JP2017016891A - 基板接続用電気コネクタ装置 - Google Patents

基板接続用電気コネクタ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017016891A
JP2017016891A JP2015132354A JP2015132354A JP2017016891A JP 2017016891 A JP2017016891 A JP 2017016891A JP 2015132354 A JP2015132354 A JP 2015132354A JP 2015132354 A JP2015132354 A JP 2015132354A JP 2017016891 A JP2017016891 A JP 2017016891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
side wall
guide surface
electrical connector
fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015132354A
Other languages
English (en)
Inventor
仁 立石
Hitoshi Tateishi
仁 立石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
I Pex Inc
Original Assignee
Dai Ichi Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Ichi Seiko Co Ltd filed Critical Dai Ichi Seiko Co Ltd
Priority to JP2015132354A priority Critical patent/JP2017016891A/ja
Publication of JP2017016891A publication Critical patent/JP2017016891A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】簡易な構成で、両電気コネクタ同士の位置合わせを安定的かつ容易に行わせることを可能とする。【解決手段】第1コネクタ10に設けた嵌合ガイド面13の延在方向一端側部分に、第2コネクタ20の被ガイド部23が当接する位置決め部14を設けるとともに、嵌合ガイド面13の延在方向他端側部分には、嵌合ガイド面13を平坦面状に延在させて位置決め部14を設けないようにしたことで、両電気コネクタ10,20同士を配線基板P1,P2と略平行に互いに向き合った状態で相対移動させ、第2コネクタ20の被ガイド部23を第1コネクタ10の嵌合ガイド面13の他端部分から一端部分に向かって位置決め部14に当接させるように滑動させることで嵌合の位置合わせを行わせる構成としたものである。【選択図】図14

Description

本発明は、配線基板に実装された状態で互いに嵌合される基板接続用電気コネクタ装置に関する。
一般に、種々の電気機器において、スタッキングコネクタなどと呼ばれる基板接続用の電気コネクタ装置が広く採用されている。基板接続用電気コネクタ装置は、例えば第1の配線基板が連結された第1の電気コネクタの上方に、第2の配線基板が連結された第2の電気コネクタを対向するように配置して使用され、その対向状態から上方側の第2の電気コネクタが、下方側の第1の電気コネクタに向かって下降されるようにして押し込まれ、それによって両電気コネクタ同士が嵌合状態になされることで、第1及び第2の配線基板同士が電気的に接続されるようになっている。
ここで、上述した電気コネクタ同士の嵌合は、一方の電気コネクタが上下に反転されて互いに対向した配置関係になされた状態で行われることとなるが、上下を反転された一方の電気コネクタにおいては、電気コネクタの上方を配線基板が覆うこととなることから、下方側に配置された電気コネクタに対して上方側の電気コネクタがどのような相対位置にあるのかが確認できなくなり、両電気コネクタ同士が適正な嵌合位置に配置されていないままの状態で嵌合操作が行われるおそれがある。そのような不適正な位置関係にある両電気コネクタ同士の嵌合操作が行われると、両電気コネクタ同士の嵌合が十分に行われなくなって、いわゆる半嵌合状態のままで嵌合操作が完了することが考えられ、機器使用時に発生する衝撃等によって両電気コネクタ同士が導通不良に至る可能性もある。
これに対して、下記の引用文献1に開示された基板接続用電気コネクタ装置では、第1及び第2の電気コネクタにおけるコネクタ長手方向の両端部分に一対の嵌合ガイド部を設けており、例えば下方に配置された一方の電気コネクタの任意の位置に、他方の電気コネクタを上方から対向させるようにして接触させ、それら両電気コネクタ同士を相対的に移動させながら、その際における嵌合ガイド部の案内作用を利用することで、両電気コネクタ同士の位置合わせを行わせて嵌合操作の容易化を図っている。
しかしながら、このような従来の嵌合ガイド部を有する基板接続用電気コネクタ装置においては、双方の電気コネクタ同士を上下に接触させた際に、下方側の電気コネクタの嵌合ガイド部により形成されている凹所内に、上方側の電気コネクタの一端部分の角部が落ち込み易いという問題がある。すなわち、そのような落ち込みが生じると、両電気コネクタ同士が互いに傾斜した位置関係となって嵌り込んだ状態となってしまい、嵌合位置に向かっての相対移動が難しく且つ不安定となり嵌合作業性が低下する上に、衝突による破損を生じるおそれもある。
特開2010−97727号公報
そこで本発明は、簡易な構成で、両電気コネクタ同士の位置合わせを安定的かつ容易に行わせることができるようにした基板接続用電気コネクタ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1にかかる発明では、第1の配線基板の表面上に実装される第1コネクタと、第2の配線基板の表面上に実装される第2コネクタとが、相互に嵌合・抜去可能な関係に構成されたものであって、前記第1コネクタが、前記第1の配線基板の表面と略平行に延在する平坦面からなる嵌合ガイド面を有するとともに、前記第2コネクタは、前記第1コネクタの嵌合ガイド面上を滑動可能となるように形成された被ガイド部を有し、前記第1コネクタに設けられた前記嵌合ガイド面の延在方向における一端側部分に、前記第2コネクタの被ガイド部が当接する位置決め部が設けられているとともに、前記嵌合ガイド面の延在方向における他端側部分には、前記位置決め部が設けられることなく当該嵌合ガイド面が平坦面状をなして延在する構成が採用されている。
このような構成を有する本発明によれば、両電気コネクタ同士を嵌合させるにあたって、第2コネクタの被ガイド部を、第1コネクタの嵌合ガイド面の他端部分から一端部分の方向に向かって接触させながら移動させる際に、第1コネクタの嵌合ガイド面を形成している平坦面上を第2コネクタの被ガイド部が滑動していくことから、両電気コネクタ同士が配線基板と略平行に互いに向き合った状態で相対移動するとともに、最終的な嵌合位置まで移動が行われた際には、第2コネクタの被ガイド部が第1コネクタの位置決め部に当接して位置決めが行われることとなり、従来のように、嵌合が行われる前の段階で両コネクタ同士が傾斜した状態で接触して一方の電気コネクタが他方の電気コネクタに斜めに嵌り込むような事態が回避される。
また、請求項2にかかる発明のように、前記第1コネクタは、当該第1コネクタの長手方向に沿って略平行に延在する一対の長手側壁部と、それら一対の長手側壁部の長手方向における端部同士を結ぶ短手側壁部とを有し、前記嵌合ガイド面が、前記一対の長手側壁部及び短手側壁部の表面をなすように形成されていることが可能である。
さらに、請求項3にかかる発明のように、前記位置決め部は、前記嵌合ガイド面から段差状をなして突出するように形成されていることが可能である。
さらにまた、請求項4にかかる発明のように、前記位置決め部は、前記第1コネクタの長手方向及びその直交方向に平面略L字をなすように延在していることが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、第2コネクタの被ガイド部が、第1コネクタの位置決め部に当接した時点で直ちに、両コネクタ同士が長手方向及びその直交方向に位置決めされることとなり、両コネクタの嵌合操作が効率的に行われる。
一方、請求項5にかかる発明のように、前記被ガイド部が、前記第2コネクタの長手方向の両端部分に取り付けられた固定金具の一部をなすように形成されていることが可能である。
また、請求項6にかかる発明のように、前記第2コネクタは、当該第2コネクタの長手方向に沿って略平行に延在する一対の長手側壁部と、それら一対の長手側壁部の長手方向における端部同士を結ぶ短手側壁部とを有し、前記固定金具に設けられた前記被ガイド部が、前記長手側壁部及び短手側壁部の表面と面一をなすように形成されていることが可能である。
以上述べたように本発明にかかる基板接続用電気コネクタ装置は、第1コネクタに設けた嵌合ガイド面の延在方向一端側部分に、第2コネクタの被ガイド部が当接する位置決め部を設けるとともに、嵌合ガイド面の延在方向他端側部分には、嵌合ガイド面を平坦面状に延在させて位置決め部を設けないようにしたことで、両電気コネクタ同士を嵌合させるように接触させた際に、両電気コネクタ同士を配線基板と略平行に互いに向き合った状態で相対移動させ、第2コネクタの被ガイド部を第1コネクタの嵌合ガイド面の他端部分から一端部分の方向に向かって位置決め部に当接させるように滑動させることで嵌合の位置合わせを行い、従来のように、嵌合が行われる前の段階で両コネクタ同士が傾斜した状態で接触して一方の電気コネクタが他方の電気コネクタに斜めに嵌り込むような事態が回避されるように構成したものであるから、簡易な構成で、両電気コネクタ同士の位置合わせを安定的かつ容易に行わせることができ、基板接続用電気コネクタ装置の信頼性を安価かつ大幅に高めることができる。
本発明の一実施形態にかかる第1の電気コネクタ(リセプタクルコネクタ)を上方側から表した外観斜視説明図である。 図1に示された本発明の一実施形態にかかる第1の電気コネクタ(リセプタクルコネクタ)を下方側から表した外観斜視説明図である。 図1及び図2に示された本発明の一実施形態にかかる第1の電気コネクタ(リセプタクルコネクタ)を表した平面説明図である。 図1〜図3に示された本発明の一実施形態にかかる第1の電気コネクタ(リセプタクルコネクタ)を表した正面説明図である。 図1〜図4に示された本発明の一実施形態にかかる第1の電気コネクタ(リセプタクルコネクタ)を表した側面説明図である。 図4中のVI−VI線に沿った拡大横断面説明図である。 図1〜図6に示された第1の電気コネクタ(リセプタクルコネクタ)に嵌合される本発明の一実施形態にかかる第2の電気コネクタ(プラグコネクタ)を上方側から表した外観斜視説明図である。 図7に示された本発明の一実施形態にかかる第2の電気コネクタ(プラグコネクタ)を下方側から表した外観斜視説明図である。 図7及び図8に示された本発明の一実施形態にかかる第2の電気コネクタ(プラグコネクタ)を表した平面説明図である。 図7〜図9に示された本発明の一実施形態にかかる第2の電気コネクタ(プラグコネクタ)を表した正面説明図である。 図7〜図10に示された本発明の一実施形態にかかる第2の電気コネクタ(プラグコネクタ)を表した側面説明図である。 図10中のXII−XII線に沿った拡大横断面説明図である。 印刷配線基板の構造例を表した外観斜視説明図である。 本発明の一実施形態にかかる第1及び第2の電気コネクタ同士を嵌合させる途中で接触させた状態を表した平面説明図である。 図14に示された嵌合途中における第1及び第2の電気コネクタ同士の接触状態を表した正面説明図である。 図14及び図15に示された嵌合途中における第1及び第2の電気コネクタ同士の接触状態を表した側面説明図である。 本発明の一実施形態にかかる第1及び第2の電気コネクタ同士を嵌合可能な位置に配置させた状態を表した平面説明図である。 図17に示された嵌合可能な位置状態にある第1及び第2の電気コネクタを表した正面説明図である。 図17及び図18に示された嵌合可能な位置状態にある第1及び第2の電気コネクタを表した側面説明図である。 第1及び第2の電気コネクタが嵌合状態にあるときの拡大横断面説明図である。
以下、本発明を適用した実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
[電気コネクタ装置の全体構造について]
図面に示された本発明の一実施形態にかかる基板接続用電気コネクタ装置は、例えば、携帯電話、スマートフォン、或いはタブレット型コンピュータ等の各種電子機器内に配置された配線基板同士を電気的に接続するように用いられるものであって、図1〜図6に示された第1の電気コネクタとしてのリセプタクルコネクタ10と、図7〜図12に示された第2の電気コネクタとしてのプラグコネクタ20と、から構成されている。そして、リセプタクルコネクタ(第1の電気コネクタ)10が、例えば図13に示されている第1の配線基板P1に実装されるとともに、プラグコネクタ(第2の電気コネクタ)20が、上述した第1の配線基板P1と同様な構成を有する第2の配線基板P2に実装され、そのような両電気コネクタ10,20の実装状態で対向配置されたリセプタクルコネクタ10とプラグコネクタ20とが互いに嵌合され、それによって第1及び第2の配線基板P1,P2同士の電気的な接続が行われる。
以下の説明においては、リセプタクルコネクタ(第1の電気コネクタ)10と、プラグコネクタ(第2の電気コネクタ)20との嵌合方向を「上下方向」とし、その上下方向における下方位置に配置されたリセプタクルコネクタ10の上方位置にプラグコネクタ20が配置され、そのような上下対向状態からプラグコネクタ20が下方向に押し込まれることで、図20に示されているようにして両電気コネクタ10,20同士の嵌合操作が行われる。また、そのような嵌合状態からプラグコネクタ20が上方に向かって適宜の力で引き上げられることで、下方側のリセプタクルコネクタ10からプラグコネクタ20が上方に抜去される構成になされている。
上述したようにリセプタクルコネクタ(第1の電気コネクタ)10にプラグコネクタ(第2の電気コネクタ)20を嵌合・抜去する操作は、作業者の手で行われることに限られることはなく、所定の治具や機械によって自動的に行うようにしても良い。
なお、上述したように嵌合・抜去を行うにあたっては、下方に配置されたリセプタクルコネクタ(第1の電気コネクタ)10に対して、上方側に配置されたプラグコネクタ(第2の電気コネクタ)20の上下が反転された状態で対向配置されるが、プラグコネクタ20の単体を説明するにあたっては、反転前の状態、すなわち下方の第2の配線基板P2に対して上方からプラグコネクタ20を実装した状態で説明する。
[各電気コネクタの構造について]
それらのリセプタクルコネクタ(第1の電気コネクタ)10、及びプラグコネクタ(第2の電気コネクタ)20は、細長状に延在する絶縁ハウジング11及び21を有している。それらの絶縁ハウジング11及び21は、プラスチック等の樹脂材を用いて例えばモールド成形されたものであるが、当該絶縁ハウジング11及び21の長手方向に沿って多数のコンタクト部材12及び22が、所定のピッチで多極状をなすように配列されている。これらのコンタクト部材12及び22の配列方向である絶縁ハウジング11及び21の長手方向を、以下において「コネクタ長手方向」と呼び、その「コネクタ長手方向」及び「上下方向」に直交する方向を「コネクタ幅方向」と呼ぶこととする。
ここで、上述した各絶縁ハウジング11及び21は、当該絶縁ハウジング11及び21の長手方向(コネクタ長手方向)に沿って略平行に延在する一対の長手側壁部11a,11a及び21a,21aを有しているとともに、それら一対の長手側壁部11a,11a及び21a,21aにおけるコネクタ長手方向の両端部の各々同士を結ぶ短手側壁部11b,11b及び21b,21bを一体に有している。これらの各長手側壁部11a,21a及び短手側壁部11b,21bは、平面略長方形状をなす底面板の外端縁から上方に立ち上がるように形成されており、それらの長手側壁部11a,21a及び短手側壁部11b,21bによって平面略長方形状をなすコネクタ内方空間が形成されている。
このような絶縁ハウジング11及び21に対してコンタクト部材12及び22は、上述したようにコネクタ長手方向に多極状をなすように配列されているが、より具体的には、絶縁ハウジング11,21の長手側壁部11a,11a及び21a,21aに一定のピッチで凹設されたコンタクト取付溝に対して各コンタクト部材12及び22が差し込まれるようにして装着されている。これらのコンタクト部材12及び22は、各々が2列の電極列を形成するようにコネクタ幅方向において対称的に向かい合う配置関係になされている。これらのコンタクト部材12及び22の各々により形成された2列の電極列は、コネクタ長手方向に沿って略平行に延在するように並設されている。
より具体的に説明すると、図6に示すようにリセプタクルコネクタ(第1の電気コネクタ)10側のコンタクト部材12が取り付けられている絶縁ハウジング11には、上述した2列の電極列同士の間部分、すなわちコネクタ幅方向の中央部分に、底面板から上方に突出する仕切り板11cがコネクタ長手方向に沿って延在するように設けられている。そして、その仕切り板11cと、当該仕切り板11cのコネクタ幅方向の両側に配置された長手側壁部11a,11aとの間の空間部分に、両側の電極列を構成している一対のコンタクト部材12,12が、コネクタ幅方向に対称的な形状をなすように向かい合って取り付けられている。これらの各コンタクト部材12は、コネクタ幅方向においてコネクタ中心側から外方側に向かって湾曲形状をなして延在するように折り曲げ形成されているが、当該コンタクト部材12のコネクタ内方側部分には、凹形状をなして窪む嵌合凹部12aが形成されている。
一方、プラグコネクタ(第2の電気コネクタ)20側のコンタクト部材22が取り付けられている絶縁ハウジング21は、上述した2列の電極列同士の間部分、すなわちコネクタ幅方向の中央部分が、コネクタ長手方向に延在する凹状空間になされている。そして、その絶縁ハウジング21の凹状空間に対してコネクタ幅方向の両側に形成されている長手側壁部21a,21aに、一対のコンタクト部材22,22がコネクタ幅方向に対称的な形状をなすように向かい合った状態で取り付けられている。これらの各コンタクト部材22は、例えばインサート成形によって、長手側壁部21aの外周側に巻き付くようにして上方に突出するように配置されているが、当該コンタクト部材22における上方突出部分は、嵌合凸部22aをなすように折り曲げ形成されている。
そして、両電気コネクタ10,20同士が嵌合されるにあっては、プラグコネクタ(第2の電気コネクタ)20側のコンタクト部材22の嵌合凸部22aが、リセプタクルコネクタ(第1の電気コネクタ)10側のコンタクト部材12の嵌合凹部12aの内方に嵌り込むように押し込まれ(図20参照)、それによってコンタクト部材22に設けられた接点部が、コンタクト部材12側に設けられた接点部に対して弾性的に押圧接触し、両コンタクト部材12,22同士の電気的な接続が行われるようになっている。
ここで、上述したようにコンタクト部材12及び22は、各絶縁ハウジング11及び21の両長手側壁部11a,21aからコネクタ幅方向の外方側に向かって突出する基板接続脚部12b,22bを有している。これらの基板接続脚部12b,22bは、コネクタ実装時に、第1及び第2の配線基板P1,P2の表面上の信号伝送用導電路P1a,P2a(図13参照)にそれぞれ半田接合される。
[ガイド機構について]
一方、前述したようにプラグコネクタ(第2の電気コネクタ)20がリセプタクルコネクタ(第1の電気コネクタ)10に嵌合されるにあっては、以下に説明するようにプラグコネクタ20に取り付けられたプラグ側固定金具23が、リセプタクルコネクタ10の絶縁ハウジング11に設けられた嵌合ガイド面13に沿って滑動する構成になされている。
まず、プラグコネクタ(第2の電気コネクタ)20側に取り付けられたプラグ側固定金具23は、本発明における被ガイド部の一部を構成するものであって、上述した絶縁ハウジング21のコネクタ長手方向における両側部分に一対のプラグ側固定金具23,23が圧入により固定されている。それらの各プラグ側固定金具23は、絶縁ハウジング11の両端部分を上方側から覆うように装着されており、絶縁ハウジング11の上面部分を覆う1体の被ガイド主面23aと、前述した絶縁ハウジング11の長手側壁部21a,21a及び短手側壁部21bを外方側から覆う3体の外端面板23b,23b,23bとを備えている。
そのうちの被ガイド主面23aは、リセプタクルコネクタ(第1の電気コネクタ)10への嵌合時に当該リセプタクルコネクタ10に対向配置される平面略矩形状の板状部材から形成されており、前述した絶縁ハウジング21の長手側壁部21aの上端縁を略同じ高さで延在する面一構成となるように配置されている。その被ガイド主面23aの外周縁を形成している平面略コ字状の三辺には、上述した外端面板23b,23b,23bが、被ガイド主面23aの端縁から略直角下方に折れ曲がって延出するように連設されている。これらの各外端面板23bは、絶縁ハウジング21のコネクタ長手方向両側部分における長手側壁部21a,21a及び短手側壁部21bの外表面に沿って平面略コの字状をなすように配置されているが、互いに隣り合う外端面板23b同士の間部分にはスリットが形成されており、互いに分離した状態で形成されている。
上述したプラグ側固定金具23の外端面板23b同士の間部分に設けられたスリットの内方領域には、絶縁ハウジング21の角部21cが外方に露出するように配置されているが、そのスリットから露出する絶縁ハウジング21の角部21cの外表面は、プラグ側固定金具23の被ガイド主面23a及び外端面板23bの外表面に対して連続する面形状を有しており、当該絶縁ハウジング21の角部21cは、プラグ側固定金具23とともに被ガイド部の一部を構成している。このように本発明における「被ガイド部」は、プラグ側固定金具23の被ガイド主面23a及び外端面板23bと、絶縁ハウジング21の角部21cとから構成されている。
これに対して、リセプタクルコネクタ(第1の電気コネクタ)10側に設けられた嵌合ガイド面13は、絶縁ハウジング11の長手側壁部11a,11a及び短手側壁部11bの上端面と面一構成をなすように形成されており、リセプタクルコネクタ10が第1の配線基板P1に実装された際にあっては、当該嵌合ガイド面13が、第1の配線基板P1の実装表面と略平行に延在する平坦面になされる。この嵌合ガイド面13に対しては、プラグコネクタ(第2の電気コネクタ)20の嵌合が行われる際に、上述したプラグ側固定金具23を含む被ガイド部の一部が上方側から接触するように配置される関係になされており、当該嵌合ガイド面13に沿ってプラグ側固定金具23を含む被ガイド部が本来の嵌合位置まで滑動した際に位置決めが行われる構成になされている。
すなわち、前述したように絶縁ハウジング11の一部である長手側壁部11aの上端面をなす嵌合ガイド面13は、コネクタ長手方向に沿って平坦面状に延在しているが、絶縁ハウジング11のコネクタ長手方向における両端部分のうちの一方側部分(図4の左端側部分)には、当該嵌合ガイド面13から段差状をなして上方に突出する位置決め部14が形成されている。これに対して、絶縁ハウジング11のコネクタ長手方向における他方側部分(図4の右端側部分)には、上述したような位置決め部14が設けられることなく、長手側壁部11aの上端面と同一の高さを有する嵌合ガイド面13が延在している。
この絶縁ハウジング11の他方側部分(図4の右端側部分)に設けられた嵌合ガイド面13は、上述した両側の長手側壁部11a,11aから、それらの長手側壁部11a,11a同士をコネクタ幅方向に掛け渡す短手側壁部11bの上端面をなすように形成されており、そのような長手側壁部11a,11aから短手側壁部11bにかけての部位に、平面視において略コの字形状に延在する嵌合ガイド面13が平坦面をなすように形成されている。
一方、絶縁ハウジング11のコネクタ長手方向における一方側部分(図4の左端側部分)に設けられた位置決め部14は、絶縁ハウジング11の長手側壁部11aの上端面をなす嵌合ガイド面13に対して段差状に突出する台座部分をなすように設けられており、平面視において略L字形状をなすように形成されている。より具体的には、当該位置決め部14は、上述した絶縁ハウジング11におけるコネクタ長手方向の一方側部分(図4の左端側部分)に配置された短手側壁部11bの上端面を形成する長手方向係止部14aと、その長手方向係止部14aの延在方向(コネクタ幅方向)の片側端(図3の上端)から略直角に折れ曲がって延出して一方の長手側壁部11aの上端面をなす短手方向係止部14bとを備えている。
この位置決め部14を構成している長手方向係止部14a及び短手方向係止部14bにおける内壁面、すなわち前述したコネクタ内方空間を形成している立壁面は、プラグコネクタ(第2の電気コネクタ)20の嵌合位置を規定する位置に配置されており、上述したようにリセプタクルコネクタ10の嵌合ガイド面13に沿って、プラグコネクタ20のプラグ側固定金具23及び絶縁ハウジング21の角部21cからなる被ガイド部が滑動することにより本来の嵌合位置まで移動してきた際に、当該位置決め部14によって嵌合の位置決めが行われる構成になされている。
より具体的には、リセプタクルコネクタ(第1の電気コネクタ)10に対してプラグコネクタ(第2の電気コネクタ)20の嵌合が行われる際にあっては、まずプラグコネクタ20の被ガイド部の一部、すなわちプラグ側固定金具23の被ガイド主面23a又は絶縁ハウジング21の角部21cの一部が、図14〜図16に示されているように位置合わせされていない状態で嵌合ガイド面13に対して上方側から接触するように配置される。そして、そのプラグコネクタ20に設けられた被ガイド部のうち、主としてプラグ側固定金具23の被ガイド主面23aが、リセプタクルコネクタ10の嵌合ガイド面13上に接触しながら、コネクタ長手方向の一方側部分(図4の左端側部分)に設けられている位置決め部14に向かって滑動するようにして移動される。
上述したように、リセプタクルコネクタ10の嵌合ガイド面13に沿って滑動することで位置決め部14に至ったプラグコネクタ20の被ガイド部、すなわちプラグ側固定金具23及び絶縁ハウジング21の角部21cは、リセプタクルコネクタ10の位置決め部14の長手方向係止部14a及び短手方向係止部14bの各内方立壁面に当接し、それによって、リセプタクルコネクタ10に対して、プラグコネクタ20の全体がコネクタ長手方向及びコネクタ幅方向に嵌合位置に位置合わせされる。
また、リセプタクルコネクタ(第1の電気コネクタ)10には、絶縁ハウジング11のコネクタ長手方向における両端端部分よりややコネクタ中心側寄りの位置に、リセ側固定金具15,15が、絶縁ハウジング11を上方側から覆うように装着されている。これらのリセ側固定金具15の各々は、コネクタ長手方向の外方側から見たときに略M字形状をなすように折り曲げ形成されており、コネクタ幅方向における両側部分に立ち上がる山形状部分の上端面が、上述した嵌合ガイド面13と略面一状態で連続するように形成されている。
そして、このリセプタクルコネクタ(第1の電気コネクタ)10に設けられたリセ側固定金具15の内方側領域に、前述したプラグコネクタ(第2の電気コネクタ)20のプラグ側固定金具23が嵌め込まれる構成になされており、その際に、プラグ側固定金具23の外端面板23bが、リセ側固定金具15の内端面板に内方側から図示しない弾性を有したばね片等により押圧接触されることで、電気的な接続状態になされるようになっている。
また、このリセ側固定金具15のコネクタ幅方向における両端部分には、同方向の外方側に向かって延出する一対の基板接続脚部15b,15bが設けられている。これらの各基板接続脚部15bは、第1の配線基板P1の表面に向かって延出する平板状部材から形成されており、コネクタ実装時に、第1の配線基板P1の表面上に形成されたグランド接続用導電路P1b(図13参照)に対して半田接合されるようになっている。
このような構成を有する本実施形態によれば、両電気コネクタ10,20同士を嵌合させるにあたって、プラグコネクタ(第2の電気コネクタ)20の被ガイド部を構成するプラグ側固定金具23及び絶縁ハウジング21の角部21cの一部が、リセプタクルコネクタ(第1の電気コネクタ)10側に設けられた嵌合ガイド面13に対して上方から接触配置される(図14〜図16参照)。そのプラグコネクタ20の被ガイド部のうち、主としてプラグ側固定金具23の被ガイド主面23aが、リセプタクルコネクタ10の嵌合ガイド面13に対して接触状態を維持しながら位置決め部14に向かって滑動されていく。
このような両電気コネクタ10,20同士の相対移動は、第1及び第2の配線基板P1,P2の実装表面に対して略平行に互いに向き合った状態で行われることとなり、プラグコネクタ(第2の電気コネクタ)20のプラグ側固定金具23及び絶縁ハウジング21の角部21cからなる被ガイド部が、リセプタクルコネクタ(第1の電気コネクタ)20の位置決め部14を構成している長手方向係止部14a及び短手方向係止部14bに当接することで、最終的な嵌合位置における位置決めが行われる。従って、従来のように、嵌合が行われる前の段階で両コネクタ同士が傾斜した状態で接触したり、一方の電気コネクタが他方の電気コネクタに対して斜めに嵌り込むような事態が回避される。
特に、本実施形態においては、リセプタクルコネクタ(第1の電気コネクタ)10の嵌合ガイド面13から段差状をなして突出する位置決め部14が、平面視において略L字をなすように延在していることから、プラグコネクタ20側のプラグ側固定金具(被ガイド部)23が、リセプタクルコネクタ10の位置決め部14に当接した時点で、両電気コネクタ10,20同士がコネクタ長手方向及びその直交方向に直ちに位置決めされることとなり、両電気コネクタ10,20の嵌合操作が効率的に行われる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態におけるコンタクト部材12,22同士の凹凸嵌合関係は、リセプタクルコネクタ10とプラグコネクタ20との間において逆の関係に配置することが可能である。
以上のように本発明は、各種電子・電気機器に使用される多種多様な基板接続用電気コネクタ装置に対して広く適用することが可能である。
10 プラグコネクタ(第1の電気コネクタ)
11 絶縁ハウジング
11a 長手側壁部
11b 短手側壁部
11c 仕切り板
12 コンタクト部材
12a 嵌合凹部
12b 基板接続脚部
13 嵌合ガイド面
14 位置決め部
14a 長手方向係止部
14b 短手方向係止部
15 リセ側固定金具
15b 基板接続脚部
20 リセプタクルコネクタ(第2の電気コネクタ)
21 絶縁ハウジング
21a 長手側壁部
21b 短手側壁部
21c 角部(被ガイド部)
22 コンタクト部材
22a 嵌合凸部
22b 基板接続脚部
23 プラグ側固定金具(被ガイド部)
23a 被ガイド主面
23b 外端面板
P1 第1の配線基板
P1a 信号伝送用導電路
P1b グランド接続用導電路
P2 第2の配線基板
P2a 信号伝送用導電路

Claims (6)

  1. 第1の配線基板の表面上に実装される第1コネクタと、第2の配線基板の表面上に実装される第2コネクタとが、相互に嵌合・抜去可能な関係に構成されたものであって、
    前記第1コネクタが、前記第1の配線基板の表面と略平行に延在する平坦面からなる嵌合ガイド面を有するとともに、
    前記第2コネクタは、前記第1コネクタの嵌合ガイド面上を滑動可能となるように形成された被ガイド部を有し、
    前記第1コネクタに設けられた前記嵌合ガイド面の延在方向における一端側部分に、前記第2コネクタの被ガイド部が当接する位置決め部が設けられているとともに、前記嵌合ガイド面の延在方向における他端側部分には、前記位置決め部が設けられることなく当該嵌合ガイド面が平坦面状をなして延在していることを特徴とする基板接続用電気コネクタ装置。
  2. 前記第1コネクタは、当該第1コネクタの長手方向に沿って略平行に延在する一対の長手側壁部と、それら一対の長手側壁部の長手方向における端部同士を結ぶ短手側壁部と、を有し、
    前記嵌合ガイド面が、前記一対の長手側壁部及び短手側壁部の表面をなすように形成されていることを特徴とする請求項1記載の基板接続用電気コネクタ装置。
  3. 前記位置決め部は、前記嵌合ガイド面から段差状をなして突出するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の基板接続用電気コネクタ装置。
  4. 前記位置決め部は、前記第1コネクタの長手方向及びその直交方向に平面略L字をなすように延在していることを特徴とする請求項3記載の基板接続用電気コネクタ装置。
  5. 前記被ガイド部が、前記第2コネクタの長手方向の両端部分に取り付けられた固定金具の一部をなすように形成されていることを特徴とする請求項1記載の基板接続用電気コネクタ装置。
  6. 前記第2コネクタは、当該第2コネクタの長手方向に沿って略平行に延在する一対の長手側壁部と、それら一対の長手側壁部の長手方向における端部同士を結ぶ短手側壁部と、を有し、
    前記固定金具に設けられた前記被ガイド部が、前記長手側壁部及び短手側壁部の表面と面一をなすように形成されていることを特徴とする請求項5記載の基板接続用電気コネクタ装置。
JP2015132354A 2015-07-01 2015-07-01 基板接続用電気コネクタ装置 Pending JP2017016891A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015132354A JP2017016891A (ja) 2015-07-01 2015-07-01 基板接続用電気コネクタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015132354A JP2017016891A (ja) 2015-07-01 2015-07-01 基板接続用電気コネクタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017016891A true JP2017016891A (ja) 2017-01-19

Family

ID=57830924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015132354A Pending JP2017016891A (ja) 2015-07-01 2015-07-01 基板接続用電気コネクタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017016891A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019021611A1 (ja) * 2017-07-24 2019-01-31 株式会社村田製作所 コネクタセット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019021611A1 (ja) * 2017-07-24 2019-01-31 株式会社村田製作所 コネクタセット
JPWO2019021611A1 (ja) * 2017-07-24 2020-04-16 株式会社村田製作所 コネクタセット
US10910779B2 (en) 2017-07-24 2021-02-02 Murata Manufacturing Co., Ltd. Board-to-board electrical connector set having projecting portions and guiding portions

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110800169B (zh) 电连接器装置
JP6068405B2 (ja) 電気コネクタ組立体
KR101816410B1 (ko) 기판 접속용 전기 커넥터
KR101874182B1 (ko) 기판 접속용 전기 커넥터 장치
KR101816411B1 (ko) 기판 접속용 전기 커넥터
US8894433B2 (en) Electrical connector assembly with enhanced blind mating features
US9318829B2 (en) Power connector and power contact thereof with improved support member for supporting engaging arm
JP5809606B2 (ja) 電気コネクタ
US7775837B2 (en) Electrical connector with improved clip member
KR101452626B1 (ko) 회로기판 수직 접속용 커넥터 조립체
JP2016184505A (ja) 基板接続用電気コネクタ及び基板接続用電気コネクタ装置
TW201308772A (zh) 電連接器
JP2015046371A (ja) コネクタ
JP3192828U (ja) 電気コネクタ
US9337589B2 (en) Electrical connector with metal plate
JP5659212B2 (ja) 回路基板用電気コネクタ
JP2017016891A (ja) 基板接続用電気コネクタ装置
JP2011165682A (ja) 多接点端子を有する電気コネクタ
US20100144196A1 (en) Board Mounted Connector System with Shield Assembly
WO2020012768A1 (ja) 電気コネクタ
US20160006152A1 (en) Card edge connector and card edge connector assembly
JP2017212098A (ja) 電気コネクタ
JP2008258112A (ja) 垂直嵌合型電気コネクタ
JP2018073536A (ja) 基板接続用電気コネクタ
JP2013110122A (ja) 多接点端子を有する電気コネクタ