JP2016224658A - 電子アルバム作成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動画テーマで旅の思い出を楽しむことができる電子アルバム作成装置を提供する。【解決手段】電子アルバム作成サーバ100は、電子アルバムの画像の背景となる背景コンテンツを蓄積する背景コンテンツDB121と、アップロードした画像に含まれる撮影位置情報および撮影時刻情報を取得し、観光スポットのエリアの内側または外側のいずれで撮影されたかを判定するとともに、取得した撮影位置情報、撮影時刻情報、および当該判定情報に基づいて、蓄積された背景コンテンツの中から、当該電子アルバムに用いる背景コンテンツを抽出するコンテンツ抽出部112と、アップロードした画像を、電子アルバムのレイアウトテンプレートに割り当てることによって、アップロードした画像の背景を確定し、確定した背景にコンテンツ抽出部112により抽出した背景コンテンツを付けて電子アルバムを作成する電子アルバム作成部111と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電子アルバム作成装置に関する。
特許文献1には、複数のカメラにより撮影された画像をリアルタイムに集約して電子アルバムを作成する電子アルバム作成システムが記載されている。特許文献1に記載の電子アルバム作成システムは、複数の撮像装置により撮影された撮影画像を、所定のネットワークを介し、アップロード画像として受信する受信部と、前記アップロード画像に含まれる画像のうち、所定の条件を満たす画像を逐次選択して電子アルバムをリアルタイムに作成する電子アルバム作成部と、を備える。
特許文献2には、ユーザの嗜好に適したフォトブックのレイアウトテンプレートを作成する情報処理装置が記載されている。特許文献2に記載の情報処理装置は、第1のレイアウトテンプレートに設定されたパラメータの内、変更されたパラメータを取得する取得手段と、前記変更されたパラメータの属性を判定する判定手段と、前記変更されたパラメータが、複数のレイアウトテンプレートに共通して使用可能なパラメータであった場合、前記変更されたパラメータを用いて、第2のレイアウトテンプレートを生成する生成手段と
を備える。
特開2009−303002号公報 特開2014−85814号公報
しかしながら、このような従来の電子アルバム作成システムにあっては、電子アルバムのレンダリング処理が固定的であり、撮影した旅の思い出写真を、固定テーマに単にあてはめるだけの電子アルバムとなっている。また、特許文献1の記載の装置は、画像を逐次選択、すなわちスライドショー的な鑑賞にとどまっているのが現状である。また、特許文献2の記載の装置は、レイアウトテンプレートを用いて画像(静止画)を指定する技術にとどまっている。
このため、従来の装置では、ユーザは旅の思い出を十分に楽しめていないという課題がある。
そこで、本発明は、前記した問題を解決するために、動画テーマで旅の思い出を楽しむことができる電子アルバム作成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明による電子アルバム作成装置は、ユーザ端末からアップロードした画像を基に電子アルバムを作成し、前記ユーザ端末に作成した電子アルバムを提供する電子アルバム作成装置であって、前記電子アルバムの画像の背景となる背景コンテンツを蓄積する背景コンテンツ記憶部と、前記アップロードした画像に含まれる撮影位置情報および撮影時刻情報を取得し、観光スポットのエリアの内側または外側のいずれで撮影されたかを判定するとともに、前記取得した前記撮影位置情報、撮影時刻情報、および当該判定情報に基づいて、前記背景コンテンツ記憶部に蓄積された背景コンテンツの中から、当該電子アルバムに用いる背景コンテンツを抽出するコンテンツ抽出部と、前記アップロードした画像を、電子アルバムのレイアウトテンプレートに割り当てることによって、前記アップロードした画像の背景を確定し、前記確定した背景に前記コンテンツ抽出部により抽出した背景コンテンツを付けて電子アルバムを作成する電子アルバム作成部と、を備えることを特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、動画テーマで旅の思い出を楽しむことができる電子アルバム作成装置、を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電子アルバム作成システムの構成図である。 上記実施形態に係る電子アルバム作成システムのユーザ端末のハードウェア構成図である。 上記実施形態に係る電子アルバム作成システムの背景コンテンツデータベースの構成を示すER図である。 上記実施形態に係る電子アルバム作成システムのデータベースのテーブル間の紐付けを説明する図である。 図4のデータベースのテーブル間の紐付けの実際の例を示す図である。 上記実施形態に係る電子アルバム作成システムの動作の概要を説明する図である。 上記実施形態に係る電子アルバム作成システムの電子アルバム作成処理を示すフローチャートである。 上記実施形態に係る電子アルバム作成システムのコンテンツ抽出処理を示すフローチャートである。 上記実施形態に係る電子アルバム作成システムの電子アルバムアプリケーションのその他処理を示すフローチャートである。 上記実施形態に係る電子アルバム作成システムのテーマの背景で利用するコンテンツを説明する図である。 上記実施形態に係る電子アルバム作成システムのテーマの背景で利用するコンテンツを説明する図である。 上記実施形態に係る電子アルバム作成システムのテーマの背景で利用するコンテンツを説明する図である。 上記実施形態に係る電子アルバム作成システムのテーマの背景で利用するコンテンツを説明する図である。 図4のエリア情報のエリア種別を説明する図である。 図4のエリア情報のエリア種別を説明する図である。 本発明の実施形態に係る電子アルバム作成システムの実施例を説明する図である。 上記実施形態に係る電子アルバム作成システムのユーザ端末の電子アルバムのアップロード/ダウンロードを説明する図である。 上記実施形態に係る電子アルバム作成システムのユーザ端末の電子アルバムのアップロード/ダウンロードを説明する図である。 上記実施形態に係る電子アルバム作成システムのユーザ端末の電子アルバムのアップロード/ダウンロードを説明する図である。 上記実施形態に係る電子アルバム作成システムのユーザ端末の電子アルバム表示例を説明する図である。 上記実施形態に係る電子アルバム作成システムのユーザ端末の電子アルバム表示例を説明する図である。
以降、本発明を実施するための形態(「本実施形態」という)を、図などを参照しながら詳細に説明する。また、本実施形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本明細書において、「コンテンツ」は、電子アルバムに収められた写真の背景をいう。この背景のコンテンツは、特に動画またはムービーによる動画の背景コンテンツである。
また、「テーマ」は、電子アルバム作成の際のレイアウトテンプレートをいう。
[システム]
図1は、本発明の実施形態に係る電子アルバム作成システムの構成図である。
図1に示すように、電子アルバム作成システム1は、ユーザ端末10と、電子アルバム作成サービスをユーザ端末10に対して提供する電子アルバム作成サーバ100(電子アルバム作成装置)と、ユーザ端末10からアクセス可能なインターネットからなるネットワーク20と、を備える。
ユーザ端末10は、電子カメラ機能を有するスマートフォン等のPDA(Personal Digital Assistants)、ノート型PC(Personal Computer)である。本実施形態は、本電子アルバムアプリケーションを組み込んだスマートフォンに適用した例である。また、ユーザ端末10は、自身の位置情報を知るための電波をGPS(Global Positioning System)衛星2から受信するGPS機能を備える。
[電子アルバム作成サーバ]
図1に示すように、電子アルバム作成サーバ100は、ユーザ端末10からアップロードした画像を基に電子アルバムを作成し、ユーザ端末10に作成した電子アルバムを提供する。
電子アルバム作成サーバ100は、本装置全体を制御するCPU等からなる制御部110と、記憶部120と、表示部130と、入力部140と、ネットワーク20に接続して通信を行う通信部150と、I/F部160と、を備える。
制御部110は、電子アルバム作成サーバ100全体の制御を実現するとともに、アップロードした画像に含まれる撮影位置情報および撮影時刻情報を取得するマイクロコンピュータからなる。マイクロコンピュータは、ROMに記憶された制御プログラムを読み出してRAMに展開し、CPUが本電子アルバム作成処理を含む各種処理を実行する。
制御部110は、電子アルバム作成部111、コンテンツ抽出部112、動画レベル判定部113、コンテンツ表示部114、コンテンツ階層表示部115、軌跡表示部116、コンテンツ選択部117、およびコンテンツ最適化部118を備える。
電子アルバム作成部111は、アップロードした画像を、電子アルバムのレイアウトテンプレートに割り当てることによって、アップロードした画像の背景を確定し、確定した背景にコンテンツ抽出部112により抽出した背景コンテンツを付けて電子アルバムを作成する。すなわち、電子アルバム作成部111は、動画の背景コンテンツに、アップロードした画像を嵌め込んで電子アルバムを作成する。
コンテンツ抽出部112は、アップロードした画像に含まれる撮影位置情報および撮影時刻情報を取得し、観光スポットのエリアの内側または外側のいずれで撮影されたかを判定するとともに、取得した撮影位置情報、撮影時刻情報、および当該判定情報に基づいて、背景コンテンツデータベース(DB)121に蓄積された背景コンテンツの中から、当該電子アルバムに用いる背景コンテンツを抽出する。コンテンツ抽出部112は、動画の背景コンテンツを、季節(周期の長い時間情報)、時間帯(周期の短い時間情報)、年代、性別、イベント、またはユーザ嗜好に応じて切り替える。コンテンツ抽出部112は、アップロードした画像が観光スポットのエリアの内側または外側のいずれで撮影されたかを判定し、当該判定結果に基づいて背景コンテンツを切り替える。
コンテンツ抽出部112は、複数の矩形エリアの座標位置を組み合わせて観光スポットのエリアの内側または外側を判定する第1判定手段と、円の中心点の座標位置と半径を用いて観光スポットのエリアの内側または外側を判定する第2判定手段と、を備える。
動画レベル判定部113は、撮影した写真が推奨する動画にどれだけ近いかを評価する動画レベル判定を行う。
コンテンツ表示部114は、地図の自動縮尺、ズームアップを行う。また、コンテンツ階層表示部115、軌跡表示部116、コンテンツ選択部117、およびコンテンツ最適化部118を制御する。
コンテンツ階層表示部115は、背景コンテンツを階層的に順番に表示する背景コンテンツの連続階層表示を行う。
軌跡表示部116は、移動距離に応じた「旅の軌跡(ルート)」表示の切替えを行う。
コンテンツ選択部117は、所定のジャンルに合わせた背景コンテンツの表示を行う。
コンテンツ最適化部118は、デフォルトコンテンツ、地図の最適化を行う。
記憶部120は、各種処理のプログラムを収めたROM、RAM、電気的に書換可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等から構成される。記憶部120は、ハードディスクドライブ(HDD)等の外部記憶装置を含む。記憶部120は、背景コンテンツDB121(背景コンテンツ記憶部)と、地図DB122と、を備える。
背景コンテンツDB121は、電子アルバムの画像の背景となる動画またはムービーによる背景コンテンツを蓄積する。背景コンテンツDB121は、テーマ情報マスタ、テーマ利用コンテンツ情報マスタ、コンテンツ情報マスタ、およびエリアグループ情報マスタとしての機能を有する。
地図DB122は、日本全国の地図情報を蓄積する。なお、世界地図を蓄積し、同様な手法により全世界に対応することも可能である。
表示部130は、制御部110からの制御に従った表示画面を出力する表示装置である。表示部130は、例えば、LCDディスプレイである。
入力部140は、ユーザによる操作指示を受付け、その操作内容を制御部110に出力する。
I/F部160は、各種インターフェースを接続する。
[ユーザ端末]
図2は、ユーザ端末10のハードウェア構成図である。
図2に示すように、ユーザ端末10は、制御部11、撮像部12、操作部13、フラッシュライト14、LCD(Liquid Crystal Display)表示部15、タッチパネル16、記憶部17、GPS機能部18、及びインターフェース(I/F)部19を備えて構成される。
制御部11は、本端末全体を制御するマイクロコンピュータ等からなる。マイクロコンピュータは、ROM(Read Only Memory)に記憶された制御プログラムを読み出してRAM(Random Access Memory)に展開し、CPU(Central Processing Unit)が各種処理を実行する。
制御部11は、電子アルバムアプリケーション11aを備え、電子アルバムアプリケーション11aは、撮影時の撮影画像と位置情報と時間情報とを記録するログファイルを生成する。ログファイルは、撮影画像とGPS機能部18で取得した位置情報(経度及び緯度)と日付時刻とからなる組を時系列に記録した履歴を生成し、記憶部17に保存する。制御部11は、I/F部19およびネットワーク20を介して電子アルバム作成サーバ100に対して画像データや、位置情報の履歴を記載するログファイルを送る。
撮像部12は、撮影レンズ、撮像センサ、AFE(Analog Front End)、及びDSP(Digital Signal Processor)を備える。撮像センサは、例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサからなり、シャッタレリーズに応答して撮影レンズにより結像される被写体像を撮像して画像信号を出力する。AFEは、画像信号を増幅してデジタル信号に変換し、DSPは、デジタルの画像信号をYUV信号に変換する。
操作部13は、シャッタボタン、各種モード選択部、及び十字キー等から構成されている。操作部13は、LCD表示部15と一体的に設けられるタッチスクリーンであってもよい。
フラッシュライト14は、暗い場所での撮影時等にユーザ操作等により発光する。
LCD表示部15は、LCDディスプレイ又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、白色LEDバックライト及び各ドライバ等で構成され、撮影した画像やコンテンツ等を表示する。LCD表示部15は、ユーザ端末10がスマートフォン等の場合、筐体の表面の略全面を覆う大型ディスプレイである。また、ユーザ端末10が電子カメラの場合、筺体の背面を覆うように設けられる。
タッチパネル16は、LCD表示部15の表示画面内で、任意の位置を指示するためのポインティングデバイスである。タッチパネル16は、ユーザが上面を指で押したり、スライドしたり、離したりすることにより各操作を検出する。
記憶部17は、シャッタレリーズに応答して生成される画像データに、その撮影時、又は撮影直後に取得した位置情報を、例えばExif(Exchangeable image file format)等の形式を有する付加情報として付与した形態で保存する。記録部17は、SD(Secure Digital)カード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリスティック(Memory Stick)などの外部メモリを含む。
GPS機能部18は、静止しているGPSの位置情報の電波をGPS衛星2(図1参照)から受信するGPSアンテナ18aを備え、GPSアンテナ18aを介して受信した情報より、現在位置情報を、緯度/経度の2つのパラメータとして算出するGPS機能により位置情報を取得する。
ここで、本実施形態では、位置情報を取得する手段として、GPS衛星2を利用した例を示したが、GPS以外の、基地局との位置関係を利用した方式でもよい。例えば、モバイル端末であるユーザ端末10として、Android(登録商標)スマートフォンやカメラ付き高機能携帯電話機を使用する場合、GPS機能部18に代えて又は併用して、基地局及び携帯電話通信網(図示省略)を介して携帯電話会社サーバと情報の送受信を行い、接近確認から自端末の現在位置情報を取得することも可能である。
また、Wi-Fi(Wireless Fidelity)測位による位置情報取得、すなわちWi-Fiアクセスポイントと所定の位置情報サービスを利用した位置情報取得を用いてもよい。
I/F部19は、USB等のインターフェースによる有線接続、又はBluetooth(登録商標)等の無線接続を利用してPC等の外部接続部に接続する。
[背景コンテンツDB]
図3は、背景コンテンツDB121の構成を示すER(Entity-Relation)図である。
図3(a)−(c)に示すように、エンティティ「テーマ情報」は、テーマIDに最小写真枚数,最大写真枚数,…というアトリビュートを有し、リレーションによりエンティティ「テーマ利用地図情報」「テーマ利用コンテンツ情報」とで結ばれる。「テーマ利用地図情報」は、テーマIDと地図IDがアトリビュート、「テーマ利用コンテンツ情報」は、テーマIDとコンテンツIDがアトリビュートである。ヘッダである「テーマ情報」は、その明細である「テーマ利用地図情報」、「テーマ利用コンテンツ地図情報」と親子関係になっている。
図3(b),(d)および(e)に示すように、エンティティ「テーマ利用地図情報」は、リレーションによりエンティティ「地図情報」とで結ばれ、さらにエンティティ「地図情報」は、リレーションによりエンティティ「エリア情報」とで結ばれる。「地図情報」は、地図IDとエリアID,地図ファイル名…がアトリビュート、「エリア情報」は、エリアIDと左上,右下,中心の各緯度・経度,エリア半径,エリア種別…がアトリビュートである。
一方、図3(c),(f),(g)に示すように、エンティティ「テーマ利用コンテンツ情報」は、リレーションによりエンティティ「コンテンツ情報」とで結ばれ、さらにエンティティ「コンテンツ情報」は、リレーションによりエンティティ「エリアグループ情報」とで結ばれる。「コンテンツ情報」は、コンテンツIDとエリアグループID,有効開始日・終了日・開始時刻・終了時刻,地図ファイル名…がアトリビュート、「エリアグループ情報」は、エリアグループIDとエリアIDがアトリビュートである。また、図3(e)に示す「エリア情報」と図3(g)に示す「エリアグループ情報」は、リレーションにより結ばれる。なお、ER図上のエンティティは、データベース上では、一般にテーブルと呼ばれる。
図4は、データベースのテーブル間の紐付けを説明する図である。図4は、図3(a),(c),(f),(g),(e)のER図を例に採る。図4の網掛けは、アトリビュートの選択項目(着目点)を示している。
「テーマ情報」は、テーマ動画を生成するために使用するテーマの情報を管理するテーブルである。
「テーマ利用コンテンツ情報」は、テーマで利用できる背景(コンテンツ)を管理するテーブルである。
「コンテンツ情報」は、コンテンツを適用する場所・施設(エリアグループ)と適用する時間帯を管理するテーブルである。
「エリアグループ情報」は、地図上のエリアグループと1つ以上のエリアとの紐付けを管理するテーブルである。
「エリア情報」は、エリアの位置を管理するテーブルである。
図4に示すように、「テーマ情報」は、テーマIDをキーにして「テーマ利用コンテンツ情報」に紐付けられ、「テーマ利用コンテンツ情報」は、コンテンツIDを主キーにして「コンテンツ情報」に紐付けられる。続いて、「コンテンツ情報」は、エリアグループIDを主キーにして「エリアグループ情報」に紐付けられ、「エリアグループ情報」は、エリアIDを主キーにして「エリア情報」に紐付けられる。図4では、「テーマ情報」「テーマ利用コンテンツ情報」「コンテンツ情報」「エリアグループ情報」「エリア情報」の5つのテーブルが関連情報として紐付けられる。この例では、「テーマ情報」から「エリア情報」の左上緯度・左上経度・右下緯度・右下経度までが紐付けられている。
図5は、図4のデータベースのテーブル間の紐付けの実際の例を示す図である。図5の網掛けは、図4の網掛けの紐付けに対応する。
図5に示すように、データベースは、「テーマID」「コンテンツID」「有効日時」「エリアグループID」「エリアID」「位置情報」の各テーブルを有する。なお、実データは、ID体系で定義する。
図5に示すように、「テーマID」で沖縄、その「コンテンツID」で美ら海水族館(昼)および美ら海水族館(夜)が指定されたものとする。この指定は、ユーザ端末10からアップロードした写真(画像データ)について、ユーザが、アルバム作成用として選択指示することをいう。アップロードした「美ら海水族館」の画像データには、撮影位置情報および撮影時刻情報が付加されている。
<「コンテンツID」「有効日時」>
「美ら海水族館」では、開館時間が昼の部と夜の部に区別されている。このため、「コンテンツID」は、美ら海水族館(昼)と美ら海水族館(夜)とを有する。ちなみに、美ら海水族館(昼)の「有効日時」は、「日」については開始・終了とも指定なし、「時」については開始6:00,終了18:00である。また、美ら海水族館(夜)の「有効日時」は、「日」については開始・終了とも指定なし、「時」については開始18:00,終了6:00である。なお、「コンテンツID」に記述された「首里城」「美浜アメリカンビレッジ」についても、昼夜の区別を設ける。
「コンテンツID」に2以上の時間帯(ここでは昼/夜)を設け、かつ、それぞれに「有効日時」を設けることで、時間帯や季節に合せたよりよいテーマ背景の動画を作成することができる。また、後記する位置情報と組み合わせてエリア情報の精度を高めることができ、よりよいテーマ背景の動画を作成することができる。なお、コンテンツIDの時間帯や季節による背景設定の詳細については、図10〜図13で後記する。
<「エリアグループID」「エリアID」「位置情報」>
エリアグループIDにおける、「美ら海水族館」は、所定のエリアグループを構成している(後記図14および図15参照)。このため、「エリアグループID」に紐付けた「エリアID」は、エリアグループを構成する美ら海水族館の各エリアである美ら海水族館a,b,c,dをカラム(ER図上のアトリビュート)として有する。そして、図4に示すように、「エリアID」の美ら海水族館a,b,c,dに紐付けた「位置情報」の左上の緯度・経度の(数値)と、右下の緯度・経度の(数値)と、中央の緯度・経度(指定なし)と、エリア半径(指定なし)と、エリア種別(四角)を有する。なお、エリア種別の詳細については、図14および図15で後記する。
「エリアグループID」に紐付けた「エリアID」に、エリアグループの各エリアの起点となる位置情報(エリア種別が四角の場合)、または、中央の位置情報(エリア種別が円の場合)を設けることで、対象物の正確または適切な位置情報を指定することができ、よりよいテーマ背景の動画を作成することができる。また、前記日時情報と組み合わせることで、エリア情報の質を高めることができる。
例えば、本電子アルバムに収める画像データが、美ら海水族館の館内で撮影した画像データであれば(本実施形態の精度の高い位置情報により判定可能である)、美ら海水族館の外の、美ら海や海中をテーマ背景とした動画とすることで、美ら海水族館への旅の想い出をより豊かに喚起させることができる。逆に、本電子アルバムに収める画像データが、美ら海水族館の館外で撮影した画像データであれば、美ら海水族館の館内をテーマ背景とした動画とすることで、美ら海水族館への旅の想い出をより立体的に喚起させることができる。さらに、「有効日時」を有することで、日時情報を位置情報と組み合わせることができる。テーマ背景を撮影の時刻を対応させることで、例えば美ら海の朝日や夕日をテーマ背景とした動画とすることができる。
以下、上述のように構成された電子アルバム作成システム1の動作を説明する。
[概要]
図6は、電子アルバム作成システム1の動作の概要を説明する図である。
図6に示すように、電子アルバム作成サーバ100は、映像テーマ群(ショート版、ロング版、セミロング版を設けてもよい)を蓄積した背景コンテンツDB121と、全国地図などを蓄積した地図DB122と、観光事業者情報を蓄積した観光情報DB123と、を備える。観光情報DB123は、旅行客の移動ルートログの算出の際に参照される。
電子アルバム作成サーバ100は、ユーザ端末10からの電子アルバム作成要求に従って、電子アルバム作成サービスをユーザ端末10に対して提供する。
ユーザ端末10は、個人使用のスマートデバイス(スマートフォン、タブレット)であり、ノート型パソコン、高機能携帯電話機であってもよい。ユーザ端末10は、電子アルバム作成アプリケーションが導入されており、ユーザ指示により電子アルバム作成アプリケーションを実行可能である。ユーザ端末10の記憶部17には、電子アルバム作成する際の画像データ(写真)が、時間情報および位置情報などの属性情報と共に記録されているものとする。また、ユーザ端末10には、SNS(Social Networking Service)アプリケーションが導入されている。また、ユーザ端末10は、WiFi接続のためのHDMI(登録商標)端子を有する大画面TVに対して、WiFi接続が可能である。ユーザ端末10は、作成された電子アルバムをWiFi接続により送信する。
<ステップS1>
ユーザ端末10の電子アルバムアプリケーションを起動する。ユーザ端末10は、写真・コメント・GPSログ、および映像テンプレートを選択し、アップロードする。アップロードされたデータは、ネットワーク20(図1参照)を介して電子アルバム作成サーバ100に送られる。
<ステップS2>
電子アルバム作成サーバ100は、電子アルバム作成部111(図1参照)が、写真、地図、GPSおよびテーマ選択に基づいて思い出ムービーを自動生成する。また、電子アルバム作成サーバ100は、観光情報の登録・配信を行う。また、電子アルバム作成サーバ100は、ユーザ(旅行客)の移動ルートログを蓄積する。
<ステップS3>
ユーザ端末10は、電子アルバム作成サーバ100により作成された思い出ムービー(例えば、mp4コーデックされた動画データ「.mp4」)をダウンロードする。ユーザ端末10は、ダウンロードした思い出ムービーを再生する。
これにより、ユーザ(旅行客)の旅の思い出をミニ映画のような動画で楽しむことができる。また、地図は日本全国地図に対応しているので、日本の各地域の多彩な魅力を、豊富なテーマ(テンプレートともいう)で演出することができる。
<ステップS4>
電子アルバム作成サーバ100は、ユーザ端末10に対して、この思い出ムービーと関連性のある、あるいはユーザ特典となるレア情報配信許可の要否をメール等により送信する。電子アルバム作成サーバ100は、ユーザ端末10からレア情報配信許可を受けると、レア情報を配信する。なお、ユーザ端末10がレア情報配信を予め許可している場合には、配信許可の要否を送信することなく、レア情報配信を送信する。
例えば、電子アルバム作成サーバ100は、ユーザ端末10が事前に認証した事業者と連携することで、ユーザが旅中にレア情報を配信する。これにより、ユーザは旅中にレア情報を取得する特典が得られる。
<ステップS5>
ユーザ端末10は、SNSアプリケーションを実行することにより、SNS連携や個人ブログによりミニ映画のような動画(思い出ムービー)を国内外へ情報発信・拡散することができる。
<ステップS6>
ユーザ端末10は、大画面TVのHDMI端子を経由して、WiFi接続により、ミニ映画のような動画(思い出ムービー)を視聴することができる。多人数で思い出ムービーをリアルタイムで共有することができる。
[電子アルバム作成処理]
図7は、電子アルバム作成処理を示すフローチャートである。本フローは、電子アルバム作成サーバ100(図1参照)の制御部110、およびユーザ端末10(図2参照)の制御部11により実行される。
図7の左側が電子アルバム作成サーバ100の処理フロー(ステップS101〜S108)、図8の右側がユーザ端末10の処理フロー(ステップS11〜S22)である。また、電子アルバム作成サーバ100とユーザ端末10間のアクセス要求/応答、およびデータのアップロード/ダウンロードは、左右のフローチャートを結ぶ矢印で仮想的に表記している。実際には、図1に示すように、電子アルバム作成システム1においては、電子アルバム作成サーバ100が、ユーザ端末10に対してネットワーク20を介して電子アルバム作成サービスを提供する。なお、電子アルバム作成サーバ100とユーザ端末10間のアクセスに際しては、認証処理が先行して行われるが、ここでは記載を省略している。
<ユーザ端末10側処理>
ユーザ端末10の電子アルバムアプリケーション起動により、本プログラムがスタートする。まず、ステップS11で、ユーザ端末10の制御部11は、テーマ作成画面を表示する(図17(a)参照)。
ユーザは、図17(a)のテーマ作成画面のテーマ一覧から好きなテーマを選択する。
ステップS12で、制御部11は、テーマ選択されたか否かを判定し、テーマ選択されるまで待つ(ステップS12:No)。テーマ選択された場合(ステップS12:Yes)、制御部11は、テーマ確認画面を表示させる。ユーザは、図17(b)のテーマの説明を確認する。制御部11は、テーマ確認のOKボタンタッチにより、次のページに移行して動画のタイトル入力画面を表示させる(図17(c)参照)。
ステップS13で、制御部11は、タイトル入力されたか否かを判定し、タイトル入力された後、テーマ確認のOKボタンタッチがあれば(ステップS13:Yes)、次のページに移行する。また、タイトル入力されていなくてもテーマ確認のOKボタンタッチがあるならば(ステップS13:No)、次のページに移行する。この場合は、動画タイトルなしの背景コンテンツとなる。
ユーザは、図18(d)の写真選択・編集画面の写真からムービーにしたい写真を選択する。
ステップS14で、制御部11は、写真選択・編集画面の写真の選択・編集が完了したか否かを判定し、写真の選択・編集が完了(確認のOKボタンタッチ)があれば(ステップS14:Yes)、次のページに移行する。なお、写真の選択・編集が完了するまでは次のページには移行しない(ステップS14:No)。
ユーザは、図18(e)のコメント入力画面から写真のコメントを入力する。
ステップS15で、制御部11は、コメント入力されたか否かを判定し、コメント入力された後、確認のOKボタンタッチがあれば(ステップS15:Yes)、次のページに移行する。また、コメント入力されていなくても確認のOKボタンタッチがあるならば(ステップS15:No)、次のページに移行する。この場合は、写真のコメントなしの電子アルバムとなる。
ユーザは、図18(f)の地図選択画面から撮影した写真の位置の地図を選択する。
ステップS16で、制御部11は、地図の選択が完了したか否かを判定し、地図の選択が完了(確認のOKボタンタッチ)があれば(ステップS16:Yes)、次のページに移行する。なお、地図の選択が完了するまでは次のページには移行しない(ステップS16:No)。
ステップS17で、制御部11は、テーマ作成画面における内容が確定したか否かを判定し、テーマ作成画面における内容が確定している場合はステップS18に進み(ステップS17:Yes)、テーマ作成画面における内容が確定していない場合はステップS12に戻る(ステップS17:No)。
ステップS18で、制御部11は、電子アルバム作成サーバ100に対して、写真、コメント、GPSログ、選択テーマ(確定した内容)を送信する(図7の「アップロード」参照)。
このアップロードを受けて、電子アルバム作成サーバ100は、電子アルバム作成を行う(ステップS101〜S108)。また、作成した電子アルバムをユーザ端末10にダウンロードする。
ステップS19で、制御部11は、作成された電子アルバムを受信したか否かを判定し、作成された電子アルバムを受信するまで待つ(ステップS19:No)。
電子アルバムを受信した場合(ステップS19:Yes)、ステップS20でダウンロードした電子アルバムを記憶部17(図2参照)に保存する。
次いで、ステップS21で、制御部11は、電子アルバムの表示操作が行われたか否かを判定する。電子アルバムの表示操作が行われている場合は(ステップS21:Yes)、ステップS22で制御部11は、当該電子アルバムを表示して本フローを終了し、電子アルバムの表示操作がない場合(ステップS21:No)はそのまま処理を終了する。
<電子アルバム作成サーバ100側処理>
電子アルバム作成サーバ100の制御部110は、所定タイミングで繰り返し本プログラムを実行する。
まず、ステップS101で、制御部110は、ユーザ端末10から電子アルバム作成要求を受信したか否かを判定する。電子アルバム作成要求を受信しない場合(ステップS101:No)は、本フローを終了する。
電子アルバム作成要求を受信した場合(ステップS101:Yes)、ステップS102で、制御部110は、ユーザ端末10からアップロードされた写真、コメント、GPSログ、選択テーマを取得する。
ステップS103で、コンテンツ抽出部112(図1参照)は、ユーザ写真、その撮影位置情報および撮影時刻情報(日付+時刻)をキーとして、背景コンテンツDB121から、背景コンテンツを抽出する。背景コンテンツは、観光地(ご当地)コンテンツなどであり、ユーザ写真の背景となる動画(ムービー)である。換言すれば、背景のコンテンツにユーザ写真が嵌め込まれる。なお、コンテンツ抽出の詳細については、図8で後記する。
ステップS104で、電子アルバム作成部111(図1参照)は、抽出したコンテンツを基に、電子アルバムを作成する。
ステップS105で、通信部150(図1参照)は、電子アルバム作成部111が作成した電子アルバムをユーザ端末10に送信する(図7の「ダウンロード」参照)。
ステップS106で、通信部150は、当該電子アルバムを所定回数送信したか否かを判定する。このステップS106は、次のステップS107と共に送信確認ステップを形成する。
所定回数送信していない場合(ステップS106:No)、ステップS107で通信部150は、ユーザ端末10からダウンロード完了通知を受信したか否かを判定する。
ダウンロード完了通知を受信していない場合(ステップS107:No)、上記ステップS105に戻り、電子アルバムの再送信を行う。ここで、電子アルバムの再送信は、ユーザ端末10からの応答時間を考慮して所定時間経ってから行う。
上記ステップS107でダウンロード完了通知を受信した場合(ステップS107:Yes)は、本フローを終了する。
上記ステップS106で所定回数以上送信した場合(ステップS106:Yes)は、ユーザ端末10に作成した電子アルバムをダウンロードできながったと判断してステップS108で「送信エラー処理」を行って本フローを終了する。送信エラー処理では、ユーザ端末10に対して電子アルバムを送信できなかった旨のメッセージ表示やアラーム報知、適時行うユーザ端末10へのメッセージ送信である。ここで、上記ステップS105で作成した電子アルバムをユーザ端末10に送信して、すぐに上記ステップS107でダウンロード完了通知を受信するケースが良好な場合である。
なお、上記ステップS106〜S108は、省略することもできる。この場合、電子アルバム作成サーバ100は、ユーザ端末10に対して電子アルバムを送信した時点で一連の処理を終了する。このようにすれば、電子アルバム作成サーバ100側の処理負担を軽減することができる。なお、ユーザ端末10では、電子アルバムの各データをアップロードしたにもかかわらず、所定期間経っても電子アルバム作成サーバ100から電子アルバムがダウンロードされないことから、その状況を知ることができる。
[コンテンツ抽出処理]
図8は、コンテンツ抽出処理を示すフローチャートである。本フローは、図7のステップS103のサブルーチンである。
ステップS111で、コンテンツ抽出部112(図1参照)は、背景コンテンツDB121に格納されたテーマ情報マスタ、テーマ利用コンテンツ情報マスタ、コンテンツ情報マスタ、およびエリアグループ情報マスタの定義情報を取得する。ここで、マスタとは、背景コンテンツDB121で処理の基本となるデータを集めたマスターデータのことをいう。
ステップS112で、コンテンツ抽出部112は、ユーザ選択の動画テーマを取得する。
ステップS113で、コンテンツ抽出部112は、取得した定義情報に基づいてユーザ選択動画テーマを適用するエリアのエリアID一覧を取得する。このエリアID一覧は、例えば図4および図5のエリアグループ情報のエリアID(美ら海水族館,首里城,…)である。
ステップS114で、コンテンツ抽出部112は、ユーザ写真の位置(写真のexifやGPSログから取得)と取得したエリア一覧の緯度・経度を比較し、写真が取られたエリアのエリアグループIDを特定する。
ステップS115で、コンテンツ抽出部112は、エリアIDが複数あるか否かを判定する。
エリアIDが複数ある場合(ステップS116:Yes)、ステップS116で、コンテンツ抽出部112は、エリア種別(四角)(図5参照)で各エリアを検索し、そのエリアが含まれるエリアグループを特定する。なお、エリア種別(四角)によるエリアグループを特定の詳細については、図14および図16で後記する。
エリアIDが複数ない場合(ステップS116:No)、ステップS117で、コンテンツ抽出部112は、エリア種別(円)(図5参照)でヒュベニの距離計算式を用いてエリア中心点と写真撮影ポイントの2点間の距離からエリアを特定する。なお、エリア種別(円)によるエリアグループを特定の詳細については、図15で後記する。
ステップS118で、コンテンツ抽出部112は、写真の撮影日時と特定したエリアグループID基に、コンテンツ情報マスタを検索し、利用するコンテンツを抽出する。
ステップS119で、コンテンツ抽出部112は、コンテンツがエリアグループに紐付けできたか否かを判定する。
エリアグループに紐付けできた場合は(ステップS119:Yes)、ステップS120でコンテンツ抽出部112は、コンテンツ情報マスタを検索して得られたコンテンツを決定して本サブルーチンを終了する。
エリアグループに紐付けできない場合は(ステップS119:No)、ステップS121でコンテンツ抽出部112は、エリア無しとして汎用的なコンテンツを決定して本サブルーチンを終了する。
[電子アルバムアプリケーションその他処理]
図9は、電子アルバムアプリケーションのその他処理を示すフローチャートである。本フローは、ユーザ端末10(図2参照)の制御部11により実行される。
ユーザ端末10の電子アルバムアプリケーション起動により、本プログラムがスタートする。まず、ステップS31で、ユーザ端末10の制御部11は、レア情報を受信したか否かを判定する。レア情報を受信していない場合(ステップS31:No)、そのままフローを終了する。
レア情報を受信した場合(ステップS31:Yes)、ステップS32で、ユーザ端末10の制御部11は、レア情報を保存する。
ステップS33で、ユーザ端末10の制御部11は、SNS発信するか否かを判定する。SNS発信しない場合(ステップS33:No)、そのままフローを終了する。SNSとは、個人による情報発信や個人間のコミュニケーション、人の結びつきを利用した情報流通などといった社会的な要素を含んだメディアをいう。
SNS発信する場合(ステップS33:Yes)、ステップS34で、ユーザ端末10の制御部11は、SNS連携する。
ステップS35で、ユーザ端末10の制御部11は、WiFi接続するか否かを判定する。WiFi接続しない場合(ステップS35:No)、そのままフローを終了する。
WiFi接続する場合(ステップS35:Yes)、ステップS36で、ユーザ端末10の制御部11は、WiFi接続して本フローを終了する。
[コンテンツ]
図10乃至図13は、テーマの背景で利用するコンテンツを説明する図であり、季節(春夏秋冬)(周期の長い時間情報)と時間帯(昼/夜)(周期の短い時間情報)でのコンテンツ分割イメージを示す。
図10に示すように、季節や時間帯で背景を変更しない場合、1エリアに対して1コンテンツとする。
図11に示すように、季節は関係なしで、時間帯(昼/夜)で背景を変更する場合、1エリアに対して2コンテンツとする。例えば、図4のデータベースのコンテンツIDは、美ら海水族館(昼)と美ら海水族館(夜)を区別している。この場合、コンテンツIDの美ら海水族館(昼)に、図9の時間帯(昼)のコンテンツaを割り当て、コンテンツIDの美ら海水族館(夜)に、図9の時間帯(夜)のコンテンツbを割り当てる態様が可能である。
図12に示すように、時間帯は関係なしで、季節(春夏秋冬)で背景を変更する場合、1エリアに対して4コンテンツとする。例えば、上記図4のデータベースのコンテンツIDの例において、コンテンツIDの美ら海水族館(昼)(夜)に関係なく、季節(春夏秋冬)ごとに、それぞれ異なるコンテンツa〜dを割り当てる態様が可能である。
図13に示すように、季節(春夏秋冬)と時間帯(昼/夜)とで背景を変更する場合、1エリアに対して8コンテンツとする。例えば、上記図4のデータベースのコンテンツIDの例において、季節(春)の時間帯(昼)にコンテンツaを割り当てるとともに、季節(春)の時間帯(夜)にコンテンツeを割り当てる。同様に、季節(夏)の時間帯(昼)にコンテンツb、その時間帯(夜)にコンテンツf、季節(秋)の時間帯(昼)にコンテンツc、その時間帯(夜)にコンテンツg、季節(冬)の時間帯(昼)にコンテンツd、その時間帯(夜)にコンテンツhをそれぞれ割り当てる態様が可能である。
なお、上記季節と時間帯の割り当ては一例であり、どのようなものでもよい。例えば、季節(夏)の梅雨時に専用のコンテンツを割り当てるものでもよい。また、その梅雨時には、時間帯による割り当てをしない等の対応でもよい。
[エリア種別]
図14および図15は、図4のエリア情報のエリア種別を説明する図である。本実施形態では、エリア種別は、四角(矩形)と円のエリア判定領域指定がある。四角のエリア判定領域は、対象物が建造物などで、一または複数のエリア内で定義するのに適した場合に用いる。円のエリア判定領域は、対象物が公園や一群の遺跡など、円内で定義するのに適した場合に用いる。
<四角(矩形)(第1判定手段)>
図14に示すように、エリア種別が四角の場合、エリアに入っているか否かの判定は、下記の通りである。すなわち、下記の条件に合致する場合には、エリア内と判定する。
(エリア情報の右下緯度≦写真の緯度≦エリア情報の左上緯度)、かつ、
(エリア情報の左上経度≦写真の経度≦エリア情報の右下経度)
なお、複数のエリアが定義されている場合には全てのエリアについて確認する。
例えば、図5のエリアグループIDの美ら海水族館(カラム)(観光スポット)に紐付けた「エリアID」は、図14のエリアグループを構成する美ら海水族館の各エリアである美ら海水族館a,b,c,dをカラムとして有する。美ら海水族館a,b,c,dに紐付けた「位置情報」は、それぞれ右上の緯度・経度の(数値)と、右下の緯度・経度の(数値)と、中央の緯度・経度(指定なし)と、エリア半径(指定なし)と、エリア種別(四角)を有する。
<円(第2判定手段)>
図15に示すように、エリア種別が円の場合、エリアに入っているか否かの判定は、下記の通りである。すなわち、2点間の緯度・経度から距離を計算するヒュベニの距離計算式を用いて、エリア中心点と写真撮影ポイントの2点間の距離を算出する。
そして、算出した距離がエリア半径以下の場合には、エリア内と判定する。
なお、複数のエリアが定義されている場合には全てのエリアについて確認する。
例えば、図5のエリアグループIDの首里城(カラム)(観光スポット)に紐付けた「エリアID」は、図15の首里城をカラムとして有する。首里城のエリア判定は、円のエリア判定であるため、「位置情報」は、右上の緯度・経度と右下の緯度・経度(指定なし)、中央の緯度・経度(数値)と、エリア半径(数値)と、エリア種別(円)を有する。
[電子アルバム作成の基本処理]
電子アルバム作成の基本処理は、電子アルバム作成部111およびコンテンツ抽出部112が行う。
上述したように、電子アルバム作成サーバ100は、テーママスタ、テーマ利用コンテンツ情報マスタ、コンテンツ情報マスタ、エリアグループ情報マスタの定義を基に、ユーザが選択した動画テーマでカバーするエリアのエリアID一覧を取得する。
そして、電子アルバム作成サーバ100は、写真の位置情報(写真のexifやGPSログから取得)と取得したエリア一覧の緯度・経度を比較し、写真が撮られたエリアのエリアグループIDを特定する。
そして、電子アルバム作成サーバ100は、写真の撮影日時と特定したエリアグループIDを基に、コンテンツ情報マスタを検索し、利用するコンテンツを決定する。
上記エリアグループID特定処理において、どのエリアグループにも紐付けできなかった場合は、エリア無しとして汎用的なコンテンツを利用する。
エリア種別が四角の場合、
(エリア情報の右下緯度≦写真の緯度≦エリア情報の左上緯度)、かつ、
(エリア情報の左上経度≦写真の経度≦エリア情報の右下経度)
の条件に合致するエリアを検索し、そのエリアが含まれるエリアグループを特定する。
[電子アルバム作成の拡張処理]
次に、電子アルバム作成の拡張処理について説明する。
電子アルバム作成の拡張処理は、制御部110(図1参照)の動画レベル判定部113、コンテンツ表示部114、コンテンツ階層表示部115、軌跡表示部116、コンテンツ選択部117、またはコンテンツ最適化部118により実行される。以下順に説明する。
<動画レベル判定>
動画レベル判定部113は、以下のような動画レベル判定を行う。具体的には、動画レベル判定部113は、撮影した写真が本電子アルバム作成システムが推奨する動画にどれだけ近いかを評価する動画レベル判定を行う。判断基準は、a.旅の軌跡(ルート)や写真の撮影位置が所定の距離内にあることが分かるかどうか、b.写真に位置が付いているかどうか、c.GPSログが取得されているかなどである。
<コンテンツの連続階層表示>
コンテンツ階層表示部115は、背景コンテンツを階層的に順番に表示する背景コンテンツの連続階層表示を行う。具体的には、コンテンツ階層表示部115は、背景コンテンツを階層的に順番に表示する際、縮尺の遷移(例えば広域→狭域)を行う。一例を挙げると、沖縄県→今帰仁村→美ら海水族館のように広域から狭域に階層的に順番に表示する。また、時間の遷移(過去→現在/未来)を行う。例えば、1980年代→1990年代→2000年代というように背景コンテンツを時間的に辿って順番に表示する。
<軌跡表示>
軌跡表示部116は、移動距離に応じた「旅の軌跡(ルート)」表示の切替えを行う。具体的には、軌跡表示部116は、2点間の写真の位置を基に地図上の移動ルート表示有無を制御する。例えば、軌跡表示部116は、表示切替えを行うためのしきい値を決めておき(仮に500mと2kmの2つを定義したとする)、距離が500m未満の場合には移動ルートの地図を表示しない、距離が500m以上、2km未満の場合は地図は表示するが移動の軌跡は表示しない、距離が2km以上の場合は地図と移動の軌跡を表示する、などである。
軌跡表示部116は、短い距離の移動は地図を表示しないようにすることで、動画の画面切り替えの煩わしさを除外することができる。
<コンテンツ選択>
コンテンツ選択部117は、所定のジャンルに合わせた背景コンテンツの表示を行う。例えば、コンテンツ選択部117は、年齢層(年代)に合わせた背景コンテンツの表示を行う。具体的には、コンテンツ選択部117は、グルメ、景色、花、イベント(祭りなど)、見所、施設、趣味などの背景が、男性向け、女性向け、子供向け、中高生向け、大学生向け、若者向け、年代向けに、予め準備しておく。そして、コンテンツ選択部117は、これら年代に合わせた背景コンテンツを、ユーザに合わせて自動選択する。その他の例として、コンテンツ選択部117は、地域のキャラクターを使った独自テーマにより独自テーマに合わせた背景コンテンツの表示を行う。
<コンテンツ最適化>
コンテンツ最適化部118は、デフォルトコンテンツ、地図の最適化を行う。例えば、コンテンツ最適化部118は、背景コンテンツ切替の際に、コンテンツの適用エリア外で撮影した写真の場合は、デフォルトのコンテンツを背景に割り当てる。そして、コンテンツ最適化部118は、そのデフォルトコンテンツの決定を最適化する。一例を挙げると、コンテンツ最適化部118は、ユーザが訪れた場所とその回数から、関連コンテンツを導き出し、ユーザの嗜好に合いそうなコンテンツを表示する。
また、コンテンツ最適化部118は、デフォルトコンテンツ最適化と同じ仕組みで、ユーザの嗜好に合うデコレーションをした地図を表示する。例えば、首里城や歴史スポットを多く訪れるユーザには、情緒があるようなテイストとアイコンを配置する等である。
<その他>
コンテンツ表示部114は、地図の自動縮尺、ズームアップを行う。例えば、コンテンツ表示部114は、移動したルートによって、最適な縮尺地図を利用する。一例を挙げると、日本のどこなのか(場所)がわかるように、日本地図などからズームアップする。
また、コンテンツ表示部114は、同じ撮影地点で撮った写真を見比べて表示する。これにより、昔と今を見比べることができる。
[実施例]
以下、撮られた写真の位置情報から、写真が美ら海水族館である場合を例に採る。
図16は、本発明の実施形態に係る電子アルバム作成システムの実施例を説明する図である。
図16(a)に示すように、電子アルバム作成サーバ100は、全国地図から沖縄本島を表示する。写真の位置情報と取得したエリア一覧の緯度・経度を比較し、写真が撮られたエリアのエリアグループID(図4参照)を特定する。具体的には、電子アルバム作成サーバ100は、地図アプリ(Google Map(登録商標)など)を利用してエリアの緯度・経度(左上と右下の2点)を調査し、事前に背景コンテンツDB121上に登録する。なお、北緯・東経はプラス、南緯・西経はマイナス表記する。
図16(b)に示すように、電子アルバム作成サーバ100は、美ら海水族館(観光スポット)の地図を表示し、その地図上にエリアa,b,c,dを定義する。複数のエリアa,b,c,dの組み合わせでエリアグループを定義する。また、エリアb内(美ら海水族館内)において写真が撮られ、エリアグループ外(美ら海水族館外)でも写真が撮られ、これらの写真は電子アルバム作成用として電子アルバム作成サーバ100にアップロードされる。
そして、電子アルバム作成サーバ100は、写真の撮影日時と位置情報から背景となるコンテンツを動的に切替える電子アルバムを作成する。図14(c)に示すように、コンテンツは、エリアb(エリア内)では、美ら海水族館用の背景のコンテンツに切替え、エリアd(エリア外)では、汎用的な背景のコンテンツに切替える電子アルバムを作成する。
なお、上記背景のコンテンツ、およびコンテンツの切替えは、どのようなものでもよい。
より進んだ態様として、下記のように背景のコンテンツの切替えを採ることも可能である。
(1)エリアb(エリア内)で撮影した写真に良好な写真がない(枚数が少ない、不鮮明である、撮影アングルが悪い、典型的な写真がない、人物・顔の撮影ばかりであるなど)場合、それを補う観点から図16(c)の上図に示すような美ら海水族館用の背景のコンテンツを使用する。逆に、エリアb(エリア内)で撮影した写真に良好な写真が多い場合、背景のコンテンツとして同じような写真の連続表示を避ける観点(平板的なイメージとなりがち)から、敢て美ら海水族館用の背景のコンテンツを使用せずに、例えば図16(c)の下図に示すような汎用的な背景のコンテンツを使用(挿入)してもよい。
(2)エリアd(エリア外)で、撮影した写真が多い場合など、背景表示のインパクトを変える観点から、図16(c)の下図に示すような汎用的な背景のコンテンツに代えて、図16(c)の上図に示すような水族館用の背景のコンテンツを使用してもよい。
(3) 上記(1)(2)のコンテンツは、季節や時間帯で背景を変更する態様でもよい。
[ユーザ端末の電子アルバムのアップロード/ダウンロード例]
図17乃至図19は、ユーザ端末10の電子アルバムのアップロード/ダウンロードを説明する図である。
本実施形態では、ユーザ端末10(図1参照)は、電子アルバム作成サーバ100へのアクセスおよび電子アルバム表示のアプリケーションを組み込んだスマートフォンに適用した例である。図17乃至図19は、このスマートフォン(ユーザ端末10)の電子アルバム作成アプリケーションを起動後の表示画面である。
(1)テーマ選択
図17(a)に示すように、ユーザ端末10は、電子アルバム作成アプリケーションを起動されると、テーマ(テンプレート)一覧を表示する。ユーザ端末10は、画面上部に「テーマ一覧」のメニューバー、画面中央のメイン表示に各テーマ、画面下部にホーム、動画一覧、位置確認、お知らせ、ヘルプの各ソフトキーを表示する。
一般向け標準テーマは、例えば「キャラクター」「スタイリッシュ」「和風テイスト」「近未来」(図示省略)などである。また、有償(課金)や商品購入特典を設定することにより、有償テーマ(例えば10〜50枚)を追加することも可能である。なお、有償(課金)や商品購入特典の場合、動画再生時間が標準(例えば1分以内)より長いロング版である。
(2)テーマ確認
タッチ操作によりテーマを選択すると、図17(b)に示すように、ユーザ端末10は、選択したテーマの確認画面を表示する。画面上部のメニューバーが「テーマ確認」となり、メイン表示に選択したテーマのナビゲーション画面とチェック欄(OKボタン)が表示される。ここでは、「キャラクター」テーマが選択された場合を例に採る。「キャラクター」テーマでは、かわいいキャラクターが電子アルバム作成のナビゲーションを行う。
なお、画面下部のホーム、動画一覧、位置確認、お知らせ、ヘルプの各ソフトキーは、電子アルバム作成アプリケーションの実行中は常時表示され、タッチ操作により該当ページに移ることができる。
(3)動画タイトル入力
テーマの説明を確認し、気に入ったらOKボタンを押すと、図17(c)に示すように、ユーザ端末10は、動画タイトル画面を表示する。画面上部のメニューバーが「タイトル入力」となり、メイン表示にタイトル入力ボックスとチェック欄(OKボタン)が表示される。
(4)写真選択
タイトルを入力し、OKボタンを押すと、図18(d)に示すように、ユーザ端末10は、写真選択・編集画面を表示する。画面上部のメニューバーが「写真選択&編集」となり、メイン表示に候補の写真と、コメント,回転,切り取り,削除の編集キーと、チェック欄(OKボタン)が表示される。
メイン表示画面に表示された写真の中からムービー(動画)にしたい写真を選択する。
(5)コメント入力
写真を選択し、OKボタンを押すと、図18(e)に示すように、ユーザ端末10は、コメント入力ボックスとそのOK/CANCELキーを表示する。
メイン表示画面に表示された写真の中からムービー(動画)にしたい写真を選択する。
(6)地図選択
コメントを入力し、OKボタンを押すと、図18(f)に示すように、ユーザ端末10は、地図選択画面を表示する。画面上部のメニューバーが「地図選択」となり、メイン表示に写真の位置情報から自動で選ばれた地図と、チェック欄(OKボタン)が表示される。
メイン表示画面に表示された写真の中からムービー(動画)にしたい写真を選択する。また、写真の位置情報から地図を選ぶ旨のメッセージも合せて表示される。図18(f)の枠で囲んだ写真では、5枚撮影されており、これら写真の位置情報から概略位置(★印参照)であった。このため、「撮影した写真の位置から日本地図を推奨します。」のメッセージが表示される。
(7)地図確認/動画再生
地図を選択し、OKボタンを押すと、図19(g)に示すように、ユーザ端末10は、動画一覧を表示する。画面上部のメニューバーが「動画一覧」となり、メイン表示に地図選択により選ばれた地図で示される動画再生画面と、再生,削除,共有,動画取得の実行キーとが表示される。
ユーザ端末10は、電子アルバム作成サーバ100から作成された電子アルバムのダウンロードが完了すると、再生,削除,共有の実行キーをアクティブ状態(実行可能状態)に表示する。
上記「再生」をタップ(クリック)操作すると、動画が再生される。
(8)標準テーマによる動画再生の例
図19(h)は、標準テーマ(ショート版)でキャラクターを選択した場合の電子アルバムの表示例である。ショート版は、例えば動画1分以内/写真5枚以内である。図19(h)の画面の下部のキャラクター部分が、動画再生部分である。なお、この写真上には、図18(e)で入力したコメントが表示される。
図19(i)は、標準テーマ(ショート版)でスタイリッシュを選択した場合の電子アルバムの表示例である。図19(i)の写真の背景にスタイリッシュな動画が再生される。なお、この写真上には、図18(e)で入力したコメントが表示されてもよい(図ではなし)。
図19(j)は、標準テーマ(ショート版)で和風テイストを選択した場合の電子アルバムの表示例である。図19(i)の写真の背景に和風テイストの動画が再生される。なお、訪日外国人観光客向けの電子アルバムには、この和風テイストが好ましい。
[ユーザ端末の電子アルバム表示例]
図20および図21は、ユーザ端末10の電子アルバム表示例を説明する図である。
図20に示すように、電子アルバム作成サーバ100は、
ユーザ写真の位置情報に基づいて、背景コンテンツデータベースから背景のコンテンツを抽出して動画を自動生成する。
図20は、ユーザ写真の位置情報が北海道である場合の例である。北海道をイメージした北海道版の電子アルバムが作成される。
図20(a)(b)に示すように、日本全国地図から北海道の要部の地図が表示される。上述したように、図20(c)に示す北海道版の電子アルバムが作成される。図20では、ユーザ写真は「小樽天狗山ロープウェイ」である。この写真の位置情報および日時情報を基に、背景コンテンツDB121からユーザ写真を最も引き立てるような背景のコンテンツを抽出する。ここでは、背景のコンテンツとして天狗山展望台のパノラマビュー動画が抽出されている。なお、撮影時刻情報を基に、ユーザ写真が夜の時間帯の写真であれば、夜景のパノラマビュー動画とするものでもよい。
図20(c)に示すように、作成された電子アルバムは、ユーザがアップロードしたユーザ写真部分Aと、電子アルバム作成サーバ100が生成した動画背景部分Bと、ユーザが入力(図18(e)参照)したユーザコメント部分Cと、からなる。
このように、いままでにない魅力的な動画テーマを提供することができ、商品付加価値を向上させることができる。
図21は、ユーザ写真の位置情報が沖縄県である場合の例である。沖縄をイメージした沖縄版の電子アルバムが作成される。
図21(a)(b)に示すように、日本全国地図から沖縄県の要部の地図が表示される。上述したように、図19(c)に示す沖縄版の電子アルバムが作成される。図21では、ユーザ写真は「美ら海水族館内」である。この写真の撮影位置情報および撮影時刻情報を基に、背景コンテンツDB121からユーザ写真を最も引き立てるような背景のコンテンツを抽出する。ここでは、背景のコンテンツとして美ら海水族館の水槽の動画が抽出されている。なお、美ら海水族館内の写真に代えて、美ら海水族館外の美ら海公園等のビュー動画とするものでもよい。
図21(c)に示すように、作成された電子アルバムは、ユーザがアップロードしたユーザ写真部分Aと、電子アルバム作成サーバ100が生成した動画背景部分Bと、ユーザが入力(図18(e)参照)したユーザコメント部分Cと、からなる。
このように、いままでにない魅力的な動画テーマを提供することができ、商品付加価値を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る電子アルバム作成サーバ100は、電子アルバムの画像の背景となる動画またはムービーによる背景コンテンツを蓄積する背景コンテンツDB121と、アップロードした画像に含まれる撮影位置情報および撮影時刻情報を取得し、観光スポットのエリアの内側または外側のいずれで撮影されたかを判定するとともに、取得した撮影位置情報、撮影時刻情報、および当該判定情報に基づいて、蓄積された背景コンテンツの中から、当該電子アルバムに用いる背景コンテンツを抽出するコンテンツ抽出部112と、アップロードした画像を、電子アルバムのレイアウトテンプレートに割り当てることによって、アップロードした画像の背景を確定し、確定した背景にコンテンツ抽出部112により抽出した背景コンテンツを付けて電子アルバムを作成する電子アルバム作成部111と、を備える。
これにより、ユーザはいままでにない動画テーマで旅の思い出を楽しめるようになる。
また、事業者が、ご当地の推奨ルートを電子アルバム作成サーバ100で動画を作成し、HPやSNSでPRすることが可能になる。
また、全国当地や、ターゲット(家族、グループ、女子旅)、季節(春夏秋冬)、日中/夜間帯などの複数の豊富なコンテンツをDBとして蓄積することで、柔軟な動画作成が可能となる。
また、本実施形態では、電子アルバム作成サーバ100が電子アルバムを自動作成するので、電子アルバムを観賞するユーザは、電子アルバム作成アプリケーションを起動して簡単な選択・編集操作をする以外は、電子アルバムをダウンロードするだけでよく、旅の思い出を十分に楽しむことができる。
本発明は上記の実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含む。
また、上記した実施形態例は本発明をわかりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記実施の形態では、電子アルバム作成装置という名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、装置の名称は想い出アルバム装置、動画電子アルバム等であってもよい。
以上説明した電子アルバム作成処理は、この電子アルバム作成処理を機能させるためのプログラムでも実現される。このプログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されている。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するためのソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、IC(Integrated Circuit)カード、SD(Secure Digital)カード、光ディスク等の記録媒体に保持することができる。また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 電子アルバム作成システム
10 ユーザ端末
11 制御部
12 撮像部
13 操作部
15 LCD表示部
16 タッチパネル
17 記憶部
18 GPS機能部
19 インターフェース(I/F)部
20 ネットワーク
100 電子アルバム作成サーバ(電子アルバム作成装置)
110 制御部
111 電子アルバム作成部
112 コンテンツ抽出部
113 動画レベル判定部
114 コンテンツ表示部
115 コンテンツ階層表示部
116 軌跡表示部
117 コンテンツ選択部
118 コンテンツ最適化部
120 記憶部
121 背景コンテンツDB(背景コンテンツ記憶部)
122 地図DB
123 観光情報DB
130 表示部
140 入力部
150 通信部
160 I/F部

Claims (4)

  1. ユーザ端末からアップロードした画像を基に電子アルバムを作成し、前記ユーザ端末に作成した電子アルバムを提供する電子アルバム作成装置であって、
    前記電子アルバムの画像の背景となる背景コンテンツを蓄積する背景コンテンツ記憶部と、
    前記アップロードした画像に含まれる撮影位置情報および撮影時刻情報を取得し、観光スポットのエリアの内側または外側のいずれで撮影されたかを判定するとともに、前記取得した前記撮影位置情報、撮影時刻情報、および当該判定情報に基づいて、前記背景コンテンツ記憶部に蓄積された背景コンテンツの中から、当該電子アルバムに用いる背景コンテンツを抽出するコンテンツ抽出部と、
    前記アップロードした画像を、電子アルバムのレイアウトテンプレートに割り当てることによって、前記アップロードした画像の背景を確定し、前記確定した背景に前記コンテンツ抽出部により抽出した背景コンテンツを付けて電子アルバムを作成する電子アルバム作成部と、
    を備えることを特徴とする電子アルバム作成装置。
  2. 前記コンテンツ抽出部は、
    複数の矩形エリアの座標位置を組み合わせて前記観光スポットのエリアの内側または外側を判定する第1判定手段と、円の中心点の座標位置と半径を用いて前記観光スポットのエリアの内側または外側を判定する第2判定手段と、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子アルバム作成装置。
  3. 前記コンテンツ抽出部は、背景コンテンツを、周期の長い時間情報と周期の短い時間情報との組み合わせに応じて切り替えることを特徴とする請求項1に記載の電子アルバム作成装置。
  4. 移動距離に応じた旅の軌跡表示の切替えを行う軌跡表示部を備え、
    前記軌跡表示部は、2点間の写真の位置を基に地図上の移動ルート表示有無を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子アルバム作成装置。
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