JP2016521527A - 接続モード中の間欠受信状態のための装置及び方法 - Google Patents

接続モード中の間欠受信状態のための装置及び方法 Download PDF

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Abstract

本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための方法および装置に関し、より詳細には、ロングタームエボリューション(LTE)における接続間欠受信(C−DRX)モード下で1つまたは複数のユーザ機器(UE)パニック状態を利用する方法および装置に関する。

Description

関連出願の相互参照
[0001]本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2013年5月7日に出願された米国仮出願第61/820,567号の優先権を主張する。
[0002]本開示は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、ロングタームエボリューション(LTE:long term evolution)における接続モード間欠受信(C−DRX:connected mode discontinuous reception)状態下で異なるユーザ機器(UE)状態を利用する方法および装置に関する。
[0003]ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなど、様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例としては、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムがある。
[0004]これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを与えるために様々な電気通信規格において採用されている。新生の電気通信規格の一例はロングタームエボリューション(LTE)である。LTE/LTEアドバンスト(LTE-Advanced)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:Third Generation Partnership Project)によって公表されたユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)モバイル規格の拡張のセットである。LTE/LTEアドバンストは、スペクトル効率を改善することによってモバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートし、コストを下げ、サービスを改善し、新しいスペクトルを利用し、また、ダウンリンク(DL)上ではOFDMAを使用し、アップリンク(UL)上ではSC−FDMAを使用し、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して他のオープン規格とより良く統合するように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増大し続けるにつれて、LTE技術のさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、他の多元接続技術と、これらの技術を採用する電気通信規格とに適用可能であるべきである。
[0005]本開示のいくつかの態様は、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、概して、サービングセル内で接続モードにある間に、間欠受信(DRX:discontinuous reception)状態に入ることと、サービングセルにおける信号品質、あるいはサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルにおけるサービングセルに対する信号品質のうちの少なくとも1つを示す1つまたは複数のファクタに基づいて、サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索および測定をどのくらいの頻度で実行すべきかを決定することとを含む。
[0006]本開示のいくつかの態様は、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、概して、第1の周波数を1次コンポーネントキャリア(PCC:primary component carrier)として構成することと、第2の周波数を2次コンポーネントキャリア(SCC:secondary component carrier)として構成することと、1つまたは複数のサービングセル内で接続モードにある間に、間欠受信(DRX)状態に入ることと、測定トリガリングイベントがSCC上で構成されるかどうかに基づいて、1つまたは複数のサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの第2の周波数上での探索および測定をどのくらいの頻度で実行すべきかを決定することとを含む。
[0007]態様は、概して、添付の図面に関して本明細書で実質的に説明し、添付の図面によって示されるように、方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、および処理システムを含む。「LTE」は、概して、LTEおよびLTEアドバンスト(LTE−A)を指す。
[0008]本開示のいくつかの態様による、ネットワークアーキテクチャの一例を示す図。 [0009]本開示のいくつかの態様による、アクセスネットワークの一例を示す図。 [0010]LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図。 [0011]LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図。 [0012]ユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図。 [0013]本開示のいくつかの態様による、アクセスネットワーク中の発展型ノードBおよびユーザ機器の一例を示す図。 [0014]本開示のいくつかの態様による、連続キャリアアグリゲーション(CA:carrier aggregation)を示す図。 [0015]本開示のいくつかの態様による、不連続キャリアアグリゲーションを示す図。 [0016]本開示のいくつかの態様による、例示的な動作を示す図。 [0017]本開示のいくつかの態様による、1次セル(PCell:primary cell)および2次セル(SCell:secondary cell)の例示的なネットワークを示す図。 本開示のいくつかの態様による、1次セル(PCell)および2次セル(SCell)の例示的なネットワークを示す図。 本開示のいくつかの態様による、1次セル(PCell)および2次セル(SCell)の例示的なネットワークを示す図。 [0018]本開示のいくつかの態様による、たとえば、ユーザ機器(UE)によって実行される例示的な動作を示す図。 [0019]本開示のいくつかの態様による、CAを用いて動作しているUEの一例を示す図。 本開示のいくつかの態様による、CAを用いて動作しているUEの一例を示す図。 [0020]本開示のいくつかの態様による、CAを用いて動作しているUEの一例を示す図。 本開示のいくつかの態様による、CAを用いて動作しているUEの一例を示す図。 [0021]本開示のいくつかの態様による、CAを用いて動作しているUEの一例を示す図。 本開示のいくつかの態様による、CAを用いて動作しているUEの一例を示す図。 [0022]本開示のいくつかの態様による、たとえば、UEによって実行されるワイヤレス通信のための例示的な動作1500を示す図。
[0023]添付の図面に関して以下に示す発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明する概念が実施され得る唯一の構成を表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造および構成要素をブロック図の形式で示す。
[0024]次に、様々な装置および方法に関して電気通信システムのいくつかの態様を提示する。これらの装置および方法について、以下の発明を実施するための形態において説明し、(「要素」と総称される)様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示す。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
[0025]例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装され得る。プロセッサの例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアがある。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ファームウェア、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。
[0026]したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、PCM(相変化メモリ)、フラッシュメモリ、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、または他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
例示的なワイヤレス通信システム
[0027]図1は、本開示の態様が利用され得るLTEネットワークアーキテクチャ100を示す図である。
[0028]LTEネットワークアーキテクチャ100は発展型パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)100と呼ばれることがある。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102と、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network)104と、発展型パケットコア(EPC:Evolved Packet Core)110と、ホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)120と、事業者のIPサービス122とを含み得る。EPSは他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示していない。例示的な他のアクセスネットワークは、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)PDN、インターネットPDN、管理PDN(たとえば、プロビジョニングPDN)、キャリア固有のPDN、事業者固有のPDN、および/またはGPS PDNを含み得る。図示のように、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者が容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示される様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
[0029]E−UTRANは発展型ノードB(eNB)106と他のeNB108とを含む。eNB106は、UE102に対してユーザプレーンプロトコル終端と制御プレーンプロトコル終端とを与える。eNB106は、X2インターフェース(たとえば、バックホール)を介して他のeNB108に接続され得る。eNB106は、基地局、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、アクセスポイント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。eNB106は、UE102にEPC110へのアクセスポイントを与え得る。UE102の例としては、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、または任意の他の同様の機能デバイスがある。UE102は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。本開示の態様によれば、UE102は、図11に示す動作1100と、図15に示す動作1500とを実行し得る。
[0030]eNB106はS1インターフェースによってEPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)112と、他のMME114と、サービングゲートウェイ116と、パケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ118とを含む。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME112はベアラおよび接続管理を行う。すべてのユーザIPパケットはサービングゲートウェイ116を通して転送され、サービングゲートウェイ116自体はPDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118はUEのIPアドレス割振りならびに他の機能を与える。PDNゲートウェイ118は事業者のIPサービス122に接続される。事業者のIPサービス122は、たとえば、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)、およびPS(パケット交換)ストリーミングサービス(PSS:PS Streaming Service)を含み得る。このようにして、UE102は、LTEネットワークを通してPDNに結合され得る。
[0031]図2は、本開示の態様が利用され得る例示的なアクセスネットワーク200を示す図である。
[0032]アクセスネットワーク200はLTEネットワークアーキテクチャの一例である。この例では、アクセスネットワーク200はいくつかのセルラー領域(セル)202に分割される。1つまたは複数のより低い電力クラスのeNB208は、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラー領域210を有し得る。より低い電力クラスのeNB208は、リモートラジオヘッド(RRH:remote radio head)と呼ばれることがある。より低い電力クラスのeNB208は、フェムトセル(たとえば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、またはマイクロセルであり得る。マクロeNB204は各々、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202中のすべてのUE206にEPC110へのアクセスポイントを与えるように構成される。アクセスネットワーク200のこの例では集中コントローラはないが、代替構成では集中コントローラが使用され得る。eNB204は、無線ベアラ制御、承認制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続性を含む、すべての無線関係機能を担当する。ネットワーク200はまた、1つまたは複数のリレー(図示せず)を含み得る。一態様によれば、UEはリレーとして働き得る。本開示の態様によれば、UE206も、図11に示す動作1100と、図15に示す動作1500とを実行し得る。
[0033]アクセスネットワーク200によって採用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。LTE適用例では、周波数分割複信(FDD:frequency division duplexing)と時分割複信(TDD:time division duplexing)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され、SC−FDMAがUL上で使用される。当業者が以下の詳細な説明から容易に諒解するように、本明細書で提示する様々な概念はLTE適用例に好適である。ただし、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を採用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO:Evolution-Data Optimized)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供するためにCDMAを採用する。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))とTD−SCDMAなどのCDMAの他の変形態とを採用するユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、TDMAを採用するモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)、ならびに、OFDMAを採用する、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、およびFlash−OFDMに拡張され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは3GPP団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは3GPP2団体からの文書に記載されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課される全体的な設計制約に依存することになる。
[0034]eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用により、eNB204は、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートするために空間領域を活用することが可能になる。空間多重化は、データの異なるストリームを同じ周波数上で同時に送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを増加させるために単一のUE206に送信されるか、または全体的なシステム容量を増加させるために複数のUE206に送信され得る。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(たとえば、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いでDL上で複数の送信アンテナを通して空間的にプリコーディングされた各ストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともに(1つまたは複数の)UE206に到着し、これにより、(1つまたは複数の)UE206の各々は、そのUE206に宛てられた1つまたは複数のデータストリームを復元することが可能になる。UL上で、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、eNB204は、各空間的にプリコーディングされたデータストリームのソースを識別することが可能になる。
[0035]空間多重化は、概して、チャネル状態が良好であるときに使用される。チャネル状態があまり良好でないときは、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるためにビームフォーミングが使用され得る。これは、複数のアンテナを通した送信のためのデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルのエッジにおいて良好なカバレージを達成するために、送信ダイバーシティと組み合わせてシングルストリームビームフォーミング送信が使用され得る。
[0036]以下の詳細な説明では、アクセスネットワークの様々な態様について、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムに関して説明する。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアを介してデータを変調するスペクトラム拡散(spread-spectrum)技法である。サブキャリアは正確な周波数で離間される。離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性(orthogonality)」を与える。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、ガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)が各OFDMシンボルに追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR:peak-to-average power ratio)を補償するために、SC−FDMAをDFT拡散OFDM信号の形態で使用し得る。
[0037]図3は、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図300である。フレーム(10ms)は、0〜9のインデックスをもつ等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットはリソースブロックを含む。リソースグリッドは複数のリソース要素に分割される。LTEでは、リソースブロックは、周波数領域中に12個の連続するサブキャリアを含んでおり、各OFDMシンボル中のノーマルサイクリックプレフィックスについて、時間領域中に7個の連続するOFDMシンボル、または84個のリソース要素を含んでいる。拡張サイクリックプレフィックスについて、リソースブロックは、時間領域中に6個の連続するOFDMシンボルを含んでおり、72個のリソース要素を有する。R302、R304として示されるリソース要素のいくつかはDL基準信号(DL−RS:DL reference signal)を含む。DL−RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有RS(CRS:Cell-specific RS)302と、UE固有RS(UE−RS:UE-specific RS)304とを含む。UE−RS304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH:physical DL shared channel)がマッピングされるリソースブロック上のみで送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は変調方式に依存する。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、また変調方式が高いほど、UEのデータレートは高くなる。
[0038]LTEでは、eNBは、eNB中の各セルについて1次同期信号(PSS:primary synchronization signal)と2次同期信号(SSS:secondary synchronization signal)とを送り得る。1次同期信号および2次同期信号は、それぞれ、ノーマルサイクリックプレフィックス(CP:cyclic prefix)をもつ各無線フレームのサブフレーム0および5の各々中のシンボル期間6および5において送られ得る。同期信号は、セル検出および収集のためにUEによって使用され得る。eNBは、サブフレーム0のスロット1中のシンボル期間0〜3において物理ブロードキャストチャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)を送り得る。PBCHはあるシステム情報を搬送し得る。
[0039]eNBは、各サブフレームの第1のシンボル期間において物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)を送り得る。PCFICHは、制御チャネルのために使用されるいくつか(M個)のシンボル期間を搬送し得、ただし、Mは、1、2または3に等しくなり得、サブフレームごとに変化し得る。Mはまた、たとえば、リソースブロックが10個未満である、小さいシステム帯域幅では4に等しくなり得る。eNBは、各サブフレームの最初のM個のシンボル期間において物理HARQインジケータチャネル(PHICH:Physical HARQ Indicator Channel)と物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)とを送り得る。PHICHは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)をサポートするための情報を搬送し得る。PDCCHは、UEのためのリソース割振りに関する情報と、ダウンリンクチャネルのための制御情報とを搬送し得る。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間において物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を送り得る。PDSCHは、ダウンリンク上でのデータ送信のためにスケジュールされたUEのためのデータを搬送し得る。
[0040]eNBは、eNBによって使用されるシステム帯域幅の中心1.08MHzにおいてPSS、SSS、およびPBCHを送り得る。eNBは、これらのチャネルが送られる各シンボル期間においてシステム帯域幅全体にわたってPCFICHおよびPHICHを送り得る。eNBは、システム帯域幅のいくつかの部分においてUEのグループにPDCCHを送り得る。eNBは、システム帯域幅の特定の部分において特定のUEにPDSCHを送り得る。eNBは、すべてのUEにブロードキャスト方式でPSS、SSS、PBCH、PCFICHおよびPHICHを送り得、特定のUEにユニキャスト方法でPDCCHを送り得、また特定のUEにユニキャスト方法でPDSCHを送り得る。
[0041]各シンボル期間においていくつかのリソース要素が利用可能であり得る。各リソース要素(RE:resource element)は、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーし得、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用され得る。各シンボル期間において基準信号のために使用されないリソース要素は、リソース要素グループ(REG:resource element group)に構成され得る。各REGは、1つのシンボル期間中に4つのリソース要素を含み得る。PCFICHは、シンボル期間0において、周波数にわたってほぼ等しく離間され得る、4つのREGを占有し得る。PHICHは、1つまたは複数の構成可能なシンボル期間において、周波数にわたって拡散され得る、3つのREGを占有し得る。たとえば、PHICHのための3つのREGは、すべてシンボル期間0に属し得るか、またはシンボル期間0、1および2に拡散され得る。PDCCHは、たとえば、最初のM個のシンボル期間において、利用可能なREGから選択され得る、9、18、36、または72個のREGを占有し得る。REGのいくつかの組合せのみがPDCCHに対して可能にされ得る。
[0042]UEは、PHICHおよびPCFICHのために使用される特定のREGを知り得る。UEは、PDCCHのためのREGの様々な組合せを探索し得る。探索すべき組合せの数は、一般に、PDCCHに対して可能にされる組合せの数よりも少ない。eNBは、UEが探索することになる組合せのいずれかにおいてUEにPDCCHを送り得る。
[0043]図4は、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図400である。ULのための利用可能なリソースブロックは、データセクションと制御セクションとに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つのエッジにおいて形成され得、構成可能なサイズを有し得る。制御セクション中のリソースブロックは、制御情報を送信するためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクション中に含まれないすべてのリソースブロックを含み得る。ULフレーム構造は、単一のUEがデータセクション中の連続サブキャリアのすべてを割り当てられることを可能にし得る、連続サブキャリアを含むデータセクションを生じる。
[0044]UEは、eNBに制御情報を送信するために、制御セクション中のリソースブロック410a、410bを割り当てられ得る。UEは、eNBにデータを送信するために、データセクション中のリソースブロック420a、420bをも割り当てられ得る。UEは、制御セクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL制御チャネル(PUCCH:physical UL control channel)中で制御情報を送信し得る。UEは、データセクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL共有チャネル(PUSCH:physical UL shared channel)中でデータのみまたはデータと制御情報の両方を送信し得る。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにわたり得、周波数上でホッピングし得る。
[0045]初期システムアクセスを実行し、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random access channel)430中でUL同期を達成するために、リソースブロックのセットが使用され得る。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送し、いかなるULデータ/シグナリングも搬送することができない。各ランダムアクセスプリアンブルは、6つの連続するリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数はネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、ある時間リソースおよび周波数リソースに制限される。周波数ホッピングはPRACHにはない。PRACH試みは単一のサブフレーム(1ms)中でまたは少数の連続サブフレームのシーケンス中で搬送され、UEはフレーム(10ms)ごとに単一のPRACH試みのみを行うことができる。
[0046]図5は、LTEにおけるユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図500である。UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、レイヤ1と、レイヤ2と、レイヤ3との3つのレイヤとともに示されている。レイヤ1(L1レイヤ)は最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実装する。L1レイヤを本明細書では物理レイヤ506と呼ぶ。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506の上にあり、物理レイヤ506を介したUEとeNBとの間のリンクを担当する。
[0047]ユーザプレーンでは、L2レイヤ508は、ネットワーク側のeNBにおいて終端される、媒体アクセス制御(MAC:media access control)サブレイヤ510と、無線リンク制御(RLC:radio link control)サブレイヤ512と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:packet data convergence protocol)514サブレイヤとを含む。図示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118において終端されるネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)と、接続の他端(たとえば、ファーエンドUE、サーバなど)において終端されるアプリケーションレイヤとを含めてL2レイヤ508の上にいくつかの上位レイヤを有し得る。
[0048]PDCPサブレイヤ514は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を行う。PDCPサブレイヤ514はまた、無線送信オーバーヘッドを低減するための上位レイヤデータパケットのヘッダ圧縮と、データパケットを暗号化することによるセキュリティと、UEに対するeNB間のハンドオーバサポートとを与える。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤデータパケットのセグメンテーションおよびリアセンブリと、紛失データパケットの再送信と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)による、順が狂った受信を補正するためのデータパケットの並べ替えとを行う。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。MACサブレイヤ510はまた、UEの間で1つのセル内の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)を割り振ることを担当する。MACサブレイヤ510はまたHARQ動作を担当する。
[0049]制御プレーンでは、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ506およびL2レイヤ508について実質的に同じである。制御プレーンはまた、レイヤ3(L3レイヤ)中に無線リソース制御(RRC:radio resource control)サブレイヤ516を含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(すなわち、無線ベアラ)を取得することと、eNBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担当する。
[0050]図6は、アクセスネットワーク中でUE650と通信しているeNB610のブロック図である。DLでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットがコントローラ/プロセッサ675に与えられる。コントローラ/プロセッサ675はL2レイヤの機能を実装する。DLでは、コントローラ/プロセッサ675は、様々な優先度メトリックに基づいて、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメンテーションおよび並べ替えと、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化と、UE650への無線リソース割振りとを行う。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作と、紛失パケットの再送信と、UE650へのシグナリングとを担当する。
[0051]TXプロセッサ616は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能を実装する。信号処理機能は、UE650における前方誤り訂正(FEC:forward error correction)と、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK:binary phase-shift keying)、4位相シフトキーイング(QPSK:quadrature phase-shift keying)、M位相シフトキーイング(M−PSK:M-phase-shift keying)、多値直交振幅変調(M−QAM:M-quadrature amplitude modulation))に基づいた信号コンスタレーションへのマッピングとを可能にするために、コーディングとインターリービングとを含む。コーディングされ、変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームに分割される。各ストリームは、次いでOFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域中で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)を使用して互いに合成されて、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルが生成される。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE650によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、別個の送信機618TXを介して異なるアンテナ620に与えられる。各送信機618TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
[0052]UE650において、各受信機654RXは、それのそれぞれのアンテナ652を通して信号を受信する。各受信機654RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、受信機(RX)プロセッサ656に情報を与える。RXプロセッサ656はL1レイヤの様々な信号処理機能を実装する。RXプロセッサ656は、UE650に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行する。複数の空間ストリームがUE650に宛てられた場合、それらはRXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。RXプロセッサ656は、次いで、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別々のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと基準信号とは、eNB610によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器658によって計算されるチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上でeNB610によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号され、デインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いで、コントローラ/プロセッサ659に与えられる。
[0053]コントローラ/プロセッサ659はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ660に関連付けられ得る。メモリ660はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、制御/プロセッサ659は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、復号(deciphering)と、ヘッダ復元(decompression)と、制御信号処理とを行う。上位レイヤパケットは、次いで、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表す、データシンク662に与えられる。また、様々な制御信号がL3処理のためにデータシンク662に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作をサポートするために肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用した誤り検出を担当する。
[0054]ULでは、データソース667は、コントローラ/プロセッサ659に上位レイヤパケットを与えるために使用される。データソース667は、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表す。eNB610によるDL送信に関して説明した機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメント化および並べ替えと、eNB610による無線リソース割振りに基づいた論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化とを行うことによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作と、紛失パケットの再送信と、eNB610へのシグナリングとを担当する。
[0055]eNB610によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器658によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を可能にすることとを行うために、TXプロセッサ668によって使用され得る。以下でさらに詳細に説明するように、本開示のいくつかの態様によれば、チャネル推定値はまた、サービングセルの近隣するおよび潜在的に近隣するセルの探索ならびに測定をどのくらいの頻度で実行すべきかを決定する際に使用され得る。TXプロセッサ668によって生成される空間ストリームは、別個の送信機654TXを介して異なるアンテナ652に与えられる。各送信機654TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
[0056]UL送信は、UE650における受信機機能に関して説明した方法と同様の方法でeNB610において処理される。各受信機618RXは、それのそれぞれのアンテナ620を通して信号を受信する。各受信機618RXは、RFキャリア上で変調された情報を復元し、RXプロセッサ670に情報を与える。RXプロセッサ670はL1レイヤを実装し得る。
[0057]コントローラ/プロセッサ675はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ676に関連付けられ得る。メモリ676はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、制御/プロセッサ675は、UE650からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、復号と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤパケットはコアネットワークに与えられ得る。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担当する。態様では、UE650におけるコントローラ/プロセッサ659、受信プロセッサ656、送信プロセッサ668ならびに/あるいは他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明する技法のための動作および/またはプロセス(たとえば、図11の動作1100および図15の動作1500)を実行または指示し得る。態様では、eNB610におけるコントローラ/プロセッサ675、受信プロセッサ670、送信プロセッサ616ならびに/あるいは他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明する技法のための動作および/またはプロセスを実行または指示し得る。
[0058]LTEワイヤレス通信では、UEは、サービングセルおよび近隣セルの信号強度測定値に基づいて、いくつかのイベントが生じたと決定し得る。たとえば、UEは、UEのサービングセルの信号強度がしきい値を下回ったとUEが決定することに基づいて、A3イベントが生じたと決定し得る。第2の例では、UEは、近隣セルの信号強度がUEのサービングセルの信号強度よりも高いしきい値量であると決定することに基づいて、A5イベントが生じたと決定し得る。
キャリアアグリゲーション
[0059]LTEアドバンストUEは、各方向において送信のために、最高合計100MHz(5つのキャリアまたはサービング周波数)のキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた最高20MHz帯域幅のキャリアに分割されたスペクトルを使用し得る。キャリアがアグリゲートされたとき、各個のキャリアはコンポーネントキャリアと呼ばれることがある。LTEアドバンストモバイルシステムのために、2つのタイプのキャリアアグリゲーション(CA)方法、すなわち、連続CAおよび不連続CAが提案されている。不連続CAと連続CAの両方は、単一のLTEアドバンストUEをサービスするために複数のコンポーネントキャリアをアグリゲートする。
[0060]様々な実施形態によれば、(キャリアアグリゲーションとも呼ばれる)マルチキャリアシステムにおいて動作しているUEは、1次キャリアまたは1次コンポーネントキャリア(PCC)と呼ばれることがある同じキャリア上で、制御機能およびフィードバック機能など、複数のキャリアのいくつかの機能をアグリゲートするように構成される。サポートのために1次キャリアに依存するキャリアは、関連する2次キャリアまたは2次コンポーネントキャリア(SCC)と呼ばれる。たとえば、UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、および/または物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって提供される制御機能などの制御機能をアグリゲートし得る。CAは、1次キャリア上のリソースのみが制御機能のために使用され、2次キャリアのすべてがデータ送信のために利用可能であるという点で、全体的な伝送効率を改善することができる。したがって、制御機能に対する送信データの比は、不CA技法と比較して、CAによって増加され得る。
[0061]図7に、周波数において他を教示するために隣接する複数の利用可能なコンポーネントキャリア710がアグリゲートされる連続CA700を示す。
[0062]図8に、周波数において分離される複数の利用可能なコンポーネントキャリア710がアグリゲートされる不連続CA800を示す。
[0063]図9に、一例による、物理チャネルをグループ化することによって複数キャリアワイヤレス通信システムにおいて無線リンクを制御するための方法900を示す。図示のように、本方法は、ブロック905において、1次キャリアと、1つまたは複数の関連する2次キャリアとを形成するために、少なくとも2つのキャリアからの制御機能を1つのキャリア上にアグリゲートすることを含む。たとえば、図7中のコンポーネントキャリア710a、710b、および710cのための制御機能のすべては、キャリア710a、710b、および710cのアグリゲーションのための1次キャリアとして働く、コンポーネントキャリア710a上でアグリゲートされ得る。次にブロック910において、1次キャリアと各2次キャリアとのための通信リンクを確立する。たとえば、eノードBに関連するUEは、コンポーネントキャリア710a、710b、および710cに関する構成情報と、1次キャリア710aならびに関連する2次キャリア710bおよび710c上で受信されるべき制御情報間のマッピングを示す構成情報とを受信する。次いで、ブロック915において、1次キャリアに基づいて通信を制御する。たとえば、eノードBは、UEを対象とし、2次キャリア710b上でeノードBによって送信されるPDSCHのために、UEにダウンリンク許可を搬送する1次キャリア710a上でUEにPDCCHを送信し得る。
[0064]CAを使用するシステムにおける各キャリアは、他のキャリアのカバレージエリアに依存しないカバレージエリアをサービスし得る。1次コンポーネントキャリアを送信する基地局およびその1次コンポーネントキャリアのカバレージエリアは、コンテキストに応じて、1次セルまたはPCellと呼ばれることがある。2次コンポーネントキャリアを送信する基地局および2次コンポーネントキャリアのカバレージエリアは、コンテキストに応じて、2次セルまたはSCellと呼ばれることがある。PCellおよびSCellのカバレージエリアは、実質的に同等のエリアからなり得るか、または著しく異なり得る。
[0065]図10A、図10B、および図10Cに、PCellおよびSCellの例示的なネットワークを示し、ここにおいて、PCellとSCellとは異なるエリアをカバーする。図10Aは、PCellとSCellとが、異なるサイズの、しかし基地局から同様の方向にあるエリアをカバーするネットワークを示す。図10Bは、本開示の態様による、PCellが実質的に同等のエリアをカバーするネットワークを示す。図10Cは、本開示の態様による、PCellとSCellとが異なるエリアをカバーする例示的なネットワークを示す。PCellおよびSCellは、単一の基地局、または複数の基地局によってサポートされ得る。
[0066]2次セルは、基地局または他のネットワークエンティティからのコマンドに応じて、UEに対してアクティブまたは非アクティブにされた状態にあり得る。SCellがUEに対して非アクティブにされたとき、UEは、SCellによって使用されるSCC上での送信を送信または受信していない。UEは、UEがそのSCC上で送信または受信するために使用するであろう送信機、受信機、またはトランシーバの電源を切断したか、あるいはそれらを再構成していることがある。UEは、たとえば、電力を節約しおよび/またはバッテリー性能を改善するために受信機をオフにし得る。UEは、依然としてそのSCCに関する情報で構成され得、SCellは、基地局または他のネットワークエンティティからの適切なコマンドの受信時にUEに対してアクティブにされ得る。
LTEにおける接続モード間欠受信状態におけるユーザ機器パニック状態
[0067]UE、たとえばUE206のうちの1つが、LTEセル、たとえばセル202のうちの1つにキャンプオンしたとき、UEは、時々、近隣するまたは潜在的に近隣するセルの信号品質を探索および測定する必要がある。UEが強い近隣セルを検出したとき、UEは、近隣セルに再選択するか、またはそれにハンドオーバし得、それにより、概して、性能が良くなり(たとえば、スループットが高くなり)、および/または強い干渉による無線リンク障害の危険が低減される。最も強いセルは、様々なセルのカバレージ領域を通るUEの移動によりしばしば変化するので、これは、モバイルUEをサポートするために特に重要である。
[0068]公開されている、3GPP TS36.133、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Requirements for support of radio resource management」は、UEが、近隣するおよび潜在的に近隣するセル(「近隣セル」は、以下で、近隣するおよび潜在的に近隣するセルを含むことが理解される)をどのくらいの頻度で検出ならびに測定する必要があるかについての最小要件を規定している。UEは、近隣セルの探索および/または測定の異なる実装形態を有し得る。近隣セル探索および/または測定周期性が仕様における要件を満たす限り、各UE実装形態は、任意の方法によって近隣セル探索および/または測定の周期性を決定し得る。
[0069]以下の表は、3GPP TS36.133、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Requirements for support of radio resource management」からのものである。たとえば、表は、定義されたDRXサイクル長をもつDRXを実行するUEのためのFDD周波数内セルのための最小所要近隣セル探索および測定周期性を決定するために使用され得る。周波数内セルは、UEのサービングセルと同じキャリア周波数上で送信するセルである。
[0070]UEが近隣セル探索および測定を極めて高い頻度でスケジュールした場合、UEは、常に、極めて迅速に近隣セルを見つけ得る。近隣セル探索および測定を極めて高い頻度で実行することは、極めて迅速に近隣セルを見つけることが、UEが近隣セルのカバレージ領域を通って移動するので、UEが、優れた接続性を提供する近隣セルを見つけ、それに再選択することを可能にし得るという点で、最良モビリティ性能を与える。しかしながら、探索および測定を極めて高い頻度で実行することは、仕様によって必要とされる最小レートにおいて探索および測定を実行することと比較して、UEにより多くの電力を消費させ、および/またはUEの電力性能を悪化させる。一方、UEが、仕様によって必要とされる最小レートにおいて探索および測定をスケジュールした場合、UEは、それの電力消費を著しく減少させ、および/またはそれの電力性能を改善し得る。しかしながら、UEは、綿密にはネイバーを追跡せず、および/または、UEが近隣セルのカバレージ領域を通って移動しているので、UEが、近隣セルを見つけ、それに再選択することができないことにより、移動している間の接続性が不十分であるという欠点があり得る。
[0071]いくつかのUEがLTEセルにキャンプオンし、アイドルモードに留まるとき、パニックモードが実装されている。いくつかの態様によれば、接続モードDRX(C−DRX)のための1つまたは複数の状態(たとえば、パニック状態)が開示される。ボイスオーバーLTE(VoLTE:Voice over LTE)はC−DRX適用例の一例であり、ここにおいて、電力消費は極めて重要な問題である。
[0072]モビリティ性能と電力消費との間の良好なトレードオフのために、いくつかの態様によれば、近隣セル探索および/または測定をスケジュールする適応方法が開示される。いくつかの態様によれば、UEが、潜在的な強い近隣セルがあり得るという指示を有するとき、すなわち、UEが「パニックモード」状態に入るとき、UEは、UEが「パニックモード」状態にないときよりもはるかに高い頻度で近隣セル探索および/または測定をスケジュールし得、他の場合、UEは、電力を節約するために最小近隣セル探索および/または測定アクティビティを維持し得る。
[0073]いくつかの態様によれば、近隣セル探索および/または測定周期性を決定するための3つの状態の使用が開示される。3つの状態は、通常モードと、軽パニックモードと、パニックモードとして説明され得る。UEが通常モードにあるとき、UEは、仕様によって必要とされる最小レベルにおいて近隣セル探索および/または測定をスケジュールし得る。UEが軽パニックモードにあるとき、UEは、近くに強い近隣セルを有する可能性があり、UEは、UEが通常モードにあるときよりも高い頻度で近隣セル探索および/または測定をスケジュールし得る。最後に、UEがパニックモードにあるとき、UEは、UEのサービングセルへの通信リンクを維持するのが困難であり得、および/または強い近隣セルが極めて有望であり、したがって、近隣セル探索および/または測定は、UEが軽パニックモードにあるときよりもさらに高い頻度でスケジュールされる。
[0074]いくつかの態様によれば、UEにおける条件は、UEがどの状態(すなわち、モード)にあるかを決定するための入力として使用され得る。態様では、UEにおける条件は、(1つまたは複数の)サービングセルおよび/または1つまたは複数の近隣セルに関連付けられた信号の品質、強度ならびに/あるいは電力に基づき得る。UEがどの状態にあるかを決定するための入力として使用され得るUEにおける条件の例としては、サービングセル(1次セルまたは2次セルのいずれか)の信号対雑音比(SNR:signal to noise ratio)、サービングセル(1次セルまたは2次セルのいずれか)の基準信号受信品質(RSRQ:reference signal received quality)、特定の測定イベントの構成、特定の測定イベントのための構成されたオフセットおよびしきい値、測定イベントに入るための条件を満たすこと、ならびにUEにおけるDL復号失敗がある。
[0075]いくつかの態様によれば、UEがどの状態(たとえば、パニックモード状態)に遷移すべきか、またはどの状態に留まるべきかを決定するためにアルゴリズムが使用され得る。UEがどの状態に遷移すべきか、またはどの状態に留まるべきかを決定する際に、値あるいは1つまたは複数のパラメータあるいは1つまたは複数のイベントの発生が使用され得る。例示的なアルゴリズムを以下に提示する。
[0076]「測定イベントA3」に入るための条件を満たすことは、UEが、ネットワーク構成された量よりも多い量だけサービングセルよりも良好である近隣セル(たとえば、近隣セルのRSRQがサービングセルのRSRQよりも高い)を測定したことを意味し得る。「測定イベントA2」に入るための条件を満たすことの発生は、UEによって測定された、サービングセルの品質(たとえば、RSRPまたはRSRQ)が、ネットワーク構成されたしきい値を下回ったことを意味し得る。「P−RNTIに対するCRC失敗」の発生は、UEがサービングセルからのページング信号を復号することが可能でないことを意味し得、それは、通常、低レートであり、復号することが容易である。これらの発生の各々は、それのサービングセルへのUEの接続が不十分な状態にあり得ることを暗示し得、より頻度が高い近隣セル探索および測定が、UEへの優れた接続を提供する近隣セルに迅速に再選択するために有用であり得る。特定のサービングセルメトリック、イベントおよび/または発生について上記で説明したが、UEがどの状態に遷移すべきか、またはどの状態に留まるべきかを決定する際に、他のメトリック、イベントおよび/または発生が採用され得る。測定イベントA2およびA3について上記で説明したが、A5など、他の測定も採用され得る。
[0077]図11に、たとえば、UE206など、UEによって実行される例示的な動作1100を示す。1102において、UEは、サービングセル内で接続モード(たとえば、RRC接続モード)にある間に、間欠受信(DRX)状態に入る。1104において、UEは、サービングセルにおける信号品質、あるいはサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルにおけるサービングセルに対する信号品質のうちの少なくとも1つを示す1つまたは複数のファクタに基づいて、サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索および測定をどのくらいの頻度で実行すべきかを決定する。
[0078]いくつかの態様によれば、UEは、決定されるたびにサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索および測定を実行し得る。たとえば、UEは、通常モードにあるとき、3GPP TS36.133において指定される最小レートにおいて、軽パニックモードにあるとき、1つおきのDRXサイクル中に、およびパニックモードにあるとき、あらゆるDRXサイクル中に近隣セルの探索および測定を実行するように構成され得る。この例では、UEは、表8.1.2.2.1.2−2のように、通常モードで、長さ0.08sのDRXサイクルをもつC−DRX状態で動作し、5つおきのDRXサイクル中に周波数内FDDネイバーセルを測定していることがある。この例では、UEがパニックモードに遷移することを決定したとき、UEは5サイクル測定間隔の第2のDRXサイクル中にあり得る。この例では、UEは、あらゆるDRXサイクル中に探索および測定を実行することを直ちに開始し、あらゆるDRXサイクル中に探索および測定を実行することに変わる前に通常モードの5サイクル測定間隔の終了まで待たないことがある。
[0079]いくつかの態様によれば、1つまたは複数のファクタは、サービングセルの基準信号の受信に関係するメトリック、サービングセルの信号対雑音比(SNR)、測定トリガリングイベントの発生、またはサービングセル中のダウンリンク(DL)チャネルの復号失敗の発生のうちの少なくとも1つを備える。たとえば、UEは、サービングセルのRSRP、サービングセルのRSRQ、サービングセルのSNR、測定イベントA3の発生、測定イベントA2の発生、またはサービングセルからのページングメッセージを復号することの失敗に基づいて、どの状態に遷移すべきか、またはどの状態に留まるべきかを決定し得る。
[0080]いくつかの態様によれば、上記決定することは、1つまたは複数のファクタに基づいて、UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することを備え、各状態は、サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索を実行するための対応する周期性と、サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの測定を実行するための対応する周期性とを有する。態様では、そのような周期性は、たとえば、ネットワークによって与えられるUE構成に関連付けられたそれらの周期性とは異なり得る。このようにして、UEは、パニックモード状態に基づいてそのような探索および/または測定周期性を動的に更新し得る。
[0081]いくつかの態様によれば、第1の状態の周期性は、サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索および測定をどのくらいの頻度で実行すべきかについての最小定義要件に対応する。たとえば、UEは、第1の状態にあるとき、3GPP TS36.133からの表8.1.2.2.1.2−1および表8.1.2.2.1.2−2に記載されている最小レートおいて近隣セルの探索および測定を実行するように構成され得る。
[0082]いくつかの態様によれば、複数の状態は少なくとも第1および第2の状態を備え、第1および第2の状態の各々についてサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索および測定を実行するための周期性は、探索および測定が第1の状態についてよりも第2の状態について高い頻度で実行されるようなものである。たとえば、第1の状態の周期性は、3GPP TS36.133からの表8.1.2.2.1.2−1および表8.1.2.2.1.2−2に記載されている最大周期性(すなわち、最小レート)ごとであり得るが、第2の状態の周期性は、第1の状態の周期性の1/2である(すなわち、レートを2倍にする)ように定義され得る。
[0083]いくつかの態様によれば、複数の状態は少なくとも第1、第2、および第3の状態を備え、第1、第2、および第3の状態の各々についてサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索および測定を実行するための周期性は、探索および測定が、第1の状態についてよりも第2の状態について高い頻度で実行され、第2の状態についてよりも第3の状態について高い頻度で実行されるようなものである。
[0084]いくつかの態様によれば、1つまたは複数のファクタに基づいて、UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することは、サービングセルの基準信号の受信に関係するメトリックが第1のしきい値よりも小さいか、サービングセルの信号対雑音比(SNR)が第2のしきい値よりも小さいか、第1の測定トリガリングイベントが生じるか、またはサービングセル中のダウンリンク(DL)チャネルの復号失敗が生じるかのうちの少なくとも1つである場合、UEが第3の状態にあると決定することを含む。たとえば、UEは、UEのサービングセルのRSRQが第1のしきい値を下回るか、UEのサービングセルのSNRが第2のしきい値を下回るか、測定イベントA3が生じるか、またはUEがサービングセルからのページングメッセージを復号することに失敗する場合、第3の状態に遷移するか、またはその状態に留まることを決定し得る。
[0085]いくつかの態様によれば、1つまたは複数のファクタに基づいて、UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することは、サービングセルの基準信号の受信に関係するメトリックが第3のしきい値よりも小さいか、サービングセルのSNRが第4のしきい値よりも小さいか、または第2の測定トリガリングイベントが生じるかのうちの少なくとも1つである場合、UEが第2の状態にあると決定することをさらに備える。たとえば、UEは、サービングセルのRSRQが第3のしきい値を下回るか、サービングセルのSNRが第4のしきい値を下回るか、または測定イベントA2が生じる場合基づいて、第2の状態に遷移するか、またはその状態に留まることを決定し得る。
[0086]いくつかの態様によれば、1つまたは複数のファクタに基づいて、UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することは、UEが第2の状態または第3の状態のいずれかにあると決定されない場合、UEが第1の状態にあると決定することをさらに備える。たとえば、UEは、サービングセルのRSRQが少なくとも第3のしきい値に等しく、サービングセルのSNRが少なくとも第4のしきい値に等しく、測定イベントA2およびA3が少なくとも2つのDRXサイクルの間生じず、UEがサービングセルからの直近のページングメッセージを正常に復号した場合、第1の状態に遷移するか、またはその状態に留まることを決定し得る。
キャリアアグリゲーションを用いた接続モード間欠受信状態におけるユーザ機器パニック状態
[0087]UE、たとえばUE206のうちの1つが、CAシステムにおいて複数のキャリアを使用して受信するように構成されるとき、UEは、時々、キャリアの各々上の近隣するまたは潜在的に近隣するセルの信号品質を探索および測定する必要がある。UEが、特定のキャリア上で動作している強い近隣セルを検出したとき、eNBは、そのキャリア上の近隣セルにUEをハンドオーバする(たとえば、PCell変更)か、またはそのネイバーを用いて2次セルを変更し(たとえば、SCell変更)得、それにより、概して、性能が良くなる(たとえば、スループットが高くなる)。さらに、1次セル(PCell)上でハンドオーバすることにより、無線リンク障害の危険が低減されることもある。最も強いセルは、様々なセルのカバレージ領域を通るUEの移動によりしばしば変化するので、1次コンポーネントキャリアと2次コンポーネントキャリアとが異なるカバレージを有し得る場合、これは、モバイルUEをサポートするために特に重要である。
[0088]上記で説明したように、UEが近隣セル探索および測定を極めて高い頻度でスケジュールした場合、UEは、常に、極めて迅速に近隣セルを見つけ得る。近隣セル探索および測定を極めて高い頻度で実行することは、極めて迅速に近隣セルを見つけることが、UEが近隣セルのカバレージ領域を通って移動するので、UEが、優れた接続性を提供する近隣セルを見つけ、それに再選択することを可能にし得るという点で、最良モビリティ性能を与える。しかしながら、探索および測定を極めて高い頻度で実行することは、仕様によって必要とされる最小レートにおいて探索および測定を実行することと比較して、UEにより多くの電力を消費させ、および/またはUEの電力性能を悪化させる。一方、UEが、仕様によって必要とされる最小レートにおいて探索および測定をスケジュールした場合、UEは、それの電力消費を著しく減少させ、および/またはそれの電力性能を改善し得る。しかしながら、UEは、綿密にはネイバーを追跡せず、および/または、UEが近隣セルのカバレージ領域を通って移動しているので、UEが、近隣セルを見つけ、それに再選択することができないことにより、移動している間の接続性が不十分であるという欠点があり得る。
[0089]UEによるSCC探索および測定は周波数内測定と考えられ得る。したがって、UEは、非アクティブ/アクティブ状態について3GPP36.133のセクション8.3において定義されている時間期間ごとにSCC測定を実行し得る。UEは、SCellがUEに対してアクティブにされるかどうかにかかわらず、SCC測定を実行し得る。
[0090]SCCは、UEがすべてのSCellカバレージエリアの外側にあり得るとしても、UEのために構成され得る。すべてのSCellカバレージエリアの外側のSCCで構成されたUEは、UEが、依然としてPCC上で接続され得るので、無線リンク障害(RLF)状態にあると考えられない。したがって、UEは、すべてのSCellカバレージエリアの外側にあるときでも、SCellおよびそれのネイバーを探索および測定し続けるべきである。
[0091]UEはPCellからSCellにハンドオーバし得る。このハンドオーバは、SCellがアクティブにされるか、または非アクティブにされるかにかかわらず行われ得る。たとえば、UEは、PCellとSCellとを用いたCAのために構成され得、SCellは非アクティブにされる。この例では、UEは、UEのサービングPCellのカバレージエリアの外側に移動していることがあり、サービングPCellは、SCellにハンドオーバするようにUEに命令し得る。この例では、UEは、SCCを新しい1次キャリアとして扱うように再構成され得、UEは、以前はSCellであった新しいPCellにハンドオーバし得る。
[0092]UEは、PCellハンドオーバから、UEの現在のSCCと同じキャリア上のネイバーセルにハンドオーバし得る。このハンドオーバは、SCellがアクティブにされるか、または非アクティブにされるかにかかわらず行われ得る。たとえば、UEは、PCCとSCCとを用いたCAのために構成され得、SCCは非アクティブにされる。この例では、UEは、UEのサービングPCellのカバレージエリアの外側に移動していることがあり、サービングPCellは、UEの現在のSCCと同じキャリア上のネイバーセルにハンドオーバするようにUEに命令し得る。この例では、UEは、SCCを新しい1次キャリアとして扱うように再構成され得、UEは、ネイバーセルにハンドオーバし得、ネイバーセルをPCellとして扱う。
[0093]UEは、UEの現在のSCellを、UEの現在のSCC上で動作している近隣セルと「スワップ」し得る。たとえば、UEは、PCellおよびSCellによってサービスされるように構成され得、セル探索および測定によって、近隣セルがSCC上でより強い信号を有すると決定し得る。この例では、UEは、近隣セルをUEのための新しいSCellとして構成するように命令され得、UEは、依然として、UEのPCellによってPCC上でサービスされている間、近隣セルからSCC上での送信を受信し得る。
[0094]図10A、図10B、および図10Cに示したように、1次および2次サービングセル(たとえば、PCellおよびSCell)カバレージエリアは一致しないことがある。PCellカバレージエリアはSCellカバレージエリアよりも大きくまたは小さくなり得る。さらに、PCellカバレージエリアとSCellカバレージエリアとは、各PCellカバレージエリアが2つ以上のSCellカバレージエリアと重複し、各SCellカバレージエリアが2つ以上のPCellカバレージエリアと重複し得るように重複し得る。PCellとSCellとの間のカバレージエリアの変動および複数のキャリアを用いた動作は、いくつかの状況では、単一のキャリアのみの上で(すなわち、CAを用いずに)動作しているUEのためのハンドオーバよりも最適ではない、CAを用いて動作しているUEのためのハンドオーバにつながり得る。
[0095]図12Aおよび図12Bに、単一のキャリアのみの上で動作している場合にUEが実行するであろうハンドオーバよりも最適ではないハンドオーバを実行するCAを用いて動作しているUEの第1の例を示す。この例では、UE1202は、UEのPCellカバレージエリア1204の外側に移動しているが、依然として、UEのSCellカバレージエリア1206内にある。この例では、SCellはUEに対して非アクティブにされる。また、この例では、SCellが非アクティブにされるので、UEは、UEがPCellを測定するよりも低い頻度でSCellを測定する。この例では、UEが基地局から遠ざかっているので、PCellの信号強度とSCellの信号強度は両方とも減少している。しかしながら、UEがPCellよりも低い頻度でSCellを測定しているので、UEは、図12Bのグラフによって示されているように、SCellの信号強度が減少したとUEが決定するよりも高い頻度でPCellの信号強度が減少したと決定する。階段線1208はPCellの測定値を表し、階段線1210はSCellの測定値を表す。破線1212は、UEにおいて受信されたSCellの実際の電力レベルを表す。この例では、UEは、SCellの信号強度がPCellの信号強度をしきい値量だけ超えたとき、PCellからSCellにハンドオーバするように命令される。実線楕円1214は、PCellの測定値とSCellの実際の信号強度とに基づいて、これがいつ行われるべきかを示す。この例では、UEは、UEがSCellの減少する信号強度を測定するよりも高い頻度でPCellの減少する信号強度を測定するので、ハンドオーバは破線楕円1216においてトリガされる。
[0096]図13Aおよび図13Bに、単一のキャリアのみの上で動作している場合にUEが実行するであろうハンドオーバよりも最適ではないハンドオーバを実行するCAを用いて動作しているUEの第2の例を示す。この例では、UE1202は、UEのPCellカバレージエリア1304およびSCellカバレージエリア1306から、PCellカバレージエリア1308およびSCellカバレージエリア1310に移動している。この例では、SCellはUEに対して非アクティブにされる。また、この例では、SCellが非アクティブにされるので、UEは、UEがPCellを測定するよりも低い頻度でSCellを測定する。この例では、UEが基地局1312から遠ざかっているので、PCellの信号強度とSCellの信号強度は両方とも減少している。しかしながら、UEがPCellよりも低い頻度でSCellを測定しているので、UEは、図13Bのグラフによって示されているように、SCellの信号強度が減少したとUEが決定するよりも高い頻度でPCellの信号強度が減少したと決定する。階段破線1316はPCellの測定値を表し、階段破線1318はSCellの測定値を表す。階段破線1320は基地局1314のPCC上での測定値を表す。この例では、UEは、UEによって測定されたSCellの信号強度が、UEによって測定されたPCellの信号強度をしきい値量だけ超えたとき、PCellからSCellにハンドオーバするように命令される。実線楕円1322は、これがいつ行われるかを示す。この例では、SCellの信号強度とPCellの信号強度とは、互いに極めて近似すべきであるが、UEがPCellよりも低い頻度でSCellを測定しているので、UEは、SCellの信号強度がより高いと決定し、UEは、SCellにハンドオーバするように命令される。この例では、UEは、ほぼコールアウト番号1324によって示される時間において基地局1314にハンドオーバするように命令されるべきである。しかしながら、このハンドオーバは、1322におけるSCellへのハンドオーバによってトリガされたハンドオーバタイマーの満了まで延期され得る。ハンドオーバタイマーは、ワイヤレス通信の分野において知られており、セル境界の近くに移動するUEが、2つのセル間で迅速にハンドオーバすること、または「ピンポン」を防ぐためにLTEシステムに共通である。
[0097]図14Aおよび図14Bに、単一のキャリアのみの上で動作している場合にUEが実行するであろうハンドオーバよりも最適ではないハンドオーバを実行するCAを用いて動作しているUEの第3の例を示す。この例では、UE1202は、カバレージエリア1402をもつセルをUEのPCellとして使用し、カバレージエリア1404をもつセルをUEのSCellとして使用するように構成される。この例では、UEは、PCellカバレージエリアの外側に移動しており、カバレージエリア1406をもつセルをUEのSCellとして使用することのためにスワップしない。この例では、SCellはUEに対して非アクティブにされる。また、この例では、SCellが非アクティブにされるので、UEは、UEがPCellを測定するよりも低い頻度でSCC上で測定する。UEがPCellよりも低い頻度でSCC上で測定しているので、UEは、図14Bのグラフによって示されているように、カバレージエリア1406をもつセルの信号強度が増加したとUEが決定するよりも高い頻度でPCellの信号強度が減少したと決定する。階段線1408はPCellの測定値を表し、階段線1410は、カバレージエリア1406をもつセルの測定値を表す。破線1412は、UEにおいて受信されたカバレージエリア1406をもつセルの実際の電力レベルを表す。この例では、UEは、SCellの信号強度がPCellの信号強度をしきい値量だけ超えたとき、PCellからSCellにハンドオーバするように命令される。実線楕円1414は、PCellの測定値とカバレージエリア1406をもつセルの実際の信号強度とに基づいて、これがいつ行われるべきかを示す。この例では、UEは、UEがカバレージエリア1406をもつセルの増加する信号強度を測定するよりも高い頻度でPCellの減少する信号強度を測定するので、ハンドオーバは破線楕円1416においてトリガされる。
[0098]本開示のいくつかの態様によれば、SCC上のSCellまたは近隣セルが、UEのサービングPCellからのUEのハンドオーバのためにeNBによって考慮されないことがある。これらの態様によれば、SCCがハンドオーバのために考慮されないことになるとUEが決定した場合、UEは、SCC上での探索および測定のレートを変化させないことがある。これらの態様によれば、UEは、SCCが測定対象またはいくつかの測定イベントで構成されないかどうかを決定することによって、SCCがハンドオーバのために考慮されるべきではないと決定し得る。たとえば、UEは、CAシステムにおいて動作していることがあり、測定イベントA3もA5もSCC上で構成されないと決定し得る。この例では、UEは、SCCがハンドオーバのために考慮されないことになると決定し得、UEは、測定イベントA3またはA5がSCC上で構成されないことに基づいて、SCCの探索および測定のレートを変化させないことを決定し得る。測定イベントA2およびA3について上記で説明したが、A5など、他の測定も採用され得る。態様では、測定イベントは、3GPP Rel.10測定イベントA2、A3、および/またはA5を含み得る。
[0099]図15に、たとえば、UE206など、UEによって実行されるワイヤレス通信のための例示的な動作1500を示す。1502において、UEは第1の周波数を1次コンポーネントキャリア(PCC)として構成する。たとえば、UEは、5.4GHzの中心周波数における20MHz帯域をPCCとして構成し得る。1504において、UEは第2の周波数を2次コンポーネントキャリア(SCC)として構成する。この例では、UEは、5.42GHzの中心周波数における20MHz帯域をSCCとして構成し得る。態様では、複数のSCCが構成され得る(たとえば最高4つのSCC)。1506において、UEは、1つまたは複数のサービングセル内で接続モード(たとえば、RRC接続モード)にある間に、間欠受信(DRX)状態に入る。この例では、UEは、PCC上の第1のセルとSCC上の第2のセルとに接続されている間にDRX状態に入り得る。1508において、UEは、測定トリガリングイベントがSCC上で構成されるかどうかに基づいて、1つまたは複数のサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索および測定をどのくらいの頻度で実行すべきかを決定する。この例では、UEは、測定イベントA3またはA5がSCC上で構成されないと決定し、測定イベントA3またはA5がSCC上で構成されないと決定することに基づいて、最小レートにおいてSCC上で近隣するおよび潜在的に近隣するセルを探索ならびに測定することを決定し得る。態様では、UEは1つまたは複数のサービングセル(PCellと1つまたは複数のSCell)を有することができる。各セルは周波数上にある。したがって、PCCと1つまたは複数のSCCとがある。各サービング周波数(PCCまたはSCC)は、各周波数上の1つのサービングセルと、その周波数上の潜在的に1つまたは複数のネイバーとの複数のセルを有することができる。
[0100]本開示のいくつかの態様によれば、UEは、決定によって示されるたびに第2の周波数上での探索および測定を実行し得る。たとえば、PCCと1つまたは複数のSCCとで構成された、CAシステムにおいて動作しているUEは、PCC上でのネイバーセルの探索および測定のレートを増加させることを決定し得、また、PCC上でのネイバーセルの探索および測定のレートとは異なる最小レートにおいて1つまたは複数のSCC上でのネイバーセルの探索および測定を続けることを決定し得る。
[0101]いくつかの態様によれば、UEは、SCellがSCC上でアクティブにされるかどうかにさらに基づいて、第2の周波数上での探索および測定を実行することを決定し得る。たとえば、PCCとSCCとで構成された、CAシステムにおいて動作しているUEは、SCellがSCC上でアクティブにされると決定し得、UEは、サービングセルがSCC上でアクティブにされることに基づいて、SCC上でのネイバーセルの探索および測定のレートを増加または減少させることを決定し得る。
[0102]いくつかの態様によれば、UEは、1次サービング周波数上のセルの信号品質メトリック、あるいは1つまたは複数のサービングコンポーネントキャリア上のセルに近隣するまたは潜在的に近隣する1つまたは複数の2次サービングセルの信号品質メトリックに対する1次サービング周波数上の信号品質メトリックのうちの少なくとも1つを示す1つまたは複数のファクタにさらに基づいて、第2の周波数上での探索および測定を実行することを決定し得る。すなわち、UEは、PCellの信号品質とPCC上の近隣セルまたはSCC上のセルの信号品質との比較に基づいて、第2のサービング周波数上でのセル探索および測定をどのくらいの頻度で実行すべきかを決定し得る。たとえば、PCellとSCellとで構成された、CAシステムにおいて動作しているUEは、SCC上のネイバーの信号強度が、PCellまたはPCC上のネイバーセルの信号強度よりも高いことに基づいて、第2のサービング周波数上での探索および測定のレートを増加させることを決定し得る。
[0103]いくつかの態様によれば、1つまたは複数のファクタは、1つまたは複数のサービングセルの基準信号の受信に関係するメトリック、1つまたは複数のサービングセルの信号対雑音比(SNR)、PCCまたはSCC上で測定イベントに入るための条件の満足、あるいはPCell上のダウンリンク(DL)チャネルの復号失敗の発生のうちの少なくとも1つを備える。たとえば、UEは、1次周波数上のサービングセルのRSRPがしきい値を下回って減少することに基づいて、第2の周波数上でのネイバーセルの探索および測定のレートを増加させることを決定し得る。
[0104]いくつかの態様によれば、上記決定することは、1つまたは複数のファクタに基づいて、UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することを備え、各状態は、サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの第2の周波数上での探索を実行するための対応する周期性と、1つまたは複数のサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの第2の周波数上での測定を実行するための対応する周期性とを有する。態様では、そのような周期性は、たとえば、ネットワークによって与えられるUE構成に関連付けられたそれらの周期性とは異なり得る。
[0105]いくつかの態様によれば、複数の状態は少なくとも第1、第2、および第3の状態を備え、第1、第2、および第3の状態の各々について第2の周波数上でのサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索および/または測定を実行するための周期性は、第2の周波数上での探索および/または測定が、第1の状態についてよりも第2の状態について高い頻度で実行され、第2の状態についてよりも第3の状態について高い頻度で実行されるようなものである。
[0106]いくつかの態様によれば、1つまたは複数のファクタに基づいて、UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することは、第1の周波数上でのサービングセルの基準信号の受信に関係するメトリックが第1のしきい値よりも小さいか、サービングセルの第1の周波数上の信号対雑音比(SNR)が第2のしきい値よりも小さいか、第1の測定イベントに入るための条件の満足が生じるか、あるいは1つまたは複数のサービングセル中のPCell上のダウンリンク(DL)チャネルの復号失敗が生じるかのうちの少なくとも1つである場合、UEが第3の状態にあると決定することを含む。たとえば、UEは、PCellのRSRQが第1のしきい値を下回る場合、第3の状態に遷移するか、またはその状態に留まることを決定し得る。
[0107]いくつかの態様によれば、1つまたは複数のファクタに基づいて、UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することは、PCellの基準信号の受信に関係するメトリックが第3のしきい値よりも小さいか、PCellのSNRが第4のしきい値よりも小さいか、または第2の測定イベントに入るための条件の満足が生じるかのうちの少なくとも1つである場合、UEが第2の状態にあると決定することをさらに備える。たとえば、UEは、PCellのRSRQが第3のしきい値を下回る場合、第2の状態に遷移するか、またはその状態に留まることを決定し得る。
[0108]いくつかの態様によれば、1つまたは複数のファクタに基づいて、UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することは、UEが第2の状態または第3の状態のいずれかにあると決定されない場合、UEが第1の状態にあると決定することをさらに備える。
[0109]いくつかの態様によれば、UEは、1つまたは複数のSCellの基準信号の受信に関係するメトリック、1つまたは複数のSCellの信号対雑音比(SNR)、あるいはSCC上のSCellまたはネイバーセルによってトリガされる測定イベントに入るための条件の満足に基づいて、第2の周波数上での探索および測定をどのくらいの頻度で実行すべきかを決定し得る。たとえば、CAシステムにおいて動作しているUEは、SCellの信号強度が第2のしきい値を下回ると決定し得、UEは、SCCの測定のレートを最大レートまで増加させることを決定し得る。
[0110]いくつかの態様によれば、上記決定することは、1つまたは複数のファクタに基づいて、UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することを備え、各状態は、サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの第2の周波数上での探索を実行するための対応する周期性と、1つまたは複数のサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの第2の周波数上での測定を実行するための対応する周期性とを有する。態様では、そのような周期性は、たとえば、ネットワークによって与えられるUE構成に関連付けられたそれらの周期性とは異なり得る。
[0111]いくつかの態様によれば、複数の状態は少なくとも第1および第2の状態を備え、第1および第2の状態の各々についてサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの第2の周波数上での探索および/または測定を実行するための周期性は、探索および/または測定が第1の状態についてよりも第2の状態について高い頻度で実行されるようなものである。たとえば、第1の状態の周期性は、3GPP TS36.133からのセクション8.3に記載されている最大周期性(すなわち、最小レート)ごとであり得るが、第2の状態の周期性は、第1の状態の周期性の1/2である(すなわち、レートを2倍にする)ように定義され得る。
[0112]いくつかの態様によれば、1つまたは複数のファクタに基づいて、UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することは、1つのPCellの基準信号の受信に関係するメトリックが第1のしきい値よりも小さいか、PCellのSNRが第2のしきい値よりも小さいか、または第1の測定イベントのエントランス条件の満足が生じるかのうちの少なくとも1つと、1つまたは複数のSCellの基準信号の受信に関係するメトリックが第3のしきい値よりも小さいか、1つまたは複数のSCellの信号対雑音比(SNR)が第4のしきい値よりも小さいか、あるいはSCC上のSCellまたはネイバーセルによってトリガされる第2の測定イベントのエントランス条件の満足のうちの少なくとも1つとである場合、UEが第2の状態にあると決定することをさらに備える。たとえば、UEは、PCellのRSRQが第1のしきい値を下回り、1つまたは複数のSCell RSRQが第3のしきい値を下回る場合、第2の状態に遷移するか、またはその状態に留まることを決定し得る。
[0113]いくつかの態様によれば、1つまたは複数のファクタに基づいて、UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することは、UEが第2の状態にあると決定されない場合、UEが第1の状態にあると決定することをさらに備える。
[0114]開示したプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセス中のステップの特定の順序または階層は再構成され得ることを理解されたい。さらに、いくつかのステップは組み合わせられるかまたは省略され得る。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
[0115]さらに、「または」という用語は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味するものとする。すなわち、別段に規定されていない限り、または文脈から明らかでない限り、たとえば、「XはAまたはBを採用する」という句は、自然包括的並べ替えのいずれかを意味するものとする。すなわち、たとえば、「XはAまたはBを採用する」という句は、XがAを採用する場合、XがBを採用する場合、またはXがAとBの両方を採用する場合のいずれによっても満たされる。さらに、本出願と添付の特許請求の範囲とで使用する冠詞「a」および「an」は、別段に規定されていない限り、または単数形を対象とすることが文脈から明らかでない限り、概して「1つまたは複数」を意味するものと解釈されるべきである。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、個々のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cを包含するものとする。
[0116]以上の説明は、当業者が本明細書で説明した様々な態様を実施できるようにするために提供したものである。これらの態様に対する様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、特許請求の言い回しに矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつか」という用語は1つまたは複数を指す。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素のすべての構造的および機能的均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。さらに、本明細書に開示したいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「ための手段」という句を使用して明示的に具陳されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。

Claims (28)

  1. ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
    サービングセル内で接続モードにある間に、間欠受信(DRX)状態に入ることと、
    前記サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルにおける前記サービングセルに対する少なくとも信号品質を示す1つまたは複数のファクタに基づいて、前記サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索および測定をどのくらいの頻度で実行すべきかを決定することと
    を備える、方法。
  2. 決定されるたびに前記サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索および測定を実行することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記1つまたは複数のファクタが、
    前記サービングセルの基準信号の受信に関係するメトリック、前記サービングセルの信号対雑音比(SNR)、測定イベントに入るための条件の満足、または前記サービングセル中のダウンリンク(DL)チャネルの復号失敗の発生
    のうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記決定することは、前記1つまたは複数のファクタに基づいて、前記UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することを備え、
    各状態が、前記サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索を実行するための対応する周期性と、前記サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの測定を実行するための対応する周期性とを有する、請求項1に記載の方法。
  5. 第1の状態の周期性が、前記サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索および測定をどのくらいの頻度で実行すべきかについての最小定義要件に対応する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記複数の状態が少なくとも第1および第2の状態を備え、
    前記第1および第2の状態の各々について前記サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索および測定を実行するための周期性は、探索および測定が前記第1の状態についてよりも前記第2の状態について高い頻度で実行されるようなものである、請求項4に記載の方法。
  7. 前記複数の状態が少なくとも第1、第2、および第3の状態を備え、
    前記第1、第2、および第3の状態の各々について前記サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索および測定を実行するための周期性は、探索および測定が、前記第1の状態についてよりも前記第2の状態について高い頻度で実行され、前記第2の状態についてよりも前記第3の状態について高い頻度で実行されるようなものである、請求項4に記載の方法。
  8. 前記1つまたは複数のファクタに基づいて、前記UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することは、
    前記サービングセルの基準信号の受信に関係するメトリックが第1のしきい値よりも小さいか、前記サービングセルの信号対雑音比(SNR)が第2のしきい値よりも小さいか、第1の測定イベントに入るための条件の満足が生じるか、または前記サービングセル中のダウンリンク(DL)チャネルの復号失敗が生じるかのうちの少なくとも1つである場合、前記UEが前記第3の状態にあると決定すること
    を備える、請求項7に記載の方法。
  9. 前記1つまたは複数のファクタに基づいて、前記UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することは、
    前記サービングセルの前記基準信号の受信に関係する前記メトリックが第3のしきい値よりも小さいか、前記サービングセルの前記SNRが第4のしきい値よりも小さいか、または第2の測定イベントに入るための条件の満足が生じるかのうちの少なくとも1つである場合、前記UEが前記第2の状態にあると決定すること
    をさらに備える、請求項8に記載の方法。
  10. 前記1つまたは複数のファクタに基づいて、前記UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することは、
    前記UEが前記第2の状態または前記第3の状態のいずれかにあると決定されない場合、前記UEが前記第1の状態にあると決定すること
    をさらに備える、請求項9に記載の方法。
  11. ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
    第1のサービング周波数を1次コンポーネントキャリア(PCC)として構成することと、
    第2のサービング周波数を2次コンポーネントキャリア(SCC)として構成することと、
    1つまたは複数のサービングセル内で接続モードにある間に、間欠受信(DRX)状態に入ることと、
    測定トリガリングイベントが前記SCC上で構成されるかどうかに基づいて、前記1つまたは複数のサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの前記第2のサービング周波数上での探索および測定をどのくらいの頻度で実行すべきかを決定することと
    を備える、方法。
  12. 決定されるたびに前記1つまたは複数のサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの前記第2のサービング周波数上での探索および測定を実行することをさらに備える、請求項11に記載の方法。
  13. 前記決定することは、サービングセルが1つまたは複数のSCC上でアクティブにされたかどうかにさらに基づく、請求項11に記載の方法。
  14. 前記決定することが、
    1次セル(PCell)の基準信号の前記第1のサービング周波数上での受信に関係するメトリック、前記PCellの信号対雑音比(SNR)、測定イベントに入るための条件の満足、または前記PCell上のダウンリンク(DL)チャネルの復号失敗の発生
    のうちの少なくとも1つを備える1つまたは複数のファクタにさらに基づく、請求項13に記載の方法。
  15. 前記決定することは、前記1つまたは複数のファクタに基づいて、前記UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することを備え、
    各状態が、前記1つまたは複数のサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの前記第2のサービング周波数上での探索を実行するための対応する周期性と、前記1つまたは複数のサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの前記第2のサービング周波数上での測定を実行するための対応する周期性とのうちの少なくとも1つを有する、請求項13に記載の方法。
  16. 前記複数の状態が少なくとも第1、第2、および第3の状態を備え、
    前記第1、第2、および第3の状態の各々について前記第2のサービング周波数上での前記1つまたは複数のサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索を実行するための周期性は、前記第2のサービング周波数上での探索が、前記第1の状態についてよりも前記第2の状態について高い頻度で実行され、前記第2の状態についてよりも前記第3の状態について高い頻度で実行されるようなものであるか、または
    前記第1、第2、および第3の状態の各々について前記第2のサービング周波数上での前記1つまたは複数のサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの測定を実行するための周期性は、前記第2のサービング周波数上での測定が、前記第1の状態についてよりも前記第2の状態について高い頻度で実行され、前記第2の状態についてよりも前記第3の状態について高い頻度で実行されるようなものであるか
    のうちの少なくとも1つである、請求項15に記載の方法。
  17. 前記1つまたは複数のファクタに基づいて、前記UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することは、
    前記PCellの基準信号の前記第1のサービング周波数上での受信に関係するメトリックが第1のしきい値よりも小さいか、前記PCellの信号対雑音比(SNR)が第2のしきい値よりも小さいか、第1の測定イベントに入るための条件の満足が生じるか、または前記PCell上のダウンリンク(DL)チャネルの復号失敗が生じるかのうちの少なくとも1つである場合、前記UEが前記第3の状態にあると決定すること
    を備える、請求項16に記載の方法。
  18. 前記1つまたは複数のファクタに基づいて、前記UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することは、
    前記PCellの前記第1のサービング周波数上での前記基準信号の受信に関係する前記メトリックが第3のしきい値よりも小さいか、前記PCellの前記SNRが第4のしきい値よりも小さいか、または第2の測定イベントに入るための条件の満足が生じるかのうちの少なくとも1つである場合、前記UEが前記第2の状態にあると決定すること
    をさらに備える、請求項17に記載の方法。
  19. 前記1つまたは複数のファクタに基づいて、前記UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することは、
    前記UEが前記第2の状態または前記第3の状態のいずれかにあると決定されない場合、前記UEが前記第1の状態にあると決定すること
    をさらに備える、請求項18に記載の方法。
  20. 前記1つまたは複数のファクタが、
    前記PCellの基準信号の前記第1のサービング周波数上での受信に関係するメトリック、前記PCellの信号対雑音比(SNR)、第1の測定イベントに入るための条件の満足、または前記PCell上のダウンリンク(DL)チャネルの復号失敗の発生
    のうちの少なくとも1つをさらに備え、
    前記1つまたは複数のファクタが、
    SCellの基準信号の前記第2のサービング周波数上での受信に関係するメトリック、SCellの信号対雑音比(SNR)、または第2の測定イベントに入るための条件の満足
    のうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項14に記載の方法。
  21. 前記決定することは、前記1つまたは複数のファクタに基づいて、前記UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することを備え、
    各状態が、前記1つまたは複数のサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの前記第2のサービング周波数上での探索を実行するための対応する周期性を有するか、または
    各状態が、前記1つまたは複数のサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの前記第2のサービング周波数上での測定を実行するための対応する周期性を有するか
    のうちの少なくとも1つである、請求項20に記載の方法。
  22. 前記複数の状態が少なくとも第1および第2の状態を備え、
    前記第1および第2の状態の各々について前記1つまたは複数のサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索を実行するための周期性は、探索が前記第1の状態についてよりも前記第2の状態について高い頻度で実行されるようなものであるか、または
    前記第1および第2の状態の各々について前記1つまたは複数のサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの測定を実行するための周期性は、測定が前記第1の状態についてよりも前記第2の状態について高い頻度で実行されるようなものであるか
    のうちの少なくとも1つである、請求項21に記載の方法。
  23. 前記1つまたは複数のファクタに基づいて、前記UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することは、
    前記PCellの前記基準信号の受信に関係する前記メトリックが第1のしきい値よりも小さいか、前記PCellの前記SNRが第2のしきい値よりも小さいか、第1の測定イベントに入るための条件の満足が生じるか、または前記PCell上のダウンリンク(DL)チャネルの復号失敗が生じるかのうちの少なくとも1つと、
    SCellの基準信号の前記第2のサービング周波数上での受信に関係する前記メトリックが第3のしきい値よりも小さいか、SCellの上の前記信号対雑音比(SNR)が第4のしきい値よりも小さいか、または第2の測定イベントに入るための条件の満足が生じるかのうちの少なくとも1つと
    である場合、前記UEが前記第2の状態にあると決定すること
    をさらに備える、請求項22に記載の方法。
  24. 前記1つまたは複数のファクタに基づいて、前記UEが複数の状態のうちの1つにあるかどうかを決定することは、
    前記UEが前記第2の状態にあると決定されない場合、前記UEが前記第1の状態にあると決定すること
    をさらに備える、請求項23に記載の方法。
  25. サービングセル内で接続モードにある間に、間欠受信(DRX)状態に入ることと、
    前記サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルにおける前記サービングセルに対する信号品質を示す1つまたは複数のファクタに基づいて、前記サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索および測定をどのくらいの頻度で実行すべきかを決定することと
    を行うように構成されたプロセッサと、
    前記プロセッサに結合されたメモリと
    を備える、ワイヤレス通信のための装置。
  26. 前記プロセッサが、決定されるたびに前記サービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの探索および測定を実行するようにさらに構成された、請求項25に記載の装置。
  27. 第1のサービング周波数を1次コンポーネントキャリア(PCC)として構成することと、
    第2のサービング周波数を2次コンポーネントキャリア(SCC)として構成することと、
    1つまたは複数のサービングセル内で接続モードにある間に、間欠受信(DRX)状態に入ることと、
    測定トリガリングイベントが前記SCC上で構成されるかどうかに基づいて、前記1つまたは複数のサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの前記第2のサービング周波数上での探索および測定をどのくらいの頻度で実行すべきかを決定することと
    を行うように構成されたプロセッサと、
    前記プロセッサに結合されたメモリと
    を備える、ワイヤレス通信のための装置。
  28. 前記プロセッサが、決定するたびに前記1つまたは複数のサービングセルに近隣するまたは潜在的に近隣するセルの前記第2のサービング周波数上での探索および測定を実行するようにさらに構成された、請求項27に記載の装置。
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