JP2016218859A - 情報処理装置、制御方法、および制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Ritsuko Hisada
律子 久田
清介 宮澤
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清介 宮澤
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Abstract

【課題】画像の拡縮を、操作性を維持しながら単純な操作で行う。【解決手段】本発明に係る携帯端末(1)は、自装置のモードを、画像の拡縮モードとする操作を受け付ける拡縮キー(6)と、拡縮モード時にタッチパネル(5)にて受け付けたドラッグ操作に応じて出力された、少なくとも2つのタッチ位置情報に応じて、画像の拡大または縮小を行う拡縮実行部(23)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像を表示する表示部とタッチパネルとを備える情報処理装置に関する。
タッチパネルに対する操作に応じて、表示された画像の拡大または縮小(以下、拡縮)を実行する情報処理装置が以前より知られている。例えば、従来の情報処理装置ではタッチパネルにタッチした2本の指の距離を広げたり、縮めたりする操作によって、画像の拡縮を実行する。しかしながら、上述した操作は複雑であり、ユーザの操作に精度が無い場合に誤動作が発生するという問題がある。これに対して、下記の特許文献1にはタッチパネルに対する単純な操作で、画像の拡縮を実現する技術が開示されている。具体的には、通常は別の動作の実行に対応付けられているドラッグ操作を、所定の物理ボタンを押しながら行った場合、画像の拡縮を実行する技術が開示されている。
特開2014−182420号公報(2014年09月29日公開)
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、ドラッグ操作を実行する前に、当該ドラッグ操作が画像の拡大のための操作か、または縮小のための操作かを特定するための起点を設定する必要がある。このため、ユーザはドラッグ操作の実行前に起点を設定しなければならず、操作性を損なうという問題がある。本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、画像の拡縮を、操作性を維持しながら単純な操作で行うことができる情報処理装置などを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、画像を表示する表示部と、タッチパネルと、を備える情報処理装置であって、上記情報処理装置のモードを、上記画像を拡大または縮小するためのモードである拡縮モードとする操作を受け付けるモード切替操作部と、上記拡縮モード時に上記タッチパネルにて受け付けたドラッグ操作に応じて出力された、上記タッチパネルにおける指示体のタッチ位置を示す、少なくとも2つのタッチ位置情報に応じて上記画像の拡大または縮小を行う拡縮実行部と、を備える。
本発明の一態様によれば、画像の拡縮を、操作性を維持しながら単純な操作で行うことができるという効果を奏する。
本発明に係る携帯端末の要部構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す携帯端末の外観の一例を示す外観図である。 図1に示す携帯端末が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態1に係る拡縮処理における画面遷移図である。 実施形態1に係る拡縮処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態2に係る拡縮処理における画面遷移図である。 実施形態2に係る拡縮処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態3に係る拡大処理における画面遷移図である。 実施形態3に係る縮小処理における画面遷移図である。 実施形態3に係る拡縮処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態4に係る拡縮処理における画面遷移図である。 実施形態4に係る拡縮処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態5に係る拡縮処理における画面遷移図である。 実施形態5に係る拡縮処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態6に係る拡縮処理における画面遷移図である。 実施形態6に係る拡縮処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態7に係る拡縮処理における画面遷移図である。 実施形態7に係る拡縮処理における画面遷移図である。 実施形態7に係る拡縮処理の一例を示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
まず、本実施形態に係る携帯端末1(情報処理装置)の概要について図2を参照して説明する。図2は携帯端末1の外観図である。携帯端末1は、通話機能を備えたいわゆる携帯電話である。図2に示すように、携帯端末1は2つの筐体(以下、第1筐体および第2筐体)が連結された構成であり、当該2つの筐体は略平板状の形状である。そして、第1筐体の一面(図2における最も広い面)に表示部4が配置されている。また、第2筐体の一面(図2における最も広い面)にハードキーが配置され、ハードキーの下方(第2筐体の内部)に、ハードキーに重畳してタッチパネル5のためのセンサが配置されている。携帯端末1は、第1筐体および第2筐体が連結部分のみで接触している開状態(図2に示す状態)と、第1筐体の表示部4が配置されている面(表示面)および第2筐体のハードキーが配置されている面(操作面)とが対向している閉状態(不図示)とに変形可能な構成である。また、携帯端末1は第2筐体の図2における側面に拡縮キー6(モード切替操作部)を備えている。なお、拡縮キー6の位置は図2の例に限定されないが、ユーザが携帯端末1を把持した状態で拡縮キー6を押下しやすい位置が好ましい。
表示部4は画像表示領域内に画像を表示する。表示部4は例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、有機ELディスプレイなどを適用することが可能である。
ハードキーはユーザが携帯端末1を操作するための物理キーである。ハードキーはユーザが押下したキーに対応する信号を出力する。ハードキーは例えば、メニューキー、テンキー、十字キーなどであるが、この例に限定されない。
タッチパネル5はユーザが携帯端末1を操作するための入力デバイスである。タッチパネル5は上記センサを備えており、タッチパネル5に接触(または近接)する物体(指示体、ユーザの指やスタイラスなど)を所定時間ごとに検出し、検出した位置(タッチ位置、例えば、タッチパネル5上の2次元座標)を示す位置情報(タッチ位置情報)を出力する。当該位置情報は、物体の接触が起こったことを示す情報であるタッチイベントとともに出力される。換言すれば、タッチイベントは位置情報を含む情報である。本実施形態に係るタッチパネル5が物体の接触を検出する検出領域は、第2筐体のハードキーが配置されている面(操作面)の全体である。すなわち、第2筐体の操作面がタッチパネル5の検出面である。そのため、ハードキーのキートップ面は当該検出面の一部であり、検出領域に含まれる。なお、タッチパネル5が備える上記センサは、例えば静電容量センサであるが、この例に限定されない。
拡縮キー6はユーザが携帯端末1を操作するための物理キーである。拡縮キー6はユーザの押下によって、携帯端末1のモードを後述する拡縮モードとするための信号を出力する。
なお、本明細書では本発明に係る情報処理装置を、いわゆる折り畳み式の携帯電話である携帯端末1に適用した例を説明するが、適用例は携帯端末1に限定されない。例えば、ストレート式、スライド式、2軸ヒンジ式の携帯電話であってもよい。また、ノートPC、携帯ゲーム機、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯音楽プレーヤー、スマートフォン、タブレット端末など、画像を表示する表示部とタッチパネルとを備える種々の情報処理装置に本発明を適用してもよい。
次に、携帯端末1の要部構成について図1を参照して説明する。図1は携帯端末1の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、携帯端末1は、制御部2、記憶部3、表示部4、タッチパネル5、および拡縮キー6を備える。なお、表示部4、タッチパネル5、および拡縮キー6の詳細については既に説明しているため、ここでの説明を省略する。
記憶部3は携帯端末1が使用する各種データを記憶する。記憶部3は少なくとも画像データ31を記憶している。画像データ31は表示部4に表示させる画像のデータである。
制御部2は携帯端末1の機能を統括して制御する。制御部2は、操作取得部21、処理決定部22、拡縮実行部23、表示制御部24、およびキー入力取得部25を含む。
キー入力取得部25は拡縮キー6からの入力信号を取得し、拡縮モードへのモード変更指示を処理決定部22に出力する。また、拡縮キー6からの入力信号が途切れたとき、すなわち、拡縮キー6の押下状態が解除されたとき、通常モードに戻すための拡縮モード解除指示を処理決定部22に出力する。
操作取得部21はタッチパネル5を制御する。具体的には、操作取得部21はタッチパネル5を制御して上述したタッチイベントを取得する。そして、操作取得部21は取得したタッチイベントに、位置情報を取得した時間を示す時間情報を対応付けて処理決定部22に出力する。
処理決定部22はユーザのタッチパネル5に対する操作に応じた処理を決定する。具体的には、処理決定部22は、操作取得部21から位置情報を取得すると、キー入力取得部25からモード変更指示を受け取っているか否かを確認する。モード変更指示を受け取っていない場合、処理決定部22は携帯端末1のモードを通常モードとして、通常モードにおけるユーザの操作に応じた処理を決定する。そして、処理実行部(不図示)に決定した処理の実行を指示する。一方、モード変更指示を受け取っている場合、処理決定部22は携帯端末1のモードを拡縮モードとする。そして、操作取得部21から取得した位置情報に応じて、画像の拡大処理を実行するか、または縮小処理を実行するかを決定する。なお、この決定の詳細については後述する。処理決定部22は決定した内容に基づいて、拡大処理または縮小処理の実行を拡縮実行部23に指示する。
拡縮実行部23は表示部4に表示させる画像の拡大または縮小を実行する。拡縮実行部23は、処理決定部22からの指示に応じて、記憶部3から画像データ31を読み出し、当該画像データ31のサイズを拡大または縮小する。そして、拡大または縮小した画像データ31を表示制御部24に出力する。
表示制御部24は表示部4に画像を表示させる。表示制御部24は拡縮実行部23から取得した、拡大または縮小後の画像データ31を用いて、表示部4に画像を表示させる。
次に、携帯端末1が実行する処理について図3を参照して説明する。図3は、携帯端末1が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、操作取得部21はダウンイベントを待機している(S1)。ここでダウンイベントとは、タッチパネル5に物体が接触していない状態から、ユーザの指などの物体がタッチパネル5に接触したときのタッチイベントのことである。以降、操作取得部21がダウンイベントを取得したものとして説明する。操作取得部21はダウンイベントを処理決定部22に出力する。キー入力取得部25は、拡縮キー6の押下を待機している(S2、モード切替操作ステップ)。拡縮キー6が押下されない場合(S2でNO)、キー入力取得部25はモード変更指示を処理決定部22に出力しないこととなるので、処理決定部22は通常処理(例えばスクロール処理またはフリック処理)を実行する(S3)。なお、通常処理の詳細については、本発明との関連性が薄いため、説明を省略する。一方、拡縮キー6が押下された場合(S2でYES)、キー入力取得部25は拡縮モードへのモード変更指示を処理決定部22に出力する。処理決定部22はモード変更指示を受けて拡縮処理を実行する(S4)。なお、拡縮処理の詳細については後述する。
次に、拡縮処理の詳細について図4および図5を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る拡縮処理における画面遷移図である。また図5は、本実施形態に係る拡縮処理の一例を示すフローチャートである。
図4の(a)は拡大処理を実行する場合の画面遷移図である。携帯端末1に拡大処理を実行させる場合、まずユーザはタッチパネル5に指を接触させ、拡縮キー6を押下する。これにより、操作取得部21がダウンイベントを取得する。なお以降、ダウンイベントに含まれる位置情報、すなわちタッチパネル5における平面(xy平面)座標を座標Dと称する。また、タッチパネル5におけるxy平面は、図4におけるタッチパネル5の左下の頂点を原点とし、図4における右方向がx軸の正方向であり、上方向がy軸の正方向であるものとする。これは、以降の画面遷移図においても同様である。続いて、ユーザは拡縮キー6を押下した状態で、図4における上方向へのドラッグ操作を行う。これにより、操作取得部21は当該ドラッグ操作に伴う複数のタッチイベントを処理決定部22に出力することとなる。
処理決定部22は、時間情報が最新のタッチイベントおよび当該タッチイベントの直前のタッチイベントに含まれる位置情報が示す2つの位置の関係、具体的にはそれぞれの位置情報におけるy座標の値を比較する。なお、図4の(a)に示すように、上記2つのタッチイベントに含まれる位置情報を座標Aおよび座標Bとする。座標Bが、時間情報が最新のタッチイベントに含まれる位置情報であり、座標Aが、座標Bが含まれるタッチイベントの直前のタッチイベントに含まれる位置情報である。図4の(a)の場合、座標Aのy座標の値(座標A)<座標Bのy座標の値(座標B)となる。この場合、処理決定部22は実行する処理を拡大処理に決定し、拡縮実行部23に拡大処理の実行を指示する。一方、図4の(b)は縮小処理を実行する場合の画面遷移図である。図4の(b)の場合、座標A>座標Bとなる。この場合、処理決定部22は実行する処理を縮小処理に決定し、拡縮実行部23に縮小処理の実行を指示する。また、本実施形態に係る拡縮実行部23は処理決定部22からの指示を受けて、図4に示すように、表示部4の中央を中心として拡大または縮小を実行する。
なお、本実施形態では、図4における上方向のドラッグ操作と拡大処理とが対応付けられ、下方向のドラッグ操作と縮小処理とが対応付けられた構成を説明したが、拡大処理および縮小処理と対応付けられるドラッグ操作の方向は、拡大処理と縮小処理とに異なる方向のドラッグ操作が対応付けられていればよく、この例に限定されない。例えば、下方向のドラッグ操作に拡大処理が、上方向のドラッグ操作に縮小処理が対応付けられてもよい。これは、後述する他の実施形態についても同様である。
続いて、拡縮処理の流れを説明する。まず、処理決定部22は、取得したタッチイベントの座標を「座標A」として記憶する(S11)。具体的には、処理決定部22は座標Aを一時的に保持しておく。そして、処理決定部22はタッチイベントを待機する状態となる(S12)。ここで処理決定部22が、操作取得部21からユーザの指などの物体がタッチパネルから離れたことを示すアップイベントを取得した場合(S13でYES)、拡縮処理は終了し、処理決定部22は保持していた「座標A」を削除する。一方、処理決定部22がアップイベントではなく、タッチイベントを取得した場合(S13でNO)、処理決定部22は、当該タッチイベントの座標を「座標B」として記憶する(S14)。具体的には、処理決定部22は座標Bを一時的に保持しておく。そして、処理決定部22は座標Aのy座標の値(座標A)と座標Bのy座標の値(座標B)とを比較する(S15)。座標A=座標Bである場合(S15でYES)、拡縮処理はS11に戻る。そして、処理決定部22は座標Bを新たな座標Aとして記憶する。一方、座標A=座標Bでない場合(S15でNO)、処理決定部22は座標Aと座標Bとの大小関係を特定する(S16)。座標A>座標Bである場合(S16でYES)、処理決定部22は実行する処理を縮小処理に決定し、拡縮実行部23に指示する。拡縮実行部23は当該指示に応じて、画像データ31が示す画像を、画面中央(表示部4の中央)を中心に縮小する(S17、拡縮実行ステップ)。一方、座標A>座標Bでない場合(S16でNO)、すなわち座標A<座標Bである場合、処理決定部22は実行する処理を拡大処理に決定し、拡縮実行部23に指示する。拡縮実行部23は当該指示に応じて、画像データ31が示す画像を、画面中央(表示部4の中央)を中心に拡大する(S18、拡縮実行ステップ)。
拡縮実行部23は拡大または縮小後の画像データ31を表示制御部24に出力し、表示制御部24は表示部4に取得した画像データ31の画像を表示させる。これにより、ユーザは表示部4の中央を中心に拡大または縮小された画像を見ることができる。また拡縮処理は、S17またはS18の処理が終了すると、S11に戻る。そして、処理決定部22は座標Bを新たな座標Aとして記憶する。
なお、本実施形態では、画面中央を中心に拡縮を行う構成を説明したが、拡縮の中心は、画面中央以外の表示部4の任意の位置であってもよい。
また、本実施形態では、ダウンイベントを取得した後、拡縮キー6の押下を取得する構成を説明したが、拡縮キー6の押下を取得した後、ダウンイベントを取得する構成であってもよい。すなわちユーザは、拡縮キー6を押下した状態で、自身の指をタッチパネル5に接触させてもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図6および図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図6は、本実施形態に係る拡縮処理における画面遷移図である。また図7は、本実施形態に係る拡縮処理の一例を示すフローチャートである。
実施形態1にて説明した構成と異なり、本実施形態に係る拡縮実行部23は、図6に示すように、座標D(ドラッグ操作の開始位置)に対応する表示部4の位置を中心として画像の拡大または縮小を行う。これにより、ユーザが拡大または縮小の中心点を自由に決定することができる。
続いて、拡縮処理の流れを説明する。まず、処理決定部22は取得したタッチイベントの座標を「座標D」として記憶する(S21)。具体的には、処理決定部22はダウンイベントの座標を「座標D」として一時的に保持しておく。以降のS22〜S27は、実施形態1にて説明した図5のS11〜S16と同様であるため、ここでの説明を省略する。なお、座標Dを保持したタイミングにおいて、処理決定部22はさらに、ダウンイベントの座標を「座標A」として一時的に保持する。つまり、座標Dを保持したタイミングにおけるS22の「座標A」は座標Dと同一の座標である。座標A>座標Bである場合(S27でYES)、処理決定部22は実行する処理を縮小処理に決定し、拡縮実行部23に指示するとともに、保持していた「座標D」を拡縮実行部23に出力する。拡縮実行部23は当該指示に応じて、画像データ31が示す画像を、取得した座標Dに対応する表示部4の位置を中心に縮小する(S28)。一方、座標A>座標Bでない場合(S27でNO)、すなわち座標A<座標Bである場合、処理決定部22は実行する処理を拡大処理に決定し、拡縮実行部23に指示するとともに、保持していた「座標D」を拡縮実行部23に出力する。拡縮実行部23は当該指示に応じて、画像データ31が示す画像を、取得した座標Dに対応する表示部4の位置を中心に拡大する(S29)。
〔実施形態3〕
本発明のさらに別の実施形態について、図8〜図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係る処理決定部22は、実施形態1にて説明した機能に加え、取得した2つのタッチイベントの位置情報と時間情報とからドラッグ操作の速度を算出する。具体的には、処理決定部22は、取得したタッチイベントに含まれる位置情報が示す2つの位置間の距離、すなわち座標Aおよび座標Bの間の距離を算出する。また、処理決定部22は、2つのタッチイベントの時間情報から座標Aから座標Bまでの指の移動にかかった時間を算出する。そして、算出した距離を算出した時間で除算することで、座標Aおよび座標Bの間のドラッグ操作の速度を算出する。続いて処理決定部22は、算出した速度が閾値を超えているか否かを判定し、超えている場合、当該速度を拡縮実行部23に出力する。
本実施形態に係る拡縮実行部23は、処理決定部22から速度を受け取ると、速度範囲と拡大または縮小の比率とを対応付けたデータテーブル(不図示)を参照して、拡大または縮小の比率を決定する。そして、処理決定部22から拡大または縮小処理の実行指示を受け取ると、決定した比率で画像データ31が示す画像を拡大または縮小する。
図8は、本実施形態に係る拡大処理における画面遷移図である。図8の(a)に示す上方向の矢印は、ユーザが指を速く上方向に移動させたことを示している。この場合、表示部4に表示されている画像の拡大率は、図8の(a)に示すように、後述する図8の(b)の場合に比べて大きくなる。これに対して、図8の(b)に示す上方向の矢印は、ユーザが指をゆっくり上方向に移動させたことを示している。この場合、表示部4に表示されている画像の拡大率は、図8の(b)に示すように、図8の(a)の場合に比べて小さくなる。
図9は、本実施形態に係る縮小処理における画面遷移図である。図9の(a)に示す下方向の矢印は、ユーザが指を速く下方向に移動させたことを示している。この場合、表示部4に表示されている画像の縮小率は、図9の(a)に示すように、後述する図9の(b)の場合に比べて大きくなる。これに対して、図9の(b)に示す下方向の矢印は、ユーザが指をゆっくり下方向に移動させたことを示している。この場合、表示部4に表示されている画像の縮小率は、図9の(b)に示すように、図9の(a)の場合に比べて小さくなる。
続いて、拡縮処理の流れを説明する。図10は、本実施形態に係る拡縮処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、S31〜S34、およびS37は、実施形態1にて説明した図5のS11〜S14、およびS16と同様であるため、ここでの説明を省略する。
処理決定部22は座標Aと座標Bとの間の移動速度を算出する(S35)。そして、処理決定部22は算出した移動速度が閾値より大きいか否かを判定する(S36)。閾値より大きいと判定した場合(S36でYES)、処理決定部22は算出した速度を拡縮実行部23に出力する。一方、閾値以下であると判定した場合(S36でNO)、拡縮処理はS11に戻る。そして、処理決定部22は座標Bを新たな座標Aとして記憶する。
拡縮実行部23は、処理決定部22から拡大処理の実行指示を受け取ると、画像データ31が示す画像を、画面中央(表示部4の中央)を中心に移動速度に応じた比率で拡大する(S38)。一方、拡縮実行部23は、処理決定部22から縮小処理の実行指示を受け取ると、画像データ31が示す画像を、画面中央(表示部4の中央)を中心に移動速度に応じた比率で縮小する(S39)。具体的には、拡縮実行部23は、処理決定部22から速度を受け取ると、データテーブルを参照して速度と対応付けられた比率を特定する。そして、特定した比率で画像データ31が示す画像を拡大または縮小する。
なお本実施形態では、速度に応じた比率で画像を拡大または縮小する例を説明したが、座標Aと座標Bとの距離に応じた比率で画像を拡大または縮小する構成であってもよい。上記距離はAB間の長さであってもよいし、座標Aのy座標と座標Bのy座標との距離であってもよい。
〔実施形態4〕
本発明のさらに別の実施形態について、図11および図12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係る処理決定部22は、ダウンイベントにおける位置情報(座標D)が示す位置と、ダウンイベント以降のタッチイベントにおける位置情報(座標Aおよび座標B)が示す位置との距離を算出し、一時的に保持する。なお以降、座標Dが示す位置と座標Aが示す位置との距離を距離A、座標Dが示す位置と座標Bが示す位置との距離を距離Bと称する場合がある。また、本実施形態に係る処理決定部22は、実施形態1にて説明した座標Aと座標Bとを比較する構成に代えて、上述した距離Aと距離Bとを比較し、拡大処理を実行するか、または縮小処理を実行するかを決定する。
図11は、本実施形態に係る拡縮処理における画面遷移図であり、図11の(a)は拡大処理を示す図である。図11の(a)に示すように、距離A<距離Bである場合、処理決定部22は拡大処理を実行することを決定し、拡大処理の実行指示を拡縮実行部23に指示する。これにより、図11の(a)に示すように、表示部4に拡大された画像が表示される。一方、図11の(b)は縮小処理を示す図である。図11の(b)に示すように、距離A>距離Bである場合、処理決定部22は縮小処理を実行することを決定し、縮小処理の実行指示を拡縮実行部23に指示する。これにより、図11の(b)に示すように、表示部4に縮小された画像が表示される。
続いて、拡縮処理の流れを説明する。図12は、本実施形態に係る拡縮処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、処理決定部22は取得したタッチイベントの座標を「座標D」として記憶する(S41)。具体的には、処理決定部22はダウンイベントの座標を「座標D」として一時的に保持しておく。また、処理決定部22はダウンイベントの座標を「座標A」として一時的に保持しておく。続いて、処理決定部22は、座標Dと現在のタッチイベントの座標(座標A)との距離を距離Aとして記憶する(S42)。具体的には、処理決定部22は、算出した座標Dと座標Aとの距離を距離Aとして一時的に保持しておく。なおここでは、座標D=座標Aであるため、距離A=0である。以降のS43〜S45は、実施形態1にて説明した図5のS12〜S14と同様であるため、ここでの説明を省略する。続いて、処理決定部22は座標Dと座標Bとの距離を距離Bとして記憶する(S46)。具体的には、処理決定部22は、算出した座標Dと座標Bとの距離を距離Bとして一時的に保持しておく。続いて、処理決定部22は距離Aと距離Bとを比較する(S47)。距離A=距離Bである場合(S47でYES)、拡縮処理はS42に戻る。そして、処理決定部22は距離Bを新たな距離Aとして記憶する。一方、距離A=距離Bでない場合(S47でNO)、処理決定部22は距離Aと距離Bとの大小関係を特定する(S48)。距離A>距離Bである場合(S48でYES)、処理決定部22は実行する処理を縮小処理に決定し、拡縮実行部23に指示する。拡縮実行部23は当該指示に応じて、画像データ31が示す画像を縮小する(S49)。一方、距離A>距離Bでない場合(S48でNO)、すなわち距離A<距離Bである場合、処理決定部22は実行する処理を拡大処理に決定し、拡縮実行部23に指示する。拡縮実行部23は当該指示に応じて、画像データ31が示す画像を拡大する(S50)。なお本実施形態では、拡縮実行部23は、表示部4の中央を中心に画像を拡大または縮小してもよいし、座標Dに対応する表示部4の位置を中心に画像を拡大または縮小してもよい。
拡縮実行部23は拡大または縮小後の画像データ31を表示制御部24に出力し、表示制御部24は表示部4に取得した画像データ31の画像を表示させる。これにより、ユーザは拡大または縮小された画像を見ることができる。また拡縮処理は、S49またはS50の処理が終了すると、S42に戻る。そして、処理決定部22は距離Bを新たな距離Aとして記憶する。
〔実施形態5〕
本発明のさらに別の実施形態について、図13および図14に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係る処理決定部22は、実施形態1にて説明した構成と異なり、座標Aのx座標の値(座標A)と座標Bのx座標の値(座標B)とを比較する。そして、座標Aと座標Bとの大小関係に応じて、実行する処理を拡大処理とするか、または縮小処理とするかを決定する。また、本実施形態に係る処理決定部22は、ダウンイベントの座標Dを拡縮実行部23に出力する。
また、本実施形態に係る拡縮実行部23は、画像の拡大または縮小の中心となる表示部4の位置を算出する。具体的には、拡縮実行部23は、処理決定部22から座標Dを取得すると、予め記憶部3に記憶されている、タッチパネルの幅(x軸方向の長さ)Wの半分の値W/2を読み出す。そして、(x,y)=(W/2,座標Dのy座標)となる座標Cを算出し、座標Cに対応する表示部4の位置を特定する。拡縮実行部23は、画像データ31が示す画像を、特定した表示部4の位置を中心に拡大または縮小する。
図13は、本実施形態に係る拡縮処理における画面遷移図であり、図13の(a)は拡大処理を実行する場合の画面遷移図である。この例の場合、ユーザは拡大処理を携帯端末1に実行させるために、拡縮キー6を押下した状態で、図13における右方向(x軸の正方向)へのドラッグ操作を行う。すなわち、座標A<座標Bとなる方向へのドラッグ操作を行う。これにより、図13の(a)に示すように、表示部4に表示された画像は、座標Cに対応する表示部4の位置を中心に拡大される。
一方、図13の(b)は縮小処理を実行する場合の画面遷移図である。この例の場合、ユーザは縮小処理を携帯端末1に実行させるために、拡縮キー6を押下した状態で、図13における左方向(x軸の負方向)へのドラッグ操作を行う。すなわち、座標A>座標Bとなる方向へのドラッグ操作を行う。これにより、図13の(b)に示すように、表示部4に表示された画像は、座標Cに対応する表示部4の位置を中心に縮小される。
続いて、拡張処理の流れを説明する。図14は、本実施形態に係る拡縮処理の流れの一例を示すフローチャートである。処理決定部22は取得したタッチイベントの座標(座標D)を、拡縮実行部23に出力する。拡縮実行部23は、座標Dを取得すると座標Cを計算する(S51)。座標Cは(x,y)=(W/2,座標Dのy座標)である。また、Wはタッチパネル5の幅の値である。以降のS52〜S55は、実施形態1にて説明した図5のS11〜S14と同様であるため、ここでの説明を省略する。処理決定部22は、座標Aのx座標の値(座標A)と座標Bのx座標の値(座標B)とを比較する(S56)。座標A=座標Bである場合(S56でYES)、拡縮処理はS52に戻る。そして、処理決定部22は座標Bを新たな座標Aとして記憶する。一方、座標A=座標Bでない場合(S56でNO)、処理決定部22は座標Aと座標Bとの大小関係を特定する(S57)。座標A>座標Bである場合(S57でYES)、処理決定部22は実行する処理を縮小処理に決定し、拡縮実行部23に指示する。拡縮実行部23は当該指示に応じて、画像データ31が示す画像を、算出した座標Cに対応する表示部4の位置を中心に縮小する(S58)。一方、座標A>座標Bでない場合(S57でNO)、すなわち座標A<座標Bである場合、処理決定部22は実行する処理を拡大処理に決定し、拡縮実行部23に指示する。拡縮実行部23は当該指示に応じて、画像データ31が示す画像を、算出した座標Cに対応する表示部4の位置を中心に拡大する(S59)。
拡縮実行部23は拡大または縮小後の画像データ31を表示制御部24に出力し、表示制御部24は表示部4に取得した画像データ31の画像を表示させる。これにより、ユーザは座標Cに対応する表示部4の位置を中心に拡大または縮小された画像を見ることができる。また拡縮処理は、S58またはS59の処理が終了すると、S52に戻る。そして、処理決定部22は座標Bを新たな座標Aとして記憶する。
なお本実施形態に係る携帯端末1は、座標Aのx座標と座標Bのx座標との距離に応じた比率で画像を拡大または縮小する構成であってもよい。
〔実施形態6〕
本発明のさらに別の実施形態について、図15および図16に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図15は、本実施形態に係る拡縮処理における画面遷移図である。本実施形態では、拡大処理を携帯端末1に実行させる場合、図15の(a)に示すように、ユーザは右回りの回転操作(右回りに円を描くドラッグ操作)を実行する。一方、縮小処理を携帯端末1に実行させる場合、図15の(b)に示すように、ユーザは左回りの回転操作(左回りに円を描くドラッグ操作)を実行する。
本実施形態に係る処理決定部22は、実施形態1にて説明した構成と異なり、取得した複数のタッチイベントを時系列順としたとき、タッチイベントに含まれる位置情報(座標)の変化が回転操作を示しているか否かを判定する。そして、回転操作を示している場合、当該回転操作が右回りの回転操作か、または左回りの回転操作かを判定し、当該判定の結果に応じて、拡大処理を実行するか、または縮小処理を実行するかを決定する。
続いて、拡縮処理の流れを説明する。図16は、本実施形態に係る拡縮処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、S61は実施形態2にて説明した図7のS21と同様であり、S62およびS63は実施形態1にて説明した図5のS12およびS13と同様であるため、ここでの説明を省略する。
処理決定部22は、座標の変化が回転操作を示しているか否かを判定する(S65)。回転操作を示していない場合(S65でNO)、拡縮処理はS62に戻る。一方、回転操作を示している場合(S65でYES)、処理決定部22は、当該回転操作が右回りであるか否かを判定する(S66)。右回りでないと判定した場合(S66でNO)、すなわち左回りであると判定した場合、処理決定部22は実行する処理を縮小処理に決定し、拡縮実行部23に指示する。拡縮実行部23は当該指示に応じて、画像データ31が示す画像を、座標Dに対応する表示部4の位置を中心に縮小する(S67)。一方、右回りであると判定した場合(S66でYES)、処理決定部22は実行する処理を拡大処理に決定し、拡縮実行部23に指示する。拡縮実行部23は当該指示に応じて、画像データ31が示す画像を、座標Dに対応する表示部4の位置を中心に拡大する(S68)。
拡縮実行部23は拡大または縮小後の画像データ31を表示制御部24に出力し、表示制御部24は表示部4に取得した画像データ31の画像を表示させる。これにより、ユーザは座標Dに対応する表示部4の位置を中心に拡大または縮小された画像を見ることができる。また拡縮処理は、S67またはS68の処理が終了すると、S62に戻る。
〔実施形態7〕
本発明のさらに別の実施形態について、図17〜図19に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、画像の拡縮が終了した後で、再度画像の拡縮を携帯端末1に実行させる場合に、あるドラッグ操作中の1回目の拡縮から2回目の拡縮までの間における拡縮キー6の押下状態に応じて、2回目の拡縮の中心位置を変更する構成について説明する。
図17および図18は、本実施形態に係る拡縮処理における画面遷移図である。図17に示すように、1回目の拡縮から2回目の拡縮までの間、拡縮キー6を押下しておくと、2回目の拡縮(図17の例では縮小)の中心位置が、1回目の拡縮の中心位置(図17の例では座標Dに対応する表示部4の位置)となる。一方、図18に示すように、1回目の拡縮から2回目の拡縮までの間で、拡縮キー6の押下状態を一度解除し、再度押下状態とする(所定の操作を実行する)と、2回目の拡縮(図18の例では縮小)の中心位置が、再度拡縮キー6が押下されたときの指の位置に対応する表示部4の位置(図18の例では座標Aに対応する表示部4の位置)となる。
本実施形態に係るキー入力取得部25は、拡大または縮小後の画像が表示部4に表示された後、拡縮キー6の押下状態が解除され、再度押下状態となったか否かを判定し、判定結果を処理決定部22に出力する。また、本実施形態に係る処理決定部22は、キー入力取得部25から取得した判定結果を一時的に保持しておく。そして、「座標A」を保持した後、当該判定結果が、拡縮キー6の押下状態が解除され、再度押下状態となったことを示している場合、「座標A」を新たな「座標D」として記憶する。本実施形態に係る拡縮実行部23は、座標Dに対応する表示部4の位置を中心に画像の拡縮を行うので、2回目の拡縮の中心位置が変更されることとなる。
続いて、拡縮処理の流れを説明する。図19は、本実施形態に係る拡縮処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、S71、S80、S81は実施形態2にて説明した図7のS21、S28、S29と同様であり、S72、S75〜S79は実施形態1にて説明した図5のS11〜S16と同様であるため、ここでの説明を省略する。
処理決定部22は、キー入力取得部25から取得して保持していた判定結果を確認し、前回の拡縮後に拡縮キー6の押下状態が解除され、再度押下状態となったか否かを判定する(S73)。拡縮キー6の押下状態が解除され、再度押下状態となったと判定した場合(S73でYES)、処理決定部22は、保持している座標Aを新たな「座標D」として記憶する(S74)。具体的には、処理決定部22は、保持している「座標D」を座標Aに変更する。一方、再度押下状態となっていないと判定した場合(S73でNO)、S74の処理を省略する。
キー入力取得部25は、拡大または縮小後の画像が表示部4に表示された後、拡縮キー6の押下状態が解除され、再度押下状態となったか否かを判定し、判定結果を処理決定部22に出力する。処理決定部22は、拡縮キー6押下の有無を記憶する(S82)。具体的には、キー入力取得部25から取得した判定結果を一時的に保持しておく。そして、S72の処理に戻る。
〔ソフトウェアによる実現例〕
携帯端末1の制御ブロック(特に操作取得部21、処理決定部22、拡縮実行部23、表示制御部24、およびキー入力取得部25)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、携帯端末1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報処理装置(携帯端末1)は、画像を表示する表示部4と、タッチパネル5と、を備える情報処理装置であって、上記情報処理装置のモードを、上記画像を拡大または縮小するためのモードである拡縮モードとする操作を受け付けるモード切替操作部(拡縮キー6)と、上記拡縮モード時に上記タッチパネルにて受け付けたドラッグ操作に応じて出力された、上記タッチパネルにおける指示体のタッチ位置を示す、少なくとも2つのタッチ位置情報に応じて上記画像の拡大または縮小を行う拡縮実行部23と、を備える。
上記の構成によれば、拡縮モード時にタッチパネルにて受け付けたドラッグ操作に応じて出力された、少なくとも2つのタッチ位置情報に応じて画像の拡大または縮小を実行する。これにより、画像の拡大のための操作か、または縮小のための操作かを特定するための起点を予め設定しておく必要が無くなる。よって、ユーザは1回のドラッグ操作のみで画像の拡大または縮小を実行することができる。以上より、画像の拡大または縮小を、操作性を維持しながら単純な操作で行うことができる。
本発明の態様2に係る情報処理装置は、上記態様1において、上記拡縮実行部は、上記ドラッグ操作における最新のタッチ位置情報と、当該タッチ位置情報の直前に出力されたタッチ位置情報とが示す位置の関係に応じて上記画像の拡大または縮小を行ってもよい。
上記の構成によれば、最新のタッチ位置情報と、当該タッチ位置情報の直前に出力されたタッチ位置情報とが示す位置の関係に応じて画像の拡大または縮小を行うので、ユーザがリアルタイムで行っているドラッグ操作に合わせた画像の拡大または縮小を実行することができる。
本発明の態様3に係る情報処理装置は、上記態様1または2において、上記拡縮実行部は、上記ドラッグ操作の開始位置を上記画像の拡大または縮小の中心位置としてもよい。
本発明の態様4に係る情報処理装置は、上記態様1または2において、上記拡縮実行部は、上記ドラッグ操作の開始位置から上記画像の拡大または縮小の中心位置を算出してもよい。
上記態様3の構成によれば、ドラッグ操作の開始位置を画像の拡大または縮小の中心位置とする。また、上記態様4の構成によれば、ドラッグ操作の開始位置から画像の拡大または縮小の中心位置を算出する。これにより、ユーザは拡大または縮小の中心位置を、容易に決定することができる。
本発明の態様5に係る情報処理装置は、上記態様3または4において、上記拡縮実行部は、上記ドラッグ操作中に、上記モード切替操作部において所定の操作が実行された場合、拡大または縮小の中心位置を、直前の拡大または縮小の中心位置から変更してもよい。
上記の構成によれば、ドラッグ操作中に、モード切替操作部において所定の操作が実行された場合、拡大または縮小の中心位置を、直前の拡大または縮小の中心位置から変更する。これにより、ユーザはタッチパネルから指を離すことなく、画像の拡大または縮小の中心位置を変更することができる。
本発明の態様6に係る情報処理装置は、上記態様1から5のいずれかにおいて、上記拡縮実行部は、上記ドラッグ操作の距離に応じて、上記画像の拡大率または縮小率を変化させてもよい。
本発明の態様7に係る情報処理装置は、上記態様1から5のいずれかにおいて、上記拡縮実行部は、上記ドラッグ操作の速度に応じて、上記画像の拡大率または縮小率を変化させてもよい。
上記態様6の構成によれば、ドラッグ操作の距離に応じて、画像の拡大または縮小の割合を変化させる。また、上記態様7の構成によれば、ドラッグ操作の速度に応じて、画像の拡大または縮小の割合を変化させる。これにより、ユーザは画像の拡大率または縮小率を、容易に変化させることができる。
本発明の態様8に係る情報処理装置の制御方法は、画像を表示する表示部と、タッチパネルと、を備える情報処理装置の制御方法であって、上記情報処理装置のモードを、上記画像を拡大または縮小するためのモードである拡縮モードとする操作を受け付けるモード切替操作ステップ(S2)と、上記拡縮モード時に上記タッチパネルにて受け付けたドラッグ操作における、上記タッチパネルにおける指示体のタッチ位置を示す、少なくとも2つのタッチ位置情報に応じて上記画像の拡大または縮小を行う拡縮実行ステップ(S17、S18)と、を含む。
上記態様8に係る情報処理装置の制御方法は、上記態様1に係る情報処理装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、画像を表示する表示部とタッチパネルとを備える情報処理装置に利用することができる。
1 携帯端末(情報処理装置)、4 表示部、5 タッチパネル、6 拡縮キー(モード切替操作部)、23 拡縮実行部、S2 モード切替操作ステップ、S17 拡縮実行ステップ、S18 拡縮実行ステップ

Claims (9)

  1. 画像を表示する表示部と、タッチパネルと、を備える情報処理装置であって、
    上記情報処理装置のモードを、上記画像を拡大または縮小するためのモードである拡縮モードとする操作を受け付けるモード切替操作部と、
    上記拡縮モード時に上記タッチパネルにて受け付けたドラッグ操作に応じて出力された、上記タッチパネルにおける指示体のタッチ位置を示す、少なくとも2つのタッチ位置情報に応じて上記画像の拡大または縮小を行う拡縮実行部と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記拡縮実行部は、最新のタッチ位置情報と、当該タッチ位置情報の直前に出力されたタッチ位置情報とが示す位置の関係に応じて上記画像の拡大または縮小を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記拡縮実行部は、上記ドラッグ操作の開始位置を上記画像の拡大または縮小の中心位置とすることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 上記拡縮実行部は、上記ドラッグ操作の開始位置から上記画像の拡大または縮小の中心位置を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  5. 上記拡縮実行部は、上記ドラッグ操作中に、上記モード切替操作部において所定の操作が実行された場合、拡大または縮小の中心位置を、直前の拡大または縮小の中心位置から変更することを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。
  6. 上記拡縮実行部は、上記ドラッグ操作の距離に応じて、上記画像の拡大率または縮小率を変化させることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 上記拡縮実行部は、上記ドラッグ操作の速度に応じて、上記画像の拡大率または縮小率を変化させることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 画像を表示する表示部と、タッチパネルと、を備える情報処理装置の制御方法であって、
    上記情報処理装置のモードを、上記画像を拡大または縮小するためのモードである拡縮モードとする操作を受け付けるモード切替操作ステップと、
    上記拡縮モード時に上記タッチパネルにて受け付けたドラッグ操作に応じて出力された、上記タッチパネルにおける指示体のタッチ位置を示す、少なくとも2つのタッチ位置情報に応じて上記画像の拡大または縮小を行う拡縮実行ステップと、を含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  9. 請求項1に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記拡縮実行部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
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