JP2017002925A - ダストカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】止め輪の締め付け力の大小によらず、被固定部におけるシール機能を安定的に発揮させることを可能とするダストカバーを提供する。【解決手段】胴体部110と、胴体部110の一端側に設けられ、ソケット200に固定される被固定部120と、胴体部110の他端側に設けられ、軸部310と被取付部材400に対してそれぞれ摺動自在に備えられるシール部130と、を有するダストカバー100であって、被固定部120は、外周面側に止め輪600が取り付けられ、かつ内周面がソケット200に密着する筒状の第1シール部121と、第1シール部121の一端側に設けられるフランジ部122と、フランジ部122に設けられ、ソケット200に形成された環状凸部212に嵌合される環状溝123と、環状溝123に設けられ、環状凸部212に密着する環状の第2シール部と、を備えることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、車両などの各種装置に備えられるボールジョイントに用いられるダストカバーに関する。
従来、車両などの各種装置に備えられるボールジョイントにおいては、ジョイント部への水やダストなどの侵入を防止し、かつジョイント部からのグリースの流出を防止するためにダストカバーが用いられている。図6を参照して、従来例に係るボールジョイントに用いられるダストカバーについて説明する。図6は従来例に係るボールジョイント及びボールジョイントに装着されるダストカバーの模式的断面図である。
ボールジョイントは、軸部の一端に球形部を有するボールスタッド300と、ボールスタッド300を回転かつ揺動自在に支持するソケット200とを備えている。そして、ボールジョイントは、車体に設けられたナックルなどの被取付部材400に取り付けられる。そして、ダストカバー700は、変形可能な膜状の胴体部710と、胴体部710の一端側に設けられ、ソケット200に固定される被固定部720と、胴体部710の他端側に設けられるシール部730と、を備えている。ここで、シール部730は、ボールスタッド300における軸部に摺動自在に設けられる内周シール部731と、被取付部材400に対して摺動自在に設けられるダストリップ732とを備えている。
そして、被固定部720においては、外周面側に止め輪(サークリップ)800が取り付けられることにより、ソケット200に固定される。また、被固定部720は、その内周面がソケット200の外周面に密着することによりシール部として機能する。
しかしながら、上記のように構成されるダストカバー700の場合、被固定部720におけるシール機能が、止め輪800による締め付け力の大小により影響を受けてしまう問題がある。従って、シール性が安定せず、止め輪800による締め付け力が小さい場合には、被固定部720において十分にシール性が発揮されないおそれがある。
特開2013−245763号公報 実開平3−72112号公報
本発明の目的は、止め輪の締め付け力の大小によらず、被固定部におけるシール機能を安定的に発揮させることを可能とするダストカバーを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明のダストカバーは、
軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、を備え、かつ前記軸部における前記球形部とは反対側が被取付部材に取り付けられるボールジョイントに用いられるダストカバーにおいて、
変形可能な胴体部と、該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに固定される被固定部と、該胴体部の他端側に設けられ、前記軸部(本発明においては、ボールスタッドにおける軸部自体の他、当該軸部の外周面側に設けられた別の部材の場合も含む。以下、同様)と被取付部材(本発明においては、被取付部材自体の他、被取付部材の端面側に設けられた別の部材の場合も含む。以下、同様)に対してそれぞれ摺動自在に備えられるシール部と、を有するダストカバーであって、
前記被固定部は、
外周面側に止め輪が取り付けられ、かつ内周面が前記ソケットに密着する筒状の第1シール部と、
第1シール部の一端側に設けられるフランジ部と、
該フランジ部に設けられ、前記ソケットに形成された被嵌合部に嵌合される嵌合部と、
該嵌合部に設けられ、前記被嵌合部に密着する環状の第2シール部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、止め輪の締め付け力の大小によりシール性が影響され得る第1シール部だけでなく、ソケットに形成された被嵌合部に嵌合される嵌合部に設けられた第2シール部によっても、シール機能が発揮される。従って、シール性について、止め輪の締め付け力の大小の影響を低減させることができ、被固定部におけるシール機能を安定的に発揮させることができる。
前記被嵌合部は環状凸部により構成されており、
前記嵌合部は、前記環状凸部に嵌合される環状溝であるとよい。
これにより、環状凸部と環状溝との嵌合部において、入り組んだ構造が形成されるため、ラビリンス効果によるシール機能が発揮される。
第2シール部は、前記環状溝に設けられ、かつ前記環状凸部の両側面と先端面に対してそれぞれ密着する3つの環状突起からなるとよい。
これにより、第2シール部においては、3か所にシール部が形成され、シール機能を十分発揮させることができる。
前記被嵌合部は環状溝により構成されており、
前記嵌合部は、前記環状溝内に嵌合される環状凸部であるとよい。
この構成を採用した場合でも、環状凸部と環状溝との嵌合部において、入り組んだ構造が形成されるため、ラビリンス効果によるシール機能が発揮される。
第2シール部は、前記環状凸部に設けられ、かつ前記環状溝の両側面と溝底面に対してそれぞれ密着する3つの環状突起からなるとよい。
この構成を採用した場合でも、第2シール部においては、3か所にシール部が形成され、シール機能を十分発揮させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、止め輪の締め付け力の大小によらず、被固定部におけるシール機能を安定的に発揮させることができる。
図1は本発明の実施例1に係るボールジョイント及びボールジョイントに装着されるダストカバーの模式的断面図である。 図2は本発明の実施例1に係るダストカバーの模式的断面図である。 図3は本発明の実施例2に係るボールジョイント及びボールジョイントに装着されるダストカバーの模式的断面図である。 図4は本発明の実施例2に係るダストカバーの模式的断面図である。 図5は本発明の実施例3に係るボールジョイント及びボールジョイントに装着されるダストカバーの模式的断面図である。 図6は従来例に係るボールジョイント及びボールジョイントに装着されるダストカバーの模式的断面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1及び図2を参照して、本発明の実施例1に係るダストカバーについて説明する。図1は本発明の実施例1に係るボールジョイント及びボールジョイントに装着されるダストカバーの模式的断面図である。なお、図1においては、ボールジョイントに備えられるボールスタッドの軸部の中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。また、図1中には、丸で囲った部分を拡大した断面図も示されている。図2は本発明の実施例1に係るダストカバーの模式的断面図である。なお、図2においては、ダストカバーが変形していない状態で、環状のダストカバーの中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。
<ボールジョイント>
特に、図1を参照して、本実施例に係るダストカバー100を適用可能なボールジョイントの一例を説明する。ボールジョイントは、軸部310の一端に球形部320を有するボールスタッド300と、ボールスタッド300を回転かつ揺動自在に支持するソケット200とを備えている。そして、軸部310における球形部320とは反対側が、車体に設けられたナックルなどの被取付部材400に固定される。ソケット200は、環状のケース210と、ケース210の底側に固定される底板220と、球形部320の軸受230とを備えている。軸受230は、球形部320の曲率半径と同径の球形状の面で構成された軸受面231を有している。ボールスタッド300における軸部310は、ナット500によって、被取付部材400に固定される。
そして、ジョイント部への水やダストなどの侵入を防止し、かつジョイント部からのグリースの流出を防止するためにダストカバー100が用いられている。
<ダストカバー>
ダストカバー100の全体構成について説明する。ダストカバー100は、ゴムなどの弾性体により構成される。そして、このダストカバー100は、変形可能な環状かつ膜状の胴体部110と、胴体部110の一端側に設けられ、ソケット200に固定される被固定部120と、胴体部110の他端側に設けられるシール部130とを一体に有している。
以上のように構成されるダストカバー100においては、ソケット200に対してボールスタッド300が揺動する(矢印A方向に揺動する)と、胴体部110が変形する。また、ソケット200に対してボールスタッド300が回転する(矢印B方向に回転する)と、シール部130はボールスタッド300の軸部310と被取付部材400に対してそ
れぞれ摺動する。これにより、ソケット200に対してボールスタッド300が揺動しても回転しても、ダストカバー100によりシール機能が発揮される。
<シール部>
本実施例に係るシール部130について、より詳しく説明する。シール部130は、ボールスタッド300の軸部310の外周表面に対して摺動自在な内周シール部131と、被取付部材400の端面に対して摺動自在なダストリップ132とを備えている。内周シール部131は、径方向内側に突出する環状凸部により構成されている。なお、本実施例では1つの内周シール部を設けているが、内周シール部は2つ以上設けてもよい。ダストリップ132は、径方向外側かつ被取付部材400の端面に向かって傾斜する傾斜部分により構成されている。なお、シール部130の内部に、金属などから構成される補強環を埋め込んだ構成を採用することもできる。
<被固定部>
本実施例に係る被固定部120について、より詳しく説明する。被固定部120は、筒状(本実施例では円筒状)の第1シール部121と、第1シール部121の一端側に設けられるフランジ部122と、フランジ部122に設けられる嵌合部としての環状溝123とを備えている。第1シール部121においては、その外周面側に止め輪(サークリップ)600が取り付けられ、かつ内周面がソケット200のケース210に設けられた円筒状の突出部211の外周面に密着する。また、環状溝123は、ソケット200のケース210に形成された被嵌合部としての環状凸部212に嵌合される。そして、環状溝123には、環状凸部212に密着する環状の第2シール部が設けられている。本実施例に係る第2シール部は、環状凸部212の両側面と先端面に対してそれぞれ密着する3つの環状突起123a,123b,123cからなる。このように、本実施例に係る被固定部120においては、第1シール部121と、第2シール部(3つの環状突起123a,123b,123c)とによりシール部が形成される。
<本実施例に係るダストカバーの優れた点>
以上のように、本実施例に係るダストカバー100によれば、止め輪600の締め付け力の大小によりシール性が影響され得る第1シール部121だけでなく、ソケット200に形成された環状凸部212に嵌合される環状溝123に設けられた第2シール部によっても、シール機能が発揮される。従って、シール性について、止め輪600の締め付け力の大小の影響を低減させることができ、被固定部120におけるシール機能を安定的に発揮させることができる。
また、環状凸部212と環状溝123との嵌合部において、入り組んだ構造が形成されるため、ラビリンス効果によるシール機能が発揮される。更に、第2シール部は、環状凸部212の両側面と先端面に対してそれぞれ密着する3つの環状突起123a,123b,123cからなる。これにより、第2シール部においては、3か所にシール部が形成され、シール機能を十分発揮させることができる。
(実施例2)
図3及び図4には、本発明の実施例2が示されている。本実施例においては、ダストカバーにおける被固定部のフランジ部に関連する構成が、上記実施例1とは異なる場合について説明する。その他の基本的な構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図3は本発明の実施例2に係るボールジョイント及びボールジョイントに装着されるダストカバーの模式的断面図である。なお、図3においては、ボールジョイントに備えられるボールスタッドの軸部の中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。図4は本発
明の実施例2に係るダストカバーの模式的断面図である。なお、図4においては、ダストカバーが変形していない状態で、環状のダストカバーの中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。
<ボールジョイント>
特に、図3を参照して、本実施例に係るダストカバー100aを適用可能なボールジョイントの一例を説明する。本実施例に係るボールジョイントにおいても、上記実施例1の場合と同様に、ボールスタッド300と、ソケット200aとを備え、被取付部材400に取り付けられる。ボールスタッド300及び被取付部材400については、上記実施例1で示した構成と同一である。また、本実施例に係るソケット200aにおいても、上記実施例1の場合と同様に、ケース210aと、底板220と、軸受230とを備えている。本実施例では、ケース210aの形状のみが、実施例1の場合と異なっている。
<ダストカバー>
ダストカバー100aの全体構成について説明する。本実施例に係るダストカバー100aも、ゴムなどの弾性体により構成される。そして、本実施例に係るダストカバー100aにおいても、胴体部110と、胴体部110の一端側に設けられ、ソケット200に固定される被固定部140と、胴体部110の他端側に設けられるシール部130とを一体に有している。胴体部110及びシール部130の構成については、上記実施例1の場合と同一であるので、これらの説明は省略する。
<被固定部>
図3及び図4を参照して、本実施例に係る被固定部140について、より詳しく説明する。被固定部140は、筒状(本実施例では円筒状)の第1シール部141と、第1シール部141の一端側に設けられるフランジ部142と、フランジ部142に設けられる嵌合部としての環状溝143とを備えている。第1シール部141においては、その外周面側に止め輪(サークリップ)600が取り付けられ、かつ内周面がソケット200aのケース210aに設けられた円筒状の突出部211の外周面に密着する。また、環状溝143は、ソケット200aのケース210aに形成された被嵌合部としての環状凸部212aに嵌合される。そして、環状溝143には、環状凸部212aに密着する環状の第2シール部が設けられている。本実施例に係る第2シール部は、環状凸部212aの両側面と先端面に対してそれぞれ密着する3つの環状突起143a,143b,143cからなる。このように、本実施例に係る被固定部140においても、第1シール部141と、第2シール部(3つの環状突起143a,143b,143c)とによりシール部が形成される。ここで、上記実施例1におけるフランジ部122の場合には、筒状の第1シール部121の一端から、第1シール部121の中心軸線に対して垂直方向かつ径方向外側に向かって伸びるように構成されている。これに対し、本実施例に係るフランジ部142の場合には、筒状の第1シール部141の一端側から、一端側に向かうにつれて拡径するようにテーパ状に伸びている。このように、フランジ部に関連する構成(形状)のみ、上記実施例1と実施例2とで異なっている。
以上のように構成された本実施例に係るダストカバー100aにおいても、上記実施例1と同様の効果を得ることができる。
(実施例3)
図5には、本発明の実施例3が示されている。本実施例においては、嵌合部と被嵌合部の構造が、上記実施例2とは異なる場合の構成を示す。その他の基本的な構成および作用については実施例1,2と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図5は本発明の実施例3に係るボールジョイント及びボールジョイントに装着されるダストカバーの模式的断面図である。なお、図5においては、ボールジョイントに備えられるボールスタッドの軸部の中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。
<ボールジョイント>
本実施例に係るダストカバー100bを適用可能なボールジョイントの一例を説明する。本実施例に係るボールジョイントにおいても、上記実施例1の場合と同様に、ボールスタッド300と、ソケット200bとを備え、被取付部材400に取り付けられる。ボールスタッド300及び被取付部材400については、上記実施例1で示した構成と同一である。また、本実施例に係るソケット200bにおいても、上記実施例1の場合と同様に、ケース210bと、底板220と、軸受230とを備えている。本実施例では、ケース210bの形状のみが、実施例1の場合と異なっている。
<ダストカバー>
ダストカバー100bの全体構成について説明する。本実施例に係るダストカバー100bも、ゴムなどの弾性体により構成される。そして、本実施例に係るダストカバー100bにおいても、胴体部110と、胴体部110の一端側に設けられ、ソケット200bに固定される被固定部150と、胴体部110の他端側に設けられるシール部130とを一体に有している。胴体部110及びシール部130の構成については、上記実施例1の場合と同一であるので、これらの説明は省略する。
<被固定部>
本実施例に係る被固定部150について、より詳しく説明する。被固定部150は、筒状(本実施例では円筒状)の第1シール部151と、第1シール部151の一端側に設けられるフランジ部152と、フランジ部152に設けられる嵌合部としての環状凸部153とを備えている。第1シール部151においては、その外周面側に止め輪(サークリップ)600が取り付けられ、かつ内周面がソケット200bのケース210bに設けられた円筒状の突出部211の外周面に密着する。また、環状凸部153は、ソケット200bのケース210bに形成された被嵌合部としての環状溝212bに嵌合される。そして、環状凸部153には、環状溝212bに密着する環状の第2シール部が設けられている。本実施例に係る第2シール部は、環状溝212bの両側面と溝底面に対してそれぞれ密着する3つの環状突起153a,153b,153cからなる。このように、本実施例に係る被固定部150においても、第1シール部151と、第2シール部(3つの環状突起153a,153b,153c)とによりシール部が形成される。ここで、上記実施例1におけるフランジ部122の場合には、筒状の第1シール部121の一端側から、第1シール部121の中心軸線に対して垂直方向かつ径方向外側に向かって伸びるように構成されている。これに対し、本実施例に係るフランジ部152の場合には、上記実施例2の場合と同様に、筒状の第1シール部151の一端から、一端側に向かうにつれて拡径するようにテーパ状に伸びている。
以上のように構成された本実施例に係るダストカバー100bにおいても、上記実施例1,2と同様の効果を得ることができる。なお、上記実施例1に示す構成において、本実施例の場合のように、フランジ部に嵌合部としての環状凸部を環状溝の代わりに設け、ソケットに被嵌合部としての環状溝を環状凸部の代わりに形成する構成を採用することもできる。
(その他)
上記実施例においては、ダストリップ132が摺動する部材がナックルなどの被取付部材400自体の場合を示した。しかしながら、本発明においては、ダストリップ132が摺動する部材は被取付部材400に限定されることはない。例えば、特開平11−632
45号公報に開示された技術のように、ナックルに当接するフェルールが備えられる構成においては、ダストリップ132が摺動する部材がフェルールの場合にも適用可能である。また、上記実施例においては、内周シール部131が、ボールスタッド300の軸部310の外周表面に対して直接摺動する場合を示した。しかしながら、本発明においては、ボールスタッドの軸部に固定された別の部材の外周表面に対して内周シール部が摺動自在に構成される場合にも適用可能である。例えば、上記の特開平11−63245号公報に開示された技術のように、内周シール部がフェルールに対して摺動するように構成されている場合にも、本発明を適用することができる。また、上記各実施例においては、環状の第2シール部が、3つの環状突起からなる構成を示したが、本発明においては、必ずしも、そのような構成に限定されることはない。
100,100a,100b ダストカバー
110 胴体部
120,140,150 被固定部
121,141,151 第1シール部
122,142,152 フランジ部
123,143 環状溝
123a,123b,123c,143a,143b,143c,153a,153b,153c 環状突起
130 シール部
131 内周シール部
132 ダストリップ
153 環状凸部
200,200a,200b ソケット
210,210a,210b ケース
211 突出部
212,212a 環状凸部
212b 環状溝
220 底板
230 軸受
231 軸受面
300 ボールスタッド
310 軸部
320 球形部
400 被取付部材
500 ナット
600 止め輪

Claims (5)

  1. 軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、を備え、かつ前記軸部における前記球形部とは反対側が被取付部材に取り付けられるボールジョイントに用いられるダストカバーにおいて、
    変形可能な胴体部と、該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに固定される被固定部と、該胴体部の他端側に設けられ、前記軸部と被取付部材に対してそれぞれ摺動自在に備えられるシール部と、を有するダストカバーであって、
    前記被固定部は、
    外周面側に止め輪が取り付けられ、かつ内周面が前記ソケットに密着する筒状の第1シール部と、
    第1シール部の一端側に設けられるフランジ部と、
    該フランジ部に設けられ、前記ソケットに形成された被嵌合部に嵌合される嵌合部と、
    該嵌合部に設けられ、前記被嵌合部に密着する環状の第2シール部と、
    を備えることを特徴とするダストカバー。
  2. 前記被嵌合部は環状凸部により構成されており、
    前記嵌合部は、前記環状凸部に嵌合される環状溝であることを特徴とする請求項1に記載のダストカバー。
  3. 第2シール部は、前記環状溝に設けられ、かつ前記環状凸部の両側面と先端面に対してそれぞれ密着する3つの環状突起からなることを特徴とする請求項2に記載のダストカバー。
  4. 前記被嵌合部は環状溝により構成されており、
    前記嵌合部は、前記環状溝内に嵌合される環状凸部であることを特徴とする請求項1に記載のダストカバー。
  5. 第2シール部は、前記環状凸部に設けられ、かつ前記環状溝の両側面と溝底面に対してそれぞれ密着する3つの環状突起からなることを特徴とする請求項4に記載のダストカバー。
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