JP2016518989A - 金属ダイカスト用ピストン - Google Patents
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Abstract
非鉄金属をダイカストするためのダイカスト用ピストン(1)は、ピストン本体(11)と、中間リング(9)と、シールリング(7)等少なくとも1個の外部部品を有する。この外部部品は、概して環状でピストンキャリア(3)を囲み、例えば、周囲温度から作動温度へ温度が変化するとき、接線方向に膨張および収縮ができるように軸方向のスロット(41、59、117)が設けられている。ピストンの外部部品のこの設計により、冷却は、ピストンの小さな部分、好ましくは、ピストンカバー(5、154)の裏側に限定される。その結果は、製造コストに反映された、全長が実質的に縮小した構造のダイカスト用ピストン(1)である。冷却ゾーンの寸法が小さいということは、冷却流体の流量も小さくなる。好ましい実施形態では、わずか2個の部品、即ち、ピストン本体(11)とピストンカバー(5、154)が2個の異なる直径のバヨネットロック(27、33)によってピストンキャリア(3)に締め付けられる。特殊な工具もなしに正面から簡単に組立ができる。【選択図】図22
Description
本発明は、請求項1の前文に記載した金属ダイカスト(鋳造)用ピストンに関する。金属とは、好ましくは非鉄金属であり、より好ましくはアルミニウムである。
金属のダイカストでは、熔融金属が型内でピストンにより圧縮、成形される。ホットチャンバ方式では、熔融および保持用坩堝は機械の一部であり、200N/cm2の圧力(単位は、1平方センチメートル当たりのニュートン)が使用される。コールドチャンバ式では、熔融金属は機械に注湯し、2,000〜25,000N/cm2の圧力でピストンにより型に押す。高温、高圧の熔融金属が直接ピストンと接触するので、経済性に関する決定的な問題は、ピストン、特にその前面(front face)がどの程度長時間機械的、熱的応力に耐えられるかということである。この点で重要な要素は、ピストンを周囲のシリンダ壁に対してシールするシールリングあるいはピストンリングの寿命である。更に、ピストンは交換可能であるが、シールリングによるシリンダ壁の摩耗は、高価なオーバーホールあるいはカスティング工具の交換を伴うので、できるだけ避けなければならない。
シールリングの設計で問題になるのは、大きな温度差と温度変動である。温度変動に適応するには、シールリングはピストン本体内で移動する空間が必要である。しかしながら、熔融金属がシールリングとピストン本体との間の隙間からこれら移動空間に入り込み、シールリングが冷却した時に収縮することができなくなる危険がある。その結果、ピストンリングがますます大きくなり、シリンダ壁に対するピストンリングの圧力が増大し、摩耗が増加する。このような移動空間の必要性を減らすためにとる通常の対策は、シールリングが配設されている領域内のピストンを冷却することである。しかしながら、ピストンがピストンロッドに連結される連結部は、冷却区分(cooled section)外に位置しなければならず、ピストンの全長が大きくなる。このように大きな寸法のピストンは、製造するための材料の消費量が大きくなり、且つ高価になる。この点で、ピストンの寸法は、製品の寸法に対応するということに留意すべきである。ダイカスト製品の質量は、一例として、1キログラム〜1トンにもなる。しかしながら、数トンという範囲のユニットや小さな部品もあり得る。
大型ダイカスト機械では、大きな冷却区分のピストンに、しばしば供給不可能かあるいは必ずしも入手できない大量の冷却用流体が必要となる。
そのようなピストンが、WO−A−03/074211号公報に記載されており、コールドチャンバ式ダイカスト機として設計されている。シールリングの膨張空間内への熔融金属の侵入防止は、このシールリング前のカバーの周囲を十分に大きくして、その結果比較的狭い、所定の深さの空隙にすることで行っている。この空隙は、ピストンの冷却領域(cooled area)に位置するが、侵入する金属熔融物を強く冷却し、既に補足的なシール効果を発揮している空隙内で凝固させる。しかしながら、このピストンは、カバーから延びるかなりの部分、特に(resp.)カバーの前面が冷却され、その結果、全長が大きくなり、ピストンへの材料の使用量が多くなるという不都合がある、
本発明の目的は、金属、特に非鉄金属またはその合金をダイカストするためのピストンであって、長さがかなり短く、材料の使用量が少ないことを特徴とするピストンを提供することである。本発明の他の目的は、熱膨張を吸収するためにピストン本体に対してシールリングの移動を許容するという目的を果たすための中空の空間(空隙)内へ金属熔融物が侵入する危険を減少したピストンを提供することである。
少なくとも上記第1の目的を達成するピストンは、請求項1に定義されている。それに続く請求項は、好ましい実施形態を示す。
従って、本発明に基づくピストンの必須の特徴は、特に、ピストン本体に対するシールリングの熱膨張を吸収するために十分な膨張空間が別途設けられていれば、ピストンの前面だけを十分に冷却すれば十分であるという知見を得たことである。好ましくは、ピストンキャリアの前面に配設された放射状の冷却水路(radial cooling channel)方式が提案される。この方式の一部により、供給ラインの終端場所である前記前面の中心から、環状ラインによって冷却流体を他の放射状の冷却水路に供給する場所である周辺に冷却流体を導く。これら放射状の水路により、加熱された冷却流体を排出するための入口が位置する場所である中心に戻す。従って、ピストンキャリアに対する冷却部分(cooled part)の割合は、1/4に、好ましくは1/5あるいは15%以下にまで減少することができる。特に、冷却方式は、ピストンカバーを保持する所謂ピストンキャリアの表面に限定することが好ましい。ということは、ピストンカバーの実質的に裏側だけが冷却されるということである。
第1の変形例によれば、シールリングはスロット状(slotted)であり、特に、段付スロット(stepped slot)を設けている。この場合、スロットを形成した領域には、この領域に侵入する液状材料を受入れるための余分な空隙が設けられる。これらの空隙は、ピストンの意図する寿命に十分な容量を有する。
これら受入れ空隙は、シールリングとピストン本体との間の円周状空隙にも設けることが好ましい。こうすることにより、侵入する金属をそらす目的で設けられる空隙内に侵入金属をそらすことにより、その悪影響を防ぐことができる。
スロット構造のおかげで、構成部品は、加熱時にピストンの表面に対して接線方向に、すなわち、円周に沿って移動することが許容される。一方、直径の変化は小さくて済み、温度変化に起因して直径が変化する傾向は、外方に向かって作用する小さな力を生じるだけである。その理由は、この力に降伏するための隙間が設けられているからである。
別の好ましい変形例によれば、カスティングの初期段階では、供給圧および背圧は金属ピストンスカート、シールリング、および前面キャップを相互に押圧し合い、これら部品間の空隙をシールするようにピストンが設計される。好ましくは、スリーブ状のピストン本体がピストンキャリアの段部(step)上に載置されることで達成される。ピストン本体には中間リングが続き、中間リングにはピストンカバーの周辺ゾーンが続く。中間リングは、明らかに中心寄りに偏心している領域においてピストンキャリアによって支承されているだけである。熔融金属中に圧入されると、周辺ゾーンは、ピストン本体を介してピストンキャリア上に支承された中間リングに対して押圧されているという意味において、最小限の変形しか起こらない。この力に対しては、ピストン本体に作用し従って段部を介して中間リングの反対側にも作用する背分力(thrust force)が対抗している。
シールリングを少なくとも部分的に中間リングとピストンキャップとの間に配設すると、シールリングの側面(flank)に対する増大した側圧を招き、従って改善されたシール性をもたらす。
本発明の更に別の好ましい実施形態では、ピストンキャリアは、連続した二個のバヨネット締結装置(バヨネットロック)を備えており、その内、後ろ側の方は、ピストンスカートを締結するための役割を果たし、前側の方は、キャップを締結する役割を果たす。この構成により、キャップとピストン本体との交換が簡素化される。
更に別の好ましい実施形態では、固定のためおよび緩めるために30°だけ回転させれば十分なように、また60°の単位(step)で位置決め固定ができるように少なくとも6個のスタッド(止め金具)を有する。
図面を参照しながら実施形態により、本発明を更に詳細に説明する。
図22と図23は、縦方向に重畳状態にした、本発明のダイカスト用ピストンの第1実施形態を示す。正面(front face)から始めて、カバー5、シールリング7、中間リング9およびピストン本体11という部品がシリンダキャリア3上に配設されている。
ピストンキャリア3、中間リング9およびピストン本体11は鋼製である。カバー5の好ましい材質は銅であるが、鋼であっても構わない。シールリング7も鋼製である。ピストンキャリア3の内部には、公知の技術(WO−A−03/074211号公報およびその公報内で引用されている先行技術を参照)の1つに基づいて設計されたピストンロッドの付帯設備(図示せず)が位置している。ピストンロッド内には冷却流体の供給および排出ラインが延在している。通常、中央に配設されるのは、ピストンキャリア3の冷却方式用中央接続口15に接続される供給ラインである。中央接続口15から第1冷却水路17がピストンキャリア3の正面に延在する(図19)。これら第1冷却水路17は、環状ライン19経由で第2放射状冷却水路21に接続されている。従って、冷却方式は、第1の放射状水路17から第2放射状冷却水路21に至る領域を含む。
第2冷却水路21は、中央接続口15の周囲に配設された軸方向戻りライン23に通じる。軸方向戻りライン23は、ピストンロッド内の第2冷却流体ラインに接続される。ピストンキャリアを示す図19〜図21から明らかなように、第1冷却溝17および第2冷却水路21は、ピストンキャリアの前面3に埋め込まれ、解放型水路として設計されている。公知の実施形態のダイカストピストンとは対照的に、冷却の対象は主にピストンカバー5の裏側である。
ピストン長さの1/3〜半分程度が冷却される従来の構造と比較して、冷却ゾーンがピストンキャリア3とピストンカバー5との間の接触領域に集中されるために、冷却流体に対する需要が実質的に減少する。従来の構造、特に大型のダイカスト装置では、全ての作動条件下で要求される冷却流体の流量を提供することが厄介であることが多い。この問題は、実質的に平面にまで減少した、熱的に制御されたゾーンを小さくすることで緩和される。不十分な冷却流体の流れおよびそれに伴うピストン部品の過熱が、ピストン部品の時期早尚な摩耗を惹起こし、余分な多額の追加費用が発生する。
ピストン冷却ゾーンの軸方向長さを実質的に減少させることの他の利点は、ピストンロッドの取付具13が前面近くに配置でき、その結果、ピストンキャリアの長さおよびピストン1の合計長さを大幅に減少することができるということである。これにより、ピストン1を製作するための材料の使用量が減少でき、製造コストも大幅に減少することができる。製造コストの減少は、部品が中実の塊から機械加工されることが多いということを考慮しても、原料使用量の減少による費用削減のせいだけでなく、被加工物そのものがより小さくて、機械工具に関しても労力がより小さくて済むということに起因する。図示するように、本発明では、冷却が必要なピストン3の領域をピストン長さの20%に減少することができる。ピストン長さとは、カバー5の前面91(下記参照)とピストン本体11の後縁24との間の長さであると定義できる。
[ピストンキャリア]
ピストンキャリア3は、図19〜図21に示されている。ピストンキャリア3の前面には、上記した冷却水路15〜21が設けられている。周方向溝(groove)25はO−リングを収納する役割を果たす。この位置にO−リングを配置することは、特に作動温度が200℃〜300℃の場合には通常行われていることである。
ピストンキャリア3は、図19〜図21に示されている。ピストンキャリア3の前面には、上記した冷却水路15〜21が設けられている。周方向溝(groove)25はO−リングを収納する役割を果たす。この位置にO−リングを配置することは、特に作動温度が200℃〜300℃の場合には通常行われていることである。
スタッド(止め金具)35付の第1バヨネットロック27が続く。各スタッド29は円錐形の固定用凹部31を有する。第1バヨネットロック27は、カバー5を締結する役割を果たす(下記を参照)。
第1バヨネットロック27には、スタッド35付第2バヨネットロック33および固定用凹部37が続く。この第2バヨネットロック33は、ピストン本体11を締結する役割を果たす(以下を参照)。
両バヨネットロックの注目すべき特徴は、いずれのバヨネットロックも均等に配置された6個のスタッド(止め金具)29および35をそれぞれ備えているということである。この構成(measure)により締結すべき部品を60°の単位(steps)でバヨネットロックに取付け、固定することができる。更に、スタッドのずれ(offset)の半分、この場合30°、だけ回転すれば固定状態を達成するのに十分である。その結果、取付るべき部品の取り扱いがかなり簡素化されたということである。バヨネットロックを異なる直径で設計することにより、カバー5とピストン本体11とをピストン1の前面から取り付けることができる。この取付作業は、先行技術のやり方、即ち、ピストン本体を裏側から押し込んでキャリア上に据付けるよりも一般的にかなり簡単である。
ピストンキャリア3の内部には、ピストンロッド用の取付具13と、軸方向戻りライン23用の開口と、中央冷却流体用接続口15とが配設されている。
[ピストン本体]
ピストン本体11は図14〜16に示されている。実質的にスロット41で切断されたスリーブの形状をしている。このスロット41の両側の壁にはそれぞれ溝42が設けられている。これらの溝42は、このゾーン(zone)に達する液体アルミニウムを引き取る(take up)役割を果たす。段部(step)44も同じ役割を果たす。ピストン本体11は、スロット41がカスティング実施中の工具の底部に位置するように搭載されるのが一般的である。具体的には、本発明の目的のためには、「底部」とは重力の方向を指す。溝42と段部44は、当該ゾーンに侵入したアルミニウムが、スロット41を塞ぐかシリンダ壁とピストン本体11との間に入り込むことにより、ピストン本体11の熱膨張または熱収縮が妨害されることを予防する。
ピストン本体11は図14〜16に示されている。実質的にスロット41で切断されたスリーブの形状をしている。このスロット41の両側の壁にはそれぞれ溝42が設けられている。これらの溝42は、このゾーン(zone)に達する液体アルミニウムを引き取る(take up)役割を果たす。段部(step)44も同じ役割を果たす。ピストン本体11は、スロット41がカスティング実施中の工具の底部に位置するように搭載されるのが一般的である。具体的には、本発明の目的のためには、「底部」とは重力の方向を指す。溝42と段部44は、当該ゾーンに侵入したアルミニウムが、スロット41を塞ぐかシリンダ壁とピストン本体11との間に入り込むことにより、ピストン本体11の熱膨張または熱収縮が妨害されることを予防する。
溝42によって生じる実質的に環状の空間内に軟銅製のボルト46(図17)が配設される。このボルトは、その当初の状態においてピストン本体11の環状のこの空間を塞ぐ程度の寸法を有する。軟銅の柔らかさゆえに、ボルトが変形することによって、過度に摩耗を増加する力を生じることなくピストン本体11が熱による動き(thermal movement)の結果、スロット11が狭められる。
半径方向のねじ付き孔48は、スロット41から90°ずれている。組立中は、ピストン本体11をピストンキャリア3の固定凹部31に係合することにより、ピストン本体11を固定するために固定ねじ50(図18)を半径方向の孔に挿入する。孔48とピストン本体11の正面との間に、対応するマーク68(以下を参照)と共にバヨネットロックの開閉時に芯合わせをするためのマーク52が設けられている。
ピストン本体11の正面と内部に、第2バヨネットロック33にピストン本体11を締結するスタッド54が設けられる。それ以外の具体的な特徴は、前部の小径部を後部の大径部から分離する、ピストンキャリア11内の段部56である。ピストン本体11の段部56は、ピストンキャリア3(図20、21参照)の対応する段部58上に載置される。この段部56により、ピストンの押込み前進中に作用する軸方向の力がピストンキャリア3に伝達される。
[中間リング]
図11−13は、中間リング9を示す。中間リング9は、第1バヨネットロック27の領域においてカバー5の後部を囲む。熱膨張運動を許容するために、中間リングはスロット式の設計も備えている(スロット59)。スロット59の壁は、部分的に円形の断面を有する溝60を備えている。ここでもまた組立中に実質的にピン46(図17)に相当する(軟)銅製のピンが挿入される。このピンの役割は、ピン46の役割に相当する。その前面の周囲の中間リング9には、段部44と同じくアルミニウムの残渣を受け入れる役割を果たす段部62が設けられる。
図11−13は、中間リング9を示す。中間リング9は、第1バヨネットロック27の領域においてカバー5の後部を囲む。熱膨張運動を許容するために、中間リングはスロット式の設計も備えている(スロット59)。スロット59の壁は、部分的に円形の断面を有する溝60を備えている。ここでもまた組立中に実質的にピン46(図17)に相当する(軟)銅製のピンが挿入される。このピンの役割は、ピン46の役割に相当する。その前面の周囲の中間リング9には、段部44と同じくアルミニウムの残渣を受け入れる役割を果たす段部62が設けられる。
スロット59の反対側にはカバー5のための固定ねじ66(図23参照)用の孔64が配設されている。孔64の両側には、マーク52と共にバヨネットロックの解除位置を示すマーク68が付されている。盲孔70は、シールリング7の回り止めをする(図2参照)位置決めピン72を受け入れるためのものである。図22、23からもわかるように、ピストン本体11は、正面76が中間リング9の裏面78と一致する一方、傾斜面74を介してカバー5の後端75に接触するかあるいはその逆になるように、前面(front face)に内側テーパ部74を有する。軸方向の力は、中間リング9からピストン本体11には直接伝達されるものの、ピストンカバー5からピストン本体11にはこの傾斜面を介して限定的にしか伝達されない。
[カバー]
カバー5は、図5〜図10に示される。カバーは、好ましくは銅製であって、先に述べたピストン1の外部部品とは対照的に、特にスロットのような熱膨張を促進する構成はない。カバー5の内部には中空空間77があり、この中空空間の後部には第1バヨネットロック27を補足するバヨネットロック79が位置する。前面の中空空間77の前側81は、冷却装置(冷却溝17、19、21)を備えたピストンキャリア3の前端を受け入れるためのものである。バヨネットロック79と中空空間77の前部81との間に段部83が設けられている。カバー5のこの段部はピストンキャリア3の対応する段部85上に支承される。ピストンキャリア3の正面に形成された冷却溝17,21間の壁部と共に上記段部は、ピストン1の前進スラスト時に生じる力をピストンキャリア3に伝達する、カバー5の主支承(primary support)を形成する。ピストン本体11(図16参照)と同じく、バヨネットロック79のスタッド(止め金具)87の1個にねじ付の孔89(図23参照)が設けられている。固定用凹部31の1つに係合することによりカバーが回転しないように固定するために、またバヨネットロックから外れないようにするために、固定ねじ50がこの孔にねじ込まれる。
カバー5は、図5〜図10に示される。カバーは、好ましくは銅製であって、先に述べたピストン1の外部部品とは対照的に、特にスロットのような熱膨張を促進する構成はない。カバー5の内部には中空空間77があり、この中空空間の後部には第1バヨネットロック27を補足するバヨネットロック79が位置する。前面の中空空間77の前側81は、冷却装置(冷却溝17、19、21)を備えたピストンキャリア3の前端を受け入れるためのものである。バヨネットロック79と中空空間77の前部81との間に段部83が設けられている。カバー5のこの段部はピストンキャリア3の対応する段部85上に支承される。ピストンキャリア3の正面に形成された冷却溝17,21間の壁部と共に上記段部は、ピストン1の前進スラスト時に生じる力をピストンキャリア3に伝達する、カバー5の主支承(primary support)を形成する。ピストン本体11(図16参照)と同じく、バヨネットロック79のスタッド(止め金具)87の1個にねじ付の孔89(図23参照)が設けられている。固定用凹部31の1つに係合することによりカバーが回転しないように固定するために、またバヨネットロックから外れないようにするために、固定ねじ50がこの孔にねじ込まれる。
カバー5の外面には、ダイカスト作業中に金属熔融物に接触する前面部が含まれる。このカバーは、実質的に前面91と、円筒状表面95に続く傾斜側面93とから成る。円筒状表面95の後端には、周方向溝97が配設されている(図10参照)。周方向溝にはその後端に段部99と小径の第2円筒状表面101が続く。段部99と円筒状表面101との接続点には、周方向の丸溝103が配設されている。少なくとも1ヶ所において軸方向に延長する凹部105がこの溝で終了する。ダイカストピストン1を搭載した状態で、カバー5は凹部105が最も低い位置、すなわちできるだけ低い位置、に位置するように取り付けられる。カバーの後外側縁109は、テーパになっており、周方向溝111が設けられている。上記凹部、空隙、および溝は、状況次第で一時的あるいは恒久的に、その位置まで侵入してくる熔融金属を受け入れる役割を果たし、ダイカストピストンの不具合防止または、特に、シールリングだけでなくシリンダの摩耗増大を防止する目的を有する(シールリング7に関する説明を参照)。
[シールリング]
シールリング7は、図1〜7に示されている。好ましくは鋼製で、即ち、中間リング9およびピストンスカート11と同じ材質である。別な側面では、カバー5よりも固い材質でできている。
シールリング7は、図1〜7に示されている。好ましくは鋼製で、即ち、中間リング9およびピストンスカート11と同じ材質である。別な側面では、カバー5よりも固い材質でできている。
シールリングは、一般的なリングの形状を有し、中間リング9やピストン本体11と同じくスロット構造になっている。このスロット115は、液体金属の通過を防止するために段部付の設計になっている(図3参照)。特に、図3の書き方は、二つのスロット側面での段部117、119の重なりが最小限しか残っておらず、シールリング7の寿命の終わりの状態に相当する。新しい、未使用のシールリングでは、このスロットはほとんど閉じられている。スロット115の拡がりが3/10mm〜1mmになると一般的に摩耗限度であると考えられる。最新の関連技術によれば、3mmが上限であると考えられる。これは、シールリングの直径の変動で0.1mm〜0.3mm、最大1mmに相当する。
段部117、119の後方に位置するスロット115の壁部121、123は、断面が実質的に断面半円形の互いに向き合う半径方向の溝125が設けられている。これらは、軸方向後方にそして更に壁121、123の内方に延長する溝127と流通状態である。スロット115を通過して更に軸方向溝127に侵入する金属(アルミニウム)を溝125が取り込むが、シールリング7の機能を損なったり、熱膨張のための移動空間に影響を与えることはない。
内側には、半径方向の溝125を延長して周方向溝129が配設されている。周方向溝の前面に位置するシールリング7の内側断面は、カバー5の円筒状表面101に対して密着載置できる設計になっている。図22、23から明らかなように、ピストンカバー5とシールリング7との隙間135内にアルミニウムが入り込む。溝97と129は、熔融金属を受け入れる余分な容量を形成する。溝129に続く段部137は、カバー5の段部99(図8参照)上に載置されるようになり、金属熔融物がそれ以上侵入できなくなるように隙間135をシールする。圧力が上がれば、カバー5の材料の弾性が大きいため、カバー5の材料は周方向にわずかに圧力に降伏するが、ピストン1の鋼製部品の方がより大きな抵抗力を有するので、シール効果が改善される。従って、ピストンに対してより大きな圧力を加えると、段部99の段部137に対する接触圧力がより高くなり、シール効果が改善される。無負荷状態でカバー5がピストンキャリア3の前面に接触しないように設計すれば、この効果はもっと大きくなる。この点で重要なのは、ピストン1の前面によってピストンキャリア3の段部58(図20)に付加される圧力に対してピストン本体11が実質的に支承されているということである。
膨張スロット115の反対側およびシールリング7の裏側には位置決め凹部141が設けられている。位置決め凹部141は位置決めピン72の頭を支承するが、位置決めピンの軸は中間リング9(図22参照)に設けた盲孔70によって支承される。このようにシールリング7は、ピストンに対して所定の回転位置に固定される。シールリング7の最良の効果は、膨張スロット115が底部、即ちシリンダの最も低い位置に存在する時に得られる。
[組立/保守]
上記したダイカスト用ピストン1の組立は、ピストン本体3とカバー5とが前端からピストンキャリア3上に押圧して搭載されるという特徴を有する。これは、実質的に2個のバヨネットロック27、33によって可能になり、2台の内、前面のバヨネットロック27は、後ろ側のバヨネットロック33よりも小さな直径を有する。シールリング7と中間リング9とは、中間リングがピストンキャリア3に締結される前にカバー5上に押圧、搭載される。
また、バヨネットロックを使用することにより、特殊な工具なしに組立ができる。
上記したダイカスト用ピストン1の組立は、ピストン本体3とカバー5とが前端からピストンキャリア3上に押圧して搭載されるという特徴を有する。これは、実質的に2個のバヨネットロック27、33によって可能になり、2台の内、前面のバヨネットロック27は、後ろ側のバヨネットロック33よりも小さな直径を有する。シールリング7と中間リング9とは、中間リングがピストンキャリア3に締結される前にカバー5上に押圧、搭載される。
また、バヨネットロックを使用することにより、特殊な工具なしに組立ができる。
特にカバーをピストンキャリア3から正面に向かって取り外すことができるために、保守のためにカバー5が簡単に分解できる。そのためには、固定ネジ50に近づくまでダイカストモールドチャンバ内にダイカストピストン1を前進させる。固定ネジを緩め次第、バヨネットロック27を取り外すことにより、シールリング7および中間リング9と共にカバー5をピストンキャリア3から取り除くことができる。オーバーホールの後、シールリング7と中間リング9とを有するカバー5を再度ピストンキャリアに締結し、ピストンキャリアがシリンダ内に引き戻される。テーパ付の後縁と円錐状をした、円筒の出口端により、引き戻す時、シールリングは自動的にシリンダ開口に調節される。
第2実施形態
図24〜図26は、本発明のダイカストピストン150の第2実施形態を示す。ピストンキャリア3、ピストン本体11、中間リング9、並びに特に記述しないダイカストピストン150用部品全般は、第1実施形態に相当する。第2実施形態では、シールリング152がピストンカバー154と同じ材料でできている。これら二つの部品の熱膨張は同じであるから、シールリング152は閉止してもよく、膨張スロットは設けられていない。ピストンカバー154とシールリング152の好ましい材質は銅である。
図24〜図26は、本発明のダイカストピストン150の第2実施形態を示す。ピストンキャリア3、ピストン本体11、中間リング9、並びに特に記述しないダイカストピストン150用部品全般は、第1実施形態に相当する。第2実施形態では、シールリング152がピストンカバー154と同じ材料でできている。これら二つの部品の熱膨張は同じであるから、シールリング152は閉止してもよく、膨張スロットは設けられていない。ピストンカバー154とシールリング152の好ましい材質は銅である。
ピストンカバー154からのシールリング152の取り外しを楽にするために、接触面156,158は、傾斜させてある。従って、これらは、それぞれの円錐がカバー154の後端に向かってテーパになる円錐面を表す。
この実施形態は、例えば、溝135(図22、23)およびシールリング7が実質的に閉止され、金属熔融物がシールリング152を通過してピストン150の後部に侵入する危険は減る。それにもかかわらず侵入した金属の残渣は、第1の実施形態で述べたものと同じ溜め(reservoir)に引き取られる。
以上の説明から、請求項に定義する本発明の権利範囲から逸脱することなく多くの変形例と補完が当業者には理解できる。特に、以下の変形例が考えられる。
ダイカストピストンのある特定の部品に他の材質を用いる。しかしながら、ピストンカバーの材料は、ピストンの他のいかなる材料よりも圧力に降伏しやすい。従って、カバーは金属熔融物の圧力を受けてピストンカバーに押圧され、ピストンに対する圧力が増加するにつれ、侵入する金属熔融物に対するより良いシール効果が得られる。
冷却流体の供給および戻り用の軸方向溝の配設は異なるものでもよい。特に、供給と戻りを交換してもよい。
シールリングは異なる材質、特にその時の(existing)作動条件下(高圧および高温)で弾性を維持するもの、たとえば耐熱鋼であるDievar(登録商標)から成る。
第2実施形態の進展として、カバー、シールリングおよび中間リングは、好ましくは銅製の一体部品として設計する。
第2実施形態において、シールリングはカバーとは異なる材質でできている。熱膨張の違いは、相当な許容度で適応させることにより考慮する。
Claims (12)
- 金属ダイカスト用ピストン(1)であって、
カバー要素(5)を前面に取り付けたピストンキャリア(3)と、
前記ピストンキャリアの周囲をその軸方向長さにわたって取り囲むピストン本体部品(9、11)と、
少なくとも1個のシールリング(7)と、を有するピストン(1)において、
前記ピストン本体部品の少なくとも一つに軸方向のスロット(slot、41;50;115)が設けられ、前記ピストン本体部品が非作動温度(idle temperature)から作動温度への移行時に熱膨張し、スロット幅の変化を伴う接線方向への移動を可能にすることを特徴とするピストン(1)。 - 熱膨張を吸収して前記シールリングが接線方向に移動することを可能にするために、前記少なくとも1個のシールリング(7)にスロット(115)を設けたことを特徴とする請求項1記載のピストン(1)。
- 前記カバー要素(154)の周囲を取り囲むようにシールリング(156)が配設され、前記シールリングが前記カバー要素と同一材料から成り、前記シールリングに囲まれた部分において前記ピストンキャリア(3)が冷却装置を有し、前記カバー要素と前記シールリングとが好ましくは少なくとも200W/(K m)の高い熱伝導度を有する材料、特に銅でできており、前記カバー要素と前記シールリングとの間の熱膨張差を避け、前記カバー要素と前記シールリングとの熱膨張を減少するために前記カバー要素と前記シールリングとの作動温度を下げたことを特徴とする請求項1記載のピストン(1)。
- 冷却装置(17〜21)が設けられ、前記冷却装置は、前記カバー要素(5)の前面(91)と前記ピストン本体(11)の後縁との間の距離の1/5以下、好ましくは1/10以下の寸法しか延長しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のピストン(1)。
- 前記冷却装置(15、17、19、21、23)は、前記前面から前記ピストンキャリア(3)の長さの1/5以下、好ましくは15%以下の寸法しか延長しないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のピストン(1)。
- 前記冷却装置(15、17、19、21、23)は、前記カバー要素(5)内であって且つ、前記カバー要素とカバー要素に続くピストンキャリアの一部との間、あるいは前記カバー要素に続く前記ピストンキャリア(3)との間のカバー要素(5)に配設された冷却水路(15、17、19、21、23)を含み、少なくとも前記カバー要素を冷却することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のピストン(1)。
- 前記冷却装置は、実質的に単一の面に配設された放射状に延長する冷却溝(17,19)を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のピストン(1)。
- 前記少なくとも1個のピストン本体(11)と前記カバー要素(5)はそれぞれ少なくとも1個のバヨネット締結装置(54;79)を備え、それぞれに対応するバヨネット締結装置(33;27)は、前記ピストンキャリア(3)上に配設され、前記ピストンキャリアの前面から離隔した位置に配設されたバヨネット締結装置は、前面に近い位置に配設されたバヨネット締結装置よりもはるかに大きな直径を有し、前記ピストン本体(11)と前記カバー要素(5)とが正面から前記ピストンキャリア(3)上に順番に押圧され、回転運動によって固定されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載のピストン(1)。
- 前記バヨネット締結装置(27;33)の少なくとも1つ、好ましくは両方、が少なくとも6個のスタッド(止め金具)(29;35)を有し、60゜の区切り(steps)で回転方向における調節が可能であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載のピストン(1)。
- 前記シールリング(7)の外側表面が、ピストンを受け入れるシリンダの壁に接触するように設計され、シールリングの外面および内面並びにピストン側部接触面(side contact surface)のうちの少なくとも1方、好ましくは両方が、少なくとも1個の周方向(129)あるいは半径方向(125)の凹部の形の溜め(reservoir、125;129)を有し、接触面に侵入するダイカスト材料を前記溜めで受け入れることができることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載のピストン(1)。
- 前記正面から見た前記シールリングの内面は内方に突出する段部(137)を有し、前記カバー要素(5)は相補的な段部(83)を有し、カバー要素が鋼製のリングの段部上に載置されるように配設され、前記ピストンキャリア(3)が、正面よりも離隔した位置に外方に突出する段部(58)を有し、ピストン本体(11)が相補的な段部(44)を有し、ダイカスト中にダイカスト材料からカバー要素にかかる圧力がシールリングのカバー要素間の隙間に作用する圧力とシールリングの反対圧力とを生じることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項記載のピストン(1)。
- 前記ピストン(1)が、好ましくはマグネシウムまたはアルミニウム、特に好ましくはアルミニウムである非鉄金属のダイカスト用であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項記載のピストン(1)。
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