JP2016206901A - 認証処理プログラム、認証処理装置および認証処理方法 - Google Patents

認証処理プログラム、認証処理装置および認証処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 認証処理において照合対象の候補者数を抑制することができる認証処理プログラム、認証処理装置、および認証処理方法を提供する。【解決手段】 認証処理プログラムは、生体情報を取得する処理と、ユーザと特徴データとを関連付けて記憶した特徴情報記憶部を参照し、該特徴情報記憶部に含まれるユーザの内の第1ユーザの特徴データと、前記生体情報との第1類似度を算出する処理と、第1類似度が第1閾値以上となる場合に、第1ユーザの特徴データとの類似度が第2閾値以上となる特徴データと関連付けられた第2ユーザを第1ユーザに関連付けて記憶した類似ユーザ記憶部を参照することによって第2ユーザを抽出する処理と、第2ユーザの特徴データと、前記生体情報との第2類似度を算出する処理と、第1類似度と第2類似度のうちより高い値のユーザを、前記生体情報に対応するユーザとして決定する処理と、をコンピュータに実行させる。【選択図】 図8

Description

本件は、認証処理プログラム、認証処理装置および認証処理方法に関する。
生体情報が登録された複数のユーザの中から照合対象者を定めずに、当該複数のユーザの登録生体情報と、被認証者から取得された生体情報とを照合する1:N認証技術が開発されている。1:N認証では、認証に要する時間が長くなる傾向にあるため、照合対象の候補者数を抑制することが考えられている(例えば特許文献1参照)。
特開2010−049357号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、認証失敗時に候補者情報を作成しているため、認証で失敗しなければ候補者情報が作成されない。
1つの側面では、本件は、認証処理において照合対象の候補者数を抑制することができる認証処理プログラム、認証処理装置、および認証処理方法を提供することを目的とする。
1つの態様では、認証処理プログラムは、生体情報を取得する処理と、ユーザと特徴データとを関連付けて記憶した特徴情報記憶部を参照し、該特徴情報記憶部に含まれるユーザの内の第1ユーザの特徴データと、前記生体情報との第1類似度を算出する処理と、算出された前記第1類似度が第1閾値以上となる場合に、前記第1ユーザの特徴データとの類似度が第2閾値以上となる特徴データと関連付けられた第2ユーザを前記第1ユーザに関連付けて記憶した類似ユーザ記憶部を参照することによって前記第2ユーザを抽出する処理と、前記第2ユーザの特徴データと、前記生体情報との第2類似度を算出する処理と、前記第1類似度と前記第2類似度のうちより高い値のユーザを、前記生体情報に対応するユーザとして決定する処理と、をコンピュータに実行させる。
照合対象の候補者数を抑制することができる。
予め登録されている複数のユーザの登録生体情報のテーブルである。 (a)は実施例1に係る生体認証装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図であり、(b)は情報処理プログラムの実行によって実現される各機能のブロック図である。 登録処理を表すフローチャートの一例である。 (a)は登録テーブルを例示する図であり、(b)はスコアテーブルを例示する図であり、(c)は類似ユーザテーブルを例示する図である。 (a)は基準値格納部に格納されているテーブルを例示する図であり、(b)は引継ユーザ格納部に格納されているテーブルを例示する図であり、(c)はログ格納部に格納されているテーブルを例示する図である。 認証処理を表すフローチャートの一例である。 (a)は登録テーブルを例示する図であり、(b)はスコアテーブルを例示する図であり、(c)は類似ユーザテーブルを例示する図である。 類似ユーザ照合処理の一例を表すフローチャートである。 (a)は登録テーブルを例示する図であり、(b)はスコアテーブルを例示する図であり、(c)は類似ユーザテーブルを例示する図である。 (a)は登録テーブルを例示する図であり、(b)はスコアテーブルを例示する図であり、(c)は類似ユーザテーブルを例示する図である。 (a)は登録テーブルを例示する図であり、(b)はスコアテーブルを例示する図であり、(c)は類似ユーザテーブルを例示する図である。 後回し処理の一例を表すフローチャートである。 (a)は登録テーブルを例示する図であり、(b)はスコアテーブルを例示する図であり、(c)は類似ユーザテーブルを例示する図である。 調整処理の一例を表すフローチャートである。
実施例の説明に先立って、生体認証処理の概略について説明する。生体認証処理とは、被認証者から取得された照合用生体情報と、予め登録された当該被認証者の登録生体情報との照合結果(類似度)が所定値以上となる場合に、当該被認証者を本人と判断する処理のことである。生体認証処理には、1:1認証と1:N認証とがある。1:1認証とは、IDなどの入力によって、生体情報が登録された複数のユーザの中から照合対象者を予め定め、当該照合対象者の登録生体情報と、被認証者から取得された照合用生体情報とを照合する処理である。一方、1:N認証とは、生体情報が登録された複数のユーザの中から照合対象者を定めずに、当該複数のユーザの登録生体情報と、被認証者から取得された照合用生体情報とを照合する処理である。
1:N認証では、IDの入力などの手間が省ける一方で、複数のユーザの登録生体情報との照合が必要となり、認証に要する時間が長くなる。図1は、予め登録されている複数のユーザの登録生体情報のテーブルである。図1で例示するように、各ユーザのID(ユーザ名など)と関連付けて、登録生体情報(例えば指紋情報などの特徴データ)が格納されている。図1の例では、登録されているユーザ数は20である。1:N認証では、例えば、被認証者から取得された照合用生体情報と、これら20人分の登録生体情報とが順に照合される。図1では、照合スコアが併せて示されている。照合スコアは、類似度のことであり、図1の例では、0.0〜10.0の値を示す。大きい値は、類似度が高いことを示す。
例えば、被認証者は、所定値以上でかつ最も大きい照合スコア値のユーザであると判定される。図1の例では、被認証者は、User001であると判定される。しかしながら、被認証者が最初に照合されたUser001であると判定されるものの、残りの全てのユーザの登録生体情報と照合が行われることになる。したがって、認証に時間を要することになる。そこで、以下の実施例では、照合対象の候補者数を抑制することができる認証処理プログラム、認証処理装置、および認証処理方法について説明する。
図2(a)は、実施例1に係る認証処理装置100のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。図2(a)で例示するように、認証処理装置100は、CPU101、RAM102、記憶装置103、表示装置104、生体センサ105、入力装置106などを備える。これらの各機器は、バスなどによって接続されている。
CPU(Central Processing Unit)101は、中央演算処理装置である。CPU101は、1以上のコアを含む。RAM(Random Access Memory)102は、CPU101が実行するプログラム、CPU101が処理するデータなどを一時的に記憶する揮発性メモリである。
記憶装置103は、不揮発性記憶装置である。記憶装置103として、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどのソリッド・ステート・ドライブ(SSD)、ハードディスクドライブに駆動されるハードディスクなどを用いることができる。本実施例に係る認証処理プログラムは、記憶装置103に記憶されている。表示装置104は、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスパネル等であり、認証処理装置100の処理結果などを表示する。
生体センサ105は、ユーザの生体情報を取得するセンサであり、本実施例においては、ユーザの指紋画像を取得する。生体センサ105は、光学式センサ、静電容量センサなどである。入力装置106は、ユーザのIDなどの情報を入力するための装置であり、マウス、キーボードなどである。
記憶装置103に記憶されている認証処理プログラムは、RAM102に展開される。CPU101は、RAM102に展開された認証処理プログラムを実行する。それにより、認証処理装置100による各処理が実行される。
図2(b)は、認証処理プログラムの実行によって実現される各機能のブロック図である。図2(b)で例示するように、認証処理プログラムの実行によって、認証処理装置100は、取得部10、登録部20、照合部30、ユーザ抽出部40、並び替え部50、記憶部60、出力部70および更新部80として機能する。記憶部60は、登録テーブル61、スコアテーブル62、類似ユーザテーブル63、基準値テーブル64、引継ユーザテーブル65、およびログテーブル66として機能する。以下、各部の詳細について説明する。
(登録処理)
図3は、登録処理を表すフローチャートの一例である。登録処理とは、生体認証処理を利用するユーザの生体情報を予め登録しておく処理である。図2(b)および図3を参照しつつ、登録処理の一例について説明する。まず、取得部10は、生体センサ105が取得した画像から、登録用生体情報および照合用生体情報を取得する(ステップS1)。登録用生体情報および照合用生体情報は、生体センサ105が取得した同一の画像から抽出された特徴データであってもよいが、異なる画像から抽出された特徴データであってもよい。本実施例においては、取得部10は、生体センサ105が取得した複数の画像から抽出された特徴データの平均値を登録用生体情報として取得する。本実施例においては、生体センサ105が指紋画像を取得するため、指紋画像のパターン、指紋のマニューシャの位置などの特徴データを用いる。また、本実施例においては、生体センサ105が取得した画像のうち、登録用生体情報に用いた画像とは異なる画像から照合用生体情報を取得する。
次に、登録部20は、入力装置106から入力されたユーザ名と関連付けて登録用生体情報を登録生体情報として登録テーブル61に登録する(ステップS2)。したがって、記憶部60の登録テーブル61が、特徴情報記憶部の一例として機能する。図4(a)は、登録テーブル61を例示する。図4(a)では、User014の指紋Nが登録生体情報として新たに追加されている。
次に、照合部30は、ステップS1で取得された登録用生体情報と照合用生体情報とを照合し、照合スコアをスコア最高値としてスコアテーブル62に登録する(ステップS3)。図4(b)は、スコアテーブル62を例示する。図4(b)では、User014の照合スコア「9.0」がスコア最高値としてスコアテーブル62に登録されている。照合スコアが「10.0」ではなく「9.0」になり得るのは、登録用生体情報を取得する際に用いた画像と照合用生体情報を取得する際に用いた画像とが異なるからである。
次に、照合部30は、登録用生体情報と、登録テーブル61に既に登録されている他の全てのユーザの登録生体情報とを照合する。次に、登録部20は、基準値テーブル64から類似基準値を読み込み、照合スコアが当該類似基準値以上となるユーザとUser014とを関連付け、類似ユーザテーブル63に格納する(ステップS4)。したがって、記憶部60の類似ユーザテーブル63が類似ユーザ記憶部の一例として機能する。図5(a)は、基準値テーブル64を例示する。類似基準値は、例えば7.0である。なお、基準値テーブル64に格納されている非類似基準値については後述する。図4(c)の例では、User001、User009、User012およびUser014が類似ユーザとして格納されている。したがって、User001、User009およびUser012にも、類似ユーザとしてUser014が関連付けられている。
次に、並び替え部50は、登録テーブル61を、類似ユーザ数の多い順に並び替える(ステップS5)。図4(c)の例ではUser014の類似ユーザ数が最も多いため、登録テーブル61は、図4(a)から変更されない。以上の処理により、新たなユーザが登録されることになる。
登録処理の実行により、登録生体情報同士の類似度が類似基準値以上となるユーザが類似ユーザグループとして互いに関連付けられる。また、類似ユーザ数の多い順に、登録テーブル61が並び替えられる。さらに、後述する認証処理よりも前に、新たに登録されるユーザの登録用生体情報と照合用生体情報との類似度がスコア最高値として登録される。
なお、ステップS3〜S5は、ステップS2の実行後すぐに実行されなくてもよい。例えば、複数の被登録ユーザについて、利用者の少ない時間帯にステップS3〜S5をバッチ処理により一括で行われてもよい。また、ステップS5の並び替えは、類似ユーザ数の多い順だけでなく、過去の認証回数などを考慮してもよい。
(認証処理)
図6は、認証処理を表すフローチャートの一例である。認証処理は、登録処理によって登録されたユーザが本人確認を行うための処理である。図2(b)および図6を参照しつつ、認証処理の一例について説明する。まず、取得部10は、生体センサ105が取得した画像から、照合用生体情報を取得する(ステップS11)。次に、ユーザ抽出部40は、登録テーブル61に、未照合のユーザが残っているか否かを判定する(ステップS12)。ステップS12で「No」と判定された場合、全てのユーザの登録生体情報との照合が終了したことになる。そこで、出力部70は、認証失敗に係る信号を出力する(ステップS13)。それにより、表示装置104は、認証失敗に係る表示を行う。また、フローチャートの実行が終了する。
ステップS12で「Yes」と判定された場合、ユーザ抽出部40は、未照合のユーザのうち先頭のユーザを抽出する。図7(a)の例では、User014との照合が最初に行われる。次に、照合部30は、当該ユーザの登録生体情報を登録テーブル61からターゲット生体情報として読み込む(ステップS14)。次に、照合部30は、ターゲット生体情報と照合用生体情報とを照合する(ステップS15)。
次に、照合部30は、基準値テーブル64から類似基準値(例えば7.0)を読み込み、照合スコアが当該類似基準値以上となるか否かを判定する(ステップS16)。ステップS16で「Yes」と判定された場合、類似ユーザ照合処理が行われる(ステップS17)。ステップS16で「No」と判定された場合、照合部30は、図5(a)の基準値テーブル64から非類似基準値(例えば3.0)を読み込み、照合スコアが当該非類似基準値以下となるか否かを判定する(ステップS18)。ステップS18で「Yes」と判定された場合、後回し処理が行われる(ステップS19)。ステップS18で「No」と判定された場合、ステップS12が再度実行される。なお、図7(a)の例では、User014の次にUser001との照合が行われることになる。
(類似ユーザ照合処理)
図8は、類似ユーザ照合処理の一例を表すフローチャートである。図8で例示するように、ユーザ抽出部40は、類似ユーザテーブル63を参照し、ターゲット生体情報の類似ユーザグループを抽出する(ステップS21)。図7(c)の例では、User001、User009およびUser012が抽出される。次に、照合部30は、ステップS21で抽出された全てのユーザの生体情報(類似生体情報)と照合用生体情報とを照合する(ステップS22)。図7(c)に、User001、User009およびUser012との照合スコアを例示する。なお、照合用生体情報とUser014の登録生体情報との照合スコアが一例として7.3であるとする。
次に、ユーザ抽出部40は、図7(b)のスコアテーブル62を参照し、ステップS15およびステップS22で得られた照合スコアの中に、それぞれのスコア最高値に近似する照合スコアがあるか否かを判定する(ステップS23)。ここでは、ステップS15で得られた照合スコアとUser014のスコア最高値との対比と、ステップS22で得られた照合スコアとUser001、User009およびUser012のスコア最高値との対比が行われる。スコア最高値に近似するとは、例えば、照合スコアがスコア最高値に対して所定の範囲内(例えばスコア最高値〜スコア最高値−0.5)にあることを意味する。このスコア最高値に対して所定の範囲内とは、第1閾値以上にあることに相当する。以下、同様である。
図7(c)の例では、スコア最高値に近似する照合スコアがないため、ステップS23で「No」と判定される。ステップS23で「No」と判定された場合、ユーザ抽出部40は、User014以外で最も大きい照合スコアのユーザを引継ユーザテーブル65に格納することで退避する(ステップS24)。図5(b)は、引継ユーザテーブル65を例示する。図7(c)の例では、User012が引継ユーザとして引継ユーザテーブル65に格納される。
次に、ユーザ抽出部40は、類似ユーザテーブル63を参照し、退避したユーザと同グループのユーザがいるか否か判定する(ステップS25)。ステップS25で「No」と判定された場合、ステップS12が再度実行される。この場合、User014、User001、User009およびUser012が照合済として扱われる。したがって、User007との照合が行われることになる。
ステップS25で「Yes」と判定された場合、ユーザ抽出部40は、退避したユーザと同グループのユーザを抽出する(ステップS26)。図9(c)の例では、User014が処理済であるため、User018が抽出される。次に、並び替え部50は、ステップS26で抽出されたユーザを、登録テーブル61の先頭に移動させる(ステップS27)。図9(a)の例では、User018が最上位に移動している。その後、ステップS12から再度実行される。
図10(c)は、ステップS22におけるUser001、User009およびUser012との照合スコアの他の例を示す。図10(c)の例では、User001の照合スコアが8.8であり、図10(b)で例示するUser001のスコア最高値9.0に近似する。また、User012の照合スコアが8.9であり、図10(b)で例示するUser012のスコア最高値と近似する。したがって、ステップS23で「Yes」と判定される。
ステップS23で「Yes」と判定された場合、ユーザ抽出部40は、類似ユーザテーブル63を参照し、スコア最高値と近似する照合スコアのユーザ(第1ユーザ)の同グループのユーザ(第2ユーザ)を抽出する(ステップS28)。図11(c)の例では、User001およびUser012と同グループのユーザが第2ユーザとして抽出される。すなわち、User009、User014、User018が第2ユーザとして抽出される。なお、User009およびUser014が照合済であるため、User018が第2ユーザとして抽出される。次に、照合部30は、ステップS27で抽出された全てのユーザ(未照合ユーザ)の登録生体情報と、照合用生体情報とを照合する(ステップS29)。図11(c)に、User001、User009、User012、User014およびUser018との照合スコアを例示する。
次に、照合部30は、User001の類似ユーザグループの中から最も照合スコアの高いユーザを選択する。図11(c)の例では、User001が選択される。さらに、照合部30は、User012の類似ユーザグループの中から最も照合スコアの高いユーザを選択する。図11(c)の例では、User018が選択される。第1ユーザが1人のときは、当該第1ユーザの類似ユーザグループの中で最も照合スコアの高いユーザが選択される。図11(c)の例では、第1ユーザが複数であるため、最も大きい照合スコアのユーザが選択される。次に、照合部30は、スコアテーブル62を参照し、最も大きい照合スコアが、当該照合スコアに係るユーザのスコア最高値に近似するか否かを判定する(ステップS30)。
ステップS30で「No」と判定された場合、出力部70は、認証失敗に係る信号を出力する(ステップS31)。それにより、表示装置104は認証失敗に係る表示を行う。ステップS30で「Yes」と判定された場合、出力部70は、被認証者が、最も照合スコアの高いユーザ(User018)であるとして、出力部70は認証成功に係る信号を出力する(ステップS32)。それにより、表示装置104は認証成功に係る表示を行う。なお、この場合の照合スコアがスコアテーブル62のスコア最高値よりも高ければ、更新部80はスコアテーブル62のスコア最高値を当該照合スコアで更新してもよい。
(後回し処理)
図12は、後回し処理の一例を表すフローチャートである。図12で例示するように、ユーザ抽出部40は、類似ユーザテーブル63を参照し、ターゲット生体情報のユーザグループを抽出する(ステップS41)。図13(c)の例では、User001、User009およびUser012が抽出される。次に、並び替え部50は、ステップS41で抽出されたユーザを登録テーブル61の最後尾に移動させる(ステップS42)。その後、ステップS12が実行される。なお、この場合、User014の次に、User007との照合が行われることになる。
(調整処理)
図14は、調整処理の一例を表すフローチャートである。調整処理は、認証に成功した場合に実行される。なお、ログテーブル66は、上述した後回し処理が実行されるたびに、後回しされたユーザと、当該ユーザの登録生体情報と照合用生体情報との照合スコアとを格納している。図5(c)は、ログテーブル66を例示する。
図14で例示するように、更新部80は、ログテーブル66を参照する(ステップS51)。次に、更新部80は、認証成功に係るユーザが後回しされていたか否かを判定する(ステップS52)。ステップS52で「Yes」と判定された場合、非類似基準値を当該後回しされたユーザの照合スコアで更新する(ステップS53)。ステップS53の実行後またはステップS52で「No」と判定された場合、フローチャートの実行が終了する。
本実施例においては、類似ユーザ照合処理において、類似ユーザグループに含まれるユーザ(第1ユーザ)の登録生体情報と、照合用生体情報との類似度(第1類似度)が算出される。また、算出された第1類似度がスコア最高値に近似する場合(第1閾値以上となる場合)に、類似ユーザテーブル63から、当該第1類似度に係るユーザに関連付けられた類似ユーザグループのユーザ(第2ユーザ)が抽出される。また、当該第2ユーザの登録生体情報と照合用生体情報との類似度(第2類似度)が算出される。また、第1類似度と第2類似度とのうち、より高い類似度のユーザが、被認証者であるとして決定される。このような構成においては、第1類似度が第1閾値以上となった場合に、類似ユーザテーブル63における類似ユーザグループに照合対象が絞られる。すなわち、照合対象の候補者数を抑制することができる。したがって、1人あたりに要する認証時間を短縮化することができる。また、類似ユーザグループに含まれる類似ユーザの登録生体情報は、互いに類似の関係にある。したがって、照合対象の候補者の選択精度が向上し、認証精度を維持することができる。
また、第1類似度が非類似基準値以下の場合に、当該ユーザの類似ユーザグループが登録テーブル61において後回しされることで、認証成功に至る時間を短縮化することができる。
また、第1閾値として、ユーザごとのスコア最高値の所定範囲を用いることで、第1閾値の信頼度が高くなる。なお、第1閾値は、スコア最高値に限られない。上記第1類似度を算出する処理よりも前に取得された照合用生体情報と登録生体情報との類似度に対して所定の範囲内の値であればよい。
第1閾値は、第2閾値よりもより類似している状態を示す値であることが好ましい。類似ユーザグループの類似ユーザ数が増えることになり、認証精度が維持されるからである。
また、登録テーブル61が類似ユーザ数の多い順に並び替えられることで、類似ユーザ数の多い順に照合用生体情報と登録生体情報とが照合される。それにより、第1類似度が第1閾値以上となる場合の照合対象者数が増える。その結果、認証精度が維持される。
なお、上記実施例において、用いる生体は指紋に限られない。静脈パターン、虹彩、顔、手のひら形状などを用いてもよい。登録処理における類似基準値と、認証処理における類似基準値とは、異なっていてもよい。
上記実施例において、記憶部60の登録テーブル61が特徴情報記憶部の一例として機能する。照合部30が第1算出部、第2算出部および決定部の一例として機能する。記憶部60の類似ユーザテーブル63が類似ユーザ記憶部の一例として機能する。ユーザ抽出部40が抽出部の一例として機能する。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 取得部
20 登録部
30 照合部
40 ユーザ抽出部
50 並び替え部
60 記憶部
61 登録テーブル
62 スコアテーブル
63 類似ユーザテーブル
64 基準値テーブル
65 引継ユーザテーブル
66 ログテーブル
70 出力部
80 更新部
100 認証処理装置

Claims (9)

  1. 生体情報を取得する処理と、
    ユーザと特徴データとを関連付けて記憶した特徴情報記憶部を参照し、該特徴情報記憶部に含まれるユーザの内の第1ユーザの特徴データと、前記生体情報との第1類似度を算出する処理と、
    算出された前記第1類似度が第1閾値以上となる場合に、前記第1ユーザの特徴データとの類似度が第2閾値以上となる特徴データと関連付けられた第2ユーザを前記第1ユーザに関連付けて記憶した類似ユーザ記憶部を参照することによって前記第2ユーザを抽出する処理と、
    前記第2ユーザの特徴データと前記生体情報との第2類似度を算出する処理と、
    前記第1類似度と前記第2類似度のうちより高い値のユーザを、前記生体情報に対応するユーザとして決定する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする認証処理プログラム。
  2. 算出された前記第1類似度が第3閾値以下となる場合に、前記第2ユーザの特徴データと前記生体情報との照合処理を、前記特徴情報記憶部に含まれる他のユーザに対して行う照合処理よりも後に実行することを特徴とする請求項1記載の認証処理プログラム。
  3. 前記第1閾値は、前記生体情報を取得する処理より前において、前記第1ユーザから取得された生体情報と前記特徴情報記憶部に記憶された前記第1ユーザの特徴データとの間で算出された類似度に対して所定の範囲内の値であることを特徴とする請求項1または2記載の認証処理プログラム。
  4. 前記第1閾値は、前記生体情報を取得する処理より前において、前記第1ユーザから取得された生体情報と前記特徴情報記憶部に記憶された前記第1ユーザの特徴データとの間で算出された類似度の最高値に対して所定の範囲内の値であることを特徴とする請求項1または2記載の認証処理プログラム。
  5. 前記第1閾値は、前記第2閾値よりもより類似している状態を示す値であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の認証処理プログラム。
  6. 前記類似ユーザ記憶部は、前記特徴情報記憶部に記憶された特徴データ同士の類似度が前記第2閾値以上となるユーザを類似ユーザグループとして互いに関連付けて記憶しており、
    前記第1ユーザは、前記類似ユーザ記憶部に記憶されたいずれかの前記類似ユーザグループのユーザであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の認証処理プログラム。
  7. 前記第1類似度を算出する処理において、類似ユーザ記憶部に記憶された類似ユーザグループのうち、類似ユーザ数の多い順に、前記第1類似度の算出対象を選択することを特徴とする請求項6記載の認証処理プログラム。
  8. 生体情報を取得する取得部と、
    ユーザと特徴データとを関連付けて記憶した特徴情報記憶部と、
    前記特徴情報記憶部を参照し、該特徴情報記憶部に含まれるユーザの内の第1ユーザの特徴データと、前記生体情報との第1類似度を算出する第1算出部と、
    前記第1ユーザの特徴データとの類似度が第2閾値以上となる特徴データと関連付けられた第2ユーザを前記第1ユーザに関連付けて記憶した類似ユーザ記憶部と、
    前記第1算出部によって算出された前記第1類似度が第1閾値以上となる場合に、前記類似ユーザ記憶部を参照することによって前記第2ユーザを抽出する抽出部と、
    前記第2ユーザの特徴データと前記生体情報との第2類似度を算出する第2算出部と、
    前記第1類似度と前記第2類似度のうちより高い値のユーザを、前記生体情報に対応するユーザとして決定する決定部と、を備えることを特徴とする認証処理装置。
  9. 生体情報を取得部が取得し、
    ユーザと特徴データとを関連付けて記憶した特徴情報記憶部を参照し、該特徴情報記憶部に含まれるユーザの内の第1ユーザの特徴データと、前記生体情報との第1類似度を第1算出部が算出し、
    算出された前記第1類似度が第1閾値以上となる場合に、前記第1ユーザの特徴データとの類似度が第2閾値以上となる特徴データと関連付けられた第2ユーザを前記第1ユーザに関連付けて記憶した類似ユーザ記憶部を参照することによって前記第2ユーザを抽出部が抽出し、
    前記第2ユーザの特徴データと前記生体情報との第2類似度を第2算出部が算出し、
    前記第1類似度と前記第2類似度のうちより高い値のユーザを、決定部が、前記生体情報に対応するユーザとして決定する、ことを特徴とする認証処理方法。
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