JP2016214055A - 発電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、薄型化、小型化、それらに伴う省スペース効果を実現することができる発電機を提供する。【解決手段】ステータ手段は、互いに所定角度間隔をおいてステータ部材31の外周部から外側に放射状に突出して延在しているように並ぶ複数のステータティースが設けられ、ステータコイルがステータティースに巻回されるように設けられている。ロータ手段4のロータリングは、ステータティースの外周面に対向して該外周面を囲む内周面を有し、磁石が、ロータリングの内周面に所定間隔をおいて環状に取り付けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、発電機に関し、特にラジアルフラックスタイプの発電機に関する。
図11と図12には、円盤式磁気エネルギー発電機1が開示されている。該発電機1は、一つのステータ11と、2つのロータ12、12と、ステータ11が2つのロータ12、12に挟まれるようにステータ11及びロータ12、12を貫通して同軸に配列するシャフト14と、ステータ11とロータ12との間に配置されると共にシャフト14を回動可能に支持するように設けられているシャフトベアリング13とを備えている。ステータ11は、円板状をなしたステータボディ111を有し、該ステータボディ111には、その真ん中にシャフト14が貫通されるセンターホール112と、それぞれがセンターホール112と所定の径方向間隔をおいてセンターホール112を囲むように配置されるセンターホール112よりも径小の複数の貫通孔113と、が設けられている。シャフトベアリング13がセンターホール112に貫通するように装着され、貫通孔113のそれぞれにはコイル114が装着されている。各ロータ12は、円板状をなしたロータボディ121を有し、シャフトベアリング13におけるステータボディ111に挿通してステータボディ111より突き出た軸方向の両端を圧入して収納する有底円筒状の凹部123が、各ロータボディ121の外端面より突き出て設けられている。凹部123は、シャフトベアリング13を収納するスペースを画成する底壁部と周壁部とを有し、底壁部にはシャフト14が貫通するスルーホール126が設けられ、周壁部には径方向に延在しているピンホール127が設けられている。ロータボディ121にはまた、それぞれが凹部123と所定の径方向間隔をおいて凹部123を囲むように配置される凹部123よりも径小の複数の取付孔124が設けられている。各取付孔124には磁石125が装着されている。シャフト14は各ロータ12のピンホール127に対応して設けられた複数の固定孔141が設けられている。複数のピン15を用いて対応するピンホール127と固定孔141とに挿入・係止することによって、ステータ11、ロータ12、12及びシャフトベアリング13に挿通されたシャフト14がロータ12、12に対して位置決めされる。シャフト14が回転されると、ピン15を介してロータ12が連動して回動される。ロータ12に装着された磁石125による磁力線は、シャフトベアリング13に対して不動に配置されているステータ11のコイル114を横切るように延在していることにより、コイル114によって発電されるようになる。
台湾特許出願公開第201330458号明細書
上記の発電機は、ステータ11及びロータ12、12が同心にシャフト14に嵌設されて配列されてなるので、軸方向の厚みが嵩張り、スペースを多く占める問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、薄型化、小型化、それらに伴う省スペース効果を実現することができる発電機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る発電機は、ベースと、前記ベースに取り付けられる位置決めユニットとを有するハウジングと、前記ベースに設けられているステータ手段であって、ステータ部材とステータコイルとを有し、前記ステータ部材は、互いに所定角度間隔をおいて前記ステータ部材の外周部から外側に放射状に突き出て延在しているように並ぶ複数のステータティースが設けられ、前記ステータコイルが前記ステータティースに巻回されるように設けられている前記ステータ手段と、前記ベースと所定間隔をおくと共に前記位置決めユニットと回転可能に連結されているロータ手段であって、前記位置決めユニットに回転可能に連結された載置部材と、前記載置部材に設けられた環状のロータリングと、複数の磁石とを有し、前記ロータリングは、前記ステータティースの外周面に対向して該外周面を囲む内周面を有し、前記磁石が、前記ロータリングの前記内周面に所定間隔をおいて環状に取り付けられている前記ロータ手段と、前記載置部材と連結されるように前記ベースに取り付けられ、前記ロータ手段が前記ステータ手段に対して回転可能に前記載置部材を回転させるように駆動する駆動手段と、を備え、前記駆動手段の駆動によって回転された前記載置部材によって前記ステータ手段に対して回転された前記ロータ手段と共に回転された前記磁石による磁力線が前記ステータコイルを横切ることにより前記ステータコイルにて電力を生成するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る発電機によれば、ロータ手段がステータ手段の外側を囲むように設けられているので、発電機200の軸方向沿いの厚みを減らすことができる。従って、発電機全体の小型化、薄型化を実現することができる。発電機の小型化、薄型化により、設置スペースの節減を図ることができる。
本発明に係る発電機の一つの実施形態を示す斜視図である。 図1の上面図である。 図1の分解斜視図である。 図3の一部拡大図である。 図3の他部拡大図である。 図2の線6−6の断面図である。 図1において一部を省略して示す上面図である。 図2の線8−8の断面図である。 図3の一部構成を拡大して示す図である。 図2の線10−10の断面図である。 従来の発電機の一例を示す斜視図である。 図11の分解斜視図である。
以下、本発明に係る発電機の一つの実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る発電機の第1の実施形態の構成を示す組立て斜視図、図2は、図1の上面図、図3は、図1の分解斜視図である。図中、参照符号200は、ラジアルフラックスタイプの発電機であり、発電機200は概ね、ステータ手段3と、ロータ手段4と、駆動手段5とを備え、ステータ手段3、ロータ手段4、及び駆動手段5がハウジング2に設けられている。
ハウジング2は、ベース21と、ベース21に取り付けられた位置決めユニット22とを有し、ベース21に略垂直な中心軸Zを定義しており、ベース21は、該中心軸Zに垂直な上面211を有し、ステータ手段3、ロータ手段4及び駆動手段5が上面211と水平に取り付けられ、位置決めユニット22は、ベース21の上面211にステータ手段3及びロータ手段4を囲んで位置付けるように設けられている。
ステータ手段3は、ベース21の上面211に水平に取り付けられた位置決め部材30と、位置決め部材30に設けられたステータ部材31と、ステータ部材31に設けられたステータコイル32とを有する。位置決め部材30は、ベース21の中心軸Zを囲む円環状に形成されている。ステータ部材31は、位置決め部材30よりも径大の円盤であり、ベース21の中心軸Zを囲むように形成されている中心孔310(図4参照)と、該中心孔310から離れた外周面311とを有し、該外周面311には、互いに所定間隔をおいて径方向の外向きに突き出て延在している複数のステータティース312が設けられ、互いに隣接するステータティース312の間はステータスロット313として画成される。ステータコイル32はステータスロット313でステータティース312に巻回して装着されている。なお、ステータコイル32は例えば三相コイルである。
ロータ手段4は、ステータ手段3を囲むようにベース21の上面211から軸方向間隔をおいて位置決めユニット22に回転可能に設けられている。この実施形態では、ロータ手段4は、位置決めユニット22に回転可能に固定された環状の載置部材40と、載置部材40に設けられた環状のロータリング41と、複数の磁石42とを有する。ロータリング41は、ステータ部材31と、中心軸Zに平行の軸方向と垂直な径方向に所定の径方向間隔をおいて並列して設けられ、複数のステータティース312の外周面に対向してその外周面を囲む内周面411と、内周面411と所定の径方向間隔をおいて反対側の外周面413とを有する。複数の磁石42はロータリング41の内周面411に所定間隔をおいて環状に取り付けられている。
駆動手段5は、載置部材40を回転させるように駆動するものであり、載置部材40と連結されるようにベース21の上面211に取り付けられている。駆動手段5によって載置部材40が回転すると、ロータ手段4は中心軸Zを回転中心としてステータ手段3に対して回転される。
ここでは、ロータ手段4はステータ手段3に対してステータ手段3の外側に囲むように取り付けられているので、ロータ手段4はアウターロータとなり、ステータ手段3はアウターロータであるロータ手段4に対するインナーステータとなることに留意されたい。
駆動手段5による駆動によってステータ手段3に対して回転されたロータ手段4と共に回転された磁石42による磁力線がステータコイル32を横切ることによりステータコイル32にて電力を生成するようになる。
本実施形態では、ステータ手段3の位置決め部材30がベース21に設置され、ロータ手段4の載置部材40が位置決めユニット22によって位置付けられるように回転可能に設けられているので、ロータリング41が環状のステータ部材31の外側に所定の径方向間隔をおいて配置されている。そして、ステータコイル32はステータ部材31の外周に径方向に放射状に設けられたステータティース312に巻回され、複数の磁石42がロータリング41の内周面411に周設されていることにより、ステータコイル32と磁石42とが中心軸Zの周りに径方向間隔をおいて並列して配置されている。このように、ステータ手段3及びロータ手段4が中心軸Zの周りに径方向間隔をおいて配列されているので、発電機200の中心軸Z沿いの厚みを抑えることができる。従って、発電機200全体が嵩張ることなく薄肉化することができる。これによって、発電機200の薄型化を実現することができる。
次に、本実施形態に係る発電機200の構成、動作及び作用について添付の図面を参照して詳しく説明する。
ハウジング2は、図4に示されているように、ベース21の上面211より窪むように所定の角度間隔をおいて環状に並ぶ複数のねじ孔212が設けられている。
ステータ部材31は、例えば複数のケイ素鋼板が積層されてなるものであり、更に、例えば図4に示されているように、中心軸Zを囲んで中心孔310を画成する環状の内壁面314を有し、内壁面314には、中心軸Zを囲む方向である周方向に所定の角度間隔をおいて第1の係止部315が設けられている。
位置決め部材30は、軸方向の上下からステータ部材31を挟んでいる、略環状の第1の挟持部材33と、第1の挟持部材33を覆う略環状の第2の挟持部材34とを有する。第1の挟持部材33は、中心孔310よりも径小な第1の内孔330が形成されている扁平の環状体であり、ステータ部材31を載置する載置面331を有する。載置面331はその第1の内孔330の内周縁から中心軸Zと平行な軸方向の上向きにステータ部材31側に突き出る環状のフランジ332が設けられている。フランジ332は、ステータ部材31の内壁面314と当接する外壁面334を有し、外壁面334は、所定の角度間隔をおいて各第1の係止部315に対応して係合される複数の第2の係止部335と、ねじ孔212に対応して中心軸Zと平行な軸方向に延在している複数の第1の貫通孔333とが設けられている。
なお、第1の係止部315と第2の係止部335とは、互いに係止・位置決め可能に、例えば凹凸嵌合するようにその一方がリブ状に、その他方が溝状に形成されればよいが、一例としては、図示のように、内壁面314より中心孔310の径方向の内向きに突き出て軸方向沿いに延在しているリブ状に第1の係止部315が形成され、外壁面334より第1の内孔330の径方向の内向きに窪むと共に軸方向沿いに延在している溝状に第2の係止部335が形成される。
第2の挟持部材34は、第1の内孔330と略同径な第2の内孔340が形成されている扁平の環状体であり、第2の内孔340の内周部に複数のねじ孔212及び複数の第1の貫通孔333に対応して複数の第2の貫通孔341が互いに所定の角度間隔をおいて軸方向に延在しているように設けられている。
位置決め部材30は更に各ねじ孔212に対応して締結される複数のボルト35を有する。ステータ部材31が第1の挟持部材33及び第2の挟持部材34の間に挟まれ、フランジ332の外壁面334がステータ部材31の内壁面314と接触すると共に第1の係止部315と第2の挟持部335とが係合しながらフランジ332がステータ部材31の中心孔310に挿嵌され、第2の貫通孔341が第1の貫通孔333に合うように第2の挟持部材34がステータ部材31及びフランジ332に重なった状態で、複数のボルト35を用いて対応する第2の貫通孔341及び第1の貫通孔333を介してねじ孔212に螺合することによって、ステータ手段3がハウジング2に固定・位置決めされる。
フランジ332の外壁面334がステータ部材31の内壁面314と当接されるので、ステータ部材31が第1の挟持部材33に対して横ずれすることを防止することができる。また、第1の係止部315と第2の係止部335とが係合されているので、ステータ部材31が中心軸Zを中心として第1の挟持部材33に対して回転することを防止することができる。なお、第1の係止部315及び第2の係止部335の数、大きさ、形状は、ステータ部材31が第1の挟持部材33に対して横ずれしたり回転したりすることのないように設ければよい。
また、ボルト35が対応する第2の貫通孔341及び第1の貫通孔333を介してねじ孔212に螺合されることによって、第2の挟持部材34が第1の挟持部材33側に押圧されると共に第1の挟持部材33と第2の挟持部材34とによりステータ部材31を安定して挟むことができる。従って、ステータ部材31が上下移動することなく位置決め部材30によって安定して挟持されることができる。このように、ステータ手段3の構成要素が少ない上簡単に組み立てられると共に、ベース21に簡単に取り付けられることができるため、組立てに手間がかからず製造コストを大幅に軽減することができる。
図1や図8に示されるように、位置決めユニット22は、ロータ手段4を囲むようにねじ孔212の外周りに所定の角度間隔をおいて環状に並ぶ複数の保持ユニット220が設けられている。保持ユニット220は、ベース21に固定されるブラケット23と、ベアリング24と、ブラケット23に回転可能に接続されたガイドホイール25と、止め部材26とを有する。ブラケット23は、例えば螺合でベース21の上面211に固定される板体231と、板体231に中心軸Zと平行に直立して突き出るように設けられた回転軸232とを有する。回転軸232の板体231より突き出された突出端部233がねじ状に設けられている。ベアリング24は回転軸232が挿嵌される玉軸受である。ガイドホイール25は回転軸232に嵌挿されると共にベアリング24に外嵌される。これによって、ガイドホイール25がベアリング24を介して回転軸232に対して回転される。止め部材26は例えばナットであり、ガイドホイール25に当って回転軸232の突出端部233と螺合されることにより、ガイドホイール25が回転軸232から脱離することを防止することができる。
ガイドホイール25は、回転軸232に嵌挿されると共にベアリング24に外嵌されるように形成されている内孔付きのホイールボディ251と、ホイールボディ251の外周部より環状に突き出るように設けられた保持部252とを有する。保持部252は、ホイールボディ251の外周部より環状に突き出ると共に外向きに薄肉になるように、ベース21から離れるように傾斜する第1の斜面253と、ベース21に向かって傾斜する第2の斜面254とを有し、第1の斜面253の外周縁と第2の斜面254の外周縁とが重なって連結される。
載置部材40は、図5に主に示されているように、軸方向の上下からロータリング41を挟んでいる、内孔付の環状の第1のカバー部材43と、内孔付の環状の第2のカバー部材44と、第1のカバー部材43と第2のカバー部材44とが重なるように連結される連結ユニット45とを有する。第1のカバー部材43は、第2のカバー部材44側の第1の当接面431を有する第1の内周部43aと、第1の内周部43aより径方向の外向きに延在している第2の当接面432を有し、第1の内周部43aよりも厚肉になる第1の外周部43bと、第1の内周部43aと第1の外周部43bとの間に第1の当接面431と第2の当接面432とを連結するように軸方向に延在している第1の直立壁部43cとを有する。第1の直立壁部43cには、互いに所定の角度間隔をおいて軸方向に延在している複数の第1の係合部433が設けられている。第1の係合部433は、例えば径方向に窪んで溝状に形成されている。
第2のカバー部材44は、図9に主に示されているように、第1のカバー部材43側の第1の当接面431と対応する第1の当接面441を有する第2の内周部44aと、第2の内周部44aより径方向の外向きに延在している第2の当接面432と対応する第2の当接面442を有するように第2の内周部44aよりも厚肉になる第2の外周部44bと、第2の内周部44aと第2の外周部44bとの間に第1の当接面441と第2の当接面442とを連結するように軸方向に延在している第2の直立壁部44cとを有する。第2の直立壁部44cは、第1の係合部433と対応する、互いに所定の角度間隔をおいて軸方向に延在している複数の第2の係合部443が設けられている。第2の係合部443は例えば径方向に窪んで溝状に形成されている。第1のカバー部材43と第2のカバー部材44とは上下対応する構成となっている。ロータリング41は、第1の当接面431と第1の当接面441とによって挟まれるように収容・位置決めされる。
第1の外周部43bは、第2の当接面432の外周縁より外向きに傾斜する環状の第1の傾斜面434と、第2の当接面432の反対面の外周側に所定の角度間隔をおいて凹凸状に形成されている第1のギア部436と、互いに所定の角度間隔をおいて軸方向に貫通するねじ付の複数の第1の連結孔437とが設けられている。
第2の外周部44bは、第2の当接面442の外周縁より外向きに傾斜する環状の第2の傾斜面444と、第2の当接面442の反対面の外周側に所定の角度間隔をおいて凹凸状に形成されている第2のギア部446と、第1の連結孔437と対応する、互いに所定の角度間隔をおいて軸方向に貫通するねじ付の複数の第2の連結孔447とが設けられている。
この実施形態では、連結ユニット45は、ナット451とナット451に嵌られて螺合されるボルト452とを有する。ナット451は内孔付の筒状体であり、ボルト452は頭部452aと頭部452aより径小な軸部452bとからなっている。
第1の連結孔437は、ボルト452の軸部452bが挿入される第1の軸孔部437aと、第1の軸孔部437aとの間に第1の肩部438が形成されるように第1の軸孔部437aに挿入されたボルト452が第1の連結孔437から脱離不能にボルト452と連結されて第1の肩部438に係止される第1の軸孔部437aより径大な第1の係止孔部437bとを有するように形成されている。
第2の連結孔447は、ボルト452の軸部452bが挿入される第2の軸孔部447aと、第2の軸孔部447aとの間に第2の肩部448が形成されるように第2の軸孔部447aに挿入されたボルト452が第2の連結孔447を通り抜けないようにボルト452の頭部452aが挿入されて第2の肩部448に係止される第2の軸孔部447aより径大な第2の係止孔部447bとを有するように形成されている。
ロータリング41は、例えば複数のケイ素鋼板が積層されてなるものであり、中心軸Zを囲んで中心孔を画成する環状の内周面411を有し、該内周面411は、各磁石42を対応して装着する、複数の装着部412が設けられている。なお、装着部412は、この実施形態では、内周面411から径方向に窪むと共に軸方向に延在しているように形成されている。
ロータリング41の外周面413は、第1の係合部433又は第2の係合部443に対応するように第1の所定の間隔をおいて軸方向に延在している第3の係合部414が設けられている。第3の係合部414は、例えば溝状に形成されている第1の係合部433、及び、例えば溝状に形成されている第2の係合部443と嵌合される、リブ状に形成されている。
以上により、載置部材40は、図5、図7、図8及び図9に示されているように、ロータリング41を収容・挟持するように、第1のカバー部材43の第1の当接面431と、第1の直立壁部43cと、第2のカバー部材44の第1の当接面441と、第2の直立壁部44cとにより画成される環状の囲い部401と、第3の係合部414が係止されるように第1の係合部433と第2の係合部443とにより画成される係合部402とが形成されている。
各磁石42が対応する装着部412に装着され、安定してロータリング41に位置決めされる。また、第3の係合部414が係合部402に嵌合されると、ロータリング41が中心軸Zを中心として載置部材40に対して回ることを防止することができる。そして、ロータリング41が囲い部401に収容されて挟まれると、ロータリング41が載置部材40に対して横ずれすることがない。このように、ロータリング41が第1のカバー部材43と第2のカバー部材44とにより覆われ、連結ユニット45のボルト452が第1の連結孔437と第2の連結孔447に挿入され、ボルト452の頭部452aが第2の連結孔447の第2の肩部448に係止され、ボルト452の軸部452bがナット451と螺合され第1の連結孔437の第1の肩部438に係止されることにより、ロータリング41が第1のカバー部材43と第2のカバー部材44との間に挟まれて位置決めされる。
なお、係合部402及び第3の係合部414が互いに係合されるように、係合部402が溝状に形成され、第3の係合部414がリブ状又は突起状に形成されているが、係合部402がリブ状又は突起状に形成され、第3の係合部414が溝状に形成されてもよい。また、この形態では、係合部402及び第3の係合部414の設置数は複数個であるが、ロータリング41が中心軸Zを中心として、載置部材40に対して回ったり、横ずれしたりすることを防止することができれば、それぞれ対応して1個だけもうけられてもよい。また、第1の直立壁部43c及び第2の直立壁部44cの合計した軸方向高さはロータリング41の外周面413の軸方向高さと略同一かやや大きいぐらいである。
載置部材40は、囲い部401の外部において内側に窪む環状の嵌合溝403が設けられ、この形態では、嵌合溝403は、第1の傾斜面434と第2の傾斜面444とにより外側に開口する断面が略V字状に画成されるように形成されている。このように、第1の斜面253と第1の傾斜面434とが当接し、第2の斜面254と第2の傾斜面444とが当接するように、環状の嵌合溝403に保持部252の少なくとも一部が係入される。これによって、ロータ手段4はベース21の上面211の上に平らに保持されることができる。
ロータ手段4を組み立てると共にロータ手段4を保持ユニット220に組み付ける場合、図5、図7、図8及び図10に示されているように、ロータリング41の第3の係合部414は、第1のカバー部材43の第1の係合部433に対応しながら、ロータリング41が第1のカバー部材43に向かって第1の当接面431に当るまで動かされる。そして、例えばリブ状に形成されている第3の係合部414が例えば溝状に形成されている第1の係合部433に係入され、ロータリング41の外周面413が第1の直立壁部43cに接触される。
次に、第2のカバー部材44の第2の係合部443がロータリング41の第3の係合部414に対応しながら、第2のカバー部材44が第1のカバー部材43に向かって覆うまで移動されると、第2のカバー部材44の第2の当接面442が第1のカバー部材43の第2の当接面432に接触されると共に、第2の係合部443に第3の係合部414が係入され、第2の直立壁部44cがロータリング41の外周面414に接触される。
そして、ナット451が対応する第1の連結孔437に入れられて第1の肩部438に係止される。ボルト452が対応する第1の連結孔437及び第2の連結孔447を貫通して第2の肩部448に係止され、対応するナット451に螺合される。このように、第1のカバー部材43と第2のカバー部材44とによってロータリング41が挟まれると共に、連結ユニット45によって第2のカバー部材44と第1のカバー部材43とが螺合される。これによってロータ手段4の組立てが完成する。ボルト452のナット451へのねじ締めにより、第2のカバー部材44と第1のカバー部材43とが互いに緊密に締結されるので、第2のカバー部材44の第1の当接面441と第1のカバー部材43の第1の当接面431とがロータリング41に接触される。このように、第1のカバー部材43と第2のカバー部材44とによりロータリング41が安定して保持されることができるので、ロータリング41が上下に動くことを防止することができる。
ロータ手段4の組立てが終わると、第1の斜面253と第2の斜面254とが第1の傾斜面434と第2の傾斜面444とにそれぞれ接触されるように、ガイドホイール25の保持部252の一部が載置部材40の嵌合溝403に嵌挿される。次に、ガイドホイール25及びベアリング24に回転軸232が嵌挿され、止め部材26が回転軸232のねじ状の突出端部233と螺合され、ガイドホイール25の上部に係着される。これによって、ロータ手段4と保持ユニット220との組立て作業が完了する。
以上のように、ロータ手段4の組立て作業、及びロータ手段4と保持ユニット220との組立て作業は、凹凸嵌合やねじ締めなどで行うため、手間が掛からずに組立て作業を行うことができるので、製造コストを大幅に低減することができる。
駆動手段5は、図2と図4に示されているように、フレーム51と、フレーム51に取り付けられた駆動モータ52と、第1のカバー部材43の第1のギア部436又は第2のカバー部材44の第2のギア部446と噛み合うように駆動モータ52と連結され、駆動モータ52による駆動に連動して回転自在に設けられている歯車53とを有する。これによって、駆動モータ52は歯車53を介して載置部材40を回転させる。なお、この実施形態では、歯車53は、第2のギア部446と噛み合うようにしているが、第1のギア部436と噛み合うように設けられてもよい。場合によっては、第1のギア部436又は第2のギア部446の一方だけを設ければよい。
図1、図2、図5及び図8に示されているように、駆動モータ52が駆動されると、歯車53を介して載置部材40が連動して中心軸Zを中心としてステータ手段3に対して回転される。載置部材40が回転すると、ロータリング41が連動して回転される。ロータリング41が回転すると、ロータリング41に装着された磁石42も回転される。載置部材40が回転すると、ガイドホイール25も連動して回転される。磁石42が回転すると、磁石42による磁力線がステータコイル32を横切るため、ステータコイル32にて電力を生成することができる。ステータコイル32によって生成された電力は、例えば蓄電装置に送られて蓄電されてもよく、負荷装置に送られて使用されてもよい。
なお、ガイドホイール25の第1の斜面253と第2の斜面254が、載置部材40の第1の傾斜面434と第2の傾斜面444にそれぞれ接触されているため、載置部材40が回転している間、載置部材40が上下移動したり、横ずれしたりすることを防止することができる。従って、ロータ手段4が安定して回転することができる。また、ガイドホイール25は、保持部252が嵌合溝403に挿入され、また、載置部材40を保持していることにより、ガイドホイール25及び載置部材40の間の摩擦を軽減することができる。従って、載置部材40はガイドホイール25に対して順調に安定して回転することができる。
上記のように構成された本実施形態に係る発電機200は、ステータ部材31とロータリング41とが中心軸Zと垂直な径方向に所定間隔をおいて設けられ、また、ステータコイル32と磁石42とが中心軸Zと垂直な径方向に所定間隔をおいて設けられているので、発電機200の中心軸Z沿いの厚みを減らすことができる。従って、発電機200全体の小型化、薄型化を実現することができる。また、発電機200の小型化、薄型化により、設置スペースの節減を図ることができる。また、駆動モータ52により歯車53を介してロータ手段4の載置部材40を連動させて回転させることができるので、減速器を使う必要がなくなる。従って、製造コストの低減につながる。また、ステータ手段3、ロータ手段4及びハウジング2が、手間が掛からず簡単に組み立てられるので、組立て工数及び製造コストの低減を実現することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
200 発電機
2 ハウジング
21 ベース
211 上面
212 ねじ孔
22 位置決めユニット
220 保持ユニット
23 ブラケット
231 板体
232 回転軸
233 突出端部
24 ベアリング
25 ガイドホイール
251 ホイールボディ
252 保持部
253 第1の斜面
254 第2の斜面
26 止め部材
3 ステータ手段
30 位置決め部材
31 ステータ部材
310 中心孔
311 外周面
312 ステータティース
313 ステータスロット
314 内壁面
315 第1の係止部
32 ステータコイル
33 第1の挟持部材
330 第1の内孔
331 載置面
332 フランジ
333 第1の貫通孔
334 外壁面
335 第2の係止部
34 第2の挟持部材
340 第2の内孔
341 第2の貫通孔
35 ボルト
4 ロータ手段
40 載置部材
401 囲い部
402 係合部
403 嵌合溝
41 ロータリング
411 内周面
412 装着部
413 外周面
414 第3の係合部
42 磁石
43 第1のカバー部材
43a 第1の内周部
43b 第1の外周部
43c 第1の直立壁部
431 第1の当接面
432 第2の当接面
433 第1の係合部
434 第1の傾斜面
436 第1のギア部
437 第1の連結孔
437a 第1の軸孔部
437b 第1の係止孔部
438 第1の肩部
44 第2のカバー部材
44a 第2の内周部
44b 第2の外周部
44c 第2の直立壁部
441 第1の当接面
442 第2の当接面
443 第2の係合部
444 第2の傾斜面
446 第2のギア部
447 第2の連結孔
447a 第2の軸孔部
447b 第2の係止孔部
448 第2の肩部
45 連結ユニット
451 ナット
452 ボルト
452a 頭部
452b 軸部
5 駆動手段
51 フレーム
52 駆動モータ
53 歯車
Z 中心軸
本発明は、発電機に関し、特にラジアルフラックスタイプの発電機に関する。
図11と図12には、円盤式磁気エネルギー発電機1が開示されている。該発電機1は、一つのステータ11と、2つのロータ12、12と、ステータ11が2つのロータ12、12に挟まれるようにステータ11及びロータ12、12を貫通して同軸に配列するシャフト14と、ステータ11とロータ12との間に配置されると共にシャフト14を回動可能に支持するように設けられているシャフトベアリング13とを備えている。ステータ11は、円板状をなしたステータボディ111を有し、該ステータボディ111には、その真ん中にシャフト14が貫通されるセンターホール112と、それぞれがセンターホール112と所定の径方向間隔をおいてセンターホール112を囲むように配置されるセンターホール112よりも径小の複数の貫通孔113と、が設けられている。シャフトベアリング13がセンターホール112に貫通するように装着され、貫通孔113のそれぞれにはコイル114が装着されている。各ロータ12は、円板状をなしたロータボディ121を有し、シャフトベアリング13におけるステータボディ111に挿通してステータボディ111より突き出た軸方向の両端を圧入して収納する有底円筒状の凹部123が、各ロータボディ121の外端面より突き出て設けられている。凹部123は、シャフトベアリング13を収納するスペースを画成する底壁部と周壁部とを有し、底壁部にはシャフト14が貫通するスルーホール126が設けられ、周壁部には径方向に延在しているピンホール127が設けられている。ロータボディ121にはまた、それぞれが凹部123と所定の径方向間隔をおいて凹部123を囲むように配置される凹部123よりも径小の複数の取付孔124が設けられている。各取付孔124には磁石125が装着されている。シャフト14は各ロータ12のピンホール127に対応して設けられた複数の固定孔141が設けられている。複数のピン15を用いて対応するピンホール127と固定孔141とに挿入・係止することによって、ステータ11、ロータ12、12及びシャフトベアリング13に挿通されたシャフト14がロータ12、12に対して位置決めされる。シャフト14が回転されると、ピン15を介してロータ12が連動して回動される。ロータ12に装着された磁石125による磁力線は、シャフトベアリング13に対して不動に配置されているステータ11のコイル114を横切るように延在していることにより、コイル114によって発電されるようになる。
台湾特許出願公開第201330458号明細書
上記の発電機は、ステータ11及びロータ12、12が同心にシャフト14に嵌設されて配列されてなるので、軸方向の厚みが嵩張り、スペースを多く占める問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、薄型化、小型化、それらに伴う省スペース効果を実現することができる発電機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る発電機は、ベースと、前記ベースに取り付けられる位置決めユニットとを有するハウジングと、前記ベースに設けられているステータ手段であって、ステータ部材とステータコイルとを有し、前記ステータ部材は、互いに所定角度間隔をおいて前記ステータ部材の外周部から外側に放射状に突き出て延在しているように並ぶ複数のステータティースが設けられ、前記ステータコイルが前記ステータティースに巻回されるように設けられている前記ステータ手段と、前記ベースと所定間隔をおくと共に前記位置決めユニットと回転可能に連結されているロータ手段であって、前記位置決めユニットに回転可能に連結された載置部材と、前記載置部材に設けられた環状のロータリングと、複数の磁石とを有し、前記ロータリングは、前記ステータティースの外周面に対向して該外周面を囲む内周面を有し、前記磁石が、前記ロータリングの前記内周面に所定間隔をおいて環状に取り付けられている前記ロータ手段と、前記載置部材と連結されるように前記ベースに取り付けられ、前記ロータ手段が前記ステータ手段に対して回転可能に前記載置部材を回転させるように駆動する駆動手段と、を備え、前記駆動手段の駆動によって回転された前記載置部材によって前記ステータ手段に対して回転された前記ロータ手段と共に回転された前記磁石による磁力線が前記ステータコイルを横切ることにより前記ステータコイルにて電力を生成するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る発電機によれば、ロータ手段がステータ手段の外側を囲むように設けられているので、発電機200の軸方向沿いの厚みを減らすことができる。従って、発電機全体の小型化、薄型化を実現することができる。発電機の小型化、薄型化により、設置スペースの節減を図ることができる。
本発明に係る発電機の一つの実施形態を示す斜視図である。 図1の上面図である。 図1の分解斜視図である。 図3の一部拡大図である。 図3の他部拡大図である。 図2の線6−6の断面図である。 図1において一部を省略して示す上面図である。 図2の線8−8の断面図である。 図3の一部構成を拡大して示す図である。 図2の線10−10の断面図である。 従来の発電機の一例を示す斜視図である。 図11の分解斜視図である。
以下、本発明に係る発電機の一つの実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る発電機の第1の実施形態の構成を示す組立て斜視図、図2は、図1の上面図、図3は、図1の分解斜視図である。図中、参照符号200は、ラジアルフラックスタイプの発電機であり、発電機200は概ね、ステータ手段3と、ロータ手段4と、駆動手段5とを備え、ステータ手段3、ロータ手段4、及び駆動手段5がハウジング2に設けられている。
ハウジング2は、ベース21と、ベース21に取り付けられた位置決めユニット22とを有し、ベース21に略垂直な中心軸Zを定義しており、ベース21は、該中心軸Zに垂直な上面211を有し、ステータ手段3、ロータ手段4及び駆動手段5が上面211と水平に取り付けられ、位置決めユニット22は、ベース21の上面211にステータ手段3及びロータ手段4を囲んで位置付けるように設けられている。
ステータ手段3は、ベース21の上面211に水平に取り付けられた位置決め部材30と、位置決め部材30に設けられたステータ部材31と、ステータ部材31に設けられたステータコイル32とを有する。位置決め部材30は、ベース21の中心軸Zを囲む円環状に形成されている。ステータ部材31は、位置決め部材30よりも径大の円盤であり、ベース21の中心軸Zを囲むように形成されている中心孔310(図4参照)と、該中心孔310から離れた外周面311とを有し、該外周面311には、互いに所定間隔をおいて径方向の外向きに突き出て延在している複数のステータティース312が設けられ、互いに隣接するステータティース312の間はステータスロット313として画成される。ステータコイル32はステータスロット313でステータティース312に巻回して装着されている。なお、ステータコイル32は例えば三相コイルである。
ロータ手段4は、ステータ手段3を囲むようにベース21の上面211から軸方向間隔をおいて位置決めユニット22に回転可能に設けられている。この実施形態では、ロータ手段4は、位置決めユニット22に回転可能に固定された環状の載置部材40と、載置部材40に設けられた環状のロータリング41と、複数の磁石42とを有する。ロータリング41は、ステータ部材31と、中心軸Zに平行の軸方向と垂直な径方向に所定の径方向間隔をおいて並列して設けられ、複数のステータティース312の外周面に対向してその外周面を囲む内周面411と、内周面411と所定の径方向間隔をおいて反対側の外周面413とを有する。複数の磁石42はロータリング41の内周面411に所定間隔をおいて環状に取り付けられている。
駆動手段5は、載置部材40を回転させるように駆動するものであり、載置部材40と連結されるようにベース21の上面211に取り付けられている。駆動手段5によって載置部材40が回転すると、ロータ手段4は中心軸Zを回転中心としてステータ手段3に対して回転される。
ここでは、ロータ手段4はステータ手段3に対してステータ手段3の外側に囲むように取り付けられているので、ロータ手段4はアウターロータとなり、ステータ手段3はアウターロータであるロータ手段4に対するインナーステータとなることに留意されたい。
駆動手段5による駆動によってステータ手段3に対して回転されたロータ手段4と共に回転された磁石42による磁力線がステータコイル32を横切ることによりステータコイル32にて電力を生成するようになる。
本実施形態では、ステータ手段3の位置決め部材30がベース21に設置され、ロータ手段4の載置部材40が位置決めユニット22によって位置付けられるように回転可能に設けられているので、ロータリング41が環状のステータ部材31の外側に所定の径方向間隔をおいて配置されている。そして、ステータコイル32はステータ部材31の外周に径方向に放射状に設けられたステータティース312に巻回され、複数の磁石42がロータリング41の内周面411に周設されていることにより、ステータコイル32と磁石42とが中心軸Zの周りに径方向間隔をおいて並列して配置されている。このように、ステータ手段3及びロータ手段4が中心軸Zの周りに径方向間隔をおいて配列されているので、発電機200の中心軸Z沿いの厚みを抑えることができる。従って、発電機200全体が嵩張ることなく薄肉化することができる。これによって、発電機200の薄型化を実現することができる。
次に、本実施形態に係る発電機200の構成、動作及び作用について添付の図面を参照して詳しく説明する。
ハウジング2は、図4に示されているように、ベース21の上面211より窪むように所定の角度間隔をおいて環状に並ぶ複数のねじ孔212が設けられている。
ステータ部材31は、例えば複数のケイ素鋼板が積層されてなるものであり、更に、例えば図4に示されているように、中心軸Zを囲んで中心孔310を画成する環状の内壁面314を有し、内壁面314には、中心軸Zを囲む方向である周方向に所定の角度間隔をおいて第1の係止部315が設けられている。
位置決め部材30は、軸方向の上下からステータ部材31を挟んでいる、略環状の第1の挟持部材33と、第1の挟持部材33を覆う略環状の第2の挟持部材34とを有する。第1の挟持部材33は、中心孔310よりも径小な第1の内孔330が形成されている扁平の環状体であり、ステータ部材31を載置する載置面331を有する。載置面331はその第1の内孔330の内周縁から中心軸Zと平行な軸方向の上向きにステータ部材31側に突き出る環状のフランジ332が設けられている。フランジ332は、ステータ部材31の内壁面314と当接する外壁面334を有し、外壁面334は、所定の角度間隔をおいて各第1の係止部315に対応して係合される複数の第2の係止部335と、ねじ孔212に対応して中心軸Zと平行な軸方向に延在している複数の第1の貫通孔333とが設けられている。
なお、第1の係止部315と第2の係止部335とは、互いに係止・位置決め可能に、例えば凹凸嵌合するようにその一方がリブ状に、その他方が溝状に形成されればよいが、一例としては、図示のように、内壁面314より中心孔310の径方向の内向きに突き出て軸方向沿いに延在しているリブ状に第1の係止部315が形成され、外壁面334より第1の内孔330の径方向の内向きに窪むと共に軸方向沿いに延在している溝状に第2の係止部335が形成される。
第2の挟持部材34は、第1の内孔330と略同径な第2の内孔340が形成されている扁平の環状体であり、第2の内孔340の内周部に複数のねじ孔212及び複数の第1の貫通孔333に対応して複数の第2の貫通孔341が互いに所定の角度間隔をおいて軸方向に延在しているように設けられている。
位置決め部材30は更に各ねじ孔212に対応して締結される複数のボルト35を有する。ステータ部材31が第1の挟持部材33及び第2の挟持部材34の間に挟まれ、フランジ332の外壁面334がステータ部材31の内壁面314と接触すると共に第1の係止部315と第2の挟持部335とが係合しながらフランジ332がステータ部材31の中心孔310に挿嵌され、第2の貫通孔341が第1の貫通孔333に合うように第2の挟持部材34がステータ部材31及びフランジ332に重なった状態で、複数のボルト35を用いて対応する第2の貫通孔341及び第1の貫通孔333を介してねじ孔212に螺合することによって、ステータ手段3がハウジング2に固定・位置決めされる。
フランジ332の外壁面334がステータ部材31の内壁面314と当接されるので、ステータ部材31が第1の挟持部材33に対して横ずれすることを防止することができる。また、第1の係止部315と第2の係止部335とが係合されているので、ステータ部材31が中心軸Zを中心として第1の挟持部材33に対して回転することを防止することができる。なお、第1の係止部315及び第2の係止部335の数、大きさ、形状は、ステータ部材31が第1の挟持部材33に対して横ずれしたり回転したりすることのないように設ければよい。
また、ボルト35が対応する第2の貫通孔341及び第1の貫通孔333を介してねじ孔212に螺合されることによって、第2の挟持部材34が第1の挟持部材33側に押圧されると共に第1の挟持部材33と第2の挟持部材34とによりステータ部材31を安定して挟むことができる。従って、ステータ部材31が上下移動することなく位置決め部材30によって安定して挟持されることができる。このように、ステータ手段3の構成要素が少ない上簡単に組み立てられると共に、ベース21に簡単に取り付けられることができるため、組立てに手間がかからず製造コストを大幅に軽減することができる。
図1や図8に示されるように、位置決めユニット22は、ロータ手段4を囲むようにねじ孔212の外周りに所定の角度間隔をおいて環状に並ぶ複数の保持ユニット220が設けられている。保持ユニット220は、ベース21に固定されるブラケット23と、ベアリング24と、ブラケット23に回転可能に接続されたガイドホイール25と、止め部材26とを有する。ブラケット23は、例えば螺合でベース21の上面211に固定される板体231と、板体231に中心軸Zと平行に直立して突き出るように設けられた回転軸232とを有する。回転軸232の板体231より突き出された突出端部233がねじ状に設けられている。ベアリング24は回転軸232が挿嵌される玉軸受である。ガイドホイール25は回転軸232に嵌挿されると共にベアリング24に外嵌される。これによって、ガイドホイール25がベアリング24を介して回転軸232に対して回転される。止め部材26は例えばナットであり、ガイドホイール25に当って回転軸232の突出端部233と螺合されることにより、ガイドホイール25が回転軸232から脱離することを防止することができる。
ガイドホイール25は、回転軸232に嵌挿されると共にベアリング24に外嵌されるように形成されている内孔付きのホイールボディ251と、ホイールボディ251の外周部より環状に突き出るように設けられた保持部252とを有する。保持部252は、ホイールボディ251の外周部より環状に突き出ると共に外向きに薄肉になるように、ベース21から離れるように傾斜する第1の斜面253と、ベース21に向かって傾斜する第2の斜面254とを有し、第1の斜面253の外周縁と第2の斜面254の外周縁とが重なって連結される。
載置部材40は、図5に主に示されているように、軸方向の上下からロータリング41を挟んでいる、内孔付の環状の第1のカバー部材43と、内孔付の環状の第2のカバー部材44と、第1のカバー部材43と第2のカバー部材44とが重なるように連結される連結ユニット45とを有する。第1のカバー部材43は、第2のカバー部材44側の第1の当り面431を有する第1の内周部43aと、第1の内周部43aより径方向の外向きに延在している第2の当り面432を有し、第1の内周部43aよりも厚肉になる第1の外周部43bと、第1の内周部43aと第1の外周部43bとの間に第1の当り面431と第2の当り面432とを連結するように軸方向に延在している第1の直立壁部43cとを有する。第1の直立壁部43cには、互いに所定の角度間隔をおいて軸方向に延在している複数の第1の係合部433が設けられている。第1の係合部433は、例えば径方向に窪んで溝状に形成されている。
第2のカバー部材44は、図9に主に示されているように、第1のカバー部材43側の第1の当り面431と対応する第1の当接面441を有する第2の内周部44aと、第2の内周部44aより径方向の外向きに延在している第2の当り面432と対応する第2の当接面442を有するように第2の内周部44aよりも厚肉になる第2の外周部44bと、第2の内周部44aと第2の外周部44bとの間に第1の当接面441と第2の当接面442とを連結するように軸方向に延在している第2の直立壁部44cとを有する。第2の直立壁部44cは、第1の係合部433と対応する、互いに所定の角度間隔をおいて軸方向に延在している複数の第2の係合部443が設けられている。第2の係合部443は例えば径方向に窪んで溝状に形成されている。第1のカバー部材43と第2のカバー部材44とは上下対応する構成となっている。ロータリング41は、第1の当り面431と第1の当接面441とによって挟まれるように収容・位置決めされる。
第1の外周部43bは、第2の当り面432の外周縁より外向きに傾斜する環状の第1の傾斜面434と、第2の当り面432の反対面の外周側に所定の角度間隔をおいて凹凸状に形成されている第1のギア部436と、互いに所定の角度間隔をおいて軸方向に貫通するねじ付の複数の第1の連結孔437とが設けられている。
第2の外周部44bは、第2の当接面442の外周縁より外向きに傾斜する環状の第2の傾斜面444と、第2の当接面442の反対面の外周側に所定の角度間隔をおいて凹凸状に形成されている第2のギア部446と、第1の連結孔437と対応する、互いに所定の角度間隔をおいて軸方向に貫通するねじ付の複数の第2の連結孔447とが設けられている。
この実施形態では、連結ユニット45は、ナット451とナット451に嵌られて螺合されるボルト452とを有する。ナット451は内孔付の筒状体であり、ボルト452は頭部452aと頭部452aより径小な軸部452bとからなっている。
第1の連結孔437は、ボルト452の軸部452bが挿入される第1の軸孔部437aと、第1の軸孔部437aとの間に第1の肩部438が形成されるように第1の軸孔部437aに挿入されたボルト452が第1の連結孔437から脱離不能にボルト452と連結されて第1の肩部438に係止される第1の軸孔部437aより径大な第1の係止孔部437bとを有するように形成されている。
第2の連結孔447は、ボルト452の軸部452bが挿入される第2の軸孔部447aと、第2の軸孔部447aとの間に第2の肩部448が形成されるように第2の軸孔部447aに挿入されたボルト452が第2の連結孔447を通り抜けないようにボルト452の頭部452aが挿入されて第2の肩部448に係止される第2の軸孔部447aより径大な第2の係止孔部447bとを有するように形成されている。
ロータリング41は、例えば複数のケイ素鋼板が積層されてなるものであり、中心軸Zを囲んで中心孔を画成する環状の内周面411を有し、該内周面411は、各磁石42を対応して装着する、複数の装着部412が設けられている。なお、装着部412は、この実施形態では、内周面411から径方向に窪むと共に軸方向に延在しているように形成されている。
ロータリング41の外周面413は、第1の係合部433又は第2の係合部443に対応するように第1の所定の間隔をおいて軸方向に延在している第3の係合部414が設けられている。第3の係合部414は、例えば溝状に形成されている第1の係合部433、及び、例えば溝状に形成されている第2の係合部443と嵌合される、リブ状に形成されている。
以上により、載置部材40は、図5、図7、図8及び図9に示されているように、ロータリング41を収容・挟持するように、第1のカバー部材43の第1の当り面431と、第1の直立壁部43cと、第2のカバー部材44の第1の当接面441と、第2の直立壁部44cとにより画成される環状の囲い部401と、第3の係合部414が係止されるように第1の係合部433と第2の係合部443とにより画成される係合部402とが形成されている。
各磁石42が対応する装着部412に装着され、安定してロータリング41に位置決めされる。また、第3の係合部414が係合部402に嵌合されると、ロータリング41が中心軸Zを中心として載置部材40に対して回ることを防止することができる。そして、ロータリング41が囲い部401に収容されて挟まれると、ロータリング41が載置部材40に対して横ずれすることがない。このように、ロータリング41が第1のカバー部材43と第2のカバー部材44とにより覆われ、連結ユニット45のボルト452が第1の連結孔437と第2の連結孔447に挿入され、ボルト452の頭部452aが第2の連結孔447の第2の肩部448に係止され、ボルト452の軸部452bがナット451と螺合され第1の連結孔437の第1の肩部438に係止されることにより、ロータリング41が第1のカバー部材43と第2のカバー部材44との間に挟まれて位置決めされる。
なお、係合部402及び第3の係合部414が互いに係合されるように、係合部402が溝状に形成され、第3の係合部414がリブ状又は突起状に形成されているが、係合部402がリブ状又は突起状に形成され、第3の係合部414が溝状に形成されてもよい。また、この形態では、係合部402及び第3の係合部414の設置数は複数個であるが、ロータリング41が中心軸Zを中心として、載置部材40に対して回ったり、横ずれしたりすることを防止することができれば、それぞれ対応して1個だけもうけられてもよい。また、第1の直立壁部43c及び第2の直立壁部44cの合計した軸方向高さはロータリング41の外周面413の軸方向高さと略同一かやや大きいぐらいである。
載置部材40は、囲い部401の外部において内側に窪む環状の嵌合溝403が設けられ、この形態では、嵌合溝403は、第1の傾斜面434と第2の傾斜面444とにより外側に開口する断面が略V字状に画成されるように形成されている。このように、第1の斜面253と第1の傾斜面434とが当接し、第2の斜面254と第2の傾斜面444とが当接するように、環状の嵌合溝403に保持部252の少なくとも一部が係入される。これによって、ロータ手段4はベース21の上面211の上に平らに保持されることができる。
ロータ手段4を組み立てると共にロータ手段4を保持ユニット220に組み付ける場合、図5、図7、図8及び図10に示されているように、ロータリング41の第3の係合部414は、第1のカバー部材43の第1の係合部433に対応しながら、ロータリング41が第1のカバー部材43に向かって第1の当り面431に当るまで動かされる。そして、例えばリブ状に形成されている第3の係合部414が例えば溝状に形成されている第1の係合部433に係入され、ロータリング41の外周面413が第1の直立壁部43cに接触される。
次に、第2のカバー部材44の第2の係合部443がロータリング41の第3の係合部414に対応しながら、第2のカバー部材44が第1のカバー部材43に向かって覆うまで移動されると、第2のカバー部材44の第2の当接面442が第1のカバー部材43の第2の当り面432に接触されると共に、第2の係合部443に第3の係合部414が係入され、第2の直立壁部44cがロータリング41の外周面414に接触される。
そして、ナット451が対応する第1の連結孔437に入れられて第1の肩部438に係止される。ボルト452が対応する第1の連結孔437及び第2の連結孔447を貫通して第2の肩部448に係止され、対応するナット451に螺合される。このように、第1のカバー部材43と第2のカバー部材44とによってロータリング41が挟まれると共に、連結ユニット45によって第2のカバー部材44と第1のカバー部材43とが螺合される。これによってロータ手段4の組立てが完成する。ボルト452のナット451へのねじ締めにより、第2のカバー部材44と第1のカバー部材43とが互いに緊密に締結されるので、第2のカバー部材44の第1の当接面441と第1のカバー部材43の第1の当り面431とがロータリング41に接触される。このように、第1のカバー部材43と第2のカバー部材44とによりロータリング41が安定して保持されることができるので、ロータリング41が上下に動くことを防止することができる。
ロータ手段4の組立てが終わると、第1の斜面253と第2の斜面254とが第1の傾斜面434と第2の傾斜面444とにそれぞれ接触されるように、ガイドホイール25の保持部252の一部が載置部材40の嵌合溝403に嵌挿される。次に、ガイドホイール25及びベアリング24に回転軸232が嵌挿され、止め部材26が回転軸232のねじ状の突出端部233と螺合され、ガイドホイール25の上部に係着される。これによって、ロータ手段4と保持ユニット220との組立て作業が完了する。
以上のように、ロータ手段4の組立て作業、及びロータ手段4と保持ユニット220との組立て作業は、凹凸嵌合やねじ締めなどで行うため、手間が掛からずに組立て作業を行うことができるので、製造コストを大幅に低減することができる。
駆動手段5は、図2と図4に示されているように、フレーム51と、フレーム51に取り付けられた駆動モータ52と、第1のカバー部材43の第1のギア部436又は第2のカバー部材44の第2のギア部446と噛み合うように駆動モータ52と連結され、駆動モータ52による駆動に連動して回転自在に設けられている歯車53とを有する。これによって、駆動モータ52は歯車53を介して載置部材40を回転させる。なお、この実施形態では、歯車53は、第2のギア部446と噛み合うようにしているが、第1のギア部436と噛み合うように設けられてもよい。場合によっては、第1のギア部436又は第2のギア部446の一方だけを設ければよい。
図1、図2、図5及び図8に示されているように、駆動モータ52が駆動されると、歯車53を介して載置部材40が連動して中心軸Zを中心としてステータ手段3に対して回転される。載置部材40が回転すると、ロータリング41が連動して回転される。ロータリング41が回転すると、ロータリング41に装着された磁石42も回転される。載置部材40が回転すると、ガイドホイール25も連動して回転される。磁石42が回転すると、磁石42による磁力線がステータコイル32を横切るため、ステータコイル32にて電力を生成することができる。ステータコイル32によって生成された電力は、例えば蓄電装置に送られて蓄電されてもよく、負荷装置に送られて使用されてもよい。
なお、ガイドホイール25の第1の斜面253と第2の斜面254が、載置部材40の第1の傾斜面434と第2の傾斜面444にそれぞれ接触されているため、載置部材40が回転している間、載置部材40が上下移動したり、横ずれしたりすることを防止することができる。従って、ロータ手段4が安定して回転することができる。また、ガイドホイール25は、保持部252が嵌合溝403に挿入され、また、載置部材40を保持していることにより、ガイドホイール25及び載置部材40の間の摩擦を軽減することができる。従って、載置部材40はガイドホイール25に対して順調に安定して回転することができる。
上記のように構成された本実施形態に係る発電機200は、ステータ部材31とロータリング41とが中心軸Zと垂直な径方向に所定間隔をおいて設けられ、また、ステータコイル32と磁石42とが中心軸Zと垂直な径方向に所定間隔をおいて設けられているので、発電機200の中心軸Z沿いの厚みを減らすことができる。従って、発電機200全体の小型化、薄型化を実現することができる。また、発電機200の小型化、薄型化により、設置スペースの節減を図ることができる。また、駆動モータ52により歯車53を介してロータ手段4の載置部材40を連動させて回転させることができるので、減速器を使う必要がなくなる。従って、製造コストの低減につながる。また、ステータ手段3、ロータ手段4及びハウジング2が、手間が掛からず簡単に組み立てられるので、組立て工数及び製造コストの低減を実現することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
200 発電機
2 ハウジング
21 ベース
211 上面
212 ねじ孔
22 位置決めユニット
220 保持ユニット
23 ブラケット
231 板体
232 回転軸
233 突出端部
24 ベアリング
25 ガイドホイール
251 ホイールボディ
252 保持部
253 第1の斜面
254 第2の斜面
26 止め部材
3 ステータ手段
30 位置決め部材
31 ステータ部材
310 中心孔
311 外周面
312 ステータティース
313 ステータスロット
314 内壁面
315 第1の係止部
32 ステータコイル
33 第1の挟持部材
330 第1の内孔
331 載置面
332 フランジ
333 第1の貫通孔
334 外壁面
335 第2の係止部
34 第2の挟持部材
340 第2の内孔
341 第2の貫通孔
35 ボルト
4 ロータ手段
40 載置部材
401 囲い部
402 係合部
403 嵌合溝
41 ロータリング
411 内周面
412 装着部
413 外周面
414 第3の係合部
42 磁石
43 第1のカバー部材
43a 第1の内周部
43b 第1の外周部
43c 第1の直立壁部
431 第1の当り
432 第2の当り
433 第1の係合部
434 第1の傾斜面
436 第1のギア部
437 第1の連結孔
437a 第1の軸孔部
437b 第1の係止孔部
438 第1の肩部
44 第2のカバー部材
44a 第2の内周部
44b 第2の外周部
44c 第2の直立壁部
441 第1の当接面
442 第2の当接面
443 第2の係合部
444 第2の傾斜面
446 第2のギア部
447 第2の連結孔
447a 第2の軸孔部
447b 第2の係止孔部
448 第2の肩部
45 連結ユニット
451 ナット
452 ボルト
452a 頭部
452b 軸部
5 駆動手段
51 フレーム
52 駆動モータ
53 歯車
Z 中心軸

Claims (20)

  1. ベースと、前記ベースに取り付けられている位置決めユニットとを有しているハウジングと、
    前記ベースに設けられており、ステータ部材とステータコイルとを有しているステータ手段であって、複数のステータティースが、互いに所定の角度間隔をおいて前記ステータ部材の外周部から外側に放射状に突出して延在するように並列に設けられており、前記ステータ部材が、前記ステータコイルが前記ステータティースに巻回されるように設けられている、前記ステータ手段と、
    前記ベースと所定間隔をおくと共に前記位置決めユニットと回転可能に連結されているロータ手段であって、前記ロータ手段が、前記位置決めユニットに回転可能に連結されている載置部材と、前記載置部材に設けられている環状のロータリングと、複数の磁石とを有しており、前記ロータリングは、前記ステータティースの外周面に対向して該外周面を囲んでいる内周面を有しており、前記磁石が、前記ロータリングの前記内周面に所定間隔をおいて環状に取り付けられている、前記ロータ手段と、
    前記載置部材と連結されるように前記ベースに取り付けられている駆動手段であって、前記ロータ手段が前記ステータ手段に対して回転可能に前記載置部材を回転させるように駆動する前記駆動手段と、
    を備えている発電機において、
    前記駆動手段の駆動によって回転された前記載置部材によって前記ステータ手段に対して回転された前記ロータ手段と共に回転された前記磁石による磁力線が前記ステータコイルを横切ることにより前記ステータコイルにて電力を生成するように構成されていることを特徴とする発電機。
  2. 前記ハウジングは、前記ベースに略垂直な中心軸を定義しており、
    前記ステータ部材と前記ロータリングとは、前記中心軸に平行の軸方向と垂直な径方向に所定の径方向間隔をおいて並列して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の発電機。
  3. 前記ステータコイルと前記磁石とは、前記径方向間隔をおいて並列して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の発電機。
  4. 前記ステータ部材は、積層されている複数のケイ素鋼板から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の発電機。
  5. 前記ステータ手段は、前記ベースに取り付けられた位置決め部材を有しており、
    前記ステータ部材は、前記位置決め部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の発電機。
  6. 前記位置決め部材は、中心軸を囲んでいる環状に形成されており、
    前記ステータ部材は、前記中心軸を囲んでいる中心孔を画成する環状の内壁面を有しており、前記内壁面には、前記中心軸を囲んでいる方向である周方向に所定の角度間隔をおいて複数の第1の係止部が設けられており、
    前記位置決め部材は、前記内壁面と当接する外壁面を有しており、前記外壁面には、所定の角度間隔をおいて前記第1の係止部それぞれに対応して係合されている複数の第2の係止部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の発電機。
  7. 前記第1の係止部と前記第2の係止部とは、凹凸嵌合するようにその一方がリブ状に、その他方が溝状に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の発電機。
  8. 前記ベースは、所定の角度間隔をおいて環状に並んでいる複数のねじ孔が設けられており、
    前記位置決め部材は、前記中心軸に対して平行とされる軸方向の上下から前記ステータ部材を挟んでいる、第1の挟持部材と、前記第1の挟持部材を覆う略環状の第2の挟持部材と、前記第1の挟持部材と前記第2の挟持部材とを貫通して前記ねじ孔に対応して締結されている複数のボルトとを有していることを特徴とする請求項6に記載の発電機。
  9. 前記ロータリングは、積層されている複数のケイ素鋼板から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の発電機。
  10. 前記ロータリングの前記内周面は、前記磁石それぞれを対応して装着するための装着部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の発電機。
  11. 前記載置部材は、前記ロータリングを収容している囲い部と、前記囲い部に収容されている前記ロータリングを係止するための係合部とを備えており、
    前記ロータリングは、前記囲い部と接触している外周面を有しており、前記外周面には、前記係合部と互いに係合している第3の係合部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の発電機。
  12. 前記載置部材は、前記ロータリングを挟んでいる環状の第1のカバー部材及び環状の第2のカバー部材と、前記第1のカバー部材と前記第2のカバー部材とが重なるように連結されている連結ユニットとを有していることを特徴とする請求項11に記載の発電機。
  13. 前記第1のカバー部材は、前記第2のカバー部材側の第1の当接面を有している第1の内周部と、前記第1の内周部から径方向の外向きに延在している第2の当接面を有している第1の外周部と、前記第1の内周部と前記第1の外周部との間において前記第1の当接面と前記第2の当接面とを連結している第1の直立壁部とを有しており、
    前記第1の直立壁部には、互いに所定の角度間隔をおいて複数の第1の係合部が設けられており、
    前記第2のカバー部材は、前記第1のカバー部材側の前記第1の当接面と対応している第1の当接面を有している第2の内周部と、前記第2の内周部から径方向の外向きに延在している前記第2の当接面と対応している第2の当接面を有している第2の外周部と、前記第2の内周部と第2の外周部との間において前記第1の当接面と前記第2の当接面とを連結している第2の直立壁部とを有しており、
    前記第2の直立壁部には、前記第1の係合部と対応する、互いに所定の角度間隔をおいて配置されている複数の第2の係合部が設けられており、
    前記ロータリングは、前記第1の当接面と前記第1の当接面とによって挟まれるように収容されており、
    前記囲い部は、前記第1の当接面と前記第1の直立壁部と前記第1の当接面と前記第2の直立壁部とによって画成されるように形成されており、
    前記係合部は、前記第3の係合部が係止されるように前記第1の係合部と前記第2の係合部とによって画成されるように形成されていることを特徴とする請求項12に記載の発電機。
  14. 前記載置部材は、前記囲い部に向かって窪んでいる嵌合溝を前記囲い部の外周に備えており、
    前記位置決めユニットには、前記ロータ手段を囲むように所定の角度間隔をおいて環状に並んでいる複数の保持ユニットが設けられており、
    前記保持ユニットは、前記ベースに固定されているブラケットと、前記ブラケットに回転可能に接続されているガイドホイールとを有しており、前記ガイドホイールの一部が前記嵌合溝に係合されることによって、前記載置部材が保持されることを特徴とする請求項12に記載の発電機。
  15. 前記第1のカバー部材は、外向きに傾斜している環状の第1の傾斜面を形成しており、
    前記第2のカバー部材は、外向きに傾斜している環状の第2の傾斜面を形成しており、
    前記嵌合溝は、前記第1の傾斜面と前記第2の傾斜面とにより画成されるように形成されており、
    前記ガイドホイールには、前記第1の傾斜面と当接される第1の斜面と、前記第2の傾斜面と当接されている第2の斜面とが形成されており、
    前記第1の斜面の外周縁と前記第2の斜面の外周縁とが、重なって連結されていることを特徴とする請求項14に記載の発電機。
  16. 前記第1のカバー部材は、その外周側に所定の角度間隔をおいて凹凸状に形成されている第1のギア部を有しており、
    前記第2のカバー部材は、その外周側に所定の角度間隔をおいて凹凸状に形成されている第2のギア部を有しており、
    前記駆動手段は、駆動モータと、前記駆動モータの駆動によって回転される歯車とを有しており、
    前記歯車は、前記第1のギア部及び前記第2のギア部のうち一方のギア部と噛み合うように設けられていることを特徴とする請求項12に記載の発電機。
  17. 前記連結ユニットは、ナットと、前記ナットに嵌られて螺合されているボルトとを有しており、
    前記ロータリングが前記第1のカバー部材と前記第2のカバー部材とによって挟まれて覆われるように、前記ボルトが前記第2のカバー部材と前記第1のカバー部材とを貫通して前記ナットに螺合されることを特徴とする請求項12に記載の発電機。
  18. 前記載置部材は、その外周側に嵌合溝を備えており、
    前記位置決めユニットには、前記ロータ手段を囲むように所定の角度間隔をおいて環状に並んでいる複数の保持ユニットが設けられ、
    前記保持ユニットは、前記ベース側に回転可能に接続されているガイドホイールを有しており、
    前記ガイドホイールの一部が前記嵌合溝に係合されることによって、前記載置部材が保持されることを特徴とする請求項1に記載の発電機。
  19. 前記載置部材は、その外周側に外向きに傾斜している環状の第1の傾斜面と、前記第1の傾斜面とにより外側に開口する断面が略V字状に画成される向きに傾斜している環状の第2の傾斜面とを備えており、
    前記嵌合溝は、前記第1の傾斜面と前記第2の傾斜面とにより画成されるように形成されており、
    前記保持ユニットは、前記ベースに固定されているブラケットと、前記ブラケットに回転可能に接続されているガイドホイールとを有しており、
    前記ガイドホイールは、前記第1の傾斜面と当接している第1の斜面と、前記第2の傾斜面と当接している第2の斜面とを備えており、
    前記第1の斜面の外周縁と前記第2の斜面の外周縁とが重なって連結されており、
    前記ガイドホイールの一部が前記嵌合溝に係合されることによって、前記載置部材が保持されることを特徴とする請求項18に記載の発電機。
  20. 前記載置部材は、その外周側に所定の角度間隔をおいて凹凸状に形成されているギア部を有しており、
    前記駆動手段は、駆動モータと、前記駆動モータの駆動によって回転される歯車とを有しており、
    前記歯車は、前記ギア部と噛み合うように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の発電機。
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