JP2016540489A - 車両に電力を供給するカテナリの電圧を制御するための方法及び装置 - Google Patents

車両に電力を供給するカテナリの電圧を制御するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、車両に電力を供給するカテナリの電圧を制御するための方法及び装置に関する。第1の車両は、− 第1の車両に近接する第2の車両の牽引コマンド又は回生コマンドを検出し、− 第2の車両の回生コマンドが検出されると、第1の車両によって第1の車両の電動機駆動装置に供給される電力を増加させ、− 第2の車両の牽引コマンドが検出されると、第1の車両によって第1の車両の電動機駆動装置に供給される電力を減少させる。

Description

本発明は、概して、車両に電力を供給するカテナリの電圧を制御するための方法及び装置に関する。
電気鉄道、路面電車又はメトロポリタンシステムは、変電所を介して公共送電網に接続される。変電所は、公共送電網からカテナリに、カテナリから公共送電網に電力を変換する。カテナリは、車両のパンタグラフに又はパンタグラフから電力を伝達する。
制動エネルギの回収は、鉄道システムのエネルギ消費を削減するのに極めて重要である。
電動機駆動装置及びパンタグラフを装備した車両は、電磁ブレーキから利益を得ることができ、且つ制動力を電力に変換することができる。次に、この電力は、カテナリシステムに供給して付近の車両によって消費することができ、又は付近の変電所によって送電網へ戻してもよい。
カテナリにおける電圧降下のために、車両が回生電力をカテナリに注入すると、車両の近くでカテナリ電圧が増加する。過電圧を回避するために、車両は、電流絞りを実行しなければならない。電圧が高くなり過ぎると、電動機駆動装置によって回生された電力の一部がローカルレオスタットに供給され、回生電力の一部のみがカテナリに注入される。その結果、回生電力のかなりの部分が、制動中にレオスタットにおいて消散される熱として失われる。
電流絞りはまた、電線における消費電力と比較して、制動電力の過剰分を消費するのに不可欠である。その問題は、変電所が電力を送電網に戻すことができない場合に非常に重大である。ほとんどの直流鉄道、路面電車又はメトロポリタンシステムは、可逆的な変電所を装備していない。何故なら、鉄道システムからの電流の大量の注入に対処するように送電網が設計されていないからである。かかる注入は、送電網の運用に不安定性をもたらす可能性があり、ほとんどの国で規則によって禁止されている。
搭載された又は路傍の貯蔵システムなしに、不可逆的な変電所を装備した電気鉄道システムに関し、絞りのためにレオスタットにおいて消費される余分な制動電力は、電線の総消費電力の30%などの高い損失を表す可能性がある。
図1は、先行技術による鉄道システムにおける2台の近接する車両の速度、消費電力、及びカテナリ電圧を表す。
太字の曲線は、第1の車両Aに関し、他の曲線は、第2の車両Bに関する。
図1の(a)は、2台の近接する車両の速度を表す。
図1の(a)の水平軸は、時間を表す。
図1の(a)の垂直軸は、車両の速度を表す。
100と記された期間中に、第1の車両Aは加速し、車両Aの速度は車両Aの電動機駆動装置の稼働下で増加し、車両Aはカテナリによって送出された電力を消費する。
101、102、103、104及び105と記された期間中に、第1の車両Aは惰走し、車両Aの速度は、レール/道路と車両Aの車輪との間の接触の抵抗作用とともに、空気中での車両Aの進入動作の抵抗作用の下でゆっくりと低下する。
106と記された期間中に、第1の車両Aは減速し、車両Aの速度は車両Aの電動機駆動装置の電磁ブレーキの作用下で低下し、車両Aは電力を回生する。
100及び101と記された期間中に、第2の車両Bは惰走し、車両Bの速度はレール/道路と車両Bの車輪との間の接触の抵抗作用とともに、空中での車両Bの進入動作の抵抗作用の下でゆっくりと低下する。
102と記された期間中に、第2の車両Bは減速し、車両Bの速度は車両Bの電動機駆動装置の電磁ブレーキの作用下で低下し、車両Bは電力を回生する。
103と記された期間中に、第2の車両Bは停車する。
104と記された期間中に、第2の車両Bは加速し、車両Bの速度は車両Bの電動機駆動装置の稼働下で増加し、車両Bはカテナリによって送出された電力を消費する。
105及び106と記された期間中に、第2の車両Bは惰走し、車両Bの消費電力はゆっくりと減少する。
図1の(b)は、2台の近接する車両の牽引電力(traction power)を表す。
期間100中に、車両Aの牽引電力は車両Aが加速するために高い。期間102中に、車両Bの牽引電力は車両Bが減速するために負である。
期間104中に、車両Bの牽引電力は、車両Bが加速するために高い。
期間106中に、車両Aの牽引電力は、車両Aが減速するために負である。
図1の(c)は、車両Aのパンタグラフにおいて測定されたカテナリ電圧の、加速と、制動中に回生する電力とによる変動を表す。
図1の(c)の水平軸は、時間を表す。
図1の(c)の垂直軸は、車両Aのパンタグラフにおいて測定されたカテナリ電圧を表す。
期間100中に、カテナリ電圧は、車両Aが加速し、カテナリによって送出された電力を消費するために低下する。
期間101中に、カテナリ電圧は、車両A及びBが惰走し、且つカテナリからの電力を消費もせず、カテナリへ電力を回生もしないため、安定している。
期間102中に、カテナリ電圧は、車両Bが減速し、且つ回生電力をカテナリに注入するため、増加する。車両Bのパンタグラフのカテナリ電圧が、所定の値より高くなると、車両Bはそのレオスタットにおいて回生電力の一部を消費する。
期間103中に、カテナリ電圧は、車両Aが惰走し、車両Bが停車するため、安定している。
期間104中に、車両Bのパンタグラフのカテナリ電圧は、車両Bが加速し、且つカテナリによって送出された電力を消費するため、低下する。車両Aが、車両Bの近くに存在するため、車両Aのパンタグラフのカテナリ電圧もまた低下する。
期間105中に、カテナリ電圧は、車両A及びBが惰走するために安定している。
期間106中に、カテナリ電圧は、車両Aが減速し、且つ回生電力をカテナリに注入するため、増加する。車両Aのパンタグラフのカテナリ電圧が、所定の値より高くなると、車両Aは、そのレオスタットにおいて回生電力の一部を消費する。
本発明は、電気鉄道システムにおけるレオスタット損失レベルを低下させること、及び安定したカテナリ電圧を維持することを目的とする。
その目的のために、本発明は、車両に電力を供給するカテナリの電圧を制御するための方法であって、各車両が電動機駆動装置を含む、方法において、第1の車両によって実行されるステップであって、
− 第1の車両に近接する第2の車両の牽引コマンド又は回生コマンドを検出するステップと、
− 第2の車両の回生コマンドが検出されると、第1の車両によって第1の車両の電動機駆動装置に供給される電力を増加させるステップと、
− 第2の車両の牽引コマンドが検出されると、第1の車両によって第1の車両の電動機駆動装置に供給される電力を減少させるステップと、
を含むことを特徴とする方法に関する。
本発明はまた、車両に電力を供給するカテナリの電圧を制御するための装置であって、各車両が電動機駆動装置を含む、装置において、第1の車両に含まれ、且つ、
− 第1の車両に近接する第2の車両の牽引コマンド又は回生コマンドを検出するための手段と、
− 第2の車両の回生コマンドが検出されると、第1の車両によって第1の車両の電動機駆動装置に供給される電力を増加させるための手段と、
− 第2の車両の牽引コマンドが検出されると、第1の車両によって第1の車両の電動機駆動装置に供給される電力を減少させるための手段と、
を含むことを特徴とする装置に関する。
従って、第2の車両が回生を命令すると、回生電力のより多くの部分は、第1の車両によって消費される。その結果、第1の車両のパンタグラフにおけるカテナリ電圧は低下し、カテナリ電圧は、より良く安定される。その結果、第2の車両は、電流絞りのレベルを低下させ、第2の車両のレオスタットにおいて浪費される回生電力は、より少ない。
更に、第2の車両が、牽引を命令すると、第1の車両によって消費される電力は低減される。その結果、第1の車両のパンタグラフにおけるカテナリ電圧は増加され、カテナリ電圧は、より良く安定される。その結果、第2の車両は、より高い牽引電力を消費することができる。
特定の特徴によれば、第1の車両によって第1の車両の電動機駆動装置に供給される電力の増加又は減少は、第1の車両が惰走モードである場合に実行される。
従って、本発明は、第1の車両が加速モードにある場合に、カテナリ電圧が増加するときの速度限界を第1の車両が超過しないように予防する。同様に、本発明は、第1の車両がブレーキをかけている場合で、電圧が低くなるときに第1の車両が短い停車をしないように予防する。
特定の特徴によれば、第1の車両のプロファイルに従って惰走モードが決定される。
従って、第1の車両が惰走モードであるように要求される時間及び位置を走行プロファイルが示すため、第1の車両は、時間又は位置のいずれかから、それがいつ惰走モードで動作しなければならないかを容易に決定することができる。
特定の特徴によれば、牽引コマンド又は回生コマンドを検出するステップは、
− カテナリ上の電圧を監視するステップと、
− 監視された電圧が第1の閾値より低い場合に、牽引コマンドを検出するステップと、
− 監視された電圧が第2の閾値より高い場合に、回生コマンドを検出するステップと、
を更に含む。
従って、カテナリ電圧が、第2の車両による電力の消費で瞬間的に低下し、且つ第2の車両による回生電力の注入で瞬間的に増加するため、第1の車両は、第2の車両と通信するための手段なしに、第2の車両からの牽引コマンド又は回生コマンドを瞬間的に検出することができる。
特定の特徴によれば、牽引コマンド又は回生コマンドは、ディスパッチャからメッセージを受信することによって検出される。
従って、ディスパッチャは、第2の車両による電力消費/回生に起因する電圧変動の安定化に寄与するように、第2の車両からかなり離れて位置する車両に指示することができる。より多くの数の第1の車両が、余分な制動エネルギのより多くの部分を消費でき、第2の車両におけるレオスタットの損失の更なる低下につながる。
特定の特徴によれば、方法は、第1の車両の牽引コマンド又は回生コマンドが検出されると、ディスパッチャにメッセージを転送する更なるステップを含む。
従って、ディスパッチャは、第1の車両の電力状態を通知され、且つ、第1の車両の近くでカテナリ電圧の安定化に最も良く寄与できる適切な第3の車両がどれかを決定することができる。
更に別の態様によれば、本発明は、プログラム可能な装置に直接ロード可能なコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがプログラム可能な装置上で実行される場合に、本発明による方法ステップを実行するための命令又はコードの一部を含むコンピュータプログラムに関する。
コンピュータプログラムに関する特徴及び利点が、本発明による方法及び装置に関連して上記で提示したものと同じであるため、それらは、ここでは繰り返さない。
本発明の特徴は、例示的な実施形態の以下の説明を読めばより明らかになろう。前記説明は、添付の図面に関連して作成されている。
本発明が実施されない鉄道システムにおける2台の近接する車両の速度、消費電力及びカテナリ電圧を表す。 本発明が実施されるシステムにおける車両を表す。 本発明が第2の実現形態に従って実施されるディスパッチャのアーキテクチャを表す図である。 本発明の第1及び第2の実現形態に従って、車両及び近接する車両によって実行されるアルゴリズムを開示する。 本発明が実施される鉄道システムにおける2台の近接する車両のパンタグラフにおける速度、消費電力及びカテナリ電圧を表す。 本発明の第2の実現形態に従って、車両により実行されるアルゴリズムを開示する。 本発明の第2の実現形態に従って、ディスパッチャにより実行されるアルゴリズムを開示する。 電圧カテナリに従って車両の電動機駆動装置に供給される電力を決定するための曲線の例を開示する。
図2は、本発明が実施されるシステムにおける車両を表す。
図2に、車両210が示されている。車両210は、車両210をカテナリ220に連結するパンタグラフ215を有する。
本発明の第2の実現形態によれば、システムは、ディスパッチャ240を含む。
車両210は、車両に電力を供給するカテナリの電圧を制御するための装置を含む。車両に電力を供給するカテナリの電圧を制御するための装置は、例えば、通信バス201によって一緒に接続されるコンポーネントと、図4又は6に開示されているようなプログラムによって制御されるプロセッサ200と、に基づいたアーキテクチャを有する。
通信バス201は、読み取り専用メモリROM202と、ランダムアクセスメモリRAM203と、電力変換手段206と、牽引コマンドモジュール208と、本発明の異なる実現形態に従って、通信インターフェース205と、カテナリ電圧検出手段207と、牽引コマンド検出手段209とに、プロセッサ200を連結する。
メモリ203は、図4又は6に開示されているようなアルゴリズムに関係するプログラムの変数及び命令を受信するように意図されたレジスタを含む。
読み取り専用メモリ202は、図4又は6に開示されているようなアルゴリズムに関係するプログラムの命令を含み、命令は、車両に電力を供給するカテナリの電圧を制御するための装置が電源を投入されると、ランダムアクセスメモリ203に転送される。
車両に電力を供給するカテナリの電圧を制御するための装置は、本発明の第2の実現形態に従って、通信インターフェース205を含む。例えば、通信インターフェース205は、無線インターフェース、又は電力ネットワークを通した通信を可能にする通信インターフェースである。
車両に電力を供給するカテナリの電圧を制御するための装置は、本発明の第1の実現形態に従って、カテナリ220の電圧変動を検出可能なカテナリ電圧検出手段207及び牽引コマンドの変更を検出可能な牽引コマンド検出手段209を含む。
図4又は6に関連して以下で説明されるアルゴリズムのいずれか又は全てのステップは、PC(パーソナルコンピュータ)、DSP(デジタル信号プロセッサ)又はマイクロコントローラなどのプログラム可能な計算機による命令又はプログラムセットの実行によってソフトウェアで実行されてもよく、そうでなければFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)若しくはASIC(特定用途向け集積回路)などのマシン若しくは専用コンポーネントによってハードウェアで実行されてもよい。
換言すれば、車両に電力を供給するカテナリの電圧を制御するための装置は、車両に電力を供給するカテナリの電圧を制御するための装置に、図4又は6に関連して以下で説明されるアルゴリズムのステップを実行させる回路、又は回路を含む装置を含む。
本発明によれば、車両に電力を供給するカテナリの電圧を制御するための装置は、
− 第1の車両に近接する第2の車両の牽引コマンド又は回生コマンドを検出するための手段と、
− 第2の車両の回生コマンドが検出されると、第1の車両によって第1の車両の電動機駆動装置に供給される電力を増加させるための手段と、
− 第2の車両の牽引コマンドが検出されると、第1の車両によって第1の車両の電動機駆動装置に供給される電力を減少させるための手段と、
を含む。
図3は、本発明が第2の実現形態に従って実施されるディスパッチャのアーキテクチャを表す図である。
ディスパッチャ240は、例えば、バス301によって一緒に接続されるコンポーネントと、図7に開示されているようなプログラムによって制御されるプロセッサ300と、に基づいたアーキテクチャを有する。
バス301は、読み取り専用メモリROM302、ランダムアクセスメモリRAM303及び通信インターフェース305にプロセッサ300を連結する。
メモリ303は、図7に開示されているようなアルゴリズムに関係するプログラムの変数及び命令を受信するように意図されたレジスタを含む。
プロセッサ300は、通信インターフェース305の動作を制御する。
読み取り専用メモリ302は、図7に開示されるようなアルゴリズムに関係するプログラムの命令を含み、命令は、ディスパッチャ240が電源を投入されると、ランダムアクセスメモリ303に転送される。
ディスパッチャ240は、通信インターフェース305を通して通信ネットワークに接続される。例えば、通信インターフェース305は、無線インターフェース、又は電力ネットワークを通した通信を可能にする通信インターフェースである。
ネットワークインターフェース305を通して、ディスパッチャ240は、車両へメッセージを転送しても且つ/又は車両からメッセージを受信してもよい。
図7に関連して以下で説明されるアルゴリズムのいずれか又は全てのステップは、PC(パーソナルコンピュータ)、DSP(デジタル信号プロセッサ)又はマイクロコントローラなどのプログラム可能な計算機による命令又はプログラムセットの実行によってソフトウェアで実行されてもよく、そうでなければFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)若しくはASIC(特定用途向け集積回路)などのマシン若しくは専用コンポーネントによってハードウェアで実行されてもよい。
換言すれば、ディスパッチャ240は、図7に関連して以下で説明されるアルゴリズムのステップをディスパッチャ240に実行させる回路、又は回路を含む装置を含む。
図4は、本発明の第1及び第2の実現形態に従って、車両及び近接する車両によって実行されるアルゴリズムを開示する。
より正確には、本アルゴリズムは、プロセッサ200によって実行される。
ステップS400において、プロセッサ200は、本アルゴリズムを開始する。
次のステップS401において、プロセッサ200は、車両の走行プロファイルを取得する。走行プロファイルは、車両が所与の予定に従って時間通りである場合に、車両があるべき時間、位置、速度を示す。
次のステップS402において、プロセッサ200は、車両の位置及び速度を取得する。
次のステップS403において、プロセッサ200は、車両を予定通りに維持するために、車両に設定される目標牽引電力コマンド又は回生電力コマンドを決定する。牽引電力コマンドは、正の牽引電力レベルに対応し、回生電力コマンドは、負の牽引電力レベルに対応する。
例として、プロセッサ200は、次の時間ステップにおける走行プロファイルの位置及び速度に到達するために、時間を推定し、且つ推定された時間に必要とされる目標牽引電力コマンド又は回生電力コマンドを走行プロファイルから決定する。
例として、プロセッサ200は、車両の質量に印加される抵抗及び重力を考慮し、必要とされる加速又は減速の推定によって、走行プロファイルにおける予定を維持するために必要とされる目標牽引電力コマンド又は回生電力コマンドを推定する。
別の例として、目標牽引電力コマンド又は回生電力コマンドは、ステップS402における測定された位置及び速度から観察されたどのような遅延/先行も低減するために更に決定される。
プロセッサ200は、目標牽引電力コマンド又は回生電力コマンドを最も近い所定の牽引電力レベルNに丸める。所定の牽引電力レベルは、ノッチと呼ばれる。正のノッチは、車両の加速に有利な牽引コマンドに対応し、一方で負のノッチは、車両の減速に有利な制動コマンドに対応する。例えば、それらは、4つの正のノッチと、4つの負のノッチと、惰走モード及びヌルの牽引電力レベルに対応する1つのヌルのノッチと、である。
次のステップS404において、プロセッサ200は、車両が惰走しているかどうかをチェックする。ステップS403において、目標牽引コマンド又は回生電力コマンドがヌルであるとプロセッサ200が判定した場合に、車両は、惰走している。車両が惰走している場合に、プロセッサ200は、ステップS405に進む。そうでなければ、プロセッサ200は、ステップS411に進む。
ステップS405において、プロセッサ200は、近接する車両が、牽引電力コマンド又は回生電力コマンドモードを適用しているかどうかをチェックする。
本発明の第1の実現形態に従って、プロセッサ200は、検出手段207によって検出されたパンタグラフ電圧が第1の電圧値V未満である場合に、近接する車両が牽引電力コマンドを適用していると判定する。近接する車両が加速すると、近接する車両の電動機駆動装置によって必要とされる電力は増加し、カテナリにおける抵抗損のために、カテナリ上のカテナリ電圧の低下をもたらす。
本発明の第1の実現形態に従って、プロセッサ200は、検出手段207によって検出されたパンタグラフ電圧が第2の電圧値Vより高い場合に、近接する車両が回生電力コマンドを適用していると判定する。近接する車両が減速すると、近接する車両の電動機駆動装置によってカテナリに供給される電力は増加し、カテナリにおける抵抗損のために、カテナリ電圧の増加をもたらす。
本発明の第2の実現形態に従って、プロセッサは、ディスパッチャ240から通信インターフェース205によって受信されたメッセージに従って、近接する車両が牽引又は回生電力コマンドを適用していると判定する。
次のステップS406において、プロセッサ200は、近接する車両が牽引電力コマンドを適用しているかどうかをチェックする。
近接する車両が牽引電力コマンドを適用している場合に、プロセッサ100は、ステップS410に進む。そうでなければ、プロセッサ200は、ステップS407に進む。
ステップS407において、プロセッサ200は、近接する車両が回生電力コマンドを適用しているかどうかをチェックする。
近接する車両が回生電力コマンドを適用している場合に、プロセッサ200は、ステップS408に進む。そうでなければ、プロセッサ200は、ステップS409に進む。
ステップS408において、プロセッサ200は、ステップS403で決定された目標牽引コマンドN+或る所定の補正コマンドΔNに従って、車両の電動機駆動装置によって適用される牽引電力レベルを設定する。典型的な例として、補正コマンドΔNは、車両の最大牽引電力に対応するノッチNmaxの4分の1に設定される。
その後、プロセッサ200は、ステップS411に進む。
ステップS409において、プロセッサ200は、車両の電動機駆動装置によって適用される牽引電力レベルを修正しない。その後、プロセッサ200は、ステップS411に進む。
ステップS410において、プロセッサ200は、ステップS403で決定された牽引コマンドN−所定の補正コマンドΔNに従って、車両の電動機駆動装置によって適用される牽引電力レベルを設定する。その後、プロセッサ200は、ステップS411に進む。
ステップS411において、プロセッサ200は、ステップS408、S409又はS410において決定された牽引電力レベルを適用するように電動機駆動装置に命令する。
その後、プロセッサ200は、ステップS412に進み、次の時間ステップを待つ。時間ステップは、典型的には数百ミリ秒で離間される。
その後、プロセッサ200は、ステップS402に戻る。
図5は、本発明が実施される鉄道システムにおいて、2台の近接する車両のパンタグラフにおける速度、消費電力及びカテナリ電圧を表す。
太字の曲線は第1の車両Aと関係し、他の曲線は第2の車両Bと関係する。
図5の(a)は、2台の近接する車両の消費電力を表す。
図5の(a)の水平軸は、時間を表す。
図5の(a)の垂直軸は、車両の速度を表す。
500と記された期間中に、第1の車両Aは加速し、車両Aの速度は増加する。何故なら、車両Aが牽引電力を消費しているからである。501と記された期間中に、車両A及びBは両方とも惰走モードであり、車両A及びBの速度は低下する。
502と記された期間中に、第2の車両Bは減速し、車両Bの速度は低下する。何故なら、車両Bがブレーキをかけ電力を回生しているからである。そのときに、図1に示されている車両Aの走行プロファイルは、車両Aが惰走モードであるに違いないことを示す。車両Bが電力を回生していることを車両Aが検出すると、車両Aはその電動機駆動装置に供給される電力を増加させる。その結果、車両Aはゆっくりと加速し、車両Bによってカテナリに注入された回生電力の一部を消費する。
503と記された期間中に、第2の車両Bは停車し、図1に示されている車両Aの走行プロファイルは車両Aが惰走モードであるに違いないことを示す。車両Bが電力を回生しているとは車両Aがもはや検出できないため、第1の車両Aは惰走している。
504と記された期間中に、第2の車両Bは加速し、車両Bの速度は増加する。そのときに、図1に示されている車両Aの走行プロファイルは、車両Aが惰走モードであるに違いないことを示す。車両Bが牽引電力を消費していることを車両Aが検出すると、第1の車両Aはゆっくりとブレーキをかけ幾らかの回生電力をカテナリに注入する。
505と記された期間中に、車両A及びBは惰走モードであり、車両A及びBの速度はゆっくりと低下する。
506と記された期間中に、第1の車両Aは減速し、車両Aの速度は低下する。何故なら、車両Aがブレーキをかけ電力を回生しているからである。そのときに、図1に示されている車両Bの走行プロファイルは、車両Bが惰走モードであるに違いないことを示す。車両Aが電力を回生していることを車両Bが検出すると、車両Bはその電動機駆動装置に供給される電力を増加させる。その結果、車両Bはゆっくりと加速し、車両Aによってカテナリに注入された回生電力の一部を消費する。
図5の(b)は、2台の近接する車両の牽引電力を表す。
500と記された期間中に、第1の車両Aは図1に示されているその走行プロファイルに従って加速し、車両Aの牽引電力は大きな正値に至る。これは、第2の車両Bによって検出され、第2の車両Bはゆっくりとブレーキをかけて小さな回生電力を供給する。車両Bの牽引電力は負になる。
502と記された期間中に、第2の車両Bは図1に示されているその走行プロファイルに従って減速し、車両Bの牽引電力は大きな負値に至る。これは、第1の車両Aによって検出され、第1の車両Aは小さな牽引電力を用いてゆっくりと加速する。車両Bの牽引電力は正になる。
504と記された期間中に、第1の車両Bは図1に示されているその走行プロファイルに従って加速し、車両Bの牽引電力は大きな正値に至る。これは、第2の車両Aによって検出され、第2の車両Aはゆっくりとブレーキをかけて小さな回生電力を供給する。車両Aの牽引電力は負になる。
506と記された期間中に、第2の車両Aは図1に示されているその走行プロファイルに従って減速し、車両Aの牽引電力は大きな負値に至る。これは、第1の車両Bによって検出され、第1の車両Bは小さな牽引電力を用いて、ゆっくりと加速する。車両Aの牽引電力は正になる。
図5の(c)は、加速及び制動中に回生する電力による、第1の車両Aのパンタグラフにおけるカテナリ電圧の変動を表す。
図5の(c)の水平軸は、時間を表す。
図5の(c)の垂直軸は、第1の車両Aのパンタグラフにおけるカテナリ電圧を表す。
期間500おいて、カテナリ電圧は低下する。何故なら、車両Bがゆっくりと減速し、且つ幾らかの電力をカテナリに注入するが、車両Aが、図1の(c)の期間100より小さくであるが加速するからである。
期間501において、カテナリ電圧は、車両A及びBが惰走しているため、安定している。
期間502において、カテナリ電圧は増加する。何故なら、車両Aが加速し且つカテナリから幾らかの牽引電力を消費するが、車両Bが図1の(c)の期間102より小さくであるが減速するからである。
本発明の第1の実現形態に従って、車両Aは、カテナリ電圧の増加のために車両Bが電力を回生していることを検出する。
カテナリ電圧は期間102ほど増加されないが、車両Bによってカテナリに供給される回生電流の量は増加され、車両Bによってそのレオスタットに供給される回生電流の量は減少される。車両Bにおけるレオスタットの損失は低下する。
期間503において、カテナリ電圧は、車両Aが惰走し、車両Bが停車しているため、安定している。
期間504において、カテナリ電圧は低下する。何故なら、車両Aが減速し、且つ幾らかの電力をカテナリに注入するが、車両Bが、図1の(c)の期間104ほどではないが加速するからである。
本発明の第1の実現形態に従って、車両Aは、カテナリ電圧の低下のために、車両Bが牽引電力を消費していることを検出する。期間505において、カテナリ電圧は、車両A及びBが惰走しているため、安定している。
期間506において、カテナリ電圧は増加する。何故なら、車両Bが加速し、カテナリから幾らかの牽引電力を消費するが、車両Aが、図1の(c)の期間106より小さくであるが減速するからである。
カテナリ電圧は期間103ほど増加されないが、車両Aによってカテナリに供給される回生電流の量は増加され、車両Aによってそのレオスタットに供給される回生電流の量は減少される。車両Aにおけるレオスタットの損失は低下する。
図6は、本発明の第2の実現形態に従って、車両によって実行されるアルゴリズムを開示する。
より正確には、本アルゴリズムは、プロセッサ200によって実行される。
ステップS600において、プロセッサ200は、本アルゴリズムを開始する。
次のステップS601において、プロセッサ200は、牽引又は回生コマンドが車両に必要とされるかどうかを検出する。
牽引又は回生コマンドが車両に必要とされる場合に、プロセッサ200は、ステップS602に進み、さもなければプロセッサ200は、ステップS601に戻る。
牽引又は回生コマンドは、カテナリ電圧検出手段207を通して、又は牽引コマンド検出手段209を通して検出されてもよい。
次のステップS602において、プロセッサ200は、牽引又は回生コマンドが車両又は近接する車両について検出されたことを示すメッセージを、通信インターフェース205を介してディスパッチャ240に送信する。次に、プロセッサ200は、ステップS601に戻る。
図7は、本発明の第2の実現形態に従って、ディスパッチャによって実行されるアルゴリズムを開示する。
より正確には、本アルゴリズムは、プロセッサ300によって実行される。
ステップS700において、プロセッサ300は、牽引又は回生コマンドが車両に関して検出されることを示すメッセージが、通信インターフェース305から受信されたかどうかをチェックする。
牽引又は回生コマンドが車両に関して検出されることを示すメッセージが、通信インターフェース305から受信されると、プロセッサ300は、ステップS701に進む。そうでなければ、プロセッサ300は、ステップS700に戻る。
ステップS701において、プロセッサ300は、受信メッセージを送信した車両に近接する車両を決定する。
例として、ディスパッチャは、全ての車両の位置を経時的に示す、全ての車両の走行プロファイルをRAM303に格納する。ステップS700におけるメッセージの受信時に、送信している車両の位置は、走行プロファイルから決定され、且つ他の車両の位置と比較される。
第1の実装形態として、車両は、それらが2つの変電所間に位置する同じカテナリのサブセグメントによって供給を受けている場合に、近接していると判定される。
第2の実装形態として、車両は、車両間の距離が閾値より小さい場合に、近接していると判定される。
第3の実装形態として、車両は、それらが同じカテナリによって供給を受けている場合に、又はそれらが同じ鉄道線路上に位置している場合に、近接していると判定される。
次のステップS702において、プロセッサ300は、加速又は減速、即ち牽引又は回生が車両によって実行されていることを車両に通知する受信メッセージを送信した車両と近接していると判定された各車両へのメッセージ転送を命令する。
その後、プロセッサ300は、ステップS700に戻る。
図8は、電圧カテナリによって車両の電動機駆動装置に供給される電力を決定するための曲線の例を開示する。
カテナリ上の監視された電圧は、水平軸であり、電動機駆動装置に供給される電力は、垂直軸である。
カテナリ上の監視された電圧が、カテナリによって供給される公称電圧の例えば90%と等しい電圧Vより低い場合、補正コマンドΔNを用いて牽引電力レベルを低下させる。
カテナリ上の監視された電圧が、電圧Vより高い場合、補正コマンド−ΔNを用いて牽引電力レベルを低下させる。
カテナリ上の監視された電圧が、電圧Vより高く、且つカテナリによって供給される公称電圧の例えば110%と等しい電圧Vより低い場合に、牽引電力レベルは、ステップS402で決定された目標牽引電力レベルに維持される。
当然、本発明の範囲から逸脱せずに、上記で説明された本発明の実施形態に対する多くの修正形態をなすことができる。

Claims (7)

  1. 車両に電力を供給するカテナリの電圧を制御するための方法であって、各車両が電動機駆動装置を含む、方法において、第1の車両によって実行されるステップであって、
    − 第1の車両に近接する第2の車両の牽引コマンド又は回生コマンドを検出するステップと、
    − 前記第2の車両の回生コマンドが検出されると、前記第1の車両によって前記第1の車両の前記電動機駆動装置に供給される前記電力を増加させるステップと、
    − 前記第2の車両の牽引コマンドが検出されると、前記第1の車両によって前記第1の車両の前記電動機駆動装置に供給される前記電力を減少させるステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記第1の車両によって前記第1の車両の前記電動機駆動装置に供給される前記電力の前記増加又は前記減少が、前記第1の車両が惰走モードである場合に実行されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の車両のプロファイルに従って前記惰走モードが決定されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 牽引コマンド又は回生コマンドを検出する前記ステップが、
    − 前記カテナリ上の前記電圧を監視するステップと、
    − 前記監視された電圧が第1の閾値より低い場合に、牽引コマンドを検出するステップと、
    − 前記監視された電圧が第2の閾値より高い場合に、回生コマンドを検出するステップと、
    を更に含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記牽引コマンド又は前記回生コマンドが、ディスパッチャからメッセージを受信することによって検出されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1の車両の前記牽引コマンド又は前記回生コマンドが検出されると、前記ディスパッチャにメッセージを転送する更なるステップを含むことを特徴とする、請求項1〜3又は5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 車両に電力を供給するカテナリの電圧を制御するための装置であって、各車両が電動機駆動装置を含む、装置において、第1の車両に含まれ、且つ、
    − 第1の車両に近接する第2の車両の牽引コマンド又は回生コマンドを検出するための手段と、
    − 前記第2の車両の回生コマンドが検出されると、前記第1の車両によって前記第1の車両の前記電動機駆動装置に供給される前記電力を増加させるための手段と、
    − 前記第2の車両の牽引コマンドが検出されると、前記第1の車両によって前記第1の車両の前記電動機駆動装置に供給される前記電力を減少させるための手段と、
    を含むことを特徴とする装置。
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