JP2016214013A - Dr情報システム、端末装置、情報処理方法及び制御プログラム - Google Patents

Dr情報システム、端末装置、情報処理方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】需要家において電力使用の削減の要請に協力すべきか否かを適切に判断するために有用な表示を行うDR情報システムを提供する。【解決手段】DR情報システム10は、サーバ装置200と各住宅の端末装置100a〜100cとを備え、サーバ装置200は、端末装置100a〜100cから、将来の所定DR期間における住宅での電力使用の削減量に関する削減予定情報を受信する受信部210と、1台以上の端末装置から受信された削減予定情報に基づいて特定された各住宅全体での所定DR期間における電力使用の削減に関する数量を示す、集団削減予定情報を、端末装置100a等に送信する送信部240とを備え、端末装置100a等は、集団削減予定情報を受信する受信部110と、集団削減予定情報に基づく表示を所定DR期間より前に行う表示部120と、所定DR期間より前に削減予定情報をサーバ装置200に送信する送信部150とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、需要家における電力需要を調整するデマンドレスポンス(DR:Demand Response)に関し、DRに係る情報を処理するDR情報システム、並びに、このDR情報システムで用いられる端末装置、情報処理方法及び制御プログラムに関する。
需要家におけるエネルギー(電力等)の管理の技術として、HEMS(Home Energy Management System)が知られている。HEMSでは、例えば電力消費の抑制等のために、住宅におけるHEMS機器(例えば電気機器、蓄電装置等)を、HAN(Home Area Network)を介してHEMSコントローラが制御する。また、需要家における電力管理技術の発達を背景とし、電力需給の逼迫した時期に、電力料金低減その他の特典(報酬)と引き換えに需要家が電力使用を抑制するDRに関連した各種システムが開発されている。電力使用の抑制に係るシステムとして、例えば、他者の電力使用の削減目標に対する達成率を表示するシステム等が知られている(特許文献1参照)。
特開2010−211419号公報
電力会社或いはDRアグリゲータは、電力需給の逼迫する時期に、電力需要を抑制すべく、需要家の集団に対して電力使用の削減への協力を要請する。需要家側は電力使用の削減の要請に対して協力すべきか否かを判断することになるが、例えば特許文献1のシステムを用いても、この判断は必ずしも容易ではない。
そこで、本発明は、需要家において電力使用の削減の要請に協力すべきか否かを適切に判断するために有用な表示を行うDR情報システムを提供することを目的とする。また、本発明は、このDR情報システムで用いられる端末装置、情報処理方法及び制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係るDR情報システムは、サーバ装置と複数の施設それぞれの端末装置とを備えるDR情報システムであって、前記サーバ装置は、前記複数の施設それぞれの前記端末装置から、将来の所定DR期間における当該施設での電力使用の削減量に関する削減予定情報を受信するサーバ受信部と、前記サーバ受信部により1台以上の前記端末装置から受信された前記削減予定情報に基づいて特定された前記複数の施設全体での前記所定DR期間における電力使用の削減に関する数量を示す、集団削減予定情報を、前記複数の施設それぞれの前記端末装置に送信するサーバ送信部とを備え、前記端末装置は、前記集団削減予定情報を受信する端末受信部と、前記端末受信部により受信された前記集団削減予定情報に基づく表示を前記所定DR期間より前に行う表示部と、前記所定DR期間より前に前記削減予定情報を前記サーバ装置に送信する端末送信部とを備える。
また、上記目的を達成するために本発明の一態様に係る端末装置は、サーバ装置と複数の施設それぞれの端末装置とを備えるDR情報システムで用いられる1台の端末装置であって、前記複数の施設全体での将来の所定DR期間における電力使用の削減の目標となる数量と、前記DR情報システムにおける1台以上の前記端末装置から受信された情報に基づいて特定された、前記複数の施設全体での前記所定DR期間における電力使用の削減に関する数量との関係を示す、集団削減予定情報を、前記サーバ装置から受信する受信部と、前記受信部により受信された前記集団削減予定情報に基づく表示を前記所定DR期間より前に行う表示部と、少なくとも前記表示部による前記表示の後において、操作を受け付けて、受け付けた操作に応じて、前記複数の施設のうちの一施設での前記所定DR期間における電力使用の削減量に関する削減予定情報を定める受付部と、前記受付部により定められた前記削減予定情報を、前記所定DR期間より前に、前記サーバ装置に送信する送信部とを備える。
また、上記目的を達成するために本発明の一態様に係る情報処理方法は、サーバ装置と複数の施設それぞれの端末装置とを備えるDR情報システムにおける端末装置で用いられる情報処理方法であって、前記DR情報システムにおける1台以上の前記端末装置から受信された情報に基づいて特定された、前記複数の施設全体での将来の所定DR期間における電力使用の削減に関する数量を示す、集団削減予定情報を、前記サーバ装置から受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信された前記集団削減予定情報に基づく表示を前記所定DR期間より前に行う表示ステップと、前記複数の施設のうちの一施設での前記所定DR期間における電力使用の削減量に関する削減予定情報を取得して、当該削減予定情報を前記所定DR期間より前に前記サーバ装置に送信する送信ステップとを含む。
また、上記目的を達成するために本発明の一態様に係る制御プログラムは、サーバ装置と複数の施設それぞれの端末装置とを備えるDR情報システムにおける端末装置に含まれるプロセッサに所定情報処理を実行させるための制御プログラムであって、前記所定情報処理は、前記DR情報システムにおける1台以上の前記端末装置から受信された情報に基づいて特定された、前記複数の施設全体での将来の所定DR期間における電力使用の削減に関する数量を示す、集団削減予定情報を、前記サーバ装置から受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信された前記集団削減予定情報に基づく表示を前記所定DR期間より前に行う表示ステップと、前記複数の施設のうちの一施設での前記所定DR期間における電力使用の削減量に関する削減予定情報を取得して、当該削減予定情報を前記所定DR期間より前に前記サーバ装置に送信する送信ステップとを含む。
本発明の一態様に係るDR情報システム、端末装置及び情報処理方法は、電力使用の削減の要請に協力すべきか否かの判断に有用な表示を行う。また、本発明の一態様に係る制御プログラムが実行されると、端末装置において、電力使用の削減の要請に協力すべきか否かの判断に有用な表示がなされる。
実施の形態に係るDR情報システムの構成図である。 DR情報システムのハードウェア構成図である。 削減予定情報の構成及び内容例を示す図である。 削減量特定用情報の構成及び内容例を示す図である。 DR管理情報の構成及び内容例を示す図である。 DR情報の構成例を示す図である。 サーバ装置の動作を示すフローチャートである。 端末装置の動作を示すフローチャートである。 端末装置の画面例を示す図である。 DR情報システムの各装置間での通信シーケンスを示す図である。
(実施の形態1)
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。ここで示す実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。従って、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、並びに、ステップ(工程)及びステップの順序等は、一例であって本発明を限定するものではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意に付加可能な構成要素である。また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
以下、本発明の一実施形態に係るデマンドレスポンス(DR)情報システムについて説明する。
(構成)
図1は、実施形態に係るDR情報システム10の構成図である。同図に示すように、DR情報システム10は、ある地域における住宅20a〜20cで例示する複数の施設それぞれの端末装置100a〜100cとサーバ装置200とを含んで構成される。各施設である住宅20a〜20cは、電力会社等から系統電力(商用電力)の供給を受けて、施設内の電気機器等により電力を消費する。
DR情報システム10では、電力需要のピークとなる時期について、電力の需要家の集団としての複数の施設における電力使用(消費)を抑制する要請であるデマンドレスポンス(DR)指令を、伝達することができる。DR指令は、電力使用の抑制を求めるデマンドレスポンス(DR)期間を指定してなされる。サーバ装置200は、例えば、電力会社或いはDRアグリゲータによる指示を受けて、DR期間を指定したDR指令を示すDR情報を、そのDR期間より先行して各施設の端末装置100a〜100cに、ネットワーク11を介して、送信する。DR期間は、例えば、20xx年8月1日13時から14時まで等といった電力需給の逼迫が予想される時期(電力需要のピーク時期等)である。ネットワーク11は、例えばインターネット等の広域ネットワークを含む。サーバ装置200は、例えば、電力会社或いはDRアグリゲータの運用する外部装置と通信可能にして、外部装置を介してDR指令に係る送信の指示を受けることとしてもよいし、入力操作等によりその指示を受けることとしてもよい。サーバ装置200からDR指令を受信する端末装置100a〜100cは、例えば、電力会社或いはDRアグリゲータと予め契約を結んだ者(住人等)の施設(住宅等)に設置されたHEMSコントローラ等の装置である。図1では、サーバ装置200と通信する端末装置として3軒の住宅20a〜20cの3台の端末装置100a〜100cを示しているが、DR情報システム10の運用においてサーバ装置200がより多くの施設の端末装置と通信し得る。DR指令の対象となる需要家の集団(例えば一地域における住宅等の集団)は、例えば数百軒以上等が想定されるが、その代表例として住宅20a〜20cを取り上げているに過ぎない。
ここでは、住宅20aがHEMSを有し、端末装置100aがHEMSコントローラであることとして説明する。端末装置100aは、HANによりHEMS機器である機器21、機器22等と通信可能である。機器21、22は、例えば、空調機器(エアコン)、テレビジョン受信装置(テレビ)、照明装置等である。住宅20b及び住宅20cにおける端末装置100b及び端末装置100cも、住宅20aの端末装置100aと同様であり、図1では省略しているが、各種HEMS機器と通信可能に構成されていてもよい。
端末装置100aは、サーバ装置200からDR指令(電力使用の抑制の要請)に係るDR情報を受信して表示し、ユーザ(住宅20aの住人)による操作を受けてサーバ装置200に、DR指令への応答である削減予定情報を送信する機能を有する。また、端末装置100aは、ユーザによる操作を受けて、機器21、22等のHEMS機器を制御する機能を有する。これらの機能を実行するために、端末装置100aは、機能構成要素として図1に示すように受信部(端末受信部)110、表示部120、受付部130、出力部140及び送信部(端末送信部)150を備える。端末装置100aの各機能構成要素の詳細については後述する。
サーバ装置200は、例えばDR指令に係る送信の指示等に応じて、各端末装置100a〜100cにDR情報を送信し、各端末装置から送信される削減予定情報を受信して集計して、集計結果を反映してDR情報を更新して再度送信する機能を有する。この機能を実行するために、サーバ装置200は、機能構成要素として図1に示すように受信部(サーバ受信部)210、記憶部220、特定部230及び送信部(サーバ送信部)240を備える。
以下、図2を用いて端末装置100a及びサーバ装置200のハードウェア構成について説明し、その後に端末装置100a及びサーバ装置200の各機能構成要素について説明する。
図2は、DR情報システム10における各装置に係るハードウェア構成を示す。
端末装置100aは、HEMSコントローラとして機能するコンピュータであり、図2に示すようにメモリ101、プロセッサ102、通信インタフェース103及びタッチパネル104を備える。メモリ101は、プログラム及びデータを予め保持しているROM、プログラムの実行に際してデータ等の記憶に利用するためのRAM等であり、例えば不揮発性メモリを含んでいてもよい。プロセッサ102は、メモリに格納された制御プログラム等を実行することにより例えば通信インタフェース103、タッチパネル104等を制御して各種処理を行う。通信インタフェース103は、無線又は有線で、HANを介して住宅20a内のHEMS機器(機器21、22等)と通信し、ネットワーク11を介してサーバ装置200と通信するための通信回路である。タッチパネル104は、ユーザインタフェースとなる装置であり、ディスプレイを含み、画面を表示しユーザの操作を受け付ける。なお、端末装置100aが、タッチパネル104の代わりに他の入力装置及び表示装置を備えていてもよい。
サーバ装置200は、例えば電力会社、DRアグリゲータ或いはその他のサービス提供会社の所在地等に設置され、メモリ201、プロセッサ202、通信インタフェース203、入力装置204及びディスプレイ205を備えるコンピュータである。サーバ装置200は、データの記憶に利用するためにハードディスク装置等の補助記憶装置を含んでいてもよい。メモリ201は、プログラム及びデータを予め保持しているROM、プログラムの実行に際してデータ等の記憶に利用するためのRAM等であり、例えば不揮発性メモリを含んでいてもよい。プロセッサ202は、メモリに格納された制御プログラム等を実行することにより例えば通信インタフェース203、入力装置204、ディスプレイ205等を制御して各種処理を行う。通信インタフェース203は、ネットワーク11を介して各端末装置100a〜100cと通信するための通信回路である。入力装置204は、スイッチ、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等の操作を受け付けてプロセッサ202に操作を伝達する。
以下、端末装置100aの各機能構成要素について説明する。
端末装置100aの受信部110は、サーバ装置200からDR情報を受信して、DR指令を示すDR情報を表示部120に伝達する機能を有する。受信部110は、メモリ101に格納された制御プログラムを実行するプロセッサ102及び通信インタフェース103により実現される。
表示部120は、受信部110から伝達されたDR情報に基づいてDR情報を示す画面を表示する機能を有する。表示部120は、メモリ101に格納された制御プログラムを実行するプロセッサ102、タッチパネル104のディスプレイ等により実現される。なお、DR指令を示すDR情報は、各施設における端末装置(住宅20aの端末装置100a等)の表示部120によりDR期間の開始前に表示可能なように、DR期間に先行してサーバ装置200から送信される。従って、表示部120では、DR期間に先行して、そのDR期間についてのDR情報を表示する。
受付部130は、ユーザによる操作を受けて、受け付けた操作に応じて、DR指令に対応して電力使用の削減にユーザが協力するか否か等を示す削減予定情報を生成して送信部150に伝達する機能を有する。受付部130は、DR指令としてあるDR期間の電力使用の削減の要請がなされた場合に、住宅20aの住人であるユーザの操作に応じて、例えば将来のDR期間における住宅20aでの電力使用の削減量がゼロであるか否かを区別して示す削減予定情報を生成する。削減量は、例えば、電力使用の削減に協力しないで通常と同じようにした場合に住宅20aで消費(使用)される電力量から、電力使用の削減に協力して電気機器の使用を控えた場合に住宅20aで使用される電力量を減算した結果の電力量である。受付部130は、タッチパネル104、メモリ101に格納された制御プログラムを実行するプロセッサ102等により実現される。受付部130は、表示部120によりDR情報がタッチパネル104のディスプレイに表示された状態で、タッチパネル104へのユーザによる接触操作を受け付ける。また、受付部130は、DR情報が表示されていないときにユーザの操作を受け付けて、DR期間における電力使用の削減についての削減予定情報を生成して送信部150に伝達してもよい。なお、受付部130は、タッチパネル104以外の入力装置等で実現されてもよく、例えば、接触操作の他、音声入力操作、リモートコントローラ等による遠隔操作等を受け付けることとしてもよい。なお、受付部130は、住宅20aの機器(機器21、機器22等)の制御の内容に関するユーザの操作を受け付けた場合に、機器制御の内容(例えば電力使用の削減の要請に応えてDR期間にエアコンの設定温度を調節する等)を含めて削減予定情報を生成し得る。また、受付部130は、機器制御の内容に関するユーザの操作を受け付けた場合に、その機器制御の内容を出力部140に伝達する機能を有する。図3に、削減予定情報の構成及び内容例を示す。同図の例では、削減予定情報は、DR期間における電力使用の削減量が有る(削減量がゼロではない)ことを示している。また、この削減予定情報は、電力使用の削減のための機器制御の内容として、2台のテレビの電源をオフにし、1台のエアコンの電源をオフにし、1台のエアコンの設定温度を1℃抑制すること(例えば冷房の場合に1℃上げること)を示している。
出力部140は、受付部130が受け付けた機器制御の内容の伝達を受けて、機器制御のための制御信号を出力する機能を有する。出力部140は、メモリ101に格納された制御プログラムを実行するプロセッサ102及び通信インタフェース103により実現される。出力部140は、受付部130から機器制御の内容の伝達を受けたときに、制御対象の機器(例えば機器21、機器22等)に機器制御の内容に対応した制御信号を送信する。また、出力部140は、受付部130から機器制御の内容の伝達を受けると、DR期間を指定した制御信号を制御対象の機器に送信してもよいし、DR期間まで機器制御の内容を記憶しておき、DR期間にその機器制御の内容に対応した制御信号を送信してもよい。
送信部150は、受付部130により生成された削減予定情報をサーバ装置200に送信する機能を有する。送信部150は、削減予定情報に、DR期間を識別する情報を付してそのDR期間よりも前にサーバ装置200に送信する。なお、送信部150は、例えば、端末装置100a、住宅20a又はその住人を識別する情報、DR期間を識別する情報等を付してサーバ装置200に送信してもよい。
なお、端末装置100b、100cの構成も上述した端末装置100aと同様である。
サーバ装置200の受信部210は、住宅20a〜20cそれぞれの端末装置100a〜100cから、将来のDR期間におけるその住宅における電力使用の削減量に関する削減予定情報(図3参照)を受信して記憶部220に記憶させる機能を有する。受信部210は、メモリ201に格納された制御プログラムを実行するプロセッサ202及び通信インタフェース203により実現される。
記憶部220は、メモリ201の一領域により実現され、削減予定情報、削減量特定用情報、DR管理情報等を記憶する機能を有する。削減予定情報は、各住宅20a〜20cの各端末装置100a〜100cから受信部210により受信されたものである(図3参照)。
削減量特定用情報は、削減予定情報における機器制御の内容に基づいて、住宅でその機器制御により電力使用を削減した場合における削減量を特定するために用いられる情報である。削減量特定用情報の構成及び内容例を図4に示す。同図の例では、削減量特定用情報は、DR期間の長さを1時間として、機器毎、機器制御の内容毎に、節電しない場合(通常時)と比べて削減される消費電力の大きさである削減量を規定している。例えば1時間1台のテレビを電源オフ状態にすると通常時より住宅における消費電力が0.3kWh削減され、1台のエアコンを電源オフ状態にすると通常時より住宅における消費電力が1kWh削減されること等を規定している。この削減量特定用情報は、例えば、予め各種機器を用いた実験、理論的考察等によって定められたものである。説明の便宜上、図4では削減量特定用情報の単純な一例を示したが、削減量特定用情報は削減予定情報における機器制御の内容に対応して削減量を特定できるように定めていればいかなる情報であってもよい。例えば、削減量特定用情報として、テレビ、エアコン等の各種機器の製造メーカ、機種識別コード(型番)等毎に各機器制御に対応させて削減量を規定してもよい。この場合において、各住宅20a〜20cに設置されている各種機器の製造メーカ、型番等の情報をサーバ装置に予め登録しておき、削減量の特定に利用してもよい。
DR管理情報は、1つのDR期間に対応するDR指令毎に記憶部220に記憶される。図5に、DR管理情報の構成及び内容例を示す。まず、電力会社或いはDRアグリゲータが、DR指令(DR期間における電力使用の削減の要請)を行う対象となる需要家の集団(一地域における住宅20a〜20c等)を想定する。次に、電力会社或いはDRアグリゲータは、要請に協力させる需要家数(つまり住宅等の施設の軒数)の目標値(目標軒数)、その要請への協力で削減される電力使用の削減量の目標値(目標削減量)を定める。そして、その目標が達成された場合にその需要家の集団(一地域における住宅20a〜20c等)に対して提供する特典(報酬)の情報である特典情報を定める。このように定められた目標値及び特典とDR期間とを対応付けて、入力装置から入力する等により、図5に示すDR期間、目標軒数、目標削減量及び特典情報が含まれるDR管理情報を記憶部220に記憶させることができる。DR管理情報の集団削減軒数には、需要家の集団(住宅20a〜20c等の施設の集団)のうち、削減量が有りの旨を示す削減予定情報をその施設(住宅)の端末装置から送信した施設の数が記録される。また、DR管理情報の集団削減量には、受信部210が受信した削減予定情報の機器制御の内容に基づいて特定された各施設での電力使用の削減量についての合計値が記録される。
特定部230は、記憶部220の削減量特定用情報を参照し、受信部210が各端末装置100a等から受信した削減予定情報に基づいて、DR指令の対象となる需要家の集団(施設の集団)全体でのDR期間における電力使用の削減量を特定する機能を有する。即ち、特定部230は、削減量特定用情報を参照して、受信された削減予定情報における機器制御の内容に応じて、住宅20a〜20c等の電力使用の削減量を特定し、DR指令の対象となる施設の集団全体でのDR期間における電力使用の削減量を特定する。特定部230は、メモリ201に格納された制御プログラムを実行するプロセッサ202により実現される。特定部230は、特定した削減量(DR指令の対象となる施設の集団における削減量)を、記憶部220のDR管理情報の中に記録する。また、特定部230は、住宅20a〜20c等の施設群のうち、削減量が有りの旨を示す削減予定情報をその施設(住宅)の端末装置から送信した施設の数を、DR管理情報の中に集団削減軒数として記録する。受信部210は、削減予定情報をDR期間より前の様々な時点で受信し得るため、特定部230は、新たな削減予定情報が受信されて記憶部220に記憶される毎に、削減量の特定を行ってDR管理情報の集団削減量及び集団削減軒数を更新する。なお、特定部230は、削減量の特定とDR管理情報の更新とを、削減予定情報が受信される度ではなく、一定周期毎、或いは、予め定められた時期毎等の複数のタイミングで行うこととしてもよい。
送信部240は、記憶部220のDR管理情報を参照し、DR指令に関して各需要家(住宅20a〜20c等の各施設)に伝えるための情報であるDR情報を生成して、各施設の端末装置100a等にネットワーク11を介してDR情報を送信する機能を有する。送信部240は、メモリ201に格納された制御プログラムを実行するプロセッサ202及び通信インタフェース203により実現される。送信部240は、電力会社或いはDRアグリゲータのDR指令に係る送信の指示に応じて、DR管理情報(図5参照)におけるDR期間、目標軒数、目標削減量及び特典情報を含むようにDR情報を生成して、端末装置100a〜100c等に送信する。送信部240は、その後にDR管理情報が更新される毎に、DR期間、目標軒数、目標削減量、集団削減軒数、集団削減量及び特典情報を含むようにDR情報を生成して、端末装置100a〜100c等に送信する。図6に、集団削減軒数及び集団削減量が含まれる場合のDR情報の例を示す。同図に示すようにDR情報は、DR期間、集団削減予定情報及び特典情報を含んで構成される。この集団削減予定情報は、DR指令の対象となる需要家(施設)の集団についてのDR期間における電力使用の削減量に関する情報であり、例えば、目標軒数、目標削減量、集団削減軒数、集団削減量等を含んで構成される。なお、送信部240は、DR管理情報が更新される度にDR情報の送信を行う代わりに、一定周期毎、或いは、予め定められた時期毎にDR情報の送信を行うこととしてもよい。DR情報の送信は、DR期間より前において繰り返し行われることになる。送信部240により送信されたDR情報は、端末装置100a等において受信され表示されるため、住宅20aの住人等は、他の住宅でのDR指令への協力予定の状況を知ることができる。
(動作)
以下、上述の構成を備えるDR情報システム10の動作例(DR情報システム10における情報処理方法)について説明する。
図7は、サーバ装置200の動作を示すフローチャートである。以下、同図に即してサーバ装置200の動作を説明する。
サーバ装置200は、入力装置又は通信インタフェース等を介して電力会社或いはDRアグリゲータによるDR指令に関する情報(DR期間、目標軒数、目標削減量)を取得し、記憶部220にDR管理情報として、取得した情報を記録する(ステップS11)。なお、DR指令に関する情報としてDRの目標が達成できた場合の特典に係る特典情報がある場合には、DR管理情報として特典情報も記録される。特典は、例えば電気料金の割引、商品の割引等であり、その他いかなるものであってもよい。
次に、サーバ装置200は、記憶部220に記録されたDR管理情報の内容を含めたDR情報を生成して、送信部240によりDR情報を各端末装置(端末装置100a〜100c等)に送信する(ステップS12)。
サーバ装置200は、端末装置100a〜100c等から随時、削減予定情報を受信し得る。受信部210が削減予定情報を受信した場合には(ステップS13)、受信部210は削減予定情報を記憶部220に格納する。特定部230は、記憶部220に既に格納されている1以上の削減予定情報に応じて、削減量特定用情報を参照してDR指令の対象となる施設の集団全体でのDR期間における電力使用の削減量を特定する(ステップS14)。特定部230は、記憶部220内の削減予定情報のうち、削減量が有りの旨(削減量がゼロでない旨)を示す削減予定情報を送信した端末装置の数を計算して集団削減軒数を特定する。そして、この特定した集団削減軒数と、ステップS14で特定した削減量(集団削減量)とにより、記憶部220内のDR管理情報を更新する(ステップS15)。
続いて、サーバ装置200は、送信部240により、DR管理情報の内容を含むDR情報を生成して各端末装置(端末装置100a〜100c等)に送信する(ステップS16)。サーバ装置200は、ステップS13〜ステップS16を、DR期間(例えばDR期間の開始時期)より予め定められた一定期間T1(例えば1時間)前の時点まで繰り返し行う(ステップS17)。
サーバ装置200は、DR期間より一定期間T1前の時点が経過すると記憶部220に記録されているDR管理情報を出力する(ステップS18)。この出力は、例えばディスプレイ205に表示すること、電力会社或いはDRアグリゲータの運用する外部装置に送信すること等により行われる。この出力により、例えば電力会社或いはDRアグリゲータは、DR指令として電力使用の削減を要請したことに対して、需要家の協力により削減される電力使用の削減量等を知ることができる。
図8は、住宅20aの端末装置100aの動作を示すフローチャートである。以下、同図に即して端末装置100aにおける動作(情報処理方法)を説明する。
上述したサーバ装置200と連携して動作する端末装置100aは、受信部110によりDR情報をサーバ装置200から受信すると(ステップS21)、表示部120によりDR情報に基づきタッチパネル104等に画面を表示する(ステップS22)。
サーバ装置200においてステップS12(図7)で送信されたDR情報に基づいて、ステップS22では、DR期間、目標軒数、目標削減量等が画面に表示される。DR期間、目標軒数等の表示は、ユーザ(住宅20aの住人)の操作によって遷移する複数の画面に分けて、行われてもよい。図8では省略しているが、表示部120は画面遷移に係る表示制御を行い得る。また、このステップS22は、DR期間になる前においてDR情報がサーバ装置200から受信される毎に繰り返される。そして、サーバ装置200においてステップS16で送信された、図6に示す集団削減軒数及び集団削減量を含むDR情報に基づいて、画面の表示が更新される。DR情報における集団削減予定情報(集団削減軒数等)に基づく画面の表示は、例えば、集団削減予定情報を表すための文字列、記号、図形、グラフ等をディスプレイ等に表示することで実現される。図9に、ステップS22でタッチパネル104に表示される画面例を示す。同図では、ユーザ操作に応じた画面遷移の対象となる複数の画面(画面31〜35)を例示している。ここで、図8に即した端末装置100aの動作の説明を中断して、図9の画面31〜35について説明する。各画面は、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)を構成する文字列、ボタン、チェックボックス等のGUI部品を含む。
表示部120は、画面31により、DR期間に施設(住宅)での電力使用を削減するか否かの回答を要求する旨を示す表示を行う。画面31は、DR情報を表示するための主要な画面としてのDR画面であり、DR期間を示し、電力使用の削減への協力を要請するメッセージを含んでいる。また、画面31は、ユーザが電力使用の削減に協力する場合に押下するための「協力する」と描かれたボタン31b、協力しない場合に押下するための「協力しない」と描かれたボタン31c、及び、画面遷移用のボタン31aを含む。ボタン31aの押下は、DR指令の対象とされた他の需要家(例えば一地域における数百軒等の住宅の集団)での協力状況(つまりDR期間における節電への協力予定の状況)を知るための操作となる。ユーザが、画面31のボタン31aを押下(タッチパネル104でタッチ操作)すると画面32が表示される。
画面32は、需要家の集団(一地域における住宅の集団)のDR指令への協力状況を表示する画面である。画面32は、画面31に遷移するためのボタン32aを含む。画面32には、DR情報の目標軒数、目標削減量がそれぞれ「目標軒数」、「目標削減量」として表示され、DR情報の集団削減軒数が「協力軒数」として表示され、DR情報の集団削減量が「予想削減量」として表示され、DR情報の集団削減軒数の目標軒数に対する割合(比)が「協力状況」として表示され、DR情報の特典情報が「目標達成特典」として表示されている。DR情報の集団削減軒数の目標軒数に対する割合(比)を表示部120が算出してもよいし、予めサーバ装置200がその割合の算出結果を集団削減予定情報に含めて送信していてもよい。この画面32は、電力使用の削減に協力するか否かの判断材料として有用である。ユーザは、画面32を閲覧することで、電力使用の削減に協力するか否かを適切に判断し得る。例えば、画面32に表示された協力状況が99%で、目標軒数に対して協力軒数が1軒だけ足りないような状況では、ユーザ(住宅20aの住人)は、特典を得るために協力することが得である等と判断するかもしれない。また、画面32に表示された協力状況が110%であるような状況では、ユーザは、特に協力しなくても足りることから、例えば今回のDR指令(電力使用の削減の要請)には協力しないと決断することができる。端末装置100aの表示部120は、ユーザが画面32を確認した後にボタン32aを押下した場合に、画面32の表示前に表示していた画面に戻ることができるように制御する。
表示部120により、画面31でユーザがボタン31bを押下した場合に、協力する状態を表す画面33が表示される。画面33は、画面32への画面遷移用のボタン33a、電力使用の削減のための機器制御の内容(節電内容)を入力するための画面35への画面遷移用のボタン33c、協力する旨の判断結果を変更すべく画面31に戻るための画面遷移用のボタン33bを含む。
表示部120により、画面31でユーザがボタン31cを押下した場合に、協力しない状態を表す画面34が表示される。画面34は、画面32への画面遷移用のボタン34a、協力しない旨の判断結果を変更すべく画面31に戻るための画面遷移用のボタン34bを含む。
表示部120により、画面33でユーザがボタン33cを押下した場合に、節電内容としての機器制御の内容を入力するための画面35が表示される。表示部120は、DR期間に施設(住宅)での電力使用を削減するための機器制御の内容を要求する旨を示す画面35を表示する。画面35は、節電内容の入力を完了して画面33に戻るための画面遷移用のボタン35aを含む。なお、画面35には、例えば節電内容としての機器制御の内容を受け付けるための項目(チェックボックス等)が1画面分以上ある場合において次画面に遷移するためのボタンも含まれ得る。チェックボックスにより機器制御の内容を受け付けるための項目は、予め定められた各種機器と機器毎の制御内容とを選択させるものである。この画面35は、ユーザによるチェックボックスの操作に対応して、端末装置100aの受付部130が操作を受け付けて、削減予定情報(図3)を生成できるように構成されている。
以下、図8に即した端末装置100aの動作の説明に戻る。ステップS22で端末装置100aの表示部120がDR情報に基づく画面を表示した後、ユーザの操作が受け付けられる。
DR期間(例えばDR期間の開始時期)より一定期間T2(例えば数時間)前の時点までに(ステップS23)、ユーザの操作を受け付けた場合には(ステップS24)、受付部130は、操作に応じて削減予定情報(図3参照)を生成する(ステップS25)。このユーザの操作は、図9の画面例においては例えば入力完了のボタン35aの操作等である。ステップS25に続いて、端末装置100aの送信部150は、受付部130により生成された削減予定情報を、ネットワーク11を介してサーバ装置200に送信する(ステップS26)。なお、端末装置100aは、ユーザがDR指令に対して、削減予定情報を未だ送信していない場合においては協力するという操作を行ったときに限って削減予定情報を生成してサーバ装置200に送信してもよい。この場合には、一旦削減予定情報を送信した後において、ユーザの操作に応じて、協力するか否か等に関して前回とは異なる内容となる場合に削減予定情報を生成してサーバ装置200に送信する。また、削減予定情報を未だ送信していない場合においてユーザが協力しないという操作を行ったときに、削減量が無い(ゼロである)旨を示す内容の削減予定情報を生成してサーバ装置200に送信することとしてもよい。
端末装置100aでは、DR情報に基づくDR期間が開始されるまで(ステップS27)、ステップS21〜S26を繰り返す。これにより、DR期間より一定期間T2前までは端末装置100aはユーザ操作に応じて、削減予定情報をサーバ装置200に送信し得る。また、DR期間の前においては、端末装置100aは、サーバ装置200から随時送信されたDR情報に基づいて電力使用の削減への協力状況を表示する。DR期間が開始されると(ステップS27)、端末装置100aの出力部140は、受付部130により既に生成された削減予定情報に基づく機器制御の内容に対応する制御信号を出力し(ステップS28)、機器21等を制御して電力使用を抑制し得る。制御対象の機器が動作の予約機能を有する場合において出力部140は、DR期間の開始前にその機器に対して制御信号を送信してDR期間における動作を予約することとしてもよい。
図10は、DR情報システム10における各装置間での通信シーケンスの一具体例を示す図である。以下、同図に即して、サーバ装置200と各住宅20a〜20cにおける端末装置100a〜100cの連携動作を説明する。同図の例の前提として、端末装置100a〜100cは、未だ削減予定情報を送信していない場合においてはユーザがDR指令に対して協力するという操作を行ったときに限って削減予定情報を生成してサーバ装置200に送信する方式を採るものとする。即ち、端末装置100a〜100cは、ユーザがDR指令に係る電力使用の削減の要請に対して協力しない場合には削減予定情報を未だ送信していないときに削減予定情報の送信を省略する。ここでは、協力する旨を示す削減予定情報には、画面35で入力された機器制御の内容が含まれるものとする。
まず、サーバ装置200は、DR期間、目標軒数、目標削減量、特典情報等を含むDR情報を各端末装置100a〜100cに送信する(シーケンスS1001)。なお、端末装置100a〜100cのそれぞれへのDR情報の送信は、必ずしも同時に行われなくてもよい。
図10の例では、まず住宅20cの住人等が端末装置100cを操作してDR指令に対して電力使用の削減に協力する旨を示した場合に、端末装置100cから削減予定情報がサーバ装置200に送信される(シーケンスS1002)。サーバ装置200は、その削減予定情報に応じて、集団削減軒数及び集団削減量を特定してDR管理情報(図5参照)を更新してそのDR管理情報に基づいてDR情報(図6参照)を生成し、各端末装置100a〜100cに送信する(シーケンスS1003)。これにより住宅20a〜20cの住人はDR情報に基づき端末装置100a〜100cに表示される画面により、他の住宅等におけるDR指令への協力の状況について知ることができる。これにより、各住宅の住人は、DR期間における節電に協力するか否かの判断を適切に行い得る。
ここで、住宅20bの端末装置100bから削減予定情報がサーバ装置200に送信される(シーケンスS1004)。サーバ装置200では、再び集団削減軒数及び集団削減量を特定してDR管理情報を更新し、住宅等の集団における最新の協力状況を示すDR情報を各端末装置100a〜100cに送信する(シーケンスS1005)。
その後に同様に、住宅20aの端末装置100aから削減予定情報がサーバ装置200に送信されると(シーケンスS1006)、サーバ装置200では、再び集団削減軒数及び集団削減量を特定してDR管理情報を更新する。そしてサーバ装置200は、住宅等の集団における最新の協力状況を示すDR情報を各端末装置100a〜100cに送信する(シーケンスS1007)。例えばDR指令の対象となる施設の集団の全ての端末装置から削減予定情報を受信した時点であっても、その内容を反映したDR情報(集団削減予定情報等)を送信することは有用である。そのDR情報を知って、各施設の者(住人等)が協力するか否かを変更する余地があるからである。
住宅20bの端末装置100bでは、最新の協力状況を示すDR情報に基づいて画面が表示され、例えば住宅20bの住人は、協力しないことに判断を変更して端末装置100bを操作する。これにより端末装置100bからは協力しない旨(削減量が無い旨)を示す削減予定情報が生成されてサーバ装置200へと送信される(シーケンスS1008)。この削減予定情報を受信するとサーバ装置200では、再び集団削減軒数及び集団削減量を特定してDR管理情報を更新し、住宅等の集団における最新の協力状況を示すDR情報を各端末装置100a〜100cに送信する(シーケンスS1009)。
このようにDR情報システム10によれば、各住宅20a〜20cの各端末装置100a〜100cでは同じ地域の住宅の集団においてDR指令に対する現在の協力の状況が表示される(図9、画面32参照)。従って、各住宅の住人にとっては適切に協力するか否か等を判断できる可能性が高まる。
(他の実施の形態等)
以上、実施の形態1によりDR情報システム10について説明したが、上述した実施の形態は一例にすぎず、各種の変更、付加、省略等が可能であることは言うまでもない。
上述の実施の形態では、端末装置100aがサーバ装置200に送信する削減予定情報が、電力使用の削減量の特定に用いられる機器制御の内容を含む例を示したが、削減量の数値を含むこととしてもよい。この削減量の数値は、例えば住宅20aのHEMSにより、分電盤が電力系統からの電力を住宅内の各部に分岐させる分岐回路毎に使用電力を電流センサで測定した結果を、HEMSコントローラが蓄積して統計処理(平均等)を行うことで算出可能である。端末装置100aは、ユーザがDR指令に応じて節電のためにDR期間の電力使用をゼロにする分岐回路の指定操作をした場合に、指定された全ての分岐回路についての通常時の使用電力(平均値等)の合計を削減量として削減予定情報に含ませることができる。また、端末装置100aは、タッチパネル104への操作に応じて受付部130により生成された削減予定情報を、サーバ装置200へ送信したが、このような直接操作を受けずに削減予定情報を生成してもよい。例えば、ユーザがエアコン等のHEMS機器に対して設定(例えばDR期間に設定温度を1℃抑制するよう予約)した設定状態を示す情報を、端末装置100aがHEMS機器と通信することにより受付部130で取得してその情報から削減予定情報を定めてもよい。この場合には、ユーザは、DR情報として表示される他の住宅の住人等の協力状況を見て、DR指令に協力するか否かを判断して、HEMS機器への設定を変更し得る。なお、端末装置100aがサーバ装置200に送信する削減予定情報は、DR期間における施設での電力使用の削減量に関する情報であればよく、例えば削減量がゼロかゼロでないかを区別するだけの情報(つまり節電に協力するか否かを示す情報)であってもよい。
また、上述の実施の形態では、DR指令で電力使用の抑制(節電)を要請する対象となる複数の施設の集団(需要家の集団)の例として一地域における住宅20a〜20cを示したが、施設は、住宅に限られない。例えば施設は、公共施設、事務所、研究所、工場、競技場、駅、その他の電力を使用する各種建築物、構造物等である。また、DR指令の対象となる複数の施設の集団の範囲は、例えば電力会社が電力を供給する範囲の広狭等と関連する等も想定され、地理的範囲として定まる場合もあり得る。例えば、DR指令の対象となる複数の施設(住宅等)の集団が、同じ市町村等、同じ学区等或いは数百メートル四方等といった、ある程度狭い所定地域範囲に含まれることもある。この場合には、各住宅の住人は、DR情報システムにより例えば顔見知りの住人達の協力状況を知って、相互依存による連帯感(仲間意識)等に基づいて、節電に協力するか否かを適切に判断し得る。但し、DR指令の対象となる複数の施設の集団は、必ずしも同じ地域に属する必要はない。
また、上述の実施の形態で示した端末装置100aの表示部120は、タッチパネル104のディスプレイに画面を表示することとしたが、必ずしも端末装置100aにおけるディスプレイに表示を行う必要はない。例えば、端末装置100aの表示部120は、端末装置100aと通信可能なタブレット等の外部の表示装置に、表示すべき情報を出力することで、表示装置に表示するよう制御してもよい。また、ディスプレイの代わりにプロジェクタ等により画面を表示してもよい。
また、上述の実施の形態で示した端末装置100aは、表示及び入力が可能なタッチパネル104を備えることとしたが、表示を行うディスプレイと、入力を行うキーボード、ポインティングデバイス等の入力装置とが分離していてもよい。
また、上述の実施の形態で示した端末装置100a〜100c等は、電力会社或いはDRアグリゲータと予め契約を結んだ者の住宅20a等に設置されたHEMSコントローラとしての機能を有する装置であることとしたが、HEMSコントローラでなくてもよい。また、端末装置100a〜100c等は、必ずしも施設(住宅等)に設置されなくてもよく、例えば、その施設の者(住人等)の所有する装置(例えばスマートフォン、タブレット等の可搬性を有する携帯端末)であってもよい。即ち、ある施設(住宅等)の端末装置は、その施設に何らかの関連を有することによってその施設でのDR期間における電力使用の削減量に係る削減予定情報をサーバ装置に送信でき、サーバ装置から情報を受信できる装置であればよい。
また、上述の実施の形態で示した端末装置100aにおいて、出力部140を備えないこととしてもよく、ユーザは、DR期間において節電に協力する旨の入力操作をした場合には、例えばDR期間に自ら機器21等を操作して節電を行ってもよい。
また、上述の実施の形態で示した、サーバ装置200から各端末装置100a〜100c等に送信される集団削減予定情報(図6参照)は、目標軒数、目標削減量、集団削減軒数及び集団削減量を含むこととした。しかし、目標軒数、目標削減量は、DR期間における電力使用の削減についての目標となる数量の一例に過ぎない。また、集団削減予定情報に必ずしも目標となる数量が含まれなくてもよい。なお、DR指令に関する目標は、集団削減予定情報とは別に、送信、放送、配布その他の方法で住人等に知らされてもよい。集団削減予定情報は、端末装置から受信した削減予定情報を反映し、施設の集団でのDR期間における節電への協力予定の状況を表す情報であればよい。集団削減予定情報は、例えば、DR指令の対象となる複数の施設全体での電力使用の削減の目標となる数量と、端末装置から受信した削減予定情報に基づいて特定された複数の施設全体での電力使用の削減に関する数量との関係を示す情報である。なお、この数量と数量との関係を示す情報は、両数量を明示的に表示するために利用できる情報であってもよいし、グラフ等で、数量を長さ、面積その他の情報に置き換えて表示するために利用できる情報であってもよい。図9の画面32で「協力状況」として例示した、集団削減軒数の目標軒数に対する割合は、数値の他、円グラフその他の図形で表示してもよい。また、表示部120は、例えば、「協力状況」等として画面に集団削減量の目標削減量に対する割合を表示してもよい。
また、上述の端末装置100a及びサーバ装置200の動作手順(図7、図8参照)の実行順序は、必ずしも、上述した通りの順序に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、実行順序を入れ替えたりその一部を省略したりすることができる。また、上述の動作手順の全部又は一部は、端末装置100a、サーバ装置200或いは他の装置のハードウェアにより実現されても、ソフトウェアを用いて実現されてもよい。なお、ソフトウェアによる処理は、端末装置100a及びサーバ装置200に含まれるプロセッサがメモリに記憶された制御用のプログラムを実行することにより実現されるものである。また、そのプログラムを記録媒体に記録して頒布や流通させてもよい。例えば、頒布された制御プログラムを装置にインストールして、装置のプロセッサに実行させることで、その装置に、上述した端末装置100aの動作(情報処理)の全部又は一部を行わせることが可能となる。
また、上述した実施の形態で示した構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明の範囲に含まれる。
なお、本発明の包括的又は具体的な各種態様には、装置、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、コンピュータで読み取り可能な記録媒体等の1つ又は複数の組み合わせが含まれる。
以下、本発明の一態様に係るDR情報システム、及び、このDR情報システムに関連する端末装置、情報処理方法及び制御プログラムの構成、変形態様、効果等について示す。
(1)本発明の一態様に係るDR情報システム10は、サーバ装置200と複数の施設(住宅20a〜20c)それぞれの端末装置100a〜100cとを備えるDR情報システムであって、サーバ装置200は、複数の施設それぞれの端末装置100a〜100cから、将来の所定DR期間(DR指令で電力使用の削減を要請するために定められた1つのDR期間)における当該施設での電力使用の削減量に関する削減予定情報を受信するサーバ受信部210と、サーバ受信部210により1台以上の端末装置から受信された削減予定情報に基づいて特定された前記複数の施設全体での所定DR期間における電力使用の削減に関する数量を示す、集団削減予定情報を、前記複数の施設それぞれの端末装置100a〜100cに送信するサーバ送信部240とを備え、端末装置100a〜100cは、集団削減予定情報を受信する端末受信部110と、端末受信部110により受信された集団削減予定情報に基づく表示を所定DR期間より前に行う表示部120と、所定DR期間より前に削減予定情報をサーバ装置200に送信する端末送信部150とを備える。ここで、複数の施設は、DR指令の対象となる一単位としての施設の集団(需要家の集団)である。
この構成により、住宅20a〜20cの端末装置100a〜100cにおいて電力使用の削減の要請に協力すべきか否かの判断に有用な表示がなされるので、表示を確認して住人は適切に判断し得る。
(2)例えば、前記複数の施設は所定地域範囲内に所在し、サーバ送信部240は、前記複数の施設全体での所定DR期間における電力使用の削減の目標となる数量と、削減予定情報に基づいて特定された前記複数の施設全体での所定DR期間における電力使用の削減に関する数量との関係を示す集団削減予定情報を送信し、端末装置100a〜100cは更に、少なくとも表示部120による表示の後において、操作を受け付けて、受け付けた操作に応じて削減予定情報を定める受付部130を備え、端末送信部150は、受付部130により定められた削減予定情報をサーバ装置200に送信することとしてもよい。
これにより、地域の節電目標に対する各施設での節電への協力の状況が端末装置100a〜100cで表示され得るので、住宅20a〜20cの各住人は同じ地域の他の住人と共に目標を達成したい意欲等から適切に節電への協力の可否を判断し得るようになる。また、端末装置100a〜100cでの表示により、例えば、地域の住人の協力が促進され、DR指令で節電への協力を要請する電力会社或いはDRアグリゲータにとっては、設定した目標が達成される可能性が高まるという効果が生じ得る。
(3)例えば、施設の端末装置100aにおける表示部120は、所定DR期間に当該施設での電力使用を削減するか否かの回答を要求する旨を示す表示を行い、施設の端末装置100aにおける受付部130は、操作に応じて、当該施設での電力使用の削減量がゼロであるかゼロでないかを区別するように削減予定情報を定め、サーバ送信部240は、前記複数の施設全体での所定DR期間における電力使用の削減の目標となる、電力使用を削減する施設の数と、削減予定情報に基づいて特定された所定DR期間における電力使用の削減量がゼロでない施設の数との関係を示す集団削減予定情報を、送信することとしてもよい。
これにより、例えば、各住宅の住人は端末装置により、DR期間における節電へ協力するか住宅が何軒であるかを確認でき、節電に協力すべきか否かを適切に判断し得る。
(4)例えば、サーバ送信部240は、目標となる、所定DR期間における電力使用を削減する施設の数に対する、削減予定情報に基づいて特定された所定DR期間における電力使用の削減量がゼロでない施設の数の割合を示す集団削減予定情報を、送信することとしてもよい。
これにより、各端末装置の表示により、目標が達成される状況であるか否か等を確認することで、端末装置のユーザ(各住宅の住人等)は、節電に協力すべきか否かを適切に判断し得る。
(5)例えば、施設の端末装置100aにおける表示部120は、所定DR期間に当該施設での電力使用を削減するための機器制御の内容を要求する旨を示す表示を行い、施設の端末装置100aにおける受付部130は、当該施設での電力使用の削減量がゼロでない旨を示すよう削減予定情報を定める場合において、操作に応じて機器制御の内容を含めて、削減予定情報を定め、サーバ装置200は、削減予定情報における機器制御の内容に応じて、所定DR期間における複数の施設全体での電力使用の削減量を特定する特定部230を備え、サーバ送信部240は、特定部230により特定された削減量を更に示す集団削減予定情報を、送信することとしてもよい。
これにより、ユーザは、施設の集団での所定DR期間における電力使用の削減量を確認でき、その削減量を踏まえて適切にDR指令への対応を行うことが可能となる。また、サーバ装置で、DR期間における電力使用の削減量の見積もりがなされ、例えばDRアグリゲータ等のプラニングに活用可能となる。
(6)例えば、施設の端末装置100aにおける表示部120は、所定DR期間に当該施設での電力使用を削減するための機器制御の内容を要求する旨を示す表示を行い、受付部130は、操作に応じて機器制御の内容を含めて、削減予定情報を定め、サーバ装置200は、削減予定情報における機器制御の内容に応じて、前記複数の施設全体での所定DR期間における電力使用の削減量を特定する特定部230を備え、サーバ送信部240は、前記複数の施設全体での所定DR期間における電力使用の削減の目標となる、電力使用の削減量と、特定部230により特定された削減量との関係を示す集団削減予定情報を、送信することとしてもよい。
これにより、ユーザは、施設の集団での所定DR期間における電力使用の削減量と目標の削減量との関係を確認でき、その関係を踏まえて適切にDR指令への対応を行うことが可能となる。
(7)例えば、端末装置100aは更に、受付部130が受け付けた操作に応じて、所定DR期間における機器制御のための制御信号を出力する出力部140を備えてもよい。
これにより、例えばユーザが、所定DR期間における節電に協力すると決断して操作を行った場合において、所定DR期間においては特段の操作を行わなくても機器が制御されて節電が実行され得る。
(8)例えば、サーバ送信部240は更に、前記複数の施設全体での所定DR期間における電力使用の削減の目標が達成された場合に提供される特典に関する特典情報を前記複数の施設それぞれの端末装置100a〜100cに送信し、端末受信部110は更に、特典情報を受信し、表示部120は、集団削減予定情報に基づく表示に際して、更に特典情報を表示することとしてもよい。
これにより、例えばユーザは特典情報と、他の住人の節電への協力状況とを確認して、節電に協力するか否かを適切に判断し得るようになる。
(9)例えば、前記複数の施設全体での電力使用の削減に関する数量の特定は複数のタイミングで行われ、サーバ送信部240は、所定DR期間より前においてその特定が行われる度に、特定された数量を示す集団削減予定情報の送信を行うこととしてもよい。
これにより、ユーザは、施設の集団において逐次変化する協力状況を確認できるので、節電に協力するか否かを適切に判断し得る。
(10)本発明の一態様に係る端末装置は、サーバ装置200と複数の施設(住宅20a〜20c)それぞれの端末装置100a〜100cとを備えるDR情報システム10で用いられる1台の端末装置100aであって、前記複数の施設全体での将来の所定DR期間における電力使用の削減の目標となる数量と、DR情報システム10における1台以上の端末装置から受信された情報に基づいて特定された、前記複数の施設全体での所定DR期間における電力使用の削減に関する数量との関係を示す、集団削減予定情報を、サーバ装置200から受信する受信部110と、受信部110により受信された集団削減予定情報に基づく表示を所定DR期間より前に行う表示部120と、少なくとも表示部120による表示の後において、操作を受け付けて、受け付けた操作に応じて、前記複数の施設のうちの一施設での所定DR期間における電力使用の削減量に関する削減予定情報を定める受付部130と、受付部130により定められた削減予定情報を、所定DR期間より前に、サーバ装置200に送信する送信部150とを備える。
これにより、節電目標に対する各施設での節電への協力の状況が住宅20aの端末装置100aで表示され得るので、住宅20aの住人は適切に節電への協力の可否を判断し得るようになる。
(11)本発明の一態様に係る情報処理方法は、サーバ装置200と複数の施設それぞれの端末装置100a〜100cとを備えるDR情報システム10における端末装置100aで用いられる情報処理方法であって、DR情報システム10における1台以上の端末装置から受信された情報に基づいて特定された、前記複数の施設全体での将来の所定DR期間における電力使用の削減に関する数量を示す、集団削減予定情報を、サーバ装置200から受信する受信ステップS21と、受信ステップS21で受信された集団削減予定情報に基づく表示を所定DR期間より前に行う表示ステップS22と、前記複数の施設のうちの一施設での所定DR期間における電力使用の削減量に関する削減予定情報を取得して、当該削減予定情報を所定DR期間より前にサーバ装置200に送信する送信ステップS26とを含む。
これにより、電力使用の削減の要請に協力すべきか否かの判断に有用な表示がなされるので、端末装置のユーザ等は表示を確認することで適切にその判断を行い得る。
(12)本発明の一態様に係る制御プログラムは、サーバ装置200と複数の施設(住宅20a〜20c)それぞれの端末装置100a〜100bとを備えるDR情報システムにおける端末装置100aに含まれるプロセッサに所定情報処理を実行させるための制御プログラムであって、所定情報処理は、DR情報システム10における1台以上の端末装置から受信された情報に基づいて特定された、前記複数の施設全体での将来の所定DR期間における電力使用の削減に関する数量を示す、集団削減予定情報を、サーバ装置200から受信する受信ステップS21と、受信ステップS21で受信された集団削減予定情報に基づく表示を所定DR期間より前に行う表示ステップS22と、前記複数の施設のうちの一施設での所定DR期間における電力使用の削減量に関する削減予定情報を取得して、当該削減予定情報を所定DR期間より前にサーバ装置200に送信する送信ステップS26とを含む。
この制御プログラムをコンピュータにインストールすれば、コンピュータが端末装置100aとして機能し、端末装置100aにより、電力使用の削減の要請に協力すべきか否かの判断に有用な表示がなされる。
10 DR(デマンドレスポンス)情報システム
20a〜20c 住宅
21、22 機器
100a〜100c 端末装置
110 受信部(端末受信部)
120 表示部
130 受付部
140 出力部
150 送信部(端末送信部)
200 サーバ装置
210 受信部(サーバ受信部)
220 記憶部
230 特定部
240 送信部(サーバ送信部)

Claims (12)

  1. サーバ装置と複数の施設それぞれの端末装置とを備えるDR(デマンドレスポンス)情報システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記複数の施設それぞれの前記端末装置から、将来の所定DR期間における当該施設での電力使用の削減量に関する削減予定情報を受信するサーバ受信部と、
    前記サーバ受信部により1台以上の前記端末装置から受信された前記削減予定情報に基づいて特定された前記複数の施設全体での前記所定DR期間における電力使用の削減に関する数量を示す、集団削減予定情報を、前記複数の施設それぞれの前記端末装置に送信するサーバ送信部とを備え、
    前記端末装置は、
    前記集団削減予定情報を受信する端末受信部と、
    前記端末受信部により受信された前記集団削減予定情報に基づく表示を前記所定DR期間より前に行う表示部と、
    前記所定DR期間より前に前記削減予定情報を前記サーバ装置に送信する端末送信部とを備える
    DR情報システム。
  2. 前記複数の施設は所定地域範囲内に所在し、
    前記サーバ送信部は、前記複数の施設全体での前記所定DR期間における電力使用の削減の目標となる数量と、前記削減予定情報に基づいて特定された前記複数の施設全体での前記所定DR期間における電力使用の削減に関する前記数量との関係を示す前記集団削減予定情報を送信し、
    前記端末装置は更に、少なくとも前記表示部による前記表示の後において、操作を受け付けて、受け付けた操作に応じて前記削減予定情報を定める受付部を備え、
    前記端末送信部は、前記受付部により定められた前記削減予定情報を前記サーバ装置に送信する
    請求項1記載のDR情報システム。
  3. 前記施設の前記端末装置における前記表示部は、前記所定DR期間に当該施設での電力使用を削減するか否かの回答を要求する旨を示す前記表示を行い、
    前記施設の前記端末装置における前記受付部は、前記操作に応じて、当該施設での電力使用の削減量がゼロであるかゼロでないかを区別するように前記削減予定情報を定め、
    前記サーバ送信部は、前記複数の施設全体での前記所定DR期間における電力使用の削減の目標となる、電力使用を削減する施設の数と、前記削減予定情報に基づいて特定された前記所定DR期間における電力使用の削減量がゼロでない施設の数との関係を示す前記集団削減予定情報を、送信する
    請求項2記載のDR情報システム。
  4. 前記サーバ送信部は、前記目標となる、前記所定DR期間における電力使用を削減する施設の数に対する、前記削減予定情報に基づいて特定された前記所定DR期間における電力使用の削減量がゼロでない施設の数の割合を示す前記集団削減予定情報を、送信する
    請求項3記載のDR情報システム。
  5. 前記施設の前記端末装置における前記表示部は、前記所定DR期間に当該施設での電力使用を削減するための機器制御の内容を要求する旨を示す前記表示を行い、
    前記施設の前記端末装置における前記受付部は、当該施設での電力使用の削減量がゼロでない旨を示すよう前記削減予定情報を定める場合において、前記操作に応じて前記機器制御の内容を含めて、前記削減予定情報を定め、
    前記サーバ装置は、前記削減予定情報における前記機器制御の内容に応じて、前記所定DR期間における前記複数の施設全体での電力使用の削減量を特定する特定部を備え、
    前記サーバ送信部は、前記特定部により特定された削減量を更に示す前記集団削減予定情報を、送信する
    請求項3又は4記載のDR情報システム。
  6. 前記施設の前記端末装置における前記表示部は、前記所定DR期間に当該施設での電力使用を削減するための機器制御の内容を要求する旨を示す前記表示を行い、
    前記受付部は、前記操作に応じて前記機器制御の内容を含めて、前記削減予定情報を定め、
    前記サーバ装置は、前記削減予定情報における前記機器制御の内容に応じて、前記複数の施設全体での前記所定DR期間における電力使用の削減量を特定する特定部を備え、
    前記サーバ送信部は、前記複数の施設全体での前記所定DR期間における電力使用の削減の目標となる、電力使用の削減量と、前記特定部により特定された前記削減量との関係を示す前記集団削減予定情報を、送信する
    請求項2記載のDR情報システム。
  7. 前記端末装置は更に、前記受付部が受け付けた前記操作に応じて、前記所定DR期間における前記機器制御のための制御信号を出力する出力部を備える
    請求項5又は6記載のDR情報システム。
  8. 前記サーバ送信部は更に、前記複数の施設全体での前記所定DR期間における電力使用の削減の目標が達成された場合に提供される特典に関する特典情報を前記複数の施設それぞれの前記端末装置に送信し、
    前記端末受信部は更に、前記特典情報を受信し、
    前記表示部は、前記集団削減予定情報に基づく表示に際して、更に前記特典情報を表示する
    請求項2〜7のいずれか一項に記載のDR情報システム。
  9. 前記複数の施設全体での電力使用の削減に関する数量の前記特定は複数のタイミングで行われ、
    前記サーバ送信部は、前記所定DR期間より前において前記特定が行われる度に、特定された数量を示す前記集団削減予定情報の前記送信を行う
    請求項1〜8のいずれか一項に記載のDR情報システム。
  10. サーバ装置と複数の施設それぞれの端末装置とを備えるDR(デマンドレスポンス)情報システムで用いられる1台の端末装置であって、
    前記複数の施設全体での将来の所定DR期間における電力使用の削減の目標となる数量と、前記DR情報システムにおける1台以上の前記端末装置から受信された情報に基づいて特定された、前記複数の施設全体での前記所定DR期間における電力使用の削減に関する数量との関係を示す、集団削減予定情報を、前記サーバ装置から受信する受信部と、
    前記受信部により受信された前記集団削減予定情報に基づく表示を前記所定DR期間より前に行う表示部と、
    少なくとも前記表示部による前記表示の後において、操作を受け付けて、受け付けた操作に応じて、前記複数の施設のうちの一施設での前記所定DR期間における電力使用の削減量に関する削減予定情報を定める受付部と、
    前記受付部により定められた前記削減予定情報を、前記所定DR期間より前に、前記サーバ装置に送信する送信部とを備える
    端末装置。
  11. サーバ装置と複数の施設それぞれの端末装置とを備えるDR(デマンドレスポンス)情報システムにおける端末装置で用いられる情報処理方法であって、
    前記DR情報システムにおける1台以上の前記端末装置から受信された情報に基づいて特定された、前記複数の施設全体での将来の所定DR期間における電力使用の削減に関する数量を示す、集団削減予定情報を、前記サーバ装置から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信された前記集団削減予定情報に基づく表示を前記所定DR期間より前に行う表示ステップと、
    前記複数の施設のうちの一施設での前記所定DR期間における電力使用の削減量に関する削減予定情報を取得して、当該削減予定情報を前記所定DR期間より前に前記サーバ装置に送信する送信ステップとを含む
    情報処理方法。
  12. サーバ装置と複数の施設それぞれの端末装置とを備えるDR(デマンドレスポンス)情報システムにおける端末装置に含まれるプロセッサに所定情報処理を実行させるための制御プログラムであって、
    前記所定情報処理は、
    前記DR情報システムにおける1台以上の前記端末装置から受信された情報に基づいて特定された、前記複数の施設全体での将来の所定DR期間における電力使用の削減に関する数量を示す、集団削減予定情報を、前記サーバ装置から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信された前記集団削減予定情報に基づく表示を前記所定DR期間より前に行う表示ステップと、
    前記複数の施設のうちの一施設での前記所定DR期間における電力使用の削減量に関する削減予定情報を取得して、当該削減予定情報を前記所定DR期間より前に前記サーバ装置に送信する送信ステップとを含む
    制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018206293A (ja) * 2017-06-09 2018-12-27 住友電気工業株式会社 制御指示生成装置、コンピュータプログラム及び制御指示生成方法
CN109390940A (zh) * 2018-11-30 2019-02-26 国家电网公司西南分部 一种考虑需求响应和综合效益的送端电网电源规划方法

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