JP2017021540A - 検出回路およびタッチセンサシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチパネルにおけるフローティング状態の物体の誤検出を、相互容量方式の利点を維持しつつ回避する。【解決手段】タッチパネル5から読み取られた所定の範囲内の各静電容量の容量信号の総和と所定の閾値との比較結果に基づき、タッチパネル5に接触した物体が、グランド状態の物体とフローティング状態の物体とのいずれであるかを判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、相互容量方式のタッチパネルにおける物体のタッチを検出するための検出回路およびタッチセンサシステムに関する。
従来、タッチセンサシステムには、応答速度、検出感度、および座標抽出精度を考慮した結果、静電容量方式のタッチパネルが良く採用されている。静電容量方式のタッチパネルは大きく二通りに分かれ、1つは自己容量方式のタッチパネルであり、もう1つは相互容量方式のタッチパネルである。自己容量方式のタッチパネルにはマルチタッチ検出が困難であるという欠点があるため、多くのタッチセンサシステムには相互容量方式のタッチパネルが用いられる。
しかし、相互容量方式のタッチパネルにも問題がある。この方式のタッチパネルはその内部に配置される電極間の静電容量を読み取るため、対地容量を検出する自己容量方式に比べて小さい寄生容量が電極に負荷された状態で容量信号を検出することが多い。そのため、相互容量方式のタッチパネルでは、金属および水滴のようなインピーダンスの小さいフローティング状態の物体がタッチパネルに接触した場合に、これに応じた容量信号の値が大きくなるという傾向がある。この結果、タッチパネルへのフローティング状態の物体の接触を、指またはパッシブペンによるタッチであると誤検出する問題が生じ得る。
タッチセンサシステムを使用する際のユーザの利便性を向上すべく、このような誤検出を防ぐことが課題の1つとなっている。この課題を解決することを目的とした技術の1つとして、自己容量方式および相互容量方式の両方を兼ね備えたタッチスクリーンデバイスが、特許文献1に開示されている。
米国特許公報第8,982,097号(2015年3月17日発行)
しかしながら、特許文献1のタッチセンサシステムには、2種類の検知方法を実行するための構成を必要とするためにその実現コストが増加するという問題がある。さらには、相互容量方式の利点であるマルチタッチ検出の性能が劣化する欠点、および、タッチ検出の反応速度が落ちるといった欠点もある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものである。そして、その目的は、タッチパネルにおけるフローティング状態の物体の誤検出を、相互容量方式の利点を維持しつつ回避することにある。
本発明に係る検出回路は、上記の課題を解決するために、相互容量方式のタッチパネルから読み取られた所定の範囲内の各静電容量の容量信号の総和を計算する計算部と、上記総和と所定の閾値との比較結果に基づき、上記タッチパネルに接触した物体が、グランド状態の物体とフローティング状態の物体とのいずれであるかを判定する判定部とを備えていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、タッチパネルにおけるフローティング状態の物体の誤検出を、相互容量方式の利点を維持しつつ回避することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るタッチセンサシステムの要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る相互容量方式のタッチパネルの詳細を示す模式図である。 本発明の実施形態1において、指などのグランド状態の物体が接触されたときのタッチパネルの様子を示す模式図である。 本発明の実施形態1において、水滴などのフローティング状態の物体が接触されたときのタッチパネルの様子を示す模式図である。 本発明の実施形態1における、グランド状態の物体(指)がタッチパネルに接触された状態の容量分布を示す図である。 本発明の実施形態1における、フローティング状態の物体(水滴)がタッチパネルに接触された状態の容量分布を示す図である。 本発明の実施形態1における、1次元の容量信号を示すグラフである。 本発明の実施形態3において、あるセンスラインにグランド状態の異なる物体(指およびパッシブペン)が同時に置かれる場合、および、あるセンスライン上にグランド状態の物体とフローティング状態の物体との双方が置かれる場合のタッチパネルの様子を示す図である。 本発明の各実施形態に係るタッチセンサシステムにおける処理の流れを説明するフローチャートである。
〔実施形態1〕
本発明に係る第1実施形態について、図1〜図7に基づいて以下に説明する。
(タッチセンサシステム1の構成)
図1は、本発明の実施形態1に係るタッチセンサシステム1の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、タッチセンサシステム1は、タッチパネル5および検出回路10を備えている。タッチパネル5は、ユーザの指またはユーザが使用するパッシブペンによるタッチを受け付けるタッチ面を有しており、このタッチ面に対する指またはパッシブペンによるタッチを検出回路10が検出する。
タッチパネル5は、タッチ面内の第1の方向(水平方向)に沿って互いに平行に配置された複数の導電性のドライブラインDL〜DL(nは2以上の整数)と、第1の方向と直交する第2の方向(垂直方向)に沿って互いに平行に配置された複数の導電性のセンスラインSL〜SL(mは2以上の整数)と、ドライブラインDL〜DLとセンスラインSL〜SLとの交点にそれぞれ形成される複数の静電容量(図1には不図示)とを備えている。本実施形態では、タッチパネル5においてマトリックス上に形成される各静電容量が、タッチセンサシステム1におけるタッチ検出用の各センサとして機能する。
図1に示すように、検出回路10は、ドライバ11、センスアンプ12、タイミングジェネレータ13、AD変換器14、容量分布計算部15、タッチ認識部16(特定部)、総和値計算部17(計算部)、および誤タッチ抑制部18(判定部)を備えている。
ドライバ11は、タッチパネル5内のドライブラインDL〜DLに電圧を印加することによって、タッチパネル5内の各静電容量を駆動する。ドライバ11は、各静電容量を逐次駆動または並列駆動することができる。逐次駆動時には各ドライブラインに駆動信号が順次供給され、一方、並列駆動時には符号系列に基づいて全ドライブラインに駆動信号が同時に供給される。
センスアンプ12は、ドライバ11によって駆動された各静電容量に対応する電圧を、センスラインSL〜SLを通して読み出す。逐次駆動時、センスアンプ12は、各センスラインにおける、駆動信号が供給されたドライブラインとの交点に形成される静電容量に対応する電圧を、各センスラインから読み取る。一方、並列駆動時には、各センスラインにおける全静電容量に対応する全電圧の線形和を、各センスラインから読み取る。各センスラインから読み取られた電圧は、いずれもAD変換器14に出力される。
タイミングジェネレータ13は、ドライバ11、センスアンプ12、およびAD変換器14の動作のタイミングを制御する。本実施形態のタイミングジェネレータ13は、ドライバ11の動作を規定する信号を生成してドライバ11に出力し、センスアンプ12の動作を規定する信号を生成してセンスアンプ12に出力し、かつ、AD変換器14の動作を規定する信号を生成してAD変換器14に出力する。
AD変換器14は、センスラインSL〜SLを通して読み出された各静電容量に対応する電圧をAD変換し、変換後のデジタルデータを静電容量信号として容量分布計算部15に供給する。
容量分布計算部15は、AD変換器14から供給された静電容量信号に基づいて、タッチパネル5内の各静電容量の分布(容量分布)を計算する。
タッチ認識部16は、タッチパネル5における物体によるタッチの有無を判定する。その際、タッチ認識部16は、まず、容量分布計算部15から供給される容量分布に対し、所定の検出領域を設定する。この領域は、たとえば4個×4個の交点に対応する広さを有する。タッチ認識部16は、この検出領域に含まれる各交点に対応する各静電容量の値と、予め設定された強度閾値とを比較する。そして、所定数以上の交点の静電容量が強度閾値値よりも高いか否かを判定する。
さらに、タッチ認識部16は、容量分布計算部15から供給される容量分布に対し、上述した検出領域を含みかつそれよりも広い所定の周辺領域を設定する。この領域は、たとえば7個×7個の交点に対応する広さを有する。タッチ認識部16は、この周辺領域に含まれる各交点に対応する各静電容量の値と、予め設定された周辺閾値とを比較する。そして、所定数以上の交点の静電容量が周辺閾値値よりも高いか否かを判定する。
タッチ認識部16は、上述した2つの判定結果に基づき、設定された検出領域に対する物体のタッチがあるか否かを判定する。タッチがあると判定した場合、タッチ認識部16は、その検出領域におけるタッチ座標を計算し、総和値計算部17に出力する。
総和値計算部17はタッチ認識部16によってタッチと認識された領域から抽出された座標を基準とした所定範囲内の交点に対応する静電容量の総和を計算する。この総和値は、タッチパネル5にフローティング状態の物体が置かれることによって生じる、駆動信号に対する干渉の影響の度合を判定するために使用される。
誤タッチ抑制部18は、干渉信号計算部17によって計算された総和値と、予め設定された閾値とを比較し、その比較結果に基づき、タッチと判定された座標に実際に触れた物体が、グランド状態の物体(ユーザの指またはパッシブペン等)とフローティング状態の物体(水滴または金属片等)とのいずれであるかを判定する。そして、検出領域に触れた物体がグランド状態の物体であると判定した場合、その物体のタッチ情報(タッチ座標等)を、タッチセンサシステム1に接続されるホスト装置2に出力する。
ホスト装置2は、誤タッチ抑制部18から供給されたタッチ情報に基づいて、たとえばタッチ座標に応じた所定の処理を実行するように、ホスト装置2において現在アクティブなアプリケーションソフトを制御する。
(総和値計算の詳細)
総和値計算部17による総和値の計算について、具体例を用いて以下に説明する。図2は、本発明の実施形態1に係る相互容量方式のタッチパネル5の詳細を示す模式図である。説明を簡単するため、タッチパネル5が、4本のドライブラインDL〜DLおよび4本のセンスラインSL〜SLを有する場合を対象にして説明する。
図2の例では、ドライブラインDL〜DLとセンスラインSL〜SLとの各交点に、静電容量C11〜C44が形成される。より詳細には、センスラインSLにおけるドライブラインDL〜DLとの各交点に、静電容量C11〜C14が形成される。センスラインSLにおけるドライブラインDL〜DLとの各交点に、静電容量C21〜C24が形成される。センスラインSLにおけるドライブラインDL〜DLとの各交点に、静電容量C31〜C34が形成される。センスラインSLにおけるドライブラインDL〜DLとの各交点に、静電容量C41〜C44が形成される。
ドライブラインDL〜DLにそれぞれ駆動信号が供給され、これらに対する容量がセンスラインSL〜SLを通じて読み取られる。相互容量方式のタッチセンサシステム1は、この時の信号変化を、各静電容量C1144の値として読み取る。
(グランド状態の物体の接触)
図3は、本発明の実施形態1において、指などのグランド状態の物体が接触されたときのタッチパネル5の様子を示す模式図である。以下では、ドライブラインDLに駆動信号が供給され、この駆動信号を静電容量C22を介してセンスラインSLから容量信号として読み取る例を説明する。
図2のようにタッチパネル5上に何も接触されていない場合とは異なり、図3のようにグランド状態の物体がタッチパネル5上に接触されている場合では、タッチパネル5における接触範囲31とグランド32との間に一定の結合容量Cgndが形成される。これにより、ドライブラインDLに供給された駆動信号のうち一部がこの結合容量Cgndを介してグランド32側に流れるので、センスラインSLを通じて読み取られる信号値がその分減少する。検出回路10は、この信号値における変化(減少)を読み取ることによって、接触範囲31に対する物体の接触を検出する。
(フローティング状態の物体の接触)
図4は、本発明の実施形態1において、水滴などのフローティング状態の物体が接触されたときのタッチパネル5の様子を示す模式図である。以下では、ドライブラインDLおよびDLに逐次的に駆動信号が供給され、各駆動信号を静電容量C22およびC23を介してセンスラインSLから逐次的に各容量信号として読み取る例を説明する。
図3では、タッチパネル5上にフローティング状態の物体が接触されている。フローティング状態の物体はグランド32に接続されていないため、タッチパネル5におけるフローティング状態の物体の接触範囲41には、静電容量C22を介した電流経路以外の他の電流経路が形成される。当該他の電流経路には、タッチパネル5とフローティング状態の物体との間にある一定の結合容量が形成される。ドライブラインDLに供給される駆動信号のうちの一部の電荷が、この結合容量にチャージされる。これにより、静電容量C22に加わる駆動信号が減少するので、センスラインSLを通じて読み取られる容量信号の値が、図2の場合に比べて減少する。
静電容量C22の値が読み取られた後、タッチパネル5における接触範囲41とフローティング状態の物体との間に形成された結合容量にチャージされた電荷は残っている。この状態で、ドライブラインDLに駆動信号を供給し、静電容量C23を介して、センスラインSLから容量信号として読み取る場合を考える。この場合、ドライブラインDLに供給される駆動信号に、接触範囲41とフローティング状態の物体との間の結合容量にチャージされている電荷が合算されて、容量信号としてセンスラインSLから読み取られる。この結果、静電容量C23の値は、図2の場合に比べて増加する。
以上のように、静電容量C22における信号値は、チャージ電荷分だけ減少し、一方、その隣にある静電容量C23における信号値は、チャージ電荷分だけ増加する。したがって、これらの信号値を合算すると、各信号値におけるチャージ電荷分の減少量と増加量とが相殺される。この結果、信号値の合算値は、図2のようにタッチパネル5上に何の物体も接触されない場合の静電容量C22と静電容量C23との合算値に等しくなる。
この原理は、本発明の発明者によって明らかにされたものである。本発明は、この原理を利用している。
以上では、タッチパネル5を逐次駆動する場合を例に挙げて説明したが、タッチパネル5を並列駆動する場合も、同様の原理が成立する。並列駆動方式の場合、ドライブラインDL〜DLに同時に駆動信号が供給される。これにより、ドライブラインDLに供給される駆動信号による影響が、静電容量C22の値に現れるようになる。しかし、逐次駆動方式と同様に、静電容量C22の信号値と静電容量C23の信号値との和は、図2のようにタッチパネル5に何の物体も接触されていない場合の静電容量C22の信号値と静電容量C23の信号値との和に等しくなる。
(容量分布)
次に、容量分布計算部15によって作成される容量分布を参照することによって、本実施形態の具体例を説明する。
図5は、本発明の実施形態1における、グランド状態の物体(指)がタッチパネル5に接触された状態の容量分布を示す図である。図6は、本発明の実施形態1における、フローティング状態の物体(水滴)がタッチパネル5に接触された状態の容量分布を示す図である。図5および図6では、静電容量の分布(容量分布)を3次元の容量信号図として示す。図5のグラフ51では、容量信号の値はいずれも正極性である。一方、図6のグラフ61では、容量信号の値は正極性になったり負極性になったりしている。図5および図6に示す3次元容量分布に基づき、各センスラインにおけるそれぞれの交点の容量信号の総和を取り、センスライン番号を横軸として一次元の容量信号の総和値として図示すると、図7のようになる。
図7は、本発明の実施形態1における、1次元の容量信号を示すグラフである。図7において、点線70は、図5に示すグランド状態の物体(指)の接触に基づく容量分布から計算される1次元の容量信号和を示す。一方、実線71は、図6に示すフローティング状態の物体(水滴)の接触に基づく容量分布から計算される1次元の容量信号和を示す。
図7の実線71に示すように、指などのグランド状態の物体の接触に基づく容量分布を対象に、接触範囲に含まれるセンスライン上の各交点の各静電容量の信号値を総和を取れば、当該総和は指の接触を反映する形で大きな値となる。
一方、図7の点線70に示すように、水滴などのフローティング状態の物体に基づく容量分布を対象に、接触範囲に含まれるセンスライン上の各交点の各静電容量の信号値を総和を取れば、センスラインの延伸方向で隣り合う交点間の駆動信号の干渉を打ち消し合うように容量信号値が相殺される。この結果、フローティング状態の物体の接触に応じた総和が、グランド状態の物体の接触に応じた総和に比べて、はるかに小さな値となる。
この総和の差に基づき、タッチパネル5に接触された物体が、グランド状態の物体とフローティング状態の物体のいずれであるかを見分けることができる。たとえば、計算された総和を、予め設定された閾値と比較することによって、総和が閾値以上であれば、グランド状態の物体がタッチパネル5に接触されたと判定し、一方、総和が閾値未満であればフローティング状態の物体がタッチパネル5に接触されたと判定する。
(精度の向上)
次に、グランド状態の物体とフローティング状態の物体との判定の精度を高める工夫の具体例を以下に説明する。
図3のように、タッチを検出させたい物体(指等)が複数のセンスラインにまたがる場合、これらの複数のセンスラインを対象に、静電容量の総和を個別に計算する。たとえば図3のように接触範囲31がセンスラインSLおよびSLに重なっている場合、センスラインSL上の静電容量C21、C22、C23、およびC24の総和(第1の総和)を計算し、さらに、センスラインSL上の静電容量C31、C32、C33、およびC34の総和(第2の総和)をそれぞれ計算する。
そして、たとえば、グランド状態の物体のタッチ検出精度をより高めたい場合、複数のセンスラインから計算した各総和の少なくともいずれかが、予め設定された基準値以上である場合に、グランド状態のタッチとすればよい。逆にフローティング状態の物体の誤検出回避制度を高めたい場合、複数の総和のすべてが予め設定された基準値以上である場合に、グランド状態の物体のタッチとすればよい。
グランド状態の物体の接触によって容量信号が検出される範囲が予め判明していれば、センスライン上の静電容量の総和を取る範囲を、グランド状態の物体の接触によって容量信号が検出される範囲に限定すればよい。たとえば図3では、センスラインSL上の、接触範囲31に含まれる静電容量C22と静電容量C23の2つを総和を取ればよい。これにより、グランド状態の物体とフローティング状態の物体とを区別する際の判定精度をより高めることができる。
以上のように、本実施形態によれば、タッチセンサシステム1は、フローティング状態の物体を起因とする容量信号と、グランド状態の物体を起因とする容量信号とを正確に判別できる。これにより、タッチパネル5に対するフローティング状態の物体の接触を、グランド状態の物体によるタッチであると誤って検出することを未然に防止することができる。
〔実施形態2〕
本発明に係る実施形態2について、以下に説明する。上述した実施形態と共通する各部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
タッチセンサシステム1は、グランド状態の物体として、指以外に先端径の小さいパッシブペンによるタッチを検出することもできる。一般に、径の小さいパッシブペンを読み取るためには、タッチセンサシステム1のSNR(シグナル−ノイズ比)をより高くする必要がある。本実施形態では、相互容量方式のタッチセンサシステム1において、SNRを高くするために、並列駆動を利用する。
並列駆動方式では、駆動信号を全ドライブラインに同時に供給し、それから、センスラインから読み取られる容量信号を、駆動信号に対応する信号を使用して復号する。これにより、タッチパネル5内の各交点における静電容量から得られる容量信号(相互静電信号)を生成する。
並列駆動方式では、全ドライブラインラインに同時に駆動信号を印加するため、復号される各交点の容量信号には、原理的に、対応するドライブラインする供給された駆動信号による信号のみならず、すべてのドライブラインに供給された各駆動信号による信号の成分が含まれる。通常、容量信号に対する、交点に対応するドライブラインの駆動信号以外のドライブラインの駆動信号による影響は小さい。しかし、パッシブペンによって生成される小さい容量信号を読み取るためには、この影響を無視できない。すなわち、センスライン上の所望の交点(静電容量)以外の箇所(他の交点)の静電容量に大きな変化が生じると、当該所望の交点において生じる小さい容量信号の判定が困難になる。
実施形態1において説明した、複数のセンスラインを対象とした各総和の計算に基づく判定方法は、パッシブペンによるタッチには適用しづらい。径が小さいためにパッシブペンがタッチパネル5において接触する範囲が非常に狭く、これによりパッシブペンの接触によって静電容量が変化する範囲(容量信号が検出される範囲)が非常に狭くなるからである。
径の小さいパッシブペンによる接触(タッチ)と、フローティング状態の物体による接触とを区別するためには、容量信号の総和を取る範囲を工夫する必要がある。上述したように、並列駆動方式では、各交点からの容量信号に、全ドライブラインの駆動信号の成分が含まれている。しかし、あるセンスライン上の交点からのすべての容量信号の総和は、対応するドライブラインの駆動信号による容量信号のみがセンスラインを通じて読み取られるという理想の状態での総和に等しくなる。これは、センスラインから読み取られる容量信号に影響を与える信号が、駆動信号以外に存在しないからである。
計算される総和が理想の状態での総和と等しくならない場合、駆動信号を供給する信号源以外の他の信号源が存在し、これがセンスラインに信号を供給しているか、あるいは、センスライン以外に電荷の逃げ道がある。センスライン以外に電荷の逃げ道がある場合とは、グランド状態の物体がタッチパネル5上に置かれる場合である。フローティング状態の物体には電荷の逃げ道がない。したがって、フローティング状態の物体がタッチパネル5上に置かれるとき、あるセンスラインから計算される容量信号の総和は、理想状態の総和に等しくなる。すなわち、センスライン上のすべて交点からの容量信号の総和を取る結果、総和がゼロに近づくことは、グランド状態の物体がそのセンスラインに対応する交点上に置かれていないことを意味する。
本実施形態のタッチセンサシステム1は、この原理を利用するによって、グランド状態の物体とフローティング状態の物体とを区別する。すなわち、誤タッチ抑制部18は、あるセンスライン上のすべての交点からの容量信号をすべて合算することによって、判定用の総和を計算する。そして、この総和が閾値を超えた場合に、グランド状態の物体がタッチパネル5にタッチされたと判定し、一方、総和が閾値未満ならフローティング状態の物体がタッチパネル5にタッチされたと判定する。これにより、径の小さいパッシブペンがタッチパネル5に接触した場合の、駆動信号の小さい干渉による小さい容量信号を考慮できるので、パッシブペンとフローティング状態の物体とを正確に判別できる。
〔実施形態3〕
本発明に係る実施形態3について、図8および図9に基づいて以下に説明する。上述した実施形態と共通する各部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、あるセンスラインにそれぞれのグランド状態の異なる物体(指およびパッシブペン)が同時に置かれる場合、および、あるセンスライン上にグランド状態の物体とフローティング状態の物体との双方が置かれる場合に、これらを区別する方法について説明する。この実現のためには、実施形態1および2に比べてさらに工夫が必要である。
図8は、本発明の実施形態3において、あるセンスラインにグランド状態の異なる物体(指およびパッシブペン)が同時に置かれる場合、および、あるセンスライン上にグランド状態の物体とフローティング状態の物体との双方が置かれる場合のタッチパネル5の様子を示す図である。この図では、ドライブラインDL〜DL16およびセンスラインSL〜SL10を有するタッチパネル5を例に挙げて説明する。図中、煩雑さを避けるために、各交点に形成される各静電容量は図示していない。
図8において、センスラインSLおよびSLに着目すると、これらの上には指81およびペン82の双方が置かれている。この状況では、指81の接触範囲からより高い容量信号が読み取られ、一方、ペン82の接触範囲からより低い容量信号が読み取られる。
ここで、センスラインSL上の全交点の容量信号の総和を取ると、指81の置かれた位置における交点からの高い容量信号が総和に反映されるので、総和の値が非常に大きくなってしまう。したがって、この総和に基づきペン82のタッチを判定した場合、実際のペン82によるタッチであれば正しく判定できるが、実は狭い範囲でのフローティング物体による接触であった場合も同様に総和が閾値よりも大きくなるので、これを誤ってペン82のタッチであると判定してしまう。
これを避けるために、本実施形態では、センスラインSL上の容量信号の総和を計算する際、指81用の総和と、ペン82用の総和とをそれぞれ計算する。その際、所定の基準値を設け、これよりも容量信号が大きくなる指81の接触範囲を対象にして総和を計算する場合、指81の接触範囲内の全交点(図8では3ライン分の交点)の容量信号を合算する。これにより、実施形態1と同様に、指81のタッチを正確に判定することができる。
一方、ペン82用の総和を計算する際には、センスラインSL上の全交点の容量信号のうち、所定の基準値よりも大きい容量信号を除くようにする。図8の例では、指81の接触範囲に含まれる3ライン分の交点の容量信号を総和に含めず、これら以外の各交点の容量信号の総和を取る。これにより、ペン82用の総和に指81に由来する大きい容量信号が反映されなくなるので、実施形態2と同様に、ペン82のタッチを正確に判定することができる。また、ペン82が置かれたセンスラインSL上に、指81では無く、ペン82の接触によって発生する容量信号と同程度の容量信号を発生させる何らかのフローティング物体が置かれることもあり得る。そこで、これに対処すべく、所定の基準値よりも大きい容量信号を除くようにする範囲を、タッチ認識部16によって計算された座標を基準とした所定数(たとえば3本)のセンスライン分の範囲にする。これにより、フローティング物体がペン82と誤検出されることを防ぐことができる。
次に、図8において、センスラインSL〜SL10に着目すると、これらの上にはフローティング物体83および指84の双方が置かれている。したがって、たとえばセンスラインSL上の全交点の容量信号をすべて合算すると、これら両方の物体による容量信号が加算されるため、計算された総和の値が非常に大きくなる。また、こうして計算される総和を、フローティング物体83および指84のタッチ判定に使用する必要が生じる。
この結果、指84の方は、計算した総和が閾値よりも大きいことからグランド状態の物体によるタッチであると正確に判定される。一方、フローティング物体83の方も、総和が閾値よりも大きいために、指84と同様に、グランド状態の物体によるタッチであると判定されてしまい、これにより誤検出が生じる。
そこでこれを防ぐために、フローティング物体83用の総和と、指84用の総和とを個別に計算する。たとえば、フローティング物体83による容量信号が指84による容量信号と同じ程度の大きさであれば、フローティング物体83用の総和を、フローティング物体83の接触範囲内の所定数(たとえば3本)のドライブライン分の容量信号の総和として計算する。同様に、指84用の総和を、指84の接触範囲内の所定数(たとえば3本)のドライブライン分の容量信号の総和として計算する。これにより、フローティング物体83および指84のタッチを正確に判定することができる。
もしタッチパネル5において、3本のドライブライン以内にフローティング物体83と指84との双方が置かれていれば、これらを明確に区別することはできない。しかし、通常、2本のドライブライン間の距離は5mm程度であるため、フローティング物体83および指84の大きさを考えると、3本分の範囲で十分に問題のない広さであると言える。すなわち、3本のドライブライン分の範囲で容量信号の総和を取れば、フローティング物体83と指84とを十分正確に判別することができる。
以上のように、本実施形態では、容量信号に対して所定の閾値を設け、閾値よりも容量信号が大きい交点についてはより狭い範囲で容量信号の総和を計算し、一方、閾値よりも容量信号が小さい交点については、より広い範囲で総和を計算する。すなわち、閾値よりも大きい各容量信号を、指とフローティング状態の物体との判別のための総和の計算に利用し、一方、閾値よりも小さい各容量信号を、パッシブペンとフローティング状態の物体との判別のための総和に計算に利用する。これにより、あるセンスラインにグランド状態の異なる物体(指およびパッシブペン)が同時に置かれる場合、および、あるセンスライン上にグランド状態の物体とフローティング状態の物体との双方が置かれる場合に、これらを正確に区別することができる。
(処理の流れ)
本実施形態におけるタッチセンサシステム1の処理フローについて、図9を参照して以下に説明する。図9は、本発明の各実施形態に係るタッチセンサシステム1における処理の流れを説明するフローチャートである。
この図に示すように、まず、容量分布計算部15が、タッチパネル5における静電容量の分布を計算する(S1)。次に、タッチ認識部16が、タッチパネルに接触した物体を、指またはパッシブペンのいずれかであると特定する。その際、タッチ認識部は、容量分布における各容量信号の大きさおよび容量分布の形状に基づき、タッチパネル5における物体のタッチ座標およびタッチタイプ(指またはパッシブペン)を計算する(S2)。
次に総和値計算部17が、計算されたタッチタイプがペンタッチであるか否かを判定する(S3)。S3における判定の結果がYESであれば、総和値計算部17は、ペンタッチ座標を基準とした、パッシブペンに応じた予め設定された範囲内の容量信号の総和を計算する(S4)。一方、ステップS3における判定の結果がNoであれば、総和値計算部17は、指タッチ座標を含の予め設定された範囲内の容量信号を総和を計算する(S5)。
S4またはS5の後、誤タッチ抑制部18が、計算された総和が、予め設定された閾値以上か否かを判定する(S6)。ステップS6における判定の結果がYESであれば、誤タッチ抑制部18は、タッチ座標等を含むタッチ情報をホスト装置2に出力する(S7)。一方、ステップS6における判定の結果がNoであれば、誤タッチ抑制部18は、タッチ情報をホスト装置2に出力しない(S8)。S7またはS8の後、図8に示す処理は終了する。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る検出回路は、相互容量方式のタッチパネルから読み取られた所定の範囲内の各静電容量の容量信号の総和を計算する計算部(総和値計算部17)と、上記総和と所定の閾値との比較結果に基づき、上記タッチパネルに接触した物体が、グランド状態の物体とフローティング状態の物体とのいずれであるかを判定する判定部(誤タッチ抑制部18)とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、フローティング状態の物体がタッチパネルに接触した場合、駆動信号による各静電容量への干渉の影響が、所定の範囲内の容量信号の総和を計算することによって、打ち消される。したがって、フローティング状態の物体がタッチパネルに接触した場合の容量信号の総和は、グランド状態の物体がタッチパネルに接触した場合の容量信号の総和に比べて著しく小さくなる。検出回路は、この原理に基づき、計算された総和が閾値以上であればグランド状態の物体がタッチパネルに接触し、一方、総和が閾値未満であればフローティング状態の物体がタッチパネルに接触したと、正確に判定することができる。
以上のように、本発明によれば、タッチパネルにおけるフローティング状態の物体の誤検出を、相互容量方式の利点を維持しつつ回避することができる。
本発明の態様2に係る検出回路は、上記態様1において、上記計算部は、上記タッチパネルのセンスラインの延伸方向における所定数の各容量信号の総和を計算することを特徴としている。
上記の構成によれば、駆動信号の干渉の影響を効果的に打ち消すことができるので、判定の精度を高めることができる。
本発明の態様3に係る検出回路は、上記態様1または2において、上記タッチパネルに接触した上記物体を、指またはパッシブペンのいずれかであると特定する特定部(タッチ認識部16)をさらに備え、上記計算部は、上記総和を計算する際、上記特定部による特定結果に応じた異なる上記所定の範囲内の各上記静電容量を合算することを特徴としている。
上記の構成によれば、タッチパネルへの接触範囲が広い指と狭いパッシブペンとで、容量信号を合算する範囲を異ならせることによって、指とフローティング状態の物体との判別、およびパッシブペンとフローティング状態の物体との判別をいずれも正確に行うことができる。
本発明の態様4に係る検出回路は、上記態様3において、上記計算部は、上記タッチパネルに接触した上記物体が上記指であると特定された場合、上記センスライン上の上記指に対応する範囲内の静電容量の容量信号を合算することによって、上記総和を計算することを特徴としている。
上記の構成によれば、指に対応する範囲内の、より高い容量信号を合算して総和を計算するので、タッチパネルに接触した物体が指なのかフローティング状態の物体なのかを正確に判定することができる。
本発明の態様5に係る検出回路は、上記態様4において、上記計算部は、上記タッチパネルに接触した上記物体が上記パッシブペンであると特定された場合、上記センスライン上のすべての静電容量の容量信号を合算することによって、上記総和を計算することを特徴としている。
上記の構成によれば、狭い範囲で小さい容量信号が生じるパッシブペンの接触を、フローティング状態の物体の接触であると誤検出することを回避することができる。
本発明の態様6に係るタッチセンサシステム は、相互容量方式のタッチパネルと請求項1〜5のいずれか1項に記載された検出回路とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、タッチパネルにおけるフローティング状態の物体の誤検出を、相互容量方式の利点を維持しつつ回避することができるタッチセンサシステムを実現することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものでは無く、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 タッチセンサシステム
2 ホスト装置
5 タッチパネル
10 検出回路
11 ドライバ
12 センスアンプ
13 タイミングジェネレータ
14 AD変換器
15 容量分布計算部
16 タッチ認識部
17 総和値計算部
18 誤タッチ抑制部

Claims (6)

  1. 相互容量方式のタッチパネルから読み取られた所定の範囲内の各静電容量の容量信号の総和を計算する計算部と、
    上記総和と所定の閾値との比較結果に基づき、上記タッチパネルに接触した物体が、グランド状態の物体とフローティング状態の物体とのいずれであるかを判定する判定部とを備えていることを特徴とする検出回路。
  2. 上記計算部は、上記タッチパネルのセンスラインの延伸方向における所定数の各容量信号の総和を計算することを特徴とする請求項1に記載の検出回路。
  3. 上記タッチパネルに接触した上記物体を、指またはパッシブペンのいずれかであると特定する特定部をさらに備え、
    上記計算部は、上記総和を計算する際、上記特定部による特定結果に応じた異なる上記所定の範囲内の各上記静電容量を合算することを特徴とする請求項1または2に記載の検出回路。
  4. 上記計算部は、上記タッチパネルに接触した上記物体が上記指であると特定された場合、上記センスライン上の上記指に対応する範囲内の静電容量の容量信号を合算することによって、上記総和を計算することを特徴とする請求項3に記載の検出回路。
  5. 上記計算部は、上記タッチパネルに接触した上記物体が上記パッシブペンであると特定された場合、上記センスライン上のすべての静電容量の容量信号を合算することによって、上記総和を計算することを特徴とする請求項3に記載の検出回路。
  6. 相互容量方式のタッチパネルと
    請求項1〜5のいずれか1項に記載された検出回路とを備えていることを特徴とするタッチセンサシステム。
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