JP2017003239A - 製氷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮ヘッド内で氷詰まりが発生する可能性を減らし且つ良質の氷を製氷する製氷機を提供する。
【解決手段】低レベルフロートスイッチ421が低水位状態を検知すると、回数測定手段43は、低レベルフロートスイッチ421が低水位状態を検知した回数を1回として記録する。高レベルフロートスイッチ420が高水位状態を検知した回数及び低レベルフロートスイッチ421が低水位状態を検知した回数は1回ずつであると回数測定手段43が記録した場合は、オーガ式製氷機1の製氷運転開始後に、給水タンク40の製氷水の水位が高水位状態から低水位状態になるまで製氷運転が行われたとして、ヒータを稼働することにより圧縮ヘッドに掻き出された氷を加熱して、圧縮ヘッド内の氷の表面を溶かすことで、製氷運転中に圧縮ヘッド内の氷を放出されやすくする。
【選択図】図1

Description

この発明は製氷機に係り、特に圧縮ヘッドを加熱するヒータを備える製氷機に関する。
削氷用の刃が設けられたオーガを有する製氷機であるオーガ式製氷機が一般に知られている。オーガ式製氷機は、製氷機構部を備えている。製氷機構部は、シリンダ状の冷凍ケーシング(以下「シリンダ」という)の外表面に、冷却用の冷媒が流通する蒸発管を巻き付け、このシリンダの内部にシリンダの長手軸線に同軸にかつ回転可能にオーガを設けたものである。一方、シリンダ下部にある給水管からシリンダ内に供給した製氷水は、冷媒により冷却されてシリンダ内面に層状に氷結する。螺旋状の刃が設けられたオーガがギヤードモータにより回転されることで、氷結した氷がシャーベット状に掻き取られてシリンダ上方に搬送される。搬送された氷は、シリンダの上部に設けられた圧縮ヘッドにて圧縮され、カッタで粉砕されることで好適な粒状の氷が生成される。
こうしたオーガ式製氷機では、周囲の気温や製氷水の水温により、所定時間当たりの製氷量である製氷能力にばらつきが生じる。そのため、製氷能力が過剰になると圧縮ヘッド内に氷詰まりが発生する場合がある。また、製氷運転の開始後に圧縮ヘッドに圧縮した氷が残ることで、給水時に製氷水中に含まれる気泡がシリンダ上方から排出されずに製氷水に空気と水の層ができる場合がある。この場合には、螺旋状の刃により上方に搬送された氷が空気の層により空回りし、空気の層より上に搬送されずにシリンダ内に詰まることがある。
従来のオーガ式製氷機が、特許文献1に記載されている。このオーガ式製氷機は、圧縮ヘッドの外周を囲むようにヒータが設けられている。ヒータにより圧縮ヘッド内の氷を加熱して圧縮ヘッド内の氷の表面を溶かすので、圧縮ヘッド内の氷が放出されやすくなる。
実開平7−41362号公報
しかしながら特許文献1に記載の発明では、製氷運転開始後しばらくは、シリンダの状態が不安定で製氷される氷の量が少ない時にもヒータにより氷が加熱されるので、氷が圧縮ヘッドで溶けやすくなり十分に圧縮されず、水分が多くて軟質な品質の悪い氷が製氷されるという問題点があった。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、圧縮ヘッド内で氷詰まりが発生する可能性を減らし且つ良質の氷を製氷する製氷機を提供することを目的とする。
この発明に係る製氷機は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機によって圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮器において凝縮された冷媒を膨張する膨張弁と、膨張弁によって膨張された冷媒が流通する蒸発管と、蒸発管内を流通する冷媒と製氷水とが熱交換することで内部において製氷水が凍結して内部に製氷されるシリンダと、シリンダ内部に設けられたオーガを回転させるギヤードモータと、シリンダ内部に給水される製氷水を貯留する給水タンクと、シリンダ内部で製氷された氷をオーガで削氷した後圧縮する圧縮ヘッドと、圧縮ヘッドを加熱するヒータと、給水タンク内に設けられ、給水タンク内における製氷水の水位が所定の高い水位である高水位状態と、所定の低い水位である低水位状態とを検知するフロートスイッチとを備える製氷機であって、製氷機の製氷能力に関係する情報を測定する測定手段を備え、圧縮機を運転して製氷運転を開始する前に、ギヤードモータを駆動するとともにヒータを稼働し、その後予め設定された時間が経過したら製氷運転を開始し、製氷運転の開始後に、測定手段によって測定された情報と情報に対する予め設定された条件とを比較して、情報が予め設定された条件を満たしたか否かに基づいて、ヒータの稼動及び停止を切り替える。
測定手段は、フロートスイッチが高水位状態を検知した後に製氷運転により給水タンク内の水位が低下して低水位状態を検知したことを情報として測定し、製氷運転の開始前に給水タンクに高水位状態になるまで製氷水が給水され、フロートスイッチが高水位状態を検知し、その後、製氷運転開始とともにヒータを停止し、製氷運転開始後に、製氷運転により給水タンク内の水位が低下して低水位状態を検知した場合にヒータを稼働してもよい。
測定手段は、情報として圧縮機の運転時間を測定するタイマであって、製氷運転開始とともにヒータを停止し、圧縮機の運転時間が予め設定された運転時間閾値以上である場合にヒータを稼働してもよい。
フロートスイッチが高水位状態を検知した場合に閉じて給水タンクへの給水を停止し、フロートスイッチが低水位状態を検知した場合に開いて給水タンクへの給水が実施される給水弁を備え、測定手段は、給水弁の開閉間隔を測定する開閉間隔測定手段であって、製氷運転開始とともにヒータを停止し、次に給水弁の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値未満である場合にヒータを稼働し、その後、給水弁の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値以上である場合にヒータを停止してもよい。
測定手段は、情報として外気温を測定する外気温センサであって、製氷運転の開始直後の外気温が予め設定された外気温閾値以上である場合にヒータを停止し、その後に外気温が予め設定された外気温閾値未満となった場合は、ヒータを稼働してもよい。
測定手段は、製氷水の製氷水温度を測定する製氷水温度センサであって、製氷運転の開始直後の製氷水温度が予め設定された製氷水温度閾値以上である場合に、ヒータを停止し、その後に製氷水温度が予め設定された製氷水温度閾値未満となった場合は、ヒータを稼働してもよい。
測定手段は、凝縮器の凝縮器中央温度を測定する凝縮器温度センサであって、製氷運転開始とともにヒータを停止し、その後凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満となった場合に、ヒータを稼働してもよい。
測定手段は、蒸発管の蒸発管出口温度を測定する蒸発管温度センサであって、製氷運転開始とともにヒータを停止し、その後、蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値未満となった場合は、ヒータを稼働してもよい。
フロートスイッチが高水位状態を検知した場合に閉じて給水タンクへの給水を停止し、フロートスイッチが低水位状態を検知した場合に開いて給水タンクへの給水が実施される給水弁を備え、測定手段は、給水弁の開閉間隔を測定する開閉間隔測定手段及び製氷水の製氷水温度を測定する製氷水温度センサであって、製氷運転開始とともにヒータを停止し、その後、給水弁の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値以上であり且つ製氷水の温度が予め設定された製氷水温度閾値未満である場合にヒータを稼働してもよい。
フロートスイッチが高水位状態を検知した場合に閉じて給水タンクへの給水を停止し、フロートスイッチが低水位状態を検知した場合に開いて給水タンクへの給水が実施される給水弁を備え、測定手段は、給水弁の開閉間隔を測定する開閉間隔測定手段及び凝縮器の凝縮器中央温度を測定する凝縮器温度センサであって、製氷運転開始とともにヒータを停止し、その後、給水弁の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値未満であり且つ凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満である場合にヒータを稼働してもよい。
フロートスイッチが高水位状態を検知した場合に閉じて給水タンクへの給水を停止し、フロートスイッチが低水位状態を検知した場合に開いて給水タンクへの給水が実施される給水弁を備え、測定手段は、給水弁の開閉間隔を測定する開閉間隔測定手段及び蒸発管の蒸発管出口温度を測定する蒸発管温度センサであって、製氷運転開始とともにヒータを停止し、その後、給水弁の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値以上であり且つ蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値未満である場合にヒータを稼働してもよい。
測定手段は、製氷水の製氷水温度を測定する製氷水温度センサ及び凝縮器の凝縮器中央温度を測定する凝縮器温度センサであって、製氷運転開始とともにヒータを停止し、その後、製氷水温度が予め設定された製氷水温度閾値未満であり且つ凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満である場合にヒータを稼働してもよい。
測定手段は、製氷水の製氷水温度を測定する製氷水温度センサ及び蒸発管の蒸発管出口温度を測定する蒸発管温度センサであって、製氷運転開始とともにヒータを停止し、その後、製氷水の温度が予め設定された製氷水温度閾値未満であり且つ蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値未満である場合にヒータを稼働してもよい。
測定手段は、凝縮器の凝縮器中央温度を測定する製氷水温度センサ及び蒸発管の蒸発管出口温度を測定する蒸発管温度センサであって、製氷運転開始とともにヒータを停止し、その後、凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満であり且つ蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値未満である場合にヒータを稼働してもよい。
フロートスイッチが高水位状態を検知した場合に閉じて給水タンクへの給水を停止し、フロートスイッチが低水位状態を検知した場合に開いて給水タンクへの給水が実施される給水弁を備え、測定手段は、製氷水の製氷水温度を測定する製氷水温度センサ及び凝縮器の凝縮器中央温度を測定する凝縮器温度センサ並びに給水弁の開閉間隔を測定する開閉間隔測定手段であって、製氷運転開始とともにヒータを停止し、その後、給水弁の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値以上であり且つ製氷水の温度が予め設定された製氷水温度閾値未満であるとともに凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満である場合にヒータを稼働してもよい。
測定手段は、製氷水の製氷水温度を測定する製氷水温度センサ、凝縮器の凝縮器中央温度を測定する凝縮器温度センサ及び蒸発管の蒸発管出口温度を測定する蒸発管温度センサであって、製氷運転開始とともにヒータを停止し、製氷水の温度が予め設定された製氷水温度閾値以上であり且つ凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満であるとともに蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値未満である場合にヒータを稼働してもよい。
フロートスイッチが高水位状態を検知した場合に閉じて給水タンクへの給水を停止し、フロートスイッチが低水位状態を検知した場合に開いて給水タンクへの給水が実施される給水弁を備え、測定手段は、製氷水の製氷水温度を測定する製氷水温度センサ、凝縮器の凝縮器中央温度を測定する凝縮器温度センサ、蒸発管の蒸発管出口温度を測定する蒸発管温度センサ及び給水弁の開閉間隔を測定する開閉間隔測定手段であって、製氷運転開始とともにヒータを停止し、その後、開閉間隔測定手段が測定した給水弁の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値以上であり且つ製氷水の温度が予め設定された製氷水温度閾値未満であり、凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満であるとともに蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値未満である場合にヒータを稼働してもよい。
この発明によれば、圧縮ヘッドにヒータを設け、製氷機での製氷動作に関係する情報を測定する測定手段を備え、圧縮機を運転して製氷運転を開始した後に、測定手段で測定された情報と情報に対する予め設定された条件とを比較して、情報が予め設定された条件を満たしたか否かにより、ヒータの稼動及び停止を切り替えるので、圧縮ヘッド内で氷詰まりが発生する可能性を減らし且つ良質の氷を製氷する製氷機を提供することを目的とする。
この発明の実施の形態1に係るオーガ式製氷機の概略図である。 この発明の実施の形態1に係るオーガ式製氷機の製氷機構部の概略図である。 この発明の実施の形態2に係るオーガ式製氷機の概略図である。 この発明の実施の形態3に係るオーガ式製氷機の概略図である。 この発明の実施の形態4に係るオーガ式製氷機の概略図である。 この発明の実施の形態5に係るオーガ式製氷機の概略図である。 この発明の実施の形態6に係るオーガ式製氷機の概略図である。 この発明の実施の形態7に係るオーガ式製氷機の概略図である。
以下、この発明の実施の形態1を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、本発明の実施の形態に係る製氷機の概略を示す。オーガ式製氷機1には、冷凍サイクル2、ファン部3及び製氷水流路4が含まれている。
冷凍サイクル2は、圧縮機20、ドライヤ21、凝縮器22、膨張弁23及び製氷機構部24に設けられた蒸発管240が、冷媒パイプ25を介して順次接続され、連通されて構成されている。
製氷機構部24は、公知のオーガ式製氷機の製氷機構部であり、冷凍ケーシングとしてのシリンダ241と、シリンダ241の外表面に巻き付けられた蒸発管240とを備えている。
ファン部3には、ファン30a,30b、ファン30a,30bを駆動するファンモータ31a,31b及びファンモータ制御手段32が含まれている。ファン30a,30bは凝縮器22の近傍に設けられ、ファン30a,30bが回転して凝縮器22へ送風することにより、凝縮器22が冷却される。ファン30a,30bの回転軸は、ファン30a,30bを駆動するためのファンモータ31a,31bにそれぞれ接続されている。ファンモータ31a,31bは、ファンモータ制御手段32にそれぞれ接続されている。ファンモータ制御手段32は、ファンモータ31a,31bをそれぞれ制御するためのマイコン及びモータ駆動回路等を有している。
製氷水流路4には、給水タンク40、給水弁41、給水タンク40の内部に設けられ給水弁41が連動するフロートスイッチ42、回数測定手段43、給水管44、排水管45及び排水弁46が含まれている。給水タンク40の内部には、製氷に用いる製氷水が溜められる。フロートスイッチ42は、高レベルフロートスイッチ420及び低レベルフロートスイッチ421から構成されている。給水タンク40の製氷水の水位が、所定の高い水位である高水位状態の場合には、高レベルフロートスイッチ420が製氷水の水位を検知することで、給水弁41が閉じられる。逆に、製氷水の水位が、所定の低い水位である低水位状態の場合には、低レベルフロートスイッチ421が製氷水の水位を検知することで、給水弁41が開かれる。また、高レベルフロートスイッチ420及び低レベルフロートスイッチ421が水位を測定した回数を測定するための測定手段である回数測定手段43が、高レベルフロートスイッチ420及び低レベルフロートスイッチ421に接続されている。
給水弁41は、オーガ式製氷機1の外部の図示しない水道管に接続されており、給水弁41が開かれると水道管から給水タンク40に製氷水が給水される。また、給水弁41は、図示しない給水弁制御手段により任意に開閉することができる。
給水タンク40には、給水管44の一端が接続されている。給水管44の他端は製氷機構部24のシリンダ241内部に開口しており、製氷水をシリンダ241内部に給水する。また、シリンダ241には、排水管45の一端が接続されている。図示しない排水弁制御手段により排水管45に設けられた排水弁46が開かれることで、シリンダ241内部の製氷水が排水管45を通り排水される。給水タンク40及びシリンダ241の水位は、等しくなるように設けられている。また、シリンダ241からの製氷水の排水がスムーズに行われるように、シリンダ241に開口していない側の排水管45の他端は、シリンダ241の下方に設けられた図示しないドレンパンに排水管45を通った水が排出されるような位置に配置されている。
図2は、製氷機構部24の概略図である。シリンダ241の外周面には、蒸発管240が巻き付けられている。蒸発管240及びシリンダ241は、筒状の断熱体242により包囲されている。シリンダ241の内部には、シリンダ241の長手軸線に同軸にかつ回転可能に、オーガ243が設けられている。オーガ243は、ギヤードモータ244により回転される。また、オーガ243には、削氷用の螺旋状の刃245が設けられている。シリンダ241の上部には、刃245で削氷された氷を圧縮するための圧縮ヘッド246が設けられている。圧縮ヘッド246が設けられている軸方向位置に対応するシリンダ241の位置の外周には、圧縮ヘッド246を加熱するためのヒータ247が設けられている。ヒータ247は、回数測定手段43(図1参照)に電気的に接続されている。圧縮ヘッド246の上部には、圧縮された氷を粉砕するためのカッタ248が設けられている。また、シリンダ241の上部には、筒状の氷排出部249の一端が接続され、氷排出部249は内部にカッタ248を含むように水平方向に延びている。氷排出部249の他端は、図示しない貯氷タンクへ連結されている。
次に、この発明の実施の形態1に係る製氷機の動作を説明する。
図1に示すように、オーガ式製氷機1が製氷運転を開始するときは、図示しない給水弁制御手段により給水弁41が開かれて、図示しない排水弁制御手段により排水弁46が閉じられた状態で、外部の図示しない水道管から給水タンク40に製氷水が給水される。この時、シリンダ241内の水位と給水タンク40の水位とが給水管44を介して等しくなるように配置されているので、給水タンク40からシリンダ241に製氷水が給水される。給水タンク40の製氷水の水位が上昇し、高レベルフロートスイッチ420が給水タンク40の高水位状態を検知すると、給水弁41が閉じられる。回数測定手段43は、高レベルフロートスイッチ420が高水位状態を検知した回数を1回として記録する。給水弁41が閉じられることで、給水タンク40に製氷水が高水位状態まで給水された状態で給水が停止される。
このとき、仮にシリンダ241内に前回の製氷運転時に氷結した氷が残っていると、製氷運転を行ったときに残っている氷が排出されずに、圧縮ヘッド246への氷詰まりの原因となる可能性がある。そこで、図2に示すように、ギヤードモータ244を駆動して、ヒータ247を稼働させる。ヒータ247が稼働した状態で、ギヤードモータ244が駆動することで、オーガ243の刃245によりシリンダ241内に残っていた氷が製氷運転開始前にシリンダ241の上部へ掻き出される。掻き出された氷は、圧縮ヘッド246内において、氷の表面がヒータ247に加熱されて溶かされながら圧縮ヘッド246から排出される。これにより、圧縮ヘッド246にシリンダ241内に残っていた氷が製氷運転中に詰まる可能性が低くなる。この、シリンダ241内に残っていた氷を掻き出すためにギヤードモータ244を駆動する時間は、オーガ式製氷機1の設計段階において必要に応じて予め適宜設定しておく。
ギヤードモータ244が駆動開始してから予め設定された時間が経過した後、圧縮機20を運転開始することでオーガ式製氷機1が製氷運転を開始するとともに、ヒータ247が停止する。図1に示すように、圧縮機20が運転することにより、冷凍サイクル2を冷媒が循環してオーガ式製氷機1における製氷運転が開始される。まず、冷媒は圧縮機20により吸引・圧縮されて高温・高圧の気体になる。次に、冷媒はドライヤ21に流入され、水分が除去される。次に、冷媒は凝縮器22に流入する。凝縮器22は、ファン30a,30bからの送風により冷却されている。このファン30a,30bは、ファンモータ制御手段32により制御されているファンモータ31a,31bにより駆動されている。凝縮器22に流入された高温・高圧の気体の冷媒は、凝縮器22において冷却されて高圧の液体の冷媒になる。
次に、冷媒は膨張弁23に流入する。膨張弁23により、冷媒は膨張させられて温度と圧力が低下し、低温・低圧の液体の冷媒になる。次に、冷媒は製氷機構部24の蒸発管240に流入する。蒸発管240においてシリンダ241内部の製氷水と熱交換することで冷媒が製氷水の熱を奪って蒸発し、冷媒が低温・低圧の気体になる。そして、冷媒は圧縮機20へ吸引・圧縮されて、高温・高圧の気体になる。
シリンダ241内部に給水された製氷水は、蒸発管240内の冷媒により熱を奪われて冷却され、シリンダ241の内面に層状に氷結する。そして、ギヤードモータ244により回転するオーガ243により氷がシャーベット状に掻き取られて、シリンダ241の上方に搬送される。搬送された氷は圧縮ヘッド246にて圧縮され、カッタ248で好適な粒状の氷に粉砕される。粉砕された氷は、氷排出部249を通って貯氷タンクに排出される。
製氷運転の開始直後ではシリンダ241の温度等が安定していないため、製氷機構部24での製氷能力が低くなり製氷される氷量が少ない。実施の形態1では製氷運転の開始後にヒータ247が停止されているので、ヒータ247が稼働されている場合と比べて、圧縮ヘッド246内で氷が溶けにくい。そのため、製氷運転の開始後しばらくの間製氷される氷量が少ない場合でも、圧縮ヘッド246で十分な硬さを持った良質な氷が生成されやすくなる。
また、製氷運転の開始後で製氷能力が低く製氷される氷量が少ない場合には、圧縮ヘッド246内で氷詰まりが発生する可能性は低く、ヒータ247により圧縮ヘッド246を加熱する必要がないため、ヒータ247を停止することでオーガ式製氷機1の消費電力を小さくすることができる。
シリンダ241内の製氷水が氷結し、氷がオーガ243により搬送されて排出されると、シリンダ241内の氷となった分の製氷水が減少する。シリンダ241内の製氷水が減少すると、給水タンク40から製氷水が給水されるので、給水タンク40の水位が低下する。給水タンク40の水位が、低レベルフロートスイッチ421が設けられている低水位状態の位置まで低下することで、低レベルフロートスイッチ421は製氷水が低水位状態であることを検知する。
低レベルフロートスイッチ421が低水位状態を検知すると、回数測定手段43は、低レベルフロートスイッチ421が低水位状態を検知した回数を1回として記録する。高レベルフロートスイッチ420が高水位状態を検知した回数及び低レベルフロートスイッチ421が低水位状態を検知した回数は1回ずつであると回数測定手段43が記録した場合は、オーガ式製氷機1の製氷運転開始後に、給水タンク40の製氷水の水位が高水位状態から低水位状態になるまで製氷運転が行われたということである。
このとき、製氷運転の開始直後から給水タンク40の製氷水の水位が高水位状態から低水位状態になるまでの時間が経過しているため、シリンダ241の状態は安定している。したがって、製氷運転の開始直後よりもシリンダ241における製氷能力が高くなる。そこで、ヒータ247を稼働することにより圧縮ヘッド246に掻き出された氷を加熱して、圧縮ヘッド246内の氷の表面を溶かすことで、製氷運転中に圧縮ヘッド246内の氷が放出されやすくなり氷詰まりの発生の可能性が小さくなる。また、高レベルフロートスイッチ420が高水位状態を検知した回数及び低レベルフロートスイッチ421が低水位状態を検知した回数が1回ずつであることは、ヒータ247を稼働させるための予め設定された条件である。
また、低レベルフロートスイッチ421が低水位状態を検知すると、給水弁41が開かれる。給水弁41が開かれることにより、水道管から給水タンク40に製氷水が給水される。給水により給水タンク40の水位が高水位状態になると、給水弁41が閉じられて給水タンクへの給水が停止する。以降は、給水タンク40内の製氷水の水位が高水位状態であるか又は低水位状態であるかをフロートスイッチ42が検知して、給水弁41が開閉されることにより給水タンク40内に製氷水が給水されるので、シリンダ241内に常に製氷水が給水され続けて連続して製氷が行われる。
このように、圧縮機20を運転して製氷運転を開始する前に、ギヤードモータ244を駆動するとともに前記ヒータ247を稼働し、その後ヒータ247を停止した状態で、給水タンク内の製氷水の水位が高水位状態から低水位状態になるまで製氷運転を行い、低レベルフロートスイッチ421が低水位状態を検知したことによりヒータ247を稼動するので、オーガ式製氷機1の製氷運転時に圧縮ヘッド246内の氷詰まりが発生する可能性を減らすことができ且つ良質の氷を製氷することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係る製氷機を説明する。尚、以下の実施の形態において、図1〜図2の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。実施の形態2に係る製氷機では、実施の形態1に対して、圧縮機20の運転開始からの運転時間をヒータ247の稼動及び停止のための条件として測定するように変更したものである。
図3に、実施の形態2に係るオーガ式製氷機1を示す。圧縮機20には、測定装置として、圧縮機の運転開始からの時間を測定するタイマである圧縮機測定手段200が設けられている。圧縮機測定手段200は、図2に示すヒータ247に電気的に接続されている。その他の構成は実施の形態1と同じである。
次に、この発明の実施の形態2に係る製氷機の動作を説明する。
ギヤードモータ244が運転開始してから一定時間が経過した後、圧縮機20が運転開始し、ヒータ247が停止するまでの動作は実施の形態1と同じである。圧縮機20が運転することにより、冷凍サイクル2を冷媒が循環してオーガ式製氷機1における製氷運転が開始される。
この時、圧縮機測定手段200が、圧縮機20の運転開始からの運転時間の測定を開始する。その後製氷運転中に、圧縮機測定手段200によって測定された運転時間が、ヒータ247の稼動のための予め設定された条件としての運転時間閾値以上になった場合に、ヒータ247を稼働する。ここで、運転時間閾値は、圧縮機20の運転開始からの運転時間の経過により、冷凍サイクル2及びシリンダ241の状態が安定して、製氷機構部24の製氷能力が向上するまでに必要な時間であり、オーガ式製氷機1の外気温や、製氷水の水温等によって任意に設定される。
製氷運転の開始直後にはヒータ247を停止することで、製氷運転の開始直後に圧縮ヘッド246で十分な硬さを持った良質な氷が生成されやすくなり、その後、製氷運転時間が運転時間閾値以上になった場合にヒータ247を稼働することにより、製氷運転開始から時間が経過して製氷能力が増大した場合に、圧縮ヘッド246内の氷が放出されやすくなり、圧縮ヘッド246における氷詰まりの発生の可能性が小さくなる。
このように、圧縮機測定手段200は、圧縮機20の運転時間を測定するタイマであり、圧縮機20の運転時間が予め設定された運転時間閾値以上であるときにヒータ247を稼働させるので、実施の形態1と同じくオーガ式製氷機1の製氷運転時に圧縮ヘッド246内で氷詰まりが発生する可能性を減らすことができ且つ良質の氷を製氷することができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3に係る製氷機を説明する。実施の形態3に係る製氷機では、実施の形態1に対して、フロートスイッチ42が高水位状態と低水位状態となる間隔をヒータ247の稼動及び停止のための条件として測定するように変更したものである。
図4に、実施の形態3に係るオーガ式製氷機1を示す。給水弁41の開閉間隔を測定するための測定手段である開閉間隔測定手段47が、給水弁41に接続されている。開閉間隔測定手段47は、図2に示すヒータ247に電気的に接続されている。その他の構成は実施の形態1と同じである。
次に、この発明の実施の形態3に係る製氷機の動作を説明する。
ギヤードモータ244が運転開始してから一定時間が経過した後、圧縮機20が運転開始し、ヒータ247が停止するまでの動作は実施の形態1と同じである。圧縮機20が運転することにより、冷凍サイクル2を冷媒が循環してオーガ式製氷機1における製氷運転が開始される。
上述したように、オーガ式製氷機1の製氷動作中に、高レベルフロートスイッチ420が給水タンク40の高水位状態を検知すると給水弁41が閉じられ、低レベルフロートスイッチ421が給水タンク40の低水位状態を検知すると給水弁41が閉じられる。製氷機構部24での製氷能力が高くなるほど、所定時間当たりに氷結する製氷水が多くなり、シリンダ241内及び給水タンク40内の製氷水の水位がより短い時間で低下するようになるので、その結果として給水タンク40内に製氷水を給水するために給水弁41の開閉間隔が短くなる。このため、製氷機構部24での製氷能力が、給水弁41の開閉間隔に対応している。
また、圧縮ヘッド246内で氷詰まりが発生しないようにするためには、製氷機構部24での製氷能力がある程度以上高い場合に、ヒータ247を稼働させる必要がある。そこで、ヒータ247を稼働させる必要がある時の製氷能力を、設計段階であらかじめ求めておく。そして、ヒータ247を稼働させる必要がある時の製氷能力に対応する、予め設定された条件としての給水弁41の開閉間隔閾値を設定し、開閉間隔測定手段47に記録しておく。
そして、製氷運転を開始する場合、製氷運転の開始直後では、まだ製氷運転中の給水弁41の開閉間隔が不明であるため、低レベルフロートスイッチ421が給水タンク40の低水位状態を測定して給水弁41が開かれるまで、ヒータ247を停止したまま製氷運転を行う。その後、製氷動作中に、開閉間隔測定手段47に測定された給水弁41の開閉間隔が、開閉間隔閾値未満となったことが開閉間隔測定手段47により判定された場合、ヒータ247を稼働させる。さらに、開閉間隔測定手段47に測定された給水弁41の開閉間隔が、開閉間隔閾値以上となったことが開閉間隔測定手段47により判定された場合、ヒータ247を停止させる。これにより、製氷機構部24の製氷能力に応じて、ヒータ247の稼動及び停止を切り替えることができる。
このように、開閉間隔測定手段47が測定した給水弁41の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値未満である場合にヒータ247を稼働し、その後、開閉間隔測定手段47によって測定された給水弁41の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値以上である場合にヒータ247を停止するので、オーガ式製氷機1の製氷運転時に、製氷機構部24の製氷能力に応じて圧縮ヘッド246内で氷詰まりが発生する可能性を減らすことができ且つ良質の氷を製氷することができる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4に係る製氷機を説明する。実施の形態4に係る製氷機では、実施の形態1に対して、外気温をヒータ247の稼動及び停止のための条件として測定するように変更したものである。
図5に、実施の形態4に係るオーガ式製氷機1を示す。オーガ式製氷機1には、オーガ式製氷機1の外気温を測定するための測定手段である外気温センサ5が設けられている。外気温センサ5は、オーガ式製氷機1の筐体内で、外気が導入可能な場所に設けられていればよい。また、外気温センサ5は、図示しないヒータ制御装置を介して図2に示すヒータ247に電気的に接続されている。その他の構成は実施の形態1と同じである。
次に、この発明の実施の形態4に係る製氷機の動作を説明する。
ギヤードモータ244が運転開始し、ヒータ247が稼働するまでの動作は実施の形態1と同じである。ギヤードモータ244が運転開始してから一定時間が経過した後、圧縮機20が運転することにより、冷凍サイクル2を冷媒が循環してオーガ式製氷機1における製氷運転が開始される。
一般にオーガ式製氷機1の外気温が高くなるほど、製氷機構部24における製氷能力が低下する。そこで、圧縮ヘッド246において十分な硬さを持った良質な氷が生成されやすくするために、ヒータ247を停止させることが必要となる場合の製氷能力に対応する外気温を外気温閾値として、製氷機構部24での製氷能力と外気温との関係に基づいて設計段階で求めておく。
製氷運転の開始直後に、外気温センサ5が、オーガ式製氷機1の外気温を測定する。外気温センサ5で測定された製氷運転の開始直後の外気温が、ヒータ247の稼動及び停止を切り替えるために予め設定された条件である外気温閾値以上である場合は、ヒータ制御装置がヒータ247を停止する。
ヒータ247を停止すると、製氷運転の開始直後に、製氷機構部24の状態が不安定な状態で外気温が高く製氷機構部24における製氷能力が低下していても、圧縮ヘッド246内で氷が加熱されず安定した氷形状が早く形成されるため、圧縮ヘッド246において十分な硬さを持った良質な氷が生成されやすくなる。
その後、外気温が予め設定された外気温閾値未満となった場合は、製氷機構部24における製氷能力が向上するので、ヒータ制御装置がヒータ247を稼働させる。また、製氷運転の開始直後の外気温が予め設定された外気温閾値未満である場合も、製氷機構部24における製氷能力が高いので、ヒータ制御装置がヒータ247を稼働させたままにする。以降は、ヒータ247が稼働したまま製氷運転が継続する。
このように、外気温を測定する外気温センサ5を備え、製氷運転の開始直後の外気温が予め設定された外気温閾値以上である場合にヒータ247を停止し、外気温が予め設定された外気温閾値未満になった時はヒータ247を駆動することで、外気温が高く製氷機構部24における製氷能力が低下している場合でも安定した氷形状が早く形成されるので、良質の氷を製氷することができる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5に係る製氷機を説明する。実施の形態5に係る製氷機では、実施の形態1に対して、製氷水の製氷水温度をヒータ247の稼動及び停止のための条件として測定するように変更したものである。
図6に、実施の形態5に係るオーガ式製氷機1を示す。給水タンク40内に、製氷水の温度である製氷水温度を測定するための測定手段である製氷水温度センサ48が設けられている。製氷水温度センサ48は、図2に示すヒータ247に図示しないヒータ制御装置を介して電気的に接続されている。その他の構成は実施の形態1と同じである。
次に、この発明の実施の形態5に係る製氷機の動作を説明する。
ギヤードモータ244が運転開始し、ヒータ247が稼働するまでの動作は実施の形態1と同じである。ギヤードモータ244が運転開始してから一定時間が経過した後、圧縮機20が運転することにより、冷凍サイクル2を冷媒が循環してオーガ式製氷機1における製氷運転が開始される。
一般に給水タンク40内の製氷水温度が高くなるほど、製氷機構部24での製氷能力が低下する。そこで、圧縮ヘッド246において十分な硬さを持った良質な氷が生成されやすくするために、ヒータ247を停止させることが必要となる場合の製氷能力に対応する製氷水温度を製氷水温度閾値として、製氷機構部24での製氷能力と製氷水温度との関係に基づいて設計段階で求めておく。
製氷運転の開始直後に、製氷水温度センサ48が、給水タンク40内の製氷水温度を測定する。製氷水温度センサ48で測定された製氷運転の開始直後の製氷水温度が、ヒータ247の稼動及び停止を切り替えるために予め設定された条件である製氷水温度閾値以上である場合は、ヒータ制御装置はヒータ247を停止する。
ヒータ247を停止すると、製氷運転開始後に製氷機構部24の状態が不安定な状態で製氷水温度が高く製氷機構部24での製氷能力が低下していても、圧縮ヘッド246内で氷が加熱されず安定した氷形状が早く形成されるため、圧縮ヘッド246において十分な硬さを持った良質な氷が生成されやすくなる。
その後、製氷水温度が製氷水温度閾値未満となった場合は、製氷機構部24における製氷能力が向上するので、ヒータ制御装置がヒータ247を稼働させる。また、製氷運転の開始直後の製氷水温度が製氷水温度閾値未満である場合も、製氷機構部24における製氷能力が高いので、ヒータ制御装置がヒータ247を稼働させたままにする。以降は、ヒータ247が稼働したまま製氷運転が継続する。
このように、製氷水温度を測定する製氷水温度センサ48を備え、製氷水温度が予め設定された製氷水温度閾値以上である場合にヒータ247を停止し、製氷水温度が予め設定された製氷水温度閾値未満になった時はヒータ247を駆動することで、外気温が高く製氷機構部24における製氷能力が低下している場合でも安定した氷形状が早く形成されるので、良質の氷を製氷することができる。
実施の形態6.
次に、この発明の実施の形態6に係る製氷機を説明する。実施の形態6に係る製氷機では、実施の形態1に対して、凝縮器22の凝縮器中央温度をヒータ247の稼動及び停止のための条件として測定するように変更したものである。
図7に、実施の形態6に係るオーガ式製氷機1を示す。凝縮器22に、凝縮器22の中央の温度である凝縮器中央温度を測定するための測定手段である凝縮器温度センサ220が設けられている。凝縮器温度センサ220は、凝縮器22の冷媒が通過する銅管のUベンドに設けられ、図示しないヒータ制御装置を介して図2に示すヒータ247に電気的に接続されている。その他の構成は実施の形態1と同じである。
次に、この発明の実施の形態6に係る製氷機の動作を説明する。
ギヤードモータ244が運転開始し、ヒータ247が稼働するまでの動作は実施の形態1と同じである。ギヤードモータ244が運転開始してから一定時間が経過した後、圧縮機20が運転することにより、冷凍サイクル2を冷媒が循環してオーガ式製氷機1における製氷運転が開始される。
一般に凝縮器中央温度が高くなるほど、製氷機構部24での製氷能力が低下する。そこで、圧縮ヘッド246において十分な硬さを持った良質な氷が生成されやすくするために、ヒータ247を停止させることが必要となる場合の製氷能力に対応する凝縮器中央温度を凝縮器中央温度閾値として、製氷機構部24での製氷能力と凝縮器中央温度との関係に基づいて設計段階で求めておく。
製氷運転の開始直後は、凝縮器22の温度が高く、製氷機構部24での製氷能力が低い。そこで、製氷運転開始とともにヒータ247を停止する。そして、凝縮器温度センサ220が、凝縮器中央温度を測定する。凝縮器温度センサ220で測定された凝縮器中央温度が、ヒータ247の稼動及び停止を切り替えるための予め設定された条件である凝縮器中央温度閾値未満である場合は、ヒータ制御装置がヒータ247を停止したままにする。
ヒータ247を停止したままにすると、製氷運転開始後の製氷機構部24の状態が不安定な状態であって、凝縮器中央温度が高く製氷機構部24での製氷能力が低下していても、圧縮ヘッド246内で氷が加熱されず安定した氷形状が早く形成されるので、圧縮ヘッド246において十分な硬さを持った良質な氷が生成されやすくなる。
その後、凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満となった場合は、製氷能力が向上するので、ヒータ制御装置がヒータ247を稼働させる。以降は、ヒータ247が稼働したまま製氷運転が継続する。
このように、凝縮器中央温度を測定する凝縮器温度センサ220を備え、製氷運転開始とともにヒータ247を停止し、凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値以上である場合にヒータ247を停止したままとし、凝縮器中央温度が凝縮器中央温度閾値未満になった時はヒータ247を駆動することで、凝縮器中央温度が高く製氷機構部24における製氷能力が低下している場合でも安定した氷形状が早く形成されるので、良質の氷を製氷することができる。
実施の形態7.
次に、この発明の実施の形態7に係る製氷機を説明する。実施の形態7に係る製氷機では、実施の形態1に対して、蒸発管240の蒸発管出口温度をヒータ247の稼動及び停止のための条件として測定するように変更したものである。
図8に、実施の形態7に係るオーガ式製氷機1を示す。蒸発管出口温度を測定するための測定手段である蒸発管温度センサ26が設けられている。蒸発管温度センサ26は、蒸発管240の出口に設けられ、図示しないヒータ制御装置を介して図2に示すヒータ247に電気的に接続されている。その他の構成は実施の形態1と同じである。
次に、この発明の実施の形態7に係る製氷機の動作を説明する。
ギヤードモータ244が運転開始し、ヒータ247が稼働するまでの動作は実施の形態1と同じである。ギヤードモータ244が運転開始してから一定時間が経過した後、圧縮機20が運転することにより、冷凍サイクル2を冷媒が循環してオーガ式製氷機1における製氷運転が開始される。
一般に蒸発器出口温度が高くなるほど、製氷機構部24での製氷能力が低い。そこで、圧縮ヘッド246において十分な硬さを持った良質な氷が生成されやすくするために、ヒータ247を停止させることが必要となる場合の製氷能力に対応する蒸発管出口温度を蒸発管出口温度閾値として、製氷機構部24での製氷能力と蒸発器出口温度との関係に基づいて設計段階で求めておく。
製氷運転の開始直後では、蒸発器出口温度が高く、製氷機構部24における製氷能力が低い。そこで、製氷運転開始とともにヒータ247を停止する。そして、蒸発管温度センサ26が、蒸発管出口温度を測定する。蒸発管温度センサ26で測定された蒸発管出口温度が、ヒータ247の稼動及び停止を切り替えるための予め設定された条件である予め設定された蒸発管出口温度閾値以上である場合は、ヒータ制御装置がヒータ247を停止したままにする。
ヒータ247を停止したままにすると、製氷運転の開始直後に製氷機構部24の状態が不安定な状態で、蒸発管出口温度が高く製氷機構部24での製氷能力が低下していても、圧縮ヘッド246内で氷が加熱されず安定した氷形状が早く形成されるため、圧縮ヘッド246において十分な硬さを持った良質な氷が生成されやすくなる。
その後、蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値未満となった場合は、製氷能力が向上するので、ヒータ制御装置がヒータ247を稼働させる。以降は、ヒータ247が稼働したまま製氷運転が継続する。
このように、蒸発管出口温度を測定する蒸発管温度センサ26を備え、製氷運転開始とともにヒータ247を停止し、蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値以上である場合にヒータ247を停止したままとし、蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値未満になった時はヒータ247を駆動することで、蒸発管出口温度が高く製氷機構部24における製氷能力が低下している場合でも安定した氷形状が早く形成されるので、良質の氷を製氷することができる。
なお、実施の形態3〜7における、ヒータ247の稼動及び停止のための条件は、適宜組み合わせて使用することが可能である。
例えば、開閉間隔測定手段47にて測定した給水弁41の開閉間隔と製氷水温度センサ48にて測定した製氷水温度とをヒータ247の稼動のための条件として用いてもよい。具体的には、製氷運転開始とともにヒータ247を停止し、その後、給水弁41の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値以上になり且つ製氷水温度が予め設定された製氷水温度閾値未満になった場合にヒータ247を稼働させる。これにより、給水弁41の開閉間隔と製氷水温度との両方に基づいて製氷機構部24における製氷能力を測定し、製氷運転開始後の製氷能力が低い場合にヒータ247を停止し、その後製氷能力が向上した場合にヒータ247を稼働させるので、オーガ式製氷機1の製氷運転時に圧縮ヘッド246内の氷詰まりが発生する可能性を減らすことができ且つ良質の氷を製氷することができる。
また例えば、開閉間隔測定手段47にて測定した給水弁41の測定間隔と凝縮器温度センサ220にて測定した凝縮器中央温度とをヒータ247の稼動のための条件として用いてもよい。具体的には、製氷運転開始とともにヒータ247を停止し、その後、給水弁41の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値以上になり且つ凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満になった場合にヒータ247を稼働させる。これにより、給水弁41の開閉間隔と凝縮器中央温度との両方に基づいて製氷機構部24における製氷能力を測定し、製氷運転開始後の製氷能力が低い場合にヒータ247を停止し、その後製氷能力が向上した場合にヒータ247を稼働させるので、オーガ式製氷機1の製氷運転時に圧縮ヘッド246内の氷詰まりが発生する可能性を減らすことができ且つ良質の氷を製氷することができる。
また例えば、開閉間隔測定手段47にて測定した給水弁41の測定間隔と蒸発管温度センサ26にて測定した蒸発管出口温度とをヒータ247の稼動のための条件として用いてもよい。具体的には、製氷運転開始とともにヒータ247を停止し、その後、給水弁41の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値以上になり且つ蒸発管温度が予め設定された蒸発管温度閾値未満になった場合にヒータ247を稼働させる。これにより、給水弁41の開閉間隔と蒸発管出口温度の両方に基づいて製氷機構部24における製氷能力を測定し、製氷運転開始後の製氷能力が低い場合にヒータ247を停止し、その後製氷能力が向上した場合にヒータ247を稼働させるので、オーガ式製氷機1の製氷運転時に圧縮ヘッド246内の氷詰まりが発生する可能性を減らすことができ且つ良質の氷を製氷することができる。
また例えば、製氷水温度センサ48にて測定した製氷水温度と凝縮器温度センサ220にて測定した凝縮器中央温度とをヒータ247の稼動のための条件として用いてもよい。具体的には、製氷運転開始とともにヒータ247を停止し、その後、製氷水温度が予め設定された製氷水温度閾値未満になり且つ凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満になった場合にヒータ247を稼働させる。これにより、製氷水温度と凝縮器中央温度との両方に基づいて製氷機構部24における製氷能力を測定し、製氷運転の開始直後の製氷能力が低い場合にヒータ247を停止し、その後製氷能力が向上した場合にヒータ247を稼働させるので、オーガ式製氷機1の製氷運転時に圧縮ヘッド246内の氷詰まりが発生する可能性を減らすことができ且つ良質の氷を製氷することができる。
また例えば、製氷水温度センサ48にて測定した製氷水温度と蒸発管温度センサ26にて測定した蒸発管出口温度とをヒータ247の稼動のための条件として用いてもよい。具体的には、製氷運転開始とともにヒータ247を停止し、その後、製氷水温度が予め設定された製氷水温度閾値未満となり且つ蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値未満になった場合にヒータ247を稼働させる。これにより、製氷水温度と蒸発管出口温度との両方に基づいて製氷機構部24における製氷能力を測定し、製氷運転の開始直後の製氷能力が低い場合にヒータ247を停止し、その後製氷能力が向上した場合にヒータ247を稼働させるので、オーガ式製氷機1の製氷運転時に圧縮ヘッド246内の氷詰まりが発生する可能性を減らすことができ且つ良質の氷を製氷することができる。
また例えば、凝縮器温度センサ220にて測定した凝縮器中央温度と蒸発管温度センサ26にて測定した蒸発管出口温度とをヒータ247の稼動のための条件として用いてもよい。具体的には、製氷運転開始とともにヒータ247を停止し、その後、凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満となり且つ蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値未満になった場合にヒータ247を稼働させる。これにより、凝縮器中央温度と蒸発管出口温度との両方に基づいて製氷機構部24における製氷能力を測定し、製氷運転の開始直後の製氷能力が低い場合にヒータ247を停止し、その後製氷能力が向上した場合にヒータ247を稼働させるので、オーガ式製氷機1の製氷運転時に圧縮ヘッド246内の氷詰まりが発生する可能性を減らすことができ且つ良質の氷を製氷することができる。
また例えば、開閉間隔測定手段47にて測定した給水弁41の測定間隔、製氷水温度センサ48にて測定した製氷水温度及び蒸発管温度センサ26にて測定した蒸発管出口温度をヒータ247の稼動のための条件として用いてもよい。具体的には、製氷運転開始とともにヒータ247を停止し、その後、給水弁41の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値以上になり且つ製氷水温度が予め設定された製氷水温度閾値未満であるとともに蒸発管温度が予め設定された蒸発管温度閾値未満になった場合にヒータ247を稼働させる。これにより、給水弁41の開閉間隔と製氷水温度と蒸発管出口温度とに基づいて製氷機構部24における製氷能力を測定し、製氷運転開始後の製氷能力が低い場合にヒータ247を停止し、その後製氷能力が向上した場合にヒータ247を稼働させるので、オーガ式製氷機1の製氷運転時に圧縮ヘッド246内の氷詰まりが発生する可能性を減らすことができ且つ良質の氷を製氷することができる。
また例えば、製氷水温度センサ48にて測定した製氷水温度、凝縮器温度センサ220にて測定した凝縮器中央温度及び蒸発管温度センサ26にて測定した蒸発管出口温度をヒータ247の稼動のための条件として用いてもよい。具体的には、製氷運転開始とともにヒータ247を停止し、その後、製氷水温度が予め設定された製氷水温度閾値未満であり且つ凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満であるとともに蒸発管温度が予め設定された蒸発管温度閾値未満になった場合にヒータ247を稼働させる。これにより、製氷水温度と凝縮器中央温度と蒸発管出口温度とに基づいて製氷機構部24における製氷能力を測定し、製氷運転の開始直後の製氷能力が低い場合にヒータ247を停止し、その後製氷能力が向上した場合にヒータ247を稼働させるので、オーガ式製氷機1の製氷運転時に圧縮ヘッド246内の氷詰まりが発生する可能性を減らすことができ且つ良質の氷を製氷することができる。
また例えば、開閉間隔測定手段47にて測定した給水弁41の測定間隔、製氷水温度センサ48にて測定した製氷水温度、凝縮器温度センサ220にて測定した凝縮器中央温度及び蒸発管温度センサ26にて測定した蒸発管出口温度をヒータ247の稼動のための条件として用いてもよい。具体的には、製氷運転開始とともにヒータ247を停止し、その後、給水弁41の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値以上になり且つ製氷水温度が予め設定された製氷水温度閾値未満であり、凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満であるとともに蒸発管温度が予め設定された蒸発管温度閾値未満になった場合にヒータ247を稼働させる。これにより、給水弁41の開閉間隔と製氷水温度と凝縮器中央温度と蒸発管出口温度とに基づいて製氷機構部24における製氷能力を測定し、製氷運転の開始直後の製氷能力が低い場合にヒータ247を停止し、その後製氷能力が向上した場合にヒータ247を稼働させるので、オーガ式製氷機1の製氷運転時に圧縮ヘッド246内の氷詰まりが発生する可能性を減らすことができ且つ良質の氷を製氷することができる。
1 オーガ式製氷機(製氷機)、5 外気温センサ、20 圧縮機、22 凝縮器、26 蒸発管温度センサ(測定手段)、40 給水タンク、41 給水弁、42 フロートスイッチ、43 回数測定手段(測定手段)、47 開閉間隔測定手段(測定手段)、48 製氷水温度センサ(測定手段)、200 圧縮機測定手段(測定手段)、220 凝縮器温度センサ(測定手段)、240 蒸発管、241 シリンダ、243 オーガ、244 ギヤードモータ、246 圧縮ヘッド、247 ヒータ、420 高レベルフロートスイッチ、421 低レベルフロートスイッチ。

Claims (17)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機によって圧縮された前記冷媒を凝縮する凝縮器と、
    前記凝縮器において凝縮された前記冷媒を膨張する膨張弁と、
    前記膨張弁によって膨張された前記冷媒が流通する蒸発管と、
    前記蒸発管内を流通する前記冷媒と製氷水とが熱交換することで前記内部において製氷水が凍結して内部に製氷されるシリンダと、
    前記シリンダ内部に設けられたオーガを回転させるギヤードモータと、
    前記シリンダ内部に給水される前記製氷水を貯留する給水タンクと、
    前記シリンダ内部で製氷された氷を前記オーガで削氷した後圧縮する圧縮ヘッドと、
    前記圧縮ヘッドを加熱するヒータと、
    前記給水タンク内に設けられ、前記給水タンク内における前記製氷水の水位が所定の高い水位である高水位状態と、所定の低い水位である低水位状態とを検知するフロートスイッチと
    を備える製氷機であって、
    前記製氷機の製氷能力に関係する情報を測定する測定手段を備え、
    前記圧縮機を運転して製氷運転を開始する前に、前記ギヤードモータを駆動するとともに前記ヒータを稼働し、その後予め設定された時間が経過したら前記製氷運転を開始し、
    前記製氷運転の開始後に、前記測定手段によって測定された前記情報と前記情報に対する予め設定された条件とを比較して、前記情報が前記予め設定された条件を満たしたか否かに基づいて、前記ヒータの稼動及び停止を切り替えることを特徴とする製氷機。
  2. 前記測定手段は、前記フロートスイッチが前記高水位状態を検知した後に前記製氷運転により前記給水タンク内の水位が低下して前記低水位状態を検知したことを前記情報として測定し、
    前記製氷運転の開始前に前記給水タンクに前記高水位状態になるまで前記製氷水が給水され、前記フロートスイッチが前記高水位状態を検知し、その後、前記製氷運転開始とともに前記ヒータを停止し、前記製氷運転開始後に、前記製氷運転により前記給水タンク内の水位が低下して前記低水位状態を検知した場合に前記ヒータを稼働することを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  3. 前記測定手段は、前記情報として前記圧縮機の運転時間を測定するタイマであって、
    前記製氷運転開始とともに前記ヒータを停止し、前記圧縮機の運転時間が予め設定された運転時間閾値以上である場合に前記ヒータを稼働することを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  4. 前記フロートスイッチが前記高水位状態を検知した場合に閉じて前記給水タンクへの給水を停止し、前記フロートスイッチが前記低水位状態を検知した場合に開いて前記給水タンクへの給水が実施される給水弁を備え、
    前記測定手段は、前記給水弁の開閉間隔を測定する開閉間隔測定手段であって、
    前記製氷運転開始とともに前記ヒータを停止し、次に前記給水弁の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値未満である場合に前記ヒータを稼働し、その後、前記給水弁の開閉間隔が前記予め設定された開閉間隔閾値以上である場合に前記ヒータを停止することを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  5. 前記測定手段は、前記情報として外気温を測定する外気温センサであって、
    前記製氷運転の開始直後の前記外気温が予め設定された外気温閾値以上である場合に前記ヒータを停止し、その後に前記外気温が前記予め設定された外気温閾値未満となった場合は、前記ヒータを稼働することを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  6. 前記測定手段は、前記製氷水の製氷水温度を測定する製氷水温度センサであって、
    前記製氷運転の開始直後の前記製氷水温度が予め設定された製氷水温度閾値以上である場合に、前記ヒータを停止し、その後に前記製氷水温度が前記予め設定された製氷水温度閾値未満となった場合は、前記ヒータを稼働することを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  7. 前記測定手段は、前記凝縮器の凝縮器中央温度を測定する凝縮器温度センサであって、
    前記製氷運転開始とともに前記ヒータを停止し、その後前記凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満となった場合に、前記ヒータを稼働することを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  8. 前記測定手段は、前記蒸発管の蒸発管出口温度を測定する蒸発管温度センサであって、
    前記製氷運転開始とともに前記ヒータを停止し、その後、前記蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値未満となった場合は、前記ヒータを稼働することを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  9. 前記フロートスイッチが前記高水位状態を検知した場合に閉じて前記給水タンクへの給水を停止し、前記フロートスイッチが前記低水位状態を検知した場合に開いて前記給水タンクへの給水が実施される給水弁を備え、
    前記測定手段は、前記給水弁の開閉間隔を測定する開閉間隔測定手段及び前記製氷水の製氷水温度を測定する製氷水温度センサであって、
    前記製氷運転開始とともに前記ヒータを停止し、その後、前記給水弁の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値以上であり且つ前記製氷水の温度が予め設定された製氷水温度閾値未満である場合に前記ヒータを稼働することを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  10. 前記フロートスイッチが前記高水位状態を検知した場合に閉じて前記給水タンクへの給水を停止し、前記フロートスイッチが前記低水位状態を検知した場合に開いて前記給水タンクへの給水が実施される給水弁を備え、
    前記測定手段は、前記給水弁の開閉間隔を測定する開閉間隔測定手段及び前記凝縮器の凝縮器中央温度を測定する凝縮器温度センサであって、
    前記製氷運転開始とともに前記ヒータを停止し、その後、前記給水弁の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値未満であり且つ前記凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満である場合に前記ヒータを稼働することを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  11. 前記フロートスイッチが前記高水位状態を検知した場合に閉じて前記給水タンクへの給水を停止し、前記フロートスイッチが前記低水位状態を検知した場合に開いて前記給水タンクへの給水が実施される給水弁を備え、
    前記測定手段は、前記給水弁の開閉間隔を測定する開閉間隔測定手段及び前記蒸発管の蒸発管出口温度を測定する蒸発管温度センサであって、
    前記製氷運転開始とともに前記ヒータを停止し、その後、前記給水弁の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値以上であり且つ前記蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値未満である場合に前記ヒータを稼働することを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  12. 前記測定手段は、前記製氷水の製氷水温度を測定する製氷水温度センサ及び前記凝縮器の凝縮器中央温度を測定する凝縮器温度センサであって、
    前記製氷運転開始とともに前記ヒータを停止し、その後、前記製氷水温度が予め設定された前記製氷水温度閾値未満であり且つ前記凝縮器中央温度が予め設定された前記凝縮器中央温度閾値未満である場合に前記ヒータを稼働することを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  13. 前記測定手段は、前記製氷水の製氷水温度を測定する製氷水温度センサ及び前記蒸発管の蒸発管出口温度を測定する蒸発管温度センサであって、
    前記製氷運転開始とともに前記ヒータを停止し、その後、前記製氷水の温度が予め設定された製氷水温度閾値未満であり且つ前記蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値未満である場合に前記ヒータを稼働すること
    を特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  14. 前記測定手段は、前記凝縮器の凝縮器中央温度を測定する製氷水温度センサ及び前記蒸発管の蒸発管出口温度を測定する蒸発管温度センサであって、
    前記製氷運転開始とともに前記ヒータを停止し、その後、前記凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満であり且つ前記蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値未満である場合に前記ヒータを稼働することを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  15. 前記フロートスイッチが前記高水位状態を検知した場合に閉じて前記給水タンクへの給水を停止し、前記フロートスイッチが前記低水位状態を検知した場合に開いて前記給水タンクへの給水が実施される給水弁を備え、前記測定手段は、前記製氷水の製氷水温度を測定する製氷水温度センサ及び前記凝縮器の凝縮器中央温度を測定する凝縮器温度センサ並びに前記給水弁の開閉間隔を測定する開閉間隔測定手段であって、
    前記製氷運転開始とともに前記ヒータを停止し、その後、前記給水弁の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値以上であり且つ前記製氷水の温度が予め設定された製氷水温度閾値未満であるとともに前記凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満である場合に前記ヒータを稼働することを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  16. 前記測定手段は、前記製氷水の製氷水温度を測定する製氷水温度センサ、前記凝縮器の凝縮器中央温度を測定する凝縮器温度センサ及び前記蒸発管の蒸発管出口温度を測定する蒸発管温度センサであって、
    前記製氷運転開始とともに前記ヒータを停止し、前記製氷水の温度が予め設定された製氷水温度閾値以上であり且つ前記凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満であるとともに前記蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値未満である場合に前記ヒータを稼働することを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
  17. 前記フロートスイッチが前記高水位状態を検知した場合に閉じて前記給水タンクへの給水を停止し、前記フロートスイッチが前記低水位状態を検知した場合に開いて前記給水タンクへの給水が実施される給水弁を備え、
    前記測定手段は、前記製氷水の製氷水温度を測定する製氷水温度センサ、前記凝縮器の凝縮器中央温度を測定する凝縮器温度センサ、前記蒸発管の蒸発管出口温度を測定する蒸発管温度センサ及び前記給水弁の開閉間隔を測定する開閉間隔測定手段であって、
    前記製氷運転開始とともに前記ヒータを停止し、その後、前記開閉間隔測定手段が測定した前記給水弁の開閉間隔が予め設定された開閉間隔閾値以上であり且つ前記製氷水の温度が予め設定された製氷水温度閾値未満であり、前記凝縮器中央温度が予め設定された凝縮器中央温度閾値未満であるとともに前記蒸発管出口温度が予め設定された蒸発管出口温度閾値未満である場合に前記ヒータを稼働することを特徴とする請求項1に記載の製氷機。
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