JP2017016257A - 情報処理システム、端末装置、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、端末装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電子データとして配布される会議資料に対するセキュリティーを向上することができる情報処理システム、端末装置、およびプログラムを提供すること。
【解決手段】情報処理システム1は、情報処理装置10と端末装置30とを備える。端末装置30は、近距離通信で他の端末装置と識別情報を交換し、交換した結果得られた識別情報を情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、端末装置30から受信した識別情報に基づき、会議の主催者の端末装置に近接する端末装置の集合を認識する集合認識部14と、会議資料情報を格納するデータベース12と、集合認識部14によって認識された集合に属する端末装置に会議資料情報を送信するよう、Web通信部13を制御するサーバ制御部11とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、会議において用いられる会議資料情報を取り扱う情報処理システム、端末装置、およびプログラムに関する。
会議においては、一般的に紙媒体の会議資料が参加者に配布される。しかし、業務の効率化、コスト低減、また環境負荷の低減の観点から、ペーパーレス化が求められている。特に、近年のオフィスワークは情報通信技術による高度化が進んでおり、電子データとして必要な時に必要な参加者に会議資料を配布することができれば、紙媒体の会議資料を配布する必要は少ないと考えられる。
ペーパーレス化の解決策の一つとして、会議資料配布システムが提案されている。会議資料配布システムにおいては、会議参加者はタブレットなどの端末装置を用いて会議資料を電子的に共有し、閲覧することができる。
会議資料配布システムは、既に広く実用化されている。例えば、特許文献1には、端末装置間における会議資料の共有のみならず、プリンタとの連携機能をもつシステムが提案されている。特許文献2には、中央サーバを用いずに端末装置間で、会議資料を配布するシステムが提案されている。特許文献3には、会議資料の配布の効率化を図るために、通信線以外に同報ネットワークを用いるシステムが提案されている。
また、配布される会議資料のセキュリティーを向上させるシステムが提案されている。例えば、特許文献4には、サーバと端末装置間の通信を定期的に行い、認証失敗時に端末装置のデータを消去するシステムが提案されている。特許文献5には、会議において配布される会議資料データを、参加者の退場時に自動的に消去するシステムが提案されている。特許文献6には、会議中に閲覧される閲覧用資料と事後の配布用資料とを区別して管理し、会議の終了時に端末装置から閲覧用資料を削除し、さらに会議資料の属性に応じて、端末装置への配布用資料の送信の可否を判断するシステムが提案されている。
特開2013−232105号公報 特開2002−7641号公報 特開2000−23133号公報 特開2006−31346号公報 特開2003−242285号公報 特開2013−152696号公報
紙媒体の会議資料の場合には、配布者が配布する範囲を物理的に制御することができる。例えば、外部に漏れてはいけない重要な会議資料であれば、配布者は会議の参加者のみに会議資料を配布することができる。
しかしながら、会議資料を電子データとして、ネットワークを介して遠隔地に送信することができる会議資料配布システムにおいては、配布者の近くに相手がいるかどうかにかかわらず会議資料を配布できてしまうため、会議の参加者以外に会議資料が配布される可能性があった。したがって、既存の会議資料配布システムにおいては、電子データとして配布される会議資料に対するセキュリティーを確保することが難しい場合があった。
そこで、本発明は、電子データとして配布される会議資料に対するセキュリティーを向上することができる情報処理システム、端末装置、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、情報処理装置および複数の端末装置がネットワークを介して接続された情報処理システムであって、前記複数の端末装置は、それぞれ、近距離通信で他の端末装置に情報を送信するとともに、前記近距離通信で前記他の端末装置から情報を受信する第1の通信手段と、前記第1の通信手段が前記近距離通信を行うことによって得られた情報を前記情報処理装置に送信するとともに、会議資料情報または前記会議資料情報を参照するための参照情報を前記情報処理装置から受信する第2の通信手段と、前記第2の通信手段によって受信された前記会議資料情報または前記参照情報に基づき、前記会議資料情報を表示する表示手段と、を備え、前記情報処理装置は、前記第2の通信手段から送信された前記情報を受信する第3の通信手段と、前記第3の通信手段によって受信された前記情報に基づき、会議の主催者の端末装置に近接する端末装置の集合を認識する集合認識手段と、前記会議資料情報または前記参照情報を格納する格納手段と、前記集合認識手段によって認識された前記集合に属する端末装置に、前記格納手段に格納された前記会議資料情報または前記参照情報を送信するよう、前記第3の通信手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする情報処理システムである。
また、本発明は、前記格納手段が、前記集合認識手段により認識された前記集合に属する端末装置以外の端末装置に対して、前記会議資料情報または前記参照情報を送信することを許可するかどうかを示すアクセス要件情報を格納しており、前記制御手段が、前記格納手段に格納された前記アクセス要件情報に基づき、前記集合認識手段により認識された前記集合に属する端末装置以外の端末装置に対して、前記格納手段に格納された前記会議資料情報または前記参照情報の送信を許可するかどうかを判定することを特徴とする。
また、本発明は、前記格納手段が、前記集合認識手段により認識された前記集合に属する端末装置のリストを近接リストとして格納するとともに、前記会議の参加者の端末情報のリストを参加者リストとして格納していることを特徴とする。
また、本発明は、前記第3の通信手段が、前記集合認識手段により認識された前記集合に属する端末装置に、前記近接リストおよび前記参加者リストを送信し、前記表示手段が、前記近接リストおよび前記参加者リストに基づき、前記会議の参加者の一覧および前記参加者の出欠状況を表示することを特徴とする。
また、本発明は、前記表示手段が、前記近接リストおよび前記参加者リストのいずれにも登録されている端末装置の所有者を出席者として表示し、前記参加者リストには登録されているものの前記近接リストには登録されていない端末装置の所有者を欠席者として表示することを特徴とする。
また、本発明は、前記端末装置が、前記会議への参加申請を行うための参加申請手段と、他の端末からの前記参加申請を承認する参加承認手段と、他の端末からの前記参加申請を拒否する参加拒否手段とを更に備え、前記制御手段が、前記参加承認手段によって前記参加申請が承認されると、前記参加申請が承認された前記端末装置の識別情報を、前記格納手段に格納された前記参加者リストに追加し、前記参加拒否手段が、前記集合認識手段により認識された前記集合に属する端末装置以外の端末装置に対しては、前記参加申請を拒否することができることを特徴とする。
また、本発明は、前記端末装置が、前記会議への招待申請を行うための招待申請手段と、他の端末からの前記招待申請を承認する招待承認手段と、他の端末からの前記招待申請を拒否する招待拒否手段とを更に備え、前記制御手段が、前記招待承認手段によって前記招待申請が承認されると、前記招待申請を承認した前記端末装置の識別情報を、前記格納手段に格納された前記参加者リストに追加し、前記招待拒否手段が、前記集合認識手段により認識された前記集合に属する端末装置以外の端末装置に対しては、前記招待申請を拒否することができることを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して情報処理装置と接続された端末装置であって、近距離通信で他の端末装置に情報を送信するとともに、前記近距離通信で前記他の端末装置から情報を受信する第1の通信手段と、前記第1の通信手段が前記近距離通信を行うことによって得られた情報を前記情報処理装置に送信するとともに、会議資料情報または前記会議資料情報を参照するための参照情報を前記情報処理装置から受信する第2の通信手段と、前記第2の通信手段によって受信された前記会議資料情報または前記参照情報に基づき、前記会議資料情報を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする端末装置である。
また、本発明は、ネットワークを介して情報処理装置と接続された端末装置のコンピュータを、近距離通信で他の端末装置に情報を送信するとともに、前記近距離通信で前記他の端末装置から情報を受信する第1の通信手段、前記第1の通信手段が前記近距離通信を行うことによって得られた情報を前記情報処理装置に送信するとともに、会議資料情報または前記会議資料情報を参照するための参照情報を前記情報処理装置から受信する第2の通信手段、前記第2の通信手段によって受信された前記会議資料情報または前記参照情報に基づき、前記会議資料情報を表示する表示手段として機能させるためのプログラムである。
また、本発明は、ネットワークを介して複数の端末装置と接続された情報処理装置のコンピュータを、前記複数の端末装置から識別情報を受信する通信手段、前記通信手段によって受信された前記識別情報に基づき、会議の主催者の端末装置に近接する端末装置の集合を認識する集合認識手段、会議資料情報または前記会議資料情報を参照するための参照情報を格納する格納手段、前記集合認識手段によって認識された前記集合に属する端末装置に、前記格納手段に格納された前記会議資料情報または前記参照情報を送信するよう、前記通信手段を制御する制御手段として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、電子データとして配布される会議資料に対するセキュリティーを向上することができる。
情報処理システム1の全体構成を示す図である。 近接している複数の端末装置からなる集合の認識処理を示す図である。 図2に示される一連の処理を示すシーケンス図である。 会議資料情報の配布処理を示す図である。 図4に示される一連の処理を示すシーケンス図である。 主催者の端末装置Aの表示部33に表示される画面の一例を示す図である。 参加者の端末装置Bの表示部33に表示される画面の一例を示す図である。 参加者の端末装置Cの表示部33に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置Dの表示部33に表示される画面の一例を示す図である。 会議への参加申請処理を示す図である。 図10に示される一連の処理を示すシーケンス図である。 端末装置Bの表示部33に表示される参加申請画面の一例である。 端末装置Aの表示部33に表示される参加承認画面の一例である。 会議への招待申請処理を示す図である。 図14に示される一連の処理を示すシーケンス図である。 端末装置Aの表示部33に表示される招待申請画面の一例である。 端末装置Bの表示部33に表示される招待承認画面の一例である。 端末装置Aの表示部33に表示される参加者一覧画面の一例である。 端末装置Bの表示部33に表示される参加者一覧画面の一例である。
以下、本実施形態の情報処理システム、端末装置、およびプログラムを、図面を参照して説明する。
図1は、情報処理システム1の全体構成を示す図である。情報処理システム1において、情報処理装置10および端末装置30がネットワーク20を介して接続されている。ネットワーク20は、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、公衆回線、携帯電話網等である。情報処理装置10は、例えばネットワーク20上に構築されたサーバである。詳細は後述するが、情報処理装置10は複数のAPI(Application Programming Interface)を備える。たとえば、情報処理装置10は、ログインAPI、端末報告API、資料アクセスAPI、参加者管理APIなどを備える。
情報処理装置10は、サーバ制御部11と、データベース12と、Web通信部13と、集合認識部14とを備える。データベース12は、近接リストL1や会議の参加者リストL2などの様々な情報を格納する。近接リストL1および会議の参加者リストL2の詳細は後述する。サーバ制御部11は、データベース12に対する情報の書き込みおよび読み出しを制御する。Web通信部13は、情報処理装置10が端末装置30と通信するための通信インターフェースである。集合認識部14は、詳細は後述するが、互いに近接する複数の端末装置からなる集合を認識する。
端末装置30は、例えばタブレット型の端末装置である。なお、端末装置30は、ノートPCやスマートフォンなどの端末装置であってもよい。端末装置30は、端末制御部31と、無線LAN通信部32と、表示部33と、近距離無線通信部34と、記憶部35とを備える。
端末装置30の記憶部35には、タブレット向けアプリケーション・プログラムがインストールされる。端末制御部31は、記憶部35からアプリケーション・プログラムを読み出して実行する。無線LAN通信部32は、端末装置30が情報処理装置10と通信するための無線通信インターフェースである。
表示部33は、例えば情報の表示が可能なタッチパネルなどのユーザ・インターフェースである。近距離無線通信部34は、例えばBluetooth(登録商標) Low Energyなどの近距離無線通信インターフェースである。なお、図1においては1つの端末装置30がネットワーク20に接続されている例を示したが、実際には複数の端末装置がネットワーク20に接続されている。
端末制御部31は、自身の端末装置を特定するための識別情報を発行し、発行した識別情報を記憶部35に記憶する。例えば、端末制御部31は、UUID(Universally Unique Identifier)など、他の端末装置の識別情報と重複する可能性が無視できるほど低い番号を識別情報として発行する。
端末制御部31は、無線LAN通信部32を制御して、発行した識別情報を情報処理装置10へと送信する。情報処理装置10内のWeb通信部13は、各端末装置30から送信された識別情報を受信する。サーバ制御部11は、Web通信部13によって受信された識別情報をデータベース12に記憶する。なお、本実施形態では、端末装置30が識別情報を発行することとしたが、情報処理装置10が識別情報を発行してもよい。
(集合認識処理)
図2は、近接している複数の端末装置からなる集合の認識処理を示す図である。図2に示されるように、複数の端末装置30a〜30fが、ネットワーク20を介して情報処理装置10と通信する。なお、端末装置30aは会議の主催者の端末装置であり、端末装置30c、30d、および30fは、会議の参加者の端末装置である。図2に示される例においては、複数の端末装置30a〜30fに、それぞれ識別情報ID1〜ID6が割り振られている。
端末装置30a〜30fは、自身の識別情報を記憶部35から読み出し、読み出した識別情報を定期的にブロードキャストする。また、端末装置30a〜30fは、他の端末装置からブロードキャストされた識別情報を受信し、一定期間内に受信した識別情報を情報処理装置10に送信する。情報処理装置10の集合認識部14は、各端末装置30a〜30fから送信された識別情報を受信し、互いに近接する複数の端末装置の集合を認識する。
例えば、図2に示される例において、端末装置30aは、自身の識別情報ID1と、近接する複数の端末装置から受信した識別情報ID2〜ID4とを関連付けて情報処理装置10へ送信する。識別情報の送信は、端末報告APIを用いて行われる。他の端末装置30b〜30fについても、端末装置30aと同様に、自身の識別情報と、近接する複数の端末装置から受信した識別情報とを関連付けて情報処理装置10へ送信する。
情報処理装置10の集合認識部14は、受信したこれらの情報に基づき、端末装置30a〜30dによって構成される集合Aを認識するとともに、端末装置30eおよび30fによって構成される集合Bを認識する。例えば、情報処理装置10は、端末装置30aから自身の識別情報ID1と、近接する端末装置の識別情報ID2〜ID4とを受信している。このため、情報処理装置10は、端末装置30a〜30dが同じ集合に属すると判断する。情報処理装置10は、認識したこれらの集合を、近接リストL1としてデータベース12に格納する。近接リストL1には、集合認識部14によって認識された集合ごとに、集合に属する端末装置の識別情報が登録されている。
本実施形態によれば、各端末装置30が相互に近接する端末装置30を認識することができる。近距離無線通信は一般的に不安定であり、端末装置30が近接する端末装置30からの全てのブロードキャストを受信できるとは限らない。しかしながら、本実施形態によれば、一方の端末装置30が他方の端末装置30のブロードキャストを受信することができれば、情報処理装置10はこれらの端末装置30が同じ集合に属すると判定することができる。このため、近接する端末装置30を安定して認識することが可能となる。
図3は、図2に示される一連の処理を示すシーケンス図である。図3において、端末装置30a〜30cを、それぞれ端末装置A〜Cとして示している。まず、端末装置Aは、情報処理装置10のサーバ制御部11に対してログインを行う(ステップS1)。ログイン処理は、ログインAPIを用いて行われる。
情報処理装置10のデータベース12には、予め端末装置30の使用者のIDとパスワードが登録されている。端末装置Aは、使用者によって入力されたIDとパスワードをサーバ制御部11に送信する。サーバ制御部11は、端末装置Aから受信したIDとパスワードに基づき、データベース12に登録されている情報を参照して、ログインを認めるかどうかを判断する。
ログインを認める場合には、サーバ制御部11は、端末装置Aにログイン完了通知を送信する(ステップS2)。このとき、サーバ制御部11は、予想が困難な一時キーであるセッションキーを発行し、端末装置Aに送信する。このセッションキーを用いることで、サーバ制御部11は、どの端末装置からのアクセスであるかを認識することができる。
ログインが完了すると、端末装置Aは、近距離無線通信部34に対して識別情報の送信開始を指示する(ステップS3)。これに応じて、近距離無線通信部34は、一定時間ごとに繰り返し識別情報をブロードキャストする(ステップS4)。
また、端末装置Aは、近距離無線通信部34に対して識別情報の受信開始を指示する(ステップS5)。これに応じて、近距離無線通信部34は、他の端末装置からブロードキャストされた識別情報を受信する(ステップS6およびS7)。その後、近距離無線通信部34は、端末報告APIを用いて、近接する複数の端末装置の識別情報を、自身の識別情報とともにサーバ制御部11に送信する(ステップS8)。識別情報の送信は、端末報告APIを用いて行われる。
サーバ制御部11は、端末装置Aから受信した識別情報に基づき、データベース12に格納されている近接リストL1を更新する(ステップS9)。近接リストL1の更新が完了すると、サーバ制御部11は、端末装置Aに更新完了通知を送信する(ステップS10)。なお、ステップS6〜S10の処理は、一定時間ごとに繰り返し実行される。
(会議資料配布処理)
図4は、会議資料情報の配布処理を示す図である。図4は、一例として、端末装置30aが会議資料を配布する場合の、情報処理システム1全体の処理を示している。まず、会議の主催者の端末装置30aは、会議資料情報を情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、端末装置30aが会議の主催者の端末装置であることを確認した上で、端末装置30aから受信した会議資料情報をデータベース12に登録する。
情報処理装置10は、端末装置30cから会議資料情報の取得要求を受信した場合、端末装置30cが会議の参加者の端末装置であり、かつ、端末装置30cが集合Aに属することを確認した上で、データベース12に登録された会議資料情報を端末装置30cへ送信する。これと同様に、情報処理装置10は、会議資料情報を端末装置30dへ送信する。
一方、端末装置30bは、会議の主催者の端末装置でも参加者の端末装置でもない。このため、情報処理装置10は、端末装置30bから会議資料の取得要求を受信しても、端末装置30bへ会議資料を送信しない。また、端末装置30eおよび30fは、会議の主催者の端末装置30aが所属する集合Aとは異なる集合Bに属する。このため、情報処理装置10は、端末装置30eおよび30fから会議資料の取得要求を受信しても、端末装置30eおよび30fへ会議資料を送信しない。
なお、端末装置30fは会議の参加者の端末装置であるが、端末装置30fは集合Aに属していないため、端末装置30fの所有者は会議を欠席していると考えられる。従って、情報処理装置10は、端末装置30fから会議資料の取得要求を受信しても、端末装置30fへ会議資料を送信しないこととしている。ただし、欠席者が会議資料情報にアクセスできるようにアクセス要件情報が設定されている場合、情報処理装置10は、端末装置30fに会議資料情報を送信する。
また、情報処理装置10は、主催者の端末装置30aから会議資料の取得要求を受信した場合には、端末装置30aに会議資料を送信する。会議資料情報の登録は、会議の主催者からの要求のみならず、会議の参加者からの要求によっても行われる。
図5は、図4に示される一連の処理を示すシーケンス図である。図5に示される処理は、資料アクセスAPIを用いて実行される。図5において、会議の主催者の端末装置30aを端末装置Aとして示し、端末装置30b〜30fをまとめて端末装置Bとして示している。
端末装置Aは、端末装置Aの識別情報とともに、会議資料情報を情報処理装置10のサーバ制御部11に送信する(ステップS21)。このとき、端末装置Aは、会議を特定するための会議特定情報と、会議の欠席者に対する会議資料情報へのアクセスの可否を示すアクセス要件情報についても、サーバ制御部11に送信する。サーバ制御部11は、受信した端末装置Aの識別情報に基づき、データベース12を参照して端末装置Aが会議の主催者または参加者の端末装置であるかどうかを判断する。
端末装置Aが会議の主催者または参加者の端末装置である場合、サーバ制御部11は、受信した会議資料情報をデータベース12に登録する(ステップS22)。このとき、サーバ制御部11は、会議特定情報と、会議資料情報と、アクセス要件情報とを関連付けてデータベース12に登録する。会議資料情報の登録が完了すると、サーバ制御部11は、端末装置Aに登録完了通知を送信する(ステップS23)。
なお、端末装置Aが会議の主催者および参加者の端末装置ではない場合、サーバ制御部11は、受信した会議資料情報をデータベース12に登録せず、端末装置Aに対して登録拒否通知を送信する。
一方、端末装置Bは、端末装置Bの識別情報とともに、会議資料の取得要求をサーバ制御部11に送信する(ステップS24)。端末装置Bは、HTTPS(Hyper Text Transfer Protocol Secure)経由でサーバ制御部11にアクセスする。取得要求には、会議を特定するための会議特定情報が含まれる。サーバ制御部11は、端末装置Bから会議資料の取得要求を受信すると、受信した会議特定情報に基づき、データベース12から会議の参加者リストL2を取得する。サーバ制御部11は、受信した端末装置Bの識別情報が参加者リストL2に含まれるかどうかを判断する(ステップS25)。
端末装置Bの識別情報が参加者リストL2に含まれない場合(Case1)、端末装置Bは会議資料情報に対するアクセス権を有しない。このため、サーバ制御部11は、端末装置Bに会議資料情報を送信せず、拒否通知を送信する(ステップS26)。一方、端末装置Bの識別情報が参加者リストL2に含まれる場合(Case2)、サーバ制御部11は、データベース12から会議資料情報を読み出す(ステップS27)。
次に、サーバ制御部11は、データベース12からアクセス要件情報を参照し、会議の欠席者に対する会議資料情報へのアクセスの可否を判断する。欠席者に対する会議資料情報へのアクセスが認められる場合(Case2−1)、サーバ制御部11は、会議資料情報を端末装置Bへ送信する(ステップS28)。
一方、欠席者に対する会議資料情報へのアクセスが認められていない場合(Case2−2)、サーバ制御部11は、データベース12に格納された近接リストL1を参照し、端末装置Aと端末装置Bが同じ集合に属するかどうかを判断する(ステップS29)。
端末装置Aと端末装置Bが同じ集合に属する場合(Case2−2−1)、サーバ制御部11は、会議資料情報を端末装置Bへ送信する(ステップS30)。一方、端末装置Aと端末装置Bが同じ集合に属さない場合(Case2−2−2)、サーバ制御部11は、端末装置Bに会議資料情報を送信せず、拒否通知を送信する(ステップS31)。
図6〜図9は、端末装置30の表示部33に表示される画面の一例を示す図である。ここで、データベース12には、会議の主催者の端末装置Aからの会議資料情報41および42と、会議の参加者の端末装置Bからの会議資料情報43と、会議の参加者の端末装置Cからの会議資料情報44とが登録されていることとする。なお、会議資料情報42および43は、会議の出席者のみがアクセス可能な情報であるとして、アクセス要件情報に登録されていることとする。また、端末装置Dは、会議の参加者の端末装置ではないこととする。
図6は、主催者の端末装置Aの表示部33に表示される画面の一例を示す図である。図6に示されるように、主催者の端末装置Aの表示部33には、登録された全ての会議資料情報41〜44が表示される。このため、主催者の端末装置Aは、全ての会議資料情報41〜44にアクセスすることができる。
図7は、参加者の端末装置Bの表示部33に表示される画面の一例を示す図である。なお、端末装置Bの所有者は会議に出席しており、端末装置Bは主催者の端末装置Aと同一の集合に属することとする。この場合、図7に示されるように、端末装置Bの表示部33には、登録された全ての会議資料情報41〜44が表示される。このため、端末装置Bは、全ての会議資料情報41〜44にアクセスすることができる。
図8は、参加者の端末装置Cの表示部33に表示される画面の一例を示す図である。なお、端末装置Cの所有者は会議を欠席しており、端末装置Cは主催者の端末装置Aと同一の集合に属さないこととする。この場合、図8に示されるように、端末装置Cの表示部33には、会議資料情報41および44が表示される。しかしながら、端末装置Cの所有者は会議を欠席しているため、会議資料情報42および43は端末装置Cの表示部33に表示されない。このため、端末装置Cは、会議資料情報41および44にアクセスすることができるものの、会議資料情報42および43にアクセスすることはできない。
図9は、端末装置Dの表示部33に表示される画面の一例を示す図である。端末装置Dの所有者は会議の参加者ではないため、会議資料情報41〜44のいずれも端末装置Dの表示部33に表示されず、「アクセス不可」のメッセージが表示部33に表示される。このため、端末装置Dは、会議資料情報41〜44のいずれに対してもアクセスすることができない。
(参加申請処理)
図10は、会議への参加申請処理を示す図である。まず、会議の主催者の端末装置30aは、情報処理装置10に対して、参加者管理APIを用いて会議の作成を指示する。これに応じて、情報処理装置10は、会議の主催者として端末装置30aの識別情報が登録された参加者リストL2をデータベース12に登録する。なお、参加者リストL2は、会議特定情報に関連付けられてデータベース12に登録されている。ただし、この段階では、まだ参加者が参加者リストL2に登録されていない。
図10に示されるように、情報処理装置10が端末装置30bから参加申請を受信すると、端末装置30bは会議の主催者の端末装置30aと同じ集合Aに属するため、情報処理装置10は端末装置30bの参加申請を承認する。そして、情報処理装置10は、参加者リストL2に端末装置30bの識別情報を登録する。一方、情報処理装置10が端末装置30eから参加申請を受信すると、端末装置30eは集合Aに属さないため、情報処理装置10は端末装置30bの参加申請を拒否する。
図11は、図10に示される一連の処理を示すシーケンス図である。図11に示される処理は、参加者管理APIを用いて実行される。図11において、会議の主催者の端末装置30aを端末装置Aとして示し、端末装置30b〜30fをまとめて端末装置Bとして示している。また、図12は、端末装置Bの表示部33に表示される参加申請画面の一例である。
情報処理装置10は、端末装置Bからの要請に応じて、端末装置Bが参加している会議の会議特定情報と、端末装置Bの近くの端末装置が主催している会議の会議特定情報とが含まれる情報を端末装置Bに送信する。端末装置Bは、サーバ制御部11から受信した会議特定情報に基づき、図12に示される参加申請画面を表示部33に表示する。
図12に示されるように、参加申請画面には、端末装置Bが参加している「会議2」と、端末装置Bと同じ集合に属している端末装置Aが主催している「会議1」とが表示されている。端末装置Bが、端末装置Aが主催している「会議1」への参加申請を行う場合、端末装置Bの所有者によって申請キー51が選択される。申請キー51は参加申請手段として機能する。
申請キー51が選択されると、端末装置Bは、端末装置Bの識別情報とともに、会議への参加申請を情報処理装置10のサーバ制御部11に送信する(ステップS41)。参加申請には、端末装置Bの識別情報と、端末装置Bが参加しようとする会議の会議特定情報が含まれる。サーバ制御部11は、受信した端末装置Bの識別情報に基づき、データベース12に格納された近接リストL1を参照して、端末装置Bが会議の主催者の端末装置Aと同じ集合に属するかどうかを判断する(ステップS42)。
端末装置Aと端末装置Bが同じ集合に属さない場合(Case1)、サーバ制御部11は端末装置Bに拒否通知を送信する(ステップS43)。一方、端末装置Aと端末装置Bが同じ集合に属する場合(Case2)、サーバ制御部11は、端末装置Bに申請受付通知を送信する(ステップS44)。また、サーバ制御部11は、主催者の端末装置Aに参加申請通知を送信する(ステップS45)。なお、参加申請通知には、参加申請を行った端末装置Bの識別情報と、端末装置Bが参加しようとする会議の会議特定情報とが含まれる。
図13は、端末装置Aの表示部33に表示される参加承認画面の一例である。端末装置Aは、サーバ制御部11から参加申請通知を受信すると、表示部33上にポップアップウィンドウ52を表示する。ポップアップウィンドウ52には、「端末装置Bより、会議1への参加申請がありました。承認しますか?」のメッセージと、キャンセルキー53と、OKキー54とが表示されている。キャンセルキー53は、参加申請を拒否する場合に選択され、OKキー54は、参加申請を承認する場合に選択される。
OKキー54が選択されると(Case2−1)、端末装置Aはサーバ制御部11に承認通知を送信する(ステップS46)。サーバ制御部11は、端末装置Aから承認通知を受信すると、端末装置Bが参加しようとする会議の会議特定情報に対応する参加者リストL2に、端末装置Bの識別情報を登録する(ステップS47)。その後、サーバ制御部11は、端末装置Bに承認通知を送信する(ステップS48)。
一方、キャンセルキー53が選択されると(Case2−2)、端末装置Aはサーバ制御部11に拒否通知を送信する(ステップS49)。サーバ制御部11は、端末装置Aから拒否通知を受信すると、端末装置Bに拒否通知を送信する(ステップS50)。
(招待申請処理)
図14は、会議への招待申請処理を示す図である。まず、会議の主催者の端末装置30aは、情報処理装置10に招待申請を送信する。例えば、端末装置30bが会議に招待されている場合、端末装置30bは会議の主催者の端末装置30aと同じ集合Aに属するため、情報処理装置10は端末装置30bに対して会議へ招待することができる。一方、例えば、端末装置30eは会議の主催者の端末装置30aと同じ集合Aに属さないため、情報処理装置10は端末装置30eに対して会議へ招待することができない。
図15は、図14に示される一連の処理を示すシーケンス図である。図15に示される処理は、参加者管理APIを用いて実行される。図15において、会議の主催者の端末装置30aを端末装置Aとして示し、端末装置30b〜30fをまとめて端末装置Bとして示している。また、図16は、端末装置Aの表示部33に表示される招待申請画面の一例である。
情報処理装置10は、端末装置Aからの要請に応じて、端末装置Aが主催している会議に参加している端末装置の識別情報と、端末装置Aと同じ集合に属している端末装置の識別情報とが含まれる情報を端末装置Aに送信する。端末装置Aは、サーバ制御部11から受信した情報に基づき、図16に示される招待申請画面を表示部33に表示する。
図16に示されるように、招待申請画面には、端末装置Aが主催している「会議1」の参加者の端末装置A、C、およびDと、端末装置Aと同じ集合に属している端末装置Bとが表示されている。端末装置Aが端末装置Bを「会議1」に招待する場合、端末装置Aの所有者によって招待キー61が選択される。招待キー61は招待申請手段として機能する。
招待キー61が選択されると、端末装置Aは、端末装置Aの識別情報とともに、会議への招待申請を情報処理装置10のサーバ制御部11に送信する(ステップS61)。招待申請には、端末装置Aが主催する会議の会議特定情報と、会議に招待する端末装置Bの識別情報とが含まれる。サーバ制御部11は、受信した端末装置Aの識別情報および端末装置Bの識別情報に基づき、データベース12に格納された近接リストL1を参照して、端末装置Bが会議の主催者の端末装置Aと同じ集合に属するかどうかを判断する(ステップS62)。
端末装置Aと端末装置Bが同じ集合に属さない場合(Case1)、サーバ制御部11は端末装置Aに拒否通知を送信する(ステップS63)。一方、端末装置Aと端末装置Bが同じ集合に属する場合(Case2)、サーバ制御部11は、端末装置Aに招待受付通知を送信する(ステップS64)。また、サーバ制御部11は、端末装置Bに招待通知を送信する(ステップS65)。なお、招待通知には、招待申請を行った端末装置Aの識別情報と、端末装置Bを招待しようとする会議の会議特定情報とが含まれる。
図17は、端末装置Bの表示部33に表示される招待承認画面の一例である。端末装置Bは、サーバ制御部11から招待通知を受信すると、表示部33上にポップアップウィンドウ62を表示する。ポップアップウィンドウ62には、「端末装置Aより、会議1への招待申請がありました。承認しますか?」のメッセージと、キャンセルキー63と、OKキー64とが表示されている。キャンセルキー63は、招待申請を拒否する場合に選択され、OKキー64は、招待申請を承認する場合に選択される。
OKキー64が選択されると(Case2−1)、端末装置Bはサーバ制御部11に承認通知を送信する(ステップS66)。サーバ制御部11は、端末装置Bから承認通知を受信すると、端末装置Bを招待しようとする会議の会議特定情報に対応する参加者リストL2に、端末装置Bの識別情報を登録する(ステップS67)。その後、サーバ制御部11は、端末装置Aに承認通知を送信する(ステップS68)。
一方、キャンセルキー63が選択されると(Case2−2)、端末装置Bはサーバ制御部11に拒否通知を送信する(ステップS69)。サーバ制御部11は、端末装置Bから拒否通知を受信すると、端末装置Aに拒否通知を送信する(ステップS70)。
(参加者一覧表示)
参加申請処理(図11)や招待申請処理(図15)によって、端末装置Bが端末装置Aの主催する会議に参加すると、情報処理装置10は、端末装置Bが新たに参加した会議に関する近接リストL1および参加者リストL2を端末装置AおよびBに送信する。端末装置Aは、情報処理装置10から受信した近接リストL1および参加者リストL2に基づき、表示部33に図18に示される参加者一覧画面を表示する。
図18に示されるように、端末装置Aは、参加者リストL2に基づいて、会議に参加している端末装置の一覧を表示部33に表示する。また、端末装置Aは、近接リストL1に基づいて、各端末装置の出欠状況を表示部33に表示する。具体的には、表示部33は、近接リストL1および参加者リストL2のいずれにも登録されている端末装置の所有者を出席者として表示し、参加者リストL2には登録されているものの近接リストL1には登録されていない端末装置の所有者を欠席者として表示する。
すなわち、端末装置Aは、端末装置Aと同一の集合に属する端末装置に対しては「出席中」と表示部33に表示させ、端末装置Aと同一の集合に属さない端末装置に対しては「欠席」と表示部33に表示させる。端末装置Aを所有する会議の主催者は、図18に示される画面を閲覧することで、会議の参加者の一覧および参加者の出欠状況を確認することができる。
一方、端末装置Bの表示部33には図19に示される参加者一覧画面が表示される。図19に示される画面の表示方法は、端末装置Aと同様なので説明を省略する。端末装置Bを所有する会議の参加者は、図19に示される画面を閲覧することで、会議の参加者の一覧および参加者の出欠状況を確認することができる。
なお、本実施形態においては、データベース12に会議資料情報が登録されることとしたが、会議資料情報の代わりに会議資料情報を参照するための参照情報が登録されるようにしてもよい。参照情報は、例えば会議資料情報のURL(Uniform Resource Locator)を示す情報である。データベース12に参照情報(URL)が登録されている場合には、サーバ制御部11は、端末装置30との間で、会議資料情報の代わりに参照情報(URL)を送受信する。また、端末装置30は、サーバ制御部11から受信した参照情報(URL)にアクセスして会議資料情報を取得するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の情報処理システム1は、近距離無線通信を行うことにより、会議に出席している端末装置と会議を欠席している端末装置とを判別する。そして、情報処理システム1は、会議に出席している参加者の端末装置に会議資料を配布し、会議を欠席している参加者の端末装置には会議資料を配布しない。これによって、電子データとして配布される会議資料に対するセキュリティーを向上することができる。
また、本実施形態の情報処理システム1は、近距離無線通信を行うことにより、会議の主催者の端末装置の近くに存在する端末装置を特定し、特定した端末装置からの参加申請を受け付ける。また、本実施形態の情報処理システム1は、会議の主催者の端末装置の近くに存在する端末装置を特定し、特定した端末装置に対して会議への招待申請を行う。これによって、会議の参加者の登録に対するセキュリティーを向上することができる。
なお、会議が行われる会議室内に、会議室を特定するための識別情報を発信するビーコンを配置してもよい。端末装置30は、ビーコンから受信した会議室を特定するための識別情報を情報処理装置10に送信(アップロード)する。情報処理装置10は、複数の端末装置30から識別情報を受信し、同じ識別情報を送信(アップロード)した端末装置30の集合を認識する。情報処理装置10は、認識した集合を会議の主催者の端末装置に近接する端末装置30の集合とみなし、この集合に属する端末装置30に会議資料情報または参照情報を送信してもよい。
また、上記実施形態では、全ての端末装置が近距離通信による受信機能と近距離通信による送信機能の両方を備えることとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、近距離通信による受信機能を全ての端末装置が備える一方、近距離通信による送信機能を主催者の端末装置のみが備えてもよい。この場合、情報処理装置10は、主催者の端末装置の識別情報を受信した端末装置が、主催者の端末装置の近くに存在することを認識することができる。また、近距離通信による送信機能を全ての端末装置が備える一方、近距離通信による受信機能を主催者の端末装置のみが備えてもよい。この場合、情報処理装置10は、主催者の端末装置によって受信された識別情報に対応する端末装置が、主催者の端末装置の近くに存在することを認識することができる。
また、上記実施形態による情報処理装置10および端末装置30は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した情報処理装置10および端末装置30の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
1 情報処理システム
10 情報処理装置
11 サーバ制御部(制御手段)
12 データベース(格納手段)
13 Web通信部(第3の通信手段)
14 集合認識部(集合認識手段)
20 ネットワーク
30 端末装置
31 端末制御部
32 無線LAN通信部(第2の通信手段)
33 表示部(表示手段)
34 近距離無線通信部(第1の通信手段)
35 記憶部

Claims (10)

  1. 情報処理装置および複数の端末装置がネットワークを介して接続された情報処理システムであって、
    前記複数の端末装置は、それぞれ、
    近距離通信で他の端末装置に情報を送信するとともに、前記近距離通信で前記他の端末装置から情報を受信する第1の通信手段と、
    前記第1の通信手段が前記近距離通信を行うことによって得られた情報を前記情報処理装置に送信するとともに、会議資料情報または前記会議資料情報を参照するための参照情報を前記情報処理装置から受信する第2の通信手段と、
    前記第2の通信手段によって受信された前記会議資料情報または前記参照情報に基づき、前記会議資料情報を表示する表示手段と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記第2の通信手段から送信された前記情報を受信する第3の通信手段と、
    前記第3の通信手段によって受信された前記情報に基づき、会議の主催者の端末装置に近接する端末装置の集合を認識する集合認識手段と、
    前記会議資料情報または前記参照情報を格納する格納手段と、
    前記集合認識手段によって認識された前記集合に属する端末装置に、前記格納手段に格納された前記会議資料情報または前記参照情報を送信するよう、前記第3の通信手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記格納手段は、前記集合認識手段により認識された前記集合に属する端末装置以外の端末装置に対して、前記会議資料情報または前記参照情報を送信することを許可するかどうかを示すアクセス要件情報を格納しており、
    前記制御手段は、前記格納手段に格納された前記アクセス要件情報に基づき、前記集合認識手段により認識された前記集合に属する端末装置以外の端末装置に対して、前記格納手段に格納された前記会議資料情報または前記参照情報の送信を許可するかどうかを判定することを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記格納手段は、前記集合認識手段により認識された前記集合に属する端末装置のリストを近接リストとして格納するとともに、前記会議の参加者の端末情報のリストを参加者リストとして格納することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記第3の通信手段は、前記集合認識手段により認識された前記集合に属する端末装置に、前記近接リストおよび前記参加者リストを送信し、
    前記表示手段は、前記近接リストおよび前記参加者リストに基づき、前記会議の参加者の一覧および前記参加者の出欠状況を表示することを特徴とする請求項3記載の情報処理システム。
  5. 前記表示手段は、前記近接リストおよび前記参加者リストのいずれにも登録されている端末装置の所有者を出席者として表示し、前記参加者リストには登録されているものの前記近接リストには登録されていない端末装置の所有者を欠席者として表示することを特徴とする請求項4記載の情報処理システム。
  6. 前記端末装置は、前記会議への参加申請を行うための参加申請手段と、他の端末からの前記参加申請を承認する参加承認手段と、他の端末からの前記参加申請を拒否する参加拒否手段とを更に備え、
    前記制御手段は、前記参加承認手段によって前記参加申請が承認されると、前記参加申請が承認された前記端末装置の識別情報を、前記格納手段に格納された前記参加者リストに追加し、
    前記参加拒否手段は、前記集合認識手段により認識された前記集合に属する端末装置以外の端末装置に対しては、前記参加申請を拒否することができることを特徴とする請求項4記載の情報処理システム。
  7. 前記端末装置は、前記会議への招待申請を行うための招待申請手段と、他の端末からの前記招待申請を承認する招待承認手段と、他の端末からの前記招待申請を拒否する招待拒否手段とを更に備え、
    前記制御手段は、前記招待承認手段によって前記招待申請が承認されると、前記招待申請を承認した前記端末装置の識別情報を、前記格納手段に格納された前記参加者リストに追加し、
    前記招待拒否手段は、前記集合認識手段により認識された前記集合に属する端末装置以外の端末装置に対しては、前記招待申請を拒否することができることを特徴とする請求項4記載の情報処理システム。
  8. ネットワークを介して情報処理装置と接続された端末装置であって、
    近距離通信で他の端末装置に情報を送信するとともに、前記近距離通信で前記他の端末装置から情報を受信する第1の通信手段と、
    前記第1の通信手段が前記近距離通信を行うことによって得られた情報を前記情報処理装置に送信するとともに、会議資料情報または前記会議資料情報を参照するための参照情報を前記情報処理装置から受信する第2の通信手段と、
    前記第2の通信手段によって受信された前記会議資料情報または前記参照情報に基づき、前記会議資料情報を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  9. ネットワークを介して情報処理装置と接続された端末装置のコンピュータを、
    近距離通信で他の端末装置に情報を送信するとともに、前記近距離通信で前記他の端末装置から情報を受信する第1の通信手段、
    前記第1の通信手段が前記近距離通信を行うことによって得られた情報を前記情報処理装置に送信するとともに、会議資料情報または前記会議資料情報を参照するための参照情報を前記情報処理装置から受信する第2の通信手段、
    前記第2の通信手段によって受信された前記会議資料情報または前記参照情報に基づき、前記会議資料情報を表示する表示手段
    として機能させるためのプログラム。
  10. ネットワークを介して複数の端末装置と接続された情報処理装置のコンピュータを、
    前記複数の端末装置から識別情報を受信する通信手段、
    前記通信手段によって受信された前記識別情報に基づき、会議の主催者の端末装置に近接する端末装置の集合を認識する集合認識手段、
    会議資料情報または前記会議資料情報を参照するための参照情報を格納する格納手段、
    前記集合認識手段によって認識された前記集合に属する端末装置に、前記格納手段に格納された前記会議資料情報または前記参照情報を送信するよう、前記通信手段を制御する制御手段
    として機能させるためのプログラム。
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