JP2016217245A - インジェクタ - Google Patents

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直宏 石川
和二 小野
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Abstract

【課題】 インジェクタにおいて、各噴孔の向き及び流量の調整を容易にする。【解決手段】 インジェクタ20であって、ノズル先端部28の内面31は、ノズル軸線Xを中心として中央側が先端側に傾斜したテーパ面に形成され、弁座29は、内面31にノズル軸線を中心とした環状に形成され、複数の噴孔35は、内面側の開口端が弁座の外周縁よりも中央側に配置され、その孔壁のノズル軸線側を構成する孔壁内側部75と、孔壁のノズル軸線と相反する側を構成する孔壁外側部76とを有し、複数の噴孔の少なくとも1つである第1の噴孔35A、35B、35Cは、孔壁内側部と内面とのなす角度が鋭角、かつ孔壁外側部と内面とのなす角度が鈍角に形成され、内面から孔壁外側部に延在する第1の凹部80A、80B、80Cを有する。【選択図】 図3

Description

本発明は、内燃機関のインジェクタに関する。
自動車用の内燃機関の直噴インジェクタとして、内部に燃料流路が形成されたノズルと、ノズル先端部に形成された複数の噴孔と、ノズル内に変位可能に収容された弁体と、弁体をノズル先端部側に付勢するばねと、弁体をばねの付勢力に抗してノズル先端部から離れる方向に変位させるソレノイドとを備えるものが公知である。ノズル先端部の内面は、ノズル軸線を中心とした凹形のテーパ面に形成され、ノズル軸線を中心とした環状の弁座を備えている。噴孔は、ノズル先端部における弁座よりも中央側部分に形成されている。閉弁時には、ばねに付勢された弁体の先端部が、弁座に当接することによって噴孔への燃料の供給が遮断される。開弁時には、ソレノイドに電力が供給されることによって、弁体は、ソレノイドに吸引され、ばねの付勢力に抗してノズル先端部から離れる。これにより、弁体の先端部が弁座から離れ、燃料がノズル先端部の内面の外周側から中央側に流れて噴孔に燃料が供給される。
このようなインジェクタにおいて、ノズル軸線に対する複数の噴孔の位置及び向きを互いに変化させ、点火プラグ周りにリッチ混合気を形成し、その周囲にリーン混合気を形成するようにしたものある(例えば、特許文献1)。
特開2007−278233号公報
しかしながら、上述したように開弁時において燃料はノズル先端部の内面を外周側から中央側に流れるため、噴孔に流入する燃料は指向性を有する。そのため、ノズル軸線に対する各噴孔の向きを相違させると、噴孔の向きと燃料の流れ方向との関係が変化し、噴孔への燃料の流入し易さが変化し、噴孔の流量(噴射量)が変化するという問題がある。そのため、理想の噴霧形状を得るために噴孔の向きを調整すると、噴孔の流量を調整するために噴孔の内径や形状等も変更しなければならなくなる。
本発明は、以上の背景を鑑み、インジェクタにおいて、各噴孔の向き及び流量の調整を容易にすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、所定のノズル軸線(X)に沿って延び、内部に燃料の流路(26)が形成された筒形のノズル本体部(27)、及び前記ノズル本体部の先端を閉塞し、前記流路側を向く内面(31)に弁座(29)を備えると共に、前記内面から外面(32)に貫通する複数の噴孔(35)が形成されたノズル先端部(28)を備えたノズル(21)と、前記流路内に前記ノズル軸線に沿って変位可能に収容され、前記弁座に着座可能な弁体(23)とを有するインジェクタ(20)であって、前記ノズル先端部の前記内面は、前記ノズル軸線を中心として中央側が先端側に傾斜したテーパ面に形成され、前記弁座は、前記内面に前記ノズル軸線を中心とした環状に形成され、複数の前記噴孔は、前記内面側の開口端が前記弁座の外周縁よりも中央側に配置され、その孔壁の前記ノズル軸線側を構成する孔壁内側部(75)と、前記孔壁の前記ノズル軸線と相反する側を構成する孔壁外側部(76)とを有し、複数の前記噴孔の少なくとも1つである第1の噴孔(35A、35B、35C)は、前記孔壁内側部と前記内面とのなす角度が鋭角、かつ前記孔壁外側部と前記内面とのなす角度が鈍角に形成され、前記内面から前記孔壁外側部に延在する第1の凹部(80A、80B、80C)を有することを特徴とする。
この態様によれば、流量が比較的大きくなる第1の噴孔の流量を簡単な構成で低下させることができる。通常、ノズル先端部の内面側において、燃料はノズルの外周側から中央側に流れるため、第1の噴孔のように前記孔壁外側部と前記内面とのなす角度が大きいほど、燃料の流れ方向と噴孔の開口方向とのなす角度が小さくなり、噴孔への燃料の流入が容易になって流量が増加する。本発明の上記態様では、ノズルの外周側から噴孔に内向きに流れる燃料の流れ(以下、内向き流という)は、流路が広がる第1の凹部において流速が低下するため、ノズルの中央側から噴孔に外向きに流れる燃料の流れ(以下、外向き流という)との流速差が小さくなる。これにより、内向き流が、外向き流を押す作用が弱くなり、外向き流が噴孔の開口端において孔壁内側部に追従するように屈曲し難くなり、外向き流が孔壁内側部から剥離する。これにより、噴孔において実際に燃料が流れる流路面積が小さくなり、流量が低下する。このように、第1の噴孔のように向きを変化させても、流量の増加が抑制される。
また、上記の態様において、複数の前記噴孔の少なくとも1つである第2の噴孔(35D、35E、35F)は、前記孔壁内側部と前記内面とのなす角度が鈍角、かつ前記孔壁外側部と前記内面とのなす角度が鋭角に形成され、前記内面から前記孔壁外側部に延在する第2の凹部(80D、80E、80F)を有するとよい。
この態様によれば、流量が比較的小さくなる第2の噴孔の流量を簡単な構成で増加させることができる。通常、第2の噴孔のように前記孔壁外側部と前記内面とのなす角度が小さいほど、内向き流と噴孔の開口方向とのなす角度が大きくなり、内向き流が噴孔の開口端において孔壁外側部に追従するように屈曲し難くなり、内向き流が孔壁内側部から剥離する。これにより、噴孔において実際に燃料が流れる流路面積が小さくなり、流量が低下する。本発明の上記態様では、内向き流が、流路が広がる第2の凹部において流速が低下するため、外向き流との流速差が小さくなる。これにより、内向き流が、外向き流を押す作用が強くなり、外向き流が噴孔の開口端において孔壁外側部に追従するように屈曲し易くなる。これにより、噴孔において実際に燃料が流れる流路面積の減少量が小さくなり、流量が増加する。このように、第2噴孔のように向きを変化させても、流量の低下が抑制される。
また、上記の態様において、前記第1の凹部と前記第2の凹部とは、互いに連続し、前記ノズル軸線を中心とした環状に形成されているとよい。
この態様によれば、各噴孔に対応した凹部を、一度の穿孔によって同時に形成することができ、加工が容易になる。
また、上記の態様において、前記孔壁外側部と前記孔壁内側部とは、共通の円筒面を形成するとよい。
この態様によれば、噴孔の形成が容易になる。
以上の構成によれば、インジェクタにおいて、各噴孔の向き及び流量の調整を容易にすることができる。
第1実施形態に係るインジェクタを備えた内燃機関の断面図 インジェクタの断面図 ノズル先端部の断面図(図5及び図6のIII−III断面図) ノズル先端部の断面図(図5及び図6のIV−IV断面図) ノズル先端部を内面側から見た平面図 ノズル先端部を外面側から見た平面図 (A)第2及び第3噴孔における凹部の深さと分配率の関係を表すグラフ、(B)第4及び第5噴孔における凹部の深さと分配率の関係を表すグラフ (A)比較例において、孔壁外側部とテーパ面とのなす角度が鈍角、かつ孔壁内側部とテーパ面とのなす角度が鋭角の場合の燃料の流れを示す説明図、(B)比較例において、孔壁外側部とテーパ面とのなす角度が鋭角、かつ孔壁内側部とテーパ面とのなす角度が鈍角の場合の燃料の流れを示す説明図 (A)第1実施形態において、孔壁外側部とテーパ面とのなす角度が鈍角、かつ孔壁内側部とテーパ面とのなす角度が鋭角の場合の燃料の流れを示す説明図、(B)第1実施形態において、孔壁外側部とテーパ面とのなす角度が鋭角、かつ孔壁内側部とテーパ面とのなす角度が鈍角の場合の燃料の流れを示す説明図 (A)第1実施形態に係るインジェクタの燃料の噴霧形状の写真、(B)比較例に係るインジェクタの燃料の噴霧形状の写真 第2実施形態に係るノズル先端部を内面側から見た平面図
以下、図面を参照して、本発明を自動車の直噴式内燃機関の燃料噴射装置に適用した実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、自動車の内燃機関1は、シリンダブロック2と、シリンダブロック2の上部に接合されたシリンダヘッド3とを有する。シリンダブロック2にはシリンダ4が形成されており、シリンダ4にはピストン5がシリンダ4の軸線に沿って摺動可能に受容されている。シリンダヘッド3の各シリンダ4に対向する部分には、略半球状に凹設された燃焼室凹部6が形成されている。燃焼室凹部6は、ピストン5の上面との間に燃焼室7を形成する。
燃焼室凹部6の一側には一対の吸気ポート11が開口している。各吸気ポート11は、燃焼室凹部6からシリンダヘッド3の一側の側壁へと延び、開口している。燃焼室凹部6の他側には一対の排気ポート12が開口している。各排気ポート12は、燃焼室凹部6からシリンダヘッド3の他側の側壁へと延び、開口している。各吸気ポート11及び各排気ポート12と燃焼室凹部6との境界部には、各ポートを開閉するポペット弁である吸気弁13及び排気弁14が設けられている。燃焼室凹部6の中央部であって、各吸気ポート11及び各排気ポート12に囲まれた部分には、シリンダヘッド3を上下に貫通する点火プラグ取付孔16が形成されている。点火プラグ取付孔16には、点火プラグ17が挿入され、固定されている。
燃焼室凹部6の一側の縁部であって、一対の吸気ポート11間には、インジェクタ孔19の内端が開口している。インジェクタ孔19は、直線状の軸線に沿って延び、外端がシリンダヘッド3の一側の側壁に開口している。インジェクタ孔19の外端は、一側の側壁において、吸気ポート11よりもシリンダブロック2側に配置されている。
インジェクタ孔19には、インジェクタ20が挿入されている。インジェクタ20は、所定の軸線に沿って延在した装置である。インジェクタ20の軸線に沿った一端側を先端、相反する他端側を基端とすると、インジェクタ20は、先端が燃焼室7に臨み、基端側がインジェクタ孔19からシリンダヘッド3の外方に突出するようにインジェクタ孔19に挿入される。
図2に示すように、インジェクタ20は、先端側に設けられたノズル21と、ノズル21の基端側に結合されたハウジング22と、ノズル21内に進退可能に受容された弁体23と、ノズル21及びハウジング22に支持されたソレノイド24とを有する。ハウジング22の外面には、樹脂からなる被覆材25がインサートモールドされている。
ノズル21は、所定の軸線X(以下、ノズル軸線Xという)に沿って延び、内部に燃料が流れる第1流路26が形成された筒形のノズル本体部27を有する。ノズル軸線Xは、インジェクタ20の軸線と同軸に配置されている。ノズル本体部27の基端部は、先端部に対して拡径され、基端側に向けて開口している。ノズル本体部27の先端部は、ノズル先端部28によって閉塞されている。本実施形態ではノズル先端部28はノズル本体部27に組み付けられた別部材であるが、他の実施形態ではノズル先端部28はノズル本体部27と一体の部材であってもよい。ノズル先端部28は、基端側(第1流路26側)を向く部分に内面31を備え、先端側を向く部分に外面32を備えている。後に詳述するが、ノズル先端部28は、その内面31に弁座29が形成されると共に、内面31から外面32に貫通する複数の噴孔35が形成されている。本実施形態では、第1〜第6噴孔35A、35B、35C、35D、35E、35Fが形成されている(図5、図6参照)。以下の説明において、符号の添え字A〜Fは、第1〜第6噴孔35A〜35Fに対応した構成を表し、総称する場合には添え字A〜Fを省略する。
図2に示すように、ハウジング22は、第1ハウジング37と、第2ハウジング38とを組み合わせて形成されている。第1ハウジング37は、両端が開口した筒形に形成され、内部に燃料が流れる第2流路39が形成されている。第1ハウジング37の一端はノズル本体部27の基端開口に挿入され、第1流路26と第2流路39とは互いに接続されている。第1ハウジング37は、その外面において一端から所定の距離をおいた部分に径方向外方に突出した円環状の第1フランジ41を有する。第1フランジ41がノズル本体部27の基端の端面に当接することによって、ノズル本体部27及び第1ハウジング37の相対位置が定められている。第1フランジ41は、ノズル本体部27の基端部の外周面よりも外方に突出している。
第2ハウジング38は、両端が開口した筒形に形成され、その先端部に径方向内向きに突出した円環状の第2フランジ42を有する。第2ハウジング38の内周面が第1フランジ41の外周面に当接し、第2フランジ42の内周面がノズル本体部27の基端部の外周面に当接するように、第2ハウジング38はノズル本体部27及び第1ハウジング37の外周側に装着される。ノズル本体部27の基端部、第2ハウジング38、第1フランジ41、及び第2フランジ42によって画定される、ノズル軸線Xを中心とした環状空間には、環状のソレノイド24が配置されている。ソレノイド24は、被覆材25によって形成されたコネクタ内の端子と配線を介して接続されている。ソレノイド24は、端子を介して制御回路と接続され、電力の供給を受ける。
弁体23は、第1流路26内をノズル軸線Xに沿って延びる柱状のニードル45と、ニードル45の基端に同軸に設けられた円板部46とを有する。円板部46は所定の厚みを有し、外周面においてノズル本体部27の基端部の内周面に摺接している。円板部46には、厚み方向に貫通する複数の通路孔47が形成されている。弁体23は、ノズル21に対してノズル軸線Xに沿った方向に変位可能となっている。ニードル45の先端部48は、弁座29に着座可能な形状に形成されている。
第1ハウジング37の第2流路39には、両端が開口した筒形のばね座51が圧入されている。ばね座51と円板部46との間には、圧縮コイルばねであるばね52が介装されている。ばね52は、弁体23が弁座29に着座する方向、すなわちノズル21に対して弁体23を先端側に付勢している。
第1ハウジング37の基端部は燃料配管53に接続され、第1及び第2流路26、39には、燃料配管53を介して、燃料ポンプによって昇圧された燃料が供給される。弁体23が弁座29に着座した閉弁状態では、噴孔35への燃料の供給が遮断され、噴孔35から燃料は噴射されない。ソレノイド24に電力が供給されると、ソレノイド24によって第1ハウジング37の先端部が磁化され、円板部46が第1ハウジング37の先端部に吸引され、弁体23が弁座29から離れる。これにより、各噴孔35に燃料が供給され、各噴孔35から燃料が噴射される。
以下、ノズル先端部28の周辺構造について詳述する。図3及び図4に示すように、ノズル先端部28の内面31には、ノズル軸線Xを中心として先端側に凹んだテーパ面60が形成されている。テーパ面60は、基端側から先端側にかけてノズル軸線Xとの距離が漸減している。テーパ面60はノズル軸線Xを中心とした環状に形成されており、内面31におけるテーパ面60の内側部分は、テーパ面60に対して先端側に凹んでいる。ノズル先端部28の外面32の中央部には、テーパ面60と対応して先端側に突出した突出面が形成されている。
環状に形成されたテーパ面60の外周部(すなわち基端側部分)は、円環状の弁座29を形成している。ニードル45の先端部48の外面は、半球面や円錐台面等に形成されている。ニードル45の先端部48の外面と弁座29とは、ノズル軸線Xを中心とした環状の接触面を形成する。ニードル45の先端部48が弁座29に着座した状態で、ニードル45の先端部48の外面と、テーパ面60の内周部(すなわち先端側部分)及び内面31との間には空隙61が形成される。ニードル45の先端部48が弁座29に着座した閉弁状態では、空隙61と第1流路26と弁体23によって互いに遮断されている。
テーパ面60の内周部には、各噴孔35の内面31側の開口端(以下、内端という)が形成されている。各噴孔35の内端は、一部が弁座29と重なっていてもよい。各噴孔35A〜35Fの内端は、ノズル軸線Xを中心とした所定の円周上に、等間隔に配置されている。内燃機関1のシリンダ軸線を基準とした上下方向において、第1噴孔35Aは円周上の最上部に配置され、第6噴孔35Fは最下部に配置され、第2及び第3噴孔35B、35Cは第1噴孔35Aの両隣に配置され、第4及び第5噴孔35D、35Eは第6噴孔35Fの両隣に配置されている。すなわち、内面31側から見て、ノズル軸線Xを中心とした右回りに、第1噴孔35A、第2噴孔35B、第4噴孔35D、第6噴孔35F、第5噴孔35E、第3噴孔35Cの順で配置されている(図5参照)。
図3及び図4に示すように、各噴孔35は、基端側から順に、小径部71、テーパ部72、及び大径部73を有する。小径部71及び大径部73は、それぞれ等径の円孔であり、大径部73の内径は小径部71の内径よりも大きい。テーパ部72は、小径部71に接続された基端側から大径部73に接続された先端側にかけて内径が漸増している。小径部71、テーパ部72、及び大径部73の軸線は互いに同軸に配置され、噴孔35の軸線Yを形成する。
図6に示すように、各噴孔35の軸線Yは、互いに相違する方向に延在している。第1噴孔35Aの軸線YA、第6噴孔35Fの軸線YF、及びノズル軸線Xは、共通の基準面Z上に配置されている。基準面Zは、インジェクタ20が内燃機関1に取り付けられた状態において、上下方向(シリンダ軸線の延在方向)に延在する。第1噴孔35Aの軸線YAは、ノズル軸線Xと略平行に配置されている。第6噴孔35Fの軸線YFは、基準面Z上において、ノズル軸線Xに対して先端側が下方に傾斜している。第2噴孔35Bの軸線YBと第3噴孔35Cの軸線YCとは、基準面Zを対称面として互いに対称形(左右対称形)になるように配置されている。第2噴孔35Bの軸線YB及び第3噴孔35Cの軸線YCは、ノズル軸線Xに対して先端側が下方かつ左右(基準面Zから離れる方向)に傾斜している。第4噴孔35Dの軸線YDと第5噴孔35Eの軸線YEとは、基準面Zを対称面として互いに対称形(左右対称形)になるように配置されている。第4噴孔35Dの軸線YD及び第5噴孔35Eの軸線YEは、ノズル軸線Xに対して先端側が下方かつ左右(基準面Zから離れる方向)に傾斜している。第4噴孔35Dの軸線YD及び第5噴孔35Eの軸線YEは、第2噴孔35Bの軸線YB及び第3噴孔35Cの軸線YCよりも、ノズル軸線Xに対して、下方への傾斜角が大きく、かつ左右への傾斜角が大きく設定されている。第6噴孔35Fの軸線YFは、第2噴孔35Bの軸線YB及び第3噴孔35Cの軸線YCよりも、ノズル軸線Xに対して下方への傾斜角が小さく設定されている。
第1〜第6噴孔35A〜35Fの燃料噴射方向DA〜DFは、図1に示すように、シリンダ軸線及びノズル軸線Xと直交する方向から見て、上下に広がりを有する。第1噴孔35Aの燃料噴射方向DAは、ノズル軸線Xと略平行になり、第6噴孔35Fの燃料噴射方向DF、第2及び第3噴孔35B、35Cの燃料噴射方向DB、DC、第4及び第5噴孔35D、35Eの燃料噴射方向DD、DEの順でノズル軸線Xに対して下方への角度が大きくなる。
図3及び図4に示すように、各噴孔35を形成する孔壁において、ノズル軸線X側(以下、ノズル中央側という)の部分を孔壁内側部75、ノズル軸線Xと相反する側(以下、ノズル外周側という)の部分を孔壁外側部76とする。また、各噴孔35の小径部71の孔壁内側部75とテーパ面60がなす角部を内側角部77、小径部71の孔壁外側部76とテーパ面60とがなす角部を外側角部78とする。なお、外側角部78は、後述する凹部80によって切り欠かれるため、孔壁外側部76及びテーパ面60をそれぞれ外挿した仮想面に形成される。
図3に示すように、第1噴孔35Aでは、孔壁内側部75とテーパ面60とのなす角度(内側角部77の角度)は鋭角に形成され、孔壁外側部76とテーパ面60とのなす角度(外側角部78の角度)は鈍角に形成されている。第6噴孔35Fでは、孔壁内側部75とテーパ面60とのなす角度は鋭角に形成され、孔壁外側部76とテーパ面60とのなす角度は鈍角に形成されている。図4に示すように、第2噴孔35Bでは、孔壁内側部75とテーパ面60とのなす角度は鋭角に形成され、孔壁外側部76とテーパ面60とのなす角度は鈍角に形成されている。第5噴孔35Eでは、孔壁内側部75とテーパ面60とのなす角度は鋭角に形成され、孔壁外側部76とテーパ面60とのなす角度(外側角部78の角度)は鈍角に形成されている。なお、図示しないが、第2噴孔35Bと対称形である第3噴孔35Cでは、孔壁内側部75とテーパ面60とのなす角度は鋭角に形成され、孔壁外側部76とテーパ面60とのなす角度は鈍角に形成されている。同様に、第5噴孔35Eと対称形である第4噴孔35Dでは、孔壁内側部75とテーパ面60とのなす角度は鋭角に形成され、孔壁外側部76とテーパ面60とのなす角度は鈍角に形成されている。
図3〜図5に示すように、テーパ面60において、各噴孔35の内端の縁部のノズル外周側には、先端側に向けて凹設された凹部80(第1〜第6凹部80A〜80F)が形成されている。凹部80は、外側角部78の稜線を切り欠くように形成され、孔壁外側部76に沿って小径部71の周方向に延在している。凹部80は、ノズル軸線Xと直交する方向に延在する底部81と、底部81に対して略直角に延び、凹部80の外周部を形成する壁部82とを有する。凹部80の底部81は、小径部71の孔壁外側部76に繋がっている。小径部71の径方向における凹部80の幅(底部81の幅)は、小径部71の半径に対して80%〜150%であることが好ましく、凹部80の深さ(壁部82の高さ)は、小径部71の半径に対して80%〜150%であることが好ましい。
以上のように構成した第1実施形態に係るインジェクタ20の効果について説明する。図7(A)は、開弁時に第2噴孔35B又は第3噴孔35Cを通過する燃料の流量を比率で表したグラフであり、図7(B)は、開弁時に第4噴孔35D又は第5噴孔35Eを通過する燃料の流量を比率で表したグラフである。図7(A)及び(B)に示す分配率は、第1〜第6噴孔35A〜35Fの流量の合計に対する各噴孔35の流量の比率である。第2噴孔35B及び第3噴孔35Cは、互いに対称形であり、同じジオメトリを有するため、分配率は概ね等しくなる。同様に、第4噴孔35D及び第5噴孔35Eも、分配率は概ね等しくなる。
第1実施形態に係るインジェクタ20から凹部80を省略したものを比較例とする。比較例に係るインジェクタでは、第1〜第3噴孔35A〜35Cの分配率(流量)が、第4〜第6噴孔35D〜35Fの分配率(流量)よりも大きくなる。これは、各噴孔35の軸線Yの向きに起因する。比較例と同様の第1実施形態に係るインジェクタ20では、弁体23が弁座29から離れたときに、ノズル外周側からノズル中央側に向けて燃料が流れる。そのため、各噴孔35の内端に流入する燃料は、ノズル軸線Xを中心とした径方向において、ノズル中央側から噴孔35に向う流れ(外向き流)よりもノズル外周側から噴孔35に向う流れ(内向き流)の方が強くなる。
図8(A)に示すように、第1〜第3噴孔35A〜35Cのように外側角部78が鈍角かつ内側角部77が鋭角の場合には、燃料の内向き流は、噴孔35の内端に流入するときに孔壁外側部76に沿って屈曲することができ、孔壁外側部76に沿って流れる。このとき、燃料の外向き流は、内向き流に押されるため、鋭角の内側角部77に沿って屈曲することができ、孔壁内側部75に沿って流れる。これにより、噴孔35において燃料が実際に流れる流路断面が、噴孔35の断面積に近づき、流量が比較的大きくなる。
一方、図8(B)に示すように、第4〜第6噴孔35D〜35Fのように外側角部78が鋭角かつ内側角部77が鈍角の場合には、燃料の内向き流は、噴孔35の内端に流入するときに孔壁外側部76に追従して屈曲することができず、孔壁外側部76から剥離して孔壁内側部75側に寄って流れる。これにより、孔壁外側部76付近の空間は流路として機能せず、噴孔35において燃料が実際に流れる流路断面が、外側角部78が鈍角の場合よりも小さくなる。また、燃料の外向き流は、内向き流に一層強く押されるため、外側角部78が鈍角の場合よりも噴孔35内の流入が阻害される。これらにより、外側角部78が鋭角かつ内側角部77が鈍角の場合は、外側角部78が鈍角かつ内側角部77が鋭角の場合よりも、噴孔35を通過する燃料の流量が低下する。
本実施形態に係るインジェクタ20では、各噴孔35の内端のノズル外周側の縁部に、燃料の流路を拡大する凹部80が設けられている。そのため、ノズル外周側から噴孔35に流入する燃料の流れは、凹部80において流速が低下する。これにより、燃料の外向き流と、内向き流との速度差が小さくなる。そのため、燃料の内向き流が外向き流を押す作用が小さくなる。
本実施形態に係るインジェクタ20では、図9(A)に示すように、第1〜第3噴孔35A〜35Cのように外側角部78が鈍角かつ内側角部77が鋭角の場合には、燃料の内向き流は、凹部80において速度が低下した後、孔壁外側部76に沿うように屈曲し、孔壁外側部76に沿って流れる。一方、燃料の内向き流がノズル内周側からの燃料の流れを押す作用が小さいため、外向き流は鋭角の内側角部77に追従して屈曲することができず、孔壁内側部75から剥離して孔壁外側部76側に寄って流れる。これにより、本実施形態に係るインジェクタ20において、外側角部78が鈍角かつ内側角部77が鋭角の噴孔35では、噴孔35において燃料が実際に流れる流路断面が噴孔35の断面積よりも小さくなり、比較例の対応する噴孔35よりも燃料の流量が低下する。
一方、本実施形態に係るインジェクタ20において、図9(B)に示すように、第4〜第6噴孔35D〜35Fのように外側角部78が鋭角かつ内側角部77が鈍角の場合には、燃料の内向き流は、凹部80において速度が低下した後、噴孔35の内端に流入するときに孔壁外側部76に追従して屈曲することができず、孔壁外側部76から剥離して孔壁内側部75側に寄って流れる。一方、燃料の内向き流の流速が低下するため、比較例の対応する噴孔35に比べて、外向き流は噴孔35内に流入し易くなる。これにより、本実施形態に係るインジェクタ20において外側角部78が鋭角かつ内側角部77が鈍角の噴孔35の流量は、比較例の対応する噴孔35の流量よりも大きくなる。
図7(A)に示すように、本実施形態に係るインジェクタ20の第2及び第3噴孔35B、35Cでは、図示の範囲において凹部80B、80Cの深さが深くなるにつれて分配率が低下する。これは、上述した理由に基づくと考えられる。また、図7(B)に示すように、本実施形態に係るインジェクタ20の第4及び第5噴孔35D、35Eでは、図示の範囲において凹部80D、80Eの深さが深くなるにつれて分配率が増加する。これは、第2及び第3噴孔35B、35Cの分配率が低下した結果、第4及び第5噴孔35D、35Eの分配率が相対的に増加したものと考えられる。
図10(B)に示すように、比較例に係るインジェクタでは、流量差に起因する噴孔35間の燃料のペネトレーション(貫通性)の差が大きいが、図10(A)に示すように、本実施形態に係るインジェクタ20では、噴孔35間の燃料のペネトレーションの差が緩和される。これにより、一部の噴孔35から噴射された燃料がシリンダ4やピストン5に付着することが防止される。
(第2実施形態)
図11に示すように、第2実施形態に係るインジェクタ100は、第1実施形態に係るインジェクタ20と比較して、凹部101の形状のみが異なり、他の構成は同様である。第2実施形態に係るインジェクタ100では、テーパ面60に先端側に向けて凹設された凹部101は、ノズル軸線Xを中心とした環状に形成されている。凹部101は、各噴孔35の内端の縁部のノズル外周側に配置され、各外側角部78の稜線を切り欠くように形成されている。凹部101は、ノズル軸線Xと直交する方向に延在し、ノズル軸線Xを中心とした環状をなす平面状の底部104と、底部104に対して略直角に延び、ノズル軸線Xを中心とした円周面を形成する壁部105とを有する。凹部101の底部104は、小径部71の孔壁外側部76に繋がっている。凹部80の幅(ノズル軸線Xの径方向における底部104の長さ)は、小径部71の半径に対して80%〜150%であることが好ましく、凹部80の深さ(壁部105の高さ)は、小径部71の半径に対して80%〜150%であることが好ましい。
第2実施形態に係るインジェクタ100のように、凹部101を連続した1つの凹部にすると、ドリルによる1回の穿孔で複数の噴孔35に対応した凹部101を一度に形成することができるため、加工が容易になる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。噴孔35の数、向き、及び形状は、任意に設定することができる。また、凹部80は、外側角部78に設けられていればよく、その形状や大きさは任意に設定することができる。
1 :内燃機関
20 :インジェクタ
21 :ノズル
23 :弁体
26 :第1流路
27 :ノズル本体部
28 :ノズル先端部
29 :弁座
31 :内面
32 :外面
34 :弁座
35(35A〜35F) :噴孔
39 :第2流路
48 :先端部
60 :テーパ面
75 :孔壁内側部
76 :孔壁外側部
77 :内側角部
78 :外側角部
80(80A〜80F) :凹部
100 :インジェクタ
101 :凹部
X :ノズル軸線
Y(YA〜YF) :噴孔の軸線
Z :基準面

Claims (4)

  1. 所定のノズル軸線に沿って延び、内部に燃料の流路が形成された筒形のノズル本体部、及び前記ノズル本体部の先端を閉塞し、前記流路側を向く内面に弁座を備えると共に、前記内面から外面に貫通する複数の噴孔が形成されたノズル先端部を備えたノズルと、前記流路内に前記ノズル軸線に沿って変位可能に収容され、前記弁座に着座可能な弁体とを有するインジェクタであって、
    前記ノズル先端部の前記内面は、前記ノズル軸線を中心として中央側が先端側に傾斜したテーパ面に形成され、
    前記弁座は、前記内面に前記ノズル軸線を中心とした環状に形成され、
    複数の前記噴孔は、前記内面側の開口端が前記弁座の外周縁よりも中央側に配置され、その孔壁の前記ノズル軸線側を構成する孔壁内側部と、前記孔壁の前記ノズル軸線と相反する側を構成する孔壁外側部とを有し、
    複数の前記噴孔の少なくとも1つである第1の噴孔は、前記孔壁内側部と前記内面とのなす角度が鋭角、かつ前記孔壁外側部と前記内面とのなす角度が鈍角に形成され、前記内面から前記孔壁外側部に延在する第1の凹部を有することを特徴とするインジェクタ。
  2. 複数の前記噴孔の少なくとも1つである第2の噴孔は、前記孔壁内側部と前記内面とのなす角度が鈍角、かつ前記孔壁外側部と前記内面とのなす角度が鋭角に形成され、前記内面から前記孔壁外側部に延在する第2の凹部を有することを特徴とする請求項1に記載のインジェクタ。
  3. 前記第1の凹部と前記第2の凹部とは、互いに連続し、前記ノズル軸線を中心とした環状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のインジェクタ。
  4. 前記孔壁外側部と前記孔壁内側部とは、共通の円筒面を形成することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載のインジェクタ。
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