JP2017008495A - 露出仕様アスファルト防水工法用キャップシートおよび露出仕様アスファルト防水工法 - Google Patents

露出仕様アスファルト防水工法用キャップシートおよび露出仕様アスファルト防水工法 Download PDF

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Abstract

【課題】露出仕様アスファルト防水工法用キャップシートの遮熱効果を改善し、アスファルト防水層の熱劣化を抑制する。【解決手段】芯材にアスファルトを含浸塗覆してなるアスファルトシートおよび前記アスファルトシートの一方の面に積層された繊維補強樹脂面材を含む露出仕様アスファルト防水工法用キャップシートであって、繊維補強樹脂面材が支持体とバインダー樹脂からなり、支持体が高分子系不織布、ガラスペーパー、2軸もしくは3軸繊維メッシュ、またはそれらの2種以上の組み合わせからなり、バインダー樹脂がフッ素系樹脂、アクリルシリコン系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂または塩化ビニル系樹脂からなることを特徴とするキャップシート。【選択図】図1

Description

本発明は、露出仕様アスファルト防水工法用キャップシートおよび露出仕様アスファルト防水工法に関する。
防水工法はその仕上げ態様により以下の2つに大別される。すなわち、1つは、露出防水工法であり、他の1つは押さえ防水工法である。前者の露出防水工法では、最上層に耐候性に優れた防水シートが設けられており、その防水シートがそのまま大気に露出された状態で使用される。一方、押さえ防水工法は防水層の上にコンクリートを打設したり、タイルなどの成型保護板を敷設し、そこを駐車場、屋上遊園地など多目的利用を可能としたものである。
ゴム、プラスチックからなるシート防水やウレタン塗膜防水は、それらの性能上、押え防水には適用できず露出防水にしか採用されていないが、アスファルト防水は押さえ防水、露出防水のいずれにも適用可能なので最も多く使用されている。露出防水に適用されるアスファルト防水材は、補強材の両側にアスファルトまたは改質アスファルトを塗覆し、表面に鉱物砂粒を配した砂付ルーフィングが圧倒的に多く使用されている(特許文献1)。砂付ルーフィングを用いた露出防水工法では、砂付ルーフィングを敷設した後に、耐候性および耐久性を高めるために、砂付ルーフィングの表面にトップコートを設けるのが常套手段である。
特開2000−226911号公報
砂付ルーフィングに用いられている鉱物砂粒は、それ自体の耐候性は高く、紫外線遮蔽効果も高いが、その下の防水層の熱劣化を抑える効果は低い。防水層の劣化を防止するためには、防水機能を有するアスファルト層を紫外線および熱劣化から保護することが必要である。砂付ルーフィングの表面には耐候性および耐久性を高めるためにトップコートが設けられるが、砂付ルーフィングの表面は砂による凹凸が形成されているため、トップコートの膜厚の薄い部分と膜厚の厚い部分が存在し、長期に風雨に曝されると、膜厚の薄い部分の摩耗が速く進行し、砂の表面が露出してしまう。砂の表面が露出すると、日射を受けた砂は熱をその下のアスファルト層に伝導するため、その結果、アスファルト層が熱劣化するという問題が生じる。
本発明は、砂付ルーフィングが抱えるアスファルト層の熱劣化抑制効果が低いという課題を解決するものである。すなわち、本発明は、露出仕様アスファルト防水工法用キャップシートの遮熱効果を改善し、アスファルト防水層の熱劣化を抑制することを課題とする。
本発明は、砂を用いずに、繊維補強樹脂面材を用いてルーフィングを構成することにより、遮熱効果に優れたルーフィングを提供する。なお、本発明の対象であるルーフィングは、露出仕様アスファルト防水工法の露出面に用いられるので、以下、キャップシートと称する。
本発明(I)は、芯材にアスファルトを含浸塗覆してなるアスファルトシートおよび前記アスファルトシートの一方の面に積層された繊維補強樹脂面材を含む露出仕様アスファルト防水工法用キャップシートであって、
繊維補強樹脂面材が支持体とバインダー樹脂からなり、
支持体が高分子系不織布、ガラスペーパー、2軸もしくは3軸繊維メッシュ、またはそれらの2種以上の組み合わせからなり、
バインダー樹脂がフッ素系樹脂、アクリルシリコン系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂または塩化ビニル系樹脂からなることを特徴とするキャップシートである。
本発明(II)は、下地にアスファルト防水層を設け、前記アスファルト防水層の上に本発明(I)のキャップシートを敷設し、前記キャップシートの表面にトップコートを塗布することを含む露出仕様アスファルト防水工法である。
本発明は、次の態様を含む。
[1] 芯材にアスファルトを含浸塗覆してなるアスファルトシートおよび前記アスファルトシートの一方の面に積層された繊維補強樹脂面材を含む露出仕様アスファルト防水工法用キャップシートであって、
繊維補強樹脂面材が支持体とバインダー樹脂からなり、
支持体が高分子系不織布、ガラスペーパー、2軸もしくは3軸繊維メッシュ、またはそれらの2種以上の組み合わせからなり、
バインダー樹脂がフッ素系樹脂、アクリルシリコン系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂または塩化ビニル系樹脂からなることを特徴とするキャップシート。
[2] 前記キャップシートが、前記アスファルトシートの他方の面に散着された粘着防止材、前記アスファルトシートの他方の面に積層された自己粘着層および剥離シート、または前記アスファルトシートの他方の面に積層された溶融性フィルムをさらに含むことを特徴とする[1]に記載のキャップシート。
[3] バインダー樹脂の塗工量(乾燥基準)が5〜150g/mであることを特徴とする[1]または[2]に記載のキャップシート。
[4] 支持体の坪量が10〜80g/mであることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載のキャップシート。
[5] 支持体がガラスペーパーの上にポリエステル短繊維をランダム積層させたものであることを特徴とする[1]〜[4]のいずれかに記載のキャップシート。
[6] バインダー樹脂がアクリルシリコン系樹脂またはアクリル系樹脂であることを特徴とする[1]〜[5]のいずれかに記載のキャップシート。
[7] 下地にアスファルト防水層を設け、前記アスファルト防水層の上に[1]〜[6]のいずれかに記載のキャップシートを敷設し、前記キャップシートの表面にトップコートを塗布することを含む露出仕様アスファルト防水工法。
[8] 下地にプライマーまたは下地調整材を塗布し、その上にアスファルトルーフィングを敷設し、その上に溶融アスファルトを流し、その上に[1]〜[6]のいずれかに記載のキャップシートを敷設し、前記キャップシートの表面にトップコートを塗布することを含む露出仕様アスファルト防水工法。
[9] トップコートの塗布量(乾燥基準)が200〜1000g/mであることを特徴とする[7]または[8]に記載の露出仕様アスファルト防水工法。
[10] トップコートが日射反射率50%以上のアクリル樹脂エマルション系塗料であることを特徴とする[7]〜[9]のいずれかに記載の露出仕様アスファルト防水工法。
本発明の露出仕様アスファルト防水工法用キャップシートは、長期の遮熱効果の維持に優れる。
図1は、本発明の露出仕様アスファルト防水工法用キャップシートの一実施形態の模式断面図である。 図2は、本発明の露出仕様アスファルト防水工法用キャップシートの繊維補強樹脂面材の別の実施形態の模式断面図である。 図3は、本発明の露出仕様アスファルト防水工法によって得られた防水構造の一実施形態の模式断面図である。 図4は、防水工法の実施例で得られた防水構造の表層部分の断面の顕微鏡写真である。 図5は、防水工法の実施例で得られた防水構造の促進老化試験後の表面の顕微鏡写真である。 図6は、防水工法の実施例で得られた防水構造の促進老化試験後の表層部分の断面の顕微鏡写真である。 図7は、防水工法の比較例で得られた防水構造の表層部分の断面の顕微鏡写真である。 図8は、防水工法の比較例で得られた防水構造の促進老化試験後の表面の顕微鏡写真である。 図9は、防水工法の比較例で得られた防水構造の促進老化試験後の表層部分の断面の顕微鏡写真である。 図10は、摩耗試験後の本発明品サンプルの表面の顕微鏡写真である。 図11は、摩耗試験後の従来品サンプルの表面の顕微鏡写真である。 図12は、表面温度低減効果確認試験結果を示す。
以下、本発明を、図面を参照して説明するが、本発明は図面に記載されたものに限定されない。
図1は、本発明の露出仕様アスファルト防水工法用キャップシートの一実施形態の模式断面図である。
露出仕様アスファルト防水工法用キャップシート1は、芯材2にアスファルト3を含浸塗覆してなるアスファルトシート4および前記アスファルトシート4の一方の面に積層された繊維補強樹脂面材5を含む。繊維補強樹脂面材5は支持体7とバインダー樹脂8からなる。支持体7は高分子系不織布、ガラスペーパー、2軸もしくは3軸繊維メッシュ、またはそれらの2種以上の組み合わせからなる。バインダー樹脂8はフッ素系樹脂、アクリルシリコン系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、または塩化ビニル系樹脂からなる。
図1のキャップシート1では、さらに、アスファルトシート4の他方の面に粘着防止材6が散着されているが、粘着防止材6はなくてもよいし、粘着防止材6の代わりに、自己粘着層および剥離シートが設けられていてもよいし、溶融性フィルムが積層されていてもよい。
アスファルトシート4は、芯材2にアスファルト3を含浸塗覆してなるものである。より具体的には、芯材2にアスファルト3を含浸させ、さらにその両面にアスファルト3からなるアスファルト層を設けたものである。
芯材2としては、紙または天然繊維、合成繊維もしくはガラス繊維の織布もしくは不織布が挙げられる。芯材2は、好ましくは、合成繊維の不織布からなる。合成繊維としては、限定するものではないが、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリオレフィン繊維、ポリビニルアルコール系繊維等が挙げられる。不織布としては、限定するものではないが、乾式法不織布、湿式法不織布、スパンボンド法不織布、メルトブローン法不織布、エアレイド法不織布、ケミカルボンド法不織布、サーマルボンド法不織布、ニードルパンチ法不織布、水流交絡法不織布等が挙げられる。なかでも好ましい芯材2は、ポリエチレンテレフタレート繊維のスパンボンド法不織布である。
アスファルト3としては、限定するものではないが、ストレートアスファルト、ブローンアスファルト、溶剤脱瀝アスファルト、改質アスファルト等が挙げられ、なかでも改質アスファルトが好ましく使用できる。ここで、改質アスファルトとは、石油アスファルトにポリマーや天然アスファルト等を加え、耐流動性、低温柔軟性、シート表面に散着する粘着防止材との付着性等の性状を改善したものをいう。
ちなみに、アスファルトシート4としては、いわゆる粘着層付きアスファルトルーフィングを製造する途中の半製品であって、ゴムアスファルト粘着層を塗工する直前のものを用いることができる。
アスファルトシート4の厚さは、適宜選択することができるが、好ましくは0.8〜4.0mmであり、より好ましくは1.2〜3.0mmである。アスファルトシート4の厚さが薄すぎると防水性が不十分となる虞があり、逆にアスファルトシート4の厚さが厚すぎるとシートの相互接合部の厚さが厚くなり、大きな段差を生じるために防水性が低下する場合がある。
繊維補強樹脂面材5は支持体7とバインダー樹脂8からなる。繊維補強樹脂面材5は、たとえば、支持体7に、バインダー樹脂8の溶液、エマルション等を含浸塗覆し、乾燥させることにより、作製することができる。溶液は水溶液が好ましい。
支持体7は、高分子系不織布、ガラスペーパー、2軸もしくは3軸繊維メッシュ、またはそれらの2種以上の組み合わせからなる。
高分子系不織布としては、好ましくは、合成繊維の不織布が挙げられる。合成繊維としては、限定するものではないが、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリオレフィン繊維、ポリビニルアルコール系繊維等が挙げられ、なかでもポリエステル繊維、ビニロン繊維が好ましい。不織布としては、限定するものではないが、乾式法不織布、湿式法不織布、スパンボンド法不織布、メルトブローン法不織布、エアレイド法不織布、ケミカルボンド法不織布、サーマルボンド法不織布、ニードルパンチ法不織布、水流交絡法不織布等が挙げられる。
2軸もしくは3軸繊維メッシュとは、有機繊維または無機繊維を2方向もしくは3方向に配列して構成した網状物をいう。有機繊維としては、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリオレフィン繊維、ポリビニルアルコール系繊維等が挙げられ、なかでもポリエステル繊維が好ましい。無機繊維としては、ガラス繊維、金属繊維等が挙げられるが、なかでもガラス繊維が好ましい。
高分子系不織布、ガラスペーパー、2軸もしくは3軸繊維メッシュは、それぞれ単体で用いてもよいし、それらの2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、それら単体もしくは複合させたものを面材原料とし、バインダー樹脂等を用いて、一体化してもよい。
支持体7は、剛性が高すぎるものはロール状に巻いた時に折れやシワが発生しやすいため、適度の柔軟性を有するものが好ましい。また、屋外に長期間暴露されることから、寸法変化が少ないものが好ましい。以上の観点から、好ましい支持体は、ポリエステル繊維不織布、ビニロン繊維不織布、ガラスペーパー、ポリエステル繊維メッシュ、ガラス繊維メッシュである。
支持体7として最も好ましいのは、ガラスペーパーにポリエステル短繊維をランダム積層したものである。ガラスペーパーは寸法安定性に寄与し、ランダム積層ポリエステル短繊維は柔軟性・嵩高性に寄与する。図2は、露出仕様アスファルト防水工法用キャップシートの繊維補強樹脂面材の別の実施形態の模式断面図であり、この繊維補強樹脂面材5は、ガラスペーパー9の上にポリエステル短繊維10をランダム積層させてなる支持体7に、バインダー樹脂を含浸塗覆したものである。
支持体7の坪量は、好ましくは10〜80g/mであり、より好ましくは20〜60g/mである。支持体7として高分子系不織布を用いるときは、高分子系不織布の坪量は、好ましくは10〜80g/mであり、より好ましくは20〜60g/mである。支持体7としてガラスペーパーを用いるときは、ガラスペーパーの坪量は、好ましくは10〜50g/mであり、より好ましくは20〜40g/mである。支持体7として2軸もしくは3軸繊維メッシュを用いるときは、2軸もしくは3軸繊維メッシュの坪量は、好ましくは10〜60g/mであり、より好ましくは20〜50g/mである。支持体7としてガラスペーパーにポリエステル短繊維をランダム積層したものを用いるときは、ガラスペーパーの坪量は、好ましくは10〜50g/mであり、より好ましくは20〜40g/mであり、ポリエステル短繊維の坪量は、好ましくは5〜40g/mであり、より好ましくは10〜30g/mである。支持体7の坪量が少なすぎると、熱収縮の懸念およびトップコートへの補強効果が得られない虞がある。支持体7の坪量が多すぎると、支持体の剛性が高くなりロール状に巻いた時、折れやシワが発生しやすい。
バインダー樹脂8は、耐候性を付与し、アスファルト成分のブリード抑制、支持体のほつれを防止する。バインダー樹脂8としては、フッ素系樹脂、アクリルシリコン系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、塩化ビニル系樹脂等が挙げられるが、なかでもアクリルシリコン系樹脂またはアクリル系樹脂が、比較的安価で、トップコートおよびアスファルトとの相性が良好なので、好ましい。キャップシートの支持体がガラスペーパーの上にポリエステル短繊維をランダム積層させたものを用いる場合、その意匠性を引き出すときは、着色したバインダー樹脂を用いることが好ましい。
バインダー樹脂の塗工量(乾燥基準)は、好ましくは5〜150g/mであり、より好ましくは40〜100g/mである。バインダー樹脂の塗工量が少なすぎると、アスファルト成分が支持体へブリードを起したり、支持体のほつれが発生する。バインダー樹脂の塗工量が多すぎると、支持体の剛性が高くなり、ロール状に巻いた時、折れやシワが発生しやすい。
好ましい繊維補強樹脂面材の例は、支持体にアクリルシリコンエマルションを含浸塗覆したものであり、より好ましい繊維補強樹脂面材の例は、ガラスペーパーの上にポリエステル短繊維をランダム積層させてなる支持体にアクリルシリコンエマルションを含浸塗覆したものである。
本発明のキャップシートは、アスファルトシートの他方の面に散着された粘着防止材、アスファルトシートの他方の面に積層された自己粘着層および剥離シート、またはアスファルトシートの他方の面に積層された溶融性フィルムをさらに含むことができる。
粘着防止材6としては、シリカ、ケイ砂、マイカ、クレー、アルミナ等の鉱物粉が挙げられるが、なかでもシリカ、ケイ砂が好ましい。
自己粘着層としては、スチレン・ブタジエンゴム系、ブチルゴム系、再生ゴム系などの合成ゴム粘着材、クロロプレン系粘着材、アクリル系粘着材、ニトリル系粘着材などが挙げられる。自己粘着層の外表面にはさらに剥離シートが積層される。
溶融性フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン等の熱可塑性樹脂のフィルムが挙げられる。溶融性フィルムの厚さは、好ましくは5〜50μm、より好ましくは10〜30μmである。
次に、本発明(II)の露出仕様アスファルト防水工法について説明する。
図3は、本発明の露出仕様アスファルト防水工法によって得られた防水構造の一実施形態の模式断面図である。この防水構造11は、下地12にアスファルト防水層13を設け、アスファルト防水層13の上に本発明(I)のキャップシート1を敷設し、キャップシート1の表面にトップコート14を塗布したものである。
下地12としては、限定するものではないが、コンクリート、モルタル、ALC、金属板、木材、既存アスファルト防水層、既存ウレタン防水層、既存塩ビ防水層等が挙げられる。
アスファルト防水層13としては、溶融したアスファルトを流しながら貼っていく熱工法、粘着材付ルーフィングの剥離フィルムを剥がしながら貼っていく冷工法(常温工法)、バーナーで炙りながら貼っていくトーチ工法等により敷設されるものが挙げられ、本発明の露出仕様アスファルト防水工法はいずれの工法にも適用できるが、好ましくは熱工法に適用される。熱工法に適用する場合は、好ましくは、下地にプライマーまたは下地調整材を塗布し、その上にアスファルトルーフィングを敷設し、その上に溶融アスファルトを流し、その上に本発明(I)のキャップシートを敷設し、キャップシートの表面にトップコートを塗布する。
トップコート14としては、溶媒(溶剤や水)を乾燥させて皮膜を形成させるタイプ、または反応硬化タイプのもので、フッ素系、アクリルシリコン系、アクリルウレタン系、ポリエステル系、アクリル系、ウレタン系、ポリアミド系、塩化ビニル系等が挙げられ、好ましくは水性の高反射タイプ塗料であり、より好ましくは日射反射率50%以上のアクリル樹脂エマルション系塗料である。有機溶剤はアスファルトを軟化させるので、水性の塗料を用いることが好ましい。
トップコートの塗布量(乾燥基準)は好ましくは200〜1000g/mであり、より好ましくは300〜800g/mである。トップコートは1回で塗布してもよいが、複数回塗布してもよい。
トップコートは、仕上り意匠性に影響するほか、防水層保護の観点から、遮熱効果によるアスファルト層の熱劣化低減という防水層の耐用年数を左右させる重要なファクターであり、トップコートの耐久性を向上させることにより防水層の高寿命化が図れる。
本発明の露出仕様アスファルト防水工法用キャップシートは、従来の砂付ルーフィングに比べ、軽量であり、ルーフィング施工性が向上する。さらに、本発明の露出仕様アスファルト防水工法用キャップシートにトップコートを塗布して用いたときに、繊維補強効果および塗膜均一化により、トップコートの耐久性が向上する。
本発明の露出仕様アスファルト防水工法は、トップコートの耐久性向上により、アスファルト防水層の紫外線および熱による劣化が抑制できる。
以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳しく説明するが、本発明は以下の実施例に限定されない。
[キャップシートの作製]
ガラスペーパー30g/m(例えば、オリベスト株式会社製「SAS−030」)をキャリアーとして、ポリエステル短繊維20g/mをランダム積層させた状態で、アクリルシリコンエマルション(例えば、サイデン化学株式会社製「サイビノールTJR−2939」),固形分:49質量%,粘度:3000mPa・s(25℃),ガラス転移点Tg:−15°)を水希釈したものをバインダーとして含浸・乾燥させ(乾燥基準75g/m)、総目付125g/mの繊維補強樹脂面材(厚さ:0.4mm)を作製した。
不織布(ポリエチレンテレフタレートスパンボンド,160g/m)に改質アスファルト(SBS 12質量%,ストレートアスファルト180−200 63質量%,充填材 25質量%)を含浸し、さらにその両面に前記改質アスファルトからなる改質アスファルト層を設け、厚さ2.2mmの改質アスファルトシートを作製した。
前記改質アスファルトシートの一方の面に前記繊維補強樹脂面材を積層し、他方の面に鉱物質粉粒を散着させ、キャップシートを作製した。作製したキャップシートを以下「本発明キャップシート」という。
[防水工法の実施例]
コンクリート下地にプライマー(田島ルーフィング株式会社製「水性プライマーAS」)を塗布し、その上にアスファルトルーフィング(田島ルーフィング株式会社製「強力ストライプZ」)を敷設し、その上に溶融アスファルト(田島ルーフィング株式会社製「アスタイトM」)1.2kg/mを流し、その上に本発明キャップシートを敷設し、キャップシートの表面にトップコート(田島ルーフィング株式会社製水性高反射タイプ塗料「SPファインカラー」)をローラーで塗布した(塗布量:0.4kg/m)。
トップコート塗布後の表層部分の断面の顕微鏡写真(倍率100倍)を図4に示す。
促進老化試験器(キセノンウェザーメーター,51−9C法(ASTMに準拠),511分間Dry(試験体温度60℃)−9分間Wet)を使用し、10000時間経過後に表面および断面を観察した。表面の顕微鏡写真(倍率25倍)を図5に、表層部分の断面の顕微鏡写真(倍率100倍)を図6に示す。
[防水工法の比較例]
防水工法の実施例において、本発明キャップシートに代えて、砂付ルーフィング(田島ルーフィング株式会社製「強力ハイキャップ」)を使用した以外は、防水工法の実施例と同様に実施し、トップコート塗布後の表層部分の断面、促進老化試験10000時間経過後の表面および断面を観察した。トップコート塗布後の断面の顕微鏡写真(倍率100倍)を図7に、促進老化試験10000時間経過後の表面の顕微鏡写真(倍率25倍)を図8に、断面の顕微鏡写真(倍率100倍)を図9に示す。
図4および図7において、白く見えている部分がトップコートが塗布された部分である。図4からトップコートの膜厚を算出したところ、本発明キャップシートを用いた実施例のトップコートの最小膜厚は0.35mm、最大膜厚は0.55mmであった。一方、図7からトップコートの膜厚を算出したところ、砂付ルーフィングを用いた比較例のトップコートの最小膜厚は0.06mm、最大膜厚は0.44mmであった。本発明キャップシートを用いた場合は、繊維補強樹脂面材とトップコートが一体化して均一な層を形成していることが分かる。
促進老化試験後、本発明キャップシートを用いた実施例では、塗料劣化によりチョーキング現象および若干の膜厚減少が見られるが、トップコート被膜は健全さを維持している。一方、砂付ルーフィングを用いた比較例では、砂の凸部分は、塗料劣化により砂が露出しており、部分的にトップコート被膜の割れも確認された。
本発明キャップシートは、表面に繊維補強樹脂面材を有するので、トップコート塗布時に繊維内部に塗料が充填され、繊維補強された均一な塗料被膜が形成される。一方、従来の砂付ルーフィングは、砂面の凹凸により、トップコート被膜は不均一になり、トップコート被膜が薄い部分の劣化は早いことが確認された。
[耐摩耗性評価]
防水層は外部劣化因子として、紫外線による耐候性のほか、風の影響を受け、砂、埃、降雨などによる摩耗の影響を受け、トップコート被膜を減耗させることが想定される。
そこで、本発明キャップシートにトップコート(田島ルーフィング株式会社製「SPファインカラー」)0.4kg/mをローラーで塗布したサンプル(以下「本発明品サンプル」という。)および砂付ルーフィング(田島ルーフィング株式会社製「強力ハイキャップ」)にトップコート(田島ルーフィング株式会社製「SPファインカラー」)0.4kg/mをローラーで塗布したサンプル(以下「従来品サンプル」という。)を用意し、それらのサンプルについて、サンドブラスト装置を用いた摩耗試験(砂の種類:アルミナおよび鉄,エアー圧力:0.2MPa,10秒間散布)を行った。
摩耗試験後の本発明品サンプルの表面の顕微鏡写真(倍率25倍)を図10に、摩耗試験後の従来品サンプルの表面の顕微鏡写真(倍率25倍)を図11に示す。
本発明品サンプルは、サンドブラスト処理によりトップコート被膜がやや減耗したが、表面状態に目立った不具合は確認されなかった。一方、従来品サンプルはトップコート被膜が減耗および剥離し、砂面の露出が目立った。
[表面温度低減効果]
夏場の晴れた日の昼(気温:31℃)に、断熱材(田島ルーフィング株式会社製「ギルフォーム」)上に、本発明キャップシートおよび砂付ルーフィング(田島ルーフィング株式会社製「強力ハイキャップ」)を設置し、直射日光に当て、表面の最大到達温度を非接触型温度計で測定したところ、砂付ルーフィングは82.1℃に達したが、本発明キャップシートは73.0℃であり、砂付ルーフィングに比べ約9℃の温度低減効果が確認された。図12は、表面温度低減効果確認試験結果を示すが、図12において右側が本発明キャップシートであり、左側が砂付ルーフィングである。
本発明のキャップシートは露出仕様アスファルト防水工法に好適に利用することができる。
1 キャップシート
2 芯材
3 アスファルト
4 アスファルトシート
5 繊維補強樹脂面材
6 粘着防止材
7 支持体
8 バインダー樹脂
9 ガラスペーパー
10 ポリエステル短繊維
11 防水構造
12 下地
13 アスファルト防水層
14 トップコート

Claims (10)

  1. 芯材にアスファルトを含浸塗覆してなるアスファルトシートおよび前記アスファルトシートの一方の面に積層された繊維補強樹脂面材を含む露出仕様アスファルト防水工法用キャップシートであって、
    繊維補強樹脂面材が支持体とバインダー樹脂からなり、
    支持体が高分子系不織布、ガラスペーパー、2軸もしくは3軸繊維メッシュ、またはそれらの2種以上の組み合わせからなり、
    バインダー樹脂がフッ素系樹脂、アクリルシリコン系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂または塩化ビニル系樹脂からなることを特徴とするキャップシート。
  2. 前記キャップシートが、前記アスファルトシートの他方の面に散着された粘着防止材、前記アスファルトシートの他方の面に積層された自己粘着層および剥離シート、または前記アスファルトシートの他方の面に積層された溶融性フィルムをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のキャップシート。
  3. バインダー樹脂の塗工量(乾燥基準)が5〜150g/mであることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップシート。
  4. 支持体の坪量が10〜80g/mであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のキャップシート。
  5. 支持体がガラスペーパーの上にポリエステル短繊維をランダム積層させたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のキャップシート。
  6. バインダー樹脂がアクリルシリコン系樹脂またはアクリル系樹脂であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のキャップシート。
  7. 下地にアスファルト防水層を設け、前記アスファルト防水層の上に請求項1〜6のいずれか1項に記載のキャップシートを敷設し、前記キャップシートの表面にトップコートを塗布することを含む露出仕様アスファルト防水工法。
  8. 下地にプライマーまたは下地調整材を塗布し、その上にアスファルトルーフィングを敷設し、その上に溶融アスファルトを流し、その上に請求項1〜6のいずれか1項に記載のキャップシートを敷設し、前記キャップシートの表面にトップコートを塗布することを含む露出仕様アスファルト防水工法。
  9. トップコートの塗布量(乾燥基準)が200〜1000g/mであることを特徴とする請求項7または8に記載の露出仕様アスファルト防水工法。
  10. トップコートが日射反射率50%以上のアクリル樹脂エマルション系塗料であることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の露出仕様アスファルト防水工法。
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