JP2017015765A - 光電変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置場所に関わらず光信号の損失を軽減することができる光電変換装置を提供する。【解決手段】光電変換装置10は、コネクタ(第1コネクタ11、第2コネクタ12)と、光ファイバ心線16と、被覆部材15と、保持用部材(第1保持用部材20、第2保持用部材21)とを備える。コネクタは、光電変換を行う変換回路を有する。光ファイバ心線16は、一端がコネクタへ挿入されて変換回路と光学的に接続される。被覆部材15は光ファイバ心線16の中央部位を覆う。保持用部材は、コネクタと被覆部材15のコネクタ側の端部との間の光ファイバ心線16を、予め定められた形状で保持させるために覆う。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に光電変換装置、より詳細には電気信号から変換された光信号を光ファイバ心線を介して伝送する光電変換装置に関する。
従来、電気信号を光信号に変換して、光信号を伝送する装置(光電変換装置)が存在する。このような装置では、電気信号を光信号に変換する回路(第1回路)が光ファイバ心線の一端と光学的に接続され、光信号を電気信号に変換する回路(第2回路)が光ファイバ心線の他端と光学的に接続される。これにより、光電変換装置は、電気信号を光信号に変換して、光信号を伝送することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−157214号公報
例えば、上述した第1回路を含む部位(コネクタ)を、電気機器に装着しようとする場合、設置場所によっては、コネクタから引き出された光ファイバ心線が、予期せぬ形状に曲がる可能性がある。そのため、光電変換装置の設置場所によっては光ファイバ心線が予期せぬ形状に曲がり、光信号の損失が生じる虞がある。
そこで、本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、設置場所に関わらず光信号の損失を軽減することができる光電変換装置を提供することにある。
本発明の一態様である光電変換装置は、光電変換を行う変換回路を有するコネクタと、一端が前記コネクタへ挿入されて前記変換回路と光学的に接続される光ファイバ心線と、前記光ファイバ心線の中央部位を覆う被覆部材と、前記コネクタと前記被覆部材の前記コネクタ側の端部との間の前記光ファイバ心線を、予め定められた形状で保持させるために覆う保持用部材とを備えることを特徴とする。
ここで、前記光電変換装置は、前記光ファイバ心線のうち前記コネクタから引き出された部位を覆うブッシングを備え、前記保持用部材は、前記ブッシングと前記被覆部材の前記コネクタ側の端部との間の前記光ファイバ心線を、予め定められた形状で保持させるために覆うことが好ましい。
ここで、前記保持用部材は、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂であることが好ましい。
ここで、前記保持用部材は、互いに硬度が異なる少なくとも2つの層からなることが好ましい。
ここで、前記少なくとも2つの層の硬度は、最も外側の層から順次低下することが好ましい。
ここで、前記ブッシングにおいて、前記被覆部材側の端部には、前記光ファイバ心線の径方向に対して凸部が設けられていることが好ましい。
ここで、前記光電変換装置は、前記被覆部材の前記端部と前記保持用部材とを固定する固定部品を、さらに備えることが好ましい。
上述した光電変換装置によると、コネクタから引き出された光ファイバ心線が予期せぬ形状に曲がる可能性を低減することができるので、設置場所に関わらず光信号の損失を軽減することができる。
図1A,1Bは、実施形態1における光電変換装置を説明する図である。 実施形態1において、第1保持用部材および第2保持用部材が適用される前の光電変換装置を説明する図である。 実施形態1における第1保持用部材および第2保持用部材で形成される形状を説明する図である。 図4A,4Bは、実施形態2における光電変換装置を説明する図である。 図5A〜5Dは、実施形態3における光電変換装置を説明する図である。 図6A〜7Cは、実施形態3における光電変換装置の変形例を説明する図である。 図7A〜7Cは、実施形態3における光電変換装置の別の変形例を説明する図である。
(実施形態1)
以下、本実施形態に係る光電変換装置10について、図1A,1B、図2を用いて説明する。図1Aは、光電変換装置10の概要を表す図であり、図1Bは、光電変換装置10の両端部を表す図である。光電変換装置10は、サーバや映像装置、産業機器、計測機器、映像業務用印刷機器、医療機器などの機器または機器間に用いられる。より詳細には、光電変換装置10は、上記機器内の基板間の信号伝送や上記機器内のモジュール間の信号伝送、機器間の信号伝送に用いられる。図2は、後述する第1保持用部材20および第2保持用部材21が適用される前の光電変換装置10aの概要を表す図である。
光電変換装置10aは、図2に示すように、第1コネクタ(プラグ)11と、第2コネクタ(プラグ)12と、光ファイバ心線16とを備えている。
第1コネクタ11は、電気信号を光信号に変換する第1変換回路(変換回路)を備え、第2コネクタ12は、光信号を電気信号に変換する第2変換回路(変換回路)を備えている。第1コネクタ11は、例えば第1機器側のコネクタ(レセプタクル)に接続されることで、光電変換装置10aと第1機器との間で電気信号の送受信や電源、グランド配線などを行うことができる。また、第2コネクタ12は、例えば第2機器側のコネクタ(レセプタクル)に接続されることで、光電変換装置10aと第2機器との間で電気信号の送受信や電源、グランド配線などを行うことができる。
光ファイバ心線16は、コアと、当該コアの外周を包囲するクラッドとから構成されている。ここで、コアは石英ガラスで構成され、クラッドは石英ガラスまたは硬質プラスチックから構成されている。光ファイバ心線16の線方向において、光ファイバ心線16の両端部を除く部位(中央部位)は、光ファイバ心線16を保護する樹脂製の被覆部材15が設けられている。被覆部材15と光ファイバ心線16との間には抗張力体が設けられている。ここで、抗張力体は、例えばアラミド繊維または鋼線などであり、光ファイバ心線16への張力に対する強度を高める。
光ファイバ心線16の一端と第1コネクタ11とが、光ファイバ心線16の他端と第2コネクタ12とが、それぞれ光学的に接続されている。具体的には、光ファイバ心線16の一端が第1コネクタ11に挿入され、光ファイバ心線16の一端のコアと、第1コネクタ11の第1変換回路とが光学的に接続されている。光ファイバ心線16の他端が第2コネクタ12に挿入され、光ファイバ心線16の他端のコアと、第2コネクタ12の第2変換回路とが光学的に接続されている。これにより、第1コネクタ11と第2コネクタ12との間を、光信号で通信することが可能となる。例えば、第1コネクタ11と接続された回路から出力された電気信号が第1変換回路で光信号に変換され、変換された光信号は光ファイバ心線16を介して第2変換回路に出力される。第2変換回路は、第1変換回路で出力された光信号を電気信号に変換し、第2コネクタ12と接続された回路へ電気信号を出力する。
第1コネクタ11から光ファイバ心線16が引き出された部位には屈曲を防ぐ第1ブッシング13が設けられ、第2コネクタ12から光ファイバ心線16が引き出された部位には屈曲を防ぐ第2ブッシング14が設けられている。
本実施形態の光電変換装置10は、上述した光電変換装置10aにおいて光ファイバ心線16の中央部位を除く部位、つまり光ファイバ心線16の両端部を予め定めされた形状で保持させるための保持用部材を設けている。具体的には、光電変換装置10では、図1A,1Bに示すように、第1ブッシング13と、第1コネクタ11側の被覆部材15の一端15a(端部)との間の光ファイバ心線16は、光ファイバ心線16を第1形状で保持させる第1保持用部材20で覆われている。また、第2ブッシング14と、第2コネクタ12側の被覆部材15の他端15b(端部)との間の光ファイバ心線16は、光ファイバ心線16を第2形状で保持させる第2保持用部材21で覆われている。
第1保持用部材20および第2保持用部材21は、被覆部材15とは異なる部材で筒形状に形成、具体的には熱可塑性樹脂(例えばポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、エラストマ等)で形成されている。なお、第1保持用部材20および第2保持用部材21は、被覆部材15とは異なる材料で形成されることが好ましい。
光ファイバ心線16の一端部16aは、光ファイバ心線16の一端が第1コネクタ11に挿入される前に第1保持用部材20に挿入される。このとき、第1保持用部材20の一端20aが被覆部材15の一端15aを覆い、第1保持用部材20の他端20bが第1ブッシング13の先端部を覆っている(図1B参照)。
また、同様に、光ファイバ心線16の他端部16bは、光ファイバ心線16の他端が第2コネクタ11に挿入される前に第2保持用部材21に挿入される。このとき、第2保持用部材21の一端21aが被覆部材15の他端15bを覆い、第2保持用部材21の他端21bが第2ブッシング14の先端部を覆っている(図1B参照)。
光ファイバ心線16の一端に第1コネクタ11が、他端に第2コネクタ12が、それぞれ設けられる。その後、第1保持用部材20および第2保持用部材21のそれぞれを加熱して熱収縮させ、光ファイバ心線16、第1保持用部材20および第2保持用部材21を所定の形状、例えば、図1Bに示すように直線形状に変形させ、その後冷却する。これにより、第1保持用部材20および第2保持用部材21のそれぞれは、光ファイバ心線16を所定の形状に保持させることができる。
また、第1保持用部材20および第2保持用部材21で保持される形状は、直線形状に限定されない。例えば、図3に示す曲線形状であってもよいし、直線形状と曲線形状との組み合わせであってもよい。
また、第1保持用部材20への加熱は、光ファイバ心線16の一端部16aが第1保持用部材20に挿入される前に行われてもよい。同様に、第2保持用部材21への加熱は、光ファイバ心線16の他端部16bが第2保持用部材21に挿入される前に行われてもよい。
また、第1保持用部材20および第2保持用部材21の材質は、熱可塑性樹脂としたが、これに限定されない。第1保持用部材20および第2保持用部材21の材質は、熱硬化性樹脂であってもよい。熱硬化性樹脂は、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等である。
また、第1コネクタ11は、さらに光信号を電気信号に変換する第3変換回路を備え、第2コネクタ12は、さらに電気信号を光信号に変換する第4変換回路を備えてもよい。この場合、光電変換装置10は、2本の光ファイバ心線16を備えている。この場合の光電変換装置10では、一方の光ファイバ心線16の一端が第1変換回路と、他端が第2変換回路とそれぞれ光学的に接続され、他方の光ファイバ心線16の一端が第3変換回路と、他端が第4変換回路とそれぞれ光学的に接続されている。このとき、2本の光ファイバ心線16のそれぞれの一端部16aが第1保持用部材20で覆われ、他端部16bが第2保持用部材21で覆われている。つまり、複数の光ファイバ心線16のそれぞれの一端部16aを第1保持用部材20で覆い、他端部16bを第2保持用部材21で覆うことで、多チャンネル化にも対応することができる。
本実施形態では、光電変換装置10は、第1ブッシング13と第2ブッシング14とを備えるとしたが、これに限定されない。光電変換装置10は、第1ブッシング13と第2ブッシング14とを、必ずしも備える必要はない。この場合、第1保持用部材20は、第1コネクタ11と第1コネクタ11側の被覆部材15の一端15aとの間の光ファイバ心線16を、予め定められた形状に保持させるために覆っている。第2保持用部材21は、第2コネクタ12と第2コネクタ12側の被覆部材15の他端15bとの間の光ファイバ心線16を、予め定められた形状に保持させるために覆っている。ここで、第1コネクタ11と第1コネクタ11側の被覆部材15の端部との間の光ファイバ心線16を、予め定められた形状で保持させるために覆うとは、一部部分を覆ってもよいし、全体を覆ってもよい。
以上説明したように、本実施形態の光電変換装置10は、コネクタ(第1コネクタ11、第2コネクタ12)と、光ファイバ心線16と、被覆部材15と、保持用部材(第1保持用部材20、第2保持用部材21)とを備える。コネクタは、光電変換を行う変換回路を有する。光ファイバ心線16は、一端がコネクタへ挿入されて変換回路と光学的に接続される。被覆部材15は、光ファイバ心線16の中央部位を覆う。保持用部材は、コネクタと被覆部材15のコネクタ側の端部との間の光ファイバ心線16を、予め定められた形状で保持させるために覆う。
この構成によると、光電変換装置10は、光ファイバ心線16の一端部を第1の形状に保持し、他端部を第2の形状に保持する。そのため、光電変換装置10において、電気機器の内部設けられたコネクタ(レセプタクル)に第1コネクタ11および第2コネクタ12を接続した場合に光ファイバ心線16が予期せぬ形状に曲がる可能性を低減することができる。したがって、光電変換装置10は、その設置場所に関わらず光信号の損失を軽減することができる。
ここで、光電変換装置10は、光ファイバ心線16のうちコネクタから引き出された部位を覆うブッシング(第1ブッシング13、第2ブッシング14)を備えることが好ましい。保持用部材は、ブッシングと被覆部材15のコネクタ側の端部との間の光ファイバ心線16を、予め定められた形状で保持させるために覆う。この構成によると、光電変換装置10は、その設置場所に関わらず光信号の損失を軽減することができる。
ここで、保持用部材は、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂であることが好ましい。この構成によると、光電変換装置10は、光ファイバ心線16を予め定められた形状に保つことができる。
(実施形態2)
実施形態1では、第1保持用部材20および第2保持用部材21は単層としたが、本実施形態では、2層で形成されている。
以下、実施形態1との相違点を中心に説明する。なお、本実施形態では、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
図4Aは、本実施形態の光電変換装置10の両端部を表す図であり、図4Bは、図4AにおけるX−Xの断面図である。なお、図4Bでは、第1コネクタ11の記載を省略している。
本実施形態では、図4Bで示すように、第1保持用部材20は、第1の層20aと第2の層20bとの2層構造で形成され、第2保持用部材21は、第1の層21aと第2の層21bとの2層構造で形成されている。第2の層20b(21b)は、コア16cとコア16cの外周を包囲するクラッド16dとから構成された光ファイバ心線16の外周を包囲している。第1の層20a(21a)は、第2の層20b(21b)の外周を包囲している。つまり第2の層20b(21b)は、2層構造のうち内層に相当し、第1の層20a(21a)は、2層構造のうち外層に相当している。
第1の層20a(21a)および第2の層20b(21b)の材質は、実施形態1で述べたように、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、エラストマ等の熱可塑性樹脂である。ただし、第1の層20a(21a)と第2の層20b(21b)とは、硬度が異なっており、第1の層20a(21a)は第2の層20b(21b)よりも硬い材質で形成されている。
なお、本実施形態では、第1保持用部材20および第2保持用部材21は2層で形成されているとしたが、これに限定されない。第1保持用部材20および第2保持用部材21は3層以上から形成されてもよい。この場合、第1保持用部材20および第2保持用部材21における3つ以上の層の硬度は、最も外側の層から内側に向かうにつれて順次低下する。
また、本実施形態においても第1保持用部材20および第2保持用部材21の材質は、熱硬化性樹脂であってもよい。この場合、第1の層20a(21a)は、第2の層20b(21b)よりも硬い材質で形成される。ここで、熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等である。
なお、本実施形態では、第1の層20a(21a)および第2の層20b(21b)の双方とも熱可塑性樹脂、または熱硬化性樹脂であるとしたが、これに限定されない。例えば、内側の層である第1の層20a(21a)を熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂または接着剤で形成させて光ファイバ心線16を所定の形状で保持させ、外側の層である第2の層20b(21b)を保護性が高く、かつ第1の層20a(21a)の硬度とは異なる硬度の材質で形成してもよい。
以上説明したように、保持用部材(第1保持用部材20、第2保持用部材21)は、互いに硬度が異なる少なくとも2つの層(第1の層20a,21a、第2の層20b,21b)からなることが好ましい。この構成によると、保持用部材を曲げる際に、光ファイバ心線16が屈曲する可能性を低減することができる。
ここで、少なくとも2つの層の硬度は、最も外側の層から順次低下することが好ましい。この構成によると、単層の場合よりも光ファイバ心線16に応力をかけることなく保持用部材を曲げること、つまり光ファイバ心線16が屈曲する可能性を低減することができる。さらには、外部からの応力、部品等のエッジ等に対しても強くなる。
(実施形態3)
本実施形態では、実施形態1と比較して第1ブッシング13および第2ブッシング14の形状が異なる。さらに、第1保持用部材20と光ファイバ心線16との結合方法、および第2保持用部材21と光ファイバ心線16との結合方法が、実施形態1とは異なる。
以下、実施形態1との相違点を中心に説明する。なお、本実施形態では、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
図5A〜5Dは、本実施形態の光電変換装置10の両端部を説明する図である。
本実施形態の第1ブッシング13では、光ファイバ心線16の径方向に対して凸部13aが設けられ、第2ブッシング14では、光ファイバ心線16の径方向に対して凸部14aが設けられている(図5A参照)。第1ブッシング13が第1保持用部材20に挿入されると、第1保持用部材20の先端が第1ブッシング13の凸部13aに引っ掛かるので、第1ブッシング13が第1保持用部材20から抜け出ることを防ぐことができる(図5A参照)。また、同様に、第2ブッシング14が第2保持用部材21に挿入されると、第2保持用部材21の先端が第2ブッシング14の凸部14aに引っ掛かるので、第2ブッシング14が第2保持用部材21から抜け出ることを防ぐことができる(図5A参照)。
本実施形態の光電変換装置10は、さらに、図5Aに示すように、第1固定部品30と第2固定部品40とを備える。第1固定部品30は、被覆部材15の一端部と第1保持用部材20とを固定する部品であり、第2固定部品40は、被覆部材15の他端部と第2保持用部材21とを固定する部品である。
図5B〜5Dに示すように、第1固定部品30は、かしめ台31とかしめリング34とを有し、第2固定部品40は、かしめ台41とかしめリング44とを有している。また、第1固定部品30は光ファイバ心線16を挿通するための挿通孔30aを、第2固定部品40は光ファイバ心線16を挿通するための挿通孔40aを有している。
かしめ台31は、図5Bに示すように、第1パイプ32と第2パイプ33とからの一体構造となっている。第1パイプ32は第1保持用部材20の一端20aに挿入され、第2パイプ33は光ファイバ心線16と被覆部材15の一端15aとの間に挿入される(図5C参照)。
また、同様に、かしめ台41は、図5Bに示すように、第1パイプ42と第2パイプ43とからの一体構造となっている。第1パイプ42は第2保持用部材21の一端21aに挿入され、第2パイプ43は光ファイバ心線16と被覆部材15の他端15bとの間に挿入される(図5C参照)。
かしめリング34は、図5Dに示すように、スリット37が設けられており、第1固定部35と第2固定部36とからの一体構造となっている。かしめリング34がかしめ台31に装着されることで、第1保持用部材20は第1固定部35と第1パイプ32とで圧着されて固定され、被覆部材15の一端部は第2固定部36と第2パイプ33とで圧着されて固定される。
同様に、かしめリング44は、図5Dに示すように、スリット47が設けられており、第1固定部45と第2固定部46とからの一体構造となっている。かしめリング44がかしめ台41に装着されることで、第2保持用部材21は、第1固定部45と第1パイプ42とで圧着されて固定され、被覆部材15の他端部は第2固定部36と第2パイプ33とで圧着されて固定される。
なお、本実施形態では、光電変換装置10は、凸部を設けたブッシングと、固定部品との双方を備えるとしたが、凸部を設けたブッシングと固定部品とのうち少なくとも一方を備えていればよい。
また、本実施形態では、実施形態1で説明した第1保持用部材20および第2保持用部材21、つまり単層の保持用部材に適用した場合について説明したが、これに限定されない。本実施形態の光電変換装置10は、実施形態2で説明した多層の第1保持用部材20および第2保持用部材21に適用してもよい。
また、被覆部材15と光ファイバ心線16との間に設けられた抗張力体15cを第1固定部品30および第2固定部品40で圧着してもよい。この場合について図6A〜6Cを用いて説明する。なお、抗張力体は、上述したようにアラミド繊維、鋼線などである。
第1固定部品30の第2パイプ33は、図6Aに示すように、光ファイバ心線16と抗張力体15cとの間に挿入される。また、抗張力体15cの一端15dは、第1パイプ32を覆っている。また、第2固定部品40の第2パイプ43は、図6Aに示すように、光ファイバ心線16と抗張力体15cとの間に挿入される。また、抗張力体15cの他端15eは、第1パイプ42を覆っている。
かしめリング34が、かしめ台31に装着されると、図6Bに示すように、被覆部材15の一端15aが第2固定部36と第2パイプ33とで圧着されて固定され、抗張力体15cの一端15dが第1固定部35と第1パイプ32とで圧着されて固定される。
第1固定部品30は、第1保持用部材20の一端20aに挿入される(図6C参照)。第1保持用部材20の一端20aは、熱収縮されることで第1固定部品30に固定される。第1保持用部材20の一端20aを第1固定部品30に固定する場合には、接着剤で固定してもよい。または、別のかしめリングを設け、第1固定部品30と固定してもよい。
かしめリング44が、かしめ台41に装着されると、図6Bに示すように、被覆部材15の他端15bが第2固定部46と第2パイプ43とで圧着されて固定され、抗張力体15cの他端15eが第1固定部45と第1パイプ42とで圧着されて固定される。
第2固定部品30は、第2保持用部材21の一端21aに挿入される。第2保持用部材21の一端21aは、熱収縮されることで第2固定部品40に固定される。第2保持用部材21の一端21aを第2固定部品40に固定する場合には、接着剤で固定してもよい。または、別のかしめリングを設け、第2固定部品40と固定してもよい。
抗張力体15cを圧着することで、光ファイバ心線16の引張り強度は向上する。
また、抗張力体15cを第1固定部品30および第2固定部品40で圧着する場合(図7A参照)において、抗張力体を備えた第1保持用部材20および第2保持用部材21を用いてもよい。なお、抗張力体は、上述したようにアラミド繊維、鋼線などである。
例えば、図7Bに示すように、2本の抗張力体50,51を備えた第1保持用部材20を第1コネクタ13の先端13aと第1固定部品30との間に設ける。また、2本の抗張力体60,61を備えた第2保持用部材21を第2コネクタ14の先端14aと第2固定部品40との間に設ける。また、ブッシング13,14は、樹脂または金属の鋼体で形成される。第1保持用部材20の一端20aは、第1固定部品30とかしめリング70とで圧着されて固定される。第1保持用部材20の他端20bは、ブッシング13の先端13aとかしめリング71とで圧着されて固定される。第2保持用部材21の一端21aは、第2固定部品40とかしめリング80とで圧着されて固定される。第2保持用部材21の他端21bは、ブッシング14の先端14aとかしめリング81とで圧着されて固定される。第1保持用部材20の一端20aおよび他端20bを固定する場合には、接着剤で固定してもよい。また、第2保持用部材21の一端21aおよび他端21bを固定する場合には、接着剤で固定してもよい。
なお、第1保持用部材20および第2保持用部材21には、それぞれ円筒状の抗張力体を設けてもよい。
第1保持用部材20および第2保持用部材21に抗張力体を設けることで、引張り強度をさらに向上する。
以上説明したように、本実施形態のブッシング(第1ブッシング13、第2ブッシング14)において、被覆部材15側の端部には、光ファイバ心線16の径方向に対して凸部(凸部13a,14a)が設けられていることが好ましい。この構成によると、光電変換装置10は、第1ブッシング13が第1保持用部材20から、第2ブッシング14が第2保持用部材21から、それぞれ抜け出る可能性を低減することができる。これにより、光ファイバ心線16の引っ張りへの信頼性が向上する。
ここで、光電変換装置10は、被覆部材15の端部(一端15a、他端15b)と保持用部材(第1保持用部材20、第2保持用部材21)とを固定する固定部品(第1固定部品30、第2固定部品40)を、さらに備えることが好ましい。この構成によると、光電変換装置10は、第1固定部品30を用いて第1保持用部材20と被覆部材15とを、第2固定部品40を用いて第2保持用部材21と被覆部材15とを、固定する。そのため、光ファイバ心線16の引っ張りへの信頼性が向上する。
10 光電変換装置
11 第1コネクタ(コネクタ)
12 第2コネクタ(コネクタ)
13 第1ブッシング(ブッシング)
14 第2ブッシング(ブッシング)
13a、14a 凸部
15 被覆部材
16 光ファイバ心線
20 第1保持用部材(保持用部材)
21 第2保持用部材(保持用部材)
30 第1固定部品(固定部品)
40 第2固定部品(固定部品)
15a 一端(端部)
15b 他端(端部)

Claims (7)

  1. 光電変換を行う変換回路を有するコネクタと、
    一端が前記コネクタへ挿入されて前記変換回路と光学的に接続される光ファイバ心線と、
    前記光ファイバ心線の中央部位を覆う被覆部材と、
    前記コネクタと前記被覆部材の前記コネクタ側の端部との間の前記光ファイバ心線を、予め定められた形状で保持させるために覆う保持用部材とを備える
    ことを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記光ファイバ心線のうち前記コネクタから引き出された部位を覆うブッシングを備え、
    前記保持用部材は、前記ブッシングと前記被覆部材の前記コネクタ側の端部との間の前記光ファイバ心線を、予め定められた形状で保持させるために覆う
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記保持用部材は、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光電変換装置。
  4. 前記保持用部材は、互いに硬度が異なる少なくとも2つの層からなる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光電変換装置。
  5. 前記少なくとも2つの層の硬度は、最も外側の層から順次低下する
    ことを特徴とする請求項4に記載の光電変換装置。
  6. 前記ブッシングにおいて、前記被覆部材側の端部には、前記光ファイバ心線の径方向に対して凸部が設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の光電変換装置。
  7. 前記被覆部材の前記端部と前記保持用部材とを固定する固定部品を、さらに備える
    ことを特徴とする請求項6に記載の光電変換装置。
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