JP2017004323A - 設備検査データ収集方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主として巡回検査の対象となる設備の検査方法において、検査員の技量などによる検査結果のばらつきの防止、携行すべき検査器材の削減および検査の自動化を目的とする。
【解決手段】データ取得機能、データ解析機能、電文作成機能および電文送信機能を有する設備端末Bを設備Aに接続して、その設備に新設した、または既設のセンサa1〜anの出力データを取得可能にし、巡回検査の際に、受信機能、記録機能および出力機能を有する記録装置Cを設備端末に接近して設備端末が送信する電文を受信して記録し、その記録装置を管理所Dに移動して、管理装置に電文を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、設備の検査データを収集する方法および装置に関する。
一般的に、設備は機能低下や故障を起こすと、その設備の運転に各種の障害を与える虞があるので、機能低下や故障を検知するため、検査を行うことが必要である。たとえば、鉄道の電気転てつ機については、最低でも年1回以上の周期で検査を実施しなければならないことが、国土交通省令および告示により定められている。この実施義務は、モニタ装置の有無に関わらず課せられるものであり、設備の設置場所に赴いて検査を実施することが規定されている(非特許文献1,2)。
電気転てつ機には、各種センサで測定したデータを有線または無線の通信回線を利用して、駅単位で設備されることの多い駅装置に送信する機能を有するモニタ装置が備えられているものがあり、転換動作ごとおよび一定時間周期で検査データの送信が行われている(非特許文献3,4,5)。
鉄道に関する技術上の規準を定める省令 第90条第2項 国土交通省告示第1786号 施設及び車両の定期検査に関する告示 電源・電線路・保安器・集中監視装置 社団法人日本鉄道電気技術協会 平成19年7月27日 p111 京三サーキュラー Vol.41, No.4, pp3-13,1990 鉄道技術研究所速報 No.A-86-102,1986 Getting start with iBeacon version 1.0, Apple
上記モニタ装置では、設備の状態の常時監視が主眼とされているため、電気転てつ機内から保守区や指令所等へ検査データを送信するための機能が不可欠である。有線通信の場合は、構内各設備へのケーブルの新設や張替もしくは空き回線の使用が必要であり、また、各端末の情報を駅単位で集約する装置と、その装置から上位系へ送信するための通信回線や伝送容量の空きが必要になる。したがって、常時監視型のモニタ装置の導入に当っては、設備ごとに設置される端末に加えて、伝送系や駅装置などの上流側の装置が必要となる。往々にして、これらは高価であり、一度に多額の設備投資を必要とする。そのため、モニタ装置が導入されずに、巡回検査が行われている電気転てつ機その他の鉄道設備は少なくない。
電気転てつ機の巡回検査では、通例として、動作電流および電圧、密着度、ロック狂い、転換時間、妨害時電流および電圧、異物検知状態などの測定を伴う検査と、電気転てつ機や付属装置の外観を確認する外観検査とが実施される。また、これらの検査結果は、現地において野帳(フィールド・ノート)に記録され、さらに検査台帳として保管される。
従来の設備の巡回検査に関する課題として、検査を行うために必要な器材と要因が多数あることが挙げられる。たとえば、先に例示した検査内容を実施するためには、電気転てつ機の検査の例では、電圧計、電流計、密着度計、ストップウォッチ、異物相当の検査用鉄片(動作する器具の間に意図的に介在される異物)および調整工具が必要となる。加えて、巡回検査の実施のためには、作業員が最低限2名必要であるため、列車見張り員1名を加えて最低限合計3名が必要である。
また、従来の検査方法で記録される情報は、最大でも有効数字4桁程度の情報量であり、かつ、時系列波形ではなく、検査用紙に記入する瞬間の瞬時値もしくは動作全体の平均値である。また、検知情報の収集は検査対象の近傍で行われる。
そして、従来の検査方法では、検査員が各設備に検査器材を持ち込み、設備に取付けて、動作電流・電圧の測定、動作開始と終了の確認、動作時間の測定、平均値の算出等の作業を行うので、検査員の負担が大きいとともに、検査員の技量により検査結果にばらつきが生じたり、検査時間が長引くなどの問題があった。
本発明は、従来の常時監視型のモニタ装置を用いない検査対象、すなわち、主として巡回検査の対象となる設備(以下、単に設備という。)の検査方法において、検査員の技量などによる検査結果のばらつきの防止、携行すべき検査器材の削減、および検査の自動化を目的とする。また、従来のモニタ装置に比べて、伝送系の簡易化により、初期導入コストの削減を図ることを目的とする。
本発明に係る設備の検査データを収集する方法(設備検査データ収集方法)は、上記目的を達成するため、データ取得機能、データ解析機能、電文作成機能および電文送信機能を有する設備端末を設備に接続して、その設備に新設した、または既設のセンサの出力データを取得可能にし、巡回検査の際に受信機能、記録機能および出力機能を有する記録装置を設備端末に接近して設備端末が送信する電文を受信して記録し、その記録装置を管理所に移動して、管理装置に電文を出力することを特徴とする(請求項1)。
設備端末の電文の送信は、片方向通信により行うことが望ましい(請求項2)。
設備端末は、記録装置が設備端末に所定距離以内に接近し、設備端末のスタートスイッチを操作した時、または接近を検知したとき、一定時間、センサの出力データの取得、解析、電文作成、送信を行うようにしてもよい(請求項3)。
上記設備検査データ収集方法において、設備端末に設備の各センサから取得した検査データを記録する記録部と、その記録内容を出力する出力部とを付加して、取得した検査データを常時連続して、または一定時間ごとに記録部に記録しておき、障害発生時にデータ収集装置を現場に持ち込んで設備端末に電気的に接続し、有線または無線で記録部の記録内容をデータ収集装置に吸い上げることが好ましい(請求項4)。
さらに、上記設備検査データ収集方法において、設備端末の記録部および出力部にモニタ装置を常時接続し、そのモニタ装置から検査データを管理装置に伝送するようにしてもよい(請求項5)。
本発明に係る設備の検査データを収集する装置(設備検査データ収集装置)は、設備に接続される設備端末と、その設備端末に近接される記録装置とからなる。設備端末は設備のセンサからの検知出力を取り込むためのI/Oインターフェイスと、CPU(Central Processing Unit)で構成された処理装置と、処理結果を記録装置に送信する送信機とを有する。処理装置は、I/Oインターフェイスを介して設備のセンサからの検知出力を取り込むデータ収集部と、データ収集部が収集したデータを特定の規則に従って解析処理するデータ解析部と、データ解析部の解析結果に基づき、電文を作成する電文作成部と、電文作成部が作成した電文を送信するため、送信機を制御する電文送信部とを含む。記録装置は、設備端末の通信機から発信される電文を受信する通信部と、設備端末の送信機から受信した電文を順次記憶する第1記憶部と、複数の設備端末の送信機から受信した電波のうち、所定の一つの設備端末からの電文を選択する端末選択部と、その選択された電文を記憶する第2記憶部と、保守区等の管理所に持ち帰った記録装置を管理所の管理装置に情報伝送可能に接続した時に、第2記憶部に蓄積された検知情報を管理装置に送信または出力するデータ送信部またはデータ出力部とを有することを特徴とする(請求項6)。
設備端末の処理装置には、上記データ収集部とデータ解析部と電文作成部と電文送信部との他に、電文作成部が作成した電文を記録する記録部と、その記録された電文を出力する出力部とを付加し、その出力部にデータ収集装置を接続可能にすることが好ましい(請求項7)。
設備端末の処理装置には、上記データ収集部とデータ解析部と電文作成部と電文送信部との他に、電文作成部が作成した電文を記録する記録部と、その記録された電文を出力する出力部とを付加し、その出力部にモニタ装置を常時接続することにより、常時監視型のモニタ装置を構成することもできる(請求項8)。
請求項1の発明によれば、巡回検査における検査の手間が削減され、検査データの取扱方法が平準化され、検査の自動化が可能であり、上位系への伝送装置が不要になる。また、設備端末からの送信を片方向通信により行う場合は、外部から現場装置への攻撃ができないなどの効果が得られる。
処理装置に、データ収集部とデータ解析部と電文作成部と電文送信部との他に、電文作成部が作成した電文を記録する記録部と、その記録された電文を出力する出力部とを付加した場合は、その出力部にデータ収集装置またはモニタ装置を接続することにより、巡回検査の際に障害が発生していて検査データの収集が不可能な場合にも、障害発生前の検査データの収集が可能である。
本発明に係る設備検査データ収集方法の第1の実施態様を概念的に示す図である。 本発明に係る設備検査データ収集方法の第2の実施態様を概念的に示す図である。 本発明に係る設備検査データ収集方法の第3の実施態様を概念的に示す図である。 設備が電気転てつ機である場合の実施の形態を示す模式図である。 図4の設備端末の構成を示すブロック図である。 図5の設備端末の電文作成部により作成される電文の一例を模式的に示す図である。 図5の設備端末の電文送信部による送信態様の一例を示す模式図である。 図5の設備端末のデータ解析部によるデータ解析例を示す図である。 図5のデータ解析の結果とそれに基づく電文の例を示す図である。 図5の設備端末の作用を説明するフローチャートである。 図10のステップS4の内容を説明する図である。 図1〜3、図4の記録ボックスの構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施の形態を概念的に示す図である。 図13の記録ボックスに記録されるデータの一例を示す図である。 本発明のさらに他の実施の形態を概念的に示す図である。 図15の記録ボックスに記録されるデータの一例を示す図である。
続いて、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係る設備検査データ収集方法は、主として巡回検査の対象となる設備、換言すると、たとえば、年1〜12回程度の巡回頻度での検知情報の取得、収集で支障がない設備に対して適用される。しかし、巡回検査の対象とならない設備に対しても適用可能である。
本発明に係る設備検査データ収集方法の第1の実施態様は、基本的な実施態様であり、図1に示すように、設備Aにその動作または状態を検知するためのセンサa1,a2,…anを設け、その設備Aにそれらのセンサa1,a2,…anが出力する検査データを取得する設備端末Bを電気的に接続しておき、設備Aの巡回検査の際に検査員が記録装置C(以下、記録ボックスという。)を持参し、その記録ボックスCと設備端末Bとの間に形成される通信回線を介して設備端末Bから記録ボックスCに検査データを収集し記録することである。
設備Aには、たとえば、電気転てつ機、信号機やその他の信号保安設備、踏切遮断機、踏切警報機などの踏切保安設備、道路交通信号機などの道路設備、その他の諸設備が含まれ得る。センサa1,a2,…anは、設備の種類により1個だけの場合もあり、2個以上の場合もある。また、センサa1,a2,…anは、設備Aに新設する場合、既設のものを利用する場合のいずれでもよい。
設備端末Bは、センサa1,a2,…anからの出力データを取得し、そのデータを解析して、電文を作成し、その電文を記録ボックスCに送信するものである。設備端末Bが設備Aから検査データを取得するタイミングは、設備の種類によって異なるが、必ずしも常時取得する必要はない。検査員が巡回検査でその設備に到着したとき、設備端末Bに設けたスタートスイッチを操作した時から一定時間内に各センサa1,a2,…anからの検査データを取得してもよい。また、設備端末Bに、記録ボックスCが一定距離内に接近したことを検知する接近検知手段を設けて、その接近検知手段が作動した時から一定時間内に検査データを取得するようにしてもよい。
そして、設備端末Bは、スタートスイッチを操作した時、または接近検知手段が作動した時から一定時間内に取得したデータを解析し、その解析結果に基づいて電文を作成し、その電文を記録ボックスCに送信する。好ましい実施の態様においては、片方向通信により送信する。
記録ボックスCは、設備端末Bから送信される電文を受信し、順次記憶する。そして、1つの設備での検査終了後または複数の設備での検査終了後に、記録ボックスCは所定の管理施設に移動され、その管理施設に設けてある上位系である管理装置Dに有線または無線の伝送回線を介して、記録ボックスCに蓄積されている電文がその管理装置Dに吸い上げられる。管理装置Dにおいては、その電文が表示され、係員により設備Aの機能低下や故障の有無などが判断される。
上記第1の実施態様においては、設備Aに新設された、または既設のセンサa1,a2,…anの出力データを取得し、解析し、電文を作成して送出する設備端末Bを設けるとともに、巡回検査の際に持参する記録ボックスCにより、設備端末Bから送信される電文を受信し記録するので、巡回検査における検査の手間が削減され、検査データの取扱方法が平準化され、上位系への伝送装置が不要になる。したがって、導入コストは常時監視型のモニタ装置を導入する場合に比し、格段に低額である。さらに、設備端末Bから片方向通信により記録ボックスCに送信する場合は、外来電波による設備端末Bの攻撃または誤動作を回避できるなどの効果が得られる。
図2は、本発明に係る設備検査データ収集方法の第2の実施態様を示す。第2の実施態様は、図1の第1の実施態様を実施している間に障害が発生した場合のバックアップ機能を付加したものである。すなわち、第2の実施態様では、設備端末Bに設備Aの各センサa1,a2,…anから取得した検査データを記録する記録部b1と、その記録内容を出力する出力部b2とを付加する。そして、取得した検査データを常時連続して、または一定時間ごとに、記録部b1に記録しておき、障害発生時にデータ収集装置Eを現場に持ち込んで設備端末Bに電気的に接続し、有線または無線で記録部b1の記録内容(過去のデータ)をデータ収集装置Eに吸い上げる。データ収集装置Eは、持ち帰えられて、吸い上げた情報を管理装置Dに出力する。
記録部b1は、設備端末Bが取得する検査データをFIFO(First In First Out)方式で一定期間の検査データを順次記録するもの、あるいは、前回の巡回検査から次回の巡回検査までの間に設備端末Bが取得した検査データを記録するものである。そして、データ収集装置Eが接続されて記録部b1の記録内容の全てが出力された時は、記録部b1の記録内容を消去して、次に取得される検査データの記録に備える。
図3は、本発明に係る設備検査データ収集方法の第3の実施態様を示す。第2の実施態様は、障害発生時に設備端末Bにデータ収集装置Eを接続して記録部b1の過去のデータをデータ収集装置Eに吸い上げるものであるに対し、第3の実施態様は、設備端末Bの記録部b1および出力部b2にモニタ装置Fを常時接続し、モニタ装置Fから検査データを管理装置Dに伝送するものである。これは、モニタ装置が導入されていない、巡回検査の対象であった設備Aに第1の実施態様が実施された後に、常時監視形態に発展される場合の実施態様である。
第3の実施態様が従来の常時監視型モニタ装置と異なる点は、従来の常時監視型モニタ装置においては、設備の各センサからの出力データが、設備端末Bも記録部b1および出力部b2をも経由せずに直接に設備Aの各センサの検査データがモニタ装置に送信されることである。
次に、上記設備検査データ収集方法を実施する検査データ収集装置について説明する。以下には、図4に示すように、設備A1が電気転てつ機である場合を例に本発明の実施の形態を説明する。検査データ収集装置は、電気転てつ機A1に取付けられた設備端末Bと記録ボックスCとから構成される。設備端末Bは、図5に示すように、設備Aのセンサa1,a2,…anからの検知出力を取り込むためのI/Oインターフェイス1と、CPUで構成された処理装置2と、処理結果を記録ボックスCに送信する送信機3とを有する。
I/Oインターフェイス1には、電気転てつ機A1の検知器(センサ類)、たとえば電圧センサ11、電流センサ12、変位センサ13、ひずみアンプ14等が接続され、これらのセンサ類から出力されるアナログ信号またはデジタル信号がI/Oインターフェイス1を介して処理装置2の後記データ収集部21に入力される。
処理装置2は、それぞれソフトウェアにより構成されるデータ収集部21と、データ解析部22と、電文作成部23と、電文送信部24とを有する。すなわち、設備端末Bは、データ収集機能と、データ解析機能と、電文作成機能と、電文送信機能とを有する。
データ解析部22は、データ収集部21が収集したデータを、特定の規則に従って解析処理し、台帳に記入する形式に変換する。さらに詳しくは、電気転てつ機(A)の場合は、電流センサ12の出力を使用して、転換動作の開始と終了を検出し、その期間内における各センサ出力の最大値と平均値等を計算し、その計算結果を台帳に記入できる形式に作成する。これ自体は、既存の電気転てつ機のモニタ装置の動作と同様である。
電文作成部23は、データ解析部12が作成したデータに基づき、送信すべき電文を作成する。たとえば、図6の表に例示したような電文を作成する。この電文は、装置固有のID(da)と、情報種別(db)と、測定値(dc)とを含む。一例として、装置固有のID(da)は16バイト、情報種別(db)は2バイト、測定値(dc)は2バイトで構成されている。図6には、S駅21号転てつ機の情報種別が平均電流、測定値が8.30Aである場合の電文(AAAA…FFFO,0002,033E)と、S駅21号転てつ機の情報種別が転換時間、測定値が4.30sである場合の電文(AAAA…FFFO,0003,01AE)が、例示されている。
電文送信部24は、電文作成部23が作成した電文を送信する。好ましい実施の形態では、PAN(Personal Area Network)による片方向通信により送出する。片方向通信であるため、受信側が確実に受信したことをチェックする機能を有しない。そこで、受信側の受信確率を可及的に高めるため、電文送信部24は、同じ内容の電文を自動的に3回連続して送出するように構成されている。すなわち、図7に示すように、一度に送信できる情報量を少なくするとともに、1電文に1内容を含め、1電文の3回連続送信の後に次の電文の送信に移る。図7には、各電文d1,d2,d3,・・・を100ms毎に3回送出する例が示されている。好ましい実施の形態においては、終了電文deを3回送出し、その後は、待機中の電文dwを何らかのアクションが起きるまで、長い間隔で送出する。
図8は、データ解析部22のデータ解析の例を示している。図8の縦軸には、電気転てつ機の動作電流、動作電圧、鎖錠かん変位L(定位ロック)、鎖錠かん変位R(反位ロック)、NK(表示定位)、RK(表示反位)が表され、横軸には定位から反位の転換時間(N→R)および反位から定位の転換時間(R→N)が表されている。なお、動作電流は、(N→R)においては突入時13.6A、平均値7.6Aであり、(R→N)においては突入時13.6A、平均値7.5Aであった。また、動作電圧は、(N→R)においては平均98.6V、(R→N)においては平均98.2Vであった。
図8からは、図9に示すように、(a)鎖錠かん変位や回路制御器接点を用いて転換方向を取得し、(b)電流の変化やKR等を利用して転換動作の開始、終了を把握し、(c)電流の変化と鎖錠かん変位を利用して突入電流とそれ以外の電流の切り分けを行っている。電文作成部23は、これらのデータに基づいて、図9の下側に示すような電文を作成する。各電文の左側の8ケタ数値は各センサのID、その右側のデータは情報種類および測定値である。電文送信部24は、送信機3を起動させて上記電文を送信させる。
処理装置2は、設備端末Bに設けられたスタートスイッチ(不図示)が操作された時、または設備端末Bに備えられた既知の接近センサが、記録ボックスCの所定距離内接近を検知した時に、上記検査データの取得、解析、電文作成および電文送信の処理を行う。処理時間は、検査員が設備の現状に応じて任意に設定することができる。
近年、無線通信技術の進展により、小消費電力かつ小範囲、小情報量の無線通信方式が実用化されている。たとえば、非特許文献6においては、20cm以下の範囲に到達する合計18バイトの情報を数百ms間隔で機器から片方向通信をする手法が用いられている。設備端末Bの送信機3には、これと同様の短距離無線通信が可能なものが使用される。ただし、電波の到達距離は他の近隣の設備端末の通信に干渉しない範囲で適宜設定可能である。
続いて、処理装置2の作用を図10のフローチャートを用いて説明する。
図10の左側のフローは、施設端末Bの待機状態におけるループ処理を示す。ステップS1のループスタンバイで待機状態が開始され、ステップS2において施設Aの各センサa1,a2…anからの入力をチェックする。次のステップS3においてFIFO方式で一定時間ごとに入力値をストアし、古い値を捨てる。ステップS4では、特定のチャンネルの値が閾値よりも大きいか否か、たとえば、動作電流がたとえば1アンペアを超えたか否かなど、を判定する。この判定が否定(No)のときは、センサ出力状態に変化がないものとして、ステップS5において状態変化がない旨のスタンバイ用電文を出力する。これに基づき、ステップS6においてループエンドの処理をして、ステップS1に戻る。
ステップS4の判定が肯定(Yes)のときは、ステップS7に移行し、一定時間、たとえば、10〜15秒間、いずれかのセンサからのアナログ入力を記録する。
図11は、ステップS4における判定からステップS7における記録の経緯の一例を示す図である。この例は、電流センサの出力データの記録の場合である。同図のイの範囲がスタンバイループでストアされるデータであり、そのデータが閾値である1Aを超えたときにステップS7における記録が開始される。
そして、ステップS8において、その記録したデータをスタンバイ用のデータと結合する。続いて、ステップS9において、その結合されたデータを解析した後、ステップS10において、その解析結果に基づいて上述された電文を作成する。ステップS11からS15までは、作成された電文を連続的に、たとえば3回ずつ送信する処理をするループである。ステップS11のi=電文1〜nは電文の数を示し、ステップS12のj=1〜3は送信回数が3であることを示す。ステップS11からS15において、図7に例示されたd1〜dfの電文を例えば100ms毎に3回ずつ送信した後、最後に待機中の電文dwを送信して、ステップS1に移行する。
続いて、記録ボックスCについて説明する。記録ボックスCは、図12に示すように、通信部31と、第1記憶部32と、端末選択部33と、第2記憶部34と、データ送信部またはデータ出力部35とを有する。すなわち、記録ボックスCは、設備端末Bとの通信機能と、受信内容を順次記憶する記憶機能と、近傍端末(B)の選択機能と、データ通信機能とを有する。以下に各部について説明する。
通信部31は、設備端末Bの通信機3から発信される電文を受信する。第1記憶部32は、設備端末Bの通信機3から受信した電文を順次記憶する。たとえば、鉄道設備においては、比較的近い距離に複数の設備が設置されている場合がある。このような場合、それらの複数の設備端末から送信される電文が記録ボックスCに受信される可能性がある。端末選択部32は、このような場合の混信防止のために備えられている。端末選択部32は、設備端末Bの通信機3から受信した電波の強度等から最も近いと判断される設備端末からの電文を選択する。たとえば、設備端末Bの電文通信部24にiBeacon(登録商標)を用いる場合は、設備端末Bが「なし」「遠い」「近い」「すぐ」の4段階で測距を行うことができる。そして、複数の設備端末から信号を受信した場合は、たとえば「すぐ」と判断した設備端末から受信した信号を選択する。第2記憶部34はその選択された電文を内部に記憶する。また、先に受信した電文と同一内容の電文を受信した場合は、後に受信した電文を廃棄する。
設備端末Bが好ましい実施の形態として、終了電文deを送出する場合は、記録ボックスCに、受信終了報知手段36が付加される。受信終了報知手段36は、終了電文deを受信した時は、ランプを点灯させたり、アラームを鳴らす等により、データ受信が終了したことを検査員に伝える。検査員は、このデータ受信終了報知に基づき、その記録ボックスCを保守区等に持ち帰る。
データ送信部またはデータ出力部35は、指令所等に持ち帰った記録ボックスCを、その保守区等の管理装置Dに情報伝送可能に接続した時に、第2記憶部34に蓄積された検知情報を管理装置Dに送信または出力する。
なお、設備によっては、通常の動作の検査のほかに、意図的に動作を妨害して、その時の状態を検査することがある。たとえば、電気転てつ機においては、基本レールとトングレールの間に異物(上記検査用鉄片)を挟み込み、電気転てつ機を強制的に駆動させて、各センサの出力を取得して監視することが行われる。このような場合は、記録ボックスCにテストスイッチを設け、そのテストスイッチを操作した後に取得されたデータは通常の検査時のデータと異なる妨害時のデータであることを示すための手段を付加する。
また、他の実施の形態として、上記記録ボックスCに代えて、記録ボックスCと同じ機能を有するアプリケーションを携帯端末、たとえば、スマートフォンに搭載し、その携帯端末を設備の巡回検査の際に持参して検査データの収集を行うこともできる。
以上は、設備が電気転てつ機である場合について説明したが、図13は、設備A2が鉄道信号設備である場合の実施例を示す。この例では、信号機Aaの器具箱Abに設備端末B1を接続し、検査員が持参した記録ボックスCを設備端末B1に接近し、設備端末のスタートスイッチSWを押したとき、または接近が検知された時に、設備端末B1から記録ボックスCに図14に例示するような項目を符号化した電文が送信される。
信号設備においてセンサにより検出される他の項目には、断芯の有無、電圧があり、軌道回路においては電圧、通常時と短絡時の位相差がある。
図15は、設備A3が踏切保安装置である場合の実施例を示す。この例では、踏切遮断機や警報機に制御信号を与える踏切器具箱Acに設備端末B2を接続し、検査員が持参した記録ボックスCを設備端末B2に接近し、設備端末のスタートスイッチSWを押したとき、または接近が検知された時に、設備端末B2から記録ボックスCに図16に例示する項目を符号化した電文が送信される。
踏切保安装置においてセンサにより検出される項目には、上記踏切器具箱の整流器や主要リレーの電圧等があり、踏切遮断機の電圧、電流値、動作時間(上昇時、下降時、妨害時)があり、また、踏切制御子においては電圧、制御区間長がある。
A 設備
A1 電気転てつ機
A2 信号設備
A3 踏切設備
B 設備端末
b1 記録部
b2 出力部
B1 設備端末
B2 設備端末
C 記録ボックス(記録装置)
D 管理装置
E データ収集装置
F モニタ装置

Claims (8)

  1. データ取得機能、データ解析機能、電文作成機能および電文送信機能を有する設備端末を検査対象である設備に接続して、その設備に新設した、または既設のセンサの出力データを取得可能にし、検査の際に受信機能、記録機能および出力機能を有する記録装置を設備端末に近接して前記設備端末が送信する電文を受信して記録し、前記記録装置を管理所等に移動して、管理装置に前記電文を出力することを特徴とする設備検査データ収集方法。
  2. 請求項1記載の設備検査データ収集方法において、前記設備端末の電文の送信を、片方向通信により行うことを特徴とする設備検査データ収集方法。
  3. 請求項1又は2記載の設備検査データ収集方法において、前記設備端末は、前記記録装置が前記設備端末に所定距離以内に接近し、前記設備端末のスタートスイッチを操作した時、または接近を検知したとき、一定時間、前記センサの出力データの取得、解析、電文作成、送信を行うことを特徴とする設備検査データ収集方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の設備検査データ収集方法において、前記設備端末に前記設備の各センサから取得した検査データを記録する記録部と、その記録内容を出力する出力部とを付加して、前記取得した検査データを常時連続して、または一定時間ごとに前記記録部に記録しておき、障害発生時にデータ収集装置を現場に持ち込んで前記設備端末に電気的に接続し、有線または無線で前記記録部の記録内容を前記データ収集装置に吸い上げることを特徴とする設備検査データ収集方法。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項記載の設備検査データ収集方法において、前記設備端末の記録部および出力部にモニタ装置を常時接続し、そのモニタ装置から前記検査データを前記管理装置に伝送することを特徴とする設備検査データ収集方法。
  6. 設備に接続される設備端末と、その設備端末に近接される記録装置とからなり、
    前記設備端末は、前記設備のセンサからの検知出力を取り込むためのI/Oインターフェイスと、CPUで構成された処理装置と、処理結果を前記記録装置に送信する送信機とを有し、
    前記処理装置は、前記I/Oインターフェイスを介して前記設備のセンサからの検知出力を取り込むデータ収集部と、そのデータ収集部が収集したデータを特定の規則に従って解析処理し、特定の形式に変換するデータ解析部と、そのデータ解析部が作成したデータに基づき、電文を作成する電文作成部と、その電文作成部が作成した電文を送信するため、前記送信機を制御する電文送信部とを含み、
    前記記録装置は、前記設備端末の通信機から発信される電文を受信する通信部と、前記設備端末の通信機から受信した電文を順次記憶する第1記憶部と、前記設備端末の通信機から受信した電波のうち、所定の一つの設備端末からの電文を選択する端末選択部と、その選択された電文を記憶する第2記憶部と、保守区等の管理所に持ち帰った前記記録装置を管理所の管理装置に情報伝送可能に接続した時に、前記第2記憶部に蓄積された検知情報を管理装置に送信または出力するデータ送信部またはデータ出力部とを有する、
    ことを特徴とする設備検査データ収集装置。
  7. 請求項6記載の設備検査データ収集装置において、前記設備端末の処理装置に、上記データ収集部とデータ解析部と電文作成部と電文送信部との他に、前記電文作成部が作成した電文を記録する記録部と、その記録された電文を出力する出力部とを付加し、その出力部にデータ収集装置を接続可能にしてあることを特徴とする設備検査データ収集装置。
  8. 請求項6記載の設備検査データ収集装置において、前記設備端末の処理装置に、上記データ収集部とデータ解析部と電文作成部と電文送信部との他に、電文作成部が作成した電文を記録する記録部と、その記録された電文を出力する出力部とを付加し、その出力部にモニタ装置を常時接続してあることを特徴とする設備検査データ収集装置。
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