JP2016222118A - 車両用駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車輪の駆動力源としての回転電機を備えつつ、装置全体の大型化を抑制することが可能な車両用駆動装置を実現する。
【解決手段】変速装置TMは、入力部材Iに駆動連結される回転要素e3を含む3つの回転要素e1,e2,e3を有する第一差動歯車機構G1と、変速出力部材70に駆動連結される回転要素e6を含む4つ以上の回転要素e4,e5,e6,e7を有する第二差動歯車機構G2とを備える。第二差動歯車機構G2は、第一差動歯車機構G1に対して、軸方向第一側L1とは反対側である軸方向第二側L2に配置される。回転電機MGが、カウンタギヤ機構CGに対して軸方向第一側L1であって軸方向Lに見てカウンタギヤ機構CGと重複する位置に配置され、回転電機MGが、変速装置TMの周方向の一部の領域において変速装置TMの径方向に見て第一差動歯車機構G1と重複する位置に配置される。
【選択図】図2
【解決手段】変速装置TMは、入力部材Iに駆動連結される回転要素e3を含む3つの回転要素e1,e2,e3を有する第一差動歯車機構G1と、変速出力部材70に駆動連結される回転要素e6を含む4つ以上の回転要素e4,e5,e6,e7を有する第二差動歯車機構G2とを備える。第二差動歯車機構G2は、第一差動歯車機構G1に対して、軸方向第一側L1とは反対側である軸方向第二側L2に配置される。回転電機MGが、カウンタギヤ機構CGに対して軸方向第一側L1であって軸方向Lに見てカウンタギヤ機構CGと重複する位置に配置され、回転電機MGが、変速装置TMの周方向の一部の領域において変速装置TMの径方向に見て第一差動歯車機構G1と重複する位置に配置される。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両用駆動装置に関する。
車両用駆動装置として、特開2000−220705号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。特許文献1には、内燃機関に駆動連結される入力部材と、車輪に駆動連結される出力用差動歯車装置と、入力部材の回転を変速して変速出力部材へ伝達する変速装置と、変速装置の軸方向に平行な軸を有すると共に変速出力部材の回転を出力用差動歯車装置へ伝達するカウンタギヤ機構とを備えた車両用駆動装置が開示されている。そして、この車両用駆動装置は、内燃機関に対して軸方向に隣接して配置される。
ところで、車輪の駆動力源として内燃機関に加えて回転電機を備えたハイブリッド車両が実用化されている。特許文献1に記載された構成では、車輪の駆動力源として回転電機を備えることは想定されていないが、特許文献1に記載の車両用駆動装置を、車輪の駆動力源としての回転電機を備える構成に改変して、ハイブリッド車両用の駆動装置として構成することが考えられる。ここで、車両用駆動装置の車載性を考慮すると、装置全体の大型化は避けることが好ましい。しかしながら、特許文献1には、車輪の駆動力源として回転電機を備えることが想定されていないため、当然ながら、車載性を考慮した回転電機の配置構成についても一切記載されていない。
そこで、車輪の駆動力源としての回転電機を備えつつ、装置全体の大型化を抑制することが可能な車両用駆動装置の実現が望まれる。
上記に鑑みた、内燃機関に駆動連結される入力部材と、車輪に駆動連結される出力用差動歯車装置と、前記入力部材に駆動連結される回転電機と、前記入力部材の回転を変速して変速出力部材へ伝達する変速装置と、前記変速装置の軸方向に平行な軸を有すると共に前記変速出力部材の回転を前記出力用差動歯車装置へ伝達するカウンタギヤ機構と、を備え、前記内燃機関に対して前記軸方向の一方側である軸方向第一側に配置される車両用駆動装置の特徴構成は、前記変速装置は、前記入力部材に駆動連結される回転要素を含む3つの回転要素を有する第一差動歯車機構と、前記第一差動歯車機構に駆動連結される回転要素及び前記変速出力部材に駆動連結される回転要素を含む4つ以上の回転要素を有する第二差動歯車機構とを備え、前記第二差動歯車機構は、前記第一差動歯車機構に対して、前記軸方向第一側とは反対側である軸方向第二側に配置され、前記カウンタギヤ機構が、前記変速装置の周方向の一部の領域において前記変速装置の径方向に見て前記第二差動歯車機構と重複する位置に配置され、前記回転電機が、前記カウンタギヤ機構に対して前記軸方向第一側であって前記軸方向に見て前記カウンタギヤ機構と重複する位置に配置され、更に、前記回転電機が、前記変速装置の周方向の一部の領域において前記変速装置の径方向に見て前記第一差動歯車機構と重複する位置に配置されている点にある。
上記の特徴構成によれば、車両用駆動装置が内燃機関に対して軸方向第一側に配置される構成において、第二差動歯車機構が第一差動歯車機構に対して軸方向第二側に配置されると共に、回転電機が、カウンタギヤ機構に対して軸方向第一側であって軸方向に見てカウンタギヤ機構と重複する位置に配置され、更に、回転電機が、変速装置の周方向の一部の領域において変速装置の径方向に見て第一差動歯車機構と重複する位置に配置される。すなわち、回転電機は、第一差動歯車機構の径方向外側に形成される、軸方向に見てカウンタギヤ機構と重複すると共にカウンタギヤ機構が配置されていない空間を利用して配置される。これにより、回転電機が軸方向に見てカウンタギヤ機構と重複しない位置に配置される場合に比べて、回転電機の径方向の突出を抑えることができる。ここで、第二差動歯車機構は、変速出力部材に駆動連結される回転要素を有している。よって、第二差動歯車機構を第一差動歯車機構に対して軸方向第二側に配置することで、第二差動歯車機構が第一差動歯車機構に対して軸方向第一側に配置される場合に比べて、変速出力部材を軸方向第二側に寄せて配置することが容易となる。この結果、変速出力部材の回転を出力用差動歯車装置へ伝達するカウンタギヤ機構の軸方向第一側の端部を、軸方向第二側に寄せて配置することも容易となり、その分だけ、上記のような空間を利用して配置される回転電機を、軸方向第二側に寄せて配置することが可能となる。この結果、変速装置に対する軸方向第一側への回転電機の突出量を小さく抑えることや、当該突出量をゼロとすることが可能となる。すなわち、車輪の駆動力源としての回転電機を備えつつ、装置全体の小型化を図ることが可能となる。
車両用駆動装置の実施形態について、図面を参照して説明する。以下の説明では、「駆動連結」とは、2つの回転要素が駆動力を伝達可能に連結された状態を意味する。この概念には、2つの回転要素が一体回転するように連結された状態や、2つの回転要素が1つ以上の伝動部材を介して駆動力を伝達可能に連結された状態が含まれる。このような伝動部材には、回転を同速で又は変速して伝達する各種の部材(軸、歯車機構、ベルト、チェーン等)が含まれ、回転及び駆動力を選択的に伝達する係合装置(摩擦係合装置や噛み合い式係合装置等)が含まれてもよい。但し、差動歯車機構の各回転要素について「駆動連結」という場合には、当該差動歯車機構が備える3つ以上の回転要素に関して互いに他の回転要素を介することなく駆動連結されている状態を指すものとする。また、以下の説明では、2つの部材の配置に関して、「ある方向に見て重複する」とは、その視線方向に平行な仮想直線を当該仮想直線に直交する各方向に移動させた場合に、当該仮想直線が2つの部材の双方に交わる領域が少なくとも一部に存在することを意味する。
図1に示すように、本実施形態に係る車両用駆動装置1は、車輪Wの駆動力源として内燃機関E及び回転電機MGの双方を備える車両(ハイブリッド車両)を駆動するための駆動装置(ハイブリッド車両用駆動装置)である。本実施形態の車両用駆動装置1は、FF(Front Engine Front Drive)車両用の駆動装置として構成されている。ここで、内燃機関Eは、機関内部における燃料の燃焼により駆動されて動力を取り出す原動機(例えば、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等)である。また、回転電機MGは、モータ(電動機)、ジェネレータ(発電機)、及び必要に応じてモータ及びジェネレータとしての双方の機能を果たすモータ・ジェネレータのいずれをも含む概念として用いている。
図1に示すように、車両用駆動装置1は、内燃機関Eに駆動連結される入力軸Iと、車輪Wに駆動連結される出力用差動歯車装置DFと、入力軸Iに駆動連結される回転電機MGと、変速装置TMと、カウンタギヤ機構CGとを備えている。変速装置TMは、入力軸Iの回転を変速して変速出力部材70へ伝達する。カウンタギヤ機構CGは、軸方向Lに平行な軸であるカウンタ軸81を有すると共に、変速出力部材70の回転を出力用差動歯車装置DFへ伝達する。車両用駆動装置1は、変速装置TMを収容するケース2を備えている。変速装置TMに加えて、入力軸I、出力用差動歯車装置DF、回転電機MG、及びカウンタギヤ機構CGも、ケース2に収容される。車両用駆動装置1は、内燃機関Eに対して軸方向Lの一方側である軸方向第一側L1に配置される。ここで、軸方向Lは、変速装置TMの軸方向(変速装置TMの回転軸心に沿う方向)である。軸方向第一側L1とは反対側(軸方向Lの他方側)を、軸方向第二側L2とする。本実施形態では、軸方向Lが車両の横幅方向に沿うように、車両用駆動装置1が車両に搭載される。
入力軸Iは、内燃機関Eの出力軸である内燃機関出力軸Eoに駆動連結される。入力軸Iと内燃機関出力軸Eoとは、直接的に連結されても良いし、ダンパ等の他の部材を介して連結されても良い。本実施形態では、図1に示すように、入力軸Iは、ロックアップクラッチLC及びダンパDPを備えたトルクコンバータTCを介して、内燃機関出力軸Eoに駆動連結される。トルクコンバータTCは、軸方向Lにおける内燃機関Eと変速装置TMとの間に配置されている。本実施形態では、入力軸Iが「入力部材」に相当する。
出力用差動歯車装置DFは、入力ギヤ91と、入力ギヤ91に連結された本体部92とを備えている。本例では、入力ギヤ91は、外歯のギヤである。本体部92は、互いに噛み合う複数の傘歯車と、これらを収容する収容ケースとを有し、差動歯車機構を構成する。出力用差動歯車装置DFは、カウンタギヤ機構CGの側から入力ギヤ91に入力される回転及びトルクを、本体部92にて左右2つの車輪Wに分配して伝達する。
回転電機MGは、ケース2に固定されたステータStと、ステータStに対して回転自在に支持されたロータRoとを備えている。本実施形態では、ロータRoは、ステータStの径方向内側に配置されている。ロータRoのコア(ロータコア)は、ロータ軸20と一体回転するように連結されている。本実施形態では、回転電機MG(ロータRo)は、後述する動力伝達機構10を介して入力軸Iに駆動連結されている。
カウンタギヤ機構CGは、変速出力部材70の出力ギヤ71に噛み合う第三ギヤ83と、第三ギヤ83よりも軸方向第二側L2に配置されて出力用差動歯車装置DFの入力ギヤ91に噛み合う第四ギヤ84とを備えている。本例では、第三ギヤ83及び第四ギヤ84の双方は、外歯のギヤであり、出力ギヤ71も、外歯のギヤである。また、本例では、第四ギヤ84は、第三ギヤ83よりも小径に形成されている。本実施形態では、カウンタギヤ機構CGは、減速機構(カウンタ減速機構)として機能する。具体的には、カウンタギヤ機構CGは、変速装置TMの側から第三ギヤ83に入力される回転を減速すると共に変速装置TMの側から第三ギヤ83に入力されるトルクを増幅して、出力用差動歯車装置DF(入力ギヤ91)に伝達する。この際、変速出力部材70の回転方向と同方向のトルクが、入力ギヤ91に伝達される。
変速装置TMは、図2及び図3に示すように、第一差動歯車機構G1と第二差動歯車機構G2とを備えている。第二差動歯車機構G2は、第一差動歯車機構G1に対して軸方向第二側L2に配置されている。すなわち、第二差動歯車機構G2は、軸方向Lにおける内燃機関Eと第一差動歯車機構G1の間に配置され、本例では、軸方向LにおけるトルクコンバータTCと第一差動歯車機構G1との間に配置されている。
第一差動歯車機構G1は、入力軸Iに駆動連結される回転要素を含む3つの回転要素を有する。第二差動歯車機構G2は、第一差動歯車機構G1に駆動連結される回転要素及び変速出力部材70に駆動連結される回転要素を含む4つ以上の回転要素を有する。本実施形態では、第一差動歯車機構G1は、入力軸Iに駆動連結される回転要素として第三回転要素e3を備えている。本例では、第三回転要素e3は、入力軸Iと一体回転するように連結されている。また、本実施形態では、第一差動歯車機構G1は、第三回転要素e3以外の2つの回転要素として、ケース2に固定された第一回転要素e1と、第二差動歯車機構G2に駆動連結される第二回転要素e2とを備えている。
本実施形態では、第一差動歯車機構G1の各回転要素の回転速度の順(速度線図或いは共線図における配置順)は、第一回転要素e1、第二回転要素e2、第三回転要素e3の順となっている。よって、本実施形態では、第一差動歯車機構G1は、第三回転要素e3に伝達される入力軸Iの回転を減速すると共に第三回転要素e3に伝達される入力軸Iのトルクを増幅して、第二回転要素e2を介して第二差動歯車機構G2に伝達する。なお、本実施形態では、第二回転要素e2は、第一クラッチC1を介して第二差動歯車機構G2の後述する第七回転要素e7に連結されていると共に、第三クラッチC3を介して第二差動歯車機構G2の後述する第四回転要素e4に連結されている。そのため、第一クラッチC1の係合時には、第一差動歯車機構G1によって増幅されたトルクが、第二差動歯車機構G2の第七回転要素e7に伝達され、第三クラッチC3の係合時には、第一差動歯車機構G1によって増幅されたトルクが、第二差動歯車機構G2の第四回転要素e4に伝達される。本例では、第一クラッチC1が直結係合した状態で、第一差動歯車機構G1の第二回転要素e2と第二差動歯車機構G2の第七回転要素e7とが一体回転し、第三クラッチC3が直結係合した状態で、第一差動歯車機構G1の第二回転要素e2と第二差動歯車機構G2の第四回転要素e4とが一体回転する。なお、本実施形態では、第一差動歯車機構G1は、サンギヤ、キャリヤ、及びリングギヤを有するシングルピニオン型の遊星歯車機構により構成されており、サンギヤにより第一回転要素e1が構成され、キャリヤにより第二回転要素e2が構成され、リングギヤにより第三回転要素e3が構成されている。
本実施形態では、第二差動歯車機構G2は、第一差動歯車機構G1に駆動連結される回転要素として、第四回転要素e4及び第七回転要素e7の2つの回転要素を備えている。上述したように、第四回転要素e4は、第三クラッチC3を介して第一差動歯車機構G1の第二回転要素e2に連結され、第七回転要素e7は、第一クラッチC1を介して第一差動歯車機構G1の第二回転要素e2に連結されている。本例では、第四回転要素e4は、第一ブレーキB1によりケース2に選択的に固定される。また、本実施形態では、第二差動歯車機構G2は、変速出力部材70に駆動連結される回転要素として、第六回転要素e6を備えている。本例では、第六回転要素e6は、出力ギヤ71(変速出力部材70)と一体回転するように連結されている。本実施形態では、第二差動歯車機構G2は、4つの回転要素を有し、第四回転要素e4、第六回転要素e6、及び第七回転要素e7以外の1つの回転要素として、第五回転要素e5を有している。本実施形態では、第五回転要素e5は、第二クラッチC2を介して入力軸Iに連結されていると共に、第二ブレーキB2によりケース2に選択的に固定される。そのため、第二クラッチC2の係合時には、入力軸Iのトルクがそのまま(すなわち、第一差動歯車機構G1によって増幅されずに)、第二差動歯車機構G2の第五回転要素e5に伝達される。本例では、第二クラッチC2が直結係合した状態で、第五回転要素e5は入力軸Iと一体回転する。
本実施形態では、第二差動歯車機構G2の各回転要素の回転速度の順は、第四回転要素e4、第五回転要素e5、第六回転要素e6、第七回転要素e7の順となっている。本実施形態では、第二差動歯車機構G2は、2つのシングルピニオン型の遊星歯車機構を組み合わせて構成されている。具体的には、2つのシングルピニオン型の遊星歯車機構のそれぞれが有する3つの回転要素のうち、2つずつを互いに一体回転するように連結することにより、全体として4つの回転要素を有する第二差動歯車機構G2が構成されている。具体的には、2つのシングルピニオン型の遊星歯車機構の一方を第一遊星歯車機構とし他方を第二遊星歯車機構とすると、第一遊星歯車機構のリングギヤが第二差動歯車機構のサンギヤに連結されると共に、第一遊星歯車機構のキャリヤが第二遊星歯車機構のキャリヤに連結されている。そして、第一遊星歯車機構のサンギヤにより第四回転要素e4が構成され、第二遊星歯車機構のリングギヤにより第五回転要素e5が構成され、一体回転する第一遊星歯車機構のキャリヤ及び第二遊星歯車機構のキャリヤにより第六回転要素e6が構成され、一体回転する第一遊星歯車機構のリングギヤ及び第二遊星歯車機構のサンギヤにより第七回転要素e7が構成されている。
変速装置TMは、変速比の異なる複数の変速段を形成可能な有段の自動変速装置であり、入力軸Iの回転を、形成されている変速段に応じた変速比で変速して変速出力部材70へ伝達する。上記のように、本実施形態では、変速装置TMは、第一クラッチC1、第二クラッチC2、第三クラッチC3、第一ブレーキB1、及び第二ブレーキB2を、変速用係合装置として備えており、変速用係合装置のそれぞれの係合の状態に応じて、変速比の異なる複数の変速段が形成される。詳細は省略するが、本実施形態では、変速比の異なる6つの前進用変速段と、1つの後進用変速段を形成可能であり、複数の変速用係合装置のうちの2つが係合すると共にそれ以外が解放した状態で、各段の変速段が形成される。なお、本実施形態では、図2に示すように、第一ブレーキB1は、ブレーキバンドを用いたバンドブレーキであり、第一ブレーキB1以外の変速用係合装置は、複数枚の摩擦板(摩擦部材)を用いた多板クラッチ又は多板ブレーキである。
図1〜図4に示すように、本実施形態では、入力軸Iと回転電機MGとの間で駆動力を伝達する動力伝達機構10は、第一ギヤ11と第二ギヤ12とを備えている。ここで、第一ギヤ11は、入力軸Iに連結されると共に第一差動歯車機構G1に対して軸方向第一側L1に配置されるギヤである。本実施形態では、第一ギヤ11は、入力軸Iと同軸に配置される外歯のギヤである。そして、第一ギヤ11は、入力軸Iの軸方向第一側L1の端部において、入力軸Iと一体回転するように連結されている。また、第二ギヤ12は、回転電機MGに連結されると共に回転電機MGに対して軸方向第一側L1に配置されるギヤである。本実施形態では、第二ギヤ12は、回転電機MG(ロータ軸20)と同軸に配置される外歯のギヤである。そして、第二ギヤ12は、ロータ軸20の軸方向第一側L1の端部において、ロータ軸20と一体回転するように連結されている。本実施形態では、動力伝達機構10は、更に、第一ギヤ11と第二ギヤ12との双方に噛み合うアイドラギヤ13(アイドルギヤや遊び歯車とも称される。)を備えている。よって、本実施形態では、回転電機MGの駆動力は、第二ギヤ12、アイドラギヤ13、及び第一ギヤ11を介して入力軸Iに伝達される。また、本実施形態では、動力伝達機構10は、減速機構として機能する。具体的には、動力伝達機構10は、回転電機MGの側から第二ギヤ12に入力される回転を減速すると共に回転電機MGの側から第二ギヤ12に入力されるトルクを増幅して、入力軸I(第一ギヤ11)に伝達する。この際、回転電機MGの回転方向と同方向のトルクが、入力軸Iに伝達される。
図1、図2、図4、図5に示すように、入力軸I、変速装置TM、出力ギヤ71(変速出力部材70)、及び第一ギヤ11は、第一軸A1上に配置されている。第三ギヤ83及び第四ギヤ84(カウンタギヤ機構CG)は、第二軸A2上に配置されている。入力ギヤ91(出力用差動歯車装置DF)は、第三軸A3上に配置されている。ロータ軸20(回転電機MG)及び第二ギヤ12は、第四軸A4上に配置されている。アイドラギヤ13は、第五軸A5上に配置されている。第一軸A1、第二軸A2、第三軸A3、第四軸A4、及び第五軸A5は、互いに異なる軸(仮想軸)である。本実施形態では、第一軸A1、第二軸A2、第三軸A3、第四軸A4、及び第五軸A5は、互いに平行に配置されている。そのため、第一軸A1に沿う方向である軸方向Lは、本実施形態では、第二軸A2、第三軸A3、第四軸A4、及び第五軸A5のそれぞれに平行な方向である。また、本実施形態では、図4に示すように、軸方向Lに見て、第五軸A5は、第一軸A1と第四軸A4とを結ぶ直線上に配置されている。なお、図4や図5では、各ギヤについては基準ピッチ円を示し、ステータSt(回転電機MG)については外周部の形状を示している。
ところで、車両用駆動装置1の車載性を考慮すると、装置全体は極力小型化されていることが好ましい。内燃機関Eに対して軸方向Lに隣接して配置される車両用駆動装置1では、特に軸方向Lに小型化されていることが好ましい。以下、本実施形態に係る車両用駆動装置1における、軸方向Lの長さの短縮を図るための特徴的な構成について説明する。
図1及び図2に示すように、カウンタギヤ機構CGの軸方向Lの長さは、変速装置TMの軸方向Lの長さよりも短い。そのため、変速装置TMの径方向外側には、軸方向Lに見てカウンタギヤ機構CGと重複する空間であって、カウンタギヤ機構CGが配置されていない空間が存在する。この空間を有効に利用して回転電機MGを配置することで、回転電機MGの少なくとも一部を、変速装置TMの軸方向Lの配置領域内に配置することができ、結果、装置全体の軸方向Lの長さの短縮を図ることができる。本実施形態では、図2に示すように、上記のような空間は、カウンタギヤ機構CGに対して軸方向第一側L1に形成されており、図2及び図5に示すように、回転電機MGは、カウンタギヤ機構CGに対して軸方向第一側L1であって、軸方向Lに見てカウンタギヤ機構CGと重複する位置に配置されている。本実施形態では、図5に示すように、軸方向Lに見て、カウンタギヤ機構CGの第四ギヤ84の全体と第三ギヤ83の一部が、回転電機MGと重複している。また、図5に示すように、軸方向Lに見て、回転電機MGが配置される第四軸A4が、第三ギヤ83の基準ピッチ円内に含まれている。本実施形態では、図1及び図5に示すように、回転電機MGは、出力用差動歯車装置DFに対して軸方向第一側L1であって、軸方向Lに見て出力用差動歯車装置DFと重複する位置に配置されている。
装置全体の軸方向Lの長さを効果的に短縮するという観点から、変速装置TMに対する軸方向第一側L1への回転電機MGの突出量を小さく抑え、或いは、当該突出量をゼロとすることが望ましい。本実施形態では、図1に示すように、カウンタギヤ機構CGの第三ギヤ83が、出力用差動歯車装置DFに対して軸方向第一側L1に突出している。そのため、第三ギヤ83を軸方向第二側L2に寄せて配置することで、それに応じて回転電機MGも軸方向第二側L2に寄せて配置することができ、結果、上記の突出量を小さく抑え、或いはゼロとすることが可能となる。この点に鑑みて、本実施形態に係る車両用駆動装置1では、第二差動歯車機構G2を第一差動歯車機構G1に対して軸方向第二側L2に配置することで、第二差動歯車機構G2が第一差動歯車機構G1に対して軸方向第一側L1に配置される場合に比べて、第二差動歯車機構G2の回転要素(第六回転要素e6)に駆動連結される出力ギヤ71(変速出力部材70)を軸方向第二側L2に寄せて配置することを可能としている。これにより、出力ギヤ71に噛み合う第三ギヤ83も軸方向第二側L2に寄せて配置することができ、装置全体の軸方向Lの長さの短縮を図ることができる。
上記のように、第二差動歯車機構G2を第一差動歯車機構G1に対して軸方向第二側L2に配置する構成とすることで、図2に示すように、カウンタギヤ機構CGは、第二差動歯車機構G2と軸方向Lの同じ位置に配置された部分を有する。言い換えれば、カウンタギヤ機構CGは、周方向(変速装置TMの周方向)の一部の領域において径方向(変速装置TMの径方向)に見て第二差動歯車機構G2と重複する位置に配置されている。すなわち、カウンタギヤ機構CGの軸方向Lの配置領域と、第二差動歯車機構G2の軸方向Lの配置領域とは、少なくとも部分的に重複している。なお、ここでのカウンタギヤ機構CGの軸方向Lの配置領域は、第三ギヤ83、第四ギヤ84、及びカウンタ軸81のそれぞれの軸方向Lの配置領域の集合であり、第二差動歯車機構G2の軸方向Lの配置領域は、第二差動歯車機構G2を構成するサンギヤ、ピニオンギヤ、キャリヤ、及びリングギヤのそれぞれの軸方向Lの配置領域の集合(不連続部がある場合には当該不連続部が連続しているとみなした領域)である。本実施形態では、図2に示すように、カウンタギヤ機構CGの軸方向第一側L1の部分(第三ギヤ83の全体を含む部分)のみが、第二差動歯車機構G2と軸方向Lの同じ位置に配置されている。また、回転電機MGは、第一差動歯車機構G1と軸方向Lの同じ位置に配置された部分を有している。言い換えれば、回転電機MGは、周方向(変速装置TMの周方向)の一部の領域において径方向(変速装置TMの径方向)に見て第一差動歯車機構G1と重複する位置に配置されている。すなわち、回転電機MGの軸方向Lの配置領域と、第一差動歯車機構G1の軸方向Lの配置領域とは、少なくとも部分的に重複している。なお、ここでの回転電機MGの軸方向Lの配置領域は、ロータRo及びステータSt(コイルエンド部CEを含む)のそれぞれの軸方向Lの配置領域の集合であり、第一差動歯車機構G1の軸方向Lの配置領域は、第一差動歯車機構G1を構成するサンギヤ、ピニオンギヤ、キャリヤ、及びリングギヤのそれぞれの軸方向Lの配置領域の集合(不連続部がある場合には当該不連続部が連続しているとみなした領域)である。本実施形態では、第一差動歯車機構G1の全体が、回転電機MGの軸方向Lの配置領域に含まれるように配置されている。また、本実施形態では、回転電機MGのロータRoが、第一差動歯車機構G1を構成するピニオンギヤPと軸方向Lの同じ位置に配置された部分を有している。
更に、本実施形態では、第三ギヤ83を内径支持構造のギヤとすることで、カウンタ軸81を軸方向Lの両側において径方向(カウンタギヤ機構CGの径方向)に支持する一対の軸受(第三軸受63及び第四軸受64)のうちの軸方向第一側L1に配置される第三軸受63を、軸方向第二側L2に寄せて配置し、それに応じて回転電機MGを軸方向第二側L2に寄せて配置することも可能としている。ここで、内径支持構造とは、外周部に歯部が形成された筒状部を有し、当該筒状部の内周面に接する軸受によって径方向内側から支持される構造である。すなわち、図2に示すように、第三ギヤ83は、外周部に歯部83bが形成された筒状部83aを有し、当該筒状部83aの内周面に接する第三軸受63によって、第三ギヤ83は径方向内側から支持されている。これにより、第三軸受63が第三ギヤ83に対して軸方向第一側L1においてカウンタ軸81の外周面を径方向外側から支持する場合に比べて、第三軸受63を軸方向第二側L2に寄せて配置することが可能となっている。なお、第三軸受63は、筒状部83aとカウンタ軸81とを連結する連結部に対して軸方向第一側L1において、筒状部83aの内周面に接している。
また、本実施形態では、図2に示すように、変速出力部材70は、第二差動歯車機構G2に対して変速装置TMの径方向の外側に配置される筒状本体部72を備えている。筒状本体部72は、円筒状に形成されている。本実施形態では、筒状本体部72は、第二差動歯車機構G2と軸方向Lの同じ位置に配置された部分を有する。言い換えれば、筒状本体部72は、径方向(変速装置TMの径方向)に見て第二差動歯車機構G2と重複する位置に配置されている。すなわち、筒状本体部72は、第二差動歯車機構G2を変速装置TMの径方向の外側から覆うように配置されている。筒状本体部72の外周面に、カウンタギヤ機構CGの第三ギヤ83に噛み合う出力ギヤ71が設けられている。本実施形態では、筒状本体部72は、第二差動歯車機構G2を構成する2つの遊星歯車機構のそれぞれのキャリヤを連結し、これら2つのキャリヤと共に第六回転要素e6を構成している。
図2に示すように、変速出力部材70は、筒状本体部72の外周面に接する軸受によって、径方向(変速装置TMの径方向)の外側からケース2に対して回転可能に支持されている。本実施形態では、出力ギヤ71に対して軸方向第一側L1において筒状本体部72の外周面に接する第五軸受65と、出力ギヤ71に対して軸方向第二側L2において筒状本体部72の外周面に接する第六軸受66とによって、変速出力部材70がケース2に対して回転可能に支持されている。本実施形態では、ケース2の内周面に、円筒状のスリーブ部材3が圧入(しまり嵌め)されており、第五軸受65及び第六軸受66のそれぞれは、スリーブ部材3の内周面に接する状態でケース2に対して固定されている。なお、図2に示すように、スリーブ部材3は、周方向(変速装置TMの周方向)の一部の領域に切欠部3aを有する。すなわち、スリーブ部材3は、切欠部3aの形成部位において一部切り欠かれた形状を有する。切欠部3aは、軸方向Lにおける第五軸受65と第六軸受66の間に形成されている。そして、第三ギヤ83の一部は、この切欠部3aからスリーブ部材3の径方向内側に挿入されており、スリーブ部材3の径方向内側において、出力ギヤ71と第三ギヤ83とが噛み合っている。変速出力部材70を径方向の内側から支持する場合には、一般に、ケース2の周壁部から径方向の内側に延びる壁部が必要となるが、このように筒状本体部72の外周面に接する軸受によって変速出力部材70を径方向の外側から支持する構成とすることで、そのような壁部を不要としてその分だけ装置全体の軸方向Lの長さの短縮を図ることが可能となっている。
更に、本実施形態では、図2に示すように、第二ブレーキB2が、第二クラッチC2に対して変速装置TMの径方向の外側であって、第二クラッチC2と軸方向Lの同じ位置に配置された部分を有している。言い換えれば、第二ブレーキB2は、径方向(変速装置TMの径方向)に見て第二クラッチC2と重複する位置に配置されている。具体的には、第二クラッチC2における摩擦板を径方向の外側から支持する筒状部を、第二ブレーキB2における摩擦板を径方向の内側から支持するためにも用いることで、上記のような配置構成としている。そして、カウンタギヤ機構CGの第四ギヤ84が、第二ブレーキB2及び第二クラッチC2の双方と軸方向Lの同じ位置に配置された部分を有している。言い換えれば、第四ギヤ84は、周方向(変速装置TMの周方向)の一部の領域において径方向(変速装置TMの径方向)に見て第二ブレーキB2及び第二クラッチC2の双方と重複する位置に配置されている。これにより、第四ギヤ84、第二ブレーキB2、及び第二クラッチC2が配置される空間の軸方向Lの長さを短縮して、装置全体の軸方向Lの長さの短縮が図られている。本実施形態では、第二ブレーキB2が「第一係合要素」に相当し、第二クラッチC2が「第二係合要素」に相当する。
本実施形態では、動力伝達機構10が占める空間の軸方向Lの長さを短縮することでも、装置全体の軸方向Lの長さの短縮を図っている。具体的には、動力伝達機構10が備える第一ギヤ11、第二ギヤ12、及びアイドラギヤ13について、以下のような構成を採用している。図2に示すように、第一ギヤ11と第二ギヤ12とは、軸方向Lの同じ位置に配置された部分を有している。言い換えれば、第二ギヤ12は、周方向(第一ギヤ11の周方向)の一部の領域において径方向(第一ギヤ11の径方向)に見て第一ギヤ11と重複する位置に配置されている。本実施形態では、アイドラギヤ13も、第一ギヤ11や第二ギヤ12と軸方向Lの同じ位置に配置された部分を有している。言い換えれば、アイドラギヤ13は、周方向(第一ギヤ11の周方向)の一部の領域において径方向(第一ギヤ11の径方向)に見て第一ギヤ11と重複する位置であって、周方向(第二ギヤ12の周方向)の一部の領域において径方向(第二ギヤ12の径方向)に見て第二ギヤ12と重複する位置に配置されている。本例では、第一ギヤ11の歯部11b、第二ギヤ12の歯部12b、及びアイドラギヤ13の歯部13bが、軸方向Lの同じ位置に配置された部分を有している。更に、本実施形態では、第一ギヤ11及び第二ギヤ12の双方が、内径支持構造のギヤとされていると共に、アイドラギヤ13も、内径支持構造のギヤとされている。具体的には、第一ギヤ11は、外周部に歯部11bが形成された第一筒状部11aを有し、当該第一筒状部11aの内周面に接する第一軸受61によって、第一ギヤ11は径方向内側から支持されている。本例では、第一軸受61は、第一筒状部11aと入力軸Iとを連結する連結部11dに対して軸方向第二側L2において、第一筒状部11aの内周面に接している。また、第二ギヤ12は、外周部に歯部12bが形成された筒状部12aを有し、当該筒状部12aの内周面に接する第二軸受62によって、第二ギヤ12は径方向内側から支持されている。本例では、第二軸受62は、筒状部12aとロータ軸20とを連結する連結部に対して軸方向第一側L1において、筒状部12aの内周面に接している。アイドラギヤ13は、外周部に歯部13bが形成された筒状部13aを有し、当該筒状部13aの内周面に接する第七軸受67によって、アイドラギヤ13は径方向内側から支持されている。本例では、第七軸受67は、軸方向Lのほぼ全域に亘って筒状部13aの内周面に接している。
本実施形態では、図2に示すように、第一ギヤ11は、入力軸Iに連結される第二筒状部11cを備え、第一筒状部11aと第二筒状部11cとが、径方向に延びる連結部11dによって連結されている。連結部11dは、第一筒状部11aにおける軸方向第一側L1の端部と、第二筒状部11cにおける軸方向第二側L2の端部とを連結している。そして、連結部11dに対して軸方向第二側L2において第一筒状部11aの内周面に接する上記の第一軸受61に加えて、連結部11dに対して軸方向第一側L1において第二筒状部11cの外周面に接する第八軸受68が設けられ、第一ギヤ11は、第一軸受61及び第八軸受68によって、ケース2に対して回転可能に支持されている。
〔その他の実施形態〕
車両用駆動装置のその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
車両用駆動装置のその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の実施形態では、第一差動歯車機構G1がシングルピニオン型の遊星歯車機構により構成され、第二差動歯車機構G2が2つのシングルピニオン型の遊星歯車機構を組み合わせて構成される場合を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、第一差動歯車機構G1や第二差動歯車機構G2を、ダブルピニオン型の遊星歯車機構等の、他の構成の遊星歯車機構を用いて構成しても良い。例えば、図6に示すように、第二差動歯車機構G2が、第一サンギヤ(ロングピニオンギヤに噛み合うサンギヤ)、第二サンギヤ(ショートピニオンギヤに噛み合うサンギヤ)、キャリヤ、及びリングギヤを有するラビニヨ型の遊星歯車機構により構成されても良い。この場合、第一サンギヤにより第四回転要素e4が構成され、キャリヤにより第五回転要素e5が構成され、リングギヤにより第六回転要素e6が構成され、第二サンギヤにより第七回転要素e7が構成される。また、上記の実施形態では、第二差動歯車機構G2が4つの回転要素を有する構成を例として説明したが、第二差動歯車機構G2が5つ以上の回転要素を有する構成とすることもできる。
(2)上記の実施形態では、動力伝達機構10が、第一ギヤ11と第二ギヤ12との双方に噛み合うアイドラギヤ13を備える構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、動力伝達機構10が、第一ギヤ11と第二ギヤ12とを駆動連結するためのチェーンやベルト等を備える構成とすることもできる。
(3)上記の実施形態では、第一ギヤ11、第二ギヤ12、アイドラギヤ13、及び第三ギヤ83の全てが、内径支持構造のギヤである構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、これらの一部又は全てのギヤが、当該ギヤの回転軸の外周面に接する軸受によって径方向外側から支持される構造のギヤであっても良い。
(4)上記の実施形態では、変速出力部材70が、筒状本体部72の外周面に接する軸受によって、径方向(変速装置TMの径方向)の外側からケース2に対して回転可能に支持される構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、変速出力部材70が、軸受によって径方向の内側からケース2に対して回転可能に支持される構成とすることもできる。
(5)その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎないと理解されるべきである。従って、当業者は、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
〔上記実施形態の概要〕
以下、上記において説明した車両用駆動装置の概要について説明する。
以下、上記において説明した車両用駆動装置の概要について説明する。
車両用駆動装置は、内燃機関(E)に駆動連結される入力部材(I)と、車輪(W)に駆動連結される出力用差動歯車装置(DF)と、前記入力部材(I)に駆動連結される回転電機(MG)と、前記入力部材(I)の回転を変速して変速出力部材(70)へ伝達する変速装置(TM)と、前記変速装置(TM)の軸方向(L)に平行な軸(81)を有すると共に前記変速出力部材(70)の回転を前記出力用差動歯車装置(DF)へ伝達するカウンタギヤ機構(CG)と、を備え、前記内燃機関(E)に対して前記軸方向(L)の一方側である軸方向第一側(L1)に配置される車両用駆動装置(1)であって、前記変速装置(TM)は、前記入力部材(I)に駆動連結される回転要素(e3)を含む3つの回転要素(e1〜e3)を有する第一差動歯車機構(G1)と、前記第一差動歯車機構(G1)に駆動連結される回転要素(e4,e7)及び前記変速出力部材(70)に駆動連結される回転要素(e6)を含む4つ以上の回転要素(e4〜e7)を有する第二差動歯車機構(G2)とを備え、前記第二差動歯車機構(G2)は、前記第一差動歯車機構(G1)に対して、前記軸方向第一側(L1)とは反対側である軸方向第二側(L2)に配置され、前記カウンタギヤ機構(CG)が、前記変速装置(TM)の周方向の一部の領域において前記変速装置(TM)の径方向に見て前記第二差動歯車機構(G2)と重複する位置に配置され、前記回転電機(MG)が、前記カウンタギヤ機構(CG)に対して前記軸方向第一側(L1)であって前記軸方向(L)に見て前記カウンタギヤ機構(CG)と重複する位置に配置され、更に、前記回転電機(MG)が、前記変速装置(TM)の周方向の一部の領域において前記変速装置(TM)の径方向に見て前記第一差動歯車機構(G1)と重複する位置に配置されている。
このような構成により、車両用駆動装置(1)が内燃機関(E)に対して軸方向第一側(L1)に配置される構成において、第二差動歯車機構(G2)が第一差動歯車機構(G1)に対して軸方向第二側(L2)に配置されると共に、回転電機(MG)が、カウンタギヤ機構(CG)に対して軸方向第一側(L1)であって軸方向(L)に見てカウンタギヤ機構(CG)と重複する位置に配置され、更に、回転電機(MG)が、変速装置(TM)の周方向の一部の領域において変速装置(TM)の径方向に見て第一差動歯車機構(G1)と重複する位置に配置される。すなわち、回転電機(MG)は、第一差動歯車機構(G1)の径方向外側に形成される、軸方向(L)に見てカウンタギヤ機構(CG)と重複すると共にカウンタギヤ機構(CG)が配置されていない空間を利用して配置される。これにより、回転電機(MG)が軸方向(L)に見てカウンタギヤ機構(CG)と重複しない位置に配置される場合に比べて、回転電機(MG)の径方向の突出を抑えることができる。ここで、第二差動歯車機構(G2)は、変速出力部材(70)に駆動連結される回転要素(e6)を有している。よって、第二差動歯車機構(G2)を第一差動歯車機構(G1)に対して軸方向第二側(L2)に配置することで、第二差動歯車機構(G2)が第一差動歯車機構(G1)に対して軸方向第一側(L1)に配置される場合に比べて、変速出力部材(70)を軸方向第二側(L2)に寄せて配置することが容易となる。この結果、変速出力部材(70)の回転を出力用差動歯車装置(DF)へ伝達するカウンタギヤ機構(CG)の軸方向第一側(L1)の端部を、軸方向第二側(L2)に寄せて配置することも容易となり、その分だけ、上記のような空間を利用して配置される回転電機(MG)を、軸方向第二側(L2)に寄せて配置することが可能となる。この結果、変速装置(TM)に対する軸方向第一側(L1)への回転電機(MG)の突出量を小さく抑えることや、当該突出量をゼロとすることが可能となる。すなわち、車輪(W)の駆動力源としての回転電機(MG)を備えつつ、装置全体の小型化を図ることが可能となる。
ここで、前記入力部材(I)と前記回転電機(MG)との間で駆動力を伝達する動力伝達機構(10)が、前記入力部材(I)に連結されると共に前記第一差動歯車機構(G1)に対して前記軸方向第一側(L1)に配置される第一ギヤ(11)と、前記回転電機(MG)に連結されると共に前記回転電機(MG)に対して前記軸方向第一側(L1)に配置される第二ギヤ(12)とを備え、前記第二ギヤ(12)が、前記第一ギヤ(11)の周方向の一部の領域において前記第一ギヤ(11)の径方向に見て前記第一ギヤ(11)と重複する位置に配置されていると好適である。
この構成によれば、動力伝達機構(10)が占める空間の軸方向(L)の長さを短く抑えることができる。よって、回転電機(MG)を備える場合に必要となる動力伝達機構(10)も含めて、装置全体の軸方向(L)の長さの短縮を図ることができる。
また、前記カウンタギヤ機構(CG)は、前記変速出力部材(70)の出力ギヤ(71)に噛み合う第三ギヤ(83)と、前記第三ギヤ(83)よりも前記軸方向第二側(L2)に配置されて前記出力用差動歯車装置(DF)の入力ギヤ(91)に噛み合う第四ギヤ(84)とを備え、外周部に歯部が形成された筒状部を有し、当該筒状部の内周面に接する軸受によって径方向内側から支持される構造を、内径支持構造として、前記第三ギヤ(83)が、前記内径支持構造のギヤであると好適である。
この構成によれば、第三ギヤ(83)を支持する軸受(63)が、第三ギヤ(83)に対して軸方向第一側(L1)において第三ギヤ(83)の軸(81)の外周面を径方向外側から支持する場合に比べて、第三ギヤ(83)を支持する軸受(63)を軸方向第二側(L2)に寄せて配置することができる。よって、その分だけ、回転電機(MG)を軸方向第二側(L2)に寄せて配置することも可能となり、装置全体の軸方向(L)の長さの短縮をより一層図ることができる。
また、前記変速装置(TM)を収容するケース(2)を備え、前記変速出力部材(70)は、前記第二差動歯車機構(G2)に対して前記変速装置(TM)の径方向の外側に配置される筒状本体部(72)を備え、前記筒状本体部(72)の外周面に、前記カウンタギヤ機構(CG)のギヤ(83)に噛み合う出力ギヤ(71)が設けられ、前記筒状本体部(72)の外周面に接する軸受(65,66)によって、前記変速出力部材(70)が、前記変速装置(TM)の径方向の外側から前記ケース(2)に対して回転可能に支持されていると好適である。
変速出力部材(70)が径方向の内側から軸受によって支持される場合には、一般に、ケース(2)の周壁部から径方向の内側に延びる壁部が必要となるが、この構成によれば、そのような壁部が不要となる分だけ装置全体の軸方向(L)の長さの短縮を図ることができる。
上記のように、前記動力伝達機構(10)が前記第一ギヤ(11)と前記第二ギヤ(12)とを備え、前記第二ギヤ(12)が、前記第一ギヤ(11)の周方向の一部の領域において前記第一ギヤ(11)の径方向に見て前記第一ギヤ(11)と重複する位置に配置される構成において、外周部に歯部が形成された筒状部を有し、当該筒状部の内周面に接する軸受によって径方向内側から支持される構造を、内径支持構造として、前記第一ギヤ(11)及び前記第二ギヤ(12)の双方が、前記内径支持構造のギヤであると好適である。
この構成によれば、第一ギヤ(11)を支持する軸受(61)や第二ギヤ(12)を支持する軸受(62)も含めて、動力伝達機構(10)が占める空間の軸方向(L)の長さの短縮を図ることができる。
また、前記動力伝達機構(10)が、前記第一ギヤ(11)と前記第二ギヤ(12)との双方に噛み合うアイドラギヤ(13)を更に備え、前記アイドラギヤ(13)が、前記内径支持構造のギヤであると好適である。
この構成によれば、第一ギヤ(11)と第二ギヤ(12)とが直接噛合う場合に比べて、第一ギヤ(11)及び第二ギヤ(12)のそれぞれの径を小さく抑えつつ所望のギヤ比(減速比)を確保することができる。その上で、アイドラギヤ(13)を支持する軸受(67)も含めて、動力伝達機構(10)が占める空間の軸方向(L)の長さの短縮を図ることができる。
また、第一係合要素(B2)が、第二係合要素(C2)に対して前記変速装置(TM)の径方向の外側であって、前記変速装置(TM)の径方向に見て前記第二係合要素(C2)と重複する位置に配置され、前記カウンタギヤ機構(CG)は、前記変速出力部材(70)の出力ギヤ(71)に噛み合う第三ギヤ(83)と、前記第三ギヤ(83)よりも前記軸方向第二側(L2)に配置されて前記出力用差動歯車装置(DF)の入力ギヤ(91)に噛み合う第四ギヤ(84)とを備え、前記第四ギヤ(84)が、前記変速装置(TM)の周方向の一部の領域において前記変速装置(TM)の径方向に見て前記第一係合要素(B2)及び前記第二係合要素(C2)の双方と重複する位置に配置されていると好適である。
この構成によれば、第一係合要素(B2)と第二係合要素(C2)とが軸方向(L)に並べて配置される場合に比べて、第四ギヤ(84)、第一係合要素(B2)、及び第二係合要素(C2)が配置される空間の軸方向(L)の長さを短縮して、装置全体の軸方向(L)の長さの短縮を図ることができる。
1:車両用駆動装置
2:ケース
10:動力伝達機構
11:第一ギヤ
12:第二ギヤ
13:アイドラギヤ
70:変速出力部材
71:出力ギヤ
72:筒状本体部
81:カウンタ軸(軸方向に平行な軸)
83:第三ギヤ
84:第四ギヤ
91:入力ギヤ
B2:第二ブレーキ(第一係合要素)
C2:第二クラッチ(第二係合要素)
CG:カウンタギヤ機構
DF:出力用差動歯車装置
E:内燃機関
G1:第一差動歯車機構
G2:第二差動歯車機構
I:入力軸(入力部材)
L:軸方向
L1:軸方向第一側
L2:軸方向第二側
MG:回転電機
TM:変速装置
W:車輪
e1:第一回転要素(回転要素)
e2:第二回転要素(回転要素)
e3:第三回転要素(入力部材に駆動連結される回転要素)
e4:第四回転要素(第一差動歯車機構に駆動連結される回転要素)
e5:第五回転要素(回転要素)
e6:第六回転要素(変速出力部材に駆動連結される回転要素)
e7:第七回転要素(第一差動歯車機構に駆動連結される回転要素)
2:ケース
10:動力伝達機構
11:第一ギヤ
12:第二ギヤ
13:アイドラギヤ
70:変速出力部材
71:出力ギヤ
72:筒状本体部
81:カウンタ軸(軸方向に平行な軸)
83:第三ギヤ
84:第四ギヤ
91:入力ギヤ
B2:第二ブレーキ(第一係合要素)
C2:第二クラッチ(第二係合要素)
CG:カウンタギヤ機構
DF:出力用差動歯車装置
E:内燃機関
G1:第一差動歯車機構
G2:第二差動歯車機構
I:入力軸(入力部材)
L:軸方向
L1:軸方向第一側
L2:軸方向第二側
MG:回転電機
TM:変速装置
W:車輪
e1:第一回転要素(回転要素)
e2:第二回転要素(回転要素)
e3:第三回転要素(入力部材に駆動連結される回転要素)
e4:第四回転要素(第一差動歯車機構に駆動連結される回転要素)
e5:第五回転要素(回転要素)
e6:第六回転要素(変速出力部材に駆動連結される回転要素)
e7:第七回転要素(第一差動歯車機構に駆動連結される回転要素)
Claims (7)
- 内燃機関に駆動連結される入力部材と、車輪に駆動連結される出力用差動歯車装置と、前記入力部材に駆動連結される回転電機と、前記入力部材の回転を変速して変速出力部材へ伝達する変速装置と、前記変速装置の軸方向に平行な軸を有すると共に前記変速出力部材の回転を前記出力用差動歯車装置へ伝達するカウンタギヤ機構と、を備え、前記内燃機関に対して前記軸方向の一方側である軸方向第一側に配置される車両用駆動装置であって、
前記変速装置は、前記入力部材に駆動連結される回転要素を含む3つの回転要素を有する第一差動歯車機構と、前記第一差動歯車機構に駆動連結される回転要素及び前記変速出力部材に駆動連結される回転要素を含む4つ以上の回転要素を有する第二差動歯車機構とを備え、
前記第二差動歯車機構は、前記第一差動歯車機構に対して、前記軸方向第一側とは反対側である軸方向第二側に配置され、
前記カウンタギヤ機構が、前記変速装置の周方向の一部の領域において前記変速装置の径方向に見て前記第二差動歯車機構と重複する位置に配置され、
前記回転電機が、前記カウンタギヤ機構に対して前記軸方向第一側であって前記軸方向に見て前記カウンタギヤ機構と重複する位置に配置され、更に、前記回転電機が、前記変速装置の周方向の一部の領域において前記変速装置の径方向に見て前記第一差動歯車機構と重複する位置に配置されている車両用駆動装置。 - 前記入力部材と前記回転電機との間で駆動力を伝達する動力伝達機構が、前記入力部材に連結されると共に前記第一差動歯車機構に対して前記軸方向第一側に配置される第一ギヤと、前記回転電機に連結されると共に前記回転電機に対して前記軸方向第一側に配置される第二ギヤとを備え、
前記第二ギヤが、前記第一ギヤの周方向の一部の領域において前記第一ギヤの径方向に見て前記第一ギヤと重複する位置に配置されている請求項1に記載の車両用駆動装置。 - 前記カウンタギヤ機構は、前記変速出力部材の出力ギヤに噛み合う第三ギヤと、前記第三ギヤよりも前記軸方向第二側に配置されて前記出力用差動歯車装置の入力ギヤに噛み合う第四ギヤとを備え、
外周部に歯部が形成された筒状部を有し、当該筒状部の内周面に接する軸受によって径方向内側から支持される構造を、内径支持構造として、
前記第三ギヤが、前記内径支持構造のギヤである請求項1又は2に記載の車両用駆動装置。 - 前記変速装置を収容するケースを備え、
前記変速出力部材は、前記第二差動歯車機構に対して前記変速装置の径方向の外側に配置される筒状本体部を備え、
前記筒状本体部の外周面に、前記カウンタギヤ機構のギヤに噛み合う出力ギヤが設けられ、
前記筒状本体部の外周面に接する軸受によって、前記変速出力部材が、前記変速装置の径方向の外側から前記ケースに対して回転可能に支持されている請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用駆動装置。 - 外周部に歯部が形成された筒状部を有し、当該筒状部の内周面に接する軸受によって径方向内側から支持される構造を、内径支持構造として、
前記第一ギヤ及び前記第二ギヤの双方が、前記内径支持構造のギヤである請求項2に記載の車両用駆動装置。 - 前記動力伝達機構が、前記第一ギヤと前記第二ギヤとの双方に噛み合うアイドラギヤを更に備え、
前記アイドラギヤが、前記内径支持構造のギヤである請求項5に記載の車両用駆動装置。 - 第一係合要素が、第二係合要素に対して前記変速装置の径方向の外側であって、前記変速装置の径方向に見て前記第二係合要素と重複する位置に配置され、
前記カウンタギヤ機構は、前記変速出力部材の出力ギヤに噛み合う第三ギヤと、前記第三ギヤよりも前記軸方向第二側に配置されて前記出力用差動歯車装置の入力ギヤに噛み合う第四ギヤとを備え、
前記第四ギヤが、前記変速装置の周方向の一部の領域において前記変速装置の径方向に見て前記第一係合要素及び前記第二係合要素の双方と重複する位置に配置されている請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用駆動装置。
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