JP2016204351A - 医薬組成物 - Google Patents

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章子 大畠
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Abstract

【課題】医薬として有用な4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリル(一般名:トピロキソスタット)の口腔内崩壊錠およびその製造方法の提供。
【解決手段】有効成分としてトピロキソスタットを含有し、賦形剤、崩壊剤、結合剤からなる口腔内崩壊錠。
【選択図】なし

Description

本発明は、4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリル(一般名:トピロキソスタット)を有効成分とする口腔内崩壊錠に関する。
トピロキソスタットは、キサンチン酸化還元酵素を選択的かつ可逆的に阻害し、血清尿酸値を低下させる非プリン型選択的キサンチンオキシダーゼ阻害薬であり、尿酸産生亢進型の高尿酸血症および高尿酸血症による痛風治療薬としても使用され(特許文献1、2)、腎機能障害の治療および予防にも有効とされている(特許文献3)。
トピロキソスタットは、商品名トピロリック▲R▼錠(株式会社富士薬品)、商品名ウリアデック▲R▼錠(株式会社三和化学研究所)として上市されており、乳糖水和物、結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウムを含有する錠剤である(非特許文献1)。
一方、経口投与による医薬固形製剤としては、一般的に錠剤やカプセル剤等の剤形が知られているが、これら剤形は殆どの場合、製剤を消化管内に速やかに送達させ、製剤の崩壊を促し、吸収促進を目的に水や白湯等を同時に飲用しなければならない。しかしながら、高齢者や嚥下困難な患者にとっては、これら製剤を服用することは困難な場合が多い。
近年、このような患者のコンプライアンス改善を目的として、少量程度の水や口腔内の唾液により速やかに崩壊し、時間、場所等を気にすることなく、高齢者や嚥下困難な患者においても容易に嚥下し得る、利便性の良い口腔内崩壊錠の開発が所望されている。
上記技術としては、例えば、D−マンニトールの製剤中の含有量が50%重量以上である口腔内崩壊錠(特許文献4)。エリスリトール、結晶セルロース及び崩壊剤を含有する口腔内崩壊錠(特許文献5)。D−マンニトール、セルロース類及び崩壊剤を含有する崩壊錠(特許文献6)。糖類を崩壊剤として50〜1000kgで圧縮成形後、乾燥して製造することを特徴とする口腔内崩壊錠(特許文献7、8)。崩壊剤として低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、賦形剤として結晶セルロース、滑沢剤を混合した速崩壊性錠剤(特許文献9)等が開示されている。
WO2003/064410 WO2014/017515 WO2012/060308 特開2014−55189 特開平10−182436 特開2001−58944 特開平9−309821 特開平9−309822 特開平9−71523
医薬品インタビューホーム トピロリック錠20mg、60mg、80mg
したがって本発明の課題は、トピロキソスタットを有効成分として含有し、医薬品としての安定性の確保と、薬物の分散性、溶出性に優れた口腔内崩壊錠およびその製造方法を提供することにある。
一般的に口腔内崩壊錠は錠剤硬度が低いことから、摩損度が大きく、流通過程および錠剤取り出し時の損傷や割れ、一包化に向かない等の問題があった。
一方トピロキソスタットは、付着性が高く、一般的に知られている口腔内崩壊錠の製造方法では目的とする崩壊錠を得ることが困難であった。
そこで本発明者等は、上記課題を解決するため鋭意研究を行った結果、崩壊性が良く、錠剤硬度低下が少ない、安定性の高い口腔内崩壊錠を見出し、本発明の完成に至った。
即ち、本発明は、
(1)有効成分として4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリル(一般名:トピロキソスタット)を含有し、賦形剤、崩壊剤、結合剤からなる口腔内崩壊錠。
(2)有効成分トピロキソスタットが、粉末X線回折において、回折角2θの値が10.1、16.0、20.4、25.7及び26.7度付近に特徴的なピークを有するI型結晶を有効成分として含有する(1)記載の口腔内崩壊錠。
(3)有効成分トピロキソスタットが、粉末X線回折において、回折角2θの値が9.9、16.3、18.2、22.4度付近に特徴的なピークを有するII型結晶を有効成分として含有する(1)記載の口腔内崩壊錠。
(4)有効成分トピロキソスタットが、粉末X線回折において、回折角2θの値が8.1、14.9、16.4、25.3、26.9、27.6度付近に特徴的なピークを有する水和物を有効成分として含有する(1)記載の口腔内崩壊錠。
(5)II型結晶および水和物を含んでもよい(2)記載の口腔内崩壊錠。
(6)有効成分トピロキソスタットのI型結晶の含量が75%以上である請求項2および請求項5記載の口腔内崩壊錠。
(7)賦形剤がD−マンニトール、結晶セルロース、エリスリトール、又はそれら混合物である(1)〜(6)記載の口腔内崩壊錠。
(8)D−マンニトールの平均粒子径が30〜160μmである(7)記載の口腔内崩壊錠。
(9)結晶セルロースの平均粒子径が20〜170μmである請求項7、又は請求項8記載の口腔内崩壊錠。
(10)崩壊剤がカルメロース、クロスカルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム、トウモロコシデンプン、カルボキシメチルスターチナトリウム、結晶セルロース、クロスポビドンおよび低置換度ヒドロキシプロピルセルロースからなる群より選択される1種、又は2種以上の混合物である(1)〜(9)の口腔内崩壊錠。
(11)結合剤がアルファー化デンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロースからなる群より選択される1種、又は2種以上の混合物である(10)記載の口腔内崩壊錠。
(12)トピロキソスタット、賦形剤、結合剤、崩壊剤を混合、精製水を用いて造粒し、乾燥後整粒により得た顆粒に滑沢剤を混合し、圧縮成型により製造される、口腔内における崩壊時間が30秒以内である(11)記載の口腔内崩壊錠。
(13)トピロキソスタット、賦形剤、崩壊剤を混合、結合剤により造粒し、乾燥整粒により得た顆粒に崩壊剤、および滑沢剤を混合し、圧縮成型により製造される、口腔内における崩壊時間が30秒以内である(11)記載の口腔内崩壊錠に関する。
本発明のトピロキソスタットを有効成分とする口腔内崩壊錠は、錠剤の崩壊性、薬物の溶出性が良く、高齢者や嚥下困難な患者でも服用し易い医薬を提供することができる。
また、本発明の口腔内崩壊錠の製造方法は、打錠障害等の問題が生じることなく、工業的に安定した製品を供給することが可能である。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明の口腔内崩壊錠とは、口腔内の唾液、又は少量の水および白湯により、40秒以内、好ましくは30秒以内に崩壊させて服用が可能な錠剤を意味する。
本発明のトピロキソスタット口腔内崩壊錠の製造は、例えば、トピロキソスタット、賦形剤、結合剤、崩壊剤を混合、精製水を加えて造粒し、乾燥後整粒により得た顆粒に滑沢剤を混合、圧縮成型により製造する方法。トピロキソスタット、賦形剤、崩壊剤を混合、結合剤を加えて造粒し、乾燥後整粒により得た顆粒に崩壊剤および滑沢剤を混合、圧縮成型により製造する方法がある。
本発明に含有される有効成分トピロキソスタットは、粉末X線回折において回折角2θの値が10.1、16.0、20.4、25.7及び26.7度付近に特徴的なピークを有するI型結晶、粉末X線回折において回折角2θの値が9.9、16.3、18.2、22.4度付近に特徴的なピークを有するII型結晶、粉末X線回折において回折角(2θ)の値が8.1、14.9、16.4、25.3、26.9、27.6度付近に特徴的なピークを有する水和物等が挙げられ、好ましくはI型結晶である。又、これら混合物の場合、I型結晶の含量は75%以上が好ましい。
本発明に使用される賦形剤としては、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、コメデンプン、部分アルファー化デンプン等のデンプン類、乳糖、蔗糖、白糖、果糖、ブドウ糖、マルトース等の糖類、D−マンニトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール等の糖アルコール類が挙げられ、単独又は適宜組み合わせて用いることができる。好ましくはD−マンニトールであり、更に好ましくは、D−マンニトールの平均粒子径が30μm以上、好ましくは50μm以上、より好ましくは、50μm〜160μmである。
本発明に使用される結晶セルロースの平均粒子径は20〜170μmであり、好ましくは、50〜90μmである。
本発明に使用される低置換度ヒドロキシプロピルセルロースは、ヒドロキシプロポキシル基を8.0〜16.0%含み、好ましくは14%である。
本発明に使用される崩壊剤、又は崩壊補助剤としては、例えば、カルメロース(カルボキシメチルセルロース)、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウム、結晶セルロース、カルボキシメチルスターチナトリウム、ヒドロキシプロピルスターチ、クロスポビドン等からなる群より選択される1種、又は2種以上の混合物である。より好ましくは、平均粒子径が10〜30μm、20〜40μm、110〜130μmのクロスポビドンである。又、クロスポビドンは、製剤処方、製造方法により、一錠中0.5〜2%、又は1〜5%含まれることが好ましい。
本発明に使用される結合剤は、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース等が挙げられ、好ましくはメチルセルロースである。又、これら結合剤は、使用時に固体、若しくはアルコール溶液、又は水溶液として加えることができる
本発明の使用される滑沢剤としては、ケイ酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、メタケイ酸アルミンマグネシウム等が挙げられ、好ましくはステアリン酸マグネシウムである。
本発明の口腔内崩壊錠は、必要に応じて白糖、果糖、スクラロース、ブドウ糖、マルチトース、アスパルテーム、サッカリンおよびその塩類、アセスルファムカリウム等の甘味剤、乳酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、メントール等の矯味剤を単独又は適宜組み合わせて用いることができる。
上記製造方法で製造される口腔内崩壊錠の硬度は、2.0kgf以上であり、錠剤の形状は特に限定されるものではない。
以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1:トピロキソスタット(I型結晶)60g、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)133.5g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)24g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)16.8g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)2.4gを混合し、精製水47.3gを用いて撹拌造粒機(深江工業、ハイスピードミキサーLFS−GS−1JD)で造粒した後、60℃にて通風乾燥し、30号ステンレス篩を用いて整粒し、顆粒を得た。顆粒229gにステアリン酸マグネシウム(日油)3.2gを混合し、打錠機(畑鐡工所、HT−AP12SS−II)を用いて圧縮成型を行い、錠剤を製した。成形条件は、錠剤質量160mg、直径7.5mm、曲率半径9mmの一段R杵で硬度約6kgfとなるように打錠し、40mg錠を得た。
実施例2:実施例1の成形条件を、錠剤質量80mg、直径6.5mm、曲率半径8mmの一段R杵で硬度約4.5kgfとなるように打錠し、20mg錠を得た。
実施例3:実施例1の成形条件を、錠剤質量240mg、直径8.5mm、曲率半径10mmの一段R杵で硬度約7.5kgfとなるように打錠し、60mg錠を得た。
実施例4:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)28.1g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)3.4g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)3.4g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)0.48gを混合し、精製水9.6gを用いて乳鉢で造粒した後、60℃にて通風乾燥し、30号ステンレス篩を用いて整粒し、顆粒を得た。顆粒41gにステアリン酸マグネシウム(日油)0.58gを混合し、打錠機(畑鐡工所、HT−AP12SS−II)を用いて圧縮成型を行い、錠剤を製した。成形条件は、実施例1と同様であった。
実施例5:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)28.6g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)4.8g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)1.4g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)0.48gを混合し、精製水10.6gを用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例4と同様の方法で錠剤を製した。
実施例6:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)20.5g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)4.8g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)9.6g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)0.48gを混合し、精製水12.7gを用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例4と同様の方法で錠剤を製した。
実施例7:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)24.8g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)4.8g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)3.4g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)2.4gを混合し、精製水12.2gを用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例4と同様の方法で錠剤を製した。
実施例8:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール160C)26.7g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)4.8g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)3.4g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)0.48gを混合し、精製水10.5gを用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例4と同様の方法で錠剤を製した。
実施例9:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)26.7g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)4.8g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.4g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)0.48gを混合し、精製水9.5gを用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例4と同様の方法で錠剤を製した。
実施例10:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)26.7g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)4.8g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)3.4g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL)0.48gを混合し、精製水12gを用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例4と同様の方法で錠剤を製した。
実施例11:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)26.7g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)4.8g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)3.4g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−SF)0.48gを混合し、精製水11.5gを用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例4と同様の方法で錠剤を製した。
実施例12:トピロキソスタット24g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)52.8g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)5.7g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)6.7g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)0.96gを混合し、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)3.9gを精製水61.1gに溶かした水溶液、および精製水28.5gを用いて流動層造粒機(フロイント産業、フローコーターMINI)で造粒乾燥し、30号ステンレス篩を用いて整粒し、顆粒を得た。顆粒91gにステアリン酸マグネシウム(日油)1.3gを混合し、実施例4と同様の方法で錠剤を製した。
実施例13:トピロキソスタット60g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)141g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)18g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)12gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.9gを精製水35.5gに溶解した水溶液を用いて撹拌造粒機(深江工業、ハイスピードミキサーLFS−GS−1JD)で造粒した後、60℃にて通風乾燥し、22号ステンレス篩を用いて整粒し、顆粒を得た。顆粒226gにクロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)4.7g、およびステアリン酸マグネシウム(日油)3.2gを混合し、打錠機(畑鐵工所、HT−AP12SS−II)を用いて圧縮成型を行い、錠剤を製した。成形条件は、錠剤質量160mg、直径7.5mm、曲率半径9mmの一段R杵で硬度約6kgfとなるように打錠し、40mg錠を得た。
実施例14:実施例13の成形条件を、錠剤質量80mg、直径6.5mm、曲率半径8mmの一段R杵で硬度約4.5kgfとなるように打錠し、20mg錠を得た。
実施例15:実施例13の成形条件を、錠剤質量240mg、直径8.5mm、曲率半径10mmの一段R杵で硬度約9kgfとなるように打錠し、60mg錠を得た。
実施例16:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)28.3g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.09gを精製水9.4gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した後、60℃にて通風乾燥し、30号ステンレス篩を用いて整粒し、顆粒を得た。顆粒45gにクロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)0.93g、およびステアリン酸マグネシウム(日油)0.64gを混合し、打錠機(畑鐡工所、HT−AP12SS−II)を用いて圧縮成型を行い、錠剤を製した。成形条件は、実施例13と同様であった。
実施例17:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)28.1g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.27gを精製水9gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
実施例18:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)29g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.12gを精製水9.3gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した後、60℃にて通風乾燥し、30号ステンレス篩を用いて整粒し、顆粒を得た。顆粒46.5gにクロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)0.24g、およびステアリン酸マグネシウム(日油)0.65gを混合し、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
実施例19:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)30.4g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)0.3gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.12gを精製水7.8gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
実施例20:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)25.9g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)4.8gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.12gを精製水9gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
実施例21:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)29.5g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)2.4g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.12gを精製水8.4gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
実施例22:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)24.7g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)7.2g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.12gを精製水9gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
実施例23:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)28.2g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4g、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.18gを混合し、精製水9gを用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
実施例24:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)28.2g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−15)0.18gを精製水8.9gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
実施例25:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)28.2g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL)0.96gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.21gを精製水10.6gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した後、60℃にて通風乾燥し、30号ステンレス篩を用いて整粒し、顆粒を得た。顆粒46.9gにステアリン酸マグネシウム(日油)0.65gを混合し、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
実施例26:トピロキソスタット24g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)56.4g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)7.2g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)4.8gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.37gを精製水18.6gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した後、60℃にて通風乾燥し、30号ステンレス篩を用いて整粒し、顆粒を得た。顆粒46.4gにクロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL)0.96g、およびステアリン酸マグネシウム(日油)0.66gを混合し、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
実施例27:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)28.2g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)3.6g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.19gを精製水8.9gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
実施例28:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール160C)28.2g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.18gを精製水9gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
比較例1:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)29.1g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)2.4g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)3.4g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)0.48gを混合し、精製水7.2gを用いて乳鉢で造粒し、実施例4と同様の方法で錠剤を製したが、錠剤質量が安定しなかった。
比較例2:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)24.3g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)7.2g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)3.4g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)0.48gを混合し、精製水14.9gを用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例4と同様の方法で錠剤を製した。
比較例3:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)30.1g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)4.8g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)0.48gを混合し、精製水10.3gを用いて乳鉢で造粒したが、器具への付着が著しかった。
比較例4:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)15.7g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)4.8g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)14.4g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)0.48gを混合し、精製水13.6gを用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例4と同様の方法で錠剤を製した。
比較例5:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)27.2g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)4.8g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)3.4gを混合し、精製水11.6gを用いて乳鉢で造粒したが、器具への付着が著しかった。
比較例6:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)22.4g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)4.8g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)3.4g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)4.8gを混合し、精製水17.3gを用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例4と同様の方法で錠剤を製した。
比較例7:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)26.7g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−021)4.8g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)3.4g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)0.48gを混合し、精製水12gを用いて乳鉢で練合したが、造粒が進行せず、顆粒が得られなかった。
比較例8:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール25C)26.7g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業、L−HPC NBD−020)4.8g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスUF−702)3.4g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)0.48gを混合し、精製水8.4gを用いて乳鉢で造粒し、実施例4と同様の方法で錠剤を製したが、錠剤質量が安定しなかった。
比較例9:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)28.3g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.06gを精製水9gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
比較例10:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)28g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.36gを精製水9gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
比較例11:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)29.2g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6gを混合し、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.12gを精製水9gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した後、60℃にて通風乾燥し、30号ステンレス篩を用いて整粒し、顆粒を得た。顆粒47gにステアリン酸マグネシウム(日油)0.65gを混合し、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
比較例12:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)27.8g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6gを混合し、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.12gを精製水9gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した後、60℃にて通風乾燥し、30号ステンレス篩を用いて整粒し、顆粒を得た。顆粒45gにクロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)1.4g、およびステアリン酸マグネシウム(日油)0.65gを混合し、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
比較例13:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)30.7g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.12gを精製水9gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
比較例14:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)23.5g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)7.2gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.12gを精製水9.2gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で練合したが、造粒が進行せず、顆粒が得られなかった。
比較例15:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)30.1g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)1.8g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.12gを精製水8.4gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例16と同様の方法で錠剤を製したが、錠剤のエッジが脆かった。
比較例16:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)21.1g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)10.8g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.13gを精製水9.8gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で練合したが、造粒が進行せず、顆粒が得られなかった。
比較例17:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)28.2g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−25)0.18gを精製水9gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
比較例18:実施例25で得た顆粒45.6gにクロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−SF)0.94g、およびステアリン酸マグネシウム(日油)0.65gを混合し、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
比較例19:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール25C)28.2g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.18gを精製水9gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
比較例20:トピロキソスタット12g(I型結晶)、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)30.8g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6g、クロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)2.7gを混合し、ヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達、HPC−SSL)0.18gを精製水9gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した後、60℃にて通風乾燥し、30号ステンレス篩を用いて整粒し、顆粒を得た。顆粒48gにクロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)1.0g、およびステアリン酸マグネシウム(日油)0.65gを混合し、打錠機(畑鐡工所、HT−AP12SS−II)を用いて圧縮成型を行い、錠剤を製した。成形条件は、錠剤質量170mg、直径8mm、曲率半径9.5mmの一段R杵で硬度約6kgfとなるように打錠し、40mg錠を得た。
比較例21:トピロキソスタット12g(I型結晶)、エリスリトール(三菱化学フーズ)28.3g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)3.6g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)2.4gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.10gを精製水7.8gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した以外は、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
比較例22:トピロキソスタット(II型結晶)8g、D−マンニトール(ロケットジャパン、ペアリトール50C)18.8g、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ、セオラスPH−101)2.4g、カルメロース(ニチリン化学工業、NS−300)1.6gを混合し、メチルセルロース(信越化学工業、メトローズSM−4)0.12gを精製水6gに溶解した水溶液を用いて乳鉢で造粒した後、60℃にて通風乾燥し、30号ステンレス篩を用いて整粒し、顆粒を得た。顆粒30.5gにクロスポビドン(BASFジャパン、コリドンCL−F)0.63g、およびステアリン酸マグネシウム(日油)0.43gを混合し、実施例16と同様の方法で錠剤を製した。
試験例:実施例1〜28及び比較例1〜22について、製造性、錠剤の崩壊時間、吸水速度、溶出性、高湿度下での安定性、および官能評価を実施した。製造性は、次に示す基準で評価した。○:工業的製造に支障がない。×:工業的製造に支障がある、または、支障があると予測される。支障があるとは、造粒中の付着が著しい、実用的な液量では造粒が進行せず顆粒が得られない、スティッキング等の打錠障害を示す。崩壊時間は、日本薬局方崩壊試験法により試験を行い、判定基準を○:30秒以内、×:30秒を超えるとして評価した。吸水速度は、青色1号0.1gをイオン交換水100mLに溶解した水溶液2mLを直径9cmのろ紙(東洋濾紙、No.2)に滴下し、その上に錠剤を置いた後に錠剤上部まで吸水するのに要する時間を測定し、判定基準を○:30秒以内、×:30秒を超えるとして評価した。溶出性は、試験液にトピロリック錠の規格及び試験方法の試験液を用い、日本薬局方パドル法毎分50回転で試験を行い、15分後のトピロキソスタットの溶出率を求め、判定基準をトピロリック錠の溶出率との差が○:±10%以内、×:±10%を超えるとして評価した。高湿度下での安定性は、30℃/93%RH開栓条件下で2日間保存後の硬度を木屋式デジタル硬度計(藤原製作所、KTH−20)により測定し、判定基準を○:2kgf以上、×:2kgf未満として評価した。官能評価は、健康な成人7名で行い、錠剤を口腔内に含んだときの感触を次に示す基準で評価した。○:ザラツキ、粉っぽさ等の不快感がない。×:ザラツキ、粉っぽさ等の不快感がある。
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Claims (13)

  1. 有効成分として4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリル(一般名:トピロキソスタット)を含有し、賦形剤、崩壊剤、結合剤からなる口腔内崩壊錠。
  2. 有効成分トピロキソスタットが、粉末X線回折において、回折角2θの値が10.1、16.0、20.4、25.7及び26.7度付近に特徴的なピークを有するI型結晶を有効成分として含有する請求項1記載の口腔内崩壊錠。
  3. 有効成分トピロキソスタットが、粉末X線回折において、回折角2θの値が9.9、16.3、18.2、22.4度付近に特徴的なピークを有するII型結晶を有効成分として含有する請求項1記載の口腔内崩壊錠。
  4. 有効成分トピロキソスタットが、粉末X線回折において、回折角2θの値が8.1、14.9、16.4、25.3、26.9、27.6度付近に特徴的なピークを有する水和物を有効成分として含有する請求項1記載の口腔内崩壊錠。
  5. II型結晶および水和物を含んでもよい請求項2記載の口腔内崩壊錠。
  6. 有効成分トピロキソスタットのI型結晶の含量が75%以上である請求項2および請求項5記載の口腔内崩壊錠。
  7. 賦形剤がD−マンニトール、結晶セルロース、エリスリトール、又はそれら混合物である請求項1〜6記載の口腔内崩壊錠。
  8. D−マンニトールの平均粒子径が30〜160μmである請求項7記載の口腔内崩壊錠。
  9. 結晶セルロースの平均粒子径が20〜170μmである請求項7、又は請求項8記載の口腔内崩壊錠。
  10. 崩壊剤がカルメロース、クロスカルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム、トウモロコシデンプン、カルボキシメチルスターチナトリウム、結晶セルロース、クロスポビドンおよび低置換度ヒドロキシプロピルセルロースからなる群より選択される1種、又は2種以上の混合物である請求項1〜9記載の口腔内崩壊錠。
  11. 結合剤がアルファー化デンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロースからなる群より選択される1種、又は2種以上の混合物である請求項10記載の口腔内崩壊錠。
  12. トピロキソスタット、賦形剤、結合剤、崩壊剤を混合、精製水を用いて造粒し、乾燥後整粒により得た顆粒に滑沢剤を混合し、圧縮成型により製造される、口腔内における崩壊時間が30秒以内である請求項11記載の口腔内崩壊錠。
  13. トピロキソスタット、賦形剤、崩壊剤を混合、結合剤により造粒し、乾燥整粒により得た顆粒に崩壊剤、および滑沢剤を混合し、圧縮成型により製造される、口腔内における崩壊時間が30秒以内である請求項11記載の口腔内崩壊錠。
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