JP2016222379A - Rope guide device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、クレーンの起伏装置に用いられるロープ案内装置に関する。 The present invention relates to a rope guide device used in a crane hoisting device.
ライブマスト等のマスト部材を有するクレーンにおいて、輸送時に起伏ロープが弛んでシーブから脱落することを防止するロープ外れ止め装置を設けたクレーンが知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のロープ外れ止め装置は、回動可能に軸支され、第1のシーブと第2のシーブとの間で起伏ロープを支持するアーム部材と、機体前後方向に回動可能に、かつ、アーム部材に対して相対回転可能に軸支された回動部材と、アーム部材の回動に伴い回動部材を回動させる回動機構とを備えている。回動部材は、回動機構による回動により第2のシーブの周囲を移動するロープ外れ止め用の棒状部材を有する。特許文献1に記載のロープ外れ止め装置では、アーム部材の回動に伴いシーブの周囲をロープ外れ止め用の棒状部材が移動する構成とされているので、マスト部材の回動時に棒状部材を常に最適位置に移動することができる。 In a crane having a mast member such as a live mast, a crane is known that is provided with a rope detachment prevention device that prevents the hoisting rope from loosening and falling off the sheave during transportation (see Patent Document 1). The rope detachment prevention device described in Patent Document 1 is pivotally supported so as to be rotatable between the first sheave and the second sheave, and an arm member that supports the hoisting rope, and in the longitudinal direction of the fuselage. And a rotation member that is pivotally supported so as to be relatively rotatable with respect to the arm member, and a rotation mechanism that rotates the rotation member as the arm member rotates. The turning member has a rod-like member for preventing the rope from moving, which moves around the second sheave by turning by the turning mechanism. In the rope detachment prevention device described in Patent Document 1, since the rod-like member for rope detachment moves around the sheave as the arm member turns, the rod-like member is always used when the mast member is turned. It is possible to move to the optimal position.
クレーンでは、強風によりブームがあおられると起伏ロープが弛むことがある。弛んだ起伏ロープは、元の緊張した状態に戻る際、起伏ロープが装着されているシーブとは別のシーブ(たとえば、隣に配置されるシーブ)の溝に入り込むおそれがある。 In cranes, the hoisting rope may sag when the boom is lifted by strong winds. When the undulating undulation rope returns to its original tensioned state, there is a possibility that the undulating undulation rope may enter a groove of a sheave different from the sheave to which the undulation rope is attached (for example, a sheave arranged next to the sheave).
請求項1に記載のロープ案内装置は、クレーンのブームを起伏させる起伏装置を構成する第1シーブ群と第2シーブ群との間に掛け回された起伏ロープの案内装置であって、第1シーブ群を構成する複数のシーブの隣り合うシーブ間の径方向外方に配置される複数の仕切部と、複数の仕切部の一端を連結する第1連結部と、複数の仕切部の他端を連結する第2連結部とを有し、起伏ロープが隣り合うシーブ間で移動することを規制する第1規制部材と、第1シーブ群の外周を覆うように設けられる覆い部を有し、起伏ロープが隣り合うシーブ間で移動すること、ならびに、シーブの径方向外方に起伏ロープが移動することを規制する第2規制部材とを備え、第1連結部および第2連結部は、ブームが下限位置から上限位置まで回動する間、起伏ロープの動作を妨げない位置に配置され、隣り合う仕切部間は、ブームが下限位置から上限位置まで回動する間、起伏ロープが移動することを許容する空間とされている。 The rope guide device according to claim 1 is a guide device for hoisting ropes hung between a first sheave group and a second sheave group constituting a hoisting device for hoisting a crane boom. A plurality of partition portions arranged radially outward between adjacent sheaves of the plurality of sheaves constituting the sheave group, a first connection portion that connects one ends of the plurality of partition portions, and the other ends of the plurality of partition portions A first connecting member that restricts movement of the hoisting rope between adjacent sheaves, and a cover portion provided to cover the outer periphery of the first sheave group, And a second restricting member that restricts movement of the hoisting rope between adjacent sheaves and movement of the hoisting rope radially outward of the sheave. While the is rotating from the lower limit position to the upper limit position, Disposed in a position that does not interfere with the operation of the rope, between partition portion adjacent while the boom is rotated from the lower limit position to the upper limit position, there is a space for allowing the hoist cable is moved.
本発明によれば、強風によりブームがあおられることに起因して弛んだ起伏ロープを適正な位置に案内することができる。 According to the present invention, it is possible to guide the undulating rope slackened due to the boom being raised by a strong wind to an appropriate position.
以下、図面を参照して、本発明に係るロープ案内装置の一実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るロープ案内装置を備えた建設機械の一例であるクローラクレーン(以下、クレーン100と記す)の外観側面図である。以下では、図1の作業姿勢を基準にして上下前後方向を図示するように定義する。なお、紙面手前側を右側、紙面奥側を左側として説明する。
Hereinafter, an embodiment of a rope guide device according to the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is an external side view of a crawler crane (hereinafter referred to as a crane 100) that is an example of a construction machine including a rope guide device according to an embodiment of the present invention. Below, it defines so that the up-down front-back direction may be illustrated on the basis of the working posture of FIG. In the following description, the front side of the page is the right side and the back side of the page is the left side.
クレーン100は、走行体101と、旋回輪を介して走行体101上に旋回可能に設けられた旋回体102と、旋回体102に回動可能に軸支されたブーム103とを有する。旋回体102の前部には運転室105が設けられ、旋回体102の後部にはカウンタウエイト装置120が取り付けられている。
The
ブーム103は、運転室105の側方において、その基端部(図示せず)が旋回体102のフレームに回転可能に軸支されている。旋回体102のハウジング113内には、3つのウインチが配設されている。3つのウインチは、それぞれクレーン本体を構成する旋回体102のフレームに取り付けられ、前方から後方に向かって、フロントウインチ201、リアウインチ202、起伏ウインチ203の順に配置されている。
The
フック108は、ブーム103の先端部からフックロープ107により吊り下げられている。フックロープ107の一端はフロントウインチ201に固定されており、フックロープ107はフロントウインチ201の回転により、フロントウインチ201に巻き取られまたはフロントウインチ201から繰り出される。これにより、フックロープ107の他端側に保持されたフック108は、ブーム103の先端部に対して昇降する。
The
クレーン100は、ブーム103を起伏させる起伏装置を備えている。起伏装置は、起伏ウインチ203、ガントリ200、下部スプレッダ230および上部スプレッダ160を含んで構成されている。旋回体102上には、ガントリ200(Aフレームとも呼ばれる)が旋回体102に対して起伏可能に装着されている。ガントリ200の先端には下部スプレッダ230が設けられている。ガントリ200は、油圧シリンダ204の伸縮により起立および倒伏される。
The
下部スプレッダ230は、複数の下部シーブから構成される下部シーブ群231を備えている。下部スプレッダ230とブーム103の先端部との間には、上部スプレッダ160が介装されている。上部スプレッダ160は、複数の上部シーブから構成される上部シーブ群161を備えている。上部スプレッダ160の上部シーブ群161と下部スプレッダ230の下部シーブ群231とには、起伏ロープ112が複数回、掛け回されている。
The
上部スプレッダ160には、一端がブーム103の先端部に固定されたペンダントロープ110の他端が接続されている。起伏ロープ112は、一端が起伏ウインチ203に固定され、他端が下部スプレッダ230に取り付けられたロードセル281に接続されている。ロードセル281側が起伏ロープ112の固定端とされている。起伏ウインチ203の回転により、起伏ロープ112が巻き取りまたは繰り出されると、下部スプレッダ230と上部スプレッダ160との間隔が変化し、起伏ロープ112を介してブーム103が起伏する。
The
リアウインチ202は、補助フックの昇降やジブブームの起伏に用いられるが、図1では使用されていない状態として例示されている。
The
図2は作業姿勢でのガントリ200を示す側面模式図であり、図3は輸送姿勢でのガントリ200を示す側面模式図である。図2および図3では、図1に図示されたクレーン100におけるブーム103、カウンタウエイト装置120、ハウジング113および各種ウインチ201,202,203等の図示を省略している。
2 is a schematic side view showing the
ガントリ200は、前脚部材210と、後脚部材220と、前脚部材210の上端側に固定された下部スプレッダ230とを備えている。前脚部材210の基端部213は旋回体102の中央部に設けられたブラケット102aに、前後方向に回動可能に取り付けられている。後脚部材220の基端部は、旋回体102の後部側に設けられたブラケット102bに、前後方向に回動可能に取り付けられている。
The
図4は、図2の下部スプレッダ230を示す拡大図である。図5は図4の下部スプレッダ230を図示A方向から見た図であり、図6は図4の下部スプレッダ230を図示B方向から見た図である。
FIG. 4 is an enlarged view showing the
図4〜図6に示すように、下部スプレッダ230は、一対の支持フレーム232と、一対の支持フレーム232の上端側において支持フレーム232間に差し渡して取付けられた支軸233と、この支軸233に回転可能に取り付けられた下部シーブ群231を備えている。
As shown in FIGS. 4 to 6, the
図4に示すように、下部スプレッダ230における各支持フレーム232の上面232aには、ガイドローラ取付用のブラケット234が固着されている。図2に示すように、ブラケット234には、擦れ防止用のガイドローラ235が回転可能に取り付けられている。擦れ防止用のガイドローラ235は、ガントリ200が起伏ロープ112等の他の部材と当接して擦れるのを防止する。
As shown in FIG. 4, a guide
図2に示すように、後脚部材220は、下部部材221と、下部部材221に支軸223により回動可能に連結された上部部材222とを備えている。上部部材222の上端部は、一端が下部スプレッダ230に取り付けられた連結板251の他端に回動可能に連結されている。
As shown in FIG. 2, the
図2の作業姿勢のガントリ200を図3の輸送姿勢まで倒伏するには、起伏用の油圧シリンダ204を収縮する。図2および図3に示すように、油圧シリンダ204を収縮すると(図2の矢印C1参照)、前脚部材210が基端部213を中心として、反時計方向(図2の矢印C2参照)に回転する。前脚部材210が回転することにより、連結板251、上部部材222を介して下部部材221が時計方向に回転する(図2の矢印C3参照)。また、上部部材222は、連結板251との連結軸を回転中心として、支軸223が前脚部材210に近づくように回転する(図2の矢印C4参照)。上部部材222と下部部材221とは、支軸223で屈曲されるように相互に回転して折りたたまれ、図3に図示される倒伏状態となる。
To lie down the
図3に示すように、ガントリ200が倒伏された状態では、前脚部材210に設けられた接続部材301と、旋回体102のブラケット102bの後上端部近傍に回転可能に設けられた接続リンク311とが、連結ピン413により接続される。
As shown in FIG. 3, in a state where the
ガントリ200が倒伏された状態では、接続部材301の下端301c(図2参照)は、旋回体102のフレームに取り付けられたブラケット102bの上端面102c(図2参照)に当接している。これにより、ガントリ200は、図3に示す高さ位置に保持される。
In a state where the
図5および図6に示すように、下部スプレッダ230には、複数(本実施の形態の例では6個)の下部シーブ231a〜231f(以下、総称する場合は下部シーブSと記す)が支軸233に回転可能に支持されている。上部スプレッダ160には、複数(本実施の形態の例では5個)の上部シーブ161a〜161e(図7参照)が支軸162(図1、図7参照)に回転可能に支持されている。
As shown in FIGS. 5 and 6, the
図1に示すように、下部スプレッダ230の支軸233および上部スプレッダ160の支軸162は、起伏ウインチ203のドラムの回転軸(図示せず)と平行に配置されている。つまり、下部シーブ231a〜231fおよび上部シーブ161a〜161eは、いわゆる縦シーブである。
As shown in FIG. 1, the
図7は、下部シーブ231a〜231fおよび上部シーブ161a〜161eに対する起伏ロープ112の掛け回し方法を説明するための模式図である。図7では、支軸233,162を一点鎖線で模式的に示している。起伏ウインチ203から繰り出された起伏ロープ112は、最初に、下部シーブ群231の一端から2番目の位置に配列された下部シーブ231bに掛け回される。下部シーブ231bに掛け回された起伏ロープ112は、上部シーブ群161における、下部シーブ群231の一端と同一側の一端の最初の位置に配列された上部シーブ161aに掛け回される。上部シーブ161aに掛け回された起伏ロープ112は、下部シーブ群231における最も一端側に配列された下部シーブ231aに掛け回される。下部シーブ231aに掛け回された起伏ロープ112は、上部シーブ群161における一端から2番目に配列された上部シーブ161bに掛け回される。上部シーブ161bに掛け回された起伏ロープ112は、下部シーブ群231における、一端から3番目に配列された下部シーブ231cに掛け回される。下部シーブ231cに掛け回された起伏ロープ112は、上部シーブ群161における一端から3番目に配列された上部シーブ161cに掛け回される。
FIG. 7 is a schematic diagram for explaining a method of hanging the hoisting
以下、同様に、起伏ロープ112は、下部シーブ群231と上部シーブ群161に配列された各シーブを、交互に、他端側に隣接するシーブに順に掛け回される。すなわち、起伏ロープ112は、上部シーブ161cに掛け回された後は、下部シーブ231d、上部シーブ161d、下部シーブ231e、上部シーブ161e、下部シーブ231fの順に掛け回される。下部シーブ231fに掛け回された起伏ロープ112は、ロードセル281に接続される。
Hereinafter, similarly, the hoisting
図1に示す作業姿勢では、起伏ウインチ203から下部シーブ群231および上部シーブ群161を介してロードセル281に至る起伏ロープ112に、所定の張力が付与されている。所定の張力が付与された緊張状態の起伏ロープ112は、図7に示すように下部シーブ群231および上部シーブ群161の各溝に装着されている。
In the working posture shown in FIG. 1, a predetermined tension is applied to the hoisting
しかしながら、強風によりブーム103があおられると起伏ロープ112が弛み、起伏ロープ112の一部が下部シーブSから離れ、その後、起伏ロープ112が元の緊張した状態に戻る際に別の下部シーブS(たとえば、隣に配置される下部シーブS)の溝に入り込むおそれがある。そこで、本実施の形態では、下部シーブ群231の周囲にロープ案内装置を設け、弛んだ起伏ロープ112を適正な位置に案内して、別の下部シーブSの溝に起伏ロープ112が入り込むことを防止する。
However, when the
図8はロープ案内装置500を装置の前方右上から見た斜視図であり、図9はロープ案内装置500を装置の後方右上から見た斜視図である。図10は、図5のX−X線断面模式図である。
FIG. 8 is a perspective view of the
図8〜図10に示すように、ロープ案内装置500は、第1規制部材510と、第2規制部材560と、第3規制部材570とを備えている。第1規制部材510および第2規制部材560は、それぞれ下部シーブ群231の径方向外方を取り囲むように配置され、隣り合う下部シーブS間で起伏ロープ112が移動することを規制する。第3規制部材570は、第2規制部材560の開口部567に取り付けられ、下部シーブ231bと起伏ウインチ203との間の起伏ロープ112が下部シーブ群231に向かって動くことを下部シーブ231bの近傍で規制する。ロープ案内装置500は、第1取付板501および第2取付板502によって、下部スプレッダ230の支持フレーム232に取り付けられている。
As shown in FIGS. 8 to 10, the
図11(a)は第1規制部材510の側面図であり、図11(b)は第1規制部材510を図11(a)のC方向から見た図である。第1規制部材510は、側面視でJ字状であり、断面が円形状の複数(本実施の形態の例では8個)のガイドバー511と、各ガイドバー511を連結する連結パイプ512および連結パイプ513とを備えている。
FIG. 11A is a side view of the first restricting
ガイドバー511は、丸棒をJ字状に変形させてなり、半円弧状の湾曲部511rと、湾曲部511rの一端から延在する直線部511sとを有している。各ガイドバー511の一端である直線部511sの端部は、連結パイプ512に溶接されることで、連結パイプ512によって連結されている。各ガイドバー511の他端である湾曲部511rの端部は、連結パイプ513に溶接されることで、連結パイプ513によって連結されている。
The
図12は第2規制部材560の斜視図であり、図13は第2規制部材560の側面図である。第2規制部材560は、左ガイド板563Lおよび右ガイド板563R(以下、総称する場合はガイド板563と記す)と、連結パイプ564と、一対の保持板505と、一対の下スペーサ565と、一対の上スペーサ566と、左側丸棒568Lおよび右側丸棒568R(以下、総称する場合は丸棒568と記す)とを備えている。
12 is a perspective view of the second restricting
左ガイド板563Lおよび右ガイド板563Rは、左右長さ(すなわち下部シーブSの軸方向長さ)は異なるが、左右側方から見た形状は同一である。左ガイド板563Lは、側面視円弧状の左曲板部561Lと、左曲板部561Lの周方向一端から延在する左平板部562Lとを有している。同様に、右ガイド板563Rは、側面視円弧状の右曲板部561Rと、右曲板部561Rの周方向一端から延在する右平板部562Rとを有している。なお、左平板部562Lおよび右平板部562Rについて総称する場合は、平板部562として説明する。
The
左ガイド板563Lおよび右ガイド板563Rは、それぞれ上縁部が連結パイプ564に溶接され、連結パイプ564によって連結されている。左ガイド板563Lの左側の外縁は左側の保持板505に溶接され、右ガイド板563Rの右側の外縁は、右側の保持板505に溶接されている。
Each of the
左ガイド板563Lと右ガイド板563Rとは、所定の間隔をあけて配置され、左ガイド板563Lと右ガイド板563Rとの間は、開口部567とされている。開口部567は、図7に示す下部シーブ231bから、クレーン本体を構成する旋回体102のフレームに取り付けられた起伏ウインチ203のドラムに巻き取られる起伏ロープ112が通過する部分である。開口部567は、図6および図9に示すように、下部シーブ231bの外周に沿って設けられている。開口部567の開口幅WAは、下部シーブ231bから起伏ウインチ203に掛け回される起伏ロープ112が通過できる幅を有しており、下部シーブSの軸方向長さWSよりも僅かに大きく形成されている。
The
図12に示すように、開口部567を構成する左ガイド板563Lの右側の外縁および右ガイド板563Rの左側の外縁には、第3規制部材570が溶接されている。第3規制部材570は、互いに平行に配置される一対の接続部571と、各接続部571の端部から延在し、接続部571同士を連結するU字状部572とからなる。接続部571は直線状であり、開口部567を構成する平板部562の縁に沿って配置され、一対の接続部571のうちの一方が左平板部562Lに溶接され、他方が右平板部562Rに溶接されている。第3規制部材570は丸棒部材を屈曲させてなり、U字状部572は接続部571の端部で略45度屈曲されている。
As shown in FIG. 12, a third restricting
左ガイド板563Lの下縁部には、左側丸棒568Lが溶接されている。左側丸棒568Lの一端は保持板505に溶接され、他端は接続部571に溶接されている。同様に、右ガイド板563Rの下縁部には、右側丸棒568Rが溶接されている。右側丸棒568Rの一端は保持板505に溶接され、他端は接続部571に溶接されている。丸棒568は、ガイド板563の剛性を高めるために設けられる補強部材である。
A
一対の保持板505は、ガイド板563、連結パイプ564および丸棒568、ならびに、第3規制部材570が溶接により一体化されてなる組立体を保持する部材である。一対の保持板505は、それぞれ上端部に支持軸513b(図9参照)が挿通される上側貫通孔51hと、この上側貫通孔51hから所定距離だけ下方に位置し、支持軸564b(図9参照)が挿通される下側貫通孔50hとを有している。一対の上スペーサ566は、それぞれ円筒状に形成され、一端が保持板505の上側貫通孔51hの開口縁に溶接されている。同様に、一対の下スペーサ565は、それぞれ円筒状に形成され、一端が保持板505の下側貫通孔50hの開口縁に溶接されている。
The pair of holding
図4、図6、図8および図9に示すように、下部スプレッダ230の一対の支持フレーム232のそれぞれにおける先端には、第2取付板502がボルト止めにより固定されている。各第2取付板502には、支持軸513bが挿通される上側貫通孔56hと、支持軸564bが挿通される下側貫通孔55hが設けられている。第2取付板502から、前脚部材210の回動支点側に所定距離だけ離れた位置には、第1取付板501がボルト止めにより支持フレーム232に固定されている。第1取付板501には、支持軸512bが挿通される貫通孔59hが設けられている。
As shown in FIGS. 4, 6, 8, and 9, the
図6に示すように、上スペーサ566の内径および連結パイプ513の内径は、それぞれ支持軸513bの外径よりも僅かに大きい。下スペーサ565の内径、および、連結パイプ564の内径は、それぞれ支持軸564bの外径よりも僅かに大きい。連結パイプ512の内径は、支持軸512bの外径よりも僅かに大きい。
As shown in FIG. 6, the inner diameter of the
図6に示すように、一対の第1取付板501の貫通孔59h(図4参照)、および、連結パイプ512のそれぞれには、支持軸512bが挿通され、一対の第1取付板501の貫通孔59hから左右外側に突出した支持軸512bの両端部にはC型止め輪(不図示)が装着されている。一対の第2取付板502の上側貫通孔56h(図4参照)、一対の上スペーサ566、一対の保持板505の上側貫通孔51h(図12参照)、および、連結パイプ513のそれぞれには、支持軸513bが挿通され、一対の第2取付板502の上側貫通孔56hから左右外側に突出した支持軸513bの両端部にはC型止め輪(不図示)が装着されている。同様に、一対の第2取付板502の下側貫通孔55h(図4参照)、一対の下スペーサ565、一対の保持板505の下側貫通孔50h(図12参照)、および、連結パイプ564のそれぞれには、支持軸564bが挿通され、一対の第2取付板502の下側貫通孔55hから左右外側に突出した支持軸564bの両端部にはC型止め輪(不図示)が装着されている。
As shown in FIG. 6, a
図9に示すように、連結パイプ513が一対の保持板505間に配置され、支持軸513bが挿着されることで、第1規制部材510と第2規制部材560とが一体とされる。一体化された第1規制部材510および第2規制部材560は、各支持軸512b,513b,564bが各連結パイプ512,513,564ならびに第1取付板501および第2取付板502の貫通孔に挿着されることで、下部スプレッダ230に固定される。換言すれば、第1規制部材510および第2規制部材560は、一対の支持フレーム232間に架け渡された支持軸512b,513b,564bに懸架されている。
As shown in FIG. 9, the
このように、本実施の形態では、ロープ案内装置500が第1規制部材510と第2規制部材560とを結合させてなる構成とされ、支持軸512b,513b,564bを挿着することで、第1規制部材510と第2規制部材560とを一体化させるとともに下部スプレッダ230に取り付けることができる。したがって、ロープ案内装置を備えていない既製品に対して、下部シーブSや支軸233を取り外すことなく、本実施の形態に係るロープ案内装置500を容易に追設することができる。
Thus, in the present embodiment, the
図10および図14(a)を参照して下部シーブ群231に対するガイドバー511の位置関係を説明する。図14(a)は、図10のXIVa−XIVa線断面模式図である。なお、図14(a)において、符号CL1で示す一点鎖線は、支軸233の中心、すなわち下部シーブSの回転中心線である。符号CL2で示す一点鎖線は、回転中心線CL1に直交し、下部シーブSの軸方向長さを二分する下部シーブSの中心を表す面(以下、シーブ中心面と記す)である。
The positional relationship of the
図10に示すように、湾曲部511rは、各下部シーブSの外周に沿うように、下部シーブSに近接して配置されている。図示するように、湾曲部511rと、湾曲部511rの端部から延在する直線部511sとは同一平面内にある。直線部511sと下部シーブSとの間の距離は、直線部511sと湾曲部511rとの境界部分から連結パイプ512に近づくにつれて広がっていく。
As shown in FIG. 10, the bending
ガイドバー511は、下部シーブSの溝の径方向外方を避けて配置されている。図14(a)に示すように、各ガイドバー511の湾曲部511rの断面中心は、シーブ中心面CL2から下部シーブSの軸方向両側に向かって距離xだけ離れた位置であって、かつ、回転中心線CL1から下部シーブSの軸方向に直交する方向、すなわち下部シーブSの径方向に距離yだけ離れた位置に配置されている。距離xは、隣り合うシーブ中心面CL2間の距離の半分に相当する。距離yは、下部シーブSの半径よりも大きい。
The
このように、複数のガイドバー511の湾曲部511rは、隣り合う下部シーブS間の径方向外方に配置されるものと、下部シーブ群231の軸方向外側における径方向外方に配置されるものとがある。具体的には、複数のガイドバー511の湾曲部511rは、下部シーブ231aの左側、下部シーブ231bと下部シーブ231cとの間、下部シーブ231cと下部シーブ231dとの間、下部シーブ231dと下部シーブ231eとの間、下部シーブ231eと下部シーブ231fとの間、および、下部シーブ231fの右側に配置されるものがある。
As described above, the
湾曲部511rの外周面と、下部シーブSの外縁との最短距離L1は、起伏ロープ112の直径Drよりも短い(L1<Dr)。このため、各下部シーブSの溝に装着された起伏ロープ112が隣のシーブSに移動することを防止できる。
The shortest distance L1 between the outer peripheral surface of the
隣り合う湾曲部511rの外周面の最短距離WGは、下部シーブSの軸方向長さWSと略等しく、起伏ロープ112の直径Drよりも大きい(WG>Dr)。
The shortest distance WG between the outer peripheral surfaces of the adjacent
図10を参照して、起伏ロープ112の動作領域Mおよび連結パイプ512,513の取付け位置について説明する。図10の右下の図は、下部シーブ群231に対する起伏ロープ112の動作領域Mを模式的に示す領域模式図である。図10において、符号112aで示す二点鎖線は、ブーム103を最も倒伏させた位置(以下、下限位置と記す)での起伏ロープ112を示している。符号112bで示す二点鎖線は、ブーム103を最も起立させた位置(以下、上限位置と記す)での起伏ロープ112を示している。
With reference to FIG. 10, the operation | movement area | region M of the hoisting
起伏ウインチ203で起伏ロープ112を巻き取ると、下部シーブ群231と上部シーブ群161との間の距離が縮まるとともに、下部シーブ群231の回転中心と上部シーブ群161の回転中心とを結ぶ仮想線VLは下部シーブ群231の回転中心周りに回転する。つまり、下部シーブ群231と上部シーブ群161との間の起伏ロープ112は、張力のかけられた緊張状態で、下部シーブ群231の回転中心周りに動作する。本明細書では、図10の右下の領域模式図においてハッチングで示されるように、ブーム103が下限位置にあるときの下側の起伏ロープ112aと、ブーム103が上限位置にあるときの後側の起伏ロープ112bとの間の領域、すなわち起伏ロープ112が下部シーブ群231の回転中心周りに動作する領域を、起伏ロープ112の動作領域Mと定義する。
When the hoisting
起伏ロープ112が下部シーブ群231から離れる位置は、下限位置で図示P1a,P2aとなり、上限位置で図示P1b,P2bとなる。
The positions at which the hoisting
連結パイプ512および連結パイプ513は、起伏ロープ112の動作領域Mの外側に配置されている。図示するように、連結パイプ512は、ブーム103が下限位置にあるときに、下部シーブ群231における位置P2aで離れて上部シーブ群161に至る起伏ロープ112aの下方に配置されている。また、連結パイプ513は、ブーム103が上限位置にあるときに、下部シーブ群231における位置P1bで離れて上部シーブ群161に至る起伏ロープ112aの後方に配置されている。このため、ブーム103が下限位置から上限位置まで回動する間、連結パイプ512および連結パイプ513によって、起伏ロープ112の動作が妨げられることはない。
The
図8、図9および図11に示すように、連結パイプ512から連結パイプ513に亘って、隣り合うガイドバー511間には、ブーム103の起伏動作中に、起伏ロープ112aの移動を妨げる障害物が配置されていない。つまり、隣り合うガイドバー511間は、ブーム103が下限位置から上限位置まで回動する間、起伏ロープ112が移動することを許容する空間とされている。
As shown in FIGS. 8, 9, and 11, between the connecting
図10および図14(b)を参照して、下部シーブ群231に対するガイド板563の位置関係を説明する。図14(b)は、図10のXIVb−XIVb線断面模式図である。図10に示すように、ガイド板563は、動作領域Mの外側、下部シーブ群231の径方向外方であって、下部シーブ群231の外周の一部である後下部を覆うように、下部シーブ群231に近接して配置されている。図14(b)に示すように、曲板部561の内周面、すなわち下部シーブ群231に対向する面と、下部シーブSの外周縁との最短距離L2は、起伏ロープ112の直径Drよりも短い。このため、第2規制部材560のガイド板563によって、起伏ロープ112が隣り合う下部シーブS間で移動すること、ならびに、下部シーブSの径方向外方に起伏ロープ112が移動することが規制される。
The positional relationship of the
図15(a)は起伏ロープ112が弛んだ状態を示す図であり、図15(b)は起伏ロープ112が元の緊張した状態に戻る際に起伏ロープ112がガイドバー511によって適正な位置に案内される様子を示す図である。クレーン100では、ブーム103が強風にあおられることがある。特に、ブーム103を水平面に対して約90度回動させた状態、たとえば図15に示すようにブーム103が上限位置にある状態では、横風の影響を受けやすいため、ブーム103が大きく揺れることがある。
FIG. 15A is a diagram showing a state in which the hoisting
上述したように、ガイドバー511間には、起伏ロープ112の径よりも大きい隙間が設けられている。このため、強風によりブーム103があおられて起伏ロープ112が弛むと、図15(a)に示すように、下部シーブ群231の下端部から前端部に装着されていた起伏ロープ112が外れ、前方に移動する場合がある。なお、本実施の形態に係るロープ案内装置500は、下部シーブ群231の後下部を覆うガイド板563を備えているため、起伏ロープ112は下側に垂れにくい。
As described above, a gap larger than the diameter of the hoisting
本実施の形態では、複数のガイドバー511の直線部511sが下部シーブ群231から上部シーブ群161に至る起伏ロープ112を挟むように配置されている。このため、ブーム103の揺れがおさまり、起伏ロープ112が元の緊張した状態に戻る際、図15(b)に示すように、起伏ロープ112がガイドバー511の直線部511sによって、適正な位置、すなわち元の下部シーブSの溝に向かって案内される。下部シーブ231dに掛け回される起伏ロープ112を例に説明すれば、次のようになる。強風によりブーム103があおられることに起因して起伏ロープ112の一部が下部シーブ231dから外れてしまった場合であっても、本実施の形態によれば、起伏ロープ112を元の下部シーブ231dの溝に案内することができる。つまり、下部シーブ231dから外れた起伏ロープ112が別の下部シーブ、たとえば、隣の下部シーブ231eに入り込むことを防止できる。
In the present embodiment, the
図16は、図3に示す輸送姿勢のロープ案内装置の拡大模式図である。前脚部材210を旋回体102の後方に倒伏させた輸送姿勢においては、下部シーブ231bと起伏ウインチ203との間の起伏ロープ112に弛みが生じる。本実施の形態では、下部シーブ231bから起伏ウインチ203に至る起伏ロープ112が下部シーブ群231に向かって動くことを、第3規制部材570により下部シーブ231bの近傍で規制している。したがって、輸送姿勢のガントリ200を作業姿勢とする際に、弛んだ起伏ロープ112が下部シーブSに食い込むことを防ぐことができる。これに対して、第3規制部材570が設けられていない場合、ガントリ200を輸送姿勢から作業姿勢へ移行する際、すなわち、前脚部材210を前方に回動させる際に、起伏ウインチ203と下部シーブ231bとの間の起伏ロープ112が下部シーブ群231に向かって移動し、下部シーブSに食い込むおそれがある。
FIG. 16 is an enlarged schematic view of the rope guide device in the transport posture shown in FIG. 3. In the transport posture in which the
以上説明した本実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)隣り合う下部シーブS間の径方向外方に配置される複数のガイドバー511と、複数のガイドバー511の一端を連結する連結パイプ512と、複数のガイドバー511の他端を連結する連結パイプ513とを有し、起伏ロープ112が隣り合う下部シーブS間で移動することを規制する第1規制部材510を設けた。連結パイプ512および連結パイプ513は、ブーム103が下限位置から上限位置まで回動する間、起伏ロープ112の動作を妨げない位置に配置されている。隣り合うガイドバー511間は、ブーム103が下限位置から上限位置まで回動する間、起伏ロープ112が移動することを許容する空間とされている。
これにより、強風によりブーム103があおられることに起因して弛んだ起伏ロープ112が元の緊張した状態に戻る際、ガイドバー511によって起伏ロープ112を適正な下部シーブSの溝に案内することができる。起伏ロープ112が隣の下部シーブSの溝に入り込むことが防止されるため、下部シーブSに無理な力が作用することがない。つまり、本実施の形態によれば、下部スプレッダ230やロープ案内装置500の損傷を防止することができる。
According to the present embodiment described above, the following operational effects can be obtained.
(1) A plurality of guide bars 511 arranged radially outward between adjacent lower sheaves S, a
As a result, when the hoisting
(2)下部シーブ群231の外周を覆うように設けられるガイド板563を有し、起伏ロープ112が隣り合う下部シーブS間で移動すること、ならびに、下部シーブSの径方向外方に起伏ロープ112が移動することを規制する第2規制部材560を備えている。これにより、強風によりブーム103があおられたときに、起伏ロープ112が下部シーブ群231の下方へ垂れることを抑制できる。起伏ロープ112が下側に垂れにくい構成とすることで、上記(1)で説明したガイドバー511による起伏ロープ112の案内が、第2規制部材560を設置しない場合に比べて、スムーズに行われる。
(2) The
(3)下部シーブ群231は、一端がクレーン本体に回動可能に取り付けられた前脚部材210の他端の下部スプレッダ230に設けられている。第2規制部材560には、下部シーブ231bから、クレーン本体に取り付けられた起伏ウインチ203に巻き取られる起伏ロープ112が通過する開口部567が、下部シーブ231bの外周に沿って設けられている。開口部567には、下部シーブ231bと起伏ウインチ203との間の起伏ロープ112が下部シーブ群231に向かって動くことを下部シーブ231bの近傍で規制する第3規制部材570が設けられている。これにより、輸送姿勢のガントリ200を作業姿勢とする際に、起伏ロープ112が下部シーブSに食い込むことを防ぐことができる。
(3) The
(4)ロープ案内装置500は、支持軸512b,513b,564bが挿着されることで、第1規制部材510と第2規制部材560とが一体化されるとともに、下部スプレッダ230に取り付けられる構成である。したがって、ロープ案内装置を備えていない既製品に対して、下部シーブSや支軸233を取り外すことなく、本実施の形態に係るロープ案内装置500を容易に追設することができる。
(4) The
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
上述した実施の形態では、各下部シーブSの軸方向両側にガイドバー511を配置した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。少なくとも、隣り合う下部シーブS間の径方向外方にガイドバー511を配置させることで、隣り合う下部シーブS間で起伏ロープ112が移動することを防止できる。
The following modifications are also within the scope of the present invention, and one or a plurality of modifications can be combined with the above-described embodiment.
(Modification 1)
In the above-described embodiment, the example in which the guide bars 511 are arranged on both axial sides of each lower sheave S has been described, but the present invention is not limited to this. By arranging the
(変形例2)
上述した実施の形態では、ガイドバー511が断面円形状の丸棒からなる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。ガイドバー511の断面形状は、角形であってもよいし、筒状であってもよい。連結パイプ512,513は円筒形状である例について説明したが、本発明はこれに限定されない。多角形筒状であってもよいし、中実棒状部材であってもよい。第1規制部材510を複数の部材を溶接で形成する例について説明したが、単一の板状の部材に対してプレス加工、曲げ加工等を施して、一部品として成形してもよい。
第1規制部材510と第2規制部材560との連結構造、ならびに、第1規制部材510および第2規制部材560と下部スプレッダ230との連結構造も上述した例に限定されない。
(Modification 2)
In the above-described embodiment, an example in which the
The connection structure between the
(変形例3)
上述した実施の形態では、マスト部材としてガントリを有するクレーンにおいて、前脚部材210と下部スプレッダ230とで構成される回動部材の先端に設けられたシーブを対象としたロープ案内装置を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。他のマスト部材(例えばライブマスト等)を有するクレーンにも本発明を適用することができる。
(Modification 3)
In the above-described embodiment, the rope guide device for the sheave provided at the tip of the rotating member composed of the
(変形例4)
上述した実施の形態では、8個のガイドバー511を、一本の連結パイプ512と、一本の連結パイプ513とで連結して一体となった第1規制部材510について説明したが、本発明はこれに限定されない。連結パイプ512および連結パイプ513を、それぞれパイプの中心軸方向に分割してもよい。図17は、図11(b)と同様の図であり、変形例4に係る第1規制部材510Aを示す図である。たとえば、図17に示すように、1個のガイドバー511を1個の分割パイプ512aおよび1個の分割パイプ513aに溶接して1個の単位規制部材510aとし、8個の単位規制部材510aで第1規制部材510Aを構成することができる。本変形例に係る第1規制部材510Aは、8個の分割パイプ512aに支持軸512bが挿通され、8個の分割パイプ513aに支持軸513bが挿通されることで一体とされる。これにより、既存機の起伏ロープ112を取り外すことなく、機体へ第1規制部材510Aを取り付けることができる。
(Modification 4)
In the above-described embodiment, the first restricting
(変形例5)
上述した実施の形態では、クローラクレーンに搭載されたロープ案内装置を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。定置式のタワークレーンなどの種々のクレーンに本発明を適用することができる。
(Modification 5)
In embodiment mentioned above, although the rope guide apparatus mounted in the crawler crane was demonstrated to the example, this invention is not limited to this. The present invention can be applied to various cranes such as a stationary tower crane.
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。 As long as the characteristics of the present invention are not impaired, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and other forms conceivable within the scope of the technical idea of the present invention are also included in the scope of the present invention. .
100 クレーン、103 ブーム、112 起伏ロープ、161 上部シーブ群(第2シーブ群)、203 起伏ウインチ(ウインチ)、210 前脚部材(回動部材)、231 下部シーブ群(第1シーブ群)、500 ロープ案内装置、510 第1規制部材、511 ガイドバー(仕切部)、511r 湾曲部、511s 直線部、512 連結パイプ(第1連結部)、513 連結パイプ(第2連結部)、560 第2規制部材、563 ガイド板(覆い部)、567 開口部、570 第3規制部材、S 下部シーブ(シーブ)
100 crane, 103 boom, 112 hoisting rope, 161 upper sheave group (second sheave group), 203 hoisting winch (winch), 210 front leg member (rotating member), 231 lower sheave group (first sheave group), 500 rope Guide device, 510 first restriction member, 511 guide bar (partition part), 511r curved part, 511s linear part, 512 connection pipe (first connection part), 513 connection pipe (second connection part), 560
Claims (3)
前記第1シーブ群を構成する複数のシーブの隣り合うシーブ間の径方向外方に配置される複数の仕切部と、前記複数の仕切部の一端を連結する第1連結部と、前記複数の仕切部の他端を連結する第2連結部とを有し、前記起伏ロープが前記隣り合うシーブ間で移動することを規制する第1規制部材と、
前記第1シーブ群の外周を覆うように設けられる覆い部を有し、前記起伏ロープが前記隣り合うシーブ間で移動すること、ならびに、前記シーブの径方向外方に前記起伏ロープが移動することを規制する第2規制部材とを備え、
前記第1連結部および前記第2連結部は、前記ブームが下限位置から上限位置まで回動する間、前記起伏ロープの動作を妨げない位置に配置され、
隣り合う前記仕切部間は、前記ブームが下限位置から上限位置まで回動する間、前記起伏ロープが移動することを許容する空間とされているロープ案内装置。 A guide device for hoisting ropes hung between a first sheave group and a second sheave group constituting a hoisting device for hoisting a boom of a crane,
A plurality of partition portions arranged radially outward between adjacent sheaves of the plurality of sheaves constituting the first sheave group; a first connection portion connecting one end of the plurality of partition portions; A second connecting portion that connects the other end of the partition portion, and a first restricting member that restricts movement of the hoisting rope between the adjacent sheaves;
A cover portion provided so as to cover an outer periphery of the first sheave group; the undulation rope moving between the adjacent sheaves; and the undulation rope moving outward in a radial direction of the sheave. A second regulating member that regulates
The first connecting part and the second connecting part are arranged at positions that do not hinder the operation of the hoisting rope while the boom rotates from the lower limit position to the upper limit position,
The rope guiding device between the adjacent partitioning portions is a space that allows the hoisting rope to move while the boom rotates from the lower limit position to the upper limit position.
前記仕切部は、半円弧状の湾曲部と、湾曲部の端部から延在する直線部とを有しているロープ案内装置。 In the rope guide device according to claim 1,
The said partition part is a rope guide apparatus which has a semicircular arc-shaped curved part and the linear part extended from the edge part of a curved part.
前記第1シーブ群は、一端がクレーン本体に前後方向に回動可能に取り付けられた回動部材の他端に設けられており、
前記第2規制部材には、前記第1シーブ群の所定のシーブから、前記クレーン本体に取り付けられたウインチに巻き取られる起伏ロープが通過する開口部が、前記所定のシーブの外周に沿って設けられ、
前記開口部には、前記所定のシーブと前記ウインチとの間の起伏ロープが前記第1シーブ群に向かって動くことを前記所定のシーブの近傍で規制する第3規制部材が設けられているロープ案内装置。
In the rope guide device according to claim 1 or 2,
The first sheave group is provided at the other end of a rotating member attached to one end of the first sheave group so as to be rotatable in the front-rear direction.
The second restricting member is provided with an opening along the outer periphery of the predetermined sheave from which the hoisting rope wound around the winch attached to the crane body passes from the predetermined sheave of the first sheave group. And
The opening is provided with a third restriction member that restricts the undulation rope between the predetermined sheave and the winch from moving toward the first sheave group in the vicinity of the predetermined sheave. Guide device.
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