JP2016208898A - ルアー - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のスイムベイトと称するルアーは、本体が軟質樹脂素材で成型されており、さらに釣り糸や釣り針を連結するための連結部や、安定した姿勢を得るための錘が、金属製であったため、水に対して比重が重く、釣り糸を引く動作をやめると、必ず水底に向かって沈む特性を持ち、水中のある層にとどまらせたり、水面に浮かせたり、任意の速度でゆっくりと沈めたりすることができなかった。さらに、上述したような浮上や停止、沈下を調整することも不可能であった。【解決手段】生き餌形状に成型された軟質合成樹脂から本体に対して、釣り糸と釣り針を各々連結しうる連結部と、本体の姿勢を安定させるための錘と、本体に浮力性を持たせるための軟質発泡剤とを、内蔵する構成とすることで、従来のスイムベイトと称するルアーのように、水中で沈下することなく、水面に浮上させたり、水の比重と本体の比重が同じとなるように調整することで、水中における任意の層にとどまらせておいたり、沈下する速度を調整することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ルアーに属し、特にスイムベイトに好適に利用されるルアーに関するものである。
図8は、現在発売されているスイムベイトと称するルアーの代表的な内部構造の一例を示した図である。図において、101は、軟質合成樹脂の本体、102は、釣り糸と釣り針を連結させるための連結手段、103は、釣り糸を連結するための連結部、104は、釣り糸を連結するための連結具、105は、釣り針を連結するための連結具、106は、釣り針を示す。上記釣り糸と釣り針を連結する手段102と、連結部103は、本体101の内部に埋め込まれる形で構成されている。本ルアーの使用方法として、連結具104に釣り糸を接続し、釣り人によって操作が行われ、水中を泳がすことで生物的な動きを発生させ、肉食魚を食いつかせることを目的としている。(特許文献1参照)
特開2004−81017号公報
図8で示したような従来の構成において、本体101の成型に用いられている軟質合成樹脂は、水に対して比重が重く、また、連結手段102と、連結部103が本体101に内蔵されていたり、連結具104と、連結具105と、釣り針106を取り付けている構成上、水に沈む性質を持ち、本ルアーを水面に浮かせたり、水中の任意の水深にとどまらせることは不可能であった。
また、本体101の成型に用いられている軟質合成樹脂は、その性質上、釣り針106を本体101に突き刺すことで、釣り針106を保持した場合、本体101に裂傷が生じることは避けられない。さらに、上記保持を繰り返した場合は、本体101の裂傷が大きくなるため、いずれ本体101に釣り針106が保持できなくなるという問題があった。
本発明の目的は、以上の課題を解決することにある。
本発明の請求項1に関わるルアーは、生き餌形状に成型された軟質合成樹脂から本体に対して、釣り糸と釣り針を各々連結しうる連結部と、本体の姿勢を安定させるための錘と、本体に浮力性を持たせるための軟質発泡剤とを、内蔵する構成としたものである。
本発明の請求項2に関わるルアーは、生き餌形状に成型された軟質合成樹脂から本体に対して、釣り糸と釣り針を各々連結しうる連結部と、本体の姿勢を安定させるための錘と、本体に浮力性を持たせるための軟質発泡剤と、釣り針を保持するための硬質樹脂製の釣り針保持手段とを、内蔵する構成としたものである。
本発明の請求項3に関わるルアーは、生き餌形状に成型された軟質合成樹脂から本体に、釣り糸と釣り針を各々連結しうる連結部と、本体の姿勢を安定させるための錘と、本体に浮力性を持たせるための軟質発泡剤と、釣り針を保持するための硬質樹脂からなる釣り針保持手段とを、固定するために成型された内芯部を、内蔵する構成としたものである。
本発明の請求項4に関わるルアーは、請求項1から3に関わるルアーにおける、生き餌形状に成型された軟質合成樹脂からなる本体に対して、前記生き餌形状が小魚形状であって、その小魚形状が胴、胴に対して、複数の異なる角度で構成された尾鰭からなる構成としたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
請求項1の発明においては、本体に浮力性を持たせうる軟質発泡剤を備えた構成上、前記軟質発泡剤の太さや、長さを調整することで、自在に浮力を調整することが可能となり、従来のスイムベイトと称するルアーのように、水中で沈下することなく、水面に浮上させたり、水の比重と本体の比重を同じとすることで、水中における任意の層にとどまらせておいたり、沈下する速度を調整することができる。
請求項2の発明においては、本体に浮力性を持たせうる軟質発泡剤と、釣り針を保持するための硬質樹脂製の釣り針保持手段とを、備えているため、従来のスイムベイトのように、水中で沈下することなく、水面に浮上させたり、水中の任意の層にとどまらせておいたり、沈下する速度を調整することができる。さらに、硬質樹脂製の釣り針保持手段を用いて、釣り針を本体の所定の位置に保持することができる。
請求項3の発明においては、軟質合成樹脂からなる本体の内部に、釣り糸と釣り針を各々連結しうる連結部と、本体の姿勢を安定させるための錘と、本体に浮力性を持たせるための軟質発泡剤と、釣り針を保持するための硬質樹脂からなる釣り針保持手段とを、固定するために成型された内芯部を、備えているため、前記固定のための強度を得ることができる。
請求項4の発明においては、本体の胴に対して、複数の異なる角度で構成された尾鰭を、備えているため、水中において、本発明のルアーを安定して操作することができる。
本発明の実施の形態1における内部構造を示した図である。 本発明の実施の形態1を用いた水中の状態を示した図である。 本発明の実施の形態2における内部構造を示した図である。 本発明の実施の形態2における構成を示した図である。 本発明の実施の形態3における釣り針保持手段の構造を示した図である。 本発明の実施の形態4における構成を示した図である。 本発明の実施の形態4における尾鰭の形状を示した図である。 従来例を示した図である。
軟質合成樹脂からなる本体に対して、浮力性を持たせるための軟質発泡剤を、内蔵することで、本発明のルアーを水中に沈下させることなく、水面に浮上させたり、水中における任意の層にとどまらせたり、沈下する速度を調整することが実現できる。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の実施の形態1を示した図である。図1において、1は、小魚形状に成型された軟質合成樹脂からなるほぼ中実の本体、2は、釣り糸と釣り針を各々連結しうる連結部、3は、本体の姿勢を安定させるための錘、4は、本体に浮力性を持たせるための軟質発泡剤、5は、連結部3と釣り針を連結するための連結具、6は、釣り針を示す。ここで、連結部2と、錘3と、軟質発泡剤4は、本体1に内蔵されている構造となっている。ここで、図8を用いて、従来のスイムベイトと称するルアーの構造について説明すると、小魚形状に成型された軟質合成樹脂からなるほぼ中実の本体101に、例えば金属で成型された連結プレート102と、連結具103が内蔵されており、さらに、釣り糸を接続するための連結具104と、釣り針を連結するための連結具105、釣り針106を備えているため、水に対して十分に重い比重を有している。つまり、従来のスイムベイトは、ルアーフィッシングにおけるキャスティング動作の後、着水と同時に、沈下し始めることが避けられない。これは、従来のスイムベイトを、釣り人の釣り糸を引く動作によって、任意の水深で泳がせ続けることは、可能であるが、例えば、前記スイムベイトを泳がせる動作を中断すると同時に、また沈下し始めるため、前記スイムベイトを水面に浮上させたり、水中における一定の層にとどまらせておくことは不可能であった。次に、図1における、本体1に内蔵された軟質発泡剤の働きについて説明する。通常、小魚形状に成型された軟質合成樹脂からなるほぼ中実の本体1に、例えば金属ワイヤーで成型された連結部2と、例えば鉛等の金属で成型された錘3を内蔵すると、従来のスイムベイトと同様に、水に対して十分に重い比重を有することになるが、図1に示したように、浮力を発生させうる軟質発泡剤4を内蔵し、さらに、本体1と、連結部2と、例えば鉛等の金属で成型された錘3と、連結具5と、釣り針6からなる質量に対して、軟質発泡剤4の浮力が十分大きい場合は、本発明のルアーを泳がせる動作を中断すると同時に、水面に向かって浮上させることができる。また、本体1と、連結部2と、錘3と、連結具5と、釣り針6からなる質量に対して、軟質発泡剤4の浮力が、水の比重とほぼつり合うように調整した場合は、本発明のルアーを泳がせる動作を中断すると、前記動作を中断させた水中の位置に、とどまらせることができる。また、軟質発泡剤4の太さや長さを変えることで、浮力調節が可能となり、結果的に、沈下速度を自在に調整できることは明らかである。
図2は、本発明の実施の形態1を水中で操作した状態を示した図である。図2において、7は、水面、8は水底、9は、本発明をキャスティングし、着水した直後の状態、10は、本発明をリールに巻くなどして、ある程度泳がせた状態、11は、リールを巻く動作をやめるなどして、本発明を泳がせる動作を中断した状態、12は、釣り糸を示す。上述した状態遷移について、順を追って説明すると、まず、水面7に着水した直後の状態9は、釣り糸12が接続された前部をやや下にして安定する。これは、図1で説明したように、連結部2と、錘3が、本体1に内蔵されており、さらに連結具5と、釣り針6を備えているため、これらの重心位置を、前記前部をやや下にして安定した姿勢となるように調整することができる。ここで、前記前部をやや下にした姿勢で、リールを巻くなどして、釣り糸12を引っ張る動作をすると、本体1の前部がリップの役目をし、一般的に市販されているルアーと同様に、水中に潜っていく動作を行なう。この時、従来のスイムベイトと称するルアーの構造では、リールを巻く動作を中断すると同時に、前記ルアーは水底8に向かって沈んでいくが、本発明のルアーは、本体1に、軟質発泡剤4を内蔵しているため、本体1の質量や、水の比重に対して、軟質発泡剤4の太さや長さを調整することで、本発明のルアーを、前記動作で潜った水深にとどまらせることができる。また、前記軟質発泡剤4の太さや長さを任意に調整することで、例えば、上述したように、ルアーを泳がせる動作を中断させた水中の位置に、とどまらせるように、軟質発泡剤4の浮力を調整した状態から、軟質発泡剤4の太さや長さを、浮力が増すように大きくすると、本発明のルアーを、至極ゆっくりと浮上させることができる。また、軟質発泡剤4の太さや長さを、浮力が減少するように小さくすると、本発明のルアーを、至極ゆっくりと沈下させることができる。ここで、軟質発泡剤4の大きさや、長さを特に限定するものではなく、ユーザーが使用する環境に応じて、軟質発泡剤4の大きさや、長さを調整することで、任意に浮力の調整を行なうことができる。
(実施例2)
図3は、本発明の実施の形態2を示した図である。図3において、1から6は、図1と同じである。13は、本体1に対して、釣り針6を所定の位置に保持するための釣り針保持手段を示す。ここで、図8に示したような従来のスイムベイトと称するルアーの構成と比較すると、本体101の成型に用いられている軟質合成樹脂は、釣り針106を本体101に突き刺すことで、釣り針106を保持した場合、本体101に裂傷が生じることは避けられず、上記保持を繰り返した場合は、本体101の裂傷が大きくなるため、いずれ本体101に釣り針106が保持できなくなるという問題があった。しかしながら、図3で示したように、例えば、ハードシリコンのような、ある程度の強度を有する硬質樹脂からなる釣り針保持手段を、本体1に内蔵し、トレブルフックと称する釣り針の針先の内1本を、前記釣り針保持手段13に挿入することで、釣り針6は、本体1に保持されることになる。そして、魚がルアーに食いついた時には、その衝撃により釣り針保持手段13から釣り針6の針先がはずれ、魚がかかるようになっている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
図4は、針保持手段形状の一例を示した図で、図4において、13は、釣り針保持手段、6は釣り針を示す。次に釣り針6を保持する方法について説明すると、釣り針保持手段13の内部がL字形状の空洞となっており、釣り針保持手段13の下部は、釣り針6を挿入するために、スリットが設けられている。前記スリットの隙間は、釣り針6をある程度の力で挟み込めるように、前記L字形状の空洞に対して、狭くすることで、釣り針6を安定して保持することが可能となる。ここで、例えば、釣り針保持手段13を、ハードシリコンといった、ある程度の強度を有する合成樹脂で成型した場合、釣り針6の保持を繰り返しても、高い耐久性を得ることができ、本体の裂傷の課題を解決することができる。
(実施例3)
図5は、本発明の実施の形態3を示した図である。図5において、1は、小魚形状に成型された軟質合成樹脂からなるほぼ中実の本体、2は、釣り糸と釣り針を各々連結しうる連結部、3は、本体の姿勢を安定させるための錘、4は、本体に浮力性を持たせるための軟質発泡剤、5は、連結部3と釣り針を連結するための連結具、6は、釣り針、13は、針保持手段、14は、連結部2と、錘3と、軟質発泡剤4と、釣り針保持手段13を固定するための内芯部を示す。ここで、内芯部14について説明すると、内芯部を構成する素材に、本体1の成型に用いられる軟質合成樹脂の素材と比較して、硬く強度のある合成樹脂を用いることで、連結部2と、錘3と、軟質発泡剤4と、釣り針保持手段13を固定する際に、内芯部14からの剥離を防ぐことができる。また、素材として、ある程度の硬度と強度を有するため、製造工程において、内芯部14を成型する際に、連結部2と、錘3と、軟質発泡剤4と、釣り針保持手段13の位置を保持しやすい。従来のスイムベイトにおいては、連結部2と、錘3と同じようなものが内蔵されていたが、小魚形状に成型された軟質合成樹脂からなるほぼ中実の本体に使用されている素材が、柔らかく、釣りの動作を繰り返したり、魚が掛かった場合に、上記本体を構成する素材の柔らかさから、連結部や錘が飛び出したり、本体が裂ける原因となることが多かった。以上のことから、従来のスイムベイトにおいては、本体を構成する軟質合成樹脂を、ある程度の強度が得られる硬さを選ばざるを得ない。その結果、スイムベイトを水中で操作した場合に、本体の各箇所の動きが固く、特に尾鰭の動きがどうしても不自然な動きになるという課題があった。そこで、本発明の実施の形態3に示すルアーは、上記課題を解決するために、内芯部14を本体1に内蔵し、内芯部14を包み込むように、軟質合成樹脂をかぶせて、例えば、小魚形状に成型する。以上のように構成することで、内芯部14に強度を持たせつつ、連結部2と、錘3と、軟質発泡剤4と、釣り針保持手段13を固定する際に、内芯部14からの剥離を防ぐことができ、さらに、本体1に軟質樹脂素材を用いて構成することが可能となる。軟質樹脂素材を用いた本体1は、特に本体1における尾鰭周辺の素材を柔らかくすることで、水中において、低速で動作させた時にも、尾鰭周辺が動きやすく、かつ、保管時にも、本体1に、歪んだ状態の型や、くせがつきにくいといった利点がある。ここで、内芯部14は、連結部2と、錘3と、軟質発泡剤4と、釣り針保持手段13の固定を目的としており、その形状を特に限定するものではない。さらに、内芯部14を構成する合成樹脂に、色を施したり、ラメを混入させることにより、本体1の色と異なる色にすることが可能となり、透明感や、立体感のある仕上げを容易に施すことができる。
(実施例4)
図6は、本発明の実施の形態4を示した図である。図6において、1から6と、13と14は、図5と同じである。15は、小魚形状を模した本体1における尾鰭、16は、尾鰭15の上端において、本体1の上方向に突出した水掻きを示す。従来のスイムベイトと称するルアーや、ワームに用いられている尾鰭形状は、シャッドテールと称し、本体の胴に対して、垂直方向に、かつ、下方向に突出した形状が広く用いられている。前記シャッドテールの水中における動きのメカニズムは、釣り糸を引くことによって、シャッドテールに水の抵抗が生じ、前記水の抵抗を左右に、連続して逃がすことで、前記シャッドテールが連続して左右に振られ、あたかも小魚の尾鰭のように動かすことができる。また、前記釣り糸を引く動作をある程度ゆっくりで、かつ、一定の速度で行うと、スイムベイトを安定した姿勢で泳がせることができる。しかしながら、釣り糸を引く動作を早めることで、スイムベイトを泳がせる速度が増すと、スイムベイトの本体が傾いたり、シャッドテールと称する尾鰭部分が水面に出てしまい、安定した泳ぎを維持することができない。また、従来のシャッドテール形状の場合、極端に釣り糸を引く動作を早めると、シャッドテールが受ける水の抵抗が増すことで、シャッドテールの下部分が持ち上がり、変形してしまうことで、前記水の抵抗がなくなり、シャッドテールのあたかも小魚の尾鰭のような動きが止まってしまうという問題があった。
図7は、図6で示したルアーにおける尾鰭の形状を詳細に示した図である。図7において、15は、尾鰭、16は、尾鰭15の上端に、突出した水掻き、aは、水掻き16の角度、bは、尾鰭15後端の角度、cは、尾鰭下端の角度を示す。水掻き16は、図6に示したように、小魚形状を模した本体1における尾鰭15の上端に、本体1の上方向に突出した鮫の背鰭のような形状で構成する。次に、上記水掻き16の効果について説明する。通常、釣り糸を引く動作に基づいて、ルアーが泳ぎだす際に、生じる水流で、尾鰭15の下端は、後方へ伸びるように形状が変化する。尾鰭15を構成する素材が、極端に柔らかい場合、前記形状変化が著しく起こり、尾鰭15が水を掴み、小魚の尾鰭のように動作することはない。上述したように、本体1や、尾鰭15の素材をできるだけ柔らかくして、自然な動きを得られるようにしたい一方で、素材の欠損や、柔らかすぎることによる形状変化を避けたいという問題があった。そこで、尾鰭15の上端に、水掻き16を、本体1の上方向に突出した鮫の背鰭のような形状で構成することで、尾鰭15下端で発生する左右の動きに対して、尾鰭15の上端を支点に、前記尾鰭15下端で発生する左右の動きを安定させるスタビライザーの役目を果たし、ルアー後方で乱れる水流を、後方に安定して流す効果が得られる。また、尾鰭15の後方において、水掻き16の角度a、尾鰭15後端の角度b、尾鰭下端の角度cと、各々異なる角度で構成する。まず、水掻き16の角度aは、尾鰭15上端に生じる水流を安定して後方へ流すために、本体1に対してほぼ垂直に設定することで、上述したように、尾鰭15上端を支点とすべく、剛性を確保することが望ましい。次に、尾鰭15後端の角度bは、上述した左右の動きで発生する水流が、後方へ抜けやすいように、斜め後ろ方向に設定することで、尾鰭15が、水流によって後方へ伸びるように形状が変化することを防ぐことができる。また、尾鰭下端の角度cは、スプーンの先端や、靴べらの先端のように、やや前方に傾斜させる角度に設定することで、いち早く、水を掴むことが可能となり、ルアーが泳ぎだす際に、尾鰭15の動き出しを、従来のスイムベイトと比較して、飛躍的に早くすることができる。以上、説明したように尾鰭15を構成すると、結果的に、釣り糸を引く動作をゆっくりとした場合や、早くした場合においても、ルアーの動作を常に自然で安定したものにすることができる。
本発明は、軟質合成樹脂で成型されているスイムベイトと称するルアーに関するものであり、浮力性を持たせるための軟質発泡剤を、内蔵することで、本発明のルアーを水中に沈下させることなく、水面に浮上させたり、水中における任意の層にとどまらせたり、沈下する速度を調整するといったように、ルアーフィッシングにおけるルアーの泳層をコントロールできるようにするものである。
1 本体
2 連結部
3 錘
4 軟質発泡剤
5 連結具
6 釣り針
7 水面
8 水底
9 着水した直後の状態
10 ある程度泳がせた状態
11 動作を中断した状態
12 釣り糸
13 釣り針保持手段
14 内芯部
15 尾鰭
16 水掻き
a 水掻き16の角度
b 尾鰭15後端の角度
c 尾鰭下端の角度

Claims (4)

  1. 小魚、虫、甲殻類等の生き餌形状に成型された軟質合成樹脂からなるほぼ中実の本体と、本体に対して、釣り糸と釣り針を各々連結しうる連結部と、本体の姿勢を安定させるための錘と、本体に浮力性を持たせるための軟質発泡剤とを、内蔵し、備えたことを特徴とするルアー。
  2. 前記軟質合成樹脂からなるほぼ中実の本体と、本体に対して、釣り糸と釣り針を各々連結しうる連結部と、本体の姿勢を安定させるための錘と、本体に浮力性を持たせるための軟質発泡剤と、釣り針を保持するための硬質樹脂からなる釣り針保持手段とを、内蔵し、備えたことを特徴とするルアー。
  3. 前記軟質合成樹脂からなる本体と、本体内部に、釣り糸と釣り針を各々連結しうる連結部と、本体の姿勢を安定させるための錘と、本体に浮力性を持たせるための軟質発泡剤と、釣り針を保持するための硬質樹脂からなる釣り針保持手段とを、固定するために成型された内芯部を、備えたことを特徴とするルアー。
  4. 前記生き餌形状が小魚形状であって、その小魚形状が胴、胴に対して複数の異なる角度で構成された尾鰭を有する請求項1から3に記載のルアー。
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