JP2016507037A - 液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ - Google Patents

液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP2016507037A
JP2016507037A JP2015556961A JP2015556961A JP2016507037A JP 2016507037 A JP2016507037 A JP 2016507037A JP 2015556961 A JP2015556961 A JP 2015556961A JP 2015556961 A JP2015556961 A JP 2015556961A JP 2016507037 A JP2016507037 A JP 2016507037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
piston assembly
vane
pressure
disposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015556961A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016507037A5 (ja
Inventor
エス. ヘンリクソン,レット
エス. ヘンリクソン,レット
ピー. オハラ,ロバート
ピー. オハラ,ロバート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Woodward Inc
Original Assignee
Woodward Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Woodward Inc filed Critical Woodward Inc
Publication of JP2016507037A publication Critical patent/JP2016507037A/ja
Publication of JP2016507037A5 publication Critical patent/JP2016507037A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/08Characterised by the construction of the motor unit
    • F15B15/12Characterised by the construction of the motor unit of the oscillating-vane or curved-cylinder type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D9/00Stators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D9/00Stators
    • F01D9/02Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles
    • F01D9/04Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles forming ring or sector
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49229Prime mover or fluid pump making
    • Y10T29/49236Fluid pump or compressor making
    • Y10T29/49245Vane type or other rotary, e.g., fan

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

一の実施の形態において、液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータは、ロータアセンブリを位置決めするために、貫通ボアを有するステータハウジングを含む。ロータアセンブリは、出力軸と、出力軸を中心として径方向に配設された少なくともひとつの第1のロータリ・ピストンアセンブリとを含む。ロータリ・ピストンアセンブリは、互いに実質的に同心の周囲長手方向面をそれぞれ有する第1のベーンエレメント及び第2のベーンエレメントを含む。連続シール溝部は、ベーンエレメントの周囲長手方向面及び横方向端面に配設される。連続シールは、連続シール溝部に配設される。ステータハウジングを通るボアは、ロータアセンブリを受けるようになされた面を有する内部キャビティを含む。回転と共に、ハウジングキャビティを閉塞する流体ポートは、液圧ブロッキングのための連続ピストンシールにより封止されて、外力によるアクチュエータの変位を防止する。他の実施の形態が開示される。

Description

本願は、2013年2月6日に出願された米国特許出願第13/760,135号の優先権を主張し、そのすべての内容を引用して本明細書に組み込む。
本発明は、アクチュエータ装置に関し、より詳細には、ロータを中心に配設されるピストンアセンブリが、圧力下の流体によって動かされる被加圧液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ装置に関する。
ロータリ・アクチュエータ(回転駆動装置)は、回転運動を効果的な方法で伝えるための、そして液圧の特に油圧の動力流体源を閉塞(ブロッキング)することによって回転位置を維持する能力を有するような機械的装置の一部として用いられる。回転位置を維持する能力は、航空機の飛行操縦面 (flightcontrol surface) の制御及びロータリ弁アセンブリ等の他の用途にとって望ましい。ロータリ・アクチュエータが望ましいのは、それらが一定のトルクを維持し、且つスペースを節約するからである。かかる従来技術のロータリ・アクチュエータは、通常、ロータ及び2つ以上のステータハウジング・コンポーネント等、複数のサブコンポーネントを含む。これらのサブコンポーネントは概して、ハウジン外への、及び/又は、かかるロータリ弁アクチュエータの油圧チャンバ間の流体の洩れを防ぐことを目的とする多数のシールを含む。この洩れのため、従来技術のロータリ・アクチュエータは、単に油圧源を閉塞するだけでは位置を維持できず、追加の補給流体を供給して、一定制御を行うことにより位置を維持している。
ここでは一般に、ピストンの周囲面に配設される連続シールを有する液圧(典型的には油圧)ブロッキング・ロータリ・アクチュエータについて述べる。
第1の態様において、油圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータは、軸線方向に貫通して配設されるボア(穴)を有するステータハウジングを含む。ロータアセンブリ(ロータの組立体)は、出力軸と、出力軸を中心として径方向に配設される少なくとも1つの第1のロータリ・ピストンアセンブリ(ロータリ・ピストンの組立体)とを含む。第1のロータリ・ピストンアセンブリは、対向する両端において軸線に沿って径方向に突出する、一体の第1のベーンエレメント(翼板状の突出部要素)と第2のベーンエレメントとを含み、前記ピストンは、各ピストンが出力軸を中心として配設される場合に、出力軸に接続するようになされる周面部分と、第1の周囲長手方向面及び第2の周囲長手方向面と、第1の周囲横方向面及び第2の周囲横方向面とを有する。連続シール溝部は、ピストンの第1及び第2のベーンエレメントのそれぞれの、第1及び第2の周囲長手方向面及び第1及び第2の周囲横方向面に配設される。連続シールは、連続シール溝部のそれぞれに配設される。ステータハウジングのボアは、ロータアセンブリを受容するようになされた、シームレス(継目の無い)内面を含み、ロータアセンブリが、長手方向ボアの内部で回転されるときに、前記内面は、連続シールと接触するようになされる。
それぞれの実施には以下の特徴のいくつか、あるいはすべてが含まれてもよく、さもなければ全く含まれなくてもよい。第1のベーンエレメント及び第2のベーンエレメントは、互いに隣接して周方向に、そして、出力軸の長手方向軸線と平行に配設されてもよい。ボアは、第1の端部ボア部及び第2の端部ボア部を含んでもよい。第1及び第2のベーンエレメントのそれぞれは、出力軸に組付ける前に第1の端部ボア部を通り抜けるようになされてもよい。アクチュエータはまた、出力軸を中心として径方向に配設される第2のロータリ・ピストンアセンブリを含んでもよく、第2のロータリ・ピストンアセンブリは、第3のベーンエレメントと第4のベーンエレメントとを含み、第3及び第4のベーンエレメントはそれぞれ:ベーンエレメントのそれぞれが出力軸を中心として径方向に配設されるとき、出力軸に接続するようなされた部分と、第1の周囲長手方向面及び第2の周囲長手方向面と、第1の周囲横方向面及び第2の周囲横方向面と、第2のロータリ・ピストンの第1及び第2の周囲長手方向面及び第1及び第2の周囲横方向面に配設される連続シール溝部と、連続シール溝部に配設される連続シールとを有する。第1のロータリ・ピストンアセンブリ及び第2のロータリ・ピストンアセンブリは、出力軸を中心として互いに対向して配設されてもよい。第2のロータリ・ピストンと一体の前記第3及び第4のベーンエレメントのそれぞれは、出力軸に組付けられる前に第1の端部ボア部を貫通するようになされてもよい。ステータハウジング内に取り付けられる各ロータリ・ピストンアセンブリは、中間ボア部の内側に別々の圧力チャンバを画成(定め形成)してもよい。連続シールは、O−リング、X−リング、Q−リング(Qリングシール)、D−リング(Dシール)、付勢シール(エネルギー付加シール)、又はそれらの組み合わせ、及び/又は、シールのいずれか他の適切な形態であってもよい。第1の端部ボア部及び第2の端部ボア部は第1の直径を有し、ボアは更に、第1の端部ボア部と第2の端部ボア部との間に配設される少なくともひとつの中間ボア部を有し、中間ボア部は、第1の直径よりも大きい第2の直径を有し、中間ボア部は更に、中間ボア部と同軸に配設される円筒形凹部を含み、円筒形凹みセクタは、中間ボア部の直径よりも大きい直径を有し、前記円筒形凹部は、ロータアセンブリのベーンエレメントを受けるようになされる。第1の外部圧力源は、第1のロータリ・ピストンアセンブリの第1のベーンエレメントに接触するように第1の圧力で回転流体を提供してもよく、第2の外部圧力源は、ロータリ・ピストンアセンブリの第2のベーンエレメントに接触するように回転流体を提供する。ハウジング及びロータによって画成(定め形成)される対向する圧力チャンバ同士は、ロータがハウジング内で回転する際(回転する間)、等しい面積を有することができる。出力軸は、飛行操縦面のヒンジに接続されるよう構成されてもよい。ステータハウジングは、固定翼に取り付けられるようにしてもよい。中間ボア部は、ボアの周に沿って径方向内側に配設される第1の対向するアーチ状レッジ(アーチ状の出っ張り)を含んでもよく、第1のレッジは、第1のロータリ・ピストンアセンブリの第1のベーンエレメントに接触するようになされた第1の終端部を有する。中間ボア部は、中間ボア部の周に沿って径方向内側に配設され、第1のアーチ状レッジの反対側に配設される第2の対向するアーチ状レッジを含み、第2のレッジは、第2のロータリ・ピストンアセンブリの第1のベーンエレメントに接触するようになされた第1の終端部と、第1のロータリ・ピストンアセンブリの第2のベーンエレメントに接触するようになされた第2のアーチ状レッジの第2の終端部とを有する。ロータアセンブリのロータリ・ピストン及びアーチ状レッジは、複数の圧力チャンバを画成するよう構成されてもよい。ハウジング及びロータリ・ピストンによって画成される対向する圧力チャンバ同士は、ロータアセンブリがハウジング内で回転する際、等しい面積を有することができる。第1の対向する圧力チャンバ対は、外部圧力源に接続されるようになされてもよく、第2の対向する圧力チャンバ対は、第2の外部圧力源に接続されるようになされてもよい。第1の外部圧力源は、第1のロータリ・ピストンアセンブリの第1のベーンエレメントに接触するように第1の圧力で回転流体を提供してもよく、第2の外部圧力源は、第1のロータリ・ピストンアセンブリの第2のベーンエレメントに接触するように回転流体を提供してもよい。第1の終端部はまた、それを貫通して形成される第1の流体ポートを含んでもよく、第2の終端部は、それを貫通して形成される第2の流体ポートを含んでもよく、第1の流体ポートは、第1の圧力で提供される回転流体に接続されてもよく、第2の流体ポートは、第2の圧力で提供される回転流体に接続されてもよい。ボアは単一のシームレス・ハウジング部材において形成されてもよい。
第2の態様において、回転作動の方法は、出力軸と、出力軸を中心として径方向に配設される少なくともひとつの第1のロータリ・ピストンアセンブリとを含むロータアセンブリを提供することを含み、前記ロータリ・ピストンアセンブリは、第1のベーンエレメントと第2のベーンエレメントとを含む。第1のベーンエレメントと第2のベーンエレメントはそれぞれ:ベーンエレメントのそれぞれが出力軸を中心として径方向に配設されるとき、出力軸に接続するようになされる部分と、第1の周囲長手方向面及び第2の周囲長手方向面と、第1の周囲横方向面及び第2の周囲横方向面と、各ベーンエレメントの第1及び第2の周囲長手方向面及び第1及び第2の周囲横方向面に配設される連続シール溝部と、連続シール溝部に配設される連続シールとを有する。ステータハウジングは、ボアの周に沿って径方向内側に配設される対向する一対のアーチ状レッジを含むボアを有して提供され、前記レッジのそれぞれが、第1の終端部及び第2の終端部を有する。第1の回転流体は第1の圧力で提供され、第1のロータリ・ピストンアセンブリの第1のベーンエレメントを第1の回転流体と接触させる。第2の回転流体は、第1の圧力よりも低い第2の圧力で提供され、第1のロータリ・ピストンアセンブリの第2のベーンエレメントを第2の回転流体と接触させる。ロータアセンブリは第1の回転方向に回転させられる。
それぞれの実施には以下の特徴のいくつか、あるいはすべてが含まれてもよく、さもなければ全く含まれなくてもよい。第2の圧力が第1の圧力より高くなって、第1の回転方向とは反対の方向にロータアセンブリが回転するまで、第2の圧力を高め、第1の圧力を下げてもよい。反対の方向へのロータアセンブリの回転を、第1のレッジの第1の終端部を第1のロータリ・ピストンアセンブリの第1のベーンエレメントと接触させることによって停止させてもよい。第1のロータリ・ピストンアセンブリ及び第2のロータリ・ピストンアセンブリは、第1及び第2の回転流体を、第1の対向するチャンバ対及び第2の対向するチャンバ対に分離(隔離)してもよく、この方法はまた、第1の圧力の第1の回転流体を第1の対向するチャンバ対に提供することと、第2の圧力の第2の回転流体を第2の対向するチャンバ対に提供することを含んでもよい。第1の終端部は更に、それを貫通して形成される第1の流体ポートを含み、第2の終端部は、それを貫通して形成される第2の流体ポートを含み、第1の回転流体を第1の圧力で提供することは、第1の流体ポートを介して提供され、第2の回転流体を第2の圧力で提供することは、第2の流体ポートを介して提供される。この方法はまた、第1のレッジの第1の終端部を第1の回転アセンブリの第1のベーンエレメントと接触させる、および、第2のレッジの第2の終端部を第1の回転アセンブリの第2のベーンエレメントと接触させる、の何れか一方によって、ロータアセンブリの回転を停止させることを含んでもよい。
第3の態様において、油圧ブロッキングアクチュエータは、貫通して軸方向に配設されるボアを有するステータハウジングと、第1の静止ピストンアセンブリ及び第2の静止ピストンアセンブリとを含み、各静止ピストンアセンブリは、ステータハウジングの一部の円筒形内壁と接触するようになされる長手方向ハーフ(半分形状の)円筒外周面を有する。各静止ピストンアセンブリは:2つの部分的内部円筒面と、2つの部分的内部円筒面間に位置決めされる単一の径方向内側配設のベーン(翼板状の突出部)と、2つの部分的内部円筒面の末端(遠位端)に位置決めされる2つの径方向内側配設のハーフベーン(半分に割った形に形成されたベーン(半分形状のベーン))とを含み、第1の静止ピストンアセンブリ及び第2の静止ピストンアセンブリは、第1の静止ピストンアセンブリのハーフベーンのうちのひとつが第2の静止ピストンアセンブリのハーフベーンのうちのひとつに長手方向で隣接し、第1の静止ピストンアセンブリの他のハーフベーンが第2の静止ピストンアセンブリの他のハーフベーンに長手方向で隣接する状態で配設され、単一のベーン及びハーフベーンのそれぞれは、内側に配設される周囲長手方向面と、第1の周囲横方向面と、第2の周囲横方向面とを有し、少なくとも2つの連続シール溝であって、前記シール溝のそれぞれは、単一のベーンの周囲長手方向面及び第1及び第2の周囲横方向面と、ハーフベーンのうちのひとつの周囲長手方向面及び第1及び第2の周囲横方向面とに沿った通路状に配設される、連続シール溝と、少なくとも2つの連続シール溝のそれぞれに配設される連続シールとを含む。油圧ブロッキングアクチュエータは、ハウジングのボアに受容されるようになされたロータも含む。
それぞれの実施には以下の特徴のいくつか、あるいはすべてが含まれてもよく、さもなければ全く含まれなくてもよい。ロータは、第1の端部セクションと、第2の端部セクションと、第1の端部セクションと第2の端部セクションとの間に配設される中間セクションとを含み、前記第1及び第2の端部セクションは、ロータの軸線を中心として形成され、ハウジングのボアに受けられるようになされる直径を有し、前記中間セクションは、端部セクションの直径よりも小さい径方向直径を有するロータの軸線を中心として形成される第1の直径を有し、前記中間セクションは更に、対向する凹部の対としてロータの軸線を中心として第1の直径内に形成される第2の直径を含んでもよい。凹部は実質的に4分の1の区画であってもよい。単一の径方向のベーンは、単一のベーンの長手方向面における連続シール溝に配設される連続シールの一部がロータの第1の直径と接触できるように、2つの部分的内部円筒面から内側垂直距離を延在してもよく、ハーフベーンは、ハーフベーンの長手方向面における連続シール溝に配設される連続シールの一部がロータの第2の直径と接触できるように、2つの部分的円筒面から内側垂直距離を延在してもよい。アクチュエータは更に、第1及び第2の端部ベアリングアセンブリを含んでもよく、各アセンブリは、ロータの出力軸部を受けるようになされる軸ボアを有し、前記第1及び第2の端部ベアリングアセンブリのそれぞれは、ハウジングの各それぞれの端部ボア部を封止するようになされる。第1の静止ピストンアセンブリの横方向面及び第2の静止ピストンアセンブリの横方向面上の連続シール溝に配設される連続シールの一部は、ロータの第1及び第2の端部の内面に封止接触してもよい。第1の静止ピストンアセンブリの単一のベーンアセンブリ及び第2の静止ピストンアセンブリの単一のベーンアセンブリは、ステータハウジングの中間ボア部の内側で互いに反対側に配設されてもよい。2つの隣接するハーフベーンアセンブリは、ステータハウジングの中間ボア部の内側で2つの他の隣接するハーフベーンアセンブリと対向して配設されてもよい。第1の静止ピストンアセンブリ及び第2の静止ピストンアセンブリ、及びロータは、4つの圧力チャンバを画成してもよい。対向する圧力チャンバの表面積は、ロータがハウジング内部で回転する際に、等しい表面積であってよい。出力軸は、ロータリ弁ステム又は飛行面 (flight surface) に接続するよう構成されてもよい。ステータハウジングはバルブハウジングへの接続に適応してもよい。連続シールは、O−リング、X−リング、Q−リング、D−リング、付勢シール、又はそれらの組み合わせ、及び/又は、シールのいずれか他の適切な形態であってもよい。第1の対向する圧力チャンバ対は、外部圧力源に接続されるようになされてもよく、第2の対向する圧力チャンバ対は、第2の外部圧力源に接続されるようになされてもよい。
第4の態様において、回転作動の方法はロータリ・アクチュエータを提供する工程を含み、ロータリ・アクチュエータは、貫通して軸方向に配設される長手方向のボアを有するステータハウジングを含み、このボアは、第1の端部ボア部と、第2の端部ボア部と、第1の端部ボア部と第2の端部ボア部との間に配設される少なくともひとつの中間ボア部を有し、ロータリ・アクチュエータは、第1の静止ピストンアセンブリ及び第2の静止ピストンアセンブリを含み、各静止ピストンアセンブリは、静止ピストンハウジングの中間ボア部の円筒形内壁と接触するようになされる長手方向半円筒形外周面を有する。各静止ピストンアセンブリは:2つの部分的内部円筒面と、2つの部分的内部円筒面間に位置決めされる単一の径方向内側配設ベーンと、2つの部分的内部円筒面の末端に位置決めされる2つの径方向内側配設のハーフベーンとを含み、第1の静止ピストンアセンブリ及び第2の静止ピストンアセンブリは、第1の静止ピストンアセンブリのハーフベーンのうちのひとつが第2の静止ピストンアセンブリのハーフベーンのうちのひとつに長手方向に隣接し、第1の静止ピストンアセンブリの他のハーフベーンが第2の静止ピストンアセンブリの他のハーフベーンに長手方向に隣接する状態で中間ボア部に配設され、単一のベーン及びハーフベーンのそれぞれは、内側に配設される周囲長手方向面と、第1の周囲横方向面と、第2の周囲横方向面とを有し、少なくとも2つの連続シール溝であって、前記シール溝のそれぞれは、単一のベーンの周囲長手方向面及び第1及び第2の周囲横方向面と、ハーフベーンのうちのひとつの周囲長手方向面及び第1及び第2の周囲横方向面とに沿った通路状に配設される、連続シール溝と、少なくとも2つの連続シール溝のそれぞれに配設される連続シールとを含む。ロータは、第1の端部セクションと、第2の端部セクションと、前記第1の端部セクションと前記第2の端部セクションとの間に配設される中間セクションとを含み、前記第1及び第2の端部セクションは、ロータの軸線を中心として形成され、ハウジングの長手方向ボア部に受容されるようになされた直径を有し、ロータの前記中間セクションは、端部セクションの直径よりも小さい径方向直径を有するロータの軸線を中心として形成される第1の直径を有し、前記中間セクションは更に、対向する一対の、ロータの中間セクション上に、第1、第2、第3、及び第4の長手方向面を画成(定め形成)する第1の直径及び前記第2の直径の出会い部として、ロータの軸線を中心として第1の直径内に形成される第2の直径を含む。アクチュエータは、第1及び第2の端部アセンブリを含み、各端部アセンブリは、ロータの出力軸部を受容するようになされた軸ボアを有し、前記第1及び第2の端部アセンブリのそれぞれは、ハウジングの端部ボア部のひとつを封止するようになされる。第1の回転流体は、第1の圧力で提供され、ロータの中間セクション上の第1及び第2の長手方向面と接触する。第2の回転流体は、第1の圧力よりも低い第2の圧力で提供され、ロータの中間セクション上の第3及び第4の長手方向面と接触する。第1及び第2の長手方向面は対向し、第3及び第4の長手方向面は対向する。ロータは第1の回転方向に回転される。
それぞれの実施には以下の特徴のいくつか、あるいはすべてが含まれてもよく、さもなければ全く含まれなくてもよい。単一の径方向のベーンは、単一のベーンの長手方向面における連続シール溝に配設される連続シールの一部がロータの第1の直径に接触できるように、2つの部分的内部円筒面から内側垂直距離を延在してもよく、ハーフベーンは、ハーフベーンの長手方向面における連続シール溝に配設される連続シールの一部がロータの第2の直径に接触できるように、2つの部分的円筒面から内側垂直距離を延在してもよい。この方法は、ロータの中間セクションの長手方向面のうちの第1の長手方向面を静止ピストンアセンブリの単一のベーンのうちのひとつと接触させる工程によって、ロータの回転を停止させる工程を含んでもよい。この方法は、第2の圧力が第1の圧力より高くなるまで、第2の圧力を高め、第1の圧力を下げ、第1の回転方向とは反対の方向にロータアセンブリを回転させる工程を含んでもよい。この方法は、ロータの中間セクションの長手方向面のうちの第2のものを静止ピストンアセンブリの単一のベーンのうちのひとつと接触させる工程によって、反対の方向におけるロータの回転を停止させる工程を備えてもよい。第1及び第2の静止ピストンアセンブリの内側配設のベーンは、第1及び第2の回転流体を、第1の対向するチャンバ対及び第2の対向するチャンバ対に隔離、分離してもよく、この方法はまた、第1の圧力の第1の回転流体を第1の対向するチャンバ対に提供する工程と、第2の圧力の第2の回転流体を第2の対向するチャンバ対に提供する工程を含んでもよい。第1の横方向周囲面は、それを貫通して形成される第1の流体ポートを含んでもよく、第2の横方向周囲面は、それを貫通して形成される第2の流体ポートを含み、第1の回転流体を第1の圧力で提供する工程は、第1の回転流体を第1の流体ポートを介して提供する工程を含んでもよく、第2の回転流体を第2の圧力で提供する工程は、第2の回転流体を第2の流体ポートを介して提供する工程を含んでもよい。
本明細書中で説明する装置及び技法は、ひとつ以上の以下の利点を提供できる。ロータリ・アクチュエータの従来技術の設計において、コーナ・シールは、圧力チャンバ間の流体洩れの一般的なソースであり得る。更に、従来技術のロータリ・アクチュエータハウジングは往々にして、封止しなければならない、継目を有するひとつ以上の分割ケーシングセグメントから組立てられる。洩れは、これらのハウジングシールから生じる可能性がある。ベーン間の洩れも、従来技術のロータリ・アクチュエータにおいて生じる可能性がある。これらの様式のいずれでも作動流体の洩れは、油圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータの性能、温度管理、ポンプサイズ、及び信頼性に悪影響を及ぼす可能性がある。ひとつ以上の実施の詳細を、添付図面及び以下の説明において述べる。他の特徴及び利点は、説明及び図面から、そして、特許請求の範囲から明らかとなろう。
図1は、従来技術の油圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータの一例の断面図である。 図2は、従来技術の油圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータの一例の断面図である。
図3Aは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の斜視図である。 図3Bは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の斜視図である。 図3Cは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の斜視図である。 図3Dは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の斜視図である。 図3Eは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の斜視図である。 図3Fは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の斜視図である。 図3Gは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の端面図である。 図3Hは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の斜視図及び端面図である。 図3Iは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の斜視図である。 図3Jは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の端面図である。 図3Kは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の斜視図である。 図3Lは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の端面図である。 図3Mは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の端面図である。 図3Nは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の端面図である。 図3Oは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の端面図である。 図3Pは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の斜視図である。 図3Qは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の斜視図である。 図3Rは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の斜視図である。 図3Sは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の斜視図である。 図3Tは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の斜視図である。 図3Uは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータの第1の実施の斜視図である。
図4Aは、第1の実施例であるロータリ・アクチュエータのロータリ・ピストン及びロータの分解端面図である。 図4Bは、第1の実施例であるロータリ・アクチュエータのロータリ・ピストン及びロータの組立端面図である。 図4Cは、第1の実施例であるロータリ・アクチュエータのロータリ・ピストン及びロータの分解斜視図である。 図4Dは、第1の実施例であるロータリ・アクチュエータのロータリ・ピストン及びロータの組立斜視図である。
図5Aは、一つの動作位置にある第1の実施例であるロータリ・アクチュエータの断面図である。 図5Bは、一つの動作位置にある第1の実施例であるロータリ・アクチュエータの断面図である。 図5Cは、一つの動作位置にある第1の実施例であるロータリ・アクチュエータの断面図である。 図5Dは、一つの動作位置にある第1の実施例であるロータリ・アクチュエータの断面図である。
図6は、第2の実施例であるロータリ・アクチュエータの斜視図である。
図7は、第2の実施例であるロータリ・アクチュエータのロータリ・アクチュエータ・インサートアセンブリの分解図である。
図8は、第2の実施例であるロータリ・アクチュエータの側面断面図である。
図9は、ロータの無い第2の実施例のロータリ・アクチュエータの端部断面図である。
図10は、ロータを有する第2の実施例であるロータリ・アクチュエータの端部断面図である。
図11Aは、一つの動作位置にある第2の実施例であるロータリ・アクチュエータの断面図である。 図11Bは、一つの動作位置にある第2の実施例であるロータリ・アクチュエータの断面図である。 図11Cは、一つの動作位置にある第2の実施例であるロータリ・アクチュエータの断面図である。
図12は、連続するロータリ・ピストン・シールを有する油圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータを回転させるための、実施例であるプロセスのフロー図である。
ここでは、連続するロータリ・ピストン・シールを有する油圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータの実施例について述べる。概して、ロータアセンブリとステータハウジングとの間に、連続するロータリ・ピストン・シールを用いることによって、コーナ・シールを用いずに済ますことができる。コーナ・シールは、機械的性能の低下、温度管理問題、ポンプサイズ要件の増大、及び信頼性低下等の望ましくない効果を伴う可能性がある。
図1及び図2は、従来技術の油圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ10の一例の断面図である。ロータリ・アクチュエータ装置10は、ステータハウジングアセンブリ12と、全体を符号14で示す密封アセンブリとを含む。各アセンブリ12及び14の詳細を以下に述べる。
ハウジングアセンブリ12は円筒ボア18を含む。図1が示すように、円筒ボア18は、円筒ロータ20を囲むチャンバである。また図1で示すように、ロータ20は、第1のロータ・ベーン57a、第2のロータ・ベーン57b、及び中心にある円筒ハブ59から成る機械加工された円筒コンポーネントである。実施によっては、第1及び第2のロータ・ベーン57a、57bの直径及び長さは、円筒ボア18の直径及び深さと同等である。
ロータ20は、ステータハウジングアセンブリ12に対して時計回り及び反時計回りの両方向に約50°乃至60°回転することができる。ステータハウジング12は、貫通ボア18の内部に第1の部材32及び第2の部材34を含む。部材32及び34は、ロータ20のストップ(止め部)として作用し、ロータ20のそれ以上の回転運動を阻止する。部材32及び34の外側面40の集合が、ロータ20に対するストップを提供している。
第1及び第2のベーン57a及び57bは溝部56を含む。図2に示すように、各溝部56は、ボア18の壁部と接触するように構成される1つ以上のシール58を含む。第1及び第2の部材32及び34は溝部60を含む。各溝部60は、円筒ロータ20と接触するように構成された1つ以上のシール62を含む。ステータハウジングアセンブリ12も、コーナ・シール75を収容するように形成された溝部74を含む。
図1に示すように、シール58及び62並びにコーナ・シール75は、ロータ20を挟んで互いの径方向反対側に位置決めされた一対の圧力チャンバ66と、ロータ20を挟んで互いに径方向反対側に位置決めされた一対の対向する圧力チャンバ68とを画成する。使用時、流体は、流体ポート70を通って圧力チャンバ66に導入され、又はそこから除去され、流体は、流体ポート72を通って圧力チャンバ68から、その反対に流れる。
圧力チャンバ66と圧力チャンバ68との間に流体圧力差を生じることによって、ロータ20は付勢されて、ステータハウジングアセンブリ12に対して時計回り又は反時計回りに回転できる。かかる設計において、コーナ・シール75は、圧力チャンバ66と68との間の共通の流体洩れ源となり得る。ベーン間の洩れも、油圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ10の性能、温度管理、ポンプサイズ決め、及び信頼性に悪影響を及ぼす可能性がある。
図3A乃至図3Uは、様々な組立段階中の、実施例であるロータリ・アクチュエータ1000の第1の実施の斜視図及び端部断面図である。概して、ロータリ・アクチュエータは、実質的に一定のトルクを維持でき、しかもスペースを節約できる、ヒンジ線配置(hingeline arrangement)を通じて油圧動力 (hydraulic power) を直接に操縦面へ印加できるという理由で望ましいが、多くのロータリ・アクチュエータは、内部圧力チャンバと共に外部ケーシング(ハウジング)を形成するよう2つ以上の区画を組立てることによって生成される圧力チャンバを有している。リニア・アクチュエータは、単一の部材から形成された外部ケーシング(ハウジング)を有し、それによって洩れを最小にできるシームレス圧力チャンバ(seamless pressure chamber) を有することができるという理由で望ましい。このシームレス圧力チャンバは、油圧動力効率を向上することができ、作動流体源を閉塞することによって位置を維持する能力を提供できる。しかし、リニア・アクチュエータは、操縦面のヒンジ線に取り付けられて直線運動を回転運動に変換するクランクレバーを要する。油圧動力効率は、出力トルクが回転角の正弦関数として変化するため、この編成では損なわれてしまう。リニア・アクチュエータの中心線は概して、かかるヒンジ線に対して垂直に収められている。リニア・アクチュエータは、概して、クランクレバーに取り付ける何らかの手段を必要とし、この点は、概して、それらの適用が、ロータリ・アクチュエータに比べて、より多くのスペースを占めることを意味する。
概して、シームレスケーシングを有するアクチュエータ1000は、ロータリ・アクチュエータの一般的な機械的構成を有するリニア・アクチュエータと通常に関連するシール能力を提供する。ロータリ・アクチュエータ1000のコンポーネント(構成部品)の寸法形状を利用することにより、リニア・アクチュエータと通常に関連するシール能力を持つ様々なロータリ・アクチュエータを得ることができる。アクチュエータ1000の設計では、2つの連続シームレス面の間に跨る連続シールが実施される。概して、このシームレスケーシングは、油圧ポート (hydraulic port) が閉塞されて、選択された位置を実質的にロックし、かつ保持することができるロータリ・アクチュエータの構築を可能にする。一定の出力トルクは、ロータリ・ピストンの軸方向垂直面へ作動圧力を印加することにより生成できる。
図3Aを参照すると、アクチュエータ1000は、分解され組立てられていない状態で示されている。アクチュエータ1000は、ハウジング1002、ロータリ・ピストン1004a〜1004dの集合、連続シール1006a〜1006dの集合及びロータ1008を含む。実施の形態によっては、ロータリ・アクチュエータ1000の長さと直径は、アクチュエータ1000から要求される出力負荷によってその大きさを決められる。この実施例で示すアクチュエータ1000は4つのロータリ・ピストン1004a〜1004dを有するが、実施の形態によっては、負荷出力は、ロータ1008の軸線を中心とするいずれか他の適切な数のロータリ・ピストンを用いて調整されてもよい。アクチュエータ1000は、一対の回転ブッシュ1010a〜1010b、複数対の回転シール1012a〜1012b、1014a〜1014b及び1016a〜1016b、一対の端部アセンブリ1018a〜1018b並びに締着具1020の集合体を含む。
概して、アクチュエータ1000は、ロータリ・ピストン1004a〜1004dとハウジング1002との間に供給される流体圧力に対応することによって、回転運動をロータ1008に伝えるロータリ・ピストン1004a〜1004dの集合を含む。ロータリ・ピストン1004a〜1004dは別々の部品であるのでハウジング1002中への組付けが可能である。ロータリ・ピストン1004a〜1004dのそれぞれは、ハウジング1002内でポケットの内側に中断されずに乗る連続シール1006a〜1006dのうち対応するひとつを用いる。実施によっては、シール1006a〜1006dは、O−リング、X−リング、Q−リング、D−リング、付勢シール、又はそれらの組み合わせ、及び/又は、いずれか他の適切な形態のシールであってもよい。ロータリ・ピストン1004a〜1004dは、適切な間隔でもって、ロータリ・ピストン1004a〜1004dからロータ1008へ負荷を伝達するようにロータ1008へ締結される。ロータリ・ピストン1004a〜1004dに作用する作動圧力により生じる径方向力は、ロータリ・ピストン1004a〜1004dをロータ1008へ着座させて相対位置を維持するように働く。装着された状態で、すべてのロータリ・ピストン1004a〜1004dは、すべてを互いに実質的に同心とする同一軸線を中心に回転する。
ここで図3Bを参照すると、アクチュエータ1000は、回転シール1012a〜1012b、1014a〜1014b、1016a〜1016b及びブッシュ1010a〜1010bが、それらの各端部アセンブリ1018a〜1018bと共に組立てられた状態で示されている。図3Bは、また連続シール1006a〜1006dがそれらの対応するロータリ・ピストン1004a〜1004dに組立てられた状態のアクチュエータ1000を示している。各ロータリ・ピストン1004a〜1004dは、その周囲に連続シール溝を含む。後続のアセンブリ段階の説明で検討するように、連続シール溝の寸法形状及びロータリ・ピストン1004a〜1004dの組立位置により、連続シールがハウジング1002の内面に接触することになる。
図3Cは、ロータリ・ピストン1004aがハウジング1002の第1の端部に形成された開口部1022aを通ってハウジング1002へ部分的に挿入された状態のアクチュエータ1000を示す。図3Dは、ロータリ・ピストン1004aがハウジング1002へ完全に挿入された状態のアクチュエータ1000を示す。
ここで図3Eは、ロータリ・ピストン1004bが、開口部1022aを通るハウジング1002への挿入に備えて配向された状態にあるアクチュエータ1000を示し、図3Fは、ロータリ・ピストン1004bが図3Eに示す配向のままハウジング1002へ完全に挿入された状態のアクチュエータ1000を示している。
図3Gは、ハウジング1002並びにロータリ・ピストン1004a及び1004bの断面図である。この図から、ハウジングは、第1の半円筒面1024及び第2の半円筒面1026を含むことが分かる。面1024及び1026は、ハウジング1002の軸線に沿って配向されている。第2の面1026は、第1の面1024よりも大きい直径を有して形成され、両方とも、開口部1022a及びハウジング1002の第2の端部に形成される開口部1022bよりも大きい直径を有する。第1及び第2の面1024及び1026の直径差により、ハウジング1002内部の2つの圧力キャビティ1028a及び1028bが提供される。
概して、ロータリ・ピストン1004a〜1004dの、ハウジング1002への組付けには、ハウジング1002の外側から、開口部1022a〜1022bの一方を通過してハウジング1002内を通るように、ロータリ・ピストン1004b等のロータリ・ピストンのうちのひとつを配向することが含まれる。ロータリ・ピストン1004bがハウジング1002へ完全に挿入されると、ロータリ・ピストン1004は、第1の面1024と圧力キャビティ1028a〜1028bとで形成される内部空間内で回転できる。ロータリ・ピストン1004bを図3Gに示す位置に位置決めすることによって、連続シール1006bは、第1の面1024、第2の面1026、内部端面1030b、及び対向する内部端面1030a(図3Gの断面図では不図示)とシームレスに封止接触する。実施の形態によっては、内面1024、1026、1030a、及び1030b等の面とシームレスに接触する連続シール1006a〜1006dを用いることにより、いくつかのロータリ・アクチュエータに対するケーシング(ハウジング)に概して付随する洩れを実質的に解消できる一方、リニア・アクチュエータに概して付随する機械的完全性及び遮断能力も提供できる。
ここで図3Hを参照すると、アクチュエータ1000は、ロータリ・ピストン1004cが開口部1022aを通るハウジング1002への挿入に備えて配向された状態で示されており、図3Iは、ロータリ・ピストン1004cが図3Hに示す配向のままハウジング1002へ完全に挿入された状態のアクチュエータ1000を示している。
図3Jは、ハウジング1002及びロータリ・ピストン1004a〜1004cの断面図である。図示の実施例において、ロータリ・ピストン1004cは、実質的にその組付け位置で示されており、開口部1022aを通って挿入され、連続シール1006cを第1の面1024、第2の面1026、内部端面1030b、及び対向する内部端面1030a(不図示)とシームレスに封止接触させるようハウジング1002の内側で一旦、配向し直されている。
ここで図3Kを参照すると、アクチュエータ1000は、ロータリ・ピストン1004dが開口部1022aを通るハウジング1002への挿入に備えて配向された状態で示されている。
図3L乃至図3Oは、ロータリ・ピストン1004dの、ハウジング1002への組付けにおける実施例としての4つの段階を示す、ハウジング1002及びロータリ・ピストン1004a〜1004dの断面図である。図3L乃至図3Oはロータリ・ピストン1004dの組付けを示しているが、他のロータリ・ピストン1004a〜1004cの組付けも同様の方法で行うことができる。図3Lにおいて、ロータリ・ピストン1004dは、開口部1022aを介して挿入された図3Kに示す位置及び配向で示されている。ここで図3Mを参照すると、ロータリ・ピストン1004dが完全にハウジング1002の内部に入れられると、ロータリ・ピストン1004dは、ロータリ・ピストン1004dとハウジング1002との軸線に垂直に直線移動されて、圧力チャンバ1028bの一角を占め、圧力チャンバ1028bの第2の面1026に接触する。
ここで図3Nを参照すると、ロータリ・ピストン1004dは、図3Mに示す位置から反時計回りに限定的に回転された状態で示されている。ロータリ・ピストン1004dは、ロータリ・ピストン1004dが圧力チャンバ1028bの第2の面1026に接触する点を実質的に中心にして回転される。このような位置取りと回転により、ロータリ・ピストン1004dは干渉することなく枢動してロータリ・ピストン1004aを通り過ぎるのに十分なスペースが与えられ、結果として、図3Oに示す構成が得られる。
図3Oは、ロータリ・ピストン1004a〜1004dが組付けられた構成のアクチュエータ1000を示す。図示の構成において、ロータリ・ピストン1004dは、連続シール1006dを第1の面1024、第2の面1026、内部端面1030b、及び対向する内部端面1030a(不図示)とシームレスに封止接触させるようハウジング1002の内側で反時計回りに更に回転されている。ハウジング1002、開口部1022a〜1022b、ロータリ・ピストン1004a〜1004d、第1の面1024、第2の面1026、及び圧力チャンバ1028a〜1028bの構成及び寸法は、開口部1022a及び/又は1022bを介するロータリ・ピストン1004a〜1004dのハウジング1002への組付けを可能にしている。このようなアセンブリは、図3Oが示すように、連続シール1006a〜1006dが落ち着くことのできるシームレス面を提供する。
図3Pは、ハウジング1002及びロータリ・ピストン1004a〜1004dが図3Oに示す(図3Pに一部示す)ように組立てられ、ロータ1008がハウジング1002への組付けのために位置決めされた状態にあるアクチュエータ1000を示す。図3Qは、ハウジング1002及びロータリ・ピストン1004a〜1004d(不図示)に一部を組付けられたロータ1008を示す。図4A乃至図4Dの説明でより詳細に説明するように、ロータ1008を開口部1022aに通してロータリ・ピストン1004a〜1004dへ組付ける。
図3Rは、ロータ1008がハウジング1002へ組付けられ、端部アセンブリ1018a〜1018bがハウジング1002への組付け位置にある状態のアクチュエータ1000を示す。図3Sは、端部アセンブリ1018aがハウジング1002に組付けられた状態にあるアクチュエータ1000を示す。アセンブリ1018bは、ハウジング1002の対向端部へ同様に組付けられる。図3Tは、端部アセンブリ1018aが締着具1020によってハウジングに固定された状態にあるアクチュエータ1000を示す。図3Uはアクチュエータ1000の別の斜視図であり、端部アセンブリ1018bが締着具1020によってハウジング1002に組付けられ固定された状態を示す。
図4A乃至図4Dは、ロータアセンブリ1100の分解及び組立斜視図並びに端面図である。ロータアセンブリは、ロータリ・ピストン1004a〜1004d及びロータ1008を含む。ここで図4A及び4Cを参照すると、ロータリ・ピストン1004a〜1004dは分解図で示されている。ロータ1008は、ロータ1008の長さに沿って延びるギヤ歯1102の集合を含む。ギヤ歯1102の集合は、ロータ1008の軸線を中心として径方向に配置されている。ロータリ・ピストン1004a〜1004dは、ロータ1008が図4B及び4Dに示すようにロータリ・ピストン1004a〜1004dに組立てられたとき歯1102を受け入れるよう形成された、スロット1104の集合を含む。
図4B及び4Dは、組立てた状態のロータアセンブリ1100のロータリ・ピストン1004a〜1004d及びロータ1008を示す。ロータアセンブリ1100と、ロータリ・ピストン1004a〜1004dの組立て構成(例えば、図3Oに示す構成)は、溝部1104の実質的な軌道配置を形成する。スロット1104は、組立て(例えば図3Q)中にロータ1008の歯1102を摺動可能に受け入れるように構成されている。そのような構成により、開口部1022a又は1022bを介する、ロータ1008とロータリ・ピストン1004a〜1004dとの組立てが可能となる。
ロータリ・ピストン1004a〜1004dはそれぞれ、長手方向に延在する伸長ベーン1106を含む。伸長ベーン1106は、実質的に第1の面1024の直径における、ロータリ・ピストン1004a〜1004dから、第2の面1026まで延在するように構成される。したがって、伸長ベーン1106は、圧力チャンバ1028a〜1028bに延在して、連続シール1006a〜1006dを第2の面1026に封止接触させる。
伸長ベーン1106は、背中合わせの構成で組立てられ、隣接する対の伸長ベーンが、一対の対向するロータリ・ピストンアセンブリ1108を形成する。組立て構成において、ロータ1008の歯1102は、ロータリ・ピストン1004a〜1004dに印加される流体(例えば液体)の力がロータ1008に伝達され、ロータを回転させることができるように、ロータリ・ピストン1004a〜1004dのスロット1104に係合する。
図5A乃至図5Dは、ロータアセンブリ1100が様々な動作位置をとる、実施例であるロータリ・アクチュエータ1000の断面図である。図5Aを参照すると、アクチュエータ1000は、ロータアセンブリ1100がハウジング1002に対して時計回りいっぱいの位置にある状態を示す。一対の対向するロータリ・ピストンアセンブリ1108は、ロータ1008を中心として径方向に配設されている。
連続シール1006a〜1006dは、圧力チャンバ1028a及び1028b内の第2の面1026と、第1の面1024とに接触することにより、対向する一対の封止されたシームレス圧力チャンバ1202aと、対向する一対の封止されたシームレス圧力チャンバ1202bとを形成する。実施によっては、対向する圧力チャンバ同士は流体連通して、対向する圧力チャンバ対内の流体圧力を平衡させてもよい。実施によっては、ロータ1008がハウジング1002内で回転するとき、対向する圧力チャンバは、等しい表面積を有するものとすることができる。
ステータハウジングアセンブリ1002とロータアセンブリ1100とによって画成される対向圧力チャンバ1202a及び1202bは、ロータアセンブリ1100がハウジング1002内で回転するとき、実質的に等しい表面積を有する。実施によっては、等しい対向チャンバのこのような構成は、ロータアセンブリ1100に平衡のとれたトルクを供給する。
図5Aに示す構成において、ロータアセンブリ1100は時計回りいっぱいの位置にあり、ここで、ロータリ・ピストンアセンブリ1108は、第1及び第2の面1024及び1026の出会い部に形成されるハードストップ1204に接触している。加圧流体(例えば作動油)を、圧力チャンバ1202aと流体連通する流体ポート1210に与えることができる。同様に、加圧流体を、圧力チャンバ1202bと流体連通する流体ポート1212に与えることができる。実施によっては、対向する圧力チャンバ1202aは、流体ポート1210を介して外部圧力源に接続されるようになされてもよく、対向する圧力チャンバ1202bは、流体ポート1212を介して第2の外部圧力源に接続されるようになされてもよい。実施によっては、第1の外部圧力源は、ロータリ・ピストンアセンブリ1108の第1の側面対に接触するように第1の圧力で回転流体(例えば作動油)を供給してもよく、第2の外部圧力源は、ロータリ・ピストンアセンブリ1108の第2の側面対に接触するように第2の圧力で回転流体を供給してもよい。
ここで図5Bを参照すると、流体が流体ポート1210を通して加えられると、ロータアセンブリ1100は、ハウジング1002に対して反時計回りに付勢される。ロータアセンブリ1100が回転するにつれて、ロータリ・ピストンアセンブリ1108は、第2の面1026に沿って連続シール1006a〜1006dを掃過する(面をなでるように動かす)一方で、ロータリ・ピストン1004a〜1004dは、第1の面1024に沿って連続シール1006a〜1006dを掃過する。ロータアセンブリ1100の回転によって追われた圧力チャンバ1202b内の流体は、流体ポート1212と流体連通する流体ポート(不図示)を通って流出する。
ここで図5Cを参照すると、流体が更に圧力チャンバ1202aを満たすにつれて、ロータアセンブリ1100は反時計回りに回転し続ける。最終的に、図5Dに示すように、ロータアセンブリ1100は、ハウジング1002に対する反時計回り終点位置に到達できる。ロータリ・ピストンアセンブリ1108が、第1及び第2の面1024及び1026の出会い部に形成されるハードストップ1206に接触した時に、ロータアセンブリ1100の反時計回りの回転は停止する。
図6は、第2の実施例であるロータリ・アクチュエータ1300の斜視図である。ロータリ・アクチュエータ1300は、ステータハウジング1302、ロータ1304、及び静止ロータリ・ピストンアセンブリ(この図では見えない)を含む。ロータ1304と静止ロータリ・ピストンアセンブリとの構成は、図7乃至図10の説明で更に検討する。
ステータハウジング1302は概して、中央ボア1306を有するシリンダとして形成される。ロータ1304及び静止ロータリ・ピストンアセンブリは、インサートアセンブリ1400として組立てられ、インサートアセンブリ1400は次いで、インサートアセンブリ1400をステータハウジング端部1308a又はステータハウジング端部1308bから貫通ボア1306へ挿入することによって、ステータハウジング1302と組立てられる。インサートアセンブリ1400は、ブッシュアセンブリ1310a及び1310bをステータハウジング1302に組付けることによってステータハウジング1302内に固定される。図示の実施例において、ブッシュアセンブリ1310a、1310bは、ブッシュアセンブリ1310a、1310bを螺合して受けるよう貫通ボア1306内に形成したねじ(不図示)に係合するねじ(不図示)を含む。
ステータハウジング1302は流体ポート1312の集合も含む。流体ポート1312は、ステータハウジング1302の本体を通って形成された流体通路(不図示)と流体連通する。流体通路については図11A乃至図11Cの説明で検討する。
図7は、実施例であるロータリ・アクチュエータ・インサートアセンブリ1400の分解図である。概して、インサートアセンブリ1400は、ステータハウジング1302の貫通ボア1306に挿入され、ブッシュアセンブリ1310a、1310bによって固定されるものとして、図6の説明において検討したロータ1304及び静止ロータリ・ピストン1404a、1404bを含む。
インサートアセンブリ1400は、ロータ1304、静止ピストン1404a、及び静止ピストン1404bを含む。ロータ1304は、端部セクション1350、第1の直径(直径セクション)1422、及び第2の直径(直径セクション)1424を含む。端部セクション1350は、貫通ボア1306の直径と実質的に同等だが、それよりも小さい直径を有し、ロータ1304の軸線を中心として形成される。第2の直径1424は、端部セクション1350の直径よりも小さい径方向直径を有し、ロータ1304の軸線を中心として形成される。第1の直径1422は、一対の実質的に4分の1の扇形の凹部としてロータ1304の軸線を中心として形成され、第1の直径1422の径方向直径は第2の直径1424の直径よりも小さい。
静止ピストン1404a、1404bのそれぞれは、連続シール1408を受ける2つの連続シール溝1406を含む。静止ピストン1404a、1404bは、静止ピストン1404a、1404bが、組立てられる場合、ボア1306内部のスペースを実質的に占有するように、図示の実施例において、ボア1306の径と略同じ外径を有する実質的に半分の扇形として形成される。静止ピストン1404a、1404bの軸方向長さは、静止ピストン1404a、1404bが、端部セクション1350間でロータ1304の軸方向長さを実質的に埋めて、連続シール溝1406内に置かれる連続シール1408の区画を端部セクション1350の内面に封止接触させるように選択される。
静止ピストン1404a、1404bのそれぞれは、5つの一次内面、2つの内壁1420、内側ベーン1352、及び2つの外側ベーン1354を含む。内壁1420は、静止ピストン1404a、1404bの外側円筒面と同心の内側円筒面を形成する。各内壁1420は、内壁1420に対して垂直に径方向内側へ延在する内側ベーン1352によって遮られる。内壁1420は、内壁1420に対して垂直に径方向内側に延在する外側ベーン1354によって、それらの半円筒形端部(末端)で終端を成す。
内側ベーン1352は、連続シール溝1406内に置かれる連続シール1408の区画がロータ1304の第1の直径1422に封止接触されるように、内壁1420から内側距離を延在している。外側ベーン1354は、連続シール溝1406内に置かれる連続シール1408の区画がロータ1304の第2の直径1424に封止接触されるように、内壁1420から内側距離を延在している。静止ピストン1404a、1404bの側面の連続シール溝1406内に配設される連続シール1408の一部は、端部セクション1350の内部側面と封止接触している。組立てられる場合、ロータ1304、静止ピストン1404a、1404b、及び連続シール1408は、4つの流体圧力チャンバを形成する。実施によっては、対向する流体チャンバ対は、ロータ1304がハウジング1302内部で回転する際に、等しい表面積を有することができる。実施によっては、対向する流体チャンバ対は、外部圧力源に接続されるようになされてもよく、第2の対向する流体チャンバ対は、第2の外部圧力源に接続されるようになされてもよい。これらのチャンバにつては、図10の説明で更に説明する。
図8は、実施例であるロータリ・アクチュエータ1300の側面断面図である。この図において、ロータ1304及び静止ピストン1404a、1404bはハウジング1302に組付けられて示されている。概して、連続シール1408は、連続シール溝1406内に配置され、静止ピストン1404a、1404bは、端部セクション1350間でロータ1304に組付けられている。静止ピストン1404a、1404b、及びロータ1304の組立体は、次に、ハウジング端部1308a、1308bのうちのひとつを通ってハウジング1302内に挿入され、ブッシュアセンブリ1310a及び1310bによって軸方向に保持される。
図9は、ロータ1304を図示していない、実施例であるロータリ・アクチュエータ1300の端部断面図である。この図における断面は、ロータリ・アクチュエータ1300の中央部分近傍の領域を通る。この図において、静止ピストン1404a、1404bは、ハウジング1302のボア1306内部のそれらの組立て位置に示されている。連続シール1408は連続シール溝1406内に示されている。この図において、連続シール1408の断面は、内側ベーン1352及び外側ベーン1354に位置している。実施によっては、内側ベーン1352の貫通面の連続シール溝1406内に配設される連続シール1408の部分が、ロータ1304の第1の直径1422に接触するように、内側ベーン1352は、静止ピストン1404a、1404bの2つの内部部分円筒面から内側垂直距離を延在してもよい。
図10は、ロータ1304を有する、実施例であるロータリ・アクチュエータ1300の端部断面図である。この図において、断面は、ロータリ・アクチュエータ1300の近位端部セクション1350のすぐ内側の領域を通る。この図において、静止ピストン1404a、1404bは、ハウジング1302のボア1306内部のそれらの組立位置に示されている。連続シール1408は連続シール溝1406内に示されている。この図において、連続シール1408の区画は、内側ベーン1352から、静止ピストン1404a、1404bの近位端に沿って、外側ベーン1354へ延在して示されている。この間に、内側ベーン1352と外側ベーン1354では、それぞれロータ1304の第1の直径1422部分、及び第2の直径1424部分の表面に接触する。
この構成において、連続シール1408の軸方向部分はロータ1304に接触し、連続シール1408の端部部分は端部セクション1350の内面に接触する。ロータ1304、静止ピストン1404a、1404b、及び連続シール1408の組立体は、4つの圧力チャンバ1702a、1702b、1704a、及び1704bを形成する。対向する圧力チャンバ1702a及び1702bの対は流体ポート1712aと流体連通し、対向する圧力チャンバ1704a及び1704bの対は第1の流体ポート1712bと流体連通している。実施によっては、流体ポート1712a及び1712bは、図6の流体ポート1312であってもよい。
図11A乃至図11Cは、様々な動作位置にあるロータリ・アクチュエータ1300の断面図である。図11Aを参照すると、ロータリ・アクチュエータ1300は静止ピストン1404a及び1404bがハウジング1302に組付けられた状態で示されている。ロータ1304は静止ピストン1404a及び1404bと組立てられていて、両ピストンは実質的に反時計回りの回転限度、つまり反時計回りのハードストップ1802にある。
流体は、流体通路1812bを介して圧力チャンバ1704a、1704bと流体接続する流体ポート1712bへ加えられる。圧力チャンバ1702a、1702bは、流体ポート1812aを介して流体通路1712aと流体接続される。
流体が流体ポート1712bへ加えられるにつれて、圧力チャンバ1704a、1704b内の圧力は増加し、流体は、流体ポート1712aを介して流体チャンバ1702a、1702bから排出されてロータ1304を時計回りに回転させるよう付勢する。図11Bは、ロータ1304が限定的に回転された位置にあるロータリ・アクチュエータ1300を示す。流体が充填されて圧力チャンバ1704a、1704bを広げ、ロータ1304を回転させるよう付勢するにつれて、それに比例して圧力チャンバ1702a、1702bは縮小する。圧力チャンバ1702a、1702bを占有している流体は、流体ポート1812aを介して追われて、流体ポート1712aを出る。実施によっては、ロータ1304は、流体ポート1712a、1712bを閉塞することによって、実質的にいずれの回転位置に保持することができる。実施によっては、流体ポートは、油圧回路の流量制御弁によって同時に閉塞されてもよい。連続シールは流体チャンバ間の洩れを阻止する。
流体は流体ポート1712bに与え続けられるので、ロータ1304は、ロータ1304が実質的に時計回りの回転限度である時計回りハードストップ1804にぶつかるまで、静止ピストン1404a、1404bに対して回転し続ける。ここで図11Cを参照すると、ロータリ・アクチュエータ1300は、ロータ1304が実質的な時計回り回転限度である時計回りハードストップ1804にある場合を示している。この回転プロセスは逆に、流体を流体ポート1712aに与えて圧力チャンバ1702a、1702bを充填し、流体を流体ポート1712bを介して圧力チャンバ1704a、1704bから排出させてロータ1304を反時計回りに回転させるように付勢することができる。
図6乃至図11Cにおいて、静止ピストン1404a、1404bを2つの部品として示したが、実施の形態によっては、3、4、5、又はそれ以上の静止ピストンを、対応して形成したロータと組み合わせて用いてもよい。
図12は、油圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ(例えば、図3A乃至図5Dの第1の実施の形態の油圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ1000、及び図6A乃至図11Cの第2の実施の形態の油圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ1300)を回転させるための実施例であるプロセス1200のフロー図である。第1の実施の形態についてより詳細には、ステップ(工程)1210において、ロータアセンブリ1100、ロータ1008、及びロータリ・ピストン1004a〜1004dが提供される。ロータアセンブリは、出力軸に接続するようになされるロータハブ(ロータの中心部材)(例えば、ロータハブ1008、1304)を含み、さらにロータハブ上で径方向に配設される少なくとも2つの対向するロータリ・ピストンアセンブリ(例えば、ロータリ・ピストンアセンブリ1108)を有する。各ロータリ・ピストンアセンブリは、ロータの長手方向軸に対し実質的に垂直に配設される第1のベーン(例えば、伸長ベーン1106)と、シール溝部の内側に中断されずに乗る連続シール(例えば、シール1006a〜1006d)のうちの対応するひとつとを含む。実施によっては、出力軸は、ロータリ弁ステムに接続するよう構成されてもよい。
ステップ1220において、ステータハウジング(例えばステータハウジング1002)が提供される。ステータハウジングは、チャンバの外周に沿って径方向内側に配設されて対向する一対のアーチ状レッジ(例えばハードストップ1204)を含む中間チャンバ部分を有し、前記各レッジは、第1の終端部及び第2の終端部を有する。実施によっては、ステータハウジングを、バルブハウジングへの接続に適応させてもよい。
ステップ1230では、回転流体が第1の圧力で提供され、第1のベーンを第1の回転流体と接触させる。例えば、作動流体を、流体ポート1210を介してチャンバ1202aへ与えてもよい。
ステップ1240では、回転流体が第1の圧力よりも低い第2の圧力で提供され、第2のベーンを第2の回転流体と接触させる。例えば、ロータアセンブリが時計回りに回転するとともに、流体チャンバ1202a内の流体が追われて、流体ポート1212を介して流出する。
ステップ1250では、ロータアセンブリは第1の回転方向に回転させられる。例えば、図5A乃至図5Dは、反時計回りに回転させられているロータアセンブリ1100を示す。
ステップ1260では、ロータアセンブリの回転は、第1のレッジの第1の終端部を第1のベーンと接触させ、第1のレッジの第2の終端部を第2のベーンと接触させることによって停止させられる。例えば、図5Dは、伸長ベーン1106がハードストップ1204と接触している状態のロータアセンブリ1100を示す。
実施によっては、第2の圧力が第1の圧力より高くなるまで、第2の圧力を高め、第1の圧力を下げることによって、ロータアセンブリを第1の回転方向とは反対の方向に回転させることができる。実施によっては、反対方向へのロータアセンブリの回転は、第1のレッジの第1の終端部を第2のベーンと接触させ、第1のレッジの第2の終端部を第1のベーンと接触させることによって停止させることができる。
実施によっては、第1の終端部はそれを貫通して形成される第1の流体ポートを含んでもよく、第2の終端部はそれを貫通して形成される第2の流体ポートを含んでもよい。第1の圧力にある回転流体は第1の流体ポートを介して提供されてもよく、第2の圧力にある回転流体は第2の流体ポートを介して提供されてもよい。例えば、流体は、流体ポート1210で加えられて、ハードストップ1204に形成した流体ポート(不図示)を介してチャンバ1202aに流されてもよい。同様に、流体は、流体ポート1212で加えられて、ハードストップ1204に形成した流体ポート(不図示)を介して流されてもよい。
第2の実施の形態に関して、ステップ1210において、ロータ1304が提供される。ロータ1304は、貫通ボア1306の直径と実質的に同等だが、それよりも小さい直径を有する、ロータ1304の軸を中心として形成される端部セクション1350を含む。第2の直径1424は、端部セクション1350の直径よりも小さい径方向直径を有し、ロータ1304の軸を中心として形成される。第1の直径1422は、一対の実質的に正反対の4分の1の扇形の凹部として軸を中心として形成され、第1の直径1422の径方向直径は第2の直径1424の直径よりも小さい。実施によっては、ロータ1304を、飛行操縦面のヒンジ線に接続するよう構成してもよい。
ステップ1220では、ステータハウジング(例えば、ステータハウジング1302)が提供される。ハウジング1302は概して、中央ボア1306を有するシリンダとして形成される。ロータ1304及び静止ピストンアセンブリ1404a−1404bは、ロータ1304及び静止ピストンアセンブリ1404a−1404bを貫通ボア1306にハウジング端部1308a又はハウジング端部1308bから挿入することによって、ハウジング1302に組付けられる。
ステップ1230において、回転流体は、第1の圧力で提供され、ロータ1304の第1の直径1422と第2の直径1424との間の高さの差によって生じる面積差に対して作用する間、静止ピストンの第1の内側ベーン側を第1の回転流体と接触させる。例えば、作動流体を、流体ポート1712bを介してチャンバ1704aに与えてもよい。
ステップ1240では、回転流体は、第1の圧力よりも低い第2の圧力で提供され、ロータ1304の第1の直径1422と第2の直径1424との間の高さの差によって生じる面積差に対して作用する間、第2の静止ピストンの第2の内側ベーン側を第2の回転流体と接触させる。例えば、ロータ1304が時計回りに回転するとともに、流体チャンバ1702a内の流体が追われて、流体ポート1712aを介して流出する。
ステップ1250では、ロータ1304が第1の回転方向に回転させられる。例えば、図11A乃至図11Cは、時計回りに回転させられるロータ1304を示す。
ステップ1260では、ロータ1304の回転を、第2の直径1424の縁部を静止ピストンの内側ベーンと接触させることによって停止させる。例えば、図11Cは、第2の直径1424の縁部がハードストップ1804と接触している状態にあるロータ1304を示す。
実施によっては、第2の圧力が第1の圧力より高くなるまで、第2の圧力を高め、第1の圧力を下げることによって、ロータを、第1の回転方向とは反対方向に回転させることができる。実施によっては、この反対方向へのロータの回転は、第2の直径1424の縁部を接触させ、ハードストップ1802を接触させることによって停止させることができる。
実施によっては、第1の終端部はそれを貫通して形成される第1の流体ポートを含んでもよく、第2の終端部はそれを貫通して形成される第2の流体ポートを含んでもよい。第1の圧力の回転流体は第1の流体ポートを介して提供されてもよく、第2の圧力の回転流体は第2の流体ポートを介して提供されてもよい。例えば、流体は、流体ポート1712aで加えられて、ハードストップ1804に形成された流体ポートを介してチャンバ1702aに流されてもよい。同様に、流体は、流体ポート1712bで加えられて、ハードストップ1802に形成された流体ポートを介して流されてもよい。
ここまで、いくつかの実施を詳細に説明したが、他の改変も可能である。従って、他の実施は付帯する特許請求項の範囲に含まれる。
1000 アクチュエータ
1002 ハウジング
1004a〜1004d ロータリ・ピストン
1006a〜1006d 連続シール
1008 ロータ
1010a〜1010b 回転ブッシュ
1012a〜1012b 回転ブッシュ
1014a〜1014b 回転ブッシュ
1016a〜1016b、 回転ブッシュ
1018a〜1018b 端部アセンブリ
1020 締着具
1002a、1002b 開口部
1024 第1の半円筒面
1026 第2の半円筒面
1028a、1028b 圧力キャビティ
1030a、1030b 内部端面
1100 ロータアセンブリ
1102 歯
1104 スロット
1106 伸長ベーン
1108 ロータリ・ピストンアセンブリ
1202a、1202b シームレス圧力チャンバ
1204、1206 ハードストップ
1210、1212 流体ポート
1300 ロータリ・アクチュエータ1300
1302 ステータハウジング
1304 ロータ
1306 中央ボア
1308a、1308b ステータハウジング端部
1310a、1310b ブッシュアセンブリ
1312 流体ポート
1350 端部セクション
1352 内側ベーン
1354 外側ベーン
1400 インサートアセンブリ
1400 ロータリ・アクチュエータ・インサートアセンブリ
1404a、1404b 静止ロータリ・ピストン
1406 連続シール溝
1408 連続シール
1422 第1の直径
1424 第2の直径
1420 内壁
1702a、1702b、1704a、1704b 圧力チャンバ
1712a、1712b 流体ポート
1802 ハードストップ
1812a、1812b 流体通路

Claims (47)

  1. 液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータであって:
    軸線方向に貫通して配設されるボアを有するステータハウジングと;
    ロータアセンブリであって、前記ロータアセンブリは、出力軸と、前記出力軸を中心として径方向に配設される少なくとも1つの第1のロータリ・ピストンアセンブリとを含み、前記第1のロータリ・ピストンアセンブリが第1のベーンエレメントと第2のベーンエレメントとを含み、前記第1のベーンエレメント及び第2のベーンエレメントがそれぞれ:
    前記ベーンエレメントのそれぞれが前記出力軸を中心として径方向に配設されるとき、前記出力軸に接続するようなされた部分と、
    第1の周囲長手方向面及び第2の周囲長手方向面と、
    第1の周囲横方向面及び第2の周囲横方向面と、
    前記それぞれのベーンエレメントの前記第1及び第2の周囲長手方向面並びに前記第1及び第2の周囲横方向面に配設される連続シール溝部と、
    前記連続シール溝部に配設される連続シールを有する、
    ロータアセンブリとを備え、
    前記ステータハウジングの前記ボアは、前記ロータアセンブリを受容するようになされた内面を含み、前記ロータアセンブリが、前記長手方向ボアの内部で回転されるとき、前記内面は、前記連続シールと接触するようなされている、
    液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  2. 前記第1のベーンエレメント及び前記第2のベーンエレメントは、互いに隣接して長手方向に、そして、前記出力軸の長手方向軸線と平行に配設される、
    請求項1に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  3. 前記ボアは第1の端部ボア部及び第2の端部ボア部を含み、前記第1及び第2のベーンエレメントのそれぞれは、前記出力軸に組付けられる前に前記第1の端部ボア部を通過するようになされる、
    請求項1又は請求項2に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  4. 前記出力軸を中心として径方向に配設される第2のロータリ・ピストンアセンブリを更に含み、
    前記第2のロータリ・ピストンアセンブリが第3のベーンエレメントと第4のベーンエレメントとを含み、
    前記第3のベーンエレメント及び第4のベーンエレメントがそれぞれ:
    前記ベーンエレメントのそれぞれが前記出力軸を中心として径方向に配設されるとき、前記出力軸に接続するようなされた部分と、
    第1の周囲長手方向面及び第2の周囲長手方向面と、
    第1の周囲横方向面及び第2の周囲横方向面と、
    前記それぞれのベーンエレメントの前記第1及び第2の周囲長手方向面並びに前記第1及び第2の周囲横方向面に配設される連続シール溝部と、
    前記連続シール溝部に配設される連続シールを有する、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  5. 前記第1のロータリ・ピストンアセンブリ及び前記第2のロータリ・ピストンアセンブリは、前記出力軸を中心として互いに反対側に配設される、
    請求項4に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  6. 前記第3及び第4のベーンエレメントのそれぞれは、前記出力軸に組付けられる前に前記第1の端部ボア部を通り抜けるようになされる、
    請求項4又は請求項5に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  7. 前記第1のロータリ・ピストンアセンブリと、前記第2のロータリ・ピストンアセンブリと、前記ステータハウジングとが、中間ボア部の内側に4つの圧力チャンバを画成する、
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  8. 前記連続シールは、O−リング、X−リング、Q−リング、D−リング、及び付勢シールから成る群から選択される、
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  9. 前記第1の端部ボア部及び前記第2の端部ボア部は第1の直径を有し、前記ボアは更に、前記第1の端部ボア部と前記第2の端部ボア部との間に配設される少なくともひとつの中間ボア部を有し、前記中間ボア部は、前記第1の直径よりも大きい第2の直径を有し、前記中間ボア部は更に、前記中間ボア部と同軸に配設される円筒形凹部を含み、前記円筒形凹部は、前記中間ボア部の直径よりも大きい直径を有し、前記円筒形凹部は、前記ロータアセンブリの前記ベーンエレメントを受容するようになされる、
    請求項3乃至請求項8のいずれか1項に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  10. 第1の外部圧力源は、前記第1のロータリ・ピストンアセンブリの前記第1のベーンエレメントに接触させるために第1の圧力で回転流体を提供し、第2の外部圧力源は、前記第1のロータリ・ピストンアセンブリの前記第2のベーンエレメントに接触させるために第2の圧力で回転流体を提供する、
    請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  11. 前記ハウジング及びロータによって画成される対向する圧力チャンバ同士は、前記ロータが前記ハウジング内で回転する際に、等しい表面積を有する、
    請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  12. 前記出力軸は、ロータリ弁ステムに接続するように構成される、
    請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  13. 前記出力軸は、航空機操縦面への接続に適する、
    請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  14. 前記中間ボア部は、前記ボアの周に沿って径方向内側に配設される第1の対向するアーチ状レッジを含み、前記第1のレッジは、前記第1のロータリ・ピストンアセンブリの前記第1のベーンエレメントと接触するようになされる第1の終端部を有する、
    請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  15. 前記中間ボア部は、前記中間ボア部の周に沿って径方向内側に配設され、前記第1のアーチ状レッジの反対側に配設される第2の対向するアーチ状レッジを含み、前記第2のレッジは、前記第2のロータリ・ピストンアセンブリの前記第1のベーンエレメントと接触するようになされる第1の終端部と、前記第1のロータリ・ピストンアセンブリの前記第2のベーンエレメントと接触するようになされる前記第2のアーチ状レッジの第2の終端部とを有する、
    請求項4に従属する場合の、請求項14に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  16. 前記ロータアセンブリの前記ベーンエレメント及び前記2つのアーチ状レッジは、4つの圧力チャンバを画成するように構成される、
    請求項15に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  17. 前記ハウジング及びロータによって画成されて対向する圧力チャンバ同士は、前記ロータが前記ハウジング内で回転する際に、等しい表面積を有する、
    請求項16に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  18. 第1の対向する圧力チャンバ対は、第1の外部圧力源に接続されるようになされ、第2の対向する圧力チャンバ対は、第2の外部圧力源に接続されるようになされる、
    請求項16又は請求項17に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  19. 前記第1の外部圧力源は、前記第1のロータリ・ピストンアセンブリの前記第1のベーンエレメントを接触させるために第1の圧力で回転流体を提供し、前記第2の外部圧力源は、前記第1のロータリ・ピストンアセンブリの前記第2のベーンエレメントを接触させるために回転流体を提供する、
    請求項18に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  20. 前記第1の終端部は更に、それを貫通して形成される第1の流体ポートを更に含み、前記第2の終端部は、それを貫通して形成される第2の流体ポートを更に含み、前記第1の流体ポートは、第1の圧力で提供される回転流体に接続され、前記第2の流体ポートは、第2の圧力で提供される回転流体に接続される、
    請求項14乃至請求項19のいずれか1項に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  21. 前記ボアは単一のシームレス・ハウジング部材に形成される、
    請求項1乃至請求項20のいずれか1項に記載の液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ。
  22. 回転作動の方法であって:
    ロータアセンブリを提供する工程を備え;
    前記ロータアセンブリは、出力軸と、前記出力軸を中心として径方向に配設される少なくともひとつの第1のロータリ・ピストンアセンブリとを含み、前記ロータリ・ピストンアセンブリが第1のベーンエレメントと第2のベーンエレメントとを含み、
    前記第1のベーンエレメント及び第2のベーンエレメントがそれぞれ:
    前記ベーンエレメントのそれぞれが前記出力軸を中心として径方向に配設されるとき、前記出力軸に接続するようなされた部分と、
    第1の周囲長手方向面及び第2の周囲長手方向面と、
    第1の周囲横方向面及び第2の周囲横方向面と、
    前記それぞれのベーンエレメントの前記第1及び第2の周囲長手方向面並びに前記第1及び第2の周囲横方向面に配設される連続シール溝部と、
    前記連続シール溝部に配設される連続シールを有し;
    ボアを有するステータハウジングを提供する工程であって、前記ボアは、前記ボアの周に沿って径方向内側に配設された対向する一対のアーチ状レッジを含み、前記レッジのそれぞれが、第1の終端部及び第2の終端部を有する、ボアを有するステータハウジングを提供する工程と;
    第1の圧力で第1の回転流体を提供し、前記第1のロータリ・ピストンアセンブリの前記第1のベーンエレメントを前記第1の回転流体と接触させる工程と;
    前記第1の圧力よりも低い第2の圧力で第2の回転流体を提供し、前記第1のロータリ・ピストンアセンブリの前記第2のベーンエレメントを前記第2の圧力で前記第2の回転流体と接触させる工程と;
    前記ロータアセンブリを第1の回転方向に回転させる工程とを備える;
    回転作動の方法。
  23. 前記第2の圧力が前記第1の圧力より高くなるまで、前記第2の圧力を高め、前記第1の圧力を下げる工程と;
    前記ロータアセンブリを前記第1の回転方向とは反対の方向に回転させる工程を更に備える;
    請求項22に記載の回転作動の方法。
  24. 前記第1のレッジの前記第1の終端部を前記第1のロータリ・ピストンアセンブリの前記第1のベーンエレメントと接触させることによって前記反対方向での前記ロータアセンブリの回転を停止させる工程を更に備える;
    請求項23に記載の回転作動の方法。
  25. 前記第1のロータリ・ピストンアセンブリ及び第2のロータリ・ピストンアセンブリは、第1の対向するチャンバの対及び第2の対向するチャンバの対への前記第1及び第2の回転流体を隔離し、
    前記方法は:
    前記第1の回転流体を前記第1の圧力で前記第1の対向するチャンバの対に提供する工程と;
    前記第2の回転流体を前記第2の圧力で前記第2の対向するチャンバの対に提供する工程を更に備える;
    請求項22乃至請求項24のいずれか一項に記載の回転作動の方法。
  26. 前記第1の終端部は更に、それを貫通して形成される第1の流体ポートを更に含み、前記第2の終端部は、それを貫通して形成される第2の流体ポートを更に含み、
    前記第1の回転流体を第1の圧力で提供する工程は、前記第1の流体ポートを介して提供する工程を含み、前記第2の回転流体を第2の圧力で提供する工程は、前記第2の流体ポートを介して提供する工程を含む;
    請求項22乃至請求項25のいずれか一項に記載の回転作動の方法。
  27. 前記第1のレッジの前記第1の終端部を前記第1の回転アセンブリの前記第1のベーンエレメントと接触させる工程、又は前記第2のレッジの前記第2の終端部を前記第1の回転アセンブリの前記第2のベーンエレメントと接触させる工程、の一方によって、前記ロータアセンブリの回転を停止させる工程を更に備える;
    請求項22に記載の回転作動の方法。
  28. 液圧ブロッキングアクチュエータであって:
    ・貫通して軸方向に配設されるボアを有するステータハウジングと;
    ・第1の静止ピストンアセンブリ及び第2の静止ピストンアセンブリであって、各静止ピストンアセンブリは、前記ステータハウジングの一部の内壁と接触するようになされる長手方向外周面を有し、各静止ピストンアセンブリは:
    2つの部分的内部円筒面と、前記2つの部分的内部円筒面間に位置決めされる単一の径方向内側配設のベーンと、前記2つの部分的内部円筒面の末端に位置決めされる2つの径方向内側配設ハーフベーンとを含み、
    前記第1の静止ピストンアセンブリ及び前記第2の静止ピストンアセンブリは、前記第1の静止ピストンアセンブリの前記ハーフベーンのうちのひとつが前記第2の静止ピストンアセンブリの前記ハーフベーンのうちのひとつに長手方向に隣接し、前記第1の静止ピストンアセンブリの他のハーフベーンが前記第2の静止ピストンアセンブリの他のハーフベーンに長手方向に隣接する状態で配設され、
    前記単一のベーン及び前記ハーフベーンのそれぞれは、内側に配設される周囲長手方向面と、第1の周囲横方向面と、第2の周囲横方向面とを有し;
    少なくとも2つの連続シール溝であって、前記シール溝のそれぞれは、前記単一のベーンの前記周囲長手方向面並びに前記第1及び第2の周囲横方向面と、前記ハーフベーンのうちのひとつの前記周囲長手方向面並びに前記第1及び第2の周囲横方向面とに沿った通路状に配設される、少なくとも2つの連続シール溝と;
    前記少なくとも2つの連続シール溝のそれぞれに配設される連続シールとを含む、第1の静止ピストンアセンブリ及び第2の静止ピストンアセンブリと;
    ・前記ハウジングの前記ボアに受容されるようになされるロータを備える;
    液圧ブロッキングアクチュエータ。
  29. 前記ロータは、第1の端部セクションと、第2の端部セクションと、前記第1の端部セクションと前記第2の端部セクションとの間に配設される中間セクションとを含み;
    前記第1及び第2の端部セクションは、前記ロータの軸線を中心として形成され、前記ハウジングの前記ボアに受容されるようになされる直径を有し、前記中間セクションは、前記端部セクションの直径よりも小さい径方向直径を有する前記ロータの軸線を中心として形成される第1の直径を有し、前記中間セクションは更に、対向する凹部の対として前記ロータの軸線を中心として前記第1の直径内に形成される第2の直径を含む;
    請求項28に記載の液圧ブロッキングアクチュエータ。
  30. 前記単一の径方向のベーンは、前記単一のベーンの長手方向面における連続シール溝に配設される連続シールの一部が前記ロータの前記第1の直径と接触できるように、2つの部分的内部円筒面から内側垂直距離を延在し、前記ハーフベーンは、前記ハーフベーンの長手方向面における連続シール溝に配設される前記連続シールの一部が前記ロータの前記第2の直径と接触できるように、前記2つの部分的円筒面から内側垂直距離を延在する;
    請求項28又は請求項29に記載の液圧ブロッキングアクチュエータ。
  31. 第1及び第2の端部ベアリングアセンブリを更に含み、各アセンブリは、前記ロータの出力軸部を受要するようになされる軸ボアを有し、前記第1及び第2の端部ベアリングアセンブリのそれぞれは、前記ハウジングの各それぞれの端部ボア部を封止するようになされる;
    請求項28乃至請求項30のいずれか1項に記載の液圧ブロッキングアクチュエータ。
  32. 前記第1の静止ピストンアセンブリの前記横方向面及び前記第2の静止ピストンアセンブリの前記横方向面上の前記連続シール溝に配設される前記連続シールの一部は、前記ロータの前記第1及び第2の端部の内面と封止接触する;
    請求項31に記載の液圧ブロッキングアクチュエータ。
  33. 前記第1の静止ピストンアセンブリの前記単一のベーン及び前記第2の静止ピストンアセンブリの前記単一のベーンは、前記ロータの前記中間ボア部の内側で互いに反対側に配設される;
    請求項28乃至請求項32のいずれか1項に記載の液圧ブロッキングアクチュエータ。
  34. 2つの隣接するハーフベーンが、前記ステータハウジングの前記中間ボア部の内側で2つの他の隣接するハーフベーンと対向して配設される;
    請求項28乃至請求項33のいずれか一項に記載の液圧ブロッキングアクチュエータ。
  35. 前記第1の静止ピストンアセンブリ及び前記第2の静止ピストンアセンブリは、前記ロータと共に4つの圧力チャンバを画成する;
    請求項28乃至請求項34のいずれか1項に記載の液圧ブロッキングアクチュエータ。
  36. 対向する圧力チャンバ同士が、前記ロータが前記ハウジング内で回転する際に、等しい表面積を有する、
    請求項35に記載の液圧ブロッキングアクチュエータ。
  37. 前記出力軸は、飛行操縦面に接続されるヒンジ線に接続するように構成される、
    請求項28乃至請求項36のいずれか1項に記載の液圧ブロッキングアクチュエータ。
  38. 前記ステータハウジングは、翼における固定飛行面への接続に適した、
    請求項28乃至請求項37のいずれか1項に記載の液圧ブロッキングアクチュエータ。
  39. 前記連続シールは、O−リング、X−リング、Q−リング、D−リング、及び付勢シールから成る群から選択される、
    請求項28乃至請求項38のいずれか1項に記載の液圧ブロッキングアクチュエータ。
  40. 第1の対向する前記圧力チャンバの対が、第1の外部圧力源に接続されるようになされ、第2の対向する前記圧力チャンバ対が、第2の外部圧力源に接続されるようになされる、
    請求項35に記載の液圧ブロッキングアクチュエータ。
  41. 回転作動の方法であって:
    ロータリ・アクチュエータを提供する工程であって、前記ロータリ・アクチュエータは:
    貫通して軸方向に配設されるボアを有するステータハウジングと;
    第1の静止ピストンアセンブリ及び第2の静止ピストンアセンブリであって、各静止ピストンアセンブリは、前記ステータハウジングの一部の円筒形内壁と接触するようになされる長手方向外周面を有し、各静止ピストンアセンブリは:
    2つの部分的内部円筒面と、前記2つの部分的内部円筒面間に位置決めされる単一の径方向内側配設のベーンと、前記2つの部分的内部円筒面の末端に位置決めされる2つの径方向内側配設ハーフベーンとを含み、
    前記第1の静止ピストンアセンブリ及び前記第2の静止ピストンアセンブリは、前記第1の静止ピストンアセンブリの前記ハーフベーンのうちのひとつが前記第2の静止ピストンアセンブリの前記ハーフベーンのうちのひとつに長手方向に隣接し、前記第1の静止ピストンアセンブリの他のハーフベーンが前記第2の静止ピストンアセンブリの他のハーフベーンに長手方向に隣接する状態で配設され、
    前記単一のベーン及び前記ハーフベーンのそれぞれは、内側に配設される周囲長手方向面と、第1の周囲横方向面と、第2の周囲横方向面とを有し;
    少なくとも2つの連続シール溝であって、前記シール溝のそれぞれは、前記単一のベーンの前記周囲長手方向面及び前記第1及び第2の周囲横方向面と、前記ハーフベーンのうちのひとつの前記周囲長手方向面及び前記第1及び第2の周囲横方向面とに沿った通路状に配設される、少なくとも2つの連続シール溝と;
    前記少なくとも2つの連続シール溝のそれぞれに配設される連続シールとを含む、第1の静止ピストンアセンブリ及び第2の静止ピストンアセンブリと;
    前記ハウジングの前記ボアに受容されるようになされるロータであって、前記ロータは、第1の端部セクションと、第2の端部セクションと、前記第1の端部セクションと前記第2の端部セクションとの間に配設される中間セクションとを含み;前記第1及び第2の端部セクションは、前記ロータの軸線を中心として形成され、前記ハウジングの前記ボアに受容されるようになされる直径を有し、前記中間セクションは、前記端部セクションの直径よりも小さい径方向直径を有する前記ロータの軸線を中心として形成される第1の直径を有し、前記中間セクションは更に、対向する凹部の対として前記ロータの軸線を中心として前記第1の直径内に形成される第2の直径を含み、前記第1の直径及び前記第2の直径の出会い部は、前記ロータの前記中間セクション上に、第1、第2、第3、及び第4の長手方向面を画成する、ロータを含み;
    第1の圧力で第1の回転流体を提供し、前記ロータの前記中間セクション上の前記第1及び第2の長手方向面を前記第1の圧力の前記第1の回転流体と接触させる工程と;
    前記第1の圧力よりも低い第2の圧力で第2の回転流体を提供し、前記ロータの前記中間セクション上の前記第3及び第4の長手方向面を前記第2の圧力の前記第2の回転流体と接触させる工程と;
    前記ロータを第1の回転方向に回転する工程を備える;
    回転作動の方法。
  42. 前記単一の径方向のベーンは、前記単一のベーンの前記長手方向面における前記連続シール溝に配設される前記連続シールの一部が前記ロータの前記第1の直径に接触するように、前記2つの部分的内部円筒面から内側垂直距離を延在し、前記ハーフベーンは、前記ハーフベーンの前記長手方向面における前記連続シール溝に配設される前記連続シールの一部が前記ロータの前記第2の直径と接触するように、前記2つの部分的円筒面から内側垂直距離を延在する、
    請求項41に記載の回転作動の方法。
  43. 前記ロータの前記中間セクションの前記長手方向面のうちの第1の長手方向面を前記静止ピストンアセンブリの前記単一のベーンのうちのひとつと接触させることによって、前記ロータの回転を停止させる工程を更に備える;
    請求項41又は請求項42に記載の回転作動の方法。
  44. 前記第2の圧力が前記第1の圧力より高くなるまで、前記第2の圧力を高め、前記第1の圧力を上げる工程と;
    前記ロータを前記第1の回転方向と反対方向に回転する工程を更に備える;
    請求項41乃至請求項44のいずれか1項に記載の回転作動の方法。
  45. 前記ロータの前記中間セクションの前記長手方向面のうちの第2の長手方向面を前記静止ピストンアセンブリの前記単一のベーンのうちのひとつと接触させることによって、前記反対の方向における前記ロータの回転を停止させる工程を備える;
    請求項44に記載の回転作動の方法。
  46. 前記第1及び第2の静止ピストンアセンブリの前記単一の内側配設のベーンは、前記第1及び第2の回転流体を、第1の対向するチャンバ対及び第2の対向するチャンバ対に隔離し、前記方法は更に、前記第1の圧力の前記第1の回転流体を前記第1の対向するチャンバ対に提供する工程と、前記第2の圧力の前記第2の回転流体を前記第2の対向するチャンバ対に提供する工程を備える;
    請求項41乃至請求項45のいずれか1項に記載の回転作動の方法。
  47. 前記第1の横方向周囲面は更に、それを貫通して形成される第1の流体ポートを含み、前記第2の横方向周囲面は、それを貫通して形成される第2の流体ポートを含み、
    前記第1の回転流体を前記第1の圧力で提供する工程は、前記第1の回転流体を前記第1の流体ポートを介して提供する工程を含み、前記第2の回転流体を第2の圧力で提供する工程は、前記第2の回転流体を前記第2の流体ポートを介して提供する工程を含む、
    請求項41乃至請求項46のいずれか1項に記載の回転作動の方法。
JP2015556961A 2013-02-06 2014-01-28 液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ Pending JP2016507037A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/760,135 2013-02-06
US13/760,135 US8915176B2 (en) 2013-02-06 2013-02-06 Hydraulic blocking rotary actuator
PCT/US2014/013275 WO2014123714A1 (en) 2013-02-06 2014-01-28 Hydraulic blocking rotary actuator

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016507037A true JP2016507037A (ja) 2016-03-07
JP2016507037A5 JP2016507037A5 (ja) 2017-03-16

Family

ID=50114562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015556961A Pending JP2016507037A (ja) 2013-02-06 2014-01-28 液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ

Country Status (7)

Country Link
US (2) US8915176B2 (ja)
EP (2) EP2954216B1 (ja)
JP (1) JP2016507037A (ja)
CN (1) CN105121866B (ja)
BR (1) BR112015018785A8 (ja)
CA (1) CA2899915A1 (ja)
WO (1) WO2014123714A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102177468B1 (ko) * 2019-10-14 2020-11-11 에스지서보(주) 유압식 요동형 엑추에이터
KR102177467B1 (ko) * 2019-10-14 2020-11-11 에스지서보(주) 유압식 요동형 엑추에이터
KR102177469B1 (ko) * 2019-10-14 2020-11-11 에스지서보(주) 유압식 요동형 엑추에이터

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101699040B1 (ko) * 2014-08-14 2017-01-23 (주)케이엔알시스템 유압 로터리 액추에이터
US10527142B2 (en) 2016-05-23 2020-01-07 Parker-Hannifin Corporation Hydraulic rotary ball screw actuator
WO2019014430A1 (en) 2017-07-14 2019-01-17 Woodward, Inc. UNRADED PISTON WITH MOBILE SEAL SUPPORT
DE102018205636B4 (de) * 2018-04-13 2020-01-16 Festo Ag & Co. Kg Aktoranordnung
US11306750B2 (en) * 2018-06-17 2022-04-19 Jianchao Shu Universal vane actuator system with corner seals and differential rotation mechanisms
US11333175B2 (en) * 2020-04-08 2022-05-17 Woodward, Inc. Rotary piston type actuator with a central actuation assembly
CN114382818B (zh) * 2022-01-25 2023-03-28 上海交通大学 振动抑制液电混合式作动器及其控制方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3053236A (en) * 1960-09-08 1962-09-11 Thompson Ramo Woeldridge Inc Oscillatory actuator seal system
JPS4519925Y1 (ja) * 1966-02-17 1970-08-12
JPS5112081A (ja) * 1974-07-19 1976-01-30 Hitachi Ltd Ryutaiatsusadosochi
JPS54101080A (en) * 1978-01-26 1979-08-09 Mitsubishi Metal Corp Oil pressure rotary system working mechanism

Family Cites Families (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US860461A (en) * 1907-01-03 1907-07-16 John B Sinclair Engine.
US1116974A (en) * 1913-09-11 1914-11-10 John Bergesen Oscillating engine and self-regulating gear therefor.
US2362703A (en) * 1942-08-21 1944-11-14 Fairbanks Morse & Co Pump impeller
US2778338A (en) 1953-01-27 1957-01-22 Shafer Valve Co Internal fluid shut off for hydraulic motor
US2951470A (en) 1957-10-15 1960-09-06 Richard E Self Oscillating actuator
US2984221A (en) 1958-07-01 1961-05-16 Douglas Aircraft Co Inc Rotary actuator
US2966144A (en) 1958-07-15 1960-12-27 C L Norsworthy Jr Oscillatory actuator
DE1258275B (de) 1960-06-18 1968-01-04 Atlas Mak Maschb G M B H Hydraulischer Drehfluegelantrieb, insbesondere fuer Ruderanlagen
US3207048A (en) 1961-02-03 1965-09-21 Houdaille Industries Inc Rotary actuator structure
FR1393206A (fr) 1962-05-29 1965-03-26 Mac Gregor Comarain Sa Procédé pour rendre étanche un dispositif hydraulique de commande et dispositif en portant application
US3419114A (en) * 1967-09-18 1968-12-31 Houdaille Industries Inc Hydraulic action devices with inertia insensitive snubbing circuit
US3554096A (en) 1968-12-09 1971-01-12 Xomox Corp Vane-type actuator
SE366703B (ja) 1969-07-04 1974-05-06 Howaldtswerke Deutsche Werft
JPS5022666B1 (ja) * 1970-05-09 1975-08-01
US3688645A (en) 1970-06-29 1972-09-05 Matryx Corp Vane-type actuator
US4009644A (en) 1972-07-14 1977-03-01 Chukyo Electric Co., Ltd. Rotary actuator
DE2309959A1 (de) 1973-02-28 1974-08-29 Argus Gmbh Drehfluegelantrieb zur erzeugung von schaltbewegungen um vorbestimmte drehwinkel
JPS5533555B2 (ja) 1973-06-26 1980-09-01
JPS5163092U (ja) 1974-11-11 1976-05-18
JPS5578806A (en) 1978-12-12 1980-06-13 Konan Denki Kk Sealing method of rotary actuator
US4601231A (en) 1981-05-26 1986-07-22 Torquer Co., Ltd. Rotary actuator and making method thereof
US4471967A (en) 1982-05-28 1984-09-18 Flutec Fluidtechnische Geraete Gmbh Rotary apparatus fluid sealing system
US4565119A (en) 1982-06-18 1986-01-21 Kabushiki Kaisha Japanlicensor Vane-type rotary actuator
US4823678A (en) 1987-10-26 1989-04-25 Sollami Phillip A Rotary actuator
US5054374A (en) 1989-12-18 1991-10-08 Keystone International Holdings Corp. Rotary actuator
FR2727477A1 (fr) 1994-11-28 1996-05-31 Aerospatiale Verin rotatif conique et son application a la commande d'une gouverne d'aeronef
US6520068B1 (en) 1999-03-18 2003-02-18 Greg Collier Actuator with sealing assembly
CN2429672Y (zh) * 2000-08-22 2001-05-09 文近丞 多位活塞叶片式液压马达
US7118114B2 (en) 2003-05-15 2006-10-10 Woodward Governor Company Dynamic sealing arrangement for movable shaft
DE102004010432B3 (de) 2004-03-01 2005-10-06 Zf Friedrichshafen Ag Dichtungseinrichtung für einen radialen Schwenkmotor
CN1693720A (zh) * 2005-05-17 2005-11-09 肖建刚 轮毂活塞式气(液)压马达
EP2036850B1 (en) * 2007-09-11 2012-05-16 Caterpillar Work Tools B. V. Work tool for a machine
JP5899537B2 (ja) * 2011-07-19 2016-04-06 株式会社 神崎高級工機製作所 リニアアクチュエータおよび中ぐり加工装置
US9399916B2 (en) * 2011-09-28 2016-07-26 Festo Ag & Co. Kg Fluid-actuated rotary drive device
US20140174287A1 (en) * 2012-12-26 2014-06-26 Woodward, Inc. Rotary Vane Actuator With Continuous Vane Seal

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3053236A (en) * 1960-09-08 1962-09-11 Thompson Ramo Woeldridge Inc Oscillatory actuator seal system
JPS4519925Y1 (ja) * 1966-02-17 1970-08-12
JPS5112081A (ja) * 1974-07-19 1976-01-30 Hitachi Ltd Ryutaiatsusadosochi
JPS54101080A (en) * 1978-01-26 1979-08-09 Mitsubishi Metal Corp Oil pressure rotary system working mechanism

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102177468B1 (ko) * 2019-10-14 2020-11-11 에스지서보(주) 유압식 요동형 엑추에이터
KR102177467B1 (ko) * 2019-10-14 2020-11-11 에스지서보(주) 유압식 요동형 엑추에이터
KR102177469B1 (ko) * 2019-10-14 2020-11-11 에스지서보(주) 유압식 요동형 엑추에이터

Also Published As

Publication number Publication date
US20150078882A1 (en) 2015-03-19
EP3064781B1 (en) 2019-03-20
US9732771B2 (en) 2017-08-15
US8915176B2 (en) 2014-12-23
CA2899915A1 (en) 2014-08-14
BR112015018785A8 (pt) 2019-11-05
EP2954216A1 (en) 2015-12-16
BR112015018785A2 (pt) 2017-07-18
EP3064781A1 (en) 2016-09-07
CN105121866A (zh) 2015-12-02
US20140219771A1 (en) 2014-08-07
WO2014123714A1 (en) 2014-08-14
CN105121866B (zh) 2018-02-23
EP2954216B1 (en) 2016-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016507037A (ja) 液圧ブロッキング・ロータリ・アクチュエータ
US9709078B2 (en) Rotary piston type actuator with a central actuation assembly
US20180066682A1 (en) Rotary piston type actuator with a central actuation assembly
US20180320712A1 (en) Rotary Piston Type Actuator
US8955425B2 (en) Rotary piston type actuator with pin retention features
JP2013096463A (ja) ロータリーアクチュエータ
US10859180B2 (en) Multi-position rotary actuator controlled by a fluid
US9476434B2 (en) Rotary piston type actuator with modular housing
ES2968800T3 (es) Compresor de un solo tornillo de alta presión de succión con carga de equilibrio de empuje usando presión del sello del árbol y métodos relacionados
EP2938887B1 (en) Rotary vane actuator with continuous vane seal
US11352917B2 (en) Apparatus for camshaft timing adjustment with built in pump
EP3665368B1 (en) Valve assembly for controlling a camshaft timing apparatus
US10982669B2 (en) Hydraulic motor disc valve optimization
CN109340041A (zh) 一种叶片马达

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180731