JP2017013201A - 位置決め装置および位置決め方法 - Google Patents

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Takayuki Shimizu
隆之 清水
直人 梓澤
Naoto Azusazawa
直人 梓澤
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Kenichi Tsuruta
健一 鶴田
宏城 東
Hiroki Azuma
宏城 東
後藤 拓也
Takuya Goto
拓也 後藤
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Abstract

【課題】板状部材を位置決め装置まで運搬する際の位置決め精度よりも高精度で板状部材を位置決め可能な位置決め装置を提供する。【解決手段】両端部に一対の位置決め孔220が形成された板状構造部材200を位置決めし、板状構造部材200の下面200aを支持する支持部110と、一対の位置決め孔220に挿入される一対の位置決めピン120aとを備え、一対の位置決めピン120aのそれぞれは基端部120cから先端部120dへ向けて外径が漸次小さくなるテーパ形状となっており、基端部120cの外径OD1が位置決め孔220の内径ID1よりも小さく、一対の位置決めピン120aのそれぞれは、板状構造部材200の下面200aが支持部110に支持された状態で基端部120cが位置決め孔220に挿入されるように配置されている組立用治具を提供する。【選択図】図7

Description

本発明は、板状部材を支持部に位置決めする位置決め装置および位置決め方法に関するものである。
従来、航空機胴体等の大型の構造部材を、多関節アームを有するロボットを用いて位置付けする自動位置付けシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、ロボットアームに取り付けられた支持体に胴体部品を配置し、支持体に配置した胴体部品をロボットアームによって他の胴体部品に位置付けすることが開示されている。
特開2011−136416号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるようにロボットアームによって構造部材を位置決めする場合、構造部材を位置決めする精度はロボットアーム自体の位置決め精度に依存することとなる。そのため、航空機用の構造部材等、高精度の位置決めが要求される場合に、ロボットアーム自体では要求される精度での位置決めをすることができない可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、板状部材の第1面を支持した状態で位置決めする位置決め装置において、板状部材を位置決め装置まで運搬する際の位置決め精度よりも高精度で板状部材を位置決め可能な位置決め装置および位置決め方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明は、以下の手段を採用する。
本発明の一態様にかかる位置決め装置は、両端部に一対の位置決め孔が形成された板状部材を位置決めし、前記板状部材の第1面を支持する支持部と、前記支持部へ取り付けられるとともに前記板状部材の前記第1面から第2面へ向けて前記一対の位置決め孔に挿入される一対の位置決め突起部とを備え、前記一対の位置決め突起部のそれぞれは基端部から先端部へ向けて外径が漸次小さくなるテーパ形状となっており、前記基端部の外径が該基端部が挿入される前記位置決め孔の内径よりも小さく、前記一対の位置決め突起部のそれぞれは、前記板状部材の前記下面が前記支持部に支持された状態で前記基端部が前記位置決め孔に挿入されるように配置されている。
本発明の一態様にかかる位置決め装置によれば、支持部に取り付けられる一対の位置決め突起部の先端部の外径が基端部の外径よりも小さい。そのため、板状部材を把持する把持装置等により板状部材を位置決め装置に運搬する際の位置決め精度が十分でない場合であっても、板状部材に形成される一対の位置決め孔に一対の位置決め突起部の先端部を挿入することができる。
また、一対の位置決め突起部の外周面がテーパ形状であるため、一対の位置決め突起部が一対の位置決め孔へ挿入されるのに従って、位置決め孔の中心軸と位置決め突起部の中心軸とが漸次近付いていく。そして、板状部材の第1面が支持部に支持され、一対の位置決め突起部の基端部が一対の位置決め孔へ挿入された状態となると、位置決め孔の中心軸と位置決め突起部の中心軸との間の距離が所定の範囲内となる。ここで、所定の範囲内とは、位置決め孔の内径と位置決め突起部の基端部の外径との差の半分以下の範囲内である。
このように、本発明の一態様にかかる位置決め装置によれば、把持装置等により板状部材を位置決め装置に運搬する際の位置決め精度が十分でない場合であっても、一対の位置決め孔に一対の位置決め突起部を挿入可能であるとともに、板状部材の第1面が支持部に支持される状態で板状部材を高精度に位置決めすることができる。
したがって、板状部材の第1面を支持した状態で位置決めする位置決め装置において、板状部材を位置決め装置まで運搬する際の位置決め精度よりも高精度で板状部材を位置決めすることができる。
本発明の一態様にかかる位置決め装置において、前記支持部は、一方の前記位置決め突起部と他方の前記位置決め突起部との第1配置間隔を調整する調整部を有する構成であってもよい。
このようにすることで、板状部材に形成される一対の位置決め孔の配置間隔に誤差が生じている場合でも、一対の位置決め突起部の配置間隔を調整して一対の位置決め突起部を一対の位置決め孔へ適切に挿入することができる。
上記構成の位置決め装置においては、一方の前記位置決め孔と他方の前記位置決め孔との第2配置間隔を計測する計測部を備え、前記調整部は、前記計測部が計測する前記第2配置間隔と一致するように前記第1配置間隔を調整するようにしてもよい。
このようにすることで、一対の位置決め孔の配置間隔の計測結果に基づいて、一対の位置決め突起部の配置間隔を調整することができる。
本発明の一態様にかかる位置決め装置においては、前記一対の位置決め孔を結ぶ方向を第1方向とし該第1方向に直交する方向を第2方向とした場合に、一方の前記位置決め孔の前記第1方向の内径が前記第2方向の内径よりも大きく、前記支持部は、前記一方の位置決め孔に挿入される一方の前記位置決め突起部の前記第1方向の位置を調整する調整部を有し、前記調整部は、前記板状部材の前記第1面が前記支持部に支持された状態で前記一方の位置決め突起部を他方の前記位置決め突起部から離間させる方向に移動させる構成であってもよい。
本構成によれば、一対の位置決め孔を結ぶ方向を第1方向としそれに直交する方向を第2方向とした場合、一方の位置決め孔の第1方向の内径が第2方向の内径よりも大きいため、一対の位置決め孔の第1方向の配置間隔に誤差が生じる場合であっても、一対の位置決め孔に一対の位置決め突起部を挿入させることができる。一方の位置決め孔の第1方向の内径が大きいため、板状部材が自重により下側に撓みやすいが、調整部により一方の位置決め突起部を他方の位置決め突起部から離間させる方向に移動させることができる。そのため、一方の位置決め突起部を他方の位置決め突起部から離間させる際に作用する第1方向の張力により、板状部材の自重による撓みを抑制あるいは解消することができる。
上記構成において、前記調整部が前記一方の位置決め突起部を前記他方の位置決め突起部から離間させる方向に移動させるのに要する荷重を計測する荷重計測部を備え、前記調整部は、前記荷重計測部が計測する荷重に応じて前記一方の位置決め突起部の前記第1方向の位置を調整するようにしてもよい。
このようにすることで、一方の位置決め突起部の第1方向の位置が荷重計測部により計測される荷重に応じて調整されるため、過度の張力が板状部材にかかる不具合を抑制することができる。
本発明の一態様にかかる位置決め方法は、板状部材を該板状部材の第1面を支持する支持部に位置決めし、前記板状部材には両端部に一対の位置決め孔が形成されており、前記支持部には前記板状部材の前記第1面から第2面へ向けて前記一対の位置決め孔に挿入される一対の位置決め突起部が形成されており、前記一対の位置決め突起部のそれぞれは基端部から先端部へ向けて直径が漸次小さくなるテーパ形状となっており、前記基端部の外径が該基端部が挿入される前記位置決め孔の内径よりも小さく、前記板状部材を把持装置で把持した状態で、前記一対の位置決め孔のそれぞれを前記一対の位置決め突起部の前記先端部へ挿入する挿入工程と、該挿入工程により前記一対の位置決め孔のそれぞれが前記一対の位置決め突起部の前記先端部へ挿入された状態で、前記基端部を前記位置決め孔に挿入する位置決め工程とを備える。
本発明の一態様にかかる位置決め方法の挿入工程においては、支持部に取り付けられる一対の位置決め突起部の先端部の外径が基端部の外径よりも小さいため、板状部材を位置決め装置まで運搬する際の位置決め精度が十分でない場合であっても、板状部材に形成される一対の位置決め孔に一対の位置決め突起部の先端部を挿入することができる。
また、位置決め工程においては、一対の突起部の外周面がテーパ形状であるため、一対の突起部が一対の位置決め孔へ挿入されるのに従って、位置決め孔の中心軸と位置決め突起部の中心軸とが漸次近付いていく。そして、板状部材の第1面が支持部に支持され、一対の突起部の基端部が一対の位置決め孔へ挿入された状態となると、位置決め孔の中心軸と位置決め突起部の中心軸との間の距離が所定の範囲内となる。ここで、所定の範囲内とは、位置決め孔の内径と位置決め突起部の基端部の外径との差の半分以下の範囲内である。
このように、本発明の一態様にかかる位置決め方法によれば、板状部材を位置決め装置まで運搬する際の位置決め精度が十分でない場合であっても、一対の位置決め孔に一対の位置決め突起部を挿入することが可能であるとともに、板状部材の第1面が支持部に支持される状態で板状部材を高精度に位置決めすることができる。
したがって、板状部材の第1面を支持した状態で支持部に位置決めする際に、板状部材を支持部まで運搬する際の位置決め精度よりも高精度で板状部材を支持部に位置決めすることができる。
本発明によれば、板状部材の第1面を支持した状態で位置決めする位置決め装置において、板状部材を位置決め装置まで運搬する際の位置決め精度よりも高精度で板状部材を位置決め可能な位置決め装置および位置決め方法を提供することができる。
組立用治具を示す斜視図である。 板状構造部材を示す平面図である。 板状構造部材を位置決めした状態の組立用治具を示す斜視図である。 組立システムを示す平面図である。 組立システムを示す平面図である。 組立システムを示す平面図である。 図6に示す位置決め部のA−A矢視断面図である。 図6に示す位置決め部のB−B矢視断面図である。 位置決めピンを示す縦断面図である。 スライド機構を示す縦断面図である。 第3実施形態の板状構造部材を示す平面図である。 図11に示す板状構造部材が設置された組立用治具を示す縦断面図である。 図11に示す板状構造部材が設置された組立用治具を示す縦断面図である。 図11に示す板状構造部材が設置された組立用治具を示す縦断面図である。
〔第1実施形態〕
以下に、本発明の第1実施形態にかかる組立システム600について、図面を参照して説明する。
本実施形態の組立システム600は、長辺方向の両端部に一対の位置決め孔220,221が形成された複数の板状構造部材200(板状部材)を組立用治具100(位置決め装置)に位置決めし、複数の板状構造部材200を鋲打ち(リベッティング)等の加工により組み立てるシステムである。
図1に示す組立用治具100は、長辺方向の両端部に一対の位置決め孔220,221が形成された複数の板状構造部材200を位置決めする装置である。
図1に示すように、組立用治具100は、一対の第1支持部材110aと複数の第2支持部材110bからなる支持部110と、支持部110に取り付けられるとともに支持部110に板状構造部材200を位置決めする一対の位置決め部120,121とを備える。
一対の第1支持部材110aは、軸線Xに沿って平行に配置される長尺状の部材であり、支持部110が設置される設置面に締結ボルト(図示略)等により固定されている。
複数の第2支持部材110bは、一端が一対の第1支持部材110aの一方に固定され、他端が一対の第1支持部材110aの他方に固定される部材である。図1に示すように、複数の第2支持部材110bのそれぞれは、軸線Xに直交する軸線Yに沿って平行に配置されている。
図1に示すように、第2支持部材110bは、第1支持部材110aが設置される設置面に対して軸線Yに沿った中央部が両端部よりも突出したアーチ形状となっている。第2支持部材110bが曲率を持ったアーチ形状となっているのは、板状構造部材200の下面をその形状に沿って支持するためである。複数の第2支持部材110bは、板状構造部材200の下面(第1面)を軸線Xに沿った複数箇所で支持する。
一対の位置決め部120,121は、軸線Yに沿った同一位置に配置されている。軸線Xに沿った両端側の第2支持部材110bには、軸線Yに沿った異なる3箇所の位置に一対の位置決め部120,121が3組形成されている。これら3組の一対の位置決め部120,121により3枚の板状構造部材200を位置決めすることが可能となっている。
図2に示すように、板状構造部材200は、平面視が矩形状であるとともに長辺方向の両端部のそれぞれに一対の位置決め孔220,221が形成された板状部材である。板状構造部材200の長辺方向の両端部には、それぞれ外方へ突出するように形成された一対の突出部210,211が形成されている。一対の位置決め孔220,221は、一対の突出部210,211に形成されている。
図2に示すように、一対の位置決め孔220,221を結ぶ方向(第1方向)が板状構造部材200の長辺方向と一致している。
図3の斜視図に示すように、3枚の板状構造部材200は、軸線Yに沿った異なる3箇所の位置に配置される3組の一対の位置決め部120,121により支持部110に位置決めされる。
なお、図2に示す板状構造部材200は、平面視が矩形状であるものとしたが他の態様であってもよい。例えば、板状構造部材200は台形状やその他の形状の部材の両端部に一対の突出部210,211を形成したものであってもよい。
本実施形態の板状構造部材200は、例えば、航空機の胴体や主翼に用いられる長尺状の構造部材である。長辺方向および短辺方向の長さとしては種々の長さが採用可能であるが、例えば長辺方向が8m〜10m、短辺方向が2m程度である。また、板状構造部材200の厚みは、例えば3mm〜5mmである。
また、板状構造部材200の材料としては種々のものが採用可能であるが、例えばアルミニウム合金である。
また、図2に示す板状構造部材200は、貫通穴が形成されていないものであるが、1箇所あるいは複数箇所に貫通穴(例えば、航空機の胴体に用いられる板状構造部材200の複数箇所に形成される窓取付用の貫通穴)を形成したものとしてもよい。
次に、図4から図6を参照して、組立システム600により、板状構造部材200を組立用治具100に位置決めする工程について説明する。
図4に示すように、組立システム600は、組立用治具100と、板状構造部材200と、板状構造部材200を把持した状態で移動させる一対の把持装置300,301と、板状構造部材200を供給するために一時的に保持する供給台400と、組立システム600を制御する制御装置500とを備える。
一対の把持装置300,301は垂直多関節ロボットであり、先端に取り付けられる吸着ハンド部300a,301aを三次元空間上の任意の位置に任意の姿勢で位置決めすることが可能な装置である。
吸着ハンド部300a,301aは、負圧の作用により板状構造部材200の上面(第2面)を吸着させるものである。
また、把持装置300,301の先端側には、撮像装置300b,301b(計測部)が取り付けられている。
撮像装置300bは、板状構造部材200の突出部210を撮像して画像情報を取得し、制御装置500へ送信する。制御装置500は、撮像装置300bから受信した画像情報と把持装置300に取り付けられる撮像装置300bの位置および姿勢とに基づいて、突出部210に形成される位置決め孔220の位置を算出する。
同様に、撮像装置301bは、板状構造部材200の突出部211を撮像して画像情報を取得し、制御装置500へ送信する。制御装置500は、撮像装置301bから受信した画像情報と把持装置301に取り付けられる撮像装置301bの位置および姿勢とに基づいて、突出部211に形成される位置決め孔221の位置を算出する。
一対の把持装置300,301は、図4に実線で示す初期位置から、図4に破線で示す位置へ吸着ハンド部300a,301aを移動させ、負圧の作用により板状構造部材200の上面を吸着させる。
一対の把持装置300,301は、図5に示すように、長尺状の板状構造部材200の長辺方向の両端側を吸着ハンド部300a,301aに吸着させた状態で、互いに協調しながら供給台400に保持された板状構造部材200を組立用治具100へ向けて移動させる。
一対の把持装置300,301は、図6に示すように、組立用治具100の一対の位置決め部120,121の上方に一対の位置決め孔220,221が配置されるように板状構造部材200を移動させる。その後、一対の把持装置300,301は、一対の位置決め部120,121に一対の位置決め孔220,221が位置決めされるように、板状構造部材200を下方に向けて移動させる。
次に、組立用治具100が備える位置決め部120,121について図7から図9を参照して説明する。図7は図6に示す位置決め部120のA−A矢視断面図であり、図8は図6に示す位置決め部121のB−B矢視断面図であり、図9は位置決めピン120a,120bを示す縦断面図である。
図7に示すように、位置決め部120は、板状構造部材200の位置決め孔220に挿入される位置決めピン120a(位置決め突起部)と、位置決めピン120aを第2支持部材110bに取り付ける取付部材120bとを備える。
以下では、図4から図6に示す3組の一対の位置決め部120,121のうちの1組についてのみ説明するが、他の2組の構造も同様であるものとし、説明を省略する。
また、図4から図6に示す例は、1枚の板状構造部材200を組立用治具100に設置する例であるが、本実施形態の組立システム600は、他の2枚の板状構造部材200を他の2組の位置決め部120,121に連続的に供給台400に供給可能であるものとし、説明を省略する。
取付部材120bは複数の締結ボルトによって第2支持部材110bに締結されており、位置決めピン120aは複数の締結ボルトによって取付部材120bに締結されている。このように、位置決めピン120aは、取付部材120bを介して第2支持部材110bに取り付けられている。
図7に示すように、位置決めピン120aは、軸線Z1に沿って延びる軸状に形成される部材であり、板状構造部材200の下面200aから上面200bへ向けて位置決め孔220に挿入されるものである。
図9に示すように、位置決めピン120aは、下方に位置する基端部120cから先端部120dへ向けて外径がOD1からOD2まで漸次小さくなるテーパ形状となっている。位置決めピン120aの基端部120cから先端部120dに至る部分は、断面が円形の円錐台形状となっている。
図9に示すテーパ形状部分のテーパ角度θ(鉛直方向に延びる線とテーパ形状の外周面とがなす角)は、5度以上かつ45度以下とするのが望ましい。
テーパ角度θを5度以上とすることで、把持装置300,301による板状構造部材200の位置決め精度に対して、位置決めピン120a,位置決めピン121aが位置決め孔220,221に挿入される可能性を十分に高めることができる。
また、テーパ角度θを45度以下とすることで、位置決め孔220,221がテーパ形状部分で引っ掛かり、基端部120c,121cまで位置決めピン120a,121aが挿入されない不具合を抑制することができる。
図7に実線で示すように、位置決めピン120aは、板状構造部材200の下面200aが第2支持部材110bに支持された状態で基端部120cが位置決め孔220に挿入されるように配置されている。図7に示すように、基端部120cの外径OD1は、基端部120cが挿入される位置決め孔220の内径ID1よりも小さい。
内径ID1と外径OD1との差分は、組立用治具100が板状構造部材200を位置決めする際に許容される位置決め誤差(例えば0.2mm)の2倍以下となっている。このようにすることで、基端部120cの外周面と位置決め孔220の内周面との間に形成される隙間が位置決め誤差以下に維持される。
図7に示すように、板状構造部材200は、吸着ハンド部300aにより把持された状態で位置P1,位置P2,位置P3の順に、把持装置300,301により下方へ移動させられる。把持装置300,301の位置決め精度が許容される位置決め誤差よりも大きい場合、位置決めピン120aの先端部120dの外径が基端部120cの外径OD1と同じであると、位置P1で位置決め孔220が配置される領域の内部に先端部120dを配置させることができない。そのため、位置決め孔220に位置決めピン120aの先端部120dを挿入することができない。
そこで、本実施形態の位置決めピン120aの先端部120dの外径OD2は、基端部120cの外径OD1よりも小さくなっている。そのため、図7に示すように、位置P1で位置決め孔220が配置される領域の内部に先端部120dが配置される。そのため、板状構造部材200を組立用治具100まで運搬する際の位置決め精度が十分でない場合であっても、板状構造部材200に形成される位置決め孔220に位置決めピン120aの先端部を挿入することができる。
図7に示すように、把持装置300,301が板状構造部材200を位置P1から下方に移動させると、位置決め孔220に位置決めピン120aの先端部120dが挿入され、板状構造部材200が位置P2へ移動する(挿入工程)。
位置P2において、位置決め孔220の内周面が位置決めピン120aのテーパ形状の外周面と接触する。位置P2においては、位置決め孔220の中心軸となる軸線Z2は位置決めピン120aの中心軸となる軸線Z1と距離d1だけ離間している。
把持装置300,301が板状構造部材200を位置P2から更に下方へ移動させると、位置決めピン120aのテーパ形状の外周面から受ける反力により、位置決め孔220の軸線Z2が位置決めピン120aの軸線Z1に近付く方向に板状構造部材200が移動する(位置決め工程)。板状構造部材200が位置P3へ移動して位置決めピン120aの基端部120cが位置決め孔220に挿入された状態となると、位置決め孔220の軸線Z2と位置決めピン120aの軸線Z1との距離が、許容される位置決め誤差以下となる。
3枚の板状構造部材200が3組の一対の位置決めピン120a,121aによりそれぞれ位置決めされた後、これら3枚の板状構造部材200は、鋲打ち(リベッティング)等の加工により組み立てられる。
3枚の板状構造部材200が組み立てられた後、3枚の板状構造部材200が有する突出部210,211は、切断装置(図示略)により切断される。突出部210,211を切断するのは、これらが最終製品として不要な部分であるからである。
このように、位置決め孔220,221は、最終製品として不要な部分であるために切断される突出部210,211に形成されている。そのため、最終製品として利用されない突出部210,211を活用して、組立を精度良く行うための位置決めに用いることができる。
なお、以上においては、把持装置300,301は、板状構造部材200を把持した状態で位置P2から位置P3まで板状構造部材200を下方へ移動させるものとしたが、他の態様であってもよい。
例えば、位置P3まで板状構造部材200を把持した状態を維持せずに、位置P2と位置P3との間の位置で、吸着ハンド部300a,301aにより板状構造部材200を吸着させる状態を解除するようにしてもよい。この場合、位置P2と位置P3との間の位置で吸着ハンド部300a,301aから板状構造部材200が自重により落下し、位置P3まで移動することとなる。
以上のように図7を参照して位置決め部120の構造について説明したが、図8に示す位置決め部121の構造は位置決め部120の構造と同様であるので、説明を省略する。
図8に示す位置決めピン121a,取付部材121b,基端部121c,先端部121dは、それぞれ図7に示す位置決めピン120a,取付部材120b,基端部120c,先端部120dと対応している。
また、図8に示す位置決めピン121aの中心軸となる軸線Z3,位置決め孔221の中心軸となる軸線Z4,軸線Z3と軸線Z4の間の距離d2は、それぞれ図7に示す位置決めピン120aの中心軸となる軸線Z1,位置決め孔220の中心軸となる軸線Z2,軸線Z1と軸線Z2の間の距離d1と対応している。
以上説明した本実施形態が奏する作用および効果について説明する。
本実施形態の組立用治具100によれば、支持部110に取り付けられる一対の位置決めピン120a,120bの先端部120d,121dの外径OD2が基端部120c,121cの外径OD1よりも小さい。そのため、把持装置300,301が板状構造部材200を組立用治具100に運搬する際の位置決め精度が十分でない場合であっても、板状構造部材200に形成される一対の位置決め孔220,221に一対の位置決めピン120a,121aの先端部120d,121dを挿入することができる。
また、一対の位置決めピン120a,121aの外周面がテーパ形状であるため、一対の位置決めピン120a,121aが一対の位置決め孔220,221へ挿入されるのに従って、位置決め孔220,221の中心軸Z2,Z4と位置決めピン120a,121aの中心軸Z1,Z3とが漸次近付いていく。
そして、板状構造部材200の下面200aが支持部110に支持され、一対の位置決めピン120a,121aの基端部120c,121cが一対の位置決め孔220,221へ挿入された状態となると、位置決め孔220,221の中心軸Z2,Z4と位置決めピン120a,121aの中心軸Z1,Z3との間の距離が所定の範囲内となる。所定の範囲内とは、位置決め孔220,221の内径ID1と位置決めピン120a,121aの基端部120c,121cの外径OD1との差分の半分以下の範囲内である。
このように、本実施形態の組立用治具100によれば、把持装置300,301により板状構造部材200を組立用治具100に運搬する際の位置決め精度が十分でない場合であっても、一対の位置決め孔220,221に一対の位置決めピン120a,121aを挿入可能であるとともに、板状構造部材200の下面200aが支持部110に支持される状態で板状構造部材200を高精度に位置決めすることができる。
したがって、平面視が矩形形状の板状構造部材200の下面200aを支持した状態で位置決めする組立用治具100において、板状構造部材200を組立用治具100まで運搬する際の位置決め精度よりも高精度で板状構造部材200を位置決めすることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態にかかる組立システムについて図面を参照して説明する。
本実施形態の組立システムは、第1実施形態の組立システム600の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態と同様であるものとする。
第1実施形態の組立システム600が備える組立用治具100は、支持部110の両端に取り付けられる位置決め部120,121の位置決めピン120a,121aを固定したまま移動させないものであった。
それに対して本実施形態の組立用治具は、位置決め部121の位置決めピン121aを固定したまま移動させない一方で位置決め部120の位置決めピン120aを位置決めピン121aと近接または離間する方向に移動させるスライド機構130(調整部)を備えるものである。
板状構造部材200の両端の突出部210,211に形成される一対の位置決め孔220,221の長辺方向の配置間隔は、突出部210に位置決め孔220を形成する際の目標位置からの誤差および突出部211に位置決め孔221を形成する際の目標位置からの誤差により変動する。この変動が許容される誤差を超える場合には、一対の位置決め孔220,221に一対の位置決めピンを挿入することができない。
本実施形態のスライド機構130は、板状構造部材200の両端の突出部210,211に形成される一対の位置決め孔220,221の配置間隔を計測し、その計測結果に応じて一対の位置決めピンの配置間隔を調整するための機構である。このスライド機構130を採用することにより、一対の位置決め孔220,221の長辺方向の配置間隔が許容される誤差を超えて変動しても、一対の位置決め孔220,221に一対の位置決めピンを挿入することができる。
図10に示すように、スライド機構130は、第2支持部材110bに固定された駆動モータ131と、第2支持部材110bに形成された貫通孔(図示略)に挿入された状態で駆動モータ131の駆動軸に連結される送りねじ132と、送りねじと係合する雌ねじが内周面に形成された移動部材133とを備える。移動部材133は、位置決めピン120aが取り付けられる取付部材120bに取り付けられている。
スライド機構130は、駆動モータ131を駆動して送りねじ132を回転させることにより、移動部材133およびそれに連結される位置決めピン120aを位置決めピン121aと近接する方向または位置決めピン121aから離間する方向に移動させるものである。
スライド機構130は、送りねじ132を回転させることにより、一方の位置決めピン120aと他方の位置決めピン121aとの長辺方向の配置間隔(第1配置間隔)を調整する。
本実施形態の組立システムは、先ずはじめに供給台400に保持される板状構造部材200の突出部210を撮像装置300b(計測部)で撮像し、制御装置500へ送信する。制御装置500は、撮像装置300bから受信した画像情報と把持装置300に取り付けられる撮像装置300bの位置および姿勢とに基づいて、突出部210に形成される位置決め孔220の位置を算出する。
本実施形態の組立システムは、供給台400に保持される板状構造部材200の突出部211を撮像装置301b(計測部)で撮像し、外部の制御装置へ送信する。制御装置は、撮像装置301bから受信した画像情報と把持装置301に取り付けられる撮像装置301bの位置および姿勢とに基づいて、突出部211に形成される位置決め孔221の位置を算出する。
制御装置500は、算出した位置決め孔220の位置と、算出した位置決め孔221の位置から、位置決め孔220と位置決め孔221の長辺方向の配置間隔を算出する。制御装置500は、位置決め孔220と位置決め孔221の長辺方向の配置間隔(第2配置間隔)と、位置決めピン120aと位置決めピン121aとの長辺方向の配置間隔(第1配置間隔)とが一致するように、位置決めピン120aを移動させるための指示を駆動モータ131に伝達する。
駆動モータ131は、制御装置500から受信した指示に基づいて送りねじ132を回転させる。図10に示すように板状構造部材200の位置決め孔220の中心軸となる軸線Z2が位置決めピン120aの中心軸となる軸線Z1から離間している場合、軸線Z1を軸線Z2と一致させるように移動部材133を図10中の左方へ向けて移動させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、板状構造部材200に形成される一対の位置決め孔220,221の長辺方向の配置間隔に誤差が生じている場合でも、一対の位置決めピン120a,121aの長辺方向の配置間隔を調整して一対の位置決めピン120a,121aを一対の位置決め孔220,221へ適切に挿入することができる。
なお、以上の説明において組立システムは、把持装置300,301の先端側に取り付けられた撮像装置300b,301bにより突出部210,211を撮像するものとしたが他の態様であってもよい。
例えば、供給台400の近傍の設置面等に固定された他の撮像装置により予め突出部210,211を撮像しておくようにしてもよい。この場合、他の撮像装置により予め撮像された突出部210,211の画像情報が制御装置500に送られ、制御装置500がこれらの画像情報に基づいて、突出部210に形成される位置決め孔220の位置と、突出部211に形成される位置決め孔221の位置とを算出する。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態にかかる組立システムについて図面を参照して説明する。
本実施形態の組立システムは、第2実施形態の組立システムの変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第2実施形態と同様であるものとする。
第2実施形態の組立システムの板状構造部材200の両端に形成される一対の位置決め孔220,221は、板状構造部材200の長辺方向の内径と短辺方向の内径とが一致した平面視が円形の孔であった。
それに対して本実施形態の組立システムの板状構造部材200’の一端に形成される位置決め孔220’は、板状構造部材200’の長辺方向(第1方向)の内径ID2が長辺方向に直交する短辺方向(第2方向)の内径ID1よりも大きい孔である。
図11に示すように、板状構造部材200’の一端に形成される位置決め孔220’は、板状構造部材200’の長辺方向の内径ID2が短辺方向の内径ID1よりも大きい孔である。一方、板状構造部材200’の他端に形成される位置決め孔221は、板状構造部材200’の長辺方向の内径ID1と短辺方向の内径ID1とが一致した平面視が円形の孔である。
本実施形態の板状構造部材200’は、一方の位置決め孔220’の長辺方向の内径ID2が短辺方向の内径ID1よりも大きいため、一対の位置決め孔220’,221の長辺方向の配置間隔に誤差が生じる場合であっても、一対の位置決め孔220’,221に一対の位置決めピン120a,121aを挿入させることができる。
具体的には、位置決め孔221の位置を位置決めピン121aが挿入されるように位置決めすることにより、長辺方向の挿入可能な範囲の広い位置決め孔220’に位置決めピン120aを挿入させることができる。
以上のように、位置決め孔220’を長辺方向の内径ID2が大きい長孔とすることにより、位置決め孔220’に位置決めピン120aを挿入させることができる。一方で、位置決め孔220’の長辺方向の内径ID2が大きいため、位置決めピン120aと接触する状態となるまで板状構造部材200’が自重により下側に撓みやすくなっている。
図12は板状構造部材200’が設置された組立用治具100を示す縦断面図であり、一対の位置決め孔220’,221に一対の位置決めピン120a,121aを挿入させた状態で把持装置300,301が板状構造部材200’を把持している状態を示す。この状態では板状構造部材200’が把持装置300,301により把持されているため、板状構造部材200’の自重による撓みは生じていない。
一方、図13は板状構造部材200’が設置された組立用治具100を示す縦断面図であり、一対の位置決め孔220’,221に一対の位置決めピン120a,121aを挿入させた状態で把持装置300,301が板状構造部材200’の把持を解除した状態を示す。この状態では板状構造部材200’の把持装置300,301による把持が解除されているため、板状構造部材200’が自重によって下方に撓んでいる。この撓みは、板状構造部材200’を他の部材とともに組み立てる際に解消されている必要がある。
本実施形態の支持部110は、板状構造部材200’が自重によって下方に撓むことを解消するために、第2実施形態と同様のスライド機構130(調整部)を備えている。このスライド機構130は、一方の位置決め孔220’に挿入される一方の位置決めピン120aの長辺方向の位置を調整する機構である。
スライド機構130は、図13に示すように、板状構造部材200’の下面(220a)が第2支持部材110bに支持された状態で板状構造部材200’が自重によって下方に撓んでいる場合に、位置決めピン120aを位置決めピン121aから離間させる方向に移動させる。
位置決めピン120aが移動して位置決めピン121aからの距離がL1からL2へ延びると、図14に示すように、板状構造部材200’が自重によって下方に撓んだ状態が解消される。
なお、位置決めピン120aの移動により板状構造部材200’に過度の張力が作用すると、板状構造部材200’の変形や位置決め孔220’の変形が生じる可能性がある。
そこで、本実施形態のスライド機構130は、位置決めピン120aを位置決めピン121aから離間させる方向に移動させるのに要する荷重を計測する荷重計測部を駆動モータ131の内部に設けている。本実施形態のスライド機構130は、荷重計測部により計測される荷重が予め定められた設定荷重を上回らないように位置決めピン120aの長辺方向の位置(移動量)を調整する。これにより、板状構造部材200’の変形や位置決め孔220’の変形が生じることが抑制される。
100 組立用治具(位置決め装置)
110 支持部
110a 第1支持部材
110b 第2支持部材
120,121 位置決め部
120a,121a 位置決めピン(位置決め突起部)
120b,121b 取付部材
120c,121c 基端部
120d,121d 先端部
130 スライド機構(調整部)
131 駆動モータ
132 送りねじ
133 移動部材
200,200’ 板状構造部材(板状部材)
200a 下面(第1面)
200b 上面(第2面)
210,211 突出部
220,220’,221 位置決め孔
300,301 把持装置
300a,301a 吸着ハンド部
300b,301b 撮像装置(計測部)
400 供給台
500 制御装置
600 組立システム
OD1,OD2 外径
ID1,ID2 内径
P1,P2,P3 位置
X,Y,Z1,Z2 軸線

Claims (6)

  1. 両端部に一対の位置決め孔が形成された板状部材を位置決めする位置決め装置であって、
    前記板状部材の第1面を支持する支持部と、
    前記支持部に取り付けられるとともに前記板状部材の前記第1面から第2面へ向けて前記一対の位置決め孔に挿入される一対の位置決め突起部とを備え、
    前記一対の位置決め突起部のそれぞれは基端部から先端部へ向けて外径が漸次小さくなるテーパ形状となっており、
    前記基端部の外径が該基端部が挿入される前記位置決め孔の内径よりも小さく、
    前記一対の位置決め突起部のそれぞれは、前記板状部材の前記第1面が前記支持部に支持された状態で前記基端部が前記位置決め孔に挿入されるように配置されている位置決め装置。
  2. 前記支持部は、一方の前記位置決め突起部と他方の前記位置決め突起部との第1配置間隔を調整する調整部を有する請求項1に記載の位置決め装置。
  3. 一方の前記位置決め孔と他方の前記位置決め孔との第2配置間隔を計測する計測部を備え、
    前記調整部は、前記計測部が計測する前記第2配置間隔と一致するように前記第1配置間隔を調整する請求項2に記載の位置決め装置。
  4. 前記一対の位置決め孔を結ぶ方向を第1方向とし該第1方向に直交する方向を第2方向とした場合に、一方の前記位置決め孔の前記第1方向の内径が前記第2方向の内径よりも大きく、
    前記支持部は、前記一方の位置決め孔に挿入される一方の前記位置決め突起部の前記第1方向の位置を調整する調整部を有し、
    前記調整部は、前記板状部材の前記第1面が前記支持部に支持された状態で前記一方の位置決め突起部を他方の前記位置決め突起部から離間させる方向に移動させる請求項1に記載の位置決め装置。
  5. 前記調整部が前記一方の位置決め突起部を前記他方の位置決め突起部から離間させる方向に移動させるのに要する荷重を計測する荷重計測部を備え、
    前記調整部は、前記荷重計測部が計測する荷重に応じて前記一方の位置決め突起部の前記第1方向の位置を調整する請求項4に記載の位置決め装置。
  6. 板状部材を該板状部材の第1面を支持する支持部に位置決めする位置決め方法であって、
    前記板状部材には両端部に一対の位置決め孔が形成されており、
    前記支持部には前記板状部材の前記第1面から第2面へ向けて前記一対の位置決め孔に挿入される一対の位置決め突起部が形成されており、
    前記一対の位置決め突起部のそれぞれは基端部から先端部へ向けて直径が漸次小さくなるテーパ形状となっており、
    前記基端部の外径が該基端部が挿入される前記位置決め孔の内径よりも小さく、
    前記板状部材を把持装置で把持した状態で、前記一対の位置決め孔のそれぞれを前記一対の位置決め突起部の前記先端部へ挿入する挿入工程と、
    該挿入工程により前記一対の位置決め孔のそれぞれが前記一対の位置決め突起部の前記先端部へ挿入された状態で、前記基端部を前記位置決め孔に挿入する位置決め工程とを備える位置決め方法。
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