JP2017011399A - 画像処理装置、画像形成装置、記録媒体およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、記録媒体およびプログラム Download PDF

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直哉 延谷
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Abstract

【課題】1コード画像に含まれる情報量の増加を抑制しつつ、より複雑な処理を実行する。【解決手段】画像形成装置10では、機能の種別に対応した大型コード情報を埋め込んだ大型コード記録領域と、種別に付随するパラメータに対応した小型コード情報を埋め込んだ小型コード記録領域とを有するコード画像が形成されたコード画像記録シート50を、第1カメラで読み取る。画像形成装置10では、コード画像記録シート50を保持した人物Hが近づいてくると、コード画像の大型コード記録領域を読み取って種別を設定し、人物Hがさらに近づいてくると、コード画像の小型コード記録領域を読み取ってパラメータを設定する。【選択図】図14

Description

本発明は、画像処理装置、画像形成装置、記録媒体およびプログラムに関する。
公報記載の従来技術として、処理対象の原稿または画像データに対する処理の指示を、例えば原稿に形成された2次元コード画像を原稿読取部により読み取って得た2次元コード情報にて受け付け、受け付けた2次元コード情報をデコードして得た指示に基づき、処理対象の原稿または画像データに対する処理を制御する画像データ処理装置が存在する(特許文献1参照)。
特開2006−80940号公報
ここで、例えば、1つのコード画像で、より複雑な処理を実行させようとした場合、コード画像を構成するセル(ドット)の大きさをより小さくして、コード画像に含まれる情報量を増加させることが考えられる。しかしながら、この場合には、コード画像を読み取る際に高い読取精度が求められるため、例えばスキャナ等の画像読取装置を用い、コード画像を画像読取装置の読取面に密着させてコード画像を読み取ったりすることが要求されることになる。この場合には、コード画像の読取が開始されるのは、利用者が当該コード画像を画像読取装置の読取面に載せた後になる。
本発明は、1コード画像に含まれる情報量の増加を抑制しつつ、より複雑な処理を実行することを目的とする。
請求項1記載の発明は、第1大きさを有し且つ第1処理に対応した第1コードが埋め込まれた第1画像と、当該第1大きさよりも小さい第2大きさを有し且つ第2処理に対応した第2コードが埋め込まれた第2画像とを撮影する撮影部と、前記撮影部が撮影した画像を用い、前記第1画像を検知すると前記第1処理を設定し、当該第1処理の設定後に前記第2画像を検知すると前記第2処理を設定する設定部とを含む画像処理装置である。
請求項2記載の発明は、前記第2画像を構成する単位セルの大きさが、前記第1画像を構成する単位セルの大きさよりも小さいことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
請求項3記載の発明は、前記第2処理は、前記第1処理に付随する処理であることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置である。
請求項4記載の発明は、前記撮影部は、自装置に接近してくる利用者を撮影する第1撮影部と、当該第1撮影部とは異なる角度に配置された第2撮影部とを含み、前記設定部は、前記第1撮影部の撮像結果から前記第1画像を検知し、前記第2撮影部の撮像結果から前記第2画像を検知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像処理装置である。
請求項5記載の発明は、第1大きさを有し且つ第1処理に対応した第1コードが埋め込まれた第1画像を、第1距離で検知する第1検知手段と、前記第1画像を検知すると前記第1処理を設定する第1設定手段と、前記第1大きさよりも小さい第2大きさを有し且つ第2処理に対応した第2コードが埋め込まれた第2画像を、前記第1距離より短い第2距離で検知する第2検知手段と、前記第2画像を検知すると前記第2処理を設定する第2設定手段とを含む画像処理装置である。
請求項6記載の発明は、画像処理に関する第1処理の内容および第2処理の内容を受け付ける受付手段と、受け付けた前記第1処理と前記第2処理とを対応付けて登録する登録手段と、第1大きさを有し且つ前記第1処理に対応する第1コードが埋め込まれた第1画像と、当該第1大きさよりも小さい第2大きさを有し且つ前記第2処理に対応する第2コードが埋め込まれた第2画像とを、記録材に形成する画像形成手段とを含む画像形成装置である。
請求項7記載の発明は、前記画像形成手段は、前記第1処理の内容を文字で表現した第1文字画像と、前記第2処理の内容を文字で表現した第2文字画像とを、さらに前記記録材に形成することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置である。
請求項8記載の発明は、前記受付手段は、さらに、前記第2処理とは異なる第3処理の内容を受け付け、前記登録手段は、さらに、受け付けた前記第1処理と前記第3処理とを対応付けて登録し、前記画像形成手段は、さらに、前記第2大きさを有し且つ前記第3処理に対応する第3コードが埋め込まれた第3画像を、前記記録材に形成することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置である。
請求項9記載の発明は、媒体と、前記媒体の一方の面に記録され、第1大きさを有し且つ第1処理に対応した第1コードが埋め込まれた第1画像と、前記媒体の前記一方の面に記録され、前記第1大きさよりも小さい第2大きさを有し且つ第2処理に対応した第2コードが埋め込まれた第2画像とを含む記録媒体である。
請求項10記載の発明は、コンピュータに、第1大きさを有し且つ第1処理に対応した第1コードが埋め込まれた第1画像を、第1距離で検知する機能と、前記第1画像を検知すると前記第1処理を設定する機能と、前記第1大きさよりも小さい第2大きさを有し且つ第2処理に対応した第2コードが埋め込まれた第2画像を、前記第1距離より短い第2距離で検知する機能と、前記第2画像を検知すると前記第2処理を設定する機能とを実現させるプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、1コード画像に含まれる情報量の増加を抑制しつつ、より複雑な処理を実行することができる。
請求項2記載の発明によれば、第1画像および第2画像の内容を、より正確に検知することができる。
請求項3記載の発明によれば、階層的な構成を有する処理を実行することが可能になる。
請求項4記載の発明によれば、第1画像および第2画像の内容を、より正確に検知することができる。
請求項5記載の発明によれば、1コード画像に含まれる情報量の増加を抑制しつつ、より複雑な処理を実行することができる。
請求項6記載の発明によれば、1コード画像に含まれる情報量の増加を抑制しつつ、より複雑な処理を実行させることが可能になる。
請求項7記載の発明によれば、使用者が、処理の内容を容易に把握することができる。
請求項8記載の発明によれば、1つの記録材を用いて、複数の異なる処理を実行させることが可能になる。
請求項9記載の発明によれば、1コード画像に含まれる情報量の増加を抑制しつつ、より複雑な処理を実行させることが可能になる。
請求項10記載の発明によれば、1コード画像に含まれる情報量の増加を抑制しつつ、より複雑な処理を実行することができる。
本実施の形態が適用される画像形成装置の斜視図である。 ユーザインタフェースの上面図である。 画像形成装置により人物の存在が検知される範囲を説明する図である。 画像形成装置の機能ブロック図である。 定型処理部の機能ブロック図である。 画像形成装置のモードの制御に関する処理の流れを示すフローチャートである。 定型処理登録の手順を説明するためのフローチャートである。 定型処理テーブルの一例を説明するための図である。 実施の形態1で用いたコード画像の構成を説明するための図である。 実施の形態1で用いたコード画像記録シートの構成を説明するための図である。 通常モードにおける画像形成装置の動作に関する第1の処理の流れを示すフローチャートである。 通常モードにおける画像形成装置の動作に関する第2の処理の流れを示すフローチャートである。 通常モードにおける画像形成装置の動作に関する第2の処理の流れを示すフローチャート(つづき)である。 (a)〜(d)は、実施の形態1における、画像形成装置の周辺にいる人物の位置の時間的変化を例示した図である。 実施の形態2で用いたコード画像の構成を説明するための図である。 実施の形態2で用いたコード画像記録シートの構成を説明するための図である。 (a)〜(d)は、実施の形態2における、画像形成装置の周辺にいる人物の位置の時間的変化を例示した図である。 コード画像記録シートの他の構成を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置10の斜視図である。画像処理装置の一例としての画像形成装置10は、スキャン機能、プリント機能、コピー機能およびファクシミリ機能を備えた所謂複合機である。
画像形成装置10は、スキャナ11と、プリンタ12と、ユーザインタフェース(UI)13とを備える。これらのうち、スキャナ11は、原稿に形成された画像を読み取るための装置であり、プリンタ12は、記録材に画像を形成するための装置である。また、ユーザインタフェース13は、使用者が画像形成装置10を使用する際に、使用者による操作(指示)を受け付け、且つ、使用者に対し各種情報の表示を行うための装置である。
本実施の形態のスキャナ11は、プリンタ12の上方に配置されている。また、ユーザインタフェース13は、スキャナ11に取り付けられている。ここで、ユーザインタフェース13は、画像形成装置10を使用する際に使用者が立つ、画像形成装置10(スキャナ11)のフロント側に配置される。そして、ユーザインタフェース13は、画像形成装置10のフロント側に立った使用者が上方から下方を見た状態で操作できるように、上方に向けて配置される。
また、この画像形成装置10は、焦電センサ14と、第1カメラ15と、第2カメラ16とをさらに備える。これらのうち、焦電センサ14および第1カメラ15は、プリンタ12のフロント側且つ左側に取り付けられている。そして、第1カメラ15は、焦電センサ14の上方に配置されている。また、第2カメラ16は、ユーザインタフェース13における左側に、上方に向けて取り付けられている。
ここで、焦電センサ14は、画像形成装置10のフロント側における、使用者を含む移動体(人物等)の移動を検知する機能を有している。また、第1カメラ15は所謂ビデオカメラで構成されており、画像形成装置10のフロント側の画像を撮影する機能を有している。さらに、第2カメラ16も所謂ビデオカメラで構成されており、画像形成装置10の上側の画像を撮影する機能を有している。ここで、本実施の形態では、第1カメラ15が撮影部の一例としての機能を有している。また、本実施の形態では、第1カメラ15が、第1検知手段および第2検知手段の一例としての機能を有している。
図2は、図1に示すユーザインタフェース13の上面図である。ただし、図2は、ユーザインタフェース13に配置される第2カメラ16も、併せて示している。
ユーザインタフェース13は、タッチパネル130と、第1操作ボタン群131と、第2操作ボタン群132と、USBメモリ装着部133とを有する。ここで、第1操作ボタン群131は、タッチパネル130の右側に配置されている。また、第2操作ボタン群132、USBメモリ装着部133および第2カメラ16は、タッチパネル130の左側に配置されている。
ここで、タッチパネル130は、使用者に対し画像を用いた情報を表示し、且つ、使用者からの入力を受け付ける機能を有している。また、第1操作ボタン群131および第2操作ボタン群132は、使用者からの入力を受け付ける機能を有している。さらに、USBメモリ装着部133は、使用者によるUSBメモリの装着を受け付ける機能を有している。
また、ユーザインタフェース13に取り付けられる第2カメラ16は、画像形成装置10を使用する使用者の顔の画像を撮影できる位置に配置されている。そして、第2カメラ16で撮影された画像(使用者の顔の画像を含む)は、タッチパネル130に表示されるようになっている。ここで、本実施の形態では、第1カメラ15で撮影された画像も、タッチパネル130に表示することが可能となっている。なお、以下の説明においては、第1カメラ15が撮影した画像を第1カメラ画像と称し、第2カメラ16が撮影した画像を第2カメラ画像と称する。
図3は、画像形成装置10により人物の存在が検知される範囲を説明する図である。図3には、画像形成装置10およびその周辺を、画像形成装置10の高さ方向上側から平面視したときの図を示す。
図3に示すように、焦電センサ14(図1参照)の検出範囲Fは、画像形成装置10のフロント側に形成され、高さ方向上側からの平面視で扇形である。画像形成装置10を利用しようとする人物が、画像形成装置10に接近した場合、まず、この人物は検出範囲F内に進入する。
図3に示す接近検知範囲R1は、画像形成装置10のフロント側に形成され、高さ方向上側からの平面視で扇形である。接近検知範囲R1は、検出範囲Fの全体を含む(但し、この例では一部を含まない)ように設定される。画像形成装置10に接近した人物は、接近検知範囲R1内に進入する。ここでは、図3に符号「P」を付して表した位置であって第1カメラ15(図1参照)が配置された位置を、画像形成装置10の位置とする。なお、接近検知範囲R1は、ここでは、中心角が180度の扇形(半円形)であるが、中心角は180度以外の角度であってもよい。ただし、第1カメラ15は、少なくとも接近検知範囲R1の全体を撮影範囲とする。
滞在検知範囲R2は、画像形成装置10のフロント側に設定され、高さ方向上側からの平面視で矩形である。この矩形範囲は、画像形成装置10の幅方向の長さがWであり、画像形成装置10の奥行方向の長さがDである。滞在検知範囲R2の幅方向の長さWは、ここでは、画像形成装置10の幅方向の長さと同じである。滞在検知範囲R2は、接近検知範囲R1よりも画像形成装置10に近い距離の範囲である。このため、滞在検知範囲R2は、その全体が接近検知範囲R1内に含まれるように設定される。画像形成装置10を利用しようとする人物(利用者)は、滞在検知範囲R2内に進入した後、この滞在検知範囲R2内に滞在し、ユーザインタフェース13を使用した操作等を行う。
接近検知範囲R1および滞在検知範囲R2の各々における人物の存在の検知は、第1カメラ15の撮影画像(第1カメラ画像)を解析することにより行われる。また、接近検知範囲R1および滞在検知範囲R2の各々は、厳密に図3に示すとおりに設定される必要はなく、第1カメラ15の撮影画像に基づいて特定し得る精度で足りる。
図4は、画像形成装置10の機能ブロック図である。この画像形成装置10は、制御部101と、通信部102と、操作部103と、表示部104と、記憶部105と、画像読取部106と、画像形成部107と、撮影・検知部108と、顔登録認証部109と、定型処理部110とを備える。
制御部101は、例えばCPU(Central Processing Unit)とメモリとを備え、画像形成装置10の各部を制御する。CPUは、メモリまたは記憶部105に記憶されたプログラムを実行する。メモリは、例えばROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とを備える。ROMは、予めプログラムやデータを記憶する。RAMは、プログラムやデータを一時的に記憶し、CPUがプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。
なお、制御部101のCPUが実行するプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、インターネットなどの通信手段を用いて画像形成装置10にダウンロードさせてもよい。
通信部102は、図示しない通信回線に接続される通信用のインタフェースである。通信部102は、クライアント装置や他の画像形成装置(ともに図示せず)と、通信回線を介して通信を行う。
受付手段の一例としての操作部103は、使用者の操作に応じた情報を制御部101に入力する。この例において、操作部103は、ユーザインタフェース13に設けられたタッチパネル130、第1操作ボタン群131および第2操作ボタン群132によって実現される。
表示部104は、使用者に対し各種情報を表示する。この例において、表示部104は、ユーザインタフェース13に設けられたタッチパネル130によって実現される。
記憶部105は、例えばハードディスクであり、制御部101により用いられる各種のプログラムやデータを記憶する。
画像読取部106は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する。この例において、画像読取部106はスキャナ11によって実現される。
画像形成手段の一例としての画像形成部107は、画像データに応じた画像を用紙等のシート状の記録材に形成する。この例において、画像形成部107はプリンタ12によって実現される。なお、画像形成部107は、電子写真方式により画像を形成してもよいし、その他の方式により画像を形成してもよい。
撮影・検知部108は、撮影対象の撮影あるいは移動体の検知を行う。この例において、撮影・検知部108は、焦電センサ14、第1カメラ15および第2カメラ16によって実現される。
顔登録認証部109は、この画像形成装置10を使用することが可能な使用者について、事前に、この使用者の顔画像を用いた登録を行う。ここで、登録においては、使用者の顔画像の撮影を行うとともに、撮影で得られた顔画像から特徴量の抽出を行う。そして、使用者のIDと、使用者の顔画像と、使用者の顔画像から抽出された特徴量とを対応付けて記憶させる。また、顔登録認証部109は、使用者がこの画像形成装置10を使用しようとする際に、この使用者の顔画像を用いた認証を行う。ここで、認証においては、使用者の顔画像の撮影を行うとともに、撮影で得られた顔画像から特徴量の抽出を行う。そして、今回の撮影で得られた特徴量が、既に登録されている特徴量と一致するか否かを調べ、一致するものがある場合には画像形成装置10の使用を許可し、一致するものがない場合には画像形成装置10の使用を禁止する。なお、この画像形成装置10では、顔認証を使用するか否かの設定を行うことが可能となっている。そして、本実施の形態の画像形成装置10では、顔認証を使用しない設定が行われているものとする。
定型処理部110は、この画像形成装置10に設定された定型処理を実行させるための定型処理テーブルの作成、および、作成した定型処理テーブルに基づいて得られたコード画像を含む印刷データの作成等を行う。ここで、定型処理は、この画像形成装置10で実行可能な各機能(スキャン、プリント、コピー、ファクシミリ等)と、それぞれの機能に付随して設定される各種パラメータとを、対応付けて登録しておき、使用者が定型処理の実行を指示した場合に、その定型処理の機能および各種パラメータを呼び出して、その処理を実行するものをいう。
この画像形成装置10では、スキャン処理、コピー処理、プリント処理、ファクシミリ送信処理およびファクシミリ受信処理が行われる。スキャン処理とは、原稿の画像を読み取って画像データを生成する処理をいう。このスキャン処理は、画像読取部106によって行われる。コピー処理とは、原稿の画像を読み取って画像データを生成し、この画像データに基づいて記録材に画像を形成する処理をいう。このコピー処理は、画像読取部106および画像形成部107によって行われる。プリント処理とは、外部に設けられたクライアント装置から受信した画像データに基づいて記録材に画像を形成する処理をいう。このプリント処理は、通信部102および画像形成部107によって行われる。ファクシミリ送信処理は、原稿の画像を読み取って画像データを生成し、生成した画像データをファクシミリ装置に送信する処理をいう。このファクシミリ送信処理は、画像読取部106及び通信部102によって行われる。ファクシミリ受信処理は、ファクシミリ装置から受信した画像データに基づいて記録材に画像を形成する処理をいう。このファクシミリ受信処理は、通信部102および画像形成部107によって行われる。
図5は、図4に示す定型処理部110の機能ブロック図である。
設定部、第1設定手段、第2設定手段および登録手段の一例としての定型処理部110は、作成部111と、格納部112と、抽出部113と、解析部114と、照合・設定部115と、指示部116とを有する。
作成部111は、ユーザインタフェース13等を介して受け付けた使用者の指示に基づいて、定型処理の内容を記述した定型処理テーブルの作成を行う。また、作成部111は、作成した定型処理テーブルの格納部112への登録指示を行う。さらに、作成部111は、格納部112に登録された定型処理テーブルに基づき、コード画像を含む印刷データの作成および出力を行う。
格納部112は、作成部111から登録指示が行われた定型処理テーブルの登録(格納)を行う。ここで、格納部112は、電源を供給しなくても、記憶している情報の保持が可能な不揮発性メモリで構成される。なお、定型処理部110に格納部112を設けるのではなく、画像形成装置10に設けられた記憶部105を格納部112として使用してもかまわない。
抽出部113は、第1カメラ15が撮影した画像(第1カメラ画像)から、コード画像の抽出を行う。
解析部114は、抽出部113が抽出したコード画像を解析してコード画像に含まれるコードを取得する。
照合・設定部115は、解析部114が解析したコードと、格納部112に登録されている定型処理テーブルに登録されるコードとの照合を行う。また、照合・設定部115は、一致するコードが存在していた場合に、対応する定型処理を実行するための各種パラメータの設定を行う。
指示部116は、照合・設定部115によって設定された定型処理を実行するための指示を、画像形成装置10を構成する各部に出力する。
ここで、本実施の形態の画像形成装置10は、通常モードおよびスリープモードという、消費電力量が異なる2つのモードのいずれかに従って動作する。画像形成装置10が通常モードで動作するときには、画像形成装置10の各部に、各種処理の実行に要する電力が供給される。一方、画像形成装置10がスリープモードで動作するときには、画像形成装置10の少なくとも一部への電力供給が停止させられ、画像形成装置10の消費電力量が通常モードのときよりも少なくなる。ただし、画像形成装置10がスリープモードで動作するときにも、制御部101、焦電センサ14および第1カメラ15への電力供給が行われ、これら各部が、スリープモード時においても動作を行い得るようになっている。
図6は、画像形成装置10のモードの制御に関する処理の流れを示すフローチャートである。なお、この説明では、初期状態において、画像形成装置10がスリープモードに設定されているものとする。
画像形成装置10がスリープモードで動作するとき、制御部101は、焦電センサ14による赤外線の量の検出結果を監視して、検出範囲F内に人物が存在するかどうかを判断する。そして、人物が検出範囲F内に進入すると、制御部101は、焦電センサ14の検出結果に基づいて、検出範囲F内の人物の存在を検知する(ステップ1)。
検出範囲F内の人物の存在を検知すると、制御部101は、第1カメラ15への電力供給を開始させるとともに、第1カメラ15を起動させて接近検知範囲R1の撮影を開始させる(ステップ2)。第1カメラ15により撮影が開始されると、制御部101は、第1カメラ15から取得した撮影画像(第1カメラ画像)を解析して人物の動きを検出する処理を開始する(ステップ3)。
ステップ3で開始される人物の動きを検出する処理において、制御部101は、画像形成装置10から人物までの距離を推定するとともに、人物の動きを示す動きベクトルを算出する。この人物の動きを検出する処理は公知の方法により行われてよいが、例えば、制御部101は、撮影画像から検出した身体の部位の大きさに基づいて、画像形成装置10から人物までの距離を推定する。また、制御部101は、第1カメラ15の撮影画像に対しフレーム処理を施し、複数フレームの撮影画像を時系列順に比較する。この際、制御部101は、人物の身体の部位として、例えばつま先を検出し、検出した部位の動きを解析して動きベクトルを算出する。例えば、制御部101は、第1カメラ15から取得した撮影画像を平面画像に補正(平面視展開)してから人物の動きを検出する。
次に、制御部101は、接近検知範囲R1内の人物の接近を検知したかどうかを判断する(ステップ4)。例えば、人物が接近検知範囲R1内にあり、且つ、画像形成装置10の方向に移動していると判断した場合に、制御部101は人物の接近を検知したと判断する(ステップ4においてYES)。
なお、制御部101は、焦電センサ14により人物の存在が検知されている期間においては、人物の動きを検出する処理を行い、ステップ4の処理で接近の有無を判断する処理を繰り返す(ステップ4においてNO)。
ステップ4で肯定の判断(YES)を行った場合、制御部101は、画像形成装置10のモードを、スリープモードから通常モードに移行させる(ステップ5)。その際、制御部101は、通常モードに応じた電力供給を画像形成装置10の各部に行うように指示するとともに、画像形成装置10の各部を起動させる。このとき、制御部101は、第2カメラ16への電力供給を開始させ、第2カメラ16を起動させる。
なお、制御部101は、接近検知範囲R1内の人物の存在を検知した場合に、直ちに通常モードへ移行させるのでなく、画像形成装置10への接近を検知した場合に、通常モードへ移行させる。このため、人物が接近検知範囲R1を通り過ぎただけの場合に、画像形成装置10がスリープモードから通常モードに移行してしまう機会が少なくなる。
次に、制御部101は、滞在検知範囲R2内に人物が存在(つまり滞在)しているかどうかを検知する処理(滞在検知)を開始する(ステップ6)。制御部101は、第1カメラ15の撮影画像を解析して人物の身体の部位を検出し、検出した部位の位置及び大きさに基づいて、滞在検知範囲R2内の人物の存在を検知する。例えば、制御部101は、検出した身体の部位の大きさに基づいて、画像形成装置10から人物までの距離を推定し、検出した身体の部位の位置に基づいて人物が存在する方向を特定する。
次に、制御部101は、滞在検知範囲R2内に人物が存在するかどうかを判断する(ステップ7)。例えば、ステップ7において肯定の判断(YES)を行った場合は、ステップ6で開始した滞在検知の処理を続行する。したがって、制御部101は、滞在検知範囲R2内の人物の存在を検知しなくなるまで、通常モードのまま、滞在検知範囲R2内の人物の存在を検知する処理を繰り返す。
ここで、画像形成装置10を使用した作業を終了した等の理由で、人物が滞在検知範囲R2外へ移動した場合を考える。この場合、制御部101は、ステップ7において否定の判断(NO)を行う。そして、制御部101は、タイマによる計時を開始する(ステップ8)。すなわち、制御部101は、滞在検知範囲R2内に人物が存在しなくなったときからの経過時間をタイマで計る。
次に、制御部101は、滞在検知範囲R2内に人物が存在するかどうかを判断する(ステップ9)。ステップ9において、制御部101は、滞在検知範囲R2内に人物が存在しなくなった後、再び人物の存在を検知するようになったかどうかを判断する。例えば人物が画像形成装置10から次第に離れ、滞在検知範囲R2内に人物が存在しなくなった場合には、制御部101は、ステップ9で「NO」と判断し、ステップ10に進む。
次に、制御部101は、タイマによる計時時刻が設定期間を経過したかどうかを判断する(ステップ10)。設定期間は、例えば1分であるが、1分以外の時間に設定されていてもよい。ステップ10において否定の判断(NO)を行った場合、制御部101は、ステップ9に戻る。すなわち、制御部101は、ステップ9、10において、滞在検知範囲R2内に人物が存在しない期間が、設定期間分だけ継続するかどうかを判断することとなる。
一方、ステップ10で肯定の判断(YES)を行った場合、制御部101は、画像形成装置10のモードを通常モードからスリープモードに移行させる(ステップ11)。ここで、制御部101は、画像形成装置10の各部にスリープモード時の電力供給をするように指示を行うとともに、スリープモード時に停止させる画像形成装置10の各部の動作を停止させる。その後、制御部101は、検出範囲F内で人物の存在を検知しなくなると、第1カメラ15の動作を停止させる。
ここで、タイマによる計時を開始した後、滞在検知範囲R2内に人物が存在しなくなったときから設定期間が経過する前に、制御部101が再び人物の存在を検知した場合を考える。この場合、制御部101は、ステップ9で「YES」と判断して、ステップ12に進む。次に、制御部101は、タイマによる計時を停止してリセットする(ステップ12)。そして、制御部101は、人物が滞在検知範囲R2内に存在しなくなったことによるスリープモードへの移行を中止し、ステップ6へと戻る。すなわち、制御部101は、人物が滞在検知範囲R2内に存在する場合の処理を再び実行する。
なお、ここでは、同一人物である人物が戻ってきた場合を例としているが、前とは別の人物が滞在検知範囲R2内に移動した場合にも、制御部101は、ステップ9で「YES」と判断する。
では次に、画像形成装置10を使用する使用者による定型処理の登録について説明を行う。
図7は、定型処理登録の手順を説明するためのフローチャートである。なお、以下に説明する処理は、基本的に、画像形成装置10に設けられた制御部101および定型処理部110が実行する。
使用者がユーザインタフェース13を介して定型処理登録の開始を要求すると、作成部111は、ユーザインタフェース13に設けられたタッチパネル130に、定型処理登録に関する各種入力を受け付けるための案内画面を表示させる。そして、作成部111は、ユーザインタフェース13を介して、定型処理の種別に関する設定を受け付ける(ステップ21)。この例において、ステップ21で受け付ける種別は、第1処理の一例であって、ここでは、スキャン、プリント、コピー、ファクシミリのいずれかである。
次に、作成部111は、ユーザインタフェース13を介して、定型処理のパラメータに関する設定を受け付ける(ステップ22)。ここで、パラメータは、第2処理または第3処理の一例であり、ステップ21で設定された種別に付随するものであって、例えばコピーの場合には、パラメータとして、カラーモード(カラー、白黒)、読取解像度、原稿種別(写真原稿、文字原稿、文字/写真原稿)等が挙げられる。
続いて、作成部111は、ユーザインタフェース13を介して、この定型処理の名称に関する入力を受け付ける(ステップ23)。ここで、名称は、使用者がこの定型処理に対して命名するものであって、例えば定型処理の内容を端的に説明する文言等が採用され得る。
そして、作成部111は、ユーザインタフェース13を介して、ステップ21〜ステップ23で受け付けた定型処理の登録指示があったか否かを判断する(ステップ24)。ステップ24で否定の判断(NO)を行った場合は、ステップ21に戻って処理を続行する。
一方、ステップ24で肯定の判断(YES)を行った場合、作成部111は、ステップ21〜ステップ23で受け付けた定型処理の内容をコード情報として含むコード画像を作成する(ステップ25)。そして、作成部111は、ステップ21で受け付けた種別と、ステップ22で受け付けたパラメータと、ステップ23で受け付けた名称と、ステップ25で作成したコード画像の元となるコード情報とを用いて定型処理テーブルを作成し、得られた定型処理テーブルを格納部112に登録させる(ステップ26)。なお、定型処理テーブルの詳細については後述する。
続いて、作成部111は、ステップ26で定型処理テーブルに登録した定型処理に関連付けられたコード画像と、このコード画像に対応付けられた種別およびパラメータの内容等とを用いた印刷データの作成を行い、得られた印刷データをプリンタ12(画像形成部107)に出力する(ステップ27)。そして、印刷データを受け取ったプリンタ12は、記録材上にこの印刷データに基づく画像形成を行い、コード画像記録シート50(後述する図10参照)として出力する。以上により、一連の処理が完了する。
図8は、図7に示す定型処理登録によって作成された定型処理テーブルの一例を説明するための図である。この定型処理テーブルは、格納部112(記憶部105でもよい)に登録されている。
本実施の形態の定型処理テーブルは、ジョブIDと、名称と、種別と、種別に付随するパラメータと、コード(大型コードおよび小型コード)に関するコード情報とを対応付けたものとなっている。ここで、「種別」は図7に示すステップ21で、「パラメータ」は図7に示すステップ22で、「名称」は図7に示すステップ23で、それぞれ設定される。また、「コード情報」は、図7に示すステップ25で設定される。
まず、ジョブIDは、定型処理毎に画像形成装置10が付与するものであって、ここでは4つのジョブID(「J0001」〜「J0004」)が設定されている。なお、この例では、4つの定型処理が登録されている場合を例としているが、3つ以下であってよいし5つ以上であってもかまわない。
ここで、ジョブIDが「J0001」に設定された定型処理では、種別が「コピー」に設定されている。また、「J0001」の定型処理では、パラメータが、「カラーモード:白黒、読取解像度:600dpi、原稿種別:写真、(原稿読取時の)入力面:片面、(画像形成時の)出力面:両面、(画像形成時の)1枚あたりの頁数:2」に設定されている。さらに、「J0001」の定型処理では、名称が「節約コピー」に設定されている。
次に、ジョブIDが「J0002」に設定された定型処理では、種別が「コピー」に設定されている。また、「J0002」の定型処理では、パラメータが、「カラーモード:カラー、読取解像度:600dpi、原稿種別:写真、入力面:両面、出力面:片面、1枚あたりの頁数:1」に設定されている。さらに、「J0002」の定型処理では、名称が「カラーコピー」に設定されている。
続いて、ジョブIDが「J0003」に設定された定型処理では、種別が「ファクシミリ(送信)」に設定されている。また、「J0003」の定型処理では、パラメータが、「カラーモード:白黒、読取解像度:200dpi、原稿種別:文字、入力面:片面、宛先:03−XXXX−XXXX」に設定されている。さらに、「J0003」の定型処理では、名称が「FAX注文」に設定されている。
最後に、ジョブIDが「J0004」に設定された定型処理では、種別が「スキャン」に設定されている。また、「J0004」の定型処理では、パラメータが、「カラーモード:白黒、読取解像度:600dpi、原稿種別:文字/写真、入力面:片面、宛先:¥¥test¥orderbackup」に設定されている。さらに、「J0004」の定型処理では、名称が「注文書格納」に設定されている。
ここで、「J0001」の定型処理と「J0002」の定型処理とは、種別が「コピー」である点で共通している。ただし、これら2つの定型処理は、パラメータにおける一部の内容(ここでは、カラーモード、入力面、出力面、1枚あたりの頁数)が相違している。
また、「J0001」および「J0002」の定型処理と、「J0003」の定型処理と、「J0004」の定型処理とは、種別が「コピー」、「ファクシミリ(送信)」、「スキャン」である点で相違している。また、当然のことながら、これら4つの定型処理は、パラメータの内容が相違している。
次に、各定型処理に対応付けられたコード情報について説明を行う。
この例におけるコード情報は、相対的に大きなコード画像を構成するための大型コード情報と、相対的に小さなコード画像を構成するための小型コード情報とを有している。これらの例において、第1コードの一例としての大型コード情報は、定型処理における種別の情報を含むものであり、第2コードの一例としての小型コード情報は、定型処理におけるパラメータの情報を含むものである。
したがって、種別がともに「コピー」に設定された「J0001」の定型処理および「J0002」の定型処理では、大型コード情報が共通の「A」に設定される。ただし、「J0001」の定型処理および「J0002」の定型処理は、それぞれのパラメータに相違があるため、「J0001」の定型処理の小型コード情報は「a1」に、「J0002」の定型処理の小型コード情報は「a1」とは異なる「a2」に、それぞれ設定される。
一方、種別が「ファクシミリ(送信)」に設定された「J0003」の定型処理では、大型コード情報が「コピー」とは異なる「B」に設定される。そして、「J0003」の定型処理の小型コード情報は「a1」および「a2」とは異なる「b」に設定される。
他方、種別が「スキャン」に設定された「J0004」の定型処理では、大型コード情報が「コピー」および「ファクシミリ(送信)」とは異なる「C」に設定される。そして、「J0004」の定型処理の小型コード情報は「a1」、「a2」および「b」とは異なる「c」に設定される。
図9は、実施の形態1で用いたコード画像52の構成を説明するための図である。
本実施の形態のコード画像52は、全体として正方形状を呈している。また、コード画像52は、小さな正方形状のドットを上下左右に配列させるとともに、これら複数のドットのいずれか1つ以上を塗りつぶすことで、水平方向(横方向)および垂直方向(縦方向)に情報を持たせる2次元コードで構成される。
そして、本実施の形態のコード画像52は、大型コード情報に基づくコード(大型コード)を記録するための大型コード記録領域521と、小型コード情報に基づくコード(小型コード)を記録するための小型コード記録領域522とを有している。このコード画像52は、ロの字状の大型コード記録領域521の内側に正方形状の小型コード記録領域522を配置してなる、複合型の2次元コードとなっている。ここで、本実施の形態では、コード画像52が第1画像および第2画像の一例としての機能を有しており、大型コード記録領域521が第1画像の記録領域となっており、小型コード記録領域522が第2画像の記録領域となっている。
本実施の形態のコード画像52は、正方形状を呈する全体領域を7×7の領域に分割するとともに、その中心に位置する3×3の領域を、さらに12×12の領域に分割して構成されている。そして、7×7に分割された領域のうち、中心に位置する3×3の領域を除いた外側のロの字状の領域(40ドット)が大型コード記録領域521となり、中心に位置する3×3の領域に位置する12×12の領域(144ドット)が小型コード記録領域522となる。ここで、大型コード記録領域521において基準となる1つの領域(ドット)を大型コード基準領域521aと称し、小型コード記録領域522において基準となる1つの領域(ドット)を小型コード基準領域522aと称する。この例において、「大型コード基準領域521aの面積>小型コード基準領域522aの面積」である。また、「大型コード記録領域521の情報量<小型コード記録領域522の情報量」である。本実施の形態では、大型コード記録領域521の面積の大きさが第1大きさに、小型コード記録領域522の面積の大きさが第2大きさに、それぞれ対応している。また、本実施の形態では、大型コード基準領域521aの面積が第1画像を構成する単位セルの大きさに、小型コード基準領域522aの面積が第2画像を構成する単位セルの大きさに、それぞれ対応している。
図10は、実施の形態1で用いたコード画像記録シート50の構成を説明するための図である。図10に示すコード画像記録シート50は、図7に示す定型処理登録において、プリンタ12により出力される。
記録媒体の一例としてのコード画像記録シート50は、記録材または媒体の一例としてのシート51と、シート51の一方の面(記録面)に形成される、コード画像52、名称画像53およびパラメータ画像54を有している。ここで、図10に示すコード画像記録シート50は、図8に示す定型処理テーブルのうち、ジョブID「J0001」が付与された定型処理に基づいて作成されている。
この例において、コード画像52は、図9に示す複合型の2次元コードで構成されている。ここで、コード画像52は、例えばJISA4サイズ(縦置き)のシート51のうち、上側の半分以上の面積を占める大きさを有している。そして、コード画像52のうち、大型コード記録領域521(図9参照)には、ジョブID「J0001」の大型コード情報A(図8参照)を含むコード(大型コード)が記録されており、小型コード記録領域522(図9参照)には、ジョブID「J0001」の小型コード情報a1(図8参照)を含むコード(小型コード)が記録されている。
図9に示すコード画像52が記録されたコード画像記録シート50では、上述したように、大型コード記録領域521の大型コード基準領域521aと小型コード記録領域522の小型コード基準領域522aとの大きさが異なる。このため、本実施の形態のコード画像記録シート50を第1カメラ15に近づけていった場合に、先に大型コード記録領域521の記録内容が読み取られ、後に小型コード記録領域522の記録内容が読み取られることになる。すなわち、第1カメラ15の解像度に起因して、相対的に遠い位置にて大型コード記録領域521の記録内容が判別可能となり、相対的に近い位置にて小型コード記録領域522の記録内容が判別可能となる。
ここで、コード画像記録シート50等を使用せずに、ユーザインタフェース13等に対し手動入力で処理の設定を行う場合には、最初にジョブの種別を選択し、次に選択した種別に関する各種パラメータを選択することになる。これに対し、本実施の形態のコード画像記録シート50では、相対的に上位の階層となるジョブの種別がコード画像52内で相対的に大きいコード(大型コード記録領域521)に割り付けられており、相対的に下位の階層となるパラメータがコード画像内で相対的に小さいコード(小型コード記録領域522)に割り付けられている。そして、本実施の形態のコード画像記録シート50では、上述したように、先に大型コード記録領域521の記録内容が読み取られ、後に小型コード記録領域522の記録内容が読み取られることから、画像形成装置10は、先にジョブの種別を把握し、続いてこのジョブのパラメータ(詳細設定)を把握することになる。
また、第1文字画像の一例としての名称画像53は、コード画像52の下方に配置されている。名称画像53は、この定型処理に付された名称を文字で表記したものであり、この例では、ジョブID「J0001」の名称である「節約コピー」(図8参照)が記録されている。
さらに、第2文字画像の一例としてのパラメータ画像54は、名称画像53の下方に配置されている。パラメータ画像54は、この定型処理に設定された各種パラメータを文字で表記したものであり、この例では、ジョブID「J0001」に設定されたパラメータである「・カラーモード:白黒 ・読取解像度:600dpi ・原稿種別:写真 ・入力面:片面 ・出力面:両面 ・1枚あたりの頁数:2」(図8参照)が記録されている。
ここで、名称画像53およびパラメータ画像54は、これらに対してコード画像52を上方に位置させた場合に、使用者が読める向きとなるように文字が配列されている。なお、コード画像記録シート50に、コード画像52に加えて名称画像53およびパラメータ画像54を記録しているのは、使用者がコード画像52を見ただけでは、対応する定型処理の内容を把握することが実質的に不可能となるためである。
では次に、通常モードにおける画像形成装置10の動作について説明を行う。なお、本実施の形態の画像形成装置10では、通常モードにおいて、第1の処理を実行するとともに、第1の処理の実行中(後述するステップ104)において、第2の処理を実行する。
図11は、通常モードにおける画像形成装置10の動作に関する第1の処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下に説明する処理は、基本的に、画像形成装置10に設けられた制御部101および定型処理部110が実行する。
通常モードで動作する画像形成装置10において、定型処理部110は、第1カメラ15から取得した撮影画像(第1カメラ画像)を解析する。そして、定型処理部110は、第1カメラ画像の解析結果に基づいて、滞在検知範囲R2に対する人物の進入状態(「滞在検知範囲進入状態」と称する)を監視する。ただし、当初は、滞在検知範囲R2への人物の進入は未検知(監視中/未検知)となる(ステップ102)。
次に、定型処理部110は、コード画像記録シート50に記録されたコード画像52の検知が完了しているか(コード検知済であるか)否かを判断する(ステップ104)。ステップ104で肯定の判断(YES)を行った場合、定型処理部110は、コード画像52の読みと結果に基づいて特定された定型処理を実行し(ステップ106)、この第1の処理を完了する。
これに対し、ステップ104で否定の判断(NO)を行った場合、定型処理部110は、滞在検知範囲R2への人物の進入を検知したか否かを判断する(ステップ108)。ステップ108で否定の判断(NO)を行った場合は、ステップ102に戻って処理を続行する。
一方、ステップ108で肯定の判断(YES)を行った場合、定型処理部110は、滞在検知範囲進入状態を引き続き監視するが、この時点で、滞在検知範囲R2への人物の進入は検知済(監視中/検知済)となる(ステップ110)。
それから、制御部101は、ユーザインタフェース13に設けられたタッチパネル130に、コード画像52(コード画像記録シート50)を使用しない使用者に対して設定された案内用の画面(通常画面)を表示し(ステップ112)、一連の処理を完了する。ここで、通常画面は、例えば「コピー」、「スキャン」、「ファクシミリ送信」などのメニューを表示し、利用者による操作(ジョブの種別の選択および選択された種別に関するパラメータ設定など)を受け付けるためのものである。
また、図12および図13は、通常モードにおける画像形成装置10の動作に関する第2の処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下に説明する処理も、基本的に、画像形成装置10に設けられた制御部101および定型処理部110が実行する。ここで、以下に説明する第2の処理は、図11のステップ104で実行されるものである。
通常モードで動作する画像形成装置10において、定型処理部110は、第1カメラ15から取得した撮影画像(第1カメラ画像)を解析する。そして、定型処理部110は、第1カメラ画像の解析結果に基づいて、接近検知範囲R1に対する人物の進入状態(「接近検知状態」と称する)を監視する。この時点で、接近検知範囲R1への人物の進入は検知済(監視中/検知済)となる(ステップ202)。また、ステップ202において、定型処理部110は、第1カメラ画像の解析結果に基づくコード画像52の監視を行っていない。このため、コード画像52における大型コードの検知状態は未検知(監視しない/未検知)となり、コード画像52における小型コードの検知状態も未検知(監視しない/未検知)となる。
続いて、定型処理部110は、接近検知状態の監視結果に基づき、接近検知範囲R1内への人物の接近を検知したか否かを判断する(ステップ204)。ステップ204において否定の判断(NO)を行った場合、定型処理部110は、接近検知状態を「監視中/未検知」とし、大型コード検知状態を「監視しない/未検知」とし、小型コード検知状態を「監視しない/未検知」とし(ステップ228)、ステップ204に戻って処理を続行する。
一方、ステップ204で肯定の判断(YES)を行った場合、定型処理部110は、接近検知範囲R1内への接近を検知した人物をトレース(追跡)するとともに、この人物によるコード提示がないかを監視する(ステップ206)。ここで、人物によるコード提示とは、コード画像記録シート50を保持した状態で画像形成装置10に接近してくる人物が、コード画像記録シート50の記録面(コード画像52が形成されている面)を画像形成装置10(第1カメラ15)に向ける行為をいう。そして、定型処理部110は、接近検知状態を「監視中/検知済」とし、大型コード検知状態を「監視中/未検知」とし、小型コード検知状態を「監視中/未検知」とする(ステップ208)。
これに伴い、定型処理部110は、コード画像52の検知を開始したことを意味する「コード検知中」の画面を、ユーザインタフェース13に設けられたタッチパネル130に表示させる(ステップ210)。そして、定型処理部110は、第1カメラ15による撮像結果から、大型コードを検知したか否かを判断する(ステップ212)。ステップ212において否定の判断(NO)を行った場合、定型処理部110は、次に、接近検知範囲R1内において人物のトレースができているか否かを判断する(ステップ230)。ステップ230において肯定の判断(YES)を行った場合は、ステップ210に戻って処理を続行する。これに対し、ステップ230において否定の判断(NO)を行った場合は、ステップ228に移行して処理を続行する。
一方、ステップ212で肯定の判断(YES)を行った場合、定型処理部110は、ステップ212で検知した大型コードを解析する(ステップ214)。続いて、定型処理部110は、ステップ214で得た大型コードの内容と定型処理テーブル(図8参照)の内容とを照合し、この大型コードが有効なものであるか否か(定型処理テーブルに登録されているものであるか否か)を判断する(ステップ216)。ステップ216で否定の判断(NO)を行った場合、定型処理部110は、ユーザインタフェース13に設けられたタッチパネル130に、大型コードがこの画像形成装置10に登録されていないことを意味する「コード検知エラー」を表示させ(ステップ232)、ステップ230に移行して処理を続行する。
他方、ステップ216で肯定の判断(YES)を行った場合、定型処理部110は、接近検知状態を「監視中/検知済」とし、大型コード検知状態を「検知済」とし、小型コード検知状態を「監視中/未検知」とする(ステップ218)。そして、定型処理部110は、第1カメラ15による撮像結果から、小型コードを検知したか否かを判断する(ステップ220)。ステップ220において否定の判断(NO)を行った場合、定型処理部110は、次に、接近検知範囲R1内において人物のトレースができているか否かを判断する(ステップ234)。ステップ234において肯定の判断(YES)を行った場合は、ステップ218に戻って処理を続行する。これに対し、ステップ234において否定の判断(NO)を行った場合は、ステップ228に移行して処理を続行する。
一方、ステップ220で肯定の判断(YES)を行った場合、定型処理部110は、ステップ220で検知した小型コードを解析する(ステップ222)。続いて、定型処理部110は、ステップ222で得た小型コードの内容と定型処理テーブル(図8参照)の内容とを照合し、この小型コードが有効なものであるか否か(定型処理テーブルに登録されているものであるか否か)を判断する(ステップ224)。ステップ224で否定の判断(NO)を行った場合、定型処理部110は、ユーザインタフェース13に設けられたタッチパネル130に、小型コードがこの画像形成装置10に登録されていないことを意味する「コード検知エラー」を表示させ(ステップ236)、ステップ234に移行して処理を続行する。
他方、ステップ224で肯定の判断(YES)を行った場合、定型処理部110は、接近検知状態を「監視しない/検知済」とし、大型コード検知状態を「監視しない/検知済」とし、小型コード検知状態を「監視しない/検知済」とし(ステップ226)、この第2の処理を完了する。
では、本実施の形態における第2の処理について、例を挙げて説明を行う。
図14は、実施の形態1における、画像形成装置10の周辺にいる人物Hの位置の時間的変化を例示した図である。
まず、図14(a)は、コード画像記録シート50を持った人物Hが、画像形成装置10に向かって近づき始めた状態を示している。このとき、人物Hは、図10に示すコード画像記録シート50の記録面(コード画像52等が形成された面)を、画像形成装置10側に向けているものとする。ただし、図14(a)に示す状態において、人物Hは、検出範囲F内に存在しているものの、接近検知範囲R1内には進入していない。このため、図14(a)に示す状態では、ステップ204において否定の判断(NO)がなされる。
次に、図14(b)は、コード画像記録シート50を持った人物Hが、図14(a)に示す位置から、さらに画像形成装置10に向かって近づいた状態を示している。このとき、人物Hは、接近検知範囲R1に進入しており(滞在検知範囲R2には進入していない)、ステップ204において肯定の判断(YES)がなされる。また、図14(b)に示す状態において、第1カメラ15による撮像結果(第1カメラ画像)に基づき、この人物Hが保持するコード画像記録シート50に記録されたコード画像52における大型コードが検知される(ステップ212においてYES)。ここで、この例では、コード画像52における大型コードが有効(ステップ216においてYES)である。そして、この例では、コード画像52における大型コードがコピーを意味する(大型コード情報:A)ものであることから、画像形成装置10では、この時点から、コピー動作に必要な準備を開始する。ここで、本実施の形態では、図14(b)に示す画像形成装置10(第1カメラ15)とコード画像記録シート50(コード画像52)との位置関係が、第1距離に対応している。
続いて、図14(c)は、コード画像記録シート50を持った人物Hが、図14(b)に示す位置から、さらに画像形成装置10に向かって近づいた状態を示している。このとき、人物Hは、引き続き接近検知範囲R1に進入した状態を維持している(滞在検知範囲R2には進入していない)。また、図14(c)に示す状態において、第1カメラ15による撮像結果(第1カメラ画像)に基づき、この人物Hが保持するコード画像記録シート50に記録されたコード画像52における小型コードが検知される(ステップ220においてYES)。ここで、この例では、コード画像52における小型コードが有効である(ステップ224においてYES)。そして、この例では、コード画像52における小型コードがジョブID「J0001」に対応する(小型コード情報:a1)ものであることから、画像形成装置10では、この時点から、ジョブID「J0001」に対応するパラメータ(カラーモード:白黒、読取解像度:600dpi、原稿種別:写真、入力面:片面、出力面:両面、1枚あたりの頁数:2)の設定を開始する。ここで、本実施の形態では、図14(c)に示す画像形成装置10(第1カメラ15)とコード画像記録シート50(コード画像52)との位置関係が、第2距離に対応している。
そして、図14(d)は、コード画像記録シート50を持った人物Hが、図14(c)に示す位置から、さらに画像形成装置10に向かって近づいた状態を示している。このとき、人物Hは、接近検知範囲R1から滞在検知範囲R2に進入しており、ユーザインタフェース13の操作(例えばスタートボタン等の押下)が可能な状態となっている。ここで、本実施の形態では、例えば人物Hが滞在検知範囲R2に進入してきた時点で、画像形成装置10が、ジョブID「J0001」に対応する定型処理である「節約コピー」の実行を開始するための準備を完了している。このため、人物Hは、図14(d)に示す状態にて、目的とする定型処理(ここでは節約コピー)を開始することが可能である。
なお、本実施の形態では、1つのコード画像52の中に大型コード記録領域521および小型コード記録領域522を設けることによって複合型の2次元コードを構成していたが、これに限られるものではない。例えば、コード画像52として、特開2014−85777号公報に記載されるような複合方式を用いた2次元コードを用いてもかまわない。
<実施の形態2>
実施の形態1では、1つのコード画像52を複合型の2次元コードとしていた。これに対し、本実施の形態では、大きさが異なる複数のコード画像を用いたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図15は、実施の形態2で用いたコード画像52の構成を説明するための図である。
本実施の形態のコード画像52も、全体として正方形状を呈している。また、コード画像52は、小さな正方形状のドットを上下左右に配列させるとともに、これら複数のドットのいずれか1つ以上を塗りつぶすことで、水平方向(横方向)および垂直方向(縦方向)に情報を持たせる2次元コードで構成される。
そして、本実施の形態のコード画像52は、コード情報に基づくコードを記録するためのコード記録領域523を有している。このコード画像52は、実施の形態1とは異なり、非複合型の2次元コードとなっている。
本実施の形態のコード画像52は、正方形状を呈する全体領域を7×7の領域に分割して構成されている。そして、7×7に分割された領域(49ドット)の全体が、コード記録領域523となる。ここで、コード記録領域523において基準となる1つの領域(ドット)をコード基準領域523aと称する。
図16は、実施の形態2で用いたコード画像記録シート50の構成を説明するための図である。図16に示すコード画像記録シート50も、図7に示す定型処理登録において、プリンタ12により出力される。
本実施の形態のコード画像記録シート50は、シート51と、シート51の一方の面(記録面)に形成される、大型コード画像61、小型コード画像62、名称画像63およびパラメータ画像64とを有している。また、これらのうち、小型コード画像62は第1小型コード画像621および第2小型コード画像622を含んでおり、パラメータ画像64は、第1パラメータ画像641および第2パラメータ画像642を含んでいる。ここで、図16に示すコード画像記録シート50も、図8に示す定型処理テーブルのうち、ジョブID「J0001」が付与された定型処理に基づいて作成されている。
この例において、大型コード画像61、小型コード画像62における第1小型コード画像621および第2小型コード画像622は、それぞれ、図15に示す非複合型の2次元コード(コード画像52)で構成されている。ここで、大型コード画像61は、例えばJISA4サイズ(縦置き)のシート51のうち、上側の半分以上の面積を占める大きさを有している。これに対し、小型コード画像62を構成する第1小型コード画像621および第2小型コード画像622は、大型コード画像61の下方に横に並べて配置されており、それぞれが大型コード画像61よりも小さい大きさを有している。また、この例において、第1小型コード画像621および第2小型コード画像622は、同じ大きさとなっている。そして、大型コード画像61には、ジョブID「J0001」の大型コード情報A(図8参照)を含むコード(大型コード)が記録されている。これに対し、小型コード画像62のうち、第1小型コード画像621には、ジョブID「J0001」の小型コード情報a1の一部(小型コード)が記録されており、第2小型コード画像622には、ジョブID「J0001」の小型コード情報a1の残りの一部(小型コード)が記録されている。この例において、「大型コード画像61の面積>第1小型コード画像621の面積=第2小型コード画像622の面積」である。また、「大型コード画像61におけるコード基準領域523aの面積>第1小型コード画像621におけるコード基準領域523aの面積=第2小型コード画像622におけるコード基準領域523aの面積」である。さらに、「大型コード画像61の情報量>第1小型コード画像621の情報量=第2小型コード画像622の情報量」である。ここで、本実施の形態では、大型コード画像61が第1画像の一例として、小型コード画像62を構成する第1小型コード画像621および第2小型コード画像622のそれぞれが第2画像の一例として、それぞれ機能している。本実施の形態では、大型コード画像61の面積が第1大きさに、第1小型コード画像621の面積または第2小型コード画像622の面積が第2大きさに、それぞれ対応している。また、本実施の形態では、大型コード画像61におけるコード基準領域523aの面積が第1画像を構成する単位セルの大きさに、第1小型コード画像621の面積または第2小型コード画像622におけるコード基準領域523aの面積が第2画像を構成する単位セルの大きさに、それぞれ対応している。
図15に示すコード画像52が1つの大型コード画像61および2つの小型コード画像62として記録されたコード画像記録シート50では、大型コード画像61におけるコード画像基準領域523aと小型コード画像62におけるコード画像基準領域523aとの大きさが異なる。このため、本実施の形態のコード画像記録シート50を第1カメラ15に近づけていった場合に、先に大型コード画像61の記録内容が読み取られ、後に小型コード画像62の記録内容が読み取られることになる。すなわち、第1カメラ15の解像度に起因して、相対的に遠い位置にて大型コード画像61の記録内容が判別可能となり、相対的に近い位置にて小型コード画像62の記録内容が判別可能となる。
ここで、コード画像記録シート50等を使用せずに、ユーザインタフェース13等に対し手動入力で処理の設定を行う場合には、最初にジョブの種別を選択し、次に選択した種別に関する各種パラメータを選択することになる。これに対し、本実施の形態のコード画像記録シート50では、相対的に上位の階層となるジョブの種別が相対的に大きい大型コード画像61に割り付けられており、相対的に下位の階層となるパラメータが相対的に小さい小型コード画像62に割り付けられている。そして、本実施の形態のコード画像記録シート50では、上述したように、先に大型コード画像61の記録内容が読み取られ、後に小型コード画像62の記録内容が読み取られることから、画像形成装置10は、先にジョブの種別を把握し、続いてこのジョブのパラメータ(詳細設定)を把握することになる。
また、第1文字画像の一例としての名称画像63は、大型コード画像61の下方且つ小型コード画像62の上方に配置されている。名称画像63は、この定型処理に付された名称を文字で表記したものであり、この例では、ジョブID「J0001」の名称である「節約コピー」(図8参照)が記録されている。
さらに、第2文字画像の一例としてのパラメータ画像64のうち、第1パラメータ画像641は第1小型コード画像621の下方に、第2パラメータ画像642は第2小型コード画像622の下方に、それぞれ配置されている。パラメータ画像64は、対応する定型処理に設定された各種パラメータを文字で表記したものである。そして、この例では、第1パラメータ画像641として、ジョブID「J0001」に設定されたパラメータの一部である「・カラーモード:白黒 ・読取解像度:600dpi ・原稿種別:写真」(図8参照)が記録されている。また、この例では、第2パラメータ画像642として、ジョブID「J0001」に設定されたパラメータの残りの一部である「・入力面:片面 ・出力面:両面 ・1枚あたりの頁数:2」(図8参照)が記録されている。なお、第1小型コード画像621は、コードとして「・カラーモード:白黒 ・読取解像度:600dpi ・原稿種別:写真」を含んでおり、第2小型コード画像622は、コードとして「・入力面:片面 ・出力面:両面 ・1枚あたりの頁数:2」を含んでいる。
ここで、名称画像63およびパラメータ画像64は、これらに対して大型コード画像61を上方に位置させた場合に、使用者が読める向きとなるように文字が配列されている。なお、この例では、小型コード画像62を2つの画像で構成していたが、小型コード画像62の数については、1つであってもよいし3つ以上であってもかまわない。
本実施の形態の画像形成装置10が動作する場合も、実施の形態1と同じく、図11に示す第1の処理と、図12および図13に示す第2の処理とが行われる。ただし、実施の形態1では、定型処理部110が、第1カメラ15が撮影した第1カメラ画像から大型コードおよび小型コードの抽出を行っていた。これに対し、本実施の形態では、第1カメラ15が撮影した第1カメラ画像から大型コードの抽出を行うとともに、第2カメラ16が撮影した第2カメラ画像から小型コードの抽出を行う点が異なっている。したがって、本実施の形態では、第1カメラ15および第2カメラ16の両者が撮影部の一例としての機能を有している。また、本実施の形態では、第1カメラ15が第1撮影部および第1検知手段の一例としての機能を有しており、第2カメラ16が第2撮影部および第2検知手段の一例としての機能を有している。
では、本実施の形態における第2の処理について、例を挙げて説明を行う。
図17は、実施の形態2における、画像形成装置10の周辺にいる人物Hの位置の時間的変化を例示した図である。
まず、図17(a)は、コード画像記録シート50を持った人物Hが、画像形成装置10に近づき始めた状態を示している。このとき、人物Hは、図16に示すコード画像記録シート50の記録面(大型コード画像61等が形成された面)を、画像形成装置10側に向けているものとする。ただし、図17(a)に示す状態において、人物Hは、検出範囲F内に存在しているものの、接近検知範囲R1内には進入していない。このため、図17(a)に示す状態では、ステップ212において否定の判断(NO)がなされる。
次に、図17(b)は、コード画像記録シート50を持った人物Hが、図17(a)に示す位置から、さらに画像形成装置10に向かって近づいた状態を示している。このとき、人物Hは、接近検知範囲R1に進入しており(滞在検知範囲R2には進入していない)、ステップ204において肯定の判断(YES)がなされる。また、図17(b)に示す状態において、第1カメラ15による撮像結果(第1カメラ画像)に基づき、この人物Hが保持するコード画像記録シート50に記録された大型コード画像61における大型コードが検知される(ステップ212においてYES)。ここで、この例では、大型コード画像61における大型コードが有効(ステップ216においてYES)である。そして、この例では、大型コード画像61における大型コードがコピーを意味する(大型コード情報:A)ものであることから、画像形成装置10では、この時点から、コピー動作に必要な準備を開始する。ここで、本実施の形態では、図17(b)に示す画像形成装置10(第1カメラ15)とコード画像記録シート50(大型コード画像61)との位置関係が、第1距離に対応している。
続いて、図17(c)は、コード画像記録シート50を持った人物Hが、図17(b)に示す位置から、さらに画像形成装置10に向かって近づいた状態を示している。このとき、人物Hは、接近検知範囲R1から滞在検知範囲R2に進入しており、ユーザインタフェース13の操作(例えばスタートボタン等の押下)が可能な状態となっている。また、この状態において、人物Hは、持っていたコード画像記録シート50を、ユーザインタフェース13にかざしている。なお、このとき、人物Hは、コード画像記録シート50の記録面をユーザインタフェース13に対峙させるとともに、コード画像記録シート50に形成された小型コード画像62(第1小型コード画像621および第2小型コード画像622)を、第2カメラ16に順次向けるものとする。すると、図17(c)に示す状態において、第2カメラ16による撮像結果(第2カメラ画像)に基づき、このコード画像記録シート50に記録された小型コード画像62(第1小型コード画像621および第2小型コード画像622)が検知される(ステップ220においてYES)。ここで、この例では、小型コード画像62における小型コードが有効である(ステップ224においてYES)。そして、この例では、小型コード画像62における小型コードがジョブID「J0001」に対応する(小型コード情報:a1)ものであることから、画像形成装置10では、この時点から、ジョブID「J0001」に対応するパラメータ(カラーモード:白黒、読取解像度:600dpi、原稿種別:写真、入力面:片面、出力面:両面、1枚あたりの頁数:2)の設定を開始する。ここで、本実施の形態では、図17(c)に示す画像形成装置10(第2カメラ16)とコード画像記録シート50(小型コード画像62)との位置関係が、第2距離に対応している。
そして、図17(d)は、コード画像記録シート50を持った人物Hが、図17(c)に示す位置に、引き続き滞在した状態を示している。このとき、人物Hは、滞在検知範囲R2内に存在しており、ユーザインタフェース13の操作が可能な状態となっている。また、このとき、人物Hは、ユーザインタフェース13に設けられた第2カメラ16にかざしていたコード画像記録シート50を再び持った状態となっている。ここで、本実施の形態では、図17(c)に示す状態から図17(d)に示す状態へと移行する間に、画像形成装置10が、ジョブID「J0001」に対応する定型処理である「節約コピー」の実行を開始するための準備を完了している。このため、人物Hは、図17(d)に示す状態にて、目的とする定型処理(ここでは節約コピー)を開始することが可能である。
なお、本実施の形態では、図16に示したように、小型コード画像62を構成する第1小型コード画像621および第2小型コード画像622に、同じジョブIDの定型処理に対して設定されたパラメータを分割して埋め込むようにしていたが、これに限られるものではない。
図18は、実施の形態2で用いたコード画像記録シート50の他の構成を説明するための図である。図18に示すコード画像記録シート50も、図7に示す定型処理登録において、プリンタ12により出力される。
このコード画像記録シート50は、シート51と、シート51の一方の面(記録面)に形成される、大型コード画像61、小型コード画像62、名称画像63および種別画像65とを有している。また、これらのうち、名称画像63は、第1名称画像631および第2名称画像632を含んでいる。ここで、図18に示すコード画像記録シート50は、図8に示す定型処理テーブルのうち、ジョブID「J0001」が付与された定型処理とジョブID「J0002」が付与された定型処理とに基づいて作成されている。
大型コード画像61には、ジョブID「J0001」およびジョブID「J0002」の両者に共通する大型コード情報A(図8)を含むコード(大型コード)が記録されている。これに対し、小型コード画像62のうち、第1小型コード画像621には、ジョブID「J0001」の小型コード情報a1(小型コード)が記録されており、第2小型コード画像622には、ジョブID「J0002」の小型コード情報a2(小型コード)が記録されている。
また、名称画像63のうち、第1名称画像631は第1小型コード画像621の下方に、第2名称画像632は第2小型コード画像622の下方に、それぞれ配置されている。名称画像63は、対応する定型処理に設定された名称を文字で表記したものである。そして、この例では、第1名称画像631として、ジョブID「J0001」に設定された名称である「節約コピー」が記録されている。また、この例では、第2名称画像632として、ジョブID「J0002」に設定された名称である「カラーコピー」が記録されている。なお、第1小型コード画像621には、コードとして、ジョブID「J0001」に設定されたパラメータである「・カラーモード:白黒 ・読取解像度:600dpi ・原稿種別:写真 ・入力面:片面 ・出力面:両面 ・1枚あたりの頁数:2」(図8参照)が記録されている。これに対し、第2小型コード画像622には、コードとして、ジョブID「J0002」に設定されたパラメータである「カラーモード:カラー、読取解像度:600dpi、原稿種別:写真、入力面:両面、出力面:片面、1枚あたりの頁数:1」(図8参照)が記録されている。
そして、種別画像65は、大型コード画像61の下方且つ小型コード画像62の上方に配置されている。種別画像65は、この定型処理の種別を文字で表記したものであり、この例では、ジョブID「J0001」およびジョブID「J0002」に共通する種別である「コピー」(図8参照)が記録されている。
ここで、図18に示すコード画像記録シート50には、パラメータ画像64(図16参照)を形成していないが、例えば第1名称画像631および第2名称画像632に、それぞれ対応するパラメータ画像64を形成してもかまわない。
図18に示すコード画像記録シート50を使用する場合、人物Hは、図17(b)に示す状態において、第1カメラ15に大型コード画像61を撮影させることで大型コードが検知された後、図17(c)に示す状態において、第2カメラ16に、第1小型コード画像621または第2小型コード画像622のいずれか一方を撮影させる。その結果、第1小型コード画像621の小型コードまたは第2小型コード画像622の小型コードが検知されることになる。これにより、1枚のコード画像記録シート50を用いて、ジョブID「J0001」に対応する定型処理(節約コピー)、または、ジョブID「J0002」に対応する定型処理(カラーコピー)の一方を、選択的に実行させることが可能になる。
なお、実施の形態1、2では、シート51に2次元コードを形成してなるコード画像記録シート50を画像形成装置10に読み取らせる構成を採用していたが、これに限られるものではない。例えばタブレット端末やスマートフォンなどのデバイスに設けられた表示装置に表示させた2次元コードを、画像形成装置10に読み取らせる構成としてもよい。
また、実施の形態1、2では、所謂2次元コードを用いていたが、これに限られるものではなく、例えばバーコード等の1次元コードを用いてもよい。
さらに、実施の形態1、2では、図6のステップ7およびステップ9に示す滞在検知範囲R2と、図11のステップ108に示す滞在検知範囲R2とを共通にしていたが、これに限られるものではない。すなわち、通常モードからスリープモードへの移行を判定するために使用する滞在検知範囲R2と、通常モードで使用する滞在検知範囲R2とを、ことなる大きさや位置に設定してもかまわない。
さらにまた、実施の形態1、2では、具体的な説明を行わなかったが、例えばコード画像記録シート50に記録された相対的に大きなコードが検知済であって相対的に小さいコードが未検知である状況下で、滞在検知範囲R2内に人物Hが進入してきた場合には、次のような設定を行ってもよい。例えば、相対的に大きなコードを検知した結果に基づいて画像形成装置10側で種別の設定を行っておき、ユーザインタフェース13に、この種別に対応したパラメータの設定画面を表示させ、滞在検知範囲R2内に存在する人物Hによる入力を受け付けるようにしてもかまわない。
10…画像形成装置、11…スキャナ、12…プリンタ、13…ユーザインタフェース、14…焦電センサ、15…第1カメラ、16…第2カメラ、50…コード画像記録シート、51…シート、52…コード画像、53…名称画像、54…パラメータ画像、61…大型コード画像、62…小型コード画像、63…名称画像、64…パラメータ画像、65…種別画像、101…制御部、102…通信部、103…操作部、104…表示部、105…記憶部、106…画像読取部、107…画像形成部、108…撮影・検知部、109…顔登録認証部、110…定型処理部、111…作成部、112…格納部、113…抽出部、114…解析部、115…照合・設定部、116…指示部、130…タッチパネル

Claims (10)

  1. 第1大きさを有し且つ第1処理に対応した第1コードが埋め込まれた第1画像と、当該第1大きさよりも小さい第2大きさを有し且つ第2処理に対応した第2コードが埋め込まれた第2画像とを撮影する撮影部と、
    前記撮影部が撮影した画像を用い、前記第1画像を検知すると前記第1処理を設定し、当該第1処理の設定後に前記第2画像を検知すると前記第2処理を設定する設定部と
    を含む画像処理装置。
  2. 前記第2画像を構成する単位セルの大きさが、前記第1画像を構成する単位セルの大きさよりも小さいことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記第2処理は、前記第1処理に付随する処理であることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記撮影部は、自装置に接近してくる利用者を撮影する第1撮影部と、当該第1撮影部とは異なる角度に配置された第2撮影部とを含み、
    前記設定部は、前記第1撮影部の撮像結果から前記第1画像を検知し、前記第2撮影部の撮像結果から前記第2画像を検知すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像処理装置。
  5. 第1大きさを有し且つ第1処理に対応した第1コードが埋め込まれた第1画像を、第1距離で検知する第1検知手段と、
    前記第1画像を検知すると前記第1処理を設定する第1設定手段と、
    前記第1大きさよりも小さい第2大きさを有し且つ第2処理に対応した第2コードが埋め込まれた第2画像を、前記第1距離より短い第2距離で検知する第2検知手段と、
    前記第2画像を検知すると前記第2処理を設定する第2設定手段と
    を含む画像処理装置。
  6. 画像処理に関する第1処理の内容および第2処理の内容を受け付ける受付手段と、
    受け付けた前記第1処理と前記第2処理とを対応付けて登録する登録手段と、
    第1大きさを有し且つ前記第1処理に対応する第1コードが埋め込まれた第1画像と、当該第1大きさよりも小さい第2大きさを有し且つ前記第2処理に対応する第2コードが埋め込まれた第2画像とを、記録材に形成する画像形成手段と
    を含む画像形成装置。
  7. 前記画像形成手段は、前記第1処理の内容を文字で表現した第1文字画像と、前記第2処理の内容を文字で表現した第2文字画像とを、さらに前記記録材に形成することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記受付手段は、さらに、前記第2処理とは異なる第3処理の内容を受け付け、
    前記登録手段は、さらに、受け付けた前記第1処理と前記第3処理とを対応付けて登録し、
    前記画像形成手段は、さらに、前記第2大きさを有し且つ前記第3処理に対応する第3コードが埋め込まれた第3画像を、前記記録材に形成すること
    を特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 媒体と、
    前記媒体の一方の面に記録され、第1大きさを有し且つ第1処理に対応した第1コードが埋め込まれた第1画像と、
    前記媒体の前記一方の面に記録され、前記第1大きさよりも小さい第2大きさを有し且つ第2処理に対応した第2コードが埋め込まれた第2画像と
    を含む記録媒体。
  10. コンピュータに、
    第1大きさを有し且つ第1処理に対応した第1コードが埋め込まれた第1画像を、第1距離で検知する機能と、
    前記第1画像を検知すると前記第1処理を設定する機能と、
    前記第1大きさよりも小さい第2大きさを有し且つ第2処理に対応した第2コードが埋め込まれた第2画像を、前記第1距離より短い第2距離で検知する機能と、
    前記第2画像を検知すると前記第2処理を設定する機能と
    を実現させるプログラム。
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