JP2016521095A - スケジューリング方法および基地局 - Google Patents

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Abstract

本発明の実施形態は、基地局によって、第1のスケジューリングを有効化して、リソースを第1のカテゴリのユーザ機器UEに割り当てるステップであって、基地局は、第1のカテゴリのUEの第2のコンポーネントキャリア上のデータを処理するように構成され、第1のカテゴリのUEの現在のセルは、セカンダリコンポーネントキャリアに対応するセカンダリセルである、ステップと、基地局によって、第1のカテゴリのUEに割り当てられたリソースに従ってエアインターフェースを介して第1のカテゴリのUEのデータを送信するステップであって、第1のスケジューリングの有効化時点は、第1のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の第1の期間にあり、第1の期間は、第2の期間より大きく、第2の期間は、第2のスケジューリングの有効化時点と比較して第2のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の期間である、ステップとを含む、スケジューリング方法を開示している。本発明の実施形態さらには、基地局を開示している。CAシナリオにおいてリアルタイム要件を満たすことが困難になるという問題を、本発明を使用して解決している。

Description

本発明は、通信技術の分野に関し、具体的には、スケジューリング方法および基地局に関する。
モバイル通信技術および広帯域無線アクセス技術の発達に伴い、その2つのサービスが相互浸透している。モバイル通信のブロードバンド化の要件を満たし、広帯域通信の移動性による課題に対処するために、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、略して、CA)などの技術が、モバイル通信システムに導入されている。
CA技術における複数の連続したまたは不連続なコンポーネントキャリアの集約を用いて、より大きな帯域幅を実現することを可能としており、その結果、ピークデータレートおよびシステムのスループットを増大し、同時に、周波数スペクトルの不連続についての事業者の問題をも解決している。ユーザ機器(User Equipment、略して、UE)は、ダウンリンクおよびアップリンクにおいて複数のコンポーネントキャリア(Component Carrier、略して、CC)のアグリゲーションを独立してサポートすることを可能としている。複数のアグリゲーションされたコンポーネントキャリアは、1つのプライマリコンポーネントキャリア(Primary Component Carrier、略して、PCC)と、少なくとも1つのセカンダリコンポーネントキャリア(Secondary Component Carrier、略して、SCC)とを含む。UEによって最初にアクセスされるキャリアがPCCであり、1つまたは複数の他のキャリアがSCCである。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、略して、3GPP)プロトコルにて規定されているレイヤ2(L2)は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、略して、PDCP)レイヤ、無線リンク制御(Radio Link Control、略して、RLC)レイヤ、および媒体アクセス制御(Medium Access Control、略して、MAC)レイヤを含む。CA技術が導入された後は、SCCはMACレイヤのみに現れ、およびPCCおよびSCCはPDCPレイヤおよびRLCレイヤでは区別されていない。結果として、データをレイヤ2で処理する際に、データをRLCレイヤで処理する前に待機遅延が生じてしまい、そのことがリアルタイム要件を満たすことを困難にしている。
本発明の実施形態は、リアルタイム要件を満たすことが難しいという問題を解決するスケジューリング方法および基地局を提供している。
本発明の第1の態様の実施形態は、スケジューリング方法を提供しており、スケジューリング方法は、
基地局によって、第1のスケジューリングを有効化して、リソースを第1のカテゴリのユーザ機器UEに割り当てるステップであって、基地局は、第1のカテゴリのUEのセカンダリコンポーネントキャリア上のデータを処理するように構成され、第1のカテゴリのUEの現在のセルは、セカンダリコンポーネントキャリアに対応するセカンダリセルである、ステップと、
基地局によって、第1のカテゴリのUEに割り当てられたリソースに従ってエアインターフェースを介して第1のカテゴリのUEのデータを送信するステップであって、
第1のスケジューリングの有効化時点は、第1のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の第1の期間にあり、第1の期間は、第2の期間より大きく、第2の期間は、第2のスケジューリングの有効化時点と比較して第2のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の期間であり、第1のスケジューリングが有効化されていない場合には、第2のスケジューリングは、第1のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、または第2のスケジューリングは、第2のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、第2のカテゴリのUEは、基地局によってサービスを提供されるUEのうち、キャリアアグリゲーションCAをサポートしていないUE、CAをサポートしているUEであってその現在のセルがプライマリサービングセルであるUE、およびCAをサポートしているUEであってそのセカンダリコンポーネントキャリアがアクティブになっていないUE、といったUEの任意の1つまたは複数のタイプのUEである、ステップとを含む。
第1の態様の第1の可能な実施様態においては、第1の期間は、第2の期間より大きい、少なくとも1msである。
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実施様態に準拠している、第1の態様の第2の可能な実施様態においては、基地局が第1のスケジューリングを有効化する前に、方法は、
スケジューリング条件が満たされているかどうかを決定するステップをさらに含み、
基地局によって、第1のスケジューリングを有効化することは、
スケジューリング条件が満たされている場合には第1のスケジューリングを有効化することを含む。
第1の態様の第2の可能な実施様態に準拠している、第1の態様の第3の可能な実施様態においては、スケジューリング条件は、
UEのセカンダリコンポーネントキャリアが配置されているボードとUEのプライマリコンポーネントキャリアが配置されているボードとの間のラウンドトリップ遅延がプリセット値以上である、
UEのセカンダリコンポーネントキャリアが配置されている基地局またはボードのエアインターフェースデータのタイムアウトがプリセット閾値に達するまたは超過する、
UEのセカンダリコンポーネントキャリアが配置されている基地局またはボードの負荷が第1のプリセット負荷以上である、
UEのプライマリコンポーネントキャリアが配置されている基地局またはボードの負荷が第2のプリセット負荷以上である、のうちの任意の1つまたは複数を含む。
第1の態様の第2または第3の可能な実施様態に準拠している、第1の態様の第4の可能な実施様態においては、方法は、基地局が第1のスケジューリングを有効化した後に、
基地局によって、第2のスケジューリングを有効化して、リソースを第2のカテゴリのUEに割り当てるステップであって、第2のスケジューリングは、第2のカテゴリのUEに対するスケジューリングである、ステップと、
第1のカテゴリのUEのデータを送信する際に基地局によって、第2のカテゴリのUEに割り当てられたリソースに従ってエアインターフェースを介して第2のカテゴリのUEのデータを送信するステップとをさらに含む。
本発明の第2の態様の実施形態は、第1のカテゴリのUEのセカンダリコンポーネントキャリア上のデータを処理するように構成され、第1のカテゴリのUEの現在のセルがセカンダリコンポーネントキャリアに対応するセカンダリセルである、基地局を提供しており、基地局は、
第1のスケジューリングを有効化して、リソースを第1のカテゴリのユーザ機器UEに割り当てるように構成される、スケジューリングユニットと、
第1のカテゴリのUEに割り当てられたリソースに従ってエアインターフェースを介して第1のカテゴリのUEのデータを送信するように構成される、伝送ユニットであって、
第1のスケジューリングの有効化時点は、第1のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の第1の期間にあり、第1の期間は、第2の期間より大きく、第2の期間は、第2のスケジューリングの有効化時点と比較して第2のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の期間であり、第1のスケジューリングが有効化されていない場合には、第2のスケジューリングは、第1のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、または第2のスケジューリングは、第2のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、第2のカテゴリのUEは、基地局によってサービスを提供されるUEのうち、キャリアアグリゲーションCAをサポートしていないUE、CAをサポートしているUEであってその現在のセルがプライマリサービングセルであるUE、およびCAをサポートしているUEであってそのセカンダリコンポーネントキャリアがアクティブになっていないUE、といったUEの任意の1つまたは複数のタイプのUEである、伝送ユニットとを備える。
第2の態様の第1の可能な実施様態においては、第1の期間は、第2の期間より大きい、少なくとも1フレーム、1送信時間間隔TTI、または1msである。
第2の態様に準拠している、または第2の態様の第1の可能な実施様態に準拠している、第2の態様の第2の可能な実施様態においては、基地局は、
スケジューリング条件が満たされているかどうかを決定するように構成される、決定ユニットであって、
スケジューリングユニットは、スケジューリング条件が満たされていると決定ユニットが決定すると第1のスケジューリングを有効化するように構成される、決定ユニットをさらに備える。
第2の態様の第2の可能な実施様態に準拠している、第2の態様の第3の可能な実施様態においては、スケジューリング条件は、
UEのセカンダリコンポーネントキャリアが配置されているボードとUEのプライマリコンポーネントキャリアが配置されているボードとの間のラウンドトリップ遅延がプリセット値以上である、
UEのセカンダリコンポーネントキャリアが配置されている基地局またはボードのエアインターフェースデータのタイムアウトがプリセット閾値に達するまたは超過する、
UEのセカンダリコンポーネントキャリアが配置されている基地局またはボードの負荷が第1のプリセット負荷以上である、
UEのプライマリコンポーネントキャリアが配置されている基地局またはボードの負荷が第2のプリセット負荷以上である、のうちの任意の1つまたは複数を含む。
第2の態様の第2または第3の可能な実施様態に準拠している、第2の態様の第4の可能な実施様態においては、
スケジューリングユニットが第1のスケジューリングを有効化した後に、スケジューリング条件が満たされていないと決定ユニットが決定すると、スケジューリングユニットは、第1のスケジューリングをキャンセルするようにトリガされることをさらに含む。
第2の態様に準拠している、または第2の態様の第1、第2、第3、または第4の可能な実施様態に準拠している、第2の態様の第5の可能な実施様態においては、スケジューリングユニットは、第1のスケジューリングを有効化した後に、第2のスケジューリングを有効化して、リソースを第2のカテゴリのUEに割り当てるようにさらに構成され、第2のスケジューリングは、第2のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、
伝送ユニットは、第1のカテゴリのUEのデータを送信する際に、第2のカテゴリのUEに割り当てられたリソースに従ってエアインターフェースを介して第2のカテゴリのUEのデータを送信するようにさらに構成される。
本発明の第3の態様の実施形態は、コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータ可読媒体は、例えば、第1の態様または第1の態様の任意の実施様態における方法を実行するために使用されるプログラムコードのグループを含む、コンピュータプログラム製品を提供している。
本発明の実施形態を実施することで以下の有益な効果を得られる。
UEに対する事前スケジューリングを実行することは、UEのスケジューリング優先度を改善することに等しく、その結果、RTTはより長くなり、それによって、CAシナリオにおける遅延要件を引き下げ、CA技術においてリアルタイム要件を満たすことが困難になるという問題を解決している。
本発明の実施形態におけるまたは従来技術おける技術的解決手法をより明確に記載するために、実施形態を記載するために必要とされる添付の図面を以下に簡単に説明する。以下の記載における添付の図面が本発明の一部の実施形態を示しているにすぎず、当業者が創造的努力なしにこれらの添付の図面から他の図面をさらに導出し得ることは明らかであろう。
本発明の第1の実施形態による、スケジューリング方法の概略フローチャートである。 本発明の第1の実施形態における、スケジューリングのシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態による、スケジューリング方法の概略フローチャートである。 本発明の第3の実施形態による、スケジューリング方法の概略フローチャートである。 本発明の第4の実施形態による、スケジューリング方法の概略フローチャートである。 本発明の第4の実施形態における、スケジューリングのシーケンス図である。 本発明の第5の実施形態による、スケジューリング方法の概略フローチャートである。 本発明の第6の実施形態による、スケジューリング方法の概略フローチャートである。 本発明の第7の実施形態による、スケジューリング方法の概略フローチャートである。 本発明の第8の実施形態による、スケジューリング方法の概略フローチャートである。 本発明の第9の実施形態による、スケジューリング方法の概略フローチャートである。 本発明の第10の実施形態による、スケジューリング方法の概略フローチャートである。 本発明の第11の実施形態による、基地局の概略構造図である。 本発明の第11の実施形態による、別の基地局の概略構造図である。 本発明の第12の実施形態による、基地局の概略構造図である。 本発明の第12の実施形態による、別の基地局の概略構造図である。 本発明の第13の実施形態による、基地局の概略構造図である。 本発明による、通信システムの概略情報交換図である。
本発明の実施形態における添付の図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決手法を以下に明確かつ完全に記載する。記載した実施形態が本発明の実施形態のすべてというよりむしろ一部に過ぎないことは明らかであろう。創造的努力なしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる他の実施形態のすべては、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
CA技術の導入は、基地局におけるリアルタイム要件(または遅延要件)、ボード間帯域幅、ハードウェア処理能力などについての重大な課題をもたらしている。このことは、UEのデータを運ぶために使用される、PCCおよびSCCを含む複数のCCが存在しており、SCCがL2のMACのためだけに現れること原因である。したがって、UEのデータをPDCPで処理した後に、RLC処理は、UEのデータに対して即座に実行されておらず、RLC処理は、UEのすべてのCCのMACスケジューリング結果に従って有効化され、RLCプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、略して、PDU)を生成し、RLC PDUは、MACレイヤに送信され、すべてのCCに分散されている。すべてのCCのベースバンド処理ロケーションが、異なる場所に、特に、比較的長距離に分散されている場合には、例えば、ベースバンド処理ロケーションが、異なるボード(同一の基地局内の異なるボード、同一の基地局内の異なるサブラック内のボード、または異なる基地局内のボードなど)に属している場合には、RLC処理前の待機遅延およびPDU伝送遅延は、比較的長くなり、したがって、基地局において現在のリアルタイム要件を満たすことが困難となり、RLC PDUまたはMAC PDUを処理のためにベースバンドにタイムリーに送信することさえ保証できなくなり、それによって、エアインターフェースの送信失敗を引き起こすことになる。例えば、周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)システムにおいては、8つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)処理が存在しており、ダウンリンクピークを達する必要がある場合には、処理がMACスケジューリングから開始して、エアインターフェースを介してダウンリンクデータを送信し、そのデータに対応するHARQフィードバックがMACスケジューリングについて到着する時間は、最大で8送信時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)となる、さもなければ、HARQ処理をスケジューリングの次のラウンドまでに開放することができなくなる、ここで、この処理における時間要件は、ラウンドトリップ時間(Round Trip Time、略して、RTT)遅延要件と呼ばれる。RLC処理前の待機遅延およびPDU伝送遅延が比較的長くなるので、RTT遅延要件(8TTI)内でパケットアセンブリおよびデータの分散処理を完了することは非常に難しくなる。同様に、時分割複信(Time Division Duplex、TDD)システムにおいては、RTT遅延要件は8TTIより長いが、同じ問題が存在する。
前述の問題を考慮して、本出願においては事前スケジューリングをUEに対して実行している、そのことは、UEのスケジューリング優先度を改善することおよびRTT遅延要件を拡大することに等しく、その結果、遅延要件を引き下げている。例えば、UEが1フレーム前にスケジューリングされると、スケジューリング期間が1TTIとなるので、RTT遅延要件は8TTIから9TTIに低減し、その結果、RTT遅延要件を満たすことがより容易になる。
本発明の第1の実施形態によるスケジューリング方法の概略フローチャートである、図1を参照する。方法は、基地局によって実行され、特に、基地局内のボードによって実行され得る。加えて、基地局またはボードは、CAをサポートしているUEのSCC上のデータを処理するように構成され、UEの現在のセルはその基地局の管理下であり、すなわち、UEの現在のセルは、SCCに対応するセカンダリサービングセル(SCell)であり、以降、セカンダリセルと簡潔に称する。図1に示したように、方法は、以下のステップを含む。
S101: 基地局が、UEの第Nのフレームにおいてデータのためのリソースを割り当てるために、UEに対する第1のスケジューリングを実行する、ここで、基地局は、UEのSCC上のデータを処理するように構成され、UEの現在のセルは、SCCに対応するセカンダリセルであり、Nはゼロ以上の整数である。
S102: 基地局は、UEの第(N+8)のフレームにおいてデータのためのリソースを割り当てるために、UEに対する第2のスケジューリングを実行する、ここで、第2のスケジューリングと第1のスケジューリングとの間の期間は、8TTIより大きい。
本発明の第1の実施形態によるスケジューリングのシーケンス図である、図2を引き続き参照する。図2に示したように、図中の点線位置T1は、従来技術における第Nのフレームのためのスケジューリング時点であり、実線位置T2は、第1の実施形態における、第Nのフレームのためのスケジューリング時点であり、T1時点より前の期間にある。このように、第NのフレームにおけるデータをT3時点でエアインターフェースを介して送信する場合には、UEは、4TTI遅れてHARQフィードバックを送信することを開始し、第Nのフレームにおけるデータに対するHARQフィードバックを基地局に返信し、MACスケジューリングのためにL2に送信し、次の期間のMACスケジューリング、すなわち、第(N+8)のフレームのためのスケジューリング、がT4時点に開始する。従来技術と比較して、T3時点からT4時点までの期間は変化せず、スケジューリングの開始時点からエアインターフェースを介してデータを送信する時点T3までの期間が前述の技術的解決手法において拡大しており、それによって、RTT遅延全体が拡大しており、その結果、RTT遅延要件を満たすことがより容易になっていることが見て取れよう。
PCCおよびSCCをUE側の観点から記載しており、各CCは、ある端末にとってはPCCであるが、他の端末にとってはSCCとなり得ることに留意されたい。本出願における例示として特定のUEを使用するわけではないが、現在のセルがセカンダリセルであるUEに対するスケジューリングの処理方式を記載している、ここで、その処理方式が、現在の遅延要件を引き下げることを可能にしている。しかしながら、UEは、そのことに限定されない。UEはまた、(R8およびR9 バージョンUEなどの)CAをサポートしていないUE、現在のセルがPCCであるUE、またはSCCがアクティブになっていないUEであってもよい。加えて、PCCおよびSCCをUE側の観点から記載している。説明を簡潔にするために、本明細書は、この概念を取り入れて、UEのPCC上で運ばれるデータを処理するボードを、SCCが配置されているボード(または、SCCがデプロイされているボード)と呼び、UEのSCC上で運ばれるデータを処理するボードを、SCCが配置されているボード(または、SCCがデプロイされているボード)と呼ぶ。加えて、SCCが配置されているボードおよびPCCが配置されているボードは、同一のまたは異なっていてもよい。加えて、それらが異なっている場合には、SCCが配置されているボードは、UEに対する事前スケジューリングを実行し、スケジューリング結果をPCCが配置されているボードに送信して、RLC PDUのフレーム作成を実行するようにPCCが配置されているボードに指示し、PCCが配置されているボードは、フレーム作成したPDUをSCCが配置されているボードに送信する、その結果、SCCが配置されているボードは、スケジューリング中に割り当てられたリソースを使用して、UEのデータを送信する。SCCが配置されているボードとPCCが配置されているボードとの間にはある程度の距離が存在しているので、RLC処理前の待機遅延およびPDU伝送遅延は比較的長くなり、RTT遅延要件を満たすことが難しくなる。前述の技術的解決手法により、RTT遅延要件は拡大し、その結果、RTT遅延要件を満たすことがより容易になる。加えて、(Qなどの)データの総量が変化しない状況では、RTT遅延要件における拡大のおかげで、(RTTに対するQの比によって表される)ボード間帯域幅についての要件を引き下げている、その結果、ボード間帯域幅についての要件を満たすこともより容易になる。
加えて、SCCが配置されているボードおよびPCCが配置されているボードを、同一のサブラックまたは基地局に配置してもよいし、また異なるサブラックまたは基地局に配置してもよく、サブラック間の状況、クロスサイトの状況などでは、それらの間に比較的長い距離が存在しているので、本実施形態におけるスケジューリング方法は、リアルタイム要件についてのより望ましい緩和効果を有している。
UE間の区別のポリシーを例示として使用して、前述の解決手法のさらに別の実施様態を以下に記載する。
本発明の第2の実施形態によるスケジューリング方法の概略フローチャートである、図3を参照する。図3に示したように、図1に示した方法のステップS101の前に、以下のステップは、さらに含む。
S301: 基地局が、スケジューリングされることになるUEを事前にスケジューリングされるUE(第1のカテゴリのUE)と事前にスケジューリングされないUE(第2のカテゴリのUE)とに分類する。
例えば、事前にスケジューリングされないUEは、(R8またはR9のUEなどの)CAをサポートしていないUE、CAをサポートしているUEであってそのSCCが設定されていないまたはアクティブになっていないUE、現在のセルがPCCに対応するプライマリセルであるUEであってそれに対する事前スケジューリングをそのSCCがアクティブになっているか否かにかかわらず実行しないUEを含み、事前にスケジューリングされるUEは、現在のセルがSCCに対応するSCellであるUEであってその現在のセルがSCellであることからそのSCCがアクティブになっていることを示すUEを含み、そのため、SCCがアクティブになっているUEであってその現在のセルがSCellであるUEとも呼ばれる。
次に、図1のステップS101からS102は、事前にスケジューリングされるUEために、すなわち、第1のカテゴリのUEのために実行される。
加えて、事前スケジューリング決定機能を基地局にデプロイしてもよい。すなわち、遅延要件、ボード間帯域幅、ハードウェア処理能力などに関する問題が生じていない場合には、事前スケジューリングを有効化しなくてもよいが、問題が生じている場合には、事前スケジューリングを有効化する。このように、状況を特定している場合にはRTT遅延要件を拡大し、事前スケジューリングをどのような状況でも実行していない、その結果、ネットワーク全体の周波数利用をより大きく改善している。
この場合には、事前スケジューリングのための決定条件(以下では略して、スケジューリング条件)を構築しておく必要がある。ラウンドトリップ遅延は、SCCが配置されているボードがパケットを送信する時からSCCが配置されているボードが応答を受信してパケットを送信する時までの時間間隔であり、ここで、応答は、PCCが配置されているボードによってフィードバックされる。例えば、ラウンドトリップ遅延は、スケジューリング結果をSCCが配置されているボードが送信する時から、PCCが配置されているボードによってスケジューリング結果に従って送信されるRLC PDUをSCCが配置されているボードが受信する時までの時間間隔であってもよいし、また、特別に設定した情報の一部をSCCが配置されているボードが送信する時からPCCが配置されているボードによって返信された応答をSCCが配置されているボードが受信する時までの時間間隔であってもよい。この時間間隔が比較的長い場合には、遅延自体がかなり長いことを示しており、データをより早く処理することができない。この場合に、事前スケジューリングを実行してRTT遅延要件を拡大していると、処理効率の低下についての問題がもたらされることはなくなる、したがって、事前スケジューリングを有効化し得る。
加えて、基地局またはボード自体の処理能力を示すいくつかの情報も、事前スケジューリング条件を構築するために使用される。ボードまたはボードが配置されている基地局の処理能力が不十分であることを情報が示している場合には、データをより早く処理することができない。この場合に、事前スケジューリングを実行してRTT遅延要件を拡大していると、処理効率の低下についての問題がもたらされることはなくなる、したがって、事前スケジューリングを有効化し得る。
例えば、以下の状況のうちの1つを満たしている場合には、UEに対する事前スケジューリングを有効化する。
1) SCCが配置されているボードとPCCが配置されているボードとの間のラウンドトリップ遅延が過度に長くなっている。
2) SCCが配置されている基地局またはボードのエアインターフェースデータの過度なタイムアウトが存在する。
3) SCCが配置されている基地局またはボードの負荷が過度に重くなっている。
4) PCCが配置されている基地局またはボードの負荷が過度に重くなっている。
この場合には、事前決定機能の入力は、以下の情報を含んでいてもよい。
1) SCCが配置されているボードとPCCが配置されているボードとの間のラウンドトリップ遅延の検出。
2) SCCが配置されている基地局またはボードのエアインターフェースデータのタイムアウトに関する周期的統計。
3) SCCが配置されている基地局またはボードの負荷。
4) PCCが配置されている基地局またはボードの負荷。
加えて、前述の事前スケジューリング条件を満たすものがない場合には、UEに対する事前スケジューリングをキャンセルしてもよく、通常のスケジューリングに戻し、その結果、ネットワーク全体の周波数利用をさらに改善している。
例えば、以下の状況を満たしている場合には、UEに対する事前スケジューリングをキャンセルする。
1) SCCが配置されているボードとPCCが配置されているボードとの間のラウンドトリップ遅延が所要の範囲内にある。
2) SCCが配置されている基地局またはボードのエアインターフェースデータのタイムアウトの数が通常の範囲にある、または(期間内の総データに対する期間内のタイムアウトデータの比などの)タイムアウト比が通常の範囲にある。
3) SCCが配置されている基地局またはボードの負荷が通常範囲内にある。
4) PCCが配置されている基地局またはボードの負荷が通常範囲内にある。
4つの条件のうちの1つまたは複数がスケジューリング条件として任意に選択され得るし、対応する事前スケジューリングのキャンセル条件がスケジューリング条件に一致し得るまたは一致し得ないことに留意されたい。4つの条件すべてが選択され、事前スケジューリングのキャンセル条件が4つの条件に一致している場合には、事前スケジューリングは、それらのうちの1つを満たしている限りは有効化され、いずれの条件も満たしていない場合には、事前スケジューリングはキャンセルされる。これは、イージー・イン・ディフィカルト・アウト(easy-in difficult-out)ポリシーを表している。加えて、当業者は、本出願に限定されないポリシーの要求に従って条件を選択してもよい。
事前スケジューリング条件が満たされているかどうかを予め決定しており、事前スケジューリング条件が満たされている場合に事前スケジューリングを有効化するポリシーの例示を使用して、前述の解決手法のさらに別の実施様態を以下に記載する。
本発明の第3の実施形態によるスケジューリング方法の概略フローチャートである、図4を参照する。本実施形態において、方法は以下のステップを含む。
S401: 基地局が、スケジューリング条件に関連したデータを取得する。
関連データは、SCCが配置されているボードとPCCが配置されているボードとの間のラウンドトリップ遅延、SCCが配置されている基地局またはボードのエアインターフェースデータのタイムアウト状況、SCCが配置されている基地局またはボードの負荷状況、またはPCCが配置されているボードによって報告される、PCCが配置されている基地局またはボードの負荷状況であってもよい。
S402: スケジューリング条件が満たされているかどうかを決定する、ここで、スケジューリング条件は、以下の1つまたは複数を含む。
SCCが配置されているボードとPCCが配置されているボードとの間のラウンドトリップ遅延がプリセット値以上である。
SCCが配置されている基地局またはボードのエアインターフェースデータのタイムアウトがプリセット閾値に達するまたは超過する、ここで、プリセット閾値は、タイムアウト比の閾値、総時間中のタイムアウト時間の割合の閾値などであってもよく、本実施形態に限定されない。
SCCが配置されている基地局またはボードの負荷が第1のプリセット負荷以上である。
PCCが配置されている基地局またはボードの負荷が第2のプリセット負荷以上である。
事前スケジューリング条件が前述のうちのいずれか1つを満たしている場合には、図1のステップS101からS102を実行する。さもなければ、ステップS405を実行し、事前スケジューリングをUEに対して実行しない、すなわち、通常のスケジューリングをUEに対して実行し、その結果、UEの第NのフレームとUEの第(N+8)のフレームとのためのスケジューリング間の期間は、8TTIに等しくなる。
本発明の第4の実施形態によるスケジューリング方法の概略フローチャートである、図5を参照する。方法は、基地局によって実行され、特に、基地局内のボードによって実行され得る。加えて、基地局またはボードは、CAをサポートしているあるUEのSCC上のデータを処理するように構成され、UEの現在のセルはその基地局の管理下に位置する、すなわち、UEの現在のセルは、SCCに対応するセカンダリセルである。図5に示したように、方法は、以下のステップを含む。
S501: 基地局が、第1のスケジューリングを有効化して、リソースを第1のカテゴリのUEに割り当てる、ここで、基地局は、第1のカテゴリのUEのSCC上のデータを処理するように構成され、第1のカテゴリのUEの現在のセルは、SCCに対応するセカンダリセルである。
S502: 基地局が、第1のカテゴリのUEに割り当てられたリソースに従ってエアインターフェースを介して第1のカテゴリのUEのデータを送信することを含む、エアインターフェース伝送を実行する。
第1のスケジューリングの有効化時点は、エアインターフェース伝送時点より前の第1の期間にあり、第1の期間は、第2の期間より大きく、第2の期間は、第2のスケジューリングの有効化時点と比較して第2のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の期間であり、第1のスケジューリングが有効化されていない場合には、第2のスケジューリングは、第1のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、または第2のスケジューリングは、第2のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、第2のカテゴリのUEは、基地局によってサービスを提供されるUEのうち、CAをサポートしていないUE、CAをサポートしているUEであってその現在のセルがプライマリサービングセル(PCell、以下では略して、プライマリセル)であるUE、およびCAをサポートしているUEであってそのSCCがアクティブになっていないUE、といったUEの任意の1つまたは複数のタイプのUEである。
本実施形態においては、基地局によってサービスを提供されるUEは、第1のカテゴリのUEおよび第2のカテゴリのUEを含み、ここで、第1のカテゴリのUEは、CAをサポートしているUEであってその現在のセルがセカンダリセルであるUEである、すなわち、UEのSCCは、アクティブになっており、現在のセルは、アクティブになっているSCCに対応するセカンダリセルである。第2のカテゴリのUEは、(R8、R9、または旧バージョンのUEなどの)キャリアアグリゲーションCAをサポートしていないUE、CAをサポートしているUEであってその現在のセルがプライマリセルであるUE、およびCAをサポートしているUEであってそのSCCがアクティブになっていないUEなどの条件に適合していないUEである。第1のカテゴリのUEに対しては、第1のカテゴリのUEが前述の技術的問題に直面しているので事前スケジューリングを実行してもよく、第2のカテゴリのUEに対しては、第2のカテゴリのUEが前述の技術的問題に直面していないので事前スケジューリングを実行しなくてもよい。したがって、エアインターフェースリソースをより効率的に使用している。加えて、事前スケジューリング(すなわち、第1のスケジューリング)の有効化条件をさらに設定してもよく、その結果、条件が満たされている場合には、事前スケジューリングを有効化して、エアインターフェースリソースをより効率的に使用している。有効化条件を以降に詳細に記載する。
第1のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送および第2のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送が異なる時点または同一の時点で行われるものであってもよいことに留意されたい。例えば、第1のスケジューリングが有効化されていない場合で、第2のスケジューリングが第1のカテゴリのUEに対するスケジューリングである場合には、第1のスケジューリングおよび第2のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点は異なるが、2つのエアインターフェース伝送時点が同調している場合には、第1のスケジューリングの有効化時点は、第2のスケジューリングの有効化時点より前にあり、そのことは、RTT遅延全体を拡大し、リアルタイム要件をより容易に満たせるようにすることに等しい。別の例では、第2のスケジューリングは、第2のカテゴリのUEに対するスケジューリングである場合には、第1のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点および第2のスケジューリングは、同一のまたは異なっていてもよい。例えば、エアインターフェース伝送時点は同一である、すなわち、第1のカテゴリのUEのデータおよび第2のカテゴリのUEのデータは同一の時点に送信されるが、2つのカテゴリのUEに対するスケジューリングは異なる時点に有効化される。第2のカテゴリのUEに対するスケジューリングと比較してRTT遅延全体を拡大することに等しい、第1のカテゴリのUEに対するスケジューリングを事前に実行しているので、リアルタイム要件を満たすことがより容易になる。
一例として、本発明の第4の実施形態のスケジューリングのシーケンス図である、図6を引き続き参照する。図4に示したように、第1のカテゴリのUEに対しては、第1のスケジューリングをT11時点で有効化しており、第2のカテゴリのUEに対しては、第2のスケジューリングをT12時点で有効化している。加えて、対応するエアインターフェース伝送時点(T3およびT3')が同調している場合には、T11時点はT12時点より早く、T3時点はT3'時点に一致しており、T4時点はT4'時点に一致している、そのことは、RTT遅延要件全体を拡大し、リアルタイム要件をより容易に満たせるようにすることに等しい。
前述の実施形態と同様に、まずUEを区分してもよく、次に第1のスケジューリングを、本実施形態においては、現在のセルがセカンダリセルであるUEに対してのみ有効化している。添付の図面を参照して、UE間の区別のポリシーの実施様態を以下に記載する。
本発明の第5の実施形態によるスケジューリング方法の概略フローチャートである、図7を参照する。図7に示したように、方法は、以下のステップを含む。
S701: 基地局が、スケジューリングされることになるUEを第1のカテゴリのUEと第2のカテゴリのUEとに分類する。
基地局は、第1のカテゴリのUEのSCC上のデータを処理するように構成され、第1のカテゴリのUEの現在のセルは、SCCに対応するセカンダリセルである。基地局によってサービスを提供されるUEは、第1のカテゴリのUEおよび第2のカテゴリのUEを含み、ここで、第1のカテゴリのUEは、CAをサポートしているUEであってその現在のセルがセカンダリセルであるUEである、すなわち、UEのSCCは、アクティブになっており、現在のセルは、アクティブになっているSCCに対応するセカンダリセルである。第2のカテゴリのUEは、(R8、R9、または旧バージョンのUEなどの)キャリアアグリゲーションCAをサポートしていないUE、CAをサポートしているUEであってその現在のセルがプライマリセルであるUE、およびCAをサポートしているUEであってそのSCCがアクティブになっていないUEなどの条件に適合していないUEである。
S702: 第1の時点において、第1のスケジューリングを有効化して、リソースを第1のカテゴリのUEに割り当てる。
S703: 第2の時点において、第2のスケジューリングを有効化して、リソースを第2のカテゴリのUEに割り当てる。
第1の時点は、第2の時点より前にあり、例えば、少なくとも1フレーム、1ms、または1TTIより前にある。
S704: ステップS702およびS703において割り当てられたリソースに従ってエアインターフェースを介して第1のカテゴリのUEのデータおよび第2のカテゴリのUEのデータを送信することを含む、エアインターフェース伝送を実行する。
前述の実施形態と同様に、構築したスケジューリング条件はまた、本実施形態においては、現在のセルがセカンダリセルであるUEに対する第1のスケジューリングを有効化するかどうかを決定するために使用されてもよい。すなわち、ステップS401およびS402をステップS501の前に追加し、事前スケジューリングの条件が前述のうちのいずれか1つを満たしている場合には、図5に示したステップS501からS502を実行する。
添付の図面を参照して、事前スケジューリング決定条件を有効化するポリシーの実施様態を以下に記載する。
本発明の第6の実施形態によるスケジューリング方法の概略フローチャートである、図8を参照する。図8に示したように、方法は、以下のステップを含む。
S801: 基地局が、第2のスケジューリングを有効化して、リソースを第1のカテゴリのUEに割り当てる、ここで、基地局は、第1のカテゴリのUEのSCC上のデータを処理するように構成され、第1のカテゴリのUEの現在のセルは、SCCに対応するセカンダリセルである。
S802: 基地局が、第2のスケジューリングにおいて第1のカテゴリのUEに割り当てられたリソースに従ってエアインターフェースを介して第1のカテゴリのUEのデータを送信することを含む、第1のエアインターフェース伝送を実行する。
S803: スケジューリング条件が満たされている場合には、基地局が、第1のスケジューリングを有効化して、リソースを第1のカテゴリのUEに割り当てる。
S804: 基地局が、第1のスケジューリングにおいて第1のカテゴリのUEに割り当てられたリソースに従ってエアインターフェースを介して第1のカテゴリのUEのデータを送信することを含む、第2のエアインターフェース伝送を実行する。
第1のスケジューリングの有効化時点は、第1のエアインターフェース伝送時点より前の第1の期間にあり、第2のスケジューリングの有効化時点は、第2のエアインターフェース伝送時点より前の第2の期間にあり、第1の期間は、第2の期間より大きい、少なくとも1フレーム、1ms、または1TTIである。
スケジューリング条件の内容および設定が前述の実施形態のものと同一であり、そのため、ここでさらに詳細を記載することはしないことに留意されたい。
UEは、従来技術と比較して前述の各実施形態において事前にスケジューリングされる。事前スケジューリング量を、1msなどの期間単位で計算してもよい、または1フレームなどのフレーム単位で計算してもよい。当然のことながら、1フレームまたは1ms前にスケジューリングすることに加えて、スケジューリングを、実際の要求に従って、2フレーム(2ms)、3フレーム(3ms)、もしくはそれ以上前に実行してもよいが、本実施形態に限定されない。実際の処理においては、事前フレーム(または期間)の数をエアインターフェース性能の要件および遅延要件に従って公平に選択してもよい。例えば、大抵の場合、1または2フレーム前にUEをスケジューリングすることによって利用要件を満たすことができ、エアインターフェース性能の低下は小さくなる。
それに応じて、第1の実施形態においては、T2時点は、T1時点より少なくとも1msまたは少なくとも1フレーム早い、すなわち、第2のスケジューリングと第1のスケジューリングとの間の期間は9TTI以上である。第2の実施形態においては、T3時点およびT3'時点が同調していることを前提とすれば、T11時点は、T12時点より少なくとも1msまたは少なくとも1フレーム早い、すなわち、第1のスケジューリングの有効化時点と比較して第1のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の第1の期間は、第2のスケジューリングの有効化時点と比較して第2のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の第2の期間より少なくとも1ms大きい。
加えて、スケジューリング処理は、エアインターフェースリソースを割り当てるなどのリソースをUEに割り当てる処理であり、割り当てが完了すると、スケジューリング結果、すなわち、TBS情報を、RLCまたはPDCPに送信して、RLCまたはPDCPのフレーム作成における参考資料として提供する。ダウンリンクリソースの割り当ては、物理ダウンリンク共通チャネル(Physical Downlink Shared Channel、略して、PDSCH)リソースの割り当ておよび物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、略して、PDCCH)リソースの割り当てを含む。加えて、電力の割り当てなども含む。PDSCHおよびPDCCHの割り当てにおいて、リソースの数だけを割り当ててもよいし、または数とロケーションの双方を割り当ててもよい。
加えて、(Qなどの)データの総量が変化しない状況では、RTT遅延要件における拡大のおかげで、(RTT遅延要件に対するQの比によって表される)ボード間帯域幅についての要件を引き下げている、その結果、ボード間帯域幅についての要件を満たすこともより容易になる。PCCおよびSCCを異なるボードに分散させている例示を使用して、前述の解決手法の特定の実施形態および実施効果を以下に記載する。しかしながら、本出願は、PCCおよびSCCを異なるボードに配置することに限定されない。それらはまた、同一のボードに配置されてもよく、この場合には、ボード間のリアルタイム要件の問題を解決するために、前述の技術的解決手法をまた使用してもよい。
本発明の第7の実施形態によるスケジューリング方法の概略フローチャートである、図9を参照する。本実施形態において、方法は以下のステップを含む。
S901. 第1のボードが、事前にユーザ機器(UE)をスケジューリングする。
ここで、第1のボードは、SCCが配置されているボードであるとともに、UEのSCC上のデータを処理するように構成され、UEの現在のセルは、セカンダリコンポーネントキャリアに対応するセカンダリセル(SCell)である。
S902. スケジューリング結果を第2のボードに送信する。
スケジューリング結果は、論理チャネルの搬送量であり、特に、伝送ブロックサイズ(TBS)であってもよいことに留意されたい。
ここで、第2のボードは、PCCが配置されているボードであるとともに、UEのPCC上のデータを処理するように構成される。
S903. スケジューリング結果に従って第2のボードによって送信されたデータを受信する。
S904. 事前スケジューリング中に割り当てられたリソースを使用して受信データを送信する。
第1のボードが、1フレーム前にUEをスケジューリングしてもよい、また実際の要求に従って、2、3、もしくはそれ以上のフレームより前にスケジューリングしてもよいが、本実施形態に限定されないことに留意されたい。実際の処理においては、事前フレームの数をエアインターフェース性能の要件および遅延要件に従って公平に選択してもよい。例えば、大抵の場合、1または2フレーム前にUEをスケジューリングすることによって利用要件を満たすことができ、エアインターフェース性能の低下は小さくなる。
前述の技術的解決手法において、SCCが配置されている第1のボードは、UEに対する事前スケジューリングを実行し、スケジューリング結果をPCCが配置されている第2のボードに送信して、RLC PDUのフレーム作成を実行するように第2のボードに指示し、第2のボードは、フレーム作成したPDUを第1のボードにさらに送信する、その結果、第1のボードは、事前スケジューリング中に割り当てられたリソースを使用して、第2のボードから送信されたデータを送信していることが見て取れよう。UEに対する事前スケジューリングにより、RLC PDUのフレーム作成についての遅延要件を引き下げている。加えて、(Qなどの)データの総量が変化しない状況では、RTT遅延要件における拡大のおかげで、(RTT遅延要件に対するQの比によって表される)ボード間帯域幅についての要件を引き下げている、その結果、ボード間帯域幅についての要件を満たすこともより容易になる。
本実施形態においては、第1のボードおよび第2のボードを、同一のサブラックまたは基地局に配置してもよいし、また異なるサブラックまたは基地局に配置していてもよく、サブラック間の状況およびクロスサイトの状況などの状況においては、すなわち、第1のボードと第2のボードとの間に比較的長い距離が存在している場合には、本実施形態におけるスケジューリング方法は、リアルタイム要件についてのより望ましい緩和効果を有していることに留意されたい。
別の実施形態においては、PCCおよびSCCを同一のボードに分散している場合には、前述の技術的解決手法をまた使用してもよい。この場合には、第1のボードおよび第2のボードを第1のプロセッサおよび第2のプロセッサに置き換えるだけでよい、ここで、第1のプロセッサおよび第2のプロセッサは、同一のボードに配置され、UEのPCCおよびSCC上のデータを処理するようにそれぞれ構成される。ここでさらに詳細を記載することはしない。
PCCおよびSCCをUE側の観点から記載していることに留意されたい。説明を簡潔にするために、本明細書は、この概念を取り入れて、UEのPCC上で運ばれるデータを処理するボードを、SCCが配置されているボード(または、PCCがデプロイされているボード)と呼び、UEのSCC上で運ばれるデータを処理するボードを、SCCが配置されているボード(または、SCCがデプロイされているボード)と呼ぶ。加えて、各CCが、ある端末にとってはPCCであるとともに、他の端末にとってはSCCであってもよい。本出願における例示として特定のUEを使用するわけではないが、現在のセルがセカンダリセルであるUEに対するスケジューリングの処理方式を記載しており、その方式が、現在の遅延要件を引き下げることを可能にしている。しかしながら、UEは、本出願に限定されない。UEはまた、(R8およびR9 バージョンUEなどの)CAをサポートしていないUE、現在のセルがPCCであるUE、またはSCCがアクティブになっていないUEであってもよい。
UE間の区別により事前スケジューリングを有効化することについてのポリシーの例示を使用して、前述の解決手法のさらに別の実施様態を以下に記載する。
本発明の第8の実施形態によるスケジューリング方法の概略フローチャートである、図10を参照する。本実施形態においては、ステップS901の前に、方法は、以下のステップをさらに含む。
S1001. 第1のボードが、各TTIにおいてスケジューリングされることになるUEを事前にスケジューリングされるUEと事前にスケジューリングされないUEとに分類する。
例えば、事前にスケジューリングされないUEは、(R8またはR9のUEなどの)CAをサポートしていないUE、CAをサポートしているUEであってそのSCCが設定されていないまたはアクティブになっていないUE、現在のセルがPCCに対応するプライマリセル(PCell)であるUEであってそれに対する事前スケジューリングをそのSCCがアクティブになっているか否かにかかわらず実行しないUEを含み、事前にスケジューリングされるUEは、現在のセルがSCCに対応するSCellであるUEであってその現在のセルがSCellであることからそのSCCがアクティブになっていることを示すUEを含み、そのため、SCCがアクティブになっているUEであってその現在のセルがSCellであるUEとも呼ばれる。
加えて、事前スケジューリング決定機能をボードにデプロイしてもよい。すなわち、遅延要件、ボード間帯域幅、ハードウェア処理能力などに関する問題が生じていない場合には、事前スケジューリングを有効化しなくてもよいが、問題が生じている場合には、事前スケジューリングを有効化する。このように、状況を特定している場合にはRTT遅延要件を拡大し、事前スケジューリングをどのような状況でも実行していない、その結果、ネットワーク全体の周波数利用をより大きく改善している。
この場合には、事前スケジューリングのための決定条件(以下では略してスケジューリング条件)を構築しておく必要がある。ラウンドトリップ遅延は、SCCが配置されているボードがパケットを送信する時からSCCが配置されているボードが応答を受信してパケットを送信する時までの時間間隔であり、ここで、応答は、PCCが配置されているボードによってフィードバックされる。この時間間隔が比較的長い場合には、遅延自体がかなり長いことを示しており、データをより早く処理することができない。この場合に、事前スケジューリングを実行してRTT遅延要件を拡大していると、処理効率の低下についての問題がもたらされることはなくなる、したがって、事前スケジューリングを有効化し得る。
加えて、ボードまたは基地局の負荷およびボードまたは基地局のエアインターフェースデータのタイムアウトに関する周期的統計などのボード自体の処理能力を示すいくつかの情報も、事前スケジューリング条件を構築するために使用される。ボードまたはボードが配置されている基地局の処理能力が不十分であることを情報が示している場合には、データをより早く処理することができない。この場合に、事前スケジューリングを実行してRTT遅延要件を拡大していると、処理効率の低下についての問題がもたらされることはなくなる、したがって、事前スケジューリングを有効化し得る。
例えば、以下の状況のうちの1つを満たしている場合には、UEに対する事前スケジューリングを有効化する。
1) 第1のボードと第2のボードとの間のラウンドトリップ遅延が過度に長くなっている。
2) 第1のボードまたは第1のボードが配置されている基地局のエアインターフェースデータの過度なタイムアウトが存在する。
3) 第1のボードまたは第1のボードが配置されている基地局の負荷が過度に重くなっている。
4) 第2のボードまたは第2のボードが配置されている基地局の負荷が過度に重くなっている。
この場合には、事前決定機能の入力は、以下の情報を含んでいてもよい。
1) 第1のボードまたは第1のボードが配置されている基地局の負荷。
2) 第2のボードまたは第2のボードが配置されている基地局の負荷。
3) 第1のボードまたは第1のボードが配置されている基地局のエアインターフェースデータのタイムアウトに関する周期的統計。
4) 第1のボードと第2のボードとの間のラウンドトリップ遅延の検出。
加えて、前述の事前スケジューリング条件を満たすものがない場合には、UEに対する事前スケジューリングをキャンセルしてもよく、通常のスケジューリングに戻し、その結果、ネットワーク全体の周波数利用をさらに改善している。
例えば、以下の状況を満たしている場合には、UEに対する事前スケジューリングをキャンセルする。
1) 第1のボードと第2のボードとの間のラウンドトリップ遅延が所要の範囲内にある。
2) 第1のボードまたは第1のボードが配置されている基地局のエアインターフェースデータのタイムアウトの数が通常の範囲にある、または(期間内の総データに対する期間内のタイムアウトデータの比などの)タイムアウト比が通常の範囲にある。
3) 第1のボードまたは第1のボードが配置されている基地局の負荷が通常範囲内にある。
4) 第2のボードまたは第2のボードが配置されている基地局の負荷が通常範囲内にある。
事前スケジューリング条件が満たされているかどうかを予め決定しており、事前スケジューリング条件が満たされている場合に事前スケジューリングを有効化するポリシーの例示を使用して、前述の解決手法のさらに別の実施様態を以下に記載する。
本発明の第9の実施形態によるスケジューリング方法の概略フローチャートである、図11を参照する。本実施形態において、方法は以下のステップを含む。
S1101. 第1のボードが、事前スケジューリング条件に関連したデータを監視する。
関連データは、ラウンドトリップ遅延、第1のボードのエアインターフェースデータのタイムアウト状況、第1のボードの負荷状況、第2のボードによって報告される第2のボードの負荷状況などであってもよい。
S1102. 事前スケジューリング条件が満たされているかどうかを決定する。
必要に応じて、事前スケジューリング条件は、以下のうちのいずれか1つを含む。
第1のボードと第2のボードとの間のラウンドトリップ遅延がプリセット値以上である。
第1のボードまたは第1のボードが配置されている基地局のエアインターフェースデータのタイムアウトがプリセット閾値に達するまたは超過する、ここで、
当然のことながら、事前スケジューリングの決定基準はまた、タイムアウト比および総時間中のタイムアウト時間の割合であってもよい。
第1のボードまたは第1のボードが配置されている基地局の負荷が、第1のプリセット負荷以上である。
第2のボードまたは第2のボードが配置されている基地局の負荷が、第2のプリセット負荷以上である。
第2のボードの負荷に関する情報を監視して第2のボードによって第1のボードに送信してもよいし、第1のボードが配置されている基地局は、第1のボードが配置されている基地局の負荷に関する統計を行って第1のボードが配置されている基地局の負荷を第1のボードに送信してもよい。第2のボードが配置されている基地局は、第2のボードが配置されている基地局の負荷に関する統計を行って第2のボードが配置されている基地局の負荷を第2のボードに送信し、その後、第2のボードは、負荷を第1のボードに送信する。当然のことながら、第2のボードが配置されている基地局は、第1のボードと情報のやりとりを確立していてもよく、その結果、第2のボードが配置されている基地局は、負荷を第1のボードに直接送信する。
事前スケジューリング条件のうちのいずれか1つを満たしている場合には、ステップS1104を実行し、さもなければ、ステップS1103を実行する。
S1103. 通常どおりユーザ機器をスケジューリングする。
事前スケジューリング条件を満たしていない場合には、事前スケジューリングを実行しなくてもよく、第1のボードは、従来技術に従って通常の時間にユーザ機器をスケジューリングしてもよい。
S1104. 第1のボードが、事前にユーザ機器をスケジューリングする。
第1のボードは、ユーザ機器に対して設定されたセカンダリコンポーネントキャリア上のデータを処理するように構成され、ユーザ機器の現在のセルは、セカンダリコンポーネントキャリアに対応するセカンダリセルである。
S1105. スケジューリング結果を第2のボードに送信する。
第2のボードは、ユーザ機器に対して設定されたプライマリコンポーネントキャリア上のデータを処理するように構成される。
S1106. スケジューリング結果に従って第2のボードによって送信されたデータを受信する。
S1107. 事前スケジューリング中に割り当てられたリソースを使用して受信データを送信する。
本実施形態においては、事前スケジューリングをトリガするためのいくつかの決定条件を提供している。当然のことながら、事前スケジューリングは、決定後にトリガされることなく直接実行されてもよく、同様に、リアルタイム要件がCAスケジューリング処理中に比較的高いという問題を解決することができる。
本発明の第10の実施形態によるスケジューリング方法の概略フローチャートである、図12を参照する。本実施形態において、方法は以下のステップを含む。
S1201. 第1のボードが、事前スケジューリング条件に関連したデータを監視する。
関連データは、ラウンドトリップ遅延、第1のボードが配置されているボードのエアインターフェースデータのタイムアウト状況、第1のボードの負荷状況、第2のボードによって報告される第2のボードの負荷状況などであってもよい。
S1202. 事前スケジューリング条件が満たされているかどうかを決定する。
必要に応じて、事前スケジューリング条件は、以下のうちのいずれか1つを含む。
ラウンドトリップ遅延がプリセット閾値以上である。
第1のボードが配置されているボードのエアインターフェースデータのタイムアウトの回数がプリセット回数に達するまたは超過する。
第1のボードが配置されているボードの負荷が第1のプリセット負荷以上である。
第2のボードが配置されているボードの負荷が第2のプリセット負荷以上である。
事前スケジューリング条件のうちのいずれか1つを満たしている場合には、ステップS504を実行し、さもなければ、ステップS1203を実行する。
S1203. 通常どおりユーザ機器をスケジューリングする。
S1204. 第1のボードが、事前にユーザ機器をスケジューリングする。
第1のボードが配置されているボードは、ユーザ機器に対して設定されたセカンダリコンポーネントキャリア上のデータを処理するように構成され、ユーザ機器の現在のセルは、セカンダリコンポーネントキャリアに対応するセカンダリセルである。
S1205. すべての事前スケジューリング条件が満たされているかどうかを決定し、yesの場合には、ステップS1207を実行し、さもなければ、ステップS1206を実行する。
S1206. 事前スケジューリングをキャンセルする。
S1207. スケジューリング結果を第2のボードに送信する、スケジューリング結果に従って第2のボードによって送信されたデータを受信する、および事前スケジューリング中に割り当てられたリソースを使用して受信データを送信するなどの、事前スケジューリングの後続のステップを実行する。
本実施形態においては、事前スケジューリングをキャンセルするための決定条件を提供しており、いずれの事前スケジューリング条件も満たしていない場合には、事前スケジューリングを実行することが不要であることを示しており、そのため、ステップS1204における事前スケジューリングをキャンセルしてもよい。本明細書では、事前スケジューリングキャンセルをする決定を、ステップS1204においてその後実行される事前スケジューリングの任意の段階で実行してもよい。事前スケジューリングを、最適なリソース利用を保証するために、ラウンドトリップ遅延、ボード負荷、およびエアインターフェースデータのタイムアウトのリアルタイム条件に従って実行してもよい。
前述の実施形態においては、事前スケジューリングは、リソースをUEに割り当てること、および割り当てが完了した後に、スケジューリング結果、すなわち、TBS情報を第2のボードに送信して、第2のボードのフレーム作成のための参考資料として提供することを表している。ダウンリンクリソースの割り当ては、物理ダウンリンク共通チャネル(Physical Downlink Shared Channel、略して、PDSCH)リソースの割り当ておよび物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、略して、PDCCH)リソースの割り当てを含む。加えて、電力の割り当てなども含む。PDSCHおよびPDCCHの割り当てにおいて、リソースの数だけを割り当ててもよいし、または数とロケーションの双方を割り当ててもよい。
例えば、PDSCHの割り当てにおいては、ユーザ機器ために事前に予約されているリソースブロック(Resource Block、RB)の数、またはユーザ機器ために事前に予約されているRBの数およびロケーションを含んでいてもよい。例えば、第(n-a)のフレームにおいて、PDSCHリソース、すなわち、RBの数をユーザ機器のために事前に予約しておき、第nのフレームとなったときに、RBのロケーションを事前に予約されているRBの数に従ってユーザ機器にまず割り当て、その後、残りのRBの数およびロケーションを通常どおりスケジューリングされるユーザ機器に割り当てる、または、第(n-a)のフレームにおいて、PDSCHリソース、すなわち、RBの数およびロケーションをユーザ機器のために事前に予約しておき、第nのフレームとなったときに、RBの数およびロケーションを事前に予約されているRBの数およびロケーションに従ってユーザ機器にまず割り当て、その後、残りのRBの数およびロケーションを通常どおりスケジューリングされるユーザ機器に割り当てる、ここで、「a」は、事前スケジューリングのフレームの数である。
例えば、PDCCHの割り当てにおいては、制御チャネル要素(Control Channel Element、略して、CCE)の数をユーザ機器ために事前に予約することを含んでいてもよいし、または、
CCEの数およびロケーションをユーザ機器のために事前に予約することを含んでいてもよい。
具体的な予約処理は、PDSCHの処理と類似しており、そのため、ここでさらに詳細を記載することはしない。
本発明の第11の実施形態による基地局の概略構造図である、図13を参照する。本実施形態は、第1の実施形態(図1に示した実施形態)に対応しており、第1の実施形態における方法を実施するために使用される。図13に示したように、基地局は、処理ユニット131とスケジューリングユニット132とを備え、ここで、スケジューリングユニット132は、第1のスケジューリングおよびUEに対する第2のスケジューリングを実行し、独立してUEの第Nのフレームにおけるデータのためのリソースを割り当てるとともにUEの第(N+8)のフレームにおけるデータのためのリソースを割り当てるように構成され、第1のスケジューリングと第2のスケジューリングとの間の期間は8TTIより大きく、処理ユニット131は、UEのSCC上のデータを処理するように構成され、UEの現在のセルは、SCCに対応するセカンダリセルであり、Nはゼロ以上の整数である。
第2の実施形態(図3に示した実施形態)と同様に、処理ユニット131は、第1のスケジューリングおよび第1のカテゴリのUEに対する第2のスケジューリングを実行するようにスケジューリングユニット132をトリガするために、第1のカテゴリのUEを第2のカテゴリのUEと区別するようにさらに構成される。
第3の実施形態(図4に示した実施形態)と同様に、図14に示したように、基地局は、
スケジューリング条件に関連したデータを取得し、スケジューリング条件が満たされているかどうかを決定し、スケジューリング条件が満たされている場合には、スケジューリングを実行するようにスケジューリングユニット132をトリガするように構成される、決定ユニット133をさらに備えていてもよい。
本発明の第12の実施形態による基地局の概略構造図である、図15を参照する。本実施形態は、第4の実施形態(図5に示した実施形態)に対応しており、第4の実施形態における方法を実施するために使用される。図15に示したように、基地局は、第1のカテゴリのUEのセカンダリコンポーネントキャリア上のデータを処理するように構成され、第1のカテゴリのUEの現在のセルは、セカンダリコンポーネントキャリアに対応するセカンダリセルである。基地局は、スケジューリングユニット151と伝送ユニット152とを備え、ここで、スケジューリングユニット151は、第1のスケジューリングを有効化して、リソースを第1のカテゴリのUEに割り当てるように構成され、伝送ユニット152は、第1のカテゴリのUEに割り当てられたリソースに従ってエアインターフェースを介して第1のカテゴリのUEのデータを送信するように構成され、第1のスケジューリングの有効化時点は、第1のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の第1の期間にあり、第1の期間は、第2の期間より大きく、第2の期間は、第2のスケジューリングの有効化時点と比較して第2のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の期間であり、第1のスケジューリングが有効化されていない場合には、第2のスケジューリングは、第1のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、または、第2のスケジューリングは、第2のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、第2のカテゴリのUEは、基地局によってサービスを提供されるUEのうち、CAをサポートしていないUE、CAをサポートしているUEであってその現在のセルがプライマリサービングセルであるUE、およびCAをサポートしているUEであってそのSCCがアクティブになっていないUE、といったUEの任意の1つまたは複数のタイプのUEである。
前述の実施形態と同様に、第1の期間は、第2の期間より大きい、少なくとも1フレーム、1送信時間間隔TTI、または1msである。
第3の実施形態(図4に示した実施形態)と同様に、図16に示したように、基地局は、スケジューリング条件が満たされているかどうかを決定するように構成される、決定ユニット153と、スケジューリング条件が満たされていると決定ユニット153が決定すると第1のスケジューリングを有効化するように構成される、スケジューリングユニット151とをさらに備えていてもよい。
必要に応じて、スケジューリングユニット151が第1のスケジューリングを有効化した後に、スケジューリング条件が満たされていないと決定ユニット153が決定すると、スケジューリングユニット151は、第1のスケジューリングをキャンセルするようにトリガされる。
必要に応じて、スケジューリング151は、第1のスケジューリングを有効化した後に、第2のスケジューリングを有効化して、リソースを第2のカテゴリのUEに割り当てるようにさらに構成され、第2のスケジューリングは、第2のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、伝送ユニット152は、第1のカテゴリのUEのデータを送信する際に、第2のカテゴリのUEに割り当てられたリソースに従ってエアインターフェースを介して第2のカテゴリのUEのデータを送信するようにさらに構成される。
スケジューリング条件に関する記載は前述の実施形態における記載と同一である、そのため、ここでさらに詳細を記載することはしない。加えて、本発明の本実施形態においては、第7の実施形態から第10の実施形態における方法を実施するために、そのステップを実施するユニットを特に備える、ボードまたは基地局がさらに提供され得る、そのため、ここでさらに詳細を記載することはしない。
スケジューリングユニットは、ハードウェアの形式で独立して構成されるとともに基地局のプロセッサとは独立していてもよく、マイクロプロセッサとして構成されていてもよい、またはハードウェアの形式で基地局のプロセッサに組み込まれていてもよい、または基地局のプロセッサがスケジューリングユニットに対応する処理を起動して実行することができるようにソフトウェアの形式で基地局のメモリに記憶されていてもよいことに留意されたい。
例えば、第11の実施形態(図13に示した実施形態)においては、処理ユニット131は、基地局のプロセッサまたはUEに対応するSCCが配置されているボード上の(FPGAチップなどの)プロセッサであってもよいし、スケジューリングユニット132の機能がプロセッサに組み込まれていてもよい。加えて、スケジューリングユニット132と同様に、図14に示した決定ユニットは、独立に構成されるとともにプロセッサとは独立していても、プロセッサに組み込まれていても、またはプロセッサがその機能を起動して実行することができるようにソフトウェアの形式でメモリに記憶されていてもよい。
別の例では、第12の実施形態(図15に示した実施形態)においては、スケジューリングユニット151の実施様態は、スケジューリングユニット132のものと同一であり、UEに対応するSCCが配置されているボード上のプロセッサに組み込まれていても、またはプロセッサがその機能を起動して実行することができるようにソフトウェアの形式でメモリに記憶されていてもよい。加えて、スケジューリングユニット151と同様に、図16に示した決定ユニット153は、独立に構成されるとともにプロセッサとは独立していても、プロセッサに組み込まれていても、またはプロセッサがその機能を起動して実行することができるようにソフトウェアの形式でメモリに記憶されていてもよい。
加えて、伝送ユニット152、エアインターフェース回路などの基地局のインターフェース回路は、スケジューリングユニット151または決定ユニット153と統合されていてもよいし、または独立して構成されていてもよい。このことは、本発明の本実施形態に限定されない。プロセッサは、中央処理ユニット(CPU)、マイクロプロセッサ、単一のチップマイクロコンピュータなどであってもよい。
本発明の第13の実施形態による基地局の概略構造図である、図17を参照する。本実施形態においては、装置は、
インターフェース回路171と、メモリ172と、インターフェース回路171およびメモリ172に接続されたプロセッサ173とを備え、ここで、メモリ172は、プログラムコードのグループを記憶するように構成され、プロセッサ173は、メモリ172に記憶されたプログラムコードを呼び出して、本発明のスケジューリング方法の第1から第10の実施形態における処理を実行するように構成される。
本発明による通信システムの概略情報交換図である、図18を参照する。本実施形態においては、システムは、
ユーザ機器のセカンダリコンポーネントキャリア上のデータを処理するように構成される、第1のボードと、
ユーザ機器のプライマリコンポーネントキャリア上のデータを処理するように構成される、第2のボードとを備え、第1のボードは、第1から第10の実施形態のうちのいずれか1つにおけるスケジューリング方法に対応する処理を実行するように構成される、プロセッサを備える。
図18に示したように、ボード間およびサブラック間のCAの物理的なデプロイメントをサポートしている。簡潔のために、第1のボードはPCCをサポートしておらず、セカンダリコンポーネントキャリアSCCが第1のボードにデプロイされており、プライマリコンポーネントキャリアPCCが第2のボードにデプロイされていると仮定する。当然のことながら、第1のボードおよび第2のボードは、1つの基地局に配置されていてもよいし、または1つの基地局に配置されていなくてもよい、そして、第1のボードと類似の複数のボードがSCCの数に従ってさらに構成されていてもよい。
まず、第1のボードは、通常の情報のやりとりに従って、セル負荷情報、第1のボード自体の負荷情報、およびSCCについてのCAユーザのチャネル品質情報を第2のボードに送信し、および第2のボードは、第2のボード自体の負荷情報と組み合わせて受信した情報に従って、受信したダウンリンクデータを異なるキャリアに割り当てる。送信されることになるデータ量情報、チャネル品質情報などは、まず第1のボードに送信され、第1のボードによって実行されるスケジューリングを容易にする。第1のボードは、事前スケジューリングを直接実行し、または事前スケジューリングを実行するかどうかをまず決定して次に事前スケジューリングを実行し、事前スケジューリング結果を第2のボードに送信する。同時に、第2のボードは、PCCスケジューリングを実行し、PCCスケジューリング結果および事前SCCスケジューリング結果に従ってCAユーザのRLC PDUのためのパケットを組み立てて配信する。第1のボードおよび第2のボードは、それらのそれぞれの受信データおよび送信用のエアインターフェースに対する出力データに対して、ハイブリッド自動再送要求処理およびレイヤ1(L1)に関連した処理などの後続の処理を独立して実行する。
当業者であれば、前述の方法の実施形態のステップのすべてまたは一部が関連ハードウェアを命令するプログラムによって実装されてもよいことを理解できよう。前述のプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶してもよい。プログラムを実行すると、前述の方法の実施形態のステップを実行する。前述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる様々なメディアを含む。
前述の詳細な記載は、本発明の実施形態において提供したスケジューリング方法および装置に関するものである。本発明の原理および実施様態を記載するために特定のケースを用いている。実施形態に関する前述の記載は、本発明の方法および主たる考えを理解するためのものにすぎない。その一方で、当業者は、本発明の考えに従って特定の実施様態および適用範囲を修正してもよい。つまり、本明細書の内容を、本発明を限定するものとして解釈すべきではない。
131 処理ユニット
132 スケジューリングユニット
133 決定ユニット
151 スケジューリングユニット
152 伝送ユニット
153 決定ユニット
171 インターフェース回路
172 メモリ
173 プロセッサ
本発明の第1の態様の実施形態は、スケジューリング方法を提供しており、スケジューリング方法は、
基地局によって、第1のスケジューリングを有効化して、リソースを第1のカテゴリのユーザ機器(UE)に割り当てるステップであって、基地局は、第1のカテゴリのUEのセカンダリコンポーネントキャリア上のデータを処理するように構成され、第1のカテゴリのUEの現在のセルは、セカンダリコンポーネントキャリアに対応するセカンダリセルである、ステップと、
基地局によって、第1のカテゴリのUEに割り当てられたリソースに従ってエアインターフェースを介して第1のカテゴリのUEのデータを送信するステップであって、
第1のスケジューリングの有効化時点は、第1のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の第1の期間にあり、第1の期間は、第2の期間より大きく、第2の期間は、第2のスケジューリングの有効化時点と比較して第2のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の期間であり、第1のスケジューリングが有効化されていない場合には、第2のスケジューリングは、第1のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、または第2のスケジューリングは、第2のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、第2のカテゴリのUEは、基地局によってサービスを提供されるUEのうち、キャリアアグリゲーション(CA)をサポートしていないUE、CAをサポートしているUEであってその現在のセルがプライマリサービングセルであるUE、およびCAをサポートしているUEであってそのセカンダリコンポーネントキャリアがアクティブになっていないUE、といったUEの任意の1つまたは複数のタイプのUEである、ステップとを含む。
本発明の第2の態様の実施形態は、第1のカテゴリのUEのセカンダリコンポーネントキャリア上のデータを処理するように構成され、第1のカテゴリのUEの現在のセルがセカンダリコンポーネントキャリアに対応するセカンダリセルである、基地局を提供しており、基地局は、
第1のスケジューリングを有効化して、リソースを第1のカテゴリのユーザ機器(UE)に割り当てるように構成される、スケジューリングユニットと、
第1のカテゴリのUEに割り当てられたリソースに従ってエアインターフェースを介して第1のカテゴリのUEのデータを送信するように構成される、伝送ユニットであって、
第1のスケジューリングの有効化時点は、第1のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の第1の期間にあり、第1の期間は、第2の期間より大きく、第2の期間は、第2のスケジューリングの有効化時点と比較して第2のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の期間であり、第1のスケジューリングが有効化されていない場合には、第2のスケジューリングは、第1のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、または第2のスケジューリングは、第2のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、第2のカテゴリのUEは、基地局によってサービスを提供されるUEのうち、キャリアアグリゲーション(CA)をサポートしていないUE、CAをサポートしているUEであってその現在のセルがプライマリサービングセルであるUE、およびCAをサポートしているUEであってそのセカンダリコンポーネントキャリアがアクティブになっていないUE、といったUEの任意の1つまたは複数のタイプのUEである、伝送ユニットとを備える。
PCCおよびSCCをUE側の観点から記載しており、各CCは、ある端末にとってはPCCであるが、他の端末にとってはSCCとなり得ることに留意されたい。本出願における例示として特定のUEを使用するわけではないが、現在のセルがセカンダリセルであるUEに対するスケジューリングの処理方式を記載している、ここで、その処理方式が、現在の遅延要件を引き下げることを可能にしている。しかしながら、UEは、そのことに限定されない。UEはまた、(R8およびR9 バージョンUEなどの)CAをサポートしていないUE、現在のセルがPCCであるUE、またはSCCがアクティブになっていないUEであってもよい。加えて、PCCおよびSCCをUE側の観点から記載している。説明を簡潔にするために、本明細書は、この概念を取り入れて、UEのPCC上で運ばれるデータを処理するボードを、PCCが配置されているボード(または、PCCがデプロイされているボード)と呼び、UEのSCC上で運ばれるデータを処理するボードを、SCCが配置されているボード(または、SCCがデプロイされているボード)と呼ぶ。加えて、SCCが配置されているボードおよびPCCが配置されているボードは、同一のまたは異なっていてもよい。加えて、それらが異なっている場合には、SCCが配置されているボードは、UEに対する事前スケジューリングを実行し、スケジューリング結果をPCCが配置されているボードに送信して、RLC PDUのフレーム作成を実行するようにPCCが配置されているボードに指示し、PCCが配置されているボードは、フレーム作成したPDUをSCCが配置されているボードに送信する、その結果、SCCが配置されているボードは、スケジューリング中に割り当てられたリソースを使用して、UEのデータを送信する。SCCが配置されているボードとPCCが配置されているボードとの間にはある程度の距離が存在しているので、RLC処理前の待機遅延およびPDU伝送遅延は比較的長くなり、RTT遅延要件を満たすことが難しくなる。前述の技術的解決手法により、RTT遅延要件は拡大し、その結果、RTT遅延要件を満たすことがより容易になる。加えて、(Qなどの)データの総量が変化しない状況では、RTT遅延要件における拡大のおかげで、(RTTに対するQの比によって表される)ボード間帯域幅についての要件を引き下げている、その結果、ボード間帯域幅についての要件を満たすこともより容易になる。
本実施形態においては、基地局によってサービスを提供されるUEは、第1のカテゴリのUEおよび第2のカテゴリのUEを含み、ここで、第1のカテゴリのUEは、CAをサポートしているUEであってその現在のセルがセカンダリセルであるUEである、すなわち、UEのSCCは、アクティブになっており、現在のセルは、アクティブになっているSCCに対応するセカンダリセルである。第2のカテゴリのUEは、(R8、R9、または旧バージョンのUEなどの)キャリアアグリゲーション(CA)をサポートしていないUE、CAをサポートしているUEであってその現在のセルがプライマリセルであるUE、およびCAをサポートしているUEであってそのSCCがアクティブになっていないUEなどの条件に適合していないUEである。第1のカテゴリのUEに対しては、第1のカテゴリのUEが前述の技術的問題に直面しているので事前スケジューリングを実行してもよく、第2のカテゴリのUEに対しては、第2のカテゴリのUEが前述の技術的問題に直面していないので事前スケジューリングを実行しなくてもよい。したがって、エアインターフェースリソースをより効率的に使用している。加えて、事前スケジューリング(すなわち、第1のスケジューリング)の有効化条件をさらに設定してもよく、その結果、条件が満たされている場合には、事前スケジューリングを有効化して、エアインターフェースリソースをより効率的に使用している。有効化条件を以降に詳細に記載する。
基地局は、第1のカテゴリのUEのSCC上のデータを処理するように構成され、第1のカテゴリのUEの現在のセルは、SCCに対応するセカンダリセルである。基地局によってサービスを提供されるUEは、第1のカテゴリのUEおよび第2のカテゴリのUEを含み、ここで、第1のカテゴリのUEは、CAをサポートしているUEであってその現在のセルがセカンダリセルであるUEである、すなわち、UEのSCCは、アクティブになっており、現在のセルは、アクティブになっているSCCに対応するセカンダリセルである。第2のカテゴリのUEは、(R8、R9、または旧バージョンのUEなどの)キャリアアグリゲーション(CA)をサポートしていないUE、CAをサポートしているUEであってその現在のセルがプライマリセルであるUE、およびCAをサポートしているUEであってそのSCCがアクティブになっていないUEなどの条件に適合していないUEである。
PCCおよびSCCをUE側の観点から記載していることに留意されたい。説明を簡潔にするために、本明細書は、この概念を取り入れて、UEのPCC上で運ばれるデータを処理するボードを、PCCが配置されているボード(または、PCCがデプロイされているボード)と呼び、UEのSCC上で運ばれるデータを処理するボードを、SCCが配置されているボード(または、SCCがデプロイされているボード)と呼ぶ。加えて、各CCが、ある端末にとってはPCCであるとともに、他の端末にとってはSCCであってもよい。本出願における例示として特定のUEを使用するわけではないが、現在のセルがセカンダリセルであるUEに対するスケジューリングの処理方式を記載しており、その方式が、現在の遅延要件を引き下げることを可能にしている。しかしながら、UEは、本出願に限定されない。UEはまた、(R8およびR9 バージョンUEなどの)CAをサポートしていないUE、現在のセルがPCCであるUE、またはSCCがアクティブになっていないUEであってもよい。
事前スケジューリング条件のうちのいずれか1つを満たしている場合には、ステップS1204を実行し、さもなければ、ステップS1203を実行する。

Claims (13)

  1. スケジューリング方法であって、
    基地局によって、第1のスケジューリングを有効化して、リソースを第1のカテゴリのユーザ機器UEに割り当てるステップであって、前記基地局は、前記第1のカテゴリのUEのセカンダリコンポーネントキャリア上のデータを処理するように構成され、前記第1のカテゴリのUEの現在のセルは、前記セカンダリコンポーネントキャリアに対応するセカンダリセルである、ステップと、
    前記基地局によって、前記第1のカテゴリのUEに割り当てられた前記リソースに従ってエアインターフェースを介して前記第1のカテゴリのUEのデータを送信するステップであって、
    前記第1のスケジューリングの有効化時点は、前記第1のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の第1の期間にあり、前記第1の期間は、第2の期間より大きく、前記第2の期間は、第2のスケジューリングの有効化時点と比較して前記第2のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の期間であり、前記第1のスケジューリングが有効化されていない場合には、前記第2のスケジューリングは、前記第1のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、または前記第2のスケジューリングは、第2のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、前記第2のカテゴリのUEは、前記基地局によってサービスを提供されるUEのうち、キャリアアグリゲーションCAをサポートしていないUE、CAをサポートしているUEであってその現在のセルがプライマリサービングセルであるUE、およびCAをサポートしているUEであってそのセカンダリコンポーネントキャリアがアクティブになっていないUE、といったUEの任意の1つまたは複数のタイプのUEである、ステップとを含む、方法。
  2. 前記第1の期間は、前記第2の期間より大きい、少なくとも1msである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基地局によって、第1のスケジューリングを有効化する前に、前記方法は、
    スケジューリング条件が満たされているかどうかを決定するステップをさらに含み、
    前記基地局によって、第1のスケジューリングを有効化することは、
    前記スケジューリング条件が満たされている場合には前記第1のスケジューリングを有効化することを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記スケジューリング条件は、
    前記UEのセカンダリコンポーネントキャリアが配置されているボードと前記UEのプライマリコンポーネントキャリアが配置されているボードとの間のラウンドトリップ遅延がプリセット値以上である、
    前記UEの前記セカンダリコンポーネントキャリアが配置されている基地局または前記ボードのエアインターフェースデータのタイムアウトがプリセット閾値に達するまたは超過する、
    前記UEの前記セカンダリコンポーネントキャリアが配置されている前記基地局または前記ボードの負荷が第1のプリセット負荷以上である、
    前記UEの前記プライマリコンポーネントキャリアが配置されている基地局または前記ボードの負荷が第2のプリセット負荷以上である、のうちの任意の1つまたは複数を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記基地局によって、第1のスケジューリングを有効化した後に、前記方法は、
    前記スケジューリング条件が満たされているかどうかを決定するステップと、
    前記スケジューリング条件が満たされていない場合には、事前スケジューリングをキャンセルするステップとをさらに含む、請求項3または4に記載の方法。
  6. 前記基地局によって、第1のスケジューリングを有効化した後に、前記方法は、
    前記基地局によって、前記第2のスケジューリングを有効化して、リソースを前記第2のカテゴリのUEに割り当てるステップであって、前記第2のスケジューリングは、前記第2のカテゴリのUEに対するスケジューリングである、ステップと、
    前記第1のカテゴリのUEの前記データを送信する際に前記基地局によって、前記第2のカテゴリのUEに割り当てられた前記リソースに従って前記エアインターフェースを介して前記第2のカテゴリのUEのデータを送信するステップとをさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 第1のカテゴリのUEのセカンダリコンポーネントキャリア上のデータを処理するように構成され、前記第1のカテゴリのUEの現在のセルが前記セカンダリコンポーネントキャリアに対応するセカンダリセルである、基地局であって、
    第1のスケジューリングを有効化して、リソースを前記第1のカテゴリのユーザ機器UEに割り当てるように構成される、スケジューリングユニットと、
    前記第1のカテゴリのUEに割り当てられた前記リソースに従ってエアインターフェースを介して前記第1のカテゴリのUEのデータを送信するように構成される、伝送ユニットであって、
    前記第1のスケジューリングの有効化時点は、前記第1のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の第1の期間にあり、前記第1の期間は、第2の期間より大きく、前記第2の期間は、第2のスケジューリングの有効化時点と比較して前記第2のスケジューリングに対応するエアインターフェース伝送時点より前の期間であり、前記第1のスケジューリングが有効化されていない場合には、前記第2のスケジューリングは、前記第1のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、または前記第2のスケジューリングは、第2のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、前記第2のカテゴリのUEは、前記基地局によってサービスを提供されるUEのうち、キャリアアグリゲーションCAをサポートしていないUE、CAをサポートしているUEであってその現在のセルがプライマリサービングセルであるUE、およびCAをサポートしているUEであってそのセカンダリコンポーネントキャリアがアクティブになっていないUE、といったUEの任意の1つまたは複数のタイプのUEである、伝送ユニットとを備える、基地局。
  8. 前記第1の期間は、前記第2の期間より大きい、少なくとも1フレーム、1送信時間間隔TTI、または1msである、請求項7に記載の基地局。
  9. スケジューリング条件が満たされているかどうかを決定するように構成される、決定ユニットであって、
    前記スケジューリングユニットは、前記スケジューリング条件が満たされていると前記決定ユニットが決定すると前記第1のスケジューリングを有効化するように構成される、決定ユニットをさらに備える、請求項7または8に記載の基地局。
  10. 前記スケジューリング条件は、
    前記UEのセカンダリコンポーネントキャリアが配置されているボードと前記UEのプライマリコンポーネントキャリアが配置されているボードとの間のラウンドトリップ遅延がプリセット値以上である、
    前記UEの前記セカンダリコンポーネントキャリアが配置されている基地局または前記ボードのエアインターフェースデータのタイムアウトがプリセット閾値に達するまたは超過する、
    前記UEの前記セカンダリコンポーネントキャリアが配置されている前記基地局または前記ボードの負荷が第1のプリセット負荷以上である、
    前記UEの前記プライマリコンポーネントキャリアが配置されている基地局または前記ボードの負荷が第2のプリセット負荷以上である、のうちの任意の1つまたは複数を含む、請求項9に記載の基地局。
  11. 前記スケジューリングユニットが前記第1のスケジューリングを有効化した後に、前記スケジューリング条件が満たされていないと前記決定ユニットが決定すると、前記スケジューリングユニットは、前記第1のスケジューリングをキャンセルするようにトリガされることをさらに含む、請求項9または10に記載の基地局。
  12. 前記スケジューリングユニットは、前記第1のスケジューリングを有効化した後に、前記第2のスケジューリングを有効化して、リソースを前記第2のカテゴリのUEに割り当てるようにさらに構成され、前記第2のスケジューリングは、前記第2のカテゴリのUEに対するスケジューリングであり、
    前記伝送ユニットは、前記第1のカテゴリのUEの前記データを送信する際に、前記第2のカテゴリのUEに割り当てられた前記リソースに従って前記エアインターフェースを介して前記第2のカテゴリのUEのデータを送信するようにさらに構成される、請求項7から11のいずれか一項に記載の基地局。
  13. コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータ可読媒体は、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を実行するために使用されるプログラムコードのグループを含む、コンピュータプログラム製品。
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