JP2016210093A - 画像処理装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】リモートシャットダウンで画像処理装置をシャットダウンする場合であっても、正常にシャットダウン処理が完了したかどうかを、ネットワーク経由で判別する仕組みを提供する。【解決手段】画像処理装置のコントローラ3は、画像処理装置1を終了させるリモートシャットダウン通知をユーザ端末である外部端末から受信すると、画像処理装置1で実行されているソフトウェアを終了させる第1終了処理を実行する。さらに、第1終了処理が完了すると、外部端末を示す宛先情報をネットワーク部に通知し、画像処理装置1のハードウェアを終了させる第2終了処理を実行する。また、画像処理装置のネットワーク部は、第2終了処理が正常終了したか否かを判定し、宛先情報が示す外部端末に判定の結果を送信する。【選択図】図1
Description
本発明は、ネットワークを介してリモートで電源をオフされる場合に、操作者へシャットダウンが完了したことを通知する画像処理装置、その制御方法、及びプログラムに関するものである。
近年のネットワーク接続機能を有する画像処理装置は、ユーザの遠隔操作で電源オフする機能(リモートシャットダウン機能)を有する。また、ユーザの遠隔操作で電源オンする(リモート電源オン)機能も提供されている。リモートシャットダウン機能では、ユーザが外部の端末から画像処理装置にHTTPで接続し、ブラウザ経由でシャットダウン指示することによって行われることが一般的である。リモート電源オン機能では、ネットワーク通信制御部へ僅かに電源供給が行われた画像処理装置へ、マジックパケットを送信することによって行われることが一般的である。
このように、近年の画像処理装置は多機能化であるため、シャットダウン処理も複雑であり、シャットダウン処理中のハングアップ等によって、シャットダウン処理が正常終了できないケースが存在する。従来のリモートシャットダウンでは、HTTPでの通信が停止した後は画像処理装置へ接続することは不可能であり、リモートシャットダウン処理が正常終了したかどうか判断することは不可能であった。
しかし、HTTPでの通信が停止した後のハングアップ等でリモートシャットダウン処理が正常終了していないのか、リモートシャットダウン処理が正常終了したのかを、リモート操作を行うユーザに報知することが要求されている。例えば、特許文献1では、ネットワークに接続された複数の画像処理装置の電源オフ/オンを統一的に管理する技術が提案されている。特許文献2では、ネットワークに接続された画像処理装置の状態が、シャットダウン移行中であることがPCからネットワーク経由で取得され、かつ、通信ができなくなった場合に電源オフと判断する技術が提案されている。
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。上記従来技術は、単に、ネットワークに接続された複数の画像処理装置の使用状況をリアルタイムで管理できるようにするものであったり、画像処理装置の電源がオフになる場合に、PCの表示部に画像処理装置の電源がオフになることを表示するものである。
例えば、ユーザによってリモートシャットダウンが行われた場合であっても、シャットダウン処理の途中でソフトウェアがハングアップすると、ハードウェアタイマーによって計時し、所定時間経過後にハードウェアによって強制的に電源を断つのが一般的である。このような場合、ユーザはリモートシャットダウンが正しく行われたのか、HTTP停止後にシャットダウン処理中でハングアップしたのか、ネットワーク経由で判断することは不可能である。一方で、リモートシャットダウンが正しく完了されたのか確認するために、ユーザが画像処理装置を現認確認することは、リモートシャットダウンの利便性を著しく損なうこととなる。
上記従来技術では、ネットワーク通信を行うことによって、ネットワークに接続された複数の画像処理装置をリアルタイムで管理することができる。しかし、シャットダウン処理が開始され、ネットワーク機能が停止した後は、画像処理装置と通信を行うことができず、リモートシャットダウンが正しく行われたのかユーザは知ることができない。また、上記従来技術では、画像処理装置から取得した状態と、画像処理装置とネットワーク通信可否を元に判断し、画像処理装置と通信を行うPC上に画像処理装置の状態を表示することが可能である。しかし、シャットダウン処理が開始され、ネットワーク機能が停止した後は、画像処理装置と通信を行うことができず、この場合も画像処理装置の状態を表示することは不可能である。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、リモートシャットダウンで画像処理装置をシャットダウンする場合であっても、正常にシャットダウン処理が完了したかどうかを、ネットワーク経由で判別する仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、画像処理装置であって、外部端末と通信可能に接続される通信手段と、前記通信手段によって、前記画像処理装置を終了させるリモートシャットダウン通知を前記外部端末から受信すると、前記画像処理装置で実行されているソフトウェアを終了させる第1終了処理を実行し、該第1終了処理が完了すると、前記外部端末を示す宛先情報を前記通信手段に通知し、前記画像処理装置のハードウェアを終了させる第2終了処理を実行する制御手段とを備え、前記通信手段は、前記制御手段による前記第2終了処理が正常終了したか否かを判定し、前記宛先情報が示す前記外部端末に当該判定の結果を送信することを特徴とする。
本発明によれば、リモートシャットダウンで画像処理装置をシャットダウンする場合であっても、正常にシャットダウン処理が完了したかどうかを、ネットワーク経由で判別することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<画像処理装置の構成>
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る画像処理装置1の構成例について説明する。画像処理装置1は、図1に示すように、スキャナ装置2、コントローラ(制御手段)3、プリンタ装置4、操作部5、補助記憶装置6、電源部(電源制御手段)7、及び電源スイッチ8を備える。スキャナ装置2は、原稿給紙ユニット21、及びスキャナユニット22を備える。プリンタ装置4は、マーキングユニット41、給紙ユニット42、及び排紙ユニット43を備える。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る画像処理装置1の構成例について説明する。画像処理装置1は、図1に示すように、スキャナ装置2、コントローラ(制御手段)3、プリンタ装置4、操作部5、補助記憶装置6、電源部(電源制御手段)7、及び電源スイッチ8を備える。スキャナ装置2は、原稿給紙ユニット21、及びスキャナユニット22を備える。プリンタ装置4は、マーキングユニット41、給紙ユニット42、及び排紙ユニット43を備える。
スキャナ装置2は、原稿から光学的に画像を読み取り、デジタル画像に変換して出力する。プリンタ装置4は、デジタル画像を紙デバイスに出力する。操作部5は、本画像処理装置1を操作するためのユーザインタフェースである。補助記憶装置6は、デジタル画像や制御プログラム等を記憶する。電源部7は、スキャナ装置2とプリンタ装置4とコントローラ3への電源供給を制御する。電源スイッチ8は、電源部7からの電源供給のON/OFFを制御するためのハードウェアスイッチである。コントローラ3は、これらのコンポーネントと接続され、各モジュールに指示を出すことにより、画像処理装置1上でジョブを実行する。
画像処理装置1は、LAN10経由で外部端末であるコンピュータ9と通信可能に接続され、当該コンピュータ9からデジタル画像の入出力、ジョブの発行や機器の指示等も受け付けることができる。LAN10とコントローラ3は、コントローラ3に設けられたLAN I/F(通信手段)208によって接続される。
スキャナ装置2は、原稿束を自動的に逐次入れ替えることが可能な原稿給紙ユニット21と、原稿を光学スキャンしデジタル画像に変換することが可能なスキャナユニット22とから成り、変換された画像データをコントローラ3に送信する。プリンタ装置4は、給紙した紙に画像データを印刷するためのマーキングユニット41と、紙束から一枚ずつ逐次給紙可能な給紙ユニット42と、印刷後の紙を排紙するための排紙ユニット43とから成る。
続いて、図2を参照して、画像処理装置1におけるコントローラ3の制御構成について説明する。コントローラ3は、メインボード200と、サブボード220とから構成される。メインボード200は、いわゆる汎用的なCPUシステムであり、ボード全体を制御するCPU201と、ブートプログラムが含まれるブートROM202と、CPUがワークメモリとして使用するメモリ203とを備える。また、メインボード200は、外部バスとのブリッジ機能を持つバスコントローラ204と、電源断された場合でも消えない不揮発性メモリ205と、ストレージ装置を制御するディスクコントローラ206とを備える。さらに、メインボード200は、半導体デバイスで構成された比較的小容量なストレージ装置であるフラッシュディスク(SSD等)207と、外部とネットワーク接続するためのインターフェイスLAN I/F208と、電源制御回路209とを備える。メインボード200には、操作部5及び補助記憶装置6等が接続される。
サブボード220は、比較的小さな汎用CPUシステムと、画像処理ハードウェアであり、ボード全体を制御するCPU221と、CPUがワークメモリとして使用するメモリ223とを備える。本発明では、メモリ223は不揮発であることを想定しており、不揮発なメモリの例として、MRAMなどが挙げられる。また、サブボード220は、外部バスとのブリッジ機能を持つバスコントローラ224と、電源断された場合でも消えない不揮発性メモリ225とを備える。さらに、サブボード220は、リアルタイムデジタル画像処理を実施する画像プロセッサ227と、デバイスコントローラ226とを備える。デバイスコントローラ226には、スキャナ装置2とプリンタ装置4とが接続される。
なお、図2はブロック図であり簡略化している。例えばCPU201、CPU221等にはチップセット、バスブリッジ、クロックジェネレータ等のCPU周辺ハードウェアが多数含まれているが、説明の粒度的に不必要であるため簡略化して記載している。つまり、このブロック構成に本発明が限定されることを意図しているわけではない。
ここで、コントローラ3の詳細な動作として、紙デバイスによる画像複写を例に説明する。ユーザが操作部5から画像複写を指示すると、CPU201がCPU221を介してスキャナ装置2に画像読み取り命令を送る。スキャナ装置2は、紙原稿を光学スキャンし、デジタル画像データに変換してデバイスコントローラ226を介して画像プロセッサ227に当該画像データを入力する。画像プロセッサ227はCPU221を介してメモリ223にDMA転送を行い、デジタル画像データを一時保存する。
CPU201は、デジタル画像データによってメモリ223の一定の領域が満たされるか又は全ての領域が満たされたことを確認すると、CPU221を介してプリンタ装置4に画像出力指示を出力する。CPU221は、画像プロセッサ227にメモリ223の画像データの位置を通知する。その後、プリンタ装置4からの同期信号に従ってメモリ223上の画像データは、画像プロセッサ227とデバイスコントローラ226を介してプリンタ装置4に送信され、プリンタ装置4で紙デバイスにデジタル画像データに従って印刷される。複数の部数を印刷する場合、CPU201は、メモリ223の画像データを補助記憶装置6に保存させておくことで、2部目以降はスキャナ装置2から画像を転送することなく、プリンタ装置4に画像を送ることが可能である。
<第1の実施形態>
以下では、図3及び図4を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。まず、図3を参照して、本実施形態におけるCPU201が行うリモートシャットダウンの処理手順について説明する。以下で説明する処理は、CPU201がブートROM202、不揮発性メモリ205、補助記憶装置6に格納された制御プログラムをメモリ203に読み出して実行することにより実現される。また、以下で説明する処理は、ユーザ(操作者)が操作する外部端末からリモートシャットダウン通知を、LAN I/F208で受信すると開始される。
以下では、図3及び図4を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。まず、図3を参照して、本実施形態におけるCPU201が行うリモートシャットダウンの処理手順について説明する。以下で説明する処理は、CPU201がブートROM202、不揮発性メモリ205、補助記憶装置6に格納された制御プログラムをメモリ203に読み出して実行することにより実現される。また、以下で説明する処理は、ユーザ(操作者)が操作する外部端末からリモートシャットダウン通知を、LAN I/F208で受信すると開始される。
S301で、CPU201は、画像処理装置のリモートシャットダウンが開始されると、シャットダウンタイマーを停止する。ここでのシャットダウンタイマーとは、シャットダウン処理中のハングアップ等によってシャットダウン処理が行えない場合など、一定時間経過後に強制的に電源を遮断するために、シャットダウン処理を開始した後の経過時間を計時するタイマーである。シャットダウンタイマーを停止すると、S302で、CPU201は、リモートシャットダウン要求元のIPアドレス(宛先情報)をメモリ203に保持する。
次に、S303で、CPU201は、各ソフトウェアの終了処理(第1終了処理)を実行する。ソフトウェアの終了処理の例としては、ファイルシステムの終了処理やタスクの停止などが挙げられ、システム毎に様々である。CPU201はソフトウェアの終了処理を順次実施し、S304でソフトウェアの終了処理が完了したか否かを判定し、完了するとS305に進み、ネットワーク部(LAN I/F208)へリモートシャットダウン要求元のIPアドレスを通知する。
続いて、S306で、CPU201は、ハードウェアの終了処理(第2終了処理)を実行する。ハードウェアの終了処理の例としては、各種キャッシュのフラッシュ処理、メインボード200に搭載された各種デバイスの終了処理、サブボード220の終了処理、スキャナ装置やプリンタ装置への終了通知などが挙げられ、こちらもシステム毎に様々である。また、ハードウェアの終了処理の一部としてLAN I/F208の終了処理を行い、LAN I/F208へリモートシャットダウンを行うことを通知する。CPU201は、ハードウェアの終了処理を順次実施し、S307で、ハードウェアの終了処理が完了したか否かを判定し、完了した場合はS308に進み、電源制御回路209にシャットダウン完了フラグを設定し、リモートシャットダウン処理を終了する。ここで、シャットダウン完了フラグが設定されるとは、シャットダウン処理が完了したことを示す設定値がフラグに設定されたことを示す。
また、当該フラグが設定されると、画像処理装置1は、LAN I/F208へのみ電源供給が行われている状態となる。ここで、画像処理装置1の電力制御状態について説明する。画像処理装置1は、電力制御の状態として、当該画像処理装置1の全ての負荷に電源を供給する通常状態と、ネットワーク部のみに電源を供給する第1停止状態と、当該該画像処理装置1の全ての負荷への電源供給を停止する第2停止状態とを有する。従って、上記フラグが設定された状態とは、第1停止状態であることを示す。なお、後述する図4の処理が完了した段階で、即ち、外部端末であるコンピュータ9へリモートシャットダウン処理の結果を通知した段階で、第2停止状態へ移行するように制御してもよい。また、本発明は、上記実施形態に限らず様々な変形が可能である。例えば、上記フラグが設定された状態において遷移する状態を操作部5を介して設定可能に構成してもよい。この場合、上記フラグが設定された段階で、最終的に、操作部5を介して設定された設定情報に従って遷移する状態が選択される。
次に、図4を参照して、LAN I/F208に搭載されたCPU(不図示)が行う処理手順について説明する。以下で説明する処理は、上記S305の通知を受けた場合に実行される。
画像処理装置1のリモートシャットダウンが開始されると、S401で、CPU201からリモートシャットダウン処理が行われることが通知され、S402でリモートシャットダウン要求元のIPアドレス(宛先情報)が通知される。CPU201から上記通知を受けると、S403で、LAN I/F208は、自身をリモートシャットダウン状態に遷移させるための移行処理を実行する。具体的には、リモート電源オンに備え、マジックパケットを受信することにより起動するために必要な処理を実施する。リモートシャットダウン状態に遷移させるための移行処理が終了すると、S404で、LAN I/F208は、CPU201が電源制御回路209にセットするフラグをチェックする。
S405で、LAN I/F208は、フラグが設定されており、CPU201側のリモートシャットダウンが完了しているか否かを判定する。当該判定の結果に基づき、完了している場合はS408に進み、S402で通知されたIPアドレスに対してリモートシャットダウンの正常終了を意味するパケットを送信し、リモートシャットダウン処理を終了する。当該送信は、例えば電子メールによって行われてもよい。一方、フラグが設定されておらずCPU201側のリモートシャットダウンが完了してない場合はS406に進み、LAN I/F208は、CPU201側で問題がある可能性があるため、タイムアウトしたか否かを判定する。ここでのタイムアウトは、LAN I/F208において、コントローラ3から上記IPアドレス(宛先情報)が通知されてから、ハードウェアの終了処理(第2終了処理)が完了するまでの経過時間が所定時間を経過した場合を想定する。タイムアウトでない場合は、CPU201側のリモートシャットダウン処理が完了するのを待つため、処理をS404に戻し、再度メインCPUが電源制御回路209にセットするフラグをチェックする。S406でタイムアウトしていればS407に進み、LAN I/F208は、CPU201側のリモートシャットダウン処理に問題が発生したと判断して電源制御回路209を制御し、強制的に電源を切断する。強制的に電源を切断するとS408に進み、LAN I/F208は、S402で通知されたIPアドレスに対してリモートシャットダウンの異常終了を意味するパケットを送信し、リモートシャットダウン処理を終了する。
以上説明したように、本画像処理装置は、主に、外部端末と通信可能に接続されるLAN I/F208などのネットワーク部(通信手段)と、コントローラ(制御手段)3とから構成される。コントローラ3は、画像処理装置1を終了させるリモートシャットダウン通知をユーザ端末である外部端末から受信すると、画像処理装置1で実行されているソフトウェアを終了させる第1終了処理を実行する。さらに、当該第1終了処理が完了すると、外部端末を示す宛先情報をネットワーク部に通知し、画像処理装置1のハードウェアを終了させる第2終了処理を実行する。ネットワーク部は、第2終了処理が正常終了したか否かを判定し、宛先情報が示す外部端末に当該判定の結果を送信する。これにより、本実施形態では、リモートシャットダウンで画像処理装置をシャットダウンする場合であっても、正常にシャットダウン処理が完了したかどうかを、ネットワーク経由で判別することができる。
<第2の実施形態>
以下では、図5及び図6を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。まず、図5を参照して、本実施例形態におけるCPU201が行うリモートシャットダウンの処理手順について説明する。以下で説明する処理は、CPU201がブートROM202、不揮発性メモリ205、補助記憶装置6に格納された制御プログラムをメモリ203に読み出して実行することにより実現される。なお、上記第1の実施形態における図3のフローチャートと同様の処理については、同一の番号を付し説明を省略する。即ち、本実施形態では、S306のハードウェアの終了処理における分岐処理が異なる。
以下では、図5及び図6を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。まず、図5を参照して、本実施例形態におけるCPU201が行うリモートシャットダウンの処理手順について説明する。以下で説明する処理は、CPU201がブートROM202、不揮発性メモリ205、補助記憶装置6に格納された制御プログラムをメモリ203に読み出して実行することにより実現される。なお、上記第1の実施形態における図3のフローチャートと同様の処理については、同一の番号を付し説明を省略する。即ち、本実施形態では、S306のハードウェアの終了処理における分岐処理が異なる。
S306でのCPU201によるハードウェアの終了処理の実行中に、ハングアップ等が発生する場合がある。ハングアップが起きる例としては、ハードウェアの状態変化を待っているが、何らかの理由でハードウェア状態が変化することなく、無限ループしている場合などが挙げられる。このような状態に陥って、ハードウェアタイマーによって強制的に電源が切断された場合、HDDなどの補助記憶装置6の構成上、故障してしまう場合がある。これは画像処理装置1に特化したことではなく、広く画像処理装置全般において発生しうる。画像処理装置1がハングアップした場合、強制的に電源を切断する前に補助記憶装置6の論理故障を防ぐ方法として、例えばMagic SysRqがある。Magic SysRqでは、情報処理装置に設けられたSysRqキー(入力手段)を押下することによってOSに割り込みを発生させ、情報処理装置のファイルシステムが壊れることを抑止することが可能である。したがって、本実施形態に係る画像処理装置1には、操作部5にSysRqキーを設けられる。当該キーは、ハードウェアの終了処理の実行中にハングアップすると、ユーザによって押下することができる。
S306でハードウェアの終了処理の実行中にハングアップが発生した場合、S501に分岐し、CPU201は、割り込みを発生させる。これにより、後述する図6のS607によって、リモートシャットダウンを行ったユーザはハードウェアの終了処理中におけるハングアップを知ることができる。S306でハードウェアの終了処理の実行中にハングアップが発生した場合、ユーザは画像処理装置1上の特殊なキー押下によってOSに割り込みを発生させ、HDDなどの補助記憶装置6の同期処理を行い、論理故障を抑止することが可能となる。
次に、図6を参照して、LAN I/F208に搭載されたCPU(不図示)が行う処理手順について説明する。以下で説明する処理は、上記S305の通知を受けた場合に実行される。なお、上記第1の実施形態における図4のフローチャートと同様の処理については、同一の番号を付し説明を省略する。即ち、本実施形態では、図4の処理からS407の強制的に電源を切断する処理を省略した処理手順となる。具体的には、S406でタイムアウトと判定すると、S407の処理を実行することなくS408の処理に進み、S402で通知されたIPアドレスに対してリモートシャットダウンの正常終了を意味するパケットを送信し、リモートシャットダウン処理を終了する。これは、上記図5を用いて説明したように、S306でハードウェアの終了処理の実行中にハングアップが発生した場合に、割り込みを発生させ、HDDの同期処理を行うため不要となる。
以上説明したように、本実施形態に係る画像処理装置は、上記第1の実施形態とは異なり、ハードウェアタイマーによって強制的に電源を切断する制御に代えて、ユーザ操作に応じてOSに割り込みを発生させ、補助記憶装置6の同期処理を実行する。これにより、補助記憶装置6の故障を防止しつつ、上記第1の実施形態と同様に、リモートシャットダウンで画像処理装置をシャットダウンする場合であっても、正常にシャットダウン処理が完了したかどうかを、ネットワーク経由で判別することができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1:画像処理装置、2:スキャナ装置、3:コントローラ、4:プリンタ装置、5:操作部、6:補助記憶装置、7:電源部、電源スイッチ、9:コンピュータ、21:原稿給紙ユニット、22:スキャナユニット、41:マーキングユニット、42:給紙ユニット、43:排紙ユニット
Claims (12)
- 画像処理装置であって、
外部端末と通信可能に接続される通信手段と、
前記通信手段によって、前記画像処理装置を終了させるリモートシャットダウン通知を前記外部端末から受信すると、前記画像処理装置で実行されているソフトウェアを終了させる第1終了処理を実行し、該第1終了処理が完了すると、前記外部端末を示す宛先情報を前記通信手段に通知し、前記画像処理装置のハードウェアを終了させる第2終了処理を実行する制御手段と
を備え、
前記通信手段は、
前記制御手段による前記第2終了処理が正常終了したか否かを判定し、前記宛先情報が示す前記外部端末に当該判定の結果を送信することを特徴とする画像処理装置。 - 前記通信手段は、
前記制御手段から前記宛先情報が通知されてから、前記制御手段による前記第2終了処理が完了するまでの経過時間が所定時間を超えると、前記制御手段による前記第2終了処理が異常終了したと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記通信手段は、
前記制御手段による前記第2終了処理が異常終了したと判定すると、前記画像処理装置の電源を強制的に切断することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記制御手段は、
前記第2終了処理の実行中に割り込みが発生すると、前記画像処理装置に設けられた記憶手段の同期処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 操作者によって操作される、前記割り込みを発生させるための入力手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
- 前記通信手段は、前記経過時間を計時するためのタイマーを備えることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記通信手段による前記外部端末への前記判定の結果の送信は、電子メールによって行われることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記画像処理装置の電源を、該画像処理装置の全ての負荷に電源を供給する通常状態、前記通信手段のみに電源を供給する第1停止状態、又は、該画像処理装置の全ての負荷への電源供給を停止する第2停止状態に制御する電源制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記電源制御手段は、
前記リモートシャットダウン通知を受信した後に実行される前記制御手段による前記第2終了処理が完了すると、前記第2停止状態へ移行し、
前記通信手段は、前記第2停止状態へ移行すると、前記判定の結果を前記外部端末に送信することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。 - 前記リモートシャットダウン通知を受信した後に前記画像処理装置を前記第1停止状態へ移行させるか前記第2停止状態へ移行させるかを設定する設定手段をさらに備え、
前記電源制御手段は、
前記リモートシャットダウン通知を受信した後に実行される前記制御手段による前記第2終了処理が完了すると、前記設定手段によって設定されている停止状態へ移行し、
前記通信手段は、前記設定手段によって設定されている停止状態へ移行すると、前記判定の結果を前記外部端末に送信することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。 - 外部端末と通信可能に接続される通信手段と制御手段とを備える画像処理装置の制御方法であって、
前記制御手段が、前記画像処理装置を終了させるリモートシャットダウン通知を前記外部端末から前記通信手段によって受信すると、前記画像処理装置で実行されているソフトウェアを終了させる第1終了処理を実行する工程と、
前記制御手段が、前記第1終了処理が完了すると、前記外部端末を示す宛先情報を前記通信手段に通知し、前記画像処理装置のハードウェアを終了させる第2終了処理を実行する工程と、
前記通信手段が、前記第2終了処理が正常終了したか否かを判定し、前記宛先情報が示す前記外部端末に当該判定の結果を送信する工程と
を実行することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 請求項11に記載の画像処理装置の制御方法における各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3454131A1 (en) | 2017-09-06 | 2019-03-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus and control method thereof |
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2015
- 2015-05-08 JP JP2015095969A patent/JP2016210093A/ja active Pending
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