JP2016216867A - サイズ調整具及びサイズ調整可能な衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】紐材や帯状材を結ぶ等のワンタッチの作業でサイズ調整が可能で、しかも着用者の体に食い込んだりすることのない体にやさしいサイズ調整具及びこれを使用してなるサイズ調整可能な衣服を提供する。
【解決手段】同形状の短冊状の基材2と表面布材3とを重ねて配置し、これらの基材と表面布材を逢着して上下方向に二つの並行した通路5a、5bを設け、これらの通路に紐材6、6a、6b又は帯状材を配置している。そして、紐材又は帯状材の上部側を前記基材及び表面布材と一緒に逢着し、紐材又は帯状材の下部側を前記通路から外部へ導出している。サイズ調整具1の下方から導出された紐材又は帯状材を絞り上げると衣服の着丈寸法を短くすることができる。この状態で紐材又は帯状材をリボン結び等で締結すればよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に成長著しい子供達に適用できるように、着丈寸法やウェストサイズ、胸囲サイズ、ヒップサイズが変わった場合でも、これに対応して衣服の着丈等を簡易に調整することのできるサイズ調整具及びこれを使用してなるサイズ調整可能な衣服に関するものである。
乳幼児の時期に着用させる一般的な衣服として、「つなぎ」や「おくるみ」機能を持ち合わせた2wayオール(カバーオールともいう)、寝具製品として取り扱われるスリーパー等がある。これらは、特徴として着丈が長く、全体的に大きく縫製されている。
一方、乳幼児や成長期の子供達は、身体の発育が著しく、短期間の間に身長及び体重が急激に増加する。そのため、これらの年代の子供達の親は、現在の子供の体型に合った着丈よりも、ある程度大きめの衣服を購入し、複数年を着せられるようにすることが多かった。ところが、このように現在の体型よりも大きめの衣服を購入すると、購入した現在の体型のときには衣服の方が大きいので、裾を引きずって歩き回るようになり、着ている子供自身のストレスになることがあった。また長い裾が家具等の他のものに引っかかったり、自分で裾を踏んだりして転倒するなどの危険を伴うこともあった。そのために、折角購入した衣服の着用を嫌がり、結果的に子供が成長し、サイズが合うまで保管することが多かった。若しくは、その年代の親が手縫いやミシン等でサイズ調整し着用させる等の手間があった。
また大人であっても、季節を問わずに着用する衣服については、夏場は短めのものが好ましく、冬場は長めのものが好ましいが、長めのものを購入した場合は夏場等にはストレスを感じざるを得なかった。
従来のこのような問題を解決する技術として、特許文献1乃至特許文献3に示すように、衣服の着丈を調整できるようにしたものがある。
特許文献1に示す技術にあっては、前身頃において、肩部、胸周り部、胴周り部のそれぞれには、テープアジャスターと呼ばれる寸法調整具を配置している。この寸法調整具は、樹脂性の環体とこれに固定された固定帯と、環体に挿通された寸法調整帯とを有する。固定帯の一端を環体に固定し、他端を試着採寸用上着の所定の位置に縫い付けている。
寸法調整帯は、読み取り可能な目盛りが設けられており、環体に対してスライドできて任意の位置で固定できるよう挿通し、その時の寸法を目盛りによって読み取り可能であるとともに、着用者によって容易に、かかる寸法を任意に調整して固定できる。これにより、肩幅調整、胸囲サイズ、ウェストサイズの調整及び寸法測定が可能である。
特許文献2に示す技術にあっては、コートの裾、上着の裾、ズボンの裾、上着の袖、スカートの裾、セータ等の被り物の裾の如く、筒状に形成した部分において、内側に帯状の内布を環状に配置し、この帯状の内布の上端のみを基布の先端に縫着固定している。 そして、この帯状の内布に、フック、面ファスナー、ドットボタン、スナップボタン、その他適宜の止着具の一方部材を配置し、この一方部材の相手方としての他方部材を基布の先端の内側下端に固定している。
基布の下端側を折り返して試着具の相手方部材を任意の位置の一方部材に試着することで、寸法調整を行うようにしている。
特許文献3に示す技術にあっては、着物の後身頃の内側に丈方向に離して複数形成された着丈調整用ベルト通しと、任意の段の前記着丈調整用ベルト通しに通され、着物の内側で着用者の体の前へ回して両端を互いに連結することにより前記後身頃の着丈調整用ベルト通しの位置を着用者の身体に固定する着丈調整ベルトを設けている。
前記丈方向(上下方向)に複数形成された着丈調整用ベルト通しのうちの着用者の体型に合った位置のものを選択して、着丈調整ベルトを通し、着丈を調整するようにしている。
特開2015−010303号公報 実用新案登録第3191743号公報 特開2010−222719号公報
前記特許文献1に示す技術では、固定帯と、該固定帯の先端に取り付けられる環体と、環体へ挿通される寸法調整帯との三つの部材が重なり、この重なった部分が大きな凸部を形成し、幼児等の体に食い込んで不快感及び違和感を与え、また着用者の体を痛めるという欠点があった。しかも、前記重なった凸部は、着用者が転んだ時や寝返り時に体に食い込み、怪我や痛みを伴うという問題があった。
特許文献2等に示す技術では、サイズ調整可能とするために、帯状内布に凹部のスナップ材等を配置し、これを上下方向に複数段配置し、更に裾部分に凸部のスナップ材等を配置する必要がある。そのため、これらの多数のスナップ材等が幼児等の体に食い込んで不快感及び違和感を与えたり、身体を痛めるという問題があった。
また多数のスナップ材を使用するため、費用が高くなるという欠点もあった。
更に、裾を折り返すことで、サイズ調整をするため、裾の部分をスボンのように足をいれる部分を作ることができるようなカバーオール等の衣服では全体の着丈調整ができないという欠点があった。
特許文献3に示す技術では、着丈調整ベルト通しに着丈調整用ベルトを挿通して行う必要があるため、着丈が合わないときには、脱いで着丈調整用ベルトを違う段のベルト通しに通した後、再度着用する必要があり、面倒であった。更に、ベルトは着用者の体に巻き付けて使用しなければならないので、着用者窮屈な感じを与えるという問題があった。
本発明は、従来の前記問題点に鑑みてこれを改良除去したものであって、紐材や帯状材を結ぶ等のワンタッチの作業でサイズ調整が可能で、しかも着用者の体に食い込んだりすることのない体にやさしいサイズ調整具及びこれを使用してなるサイズ調整可能な衣服を提供せんとものである。
前記課題を解決するために本発明が採用した請求項1の手段は、短冊状の基材に、該基材と同形状の表面布材を重ねて配置し、これらの基材と表面布材を逢着して上下方向に二つの並行した通路を設け、これらの通路に紐材又は帯状材を配置して成り、紐材又は帯状材の上部側は前記基材及び表面布材と一緒に逢着されており、紐材又は帯状材の下部側は前記通路から外部へ導出されていることを特徴とするサイズ調整具である。
前記課題を解決するために本発明が採用した請求項2の手段は、前記外部へ導出された紐材又は帯状材の下部側にストッパー部材がスライド自在に係止されている請求項1に記載のサイズ調整具である。
前記課題を解決するために本発明が採用した請求項3の手段は、短冊状の基材に、該基材と同形状の表面布材を重ねて配置し、これらの基材と表面布材を逢着して上下方向に一つの通路を設け、該通路に紐材又は帯状材を配置して成り、紐材又は帯状材の上部側は前記基材及び表面布材と一緒に逢着されており、紐材又は帯状材の下部側は前記通路から外部へ導出され、該導出部分にストッパー部材がスライド自在又は位置変更自在に係止されていることを特徴とするサイズ調整具である。
前記課題を解決するために本発明が採用した請求項4の手段は、前記基材が熱を加えると接着性を発現する材料からなる請求項1乃至3に記載のサイズ調整具である。
前記課題を解決するために本発明が採用した請求項5の手段は、短冊状の基材に、該基材と同形状の表面布材を重ねて配置し、これらの基材と表面布材を逢着して上下方向に二つの並行した通路を設け、これらの通路に紐材又は帯状材を配置して成り、紐材又は帯状材の上部側は前記基材及び表面布材と一緒に逢着されており、紐材又は帯状材の下部側は前記通路から外部へ導出されているサイズ調整具を、衣服の脇下内側に取り付けたことを特徴とするサイズ調整可能な衣服である。
前記課題を解決するために本発明が採用した請求項6の手段は、短冊状の基材に、該基材と同形状の表面布材を重ねて配置し、これらの基材と表面布材を逢着して上下方向に一つの通路を設け、該通路に紐材又は帯状材を配置して成り、紐材又は帯状材の上部側は前記基材及び表面布材と一緒に逢着されており、紐材又は帯状材の下部側は前記通路から外部へ導出され、該導出部分にストッパー部材がスライド自在又は位置変更自在に係止されているサイズ調整具を、衣服の脇下内側に取り付けたことを特徴とするサイズ調整可能な衣服である。
前記課題を解決するために本発明が採用した請求項7の手段は、衣服の脇下に所定間隔ごとに表裏面を貫通する孔を設け、該孔に紐材又は帯状材を表裏面交互に行き渡るように挿通し、紐材又は帯状材の下部側にストッパー部材を係止したことを特徴とするサイズ調整可能な衣服である。
前記課題を解決するために本発明が採用した請求項8の手段は、二枚以上の布地からなる衣服において、脇下の裏地に上下部分で二箇所の切れ目を設け、該切れ目に二本の紐材又は帯状材を配置し、これらの紐材又は帯状材どうしの間で且つ前記上下二箇所の切れ目間の範囲の二枚以上の布地を逢着し、また紐材又は帯状材の上部側を前記二枚以上の布地と一緒に逢着し、紐材又は帯状材の下部側を下部側の切れ目から外部へ導出したことを特徴とするサイズ調整可能な衣服である。
前記課題を解決するために本発明が採用した請求項9の手段は、前記外部へ導出された紐材又は帯状材の下部側にストッパー部材がスライド自在又は位置変更自在に係止されている請求項8に記載のサイズ調整具である。
前記課題を解決するために本発明が採用した請求項10の手段は、二枚以上の布地からなる衣服において、脇下の裏地に上下部分で二箇所の切れ目を設け、該切れ目に一本の紐材又は帯状材を配置し、該紐材又は帯状材の上部側を前記二枚以上の布地と一緒に逢着し、紐材又は帯状材の下部側を下部側の切れ目から外部へ導出し、該導出部にストッパー部材をスライド自在又は位置変更自在に係止したことを特徴とするサイズ調整可能な衣服である。
請求項1の発明のサイズ調整具は、同形状の短冊状の基材と表面布材とを重ねて配置し、これらの基材と表面布材を逢着して上下方向に二つの並行した通路を設け、これらの通路に紐材又は帯状材を配置している。そして、紐材又は帯状材の上部側を前記基材及び表面布材と一緒に逢着し、紐材又は帯状材の下部側を前記通路から外部へ導出している。
このサイズ調整具は、衣服の上下方向に縦長になるように逢着されて使用されるか、又は横方向に長くなるように逢着されて使用される。上下方向に縦長とした場合は、サイズ調整具の下方から導出された紐材又は帯状材を絞り上げると衣服の着丈寸法を短くすることができる。この状態で紐材又は帯状材をリボン結び等で締結すればよい。
このようなサイズ調整具であれば、薄い布材のみが二重に重なるだけであり、この部分が極端に凸状になることはなく、幼児等の着用者の体に対してもソフトな感触を与えることができ、安心して着用することができる。また着丈サイズの調整がワンタッチで行えるという利点もある。横方向に長くなるように使用した場合は、胸囲サイズやウェストサイズの調整が同様に可能である。しかも、サイズ調整具を衣服の任意の位置へ逢着することで、あらゆる衣服のサイズ調整が可能である。
請求項2の発明にあっては、外部へ導出された紐材又は帯状材の下部側にストッパー部材をスライド自在に係止しているので、ストッパー部材をスライドさせるだけで、着丈等のサイズ調整が可能であり、サイズ調整動作が極めて簡単である。
請求項3の発明にあっては、前記通路を一本とし、また紐材又は帯状材も一本としている。そして、紐材又は帯状材の通路から外部へ導出された部分にストッパー部材をスライド自在又は位置変更自在に係止している。通路と、紐材又は帯状材とが、それぞれ一本ずつなので非常にシンプルなサイズ調整具となる。
請求項4の発明にあっては、前記請求項1乃至3の発明の基材を、熱を加えると接着性を発現するアイロン接着シート等で構成される。これであれば、アイロンを用いて衣服へ取り付けることができ、簡単に衣服のサイズ調整が可能となる。
請求項5の発明にあっては、請求項1に記載のサイズ調整具を衣服の脇下内側へ取り付けたものである。着丈調整が容易に行え、身体に刺激を与えない安心した衣服となることは前述した通りである。
請求項6の発明にあっては、請求項3に記載のサイズ調整具を衣服の脇下内側へ取り付けたものであり、その効果は前述した通りである。
請求項7の発明にあっては、衣服の脇下に所定間隔ごとに表裏面を貫通する孔を設け、該孔に紐材又は帯状材を表裏面交互に行き渡るように挿通し、紐材又は帯状材の下部側にストッパー部材を係止している。衣服の生地自体をサイズ調整具の主要な構成部材とすることで、少ない部品でサイズ調整可能な衣服の提供が可能となる。
請求項8の発明にあっては、二枚以上の布地からなる衣服において、裏地に上下二箇所の切れ目を入れ、また逢着により二本の通路を設け、該通路に紐材又は帯状材を配置してサイズ調整可能な衣服としたものである。この場合も少ない部品でサイズ調整可能な衣服を構成することができる。
請求項9の発明にあっては、請求項8の発明の通路から外部へ導出された紐材又は帯状材に、スライド自在にストッパー部材を係止したものであり、ワンタッチでサイズ調整が可能な衣服の提供が可能である。
請求項10の発明にあっては、請求項8の発明の通路と、紐材又は帯状材をそれぞれ一本にしたものであり、極めてシンプルなサイズ調整が可能な衣服の提供が可能となる。
本発明に係るものであって、通路と、紐材又は帯状材をそれぞれ二本設けたサイズ調整具を示すものであり、図(A)は正面図、図(B)はサイズを縮小した場合の正面図、図(C)は図(A)のX−X線断面図である。 本発明に係るものであって、通路と、紐材又は帯状材をそれぞれ二本設け、紐材又は帯状材の下部側にストッパーを設けたサイズ調整具を示すものであり、図(A)はサイズ調整前の正面図、図(B)はサイズ調整後の正面図である。 本発明に係るものであって、通路と、紐材又は帯状材をそれぞれ一本設け、紐材又は帯状材の下部側にボタン・ホール形式のストッパー部材を設けたサイズ調整具を示すものであり、図(A)はサイズ調整前の正面図、図(B)はサイズ調整後の正面図である。 本発明に係るものであって、通路と、紐材又は帯状材をそれぞれ一本設け、紐材又は帯状材の下部側に環状のストッパー部材を設けたサイズ調整具を示すものであり、図(A)はサイズ調整前の正面図、図(B)はサイズ調整後の正面図である。 本発明に係るものであって、サイズ調整具を衣服の脇下内側へ設けた場合のサイズ調整前の正面図である。 本発明に係るものであって、サイズ調整具を衣服の脇下内側へ設けた場合のサイズ調整後の正面図である。 本発明に係るものであって、衣服へ所定間隔ごとに孔を設け、表裏面へ交互に挿通させた紐材又は帯状材とストッパー部材とで、サイズ調整可能とした衣服を示す部分斜視図である。 本発明に係るものであって、二枚以上の生地からなる衣服へサイズ調整機能を構成した場合の部分斜視図である。
以下に、本発明の構成を図面に示す一実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。先ず、図1乃至図4を参照してサイズ調整具について説明する。
図1の図(A)〜図(C)に示す、サイズ調整具1は、縦長の短冊状の基材2に、該基材2と同形状の表面布材3を重ねて配置し、これらを逢着4している。基材2は、表面布材3と同じ材料の布材を用いてもよく、違う種類及びデザインの布材を用いてもよい。逢着4は、縦長の両端と中央との三箇所で行い、上下方向に貫通する二つの並行した通路5a,5bを形成している。そして、これらの通路5a,5aに一本の布又はプラスチック等から成る帯状材6の両端6a,6bを上方から挿通し、下方から外部へ導出している。そのままでは、帯状材6は抜け落ちるので、その上部側を基材2及び表面布材3と共に、逢着7すればよい。なお、帯状材6は、紐材であってもよい。
このようなサイズ調整具1であれば、同図の図(B)に示すように、下方から絞り上げて任意の位置で帯状材6の両端6a,6bをリボン結び等で締結すれば、全体の長さが短い状態に維持される。
図2の図(A)及び図(B)に示すサイズ調整具8は、図1に示すサイズ調整具1の帯状材6を一本のループ状紐材9に代えたものである。このループ状紐材9は、基材2及び表面布材3を逢着する前に、通路5a,5bとなるべく位置に配置し、その後、両端と中央の三箇所を逢着4すればよい。またループ状紐材9の基材2及び表面布材3から外部へ導出された下部側には、平板状で環状を成し、スライド自在なストッパー部材10が装着されている。
サイズの調整は、同図の図(B)に示すように、基材2及び表面布材3を下方から絞り上げ、ループ状紐材9のストッパー部材10をスライドさせて任意の位置で係止させればよい。これにより、基材2及び表面布材3が元の状態にならないように縮んだ状態を維持することができ、全体の長さを短い状態にサイズ調整することが可能である。
次に、図3に示すサイズ調整具11について説明する。なお、図1及び図2と同符号は同部材を示す。このサイズ調整具11は、短冊状の基材2に、該基材2と同形状の表面布材3を重ねて配置し、これらの基材2と表面布材3を逢着4して上下方向に一つの通路5を設け、該通路5に帯状材12を配置している。帯状材12の上部側は前記基材2及び表面布材3と一緒に逢着されている。通路5と、帯状材12が一本になった点を除けば、基本的には図1及び図2の場合と同じである。
但し、このサイズ調整具11は、帯状材12の通路5から外部へ導出された下端部にボタン13を止着し、帯状材12にボタンホール14を所定間隔で多数設けている。
サイズの調整は、同図の図(B)に示すように、基材2及び表面布材3を絞り上げ、帯状材12をループ状にして任意の位置のボタンホール14にボタン13を嵌め込めばよい。これにより、基材2及び表面布材3が元の状態にならないように縮んだ状態を維持することができ、全体の長さを短い状態にサイズ調整することが可能である。
図4に示すサイズ調整具15は、前記図3に示すサイズ調整具11の帯状材12とストッパー部材としてのボタン13及びボタンホール14の構成を変更したものである。帯状材16はストレートなものであり、ストッパー部材17は環状の平板に半月状の孔17a,17bを上下対称に配置したものである。前記帯状材16は、半月状の孔17a,17bに挿通されている。
サイズ調整は、同図の図(B)に示すように、基材2及び表面布材3を絞り上げ、ストッパー部材17をスライドさせるだけでよい。これにより、基材2及び表面布材3が元の状態にならないように縮んだ状態を維持することができ、全体の長さを短い状態にサイズ調整することが可能である。
このように構成されたサイズ調整具1,8,11,15は、図5及び図6に示すように、衣服18の脇下内側に取り付けられて使用される。図面では、サイズ調整具1を取り付けた場合を示している。取り付けは、逢着してもよく、また加熱することで接着性を発現するアイロン接着シートを用いてアイロンで加熱接着してもよい。
脇下内側に配置した理由は、この位置であれば、左右の脇の下の二箇所のみで全体の着丈調整が可能だからである。図5はサイズ調整前の状態を示し、図6はサイズ調整後の状態を示している。このように簡単に着丈調整が可能である。
図7は、衣服の生地19を利用してサイズ調整具20を構成するようにした実施例を示すものである。この場合、衣服生地19の脇下に所定間隔ごとに表裏面を貫通する孔21を多数設け、該孔19に紐材22又は帯状材を表裏面交互に行き渡るように挿通している。各孔19には、その縁を補強するリング状部材23が貼着又は逢着されている。そして、紐材22又は帯状材の下部側にストッパー部材17を係止している。ストッパー部材17は、図4に示すサイズ調整具15のものと同じである。
着丈サイズの調整は、紐材22を絞り上げて衣服生地19を縮め、ストッパー部材17をスライドさせてその状態を維持するようにすればよい。
図8に示すサイズ調整具24は、表生地25と裏生地26の二枚の生地からなる衣服に直接、設けるようにした実施例を示すものである。この場合、衣服の脇下内側に相当する位置の裏生地26に、上下部分で二箇所の切れ目27,28を設け、該切れ目27,28に一本の紐材又は帯状材6を配置し、該紐材又は帯状材6の上部側を前記二枚以上の表生地25及び裏生地26と一緒に逢着7している。
また切れ目27,28の範囲内で、且つ左右端と中央の三箇所において、二枚の生地25,26を縦方向に逢着4し、二本の通路5a,5bを形成し、前記帯状材6がそれぞれ通路5a,5bの下端から外部へ導出するようにしている。
サイズ調整は、図1に示す場合と同じ要領で、紐材又は帯状材6a,6bを絞り上げてリボン結び等で締結すれば、衣服の着丈調整が可能である。
ところで、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。例えば、図8に示す表生地25と、裏生地26の二枚以上の生地からなる衣服の場合、図3及び図4のサイズ調整具と同じように通路と紐材又は帯状材を一本にすることも可能である。
また以上の説明は、着丈調整の場合のみを図示して説明したが、横方向に設置した場合は、胸囲サイズやウェストサイズの調整が可能であり、ズボンの場合は裾サイズや股下寸法等の調整が可能である。
1,8,11,15,20,24…サイズ調整具
2…基材
3…表面布材
4…逢着部分
5,5a,5b…通路
6,6a,6b…紐材又は帯状材
7…逢着部分
9…ループ状紐材
10,13,17…ストッパー部材
18…衣服
25…表生地
26…裏生地

Claims (10)

  1. 短冊状の基材に、該基材と同形状の表面布材を重ねて配置し、これらの基材と表面布材を逢着して上下方向に二つの並行した通路を設け、これらの通路に紐材又は帯状材を配置して成り、紐材又は帯状材の上部側は前記基材及び表面布材と一緒に逢着されており、紐材又は帯状材の下部側は前記通路から外部へ導出されていることを特徴とするサイズ調整具。
  2. 前記外部へ導出された紐材又は帯状材の下部側にストッパー部材がスライド自在に係止されている請求項1に記載のサイズ調整具。
  3. 短冊状の基材に、該基材と同形状の表面布材を重ねて配置し、これらの基材と表面布材を逢着して上下方向に一つの通路を設け、該通路に紐材又は帯状材を配置して成り、紐材又は帯状材の上部側は前記基材及び表面布材と一緒に逢着されており、紐材又は帯状材の下部側は前記通路から外部へ導出され、該導出部分にストッパー部材がスライド自在又は位置変更自在に係止されていることを特徴とするサイズ調整具。
  4. 前記基材が熱を加えると接着性を発現する材料からなる請求項1乃至3に記載のサイズ調整具。
  5. 短冊状の基材に、該基材と同形状の表面布材を重ねて配置し、これらの基材と表面布材を逢着して上下方向に二つの並行した通路を設け、これらの通路に紐材又は帯状材を配置して成り、紐材又は帯状材の上部側は前記基材及び表面布材と一緒に逢着されており、紐材又は帯状材の下部側は前記通路から外部へ導出されているサイズ調整具を、衣服の脇下内側に取り付けたことを特徴とするサイズ調整可能な衣服。
  6. 短冊状の基材に、該基材と同形状の表面布材を重ねて配置し、これらの基材と表面布材を逢着して上下方向に一つの通路を設け、該通路に紐材又は帯状材を配置して成り、紐材又は帯状材の上部側は前記基材及び表面布材と一緒に逢着されており、紐材又は帯状材の下部側は前記通路から外部へ導出され、該導出部分にストッパー部材がスライド自在又は位置変更自在に係止されているサイズ調整具を、衣服の脇下内側に取り付けたことを特徴とするサイズ調整可能な衣服。
  7. 衣服の脇下に所定間隔ごとに表裏面を貫通する孔を設け、該孔に紐材又は帯状材を表裏面交互に行き渡るように挿通し、紐材又は帯状材の下部側にストッパー部材を係止したことを特徴とするサイズ調整可能な衣服。
  8. 二枚以上の布地からなる衣服において、脇下の裏地に上下部分で二箇所の切れ目を設け、該切れ目に二本の紐材又は帯状材を配置し、これらの紐材又は帯状材どうしの間で且つ前記上下二箇所の切れ目間の範囲の二枚以上の布地を逢着し、また紐材又は帯状材の上部側を前記二枚以上の布地と一緒に逢着し、紐材又は帯状材の下部側を下部側の切れ目から外部へ導出したことを特徴とするサイズ調整可能な衣服。
  9. 前記外部へ導出された紐材又は帯状材の下部側にストッパー部材がスライド自在に係止されている請求項8に記載のサイズ調整具。
  10. 二枚以上の布地からなる衣服において、脇下の裏地に上下部分で二箇所の切れ目を設け、該切れ目に一本の紐材又は帯状材を配置し、該紐材又は帯状材の上部側を前記二枚以上の布地と一緒に逢着し、紐材又は帯状材の下部側を下部側の切れ目から外部へ導出し、該導出部にストッパー部材をスライド自在又は位置変更自在に係止したことを特徴とするサイズ調整可能な衣服。
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