JP2016517702A - ブラインド可燃性熱源を含む喫煙物品 - Google Patents

ブラインド可燃性熱源を含む喫煙物品 Download PDF

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Abstract

喫煙物品(2、32)は:対向した前面(6)および後面(8)をもつブラインド可燃性熱源(4)であって、ブラインド可燃性熱源は、喫煙物品の横断面積の少なくとも約60パーセントの横断面積を有する、ブラインド可燃性熱源;ブラインド可燃性熱源(4)の後面(8)の下流のエアロゾル形成基体(10)であって、ブラインド可燃性熱源(4)およびエアロゾル形成基体(10)の後面(8)は、互いに接触されている、エアロゾル形成基体;エアロゾル形成基体(10)の下流のマウスピース(12);およびブラインド可燃性熱源(4)の後面(8)の下流に、およびマウスピース(12)の上流に位置する1つまたは複数の空気口を含む。1つまたは複数の空気口(16、18)は、ブラインド可燃性熱源(4)の後面(8)とエアロゾル形成基体(10)の下流末端との間に位置し、およびエアロゾル形成基体(10)の表面周辺に1つまたは複数の第1の空気口(16)を含む。使用において、エアロゾル形成基体(10)を通って吸い込まれる空気は、1つまたは複数の空気口(16、18)を通って喫煙物品(2、32)に入る。

Description

本発明は、対向した前後の面およびブラインド可燃性熱源の後面の下流にエアロゾル形成基体をもつブラインド可燃性熱源を含む喫煙物品に関する。
タバコが燃焼するのではなくむしろ加熱される多くの喫煙物品が、当該技術分野において提唱されてきた。このような「加熱される」喫煙物品の1つの目的は、従来の紙巻たばこにおけるたばこの燃焼および熱分解性分解によって生成されるタイプの公知の有害な煙成分を減少させることである。加熱式喫煙物品の一つの公知のタイプにおいて、エアロゾルは、可燃性熱源からエアロゾル形成基体への熱の伝達により生成される。エアロゾル形成基体は、可燃性熱源内、周辺または下流に位置してもよい。喫煙中、揮発性化合物は、可燃性熱源からの熱伝達によってエアロゾル形成基体から放出され、喫煙物品を通して引き出された空気中に混入される。放出された化合物が冷えるにつれて、これらは、凝縮して使用者によって吸入されるエアロゾルを形成する。典型的には、空気は、可燃性熱源を介して提供される1つまたは複数の気流流路を介してこのような公知の加熱される喫煙物品の中に引き出され、および可燃性熱源からエアロゾル形成基体への熱伝達が、強制対流および伝導によって生じる。
たとえば、WO-A2-2009/022232号は、可燃性熱源、可燃性熱源の下流のエアロゾル形成基体および可燃性熱源の後方部分および隣接するエアロゾル形成基体の前方部分の周りにあり、それと直に接触する熱伝導性要素を含む喫煙物品を開示する。エアロゾル形成基体の強制対流加熱の制御された量を提供するために、少なくとも1つの長軸方向の気流流路を、可燃性熱源を介して提供する。
可燃性熱源からエアロゾル形成基体への熱伝達が強制対流によって主に生じる公知の加熱される喫煙物品において、エアロゾル形成基体における強制対流熱伝達およびそれ故の温度は、使用者のたばこを吸う行動に応じてかなり変化し得る。結果として、このような公知の加熱される喫煙物品によって生成される主流エアロゾルの組成物およびそれ故の感覚特性は、不都合なことに使用者のたばこを吸う状況に高度に影響を受け得る。
加えて、可燃性熱源に沿った1つまたは複数の気流流路を含む公知の加熱される喫煙物品において、1つまたは複数の気流流路を通って吸い込まれる空気と使用者がたばこを吸う間の可燃性熱源との間の直接接触は、可燃性熱源の燃焼の活性化を生じる。本明細書に使用される用語「直接接触」は、1つまたは複数の気流流路を通って吸い込まれる空気と可燃性熱源の表面との間の接触を記述するために使用される。従って、激しくたばこを吸う状況では、エアロゾル形成基体の温度においてスパイクを生じさせるのに十分に高い強制対流熱伝達に至るかもしれず、不都合なことにエアロゾル形成基体の熱分解および潜在的にさらに局所的燃焼に至る。本明細書に使用される用語「スパイク」は、エアロゾル形成基体の温度における短期間の上昇を記述するために使用される。結果、また、このような公知の加熱される喫煙物品によって生成される主流エアロゾルにおける望ましくない熱分解および燃焼副生成物のレベルは、不都合なことに使用者によって採用される特定のたばこを吸う状況に応じて有意に変化し得る。
可燃性熱源の点火および燃焼性を改善するために加熱される喫煙物品の可燃性熱源に添加剤を含むことは公知である。しかし、点火および燃焼添加剤の封入は、分解および反応産物を生じさせ得るし、それはその用途の間にこのような公知の加熱される喫煙物品の可燃性熱源に沿って提供される1つまたは複数の気流流路を通って吸い込まれる空気を不利に入れ得る。
WO-A1-2011/139730A1号は、点火末端14に位置する発熱セグメント35、その他の末端に位置するフィルタセグメント65(口末端18)および点火末端の近くでこれらの2つのセグメントの間に位置するエアロゾル生成セグメント51を含む喫煙物品10を開示する。発熱セグメント35は、絶縁体42によって囲まれる一般に円柱状炭素質熱源40を組み込むことができる。喫煙物品は、口末端18の近傍において適切なパーフォレーション81を提供することによって、任意に空気希釈されることができる。熱源40の断面積は、発熱セグメント35の総断面積の約10パーセント〜約35パーセント、たいてい約15パーセント〜約25パーセントを好ましくは構成し、その一方で、外側の、または制限する領域(絶縁体42および関連した外側の包装材料を含む)の断面積は、発熱セグメントの総断面積の約65パーセント〜約90パーセント、たいてい約75パーセント〜約85パーセントを構成する。
GB-A-2469850は、シミュレートされた紙巻たばこの形で使用者に揮発した材料を送達するための装置を開示し、それは再使用可能な熱送達成分11および一回のみ使用可能であり、および使用後廃棄されることを意図される揮発成分20を含む。熱送達成分11は、揮発成分20を受けるために着脱可能に配置されるフレアーの末端34を有する円柱状筐体12を含む。ヒートパイプ16の形で熱伝達装置は、筐体12内に配置され、および支持および絶縁材料26によって囲まれる。ヒートパイプ16は、使用者の口から遠位末端にてヒートシンク14に縦に伸び、および使用者の口に近位の対向した末端32にて揮発成分20に伸びる。複数のパーフォレーション18は、筐体12において形成され、それは支持および絶縁材26への気流を可能にする。装置は、可燃性熱源を含まない。その代わりに、ヒートシンクは、外部源から供給される熱を収集し、および保持し、並びに好ましくはハチの巣形のセラミック、アルミニウムなどの金属またはセラミック材料であり、または相転移材料を含むカプセル化された、または閉じたセル構造を利用してもよい。
対向した前後の面をもつ可燃性熱源およびエアロゾル形成基体の温度におけるスパイクが、激しくたばこを吸う状況下で回避される可燃性熱源の後面の下流のエアロゾル形成基体を含む加熱される喫煙物品に対する需要が残っている。特に、対向した前後の面をもつ可燃性熱源および実質的にエアロゾル形成基体の燃焼または熱分解が激しくたばこを吸う状況下で生じない可燃性熱源の後面の下流のエアロゾル形成基体を含む、加熱される喫煙物品に対する需要が残っている。
本発明に従って:対向した前後面を有するブラインド可燃性熱源であって、ブラインド可燃性熱源は、喫煙物品の横断面積の少なくとも60パーセントの横断面積を有する、ブラインド可燃性熱源;ブラインド可燃性熱源の後面の下流のエアロゾル形成基体であって、ブラインド可燃性熱源の後面およびエアロゾル形成基体は、互いに接触されている、エアロゾル形成基体;エアロゾル形成基体の下流のマウスピース;およびブラインド可燃性熱源の後面の下流およびマウスピースの上流に位置する1つまたは複数の空気口、を含む喫煙物品が提供される。1つまたは複数の空気口は、ブラインド可燃性熱源の後面とエアロゾル形成基体の下流末端との間に位置し、およびエアロゾル形成基体の表面周辺に1つまたは複数の第1の空気口を含み、および使用において、エアロゾル形成基体を通って吸い込まれる空気は、1つまたは複数の空気口を通して喫煙物品に入る。
本明細書に使用される用語「ブラインド」は、任意の気流流路を含まない可燃性熱源を記述するために使用される。本明細書に使用される用語「気流流路」は、空気が使用者による吸入のために下流に吸い込まれ得るブラインド可燃性熱源の長さに沿って延びる流路を記述するために使用される。
本明細書に使用される用語「エアロゾル形成基体」は、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物を加熱に応じて放出することができる基体を記述するために使用される。本発明に従った喫煙物品のエアロゾル形成基体から生成されるエアロゾルは、見えても、または見えなくてもよく、および蒸気(たとえば、気状である物質の微粉は室温にて通常、液体または固体である)、並びに気体および凝縮された蒸気の液体の液滴を含んでもよい。
エアロゾル形成基体は、包み紙によって囲まれた、エアロゾルを形成できる、揮発性化合物を加熱することに応じて解放することができる材料を含むプラグまたはセグメントの形であってもよい。エアロゾル形成基体がプラグまたはセグメントの形である場合、ラッパーを含む全体のプラグまたはセグメントは、エアロゾル形成基体であることを考慮される。
本明細書に使用される用語「遠位」、「上流」および「前方」、並びに「近位」、「下流」および「後方」は、使用者がその使用の間に喫煙物品を吸い込む方向に関して喫煙物品の構成要素または構成要素の部分の相対的位置を記述するために使用される。発明に従った喫煙物品は、使用において、それを通ってエアロゾルが使用者への送達のために喫煙物品を出る近位端を含む。喫煙物品の近位端は口側の端と呼ばれることもある。使用において、使用者は、喫煙物品によって生成されるエアロゾルを吸入するために、喫煙物品の近位端において吸い込む。
ブラインド可燃性熱源は、遠位端に、またはその近くに位置する。マウスピースは、近位端に位置する。口側の端は遠位端の下流にある。また、喫煙物品の近位端は、喫煙物品の下流端と呼ばれてもよく、およびまた、遠位端は、喫煙物品の上流端と呼ばれてもよい。本発明に従った喫煙物品の構成要素または構成要素の部分は、喫煙物品の近位端と遠位端との間のこれらの相対的位置に基づく互いの上流または下流にあると記述されてもよい。
ブラインド可燃性熱源の前面は、ブラインド可燃性熱源の上流末端にある。ブラインド可燃性熱源の上流末端は、喫煙物品の近位端から最も遠いブラインド可燃性熱源の末端である。ブラインド可燃性熱源の後面は、ブラインド可燃性熱源の下流末端にある。ブラインド可燃性熱源の下流末端は、喫煙物品の近位端に最も近いブラインド可燃性熱源の末端である。
「長さ」という用語は、本明細書に使用される場合、喫煙物品の長軸方向での最大寸法を説明するために使用される。すなわち、喫煙物品の近位端と対向した遠位端との間の方向における最大寸法である。
「横方向」という用語は、本明細書に使用される場合、長軸に対して垂直な方向を説明するために使用される。すなわち、喫煙物品の近位端と対向した遠位端との間の方向に対して垂直な方向である。
「直径」という用語は、本明細書に使用される場合、喫煙物品の横方向での最大寸法を説明するために使用される。
本明細書に使用される用語「曝露される」は、ガス状連通している喫煙物品の成分または成分の部分を記述するために使用される。すなわち、気体不透過性または実質的に気体不透過性バリアによって、物理的に分離されない喫煙物品の成分または成分の部分である。
本明細書に使用される「ガス状連通している」は、気体がこれらの間に自由に移動することを可能にするように配置され、および構成されている喫煙物品の成分または成分の部分を記述するために使用される。
本発明に従った喫煙物品において、ブラインド可燃性熱源の後面およびエアロゾル形成基体は、互いに曝露される。これは、ブラインド可燃性熱源の後面とエアロゾル形成基体の間のガス状連通を妨げるブラインド可燃性熱源の後面とエアロゾル形成基体の間の気体不透過性または実質的に気体不透過性バリアがないことを意味する。
ブラインド可燃性熱源は、喫煙物品の横断面積の少なくとも約60パーセントの横断面積を有する。好ましくは、ブラインド可燃性熱源は、喫煙物品の横断面積の少なくとも約90パーセントの横断面積を有する。
一定の態様において、ブラインド可燃性熱源は、喫煙物品の横断面積の約60パーセント〜約99パーセントの間の横断面積を有する。一定の好ましい態様において、ブラインド可燃性熱源は、喫煙物品の横断面積の約90パーセント〜約99パーセントの間の横断面積を有する。
一定の特に好ましい態様において、ブラインド可燃性熱源は、喫煙物品の横断面積の約95パーセントの横断面積を有する。たとえば、一定の態様において、喫煙物品は、約8mmの直径を有してもよく、およびブラインド可燃性熱源の横断面積が喫煙物品の横断面積の約95パーセントであるように、ブラインド可燃性熱源は、約7.8mmの直径を有してもよい。
本発明に従った喫煙物品は、ブラインド可燃性熱源の後面の下流およびマウスピースの上流に位置する1つまたは複数の空気口を含む。使用において、喫煙物品のエアロゾル形成基体を通って吸い込まれる空気は、1つまたは複数の空気口を通して喫煙物品に入る。
本明細書に使用される用語「空気口」は、それを通って空気が喫煙物品に吸い込まれ得る穴、切れ込み、スロットまたはその他の開口部を記述するために使用される。
1つまたは複数の空気口は、ブラインド可燃性熱源の後面とエアロゾル形成基体の下流末端との間に位置する。1つまたは複数の空気口は、エアロゾル形成基体の下流末端とマウスピースの上流末端との間に位置する任意の空気口を含まない。言い換えれば、本発明に従った喫煙物品は、エアロゾル形成基体の下流およびマウスピースの上流に位置する任意の空気口を含まない。
空気吸い込み口の数、形状、サイズおよび位置を、優れた喫煙性能を達成するように適切に調整してもよい。
1つまたは複数の空気口は、それを通って空気がエアロゾル形成基体に吸い込まれ得るエアロゾル形成基体の表面周辺に1つまたは複数の第1の空気口を含む。使用において、冷気は、第1の空気口を通して喫煙物品のエアロゾル形成基体に吸い込まれる。吸い込まれた空気は、エアロゾル形成基体からマウスピースに喫煙物品を通って下流に通過し、およびその近位端を通って喫煙物品を出る。
一定の好ましい態様において、1つまたは複数の第1の空気口は、エアロゾル形成基体の下流末端に近接して位置する。
使用において、使用者による吸入のための発明に従った喫煙物品を通って吸い込まれる空気は、ブラインド可燃性熱源に沿って任意の気流流路を通過しない。また、ブラインド可燃性熱源を通しての任意の気流流路の欠如は、使用者がたばこを吸う間、本発明に従った喫煙物品のブラインド可燃性熱源の燃焼の活性化を有利に実質的に妨げる、または阻止する。これは、使用者がたばこを吸う間、エアロゾル形成基体の温度におけるスパイクを実質的に防ぐ、または阻止する。
ブラインド可燃性熱源の燃焼の活性化を妨げる、または阻止すること、およびエアロゾル形成基体の過剰な温度上昇をそのようにして妨げる、または阻止することによって、激しくたばこを吸う状況下で本発明に従った喫煙物品のエアロゾル形成基体の燃焼または熱分解を有利に回避または阻止し得る。加えて、本発明に従った喫煙物品の主流エアロゾルの組成物における使用者のたばこを吸う状況の影響を都合よく最小にし、または減少させ得る。
また、ブラインド可燃性熱源の封入は、ブラインド可燃性熱源の点火および燃焼の間に形成された燃焼および分解生成物、並びにその他の材料が、その使用の間に本発明に従った喫煙物品を通って吸い込まれる空気に入ることを都合よく実質的に防ぐ、または阻止する。下にさらに記述するように、これは、ブラインド可燃性熱源がブラインド可燃性熱源の点火または燃焼を補助するため1つまたは複数の添加剤を含む場合に、特に有益である。
本発明に従った喫煙物品において、ブラインド可燃性熱源からエアロゾル形成基体への熱伝達は、伝導によって主に生じ、および強制対流によるエアロゾル形成基質の加熱は、最小にされる、または減少させられる。これは、本発明に従った喫煙物品の主流エアロゾルの組成物における使用者のたばこを吸う状況の影響を最小にする、または減少させるのを都合よく補助する。
本発明に従った喫煙物品は、それを通って空気が使用者による吸入のために吸い込まれ得ない1つまたは複数の閉じた、または遮断された通路を含むブラインド可燃性熱源を含んでもよいことが認識されるであろう。
たとえば、本発明に従った喫煙物品は、ブラインド可燃性熱源の長さに沿って、ブラインド可燃性熱源の上流端にての前面から途中までのみ延びた1つまたは複数の閉じた経路を含むブラインド可燃性熱源を含んでもよい。
1つまたは複数の閉じた空気経路の封入は、空気からの酸素に晒されるブラインド可燃性熱源の表面積を増加させ、およびブラインド可燃性熱源の点火および燃焼の持続を有利に促進し得る。
使用者がたばこを吸う間、エアロゾル形成基体の表面周辺の1つまたは複数の第1の空気入口を通って吸い込まれる冷気は、本発明に従った喫煙物品のエアロゾル形成基体の温度を都合よく低下させる。これは、使用者がたばこを吸う間、本発明に従った喫煙物品のエアロゾル形成基体の温度におけるスパイクを実質的に防ぐ、または阻止する。
本明細書に使用される、用語「冷気」は、使用者がたばこを吸う際にブラインド可燃性熱源によって有意に加熱されていない周囲空気を記述するために使用される。
エアロゾル形成基体の温度におけるスパイクを防ぐ、または阻止することによって、エアロゾル形成基体の表面のまわりの1つのまたは複数の第1の空気入口の封入は、激しくたばこを吸う状況下で発明に従った喫煙物品のエアロゾル形成基体の燃焼または熱分解を回避する、または減少させるのを都合よく補助する。加えて、エアロゾル形成基体の表面のまわりの1つのまたは複数の第1の空気入口の封入は、本発明に従った喫煙物品の主流エアロゾルの組成物に対する使用者のたばこを吸う状況の影響を最小にする、または減少させるのを都合よく補助する。
一定の態様において、エアロゾル形成基体は、ブラインド可燃性熱源の後面に隣接してもよい。使用において、これは、ブラインド可燃性熱源の後面とエアロゾル形成基体との間の伝導性熱伝達を都合よく改善してもよい。
その他の態様において、エアロゾル形成基体は、ブラインド可燃性熱源の後面から離れていてもよい。すなわち、エアロゾル形成基体とブラインド可燃性熱源の後面との間の空間またはギャップがあってもよい。
このような態様において、1つまたは複数の空気入口は、ブラインド可燃性熱源の後面とエアロゾル形成基体との間に1つまたは複数の第2の空気入口をさらに含んでいてもよい。使用において、冷気は、第1の空気入口を通して喫煙物品のエアロゾル形成基体に吸い込まれ、および冷気は、第2の空気入口を通してブラインド可燃性熱源とエアロゾル形成基体との間の空間に吸い込まれる。吸い込まれた空気は、エアロゾル形成基体からマウスピースに喫煙物品を通って下流に通過し、およびその近位端を通って喫煙物品を出る。
好ましくは、本発明に従った喫煙物品は、エアロゾル形成基体およびブラインド可燃性熱源の少なくとも一つの後方部分を囲む外側ラッパーを含む。外側ラッパーは、喫煙物品の組立時に、喫煙物品のブラインド可燃性熱源およびエアロゾル形成基体を握持するべきである。
より好ましくは、本発明に従った喫煙物品は、マウスピース、エアロゾル形成基体、エアロゾル形成基体の下流およびマウスピースの上流の喫煙物品の任意のその他の構成要素およびブラインド可燃性熱源の少なくとも一つの後方部分を囲む外側ラッパーを含む。
好ましくは、外側ラッパーは実質的に不透気性である。
本発明に従った喫煙物品は、任意の適切な材料または材料の組み合わせから形成される外側ラッパーを含んでもよい。適切な材料は当技術で周知であり、シガレットペーパーを含むが、限定されない。
ブラインド可燃性熱源の後面とエアロゾル形成基体の下流末端との間に位置する1つまたは複数の空気入口は、空気が喫煙物品に吸い込まれ得る本発明に従った喫煙物品の成分を取り囲む外側ラッパーおよび任意のその他の材料において提供される。
エアロゾル形成基体の表面のまわりの1つまたは複数の第1の空気入口は、エアロゾル形成基体を取り囲む外側ラッパーおよび任意のその他の材料において提供される。
ブラインド可燃性熱源は、炭素質熱源であるのが好ましい。本明細書に使用される用語「炭素質」は、炭素を含むブラインド可燃性熱源を記述するために使用される。本発明に従った喫煙物品で使用するための可燃性炭素質熱源の炭素含有量は、ブラインド可燃性熱源の乾燥重量で少なくとも約35パーセントであることが好ましく、少なくとも約40パーセントがより好ましく、少なくとも約45パーセントが最も好ましい。
一部の態様において、本発明に従ったブラインド可燃性熱源は、可燃性炭素ベース熱源である。本明細書に使用される用語「炭素ベース熱源」は、主に炭素から成る熱源を記述するために使用される。
本発明に従った喫煙物品における使用のための可燃性炭素ベース熱源は、少なくとも約50パーセントの炭素含有量を有する。たとえば、本発明に従った喫煙物品における使用のための可燃性炭素ベース熱源は、可燃性炭素ベース熱源の乾燥重量によって、少なくとも約60パーセント、少なくとも約70パーセント、または少なくとも約80パーセントの炭素含量を有してもよい。
本発明に従った喫煙物品は、1つまたは複数の適切な炭素含有材料から形成されるブラインド可燃性炭素質熱源を含んでもよい。
必要に応じて、1つまたは複数の結合剤を、1つまたは複数の炭素含有材料と組み合わせてもよい。好ましくは、1つまたは複数の結合剤は有機結合剤である。適切な公知の有機結合剤は、ゴム(たとえば、グアーガム)、修飾されたセルロースおよびセルロース誘導体(たとえば、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースおよびヒドロキシプロピルメチルセルロース)小麦粉、デンプン、糖、植物性油脂およびこれらの組み合わせを含むが限定されない。
一つの好ましい態様において、ブラインド可燃性熱源は、炭素粉末、修飾されたセルロース、小麦粉および糖の混合物から形成される。
一つまたは複数の結合剤の代わりに、またはそれに加えて、本発明に従った喫煙物品で使用するためのブラインド可燃性熱源は、ブラインド可燃性熱源の性能を向上させるための一つまたは複数の添加剤を含み得る。適切な添加剤は、ブラインド可燃性熱源の圧密を促進する添加剤(たとえば、焼結助剤)、ブラインド可燃性熱源の着火を促進する添加剤(たとえば、過塩素酸塩、塩素酸塩、硝酸塩、過酸化物、過マンガン酸塩、ジルコニウムおよびそれらの組み合わせなどの酸化剤)、ブラインド可燃性熱源の燃焼を促進する添加剤(たとえば、カリウムおよびクエン酸カリウムなどのカリウム塩)、並びにブラインド可燃性熱源の燃焼によって生成される一つまたは複数の気体の分解を促進する添加剤(たとえば、CuO、Fe2O3およびAl2O3などの触媒)を含むが、限定されない。
一定の好ましい態様において、ブラインド可燃性熱源は、炭素および少なくとも1つの点火補助剤を含むブラインド可燃性炭素質熱源である。一つの好ましい態様において、ブラインド可燃性熱源は、WO-A1-2012/164077に記載されているように炭素および少なくとも1つの点火補助剤を含む可燃性炭素質熱源である。
本明細書に使用される用語「点火補助剤」は、材料によるエネルギーおよび酸素の一方または両方の放出速度が制限された周囲酸素拡散でない場合、ブラインド可燃性熱源の点火の間にエネルギーおよび酸素の一方または両方を放出する材料を意味するために使用される。言い換えれば、ブラインド可燃性熱源の点火中の材料によるエネルギーおよび酸素の一方または両方の放出速度は、周囲酸素が材料に到達できる速度にほとんど非依存的である。また、本明細書に使用される用語「点火補助剤」は、ブラインド可燃性熱源の点火の間、エネルギーを放出する元素金属を意味するために使用され、元素金属の点火温度は、約500℃より低く、および元素金属の燃焼の熱は、少なくとも約5kJ/gである。
本明細書に使用される用語「点火補助剤」は、カルボン酸のアルカリ金属塩(クエン酸アルカリ金属塩、酢酸アルカリ金属塩およびコハク酸アルカリ金属塩など)、ハロゲン化アルカリ金属塩(アルカリ金属塩化物塩など)、アルカリ金属炭酸塩またはアルカリ金属リン酸塩のアルカリ金属塩を含まず、これらは炭素燃焼を修飾すると考えられる。このようなアルカリ金属燃焼塩は、ブラインド可燃性熱源の総重量に対して大量に存在するときにさえ、ブラインド可燃性熱源の点火の間、十分なエネルギーを放出せず、初期のたばこを吸う間に、許容されるエアロゾルを生成する。
適切な酸化剤の例は:硝酸塩、たとえば硝酸カリウム、硝酸カルシウム、硝酸ストロンチウム、硝酸ナトリウム、硝酸バリウム、硝酸リチウム、硝酸アルミニウムおよび硝酸鉄など;亜硝酸塩;その他の有機および無機ニトロ化合物;塩素酸塩、たとえば塩素酸ナトリウムおよび塩素酸カリウムなど;過塩素酸塩、たとえば過塩素酸ナトリウムなど;亜塩素酸塩;臭素酸塩、たとえば臭素酸ナトリウムおよび臭素酸カリウムなど;過臭素酸塩;亜臭素酸;ホウ酸塩、たとえばホウ酸ナトリウムおよびホウ酸カリウムなど;鉄酸塩、たとえば鉄酸バリウムなど;亜鉄酸塩;マンガン酸塩、たとえばマンガン酸カリウムなど;過マンガン酸塩、たとえば、過マンガン酸カリウムなど;有機過酸化物、たとえば過酸化ベンゾイルおよび過酸化アセトンなど;無機過酸化物、たとえば過酸化水素、過酸化ストロンチウム、過酸化マグネシウム、過酸化カルシウム、過酸化バリウム、過酸化亜鉛および過酸化リチウムなど;超酸化物、たとえば超酸化カリウムおよび超酸化ナトリウムなど;ヨウ素酸塩;過ヨウ素酸塩;亜ヨウ素酸塩;硫酸塩;亜硫酸塩;その他のスルホキシド;リン酸塩;ホスフィン酸塩;亜リン酸塩;および亜ホスフィン酸塩を含むが限定されない。
点火および燃焼添加剤の包含は、都合よくブラインド可燃性熱源の点火および燃焼特性を改善する一方、喫煙物品の使用の間、望ましくない分解および反応産物を生じさせ得る。たとえば、その点火を補助するためにブラインド可燃性熱源に含まれる硝酸塩の分解は、酸化窒素の形成を生じ得る。本発明に従った喫煙物品におけるブラインド可燃性熱源の封入は、このような分解および反応産物がその使用の間、本発明に従った喫煙物品を通って吸い込まれる空気に入ることを都合よく実質的に防ぐ、または阻止する。
本発明に従った喫煙物品における使用のためのブラインド可燃性炭素質熱源は、当業者に公知である従来技術に記載されているように作製されてもよい。
本発明に従った喫煙物品における使用のためのブラインド可燃性炭素質熱源は、含まれる場合、1つまたは複数の結合剤およびその他の添加剤と1つまたは複数の炭素含有材料を混合することによって好ましくは形成され、および所望の形に混合物を予め成形する。材料、1つまたは複数の結合剤および随意のその他の添加剤を含む1つまたは複数の炭素の混合物を、たとえば流込成形、押出、射出成形およびダイ圧縮またはプレスなどの任意の適切な公知のセラミック形成方法を使用して、所望の形に予め成形してもよい。一定の好ましい態様において、混合物はプレスまたは押出もしくはそれらの組み合わせによって所望の形に予め成形される。
好ましくは、1つまたは複数の炭素含有材料、1つまたは複数の結合剤およびその他添加剤の混合物は、細長いロッドに予め成形される。しかし、1つまたは複数の炭素含有材料、1つまたは複数の結合剤およびその他添加剤の混合物を、その他の所望の形に予め成形してもよいことは認識されるであろう。
形成後、特に押出後、細長いロッドまたはその他の所望の形は、その含水量を減少させるために好ましくは乾燥させ、および次いで、存在する場合、1つまたは複数の結合剤を炭化するのに十分な温度にて非酸化大気において熱分解し、および細長いロッドまたはその他の形状における任意の揮発物を実質的に除去する。細長いロッドまたはその他の所望の形状は、約700℃〜約900℃の間の温度にて窒素大気において、好ましくは熱分解される。
一つの態様において、1つまたは複数の炭素含有材料、1つまたは複数の結合剤およびその他の添加剤の混合物中に少なくとも一つの金属硝酸塩前駆物質を含むことによって、少なくとも一つの金属硝酸塩がブラインド可燃性熱源に組み込まれる。次いで、少なくとも1つの金属硝酸塩前駆物質は、熱分解された予め成形された円柱状ロッドまたはその他の形状を硝酸の水性溶液で処理することによって、少なくとも1つの金属硝酸塩にインサイチューでその後変換される。一つの態様において、ブラインド可燃性熱源は、約600℃よりも低い、より好ましくは約400℃よりも低い熱分解温度を持つ少なくとも一つの金属硝酸塩を含む。少なくとも一つの金属硝酸塩は約150℃〜約600℃の分解温度を有するのが好ましく、約200℃〜約400℃がさらに好ましい。
好ましい態様において、従来の黄色炎ライターまたはその他の点火手段にブラインド可燃性熱源を晒すことにより、少なくとも1つの金属硝酸塩が分解し、および酸素並びにエネルギーを放出させるはずである。この分解がブラインド可燃性熱源の温度の初期ブーストを生じさせ、およびまた、ブラインド可燃性熱源の点火を補助する。少なくとも1つの金属硝酸塩の分解に続いて、ブラインド可燃性熱源は、より低い温度で燃焼し続けるのが好ましい。
少なくとも1つの金属硝酸塩を含むことは、内部で開始されるブラインド可燃性熱源の、およびその表面上のある地点だけでない点火を有利に生じさせる。少なくとも1つの金属硝酸塩は、ブラインド可燃性熱源の乾燥重量で約20パーセント〜約50パーセントの量でブラインド可燃性熱源に存在するのが好ましい。
もう一つの態様において、ブラインド可燃性熱源は、約600℃よりも低い温度で、より好ましくは約400℃よりも低い温度で酸素を活発に放出する少なくとも1つの過酸化物または超酸化物を含む。
好ましくは、少なくとも1つの過酸化物または超酸化物は、約150℃〜約600℃の間の温度にて、より好ましくは約200℃〜約400℃の間の温度にて、最も好ましくは約350℃の温度にて酸素を活発に放出する。
使用において、従来の黄色炎ライターまたはその他の点火手段にブラインド可燃性熱源を晒すことは、少なくとも1つの過酸化物または超酸化物が分解させ、および酸素を放出させるはずである。これは、ブラインド可燃性熱源の温度の初期ブーストを生じさせ、およびまた、ブラインド可燃性熱源の点火を補助する。少なくとも1つの過酸化物または超酸化物の分解後、ブラインド可燃性熱源は、より低い温度で燃焼し続けるのが好ましい。
少なくとも1つの過酸化物または超酸化物を含むことは、内部で開始されるブラインド可燃性熱源の、またその表面上のある地点だけでない点火を有利に生じさせる。
ブラインド可燃性熱源は、約20パーセント〜約80パーセントの多孔度を有するのが好ましく、約20パーセント〜60パーセントがより好ましい。ブラインド可燃性熱源が少なくとも1つの金属硝酸塩を含む場合、これは、少なくとも1つの金属硝酸塩が分解して燃焼が進む中で燃焼を持続するために十分な割合でブラインド可燃性熱源の塊に酸素が放散することを有利に可能にする。ブラインド可燃性熱源は、たとえば水銀多孔度測定またはヘリウム比重びん法によって測定される場合に約50パーセント〜約70パーセントの多孔度を有するのがさらに好ましく、約50パーセント〜約60パーセントがさらにより好ましい。必要な多孔度は、従来の方法および技術を使用してブラインド可燃性熱源の生成中に容易に達成し得る。
有利なことに、本発明に従った喫煙物品における使用のためのブラインド可燃性炭素質熱源は、約0.6g/cm3〜約1g/cm3の間の見掛け密度を有する。
ブラインド可燃性熱源は、約300mg〜約500mgの質量を有するのが好ましく、約400mg〜約450mgがさらに好ましい。
ブラインド可燃性熱源は、約7 mm〜約17 mmの長さを有するのが好ましく、約7 mm〜約15 mmがさらに好ましく、約7 mm〜約13 mmが最も好ましい。
ブラインド可燃性熱源は、約5 mm〜約9 mmの直径を有するのが好ましく、約7 mm〜約8 mmがさらに好ましい。
好ましくは、ブラインド可燃性熱源は実質的に一様な直径である。しかし、ブラインド可燃性熱源は、ブラインド可燃性熱源の後方部分の直径がその前方部分の直径より大きいように、先細りにされてもよい。このような態様において、ブラインド可燃性熱源の後方部分は、喫煙物品の横断面積の少なくとも約60パーセントの横断面積を有する。
特に好ましいブラインド可燃性熱源は、実質的に円柱状である。ブラインド可燃性熱源は、たとえば円柱もしくは実質的に円形の横断面の先細りにされた円柱または実質的に楕円の横断面の先細りにされた円柱でもよい。
好ましくは、本発明に従った喫煙物品は、加熱に反応して揮発性化合物を放射することができる少なくとも1つのエアロゾル形成剤および材料を含むエアロゾル形成基体を含む。エアロゾル形成基体は、その他の添加剤および成分を含んでもよく、湿潤剤、風味剤、結合剤およびそれらの混合物を含むが限定されない。
好ましくは、エアロゾル形成基体は、ニコチンを含む。より好ましくは、エアロゾル形成基体はたばこを含む。
少なくとも一つのエアロゾル形成体は、使用時に、密度の高いおよび安定したエアロゾルの形成を促進し、および喫煙物品の使用温度で実質的に熱劣化耐性のある任意の適切な既知の化合物または化合物の混合物としうる。適切なエアロゾル形成剤は、当該技術分野において周知であり、およびたとえば、多価アルコール、グリセロールモノ、ジまたはトリアセタートなどの多価アルコールのエステル、およびドデカン二酸ジメチルおよびテトラデカン二酸ジメチルなどのモノ、ジまたはポリカルボン酸の脂肪族エステルを含む。本発明に従った喫煙物品における使用のための好ましいエアロゾル形成剤は、トリエチレングリコール、1,3-ブタンジオール、および最も好ましいグリセリンなどの多価アルコールまたはこれらの混合物である。
加熱に反応して揮発性化合物を放射することができる材料は、植物ベース材料の装填でもよい。加熱に反応して揮発性化合物を放射することができる材料は、均一化された植物ベース材料の装填でもよい。たとえば、エアロゾル形成基質は、植物に由来する1つまたは複数の材料を含んでもよく:たばこ;お茶、たとえば緑茶;ハッカ;月桂樹;ユーカリ;バジル;セージ;ビジョザクラ;およびタラゴンを含むが限定されない。
好ましくは、加熱に反応して揮発性化合物を放射することができる材料は、たばこに基づいた材料の装填、最も好ましくは均一化されたたばこに基づいた材料の装填である。
エアロゾル形成基体は、紙またはその他のラッパーによって取り囲まれる加熱に反応して揮発性化合物を放射することができる材料を含むプラグまたはセグメントの形であってもよい。上で述べたように、エアロゾル形成基体がプラグの形である場合、任意のラッパーを含む全体のプラグは、エアロゾル形成基体であることを考慮される。
好ましくは、エアロゾル形成基質は、約5 mm〜約20mmの間、より好ましくは約8 mm〜約12 mmの間の長さを有する。
好ましい態様において、エアロゾル形成基体は、プラグラップに包まれるたばこに基づいた材料のプラグを含む。特定の好ましい態様において、エアロゾル形成基体は、プラグラップに包まれる均質化されたたばこに基づいた材料のプラグを含む。
本発明に従った喫煙物品は、ブラインド可燃性熱源の後方部分の周りおよびエアロゾル形成基体の少なくとも前方部分に熱伝導性エレメントを含むことが好ましい。熱伝導性エレメントは、好ましくは燃焼抵抗性である。一定の態様において、熱伝導エレメントは、酸素制限的である。言い換えれば、熱伝導エレメントは、可燃性熱源への熱伝導エレメントを通しての酸素の通過を阻害する、または抵抗する。
一定の態様において、熱伝導エレメントは、ブラインド可燃性熱源の後方部分およびエアロゾル形成基体の両方と直接接触してもよい。このような態様において、熱伝導エレメントは、本発明に従った喫煙物品のブラインド可燃性熱源とエアロゾル形成基体との間の熱的なリンクを提供する。
その他の態様において、熱伝導エレメントは、ブラインド可燃性熱源の後方部分およびエアロゾル形成基体の一方または両方から離れて間隔をあけられてもよく、そうすると、熱伝導エレメントとブラインド可燃性熱源の後方部分およびエアロゾル形成基体の一方または両方との間の直接接触はない。
本発明に従った喫煙物品における使用のための適切な熱伝導性要素は、金属箔ラッパー、たとえばアルミ箔ラッパー、鋼鉄ラッパー、鉄箔ラッパーおよび銅箔ラッパーなど;および金属合金箔ラッパーを含むが、限定されない。
熱伝導エレメントにより囲まれるブラインド可燃性熱源の後方部分は、約2 mm〜約8 mmの長さが好ましく、約3 mm〜約5 mmがさらに好ましい。
熱伝導エレメントによって囲まれていないブラインド可燃性熱源の前方部分は、約4mm〜約15mmの長さが好ましく、約5mm〜約8mmがより好ましい。
一定の態様において、エアロゾル形成基体のすべての長さは、熱伝導エレメントによって囲まれてもよい。
その他の態様において、熱伝導エレメントは、エアロゾル形成基体の前側部分だけを囲んでいてもよい。このような態様において、エアロゾル形成基体は、熱伝導エレメントを越えて下流に伸びる。
熱伝導エレメントがエアロゾル形成基体の前側部分だけを囲む態様において、エアロゾル形成基体は、熱伝導エレメントを越えて少なくとも約3mm下流部門に、好ましくは伸びる。より好ましくは、エアロゾル形成基体は、熱伝導エレメントを越えて約3mm〜約10mmの間で下流に伸びる。しかし、エアロゾル形成基体は、熱伝導エレメントを越えて3mm未満下流に伸びてもよい。
好ましくは、熱伝導エレメントによって囲まれるエアロゾル形成基体の前側部分は、長さが約1mm〜約10mmの間に、より好ましくは長さが約2mmおよび8mmの間、最も好ましくは長さが約2mmおよび約6mmの間である。
本発明に従った喫煙物品は、エアロゾル形成基体の下流にマウスピースを含む。
マウスピースは、好ましくは、非常に低い濾過効率で、より好ましくは低濾過効率である。マウスピースは、単一のセグメントまたは成分マウスピースでもよい。あるいは、マウスピースは、複数セグメントまたは多成分マウスピースでもよい。
マウスピースは、適切な公知の濾過材料を含む1つまたは複数のセグメントを含むフィルタを含んでいてもよい。適切な濾過材料は、当該技術分野において公知であり、および酢酸セルロースおよび紙を含むが、限定されない。別の方法としてまたは追加的に、マウスピースは、吸収剤、吸着剤、およびその他のエアロゾル変性剤および添加物またはその組み合わせを含む一つ以上のセグメントを含みうる。
エレメントに従った喫煙物品は、エアロゾル形成基体とマウスピースとの間に移動エレメントまたはスペーサーエレメントを好ましくはさらに含む。
移動エレメントは、エアロゾル形成基体およびマウスピースの1つまたは両方に当接してもよい。あるいは、移動エレメントは、エアロゾル形成基体およびマウスピースの1つまたは両方から離れていてもよい。
移動エレメントの封入は、ブラインド可燃性熱源からエアロゾル形成基体への熱の伝達によって生成されたエアロゾルのさらなる冷却が有利に可能になる。
移動エレメントの封入は、本発明に従った喫煙物品の全長が目標値に、たとえば移動エレメントの長さの適切な選択を介して、従来的な紙巻たばこのそれに類似の長さに合うことを都合よく可能にする。
移動エレメントは、約7 mm〜約50 mmの間の長さ、たとえば約10 mm〜約45 mmの間または約15 mm〜約30mmの間の長さを有してもよい。移動エレメントは、喫煙物品の所望の全長に応じたその他の長さおよび喫煙物品内のその他の構成要素の存在および長さを有してもよい。
好ましくは、移動エレメントは、少なくとも1つの開放末端の管状の中空体を含む。このような態様において、使用において、空気は、これがエアロゾル形成基体からマウスピースまで喫煙物品を通って下流に通過するときに、少なくとも1つの開放末端の管状の中空体を通過する1つまたは複数空気口を通って喫煙物品に吸い込まれる。
移動エレメントは、ブラインド可燃性熱源からエアロゾル形成基体への熱の伝達によって生成されるエアロゾルの温度にて実質的に熱的に安定である1つまたは複数の適切な材料から形成された少なくとも1つの開放末端の管状の中空体を含んでいてもよい。適切な材料は、当該技術分野において公知であり、および紙、ボール紙、プラスチック、このような酢酸セルロース、セラミックおよびこれらの組み合わせを含むが、限定されない。
あるいは、または加えて、本発明に従った喫煙物品は、エアロゾル形成基体とマウスピースとの間にエアロゾルを冷却するエレメントまたは熱交換器を含んでいてもよい。エアロゾル冷却エレメントは、複数の縦に伸びる流路を含んでいてもよい。
エアロゾル冷却要素は、金属箔、重合体材料および実質的に非空隙性の紙またはボール紙から成る群より選択される材料シートの集合体を含んでもよい。一定の態様において、エアロゾル冷却エレメントは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ乳酸(PLA)、酢酸セルロース(CA)およびアルミ箔からなる群より選択される材料のシートの集合体を含んでいてもよい。
一定の好ましい態様において、エアロゾル-冷却エレメントは、ポリ乳酸またはMater-Bi(登録商標)の等級(デンプンベースのコポリエステルの市販のファミリー)などの生物分解可能な重合体材料のシートの集合体を含む。
本発明に従った喫煙物品は、エアロゾル形成基体の下流に1つまたは複数のエアロゾル修飾する薬剤を含んでいてもよい。たとえば、本発明に従った喫煙物品のマウスピース、移動エレメントおよびエアロゾル冷却エレメントの1つまたは複数は、1つまたは複数のエアロゾルを修飾する薬剤を含んでいてもよい。適切なエアロゾル修飾剤は:風味剤;および化学感覚剤を含むが限定されない。本明細書に使用される用語「風味剤」は、使用において、喫煙物品のエアロゾル形成基体によって生成されるエアロゾルに味覚または芳香の一方または両方を与える任意の薬剤を記述するために使用される。本明細書に使用される用語「化学感覚剤」は、使用において、味覚受容体または嗅覚受容体細胞を経る知覚以外の、または加えた手段によって使用者の口、または嗅空洞において知覚される任意の薬剤を記述するために使用される。化学感覚剤の知覚は、三叉神経、舌咽神経、迷走神経またはこれらのいくつかの組み合わせのいずれかを経て、典型的には「三叉神経応答」を経る。典型的には、化学感覚剤は、辛い、香辛料のきいた、冷却するまたは和らげる感覚として知覚される。
本発明に従った喫煙物品は、エアロゾル形成基体の下流に風味剤および化学感覚剤である1つまたは複数のエアロゾルを修飾する薬剤を含んでいてもよい。たとえば、本発明に従って喫煙物品のマウスピース、移動エレメントおよびエアロゾルを冷却するエレメントの1つまたは複数は、冷却する化学感覚効果を提供するメントールまたはもう一つの風味剤を含んでいてもよい。
本発明による喫煙物品は、既知の方法および機械を使用して組立られる。本発明は以下の添付図面を参照しながら、例証としてのみであるがさらに説明する:
図1a)は、本発明の第一の態様に従った喫煙物品の分解図を示す。 図1b)は、本発明の第2の態様に従った喫煙物品の分解図を示す。 図2は、図1a)において示した本発明の第一の態様に従った喫煙物品の模型図長手方向横断面を示す。 図3は、図1b)において示される発明の第2の態様に従った喫煙物品の模型図長手方向横断面を示す。
図1a)および2において示した本発明の第一の態様に従った喫煙物品2は、隣接した同軸整列において、前面6および対向した後面8を有するブラインド可燃性熱源4、エアロゾル形成基体10、移動エレメント12およびマウスピース14を含む。図2に示したように、エアロゾル形成基体10、移動エレメント12およびマウスピース14およびブラインド可燃性熱源4の後側部分は、低通気性のシート材料の外側の包み紙16、たとえばシガレットペーパーに包まれる。
ブラインド可燃性熱源4は、ブラインド炭素質ブラインド可燃性熱源であり、および喫煙物品2の遠位端に位置する。
エアロゾル形成基体10は、ブラインド可燃性熱源4の後面8のすぐ下流に位置し、およびブラインド可燃性熱源の後面8に接触されている。エアロゾル形成基体10は、プラグラップ20に包まれた、たとえばグリセリンなどのエアロゾル形成物を含む均質化されたたばこに基づいた材料18の円柱状プラグを含む。
移動エレメント12は、エアロゾル形成基体10のすぐ下流に位置し、およびたとえば、紙、ボール紙または酢酸セルローストウなどの適切な材料の円柱状開放末端の中空管22を含む。
マウスピース14は、喫煙物品2の近位端にて、移動エレメント12のすぐ下流に位置する。マウスピース14は、排気口栓ラップ26に包まれて、たとえば非常に低い濾過効率の酢酸セルローストウなどの適切な濾過材料24の円柱状プラグを含む。
喫煙物品は、外側の包み紙16の下流末端部分を取り囲むチッピング紙(図示せず)のバンドをさらに含んでいてもよい。
図2に示したように、喫煙物品2は、ブラインド可燃性熱源4の後側部分4bおよびエアロゾル形成基体10の隣接する前側部分10aの周辺に、およびそれと接触してたとえばアルミ箔などの、適切な材料の熱伝導エレメント28をさらに含む。図2において示した本発明の第一の態様にしたがった喫煙物品2において、エアロゾル形成基体10は、熱伝導エレメント28を越えて下流に伸びる。すなわち、熱伝導エレメント28は、エアロゾル形成基体10の後側部分の周辺に、およびそれと接触していない。しかし、いうまでもなく、本発明のその他の態様(図示せず)において、熱伝導エレメント28は、エアロゾル形成基体10の全長の周辺に、およびそれと接触してもよい。
本発明の第一の態様に従った喫煙物品2は、ブラインド可燃性熱源4の後面8の下流に、およびマウスピース14の上流に位置する1つまたは複数の空気口を含む。1つまたは複数の空気口は、ブラインド可燃性熱源4の後面8とエアロゾル形成基体10の下流末端との間に位置し、およびエアロゾル形成基体10の表面周辺に位置する1つまたは複数の第1の空気口30を含む。
図2に示したように、第1の空気口30の周囲配置は、冷気(図1aおよび2において破線矢印によって示してある)をエアロゾル形成基体10に入れるようにエアロゾル形成基体10のプラグラップ20および被さっている外側の包み紙16において提供される。熱伝導エレメント28がエアロゾル形成基体10の全長の周辺に、およびそれと接触している本発明のその他の態様(図示せず)において、第1の空気口30の周囲配置は、冷気をエアロゾル形成基体10に入れるように、エアロゾル形成基体10のプラグラップ20、被さっている熱伝導エレメント28および被さっている外側の包み紙16に提供してもよいことが認識されるであろう。
使用において、使用者は、本発明の第一の態様に従った喫煙物品2のブラインド可燃性熱源4に点火し、および次いでマウスピース14を吸い込む。使用者がマウスピース14で吸い込むときに、冷気(図1aおよび2において破線矢印によって示してある)は、第1の空気口30を通って喫煙物品2のエアロゾル形成基体10に吸い込まれる。
エアロゾル形成基体10の前側部分10aは、ブラインド可燃性熱源4の隣接する後面8および熱伝導エレメント28を介した伝導によって加熱される。
伝導によるエアロゾル形成基体10の加熱は、均質化されたたばこに基づいた材料18のプラグから、グリセリンおよびその他の揮発性の、および半揮発性の化合物を放出する。エアロゾル形成基体10から放出された化合物は、エアロゾルを形成し、これがエアロゾル形成基体10を通って流れるにつれて第1の空気口30を通って喫煙物品2のエアロゾル形成基体10に吸い込まれた空気に同調される。吸い込まれた空気および同調されたエアロゾル(図1aおよび2において破線矢印によって示してある)は、移動エレメント12を通って下流に通過し、ここでこれらは、冷却し、および凝縮する。冷却された吸い込まれた空気および同調されたエアロゾルは、マウスピース14を通って下流に通過し、および本発明の第一の態様に従った喫煙物品2の近位端を通って使用者に送達される。
図1b)および3において示した本発明の第2の態様に従った喫煙物品32は、図1a)および2において示した本発明の第一の態様に従った喫煙物品と大部分は同一の構造である。しかし、本発明の第2の態様に従った喫煙物品32では、ブラインド可燃性熱源4およびエアロゾル形成基体10が互いに離れている。
図3に示したように、エアロゾル形成基体10の表面のまわりの第1の空気口30に加えて、本発明の第2の態様に従った喫煙物品32では、第2の空気口34の周囲配置は、冷気(図1bおよび3において破線矢印によって示してある)をブラインド可燃性熱源4およびエアロゾル形成基体10の間の空間に入れるように、ブラインド可燃性熱源4の後面8とエアロゾル形成基体10の上流末端3との間の熱伝導エレメント28および被さっている冷気外側の包み紙16に提供される。
使用において、使用者が本発明の第2の態様に従った喫煙物品32のマウスピース14で吸い込むときに、冷気(図1bおよび3において破線矢印によって示してある)は、第1の空気口30を通って喫煙物品2のエアロゾル形成基体10に、およびまた第2の空気口34を通ってブラインド可燃性熱源4とエアロゾル形成基体10の間の空間に吸い込まれる。
エアロゾル形成基体10の前側部分10aは、熱伝導エレメント28を介した伝導によって主に加熱される。
伝導によるエアロゾル形成基体10の加熱は、均質化されたたばこに基づいた材料18のプラグから、グリセリンおよびその他の揮発性の、および半揮発性の化合物を放出する。エアロゾル形成基体10から放出された化合物は、エアロゾルを形成し、これがエアロゾル形成基体10を通って流れるにつれて第1の空気口30を通って喫煙物品2のエアロゾル形成基体10に吸い込まれた空気および第2の空気口34を通ってブラインド可燃性熱源4とエアロゾル形成基体10の間の空間に吸い込まれた空気に同調される。吸い込まれた空気および同調されたエアロゾル(図1aおよび2において破線矢印によって示してある)は、移動エレメント12を通って下流に通過し、ここでこれらは、冷却し、および凝縮する。冷却された吸い込まれた空気および同調されたエアロゾルは、マウスピース14を通って下流に通過し、および本発明の第一の態様に従った喫煙物品2の近位端を通って使用者に送達される。
使用において、使用者が本発明の第1および第2の態様に従った喫煙物品2、32のマウスピース14で吸い込むときに、空気は、そのブラインド可燃性熱源4を通ってすいこまれない。結果的に、上記の通りに、本発明の第一の態様に従った喫煙物品2のエアロゾル形成基体10は、ブラインド可燃性熱源4の隣接する後面8および熱伝導エレメント28を介した伝導だけによって加熱され、および本発明の第2の態様に従った喫煙物品32のエアロゾル形成基体10は、熱伝導エレメント28を介した伝導によって主に加熱される。
使用において、エアロゾル形成基体10の表面周辺の1つまたは複数の第1の空気口に吸い込まれた冷気は、使用者がたばこを吸う間、本発明の第1および第2の態様に従った喫煙物品2、32のエアロゾル形成基体10の温度を減少させる。
合わせて、ブラインド可燃性熱源4およびエアロゾル形成基体120の表面のまわりの1つまたは複数の第1の空気口30の本発明の第1および第2の態様に従った喫煙物品2、32における封入は、使用者がたばこを吸う間、エアロゾル形成基体10の温度におけるスパイクを都合よく防止し、または阻害し、および本発明の第1および第2の態様に従った喫煙物品2、32の主流エアロゾルの組成物に対する使用者のたばこを吸う期間の影響を都合よく最小にする、または減少させる。
上で記述した特定の態様は、本発明を例証することが意図される。しかし、その他の態様を請求の範囲に記載の本発明の精神と範囲から逸脱することなく行ってもよく、および上記の具体的態様が限定であることは意図されないことを理解すべきである。

Claims (15)

  1. 喫煙物品であって:
    対向した前面および後面を有するブラインド可燃性熱源であって、ブラインド可燃性熱源が喫煙物品の横断面積の少なくとも約60パーセントの横断面積を有するブラインド可燃性熱源;
    ブラインド可燃性熱源の後面の下流のエアロゾル形成基体であって、ブラインド可燃性熱源の後面およびエアロゾル形成基体は、互いに接触されている、エアロゾル形成基体;
    エアロゾル形成基体の下流のマウスピース;および、
    ブラインド可燃性熱源の後面の下流に、およびマウスピースの上流に位置する1つまたは複数の空気口であって、1つまたは複数の空気口は、ブラインド可燃性熱源の後面とエアロゾル形成基体の下流末端との間に位置し、およびエアロゾル形成基体の表面周辺に1つまたは複数の第1の空気口を含む、空気口、
    を含み、
    使用において、エアロゾル形成基体を通って吸い込まれる空気は、1つまたは複数の空気口を通って喫煙物品に入る、喫煙物品。
  2. 請求項1に従って喫煙物品であって、ブラインド可燃性熱源は、喫煙物品の横断面積の約60パーセント〜約99パーセント間の横断面積を有する、喫煙物品。
  3. 請求項1または2に記載の喫煙物品であって、ブラインド可燃性熱源は、喫煙物品の横断面積の約90パーセント〜約99パーセント間の横断面積を有する、喫煙物品。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の喫煙物品であって、エアロゾル形成基体は、ブラインド可燃性熱源の後面に当接する、喫煙物品。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の喫煙物品であって、エアロゾル形成基体は、ブラインド可燃性熱源の後面から離れている、喫煙物品。
  6. 請求項5に記載の喫煙物品であって、1つまたは複数の空気口は、ブラインド可燃性熱源の後面とエアロゾル形成基体との間に1つまたは複数の第2の空気口をさらに含む、喫煙物品。
  7. 前述請求項のいずれに記載の喫煙物品であって、エアロゾル形成基体およびブラインド可燃性熱源の少なくとも後側部分を取り囲む外側の包み紙をさらに含む、喫煙物品。
  8. 前述請求項のいずれに記載の喫煙物品であって、ブラインド可燃性熱源の後側部分およびブラインド可燃性熱源の少なくとも前側部分のまわりの熱伝導エレメントをさらに含む、喫煙物品。
  9. 前述請求項のいずれに記載の喫煙物品であって、エアロゾル形成基体は、たばこに基づいた材料および少なくとも1つのエアロゾル形成物を含む、喫煙物品。
  10. 前述請求項のいずれに記載の喫煙物品であって、ブラインド可燃性熱源は、可燃性の炭素質熱源である、喫煙物品。
  11. 前述請求項のいずれに記載の喫煙物品であって、ブラインド可燃性熱源は、点火補助剤を含む、喫煙物品。
  12. 点火補助剤が酸化剤である、請求項11に記載の喫煙物品。
  13. 前述請求項のいずれに記載の喫煙物品であって、エアロゾル形成基体とマウスピースとの間の移動エレメントをさらに含む、喫煙物品。
  14. 移動エレメントは、末端開口した中空管状の本体を含む、請求項13に記載の喫煙物品。
  15. 前述請求項のいずれに記載の喫煙物品であって、
    エアロゾル形成基体の下流に1つまたは複数のエアロゾルを修飾する薬剤をさらに含む、喫煙物品。
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