JP2016216591A - ポリプロピレン樹脂成形材料及びポリプロピレン樹脂成形品 - Google Patents

ポリプロピレン樹脂成形材料及びポリプロピレン樹脂成形品 Download PDF

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Abstract

【課題】反射率が高く、透過率が低く、熱及び光による変色が抑制されたポリプロピレン樹脂成形品を製造することができるポリプロピレン樹脂成形材料を提供する。
【解決手段】ポリプロピレン樹脂成形材料が、ポリプロピレン樹脂と、酸化チタン及び硫化亜鉛から選ばれる少なくとも1種の無機化合物と、ポリメタクリル酸メチル粒子とを含有する。ポリプロピレン樹脂成形材料全量に対して、無機化合物の含有量が5〜50質量%であり、ポリメタクリル酸メチル粒子の含有量が1〜10質量%である。
【選択図】なし

Description

本発明は、反射板等の製造に好適に用いられるポリプロピレン樹脂成形材料及び反射板等のポリプロピレン樹脂成形品に関する。
近年、熱可塑性樹脂成形材料の市場では、ポリオレフィン樹脂の品種統合が進み、特殊機能を備えた品種は非常に少なくなってきている。
例えば、一般的なポリプロピレン樹脂成形品について、90℃で30日間、紫外線を照射する試験を行うと、試験前に比べて試験後では変色が大きく、腐食劣化で形状も保持できない。熱や光(特に紫外線)による変色の少ないポリプロピレン樹脂成形材料も提案されているが(例えば、特許文献1、2参照)、このようなポリプロピレン樹脂成形材料は市場には少ない。
熱や光による変色の少ないポリプロピレン樹脂成形材料は、一般的には白色が中心であり、その用途は限られていた。従来、厚さ0.5mm以下のフィルムの成形材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)等のアクリル樹脂、アクリロニトリル・スチレン(AS)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂などが使用されてきた。
しかしながら、アクリル樹脂とAS樹脂は耐熱温度が低く、60℃近辺でしか使用できない。またポリカーボネート樹脂も含めてこれらの材料は耐薬品性が非常に弱いという欠点がある。
また、住宅照明器具や自動車内部の照明部品の反射材料として高い輝度を与え、かつ熱や光による変色の少ないものは得られていなかった。
例えば、住宅照明器具や自動車内部の照明部品の光源にLEDランプを使用する場合、その光源からの光をできるだけ明るく反射させることが求められる。光の反射率が高いと光源を小さくしたり、光源の設置数を少なくしたりすることができるため、省エネルギー化が可能となる。従来、LEDランプの反射板には、金属板の塗装品などが使用されている。
特開2009−265347号公報 国際公開第2009/016745号
しかしながら、従来の金属板の塗装品では、反射率が90%を超えても、塗膜が薄いため素地の金属板に光が吸収されて、照明器具や照明部品の輝度が低下していた。
照明器具などの反射板として使用した場合に、高反射率で、かつ透過率が低く、照明器具の輝度を高めることができ、熱や光による変色も抑制できる成形品は未だ得られていない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、反射率が高く、透過率が低く、熱及び光による変色が抑制されたポリプロピレン樹脂成形品を製造することができるポリプロピレン樹脂成形材料及びポリプロピレン樹脂成形品を提供することを目的とする。
本発明に係るポリプロピレン樹脂成形材料は、
ポリプロピレン樹脂と、
酸化チタン及び硫化亜鉛から選ばれる少なくとも1種の無機化合物と、
ポリメタクリル酸メチル粒子と
を含有し、
前記ポリプロピレン樹脂成形材料全量に対して、
前記無機化合物の含有量が5〜50質量%であり、
前記ポリメタクリル酸メチル粒子の含有量が1〜10質量%であることを特徴とする。
前記ポリメタクリル酸メチル粒子が中空粒子であることが好ましい。
前記ポリメタクリル酸メチル粒子の平均粒子径が0.5〜10μmであることが好ましい。
ISO1133に規定された試験法により測定される前記ポリプロピレン樹脂のメルトマスフローレイトが0.1〜10.0g/10minであることが好ましい。
本発明に係るポリプロピレン樹脂成形品は、前記ポリプロピレン樹脂成形材料で成形されている。
本発明によれば、酸化チタン及び硫化亜鉛から選ばれる少なくとも1種の無機化合物と、ポリメタクリル酸メチル粒子とが併用されていることによって、反射率が高く、透過率が低く、熱及び光による変色が抑制されたポリプロピレン樹脂成形品を製造することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本実施形態のポリプロピレン樹脂成形材料は、ポリプロピレン樹脂と、酸化チタン及び硫化亜鉛から選ばれる少なくとも1種の無機化合物と、ポリメタクリル酸メチル粒子とを含有する。前記ポリプロピレン樹脂成形材料でポリプロピレン樹脂成形品を成形することができる。
前記ポリプロピレン樹脂としては、例えば、プロピレンの単独重合体、プロピレンとエチレン又はα−オレフィンとのランダム共重合体、プロピレンとエチレン又はα−オレフィンとのブロック共重合体などが挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。ランダム共重合体とブロック共重合体は耐衝撃性に優れている。単独重合体は加熱による揮発成分の発生を抑制できる。
α−オレフィンとしては、例えば、1−ブテン、2−メチル−1−プロペン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、2−エチル−1−ブテン、2,3−ジメチル−1−ブテン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、1−ヘプテン、メチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ペンテン、エチル−1−ペンテン、トリメチル−1−ブテン、メチルエチル−1−ブテン、1−オクテン、メチル−1−ペンテン、エチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ヘキセン、プロピル−1−ヘプテン、メチルエチル−1−ヘプテン、トリメチル−1−ペンテン、プロピル−1−ペンテン、ジエチル−1−ブテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセンなどが挙げられる。
ランダム共重合体としては、例えば、プロピレンと少量のコモノマー(例えば、エチレン、1−ブテンなど)とのランダム共重合体などが挙げられる。
ブロック共重合体としては、例えば、プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレン−エチレン−1−ブテンブロック共重合体、プロピレン−1−ブテンブロック共重合体などが挙げられる。
より具体的には、前記ポリプロピレン樹脂として、例えば、ホモイソタクチックポリプロピレン、エチレン又は1−ブテンを含むイソタクチックポリプロピレンランダム共重合体、エチレンプロピレンを含むイソタクチックポリプロピレンブロック共重合体、チーグラー・ナッタ触媒系イソタクチックポリプロピレン、メタロセン触媒系イソタクチックポリプロピレン、メタロセン触媒系シンジオタクチックポリプロピレン、アタクチックポリプロピレンなどを用いることができる。
ここで、ISO1133に規定された試験法により測定される前記ポリプロピレン樹脂のメルトマスフローレイト(MFR)が0.1〜10.0g/10minの範囲内であることが好ましい。測定温度は例えば230℃である。前記ポリプロピレン樹脂のメルトマスフローレイトが前記範囲内であれば、前記ポリプロピレン樹脂成形材料を押出成形法によりシート又はフィルムに加工しやすくなり、また異形押出しにも適している。前記ポリプロピレン樹脂成形材料をシートに加工する場合や異形押出しの場合には、形状保持の観点から、前記ポリプロピレン樹脂のメルトマスフローレイトは0.1〜1.5g/10minであることが好ましい。前記ポリプロピレン樹脂成形材料をフィルムに加工する場合には、波打ち等の変形防止及び形状保持の観点から、前記ポリプロピレン樹脂のメルトマスフローレイトは5〜10g/10minであることが好ましい。なお、本願では便宜上、厚さが0.5mm以下のものをフィルム、厚さが0.5mmを超えるものをシートという。
前記ポリプロピレン樹脂の立体規則性は特に限定されず、アイソタクチック、シンジオタクチック、アタクチックのいずれであってもよい。高アイソタクチシチーのポリプロピレン樹脂を用いると、成形性、耐熱性に優れる前記ポリプロピレン樹脂成形品を得ることができる。高アイソタクチシチーのポリプロピレン樹脂は、チーグラー・ナッタ触媒を用いた配位重合により得ることができる。高シンジオタクチシチーのポリプロピレン樹脂を用いると、耐衝撃性、透明性に優れる前記ポリプロピレン樹脂成形品を得ることができる。高シンジオタクチシチーのポリプロピレン樹脂は、メタロセン触媒を用いた配位重合により得ることができる。
上述のように、前記ポリプロピレン樹脂成形材料には、酸化チタン及び硫化亜鉛から選ばれる少なくとも1種の無機化合物が含有される。前記無機化合物は、ポリメタクリル酸メチル粒子と併用されると、前記ポリプロピレン樹脂成形品の反射率を高め、かつ透過率を十分に下げることができる。例えば、前記ポリプロピレン樹脂成形品が厚さ1mmのシートである場合、入射光が可視光(例えば波長380〜780nm)であるとき、透過率を2.0%以下、かつ反射率を95%以上に維持することができる。
酸化チタンは、二酸化物であり、その製造方法は塩素法、硫酸法のいずれであってもよく、またその結晶形態はルチル型、アナターゼ型のいずれであってもよい。
酸化チタンの平均粒子径は、0.05〜1.0μmの範囲内が好ましく、0.1〜0.5μmの範囲内がより好ましい。
硫化亜鉛の平均粒子径は、0.05〜1.0μmの範囲内が好ましく、0.1〜0.5μmの範囲内がより好ましい。
なお、本実施形態における平均粒子径は、市販のレーザー回折・散乱式粒度分布測定装置を用いて、レーザー回折・散乱法による粒度分布の測定値から、累積分布によるメディアン径(d50、体積基準)として求めることができる。
前記無機化合物は、アクリルシラン、多価アルコール、ステアリン酸から選ばれる少なくとも1種の成分により表面が被覆されていることが好ましい。表面が被覆された無機化合物を用いることにより、前記無機化合物中の金属イオンや金属成分などが前記ポリプロピレン樹脂へ溶出することを抑制し、前記ポリプロピレン樹脂成形品の変色や劣化の促進を抑制することができる。また、前記無機化合物の光触媒作用を抑制することにより、前記ポリプロピレン樹脂成形品の変色や劣化を抑制することができる。
前記ポリプロピレン樹脂成形材料全量に対して、前記無機化合物の含有量は5〜50質量%の範囲内である。前記無機化合物の含有量が前記範囲内であると、前記ポリプロピレン樹脂成形品の反射率を高め、かつ透過率を十分に下げることができ、生産性も良い。
上述のように、前記ポリプロピレン樹脂成形材料には、前記ポリメタクリル酸メチル粒子が含有される。前記ポリメタクリル酸メチル粒子は、真球状微粒子であり、酸化チタン及び硫化亜鉛から選ばれる少なくとも1種の無機化合物と併用されると、前記ポリプロピレン樹脂成形品の反射率を高め、かつ透過率を十分に下げることができる。
前記ポリメタクリル酸メチル粒子は中空粒子であることが好ましい。この場合、前記ポリメタクリル酸メチル粒子が中実粒子である場合に比べて、前記ポリプロピレン樹脂成形品の反射率をさらに高めることができる。
前記ポリプロピレン樹脂成形品の更なる反射率の向上の観点から、前記ポリメタクリル酸メチル粒子の平均粒子径は0.5〜10μmの範囲内であることが好ましい。成形時などにおける前記ポリメタクリル酸メチル粒子の破損の抑制の観点から、前記ポリメタクリル酸メチル粒子の耐圧強度は180〜220MPaの範囲内であることが好ましく、真密度は0.5〜0.8g/cmの範囲内であることが好ましい。
前記ポリメタクリル酸メチル粒子の耐圧強度は、例えばグリセロール法によって測定することができる。すなわち、耐圧容器において一定量の前記ポリメタクリル酸メチル粒子とグリセロールを混合し、空気が入らないように密閉し、加圧した際の体積変化を観察し、破損率10%を超えた圧力を耐圧強度として測定することができる。前記ポリメタクリル酸メチル粒子の真密度は溶媒置換法又は気体置換法によって測定することができる。
前記ポリメタクリル酸メチル粒子は、シランカップリング剤などで処理することによって、エポキシ基、メタクリロキシ基などの官能基で表面が被覆されていることが好ましい。これにより、前記ポリプロピレン樹脂との密着性が向上し、前記ポリプロピレン樹脂成形品の変色も抑制できる。
前記ポリプロピレン樹脂成形材料全量に対して、前記ポリメタクリル酸メチル粒子の含有量は1〜10質量%の範囲内である。前記ポリメタクリル酸メチル粒子の含有量が前記範囲内であると、前記ポリメタクリル酸樹脂成形品の反射率を高め、かつ透過率を十分に下げることができ、さらにシート及びフィルムへの成形性も良い。
前記ポリプロピレン樹脂成形材料には、フェノール系酸化防止剤が含有されていてもよい。前記フェノール系酸化防止剤が含有されていると、前記ポリプロピレン樹脂成形品が光源からの光や熱に曝された場合の変色を低減することができ、長期に亘って優れた光反射性を維持することができる。
前記フェノール系酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジ−tert−ブチルフェノール骨格をもつ両ヒンダード型(日本チバガイギー株式会社製イルガノックス1010、1076)、2,6−ジ−tert−ブチルフェノール骨格をもつ片ヒンダード型(日本チバガイギー株式会社製イルガノックス245、住友化学株式会社製スミライザーGA−80)などが挙げられる。これらのフェノール系酸化防止剤は、前記ポリプロピレン樹脂の酸化防止作用の他に、後述のヒンダードアミン系光安定剤やベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の酸化防止作用もあると考えられる。
より具体的には、前記フェノール系酸化防止剤としては、例えば、ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート]、3,9−ビス{2−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]−1,1−ジメチルエチル}−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカンなどが挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ポリプロピレン樹脂成形材料全量に対して、前記フェノール系酸化防止剤の含有量は0.09〜0.3質量%の範囲内であることが好ましい。前記フェノール系酸化防止剤の含有量が前記範囲内であると、前記ポリプロピレン樹脂成形品の光や熱による変色劣化を十分に抑制することができる。なお、前記フェノール系酸化防止剤を前記範囲を超えて配合しても変色劣化の抑制作用の大きな向上は見られない。
前記ポリプロピレン樹脂成形材料には、リン系酸化防止剤が含有されていてもよい。前記リン系酸化防止剤が含有されていると、前記ポリプロピレン樹脂成形品が光源からの光や熱に曝された場合の変色を低減することができ、長期に亘って優れた光反射性を維持することができる。
前記リン系酸化防止剤としては、例えば、トリエチルフォスファイト、トリイソプロピルフォスファイト、トリイソデシルフォスファイト、トリドデシルフォスファイト、フェニルイソデシルフォスファイト、ジフェニルイソデシルフォスファイト、トリフェニルフォスファイト、フェニル−ビス(4−ノニルフェニル)フォスファイト、トリス(4−オクチルフェニル)フォスファイト、トリス−〔4−(1−フェニルエチル)フェニル〕フォスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールホスファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレン−ジ−ホスホナイト、環状ネオペンタンテトライルビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニルホスファイトなどが挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記リン系酸化防止剤の市販品としては、例えば、株式会社ADEKA製のアデカスタブPEP−36、HP−10などを挙げることができる。これらは加水分解が生じにくく、ハンドリング上の制約がなく、耐熱性、酸化防止性にも優れている。
前記ポリプロピレン樹脂成形材料全量に対して、前記リン系酸化防止剤の含有量は0.09〜0.3質量%の範囲内であることが好ましい。前記リン系酸化防止剤の含有量が前記範囲内であると、前記ポリプロピレン樹脂成形品の光や熱による変色劣化を十分に抑制することができる。なお、前記リン系酸化防止剤を前記範囲を超えて配合しても変色劣化の抑制作用の大きな向上は見られない。
前記ポリプロピレン樹脂成形材料には、ヒンダードアミン系光安定剤が含有されていてもよい。前記ヒンダードアミン系光安定剤は前記ポリプロピレン樹脂の光劣化を効果的に抑制する。
前記ヒンダードアミン系光安定剤としては、例えば、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ペピリジル)セバケート、ビス(1−オクチロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ペピリジル)セバケート、コハク酸ジメチルと1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルペピリジンとの重縮合物、ポリ[{6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ペピリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ペピリジル)イミノ}]、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミンと2,4−ビス[N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ペピリジル)アミノ]−6−クロロ−1,3,5−トリアジンとの縮合物、1,2,3,4−テトラ(2,2,6,6−テトラメチル−4−ペピリジル)−ブタンテトラカルボキシレート、1,4−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ペピリジル)−2,3−ブタンジオン、トリス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ペピリジル)トリメリテート、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ペピリジル−n−オクトエート、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ペピリジルステアレート、4−ヒドロキシ−1,2,2,6,6−ペンタメチルペピリジン、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ペピリジル)セバケート、2−(3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ペピリジル)、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ペピリジル)セバケートなどが挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ヒンダードアミン系光安定剤の市販品としては、例えば、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケートを成分とする日本チバガイギー株式会社製のチヌビンLS−770のような低分子タイプや、日本チバガイギー株式会社製のチヌビン922、サイテック社製のサイヤソープ3346などのオリゴマータイプのもの、共同薬品株式会社製の「キュマソープ944」、バイオソープ04などが挙げられる。
前記ポリプロピレン樹脂成形材料全量に対して、前記ヒンダードアミン系光安定剤の含有量は0.09〜0.5質量%の範囲内であることが好ましい。前記ヒンダードアミン系光安定剤の含有量が前記範囲内であると、前記ポリプロピレン樹脂成形品の光による変色劣化を十分に抑制することができる。なお、前記ヒンダードアミン系光安定剤を前記範囲を超えて配合しても変色劣化の抑制作用の大きな向上は見られない。
前記ポリプロピレン樹脂成形材料には、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤が含有されていてもよい。前記ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤は前記ポリプロピレン樹脂の光劣化を効果的に抑制する。
前記ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤としては、例えば、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’tert−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェニル)クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−{2’−ヒドロキシ−3’−(3’’,4’’,5’’,6’’−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5’−メチルフェニル}ベンゾトリアゾール、2,2−メチレンビス{4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール}などが挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の市販品としては、例えば、株式会社ADEKA製のLA36、日本チバガイギー株式会社製のチヌビン326、共同薬品株式会社製のバイオソープ591、日本チバガイギー株式会社製のチヌビン328などの低分子型タイプや、株式会社ADEKA製のLA31、日本チバガイギー株式会社製のチヌビン234などの高分子型タイプなどが挙げられる。
前記ポリプロピレン樹脂成形材料全量に対して、前記ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の含有量は0.09〜0.5質量%の範囲内であることが好ましい。前記ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の含有量が前記範囲内であると、前記ポリプロピレン樹脂成形品の光による変色劣化を十分に抑制することができる。なお、前記ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を前記範囲を超えて配合しても変色劣化の抑制作用の大きな向上は見られない。
前記ポリプロピレン樹脂成形材料には、ステアリン酸マグネシウムが含有されていてもよい。前記ステアリン酸マグネシウムが含有されることで、前記ポリプロプレン樹脂成形材料の構成成分の分散性を高めることができる。
前記ポリプロピレン樹脂成形材料全量に対して、前記ステアリン酸マグネシウムの含有量は0.09〜0.5質量%の範囲内であることが好ましい。前記ステアリン酸マグネシウムの含有量が前記範囲内であると、前記ポリプロプレン樹脂成形材料の構成成分の分散性を高めることができる。また押出し時におけるいわゆるメヤニを抑制することができる。このメヤニは、押出機の出口のダイリップに発生する茶褐色の焼け異物のことであり、前記ポリプロピレン樹脂成形品の反射率を下げる要因になる。なお、前記ステアリン酸マグネシウムを前記範囲を超えて配合しても分散性の大きな向上は見られない。
前記ポリプロピレン樹脂成形材料には、本発明の効果を損なわない範囲内において、さらに他の成分が含有されていてもよい。このような成分としては、例えば、上述の酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、滑剤のほか、分散剤、可塑剤、難燃剤、帯電防止剤、結晶化促進剤(増核剤)などの改質用添加剤、顔料、染料などの着色剤などが挙げられる。
前記ポリプロピレン樹脂成形材料は、例えば、次のようにして調製することができる。まず、前記ポリプロピレン樹脂、前記無機化合物、前記ポリメタクリル酸メチル粒子を配合し、必要に応じてその他の成分を配合し、これをミキサーやブレンダーなどで均一に混合する。その後、加熱して溶融混練し、造粒することによって、前記ポリプロピレン樹脂成形材料をペレット(粒状の成形材料)として調製することができる。
上記の溶融混練の方法としては、熱可塑性樹脂について一般に使用されている方法を適用することができる。例えば、前記ポリプロピレン樹脂成形材料を構成する粉状又は粒状の各成分をヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、V型ブレンダーなどにより均一に混合した後、一軸又は多軸混練押出機、混練ロール、バッチ混練機、ニーダー、バンバリーミキサーなどで混練することができる。
溶融混練温度(例えば、押出機ならばシリンダー温度)は、通常170〜250℃、好ましくは180〜230℃である。各成分の混練順序は特に限定されない。
本実施形態のポリプロピレン樹脂成形品は、前記ポリプロピレン樹脂成形材料で成形されている。
前記ポリプロピレン樹脂成形材料の成形加工方法は、特に限定されないが、例えば、押出成形(Tダイ成形)、カレンダー成形、プレス成形、射出成形、その他の各種の公知の成形法などを用いることができる。これらの方法を用いて、前記ポリプロピレン樹脂成形材料を所望の形状に成形することにより、例えば、前記ポリプロピレン樹脂成形品を光反射フィルム又は光反射シートなどとして得ることができる。成形条件は各種の成形法に応じて適宜に設定される。
前記光反射フィルム及び前記光反射シートは、前記ポリプロピレン樹脂成形材料を押出成形などにより成形することによって製造される。前記光反射フィルムの厚さは、特に限定されないが、例えば、0.5mm以下である。前記光反射シートの厚さは、特に限定されないが、例えば、0.5mmを超える。
前記ポリプロピレン樹脂成形品は、隠蔽性があり、さらに照明装置(照明器具や照明部品)の輝度(明るさ)を上げる作用があることから、これらの反射板に適している。前記ポリプロピレン樹脂成形品は、光や熱による変色が少なく、屋外などでの使用にも好適である。
前記ポリプロピレン樹脂成形品は、具体的には、例えば、住宅照明器具、自動車内部の照明部品などのような照明装置の反射板に好ましく用いられる。特に光源としてLEDランプを使用する住宅照明器具、自動車内部の照明部品などの反射板として前記ポリプロピレン樹脂成形品を使用すると輝度が向上する。
例えば、前記ポリプロピレン樹脂成形品が厚さ1mmの反射板(光反射シート)である場合、入射光が可視光(例えば波長380〜780nm)であるとき、透過率を2.0%以下、かつ反射率を95%以上に維持することができる。そのため、光源の強度を強くする必要がなくなり、光源の個数も必要最小限に抑えることができるので、製造コスト及びエネルギーロスの低減を実現することができる。なお、照明装置の光源は特に限定されない。具体的には、例えば、LEDのほか、水銀灯、白熱灯、蛍光灯、ハロゲンランプなどの波長250〜1000nm程度の光を発する光源が好適に用いられる。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。本発明は実施例に限定されない。表1及び表2に示す配合量は質量部である。ポリプロピレン樹脂のメルトマスフローレイト(MFR)はISO1133に規定された試験法により得られた230℃での測定値である。
表1及び表2に示す配合成分として、以下のものを用いた。
(ポリプロピレン樹脂)
・ホモポリプロピレン:株式会社プライムポリマー製「F−704NP」、MFR=7.0g/10min
・ランダムポリプロピレン:株式会社プライムポリマー製「F−724NP」、MFR=6.9g/10min
・ブロックポリプロピレン:株式会社プライムポリマー製「J715M」、エチレンプロピレンを含むイソタクチックポリプロピレンブロック共重合体、MFR=9g/10min
・ブロックポリプロピレン:株式会社プライムポリマー製「E−150GK」、エチレンプロピレンを含むイソタクチックポリプロピレンブロック共重合体、MFR=20g/10min
(酸化チタン)
ハンツマン社製「RTC−30」、平均粒子径0.2〜0.3μm、塩素法により製造され、表面がシリカで被覆されたルチル型酸化チタン
(硫化亜鉛)
サクトリス社製「サクトリスHS」、平均粒子径0.2〜0.3μm、表面がシリカで被覆された硫化亜鉛
(ポリメタクリル酸メチル粒子)
・積水化成品工業株式会社製「SSX−101」、中実粒子、平均粒子径1μm
・積水化成品工業株式会社製「MBX−8」、中実粒子、平均粒子径8μm
・積水化成品工業株式会社製「MBX−8」、中空粒子、平均粒子径8μm
(フェノール系酸化防止剤)
フェノール系酸化防止剤、日本チバガイギー株式会社製「イルガノックス1010」
(リン系酸化防止剤)
株式会社ADEKA製「PEP−36」
(ヒンダードアミン系光安定剤)
共同薬品株式会社製「バイオソープ04」
(ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤)
日本チバガイギー株式会社製「TINUVIN326」
(ステアリン酸マグネシウム)
淡南化学工業株式会社製
次に上記の成分を用いて各実施例及び比較例のポリプロピレン樹脂成形材料を以下のようにして調製した。
上記の成分を表1及び表2に示す配合量でタンブラーにより10分間混合して均一化した後、二軸押出機に投入して溶融混練した。二軸押出機のシリンダー温度はダイス付近で190℃、投入口付近で180℃となるように設定した。二軸押出機から出たストランドはすぐに冷却槽で冷却した後、ペレタイザーで2〜4mmの大きさに切断して、ポリプロピレン樹脂成形材料をペレットとして得た。二軸押出機から出た直後のストランドの温度を非接触式温度計で測定したところ220℃であった。
次に上記のようにして得られたポリプロピレン樹脂成形材料を用いて以下のような試験及び測定を行った。
[引張り伸び試験1]
ISO527に従ってダンベル形の試験片を作製し、この試験片を引張り、破断時の伸び(%)を測定した。
[引張り伸び試験2]
引張り伸び試験1と同様のダンベル形の試験片を作製し、この試験片に90℃の雰囲気下で水銀灯を用いて60日間紫外線を照射した後、引張伸び試験1と同様の方法で破断時の伸び(%)を測定した。
[押出し性試験]
まず上記のペレットを80〜100℃にて5時間予備乾燥させた。次にこのペレットを用いて押出し成形機により、シリンダー温度を200℃、Tダイ温度を180℃に設定して、厚さ0.2mmのフィルムを成形した。このフィルムについて波打ち等の変形の有無を目視により確認した。
[耐光変色性試験]
直径50mm、厚さ3mmの円板形の試験片を作製した。この試験片に90℃の雰囲気下で水銀灯を用いて30日間紫外線を照射した。紫外線の照射前後に色差計を用いて試験片の測色を行い、ΔEを算出した。
[反射率]
鏡面処理した金型を用いて厚さ1.0mmの光沢プレートを成形し、分光光度計を用いて、LED光源に近い波長460nmの光で上記の光沢プレートの反射率を測定した。
[透過率]
鏡面処理した金型を用いて厚さ1.0mmの光沢プレートを成形し、分光光度計を用いて、波長380〜780nmの範囲内の光で上記の光沢プレートの透過率を測定した。
上記の試験及び測定の結果を表1及び表2に示す。
Figure 2016216591
Figure 2016216591
表1及び表2から明らかなように、実施例1〜9のポリプロピレン樹脂成形品では、ポリプロピレン樹脂、酸化チタン又は硫化亜鉛、ポリメタクリル酸メチル粒子がそれぞれ所定量含有されているので、反射率が高く、透過率が低く、耐熱性及び耐光性を有していることが確認された。
これに対して、比較例1〜5のポリプロピレン樹脂成形品では、ポリメタクリル酸メチル粒子が含有されていないので、反射率の低下、透過率の上昇、耐熱性及び耐光性の低下などが見られた。

Claims (5)

  1. ポリプロピレン樹脂成形材料であって、
    前記ポリプロピレン樹脂成形材料が、
    ポリプロピレン樹脂と、
    酸化チタン及び硫化亜鉛から選ばれる少なくとも1種の無機化合物と、
    ポリメタクリル酸メチル粒子と
    を含有し、
    前記ポリプロピレン樹脂成形材料全量に対して、
    前記無機化合物の含有量が5〜50質量%であり、
    前記ポリメタクリル酸メチル粒子の含有量が1〜10質量%であることを特徴とする
    ポリプロピレン樹脂成形材料。
  2. 前記ポリメタクリル酸メチル粒子が中空粒子であることを特徴とする
    請求項1に記載のポリプロピレン樹脂成形材料。
  3. 前記ポリメタクリル酸メチル粒子の平均粒子径が0.5〜10μmであることを特徴とする
    請求項1又は2に記載のポリプロピレン樹脂成形材料。
  4. ISO1133に規定された試験法により測定される前記ポリプロピレン樹脂のメルトマスフローレイトが0.1〜10.0g/10minであることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載のポリプロピレン樹脂成形材料。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のポリプロピレン樹脂成形材料で成形されていることを特徴とする
    ポリプロピレン樹脂成形品。
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