JP2017004988A - フレキシブル基板 - Google Patents

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淳 神田
Atsushi Kanda
淳 神田
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Abstract

【課題】リジット基板との接続部における反射を低減し、信号配線の伝送特性をより改善する。
【解決手段】信号線路102は、マイクロストリップ線路105と、信号電極端子部106と、配線領域107とを有している。配線領域107は、一方側の領域108が接地導体パターン104に非対向として設けられ、他方側の領域109が接地導体パターン104に対向して設けられている。接地電極端子103−1,103−2に、信号電極端子部106を間に挟んで対向する接地電極部112と、配線領域107を間に挟んで対向する接地領域部113とを設ける。接地電極端子103−1,103−2の接地電極部112ならびに接地領域部113を誘電体基板101に設けられたビアホール111を介して接地導体パターン104の接地電極端子部118−1,118−2に電気的に接続する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、フレキシブル基板に関するものである。
近年、光通信システムの高速大容量化が進展するとともに光送受信装置の小型化が求められている。今日、光送受信装置で用いられる電気/光変換部、光/電気変換部はTOSA(Transmitter Optical Sub-Assembly)やROSA(Receiver Optical Sub-Assembly)といった形でサブアセンブリ・モジュール化されているのが一般的であり、TOSAやROSAと光送受信装置のボード(リジット基板)とは実装の自由度からフレキシブル基板を介して接続される構成が良く用いられる。リジット基板上に設けられた伝送線路とフレキシブル基板上に設けられた伝送線路とははんだ等によって接続されるが、接続部では伝送線路の不連続に起因した高周波信号の反射が生じ、伝送特性を劣化させる一因となっている。
そこで、特許文献1には、フレキシブル基板とリジット基板との接続部における高周波信号の伝送特性を改善するための接続構造の例が示されている。図4(a)は特許文献1に示されたフレキシブル基板の端部(リジット基板との接続部分付近)の構造を示す平面図であり、図4(b)は図4(a)におけるI−I線断面図、図4(c)は図4(a)を裏面側から見た図である。
このフレキシブル基板400は、屈曲性を有する誘電体基板(絶縁フィルム)401と、誘電体基板401の上面(表面)に形成された信号線路(信号配線)402と、リジット基板430上に設けられた接地電極(不図示)と接続するための複数の接地電極端子(表面接地電極端子)403と、誘電体基板401の下面(裏面)に形成された接地導体パターン404および信号電極端子412とを備えている。この例では、複数の接地電極端子403として、第1の接地電極端子403−1と第2の接地電極端子403−2とが設けられている。なお、図4(a)において、リジット基板430はその重ね合わされる位置を1点鎖線で仮想的に示している。
このフレキシブル基板400において、信号線路402は、マイクロストリップ線路(伝送線路部)405と、リジット基板430上に設けられた信号電極(不図示)と接続するための信号電極端子部406と、マイクロストリップ線路405と信号電極端子部406とを相互に接続する配線領域407とを有している。
マイクロストリップ線路405は接地導体パターン404に対向して設けられており、信号電極端子部406は接地導体パターン404に非対向として設けられている。また、配線領域407は、信号電極端子部406側の領域(一方側の領域)408が接地導体パターン404に非対向として設けられ、マイクロストリップ線路405側の領域(他方側の領域)409が接地導体パターン404に対向して設けられている。
また、接地導体パターン404は接地電極端子部(裏面接地電極端子部)413として第1の接地電極端子部413−1と第2の接地電極端子部413−2とを備えており、誘電体基板401の表面に設けられた第1の接地電極端子403−1および第2の接地電極端子403−2が、誘電体基板401に設けられたビアホール(スルーホール)411を介して、誘電体基板401の裏面に設けられた第1の接地電極端子部413−1および第2の接地電極端子部413−2に電気的に接続されている。また、誘電体基板401の表面に設けられた信号電極端子部406が、誘電体基板401に設けられたビアホール411を介して、誘電体基板401の裏面に設けられた信号電極端子412に電気的に接続されている。
なお、誘電体基板401の表面の配線領域407において、一方側の領域408と対向する誘電体基板401の裏面側の領域に接地導体パターン404が形成されていないのは、信号電極端子412と接地導体パターン404とがショートすることを防ぐためである。
信号線路402において、信号電極端子部406の幅と配線領域407の幅とは等しく、マイクロストリップ線路405の幅よりも広い。配線領域407の他方側の領域(マイクロストリップ線路405側の領域)409は誘電体基板401を挟んで接地導体パターン404と重なっており、マイクロストリップ線路405に比べて線路幅が広い。このため、配線領域407の他方側の領域409と接地導体パターン404との結合容量がマイクロストリップ線路405と接地導体パターン404との結合容量よりも大きくなり、配線領域407の他方側の領域409の特性インピーダンスが低くなる。
一方、配線領域407の一方側の領域(信号電極端子部406側の領域)408は、誘電体基板401の下に接地導体パターン404が存在しない。このため、配線領域407の一方側の領域408と接地導体パターン404との結合容量がマイクロストリップ線路405と接地導体パターン404との結合容量よりも小さくなり、配線領域407の一方側の領域408の特性インピーダンスが高くなる。
この特性インピーダンスが低い領域409と高い領域408とが互いに補償しあうことで、信号電極端子部406とマイクロストリップ線路405との不連続が緩和されて、信号電極端子部406とマイクロストリップ線路405との接続部で生じる反射量が抑制される。この結果として、フレキシブル基板400とリジット基板430との接続部における高周波信号の伝送特性が改善される。
なお、マイクロストリップ線路405を流れる高周波信号のリターン電流は、接地導体パターン404の誘電体基板401を介してマイクロストリップ線路405と重なる領域を中心に信号の流れと逆向きに流れ、接地導体パターン404からビアホール411を経て接地電極端子403(403−1,403−2)に至る。この場合、配線領域407の一方側の領域408の誘電体基板401の下に接地導体パターン404が存在しないので、接地導体パターン404を流れるリターン電流がこの接地導体パターン404が存在しない領域を迂回して流れる。
特開2010−212617号公報
しかしながら、上述した従来のフレキシブル基板400では、配線領域407によるインピーダンス補償効果により高周波信号の伝送特性が改善されるものの、特性インピーダンスの高い領域408と低い領域409とが交互に配置される不連続性によって反射が生じる。また、このフレキシブル基板400では、接地導体パターン404が存在しない領域を迂回して流れるリターン電流の遅延が長く、リターン電流が迂回して流れることで生じる反射の影響を完全に補償することはできない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、リジット基板との接続部における反射を低減し、信号配線の伝送特性をより改善することが可能なフレキシブル基板を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、誘電体基板と、誘電体基板の表面に設けられた信号配線および複数の表面接地電極端子と、誘電体基板の裏面に設けられた接地導体パターンとを備えたフレキシブル基板において、信号配線は、接地導体パターンに対向して設けられた伝送線路部と、接地導体パターンに非対向として設けられた信号電極端子部と、伝送線路部と信号電極端子部とを相互に接続する配線領域とを備え、配線領域は、接地導体パターンに非対向として設けられた領域を備え、複数の表面接地電極端子は、信号配線を挟んだ一方側および他方側に設けられた第1および第2の表面接地電極端子を備え、第1および第2の表面接地電極端子は、信号電極端子部を間に挟んで対向する表面接地電極部と、配線領域を間に挟んで対向する表面接地領域部とを備え、接地導体パターンは、第1および第2の表面接地電極端子に対向して設けられ、第1および第2の表面接地電極端子に電気的に接続される第1および第2の裏面接地電極端子部を備えることを特徴とする。
この発明によれば、配線領域の両脇に表面接地領域部が存在するため、配線領域の接地導体パターンに非対向として設けられた領域と表面接地領域部との間にいわゆるコプレーナ線路が形成され、このコプレーナ線路の特性インピーダンスと伝送線路部の特性インピーダンスとを整合するように設定することにより、特性インピーダンスの高い領域と低い領域とが交互に配置される不連続性をなくすようにして、信号電極端子部と伝送線路部との接続部での反射を抑えることが可能となる。
本発明において、接地導体パターンは、第1および第2の表面接地電極端子に対向して設けられ、第1および第2の表面接地電極端子に電気的に接続される第1および第2の裏面接地電極端子部を備えている。この場合、本発明の一態様として、第1および第2の表面接地電極端子を誘電体基板に設けられたスルーホールを介して第1および第2の裏面接地電極端子部に電気的に接続する。例えば、第1および第2の表面接地電極端子の表面接地電極部を第1および第2の裏面接地電極端子部にスルーホールを介して電気的に接続したり、第1および第2の表面接地電極端子の表面接地領域部を第1および第2の裏面接地電極端子部にスルーホールを介して電気的に接続したり、第1および第2の表面接地電極端子の表面接地電極部ならびに表面接地領域部を第1および第2の裏面接地電極端子部にスルーホールを介して電気的に接続する。
本発明において、第1および第2の表面接地電極端子の表面接地領域部を第1および第2の裏面接地電極端子部にスルーホールを介して電気的に接続すると、接地導体パターンが存在しない領域を迂回して流れるリターン電流の遅延が短くなり、信号電極端子部から伝送線路部に至る信号伝送の反射特性が低減する。
また、本発明において、接地導体パターンの接地導体パターン領域(伝送線路部及び配線領域の接地導体パターンに対向して設けられた領域と重なった領域)から裏面接地電極端子部への信号配線側の接続部をテーパ形状とするようにしてもよい。このようにすると、リターン電流の経路迂回による遅延をさらに短くして、信号伝送の反射特性をより効果的に改善することが可能となる。
本発明によれば、信号配線を挟んだ一方側および他方側に設けられた第1および第2の表面接地電極端子に、信号電極端子部を間に挟んで対向する表面接地電極部と配線領域を間に挟んで対向する表面接地領域とを設けるようにしたので、配線領域の接地導体パターンに非対向として設けられた領域と表面接地領域部との間にコプレーナ線路が形成されるものとなり、このコプレーナ線路の特性インピーダンスと伝送線路部の特性インピーダンスとを整合するように設定することにより、特性インピーダンスの高い領域と低い領域とが交互に配置される不連続性をなくすようにして、信号電極端子部と伝送線路部との接続部での反射を抑え、リジット基板との接続部における反射を低減し、信号配線の伝送特性をより改善することが可能となる。
また、第1および第2の表面接地電極端子の表面接地領域部をスルーホールを介して第1および第2の裏面接地電極端子部に電気的に接続するようにして、接地導体パターンが存在しない領域を迂回して流れるリターン電流の遅延を短くし、信号電極端子部から伝送線路部に至る信号伝送の反射特性を低減することが可能となる。
本発明に係るフレキシブル基板の一実施の形態の概略を示す図である。 この実施の形態のフレキシブル基板の効果を説明する図である。 本発明に係るフレキシブル基板の一実施の形態の変形例を示す図である。 特許文献1に示された従来のフレキシブル基板の概略を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1(a)は本発明に係るフレキシブル基板の一実施の形態の端部(リジット基板との接続部分付近)の構造を示す平面図であり、図1(b)は図1(a)におけるI−I線断面図、図1(c)は図1(a)におけるII−II線断面図、図1(d)は図1(a)を裏面側から見た図である。
このフレキシブル基板100は、屈曲性を有する誘電体基板(絶縁フィルム)101と、誘電体基板101の上面(表面)に形成された信号線路(信号配線)102と、リジット基板130上に設けられた接地電極(不図示)と接続するための接地電極端子(表面接地電極端子)103と、誘電体基板101の下面(裏面)に形成された接地導体パターン104および信号電極端子117とを備えている。この例では、複数の接地電極端子103として、第1の接地電極端子103−1と第2の接地電極端子103−2とが設けられている。なお、図1(a)において、リジット基板130はその重ね合わされる位置を1点鎖線で仮想的に示している。
このフレキシブル基板100において、信号線路102は、マイクロストリップ線路(伝送線路部)105と、リジット基板130上に設けられた信号電極(不図示)と接続するための信号電極端子部106と、マイクロストリップ線路105と信号電極端子部106とを相互に接続する配線領域107とを有している。
マイクロストリップ線路105は接地導体パターン104に対向して設けられており、信号電極端子部106は接地導体パターン104に非対向として設けられている。また、配線領域107は、信号電極端子部106側の領域(一方側の領域)108が接地導体パターン104に非対向として設けられ、マイクロストリップ線路105側の領域(他方側の領域)109が接地導体パターン104に対向して設けられている。
また、接地電極端子103(103−1,103−2)は、リジット基板130上に設けられた接地電極(不図示)と重なる領域112と重ならない領域113とを有している。以下、接地電極端子103の領域112,113のうち領域112を接地電極部(表面接地電極部)と呼び、領域113を接地領域部(表面接地領域部)と呼ぶ。
また、接地導体パターン104は、接地電極端子部(裏面接地電極端子部)118として、誘電体基板101の表面に設けられた第1の接地電極端子103−1および第2の接地電極端子103−2に対向する第1の接地電極端子部118−1および第2の接地電極端子部118−2を備えており、第1の接地電極端子103−1および第2の接地電極端子103−2が、誘電体基板101に設けられたビアホール(スルーホール)111を介して、第1の接地電極端子部118−1および第2の接地電極端子部118−2に電気的に接続されている。
なお、第1の接地電極端子部118−1および第2の接地電極端子部118−2は、第1の接地電極端子103−1および第2の接地電極端子103−2と対向する領域として、接地導体パターン104のマイクロストリップ線路105及び配線領域107の他方側の領域109と重なった領域(接地導体パターン領域)116から延びた部分119だけではなく、接地導体パターン領域116に入り込んだ部分も含む。
接地電極端子103の接地領域部113は、接地導体パターン領域116に対して重なる接地電極領域114と重ならない接地電極領域115とを有しており、接地電極領域114が接地電極端子部118の接地導体パターン領域116に入り込んだ部分にビアホール111を介して接続されている。
また、誘電体基板101の表面に設けられた配線領域107において、一方側の領域108と対向する領域に接地導体パターン104が形成されていないのは、信号電極端子117と接地導体パターン104とがショートすることを防ぐためである。
信号線路102において、配線領域107の一方側の領域(信号電極端子部106側の領域)108は誘電体基板101の下に接地導体パターン104が存在しない。このため、配線領域107の一方側の領域108と接地導体パターン104との結合容量はマイクロストリップ線路105と接地導体パターン104との結合容量よりも小さくなる。しかし、配線領域107の一方側の領域108の両脇に接地電極領域115が存在するため、配線領域107の一方側の領域108と接地電極領域115とはいわゆるコプレーナ線路を形成している。
信号電極端子部106と接地電極部112との間隔は、リジット基板130上に設けられた接地電極(不図示)と整合するように定められるのに対し、配線領域107と接地領域部113との間隔は、配線領域107の一方側の領域108と接地電極領域115との間に形成されるコプレーナ線路の特性インピーダンスがある所望の値を有するように定められる。
信号電極端子部106とマイクロストリップ線路105との接続部での反射を抑えるため、配線領域107の一方側の領域108と接地電極領域115との間に形成されるコプレーナ線路の特性インピーダンスの値は、配線領域107の他方側の領域109に接続しているマイクロストリップ線路105の特性インピーダンスと整合するように設定するのが好ましい。
本実施の形態では、配線領域107の一方側の領域108と接地電極領域115との間に形成されるコプレーナ線路の特性インピーダンスをマイクロストリップ線路105の特性インピーダンスと整合するように設定している。これにより、特性インピーダンスの高い領域と低い領域とが交互に配置される不連続性をなくすようにして、信号電極端子部106とマイクロストリップ線路105との接続部での反射を抑えることが可能となる。
なお、配線領域107の他方側の領域109の両脇にも接地電極領域114が存在しているが、配線領域107の一方側の領域108と接地電極領域115とによるコプレーナ線路の特性インピーダンスがマイクロストリップ線路105の特性インピーダンスと等しくなるような配線領域107と接地領域部113との間隔では、配線領域107の他方側の領域109は接地電極領域114との結合よりも接地導体パターン104との結合の方が支配的になるため、配線領域107の他方側の領域109はコプレーナ線路ではなくマイクロストリップ線路として機能する。以下、配線領域107の他方側の領域109をマイクロストリップ線路とも呼ぶ。
マイクロストリップ線路105を流れる高周波信号のリターン電流は、接地導体パターン104の誘電体基板101を介してマイクロストリップ線路105と重なる領域を中心に信号の流れと逆向きに流れ、接地導体パターン104からビアホール111を経て接地電極端子103(103−1,103−2)に至るが、接地電極領域114、115がビアホール111を有していることにより、リターン電流の経路迂回による遅延が短くなる。このため、配線領域108と接地電極領域115とによるコプレーナ線路からマイクロストリップ線路109、105へのモード変換がスムーズに行われ、信号電極端子部106からマイクロストリップ線路109、105に至る信号伝送の反射特性が低減する。
図2により、本実施の形態の効果を説明する。図2は、電極も含めた長さ約10mmのフレキシブル基板に対して、本実施の形態を適用して信号配線を形成した場合と、従来例として特許文献1の形態を適用した場合とをシミュレーションで比較した周波数特性を示しており、図2(a)は反射損失特性、図2(b)は通過損失特性を示している。
図2のシミュレーションにおいて、マイクロストリップ線路105、405の線路幅は0.1mm、信号電極端子部106、406の幅は0.1mm、配線領域108、408の長さは0.3mm、配線領域109、409の長さは0.2mmの値を用いている。図2においては線路長に起因した反射のリップルが現れているが、同図に示されるように低域から高域まで幅広い周波数帯域に対して本実施の形態の反射強度が低く抑えられることにより、通過損失が平坦化し伝送特性が向上する。
例えば、図2(a)において、従来例では反射損失−10dB以下となる周波数が20GHz以下であるのに対し、本実施の形態では36GHz以下に改善される。また図2(b)において、従来例では通過損失−1dB以下となる周波数が20GHzであるのに対し、本実施の形態では30GHzに改善されることが確認できた。
なお、上述した実施の形態の変形例として、図3に示すように、接地導体パターン304がマイクロストリップ線路305及び配線領域307の他方側の領域309と重なった接地導体パターン領域316から、接地電極端子部318(318−1,318−2)への信号線路302側の接続部320(320−1,320−2)をテーパ形状で形成することによって、リターン電流の経路迂回による遅延をさらに短くして、信号伝送の反射特性をより効果的に改善することもできる。
以上説明した実施の形態によれば、信号配線の不連続性による反射を抑えてフレキシブル基板の伝送特性を改善することができる。
〔実施の形態の拡張〕
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
100,300…フレキシブル基板、101,301…誘電体基板(絶縁フィルム)、102,302…信号線路(信号配線)、103,303…接地電極端子(表面接地電極端子)、104,304…接地導体パターン、105,305…マイクロストリップ線路(伝送線路部)、106,306…信号電極端子部、107,307…配線領域、108,308…一方側の領域、109,309…他方側の領域、111,311…ビアホール(スルーホール)、112,312…接地電極部(表面接地電極部)、113,313…接地領域部(表面接地領域部)、114,314…接地電極領域、115,315…接地電極領域、116,316…接地導体パターン領域、117,317…信号電極端子、118,318…接地電極端子部(裏面接地電極端子部)、320…接続部、130,330…リジット基板。

Claims (7)

  1. 誘電体基板と、前記誘電体基板の表面に設けられた信号配線および複数の表面接地電極端子と、前記誘電体基板の裏面に設けられた接地導体パターンとを備えたフレキシブル基板において、
    前記信号配線は、
    前記接地導体パターンに対向して設けられた伝送線路部と、前記接地導体パターンに非対向として設けられた信号電極端子部と、前記伝送線路部と前記信号電極端子部とを相互に接続する配線領域とを備え、
    前記配線領域は、
    前記接地導体パターンに非対向として設けられた領域を備え、
    前記複数の表面接地電極端子は、
    前記信号配線を挟んだ一方側および他方側に設けられた第1および第2の表面接地電極端子を備え、
    前記第1および第2の表面接地電極端子は、
    前記信号電極端子部を間に挟んで対向する表面接地電極部と、前記配線領域を間に挟んで対向する表面接地領域部とを備え、
    前記接地導体パターンは、
    前記第1および第2の表面接地電極端子に対向して設けられ、前記第1および第2の表面接地電極端子に電気的に接続される第1および第2の裏面接地電極端子部を備える
    ことを特徴とするフレキシブル基板。
  2. 請求項1に記載されたフレキシブル基板において、
    前記第1および第2の表面接地電極端子は、
    前記誘電体基板に設けられたスルーホールを介して前記第1および第2の裏面接地電極端子部に電気的に接続されている
    ことを特徴とするフレキシブル基板。
  3. 請求項2に記載されたフレキシブル基板において、
    前記第1および第2の表面接地電極端子の表面接地電極部は、
    前記第1および第2の裏面接地電極端子部に前記スルーホールを介して電気的に接続されている
    ことを特徴とするフレキシブル基板。
  4. 請求項2に記載されたフレキシブル基板において、
    前記第1および第2の表面接地電極端子の表面接地領域部は、
    前記第1および第2の裏面接地電極端子部に前記スルーホールを介して電気的に接続されている
    ことを特徴とするフレキシブル基板。
  5. 請求項2に記載されたフレキシブル基板において、
    前記第1および第2の表面接地電極端子の表面接地電極部ならびに表面接地領域部は、
    前記第1および第2の裏面接地電極端子部に前記スルーホールを介して電気的に接続されている
    ことを特徴とするフレキシブル基板。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載されたフレキシブル基板において、
    前記配線領域の前記接地導体パターンに非対向として設けられた領域と前記表面接地領域部との間に形成されるコプレーナ線路の特性インピーダンスと前記伝送線路部の特性インピーダンスとが整合するように設定されている
    ことをと特徴とするフレキシブル基板。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載されたフレキシブル基板において、
    前記接地導体パターンは、
    前記伝送線路部及び前記配線領域の接地導体パターンに対向して設けられた領域と重なった接地導体パターン領域から前記裏面接地電極端子部への前記信号配線側の接続部がテーパ形状とされている
    ことを特徴とするフレキシブル基板。
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