JP2016517670A - 多目的アンテナ - Google Patents

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Abstract

ワイヤレスデバイスのマルチバンドアンテナは、ハウジングベース部、ハウジングアンテナ部および給電接点を含む。ハウジングベース部は、その上に無線回路を受けるように、ならびに第1の周辺縁部および第1の導電材料を含むように構成される。ハウジングアンテナ部は、ハウジングベース部に対して間隔をあけ実質的に対向して配置され、第2の周辺縁部および第2の導電材料を含む。ハウジングベース及びアンテナ部は、それらの間で、無線回路を取り囲む、モバイルワイヤレスデバイスの最も外側のハウジングを一緒になって形成する。第1および第2の周辺縁部は、第1の周辺縁部と第2の周辺縁部との間の距離によって形成された幅を有するスロットの対向した長手方向縁部を形成する。給電接点は、無線回路から少なくともハウジングアンテナ部へ少なくとも1つの駆動周波数を供給するための、ハウジングベース部とハウジングアンテナ部と無線回路とを結合する。

Description

本願は多目的アンテナに関し、より詳細には、モバイルワイヤレスデバイス内の空間を効率的に利用する多目的アンテナを有するアンテナシステムに関する。
モバイル計算デバイスには、過去数年にわたり爆発的な成長が見られた。計算力およびメモリ容量の増大により、パーソナル計算デバイスは、人のポケットに収まるパッケージの中に電話およびテキスト通信、ナビゲーション、写真およびビデオの機能を実現して、現代生活に不可欠なツールになった。現在、プロセッサは非常に小さくなっているが、さらに強力にもなっている。多くの人が、腕時計ケース内に、または同様の小さな設置面積、たとえば、約30〜50mm以下に、より小型の携帯電話を作り込むことを試みた。しかし、これらの試みは一般に不成功であった。
成功しなかった理由の1つは、所望のネットワークおよび周波数帯域幅のすべてにわたって無線信号を送受信できる効率的なアンテナを美的に満足のいく腕時計ハウジングの中に設計できないことである。腕時計ケーシング内の携帯電話などのモバイルデバイス用に設計された従来型のアンテナは、そのアンテナに近接するあらゆる金属部品に極度に感応する。その理由は、特に、携帯電話、全地球測位システム(GPS)ユニット、およびワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)デバイスなどの最も一般的なデバイスが、放射のためにしか意図的に設計されていないからである。したがって、金属で形成されたケーシングは、そのような従来型のアンテナに干渉することが多い。また、ほとんどの従来型の腕時計設計は、その中に収容される構成要素を枠で囲むために使用できる、または装飾的特徴として使用できる、金属ベゼルまたはリングを含む。しかし、腕時計の上部に形成されたそのような金属ベゼル/リングは、腕時計内に収容された、デバイスから信号を放射しようとするアンテナに干渉する。加えて、従来の設計技法を使用すると、どんな金属構造体でも、所望の周波数で動作するアンテナとして機能するために、ループに切れ目がない完全なループ構造体とすることができない。したがって、これらの問題を回避するために、腕時計型電話などの従来型のウェアラブルワイヤレスデバイスでは、金属ベゼルなしで設計されることが強いられる。それとは関係なく、そのような設計上の制約は一般に、金属ケーシングの人気を利用したい設計者には歓迎されない。
本明細書に記載された様々な態様および実施形態は、モバイルワイヤレスデバイスの金属フレームまたは金属ハウジングの一部として形成することができるアンテナ設計を含む。アンテナは、モバイルワイヤレスデバイスのマルチバンドアンテナでよく、ハウジングベース部、ハウジングアンテナ部および給電接点を含むことができる。ハウジングベース部は、その上に無線回路を受けるように構成することができる。また、ハウジングベース部は、第1の周辺縁部および第1の導電材料を含むこともできる。ハウジングアンテナ部は、ハウジングベース部に対して間隔をあけ実質的に対向して配置することができる。また、ハウジングアンテナ部は、第2の周辺縁部および第2の導電材料を含むこともできる。ハウジングベース部とハウジングアンテナ部は一緒に、それらの間で、無線回路のかなりの部分を取り囲むための、モバイルワイヤレスデバイスの最も外側のハウジングを形成することができる。加えて、第1の周辺縁部および第2の周辺縁部は、スロットの対向した長手方向縁部を形成することができる。スロットは、第1の周辺縁部と第2の周辺縁部との間の距離によって形成された幅を有することができる。給電接点は、無線回路から少なくともハウジングアンテナ部へ少なくとも1つの駆動周波数を供給するために、ハウジングベース部とハウジングアンテナ部と無線回路とを結合することができる。
したがって、本明細書に記載されたマルチバンドアンテナは、腕時計を含む腕着用ワイヤレスデバイス、追跡デバイス、またはワイヤレス通信要素を含む一般的通信デバイスなど、比較的小さいウェアラブルアイテムの一部として形成することができる。また、様々な実施形態のマルチバンドアンテナは、従来型のアンテナに干渉または結合する可能性がある構造体に取って代わり、腕時計ベゼルなどの構造用および/または装飾用金属リングとして機能するように構成することができる。
別の実施形態は、上で論じたマルチバンドアンテナを作る方法を含むことができる。
添付の図面は、本開示の実施形態についての説明を助けるために提示されており、実施形態の限定ではなく例示のために提供されているにすぎない。
従来技術のスロットアンテナの平面図である。 一実施形態による改良されたスロットアンテナの平面図である。 一実施形態による別の改良されたスロットアンテナの平面図である。 一実施形態によるマルチバンドスロットアンテナの側面断面図である。 図4のマルチバンドアンテナの斜視図である。 追加の実施形態によるマルチバンドスロットアンテナから得られる別の周波数帯の斜視図である。 追加の実施形態によるマルチバンドスロットアンテナから得られる別の周波数帯の斜視図である。 追加の実施形態によるマルチバンドスロットアンテナから得られる別の周波数帯の斜視図である。 追加の実施形態によるマルチバンドスロットアンテナから得られる別の周波数帯の斜視図である。 追加の実施形態による代替ハウジングアンテナ部の斜視図である。 追加の実施形態による代替ハウジングアンテナ部の斜視図である。 様々な実施形態による様々な代替アンテナ形状の側面立面図である。 様々な実施形態による様々な代替アンテナ形状の側面立面図である。 様々な実施形態による様々な代替アンテナ形状の側面立面図である。 様々な実施形態による様々な代替アンテナ形状の側面立面図である。 様々な実施形態による様々な代替アンテナ形状の側面立面図である。 マルチバンドアンテナの別の代替実施形態の斜視図である。 マルチバンドアンテナの別の代替実施形態の斜視図である。 マルチバンドアンテナの別の代替実施形態の斜視図である。 マルチバンドアンテナの別の代替実施形態の斜視図である。 別の実施形態による別のマルチバンドアンテナの斜視図である。 腕時計に組み込まれた図10のマルチバンドアンテナの斜視図である。 一実施形態によるマルチバンドスロットアンテナの動作のシミュレーション結果のグラフである。 一実施形態による回路図である。 一実施形態によるマルチバンドスロットアンテナの動作の別のシミュレーション結果のグラフである。 一実施形態によるGPSアンテナとして動作するマルチバンドスロットアンテナの効率のグラフである。 一実施形態によるブルートゥースアンテナとして動作するマルチバンドスロットアンテナの効率のグラフである。 様々な実施形態による方法を示す処理流れ図である。
様々な実施形態について、添付の図面を参照して詳細に説明する。可能な限りどんな場合でも、同一または同様な部分を指すのに同一の参照番号がすべての図面にわたって使用される。特定の例および実施態様が参照されることは、例示を目的とし、本開示の範囲または特許請求の範囲を限定するものではない。代替実施形態が本開示の範囲から逸脱することなく考案され得る。加えて、本開示のよく知られている要素については、本開示の関連細部を不明瞭にしないように、詳細には説明されないか、または省略される。
「例示的な」という用語は、本明細書では「例、たとえ、または例示となる」という意味で使用される。本明細書で「例示的な」として説明されるいかなる実施態様も、他の実施態様よりも好ましい、または有利であるとは必ずしも解釈されるべきではない。加えて、「第1の」、「第2の」、「第3の」、「一次の」、「二次の」、「三次の」という語、または類似の言い方を使用することは、本明細書では、説明される様々な要素を区別するために分かりやすくする目的のものであり、本発明を要素の特定の順序または階層に限定するものではない。
様々な実施形態では、回路および付加的な構成要素が収容および/または取り付けられるモバイル通信デバイスの金属ハウジングの一部として形成できるマルチバンドアンテナ設計を実現する。したがって、開示技術の態様が、ワイヤレス通信要素を有する腕着用デバイスのベゼルまたは他のハウジング要素の全部または一部を形成するために使用されてよい。本明細書では、「ハウジング」という用語は、その中に収容された要素を包囲、封入し、または実質的に包囲/封入し、保護する剛性または半剛性ケーシングを指す。様々な実施形態では、マルチバンドアンテナの一部分は、ワイヤレス通信デバイスの最も外側のハウジングとして機能する。
現在の開示技術のマルチバンドアンテナは、導電板の金属リング構成からアンテナを形成する従来型のスロットアンテナ設計に基づいている。図1は、スロット16が中に形成された、金属などの導電材料の板14から形成された従来型のスロットアンテナ10を示す。この板が駆動周波数で励振されると、スロット16がダイポールと同様に電磁波を放射する。スロットの形状および大きさ、ならびに駆動周波数により放射分布パターンが決定される。従来型のスロットアンテナは一般に、単一平面板として形成される。図の間での参照のために、ラベル表示されたx−y軸、y−z軸またはx−z軸で2次元参照が示されることがあり、さらにはラベル表示されたx−y−z軸で3次元参照が示されることがある。こうして、スロットアンテナ10は、図1に、x−y平面に配置されたものが示されているが、アンテナの向きは任意である。
本明細書で開示された実施形態によるマルチバンドアンテナは、様々な方法および形状で作ることができる。しかし、例示を目的として平面アンテナ基板11、90が、従来型の平面スロットアンテナ設計から開示されるアンテナの設計への要素の再配置および/または再構成について説明するために、図2〜図5に示されている。とはいえ、ベース部もアンテナ部も平面である必要はない。
図2は、スロット16が中に形成された板14から形成された切取りスロットアンテナ11を示す。しかし、開口17を形成するために、一部の材料が板から「切り取られる」か、または取り除かれなければならない。図1に示されたスロットアンテナ10と同様に、スロットアンテナ11の板14が駆動周波数で励振されると、スロット16が電磁波を放射する。開口17の寸法は、腕時計ハウジングのベゼルもしくはリング、またはその一部を形成するように選択することができる。したがって、開口17を含むスロットアンテナを形成することによって、アンテナ自体は、リング形のベゼルを含む腕時計などのモバイル通信デバイスのフレームまたはベゼルとして使用することができる。こうして、腕時計のベゼルは、アンテナとしても構造要素としても機能することができる(美的であるばかりでなく)。加えて、ループ中に何も切れ目がないこのタイプのループ構造(すなわち閉ループ)を有し、また回路基板のRFグランドへのグランド接続を有するアンテナは、電子デバイスの回路の静電気放電(ESD)保護として使用することもできる。
図3は、スロット160および開口175を備える別の改良されたスロットアンテナ90を示す。このスロットアンテナ90は、従来型のスロットアンテナと類似の平坦(すなわち平面)構成を有するものとして同じように示されているが、ワイヤレス通信要素を備える腕時計用などに小型にとどまりながら、他の構成要素のハウジングとして機能できるようにさらに改良することもできる。
図3のアンテナ基板90に対するさらなる改良により、開示技術の態様によるマルチバンドアンテナに到達する方法の一例が得られる。この実施形態のアンテナ基板90は、スロット160、ベース部140(図3のスロットの下に示される)、およびアンテナ部180(図3のスロットの上に示され、開口175を含む)を含む。スロット160は、アンテナ基板90の全厚を貫通して延びる開口である。スロット160は2つの細長い縁部162、166を有し、これらはx軸に沿って延ばすことができ、それぞれベース部140の1つの縁部162、およびアンテナ部180の1つの縁部166によって形成することができる。短い方のスロット縁部164、168は、y軸に沿って延ばすことができ、アンテナと回路基板のRFグランドとの間のグランド接点として機能する2つの部分171、172の内側縁部によって形成することができる。この場合もやはり、x軸およびy軸の参照は例示を目的とし、特定の座標基準系要件を示唆するものではない。
ベース部140とアンテナ部180は、2つのグランド接点171、172によって接続され機能的に結合されたままである。こうして、2つのグランド接点171、172は、ベース部140およびアンテナ部180と一緒になって、スロット160の外辺部を形成する。以下でさらに説明するように、スロット160の大きさは、アンテナの周波数範囲などの好ましい動作パラメータを得るために、要望通りに変えることができる。こうして、グランド接点171と172との間の距離は、より近くなるようにも、より遠くなるようにも調整することができ、またグランド接点171、172はより細くすることも、より幅広くすることもできる。図に示された2つのグランド接点171、172に加えて、別のグランド接点を形成してベース部140とアンテナ部180とを結合することができる。さらに、グランド接点171、172は、グランド接点172で例示されているように、ベース部140および/またはアンテナ部180の外側縁部と一致する外側縁部を有するように形成することもできる。あるいは、グランド接点171、172は、グランド接点171で例示されているように、ベース部140および/またはアンテナ部180の外側縁部からのオフセット165を有して配置することもできる。グランド接点171、172の1つまたは複数のオフセット165、またはこのオフセットがないことは、アンテナの好ましい動作パラメータを得るために要望通りに含めることができる。
様々な実施形態は、図1に示されたような従来型のスロットアンテナ設計に、やはり閉ループを形成するアンテナ部180に開口175の形で切取り部を設けることによって、改善を加える。開口175もまた、スロット160と同様に、基板90を貫通する開口である。例示的な実施形態では、開口175は、スロット160よりもかなり大きい面積を有する。しかし、上記でスロット160に関して触れたように、開口175の大きさおよび比率は、アンテナの好ましい動作パラメータを得るために要望通りに形成することができる。
開示されるマルチバンドアンテナはさらに、3次元構成要素をアンテナに設けることによって、従来型のスロットアンテナ設計に改善を加える。この3次元構成要素は、互いに間隔をあけて配置されx軸に沿って延びるスロット160の対向した細長い縁部と一致する、線Aおよび線Bに沿ってスロットを曲げることによって形成される。すなわち、図4に示されるように、3次元構成要素は、グランド接点171、172およびアンテナ部180を、ベース部140に対して90度、線Aに沿って折り曲げることによって得ることができる。これにより、ベース部は第1のx−y平面に残るが、第3の次元(z軸)に延びるグランド接点171、172およびアンテナ部180を有する。アンテナ部180は、二度目に線Bに沿ってベース部140の方へ、グランド接点171、172に対して90度折り曲げられる。これにより、グランド接点171、172はx−z平面に残り、アンテナ部180は、第1のx−y平面から間隔をあけて配置された(ずらされた)第2のx−y平面にある。図4および図5に示されるように、外側部分140、180をこのように効果的に折り曲げると、グランド部140とアンテナ部180が互いに平行に配置され、両方がグランド接点171、172ならびにスロット160の平面に対して垂直になる。こうして、線Aおよび線Bでのこれらの折曲げにより、改良された平面スロットアンテナ90が、スロットアンテナの性能を維持しながら、構造的および構成的利点を有する3次元スロットアンテナ100に変換される。
アンテナ部を折り曲げることについての上記の説明は、実施形態の構成がどのようにしてスロットアンテナの無線周波数放射動作特性を備える多目的アンテナになるかを説明するものである。しかし、マルチバンドアンテナの実施形態は、上述の板90などの単一基板から形成される必要はない。むしろ、ベース部140およびアンテナ部180は、組立て時に図に示されるように電気的に接続される個別の要素から形成されてよい。また、上述のように3次元に一旦構成されたこれらの要素は一緒になって、マルチバンドアンテナを使用するまさにその無線回路のための単一のハウジングを形成することができる。この理由のために、ベース部およびアンテナ部はまた、本明細書ではそれぞれ、ハウジングベース部140およびハウジングアンテナ部180とも呼ばれる。同様に、グランド接点171、172は、ハウジングベース部140およびハウジングアンテナ部180に電気的に結合された別々の要素でよい。
様々な実施形態によるマルチバンドアンテナは、互いに間隔をあけて配置され、実質的に互いに対向している2つのハウジング部によって本質的に形成される。こうして、各ハウジング部の広い表面領域が互いに向かい合う。第1の平面に延びるハウジングベース部140が示されている。ハウジングベース部140は、プリント回路基板150などの無線回路の支持構造体として機能する導電材料で形成されてよく、かつ/またはその上に回路が直接取り付けられても印刷されてもよい。あるいは、無線回路要素は、ハウジングベース部140の上に直接一体化して形成することができ、そのようにしてハウジングベース部はなお、回路の電気構成要素を支持する。無線回路要素は、メモリに結合されたプロセッサ、および電池などの電源、ならびに他の従来の要素を含むことができる。ハウジングベース部140、グランド接点171、172、およびハウジングアンテナ部180はそれぞれ、それ自体の厚さを有し、ハウジングベース部140の周辺縁部と、ハウジングアンテナ部180の周辺縁部と、グランド接点171、172の内側縁部とは一緒に、スロット160を取り囲み画定する。ハウジングベース部140とハウジングアンテナ部180とは一緒になって、それらの間で、モバイルワイヤレスデバイスの、その無線回路のかなりの部分を取り囲むための、最も外側のハウジングを形成することができる。ハウジングベース部の周辺縁部およびハウジングアンテナ部の周辺縁部は、スロットの対向した長手方向縁部を形成することができる。また、スロットは、これらの周辺縁部の間の距離によって形成された幅を有することもできる。ハウジングベース部140およびハウジングアンテナ部180が概して平面であり、互いに平行であるこの図示の例では、スロット160は、グランド接点171、172との共通x−z平面内に延びる、または配置される、と言える。あるいは、スロット160は、スロット160の平面がハウジングベース部のx−y平面に対し実質的に垂直になるように、共通y−z平面に形成すること、またはx−z平面とy−z平面の両方に配置することができる。しかし、スロット160は、以下でさらに説明するように、ハウジングベース部140およびハウジングアンテナ部180のいずれに対しても垂直である必要はない。
加えて、開示されるマルチバンドアンテナは、給電線185(リード線または給電接点とも呼ばれる)を含む。この給電線は、ハウジングアンテナ部180およびハウジングベース部140に結合され、したがってこれらにつながる。給電部185は、駆動周波数をハウジングアンテナ部180のアンテナに供給し、したがって送信器、受信器およびプリント回路基板150を含む無線回路に動作可能に結合される。したがって、電気エネルギーを給電接点185からハウジングアンテナ部180に注入することができる。これらの位置では、電流密度が最大値にあり、電界が最小になる。こうして、ハウジングベース部140は、グランド接点171、172によるハウジングアンテナ部180との接続によって、マルチバンドアンテナ全体のグランドプレーンとして機能する。
ハウジングベース部140、ハウジングアンテナ部180、グランド接点171、172および給電線185に使用されるような導電材料は、金、銅または他の適切な導電材料から形成されてよい。また、これらの要素は、同一の材料から作られる必要はない。加えて、これらの要素に使用される材料は、可撓性でも、剛性でも、これらの何らかの組合せでもよい。また、要素は、圧延、押出し、エッチング、切削、曲げ、スタンピング、融解、射出成形、または他の既知の技法によって形成することもできる。代替導電材料の一例には、Pyralux(登録商標)銅被覆積層複合材料(ラミネートフレックスとも呼ばれる)が含まれる。Pyralux(登録商標)銅被覆積層複合材料は、DuPont(登録商標)、Kapton(登録商標)ポリイミドフィルムから作ることができ、銅箔が片側でアクリル接着剤によってポリイミドフィルムに接合される。別の実施態様では、マルチバンドアンテナは、導電インクを支持するキャリア基板を使用して作ることができる。そのような導電インクは、たとえば、適切な回路を形成するため、またはアンテナの大きさ、形状、構成または他の機能を制御するために、吹付けによってキャリア材料の上に要望通りに塗布することができる。
本明細書で開示されたマルチバンドアンテナ構造は、給電接点185を間に含む導電性ハウジングアンテナ部180の縦方向に沿った、2つのアンテナグランド接点171、172の間の合計長さに基づく半波長を呈する。図5に示された実施形態では、その合計長さは、ハウジングアンテナ部180の3つの辺の長さの和に、1つのグランド接点171のオフセット間隔を加えたものを含む(合計長さ=L+L+L+L)。したがって、アンテナ100の所望の動作周波数は、この長さを調整することによって変えることができる。加えて、給電接点185を含まずに縦方向に沿った、2つのグランド接点171、172の直接の間の導電性ハウジングアンテナ部180の長さに対応する、第2の周波数帯が得られる(合計長さ=L)。さらに、各グランド接点171、172の一辺から、ハウジングアンテナ部を遠く周って、同じグランド接点のそれぞれの反対側に至る合計周辺長に対応する、第3および第4の周波数帯も得られる。この例については、以下で図6Cおよび図6Dに関してさらに説明する。これらの第3および第4の周波数帯は、グランド接点の幅が実質的に合計周辺長の計算に入らないので、これらのグランド接点の各々が他のものに対してどれほど広いかに応じて変わり得る。また、グランド接点171、172の間の経路に沿って給電接点185の配置を操作することによって、実施形態のアンテナの総動作周波数範囲を変えることもできる。
図6A〜図6Dは、様々な実施形態による多目的アンテナの別の特性を示す。図6Aは、給電接点185を間に含むハウジングアンテナ部の周辺長に沿って延びる、第1の周波数帯(λ/2)に対応する第1の周辺長Lを示す。図6Bは、第2の周波数帯(λ/2)に対応する第2の周辺長Lを示す。その第2の周辺長Lは、給電接点185を間に含まないハウジングアンテナ部の周辺長に沿って、2つのグランド接点171、172の間に延びる。図6Cは、第3の周波数帯(λ/2)に対応する第3の周辺長Lを示す。その第3の周辺長Lは、第1のグランド接点171の一辺から、ハウジングアンテナ部の周辺を遠く周って、同じ第1のグランド接点171の対向した第2の辺まで延びる。図6Dは、第4の周波数帯(λ/2)に対応する第4の周辺長Lを示す。第4の周辺長Lは、Lと類似しているが、第3の周波数帯の場合のように第1のグランド接点171の幅を含まないのではなく、第2のグランド接点172の幅を含まない。
図7Aおよび図7Bは、ハウジングアンテナ部180がどのように湾曲され、曲げられ、かつ/または不規則な形状にされ得るかを示す。また、ハウジングアンテナ部180およびハウジングベース部140などの様々な要素が、一定の無限に薄い厚さを有するものとして示されているが、これらの要素は、これらの要素の一部分に沿って変わり得る現実の厚さを有すると理解されたい。また、ハウジングベース部は平面であるとして示されているが、これもまた湾曲され、曲げられ、かつ/または不規則な形状にされ得る。
図8Aから図8Eまでは、ハウジングアンテナ部180およびハウジングベース部140の簡略化バージョンの側面立面図を示す。これらのさらなる図は、ハウジングアンテナ部とハウジングベース部が互いに平行である必要がどれほどないかを示す。ハウジングアンテナ部およびハウジングベース部はそれぞれ、異なる形状および大きさを有することができる。図8Aは、湾曲して中心で互いに遠ざかる2つの凹形ハウジング部140、180を示す。図8Bは、それぞれが曲げられて凹形状の構造を形成するが平坦部分を備える、2つのハウジング部140、180を示す。図8Bに示された例では、2つのハウジング部140、180は、同じ方向に凹形になっている。図8Cは平面の例を示すが、2つのハウジング部140、180が互いに平行である必要がどれほどないかを示す。図8Dは、ハウジングベース部140と完全に異なる形状を有するハウジングアンテナ部180を示す。また、図8Dはさらに、ハウジングアンテナ部180の総面積が、ハウジングベース部140の総面積と同等である必要がどれほどないかも示す。こうして、ハウジングアンテナ部180の縁部およびハウジングベース部140の縁部から側面に形成されるスロットは(図8Dに示す)、偏った角度で(垂直でなく)これらの部分に向かって延ばすことができる。
図9Aから図9Dは、マルチバンドアンテナの別の実施形態を示す。図9Aは、間隔をあけて配置された3つのグランド接点169がハウジングアンテナ部180をハウジングベース部140に結合する実施形態を示す。また、図9Aは、グランド接点169のうちの2つとは反対側の縁部に配置された給電接点185も示す。図9Bは、グランド接点169をどのようにして単一の要素に減らすことができるかを示す。この実施形態では、ただ1つのグランド接点がハウジングアンテナ部180およびハウジングベース部140に付けられる。図9Cは、単一のグランド接点169だけが使用されるという点で図9Bと類似しているが、図9Cのグランド接点169の幅がかなり細い。図9Dは、グランド接点を完全に削除し、ハウジングアンテナ部180とハウジングベース部140を結合する給電接点185だけを含む別の実施形態を示す。図9Dに示された実施形態は、他の実施形態では閉ループハウジングアンテナ部のところに、空隙の形で切れ目を含む。切れ目は、ハウジングアンテナ部の外側周辺部から、ハウジングアンテナ部の中心領域に開放空間を形成する開口まで、ハウジングアンテナ部を横断して延びる。この空隙は、多目的アンテナの周波数帯に対応するハウジングアンテナ部の周辺長を規定することを含めて、グランド接点と同じように作用する。
図10は、全体構造を、ベゼルを含めて腕時計ハウジングに似ている円形、楕円形または円筒形とすることができる、代替のマルチバンドアンテナ200を示す。この実施形態のアンテナ200は、無線回路250を受けるように構成されたハウジングベース部240を含む。この実施形態のハウジングベース部240は、アンテナのグランドプレーンとして作用するための導電材料を含む。この実施形態のアンテナ200はまた、やはり導電材料から形成されるハウジングアンテナ部280を含む(ハウジングベース部240と必ずしも同じ導電材料ではないが)。この実施形態のハウジングアンテナ部280は、ハウジングベース部240からずらされている。この実施形態のハウジングアンテナ部280は、わずかに円錐形の構造を有するが、依然としてハウジングベース部240から間隔をあけて配置されている。この実施形態のハウジングアンテナ部280の下方縁部もまた、ハウジングベース部から間隔をあけて配置される。この図は、ハウジングベース部240と、ハウジングアンテナ部280の上部縁部と下部縁部の両方とが、互いに実質的に平行な3つの平面に配置されるように示しているが、そのような構成は任意選択である。それらの表面が配置される3つの平面は、互いに傾斜している平面内にあってよい。この実施形態には、ハウジングベース部240とハウジングアンテナ部280を結合する給電接点285も設けられる。さらに、2つのグランド接点271、272がこの実施形態には設けられ、それぞれがさらに、ハウジングベース部240とハウジングアンテナ部280を結合する。2つのグランド接点271、272の内側縁部は、ハウジングベース部240の縁部およびハウジングアンテナ部280の縁部と一緒になって、この実施形態のスロット260の外辺部を形成する。この実施形態では、スロットは、第1および第2の平面と実質的に垂直であるアーチ形の壁のように延びる。この実施形態では、給電接点が配置されたハウジングアンテナ部280の一部分に沿った2つのグランド接点271、272の間の長さは、合計長さLを有する1つの長い弧で測定される。このマルチバンドアンテナ200の半波長は、その合計長さLに基づく。
図11は、図6のマルチバンドアンテナ200の実施形態が、どのようにして腕時計サイズのワイヤレス通信デバイス205のハウジングに組み込まれ得るか、またはそのハウジングとして使用され得るかを示す。この実施形態では、腕時計面は、下の無線回路と動作可能に結合され得る液晶表示装置(LCD)210を含む。LCD210は、その周辺部に、それ自体の導電材料211を含むことができる。この導電材料211は、ハウジング部の導電材料に結合されてよく、その延長部を形成する。加えて、デバイス205は、現代の腕時計設計では典型的である、時計バンド取付け要素215を含むこともできる。
本開示の態様は、モバイルデバイス用のマルチバンドアンテナに関連する。このアンテナは、対象に取り付けることも、中間物を介して対象、たとえば、人またはペットに取り付けることもできる。中間物の例には、ペットの首輪、リストバンドまたはウエストバンドがある。モバイルデバイスはウェアラブルデバイスに組み込んで、人またはペットの位置を監視することが可能になり得る。たとえば、モバイルデバイスは、遊園地または公共の場で子供、または認知症の大人が身に付けることができる。モバイルデバイスは、病院の患者または従業員/職員が身に付けることができ、そのようにしてその位置を監視することができる。マルチバンドアンテナは、3バンド以上のアンテナとすることができる。アンテナはいくつかの異なる周波数で動作することができ、例としては、セル帯(824〜894MHz)、GPS帯(1565〜1585MHz)、PCS帯(1850〜1990MHz)、またはISM帯(902〜928MHz)が含まれる。
様々な実施形態によるマルチバンドアンテナは、基地局からの変調信号を受信し、その受信信号をモバイルデバイス内の、またはそれに動作可能に結合された、復調器に提供することができる。次いで復調器は、受信信号を処理し(たとえば、調整し、デジタル化し)、入力サンプルを取得し、さらに入力サンプルに対し直交周波数分割多重(OFDM)復調を行うこともできる。また、モバイルデバイス内の、またはそれに動作可能に結合された受信器データプロセッサが、周波数領域受信信号を処理し、復号データをモバイルデバイスのコントローラ/プロセッサに提供することもできる。次いでコントローラ/プロセッサは、マルチバンドアンテナを介する送信のために様々なタイプの信号を生成することができる。加えて、モバイルデバイス内の、またはそれに動作可能に結合されたトランシーバデータプロセッサが、変調器で処理しマルチバンドアンテナを介して基地局に対し送信および/または受信できる信号を生成することができる。加えて、コントローラ/プロセッサは、モバイルデバイス内の、またはそれに動作可能に結合された様々な処理ユニットの動作を管理することもできる。
マルチバンドアンテナの一実施形態は、1565〜1610MHzの全地球測位システム(GPS)ネットワーク、ならびに動作周波数範囲が1597〜1606MHzの代替全地球航法衛星システム(GLONASS: alternative global navigation satellite system)、またはGNSSなどのこれらの組合せの動作周波数範囲で動作するように寸法設定され構成される。これら2つの別々の周波数範囲は、駆動周波数の別々の(すなわち、非連続の)範囲から選択された1つより多い駆動周波数を実施形態でどのようにして供給できるかという例である。しかし、本明細書の発明の態様によるマルチバンドアンテナは、これらの周波数範囲に限定される必要はない。本開示の範囲内の変形形態では、追加および/または異なる周波数範囲を実現することができる。
アンテナを設計するとき、アンテナの反射減衰量を考えることができる。反射減衰量(S11)は、どれだけのエネルギーがアンテナで反射され、アンテナが実装されているデバイスに向かって戻るかの尺度である。特定のアンテナ設計がデバイスに実装され、エネルギーがそのアンテナに供給されているとき、反射減衰量を測定して、そのアンテナ設計で信号をどれだけ効率的にアンテナを含むデバイスから(また受信デバイスに向けて)放射しているかを決定することができる。反射減衰量の尺度は、dBスケールに沿って見られる。図12は、実施形態のアンテナが呈した反射減衰量シミュレーション結果を示し、所望の周波数帯にわたって−10dB未満の反射減衰量を表している。所望の動作帯域にわたって反射減衰量が−5dB未満であれば、適切に設計されたアンテナと見なされる。
様々な実施形態のアンテナ構造体は、単一目的のアンテナ(すなわち、単一の周波数帯にわたって動作する)として使用することができる。しかし、このアンテナ構造体は、給電接点185、285に接続される整合回路を付加することによって、複数の所望の周波数帯を使用して複数のネットワークにわたって動作するように設計することができる。そのような整合回路の一例が図13に示されており、この整合回路は、ポート1、2という遠く離れた要素間に図示のように構成された1対のコンデンサC1、C2、およびインダクタL1を含む。この例では、ポート1はRF回路側を表し、ポート2は、本明細書で開示された態様による曲げスロットアンテナを表す。
上記の整合回路を適用することによって、実施形態のマルチバンドアンテナ構造体は、GPSとブルートゥースの両方の動作帯域にわたって、適切に設計されたアンテナ特性を表す。図14は、実施形態のアンテナ構造体が、GPS帯(1565〜1610MHz)とブルートゥース帯(2400〜2500MHz)の両方にわたって良好な動作特性(すなわち、−5dB未満の測定反射エネルギー)を表し得ることを示すシミュレーション結果を示す。図15および図16は、本明細書で開示された実施形態によるGPSとブルートゥースの二周波数帯用に構築されたマルチバンドアンテナから得られた特性を示す。図15は、1500MHzからほぼ1600MHzまでの間の周波数範囲にわたって−2.5dBと−3.0dBとの間の効率を示す。図16は同様に、2400MHzからほぼ2500MHzまでの周波数範囲にわたり、−3.0dBと−5.5dBとの間の効率を示す。ブルートゥース帯の効率は、より多くのアンテナ整合要素を含むことによって、およびスロットアンテナの長さを修正することによって改善され得る。この例示的な実施形態では、ブルートゥース帯の性能をある程度妥協するようにGPS帯のアンテナ性能を最適化することが望ましい。そのような周波数範囲を実現できる構成の一例が、図5に示されている。また、そのようなマルチバンドアンテナの例示的な寸法は、y軸に沿って32mm(ここでL3=L1)でx軸に沿って36mm L2のハウジングベース部であり得、2mmのオフセット(L4)がオフセット165に使用され、グランド接点171、172のそれぞれが2mmの幅を有することができ、給電接点185が1.5mmの幅を有することができ、ハウジングアンテナ部がハウジングベース部(からオフセット)の3mm上方に配置され得、リングが2mmの幅を有し得る。
様々な実施形態は、無線回路と、無線回路に結合された表示装置と、マルチバンドアンテナとを含む腕着用ワイヤレスデバイスを含むことができる。上記と同様に、マルチバンドアンテナは、ハウジングベース部、ハウジングアンテナ部および給電接点を含むことができる。ハウジングベース部は、その上に無線回路を受けるように構成することができる。ハウジングベース部は、第1の周辺縁部および第1の導電材料を含むことができる。ハウジングアンテナ部は、ハウジングベース部に対して間隔をあけ実質的に対向して配置することができる。また、ハウジングアンテナ部は、第2の周辺縁部および第2の導電材料を含むこともできる。ハウジングベース部とハウジングアンテナ部は一緒に、それらの間で、無線回路のかなりの部分を取り囲むための、腕着用ワイヤレスデバイスの最も外側のハウジングを形成することができる。第1の周辺縁部および第2の周辺縁部は、スロットの対向した長手方向縁部を形成することができる。また、スロットは、第1の周辺縁部と第2の周辺縁部との間の距離によって形成された幅を有することもできる。給電接点は、無線回路からハウジングアンテナ部に駆動周波数を供給するために、ハウジングベース部とハウジングアンテナ部と無線回路とを結合することができる。
様々な実施形態はさらに、ハウジングアンテナ部の外向きの面から、ハウジングアンテナ部の内向きの対向した面まで延びる開口を含み得る、ハウジングアンテナ部を含むことができる。表示装置は、この開口の中に少なくとも部分的に配置され得る。ハウジングアンテナ部は、第2の周辺縁部から開口までハウジングアンテナ部を横切って延びる切れ目を含むことができる。加えて、少なくとも1つのグランド接点がハウジングベース部およびハウジングアンテナ部と一緒になってスロットの外辺部を形成できるように、少なくとも1つのグランド接点をハウジングベース部およびハウジングアンテナ部に結合することができる。あるいは、少なくとも1つのグランド接点は、スロットの両側で互いにずらされた少なくとも2つのグランド接点を含むことができる。給電接点が配置される範囲に沿った2つのグランド接点間の距離は、第1の周波数帯で送信および/または受信される信号の波長の半分の整数倍と実質的に等しくなり得る。第1の周波数帯域幅は、たとえば約1565〜1606MHzであり得る。さらに、少なくとも1つのグランド接点は、互いにずらされた少なくとも3つのグランド接点を含むこともできる。少なくとも1つの駆動周波数は、互いに分離された複数の異なる駆動周波数を含むことができる。
様々な実施形態では、無線回路は、ハウジングベース部に直接印刷されたプリント回路基板を含むことができる。また、腕着用ワイヤレスデバイスのベゼルは、ハウジングアンテナ部で形成することもできる。さらに、表示装置は、無線回路に動作可能に結合された液晶表示装置(LCD)を含むことができる。LCDは、その周辺部に第3の導電材料を、この第3の導電材料が第2の導電材料に結合され得、ハウジングアンテナ部の延長部を形成できるように含むことができる。加えて、第1と第2の導電材料は実質的に同じ材料でもよい。
マルチバンドアンテナを製造するための実施形態の方法1000が図17に示される。この方法は、ブロック1002で、その上に回路を受けるように構成されたハウジングベース部を設けるステップを含む。ハウジングベース部は、第1の平面に延びるように構成すること、および第1の導電材料を含むことができる。しかし、ハウジングベース部は、平坦な要素である必要はない。また、ハウジングベース部は、後でアンテナスロット縁部の一部分を形成できる周辺縁部を備えることもできる。この方法は、ブロック1004で、ハウジングベース部に対して間隔をあけ実質的に対向して配置されるハウジングアンテナ部を設けるステップを含むことができる。ハウジングアンテナ部もまた、アンテナスロット縁部の一部分をやはり形成できる周辺縁部を備えることができる。また、ハウジングアンテナ部は、第2の導電材料を含むこともできる。第2の導電材料は、第1の導電材料と同じでも、異なる導電材料でも、これらの混合物でもよい。
ブロック1006で、この方法は、ハウジングベース部とハウジングアンテナ部を一緒に、それらの間で、無線回路のかなりの部分を取り囲むための、モバイルワイヤレスデバイスの最も外側のハウジングにするステップを含むことができる。最も外側のハウジングを形成することによって、前に述べたハウジングベース部の周辺縁部およびハウジングアンテナ部の周辺縁部が、アンテナスロットの対向した長手方向縁部を形成することができる。こうして、これらの周辺縁部間の距離によって規定される幅を有するスロットを形成することができる。ブロック1008で、ハウジングベース部とハウジングアンテナ部との間に給電接点を取り付けて、2つの部分を結合することができる。加えて、ブロック1010で、ハウジングアンテナ部に開口を形成することができる。ハウジングアンテナ部の開口は、ハウジングアンテナ部の外向きの面から、ハウジングアンテナ部の内向きの対向した面まで、ハウジングアンテナ部の幅を貫通して延びるように形成することができる。そのような開口は、ハウジングアンテナ部をリング(すなわち、閉ループ)にすることができる。加えて、第2の、または追加の開口をハウジングアンテナ部に形成することもできる。
ブロック1012および1014は、様々な実施形態に適用できる代替操作を含む。ブロック1012で、ハウジングベース部およびハウジングアンテナ部に少なくとも1つのグランド接点を取り付けることができる。あるいは、グランド接点を形成する必要はないが、別の代替形態として少なくとも2つのグランド接点を形成することができ、ここで、少なくとも2つのグランド接点は、ハウジングベース部およびハウジングアンテナ部と一緒になって、アンテナスロットの外辺部を形成する。別の代替形態として、少なくとも1つのグランド接点は、3つ以上のグランド接点を含むことができ、これらはハウジング部に取り付けられ、それぞれが互いにずらされている。給電接点は、ハウジングアンテナ部の周辺部に沿って少なくとも2つのグランド接点間に配置することができる。少なくとも2つのグランド接点は、外辺部の両側で互いにずらされハウジングベース部の周辺部に配置された2つのグランド接点を含むことができる。周辺部周りの距離はスロットから延ばすことができ、第1の周波数帯で送信および/または受信される信号の波長の半分の整数倍と実質的に等しい。ブロック1014の別の代替形態は、ハウジングアンテナ部に切れ目を形成するステップを含み、この切れ目は、第2の周辺縁部から開口までハウジングアンテナ部を横断して延びる。そのような切れ目は、そうでなければハウジングアンテナ部の連続ループのところに、破断部を形成する。
方法1000はさらに、モバイルワイヤレスデバイスを含む腕着用デバイスにマルチバンドアンテナを組み込むステップを含むことができる。腕着用デバイスのベゼルは、ハウジングアンテナ部で形成することができる。ハウジングベース部は、少なくとも腕着用デバイスの回路の一部分を支持することができる。この方法はさらに、回路基板をハウジングベース部に直接、無線回路の一部として印刷するステップを含むことができる。さらに、この方法は、無線回路に液晶表示装置(LCD)を結合するステップを含むことができる。このLCDは、その周辺部に第3の導電材料を含むことができ、この方法は、第3の導電材料を第2の導電材料に結合し、それによってハウジングアンテナ部の延長部を形成するステップを含むことができる。
当業者には、情報および信号が様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることが理解されよう。たとえば、上の記述全体を通して参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、記号、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界もしくは磁性粒子、光場もしくは光粒子、またはこれらの任意の組合せによって表すことができる。
たとえば、冠詞「a」、「an」または「the」を用いる単数形での特許請求の範囲の要素についてのいかなる言及も、その要素を単数に限定するものと解釈されるべきではない。
当業者には、開示された実施形態の多くの実現可能な改良形態および態様の組合せを、同じ基本が根底にある機構および方法論を依然として用いながら使用できることが理解されよう。説明を目的とする上記の記述は、特定の実施形態に関して書かれている。しかし、上記の説明的な論述は、網羅的なものではなく、あるいは開示された形状そのものに本開示を限定するものではない。上記の教示に照らして多くの改良形態および変形形態が実現可能である。実施形態は、本開示の原理およびその実際的な適用例について説明するために、ならびに他の当業者が本開示および様々な実施形態を、想起された特定の用途に適合された様々な改良形態と共に最適に利用できるようにするために、選択され記述された。したがって、本開示は、本明細書で示され説明された開示技術の実施形態および個々の態様に限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲ならびに本明細書で開示された原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲が与えられるべきものである。
10 従来型のスロットアンテナ
11 平面アンテナ基板、切取りスロットアンテナ、スロットアンテナ
14 板
16 スロット
17 開口
90 平面アンテナ基板、スロットアンテナ
100 3次元スロットアンテナ
140 ハウジングベース部、ハウジング部
150 プリント回路基板
160 スロット
162 縁部
164 スロット縁部
165 オフセット
166 縁部
168 スロット縁部
169 グランド接点
171 グランド接点
172 グランド接点
175 開口
180 ハウジングアンテナ部、ハウジング部
185 給電部
200 マルチバンドアンテナ
205 ワイヤレス通信デバイス
210 液晶表示装置(LCD)
211 導電材料
215 時計バンド取付け要素
240 ハウジングベース部
250 無線回路
260 スロット
271 グランド接点
272 グランド接点
280 ハウジングアンテナ部
A 線
B 線
C1 コンデンサ
C2 コンデンサ
L1 インダクタ
第1の周辺長
第2の周辺長
第3の周辺長
第4の周辺長

Claims (62)

  1. その上に無線回路を受けるように構成され、第1の周辺縁部および第1の導電材料を含むハウジングベース部と、
    前記ハウジングベース部に対して間隔をあけ実質的に対向して配置されたハウジングアンテナ部であって、第2の周辺縁部および第2の導電材料を含み、前記ハウジングベース部と前記ハウジングアンテナ部とが一緒に、それらの間で、前記無線回路のかなりの部分を取り囲むための、モバイルワイヤレスデバイスの最も外側のハウジングを形成し、前記第1の周辺縁部および前記第2の周辺縁部が、スロットの対向した長手方向縁部を形成し、前記スロットが、前記第1の周辺縁部と前記第2の周辺縁部との間の距離によって形成された幅を有する、ハウジングアンテナ部と、
    前記無線回路から前記ハウジングアンテナ部に駆動周波数を供給するための、前記ハウジングベース部と前記ハウジングアンテナ部と前記無線回路とを結合する給電接点と
    を備える、モバイルワイヤレスデバイスに使用するためのマルチバンドアンテナ。
  2. 前記ハウジングアンテナ部が、前記ハウジングベース部に面する第1の面と、対向した第2の面とを含み、前記ハウジングアンテナ部を貫通して前記第1の面から前記第2の面まで開口が延びる、請求項1に記載のマルチバンドアンテナ。
  3. 前記ハウジングアンテナ部が切れ目を含み、前記切れ目が前記第2の周辺縁部から前記開口まで前記ハウジングアンテナ部を横断して延びる、請求項2に記載のマルチバンドアンテナ。
  4. 前記ハウジングベース部と前記ハウジングアンテナ部を結合するグランド接点であって、前記ハウジングベース部および前記ハウジングアンテナ部と一緒になって前記スロットの外辺部を形成するグランド接点をさらに備える、請求項1に記載のマルチバンドアンテナ。
  5. 前記グランド接点が、前記ハウジングベース部から前記ハウジングアンテナ部まで延びる2つの対向した辺を含み、前記第1および第2の周辺縁部の少なくとも一方の範囲に沿った前記グランド接点の前記2つの対向した辺間の距離が、第1の周波数帯で送信および受信の少なくとも一方が行われる信号の波長の半分の整数倍と実質的に等しい、請求項4に記載のマルチバンドアンテナ。
  6. 前記グランド接点が、前記スロットの両側で互いにずらされた2つのグランド接点を含む、請求項4に記載のマルチバンドアンテナ。
  7. 前記ハウジングアンテナ部が1つより多い駆動周波数で選択的に動作する、請求項6に記載のマルチバンドアンテナ。
  8. 前記給電接点が配置されていない前記第1および第2の周辺縁部の少なくとも一方の範囲に沿った前記2つのグランド接点間の距離が、第2の周波数帯で送信および受信の少なくとも一方が行われる信号の波長の半分の整数倍と実質的に等しい、請求項6に記載のマルチバンドアンテナ。
  9. 前記給電接点が配置されている範囲に沿った前記2つのグランド接点間の距離が、第3の周波数帯で送信および受信の少なくとも一方が行われる信号の波長の半分の整数倍と実質的に等しい、請求項6に記載のマルチバンドアンテナ。
  10. 前記第3の周波数帯が約1565〜1606MHzである、請求項9に記載のマルチバンドアンテナ。
  11. 前記グランド接点が、互いにずらされた3つのグランド接点を含む、請求項4に記載のマルチバンドアンテナ。
  12. 前記無線回路が、前記ハウジングベース部に直接印刷されたプリント回路基板を含む、請求項1に記載のマルチバンドアンテナ。
  13. 前記モバイルワイヤレスデバイスのベゼルが前記ハウジングアンテナ部で形成される、請求項12に記載のマルチバンドアンテナ。
  14. 前記無線回路に動作可能に結合された液晶表示装置(LCD)であって、その周辺部に前記第2の導電材料を含むLCDをさらに備える、請求項1に記載のマルチバンドアンテナ。
  15. 前記第1と第2の導電材料が実質的に同じ材料である、請求項1に記載のマルチバンドアンテナ。
  16. 無線回路と、
    前記無線回路に結合された表示装置と、
    その上に前記無線回路を受けるように構成され、第1の周辺縁部および第1の導電材料を含むハウジングベース部、
    前記ハウジングベース部に対して間隔をあけ実質的に対向して配置されたハウジングアンテナ部であって、第2の周辺縁部および第2の導電材料を含み、前記ハウジングベース部と前記ハウジングアンテナ部とが一緒に、それらの間で、前記無線回路のかなりの部分を取り囲むための、腕着用ワイヤレスデバイスの最も外側のハウジングを形成し、前記第1の周辺縁部および前記第2の周辺縁部が、スロットの対向した長手方向縁部を形成し、前記スロットが、前記第1の周辺縁部と前記第2の周辺縁部との間の距離によって形成された幅を有する、ハウジングアンテナ部、ならびに
    前記無線回路から前記ハウジングアンテナ部に駆動周波数を供給するための、前記ハウジングベース部と前記ハウジングアンテナ部と前記無線回路とを結合する給電接点
    を含むマルチバンドアンテナと
    を備える、腕着用ワイヤレスデバイス。
  17. 前記ハウジングアンテナ部が、前記ハウジングベース部に面する第1の面と、対向した第2の面とを含み、前記ハウジングアンテナ部を貫通して前記第1の面から前記第2の面まで開口が延びる、請求項16に記載の腕着用ワイヤレスデバイス。
  18. 前記ハウジングアンテナ部が切れ目を含み、前記切れ目が前記第2の周辺縁部から前記開口まで前記ハウジングアンテナ部を横断して延びる、請求項17に記載の腕着用ワイヤレスデバイス。
  19. 前記ハウジングベース部と前記ハウジングアンテナ部を結合するグランド接点であって、前記ハウジングベース部および前記ハウジングアンテナ部と一緒になって前記スロットの外辺部を形成するグランド接点をさらに備える、請求項16に記載の腕着用ワイヤレスデバイス。
  20. 前記グランド接点が、前記ハウジングベース部から前記ハウジングアンテナ部まで延びる2つの対向した辺を含み、前記第1および第2の周辺縁部の少なくとも一方の範囲に沿った前記グランド接点の前記2つの対向した辺間の距離が、第1の周波数帯で送信および受信の少なくとも一方が行われる信号の波長の半分の整数倍と実質的に等しい、請求項19に記載の腕着用ワイヤレスデバイス。
  21. 前記グランド接点が、前記スロットの両側で互いにずらされた2つのグランド接点を含む、請求項19に記載の腕着用ワイヤレスデバイス。
  22. 前記ハウジングアンテナ部が1つより多い駆動周波数で選択的に動作する、請求項21に記載の腕着用ワイヤレスデバイス。
  23. 前記給電接点が配置されていない前記第1および第2の周辺縁部の少なくとも一方の範囲に沿った前記2つのグランド接点間の距離が、第2の周波数帯で送信および受信の少なくとも一方が行われる信号の波長の半分の整数倍と実質的に等しい、請求項21に記載のマルチバンドアンテナ。
  24. 前記給電接点が配置されている範囲に沿った前記2つのグランド接点間の距離が、第3の周波数帯で送信および受信の少なくとも一方が行われる信号の波長の半分の整数倍と実質的に等しい、請求項21に記載のマルチバンドアンテナ。
  25. 前記第3の周波数帯が約1565〜1606MHzである、請求項24に記載の腕着用ワイヤレスデバイス。
  26. 前記グランド接点が、互いにずらされた3つのグランド接点を含む、請求項19に記載の腕着用ワイヤレスデバイス。
  27. 前記無線回路が、前記ハウジングベース部に直接印刷されたプリント回路基板を含む、請求項16に記載の腕着用ワイヤレスデバイス。
  28. 前記腕着用ワイヤレスデバイスのベゼルが前記ハウジングアンテナ部で形成される、請求項27に記載の腕着用ワイヤレスデバイス。
  29. 前記表示装置が、前記無線回路に動作可能に結合された液晶表示装置(LCD)を含み、前記LCDがその周辺部に前記第2の導電材料を含む、請求項16に記載の腕着用ワイヤレスデバイス。
  30. 前記第1と第2の導電材料が実質的に同じ材料である、請求項16に記載の腕着用ワイヤレスデバイス。
  31. その上に無線回路を受けるように構成され、第1の周辺縁部および第1の導電材料を含むハウジングベース部を設けるための手段と、
    前記ハウジングベース部に対して間隔をあけ実質的に対向して配置され、第2の周辺縁部および第2の導電材料を含むハウジングアンテナ部を設けるための手段と、
    前記無線回路を前記ハウジングベース部と前記ハウジングアンテナ部との間に配置するモバイルワイヤレスデバイスの最も外側のハウジングを形成するための手段であって、前記第1の周辺縁部および前記第2の周辺縁部が、スロットの対向した長手方向縁部を形成し、前記スロットが、前記第1の周辺縁部と前記第2の周辺縁部との間の距離によって形成された幅を有する手段と、
    前記無線回路から前記ハウジングアンテナ部に駆動周波数を供給するための、前記ハウジングベース部と前記ハウジングアンテナ部と前記無線回路とを結合する給電接点を取り付けるための手段と
    を備える、モバイルワイヤレスデバイスに使用するためのマルチバンドアンテナ。
  32. 前記ハウジングアンテナ部に、前記ハウジングベース部に面する前記ハウジングアンテナ部の第1の面から前記ハウジングアンテナ部の対向した第2の面まで延びる開口を形成するための手段をさらに備える、請求項31に記載のマルチバンドアンテナ。
  33. 前記ハウジングアンテナ部に、前記第2の周辺縁部から前記開口まで前記ハウジングアンテナ部を横断して延びる切れ目を形成するための手段をさらに備える、請求項32に記載のマルチバンドアンテナ。
  34. 前記ハウジングベース部および前記ハウジングアンテナ部にグランド接点をさらに取り付けるための手段であって、前記グランド接点が、前記ハウジングベース部および前記ハウジングアンテナ部と一緒になって前記スロットの外辺部を形成する手段をさらに備える、請求項31に記載のマルチバンドアンテナ。
  35. 前記ハウジングアンテナ部を第1の周波数帯域幅で駆動するための手段であって、前記グランド接点が、前記ハウジングベース部から前記ハウジングアンテナ部まで延びる2つの対向した辺を含み、前記第1および第2の周辺縁部の少なくとも一方の範囲に沿った前記グランド接点の前記2つの対向した辺間の距離が、第1の周波数帯で送信および受信の少なくとも一方が行われる信号の波長の半分の整数倍と実質的に等しい手段をさらに備える、請求項34に記載のマルチバンドアンテナ。
  36. 前記グランド接点が、前記スロットの両側で互いにずらされた2つのグランド接点を含む、請求項34に記載のマルチバンドアンテナ。
  37. 前記マルチバンドアンテナを1つより多い駆動周波数で選択的に動作させるための手段
    をさらに備える、請求項36に記載のマルチバンドアンテナ。
  38. 前記給電接点が配置されていない前記第1および第2の周辺縁部の少なくとも一方の範囲に沿った前記2つのグランド接点間の距離が、第2の周波数帯で送信および受信の少なくとも一方が行われる信号の波長の半分の整数倍と実質的に等しい、請求項36に記載のマルチバンドアンテナ。
  39. 前記給電接点が配置されている範囲に沿った前記2つのグランド接点間の距離が、第3の周波数帯で送信および受信の少なくとも一方が行われる信号の波長の半分の整数倍と実質的に等しい、請求項36に記載のマルチバンドアンテナ。
  40. 前記第3の周波数帯が約1565〜1606MHzである、請求項39に記載のマルチバンドアンテナ。
  41. 前記グランド接点が、互いにずらされた3つのグランド接点を含む、請求項34に記載のマルチバンドアンテナ。
  42. 前記無線回路が、前記ハウジングベース部に直接印刷されたプリント回路基板を含む、請求項31に記載のマルチバンドアンテナ。
  43. 腕着用ワイヤレスデバイスのベゼルが前記ハウジングアンテナ部で形成される、請求項42に記載のマルチバンドアンテナ。
  44. 前記無線回路に液晶表示装置(LCD)を結合するための手段であって、前記LCDがその周辺部に前記第2の導電材料を含む手段をさらに備える、請求項31に記載のマルチバンドアンテナ。
  45. 前記第1と第2の導電材料が実質的に同じ材料である、請求項31に記載のマルチバンドアンテナ。
  46. その上に無線回路を受けるように構成され、第1の周辺縁部および第1の導電材料を含むハウジングベース部を設けるステップと、
    前記ハウジングベース部に対して間隔をあけ実質的に対向して配置され、第2の周辺縁部および第2の導電材料を含むハウジングアンテナ部を設けるステップと、
    前記無線回路を前記ハウジングベース部と前記ハウジングアンテナ部との間に配置することによって、モバイルワイヤレスデバイスの最も外側のハウジングを形成するステップであって、前記第1の周辺縁部および前記第2の周辺縁部が、スロットの対向した長手方向縁部を形成し、前記スロットが、前記第1の周辺縁部と前記第2の周辺縁部との間の距離によって形成された幅を有する、モバイルワイヤレスデバイスの最も外側のハウジングを形成するステップと、
    前記無線回路から前記ハウジングアンテナ部に駆動周波数を供給するための、前記ハウジングベース部と前記ハウジングアンテナ部と前記無線回路とを結合する給電接点を取り付けるステップと
    を含む、マルチバンドアンテナを作るための方法。
  47. 前記ハウジングアンテナ部に、前記ハウジングベース部に面する前記ハウジングアンテナ部の第1の面から前記ハウジングアンテナ部の対向した第2の面まで延びる開口を形成するステップをさらに含む、請求項46に記載のマルチバンドアンテナ。
  48. 前記ハウジングアンテナ部に、前記第2の周辺縁部から前記開口まで前記ハウジングアンテナ部を横断して延びる切れ目を形成するステップをさらに含む、請求項47に記載のマルチバンドアンテナ。
  49. 前記ハウジングベース部および前記ハウジングアンテナ部にグランド接点を取り付けるステップをさらに含む、請求項46に記載のマルチバンドアンテナ。
  50. 前記ハウジングアンテナ部を第1の周波数帯域幅で駆動するステップであって、前記グランド接点が、前記ハウジングベース部から前記ハウジングアンテナ部まで延びる2つの対向した辺を含み、前記第1および第2の周辺縁部の少なくとも一方の範囲に沿った前記グランド接点の前記2つの対向した辺間の距離が、第1の周波数帯で送信および受信の少なくとも一方が行われる信号の波長の半分の整数倍と実質的に等しい、前記ハウジングアンテナ部を第1の周波数帯域幅で駆動するステップをさらに含む、請求項49に記載のマルチバンドアンテナ。
  51. 前記グランド接点が、前記スロットの両側で互いにずらされた2つのグランド接点を含む、請求項49に記載のマルチバンドアンテナ。
  52. 前記マルチバンドアンテナを1つより多い駆動周波数で選択的に動作させるステップ
    をさらに含む、請求項51に記載のマルチバンドアンテナ。
  53. 前記給電接点が配置されていない前記第1および第2の周辺縁部の少なくとも一方の範囲に沿った前記2つのグランド接点間の距離が、第2の周波数帯で送信および受信の少なくとも一方が行われる信号の波長の半分の整数倍と実質的に等しい、請求項51に記載のマルチバンドアンテナ。
  54. 前記給電接点が配置されている範囲に沿った前記2つのグランド接点間の、前記第1および第2の周辺縁部の少なくとも一方の周りの距離が、第3の周波数帯で送信および受信の少なくとも一方が行われる信号の波長の半分の整数倍と実質的に等しい、請求項51に記載のマルチバンドアンテナ。
  55. 前記第3の周波数帯が約1565〜1606MHzである、請求項54に記載のマルチバンドアンテナ。
  56. 前記グランド接点が、互いにずらされた3つのグランド接点を含む、請求項49に記載のマルチバンドアンテナ。
  57. 回路基板を前記ハウジングベース部に直接、前記無線回路の一部として印刷するステップをさらに含む、請求項46に記載のマルチバンドアンテナ。
  58. 前記ハウジングアンテナ部を前記モバイルワイヤレスデバイスのベゼルにするステップ
    をさらに含む、請求項57に記載のマルチバンドアンテナ。
  59. 前記無線回路に液晶表示装置(LCD)を結合するステップであって、前記LCDがその周辺部に前記第2の導電材料を含むステップをさらに含む、請求項46に記載のマルチバンドアンテナ。
  60. 前記第1と第2の導電材料が実質的に同じ材料である、請求項46に記載の方法。
  61. 前記マルチバンドアンテナを、モバイル通信デバイスを含む腕着用ワイヤレスデバイスに組み込むステップをさらに含む、請求項46に記載の方法。
  62. 前記ハウジングアンテナ部に第2の開口を形成するステップをさらに含む、請求項46に記載の方法。
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