JP2016215183A - 紫外光照射装置 - Google Patents

紫外光照射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016215183A
JP2016215183A JP2016011929A JP2016011929A JP2016215183A JP 2016215183 A JP2016215183 A JP 2016215183A JP 2016011929 A JP2016011929 A JP 2016011929A JP 2016011929 A JP2016011929 A JP 2016011929A JP 2016215183 A JP2016215183 A JP 2016215183A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultraviolet light
base
light emitting
cylindrical structure
light irradiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016011929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6544524B2 (ja
Inventor
長尾 宣明
Nobuaki Nagao
宣明 長尾
武央 頭川
Takehito Zukawa
武央 頭川
佐々木 良樹
Yoshiki Sasaki
良樹 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JP2016215183A publication Critical patent/JP2016215183A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6544524B2 publication Critical patent/JP6544524B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L12/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor
    • A61L12/02Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor using physical phenomena, e.g. electricity, ultrasonics or ultrafiltration
    • A61L12/06Radiation, e.g. ultraviolet or microwaves
    • A61L12/063Ultraviolet radiation
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K5/00Irradiation devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/02Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using physical phenomena
    • A61L2/08Radiation
    • A61L2/10Ultraviolet radiation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/30Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation
    • C02F1/32Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation with ultraviolet light
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/30Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation
    • C02F1/32Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation with ultraviolet light
    • C02F1/325Irradiation devices or lamp constructions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2201/00Apparatus for treatment of water, waste water or sewage
    • C02F2201/32Details relating to UV-irradiation devices
    • C02F2201/322Lamp arrangement
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2301/00General aspects of water treatment
    • C02F2301/02Fluid flow conditions

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

【課題】効率良く流体に紫外光を照射できる紫外光照射装置を提供する。
【解決手段】流体に紫外光12を照射する紫外光照射装置30であって、深紫外光発光素子31、紫外光フィルタ32、および、サイクロン構造体33を備える。深紫外光発光素子31は、上方に向けて深紫外光を発光する素子であり、放電空間10で発生した励起光を受けて紫外光を発光する発光層4を有する。紫外光フィルタ32は、波長が200nm以下の光の80%以上を吸収または反射する。サイクロン構造体33は、外部から流入された流体を旋回させる筒状構造体14と筒状構造体14で旋回した流体を外部に流出させるように導く錐状構造体13とを有する。
【選択図】図1

Description

本開示は、紫外光照射装置に関し、特に、流体に紫外光を照射する紫外光照射装置に関する。
紫外光(紫外線)、特に、波長が約200〜350nmである深紫外光(深紫外線)は、有機物を分解する作用を有することから、殺菌、脱臭、洗浄、浄水、リソグラフ、照明などの様々な分野で利用されている。
従来、紫外光の光源としては、水銀をグロー放電させる水銀ランプが広く使われている(特許文献1参照)。特許文献1によれば、水銀ランプから発せられる波長254nmの深紫外光によって露光装置のマスク等に付着した炭素コンタミネーションを光学系にダメージを与えることなく効率的に分解して除去している。
特開2012−146712号公報
本開示は、効率良く流体に紫外光を照射できる紫外光照射装置を提供する。
本開示の一形態に係る紫外光照射装置は、主面を有する第1基体と、前記第1基体の前記主面に位置する複数の電極と、前記複数の電極を覆う誘電体層と、前記誘電体層に対向して位置し紫外光を透過する材料を含む第2基体と、前記第1基体と前記第2基体との間に密閉された放電空間が形成されるように、前記第1基体と前記第2基体とを接合し、前記第1基体および前記第2基体とともに前記放電空間を封じる封着材と、前記誘電体層の上方、および/または前記第2基体の前記放電空間側の面の上方に位置し、前記放電空間で発生した励起光を受けて紫外光を発光する発光層と、前記第2基体の前記放電空間側とは反対側の面の上方に設けられた反応槽とを備える。前記反応槽は、筒状構造体と、前記反応槽の外部から流入した流体を前記筒状構造体の内部に導く導入路と、前記筒状構造体の内部から流出した流体を前記反応槽の外部に導く導出路とを備える。前記筒状構造体の内部の底面の内接円の直径をha、前記筒状構造体の内部の高さをhcとすると、ha/hcは5以上且つ10以下である。
本開示によれば、効率良く流体に紫外光を照射できる紫外光照射装置が実現される。
実施の形態1における紫外光照射装置の構成を示す模式断面図である。 図1に示されるサイクロン構造体の構造を示す図である。 図1に示される深紫外光発光素子を製造するための封着・排気用加熱炉の概要を示す模式図である。 図3に示される封着・排気用加熱炉の温度プロファイルの一例を示す図である。 図3に示される封着・排気用加熱炉による封着工程における放電空間でのガスおよびそのガスの流れを示す図である。 紫外光フィルタ無しの構成と紫外光フィルタ有りの構成を備える紫外光照射装置で得られる発光スペクトルを示す比較図である。 実施の形態1の変形例における紫外光照射装置の構成を示す模式断面図である。 水銀ランプの発光スペクトルを示す図である。 実施の形態2における紫外光照射装置の構成を示す模式断面図である。 図9に示される反応槽の構造を示す図である。 実施の形態3における紫外光照射装置の構成を示す模式断面図である。 発光層の透過率、反射率および膜厚の関係を示すグラフである。
(本開示の基礎となった知見)
はじめに、本開示の基礎となった知見について説明する。環境負荷の観点から、例えば欧州のWEEE&RoHS指令のような、水銀などの環境有害物質に対する規制が厳しくなっている。このため、水銀ランプに代わる紫外光の光源の開発が望まれている。
図8に、水銀ランプの発光スペクトルを示す。図8から明らかなように、水銀ランプの発光スペクトルは、185nm付近の波長における発光がみられ、これがオゾンを発生させる原因となっている。このように、水銀ランプを用いた紫外光照射装置は、紫外光のみならず、オゾンによる殺菌および分解作用を併用して利用している。この為オゾンの発生を抑えようとして水銀ランプの出力を抑制することが考えられるが、その場合には、紫外光による殺菌および分解能力が低下してしまうという課題を有している。
また、従来の紫外光照射装置では、効率よく流体に紫外光を照射できないという問題もある。紫外光を照射する対象となる流体の流路に紫外光照射装置を取り付けることが困難であったり、流路に紫外光照射装置を取り付けた場合であっても、流体に対して、むらなく必要な時間だけ紫外光が照射されることを確保するのが困難であったりするケースが多いからである。
以下、実施の形態における紫外光照射装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な本開示の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。また、異なる図面であっても、同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明の繰り返しを行わない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における紫外光照射装置30の構造を示す模式断面図である。紫外光照射装置30は、流体(液体または気体)に紫外光(より特定的には深紫外光)12を照射する装置であって、深紫外光発光素子31、深紫外光発光素子31の上に設けられた紫外光フィルタ32、および、紫外光フィルタ32の上に設けられたサイクロン構造体33を備える。
深紫外光発光素子31は、上方(すなわち、紫外光フィルタ32及びサイクロン構造体33が設けられた方向)に向けて紫外光(より特定的には深紫外光)を発光する素子である。深紫外光発光素子31は主要な構成要素として、第1基体2と、第1基体2の主面に位置する複数の電極7と、複数の電極7を覆う誘電体層6と、誘電体層6に対向して位置し紫外光を透過する材料を含む第2基体3と、第1基体2と第2基体3との間に密閉された放電空間10が形成されるように第1基体2と第2基体3とを接合して第1基体2および第2基体3とともに放電空間10を封じる封着材8とを有する。さらに、深紫外光発光素子31は、誘電体層6の放電空間10側の面の上方および/または第2基体3の放電空間10側の面の上方に位置して放電空間10で発生した励起光を受けて紫外光を発光する発光層4を有する。
紫外光フィルタ32は、第2基体3とサイクロン構造体33との間に設けられ、波長が200nm以下の光の80%以上を吸収または反射するフィルタである。
サイクロン構造体33は、紫外光12が照射される流路を形成する構造物であり、第2基体3の放電空間10側とは反対側の面の上方に設けられ、外部から流入された流体を旋回させる筒状構造体14と、筒状構造体14で旋回した流体を外部に流出させるように導く錐状構造体13とを有する。
このような構成により、波長が200nm以下の光が抑制された紫外光(より特定的には深紫外光)12がサイクロン構造体33内の流体に照射されるので、水銀ランプとは異なり、オゾンの発生が抑制された紫外光(より特定的には深紫外光)が流体に照射される。さらに、サイクロン構造体33において、流体は旋回しながら紫外光を受けるので、効率よく紫外光を受け、有機物の分解反応における実効的な反応時間が増加し、高効率に有機物が分解される。
以下、深紫外光発光素子31、紫外光フィルタ32およびサイクロン構造体33について、より詳細に説明する。
[深紫外光発光素子31]
深紫外光発光素子31は、全体として、角筒構造(例えば、縦が5〜10cm、横が5〜10cm、高さが3〜5cm)を有し、第1基体2と第2基体3とを封着材8を介して接合した構成を有する。第1基体2には、放電空間10で放電を発生させるため電圧を印加するための複数の電極7が配設され、電極7を覆うように誘電体層6が積層されている。誘電体層6上の放電空間10側には、イオン衝撃から誘電体層6を保護する保護層5と、深紫外光を発光する発光層4が形成されている。なお、保護層5は構成要素として必須ではなく、形成されていなくてもよい。
第1基体2と第2基体3は、封着材8などによって外周部を気密封着されている。気密封着によって形成された放電空間10には、キセノン(Xe)、塩化クリプトン(KrCl)、フッ素(F)、ネオン(Ne)、ヘリウム(He)、一酸化炭素(CO)、窒素(N)などの放電ガスが所定の圧力で封入されている。
なお、発光層4に、後述する酸化マグネシウム(MgO)の粉末を用いた場合は、放電ガスとしては、ネオン(Ne)とキセノン(Xe)の混合ガスが適している。酸化マグネシウム(MgO)の粉末はバンドギャップが広い材料であるため、波長が150nm付近の励起光で最も効率良く発光する。塩化クリプトン(KrCl)やキセノン(Xe)単体の放電ガスを用いた場合、励起光の波長は172nmよりも長い波長の割合が多くなる。一方、ネオン(Ne)とキセノン(Xe)の混合ガスにおいては、波長が147nmの励起光の割合が高いため、発光層4に酸化マグネシウム(MgO)の粉末を用いた深紫外光発光素子には、放電ガスとしてネオン(Ne)とキセノン(Xe)の混合ガスを用いるのが望ましい。
第2基体3は、発光層4で発生した深紫外光を深紫外光発光素子31の外部(ここでは、上方)に取り出すため、深紫外光を透過する材料から成る。深紫外光を透過する材料としては、紫外光を透過しやすい特殊ガラス、石英ガラス(SiO)、フッ化マグネシウム(MgF)、フッ化カルシウム(CaF)フッ化リチウム(LiF)、サファイアガラス(Al)、などが挙げられる。これらの材料のうち、熱膨張係数が、一般的なガラスや保護層5に用いるMgO薄膜やCaO薄膜に近いサファイアを、深紫外光を透過する材料として用いてもよい。サファイアを第2基体3の材料として用いた場合、保護層5や封着材8での割れや亀裂を防ぐことができる。
もう一方の第1基体2の材料としては、第2基体3と同じ材料でもよいが、一般的な高歪点ガラスを用いてもよい。
発光層4に用いる材料は、発光効率と作製プロセスの容易さの観点から、深紫外光を発光する蛍光体が使用される。蛍光体としては、希土類の発光中心をドープしたYPO:Pr、YPO:Nd、LaPO:Pr、LaPO:Nd、YF:Ce、SrB10:Ce、YOBr:Pr、LiSrAlF:Ce、LiCaAlF:Ce、LaF:Ce、LiY(BO:Pr、BaY:Nd、YOCl:Pr、YF:Nd、LiYF:Nd、BaY:Pr、KYF:Pr、LaF:Ndや、結晶中の欠陥やバンドギャップで発光するMgO、ZnO、AlN、ダイヤモンド、BN等がある。
特に、酸化マグネシウム(MgO)の粉末は、特許文献2(特開2010―80440号公報)でも開示されているように、波長が200nmから300nmの間に発光強度のピークを有する、具体的には、波長が230nm付近にピークを持つ深紫外光を発するため、発光層4の材料として好適である。さらに、酸化マグネシウム(MgO)は二次電子放出特性が高い材料であるため、希土類の発光中心をドープした蛍光体材料を発光層4に用いることより、低い放電開始電圧を実現することができる。さらに、酸化マグネシウム(MgO)は、耐イオン衝撃が高いため、イオン衝撃による発光層4の変質も小さいと考えられる。このため、深紫外光発光素子31において、発光層4に酸化マグネシウム(MgO)の粉末を用いることは非常に有効であると考えられる。
なお、発光層4として粉末の膜を用いた場合には、膜の密着性が問題となる。このため、発光層4を形成する面には、発光層4の材料となる粉末の膜形状が維持し易いよう、凹凸を設けもよい。これにより、発光層4と基体(第1基体2及び第2基体3)との密着性を高めることができる。
また、発光層4は、電極7を覆う誘電体層6上、または誘電体層6上に形成される保護層5上に形成される。しかしながら、放電強度を高めるために、第1基体2だけではなく、第2基体3の放電空間10側や放電空間10とは反対側(第2基体3と紫外光フィルタ32との間)に形成してもよい。
発光層4の下層には、薄膜の酸化マグネシウム層(MgO)、酸化カルシウム層(CaO)、酸化バリウム層(BaO)、酸化ストロンチウム層(SrO)やこれらの混相層などのから成る保護層5を設けてもよい。特に、薄膜の酸化マグネシウム(MgO)は、高い耐イオン衝撃性を持つことから、保護層5として用いることで、経時的な放電強度の低下が非常に小さい深紫外光発光素子を得ることができる。
誘電体層6は、酸化鉛(PbO)または酸化ビスマス(Bi)または酸化燐(PO)を主成分とする低融点ガラスがスクリーン印刷法等により約30μmの膜厚で形成された層である。ここで、主成分とは誘電体層6の材料全体の50重量%以上の成分であることを意味する。誘電体層6により、電極7は絶縁材料で被覆される構成となるため、放電の形態は誘電体バリア放電となる。誘電体バリア放電は、電極7にイオンが直接曝されないため、連続点灯による経時的な発光強度の変化が小さく、連続点灯時間の長い殺菌デバイスやリソグラフへの用途に適している。また、誘電体層6の膜厚は、放電空間10に与える電界強度に影響するため、深紫外光発光素子31のサイズや求める特性に応じて変更することができる。
なお、誘電体層6を電極7上のみに形成してもよい。これにより、誘電体層6で吸収される深紫外光を抑制し、発光層4で発生した深紫外光を高効率に深紫外光発光素子31の外部に放出することができる。誘電体層6を電極7上のみに形成するように誘電体層6をパターニングする方法として、電極領域のみ塗布するパターンのスクリーンマスク等を用いて低融点ガラスを主成分としたペーストを電極上にパターン塗布したのち焼成する方法が挙げられる。
電極7は、第1基体2の主面において、帯状(長尺状)の電極を2本で1対として平行にそれぞれ複数対配置された電極の集合から構成されている。電極7に用いる材料としては、Ag厚膜、Al薄膜、Cr/Cu/Cr積層薄膜などが挙げられる。各対の電極7には、矩形波や正弦波等の交流波形が印加される。一般的には、1対の電極のそれぞれに位相が反対の電圧を印加することで、強い発光を得ることができる。また、1対の内の1本の電極7に矩形波の電圧を印加し、もう一方の電極7を接地させることでも放電が可能である。電極7は必ず2本で1対となっているのではなく、放電空間10の位置・形状の変更や放電が開始される電圧を下げるために複数本を1対として構成する場合もある。
封着材8は、BiやVを主成分としたフリットを用いる。Biを主成分とするフリットとしては、例えば、Bi−B−RO−MO系(ここでRは、Ba、Sr、Ca、Mgのいずれかであり、Mは、Cu、Sb、Feのいずれかである。)のガラス材料に、Al、SiO、コージライト等酸化物からなるフィラーを加えたものを用いる材料が挙げられる。また、Vを主成分とするフリットとしては、例えば、V−BaO−TeO−WO系のガラス材料に、Al、SiO2、コージライト等酸化物からなるフィラーを加えたものを用いることができる。
チップ管9は、第1基体2または第2基体3(ここでは、第1基体2のみ)に封着材8を用いて接合される管である。また、接合する基体(ここでは、第1基体2)には放電ガスを封入できるように貫通孔11が設けられる。チップ管9は、放電空間10を排気する際と放電空間10に放電ガスを封入する際に使用され、放電ガスの封入後に放電ガスが放電空間10から漏れないよう先端を加熱して封止されている。なお、排気と封入の工程に応じてチップ管9を複数設ける場合もある。
以上のように構成された深紫外光発光素子31により、電極7に電圧が印加されることで、発光層4から上方(紫外光フィルタ32)に向けて、紫外光(より特定的には深紫外光)12が発光される。つまり、電極7には、隣接する1対のそれぞれの電極に位相が相反する矩形波または正弦波の電圧が印加され、これにより、2本の電極間には非常に高い電界が生じ、放電空間10に充填された放電ガスが放電する。放電ガスに含まれるキセノン(Xe)や塩化クリプトン(KrCl)は、放電に伴う励起によって真空紫外光や深紫外光の励起光を発生させ、この励起光が発光層4に照射されることで発光層4から紫外光(より特定的には深紫外光)12が発せられる。発光層4からの紫外光は第2基体3を透過する。
[紫外光フィルタ32]
紫外光フィルタ32は、深紫外光発光素子31の上に設けられ、波長が200nm以下の光の80%以上を吸収または反射するフィルタである。本実施の形態では、紫外光フィルタ32は、平面視(図面における上方から下方を見たとき)において深紫外光発光素子31(あるいは、第2基体3)と略同じ外形を有し、深紫外光発光素子31(より厳密には、第2基体3)の上に重なるように、封着材8と同じ材料(封着材料)等を用いて深紫外光発光素子31と接合されている。
この紫外光フィルタ32の材料として、チタンを含有するガラスを用いることで、200nm以下の非常に波長の短い紫外光を減衰させオゾンの発生を低下させることが出来る。
[サイクロン構造体33]
サイクロン構造体33は、深紫外光発光素子31から紫外光フィルタ32を透過してきた紫外光12が照射される流路を形成する構造物であり、紫外光フィルタ32の上に設けられ、例えば、金属(ステンレスまたはアルミニウムなど)で構成される。サイクロン構造体33は、外部から流入された流体を旋回させる筒状構造体14と、筒状構造体14で旋回した流体を外部に流出させるように導く錐状構造体13とを有する。
図2は、図1に示されるサイクロン構造体33の構造を示す図であり、図2の(a)は、上方から見た(すなわち平面視した)ときのサイクロン構造体33の外観図であり、図2の(b)は、図1のIIb−IIb線を含む面(すなわち紙面に垂直な面)でサイクロン構造体33を切断して得られる切断面を平面視した図である。
筒状構造体14は、平面視において深紫外光発光素子31および紫外光フィルタ32と略同じ外形を有し、紫外光フィルタ32の上に重なるように封着材8と同じ材料(すなわち封着材料)等を用いて紫外光フィルタ32と接合され、本実施の形態では、下面(すなわち底面)および上面が開放された角筒構造を有する。筒状構造体14には、流体を内部に導入するための流入口15、及び、4つの角部(すなわち四隅)に、流体の渦流による滞留を防止するための曲面の内壁(すなわち曲面壁17)が設けられている。流入口15は、図1及び図2に示されるように、筒状構造体14の側面を貫通するパイプで構成される。曲面壁17は、4つの角の内壁を覆う湾曲した板体で構成される。
錐状構造体13は、平面視において深紫外光発光素子31および紫外光フィルタ32と略同じ外形を有し、筒状構造体14の上に重なるように溶接等で筒状構造体14に接合され、本実施の形態では、下面(すなわち底面)が開放された四角錐構造を有する。錐状構造体13の頂点には、流体を外部に排出するための流出口16が設けられている。
このようなサイクロン構造体33によって、深紫外光発光素子31の上方(より厳密には、紫外光フィルタ32の上)に、殺菌、分解洗浄を行う空気や水などの流体を通過させる流路を形成し、流体がサイクロン構造体33内に留まる滞在時間を増加させることで実効的な紫外光照射時間を増加させることが出来る。これによって、より少ない紫外光の出力(量)で効率よく殺菌、分解洗浄を行うことが可能となる。さらに、流路がサイクロン構造となっているので、流体のサイクロン構造体33での滞在時間を、流路を形成していない場合に比べて1桁以上増加させることが可能となる。
筒状構造体14の底面の内接円の直径をha、高さをhcとすると、そのアスペクト比ha/hcは、5以上30以下であり、望ましくは、6以上20以下であり、更に望ましくは7以上10以下である。また、筒状構造体14の高さhcは、2mm以上30mm以下、望ましくは4mm以上20mm以下、さらに望ましくは5mm以上10m以下である。筒状構造体14の高さhcを2mm以上にすることにより、流体の流量を十分確保して処理効率を高めることができる。また、筒状構造体14の高さhcを30mm以下とすることにより、筒状構造体14の上部でも深紫外光の減衰を十分小さくして殺菌することができる。また、アスペクト比ha/hcを5以上とすることにより深紫外光発光素子31から流体までの距離を短く押さえることができるため錐状構造体13の頂点付近でも深紫外光の減衰を小さくして殺菌することができる。また、アスペクト比ha/hcを30以下とすることによりサイクロン構造特有の旋回流を発生させることができ面発光の深紫外光発光素子31からの紫外線を均一に流体に照射し効率よく流体を殺菌することができる。
次に、以上のように構成される本実施の形態における紫外光照射装置30の製造方法を説明する。
まず、第1基体2に電極7を形成する。電極7の形成方法としては、露光プロセス、印刷プロセスや蒸着プロセスなど公知の形成法によりパターニングして形成する。
次に、第1基体2に形成した電極7を覆うように、第1基体2上に誘電体ペーストをダイコート法などにより塗布して誘電体ペースト(誘電体材料)層を形成する。誘電体ペーストを塗布した後、所定の時間放置することによって、塗布された誘電体ペースト層の表面がレベリングされて平坦な表面になる。その後、誘電体ペースト層を焼成固化することにより電極7を覆う誘電体層6が形成される。なお、誘電体ペーストは、例えば、ガラス粉末などの誘電体材料、バインダ及び溶剤を含む塗料である。
次に、誘電体層6の上に発光層4を設ける。発光層4は、発光材料を含むペーストを任意の領域に塗布し、乾燥と焼成をすることで形成する。
第2基体3には、第1基体2で形成した発光層の膜厚よりも薄い膜厚で発光層4を形成する。形成方法は、第1基体2の発光層4の形成方法と同じでよい。
また、必要に応じて、誘電体層6と発光層4との間に保護層5を形成する。保護層5は放電が形成される電圧(放電開始電圧)を下げる働きと、放電に伴うイオン衝撃から誘電体層6や電極7を保護する働きを持つ。一般的な保護層5は、酸化マグネシウム(MgO)、酸化カルシウム(CaO)、酸化ストロンチウム(SrO)、及び酸化バリウム(BaO)の単独材料のペレットや、それらの材料を混合したペレットを原料とした薄膜成膜方法によって形成される。薄膜成膜方法としては、電子ビーム蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などの公知の方法を適用できる。一例として、スパッタリング法では1Pa、蒸着法の一例である電子ビーム蒸着法では0.1Paが実際上取り得る圧力の上限と考えられる。
次に、第1基体2または第2基体3の少なくとも一方に封着材8を塗布し、その後、封着材料の樹脂成分等を除去するために350℃程度の温度で仮焼成する。
次に、以上のようにして作製した第1基体2と第2基体3とを貼り合わせて封着する。
ここでの封着工程で用いる封着・排気用加熱炉について説明する。図3は、実施の形態1における深紫外光発光素子31を製造する封着・排気用加熱炉100の概要を示す模式図である。
封着・排気用加熱炉100は、内部にヒータ51を有する加熱炉52を備えている。図3の加熱炉52の内部には、第2基体3の上に仮焼成された封着材8およびチップ管9(ここでは、複数のチップ管9a、9b)を有する第1基体2が重ね合わされている様子が示されている。
第1基体2と第2基体3、第1基体2とチップ管9a、9bとはそれぞれ、例えばクリップ等の固定手段(図示せず)によって固定された状態となっている。
チップ管9aには配管53が接続され、配管53は、加熱炉52の外部に設けられた乾燥ガス供給装置71にバルブ61を介して接続されている。配管53にはガス逃がし弁62が設けられている。
チップ管9bには配管54が接続され、配管54は、加熱炉52の外部に設けられた排気装置72にバルブ63を介して接続されている。また、配管54は、加熱炉52の外部に設けられた放電ガス供給装置73にバルブ64を介して接続されている。さらに配管54は、バルブ65を介して配管53にも接続されている。加えて配管54には圧力計66が設けられている。
図4は、図3に示される封着・排気用加熱炉100の温度プロファイルの一例を示す図である。
封着工程およびそれに続く排気工程、放電ガス供給工程のプロファイルの詳細は、順を追って以下に説明するが、説明の便宜上、封着工程と、それに続く排気工程、放電ガス供給工程とを、温度の観点から次の5つの期間に分割する。
すなわち、室温から軟化点まで上昇させる期間(期間1)、軟化点から封着温度まで上昇させる期間(期間2)、封着温度以上の温度で一定時間保持した後、軟化点まで低下させる期間(期間3)(以上、封着工程)、軟化点温度付近またはそれよりやや低い温度で一定時間保持した後、室温まで低下させる期間(期間4:排気工程)、および、室温まで低下した後の期間(期間5:放電ガス供給工程)である。
ここで、軟化点とは、封着材8が軟化する温度を指す。例えば酸化ビスマス(Bi)系の封着材料の軟化点温度は、430℃程度である。
また封着温度とは、第1基体2と第2基体3とが封着材8により、また、第1基体2とチップ管9とが封着材料(図示せず)により、密閉される状態となる温度を指す。本実施の形態における封着温度は、例えば490℃程度である。なお、上記の封着温度は以下のようにしてあらかじめ確認することができる。
すなわち、第1基体2と第2基体3とを重ね合わせ、バルブ61、64、65を閉じ、バルブ63のみを開いて、排気装置72によってチップ管9bを介して放電空間10を排気しながら、ヒータ51をオンにして加熱炉52内部の温度を上昇させる。すると、ある温度で圧力計66において確認される放電空間10の圧力がステップ状に減少し、かつバルブ63を閉じても放電空間10の圧力が大きく上昇しなくなる。このときの温度は、放電空間10が密封される封着温度である。
ここで、図5を用いて封着工程の詳細について説明する。図5の(a)〜図5の(e)は、それぞれ上述の期間1〜期間5における放電空間10のガスおよびその流れを示す図である。
まず、第1基体2と第2基体3とを位置決めして重ね合わせる。そして図5の(a)に示すように、バルブ61とバルブ65とを開いて、乾燥ガスを両方の貫通孔11(11a及び11b)から放電空間10に吹き込みながら、ヒータ51をオンにして加熱炉52内部の温度を封着材8の軟化点温度まで上昇させる。
このとき、放電空間10に吹き込まれた乾燥ガスは、図示される乾燥ガス200のように、第1基体2または第2基体3とその上に形成された封着材8との隙間を介して放電空間10から外部へ漏れ出る状態となる。
なお、乾燥ガスとして、露点が−45℃以下の乾燥窒素ガスを用い、その流量は5L/minが一般的である(期間1)。
次に、加熱炉52内部の温度が封着用フリットの軟化点温度以上になると、図5の(b)に示すように、バルブ65を閉じるとともにバルブ61を調節して乾燥ガスの流量を期間1における流量の半分以下の2L/minにする。そしてガス逃がし弁62を開いて、放電空間10の圧力が、加熱炉52内部の圧力よりも僅かに陽圧となるようにする。そして加熱炉52内部の温度を封着温度まで上昇させる(期間2)。
次に、加熱炉52内部の温度が封着温度以上の温度に到達し、封着材8が溶融し、第1基体2と第2基体3との封着、および第1基体2とチップ管9a、9bとの接合が行われると、図5の(c)に示すように、排気装置72を動作させバルブ63を調整して、放電空間10の圧力を僅かに陰圧、例えば8.0×10Paにする。このようにしてチップ管9aからは乾燥ガスを供給するとともにチップ管9bから乾燥ガスを排気することによって、放電空間10の圧力を僅かに陰圧に保ちつつ放電空間10に乾燥した窒素ガスを流し続ける。
そしてヒータ51を制御して加熱炉52内部の温度を封着温度以上の温度に約30分保持する。この間に溶融した封着材が僅かに流動し、放電空間10の圧力が僅かに陰圧に保たれていることから、第1基体2と第2基体3との封着、および第1基体2とチップ管9a、9bとの接合が精度よく行われる。その後、ヒータ51をオフにして加熱炉52の温度を軟化点以下の温度まで下げる(期間3)。
(排気工程)
排気工程は、放電空間10のガスを排気する工程である。加熱炉52内部の温度が軟化点温度以下になると、図5の(d)に示すように、バルブ61を閉じ、バルブ63およびバルブ65を開いて、複数の貫通孔11(11a及び11b)からチップ管9a、9bを通して放電空間10を排気する。そしてヒータ51を制御して加熱炉52内部の温度を所定の時間保持しながら、排気を継続して行う。その後、ヒータ51をオフにして加熱炉52内部の温度を室温まで低下させる。この間も排気を継続して行う(期間4)。
(放電ガス供給工程)
放電ガス供給工程は、真空排気された放電空間10にネオン(Ne)およびキセノン(Xe)等を主成分とする放電ガスを供給する工程である。加熱炉52内部の温度が室温まで低下した後、図5の(e)に示すように、バルブ63を閉じ、バルブ64およびバルブ65を開いて、チップ管9a、9bから複数の貫通孔11(11a及び11b)を通して放電ガスを所定の圧力となるように供給する。その後、チップ管9a、9bの先端(それぞれ、配管53、54)との接続箇所を加熱して封止する。
以上のようにして、所定の構成部材を備えた第1基体2と第2基体3とを固定し、その周囲を封着材8で封着して放電空間10にキセノン(Xe)とネオン(Ne)などを含む放電ガスを封入して深紫外光発光素子31が完成する。
最後に、完成した深紫外光発光素子31の上に、封着材8と同じ材料(封着材料)等を用いて紫外光フィルタ32を接合し、さらに、紫外光フィルタ32の上に、封着材8と同じ材料(封着材料)等を用いてサイクロン構造体33を接合する。
このような工程によって、紫外光照射装置30が完成する。
次に、以上の実施の形態1に従って構成した紫外光照射装置30と比較例に係る深紫外光発光素子とを試作し、特性を比較する実験を行ったので、実施例として説明する。試作した紫外光照射装置の作製方法は、前述した通りである。
試作した紫外光照射装置の構造は図1に示される通りである。第2基体3には深紫外光を透過するサファイアガラスを用い、第2基体3の放電空間10側の面上に発光層4を設けた。サファイアガラスは片面のみ研磨しており、発光層4を形成する第2基体3の放電空間10側の面を未研磨面とすることで発光層4の膜の第2基体3への密着性を向上させている。
第2基体3のサファイアガラス上に紫外光フィルタ32としてチタン含有ガラスを配置し、更にその上部に、流路としてサイクロン構造体33を設けた。
深紫外光発光素子31の放電空間10には、放電ガスとして、Ne95%とXe5%の混合ガスを、10kPaで封入した。
誘電体層6上の保護層5については、酸化マグネシウム(MgO)を電子ビーム真空蒸着法にて1μmの厚さで製膜した。
電極7に印加する電圧は、30kHzの矩形波を用いた。1対の電極7には、それぞれ相反する位相の矩形波の電圧を印加した。測定方法としては、まず、電極7に印加する矩形波の電圧を950Vまで上げ、深紫外光発光素子31を発光させる。その後、0Vまで電圧を下げて深紫外光発光素子31全体における発光を一旦消し、再度電圧を上げて放電空間10全体に放電が広がった電圧を放電開始電圧として測定した。
発光スペクトルは、サイクロン構造体33を配置する前に、第2基体3上の最表面をマルチチャンネル分光器(浜松ホトニクス製 C10027−01)にて測定し、紫外光フィルタ32無しの場合と紫外光フィルタ32有りの場合で比較した。図6に紫外光フィルタ32無しの場合と紫外光フィルタ32有りの場合の発光スペクトルの比較図を示す。230nm付近に酸化マグネシウム(MgO)からの深紫外光の発光が見られ、紫外光フィルタ32を入れることで、200nm付近の発光強度が低下していることが分かる。
紫外光照射装置による有機物分解能力を測定し比較する為に、流路またはサイクロン構造体33にガス量:12リットル/minの臭気成分含有空気(被処理ガス)を流通して脱臭試験を実施した。臭気成分の濃度は、硫化水素:10ppm、メチルメルカプタン:0.5ppm、およびアンモニア:2ppmとした。オゾン濃度は、臭気成分を流通しないブランクの条件において、フィルタ無しでは30ppmであった。
本実施例で試作した4種類の紫外光照射装置の構成(比較例1、2、実施例1、2)について表1に示す。
Figure 2016215183
Figure 2016215183
表2から明らかなように、紫外光フィルタの無い比較例1に対して、紫外光フィルタを備えた比較例2は、排気口でのオゾンの濃度が1桁低下しているが、それにともなって臭気成分の分解率も約1桁低下した。一方、実施例1においては、比較例1に対して、排気口でのオゾンの濃度が20分の1に減少しているにもかかわらず、臭気の分解率は2割程度向上し、分解反応が進んでいることがわかる。更に、筒状構造体の四隅の内壁に曲面壁を設けた実施例2においては、排気口でのオゾンの存在が見られなかったにもかかわらず、硫化水素とメチルメルカプタンはほぼ完全に分解され、アンモニアも60%以上分解されており、分解率が非常に向上している。これは、サイクロン流路内での壁面での空気抵抗が低減され、旋回流の回転モーメントが増加したためサイクロン流路内での滞在時間が増加し反応が促進されたためと考えられる。
以上の結果から、本実施の形態における実施例1および2の構成を用いることによって、人体に有害なオゾンの発生を抑えると同時に臭気成分を分解する効果が非常に高い紫外光照射装置を実現できることがわかる。
なお、上記実施の形態1における紫外光照射装置30では、別個の構造物である第2基体3と紫外光フィルタ32とが貼り合わされたが、これらが一体で形成されていてもよい。
図7は、第2基体と紫外光フィルタとが一体で形成された、実施の形態1の変形例における紫外光照射装置30aの構造を示す模式断面図である。紫外光照射装置30aは、上記実施の形態1における第2基体3と紫外光フィルタ32とに代えて、紫外光フィルタとしての機能を有する第2基体3aを備える点で、上記実施の形態1における紫外光照射装置30と異なる。すなわち、本変形例の深紫外光発光素子31aは第2基体3aを備える。他の構成要素については、上記実施の形態1における紫外光照射装置30と同じである。本変形例における第2基体3aは、上記実施の形態1における第2基体3と紫外光フィルタとしての役割を果たす構造物である。つまり、第2基体3aは、波長が200nm以下の光の80%以上を吸収または反射するとともに深紫外光を透過しやすい構造物である。第2基体3aは、チタンを含有した、紫外光を透過しやすい特殊ガラス、石英ガラス(SiO)、フッ化マグネシウム(MgF)、フッ化カルシウム(CaF)フッ化リチウム(LiF)、サファイアガラス(Al)などで形成される。
このような変形例により、第2基体と紫外光フィルタとが一体化され、上記実施の形態1における紫外光照射装置30と同じ効果を奏し、かつ、よりも簡易な構造をもつ紫外光照射装置30aが実現される。
(実施の形態2)
図9は、実施の形態2における紫外光照射装置90の構成を示す模式断面図である。図10は、図9に示される反応槽33aの構造を示す図、つまり、図9のX−X線を含む面(すなわち紙面に垂直な面)で反応槽33aを切断して得られる切断面を平面視した図である。上述した実施の形態1およびその変形例では、サイクロン構造体33が、外部から流入した流体に紫外線を照射するための反応槽として用いられていた。実施の形態2の紫外光照射装置90は、サイクロン構造体33に代えて反応槽33aを備えている点で実施の形態1の紫外光照射装置30と異なる。実施の形態2の紫外光照射装置90の他の構成は、実施の形態1と同一である。本実施の形態において、実施の形態1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
反応槽33aは、外部から流入した流体に紫外線を照射するために、筒状構造体14と、流入路15aと、流出路16aと、蓋13aとを備える。筒状構造体14の上面は、蓋13aによって塞がれている。蓋13aは、筒状構造体14と一体に形成されていてもよい。筒状構造体14の下面は紫外光フィルタ32によって塞がれている。流入路15aおよび流出路16aは、筒状構造体14の側面を貫通するパイプで構成される。流入路15aは、反応槽33aの外部から流入した流体を筒状構造体14の内部に導く。流出路16aは、筒状構造体14の内部から流出した流体を反応槽33aの外部に導く。この構成により、外部から流入した流体は、筒状構造体14内部に十分な時間滞留する。滞留する流体に対して紫外光フィルタ32を介して紫外線が照射される。紫外線をより長い時間照射するために、流入路15aおよび流出路16aを筒状構造体14の体対角に配置してもよい(図9および10参照)。
(実施の形態3)
以下、本開示の実施の形態3に係る紫外光照射装置201の構成について、図11を用いて説明する。図11は、本実施の形態に係る紫外光照射装置201の構成を示す断面図である。本実施の形態において、実施の形態1と同様の部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する場合がある。
本実施の形態に係る紫外光照射装置201と実施の形態1に係る紫外光照射装置30との相違点は、電極7の直上の領域の少なくとも一部を含む領域46に位置する第1の発光層41の膜厚が、領域46とは異なる領域47に位置する第2の発光層42の膜厚より薄いことである。例えば、第1の発光層41の膜厚は10μm未満であり、第2の発光層42の膜厚は約20μm〜30μmである。第2基体3上に第3の発光層43があってもよい。
以下では、本実施の形態に係る紫外光照射装置201について、その特徴及び効果を説明する。電極の直上方向に発光層を設けた紫外光発光素子において、連続点灯させた際に発光強度が経時的に低下する課題がある。本発明者らは、この課題の要因が、放電で発生するイオン衝撃により電極の直上方向の発光層の発光強度が低下することと、電極の直上方向の発光層の二次電子放出特性が変化して放電強度が小さくなることとの2つが同時に起こっていることを新たに見出した。
この課題の解決法として、本実施の形態に係る紫外光照射装置201は、第1の主面および第1の主面の反対側の第2の主面を有する第1基体2と、第1基体2の第1の主面に対向して位置する第2基体3と、第1基体2の第1の主面上に位置する複数の電極7と、第1基体2の第1の主面上に位置し、複数の電極7を覆う誘電体層6と、誘電体層6上に位置し誘電体層6を保護する保護層5と、紫外光を発する第1〜第3の発光層41、42および43とを備える。第1の発光層41は、保護層5上において複数の電極7の直上の領域の少なくとも一部を含む領域46に位置する。第2の発光層42は、保護層5上において領域46とは異なる領域47に位置する。第1の発光層41は、第2の発光層42よりも薄い。これにより、第1および第2の発光層41および42は、放電空間10側に凹凸形状を形成する。第3の発光層43は、第2基体3の第1基体2側の表面に位置する。第1基体2と第2基体3との間の放電空間10には、所定のガスが充填され、第1〜第3の発光層41、42および43は、ガス中における複数の電極7間の放電によって紫外光を発する。
これにより、複数の電極7の直上の領域において第1の発光層41が薄いので、深紫外光発光素子31b全体の発光強度における複数の電極7の直上の領域の発光強度が占める割合を小さくすることができる。したがって、複数の電極7の直上の領域における第1の発光層41の発光強度が経時的に低下したとしても、深紫外光発光素子31b全体の発光強度に与える影響を小さくすることができる。すなわち、深紫外光発光素子31bにおける紫外光の発光強度の経時的な低下を抑制することができる。
また、複数の電極7の直上の領域における第1の発光層41が薄いので、誘電体層6又は保護層5上の発光層による被覆率が下がる。このため、放電開始電圧は、第1の発光層41の下層にある誘電体層6又は保護層5の二次電子放出特性の影響を受けやすくなる。誘電体層6又は保護層5は、第1の発光層41よりも二次電子放出特性の経時的な変化が小さい。このため、連続点灯による二次電子放出特性の変化も小さくなり、放電強度の低下を抑制することもできる。
また、本実施の形態において、複数の電極7の直上の領域では、第1の発光層41が薄いので、第1の発光層41の下層の二次電子放出特性の影響を受けやすくなる。このため、図11に示すように、第1の発光層41の下に保護層5を設けることは、非常に有効である。保護層5としては、高い二次電子放出特性と耐イオン衝撃性とを持つ材料を用いることができる。例えば、薄膜のMgOは、安定で高い耐イオン衝撃性を持つことから、経時的な放電強度の変化が非常に小さく、発光強度の高い紫外光発光素子を得ることができる。
また、第1の発光層41として粉末の発光材料を用いた場合、複数の電極7の直上方向の領域における第1の発光層41の膜厚は、10μm未満としてもよい。図12は、発光層に粉末状のMgOを用いた場合の透過率と反射率との膜厚依存性を示すグラフである。図12に示すように、膜厚が10μm未満になると、透過率が急に高くなることが分かる。このため、第1の発光層41が10μm以下の膜厚では、第1の発光層41の表面で発生する紫外光の一部が電極7側に透過し、誘電体層6で吸収し始める。このため、深紫外光発光素子31bが発する紫外光の強度における複数の電極7の直上方向の領域の発光強度の占める割合をより小さくすることができる。
第1および第2の発光層41および42は、マスクを用いて作成することができる。詳細には、まず、保護層5上の全体に第1の発光層41と同じ膜厚の発光層を作成する。次に、第1の領域46にマスクを形成して第2の領域47に第2の発光層42を作成し、その後にマスクを除去する。
上記では、保護層5を設けたが、保護層5は必須ではなく省略してもよい。また、図11では、第1の領域46の平面視が複数の電極7の平面視と一致しているが、第1の領域46が複数の電極7よりも広い範囲であってもよいし、狭い範囲であってもよい。また、第1の領域46に第1の発光層41を設けず、保護層5または誘電体層6が放電空間10に露出するようにしてもよい。これにより、深紫外光発光素子31bにおける紫外光の発光強度の経時的な低下を更に抑制することができる。また、第2の領域47が誘電体層6および保護層5に覆われておらず、第1基体2に直接接して第2の発光層42が設けられていてもよい。これにより、第1基体2が紫外光を透過する場合に、深紫外光発光素子31bの両面から紫外光を射出することができる。この場合、紫外光照射装置201は、さらに、第1基体2の第2の主面上にサイクロン構造体33および紫外光フィルタ32を備えてもよい。
以上、一つまたは複数の態様に係る紫外光照射装置について、実施の形態1〜3および変形例に基づいて説明したが、本開示は、これらの実施の形態1〜3および変形例に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態または変形例に施したものや、異なる実施の形態および変形例における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。例えば、実施の形態2および3の紫外光照射装置90および201は、それぞれ、第2基体3および紫外光フィルタ32に代えて、実施の形態1の変形例の第2基体3aを備えてもよい。また、実施の形態2の紫外光照射装置90は、深紫外光発光素子31に代えて、実施の形態3の深紫外光発光素子31bを備えてもよい。
また、例えば、上記実施の形態1〜3および変形例において、放電ガスにネオン(Ne)とキセノン(Xe)の混合ガスを用いたが、これに限らず、キセノン(Xe)の単体ガスや塩化クリプトン(KrCl)等他のハロゲン希ガスを用いてもよい。
また、上記実施の形態1〜3において、紫外光フィルタ32は、必ずしも必須の構成要素ではなく、紫外光照射装置に備えられていなくてもよい。上記実施の形態では、紫外光の光源として、放電空間10で発生した励起光によって深紫外光を発光する発光層4が用いられている。よって、紫外光フィルタ32を備えない紫外光照射装置であっても、図6の「紫外光フィルタ無し」のグラフに示されるように、水銀ランプに比べ、185nm付近の波長における発光が抑制されているので、人体に有害なオゾンの発生が抑制される。つまり、上記実施の形態における紫外光照射装置において、紫外光フィルタが備えられなくても、水銀ランプを用いた装置に比べ、オゾンの発生を抑制し、かつ、効率良く流体に紫外光を照射できる紫外光照射装置が実現される。
また、上記実施の形態1〜3および変形例において、筒状構造体14及びその内部は四角柱状で、その平面視が正方形状であった。しかし、筒状構造体14およびその内部の形状はこれに限定されない。例えば、筒状構造体14及びその内部は、四角柱状であって、その平面視が長方形状又は他の四角形状であってもよい。また、筒状構造体14及びその内部は、他の多角柱状であって、その平面視が他の多角形状であってもよい。また、筒状構造体14及びその内部は、円柱状であって、その平面視が円形状または長円形状であってもよい。この明細書で多角形は三つ以上の辺を有する形状である。また、この明細書で正方形状、長方形状、四角形状および多角形状は、角部が曲線の正方形、長方形、四角形および多角形を含む。また、この明細書で、四角柱状および多角柱状は、角部が曲面の四角柱および多角柱を含む。
本開示は、紫外光照射装置として、特に、オゾンの発生を抑制し、かつ、効率良く流体に紫外光を照射できる紫外光照射装置として、例えば、深紫外光で有機物を分解する処理装置、具体的には、殺菌、脱臭、洗浄、浄水、リソグラフ、照明などの用途に用いられる処理装置として有用である。
2 第1基体
3、3a 第2基体
4、41、42、43 発光層
5 保護層
6 誘電体層
7 電極
8 封着材
9、9a、9b チップ管
10 放電空間
11、11a、11b 貫通孔
12 紫外光(より特定的には深紫外光)
13 錐状構造体
13a 蓋
14 筒状構造体
15 流入口
15a 流入路
16 流出口
16a 流出路
17 曲面壁
30、30a、90、201 紫外光照射装置
31、31a、31b 深紫外光発光素子
32 紫外光フィルタ
33 サイクロン構造体
33a 反応槽
51 ヒータ
52 加熱炉
53、54 配管
61、63、64、65 バルブ
62 ガス逃がし弁
66 圧力計
71 乾燥ガス供給装置
72 排気装置
73 放電ガス供給装置
100 封着・排気用加熱炉
200 乾燥ガス

Claims (8)

  1. 主面を有する第1基体と、
    前記第1基体の前記主面に位置する複数の電極と、
    前記複数の電極を覆う誘電体層と、
    前記誘電体層に対向して位置し紫外光を透過する材料を含む第2基体と、
    前記第1基体と前記第2基体との間に密閉された放電空間が形成されるように、前記第1基体と前記第2基体とを接合し、前記第1基体および前記第2基体とともに前記放電空間を封じる封着材と、
    前記誘電体層の上方、および/または前記第2基体の前記放電空間側の面の上方に位置し、前記放電空間で発生した励起光を受けて紫外光を発光する発光層と、
    前記第2基体の前記放電空間側とは反対側の面の上方に設けられた反応槽とを備え、
    前記反応槽は、筒状構造体と、前記反応槽の外部から流入した流体を前記筒状構造体の内部に導く導入路と、前記筒状構造体の内部から流出した流体を前記反応槽の外部に導く導出路とを備え、
    前記筒状構造体の内部の底面の内接円の直径をha、前記筒状構造体の内部の高さをhcとすると、ha/hcは5以上且つ10以下である紫外光照射装置。
  2. 前記導入路および前記導出路は、前記筒状構造の中心部に対して体対角に位置する請求項1に記載の紫外光照射装置。
  3. 前記筒状構造体は、前記導入路が当該筒状構造体の内部に導いた前記流体を旋回させ、
    前記反応槽は、更に、前記筒状構造体の内部で旋回した流体を前記導出路に流出させる錐状構造体を備える請求項1に記載の紫外光照射装置。
  4. 前記筒状構造体は、角筒構造を有し、角部には、曲面の内壁を有する、請求項1〜3の何れか1項に記載の紫外光照射装置。
  5. 前記第2基体と前記反応槽との間に設けられ、波長が200nm以下の光の80%以上を吸収または反射する紫外光フィルタをさらに備える、請求項1〜4の何れか1項に記載の紫外光照射装置。
  6. 前記第2基体は、波長が200nm以下の光の80%以上を吸収または反射する紫外光フィルタである、請求項1〜5の何れか1項に記載の紫外光照射装置。
  7. 前記発光層は、200nmから300nmの間に発光強度のピークを有する酸化マグネシウムの粉末である、請求項1〜6の何れか1項に記載の紫外光照射装置。
  8. 前記発光層は、前記誘電体層の前記放電空間側の面の上方に位置する請求項1〜7の何れか1項に記載の紫外光照射装置。
JP2016011929A 2015-05-18 2016-01-25 紫外光照射装置 Active JP6544524B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015101326 2015-05-18
JP2015101326 2015-05-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016215183A true JP2016215183A (ja) 2016-12-22
JP6544524B2 JP6544524B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=57324880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016011929A Active JP6544524B2 (ja) 2015-05-18 2016-01-25 紫外光照射装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9649401B2 (ja)
JP (1) JP6544524B2 (ja)
CN (1) CN106169316A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017082380A1 (ja) * 2015-11-13 2017-05-18 ウシオ電機株式会社 脱臭方法および脱臭装置
JP2021103706A (ja) * 2019-12-24 2021-07-15 株式会社デンソー 光電気化学エッチング装置
JP2022058836A (ja) * 2017-10-17 2022-04-12 ウシオ電機株式会社 ランプ、及び、uv放射線を生成するための装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016201352A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 紫外光発光素子
JP7003431B2 (ja) * 2017-04-06 2022-01-20 ウシオ電機株式会社 光照射装置
KR102058969B1 (ko) * 2017-08-07 2019-12-24 센텍(주) 개방형 악취원용 탈취시스템
WO2021021972A1 (en) 2019-07-31 2021-02-04 Access Business Group International Llc Water treatment system
US20210275703A1 (en) * 2020-03-09 2021-09-09 Robert Joe Alderman Self-Sterilizing Ultra-Violet Implement
CN111487246B (zh) * 2020-04-20 2023-06-20 中国农业科学院烟草研究所 一种烟草青枯病试纸条批次质量检测装置
CN111487231B (zh) * 2020-04-20 2023-08-22 中国农业科学院烟草研究所 一种植物病菌快速检测装置
US20210338860A1 (en) 2020-05-01 2021-11-04 Uv Innovators, Llc Ultraviolet (uv) light emission device employing visible light for operation guidance, and related methods of use, particularly suited for decontamination

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000015090A (ja) * 1998-07-03 2000-01-18 Chugai Pharmaceut Co Ltd 光化学反応用紫外線照射装置
JP2001222974A (ja) * 2001-01-12 2001-08-17 Mitsubishi Electric Corp 平板型光源
JP2006342336A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Osram Sylvania Inc UVC放射Sr(Al,Mg)12O19:Pr蛍光体およびこれを含むランプ
JP2010509036A (ja) * 2006-11-03 2010-03-25 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 活性酸素種の生成装置、洗浄装置および洗浄方法
JP2010080440A (ja) * 2008-08-29 2010-04-08 Ube Material Industries Ltd 発光性積層体
JP2010525509A (ja) * 2007-04-17 2010-07-22 サン−ゴバン グラス フランス フラットuv放電ランプとその使用及び製造
JP2011055898A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Nagoya Institute Of Technology 殺菌用光源
JP2013013871A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Harison Toshiba Lighting Corp 紫外線照射装置
JP2014121669A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Kurita Water Ind Ltd 医薬製造向け精製水製造装置及び方法
JP2015054291A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 株式会社東芝 紫外線照射装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55157378A (en) 1980-05-09 1980-12-08 Takeo Seki Producing apparatus for sterilized water
JP3045989B2 (ja) 1997-11-26 2000-05-29 岡谷電機産業株式会社 紫外線発光パネル及び該紫外線発光パネルを用いた浄化装置
US6633109B2 (en) * 2001-01-08 2003-10-14 Ushio America, Inc. Dielectric barrier discharge-driven (V)UV light source for fluid treatment
US20030030374A1 (en) * 2001-08-03 2003-02-13 Deepak Pai Dielectric barrier discharge plasma reactor cell
JP2005201586A (ja) 2004-01-19 2005-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の空気清浄ユニット
JP4639266B2 (ja) 2004-09-21 2011-02-23 Necライティング株式会社 紫外線照射用器具および紫外線照射装置
EP2223704A1 (en) * 2009-02-17 2010-09-01 Max-Planck-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V. Treating device for treating a body part of a patient with a non-thermal plasma
GB0919274D0 (en) * 2009-11-03 2009-12-16 Univ The Glasgow Plasma generation apparatus and use of plasma generation apparatus
JP5697075B2 (ja) * 2010-08-05 2015-04-08 公益財団法人神奈川科学技術アカデミー 空気清浄機
DE102010043208A1 (de) * 2010-11-02 2012-05-03 Osram Ag Vorrichtung zum Bestrahlen von Oberflächen
US8729500B2 (en) * 2010-11-16 2014-05-20 Koninklijke Philips N.V. Dielectric barrier discharge lamp device, and optical fluid treatment device provided with the dielectric barrier discharge lamp device
JP5678671B2 (ja) 2011-01-07 2015-03-04 富士通セミコンダクター株式会社 クリーニング方法およびクリーニング装置
JP5775740B2 (ja) 2011-05-13 2015-09-09 宇部マテリアルズ株式会社 紫外光発光蛍光体
JP2014076422A (ja) 2012-10-10 2014-05-01 Eagle Industry Co Ltd 殺菌装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000015090A (ja) * 1998-07-03 2000-01-18 Chugai Pharmaceut Co Ltd 光化学反応用紫外線照射装置
JP2001222974A (ja) * 2001-01-12 2001-08-17 Mitsubishi Electric Corp 平板型光源
JP2006342336A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Osram Sylvania Inc UVC放射Sr(Al,Mg)12O19:Pr蛍光体およびこれを含むランプ
JP2010509036A (ja) * 2006-11-03 2010-03-25 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 活性酸素種の生成装置、洗浄装置および洗浄方法
JP2010525509A (ja) * 2007-04-17 2010-07-22 サン−ゴバン グラス フランス フラットuv放電ランプとその使用及び製造
JP2010080440A (ja) * 2008-08-29 2010-04-08 Ube Material Industries Ltd 発光性積層体
JP2011055898A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Nagoya Institute Of Technology 殺菌用光源
JP2013013871A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Harison Toshiba Lighting Corp 紫外線照射装置
JP2014121669A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Kurita Water Ind Ltd 医薬製造向け精製水製造装置及び方法
JP2015054291A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 株式会社東芝 紫外線照射装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017082380A1 (ja) * 2015-11-13 2017-05-18 ウシオ電機株式会社 脱臭方法および脱臭装置
JPWO2017082380A1 (ja) * 2015-11-13 2017-11-16 ウシオ電機株式会社 脱臭方法および脱臭装置
JP2022058836A (ja) * 2017-10-17 2022-04-12 ウシオ電機株式会社 ランプ、及び、uv放射線を生成するための装置
JP7180804B2 (ja) 2017-10-17 2022-11-30 ウシオ電機株式会社 ランプ、及び、uv放射線を生成するための装置
JP2021103706A (ja) * 2019-12-24 2021-07-15 株式会社デンソー 光電気化学エッチング装置
JP7279629B2 (ja) 2019-12-24 2023-05-23 株式会社デンソー 光電気化学エッチング装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN106169316A (zh) 2016-11-30
US20160339138A1 (en) 2016-11-24
US9649401B2 (en) 2017-05-16
JP6544524B2 (ja) 2019-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6544524B2 (ja) 紫外光照射装置
JP4647745B2 (ja) 水殺菌装置
JP2008512845A (ja) 紫外放射光および/または真空紫外放射光を放射するための無電極ランプ
JP2005519438A (ja) 紫外放射発生装置
JP2014182916A (ja) 蛍光エキシマランプおよび流体処理装置
JP4290425B2 (ja) 蛍光ランプとその製造方法およびこれを用いた情報表示装置
CN106537553B (zh) 自组装单分子膜的图案化装置、光照射装置、以及自组装单分子膜的图案化方法
JP5861989B2 (ja) 紫外線放射蛍光ランプ
JP2016201353A (ja) 紫外光発光素子
TW201009883A (en) Fluorescent lamp
TW200917323A (en) Excimer lamps
TWI407481B (zh) Fluorescent lamp and the manufacturing method of the fluorescent lamp
JP2016201352A (ja) 紫外光発光素子
JP2008052916A (ja) 紫外線照射装置
US20040263043A1 (en) Non-oxidizing electrode arrangement for excimer lamps
US20210245100A1 (en) Light transmissive material and lamp, and gas treatment device and gas treatment method
TW200917322A (en) Excimer lamp
JPH09199033A (ja) 誘電体バリア放電ランプの製造方法
JP2016219191A (ja) 紫外光発光素子
WO2018042888A1 (ja) レーザ駆動ランプ
JP2017084629A (ja) 紫外光発光素子
JP2016039257A (ja) 紫外光照射装置及び紫外光照射処理装置
JP6670570B2 (ja) エキシマ放電ユニット
JP2001148233A (ja) 真空紫外光ランプ
JP2012064382A (ja) 外部電極型ランプ及びこれを用いた照射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190604

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6544524

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151