JP2016208641A - 電力変換装置 - Google Patents

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Keisuke Suzuki
鈴木  啓介
新一 仁野
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Abstract

【課題】溶接工程を不要にして製造工程を簡素化するとともに、組み付け作業性を向上でき、半導体素子の保護回路や制御回路を構成する電子部品を半導体モジュールに近い領域に配置して、小型化することができる提供電力変換装置を提供すること。
【解決手段】電力変換装置1は、複数の半導体モジュール10、連結部材20、バスバ31を備える。半導体モジュール10は貫通孔12aが形成された複数のパワー端子12を備える。連結部材20はパワー端子12が接合される複数の導電部材21と、導電部材21を保持する保持部材22とからなる。連結部材20には保護回路又は制御回路の一部を構成する電子部品40が搭載される。導電部材21の第1の面211b〜214bと、バスバ31〜33にはパワー端子12が接続され、第2の面211a〜213cにはバスバ31〜33が接続され、第1の面211b〜214bは互いに同一平面(U)上に位置している。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
従来、電力変換装置において、半導体素子を備える複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールに接続された複数のバスバと、半導体素子の制御回路や保護回路を形成する電子部品とを備えたものが特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の構成では、複数のバスバはバスバ封止部材により封止されており、バスバ封止部材には上記電子部品としての電流センサを保持する保持部が形成されている。
特開2013−258843号公報
上記構成では、複数の半導体モジュールは複数の冷却管とともに積層されて、積層体を構成している。そして、バスバ封止部材は積層体の外形に沿うように矩形の枠状に形成されており、対向する一対の辺部の間を橋渡すようにしてバスバを固定されている。そのため、当該枠状のバスバ保持部に保持された電流センサは、積層体の外側に位置して、半導体モジュールから離れた位置に配設されることとなる。そのため、装置の小型化を図るには改善の余地がある。
また、半導体素子の保護回路や制御回路を形成する電子部品を、半導体モジュールと接続されるバスバに取り付けて、当該電子部品を半導体モジュールに近い領域に配置することにより、装置の小型化を図ることが考えらえる。しかしながら、半導体モジュールとバスバとは溶接により接合されるため、溶接時の熱が当該電子部品に伝播して当該電子部品を破損させるおそれがある。そのため、当該電子部品を半導体モジュールに近い領域に配置するには、当該電子部品に特別な熱対策を施すなどの必要が生じるという問題がある。
また、上述の如く、半導体モジュールとバスバとは溶接により接合されるため、溶接工程が必須となり、製造工程が煩雑となるという問題もある。また、従来の構成において、半導体モジュールとバスバとの接合を、締結部材を介した締結により行うことも考えられる。しかしながら、例えば、特許文献1に開示の構成において、締結部材により、半導体モジュールとバスバとを締結するとすれば、組み付け作業において、積層方向に隣り合うパワー端子の間で締結作業を行う必要があり、組み付け作業性が悪いという問題が生じる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、溶接工程を不要にして製造工程を簡素化するとともに、組み付け作業性を向上し、半導体素子の保護回路や制御回路を構成する電子部品を半導体モジュールに近い領域に配置して、小型化することができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、半導体素子を内蔵する平板状の本体部と、該本体部からその主面に平行に突出するとともに貫通孔が形成された複数のパワー端子とを備える複数の半導体モジュールと、
上記半導体素子を駆動制御する制御回路が形成された制御基板と、
上記パワー端子のそれぞれが上記貫通孔に挿通された第1の締結部材を介して締結される複数の導電部材と、該複数の導電部材を保持する保持部材とからなり、上記複数の半導体モジュールのうち、少なくとも2個の上記半導体モジュールを連結する連結部材と、
上記導電部材に第2の締結部材を介して電気的に接合されて上記半導体モジュールと通電される複数のバスバと、
を備え、
上記連結部材には、上記半導体モジュールとともに上記半導体素子を過電流又は過電圧から保護する保護回路又は上記制御回路の一部を構成する電子部品が搭載されており、
上記導電部材はそれぞれ、上記パワー端子が接続される第1の面と、上記バスバが接続される第2の面とを有し、
上記複数の導電部材における上記第1の面が互いに同一平面上に位置していることを特徴とする電力変換装置にある。
上記電力変換装置においては、半導体モジュールのパワー端子と連結部材とが第1の締結部材によって締結され、バスバと連結部材とが第2の締結部材によって締結されている。すなわち、半導体モジュールとバスバとは連結部材を介して締結されて電気的に接続されている。そのため、溶接工程が不要となり、製造工程の簡素化が図られる。
そして、上述のごとく、溶接工程が不要となることから、溶接時の熱による破損等を考慮する必要がなくなる。そのため、制御回路又は保護回路の一部を構成する電子部品を特別な熱対策を施すことなく、容易に連結部材に搭載することができる。これにより、かかる電子部品を半導体モジュールに近い領域に配設できるとともに、かかる電子部品の設置場所を別に確保する必要がないため、装置を小型化することができる。
また、導電部材はそれぞれ、パワー端子が接続される第1の面と、バスバが接続される第2の面とを有している。すなわち、導電部材において、パワー端子及びバスバのそれぞれが接続される面が異なっている。そして、上述の如く、半導体モジュールのパワー端子とバスバとは、導電部材を介して互いに電気的に接続されるため、予め、導電部材が保持された連結部材をパワー端子に接続した状態で、組み付けを行うことができる。これらにより、組み付け作業時に、パワー端子と導電部材との締結作業が容易となるとともに、バスバと導電部材との締結作業も容易となるため、組み付け作業性が向上する。
さらに、上述のごとく、導電部材において、パワー端子及びバスバのそれぞれが接続される面が異なっているため、パワー端子と導電部材とを締結する方向と、バスバと導電部材とを締結する方向が異なるようにすることができる。これにより、組み付け作業の各作業段階において、一方向組み付けとすることが容易となるため、組み付け作業性が一層向上する。さらに、連結部材において、複数の導電部材が保持部材に保持されているとともに、複数の導電部材における第1の面が互いに同一平面上に位置しているため、複数の導電部材をパワー端子にそれぞれ締結する際の組み付け作業性が一層向上する。
以上のごとく、本発明によれば、溶接工程を不要にして製造工程を簡素化するとともに、組み付け作業性を向上し、半導体素子の保護回路や制御回路を構成する電子部品を半導体モジュールに近い領域に配置して、小型化することができる電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置の上面図。 実施例1における、積層体の正面図。 図2における、III-III線位置断面図。 実施例1における、連結部材により連結された半導体モジュールの上面図。 実施例1における、電力変換回路を示す回路図。 実施例1における、導電部材の斜視図。 図2における、VIIa-VIIa線位置(a)、VIIb-VIIb線位置(b)、VIIc-VIIc線位置(c)、VIId-VIId線位置(d)での連結部材の断面図。 変形例1における、図2のIII-III線位置相当の断面図。 実施例2における、図2のIII-III線位置相当の断面図。 変形例2における、図2のIII-III線位置相当の断面図。 変形例2における、導電部材の斜視図。 変形例3における、半導体モジュールの正面図。 実施例3における、積層体の正面図。 実施例3における、電力変換回路を示す回路図。 変形例4における、積層体の正面図。 図15における、XVI-XVI線位置断面図。 実施例4における、積層体の正面図。 実施例4における、電力変換回路を示す回路図。
本発明の電力変換装置は、電気自動車やハイブリッド自動車に使用することができる。
(実施例1)
実施例に係る電力変換装置につき、図1〜図7を用いて説明する。
図1に示すように、本例の電力変換装置1は、複数の半導体モジュール10と、制御基板17と、連結部材20と、バスバ31、32、33と、を備える。
半導体モジュール10は、図2及び図4に示すように、半導体素子19を内蔵する平板状の本体部11と、本体部11からその主面11a、11bに平行に突出するとともに貫通孔12aが形成された複数のパワー端子12を備える。
制御基板17には、半導体素子19を駆動制御する制御回路が形成されている。
連結部材20は、複数の導電部材21及び保持部材22からなる。複数の導電部材21には、パワー端子12がそれぞれ接合される。保持部材22は複数の導電部材21を保持している。そして、連結部材20は、少なくとも2個の半導体モジュール10を連結している。
バスバ31、32、33は、導電部材21に電気的に接合されて、半導体モジュール10と通電される。
そして、連結部材20には、半導体素子19を過電流又は過電圧から保護する保護回路又は制御回路の一部を構成する電子部品40(図1参照)が搭載されている。
導電部材21はそれぞれ、パワー端子12が接続される第1の面211b、212b、213b、214bと、バスバ31、32、33が接続される第2の面211c、212c、213cとを有する。そして、図4に示すように、複数の導電部材21における第1の面211b、212b、213b、214bが互いに同一平面(U)上に位置している。
以下、本例の電力変換装置1について、詳述する。
図1に示すごとく、本例の電力変換装置1は、複数の半導体モジュール10と複数の冷却管50とを積層してなる積層体15を有する。個々の半導体モジュール10は、図2に示すように、本体部11、パワー端子12及び制御端子13を備える。本体部11は平板状を成している。パワー端子12は、本体部11の主面11a、11b(図4参照)に平行に本体部11の一方の端面11cから突出している。制御端子13は、パワー端子12の突出する側と反対の端面11dからパワー端子12と反対方向に突出している。パワー端子12は帯状をしており、それぞれ貫通孔12aが形成されている。制御端子13は棒状をなしている。
図1に示すように、積層体15において、隣り合う冷却管50の間に、2個の半導体モジュール10が互いの主面11a、11bが平行となるとともに、図2に示すように、互いのパワー端子12の突出方向が平行となるように配されている。図3に示すように、半導体モジュール10と冷却管50との間には、両者の間の絶縁を維持するシート状の絶縁部材65がそれぞれ介在している。
本例では、図1に示すように、隣り合う冷却管50の間における2個の半導体モジュール10の並び方向(幅方向)をXとし、積層体15における半導体モジュール10と冷却管50との積層方向をYとし、図2に示すように、半導体モジュール10におけるパワー端子12の突出方向(高さ方向)をZとする。そして、図1に示すように、積層体15は、金属製のフレーム14内において、加圧部材16によって金属製のフレーム14の一方の内側面に向かって、積層方向Yに加圧された状態で固定されている。積層体15における高さ方向Zの下側には、制御基板17が備えられる。制御基板17には、各半導体モジュール10の制御端子13が接続されており、各半導体モジュール10を駆動制御するとともに、各信号が送受信されて電力変換回路を制御するよう構成されている。
図2に示すように、冷却管50は幅方向Xに延びた長板状を成しており、内側に冷媒を流通させる冷媒流路50a(図3参照)を有する。冷却管50における幅方向Xの両側には、連結管51が接続されている。連結管51は、筒状を成しており、隣り合う冷却管50における互いの冷媒流路50a(図3参照)を連通させるように両冷却管50にそれぞれ接合されている。図1に示すように、積層方向Yにおける一端側に位置する冷却管50には、外部から冷媒流路50aに冷媒を導入させる冷媒導入管52と、冷媒流路50aから冷媒を導出される冷媒導出管53がそれぞれ接合されている。
図2に示すように、隣り合う冷却管50の間における2個の半導体モジュール10のそれぞれのパワー端子12は、連結部材20によって連結されている。これにより、図4に示すように、2個の半導体モジュール10が互いの主面11aが平面S上に位置するとともに、2個の半導体モジュール10が互いの主面11bが平面T上に位置しており、互いの主面11a、11bが同一平面S、T上に並んだ状態となっている。連結部材20は、導電性を有する金属製の導電部材21と、絶縁性を有する樹脂製の保持部材22とからなる。導電部材21は、保持部材22に埋め込まれた状態で保持部材22に保持されている。
導電部材21は、図2、図4、図6及び図7に示すように、第1導電部材211、第2導電部材212、第3導電部材213及び第4導電部材214とからなる。各導電部材211〜214は、いずれも、Z方向に延びる略四角柱状をなしており、Z方向の長さが互いに異なっている。第1導電部材211と第4導電部材214とは、第5導電部材215により、互いの底部211a、214aにおいて、電気的に接続されている。一方、第2導電部材212及び第3導電部材213の底部212a、213aはいずれも第5導電部材215から離隔した状態で保持部材22に保持されている。
図6及び図7に示すように、各導電部材211、212、213、214におけるY方向の一方の側面211b、212b、213b、214bは、保持部材22から露出しているとともに面一となっている。すなわち、図4に示すように、各導電部材211〜214における側面211b、212b、213b、214bが互いに同一平面U上に位置している。図6及び図7に示すように、そして、側面211b、212b、213b、214bには、第1ねじ孔221、222、223、224がそれぞれY方向に形成されている。これにより、側面211b、212b、213b、214bが、パワー端子12が接続される第1の面となっている。一方、第5導電部材215のY方向の一方の側面215aも保持部材22から露出しているが、側面211b〜214bよりも奥まっており、これらと面一とはなっていない。
また、図7に示すように、第1〜第3導電部材211、212、213の上面211c、212c、213cも保持部材22から露出している。そして、上面211c〜213cには、第2ねじ孔231、232、233がZ方向に形成されている。これにより、上面211c、212c、213cが、バスバ31、32、33が接続される第2の面となっている。一方、第4導電部材214の上面214cは保持部材22から露出しておらず、ねじ孔も形成されていない。
図6及び図7に示すように、第1〜第3導電部材211〜213におけるY方向の一方の側面211b、212b、213bと反対側の側面211d、212d、213dにおけるZ方向の下側領域には段差部241、242、243がそれぞれ形成されている。一方、第4導電部材214のY方向の一方の側面214bと反対側の側面214dには、段差部は形成されていない。
図2に示すように、各導電部材211〜214を保持する保持部材22は、幅方向Xに長い略直方体を成している。幅方向Xの両端には、Z方向の下側に向かって突出する位置決め突起24がそれぞれ形成されている。位置決め突起24は、冷却管50に接続される一対の連結管51における半導体モジュール10に対向する部分にそれぞれ当接している。なお、位置決め突起24は、連結管51に当接する側の面にZ方向に延びるリブ状の突出部24aを有しており、連結管51の表面に周方向に形成された溝(図示せず)に入り込みように構成されている。
そして、図2に示すように、2個の半導体モジュール10が第1ねじ孔221〜224を介して、連結部材20に第1の締結部材としてのねじ60により締結固定されている。これにより、各導電部材211〜214にパワー端子12がそれぞれ電気的に接続されることとなる。図3に示すように、第5導電部材215の側面215aは奥まっているため、パワー端子12と第5導電部材215とが接しないようになっている。
図3に示すように、連結部材20のZ方向の下側には、絶縁部材65の縁部65aに当接して絶縁部材65の位置ずれを防止するように構成された位置ずれ防止突起25が形成されている。半導体モジュール10と冷却管50との間には、両者間の熱伝導を向上させるための熱伝導性ペースト66が存在している。そして、一対の半導体モジュール10を絶縁部材65とともに冷却管50の間に差し込む際に、熱伝導性ペースト66によって絶縁部材65がすり上がってしまうのを位置ずれ防止突起25が防止している。絶縁部材65は、半導体モジュール10の本体部11の主面11a、11bにおいて矩形に露出した放熱部11eを覆うように放熱部11eよりも大きい矩形に形成されている。
そして、図3に示すように、第1導電部材211の上面211cに、第1バスバ31が当接されて、第2の締結部材としてのねじ61が第2ねじ孔231に、螺入されることにより、第1バスバ31と第1導電部材211とが電気的に接続される。なお、本例では、第2の締結部材としてのねじ61は、第1の締結部材としてのねじ60と同一形状のものである。また、図1に図示しないが、図2に示すように、第2導電部材212の上面212cに当接して、ねじ及び第2ねじ孔232を介して第2導電部材212に電気的に接続される第2バスバ32と、第3導電部材213の上面213cに当接して、ねじ61と第2ねじ孔233とを介して電気的に接続される第3バスバ33とが備えられている。そして、半導体モジュール10は、第1バスバ31、第2バスバ32、第3バスバ33と電気的に接続されて、図5に示す電力変換回路を構成している。なお、図示しないが、当該電力変換回路には、半導体素子を過電流又は過電圧から保護する保護回路が備えられている。
図2に示すように、第1導電部材211は、保持部材22のZ方向の上面22aから突出して導電部材突出部211eを形成している。そして、環状の電流センサ41の内側に、導電部材突出部211eが嵌め込まれている。電流センサ41は、図示しないリード線を介して制御基板17に電気的に接続されて、制御回路の一部を形成する電子部品40を成している。
図2及び図3に示すように、保持部材22には、電流センサ41を保持部材22に固定するための電子部品固定部23が形成されている。電子部品固定部23は、保持部材22の上端において、電流センサ41の角部41aを保持するように形成されている。
本例の電力変換装置1の組み立て方法について、以下に説明する。
まず、図2に示すように、2個の半導体モジュールのパワー端子12を導電部材21に、第1ねじ孔221〜224を介してねじ60によって締結して固定する。これにより、半導体モジュール連結体18を形成する。そして、複数の冷却管50を連結管51で連結しておく。そして、絶縁部材65を放熱部11eに重ね合わせた半導体モジュール連結体18を、隣り合う冷却管50の間に挿入して、図1に示すように、積層体15を形成する。
その後、積層体15を加圧部材16とともにフレーム14に取り付ける。そして、第1導電部材211の導電部材突出部211eに電子部品固定部23を介して電流センサ41を取り付けた後、バスバ31、32、33を第2ねじ孔231〜233を介してねじ61により第1〜第3導電部材211〜213に取り付ける。また、制御端子13に制御基板17を接続する。このようにして、電力変換装置1を組み立てることができる。
次に、本例の電力変換装置1における作用効果について、詳述する。
電力変換装置1によれば、半導体モジュール10のパワー端子12と連結部材20とが第1の締結部材としてのねじ60によって締結され、バスバ31、32、33と連結部材20とが第2の締結部材としてのねじ61によって締結されている。すなわち、半導体モジュール10とバスバ31、32、33とは連結部材20を介して締結されて電気的に接続されている。そのため、溶接工程が不要となり、製造工程の簡素化が図られる。
そして、上述の如く、溶接工程が不要となることから、溶接時の熱による破損等を考慮する必要がなくなる。そのため、制御回路又は保護回路の一部を構成する電子部品40を特別な熱対策を施すことなく、容易に連結部材20に搭載することができる。これにより、かかる電子部品40を半導体モジュール10に近い領域に配設できるとともに、かかる電子部品40の設置場所を別に確保する必要がないため、電力変換装置1を小型化することができる。
また、導電部材21はそれぞれ、パワー端子12が接続される第1の面としての側面211b、212b、213b、214bと、バスバ31、32、33が接続される第2の面としての上面211c、212c、213cを有している。すなわち、導電部材21において、パワー端子12が接続される面と、バスバ31、32、33が接続される面とが異なっており、本例では、両者は互いに90°異なる方向に面した面となっている。さらに、本例では、上面211c、212c、213cの高さ(Z方向における位置)が互いに異なっている。そして、上述の如く、半導体モジュール10のパワー端子12とバスバ31、32、33とは、導電部材21を介して互いに電気的に接続されるため、予め、連結部材20に保持された導電部材21をパワー端子12に接続した状態で、組み付けを行うことができる。さらに、本例では、導電部材21において、上面211c、212c、213cの高さが異なっていることから、バスバ31、32、33を折り曲げるなどの特別な加工を施さなくても、組付けを行うことができる。これらにより、組み付け作業時に、パワー端子12と導電部材21との締結作業が容易となるとともに、バスバ31、32、33と導電部材21との締結作業も容易となる。そのため、組み付け作業性を向上することとなる。
さらに、上述のごとく、導電部材21において、パワー端子12及びバスバ31、32、33のそれぞれが接続される面が異なっており、パワー端子12と導電部材21とを締結する方向と、バスバ31、32、33と導電部材21とを締結する方向が異なるっている。これにより、組み付け作業の各作業段階において、一方向組み付けとすることが容易となるため、組み付け作業性を一層向上することができる。さらに、連結部材20において、複数の導電部材21が保持部材22に保持されているとともに、複数の導電部材21における第1の面としての側面211b、212b、213b、214bが互いに同一平面U上に位置しているため、複数の導電部材21をパワー端子12にそれぞれ締結する際の組み付け作業性が一層向上する。
また、本例では、第1の締結部材としてのねじ60と第2の締結部材としてのねじ61とは、同一形状のものを採用している。これにより、部品の共通化が図れ、製造コストを低減できる。
そして、本例では、電子部品40は、バスバ31に通電される電力を検出する電流検出回路を構成する電流センサ41である。従来、電流センサはバスバモジュールのモールド樹脂に取り付けられることによって半導体モジュール10から離れた位置に配設されているとともに、半導体モジュール10に電気的に接続されるバスバを当該電流センサが設けられる位置まで引き伸ばしている。しかし、本例では、上記電子部品40としての電流センサ41が備えられることにより、従来の構成に比べて、電流センサ41を半導体モジュール10に近い領域に配設できる。そして、電流センサ41が設けられた位置までバスバ31を引き伸ばす必要がないため、バスバ31の長さを短くすることができる。これにより、電力変換装置1の小型化が図られるとともに、製造コストの低減が図られる。
また、従来、半導体モジュール10から離れた位置に配設された電流センサまで引き伸ばされたバスバは半導体モジュールを並列接続するものであり、電流センサは当該並列接続後における電流値を検出している。一方、本例では、半導体モジュール10に近い領域に電流センサ41が配置されており、バスバ31において半導体モジュール10の並列接続前における個々の半導体モジュール10から出力される電流値を検出している。そのため、従来に比べて、一つの電流センサ41が検出する電流値が小さくなっていることから、電流センサ41として大型で高精度な大電流用センサを使用する必要がない。これにより、電流センサ41の小型化を図ることができる。また、検出する電流値が小さくなるため、より安価なシャント抵抗からなる電流センサを使用することができ、低コスト化を図ることができる。また、半導体モジュールは部品の共通化のために同一特性のものを並列接続することが一般的である。そして、同一特性の半導体モジュールを並列接続した場合には、並列接続前の電流値は並列接続後の電流値の並列数分の1となる。そのため、並列接続前の一カ所の電流値を検出することにより、電流センサ41の個数は従来と同等としつつ、並列接続後の電流値を特定することができる。
また、電流センサ41は、連結部材20に備えられた第1導電部材211が挿通された状態で連結部材20に固定されている。これにより、電流センサ41の形状は、第1導電部材211の加工精度を考慮すればよく、連結部材20の位置ずれ量を考慮する必要がない。そのため、電流センサ41の小型化が図られる。
また、本例では、保持部材22は、電子部品40を固定する電子部品固定部23を備えている。これにより、電子部品固定部23を介して、連結部材20に電子部品40を固定できるため、電子部品40を半導体モジュール10に近い領域に確実に配設することができる。
また、本例では、連結部材20は、2個の半導体モジュール10を互いの主面11a、11bがそれぞれ同一平面S、T上に並んだ状態で連結して半導体モジュール連結体18を形成している。半導体モジュール連結体18は複数備えられるとともに、半導体モジュール10を冷却する冷媒を流通させる冷却管50も複数備えられる。そして、複数の半導体モジュール連結体18と複数の冷却管50とは、主面11aに直交する方向に積層されるとともに、複数の冷却管50における互いに隣り合う冷却管50が連結管51により連通されてなる積層体15が形成されている。これより、連結部材20に搭載された電子部品40は、連結部材20を介して積層体15と一体となるため、電力変換装置1の組み立て作業性が向上する。
また、本例では、保持部材22には、連結管51に当接して半導体モジュール連結体18を位置決めする位置決め突起24が形成されている。これにより、位置決め突起24が、連結管51を介して連結された冷却管50同士の間に半導体モジュール連結体18を挿入する際の位置決めをするためのガイドとなる。そのため、容易に半導体モジュール連結体18を位置決めすることができ、電力変換装置1の組み立て作業性が向上する。
また、本例では、半導体モジュール10と冷却管50との間には、両者の間を絶縁するシート状の絶縁部材65が介在されており、保持部材22は、絶縁部材65の縁部65aに当接して絶縁部材65の位置ずれを防止する位置ずれ防止部25を有している。これにより、連結管51を介して連結された冷却管50同士の間に半導体モジュール連結体18を挿入する際に、絶縁部材65が位置ずれするのを防止することができ、電力変換装置1の組み立て作業性が向上する。
なお、本例では、連結部材20は2個の半導体モジュール20を連結することとしたが、3個以上の半導体モジュール10を連結するように構成されていてもよい。この場合においても、本例と同等の作用効果を奏する。
本例では、導電部材21に形成された第1ねじ孔211〜214、第2ねじ孔231〜234に、ネジ溝が形成されており、導電部材21と第1締結部材(ねじ60)及び第2締結部材(ねじ61)とが直接結合されている。これにより、第1締結部材60及び第2締結部材61と螺合するナットなどが不要となるため、部品点数を削減できる。また、組み付け作業性を向上できる。
これに替えて、図8に示す変形例1のように、第1導電部材211に、第1導電部材21の形成材料よりも機械的強度(例えば、ビッカーズ硬さ)の大きい材料からなるとともに、ねじ60が結合される被結合部材260、ねじ61が結合される被結合部材261がインサートされているようにしてもよい。すなわち、図8に示すように、第1導電部材211に形成された第1ねじ孔221に、被結合部材260が挿入されている。被結合部材260を介して、導電部材21とねじ60及びねじ61とが結合されるようにしてもよい。
被結合部材260は、ステンレス鋼製とすることができ、導電部材21の形成材料である銅よりもビッカーズ硬さが大きい。被結合部材260として、例えば、ヘリサート、E−サート(登録商標)などを採用できる。ヘリサートは、ワイヤ状の当該形成材料をらせん状に巻きあげて円筒状に成形してある。これにより、被結合部材260としてのヘリサートの内周面及び外周面には、ねじ溝が形成されている。そのため、被結合部材260を第1ねじ孔221に螺入して、図8に示すように、第1導電部材211にインサートすることができる。そして、被結合部材260の内側にねじ60を螺入することにより、被結合部材260を介して、第1導電部材211とねじ60とを結合することができる。被結合部材261も、被結合部材260と同様とすることができる。
なお、被結合部材260及び被結合部材261の一方のみを備えることとしてもよい。また、図8では、第1導電部材211について説明したが、第2〜第4導電部材212、213、214についても同様の構成とすることができる。
当該変形例1の電力変換装置1によれば、導電部材21よりも機械的強度が高い被結合部材260及び被結合部材261を介して、ねじ60及びねじ61が結合されるため、比較的柔らかい材料である銅からなる導電部材21に、ねじ60及びねじ61を確実に結合して、パワー端子12及びバスバ31、32、33を確実に締結固定することができる。これにより、振動に対する耐久性や信頼性が向上する。
以上のごとく、本例によれば、溶接工程を不要にして製造工程を簡素化するとともに、組み付け作業性を向上でき、半導体素子19の保護回路や制御回路を構成する電子部品40を半導体モジュール10に近い領域に配置して、小型化することができる電力変換装置1を提供することができる。
(実施例2)
本例の電力変換装置1では、実施例1において第1の締結部材として使用したねじ60及び第2の締結部材として使用したねじ61(図3参照)に替えて、図9に示すように、第1の締結部材としてリベット構造を有するリベット600を使用し、第2の締結部材としてリベット構造を有するリベット610を使用している。
また、実施例1において導電部材21に形成されていた第1ねじ孔221、第2ねじ孔231に替えて、本例では、第1凹部251、第2凹部271が形成されており、導電部材21は薄型薄板状の略L字型となっている。なお、その他の構成は実施例1の場合と同一であるため、同一の符号を付してその説明を省略するものとする。
図9に示すように、第1リベット600は、第1導電部材211における第1の面としての側面211bとパワー端子12とを打ち抜いて、両者を締結している。同様に、第2リベット600は、第1導電部材211における第2の面としての上面211cとバスバ31とを打ち抜いて、両者を締結している。
次に、本例の電力変換装置1における作用効果について、詳述する。
実施例2の電力変換装置1によれば、導電部材にめねじ加工が不要となり、製造工程を簡素化できる。また、導電部材21は薄型となるため、材料コストを低減できる。本例においても、実施例1において第1及び第2の締結部材としてねじ60、61(図3参照)を使用することによる作用効果を除いて、実施例1の場合と同様の作用効果を奏する。
なお、本例では、第1の締結部材及び第2の締結材として、リベット600とリベット610とを備えることとしたが、これに替えて、以下に示す変形例2のようにしてもよい。すなわち、図10に示すように、第1の締結部材及び第2の締結材として、導電部材21に一体的に形成されたリベット構造601とリベット構造602が備えられている。そして、第1の締結部材としてのリベット構造601は、パワー端子12の締結前の状態では、図11において符号601aで示すように、円柱状をなしている。そして、締結前のリベット構造6611aは、パワー端子12の貫通孔12aに挿通された後、先端がかしめられることにより、図10に示すように、リベット構造601の先端が貫通孔12aよりも大きくなって、パワー端子12と導電部材21とが締結されることとなる。
当該変形例2の電力変換装置1によれば、実施例2の場合と同等の作用効果を示すとともに、第1の締結部材及び第2の締結部材が導電部材21と一体的に形成されているため、これらが別体である場合に比べて、部品点数を削減できる。
なお、本例では、パワー端子12に形成された貫通孔12aの形状を円形としたが、図12に示す変形例3のように、星形状としてもよい。当該変形例3の電力変換装置1によれば、リベット構造601をかしめたときに、貫通孔12aの内壁の凹凸にリベット構造601がくい込むこととなる。これにより、パワー端子12と導電部材21とを確実に締結することができるとともに、リベット構造601からパワー端子12(半導体モジュール10)が脱落することを防止できる。また、パワー端子12の成形は、プレス加工により行っており、貫通孔12aも当該プレス加工によって形成できるため、星形状の貫通孔12aを形成するために作業工程が増えることもない。
なお、本明細書における「星形状」とは、図12に示すように、貫通孔12aの内周面において複数の凸部121aと凹部122aとが周方向に繰り返し形成されている形状をいうものとする。そして、貫通孔12aの形状は、図12に示すように、凸部121aと凹部122aとの大きさが均等に形成されているものに限らず、凸部121aと凹部122aとの大きさが不均一に形成されていてもよい。また、貫通孔12aを星形状とすることに替えて、貫通孔12aは円形としつつ、リベット構造601を断面星形状の柱状としてもよい。この場合も図12に示す変形例の場合と同等の作用効果を奏する。なお、リベット構造611(図11)及びバスバ31、32、33において、バスバ31、32、33の貫通孔又はリベット構造611のいずれかを上述と同様に星形状にしてもよい。
(実施例3)
本例では、実施例1において、電子部品40として電流センサ41(図2参照)が連結部材20に搭載されることとしたが、これに替えて、図13に示すように、電子部品40として電力変換回路の一部を構成する回路基板42が連結部材20に搭載されている。なお、実施例1と同等の部材には、同一の符号を付してその説明を省略する。
本例では、回路基板42は、保持部材22に形成された導電パターン216に接合されており、導電パターン216を介して、第2導電部材212と第3導電部材213とに電気的に接続されている。本例では、回路基板42には、スナバコンデンサを有するスナバ回路42a(図14参照)が形成されている。図14に示すように、スナバ回路42aは、半導体素子19に接続され、半導体素子19においてスイッチング動作時に発生する電圧サージを抑止して、過電圧による半導体素子19の破壊を防止している。
また、図13に示すように、保持部材22には、電子部品40としての回路基板42における制御信号を通電させるための接続部43が形成されている。接続部43には、制御回路基板17に接続されるワイヤハーネス44が接続される。接続部43に接続されたワイヤハーネス44を介して、回路基板42への制御信号が通電される。
次に、本例の電力変換装置1における作用効果について、詳述する。
本例では電子部品40として、電力変換回路の一部を構成する回路基板42が備えられる。これにより、従来、制御基板17に設けられていた回路の一部を回路基板42に形成することにより、制御回路基板17を小さくすることができるため、電力変換装置1の小型化が図られる。
また、本例では、電子部品40としての回路基板42には、半導体素子19を過電流又は過電圧から保護する保護回路の一部を構成するスナバ回路42aが形成されている。これにより、スナバ回路42aを半導体モジュール10の近くに配設できるため、寄生インダクタンスを小さくできる。さらにスナバ回路42aは各段の半導体モジュール10の近くに配置できるため、各段のインダクタンスを均等に小さくできる。
なお、電子部品40としての回路基板42に、昇圧回路により昇圧された高圧電力を検出する高電圧検出回路が形成されていることとしてもよい。この場合には、制御基板17に高圧電力が通電する高電圧部分を設ける必要がなくなるため、制御基板17を大きくしなくても高電圧部と低電圧部との絶縁距離を確保しやすくなる。そのため、電力変換装置1の小型化を図ることができる。
また、本例では、連結部材20に、電子部品40を制御する制御信号を通電させる接続部43が形成されている。これにより、電子部品40への接続部と連結部材20とを一体化できるため、一層小型化が図られる。なお、本例によっても、実施例1において電子部品40として電流センサ41を備えることによる作用効果を除いて、実施例1の場合と同様の作用効果を奏する。
なお、本例では、回路基板42は、保持部材22に設けられた導電パターン216に接合されることとしたが、これに替えて、図15、図16に示す変形例4のように、回路基板42はパワー端子12に接合されてもよい。回路基板42をパワー端子12に接合するには、まず、ねじ孔42aを有する回路基板42を第2導電部材212と第3導電部材213との間に橋渡すように配設する。そして、回路基板42とパワー端子12と第2導電部材212とを、第1ねじ孔222を介してねじ60により共締めする。同様に、回路基板42とパワー端子12と第3導電部材213とを、第1ねじ孔223を介してねじ60により共締めする。このようにして、回路基板42が導電部材212、213に直接接合されるようにしてもよい。当該変形例4の電力変換装置1によっても、本例と同等の作用効果を奏する。
(実施例4)
本例の電力変換装置1は、電子部品40として、図17、図18に示すように、放電抵抗45を備える。なお、その他の構成は実施例1の場合と同一であるため、同一の符号を付してその説明を省略するものとする。放電抵抗45は、半導体モジュール10における2個の半導体素子21に接続されている。
これにより、放電抵抗45は、半導体モジュール連結体18ごとに一つ又は数個ずつ設けられることとなり、複数の放電抵抗45が並列接続される。そのため、個々の放電抵抗の発熱量が小さくなり、かつ放電抵抗同士45の間隔が広がるため他の放電抵抗45からの受熱を抑えることができる。これにより、個々の放電抵抗45は積極的に冷却しなくてもよくなるため、放電抵抗45の設置場所の自由度が高まり、装置の小型化を図ることができる。なお、本例によっても、実施例1において電子部品40として電流センサ41を備えることによる作用効果を除いて、実施例1の場合と同様の作用効果を奏する。
1 電力変換装置
10 半導体モジュール
11 本体部
12 パワー端子
15 積層体
18 半導体モジュール連結体
20 連結部材
21 導電部材
22 保持部材
31 バスバ
40 電子部品
41 電流センサ
50 冷却管
65 絶縁部材

Claims (10)

  1. 半導体素子(19)を内蔵する平板状の本体部(11)と、該本体部(11)からその主面(11a、11b)に平行に突出するとともに貫通孔(12a)が形成された複数のパワー端子(12)とを備える複数の半導体モジュール(10)と、
    上記半導体素子(19)を駆動制御する制御回路が形成された制御基板(17)と、
    上記パワー端子(12)のそれぞれが上記貫通孔(12a)に挿通された第1の締結部材(60)を介して締結される複数の導電部材(21)と、該複数の導電部材(21)を保持する保持部材(22)とからなり、上記複数の半導体モジュール(10)のうち、少なくとも2個の上記半導体モジュール(10)を連結する連結部材(20)と、
    上記導電部材(21)に第2の締結部材(61)を介して電気的に接合されて上記半導体モジュール(10)と通電される複数のバスバ(31、32、33)と、
    を備え、
    上記連結部材(20)には、上記半導体素子(19)を過電流又は過電圧から保護する保護回路又は上記制御回路の一部を構成する電子部品(40)が搭載されており、
    上記導電部材(21)はそれぞれ、上記パワー端子(12)が接続される第1の面(211b、212b、213b、214b)と、上記バスバ(31、32、33)が接続される第2の面(211a、211c、212c、213c)とを有し、
    上記複数の導電部材(21)における上記第1の面(211b、212b、213b、214b)が互いに同一平面(U)上に位置していることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 上記導電部材(21)には、該導電部材(21)の形成材料よりも機械的強度の高い材料からなるとともに、上記第1の締結部材(60)又は上記第2の締結部材(61)が結合される被結合部材(260、261)がインサートされていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
  3. 上記第1の締結部材(60)及び/又は上記第2の締結部材(61)は、リベット構造を有することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
  4. 上記第1の締結部材(60)及び/又は上記第2の締結部材(61)は、上記導電部材(21)と一体的に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置(1)。
  5. 上記貫通孔(12a)は、星形状に形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の電力変換装置(1)。
  6. 上記電子部品(40)は、上記バスバ(31)を通電する電流を検出する電流センサ(41)であることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
  7. 上記電子部品(40)は、上記保護回路の一部を構成するスナバ回路(42a)が形成された回路基板(42)であることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
  8. 上記連結部材(20)は、上記2個の半導体モジュール(10)を互いの主面(11a、11b)がそれぞれ同一平面(S,T)上に並んだ状態で連結して半導体モジュール連結体(18)を形成しており、該半導体モジュール連結体(18)は複数備えられるとともに、上記半導体モジュール(10)を冷却する冷媒を流通させる冷却管(50)が複数備えられ、上記複数の半導体モジュール連結体(18)と上記複数の冷却管(50)とは上記本体部(11)の主面(11a、11b)に直交する方向に積層されるとともに上記複数の冷却管(50)における互いに隣り合う上記冷却管(50)が連結管(51)により連通されてなる積層体(15)が形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
  9. 上記保持部材(22)には、上記連結管(51)に当接して上記半導体モジュール連結体(18)を位置決めする位置決め突起(24)が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の電力変換装置(1)。
  10. 上記半導体モジュール(10)と上記冷却管(50)との間には、両者の間を絶縁するシート状の絶縁部材(65)が介在されており、上記保持部材(22)は、上記絶縁部材(65)の縁部(65a)に当接して上記絶縁部材(65)の位置ずれを防止する位置ずれ防止部(24)を有することを特徴とする請求項8又は9に記載の電力変換装置(1)。
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