JP2017004474A - 低反射型静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エアギャップ方式によって、液晶パネルとタッチパネルとを貼合したとしても、従来よりも光の反射が抑えられる低反射型静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置を提供する。【解決手段】液晶パネル2と湾曲型タッチパネル5との間には空気層6を有しており、液晶パネル2の表面上に設けられた第1の低反射層3と、湾曲型タッチパネル5の裏面上に設けられた第2の低反射層4と、を備え、第1の低反射層3と第2の低反射層4とは空気層6を介して対向してなる。【選択図】図1
Description
本発明は、低反射型静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置に関する。
従来から、液晶パネル上にタッチパネルを貼合する方式として、いわゆるエアギャップ方式とダイレクトボンディング方式(オプティカルボンディング方式あるいはフルラミネーション方式とも言う)がある。
エアギャップ方式は、液晶パネルとタッチパネルを周縁部分のみ貼合させる貼合方法であり、貼合された液晶パネルとタッチパネルとの間には空気層が形成される。一方、ダイレクトボンディング方式は、液晶パネルとタッチパネルとを全面貼りする貼合方法であり、両者の間には空気層は形成されない。
貼り直しの容易さ、コスト面、歩留まり等の観点から、従来においては、主に、エアギャップ方式が採用されていたが、エアギャップ方式では、タッチパネルと空気層との界面、及び表示パネルと空気層との界面において光の反射が発生し、視認性が低下するという問題が生ずる。
ところで、近年、市場において表面が湾曲した静電容量方式のタッチパネルの開発が切望されていることから、出願人において特許文献1に記載のような湾曲型タッチパネルを開発した。この湾曲型タッチパネルを液晶パネルに貼合するには、特許文献1の図1に示すような湾曲面21を有するベースガラス2を使用して液晶パネルに全面貼りする。このようにすれば、各界面での光の反射や屈折を抑えてコントラストが向上した湾曲型静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置が得られる。
しかしながら、上記のような貼合方法によると、液晶パネルとベースガラス、ベースガラスとタッチパネルがそれぞれ全面貼りされているため、位置合わせに失敗し貼り直しをしたい場合には、それぞれを剥離するのは困難である。特に、出願人においては、タッチパネルに曲がる薄いガラスを採用していることから、剥離した際にガラスが割れてしまい、実質的には貼り直しすることができず、歩留まり低下につながるといった問題が生ずる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、光の反射が抑えられ、かつ、貼り直しが容易であり、歩留まりも向上可能な低反射型静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の低反射型静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置は、表示パネルと湾曲型前面パネルとが貼合されてなる低反射型静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置であって、前記表示パネルと前記湾曲型前面パネルとの間には空気層を有しており、前記表示パネルの表面上に設けられた第1の低反射層と、前記湾曲型前面パネルの裏面上に設けられた第2の低反射層と、を備え、前記第1の低反射層と前記第2の低反射層とは前記空気層を介して対向してなることを特徴とする。
また、前記第第1の低反射層と前記第2の低反射層の両方、またはいずれか一方が、透明な材質からなる微細凹凸構造を有するように構成してもよい。
また、前記前面パネルはタッチセンサー付き薄板ガラスであってもよい。
本発明によれば、表示パネルと湾曲型前面パネルとの間には空気層を有しており、表示パネルの表面上に設けられた第1の低反射層と、湾曲型前面パネルの裏面上に設けられた第2の低反射層と、を備え、第1の低反射層と第2の低反射層とは空気層を介して対向してなるような構成とした。このため、光の反射が抑えられ、かつ、貼り直しが容易であり、歩留まりも向上可能といった効果を奏し得る。
以下、本発明の実施形態に係る低反射型静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置1(以下、「表示装置1」という)を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。図1は図2のA−A線矢視断面図、図3は図1に示すタッチパネルの断面図であるが、見やすくするために第1の低反射層3、第2の低反射層4、粘着層52のみハッチングを施し、その他の部分についてはハッチングを施さず図示している。
図1に示す通り、表示装置1は、液晶パネル2と、第1の低反射層3と、第2の低反射層4と、タッチパネル5とを備えてなる静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置である。第1の低反射層3と第2の低反射層4とは空気層6を介して対向してなる。
第1の低反射層3は、液晶パネル2の表面上にOCR(UV硬化樹脂)やOCA(光学透明粘着シート)等の粘接着剤によって貼付されており、第2の低反射層4は、タッチパネル5の裏面上にOCRやOCAによって貼付されている。
図3の部分断面図に示すように、第1の低反射層3は、基材フィルム31と、硬化樹脂層32からなる低反射型フィルム(シート)である。
基材フィルム31は、透明フィルムからなり、材料としては、アクリル系樹脂、ポリカーボネート、スチレン系樹脂、ポリエステル、セルロース系樹脂(トリアセチルセルロース等)、ポリオレフィン、脂環式ポリオレフィン等が挙げられる。
硬化樹脂層32は、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物からなる透明膜であり、複数の凸部320からなる微細凹凸構造を表面に有する。活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、重合性化合物および重合開始剤を含む。重合性化合物としては、分子中にラジカル重合性結合および/またはカチオン重合性結合を有するモノマー、オリゴマー、反応性ポリマー等が挙げられる。活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、非反応性のポリマー、活性エネルギー線ゾルゲル反応性組成物を含んでいてもよい。
すなわち、第1の低反射層3は、可視光の波長380〜780nmよりも小さい突起(凸部320)が林立した構造をしており、空気層6から第1の低反射層3に向かって、連続的に屈折率が変化することで、光の反射を抑える、いわゆるモスアイ(蛾の目)構造の樹脂製フィルム(シート)である。
本実施形態においては、第2の低反射層4にも第1の低反射層3と同様の構造のフィルム(シート)を採用しているが、第1の低反射層3と第2の低反射層4の両方、あるいはいずれか一方に、AR(Anti Reflection)コート(フィルム)を用いてもよい。
図4に示すとおり、タッチパネル5は、静電容量方式のタッチパネルであって、湾曲可能なガラスからなるタッチセンサー部51と、湾曲したカバーガラス53からなり、タッチセンサー部51は、カバーガラス53の裏面上にOCAあるいはOCRからなる粘着層52によって貼付されている。
図5に示すように、タッチセンサー部51は、Y電極ガラス部510とX電極ガラス部520とがOCAあるいはOCRからなる粘着層530によって貼り合わせてなり、フレキシブルプリント回路基板FPC540を介してコントロールボード(図示しない)と接続される。Y電極ガラス部510及びX電極部520の厚みは0.05mm乃至0.2mmであることから、湾曲したカバーガラス53の裏面上に湾曲した状態で貼付することが可能である。
また、静電容量方式のタッチパネルは、近年薄型化が進んでおり、タッチセンサーの位置によって、アウトセル型、オンセル型、インセル型の3つの分類があり、タッチセンサーをカバーガラスに形成する形態もあることから、タッチパネル5をタッチセンサーが形成されたカバーガラスとすることも可能である。その他にも、静電容量方式のタッチパネルの構造としては、その材質や構造等の面から分類すれば種々の形態のものがあるが、本発明においては、前面パネルと表面パネルとの間に、静電容量方式のタッチパネル機能が実現できさえすれば、種々の形態のものが適用可能である。
また、上記実施形態においては、表示パネルを液晶パネルとして説明したが、表示パネルは、例えば、プラズマパネル、有機ELパネル等であってもよい。
以上のように、第1の低反射層3と前記第2の低反射層4とを空気層6を介して対向するように構成したことにより、エアギャップ方式によって表示装置を製造したとしても、従来よりも光の反射を抑えることが可能となる。
1 :表示装置(低反射型静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置)
2 :液晶パネル(表示パネル)
3 :第1の低反射層
31 :基材フィルム
32 :硬化樹脂層
320:凸部
4 :第2の低反射層
5 :タッチパネル
51 :タッチセンサー部
52 :粘着層
510:Y電極ガラス部
520:X電極ガラス部
530:粘着層
540:FPC
6 :空気層
2 :液晶パネル(表示パネル)
3 :第1の低反射層
31 :基材フィルム
32 :硬化樹脂層
320:凸部
4 :第2の低反射層
5 :タッチパネル
51 :タッチセンサー部
52 :粘着層
510:Y電極ガラス部
520:X電極ガラス部
530:粘着層
540:FPC
6 :空気層
Claims (3)
- 表示パネルと湾曲型前面パネルとが貼合されてなる低反射型静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置であって、
前記表示パネルと前記湾曲型前面パネルとの間には空気層を有しており、
前記表示パネルの表面上に設けられた第1の低反射層と、前記湾曲型前面パネルの裏面上に設けられた第2の低反射層と、を備え、
前記第1の低反射層と前記第2の低反射層とは前記空気層を介して対向してなること
を特徴とする低反射型静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置。 - 前記第第1の低反射層と前記第2の低反射層の両方、またはいずれか一方が、透明な材質からなる微細凹凸構造を有することを特徴とする請求項1に記載の低反射型静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置。
- 前記前面パネルはタッチセンサー付き薄板ガラスであることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の低反射型静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015121210A JP2017004474A (ja) | 2015-06-16 | 2015-06-16 | 低反射型静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015121210A JP2017004474A (ja) | 2015-06-16 | 2015-06-16 | 低反射型静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置 |
Publications (1)
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JP2017004474A true JP2017004474A (ja) | 2017-01-05 |
Family
ID=57754673
Family Applications (1)
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JP2015121210A Pending JP2017004474A (ja) | 2015-06-16 | 2015-06-16 | 低反射型静電容量方式のタッチパネル機能付き表示装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020093956A (ja) * | 2018-12-13 | 2020-06-18 | 株式会社Nsc | カバーガラス |
JP2020160314A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 双葉電子工業株式会社 | タッチパネル機能付き表示装置 |
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2015
- 2015-06-16 JP JP2015121210A patent/JP2017004474A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020093956A (ja) * | 2018-12-13 | 2020-06-18 | 株式会社Nsc | カバーガラス |
JP7191320B2 (ja) | 2018-12-13 | 2022-12-19 | 株式会社Nsc | カバーガラス |
JP2020160314A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 双葉電子工業株式会社 | タッチパネル機能付き表示装置 |
TWI737221B (zh) * | 2019-03-27 | 2021-08-21 | 日商雙葉電子工業股份有限公司 | 具有觸控螢幕功能之顯示裝置 |
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