JP2016526967A

JP2016526967A - 飲料カプセルのカバー

Info

Publication number: JP2016526967A
Application number: JP2016520447A
Authority: JP
Inventors: クリストフ，セバスティアン，ポールハイデル，
Original assignee: Nestec SA
Current assignee: Nestec SA
Priority date: 2013-06-25
Filing date: 2014-06-17
Publication date: 2016-09-08
Also published as: US20160137403A1; EP3013712B1; CN105307954A; EP3013712A1; WO2014206814A1

Abstract

本発明は、飲料又は食品調製マシン内で飲料又は食品を調製するためのカプセル（１）であって、１つ以上の飲料又は食品の原材料を収容するエンクロージャ（２）であり、この筐体は開口部（２１）有する、筐体（２）と、筐体の開口部を閉じる封止カバー（３）と、を含む、カプセル（１）に関する。【選択図】図３

Description

本発明は、飲料調製マシンで飲料を調製及び分配するためのカプセルに関する。

飲料カプセルによる飲料の生成は通常、希釈液、好ましくは水を、飲料の原材料を含むカプセル内に導入することと、希釈液と原材料の接触により生じる飲料をカプセルから放出することと、からなる。

希釈液をカプセル内に導入し、カプセルから飲料を放出するための、多くの様々な方法（及び結果的に様々な異なるカプセルから放出）が存在する。通常、カプセルはカバーにより閉じられる原材料筐体を含む。Ｎｅｓｔｌｅにより市販されるカプセルＳｐｅｃｉａｌ−Ｔ（登録商標）は、アルミニウムシートから作製されたカバーを含む。このようなカプセルの飲料出口は、このようなアルミニウムシートを穿刺することにより形成される。ＷＯ２０１０１４６１０１はこのようなカプセルについて記載しており、このようなカバーに対して穿刺部材を押し付けることによってカバーの内側に開口部を形成することにより、飲料出口が生じる。

筐体内に保存される原材料、特に紅茶の葉の種類を特定するため、このようなカプセルのアルミニウムシート上に原材料名を記すことができることが有用である。しかし、アルミニウムシート上に印刷することによる記載は、カプセルで飲料を調製している間に、インクが熱湯と接触して、味の変化、飲料の着色、及びインクがマシン内に残り得ることなどの問題を生じ得る。あるいは、エンボス加工によってアルミニウムシートに記載をしてもよいが、このようなプロセスは高価である。そこで、アルミニウムカバーは、その上に原材料名を容易に印刷できるような、プラスチックフィルムに変えてもよい。しかし、プラスチックフィルムは抵抗性があり得、カプセルの飲料出口を形成するために、飲料調製マシンのいずれかの穿刺部材によって穿刺することができない。

本発明の目的は、カバーが、飲料出口を形成するために効果的に穿刺され、同時に、カプセルに関する情報を提供するために印刷され得る、カプセルを提示することである。

第１態様により、本発明は、飲料又は食品調製マシン内で飲料又は食品を調製するためのカプセルであって、
１つ以上の飲料又は食品の原材料を収容する筐体であり、開口部を有する、筐体と、
筐体の開口部を閉じる封止カバーと、を含み、
カバーは少なくとも２つの異なるゾーンを有し、１つの第１ゾーンは、アルミニウムシートからなり、１つの第２ゾーンはプラスチックフィルムを含む、カプセルに関する。

本発明のカプセルは、紅茶、コーヒー、ミルク、チョコレートなどの液体飲料、又はそれよりも固形状の、スープ、アイスクリーム、若しくはスムージーなどの食品を調製するように構成され得る。これは、飲料又は食品の原材料を保存するための筐体を含む。一般的に、この筐体は、原材料を保持するためのカップ形状の本体を有する。筐体は、製造動作において、カプセル内に原材料を導入するための開口部を有する。筐体の開口部は、通常筐体の開口部の縁部に封止されるカバーによって閉じられる。封止は、熱封止、溶接、又は貼付によって行うことができる。

本発明により、カバー表面は、少なくとも２つの異なるゾーンを有し、ゾーンは、各ゾーンのカバーの性質において異なっている。本発明により、カバーはこれに沿った外側表面に、
アルミニウムシートからなる少なくとも１つの第１ゾーンと、
プラスチックフィルムを含む少なくとも１つの第２ゾーンと、を有する。

好ましい実施形態により、
第１ゾーンにおいてカバーは、アルミニウムシートのみにより作製され、
第２ゾーンにおいて、カバーはプラスチックフィルムを含み、フィルムはカバーの外側表面上に位置付けられる。

本発明において、「外側」とは、カプセルの外側に配置される要素を指し、「内側」とはカプセルの内側に配置される要素を指す。

好ましくは、第２ゾーンは、プラスチックフィルムとアルミニウムシートとの積層体であり得る。プラスチックフィルムは、カバーの外側部分に位置付けられ、アルミニウムシートは、カバーの内側部分に位置付けられる。

本発明の好ましい実施形態において、カバーは、プラスチックフィルムとアルミニウムシートとの積層体であり、この積層体のプラスチックフィルムは、第１ゾーンにおいて層剥離される。

本発明により、情報は第２ゾーン上に印刷され得る。好ましくはこれらの情報は、カプセル内に収容される原材料の外部からの識別に関連する。例えば、これらの情報は、原材料の名前、又は原材料の写真、又は特定の色であり得る。

好ましい実施形態により、第２ゾーンはプラスチックフィルムとアルミニウムシートとの積層体であり、情報はアルミニウムシートに取り付けられるプラスチックフィルムの面上に印刷される。印刷された情報のインクは、飲料調製マシン、又は消費者の指と接触しない。本実施形態により、プラスチックフィルムは、好ましくは透明である。

好ましい実施形態により、カバー表面は、第１ゾーン及び第２ゾーンを有する。しかし、同じ性質のいくつかの第１ゾーン、及び／又は同じ性質のいくつかの第２ゾーンを備えるカバーが実現されてもよい。特定の様式に従い、カバーは、１つの第２ゾーン、及び少なくとも２つの第１ゾーンを有し得る。

本発明は特に、筐体開口部に設けられる壁部材を含むカプセルに関し、
壁部材はカバーによって被覆され、
壁部材は、原材料筐体と流体連通する、少なくとも１つのオーバーフロー開孔部を含み、
壁部材は、カバーの下に少なくとも１つの予備成形されたチャネルを備え、少なくとも１つのオーバーフロー開孔部から、飲料調製装置の専用開口手段を受容するように設計された少なくとも１つの凹部へと流体を案内するように設計されており、
カバーの１つの第１ゾーンは、第１ゾーンが凹部の上になるようにして、カバーの上に位置付けられる。

好ましくは、カバーは、壁部材と直接接触するように配置される。

好ましくは、壁部材は、カプセルの外側から接触されるように設計された識別部材を備える。特に、識別部材は、カバーに面する、機能的な空洞、及び／又は***部を含み得る。特定の様式により、カバーの１つの第１ゾーンは、識別部材の上に位置付けることができる。

本発明はまた、壁部材がより単純である（例えば、識別部材を含まない場合もある）、又はカプセルが壁部を全く含まない、カプセルに関する場合がある。

第２の態様により、本発明は、飲料調製装置と、液体をカプセル筐体内に注入することにより飲料を調製するための上記のようなカプセルとを含むシステムであって、飲料調製装置は、カプセルカバーの第１ゾーンと相互作用して飲料分配出口を生成するように設計された、開口手段を有するシステムに関する。

好ましくは、飲料調製装置の開口手段は、カプセルカバーの第１ゾーンの少なくとも一部を剪断し、離間させるように設計されたフック状の形状を有する開口部材を含む。好ましくは、カプセルは少なくとも１つの凹部を有し、これは、飲料調製装置の専用の開口手段を受容するように設計されている。

特定の様式に従い、飲料調製装置は、カバーの第１ゾーンと相互作用してカプセルを識別するように設計された、識別部材読み取り手段を有し得る。好ましくは、壁部材は、カバーの下に壁部材を含み、この壁部は、識別部材読み取り手段によりカプセル外側から接触されるように設計された、識別部材を備える。特に、識別部材は、カバーに面する、機能的な空洞、及び／又は***部を含み得る。

第３の態様により本発明は、上記のようなカプセルのカバーを製造するプロセスであって、
（ｉ）アルミニウム層及びプラスチックフィルム層を提供する工程と、
（ｉｉ）最初にプラスチックフィルム層の面上に情報を印刷し、その後穿刺に対して最も低い抵抗力を有する、第１の種類のゾーンに対応する、プラスチックフィルム層の少なくとも１つの断片を切り取るか、
又は
最初に穿刺に対して最も低い抵抗力を有する、第１の種類のゾーンに対応する、プラスチックフィルム層の少なくとも１つの断片を切り取り、その後プラスチックフィルム層の面上に情報を印刷する工程と、
（ｉｉｉ）印刷され切断されたプラスチックフィルムをアルミニウム層上に積層する工程と、を含む、プロセスに関する。

好ましくは、情報は、アルミニウム層を積層したプラスチックフィルム層の面上に印刷されている。

本発明の特徴及び利点は、以下の図面に関連してより良好に理解される。

現状技術によるカプセルの分解図である。図１のカプセルと協働するように構成された、飲料調製マシンの一部を例示する。本発明によるカプセルの分解図である。図４のカプセルの代替カバーを例示している。分割線ＡＡによる図４ａのカバーの断面図である。図４のカプセルの代替カバーを例示している。本発明によるカプセルのカバーを製造するためのプロセスを例示する。本発明によるカプセルのカバーを製造するためのプロセスを例示する。本発明によるカプセルのカバーを製造するためのプロセスを例示する。本発明によるカプセルのカバーを製造するためのプロセスを例示する。本発明によるカプセルのカバーを製造するためのプロセスを例示する。

図１は、現状技術によるカプセル１の異なる要素を例示している。カプセル１は、中に飲料の原材料を保存することができ、カバー３により閉じられる開口部２１を有する、筐体２を含む。図１において、カプセルはまた、筐体の開口部２１に設けられ、カバー３によって被覆される、壁部材４を含む。壁部材は、原材料筐体の内側部分と流体連通する、２つのオーバーフロー開孔部４４を含む。これらのオーバーフロー開孔部４４は、希釈液（通常は水）を、カバーと反対側の筐体の端部２２を通じて筐体内に導入することに加えて、筐体２から飲料を供給することを目的としている。オーバーフローは、ＷＯ２００７／０４２４１４号に記載されるカプセルの内部の紅茶の葉を淹出するにあたり、特に興味深い。本発明により、壁部材の開孔部４４は、筐体内の原材料の性質によって、上部ではない壁部材の他の部分に設計されてもよい。壁部材４は、カバーの下に、２つの予備形成されたチャネル４５を備え、オーバーフロー開孔部４４から壁部材４の凹部４１へと飲料を案内するように設計されている。壁部材４は、カバー３に面するいくつかの空洞４２を備える。図１に例示される壁部材４において、この部材の右側には孔４２が４つのみ存在しているが、壁部材４において、この部材の左側に他の４つの孔が開けられてもよい。これらの孔、又は孔の不在が、ＷＯ２００８／０９０１２２号により正確に記載されるように、識別コードを壁部材上に形成する。

図２は、カプセルがマシン内に導入され、飲料調製が開始されるときに、図１のカプセル１と協働するように設計された、飲料調製マシンの一部を例示する。マシンのこの部分は、以下のように、カプセルカバー３と接触する、カプセル係合壁部５を含む。カプセルは、飲料調製マシンに導入され、カプセル係合壁部５に対して押し付けられる。カプセル係合壁部５は、カプセルの壁部材の凹部４１と協働するように設計された開口部材５１を含み、凹部内の開口部材に導入することによって、カバーが裂かれる。この効果は、アルミニウムシートのような材料でカバーが作製される際に、最適に得られる。この効果は、ＷＯ２０１０／１４６１０１号により正確に記載される。カプセル係合壁部５は、８つのピン５２も含む。これらのピン５２は、カプセルの壁部材にある孔４２と協働するように設計されるか、壁部材にこのような孔が存在しないように設計される。ピン５２は、カバーを穿刺することなく、カバーにおける孔の有無を感知することができる。これらはまた、カバーの性質、又はピンの細さに応じて、カバーを穿刺することもできる。

カプセル及びマシンのこのようなシステムは、例えば、Ｎｅｓｔｌｅにより商標Ｓｐｅｃｉａｌ−Ｔ（登録商標）で市販されるシステムに対応する。このシステムにおいて、カバー３全体が、同じアルミニウムシートにより作製されている。

図３は、本発明によるカプセル１の分解図である。カプセルは、図１による先行技術のカプセルと同じ構成要素を提示しているが、ただしカバー３は、アルミニウムの均一なシートから作製されていない。図３において、カバーは、アルミニウムシートのみから作製される第１ゾーン３１を含み、この第１ゾーン３１は、先行技術におけるように、穿刺に対して低い抵抗力を呈し、カプセル係合壁部５に対するカプセルの圧力によって、マシンの開口手段５１が、壁部材４の凹部４１に入るときに第１ゾーン３１を裂くことにより、裂くことができる。カバーの第２ゾーン３２は、プラスチックフィルムにより作製される。このフィルムは、カプセル内の原材料名（「ダージリン」）３３を印刷することができる。図３において、第１ゾーン３１は、壁部材の凹部４１に対応する、カバー表面の部分上に延びる。

図４ａは、代替案を例示しており、第１ゾーン３１は、壁部材の凹部４１に面する単純な表面よりも大きい場合があり、カバー３の下部全体に対応している。第１ゾーン３１の大きさ及び形状の規定は、このようなカバーを製造するより効率的な方法に依存し得る。図４ａで、カバー３はまた、第２ゾーン３２において、印刷された、カプセルの商標に関する情報又は他のいずれかの種類の情報を担持している。

図４ｂは、図４ａのカバーの断面であり、カバーの下部（第１ゾーン３１）は、アルミニウムシート７のみにより作製されている一方で、カバーの残部（第２ゾーン３２）はアルミニウムシート７及びプラスチックフィルム６の積層体であり、プラスチックフィルム６がカバーの外側表面上に位置付けられていることがわかる。アルミニウムシート７は、２つのゾーンにおいて同じである。このようなカバーは、アルミニウムシート７の上にプラスチックフィルム６を積層することにより生じ、プラスチックの一部が、中空になっている。情報３３は、プラスチックフィルム６の上に印刷され、アルミニウムシートによって更に被覆される。

図４ｃは、カバー３が３つの第１ゾーン３１を含む、代替案を例示しており、１つが壁部材の凹部４１に面しており、他のものが、カプセルを識別するための、孔のある、又は孔のない壁部材４の部分に面している。マシンのピン５２の種類に応じて、及び飲料調製中に、マシンによりカバーにかけられる力に応じて、これら双方の領域におけるカバーの穿刺に対する抵抗力を低減することにより、識別工程は改善することができる。

アルミニウムシートにより作製される少なくとも１つの第１ゾーン、及び印刷可能なプラスチックフィルムから作製される第２ゾーンを有するカバーの製造は、プラスチックフィルムとアルミニウムシートとの積層体を使用する工程と、この積層体からプラスチックフィルムを取り除いて上記少なくとも１つの第１ゾーンを生成する工程とを含む。

図５ａ〜５ｅは、カバー３を製造するためのプロセスを例示する。図５ａ及び５ｂは、それぞれ製造ラインの側面図及び底面図である。プロセスは、アルミニウム層７及びプラスチックフィルム層６を使用する。アルミニウム層７及びプラスチックフィルム層６は、連続的なウェブの形態であり、特定の幅の材料のロールとして供給される。これは、このようなロールを扱うための技術、及びこれを行うためのマシンの設計が、印刷及び製紙などの分野において既知であるため、特に有利である。しかしながら、本発明の方法は、例えばシート、ペーストなど、他の形態の基材と共に使用するように、容易に適合させることができる。

プラスチックフィルム層は、プラスチックフィルムから作製される各カプセルカバー３に、プラスチックフィルム層上に情報を印刷するため、印刷ローラー１０１ａ、１０１ｂに送られる。

次に、図５ｃに例示されるように、印刷されたプラスチックフィルム層６は、カバーの第１ゾーンに対応するゾーンを切り取るために、切断装置１０２に送られる。切断装置は、カバー３を形成するように画定されたプラスチックフィルムの各部分において、カバーのゾーン３１に対応するプラスチックフィルムの部分を切り取るように構成されている。切断装置は、例えば、プラスチックフィルム６に対して配置されたローラー又はプレスの形態の、切断レーザー、又はダイ切断装置の配列を実現することができる。

図５ｄ及び５ｅに例示されるように、切断装置１０２から、印刷され切り取られたプラスチックフィルム層６が、平行ローラー１０３ａ及び１０３ｂを通じてアルミニウム層７へと接合される。平行ローラー１０３ａ及び１０３ｂは、印刷され、切り取られたプラスチックフィルム層６及びアルミニウム層７を一緒に押し付け、これらを互いに接触させる。両方の層が、平行ローラーを通じて引かれると、平行ローラーによりかけられる圧力が、層に張力を生成し、気泡、皺、及び他の欠陥を排除する。層はしたがって、互いに対して適切な位置にくる。平行ローラーは更に、双方の層を貼り付けるように機能する。プラスチックフィルム層６又はアルミニウム層は、平行ローラーによって他方の面と接触させられる面上に感熱又は感圧接着剤を含む。ローラーによりかけられる圧力、又はこれらのローラーの熱により、両方の層が、互いに貼り付けられる。平行ローラー１０３ａ、１０３ｂから出る時点で、カバー３のフィルムが得られる。各カバーは、情報３３を印刷されたゾーン、及びアルミニウムシート３１のみにより作製された第１ゾーンを有する。取り付けられた層はその後、巻取りローラー１０４の周囲に巻きつけられる。

上記の製造プロセスにおいて、印刷操作は、平行工程中にアルミニウムシート層７に取り付けられ、再被覆される、プラスチックフィルム層６の面上で行われる。その結果、インク印刷された領域は、アルミニウムによって被覆され、この領域は、飲料調製マシンの内部と接触し得るリスクがない。ここでプラスチックフィルム層は、好ましくは透明である。そうでなければ、印刷された情報は見えない。

本発明は、印刷することができ、依然として容易に穿刺可能なカバーを有するカプセルを提示する。

本発明は、異なる性質のゾーンを有する、カプセルカバーを製造するための、単純な解決法を提示する。

Claims

飲料又は食品調製マシン内で飲料又は食品を調製するためのカプセル（１）であって、
１つ以上の飲料又は食品の原材料を収容する筐体（２）であり、開口部（２１）有する筐体（２）と、
前記筐体の前記開口部を閉じる封止カバー（３）とを含み、
前記カバー（３）は少なくとも２つの異なるゾーンを有し、１つの第１ゾーンは、アルミニウムシートからなり、１つの第２ゾーンはプラスチックフィルムを含む、カプセル（１）。
前記第２ゾーンは、プラスチックフィルムとアルミニウムシートとの積層体である、請求項１に記載のカプセル。
前記カバーは、プラスチックフィルムとアルミニウムシートとの積層体であり、前記積層体の前記プラスチックフィルムは、前記第１ゾーンにおいて層剥離されている、請求項１又は２に記載のカプセル。
前記第２ゾーン上に情報が印刷されている、請求項１〜３のいずれか一項に記載のカプセル。
前記第２ゾーンはプラスチックフィルムとアルミニウムシートとの積層体であり、前記情報は前記アルミニウムシートに取り付けられる前記プラスチックフィルムの面上に印刷されている、請求項４に記載のカプセル。
前記プラスチックフィルムは透明である、請求項５に記載のカプセル。
前記カバーは、１つの前記第２ゾーン、及び少なくとも２つの前記第１ゾーンを有する、請求項１〜６のいずれか一項に記載のカプセル。
前記カプセルは、前記筐体の開口部に設けられる壁部材を含み、
前記壁部材は前記カバーにより覆われ／前記カバーの下にあり、
前記壁部材は、原材料の前記筐体と流体連通する少なくとも１つのオーバーフロー開孔部を含み、
前記壁部材は、前記カバーの下に少なくとも１つの予備成形されたチャネルを備え、前記チャネルが、前記少なくとも１つのオーバーフロー開孔部から、飲料調製装置の専用の開口手段を受容するように設計された少なくとも１つの凹部へと流体を案内するように設計されており、
前記カバーの１つの前記第１ゾーンが前記凹部の上に位置付けられている、請求項１〜７のいずれか一項に記載のカプセル。
前記壁部材は、外側から接触されるように設計された識別部材を備える、請求項８に記載のカプセル。
前記識別部材は、前記カバーに面する、機能的な空洞及び／又は***部を含む、請求項９に記載のカプセル。
前記カバーの１つの前記第１ゾーンが、前記識別部材の上に位置付けられている、請求項１０又は１１に記載のカプセル。
飲料調製装置と、請求項１〜１１のいずれか一項に記載のカプセルとを含み、液体を前記カプセルの筐体内に注入することにより飲料を調製するためのシステムであって、前記飲料調製装置は、前記カバーの前記第１ゾーンと相互作用して飲料注出出口を生成するように設計された開口手段を有する、システム。
前記開口手段は、前記カバーの前記第１ゾーンの少なくとも一部を剪断し離間させるように設計された、フック状の形状を有する開口部材を含む、請求項１２に記載のシステム。
前記飲料調製装置は、前記カバーの１つの前記第１ゾーンと相互作用して前記カバーを穿刺し前記カプセルを識別するように設計された識別部材読み取り手段を有する、請求項１２又は１３に記載のシステム。
請求項１〜１１のいずれか一項に記載のカプセルのカバーを製造するプロセスであって、
（ｉ）アルミニウム層及びプラスチックフィルム層を用意する工程と、
（ｉｉ）前記プラスチックフィルム層の面上に情報を印刷し、その後穿刺に対して最も低い抵抗力を有する第１の種類のゾーンに対応する前記プラスチックフィルム層の少なくとも１つの断片を切り取るか、
又は
穿刺に対して最も低い抵抗力を有する前記第１の種類のゾーンに対応する前記プラスチックフィルム層の少なくとも１つの断片を切り取り、その後前記プラスチックフィルム層の面上に情報を印刷する工程と、
（ｉｉｉ）切断及び印刷された前記プラスチックフィルム層を前記アルミニウム層上に積層する工程とを含む、プロセス。
前記印刷されたプラスチックフィルム層は、その印刷された面を介して、前記アルミニウム層に積層される、請求項１５に記載のプロセス。