JP2017002999A - ボンベ封止プラグ及び該封止プラグを用いたボンベ封止方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アルミニウム製のボンベ本体に対し、ガスを注入しながら同材料の封止プラグを電気溶着により封止する。
【解決手段】S1でボンベ本体の口部に封止プラグをセットし、S2でボンベ本体を上昇させることにより口部をガス供給装置内に挿入して密封し、ボンベ本体に下部電極を取り付ける。
S3で上部電極を下降して封止プラグを押し下げてボンベ本体に対し仮装着状態とする。
S4でガス供給装置内に高圧ガスを充填し、封止プラグと口部の間からボンベ本体内に高圧ガスを注入する。
S5でガス注入の終了に伴って、上部電極を下降して封止プラグを押し下げて口部に対する本装着を始め、S6で封止プラグの溶着部と口部との接続部に瞬間的に電流を流し溶着を行うと共に、上部電極を十分に押し下げて封止プラグの本装着を完了する。
S7でガスの充填が完了したボンベ本体を取り出す。
【選択図】図7

Description

本発明は、高圧ガスをガスボンベ本体の口部と封止プラグとの隙間から注入し、注入後に封止プラグをボンベ本体に溶着して封止するボンベ封止プラグ及び該封止プラグを用いたボンベ封止方法に関するものである。
従来の小型のガス容器に高圧ガスを注入し、その後に封板を溶着してガスを充填する方法は、広く知られている。このような方法は、ガス容器の材質がスチール、封板もスチールのように、電気抵抗が大きな金属材料では電気溶着が容易であるため実用化がし易い。
例えば、携帯用器具に用いる小型のガスボンベにはスチール製が多く用いられているが、安価ではある反面、重量が大きく、また海岸近くなどの環境で使用する場合にはスチール製よりもアルミニウム製が耐食性に優れている。このため、軽量で耐食性を有するアルミニウム製のボンベが求められている。
特開2004−17048号公報 特開2011−177715号公報
一般に、ガスを注入した後のガスボンベの封止は電気溶着により行っているが、アルミニウム製の場合は電気抵抗が小さく、ジュール熱による発熱量が小さいために電気溶着がなかなか難しい。
アルミニウムのような電気抵抗の小さな金属材料では、所要の発熱量を得るために、スチールの場合に比べて、5〜10倍の電流を流す必要がある。このため、接触部に過大な電流が流れて、接触部の金属が溶け出してアークが発生し、また溶けた金属が吹き飛ばされる所謂爆飛が生じ易い。
特許文献1、2は必ずしもアルミニウム製のボンベ本体ではないが、ボンベ本体に高圧ガスを充填し、その後に封板をボンベ本体に溶着して製造する方法として、原理的に適用できる可能性がある。しかし、被溶着部の同軸度確保が不充分で、またガス注入通路の確保も考慮されておらず、現実的な適用はなかなか困難である。
本発明の目的は、上述の課題を解消し、アルミニウム製のボンベ本体に対し、高圧ガスを注入すると共に、電気溶着によって封止プラグにより封止するボンベ封止プラグ及び該封止プラグを用いたボンベ封止方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るボンベ封止プラグは、アルミニウム製のボンベ本体の円筒状の口部に装着し該口部との間から前記ボンベ本体内にガスを注入し、前記口部に圧入すると共に電流により溶着して、前記ボンベ本体を封止するアルミニウム製のボンベ封止プラグであって、軸方向に設けた中空部と、該中空部内を閉止する薄肉の封板と、前記口部に圧入して前記口部との間の接続部を溶着する円筒状の溶着部と、該溶着部の後端側に位置し該溶着部の径よりも大きい電極接触用の円環状のフランジ部と、前記溶着部の先端側に位置しガス注入口を有する短円筒状のガス注入部と、前記溶着部の内側の前記中空部内に嵌入した別体の円筒状のスリーブとを有することを特徴とする。
また、本発明に係る封止プラグを用いたボンベ封止方法は、アルミニウム製のボンベ本体の口部に設けた口部と該口部に装着したアルミニウム製の封止プラグとの間から前記ボンベ本体内にガスを注入し、前記封止プラグを前記口部に電気溶着して封止するボンベ封止方法において、前記封止プラグは軸方向に設けた中空部と、該中空部内を閉止する薄肉の封板と、前記口部に圧入して前記口部との間の接続部を溶着する円筒状の溶着部と、該溶着部の後端側に位置し該溶着部の径よりも大きい電極接触用の円環状のフランジ部と、前記溶着部の先端側に位置しガス注入口を有する短円筒状のガス注入部と、前記溶着部の内側の前記中空部内に嵌入した別体の円筒状のスリーブとを備え、前記溶着部を前記口部の入口に当接する仮装着工程と、該仮装着した状態で前記口部、前記ガス注入部を介して高圧ガスを前記ボンベ本体内に注入するガス注入工程と、該ガス注入の直後に前記溶着部を前記口部内に圧入する本装着工程と、該本装着工程と同時に又はその後に前記溶着部と前記口部との間の接触部に電流を瞬時的に流し該接触部を溶着する電気溶着工程とを有することを特徴とする。
本発明に係るボンベ封止プラグ及び該封止プラグを用いたボンベ封止方法によれば、上述の課題を解消し、アルミニウム製のボンベ本体の口部に対し、同材料の封止プラグを用いてガスを注入しながら電気溶着により封止する。
一部を切欠した状態のボンベ本体の側面図である。 封止プラグの斜視図である。 封止プラグを口部に仮装着した状態の拡大断面図である。 封止プラグを口部に仮装着した状態の一部の拡大断面図である。 ガス注入供給装置、溶着装置の構成図である。 電気溶着をするための電流供給用の回路構成図である。 ボンベ本体内にガスを注入し、封止プラグによる封止する封止方法の工程のフローチャート図である。 封止プラグを口部内に圧入する状態の説明図である。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は例えば高圧の炭酸ガスを内部に充填したアルミニウム(アルミニウム合金を含む)製のボンベ本体1の一部を切欠した状態の側面図である。ボンベ本体1は鍛造等により造られ、その大きさは、例えば高さ145mm、外径40mmである。
ボンベ本体1の円筒状の口部1aの内径は、例えば6.5mm、長さ10mmとされており、その内径は溶着機への電流負荷及び口部1aの近傍の溶着時の加圧による変形防止の観点から、できるだけ小さい方が好ましい。一方で、十分なガス注入通路の確保の観点からは、内径はできるだけ大きい方が好ましく、両者の兼ね合いで定めることが好ましい。口部1aの上部つまり入口側に形成され、上方に拡がるテーパ部1bのテーパ角は45度であり、テーパ部1bの軸方向長さと径方向の大きさは例えば0.5mmであるが、テーパ角は45度に限定されることはない。
口部1aにはボンベ封止プラグ2が挿入され、電気溶着により固定されている。この封止プラグ2は口部1aの筒内に配置され、口部1aを密封している。また、口部1aの周囲には、ボンベ使用時に器具を螺合するためのねじ部1cが形成されており、このねじ部1cに器具を螺合しながら封止プラグ2の後述する封板に器具に備えたニードルを突き刺して、口部1aからボンベ本体1内のガスを器具内に吐出させる。なお、図1は理解を容易にするために、断面図において口部1aと封止プラグ2とは境界部を明瞭に示しているが、実際には溶着により境界部は不鮮明となっている。
図2は封止プラグ2の斜視図、図3は封止プラグを口部に仮装着した状態の拡大断面図である。この封止プラグ2の基体2aは、複数の異径部分の円筒体等を持つ形状とされたアルミニウム(アルミニウム合金を含む)製の一体成型品である。基体2aの中心に位置する基幹部は円筒状の溶着部2bとされており、この溶着部2bは例えば直径7.5mm、高さ3.5mmであり、直径は口部1aの内径よりも稍々大きい範囲であることが好ましい。なお、溶着部2bの直径が大き過ぎると、圧入抵抗が大きくなり過ぎて口部1aに圧入不能となり、小さ過ぎると十分な接触圧が得られないことから良好な電気溶着が得られない。
溶着部2bの下部には、口部1aのテーパ部1bに対応するテーパ角を有するテーパ面2cが形成されており、溶着部2bの口部1aへの圧入を容易にしている。
図4にも示すように、溶着部2bの先端側つまり下方には、例えば直径6mm、高さ0.2mmの短円筒状のガス注入部2dが設けられている。このガス注入部2dには、ガス注入工程におけるガス注入通路を確保するために機能する周端部2eが口部1aのテーパ部1bの下部に当接するようにされ、複数個の切欠きから成るガス注入口2fがガス注入部2dの周囲に等間隔に設けられている。このガス注入部2dの直径はその周端部2eを口部1aへの当接を確保する観点から口部1aの内径よりも稍々大きく、良好な溶着の確保のために、高さはできるだけ低い方が好ましい。ガス注入口2fの幅は0.3mm程度が好ましく、その個数はガス注入時間の観点からは多い方が望ましく、仮装着時の位置決めの確保を考えると、できるだけ少ない方が好ましいが3〜8個程度が好適である。
ガス注入部2dの下方には円筒状のガイド部2gが設けられ、このガイド部2gは例えば直径5.5mm、高さ0.5mmである。封止プラグ2の装着時の口部1aに対する同軸確保と、封止プラグ2が傾斜したとき口部1aに接触させないための観点から、ガイド部2gの直径は口部1aの内径よりも小さい範囲で、できるだけ大きい方が好ましい。また、ガス注入通路の確保及び封止プラグ2の装着の容易性から、口部1aの径よりも0.5mm程度小径であることが最適である。ガイド部2gの高さは封止プラグ2の装着時の口部1aに対する同軸度確保の観点からは大きい方が好ましく、装着の容易さからはできるだけ小さい方が好ましく、0.5〜1mm程度が最適である。
また、ガイド部2gの下方には、例えば直径5.5mm、高さ2.6mmの円筒状のガイドピン部2hが設けられている。封止プラグ2の仮装着工程から本装着工程までの倒れ防止と、封止プラグ2が傾斜した場合でも外周が口部1aに接触しないようにするために、ガイドピン部2hの直径は口部1aの内径よりも十分小さい範囲で、できるだけ大きい方が好ましい。また、ガス注入通路の確保及びピン装着の容易性からは、ガイドピン部2hの直径はできるだけ小さい方が好ましく、概ね口部1aの内径よりも2mm程度小さいことが好適である。
これらのガイド部2g、ガイドピン部2hは、封止プラグ2を仮装着した状態における口部1aに挿入される部位である。封止プラグ2の仮装着時において、ガイド部2g、ガイドピン部2hを2段に設けることにより、封止プラグ2の装着の容易性、倒れ防止、口部1aに対する同軸度を確保できる。なお、封止プラグ2が正しく仮装着される保証があれば、ガイド部2g、ガイドピン部2hは省略することもできる。
封止プラグ2の基体2aの中心部は中空とされ、中間に設けた例えば厚さ0.5mmの薄肉の封板2iにより中空部内は閉止されており、封板2iの上方の中空部は封板2iに対する傷防止用凹み2jとされ、下方の中空部2kの下部には、補強用の外径3.1mmの別体の円筒状スリーブ2lが嵌入されている。このスリーブ2lは基体2aと同材質のアルミニウム製であることが好ましく、スリーブ2lの内側には軸方向に径0.5mmの細径のガス排出孔2mが設けられている。このスリーブ2lは、封板2iを形成するために中空部2kを穿孔した後に嵌入される。そして、ガス噴出のために封板2iを突き破るニードルの先端がスリーブ2lに届かないように、封板2iとスリーブ2lの上端とは3mm程度の空隙を設けることが好ましい。
溶着部2bの上端側の基体2aの上部には電極接触用の円環状のフランジ部2nが設けられており、このフランジ部2nは例えば直径10mm、厚さ3mmとされている。フランジ部2nの直径が小さいと、後述する上部電極との接触面で十分な接触面積と接触強さが得られず、また口部1aの入口周囲を十分に覆うことができずに、溶着電流により溶着部が爆飛し易い。
従って、フランジ部2nの直径は溶着部2bの直径よりも十分に大きく、かつ上部電極に対する十分な接触面積と接触強度を有することが好ましい。これにより、フランジ部2nは溶着時に溢れ出る爆飛、つまり流動状の金属ばりを十分に押さえることができ、また後述する封止プラグ2の仮装着から本装着への移行時に十分な押圧力を与えることができる。
図5はボンベ本体1にガスを注入し、口部1aを封止プラグ2を用いて電気溶着により密封する場合に使用するガス注入装置及び溶着装置の構成図である。ガス注入時に、溶着時状態のボンベ本体1をその底部を下方から支持し、例えば油圧シリンダにより昇降するクランプ部11が設けられ、上方の口部1aの周囲を例えばテフロン(登録商標)から成るパッキン12により取り囲むガス供給装置13が設けられている。パッキン12は供給部本体14に固定され、供給部本体14には側方からガス供給管15が接続され、ガス供給管15はガス開閉弁16によって図示しないガス供給源との間を開閉されるようになっている。
また、パッキン12、供給部本体14には挿通孔17が上下方向に形成されており、この挿通孔17内を上部電極18が上下動するようにされている。更に、この状態のボンベ本体1の側部に下部電極19が取り付けられて配置されている。
図6はボンベ本体1の口部1aに封止プラグ2を挿入して電気溶着をするための回路構成図である。ボンベ本体1、封止プラグ2に固定した上部電極18、下部電極19には溶接トランス21を介して電源装置が接続されている。単相又は三相電線が整流回路、定電圧回路、制御回路を一体とした電源装置22に接続され、電源装置22の出力側にはコンデンサ23が並列に接続され、更に蓄電ダイオード24、放電ダイオード25を介して溶接トランス21に接続されている。
図7はボンベ本体1にガスを注入し、口部1aに封止プラグ2を溶着して密封するボンベ封止方法の工程のフローチャート図である。例えば、各装置は所定のプログラムに従って、次の一連の工程の動作が自動的に行われる。
[第1工程:S1]ガス注入及び溶着に際して、ボンベ本体1の口部1aを上方に向け、口部1aの入口に封止プラグ2をセットする。ただし、この第1工程S1では、封止プラグ2は口部1aに当接しているだけで、口部1a内に挿入しているわけではない。
[第2工程:S2]ボンベ本体1の底部をクランプ部11に取り付け、クランプ部11を上方に押し上げることにより、口部1aの周辺をガス供給装置13のパッキン12により取り囲み、ガス供給装置13内に下方から挿入する。ガス供給装置13はパッキン12及び必要個所に設けられたOリングにより、ボンベ本体1の口部1aの周囲に対して密封した状態となる。また、ボンベ本体1の中間部に下部電極19を取り付ける。
[第3工程:S3]ガス供給装置13内の上部電極18を所定距離だけ押し下げると、上部電極18は封止プラグ2のフランジ部2nの上部に接し、封止プラグ2は稍々下方に押し下げられ仮装着状態となる。この仮装着状態では、図3に示すように封止プラグ2のガイドピン部2h、ガイド部2gは口部1a内に押し込まれ、ガス注入部2dの周端部2eが口部1aのテーパ部1bの下部に当接し、溶着部2bのテーパ面2cと口部1aのテーパ部1bとの間に平行状態の間隙が形成される。なお、この仮装着及び後述する本装着は、上部電極18に対して封止プラグ2を相対的に動かすことによっても実施可能である。
[第4工程:S4]第3工程S3の仮装着状態において、外部のガス供給源に接続したガス開閉弁16を開いて、ガス供給装置13内に高圧ガスを導入する。ガス供給装置13内に導入された高圧ガスは、更にテーパ面2cとテーパ部1bとの間隙を通り、ガス注入部2dのガス注入口2fを介してボンベ本体1内に注入される。
[第5工程:S5]第4工程S4のボンベ本体1内へのガス注入の終了を見図って、その直後に上部電極18を更に下降して封止プラグ2のフランジ部2nを下方に押して、図8に示すようにテーパ面2cをガイドとして溶着部2bの径を狭め、口部1aを拡げながら溶着部2bを口部1a内に強制的な本装着の圧入を始める。このとき、スリーブ2lは溶着部2bの径が必要以上に小さくならないように補強の役割を果している。
[第6工程:S6]封止プラグ2の圧入の開始に伴って、放電ダイオード25を作動して上部電極18、下部電極19間に瞬時的に電流を流す。この電流は図6に示す溶接トランス21、電源装置22により得られる。コンデンサ23に蓄電された電荷を放電することにより、電圧は数ボルトではあるが数万アンペアの電流が上部電極18、下部電極19aの間を流れ、溶着部2bと口部1aとの接触部に集中し、接続部及びその周囲をジュール熱により加熱して溶着する。
更に、通電中に封止プラグ2が完全な本装着状態となるまで上部電極18は押し下げる。この封止プラグ2の溶着による封止によって内部の高圧ガスが口部1aから漏れることはなくなる。なお、このときフランジ部2nは封止プラグ2を口部1a内に入り過ぎないようにするストッパとしても機能している。この第6工程S6は、第5工程S5における封止プラグ2の圧入による本装着が終了すると同時に行ってもよい。
[第7工程:S7]第5工程S5、第6工程S6が完了した後に、ガス開閉弁16を閉止して、ガスのガス供給装置13内への供給を停止する。同時に、上部電極18を上昇させ、下部電極19を取り外し、更にクランプ部11を下降してボンベ本体1の口部1aの周囲の密封を解除する。次いで、高圧ガスの充填が完了した図1に示すボンベ本体1をクランプ部11から取り出す。
このようにして、高圧ガスを充填したボンベ本体1に対し、口部1aの周囲のねじ部1cに使用器具を螺着しながら、封止プラグ2の封板2iを使用器具のニードルにより突き破ると、ボンベ本体1内の高圧ガスは封止プラグ2のスリーブ2lのガス排出孔2mを介して外部に吐出され、このガスを使用器具において使用できる。
1 ボンベ本体
1a 口部
1b テーパ部
2 封止プラグ
2a 基体
2b 溶着部
2c テーパ面
2d ガス注入部
2e 周端部
2f ガス注入口
2g ガイド部
2h ガイドピン部
2i 封板
2l スリーブ
2m ガス排出孔
2n フランジ部
13 ガス供給装置
16 ガス開閉弁
18 上部電極
19 下部電極
22 電源装置

Claims (5)

  1. アルミニウム製のボンベ本体の円筒状の口部に装着し該口部との間から前記ボンベ本体内にガスを注入し、前記口部に圧入すると共に電流により溶着して、前記ボンベ本体を封止するアルミニウム製のボンベ封止プラグであって、軸方向に設けた中空部と、該中空部内を閉止する薄肉の封板と、前記口部に圧入して前記口部との間の接続部を溶着する円筒状の溶着部と、該溶着部の後端側に位置し該溶着部の径よりも大きい電極接触用の円環状のフランジ部と、前記溶着部の先端側に位置しガス注入口を有する短円筒状のガス注入部と、前記溶着部の内側の前記中空部内に嵌入した別体の円筒状のスリーブとを有することを特徴とするボンベ封止プラグ。
  2. 前記溶着部の前記ガス注入部側には前記溶着部の前記口部への装着を容易とするテーパ面を形成したことを特徴とする請求項1に記載のボンベ封止プラグ。
  3. アルミニウム製のボンベ本体の口部に設けた口部と該口部に装着したアルミニウム製の封止プラグとの間から前記ボンベ本体内にガスを注入し、前記封止プラグを前記口部に電気溶着して封止するボンベ封止方法において、前記封止プラグは軸方向に設けた中空部と、該中空部内を閉止する薄肉の封板と、前記口部に圧入して前記口部との間の接続部を溶着する円筒状の溶着部と、該溶着部の後端側に位置し該溶着部の径よりも大きい電極接触用の円環状のフランジ部と、前記溶着部の先端側に位置しガス注入口を有する短円筒状のガス注入部と、前記溶着部の内側の前記中空部内に嵌入した別体の円筒状のスリーブとを備え、前記溶着部を前記口部の入口に当接する仮装着工程と、該仮装着した状態で前記口部、前記ガス注入部を介して高圧ガスを前記ボンベ本体内に注入するガス注入工程と、該ガス注入の直後に前記溶着部を前記口部内に圧入する本装着工程と、該本装着工程と同時に又はその後に前記溶着部と前記口部との間の接触部に電流を瞬時的に流し該接触部を溶着する電気溶着工程とを有することを特徴とする封止プラグを用いたボンベ封止方法。
  4. 前記封止プラグの仮装着状態において、前記ガス注入部の周端部を前記口部のテーパ部に当接し、前記口部のテーパ部と前記溶着部のテーパ面に若干の間隙を設けた平行状態とし、前記テーパ部とテーパ面間を通路とし、更に前記ガス注入部に設けたガス注入口を介して高圧ガスを前記ボンベ本体内に注入することを特徴とする請求項3に記載の封止プラグを用いたボンベ封止方法。
  5. 前記ボンベ本体に一方の電極と接触し、前記封止プラグのフランジ部に他方の電極を接触し、これらの電極間から前記接触部に電流を供給することを特徴とする請求項3又は4に記載の封止プラグを用いたボンベ封止方法。
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