JP2016211242A - 屋根構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋根下地板を支持する複数本の支持部材間の間隔を広くとることができ、かつ屋根下地板に対して屋根材を、美観に優れ、かつ取付強度が確保される状態で取り付けることができる屋根構造を提案する。
【解決手段】屋根構造100は、複数本の支持部材1と屋根下地板2と屋根材3を備え、さらに、屋根材3の一部を屋根下地板2に固定する吊り子80と、屋根材3の他の一部を屋根下地板2に固定する吊り子81と、吊り子80を屋根下地板2を介して支持部材1に固定する第一固定具6と、吊り子81を屋根下地板2に固定する第二固定具7を備える。屋根下地板2は、一対の金属外皮の間に芯材を配置したサンドイッチパネル20である。第一固定具6の長さは、サンドイッチパネル20を貫通して支持部材1に至る長さである。第二固定具7の長さは、先端がサンドイッチパネル20内に位置する長さである。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋根構造に関する。
特許文献1には、軒棟方向に略平行に並ぶ複数本の垂木の上に固定された野地板の上に、複数枚の金属製の屋根材を軒棟方向に並べて配置し、各屋根材をその上方から打ち込んだ固定釘により野地板を介して垂木に固定した屋根構造が開示されている。
特許文献1に記載の屋根構造では、各屋根材は、その棟側の端部が、固定釘によって野地板を介して垂木に固定されている。そして、各屋根材は、軒側に隣接する他の屋根材の固定された棟側の端部に、軒側の端部を引っ掛けることで、この軒側の端部が野地板を介して垂木に間接的に固定されている。なお、野地板は、一般的に木質の合板である。
このように特許文献1に記載の屋根構造では、各屋根材の棟側の端部と軒側の端部をそれぞれ垂木に直接または間接的に固定することで、各屋根材の取付強度を確保している。
特開2009−91787号公報
上述した特許文献1に記載の屋根構造のように、複数本の垂木等の支持部材の上に、野地板等の屋根下地板が取り付けられ、この屋根下地板の上に屋根材が取り付けられる屋根構造では、屋根下地板の撓みを抑制するために、複数本の支持部材を、隣接する2本の支持部材間の間隔が所定の間隔(例えば600mm)以下となるように、設置する必要がある。
また、この屋根構造では、屋根材の屋根下地板への取付強度を確保するために、屋根材は、屋根下地板を介してその下方の支持部材に固定される必要があり、かつ、屋根材の固定間隔は、所定の間隔以下とする必要がある。
本発明が解決しようとする課題は、屋根下地板を支持する複数本の支持部材間の間隔を広くとることができ、かつ屋根下地板に対して屋根材を、美観に優れ、かつ取付強度が確保される状態で取り付けることができる屋根構造を提案することを課題とする。
上記課題を解決するための本発明の一実施形態の屋根構造は、一方向に距離をおいて互いに略平行に並ぶ複数本の支持部材と、前記複数本の支持部材で支持される屋根下地板と、前記屋根下地板の上に配される屋根材と、前記屋根材の一部を前記屋根下地板に固定する第一吊り子と、前記屋根材の他の一部を前記屋根下地板に固定する第二吊り子と、前記第一吊り子を前記屋根下地板を介して前記支持部材に固定する第一固定具と、前記第二吊り子を前記屋根下地板に固定する第二固定具とを備え、前記屋根下地板は、一対の金属外皮の間に芯材を配置したサンドイッチパネルであり、前記第一固定具の長さは、前記サンドイッチパネルを貫通して前記支持部材に至る長さであり、前記第二固定具の長さは、先端が前記サンドイッチパネル内に位置する長さであることを特徴とする。
また、上記課題を解決するための本発明のさらに他の実施形態の屋根構造は、一方向に距離をおいて互いに略平行に並ぶ複数本の支持部材と、前記複数本の支持部材で支持される屋根下地板と、前記屋根下地板の上に配される屋根材と、前記屋根材の一部を前記屋根下地板を介して前記支持部材に固定する第一固定具と、前記屋根材の他の一部を前記屋根下地板に固定する第二固定具とを備え、前記屋根下地板は、一対の金属外皮の間に芯材を配置したサンドイッチパネルであり、前記第一固定具の長さは、前記サンドイッチパネルを貫通して前記支持部材に至る長さであり、前記第二固定具の長さは、先端が前記サンドイッチパネル内に位置する長さであることを特徴とする。
また、上記課題を解決するための本発明の他の実施形態の屋根構造は、一方向に距離をおいて互いに略平行に並ぶ複数本の支持部材と、前記複数本の支持部材で支持される屋根下地板と、前記屋根下地板の上に配され、前記一方向に並ぶ第一屋根材及び第二屋根材と、前記第一屋根材を前記屋根下地板に固定する第一吊り子と、前記第二屋根材を前記屋根下地板に固定する第二吊り子と、前記第一吊り子を前記屋根下地板を介して前記支持部材に固定する第一固定具と、前記第二吊り子を前記屋根下地板に固定する第二固定具とを備え、前記屋根下地板は、一対の金属外皮の間に芯材を配置したサンドイッチパネルであり、前記第一固定具の長さは、前記サンドイッチパネルを貫通して前記支持部材に至る長さであり、前記第二固定具の長さは、先端が前記サンドイッチパネル内に位置する長さであることを特徴とする。
また、上記課題を解決するための本発明のさらに他の実施形態の屋根構造は、一方向に距離をおいて互いに略平行に並ぶ複数本の支持部材と、前記複数本の支持部材で支持される屋根下地板と、前記屋根下地板の上に配され、前記一方向に並ぶ第一屋根材及び第二屋根材と、前記第一屋根材を前記屋根下地板を介して前記支持部材に固定する第一固定具と、前記第二屋根材を前記屋根下地板に固定する第二固定具とを備え、前記屋根下地板は、一対の金属外皮の間に芯材を配置したサンドイッチパネルであり、前記第一固定具の長さは、前記サンドイッチパネルを貫通して前記支持部材に至る長さであり、前記第二固定具の長さは、先端が前記サンドイッチパネル内に位置する長さであることを特徴とする。
本発明の屋根構造は、屋根下地板を支持する複数本の支持部材間の間隔を広くとることができ、かつ屋根下地板に対して屋根材を、美観に優れ、かつ取付強度が確保される状態で取り付けることができる。
本発明の第一実施形態の屋根構造を示す図であり、図1Aは一部破断した全体斜視図であり、図1Bは図1Aのa−a線における断面図であり、図1Cは図1Aのb−b線における断面図である。 同上の屋根構造が備えるサンドイッチパネルの一例を示す図であり、図2Aは全体の斜視図であり、図2Bは図1Aのc−c線における断面図であり、図2Cは図1Aのd−d線における断面図である。 本発明の第二実施形態の屋根構造を示す図であり、図3Aは一部破断した全体斜視図であり、図3Bは図3Aのe−e線における断面図であり、図3Cは図3Aのf−f線における断面図である。 本発明の第三実施形態の屋根構造を示す図であり、図4Aは一部破断した全体斜視図であり、図4Bは図4Aのg−g線における断面図であり、図4Cは図4Aのh−h線における断面図である。 本発明の第四実施形態の屋根構造を示す図であり、図5Aは一部破断した全体斜視図であり、図5Bは図5Aのi−i線における断面図であり、図5Cは図5Aのj−j線における断面図である。
図1Aには、本発明の第一実施形態の屋根構造100を示している。屋根構造100は、体育館や工場などの中規模建築物に好適に採用されるものである。
屋根構造100は、一方向(本実施形態では軒棟方向)に距離をおいて互いに略平行に並ぶ複数本の支持部材1と、複数本の支持部材1で支持される複数枚の屋根下地板2と、複数枚の屋根下地板2の上に配される複数枚の屋根材3とを備える。さらに、屋根構造100は、複数枚の屋根下地板2の上に配される防水シート4を備える。以下では、平面視にて軒棟方向に直交する方向を左右方向として、各構成について説明する。図1Aでは、矢印X1で示す方向が棟側であり、矢印Y1で示す方向が右方向であり、矢印Z1で示す方向が上方向である。
複数本の支持部材1のそれぞれは、本実施形態では、左右方向を長手方向とする鉄骨製の梁部材であり、例えば、リップ溝形鋼である。複数本の支持部材1のそれぞれは、少なくとも2本の柱間に架け渡された大梁や、大梁の上に平面視にて直角に配された小梁等の横架材である。なお、支持部材1は、鉄骨製に限らず、木質の横架材であってもよい。
軒棟方向に隣接する2本の支持部材1の間の距離は、例えば、910mmである。以下では、軒棟方向に隣接する2本の支持部材1のうち、棟側に位置する一方の支持部材1を第一支持部材10と記載し、軒側に位置する他方の支持部材1を第二支持部材11と記載する。本実施形態では、第一支持部材10は、開口方向が棟側を向くように配された1つのリップ溝形鋼である。第二支持部材11は、2つのリップ溝形鋼を開口方向が互いに逆向きとなるように一体化させたものである。
屋根下地板2は、図2Aに示すように、一対の金属外皮21,22の間に芯材23を配したサンドイッチパネル20である。
金属外皮21,22は、金属板をロール加工やプレス加工するなどして所望の形状に成形したものである。金属板は、厚みが、例えば0.27〜1.6mm程度である。金属板は、塗装鋼板、亜鉛めっき鋼板、アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板、エスジーエル(登録商標)鋼板等であるが、これに限定されない。
芯材23は、樹脂発泡体または繊維状無機材またはその組み合わせであり、断熱性や耐火性を有する。樹脂発泡体は、例えば、密度40〜60kg/mのポリイソシアヌレートフォームやウレタンフォームやフェノールフォームなどである。樹脂発泡体は、例えば、発泡性樹脂液を一対の金属外皮21,22間に注入して発泡させることで形成される。なお、樹脂発泡体は、板状に成形したものであってもよく、この場合、樹脂発泡体は、接着により金属外皮21,22に取り付けられる。
繊維状無機材は、例えば、ロックウールやグラスウールなどをバインダー等で固めたブロック体を複数並べて1枚の板状に配置したものである。繊維状無機材は、例えば、接着により金属外皮21,22に取り付けられる。
また、芯材23は、繊維状無機材からなる層と樹脂発泡体からなる層とを、サンドイッチパネル20の厚み方向(金属外皮21,22が並ぶ方向)に積層して組み合わせたものであってもよい。
また、芯材23のうち、サンドイッチパネル20の周端部に位置する芯材としては、繊維状無機材や樹脂発泡体よりも耐火性の高い耐火芯材を用いてもよい。この場合、耐火芯材は、例えば、石膏や珪酸カルシウムなどの無機材である。
サンドイッチパネル20は、略長方形板状であり、本実施形態では、軒棟方向が長手方向(長さ方向)となり、左右方向が短手方向(幅方向)となるように、縦張りで用いられる。サンドイッチパネル20は、右端部に嵌合凸部24を有し、左端部に嵌合凹部25を有する。嵌合凸部24と嵌合凹部25は、サンドイッチパネル20の左右の端部に、長手方向に亘って設けられている。嵌合凹部25の底部には、パッキン26が配されている。サンドイッチパネル20の長手方向の長さは、2本の支持部材10,11に亘る長さである。
サンドイッチパネル20は、軒棟方向の長さが、例えば3635mmであり、左右方向の幅が、例えば910mmである。1枚の屋根下地板2は、例えば、910mm間隔で設置された5本の支持部材1によって支持される。5本の支持部材1は、例えば、最も軒側に位置する支持部材1と、最も棟側に位置する支持部材1が、2つのリップ溝形鋼を開口方向が互いに逆向きとなるように一体化させたものである。そして、軒側から数えて、2番目から4番目までの支持部材1のそれぞれが、開口方向が棟側を向くように配された1つのリップ溝形鋼である。なお、サンドイッチパネル20のサイズは、上記以外の他のサイズであってもよい。また、1枚のサンドイッチパネル20を支持する支持部材1の本数、設置間隔、及び種類は、上記以外の他の本数、設置間隔、及び種類であってもよい。
本実施形態の屋根構造100は、サンドイッチパネル20を複数枚(図では6枚)備える。複数枚のサンドイッチパネル20は、複数本の支持部材1上に、軒棟方向及び左右方向に並べて配されている。
左右方向に隣接する2枚のサンドイッチパネル20は、図2Bに示すように、嵌合凸部24と嵌合凹部25を嵌め合せることによって隙間なく接続される。軒棟方向に隣接する2枚のサンドイッチパネル20は、図2Cに示すように、端部同士をロックウールフェルト等のシーリング材27を介して突き合せることによって、隙間なく設置される。なお、軒棟方向に隣接する2枚のサンドイッチパネル20は、端部同士をシーリング材27を介さずに直接突き合せて設置してもよい。
各サンドイッチパネル20は、ドリルねじ等の固定具28を用いて、軒棟方向の複数箇所がそれぞれ、軒棟方向に並ぶ複数本の支持部材1に固定されることによって、軒棟方向に隣接する複数本の支持部材1上に架け渡した状態で固定される。
複数枚の屋根材3は、図1A乃至図1Cに示すように、互いに同大同形のものである。各屋根材3は、軒棟方向を長手方向とし、左右方向を短手方向とする縦張り仕様の金属製の屋根葺き材である。各屋根材3は、軒棟方向の長さが軒棟方向に隣接する2本の支持部材1間の距離よりも長い。
各屋根材3は、1枚の金属板をロール成形機等で変形加工することによって形成される。金属板は、塗装鋼板、亜鉛めっき鋼板、アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板、エスジーエル(登録商標)鋼板等であるが、これに限定されない。金属板の厚みは、例えば0.4mm〜0.6mmである。なお、屋根材3は、合成樹脂製であってもよい。
各屋根材3は、右端部に、上方に突出した第一引っ掛け部35を有する。そして、各屋根材3は、左端部に、上方に突出した第二引っ掛け部36を有する。引っ掛け部35,36はそれぞれ、各屋根材3に軒棟方向の全長に亘って設けられている。第一引っ掛け部35と第二引っ掛け部36は、互いに接続可能な形状に設けられている。つまり、左右に隣接する2枚の屋根材3は、左側に位置する一方の屋根材3の第一引っ掛け部35と、右側に位置する他方の屋根材3の第二引っ掛け部36とが接続可能である。本実施形態では、第二引っ掛け部36は、第一引っ掛け部35の少なくとも先端部を上方から覆うように被さる形状に設けられている。
各屋根材3は、左右方向の幅が、例えば350mm〜450mmであり、軒棟方向の長さが、例えば、軒棟方向に並ぶ複数の屋根下地板2の軒棟方向の長さの合計と略同じである。なお、各屋根材3は、上記以外の他のサイズであってもよい。
屋根構造100は、各屋根材3を屋根下地板2(つまりサンドイッチパネル20)に固定する複数の吊り子8をさらに備える。複数の吊り子8は、屋根材3の軒棟方向の一部をサンドイッチパネル20に固定する第一吊り子80と、屋根材3の軒棟方向の他の一部をサンドイッチパネル20に固定する第二吊り子81とを含む。吊り子80,81は、互いに同大同形である。以下、第一吊り子80について詳細に説明する。
第一吊り子80は、サンドイッチパネル20上に載置される固定片部82と、固定片部82の左端部から上方に突出した縦片部83と、縦片部83の上端部から左下方向に突出した引っ掛け片部84を有する。固定片部82と縦片部83と引っ掛け片部84はそれぞれ、略矩形板状である。さらに第一吊り子80は、縦片部83から右方向に突出した第二引っ掛け片部85を有する。第二引っ掛け片部85は、縦片部83と固定片部82のそれぞれに対して一体である。第二引っ掛け片部85は、上端部が他の部分に比べて右方向に突出した抜け止め部86となっている。この第二引っ掛け片部85によって縦片部83と固定片部82との間の角度が一定に保たれる。
第一吊り子80は、図1Bに示すように、1枚の屋根材3の第一引っ掛け部35と、他の1枚の屋根材3の第二引っ掛け部36の両方を、引っ掛けて接続することができるように、縦片部83と引っ掛け片部84と第二引っ掛け片部85の形状が決められている。なお、縦片部83と引っ掛け片部84と第二引っ掛け片部85の形状は、図1Bに示す形状に限らず、その他の形状であってもよい。
屋根構造100は、第一吊り子80をサンドイッチパネル20を介して支持部材1に固定する第一固定具6と、第二吊り子81をサンドイッチパネル20に固定する第二固定具7とをさらに備える。固定具6,7は、例えば、ドリルねじである。
第一固定具6の長さは、第一吊り子80の固定片部82をサンドイッチパネル20上に固定した状態(つまり第一固定具6の軸部が固定片部82を貫通し頭部が固定片部82に当たるまでねじ締めした状態)において、固定片部82とサンドイッチパネル20を貫通してその下方の支持部材1に至る長さである。ここで、第一固定具6は、前記状態において、先端が支持部材1内に位置する長さであってもよいし、支持部材1を下方に突きぬける長さであってもよい。
第二固定具7の長さは、第二吊り子81の固定片部82をサンドイッチパネル20上に固定した状態(つまり第二固定具7の軸部が固定片部82を貫通し頭部が固定片部82に当たるまでねじ締めした状態)において、先端がサンドイッチパネル20内に位置する長さである。第二固定具7は、固定片部82とサンドイッチパネル20の上側の金属外皮21を貫通し、第二固定具7の先端がサンドイッチパネル20の芯材23内に位置して、サンドイッチパネル20の下側の金属外皮21を貫通しない。
続いて、本実施形態の屋根構造100の施工手順の一例について説明する。以下では、複数本の支持部材1上に固定された複数枚のサンドイッチパネル20に対して、複数枚の屋根材3を取り付けていく手順の一例について説明する。なお、複数枚のサンドイッチパネル20は、上面が防水シート4で覆われている。
本実施形態の屋根構造100では、複数の屋根材3は、左から右へ順に設置していく。まず、1枚の屋根材3を、複数枚のうち最も左に位置するサンドイッチパネル20上に載せる。このとき、屋根材3は、軒棟方向に並ぶ少なくとも2本の支持部材10,11の上方に位置する。
次いで、屋根材3の右端部の第一引っ掛け部35の軒棟方向の一部に、第一吊り子80の引っ掛け片部84を引っ掛けた状態で、第一吊り子80の固定片部82を、サンドイッチパネル20のうち、第一支持部材10の上方の部位に載せる。
次いで、第一吊り子80の固定片部82に、上方から第一固定具6を打ち込んで、第一吊り子80をサンドイッチパネル20を介して第一支持部材10に固定して、屋根材3の軒棟方向の一部をサンドイッチパネル20上に固定する。このとき、第一固定具6は、第一吊り子80の固定片部82とサンドイッチパネル20を貫通して、先端が第一支持部材10内に位置する。
次いで、上述した手順と同様の手順で、他の第一吊り子80を、サンドイッチパネル20を介して第二支持部材11に固定して、屋根材3の軒棟方向の他の一部をサンドイッチパネル20上に固定する。
そして、屋根材3の第一引っ掛け部35の軒棟方向の他の一部に、第二吊り子81の引っ掛け片部84を引っ掛けた状態で、第二吊り子81の固定片部82を、サンドイッチパネル20のうち、軒棟方向に隣接する2本の支持部材10,11間の中間部分の上方の部位に載せる。
次いで、第二吊り子81の固定片部82に、上方から第二固定具7を打ち込んで、第二吊り子81をサンドイッチパネル20に固定して、屋根材3の軒棟方向の他の一部をサンドイッチパネル20上に固定する。このとき、第二固定具7は、第二吊り子81の固定片部82とサンドイッチパネル20の表側の金属外皮21とを貫通して、先端がサンドイッチパネル20の芯材23内に位置する。
上述した吊り子80,81による屋根材3の右端部の固定は、屋根材3の長手方向の全長に亘って行う。第一吊り子80は、例えば、複数本の支持部材1の本数と同じ数だけ設置される。第二吊り子81は、軒棟方向に並ぶ2つの第一吊り子80の間に位置するように設置する。ここで、第二吊り子81の設置数は、軒棟方向に並ぶ2つの第一吊り子80の間に、1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。第二吊り子81は、軒棟方向に隣接する他の吊り子(第一吊り子80または第二吊り子81)との間の間隔が、所定間隔(例えば600mm)以下となるように設置する。なお、第一吊り子80と第二吊り子81の設置の順番は、どちらが先であってもよい。
次いで、固定した屋根材3の右側に、他の屋根材3を設置する。この他の屋根材3は、左端部の第二引っ掛け部36を、吊り子80,81に引っ掛けられた状態の固定された屋根材3の第一引っ掛け部35に引っ掛けることで、その左端部が吊り子80,81を介してサンドイッチパネル20上に固定される。他の屋根材3の第二引っ掛け部36は、吊り子80,81の抜け止め部86によって、上方への抜け止めが為される。他の屋根材3の右端部のサンドイッチパネル20への固定は、上述した手順と同様の手順で行う。
以上にようにして複数枚の屋根材3を左から右へと順に設置することで、本実施形態の屋根構造100は形成される。なお、吊り子80,81の設置は、屋根材3の屋根下地板2への載置よりも先に行ってもよい。
以上説明した第一実施形態の屋根構造100は、下記の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、第一実施形態の屋根構造100は、一方向に距離をおいて互いに略平行に並ぶ複数本の支持部材1と、複数本の支持部材1で支持される屋根下地板2と、屋根下地板2の上に配される屋根材3とを備える。さらに、第一実施形態の屋根構造100は、屋根材3の一部を屋根下地板2に固定する第一吊り子80と、屋根材3の他の一部を屋根下地板2に固定する第二吊り子81を備える。さらに、第一実施形態の屋根構造100は、第一吊り子80を屋根下地板2を介して支持部材1に固定する第一固定具6と、第二吊り子81を屋根下地板2に固定する第二固定具7を備える。屋根下地板2は、一対の金属外皮21,22の間に芯材23を配置したサンドイッチパネル20である。第一固定具6の長さは、サンドイッチパネル20を貫通して支持部材1に至る長さである。第二固定具7の長さは、先端がサンドイッチパネル20内に位置する長さである。
上記の構成のように、第一実施形態の屋根構造100では、屋根下地板2を、外皮が金属製のサンドイッチパネル20とすることで、屋根下地板2として木質の合板を用いる場合に比べて、下地強度を高めることができる。そのため、第一実施形態の屋根構造100では、屋根下地板2の下方に配される複数本の支持部材1間の間隔を、屋根下地板2として木質の合板を用いる場合に比べて、広げることができる。なお、屋根下地板2として木質の合板を用いる場合の支持部材1間の間隔は、例えば600mm程度であるのに対して、屋根下地板2として金属外皮のサンドイッチパネル20を用いる場合の支持部材1間の間隔は、例えば910mm程度とすることができる。
第一実施形態の屋根構造100では、上述のように複数本の支持部材1間の間隔を広げることで、屋根材3を支持部材1に固定する第一固定具6の設置間隔も広がることになる。しかし、第一実施形態の屋根構造100では、下地強度が高いため、屋根材3のうち隣接する2本の支持部材1間の上方の部位については、屋根下地板2内で先端が止まる第二固定具7によって固定された第二吊り子81を用いて、屋根下地板2に強く取り付けることができる。つまり、第一実施形態の屋根構造100では、第一吊り子80と第二吊り子81によって、屋根材3を屋根下地板2に対して強く取り付けることができ、屋根材3の屋根下地板2への固定間隔を、所定間隔以下とすることができる。また、第一実施形態の屋根構造100では、第二固定具7の先端が屋根下地板2の下面から突出しないため、屋根材3を屋根下地板2に対して美観よく取り付けることができる。
したがって、第一実施形態の屋根構造100では、屋根下地板2を支持する複数本の支持部材1間の間隔を広くとることができ、かつ屋根下地板2に対して屋根材3を、美観に優れ、かつ取付強度が確保される状態で取り付けることができる。
また、第一実施形態の屋根構造100では、左右に並べて設置される2枚の屋根材3は、隣接する左右の端部同士を引っ掛けて接続することで、各屋根材3の屋根下地板2への取付強度の確保がさらに容易になっている。
また、第一実施形態の屋根構造100では、軒棟方向に隣接する2本の支持部材10,11間の距離を広くできるため、必要な支持部材1の本数を抑えることができ、製造コストを抑えることができる。
続いて、図3A乃至図3Cに示す本発明の第二実施形態の屋根構造101について説明する。以下では、第一実施形態の屋根構造100と同様の構成については図中に同じ符号を付し、異なる構成について詳しく説明する。
本実施形態の屋根構造101では、複数枚の屋根材3は、吊り子80,81を用いず、固定具6,7によって屋根下地板2に直接固定される。
各屋根材3は、その右端部に、固定具6,7が打ち込まれる固定部34と、この固定部34よりも左側において上方に突出した第一引っ掛け部35とを有する。そして、各屋根材3は、その左端部に、第一引っ掛け部35に引っ掛け可能な形状の第二引っ掛け部36を有する。固定部34と第一引っ掛け部35と第二引っ掛け部36はいずれも、各屋根材3に長手方向に亘って設けられている。なお、固定部34と第一引っ掛け部35と第二引っ掛け部36のそれぞれの形状は、例えば、図3B及び図3Cに示す形状であるが、この形状に限定されない。
各屋根材3は、その軒棟方向の長さが、軒棟方向に並ぶ2本の支持部材10,11間の距離よりも長い。各屋根材3は、左右方向の長さが、例えば260mm〜300mmである。本実施形態の屋根構造101では、左右方向に隣接する2枚の屋根材3は、軒棟方向の端部が軒棟方向にずれて位置するように設置されている。そのため、図では、軒棟方向に並ぶ1枚の屋根材3と、軒棟方向に並ぶ2枚の屋根材3とが、左右方向に交互に並ぶように配置されている。
軒棟方向に並ぶ2枚の屋根材3は、軒側の位置する一方の屋根材3の棟側の端部と、棟側に位置する他方の屋根材3の軒側の端部とを突き合わせた状態で、この突き合わせ部にカバー材5を取り付けることで接続される。
左右方向に隣接する2枚の屋根材3は、左側に位置する一方の屋根材3の第一引っ掛け部35に、右側に位置する他方の屋根材3の第二引っ掛け部36を引っ掛けることで、接続されて保持される。
本実施形態の屋根構造101では、第一固定具6は、屋根材3の固定部34の軒棟方向の一部を屋根下地板2を介して支持部材1に固定するものであり、第二固定具7は、屋根材3の固定部34の軒棟方向の他の一部を屋根下地板2に固定するものである。
第一固定具6の長さは、屋根材3の固定部34をサンドイッチパネル20上に固定した状態(つまり第一固定具6の軸部が固定部34を貫通し頭部が固定部34に当たるまでねじ締めした状態)において、固定部34とサンドイッチパネル20を貫通してその下方の支持部材1に至る長さである。ここで、第一固定具6は、前記状態において、先端が支持部材1内に位置する長さであってもよいし、支持部材1を下方に突きぬける長さであってもよい。
第二固定具7の長さは、屋根材3の固定部34をサンドイッチパネル20上に固定した状態(つまり第二固定具7の軸部が固定部34を貫通し頭部が固定部34に当たるまでねじ締めした状態)において、先端がサンドイッチパネル20内に位置する長さである。第二固定具7は、固定部34とサンドイッチパネル20の上側の金属外皮21を貫通し、第二固定具7の先端がサンドイッチパネル20の芯材23内に位置して、サンドイッチパネル20の下側の金属外皮21を貫通しない。
続いて、本実施形態の屋根構造101の施工手順の一例について説明する。以下では、複数本の支持部材1上に固定された複数枚のサンドイッチパネル20に対して、複数枚の屋根材3を取り付ける施工手順の一例について説明する。なお、複数枚のサンドイッチパネル20は、上面が防水シート4で覆われている。
本実施形態の屋根構造101では、複数の屋根材3は、左から右へ順に設置していく。まず、1枚の屋根材3を、複数枚のうち最も左側に位置するサンドイッチパネル20上に載せる。このとき、屋根材3は、軒棟方向に並ぶ少なくとも2本の支持部材10,11の上方に位置する。
次いで、屋根材3の固定部34のうち、支持部材10,11の上方に位置する部位にそれぞれ、上方から第一固定具6を打ち込んで、屋根材3の軒棟方向の一部をサンドイッチパネル20を介して支持部材10,11に固定する。このとき、各第一固定具6は、屋根材3の固定部34とサンドイッチパネル20を貫通して、先端が支持部材1内に位置する。
そして、屋根材3の固定部34のうち、支持部材10,11の間の中間部分の上方に位置する部位に、上方から第二固定具7を打ち込んで、屋根材3の軒棟方向の他の一部をサンドイッチパネル20上に固定する。このとき、第二固定具7は、屋根材3の固定部34とサンドイッチパネル20の表側の金属外皮21を貫通して、先端がサンドイッチパネル20の芯材23内に位置する。
上述した固定具6,7による屋根材3の右端部の固定は、屋根材3の長手方向の全長に亘って行う。第一固定具6は、例えば、複数本の支持部材1の本数と同じ数だけ設置される。第二固定具7は、軒棟方向に並ぶ2つの第一固定具6の間に位置するように設置される。ここで、第二固定具7の設置数は、軒棟方向に並ぶ2つの第一固定具6の間に、1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。第二固定具7は、軒棟方向に隣接する他の固定具(固定具6または固定具7)との間の間隔が、所定間隔(例えば600mm)以下となるように設置する。なお、第一固定具6による固定と、第二固定具7による固定の順番はどちらが先であってもよい。
次いで、上述した手順と同様の手順で、他の屋根材3を、固定された屋根材3の軒棟方向に並べて設置する。屋根材3は、複数枚のサンドイッチパネル20の軒棟方向の全長に亘るように、1枚または複数枚設置される。軒棟方向に並ぶ2つの屋根材3は、隣接する軒棟方向の端部同士が突き合わされ、この突き合わせ部分にカバー材5が取り付けられることで、接続される。
次いで、固定した屋根材3の右側に、他の屋根材3を設置する。この他の屋根材3は、左端部の第二引っ掛け部36を、固定された屋根材3の右端部の第一引っ掛け部35に引っ掛けることで、その左端部がサンドイッチパネル20に間接的に固定される。他の屋根材3の右端部のサンドイッチパネル20への固定は、上述した手順と同様の手順で行う。
以上のようにして複数枚の屋根材3を左から右へと順に設置することで、本実施形態の屋根構造101は形成される。
以上説明した第二実施形態の屋根構造101は、下記の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、第二実施形態の屋根構造101は、一方向に距離をおいて互いに略平行に並ぶ複数本の支持部材1と、複数本の支持部材1で支持される屋根下地板2と、屋根下地板2の上に配される屋根材3とを備える。さらに、第二実施形態の屋根構造101は、屋根材3の一部を屋根下地板2を介して支持部材1に固定する第一固定具6と、屋根材3の他の一部を屋根下地板2に固定する第二固定具7とを備える。屋根下地板2は、一対の金属外皮21,22の間に芯材23を配置したサンドイッチパネル20である。第一固定具6の長さは、サンドイッチパネル20を貫通して支持部材1に至る長さである。第二固定具7の長さは、先端がサンドイッチパネル20内に位置する長さである。
上記の構成のように、第二実施形態の屋根構造101では、屋根下地板2を、外皮が金属製のサンドイッチパネル20とすることで、下地強度を高めることができ、屋根下地板2の下方に配される複数本の支持部材1間の間隔を、広げることができる。
また、第二実施形態の屋根構造101では、下地強度が高いため、第一固定具6と第二固定具7によって、屋根材3を屋根下地板2に対して強く取り付けることができ、屋根材3の屋根下地板2への固定間隔を、所定間隔以下とすることができる。また、第二実施形態の屋根構造101では、第二固定具7の先端が屋根下地板2の下面から突出しないため、屋根材3を屋根下地板2に対して美観よく取り付けることができる。
したがって、第二実施形態の屋根構造101では、屋根下地板2を支持する複数本の支持部材1間の間隔を広くとることができ、かつ屋根下地板2に対して屋根材3を、美観に優れ、かつ取付強度が確保される状態で取り付けることができる。
また、第二実施形態の屋根構造101では、左右に並べて設置される2枚の屋根材3は、隣接する左右の端部同士を引っ掛けて接続することで、各屋根材3の屋根下地板2への取付強度の確保がさらに容易になっている。
続いて、図4A乃至図4Cに示す本発明の第三実施形態の屋根構造102について説明する。以下では、第一実施形態の屋根構造100と同様の構成については図中に同じ符号を付し、異なる構成について詳しく説明する。
第三実施形態の屋根構造102は、屋根下地板2の上に配される複数枚の屋根材3として、一方向(本実施形態では軒棟方向)に並ぶ第一屋根材30と第二屋根材31とを備える。
第一屋根材30は、第一固定具6により屋根下地板2に固定される第一吊り子80によって、屋根下地板2に取り付けられる屋根材3である。第二屋根材31は、第二固定具7により屋根下地板2に固定される第二吊り子81によって、屋根下地板2に取り付けられる屋根材3である。図4Aには、第一屋根材30が1枚、第二屋根材31が2枚図示されている。第一屋根材30と第二屋根材31とは、同大同形である。そのため、以下では、第一屋根材30について詳細に説明する。
第一屋根材30は、軒棟方向を短手方向とし、左右方向を長手方向とする波形の金属製の屋根葺き材である。第一屋根材30は、軒棟方向の長さが、隣接する2本の支持部材10,11間の距離の略3分の1である。第一屋根材30の軒棟方向の長さは、例えば、300mm〜400mmである。なお、第一屋根材30の軒棟方向の長さは、隣接する2本の支持部材10,11間の距離の約半分や約4分の1であってもよいし、その他の長さであってもよい。
第一屋根材30は、図4B及び図4Cに示すように、軒側の端部に第一引っ掛け部35を有し、棟側の端部に第二引っ掛け部36を有する。第一引っ掛け部35は、第一屋根材30の棟側の端部から上方に略L字状に突出したものであり、第二引っ掛け部36は、第一屋根材30の軒側の端部から下方に略L字状に突出したものである。
第一吊り子80と第二吊り子81とは、同大同形である。そのため、以下では、第一吊り子80について詳細に説明する。
第一吊り子80は、サンドイッチパネル20上に載置される固定片部82と、固定片部82の軒側の端部から上方に突出した縦片部83と、縦片部83の上端部から軒側に略L字状に突出した引っ掛け片部84を有する。固定片部82と縦片部83は、矩形板状である。第一吊り子80の引掛け片部84は、第一吊り子80の軒側に配される第一屋根材30の第一引っ掛け部35と、第一吊り子80の棟側に配される第二屋根材31の第二引っ掛け部36の両方を引っ掛けることができるように、その形状が決められている。同様に、第二吊り子81の引掛け片部84は、第二吊り子81の軒側に配される第二屋根材31の第一引っ掛け部35と、第二吊り子81の棟側に配される第一屋根材30の第二引っ掛け部36の両方を引っ掛けることができるように、その形状が決められている。
本実施形態の屋根構造102は、第一屋根材30とサンドイッチパネル20の間と、第二屋根材31とサンドイッチパネル20の間のそれぞれに配される断熱ブロック9を複数枚さらに備える。各断熱ブロック9は、波形の屋根材30,31に対応して、上面が波形状となっている。各断熱ブロック9は、屋根材30,31とサンドイッチパネル20との間を隙間なく埋める。各断熱ブロック9は、軒側の端部の下面に、固定具6,7の頭部が収まる凹み90を有する。
なお、本実施形態では、第一支持部材10は、2つのリップ溝形鋼を開口方向が互いに逆向きとなるように一体化させたものである。第二支持部材11は、開口方向が棟側を向くように配された1つのリップ溝形鋼である。
続いて、本実施形態の屋根構造102の施工手順の一例について説明する。以下では、複数本の支持部材1上に固定された複数枚のサンドイッチパネル20に対して、複数枚の屋根材3を取り付ける施工手順の一例について説明する。なお、複数枚のサンドイッチパネル20は、上面が防水シート4で覆われている。
本実施形態の屋根構造102では、複数枚の屋根材3は、軒側から棟側へと順に設置していく。以下では、軒棟方向に隣接する2本の支持部材10,11上のサンドイッチパネル20に対して、第一屋根材30と第二屋根材31とを取り付ける手順の一例について説明する。
まず、第二屋根材31を、その棟側の端部が、サンドイッチパネル20上のうち、第一支持部材10からの棟方向の距離が支持部材10,11間の軒棟方向の距離の3分の2の部分に位置するように、サンドイッチパネル20上に載せる。このとき、第二屋根材31は、サンドイッチパネル20の上に設置した断熱ブロック9の上に載せる。
次いで、この第二屋根材31の第一引っ掛け部35の左右方向の一部に、第二吊り子81の引っ掛け片部84を引っ掛けた状態で、第二吊り子81の固定片部82を、第二屋根材31よりも棟側においてサンドイッチパネル20上に載せる。
次いで、第二吊り子81の固定片部82に、上方から第二固定具7を打ち込んで、第二吊り子81をサンドイッチパネル20に固定して、第二屋根材31の棟側の端部の左右方向の一部をサンドイッチパネル20に固定する。このとき、第二固定具7は、第二吊り子81の固定片部82とサンドイッチパネル20の表側の金属外皮21とを貫通して、先端がサンドイッチパネル20の芯材23内に位置する。
次いで、固定された第二吊り子81から左右方向に離れた箇所において、他の第二吊り子81を、上述した手順と同様の手順で、サンドイッチパネル20上に固定して、第二屋根材31の棟側の端部の左右方向の他の一部をサンドイッチパネル20に固定する。
上述した第二吊り子81による第二屋根材31の棟側の端部の固定は、第二屋根材31の長手方向(左右方向)の全長に亘って行う。つまり、第二屋根材31は、左右方向に距離を置いて設置された複数の第二吊り子81によって屋根下地板2に固定される。左右方向に隣接する第二吊り子81間の間隔は、適宜設定可能であるが、例えば、600mm程度の間隔である。
次いで、第二屋根材31よりも棟側において、第一屋根材30をサンドイッチパネル20上に断熱ブロック9を介して載せる。ここで、第二屋根材31の第一引っ掛け部35が引っ掛かった第二吊り子81の引っ掛け片部84に、第一屋根材30の第二引っ掛け部36を引っ掛けた状態で、第一屋根材30をサンドイッチパネル20上に載せる。第二吊り子81を固定する第二固定具7の頭部は、第一屋根材30の下方の断熱ブロック9の凹み90内に収められる。
次いで、第一屋根材30の第一引っ掛け部35の左右方向の一部に、第一吊り子80の引っ掛け片部84を引っ掛けた状態で、第一吊り子80の固定片部82を、第一支持部材10の上方のサンドイッチパネル20上に載せる。
次いで、第一吊り子80の固定片部82に、上方から第一固定具6を打ち込んで、第一吊り子80をサンドイッチパネル20を介して第一支持部材10に固定して、第一屋根材30をサンドイッチパネル20上に固定する。このとき、第一固定具6は、第一吊り子80の固定片部82とサンドイッチパネル20を貫通して、先端が第一支持部材10内に位置する。
次いで、固定された第一吊り子80から左右方向に離れた箇所において、他の第一吊り子80を、上述した手順と同様の手順で、サンドイッチパネル20上に固定して、第一屋根材30の棟側の端部の左右方向の他の一部をサンドイッチパネル20に固定する。
上述した第一吊り子80による第一屋根材30の棟側の端部の固定は、第一屋根材30の長手方向(左右方向)の全長に亘って行う。つまり、第一屋根材30は、左右方向に距離を置いて設置された複数の第一吊り子80によって屋根下地板2に固定される。左右方向に隣接する第一吊り子80間の間隔は、適宜設定可能であるが、例えば、600mm程度の間隔である。
以上のようにして第二屋根材31と第一屋根材30とを、軒側から棟側へと取り付けていくことで、本実施形態の屋根構造102は形成される。図に示す本実施形態の屋根構造102では、サンドイッチパネル20のうち、第二支持部材11から第一支持部材10までの上方の部分には、2枚の第二屋根材31と1枚の第一屋根材30とが、この順に軒側から棟側へと並んで設置される。なお、第二支持部材11よりも軒側と、第一支持部材10よりも棟側についても、サンドイッチパネル20のうち、軒棟方向に隣接する2本の支持部材1間の上方の部分には、第二屋根材31と第一屋根材30とが、同様の並びで設置される。
以上説明した第三実施形態の屋根構造102は、下記の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、第三実施形態の屋根構造102は、一方向に距離をおいて互いに略平行に並ぶ複数本の支持部材1と、複数本の支持部材1で支持される屋根下地板2と、屋根下地板2の上に配され、前記一方向に並ぶ第一屋根材30及び第二屋根材31とを備える。さらに、第三実施形態の屋根構造102は、第一屋根材30を屋根下地板2に固定する第一吊り子80と、第二屋根材31を屋根下地板2に固定する第二吊り子81と、第一吊り子80を屋根下地板2を介して支持部材1に固定する第一固定具6と、第二吊り子81を屋根下地板2に固定する第二固定具7とを備える。屋根下地板2は、一対の金属外皮21,22の間に芯材23を配置したサンドイッチパネル20である。第一固定具6の長さは、サンドイッチパネル20を貫通して支持部材1に至る長さであり、第二固定具7の長さは、先端がサンドイッチパネル20内に位置する長さである。
上記の構成のように、第三実施形態の屋根構造102では、屋根下地板2を、外皮が金属製のサンドイッチパネル20とすることで、下地強度を高めることができ、屋根下地板2の下方に配される複数本の支持部材1間の間隔を、広げることができる。
また、第三実施形態の屋根構造102では、下地強度が高いため、第一吊り子80または第二吊り子81によって、第一屋根材30と第二屋根材31のそれぞれを屋根下地板2に対して強く取り付けることができる。また、第三実施形態の屋根構造102では、第二固定具7の先端が屋根下地板2の下面から突出しないため、第二屋根材31を屋根下地板2に対して美観よく取り付けることができる。また、第三実施形態の屋根構造102では、第一固定具6の先端も支持部材1から下方に突出しないため、第一屋根材30を屋根下地板2に対して美観よく取り付けることができる。
したがって、第三実施形態の屋根構造102では、屋根下地板2を支持する複数本の支持部材1間の間隔を広くとることができ、かつ屋根下地板2に対して第一屋根材30及び第二屋根材31を、美観に優れ、かつ取付強度が確保される状態で取り付けることができる。
さらに、第三実施形態の屋根構造102は、上記の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第三実施形態の屋根構造102では、第二屋根材31は、第一屋根材30に引っ掛かって保持される。
上記の付加的な構成のように、第三実施形態の屋根構造102では、第一固定具6を用いて支持部材1に固定される第一屋根材30に、第二屋根材31が引っ掛かって保持されるようにしたことで、屋根材30,31のサンドイッチパネル20への取付強度の確保がさらに容易となっている。
続いて、図5A乃至図5Cに示す本発明の第四実施形態の屋根構造103について説明する。以下では、第二実施形態の屋根構造101と同様の構成については図中に同じ符号を付し、異なる構成について詳しく説明する。
第四実施形態の屋根構造103は、屋根下地板2の上に配される複数枚の屋根材3として、一方向(本実施形態では軒棟方向)に並ぶ第一屋根材30と第二屋根材31とを備える。
第一屋根材30は、第一固定具6によって屋根下地板2に取り付けられる屋根材3である。第二屋根材31は、第二固定具7によって屋根下地板2に取り付けられる屋根材3である。図5Aにおいて軒棟方向に並ぶ6枚の屋根材3は、軒側から2番目に位置する屋根材3と、軒側から5番目に位置する屋根材3が、第一屋根材30であり、その他の屋根材3が、第二屋根材31である。第一屋根材30と第二屋根材31とは、同大同形である。そのため、以下では、第一屋根材30について詳細に説明する。
第一屋根材30は、図3A乃至図3Cに示す第二実施形態の屋根材3を横張りで用いたものである。つまり、第一屋根材30は、第二実施形態の屋根材3と同形状のものであり、第二実施形態の屋根材3を反時計回りに90度回転させたものである。
そのため、本実施形態では、第一屋根材30は、その棟側の端部に、固定部34と第一引っ掛け部35とを有し、その軒側の端部に、第二引っ掛け部36を有する。
第一屋根材30は、その軒棟方向の長さが、隣接する2本の支持部材10,11間の距離の約3分の1である。第一屋根材30の軒棟方向の長さは、例えば、260mm〜300mmである。なお、第一屋根材30の軒棟方向の長さは、隣接する2本の支持部材10,11間の距離の約2分の1や約4分の1であってもよいし、その他の長さであってもよい。
なお、本実施形態では、第一支持部材10は、2つのリップ溝形鋼を開口方向が互いに逆向きとなるように一体化させたものである。第二支持部材11は、開口方向が棟側を向くように配された1つのリップ溝形鋼である。
続いて、本実施形態の屋根構造103の施工手順の一例について説明する。以下では、複数本の支持部材1上に固定された複数枚のサンドイッチパネル20に対して、複数枚(6枚)の屋根材3を取り付ける施工手順の一例について説明する。なお、複数枚のサンドイッチパネル20の上面は、防水シート4で覆われているものとする。6枚の屋根材3は、最も軒側の位置するものから順に、第1の屋根材131,第2の屋根材132,第3の屋根材133,第4の屋根材134,第5の屋根材135,第6の屋根材136と記載する。屋根材132,135は、第一屋根材30であり、屋根材131,133,134,136は、第二屋根材31である。
まず、第1の屋根材131を、その棟側の端部の固定部34が、サンドイッチパネル20のうち、第二支持部材11からの軒方向の距離が支持部材10,11間の軒棟方向の距離の3分の1の部分の上方に位置するように、サンドイッチパネル20上に載せる。次いで、第1の屋根材131の固定部34の左右方向の一部に、上方から第二固定具7を打ち込んで、第1の屋根材131の棟側の端部の左右方向の一部を、サンドイッチパネル20に固定する。このとき、第二固定具7は、第1の屋根材131の固定部34とサンドイッチパネル20の表側の金属外皮21を貫通して、先端がサンドイッチパネル20の芯材23内に位置し、表側の金属外皮21に対して固定される。
次いで、打ち込んだ第二固定具7から左右方向に離れた箇所において、第1の屋根材131の固定部34の左右方向の他の一部に、他の第二固定具7を打ち込んで、第1の屋根材131の固定部34の左右方向の他の一部をサンドイッチパネル20上に固定する。
上述した第二固定具7による第1の屋根材131の棟側の端部の固定は、第1の屋根材131の長手方向(左右方向)の全長に亘って行う。つまり、第1の屋根材131は、左右方向に距離を置いて位置する複数の第二固定具7によって屋根下地板2に固定される。左右方向に隣接する第二固定具7間の間隔は、適宜設定可能であるが、例えば、600mm程度の間隔である。
次いで、固定された第1の屋根材131の第一引っ掛け部35に、第2の屋根材132の第二引っ掛け部36を引っ掛けた状態で、第2の屋根材132を、第1の屋根材131よりも棟側においてサンドイッチパネル20上に載せる。
次いで、第2の屋根材132の固定部34に、上方から第一固定具6を打ち込んで、第2の屋根材132の棟側の端部の左右方向の一部をサンドイッチパネル20を介して支持部材11に固定する。このとき、第一固定具6は、第2の屋根材132の固定部34とサンドイッチパネル20とを貫通して、先端が支持部材11内に位置する。
上述した第一固定具6による第2の屋根材132の棟側の端部の固定は、第2の屋根材132の長手方向(左右方向)の全長に亘って行う。つまり、第2の屋根材132は、左右方向に距離を置いて位置する複数の第一固定具6によって屋根下地板2に固定される。左右方向に隣接する第一固定具6間の間隔は、適宜設定可能であるが、例えば、600mm程度の間隔である。
次いで、固定された第2の屋根材132の第一引っ掛け部35に、第3の屋根材133の第二引っ掛け部36を引っ掛けた状態で、第3の屋根材133を、第2の屋根材132よりも棟側においてサンドイッチパネル20上に載せる。
次いで、第1の屋根材131の固定と同様に、第3の屋根材133の固定部34の左右方向の複数箇所に、上方から第二固定具7を打ち込んで、第3の屋根材133の棟側の端部を、長手方向の全長に亘って、サンドイッチパネル20に固定する。
次いで、第3の屋根材133と同様の手順で、第4の屋根材134を設置する。つまり、固定された第3の屋根材133の第一引っ掛け部35に、第4の屋根材134の第二引っ掛け部36を引っ掛けた状態で、第4の屋根材134を、第2の屋根材132よりも棟側においてサンドイッチパネル20上に固定する。
次いで、固定された第4の屋根材134の第一引っ掛け部35に、第5の屋根材135の第二引っ掛け部36を引っ掛けた状態で、第5の屋根材135を、第4の屋根材134よりも棟側においてサンドイッチパネル20上に載せる。このとき、第5の屋根材135の棟側の端部の固定部34は、第一支持部材10の上方に位置する。
次いで、第5の屋根材135の固定部34の左右方向の複数箇所に、上方から第一固定具6を打ち込んで、第5の屋根材135の棟側の端部を、長手方向の全長に亘って、サンドイッチパネル20を介して第一支持部材10に固定する。このとき、各第一固定具6は、第5の屋根材135の固定部34とサンドイッチパネル20とを貫通して、先端が第一支持部材10内に位置する。
次いで、固定された第5の屋根材135の第一引っ掛け部35に、第6の屋根材136の第二引っ掛け部36を引っ掛けた状態で、第6の屋根材136の固定部34の左右方向の複数箇所に、上方から第二固定具7を打ち込んで、第6の屋根材136の棟側の端部を、長手方向の全長に亘って、サンドイッチパネル20に固定する。
なお、図に示す例では、第2の屋根材132と第4の屋根材134と第6の屋根材136は、左右方向の端部が、その他の屋根材131,133,135の左右方向の端部に対して左右方向に位置がずれるようにして設置される。屋根材132,134,136はそれぞれ、左右方向に2枚ずつ並べて設置する。左右に隣接する2枚の屋根材132は、左右方向の端部同士を突き合わせた状態で、この突き合わせ部分にカバー材5を覆うように取り付けることによって接続される。左右に隣接する2枚の屋根材134と左右に隣接する2枚の屋根材136も同様に、カバー材5で端部同士の接続を行う。
以上のように屋根材3を複数枚、軒側から棟側へと順に取り付けることで、本実施形態の屋根構造103は形成される。
以上説明した第四実施形態の屋根構造103は、下記の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、第四実施形態の屋根構造103は、一方向に距離をおいて互いに略平行に並ぶ複数本の支持部材1と、複数本の支持部材1で支持される屋根下地板2と、屋根下地板2の上に配され、前記一方向に並ぶ第一屋根材30及び第二屋根材31とを備える。さらに、第一実施形態の屋根構造100は、第一屋根材30を屋根下地板2を介して支持部材1に固定する第一固定具6と、第二屋根材31を屋根下地板2に固定する第二固定具7とを備える。屋根下地板2は、一対の金属外皮21,22の間に芯材23を配置したサンドイッチパネル20である。第一固定具6の長さは、サンドイッチパネル20を貫通して支持部材1に至る長さである。第二固定具7の長さは、先端がサンドイッチパネル20内に位置する長さである。
上記の構成のように、第四実施形態の屋根構造103では、屋根下地板2を、外皮が金属製のサンドイッチパネル20とすることで、下地強度を高めることができ、屋根下地板2の下方に配される複数本の支持部材1間の間隔を、広げることができる。
また、第四実施形態の屋根構造103では、下地強度が高いため、第一固定具6または第二固定具7によって、第一屋根材30と第二屋根材31のそれぞれを屋根下地板2に対して強く取り付けることができる。また、第四実施形態の屋根構造103では、第二固定具7の先端が屋根下地板2の下面から突出しないため、第二屋根材31を屋根下地板2に対して美観よく取り付けることができる。また、第四実施形態の屋根構造103では、第一固定具6の先端も支持部材1から下方に突出しないため、第一屋根材30を屋根下地板2に対して美観よく取り付けることができる。
したがって、第四実施形態の屋根構造103では、屋根下地板2を支持する複数本の支持部材1間の間隔を広くとることができ、かつ屋根下地板2に対して第一屋根材30及び第二屋根材31を、美観に優れ、かつ取付強度が確保される状態で取り付けることができる。
さらに、第四実施形態の屋根構造103では、上記の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第四実施形態の屋根構造103では、第二屋根材31は、第一屋根材30に引っ掛かって保持される。
上記の付加的な構成のように、第四実施形態の屋根構造103では、第一固定具6を用いて支持部材1に固定される第一屋根材30に、第二屋根材31が引っ掛かって保持されるようにしたことで、屋根材30,31のサンドイッチパネル20への取付強度の確保がさらに容易となっている。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 支持部材
2 屋根下地板
3 屋根材
6 第一固定具
7 第二固定具
20 サンドイッチパネル
21 金属外皮
22 金属外皮
23 芯材
30 第一屋根材
31 第二屋根材
80 第一吊り子
81 第二吊り子
100 屋根構造
101 屋根構造
102 屋根構造
103 屋根構造

Claims (5)

  1. 一方向に距離をおいて互いに略平行に並ぶ複数本の支持部材と、
    前記複数本の支持部材で支持される屋根下地板と、
    前記屋根下地板の上に配される屋根材と、
    前記屋根材の一部を前記屋根下地板に固定する第一吊り子と、
    前記屋根材の他の一部を前記屋根下地板に固定する第二吊り子と、
    前記第一吊り子を前記屋根下地板を介して前記支持部材に固定する第一固定具と、
    前記第二吊り子を前記屋根下地板に固定する第二固定具とを備え、
    前記屋根下地板は、
    一対の金属外皮の間に芯材を配置したサンドイッチパネルであり、
    前記第一固定具の長さは、前記サンドイッチパネルを貫通して前記支持部材に至る長さであり、
    前記第二固定具の長さは、先端が前記サンドイッチパネル内に位置する長さであることを特徴とする屋根構造。
  2. 一方向に距離をおいて互いに略平行に並ぶ複数本の支持部材と、
    前記複数本の支持部材で支持される屋根下地板と、
    前記屋根下地板の上に配される屋根材と、
    前記屋根材の一部を前記屋根下地板を介して前記支持部材に固定する第一固定具と、
    前記屋根材の他の一部を前記屋根下地板に固定する第二固定具とを備え、
    前記屋根下地板は、
    一対の金属外皮の間に芯材を配置したサンドイッチパネルであり、
    前記第一固定具の長さは、前記サンドイッチパネルを貫通して前記支持部材に至る長さであり、
    前記第二固定具の長さは、先端が前記サンドイッチパネル内に位置する長さであることを特徴とする屋根構造。
  3. 一方向に距離をおいて互いに略平行に並ぶ複数本の支持部材と、
    前記複数本の支持部材で支持される屋根下地板と、
    前記屋根下地板の上に配され、前記一方向に並ぶ第一屋根材及び第二屋根材と、
    前記第一屋根材を前記屋根下地板に固定する第一吊り子と、
    前記第二屋根材を前記屋根下地板に固定する第二吊り子と、
    前記第一吊り子を前記屋根下地板を介して前記支持部材に固定する第一固定具と、
    前記第二吊り子を前記屋根下地板に固定する第二固定具とを備え、
    前記屋根下地板は、
    一対の金属外皮の間に芯材を配置したサンドイッチパネルであり、
    前記第一固定具の長さは、前記サンドイッチパネルを貫通して前記支持部材に至る長さであり、
    前記第二固定具の長さは、先端が前記サンドイッチパネル内に位置する長さであることを特徴とする屋根構造。
  4. 一方向に距離をおいて互いに略平行に並ぶ複数本の支持部材と、
    前記複数本の支持部材で支持される屋根下地板と、
    前記屋根下地板の上に配され、前記一方向に並ぶ第一屋根材及び第二屋根材と、
    前記第一屋根材を前記屋根下地板を介して前記支持部材に固定する第一固定具と、
    前記第二屋根材を前記屋根下地板に固定する第二固定具とを備え、
    前記屋根下地板は、
    一対の金属外皮の間に芯材を配置したサンドイッチパネルであり、
    前記第一固定具の長さは、前記サンドイッチパネルを貫通して前記支持部材に至る長さであり、
    前記第二固定具の長さは、先端が前記サンドイッチパネル内に位置する長さであることを特徴とする屋根構造。
  5. 前記第二屋根材は、前記第一屋根材に引っ掛かって保持されることを特徴とする請求項3または4に記載の屋根構造。
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