JP2016216009A - 回動体装置及び収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボックス本体に対して蓋体を、ねじりばねを介在しつつ容易に取り付けできるコンソールボックスを提供する。
【解決手段】蓋体保持部59を、被軸支部58の外郭部にてアームレスト部と反対側の位置に設ける。蓋体13をボックス本体12に対して取り付ける際に、蓋体保持部59をボックス本体12の軸支部42に向けて被軸支部58を軸支部42に位置合わせするように蓋体13をボックス本体12に接近させるだけで、ボックス本体12の本体保持部43に一の腕部72を保持したねじりばね14の他の腕部73を蓋体保持部59に挿入保持する。ボックス本体12に対して蓋体13を、ねじりばね14を介在しつつ容易に取り付けできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、回動体を本体に対して開き方向に付勢するねじりばねを備える回動体装置及び収納装置に関する。
従来、自動車の運転席と助手席との間に配設され、上面などに開口部を有する本体としての収納体であるボックス本体、及び、このボックス本体の開口部を開閉しアームレストともなる回動体としての蓋体を備えた合成樹脂製の収納装置としてのコンソールボックスが知られている。このコンソールボックスは、蓋体が開口部に回動可能に設けられ、この蓋体がねじりばねによって開口部を開く方向に付勢されており、ボックス本体に対する蓋体のロックを解除することで、ねじりばねの付勢によって蓋体が自動的に最大開き状態(全開状態)まで回動するように構成されている。
このようなコンソールボックスの組み立ての際には、ねじりばねを用いて蓋体を回動方向に付勢しつつボックス本体に取り付ける(例えば、特許文献1参照。)。
特に、この特許文献1記載の構成の場合には、ボックス本体と蓋体との摩擦およびがたつきを抑制するために、ねじりばねのコイル状のばね本体部を荒巻とするとともに、ねじりばねの両端部をボックス本体と蓋体とにそれぞれ保持した後、軸方向に離反力を生じさせるようにねじりばねをセットするので、蓋体をボックス本体に取り付けるための作業工程が多い。
特開2006−264589号公報 (第3−4頁、図1−2)
上述したように、ボックス本体に対して蓋体を、ねじりばねを介在しつつ容易に取り付ける構成が求められている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、本体に対して回動体を、ねじりばねを介在しつつ容易に取り付けできる回動体装置及び収納装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の回動体装置は、本体と、この本体の一部を開閉するように回動可能に軸支された回動体と、この回動体を本体に対して開き方向に付勢するねじりばねとを備える回動体装置であって、前記本体は、前記回動体により開閉される被開閉部と、前記回動体を軸支する軸支部と、前記ねじりばねの一端部を保持する本体保持部とを具備し、前記回動体は、前記被開閉部を開閉する回動体本体と、この回動体本体に設けられ、前記軸支部に回動可能に軸支される被軸支部と、この被軸支部の外郭部にて前記回動体本体と反対側の位置に設けられ、前記ねじりばねの他端部を保持する回動体保持部とを具備したものである。
請求項2記載の回動体装置は、請求項1記載の回動体装置において、ねじりばねは、軸支部と被軸支部との間に回動体の回動軸と同軸状に配置されるばね本体部と、このばね本体部の一端側から延出して本体保持部に保持される一端部と、前記ばね本体部と反対側に向けて屈曲された被保持部を先端側に有し、前記ばね本体部の他端側から延出して回動体保持部に保持される他端部とを備え、前記回動体保持部は、前記被軸支部の軸方向に沿って連続し、かつ、この被軸支部の軸方向に対して交差する方向に凹設されているものである。
請求項3記載の収納装置は、請求項1または2記載の回動体装置を備え、本体は、被開閉部としての開口部、及びこの開口部と連通する収容部を有する収納体であり、回動体は、前記開口部を開閉する蓋体であるものである。
請求項1記載の回動体装置によれば、回動体保持部を、被軸支部の外郭部にて回動体本体と反対側の位置に設けたので、回動体を本体に対して取り付ける際に、回動体保持部を本体の軸支部に向けた状態で回動体を保持しつつ被軸支部を軸支部に位置合わせするように本体に接近させると、その軌跡上で、本体の本体保持部に一端部が保持されたねじりばねの他端部が回動体保持部に挿入されて保持される。したがって、ねじりばねの他端部を回動体保持部に保持する工程を別途必要とすることなく、回動体の被軸支部を本体の軸支部に位置合わせする一連の作業の中でねじりばねの他端部を回動体保持部に保持できるので、本体に対して回動体を、ねじりばねを介在しつつ容易に取り付けできる。
請求項2記載の回動体装置によれば、請求項1記載の回動体装置の効果に加え、回動体保持部に保持されるねじりばねの他端部の先端側に、ばね本体部と反対側に屈曲する被保持部を設けるとともに、回動体保持部を、被軸支部の軸方向に沿って連続し、かつ、この被軸支部の軸方向に対して交差する方向に凹設することで、回動体を本体に取り付ける際に、回動体保持部を本体の軸支部に向けた状態で蓋体を保持しつつ被軸支部を軸支部に位置合わせするように本体に接近させると、この接近する方向に対して交差(直交)する方向に被保持部及び回動体保持部が延びていることにより、回動体保持部に対して被保持部を引っ掛け易くなり、作業性がより向上する。
請求項3記載の収納装置によれば、請求項1または2記載の回動体装置を備えることで、収容部と連通する開口部を開閉する蓋体を本体に対して、ねじりばねを介在して容易に取り付けでき、製造性が良好な収納装置を提供できる。
本発明の回動体装置及び収納装置の第1の実施の形態の蓋体の本体への取り付け工程を(a)ないし(c)の順に一部を拡大して示す側面図である。 同上蓋体の本体への取り付け工程を図1(a)ないし(c)に対応して(a)ないし(c)に示す側面図である。 同上回動体装置及び収納装置の分解斜視図である。 同上回動体装置及び収納装置の組み立て状態の一部を示す斜視図である。 同上回動体装置及び収納装置の一部を示す断面図である。 同上回動体装置及び収納装置を示す斜視図である。 本発明の回動体装置及び収納装置の第2の実施の形態の一部を示す断面図である。
以下、本発明の回動体装置及び収納装置の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。
図6において、10は回動体装置としての収納装置であるコンソールボックスを示し、このコンソールボックス10は、例えば自動車の車両の前席すなわち運転席と助手席との間に位置するセンタコンソールの一部を構成する。そして、このコンソールボックス10は、図1に示すように、自動車の車体側に取り付けられる本体としての収納体であるボックス本体12と、このボックス本体12に回動可能に取り付けられる回動体としての蓋体13と、この蓋体13をボックス本体12に対して回動方向に付勢するねじりばね14とを備え、ボックス本体12に対して蓋体13が軸支部材(取付部材)としてのねじ15(図5)により回動可能に取り付けられている。なお、このコンソールボックス10は、ボックス本体12と蓋体13との間に、ねじりばね14による付勢力を緩和するダンパ装置などの回動速度制御装置を備えていてもよい。以下、前後方向、両側方向及び上下方向などの方向は、コンソールボックス10を車体に取り付けた状態を基準として説明し、図中では矢印FR方向を前方向、矢印RR方向を後方向、矢印L方向を左方向、矢印Rを右方向、矢印Uを上方向、矢印Dを下方向とする。
図6に示すように、ボックス本体12は、例えば合成樹脂により箱状に形成されたケーシング部21と、このケーシング部21の外部を覆う化粧板部22とを有している。そして、このボックス本体12のケーシング部21の前方には、例えば前側から順に、図示しない変速操作部、及び、必要に応じてジョイスティックなどを備える多機能操作部などが配置される配置部23が区画されている。
図2及び図3に示すように、ケーシング部21は、有底角筒状のケーシング部本体26と、このケーシング部本体26の後部に突設された、例えば一対の支持部27,27と、蓋体13の回動位置を規制するストッパ部28,28とを一体に有している。
図3に示すように、ケーシング部本体26は、平板状の底板31と、この底板31の前端部から上方に立ち上げられた前板32と、底板31の両側から上方に立ち上げられた側板33,33と、底板31の後側から上方に立ち上げられた後板34とを一体に備えており、これら底板31、前板32、側板33,33及び後板34により収容部35が区画されているとともに、前板32、側板33,33及び後板34の上端部により、収容部35と連通する四角形状の被開閉部としての開口部36が区画されている。そして、このケーシング部本体26の収容部35と反対側の外面には、補強用のリブ37が格子状に多数形成されている。
前板32は、前部が配置部23(図6)に臨んで位置している。この前板32の上端部には、開口部36の縁部に位置して、蓋体13をボックス本体12に係止するための係合部38が開口されている。
また、各側板33は、前板32及び後板34よりも下方に延びているとともに、前端側が前板32よりも前方に突出している。
後板34には、側板33,33と連続する両側部に支持部27,27が後方に向けて突設されている。
そして、支持部27,27は、左右両側方に互いに離間されており、中間の位置に図示しない他部品を配置可能な空間部39が形成されている。各支持部27は、後板34から後方に突出する突出部としての軸支基端部41と、この軸支基端部41からさらに後方に突出する軸支部42と、この軸支基端部41に設けられた本体保持部43とを一体的に備えている。したがって、軸支部42及び本体保持部43は、それぞれケーシング部本体26から後方に突出した位置となっている。
軸支基端部41は、側方から見て四角形状に形成されており、下部が前方に向けて下方へと傾斜して側板33に連続している。
軸支部42は、ヒンジ部とも呼ばれるもので、軸支基端部41の下部から後方へと、側方から見て半円状に突出して形成されている。この軸支部42には、図5に示すように、蓋体13を軸支するための軸支穴45が水平左右方向に沿って開口されている。このため、ボックス本体12に軸支された蓋体13の回動軸Aが、水平左右方向に沿うようになっている。この軸支穴45は、軸支部42の中心軸に沿って開口されている。すなわち、この軸支穴45は、軸支部42と同軸状に位置し、前後方向の位置が軸支基端部41(図1)の後縁部と略等しくなっている。さらに、この軸支部42は、蓋体13に対向する側である外側が前後方向に沿う仮想的な平面P1(図5)に沿って形成されている。そして、この軸支部42には、本実施の形態において、軸支穴45にブッシュ46が取り付けられている。このブッシュ46は、蓋体13を保持するための剛性を確保するもので、円筒状でねじ15が固定されるねじ受け部となるブッシュ本体46aと、このブッシュ本体46aの一端部の外周にフランジ状に突出するフランジ部46bとを一体に備えている。そして、このブッシュ46は、軸支部42の蓋体13と対向する側の反対側である内側、すなわち図3に示すケーシング部本体26(ボックス本体12)の左右両側方向の中心側(左側の軸支部42の右側及び右側の軸支部42の左側)からブッシュ本体46aが軸支穴45に同軸状に挿通されて先端側が軸支穴45から外側に突出しているとともに、フランジ部46bが軸支部42(及び軸支基端部41)に重ねられて軸支部42に一体的に固定されている。
図1に示す本体保持部43は、軸支基端部41の軸支部42よりも上方の位置に設けられている。この本体保持部43は、軸支部42とともに、周囲がリブ37の一部である区画壁部48によって外郭部が囲まれることで水平左右方向に沿って、すなわち軸支部42(軸支穴45)と略平行な方向に沿って凹状に設けられている。このため、この本体保持部43により保持されたねじりばね14の一端部が、前後方向及び上方向に移動しないように規制されている。したがって、この本体保持部43により、ねじりばね14が周方向に回り止めされている。
区画壁部48は、各側板33の上縁部及び軸支基端部41の外郭部に沿って水平方向に突出するリブ状に形成されている。そして、この区画壁部48により周縁部が囲まれた軸支部42の外側、すなわち蓋体13と対向する側は、各ねじりばね14を保持するばね保持部49となっている。
図3に示す各ストッパ部28は、蓋体13を最大開き位置で保持するもので、各側板33の後部寄りの上端部に区画壁部48(図1)と連続して形成され、各側板33に対して側方に突出している。したがって、各ストッパ部28は、各支持部27(軸支部42及び本体保持部43)よりも前方上側に位置している。そして、各ストッパ部28の後方は、各支持部27(軸支基端部41、軸支部42及び本体保持部43)の側方に対向して蓋体13の一部が嵌合する空間部である嵌合部50となっている。
一方、図3に示す蓋体13は、リッドなどとも呼ばれ、ボックス本体12の開口部36を回動により開閉するとともに、開口部36を閉じた状態では乗員が肘などを乗せるアームレストとしても機能するものである。そして、この蓋体13は、回動体本体としての蓋体本体であるアームレスト部53と、このアームレスト部53の下部に突出する例えば一対のアーム部54,54と、アームレスト部53に設けられた係止手段としてのクランプ部55(図6)とを備えている。なお、この蓋体13は、例えばアームレスト部53を薄箱状とし、アームレスト部53の上部を下部に対して長手方向にスライド可能、あるいは回動可能などとすることで、小物などを収納できる回動体収容部(蓋体収容部)を内部に構成してもよい。
アームレスト部53は、コンソールボックス10の後部上側に位置しており、例えば皮革、あるいは布などによって表面が覆われている。このアームレスト部53は、様々な形状とすることができるが、例えば前後方向に長手状に形成されている。さらに、このアームレスト部53の前端部の下側に、クランプ部55(図6)が取り付けられている。
各アーム部54は、アームレスト部53の後部の左右両側部から下方へと突出するアーム部本体57と、このアーム部本体57の後部から後方に突出する被軸支部58と、この被軸支部58に設けられた回動体保持部としての蓋体保持部59と、蓋体13を最大回動位置で保持する回動体当接部としての蓋体当接部60とを一体にそれぞれ有している。したがって、アーム部54,54は互いに左右両側方向に離間されている。また、これらアーム部54は、蓋体13をボックス本体12に取り付けた状態で、嵌合部50にそれぞれ嵌合して位置し、各支持部27(軸支基端部41、軸支部42及び本体保持部43)の側方に対向している。そして、これらアーム部54の外面、すなわちボックス本体12に対向する側と反対側には、補強用のリブ部61が例えば六角形状に多数形成されている。なお、このリブ部61は、説明をより明確にするために図面において一部を省略して示している。
アーム部本体57は、前方に向けて下方へと円弧状に湾曲して突出しており、前部が湾曲部64となっているとともに、この湾曲部64の下端部に、蓋体当接部60が突設されている。
被軸支部58は、ボックス本体12の軸支部42に軸支される部分であり、アーム部本体57の先端部である下端部から後方に向けて突設されている。したがって、この被軸支部58は、アームレスト部53に対して離間されて位置している。さらに、この被軸支部58は、軸支部42に対向する側が前後方向に沿う仮想的な平面P2(図5)に沿って形成されている。すなわち、この被軸支部58の軸支部42に対向する側は、この軸支部42と略平行に配置されている。また、この被軸支部58の先端部である後端部には、図5に示すように、軸支穴45と同軸に配置されてねじ15が挿通される被軸支穴66が水平左右方向に沿って開口されている。この被軸支穴66は、ねじ15に対して僅かなクリアランスを介して離間されており、ボックス本体12に対する蓋体13の回動軸Aと同軸となっている。また、この被軸支穴66は、図3に示す湾曲部64を含む仮想的な円弧の中心に位置している。さらに、この被軸支穴66の周囲には、リブ67が放射状に複数設けられている。
蓋体保持部59は、ねじりばね14の他端部を保持するもので、被軸支部58の外郭部にてアームレスト部53と反対側の位置、すなわち蓋体保持部59の下部に凹設されている。この蓋体保持部59は、図1に示すように、被軸支部58の軸方向、換言すれば蓋体13の回動軸Aの方向に沿って、すなわち左右両側方向、換言すればボックス本体12に対する蓋体13の回動方向に対して交差(直交)する方向に溝状に連続しているとともに、この被軸支部58の軸方向(蓋体13の回動軸A)に対して交差(直交)する方向である上下方向、すなわちボックス本体12に対する蓋体13の回動方向に沿って凹設されている。また、この蓋体保持部59の両縁部には、この蓋体保持部59に向けて徐々に傾斜するガイド部69,69が連続して形成されている。これらガイド部69,69は、蓋体13をボックス本体12に取り付ける際にねじりばね14の他端部を蓋体保持部59へとガイドする部分である。
図3に示す各蓋体当接部60は、各ストッパ部28に当接することでボックス本体12に対する蓋体13の回動位置を規制するものである。この蓋体当接部60は、湾曲部64から被軸支部58と反対側である前方に突設されている。
図6に示すクランプ部55は、ボックス本体12の係合部38(図3)に係合されるもので、配置部23の上方に位置している。そして、このクランプ部55は、図示しないばねなどの係止付勢手段により付勢されており、この係止付勢手段の付勢により蓋体13の係止状態を維持するとともに、乗員などの外部操作によって係止を解除可能に構成されている。
そして、図1に示す各ねじりばね14は、蓋体13をボックス本体12に対して開口部36(図2)を開く方向に回動するように付勢するもので、金属製の線状体がコイル状に巻回されて形成されており、螺旋状のばね本体部71、及び、このばね本体部71の軸方向の両端部から延出する一端部としての一の腕部72及び他端部としての他の腕部73を一体に備えている。
ばね本体部71は、軸支部42と被軸支部58との間にてばね保持部49に収容されており、蓋体13の回動軸Aと同軸状に配置される。すなわち、このばね本体部71は、軸支部42に対して被軸支部58側(被軸支部58に対して軸支部42側)に位置しており、軸支穴45の周囲に位置している。
一及び他の腕部72,73は、それぞればね本体部71の一端側及び他端側からこのばね本体部71の互いに略平行な接線方向に沿って直線状に延出している。したがって、これら一及び他の腕部72,73は、ねじりばね14に負荷が加わっていない自然状態(フリー状態)で、ばね本体部71に対して同側に突出するようになっている。また、一の腕部72は、本体保持部43に保持される部分であり、先端側がばね本体部71と反対側に向かってL字状に屈曲された(一の)被保持部としての一の折返部72aとなっている。すなわち、一の折返部72aは、ばね本体部71の軸方向に略平行な方向に沿って設けられている。そして、一の腕部72は、一の折返部72aが本体保持部43に挿入係止されてばね保持部49内に収容されている。また、他の腕部73は、蓋体保持部59に保持される部分であり、先端側がばね本体部71と反対側に向かって折り返すようにU字状に屈曲された(他の)被保持部としての他の折返部73aとなっている。すなわち、他の折返部73aの一部は、ばね本体部71の軸方向に沿って設けられている。そして、他の腕部73は、ばね保持部49から主として他の折返部73aが側方、すなわち蓋体13(被軸支部58)側に突出しており、嵌合部50に嵌合された蓋体13のアーム部54の蓋体保持部59に挿入係合されるようになっている。
また、図5に示す各ねじ15は、軸支部材本体(取り付け部材本体)としてのねじ本体76と、このねじ本体76の頭部からフランジ状に突出するねじフランジ部77とを備えている。
そして、コンソールボックス10(図6)を組み立てる際には、まず、ボックス本体12の各ばね保持部49に各ねじりばね14をそれぞれ取り付ける。具体的に、各ねじりばね14の一の腕部72の一の折返部72aを本体保持部43に挿入しつつ、ばね本体部71を各ばね保持部49に嵌合させる。この状態で、各ねじりばね14は、各腕部72,73に負荷が加わっておらず、一及び他の腕部72,73がそれぞれ上方向、すなわち蓋体13側(開口部36側)に向けてばね本体部71から延出する位置となるとともに、他の腕部73の他の折返部73aが軸支部42(ばね保持部49)から側方に突出する(図1(a)及び図3)。
次いで、蓋体13を回動方向に沿って所定角度とした状態、本実施の形態では蓋体13(アームレスト部53)の前側を上方に所定角度起こした状態、すなわち蓋体保持部59を前側に露出させた状態、換言すれば蓋体保持部59をボックス本体12(軸支部42)に向けた状態で保持し、各被軸支部58(被軸支穴66)をボックス本体12の各軸支部42(軸支穴45)に位置合わせするように各嵌合部50に嵌合させつつ接近させる(図1(a)、図1(b)、図2(a)及び図2(b))と、その軌跡上でばね保持部49から突出している他の腕部73の他の折返部73aが直接、またはガイド部69によりガイドされつつ蓋体保持部59に保持される。このとき、各軸支部42と各被軸支部58との互いに対向する側がそれぞれ仮想的な平面P1と平面P2とに沿っている(図5)ことにより、各被軸支部58を左右方向に広げることなく、蓋体13をボックス本体12に対してスライドするだけで各軸支部42と各被軸支部58とを容易に位置合わせできる。
この後、蓋体13の各被軸支部58(被軸支穴66)をボックス本体12の各軸支部42(軸支穴45)に位置合わせした状態で、図5に示すように、各ねじ15を、各アーム部54(被軸支部58)の外方、すなわち各支持部27(軸支部42)と反対側からねじ本体76を被軸支穴66に挿通して軸支穴45にねじ止めするとともに、ねじフランジ部77をアーム部54(被軸支部58)に重ねることで、蓋体13をボックス本体12に取り付ける。この状態で、ねじ本体76(ねじ本体76の中心軸)を回動軸Aとして蓋体13が上下方向に回動するようにボックス本体12に保持され、各ねじりばね14の付勢力に抗して蓋体13のアームレスト部53を前方へと押し下げる(図1(c)、図2(c)及び図4)ことで、クランプ部55(図6)が係合部38に係合して蓋体13をボックス本体12に係止する。この結果、図2(c)に示すように、蓋体13が開口部36を閉じた状態(閉じ位置)で保持されるとともに、図1に示すように、各ねじりばね14は、ボックス本体12の本体保持部43に保持されて回り止めされている一の腕部72に対して他の腕部73がばね本体部71の周方向に回動されるため、付勢力が蓄えられる。そして、ケーシング部21に化粧板部22(図6)などを取り付けてコンソールボックス10を完成する。
このように完成されたコンソールボックス10は、車両の車室内にて、例えば前席間などに組み付けられる。そして、必要に応じてクランプ部55(図6)を操作すると、クランプ部55(図6)の係合部38(図3)への係合、すなわち蓋体13のボックス本体12に対する係止が解除され、各ねじりばね14に蓄えられた付勢力が解放されることにより蓋体13が回動軸Aを中心として、すなわち蓋体13(アームレスト部53)の前方が上方へと移動するように、各蓋体当接部60が各ストッパ部28に当接する位置まで回動して停止し、開口部36を最大に開いた最大開き位置で保持される。
このように、本実施の形態によれば、蓋体保持部59を、被軸支部58の外郭部にてアームレスト部53と反対側の位置に凹設したので、蓋体13をボックス本体12に対して取り付ける際に、蓋体保持部59をボックス本体12の軸支部42に向けた状態で蓋体13を保持しつつ被軸支部58(被軸支穴66)を軸支部42(軸支穴45)に位置合わせするようにボックス本体12に接近させると、その軌跡上で、ボックス本体12の本体保持部43に一の腕部72を保持したねじりばね14の他の腕部73(他の折返部73a)が蓋体保持部59に挿入されて保持される。したがって、ねじりばね14の他の腕部73を蓋体保持部59に保持する工程を別途必要とすることなく、蓋体13の被軸支部58(被軸支穴66)をボックス本体12の軸支部42(軸支穴45)に位置合わせする一連の作業の中でねじりばね14の他の腕部73を蓋体保持部59に保持できるので、ボックス本体12に対して蓋体13を、ねじりばね14を介在しつつ容易に取り付けできる。
また、蓋体保持部59に保持されるねじりばね14の他の腕部73の先端側に、ばね本体部71と反対側に屈曲する他の折返部73aを設けるとともに、蓋体保持部59を、被軸支部58の軸方向に沿って連続し、かつ、この被軸支部58の軸方向に対して交差する方向に凹設することで、蓋体13をボックス本体12に取り付ける際に、蓋体保持部59をボックス本体12の軸支部42に向けた状態で蓋体13を保持しつつ被軸支部58(被軸支穴66)を軸支部42(軸支穴45)に位置合わせするようにボックス本体12に接近させると、この接近する方向に対して交差(直交)する方向に他の折返部73a及び蓋体保持部59が延びていることにより、蓋体保持部59に対して他の折返部73aを引っ掛け易くなり、作業性がより向上する。
この結果、収容部35と連通する開口部36を開閉する蓋体13をボックス本体12に対して、ねじりばね14,14を介在して容易に取り付けでき、製造工数が少ない、製造性が良好なコンソールボックス10を提供できる。
なお、上記の第1の実施の形態において、軸支部42の軸支穴45に取り付けたブッシュ46は、必須の構成ではなく、図7に示す第2の実施の形態のように、省略または軸支部42に一体化して設けることもできる。この場合には、ブッシュ46の組み付け工程も不要となり、部品点数や製造コストをより低減できる。
また、上記の各実施の形態において、車両の車室に備えられるコンソールボックス10について説明したが、この構成に限られず、車両の他の位置に配置される例えば小物入れ(トレイ)やカップホルダなどの任意の車両用収納ボックスなどに適用できる。また、車両用に限られず、種々の場所に取り付けられる収納装置に適用することもできる。そして、収納装置に限られず、すなわち、回動体は収納ボックスの開口部を開閉する蓋体に限られず、操作部などの部分を覆う蓋体を備えた蓋装置として適用することもできる。
本発明は、車両の車室に備えられるコンソールボックス、あるいは蓋体を有する小物入れやカップホルダなどに適用できる。
10 回動体装置としての収納装置であるコンソールボックス
12 本体としての収納体であるボックス本体
13 回動体としての蓋体
14 ねじりばね
35 収容部
36 被開閉部としての開口部
42 軸支部
43 本体保持部
53 回動体本体としてのアームレスト部
58 被軸支部
59 回動体保持部としての蓋体保持部
71 ばね本体部
72 一端部としての一の腕部
73 他端部としての他の腕部
73a 被保持部としての他の折返部
A 回動軸

Claims (3)

  1. 本体と、この本体の一部を開閉するように回動可能に軸支された回動体と、この回動体を本体に対して開き方向に付勢するねじりばねとを備える回動体装置であって、
    前記本体は、
    前記回動体により開閉される被開閉部と、
    前記回動体を軸支する軸支部と、
    前記ねじりばねの一端部を保持する本体保持部とを具備し、
    前記回動体は、
    前記被開閉部を開閉する回動体本体と、
    この回動体本体に設けられ、前記軸支部に回動可能に軸支される被軸支部と、
    この被軸支部の外郭部にて前記回動体本体と反対側の位置に設けられ、前記ねじりばねの他端部を保持する回動体保持部とを具備した
    ことを特徴とする回動体装置。
  2. ねじりばねは、
    軸支部と被軸支部との間に回動体の回動軸と同軸状に配置されるばね本体部と、
    このばね本体部の一端側から延出して本体保持部に保持される一端部と、
    前記ばね本体部と反対側に向けて屈曲された被保持部を先端側に有し、前記ばね本体部の他端側から延出して回動体保持部に保持される他端部とを備え、
    前記回動体保持部は、前記被軸支部の軸方向に沿って連続し、かつ、この被軸支部の軸方向に対して交差する方向に凹設されている
    ことを特徴とする請求項1記載の回動体装置。
  3. 請求項1または2記載の回動体装置を備え、
    本体は、被開閉部としての開口部、及びこの開口部と連通する収容部を有する収納体であり、
    回動体は、前記開口部を開閉する蓋体である
    ことを特徴とする収納装置。
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