる。
入力文字選択部303はブロック409で、同時押下にかかる複数の文字コード、入力文字記憶部309が記憶する先行して入力された文字または文字列、および履歴単語または辞書単語から、ユーザが入力を意図する単語を推定できるときはブロック413に移行し、推定できないときはブロック411に移行する。ブロック413で入力文字選択部303は推定した単語をユーザ・ファンクション330に出力する。2番目の文字を入力するブロック403では、文字lを入力するためにLキーの押下を意図して操作領域101hに対して入力操作をする。このときLキーに隣接するOキーまたは>キーとの間で同時押下が発生する可能性がある。
ブロック411で入力文字選択部303は、同時押下にかかる複数の文字コード、入力文字記憶部309が記憶するこれまで入力された文字または文字列、および履歴単語または辞書単語から、同時押下されたいずれかのキーを正しいキーと判断することができるときはブロック415に移行し、判断できないときはブロック417に移行する。ブロック415で入力文字選択部303は、ユーザ・ファンクション330に選択した文字を出力する。ユーザは、ディスプレイに表示された文字が誤っていると判断したときは、ブロック419を経由してブロック403で、後退キーで当該文字を消去してから新たな入力をすることができる。
ブロック411から移行するブロック417で入力文字選択部303は、同時押下で検出した複数の文字コードを出力する。出力する文字の順番は、スキャン・サイクルのタイミングと各キーが押下されたタイミングで決まる。ブロック419で単語入力が確定すると、ブロック421で入力文字選択部303は、入力文字記憶部309がそれまで記憶していた文字または文字列をクリアする。
ブロック423で入力文字選択部303は、履歴単語登録部311に入力が確定した単語を登録する。このとき入力文字選択部303は、すでに登録されている履歴単語を再登録する場合は、登録回数を記録することができる。これによって、履歴単語登録部311には、履歴単語ごとにユーザが入力した頻度が記憶され、先行する文字列から当該ユーザが入力を意図する単語を推定する際の精度を向上させることができる。
図7は、ブロック409、411の手順を詳細に説明するためのフローチャートである。図6のブロック407で入力文字記憶部309には、文字bの文字コードが記憶されていると想定する。ブロック503で、入力文字選択部303は、入力文字記憶部309が記憶する文字または文字列に今回同時押下で検出した複数の文字をそれぞれ加えた複数の文字列のいずれかを先頭部分に含む単語が、履歴単語登録部311に登録されているか否かを判断する。ブロック403でユーザは2番目の文字lを入力するために、Lキーを押下する意図を持ちながらLキーとOキーの同時押下またはLキーと>キーの同時押下をしたとする。
ここでは、Lキーと>キーのいずれか一方が正しいキーであると想定する。入力文字選択部303は履歴単語登録部311に、文字列”bl”、または文字列”b>”を先頭に含む履歴単語が登録されていないと判断したときはブロック541に移行し、登録されていると判断したときはブロック505に移行する。なお、2番目の文字が、操作領域101e、101fに存在し、たとえば同時押下で4個の文字を検出したときは、入力文字記憶部309が記憶する文字または文字列に今回入力された4個の文字をそれぞれ加えた4個の文字列のいずれかを先頭に含む単語が、履歴単語登録部311に登録されているか否かを判断する。
ブロック505で入力文字選択部303は、履歴単語登録部311に文字列bl、または文字列b>を先頭に含む履歴単語が1つだけ登録されていると判断した場合はブロック413に移行し、複数の履歴単語が登録されていると判断した場合はブロック521に移行する。履歴単語登録部311に履歴単語blueが登録されているときは、ブロック413で入力文字選択部303は、ユーザがすべての文字を入力する前に、履歴単語を構成する残りの文字列”lue”の文字コードを出力する。
この時点で、履歴単語登録部311に履歴単語blueだけが登録されている場合は、2番目の文字入力に同時押下があっても2回のキー操作で意図する単語を入力することができる。ただし、履歴単語登録部311が文字列”bl”を先頭に含む他の履歴単語blackを登録していた場合は、入力文字選択部303は単語blackの残りの文字列”lack”の文字コードを出力することになる。
この単語はユーザが入力を意図する単語ではないため、ユーザは、ユーザ・ファンクション330のディスプレイに表示された単語をみて、ブロック419で単語入力を確定しないでブロック403に戻る。また、履歴単語登録部311に、仮想的な単語”b>***”が1つだけ登録されているときも、ユーザが入力を意図する単語ではない。ユーザは、文字bに続いて行った操作では、ただしくLキーを押下しておらず、かつ、キーボード・システム300が修正できないと判断して、ブロック403で単語”black”または仮想的な単語”b>***”に対して、文字”b”だけを残すように後続の文字を消去してから、入力をやりなおすことができる。
ブロック521で入力文字選択部303は、履歴単語で同時押下にかかる複数のキーの中から正しいキーを選択できるか否かを判断する。入力文字選択部303は、履歴単語登録部311に、文字列”bl”を含む単語が2個以上存在するが、文字列”b>”を含む単語は存在しないと判断したときは、同時押下にかかるLキーと>キーのうち、Lキーがユーザの意図するキーであると推定することができる。この場合、ブロック531で入力文字選択部303は、入力文字記憶部309に文字lの文字コードを追加してブロック415に移行する。入力文字記憶部309は以後、文字列”bl”を記憶する。
ユーザはユーザ・ファンクション330に表示された文字が意図する文字でないと判断したときは、ブロック419を経由してブロック403で文字lを消去することができる。このとき入力文字修正部303は、ブロック531に追加した文字lも消去する。ブロック521で入力文字選択部303は、履歴単語登録部311に、文字列”bl”を含む単語と、文字列”b>”を含む単語が存在すると判断したときは、同時押下にかかるLキーと>キーのいずれが正しいかを履歴単語からは判断できない。
このときブロック523で入力文字選択部303は、入力文字記憶部309に文字lおよび文字>の文字コードを追加する。入力文字記憶部309は、文字列”bl”および文字列”b>”を記憶してブロック417に移行する。ブロック417で入力文字選択部303は、文字lおよび文字>の文字コードをユーザ・ファンクション330に出力する。文字lおよび文字>の文字コードの先後は、スキャン・サイクルのタイミングと同時押下の際のキーの先後に依存する。ユーザ・ファンクション330は、ディスプレイに、先に受け取った文字bを含めた文字列”bl>”または文字列”b>l”を表示する。ユーザはディスプレイに文字列”b>l”または文字列”bl>”が表示されたときは、ブロック403に戻って文字>を消去してから続く文字uを入力することができる。
ブロック503で入力文字記憶部309が記憶する文字または文字列に今回入力された文字を加えた文字列を含む単語が、履歴単語登録部311に登録されていないときはブロック541に移行する。ブロック541で入力文字選択部303は、入力文字記憶部309が記憶する文字または文字列に今回同時押下で入力された複数の文字をそれぞれ加えた複数の文字列のいずれかを先頭に含む単語が、辞書登録部305に登録されていないと判断したときはブロック523に移行し、登録されていると判断したときはブロック543に移行する。
ブロック543、551の手順は、ブロック505、521の手順に対応する。ブロック543、551の手順は、ブロック505、521の手順における履歴単語を辞書登録部305が登録している辞書単語に置き換えることで理解できるため説明を省略する。ブロック521、551において、同時押下にかかるキーの中から正しいキーを選択できる確率は、入力文字記憶部309に記憶する文字の数が多くなるほど高くなる。
入力文字選択部303は、ブロック531で同時押下のときに選択した文字の履歴を登録し、ユーザごとに誤入力の癖を示すデータを作成してもよい。たとえば、あるユーザでは、Dキーを押下する意図で操作したときにCキーではなくEキーとの同時押下が発生する頻度が高い場合がある。入力文字選択部303は、特定のキーに対する同時押下の傾向を示すデータから正しいキーを推定することができる。同時押下でない場合も、Dキーを押下する意図で操作したときにCキーに修正する頻度が高い場合は、検出したキー、修正したキーおよび頻度を当該ユーザの操作に関する個性を示すデータとして登録し正しいキーの検証および修正に利用することができる。
ブロック407で隣接するキー・ペアに対する同時押下があった場合について誤入力の可能性を判断して修正する手順を説明したが、ブロック407を省略して単一のキーに対応するスキャン・コードを検出したときも、同様の手順で、同一操作領域のなかのスキャン・コードを検出しない他のキーに対する誤入力の可能性も含めた検証をして正しいキーを推定することもできる。
たとえば、入力文字選択部303は、操作領域101cが含むWキーを検出したときに、ブロック409以降の手順で、隣接する2キー、Sキー、および隣接しないXキーに対応する文字を、入力文字記憶部309が記憶する先行する文字または文字列にそれぞれ加えた複数の文字列のいずれかが、履歴単語または辞書単語の先頭部分に含まれるか否かを判断して正しいキーを選択することができる。例を挙げると、入力文字記憶部309が文字列”**”を記憶しているときにWキーを検出したときは、文字列”**2”、”**W”、”**S”、”**X”を先頭に含む履歴単語または辞書単語が存在するかを判断する。
キー・トップの物理的な配置は図1、図3に例示したキーボード100、100aに限定する必要はない。本発明は、図8(A)に示すような人間工学的な視点でキー・トップの物理的な配置を決めたキーボード100bに適用することもできる。図8(A)には、キーボード100bに設けたパーティション204a〜204iで、指が分担する操作領域を左右方向で画定している。パーティションは、指の触覚で知覚できる物理的な特徴構造または形状的な特徴構造であれば、キー操作面101に対する突起状の構造に限定する必要はない。たとえば、操作面101よりも凹んだ溝構造またはリセス構造とすることができる。
また、パーティションはスライド操作をする際に、操作領域の少なくとも左右方向を触覚で知覚できるものであればよいため、操作領域を連続的に区分する物理的な構造に限定する必要はない。たとえば、図8(B)のキーボード100cに示すように、各操作領域の少なくとも左右方向の外延に沿ってキー操作面101に離散的に配置したパーティション206a〜206jとすることができる。
[適用例]
キーボード100は、薄型のノートPCに実装するのに適している。さらにキーボード100は、図9に示すようにタブレット端末600の入力デバイスとして使用することができる。キーボード100は、タッチパネル605とともに入力デバイス603に組み込まれている。入力デバイス603は、タブレット端末600と無線または有線のインターフェースで接続する。ユーザは、短い文字の入力はタブレット端末600が搭載するタッチスクリーン601のソフトウェア・キーボードから入力し、大量の文字の入力はキーボード100から入力することができる。
さらにキーボード100は、図10に示すようなキャリー・カバー700に組み込むことができる。キャリー・カバー700は、外装701にタブレット端末の収納部703、コネクタ705および入力デバイス707を組み込んでいる。入力デバイス707には、キーボード100およびタッチパネル709を実装している。ユーザは、収納部703に嵌め込んでコネクタ705と接続したタブレット端末に、キーボード100から入力することができる。また、外装701を折りたたんで、収納部703に収納したタブレット端末を持ち運ぶことができる。タブレット端末とキャリー・カバー700のインターフェースはコネクタ705に代えて、USBやBlueth(登録商標)のような無線インターフェースを採用してもよい。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用できることはいうまでもないことである。
100、100a、100b、100c キーボード
101 キー操作面
101a〜101i、111a〜111i 操作領域
102 キー・トップ
103 トップ・シート
105 メンブレン・シート
107 ベース・プレート
200、203a〜203j、204a〜204i、206a〜206j パーティション
205、205a〜205d 前後方向の突起
205e、205f ホーム・ポジションを知覚する突起
300 キーボード・システム
351 キーボード・コントローラ
353 キー・マトリクス
355 キー・スイッチ
603、707 入力デバイス
700 キャリー・カバー

Claims (20)

  1. 連続する操作面に配置した複数のキー・トップと、
    前記キー・トップの押下に応じて動作するキー・スイッチと、
    複数の前記キー・トップをそれぞれが含む複数の操作領域を触覚で知覚可能にする第1の物理的形状構造と
    を有するキーボード。
  2. 前記操作領域が、1本の指が操作を分担する複数の前記キー・トップだけを含む請求項1に記載のキーボード。
  3. 前記第1の物理的形状構造が、前記操作領域の左右方向を知覚可能にするように前後方向に延びている請求項1または請求項2に記載のキーボード。
  4. 前記第1の物理的形状構造が、前記操作領域の外延を囲んでいる請求項1または請求項2に記載のキーボード。
  5. 前記第1の物理的形状構造が、前記操作面より突き出た突起構造である請求項1または請求項2に記載のキーボード。
  6. 前記第1の物理的形状構造に沿って設けた前記操作面における前後方向の指の位置を触覚で知覚可能にする第2の物理的形状構造を含む請求項1または請求項2に記載のキーボード。
  7. 前記第2の物理的形状構造を、前記操作領域が含むキー・トップまたはキー・トップ間の境界に対応する位置に配置した請求項6に記載のキーボード。
  8. 前記操作面におけるホーム・ポジションの指の位置を触覚で知覚可能にする前記第2の物理的形状構造とは形状が異なる第3の物理的形状構造を含む請求項6に記載のキーボード。
  9. 前記キー・スイッチがメンブレン・シートで構成されている請求項1に記載のキーボード。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載のキーボードを搭載する電子機器。
  11. 電子機器の収納が可能なキャリー・カバーであって、
    前記電子機器の収納部と、
    キーボードと、
    前記キーボードと前記電子機器を接続するインターフェースと、
    携帯時に前記キーボードおよび前記電子機器を覆うことが可能な外装カバーと
    を有し、
    前記キーボードが、
    複数のキー・トップを含み、触覚による知覚を可能にする物理的形状構造で境界が区切られた複数の操作領域を含むトップ・シートと、
    前記キー・トップに対応する位置で前記トップ・シートの下層に配置したキー・スイッチと、
    前記キー・スイッチに接続されたキーボード・コントローラと
    を有するキャリー・カバー。
  12. 単語の入力を処理するキーボード・システムであって、
    1本の指で操作する複数のキーを含む操作領域を触覚で知覚する物理的形状構造を備えるキーボードと、
    検出したキーに対応する文字を認識する文字認識部と、
    入力された文字を記憶する入力文字記憶部と、
    参照単語と入力された文字列から前記操作領域に含まれるいずれかのキーを選択する入力文字選択部と
    を有するキーボード・システム。
  13. 前記選択したキーが今回検出したキーに隣接するキーである請求項12に記載のキーボード・システム。
  14. 前記選択したキーが今回検出したキーから離散した位置に存在するキーである請求項12に記載のキーボード・システム。
  15. 前記選択したキーが同時押下されたときに検出した複数のキーのいずれかである請求項12に記載のキーボード・システム。
  16. 前記参照単語が、過去に入力された履歴単語である請求項12に記載のキーボード・システム。
  17. 前記参照単語が、辞書単語である請求項12に記載のキーボード・システム。
  18. 前記入力文字選択部は、前記参照単語と、前記入力文字記憶部が記憶する文字または文字列および今回入力された文字で構成する文字列に基づいて認識した単語を入力が意図された単語と推定して出力する請求項12に記載のキーボード・システム。
  19. キーボードに対する単語の入力を処理するために、電子デバイスに、
    触覚による知覚が可能な物理的形状構造で区分された操作領域が含む複数のキーを認識するステップと、
    順番に押下されたキーに対応する文字を認識するステップと、
    先行して認識した文字または文字列および前記操作領域が含む複数のキーに対応する文字を結合して構成した複数の文字列のそれぞれと参照単語を比較して、前記操作領域が含むいずれかのキーに対応する文字を今回入力された文字として選択するステップと
    を有する処理をさせるためのコンピュータ・プログラム。
  20. キーボードに対する単語の入力を電子デバイスが処理する方法であって、
    触覚による知覚が可能な物理的形状構造で区分された操作領域が含む複数のキーを前記電子デバイスが認識するステップと、
    順番に押下されたキーに対応する文字を記憶するステップと、
    今回入力された文字に対応するキーが帰属している前記操作領域が含む複数のキーを特定するステップと、
    入力された文字列と参照単語を比較して前記特定した複数のキーのそれぞれに対応する文字の中から今回の入力に対応する文字を選択するステップと
    を有する方法。
JP2015142234A 2015-07-16 2015-07-16 キーボード、キャリー・カバー、キーボード・システム、コンピュータ・プログラムおよび方法 Pending JP2017027148A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015142234A JP2017027148A (ja) 2015-07-16 2015-07-16 キーボード、キャリー・カバー、キーボード・システム、コンピュータ・プログラムおよび方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015142234A JP2017027148A (ja) 2015-07-16 2015-07-16 キーボード、キャリー・カバー、キーボード・システム、コンピュータ・プログラムおよび方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017027148A true JP2017027148A (ja) 2017-02-02

Family

ID=57946030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015142234A Pending JP2017027148A (ja) 2015-07-16 2015-07-16 キーボード、キャリー・カバー、キーボード・システム、コンピュータ・プログラムおよび方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017027148A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210037528A (ko) * 2019-09-27 2021-04-06 애플 인크. 스트레인 감지 키 멤브레인

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH033038U (ja) * 1989-05-24 1991-01-14
JPH0533429U (ja) * 1991-10-04 1993-04-30 ▲ヤス▼雄 藤間 キーボードのミスタツチ、誤打防止。
JPH05346760A (ja) * 1991-12-02 1993-12-27 Hitomi Shimada タイプ等のキーボードのブラインドタッチ練習補助手段
JPH10149245A (ja) * 1996-11-19 1998-06-02 Nec Eng Ltd ブラインドタッチ学習用補助器
JPH10302572A (ja) * 1997-04-24 1998-11-13 Nec Shizuoka Ltd キーボードスイッチ
JP2006024178A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Tatung Co 折り畳み式コンピュータカバー
JP2010539624A (ja) * 2007-09-19 2010-12-16 クリーンキーズ・インコーポレイテッド 洗浄可能なタッチおよびタップ感知性表面
JP2012129140A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Sony Corp キーボードおよび電子機器
JP2013025420A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Lenovo Singapore Pte Ltd 電子機器用ケース及びキーボード装置、並びに電子機器
JP2013050903A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Fujitsu Component Ltd 平面入力キーボード
JP2014099109A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Sharp Corp キーボードパネルおよび入力装置
US20140285440A1 (en) * 2013-03-21 2014-09-25 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Recessed keys for non-mechanical keys

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH033038U (ja) * 1989-05-24 1991-01-14
JPH0533429U (ja) * 1991-10-04 1993-04-30 ▲ヤス▼雄 藤間 キーボードのミスタツチ、誤打防止。
JPH05346760A (ja) * 1991-12-02 1993-12-27 Hitomi Shimada タイプ等のキーボードのブラインドタッチ練習補助手段
JPH10149245A (ja) * 1996-11-19 1998-06-02 Nec Eng Ltd ブラインドタッチ学習用補助器
JPH10302572A (ja) * 1997-04-24 1998-11-13 Nec Shizuoka Ltd キーボードスイッチ
JP2006024178A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Tatung Co 折り畳み式コンピュータカバー
JP2010539624A (ja) * 2007-09-19 2010-12-16 クリーンキーズ・インコーポレイテッド 洗浄可能なタッチおよびタップ感知性表面
JP2012129140A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Sony Corp キーボードおよび電子機器
JP2013025420A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Lenovo Singapore Pte Ltd 電子機器用ケース及びキーボード装置、並びに電子機器
JP2013050903A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Fujitsu Component Ltd 平面入力キーボード
JP2014099109A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Sharp Corp キーボードパネルおよび入力装置
US20140285440A1 (en) * 2013-03-21 2014-09-25 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Recessed keys for non-mechanical keys

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210037528A (ko) * 2019-09-27 2021-04-06 애플 인크. 스트레인 감지 키 멤브레인
KR102414586B1 (ko) 2019-09-27 2022-06-30 애플 인크. 스트레인 감지 키 멤브레인
KR20220092481A (ko) * 2019-09-27 2022-07-01 애플 인크. 스트레인 감지 키 멤브레인
KR102518340B1 (ko) 2019-09-27 2023-04-05 애플 인크. 스트레인 감지 키 멤브레인

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7920131B2 (en) Keystroke tactility arrangement on a smooth touch surface
US7131780B2 (en) Keyboard
US9349551B2 (en) Keyboard with elastic member disposed on touch panel
JP4802126B2 (ja) 入力装置
US20140066139A1 (en) Interface with and communication between mobile electronic devices
US20100040400A1 (en) Keyboard and keys
US20130257732A1 (en) Adaptive virtual keyboard
JP2005242983A (ja) 入力キー及び入力装置
US20120092263A1 (en) Haptic keyboard featuring a satisfying tactile keypress experience
JP2007524945A (ja) 力検出キーを備える電子デバイス
CN102004577A (zh) 操作控制装置、操作控制方法和计算机程序
CN104903836A (zh) 用于在移动计算设备上打字的方法和设备
CN102177485A (zh) 数据输入***
JPH05108226A (ja) キーボード
US9087650B2 (en) Keycap structure
US10928906B2 (en) Data entry device for entering characters by a finger with haptic feedback
CN106990852B (zh) 输入装置以及电子设备
CN101751128A (zh) 防止误动作的键盘模块
US20150261354A1 (en) Input device and input method
WO2015106016A1 (en) Determining input associated with one-to-many key mappings
KR20130051722A (ko) 입력 장치 및 입력 방법
JP2017027148A (ja) キーボード、キャリー・カバー、キーボード・システム、コンピュータ・プログラムおよび方法
US20100231519A1 (en) Keypad with key pairs
US20060248457A1 (en) Input device
CN107592923B (zh) 电子形式数据的输入方法和数据输入设备

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170207