JP2016534034A5 - - Google Patents

Claims (25)

1. 下記（a）、（b）及び（c）から成る群から選択されるポリペプチド：
   （a）PCV2 ORF2タンパク質であって、
   −アミノ酸59位にアルギニン残基又はリジン残基、及び/又は
   −アミノ酸88位にプロリン残基、及び/又は
   −アミノ酸151位にスレオニン残基、及び/又は
   −アミノ酸206位にイソロイシン残基、及び/又は
   −アミノ酸232位にアスパラギン残基を有し、
   かつアミノ酸63位にアルギニン残基又はリジン残基以外のアミノ酸を有し、
   該アミノ酸の位置の番号付けが野生型PCV2 ORF2タンパク質のアミノ酸配列に対応する、前記PCV2 ORF2タンパク質；
   （b）（i）BCループに少なくとも1つの変異を含むこと、及び（ii）そのような変異を含まないPCV2 ORF2タンパク質と比較してより大量に発現されることを特徴とするPCV2 ORF2タンパク質；
   （c）（a）及び（b）の組合せ。
2. （b）でBCループに少なくとも1つの変異を含むPCV2 ORF2タンパク質が、そのような変異を含まないPCV2 ORF2タンパク質と比較して、少なくとも2倍大量に発現され、及び/又はBCループに少なくとも1つの変異を含む前記PCV2 ORF2タンパク質が、そのような変異を含まない前記PCV2 ORF2タンパク質と比較して、バキュロウイルス発現系でより大量に発現され、及び/又はそのような変異を含まない前記PCV2 ORF2タンパク質が野生型PCV2 ORF2タンパク質である、請求項１に記載のポリペプチド。
3. （b）でBCループのすくなくとも1つの変異がアミノ酸58から66位の領域における少なくとも1つの変異であり、該アミノ酸の位置の番号付けが野生型PCV2 ORF2タンパク質のアミノ酸配列に対応する、請求項１または２に記載のポリペプチド。
4. PCV2 bサブタイプ（PCV2b）ORF2タンパク質である、請求項１から３のいずれか１項に記載のポリペプチド。
5. 配列番号:1のアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか又は前記配列から成るPCV2 ORF2タンパク質である、請求項１から４のいずれか１項に記載のポリペプチド。
6. 配列番号:6−9に示される配列から成る群から選択される配列、及び/又は配列番号:10−45から成る群から選択される配列を含む、請求項１から５のいずれか１項に記載のポリペプチド。
7. 野生型PCV2 ORF2タンパク質が配列番号:2に示されるタンパク質である、請求項１から６のいずれか１項に記載のポリペプチド。
8. 請求項１から７のいずれか１項に記載のポリペプチドを含む免疫原性組成物。
9. 請求項１から７のいずれか１項に記載のポリペプチドをコードする配列を含む、ポリヌクレオチド。
10. 請求項１から７のいずれか１項に記載のポリペプチドをコードする配列を含むポリヌクレオチドを含む、プラスミド。
11. 請求項１から７のいずれか１項に記載のポリペプチドをコードする配列を含むポリヌクレオチドを含むプラスミドを含む、細胞。
12. 複数の、請求項１から７のいずれか１項に記載のポリペプチドを含む、ウイルス様粒子。
13. 請求項１から７のいずれか１項に記載のポリペプチドをコードする配列を含むポリヌクレオチドを含む、バキュロウイルス。
14. 請求項１から７のいずれか１項に記載のポリペプチドをコードする配列を含むポリヌクレオチドを含むバキュロウイルスを含む、細胞。
15. −請求項１から７のいずれか１項に記載のポリペプチド、
    −請求項８に記載の免疫原性組成物、
    −請求項９に記載のポリヌクレオチド、
    −請求項１２に記載のウイルス様粒子、
    −請求項１３に記載のバキュロウイルス、
    −請求項１０に記載のプラスミド、及び/又は
    −請求項１１又は１４に記載の細胞、の
    医薬の調製のための使用。
16. PCV2感染の治療若しくは予防、PCV2感染により引き起こされる臨床徴候の軽減、予防若しくは治療、又はPCV2感染により引き起こされる疾患の予防若しくは治療のための請求項８に記載の免疫原性組成物。
17. PCV2感染が、PCV2 bサブタイプ（PCV2b）及び/又はbサブタイプ以外のサブタイプのPCV2による感染である、請求項１６に記載の免疫原性組成物。
18. PCV2感染が、（i）PCV2b及び（ii）bサブタイプ以外のサブタイプのPCV2による同時感染である、請求項１７に記載の免疫原性組成物。
19. bサブタイプ以外のサブタイプのPCV2感染が、PCV2 aサブタイプ（PCV2a）及び/又はPCV2 cサブタイプ（PCV2c）による感染である、請求項１７に記載の免疫原性組成物。
20. PCV2bによる感染が、配列番号:2の配列と少なくとも94%同一であるポリペプチドを含むか、又は配列番号:2の配列と少なくとも94%同一であるポリペプチドをコードする配列を含むポリヌクレオチドを含むPCV2による感染である、請求項１７に記載の免疫原性組成物。
21. PCV2aによる感染が、配列番号:3の配列と少なくとも94%同一であるポリペプチドを含むか、又は配列番号:3の配列と少なくとも94%同一であるポリペプチドをコードする配列を含むポリヌクレオチドを含むPCV2による感染である、請求項１９に記載の免疫原性組成物。
22. PCV2感染の治療又は予防がPCV2に対する免疫応答の誘発に基づくか又は前記免疫応答の誘発を含むか又は前記免疫応答の誘発から成り、前記臨床徴候が、リンパ系枯渇、リンパ系炎症、リンパ系組織におけるPCV2抗原IHC陽性、ウイルス血症、鼻汁排出、発熱、1日当たりの平均体重増加の低下、肺の炎症、肺組織におけるPCV2抗原IHC陽性から成る群から選択され、又は前記疾患がPMWSである、請求項１６〜２１のいずれか１項に記載の免疫原性組成物。
23. 1回だけ投与するための、請求項１６〜２２のいずれか１項に記載の免疫原性組成物。
24. 請求項１０に記載のプラスミドを細胞にトランスフェクトする工程を含む、請求項１から７のいずれか1項に記載のポリペプチドを製造する方法。
25. 請求項１３に記載のバキュロウイルスを細胞に感染させる工程を含む、請求項１から７のいずれか1項に記載のポリペプチドを製造する方法。