JP2017026250A - 断熱ボードの乾燥処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 樹脂モルタルの塗布作業と乾燥処理とを、より少ない人員で効率的に行うことが出来るようにすること。【解決手段】 断熱ボードをセットするための案内ローラ11と、案内ローラの端部に配したストッパ12と、案内ローラの移送方向と略直角に断熱ボードを移送させる移送ローラ20と、案内ローラから移送ローラヘ断熱ボードを横スライドさせる押出装置30とを備える。またストッパ12に断熱ボードが当接したときにオンする位置センサ装置16を配し、位置センサ装置16がオンしたときに、押出装置30を介して断熱ボードを前記移送ローラ20へ横スライドさせる押出コントローラ31を備える(請求項1)。【選択図】 図1

Description

本発明は、表面に樹脂モルタルを備える断熱ボードの製造工程を効率化させる、樹脂モルタルの乾燥処理装置に関する。
建物の外壁に配設する断熱ボードは、従来、例えば、図9に示すようなものが提案されている(特許文献1)。
この断熱ボードPは、発泡樹脂を用いた断熱用ボード1の表面に、樹脂モルタル2を塗布し乾燥させたものである。この特許文献1に係る断熱ボードPは、樹脂モルタル2の中に、補強メッシュ4を配してある。このような断熱ボードPは、下記特許文献2にも開示されている。
従来、このような断熱ボードPを製造するときは、発泡樹脂を用いた断熱用ボード1の表面に、樹脂モルタル2を塗布した後、当該断熱ボードPを整理棚に静置させる等して、樹脂モルタル2を自然乾燥させた。
樹脂モルタル2は、20〜30分で乾燥するが、処理効率を上げるためにヒータ装置等を用いて加熱すると、樹脂モルタル2にひび割れが生じる等、製品歩留まりが悪くなるので、自然乾燥が好ましいとされる事情がある。
特開2004−326582号 特開平05−094556号
問題は、表面に樹脂モルタル2を塗布した断熱ボードPを、一定時間、乾燥させるために、作業室等の適宜箇所に場所移動させて静置しなければならない点にある。
断熱ボードPの重量は、一枚5〜6kg程度であるから、作業スタッフが持ち運んで場所移動させることは可能である。
しかしながら、塗布作業、場所移動、乾燥後の断熱ボードPの積み上げ作業を、少ない人数で行うのは、作業効率が悪く、また作業負担も大きい。
そこで、本発明の目的は、樹脂モルタルの塗布作業と乾燥処理とを、より少ない人員で効率的に行うことが出来るようにすることにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る断熱ボードの乾燥処理装置は、乾燥処理すべき断熱ボードをセットするための案内ローラと、該案内ローラの端部に配したストッパと、該案内ローラの移送方向と略直角に断熱ボードを移送させる移送ローラと、該案内ローラから移送ローラヘ断熱ボードを横スライドさせる押出装置と、前記ストッパに断熱ボードが当接したときにオンする位置センサ装置をえ、当該位置センサ装置がオンしたときに、前記押出装置を介して断熱ボードを前記移送ローラヘ横スライドさせる押出コントローラとを備える(請求項1)。
かかる構成によれば、樹脂モルタルを塗布した断熱ボードを案内ローラに載せて、下流側(奥)に押し込めば、ストッパに配した位置センサ装置がオンし、押出コントローラを介して押出装置が作動し、断熱ボードを移送ローラヘ横スライドさせる。
移送ローラは、案内ローラに対して略直角に配置してある。押出装置を介して、断熱ボードを移送ローラに横スライドさせれば、当該断熱ボードは、案内ローラから順次横スライドさせる断熱ボードによって移送ローラの下流側に移動してゆく。
請求項2は、案内ローラを、上流側、下流側の二段に直列配置する場合である。この場合は、各案内ローラの搬送方向に対して直角方向にそれぞれ移送ローラを配置し、各案内ローラにストッパと押出装置とを設ける一方、下流側の案内ローラに設けた下流側位置センサ装置がオンしたときに、上流側の案内ローラよりも下方位置に配設した上流側ストッパを上昇駆動させるストッパ駆動装置を設け、下流側位置センサ装置のオンにより上昇した上流側ストッパに断熱ボードが当接して、当該上流側ストッパに配した上流側位置センサ装置がオンしたときに、押出コントローラを介して、各案内ローラに配した押出装置が断熱ボードを移送ローラヘ横スライドさせる。
下流側位置センサ装置のオンにより、上流側位置センサ装置を上昇させ、当該上流側位置センサ装置が、断熱ボードに接してオンしたときに上流側/下流側の押出装置を同時に作動させるものである。
請求項1の発明は、位置センサ装置がオンしたときに、駆動装置を介して案内ローラを下降動させる上下動コントローラと、前記案内ローラが下降動作を完了したときに、押出装置を介して断熱ボードを前記移送ローラヘ横スライドさせる押出コントローラとを備える場合がある(請求項3)。
この請求項3は、案内ローラと押出装置との上下位置を可変させる機構を設けるものである。通常の場合、案内ローラと押出装置との上下位置を変える必要は少ないが、断熱ボードの重量が嵩む場合や押出装置のパワーが不足する場合には、案内ローラと押出装置との上下位置を変えることで、断熱ボードと案内ローラとの摩擦を低減させることが出来る。
案内ローラを、上流側、下流側の二段に直列配置し、各案内ローラの搬送方向に対して直角方向にそれぞれ移送ローラを配置し、各案内ローラにストッパと押出装置とを設ける一方、各案内ローラを個別に上下駆動する駆動装置を設け、下流側の案内ローラに設けた下流側ストッパに設けた位置センサ装置がオンしたときに、上流側の案内ローラよりも下方位置に配設した上流側ストッパを上昇駆動させるストッパ駆動装置を設け、上下動コントローラは、前記上流側ストッパに設けた位置センサ装置がオンしたときに、前記駆動装置を介して上流側および下流側の案内ローラを下降動させるものであり、押出コントローラは、上流側および下流側の案内ローラが下降動作を完了したときに、各案内ローラに配した押出装置を介して断熱ボードを移送ローラヘ横スライドさせる場合がある(請求項4)。
請求項4は、案内ローラと押出装置との上下位置を可変させる機構を備える装置を二台並設するものである。この場合も、案内ローラと押出装置との上下位置を可変させる点で請求項3記載の発明と同じである。また、下流側位置センサ装置のオンにより、上流側位置センサ装置を上昇させ、当該上流側位置センサ装置が、断熱ボードに接してオンしたときに上流側/下流側の押出装置を同時に作動させる点では、請求項1に係る発明と同様の構成である。
上流側のストッパは、移動した一枚目の断熱ボードが下流側のストッパに触れたときに上昇させ、二枚目の断熱ボードを待機する。そして、二枚目の断熱ボードが、上流側のストッパに触れたときに、案内ローラが下降して、上流下流の各押出装置が、上流下流の案内ローラ上にある断熱ボードを各移送ローラヘ横スライドさせる。
移送ローラに移動するタイミングは、上流下流同時なので、樹脂モルタルの乾燥時間の調整も同じでよく、結果として、移送ローラの長さを同一寸法に設計出来る利点がある。
なお、案内ローラ、移送ローラ、押出装置等の機械的な構成部分は、湿度調整が可能な乾燥処理室に設置することが望ましい。樹脂モルタルは、乾燥時に熱を生じるため、ひび割れを生じやすく、樹脂モルタルの乾燥処理時には、雰囲気温度や湿度を調整することによって、ひび割れ等の品質劣化を防止するためである。
駆動コントローラ等の制御系構成は、乾燥処理室の外部に配設しても構わない。制御系のコントローラは、乾燥処理室の外部に配置しても信号線や無線等の信号コマンド媒体を介して駆動装置を制御出来るからである。
本発明に係る断熱ボードの乾燥処理装置によれば、移送ローラの長手寸法を適宜設定することにより、樹脂モルタルの塗布作業と乾燥処理とを、より少ない人員で効率的に行うことが可能となる。
第一の実施形態に係る乾燥処理装置を平面から示す図である。 第一の実施形態に係る乾燥処理装置の作動ブロック図である。 実施形態に係る案内ローラの下降状態を例示する図である。 第二の実施形態に係る乾燥処理装置を平面から示す図である。 第二の実施形態に係るストッパの上昇駆動を例示する図である。 第二の実施形態に係る案内ローラの下降駆動を例示する図である。 第二の実施形態に係る押出装置の駆動を例示する図である。 第二の実施形態に係る乾燥処理装置の作動ブロック図である。 従来の断熱ボードを例示する図である。
図1〜図3は、本発明に係る断熱ボードの乾燥処理装置の一例を示すものである。この乾燥処理装置10は、乾燥処理すべき断熱ボードK(図3参照)をセットするための案内ローラ11と、該案内ローラ11の端部に配したストッパ12と、案内ローラー11の移送方向と略直角に断熱ボードKを移送させる移送ローラ20とを備える。
また、案内ローラ11から移送ローラ20へ断熱ボードKを横スライドさせる押出装置30と、案内ローラ11を上下駆動する駆動装置15(図2参照)とを備える。
ストッパ12は、押圧によってオンする位置センサ装置16(図2参照)を備え、当該位置センサ装置16がオンしたときに、駆動装置15を介して案内ローラ11を下降動させる上下動コントローラ17と、案内ローラ11が下降動作を完了したときに、押出装置30を介して断熱ボードKを移送ローラ20へ横スライドさせる押出コントローラ31とを備える。
図1において、符号R1は断熱ボードKに樹脂モルタルを塗布する作業場、R2は乾燥処理装置10を配置する乾燥室、R3は乾燥処理した断熱ボードKの後処理(貯蔵等)を行う部屋である。矢印D1は、案内ローラ11によって断熱ボードKを移送させる方向、矢印D2は、移送ローラ20によって断熱ボードKを移送させる方向である。案内ローラ11上の断熱ボードKは、押出装置30を介して移送ローラ20へ横スライドさせる。
作業場R1と乾燥室R2とは、湿度調整等のために隔絶し、断熱ボードKを送り込む案内ローラ11の上流側に、開口Nを設ける。開口Nは、最小限の大きさで良い。乾燥室R2の湿度を好ましい状態に維持するため、好ましくは、開口Nには暖簾状の柔軟な遮蔽材を配しておく。ビニル材を用いた暖簾等である。
案内ローラ11は、開口Nから奥方向に延びるよう配し、案内ローラ11の移送方向と略直角方向に移送ローラ20を配する。断熱ボードKは、案内ローラ11から移送ローラ20へ移し替えるので、移送ローラ20の端部は、図3に示すように、押出装置30と略同一高さ、または押出装置30の下方に位置するように配設する。
案内ローラ11の下流側の端部(奥端部)にはストッパ12を配する。断熱ボードKの位置決め(セット)を行うためである。また、ストッパ12には、断熱ボードKの押圧によってオンする位置センサ装置16(図2参照)を設ける。断熱ボードKがセットされたことを検出するためである。位置センサ装置16は、接触型センサに限らず非接触型センサでも良い。
かかる構成によれば、作業場R1において樹脂モルタルを塗布した断熱ボードKを、案内ローラ11に乗せて奥に送り込むと、断熱ボードKの端面がストッパ12に当接し、位置センサ装置16がオンする。位置センサ装置16は、例えばリミットセンサのような接触型センサでも良いし、赤外線センサのように光学型のセンサでも良い。
図2に示すように、位置センサ装置16のオンにより、上下動コントローラ17を介して駆動装置15が起動し、案内ローラ11を下降動させる。
図3は、案内ローラ11の上に乗っている断熱ボードKが、案内ローラ11が下降することによって、押出装置30の上に乗ることを示すものである。
この図3では、案内ローラ11の上下移動を大きく図示してあるが、実際には、案内ローラ11の初期位置(上位置)は、押出装置30より僅かに上にあればよく、下降後の案内ローラ11の位置は、押出装置30より僅かに下にあれば良い。断熱ボードKを、案内ローラ11から押出装置30へ移し替えることが出来れば良いからである。
押出装置30は、例えば、案内ローラ11の回転体(ローラ)Gを支持する枠材の適宜箇所に凹部を形成して、当該凹部に嵌装し、押出装置30の上面と回転体の上面とが、上下の位置関係を可変できるようにすれば良い。
押出装置30は、案内ローラ11の下流側端部、上流側端部の二カ所に設ければ実用に耐えるが、この実施形態(図1参照)では、案内ローラ11の中間部にも押出装置30を設けるよう図示した。押出装置30にかかる重量負担を分散軽減し、作動を長期安定させるためである。
押出装置30は、断熱ボードKを移送ローラ20へ横スライドさせることが出来れば良い。従って、構成は問わないが、例えば、無限軌道を描くベルトローラに突起35を設け、断熱ボードKの側端面または下面に接する突起35を介して横スライドさせることが出来る。油圧/電動式の伸縮アームを利用して横スライドさせても構わない。矢印A2は、無限軌道を描くベルトローラの回転方向を示すものである。当然であるが、押出装置30は、断熱ボードKを移送ローラ20側へ移動させる方向に駆動させる。
従って、かかる乾燥処理装置10によれば、作業場R1から案内ローラ11に送り込んだ断熱ボードKが、ストッパ12に当接して位置センサ装置16がオンすると、上下動コントローラ17および駆動装置15を介して、案内ローラ11が下降動し、断熱ボードKが押出装置30の上に乗る。
そして、案内ローラ11の下降動が完了したときに、押出コントローラ31を介して押出装置30が作動し、断熱ボードKが移送ローラ20へ移動する。押出装置30の作動終了後、案内ローラ11は元の位置に戻る。
これを繰り返すと、移送ローラ20の上の断熱ボードKは、順次、移送ローラ20の下流側へと押し出され、後処理を行う部屋R3へ移動する。移送ローラ20の長さを適宜設定すれば、断熱ボードKを移送ローラ20によって移送させつつ樹脂モルタルを、適宜の時間で自然乾燥させることが出来る。
ヒータ等を用いた強制的乾燥ではなく、湿度調整等を行うことの出来る乾燥室R2における自然乾燥なので、樹脂モルタルにひび割れは生じにくく、製品歩留も確実に向上する。
また、樹脂モルタルを乾燥させるために、乾燥用の棚に断熱ボードKを人力で移動させ、その後に、棚から別の場所に移し替える等の人的作業が不要となるので、少ない人員で効率的な作業を行うことが出来る。
図4は、乾燥処理装置10を二段に配して、処理効率を向上させる場合の実施形態を例示するものである。
乾燥処理装置10を二段配置する場合、各装置の機械的構成は前記実施形態と同様で良い。しかし、センサ駆動系の構成を若干変更する必要がある。
まず、図5に示すように、断熱ボードKを送り込む上流側の案内ローラ11−2のストッパ12−2および位置センサ装置16−2は、初期状態では、案内ローラ11−2の回転体Gよりも下の位置にセットしておく。開口Nから送り込んだ一枚目の断熱ボードK1が、案内ローラ11−2を通過して下流側の案内ローラ11−1に乗るようにするためである。
そして、断熱ボードK1が、下流側(奥)の案内ローラ11−1のストッパ12−1に当接し、位置センサ装置16−1がオンしたとき、ストッパ駆動装置40が、ストッパ12−2を上昇させ、当該ストッパ12−2を案内ローラ11−2の回転体Gよりも上の位置に移動させる。
次に、図6に示すように、開口Nから送り込んだ二枚目の断熱ボードK2が、上流側の案内ローラ11−2のストッパ12−2に当接し、位置センサ装置16−2がオンしたとき、上下動コントローラ17が駆動装置15を介して案内ローラ11−1、11−2を同時に下降動させる。
案内ローラ11−1、11−2を下降させる駆動装置15は、それぞれ個別に設けても良いし、ひとつの装置を共用させても良い。下降駆動は、例えば、エアを利用した伸縮駆動、油圧を利用した伸縮駆動、ネジの回転駆動等、適宜の方式を利用できる。ひとつの装置を共用する場合は、例えば、案内ローラ11−1、11−2の下端を支持する一つの板材を上下駆動すれば良い。駆動装置15によって下降させる量は、例えば数センチメートル等と、ごく少なくても構わない。従って、複雑な構成にはならないし、装置コストも抑えることが出来る。
図7に示すように、案内ローラ11−1、11−2が下降すると、断熱ボードK1、K2は、それぞれ、押出装置30−1、30−2の上に乗り、案内ローラ11−1、11−2の下降が完了したときに、押出コントローラ31を介して押出装置30−1、30−2が作動し、断熱ボードK1、K2が移送ローラ20ヘ移動する。Mは、案内ローラ11−1、11−2の下死点を検出するセンサである。
図8は、この一連の作動を示すブロック図である。本実施形態のように乾燥処理装置10を二段配置する場合は、下流側の位置センサ装置16−1に基づいて、上流側の位置センサ装置16−2を上昇駆動する点に特徴があり、上流側の位置センサ装置16−2に基づいて案内ローラ11−1、11−2を下降させる点に特徴がある。
従って、かかる構成によれば、二枚の断熱ボードK1、K2を、同時に移送口一ラ20へ順次送り込み、二枚ずつ乾燥処理を同時進行的に行うことが出来るので、移送ローラ20下流端末(後処理を行う部屋R3)では、好ましい時間間隔で作業を行うことが可能となり、製造効率が向上する。
なお、案内ローラ11、移送ローラ20の回転体Gの配設構成は限定されない。例えば、一本の長尺ローラを並列配設しても良いし、図4に示すように、二本の短寸の回転体Gを二本一組として並列配置しても良い。
乾燥室R2は、好ましくは、エアコンディショナー装置を介して湿度調整を可能とする。樹脂モルタルは、湿度が低い環境ではひび割れを生じやすいからである。好ましくは、例えば、50%程度の湿度に維持し、ひび割れを防止する。
前記実施形態に係る乾燥処理装置(10)は、上下動コントローラ(17)を介して案内ローラ(11)を下降動させる構成とした。
しかしながら、装置の試行実験によれば、断熱ボードを横スライドさせる押出装置(30)をチェーン等の強い駆動力をもった構成とした場合、案内ローラ(11)と押出装置(30)とを上下略同一の高さ関係とした状態でも、押出装置(30)を駆動させることにより、断熱ボードを横スライドさせて、移送ローラ(20)に移動させることが可能であるという結果を得た。
実験は、次の通りである。第一に、押出装置(30)は案内ローラ(11)の上流側/下流側の両端部に配し、上面の高さを略均等とした上で、人力で奥(下流)へ断熱ボードを押し込む際の力を強めると、案内ローラ(11)が上流/下流の二段構成の場合でも、断熱ボードは案内ローラ(11)によって移動できた。第二に、同一条件で、押出装置(30)を駆動させたときは断熱ボードの下面に接した押出装置(30)の部材(チェーン部材または無限軌道ベルトに配した舌材)が、案内ローラ(11)と接触している断熱ボードを、線接触の抵抗以上の力で、横方向にスライドさせることが可能であり、断熱ボードは案内ローラ(11)から移送ローラ(20)に移動した。
このように、押出装置(30)がチェーン等、断熱ボード下面との接触点が多く、強い駆動力をもっている場合は、案内ローラ(11)と複数箇所で線接触状態にある断熱ボードも、横スライドさせて移送ローラ(20)に移し替えることが可能である。
このため、前記実施形態のように、案内ローラ(11)を上下駆動させ、案内ローラ(11)と押出装置(30)との相対的な上下位置関係を変えなくても、同一の作用効果を得る場合がある。請求項1、2は、この実験結果を踏まえたものである。
乾燥処理装置10を、三段以上に配置することも可能である。最奥(一段目)の位置センサ装置に基づいて二段目のストッパを上昇させ、二段目のストッパに基づいて三段目のストッパを上昇させ、三段目の位置センサ装置に基づいて案内ローラを構成すれば良いからである。しかしながら、断熱ボードKの縦横寸法にも標準サイズがあるので、三段構成の案内ローラの最奥部まで断熱パネルKを押し出すことは容易ではない。また、樹脂モルタルの塗布作業に要する時間を考慮すれば、三段構成による処理効率のメリットは大きくなく、却って大きな設置スペースを要する等、デメリットもある。このため、案内ローラを二段配置する構成が、処理効率を高める構成として最も好ましい。
10 乾燥処理装置
11(11−1、11−2) 案内ローラ
12(12−1、12−2) ストッパ
15 駆動装置
16(16−1、16−2) 位置センサ装置
17 上下動コントローラ
20 移送ローラ
30(30−1、30−2) 押出装置
31 押出コントローラ
35 突起
40 ストッパ駆動装置
D1 案内ローラ(11)によって断熱ボードを移送させる方向
D2 移送ローラ(20)によって断熱ボードを移送させる方向
G 回転体(ローラ)
K、K1、K2 断熱ボード
M 案内ローラの下死点を検出するセンサ
N 開口
R1 作業場
R2 乾燥室
R3 後処理を行う部屋

Claims (4)

  1. 乾燥処理すべき断熱ボードをセットするための案内ローラと、
    該案内ローラの端部に配したストッパと、
    該案内ローラの移送方向と略直角に断熱ボードを移送させる移送ローラと、
    該案内ローラから移送ローラヘ断熱ボードを横スライドさせる押出装置と、
    前記ストッパに断熱ボードが当接したときにオンする位置センサ装置を備え、
    当該位置センサ装置がオンしたときに、
    前記押出装置を介して断熱ボードを前記移送ローラヘ横スライドさせる押出コントローラとを備えることを特徴とする断熱ボードの乾燥処理装置。
  2. 案内ローラを、上流側、下流側の二段に直列配置し、
    各案内ローラの搬送方向に対して直角方向にそれぞれ移送ローラを配置し、
    各案内ローラにストッパと押出装置とを設ける一方、
    下流側の案内ローラに設けた下流側位置センサ装置がオンしたときに、
    上流側の案内ローラよりも下方位置に配設した上流側ストッパを上昇駆動させるストッパ駆動装置を設け、
    前記下流側位置センサ装置のオンにより上昇した上流側ストッパに断熱ボードが当接して、当該上流側ストッパに配した上流側位置センサ装置がオンしたときに、押出コントローラを介して、各案内ローラに配した押出装置が断熱ボードを移送ローラヘ横スライドさせることを特徴とする請求項1記載の断熱ボードの乾燥処理装置。
  3. 位置センサ装置がオンしたときに、
    駆動装置を介して案内ローラを下降動させる上下動コントローラと、
    前記案内ローラが下降動作を完了したときに、押出装置を介して断熱ボードを前記移送ローラヘ横スライドさせる押出コントローラとを備えることを特徴とする請求項1記載の断熱ボードの乾燥処理装置。
  4. 案内ローラを、上流側、下流側の二段に直列配置し、
    各案内ローラの搬送方向に対して直角方向にそれぞれ移送ローラを配置し、
    各案内ローラにストッパと押出装置とを設ける一方、
    各案内ローラを個別に上下駆動する駆動装置を設け、
    下流側の案内ローラに設けた下流側ストッパに設けた位置センサ装置がオンしたときに、
    上流側の案内ローラよりも下方位置に配設した上流側ストッパを上昇駆動させるストッパ駆動装置を設け、
    上下動コントローラは、
    前記上流側ストッパに設けた位置センサ装置がオンしたときに、前記駆動装置を介して上流側および下流側の案内ローラを下降動させるものであり、
    押出コントローラは、
    上流側および下流側の案内ローラが下降動作を完了したときに、
    各案内ローラに配した押出装置を介して断熱ボードを移送ローラヘ横スライドさせることを特徴とする請求項3記載の断熱ボードの乾燥処理装置。
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