JP2016194923A - 自動販売機、自動販売機に商品を提供させるための方法、及びクーポン利用システム - Google Patents

自動販売機、自動販売機に商品を提供させるための方法、及びクーポン利用システム Download PDF

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Abstract

【課題】自動販売機、自動販売機に商品を提供させるための方法、及びクーポン利用システムに関する。【解決手段】紙幣挿入口に挿入された紙幣ではない印刷有体物を用いて自動販売機に商品を提供させるための方法であって、紙幣ではない印刷有体物が正規の印刷有体物であるかを識別するステップと、紙幣ではない印刷有体物が正規の印刷有体物である場合に、正規の印刷有体物の種類を判定するステップと、判定された正規の印刷有体物が商品の提供のために用いられるサービスクーポンである場合に商品を提供させるステップと、を備えることを特徴とする、方法に関する【選択図】図7

Description

本発明は、自動販売機、該自動販売機に商品を提供させるための方法、及びクーポン利用システムに関し、特に、紙幣ではない印刷有体物を用いて商品を提供する自動販売機、該自動販売機に商品を提供させる方法、及び自動販売機の紙幣挿入口に挿入された紙幣ではない印刷有体物の情報を用いたクーポン利用システムに関する。
自動販売機から商品の提供を受ける場合に、不正な取引を防止するために、偽造紙幣を識別することのできる機能を有する自動販売機が知られている。また、近年、電子クーポンを用いて商品の提供をする自動販売機を実現するための技術が種々提供されている(例えば特許文献1)。
特許4975011号
上記特許文献1に記載された技術は、不正な電子クーポン情報による取引を防止するために用いられる自動販売機に関する。しかしながら、電子クーポンの場合、外部ネットワークに接続可能な携帯端末を用いて、発行された電子クーポンを受領する手続や、クーポンを受領後、自動販売機を用いて商品の提供を受けるために特定のアプリケーションを携帯端末にインストールするなどの手続が必要となる。携帯端末や、ウェブブラウザの操作に不慣れなユーザにとって、これらの手続は煩雑である。さらに、電子クーポンを受領した携帯端末の機種によっては、自動販売機において電子クーポンを利用できない場合がある。
(1)本発明は、紙幣挿入口に挿入された紙幣ではない印刷有体物を用いて自動販売機に商品を提供させるための方法であって、
前記紙幣ではない印刷有体物が正規の印刷有体物であるかを識別するステップと、
紙幣ではない印刷有体物が正規の印刷有体物である場合に、正規の印刷有体物の種類を判定するステップと、
判定された正規の印刷有体物が商品の提供のために用いられるサービスクーポンである場合に商品を提供させるステップと、備えることを特徴とする方法に関する。
(2)さらに、本発明は、正規の印刷有体物が、サービスクーポン、自動販売機に新規のサービスクーポンを対応させるために使用される設定用クーポン、自動販売機に設定された設定用クーポンに関する情報を削除するために使用される削除用クーポンのいずれかであることを特徴とする。
(3)さらに、本発明は 判定された正規の印刷有体物が、自動販売機に新規のサービスクーポンを対応させるために使用される設定用クーポンである場合に、設定用クーポンのクーポン情報に記録されているクーポン情報をメモリに格納させるステップをさらに含むことを特徴とする。
(4)さらに、本発明は、商品を提供させるステップが、判定された正規の印刷有体物がサービスクーポンである場合に、
サービスクーポンのクーポン情報がメモリに格納された設定用クーポンのクーポン情
報と一致するかを判定するステップと、
設定用クーポンのクーポン情報と一致する場合に、ユーザによる商品選択情報を取得し、該商品選択情報に基づいて商品を提供させるステップと
を含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
(5)さらに、本発明は、商品を提供させるステップが、判定された正規の印刷有体物がサービスクーポンである場合に、
サービスクーポンのクーポン情報がメモリに格納された設定用クーポンのクーポン情報と一致するかを判定するステップと、
設定用クーポンのクーポン情報と一致する場合に、
サービスクーポンの種類を判定するステップと、
サービスクーポンが割引クーポンである場合に、割引クーポンのクーポン情報に記録された割引料金をユーザに表示するステップと、
ユーザによる商品選択情報を取得するステップと、
商品選択情報に対応する商品の価格から割引料金を引いた価格がユーザにより投入されかを判定するステップと、
割引料金を引いた価格が入力された場合に該商品選択情報に対応する商品を提供させるステップと
をさらに含むことを特徴とする。
(6)さらに、本発明は サービスクーポンが、広告、有効期限、自動販売機を設置しているエリアに関する情報のうちの全て又は一部が印刷されていることを特徴とする。
(7)さらに、本発明は、メモリに格納されている設定用クーポンに記録されているクーポン情報の有効期限が切れてしまった場合に、設定用クーポンのクーポン情報をメモリから削除するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
(8)さらに、本発明は、判定された正規の印刷有体物が、自動販売機に設定された設定用クーポンに記録されているクーポン情報を削除するために使用される削除用クーポンである場合に、該削除用クーポンのクーポン情報に基づいて、メモリに格納された設定用クーポンのクーポン情報をメモリから削除するステップを含むことを特徴とする。
(9)さらに、本発明は、正規の印刷有体物のクーポン情報が、有効期限と、キャンペーン番号を含むことを特徴とする。
(10)さらに、本発明は、正規の印刷有体物が、赤外線透過パターン部を有しており、
紙幣識別部は、赤外線透過パターン部に基づいて、挿入された印刷有体物が正規クーポンであるかを識別することを特徴とする。
(11)さらに、本発明は、正規の印刷有体物は、さらにコピー牽制部又はマイクロ文字部を備えていることを特徴とする。
(12)さらに、本発明は、前述の(1)から(11)のいずれかに記載の方法を実行することを特徴とする、自動販売機に関する。
(13)さらに、本発明は、自動販売機と、該自動販売機と通信可能に接続されたサーバとを備えるシステムにおいて実行される方法であって、
前記サーバは商品の提供のために用いられるユーザへの配布前の前記サービスクーポンに関するクーポン情報を格納するステップと、
前記サーバにおいて、前記配布前のサービスクーポンのクーポン情報と、前記自動販売機の紙幣挿入口に挿入された配布された前記サービスクーポンに関する、自動販売機から前記サーバへ送信された、若しくは前記サーバへ入力されたクーポン情報とに基づいて、前記配布されたサービスクーポンによる顧客誘引力を算出するステップとを有することを特徴とする方法に関する。
(14)さらに、本発明は、前記サービスクーポンのクーポン情報が顧客層番号を備えており、
前記サーバは、異なる顧客層に対して配布されたサービスクーポンのうち自動販売機の紙幣挿入口に挿入された前記サービスクーポンに関する、自動販売機から前記サーバへ送信された、若しくは前記サーバへ入力されたクーポン情報の顧客層番号に基づいて、サー
ビスクーポンを使用した顧客層を判定することを特徴とする。
(15)さらに、本発明は、自動販売機と、該自動販売機と通信可能に接続されたサーバとを備え、前記自動販売機の紙幣挿入口に挿入された紙幣ではない印刷有体物であるサービスクーポンを利用するシステムであって、
前記サーバは、商品の提供のために用いられるユーザへの配布前の前記サービスクーポンに関するクーポン情報を格納し、
前記自動販売機は、該自動販売機の紙幣挿入口に挿入された配布された前記サービスクーポンに関するクーポン情報をサーバへ送信し、
前記サーバは、配布前のサービスクーポンのクーポン情報と、前記配布されたサービスクーポンのクーポン情報とに基づいて、前記配布されたサービスクーポンによる顧客誘引力を算出することを特徴とするシステムに関する。
(16)さらに、本発明は、前記サービスクーポンのクーポン情報は顧客層番号を備えており、
前記自動販売機は、異なる顧客層に対して配布されたサービスクーポンのうち、自動販売機の紙幣挿入口に挿入されたサービスクーポンに関するクーポン情報をサーバへ送信し、
前記サーバは、前記自動販売機から送信されたサービスクーポンのクーポン情報の顧客層番号に基づいて、サービスクーポンを使用した顧客層を判定することを特徴とする。
本発明によれば、紙幣ではない印刷有体物が正規の印刷有体物であるかを識別し、自動販売機の紙幣挿入口に挿入された正規の印刷有体物に基づいて商品を提供することができる。
本発明の一実施形態に従った、クーポン利用システムの概略図を示す。 本発明の一実施形態に従った、自動販売機100の構成図を示す。 本発明の一実施形態に従った、サービスクーポンを示す。 図4Aは本発明の一実施形態に従った、集客用のサービスクーポンを示す。図4Bは本発明の一実施形態に従った、汎用のサービスクーポンを示す。 図5Aは本発明の一実施形態に従った、設定用クーポンを示す。図5Bは本発明の一実施形態に従った、削除用クーポンを示す。 図6Aはクーポン情報の一実施形態を示す。図6Bはクーポン情報の一実施形態を示す。図6Cはクーポン情報の一実施形態を示す。 本発明の一実施形態に従った、自動販売機の動作を説明するためのフローチャートを示す。 本発明の一実施形態に従った、クーポン利用システムの全体のオペレーションを示す。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機、クーポン利用システムの実施例を説明する。各図において同一の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係るクーポン利用システムの構成図である。このシステムは、通常複数台の遠隔地にある自動販売機100と、センタ側のサーバ200から構成される。自動販売機100とセンタ側のサーバ200とが無線又は有線ネットワークで通信可能に相互接続されている。複数の自動販売機100は基本的にそれぞれ孤立した装置であり、通信部116を用いて、サーバ200に情報を送信する。サーバ200は、ネットワークを介して自動販売機100から送信された各種データを受信することができる。
以下、図2を参照して、本発明の一実施形態に係る自動販売機の構成について説明する。自動販売機100は、入力部102、紙幣識別部104、スタッカ106、メモリ108、制御部110、商品提供部112、表示部114、通信部116を備えることができる。
入力部102は、販売可能ランプをそれぞれ内蔵する複数の商品選択ボタンを備えている。入力部102は、自動販売機100の該商品選択ボタンに対するユーザからの入力を受け付ける。
紙幣識別部104は、印刷有体物が有する赤外線透過パターン部、コピー牽制部、マイクロ文字部の全て又は一部に基づいて、紙幣挿入口に挿入された該印刷有体物が正規の印刷有体物であるか、偽造の印刷有体物であるか否かを識別することができる。印刷有体物が偽造されたものと識別した場合に、紙幣識別部104は該偽造の印刷有体物を紙幣挿入口から排出する。
スタッカ106は、紙幣識別部104に正規の印刷有体物と識別された印刷有体物、及び紙幣を格納する。
メモリ108は、制御プログラム、カラム情報、クーポン情報などの様々のデータを格納する。自動販売機100は、キャビネット内に、複数のカラムを備えており、このカラムは、複数種類の商品を個別に収納している。メモリは払い出された商品に対応するカラム情報(カラム番号、各カラムから払い出された商品個数)を格納する。メモリ108は、さらに、各カラムに対する商品価格、正規のものと識別された印刷有体物に記録されたクーポン情報(有効期限、キャンペーン番号等)を記録することができる。正規の印刷有体物は紙やプラスチックなどで構成され、サービスクーポン、設定用クーポン、削除用クーポンを含む。メモリ108は、さらに、自動販売機100へ挿入された印刷有体物がサービスクーポンである場合には、該サービスクーポンに記録されたクーポン情報、及び該サービスクーポンを用いて払い出された商品に対応するカラム情報を対応付けてそれぞれ記憶することもできる。
サービスクーポンとは、自動販売機に格納された商品の提供のために使用されるクーポンである。図3、図4A、図4Bはサービスクーポンの一実施形態を示す。サービスクーポンは、駅や路上などで不特定の通行人に配布されたり、一定の条件(年齢、性別、業種、学校など)を満たす特定の人に配布されたりすることができる。サービスクーポンを受領した人は、自動販売機にサービスクーポンを挿入することで、該自動販売機が販売している商品を紙幣、硬貨を投入することなく、又は商品の価格の一部を負担することにより、該当の商品を受け取ることができる。また、通常、サービスクーポンは、商品提供後にスタッカに格納されるが、赤外線透過パターン部に記録された情報に基づき、繰り返し利用可能なようスタッカに格納せずに排出することもできる。この場合、ユーザは有効期限内であればサービスクーポンを繰り返し利用可能である。
設定用クーポンとは、自動販売機に新規のサービスクーポンの情報の設定を行うために使用されるクーポンである。設定用クーポンは、自動販売機の商品入れ替え作業、自動販売機に記録された情報を取得する作業等を行うオペレータにあらかじめ配布されている。図5Aは設定用クーポンの一実施形態を示す。設定用クーポンを受領したオペレータは、自動販売機に設定用クーポンを挿入する。制御部110は該設定用クーポンに記録されたクーポン情報(有効期限、キャンペーン番号等)を自動販売機のメモリ108へ格納することができる。例えば、商品提供メーカーが新たなキャンペーンを行う場合に、新たなキャンペーンに対応するキャンペーン番号等を記録した設定用クーポンを作成する。オペレータは作成された設定用クーポンを自動販売機に挿入することで、該設定用クーポンのク
ーポン情報をメモリへ格納することができる。
削除用クーポンとは、自動販売機に設定された設定用クーポンのクーポン情報をメモリから削除するために使用されるクーポンである。削除用クーポンは、自動販売機の商品入れ替え作業、自動販売機に記録された情報を取得する作業等を行うオペレータにあらかじめ配布されている。図5Bは削除用クーポンの一実施形態を示す。削除用クーポンを受領したオペレータは、自動販売機に削除用クーポンを挿入する。制御部110はメモリに格納されている設定用クーポンのクーポン情報と削除用クーポンに記録されたクーポン情報を比較して、一致する場合に削除用クーポンに記録されたクーポン情報と一致する設定用クーポンのクーポン情報を、自動販売機のメモリ108から削除することができる。例えば、自動販売機のスタッカから回収した印刷有体物が正規のものではないとオペレータが識別した場合に、該当の自動販売機と、偽造の印刷有体物に記録されている情報を識別する。オペレータは、該当の自動販売機に対し、メモリに記録されたクーポン情報のうち問題のあるクーポン情報を、削除用クーポンにより強制的に削除することができる。これにより自動販売機は、削除用クーポンに記録された情報に対応するクーポン情報を記録したサービスクーポンが挿入されても、商品の提供を行わない。
制御部110は、メモリへの読み書き、入出力制御など、自動販売機全体の制御を行う。制御部110には、入力部102、紙幣識別部104、スタッカ106、メモリ108、商品提供部112、表示部114、通信部116が接続されている。例えば、制御部110は、入力部102が備える複数の商品選択ボタンのうち1つが押下されると、選択された商品選択ボタンに対応する商品を、商品提供部112に対し提供させる。また、制御部110は、複数の商品選択ボタンのうち1つが押下されると、選択された商品選択ボタンに対応するカラムが選択されたことを示すカラム情報をメモリに格納させる。
商品提供部112は、選択された商品選択ボタンに対応する商品を取り出し口へ搬出/提供する。
表示部114は、投入された紙幣、硬貨の合計金額を表示したり、無償のサービスクーポンが紙幣識別部に挿入されると、例えば、「FREE」の文字を表示したりする。さらに表示部114は、割引クーポンが紙幣識別部に挿入されると、サービスクーポンに記録された割引金額、たとえば「C 30」を表示することができる。さらに表示部114は、スタッカ106の満杯時にお札中止ランプを点灯することができる。
通信部116は、サーバ200との通信を行う。
なお、図示していないが、自動販売機100は硬貨投入部、商品陳列部、投入された硬貨を格納するスタッカ等を含むことができる。
図3は、本発明の一実施形態に係るサービスクーポンを示す図である。図3に示すように、サービスクーポンは赤外線透過パターン部302、コピー牽制用地紋の適用されたコピー牽制部304、マイクロ文字部306の全て、またはこれらの一部を含むことができる。
赤外線透過パターン部302には、赤外線を当てなければ見ることが出来ない印刷「隠し印刷」をおこない、様々な情報を記録することができる。例えば、赤外線透過パターン部はサービスクーポンの有効期限、キャンペーン番号、顧客管理番号、クーポン種別(サービスクーポン、設定用クーポン、削除用クーポン)を記録することができる。赤外線透過パターン部302は、肉眼には黒いバーとスペースの組合せにより構成される単純なパターンであるが、赤外線を当てなければみることができない情報を記録している。従って、不正にサービスクーポンが複写された場合、不正に複写されたサービスクーポンと、正規のサービスクーポンとを肉眼で区別することができない。そのため、不正に複写された
サービスクーポンであることを知らずに、善意のユーザが該クーポンを自動販売機で利用しようとしても、自動販売機はこのようなクーポンを排出してしまうので、善意のユーザが該クーポンを利用できないとしてクレームをする可能性がある。
このようなクレームを生じないようにするために、サービスクーポンの全体又は一部はコピー牽制用地紋の印刷されたコピー牽制部304を含むことができる。コピー牽制用地紋とは、原紙にはできるだけ目立たないように工夫された地紋であるが、不正な複写が行われた場合、複写されたものであることが明確に判断できるコピー牽制文字を浮き上げる地紋のことである。図3においては例示的にコピー牽制用の地紋を複数のドットで示している。コピー牽制用の地紋が印刷されたサービスクーポンを複写すると、複写であることが明確に判断できるコピー牽制文字、例えば「COPY コピー」文字が共に浮き上がるように印刷される。従って、ユーザは不正に複写されたサービスクーポンと、正規のサービスクーポンとを容易に判別することができ、その結果、不正に複写されたサービスクーポンの利用を妨げることができる。
さらに、サービスクーポンはマイクロ文字部306を含むことができる。マイクロ文字部はごく微小な文字を線部や図柄の一部などに入れ込み印刷された文字を含む部分である。マイクロ文字は解像度の低い複写機では複製できないことから、マイクロ文字部を備えることにより、サービスクーポンが正規のものか、肉眼、又は拡大鏡などで識別することができるため、不正に複写されたサービスクーポンの利用を妨げることができる。
なお、赤外線透過パターン部302が印刷されているサービスクーポンのおもて面の不正な複写を防止するため、図3においては、サービスクーポンのおもて面にマイクロ文字部304、コピー牽制用地紋の印刷がなされているが、うら面にも同様の印刷をすることができる。また、図3は、サービスクーポンの例示であるが、設定用クーポン、削除用クーポンも、サービスクーポンと同様に赤外線透過パターン部302、コピー牽制用の地紋の適用されたコピー牽制部304、マイクロ文字部306を印刷することができる。
図4A、Bは、本発明の一実施形態に係るサービスクーポンを示す図である。図4Aは集客用のサービスクーポンを示す。図4Aに示されるように、集客用クーポンのおもて面には集客を行いたいエリアの広告、クーポンの有効期限、割引金額、クーポンの利用方法などが印刷され、うら面にはクーポンの使用条件、集客したいエリアまでの地図や、アクセス情報、キャンペーン情報、発行者名等が印刷されている。集客用のサービスクーポンは、特定のエリアに集客するために作成されたクーポンであり、例えば新規のショッピングモールなどがオープンした際に、ショッピングモール近隣の駅などで、不特定多数の通行人に配布されるクーポンである。サービスクーポンには集客したいエリアまでの地図やショッピングモールの名前等が記載されているため、サービスクーポンを集客したいエリアの広告宣伝に利用することができる。また、全国に拠点がある特定のショッピングモールでのキャンペーンに用いるために、ショッピングモールを訪れた顧客に配付されるクーポンにも適用できる。
図4Bは汎用のサービスクーポンを示す。おもて面には、クーポンで提供可能な商品の画像、うら面にはクーポンの使用条件等が印刷されている。汎用のサービスクーポンは、多目的に使用される。例えば、特定の顧客層に配布され、販売促進用の景品として使用できる。また、サービスクーポンに新商品の広告情報を印刷し、新商品、プレミアムブランド商品など特定の飲料のみ払い出すように設定することで、特定された、または不特定の多数の人に特定の商品のみをお試しで使用してもらうことができる。従って、サービスクーポンを新商品の広告宣伝に利用することができる。
図5Aは、本発明の一実施形態に係る設定用クーポンを示す図である。設定用クーポン
はクーポン情報、設定用クーポンであることを示すクーポン種別を記録した赤外線透過パターン部502を備えている。また、本発明の別の実施形態として、設定用クーポンに、クーポン情報、クーポン種別、サービスクーポンを繰り返し利用できるように自動販売機のメモリ108に設定させる繰り返し利用可能設定情報を記録した赤外線透過パターン部502を備えてもよい。繰り返し利用可能設定情報とは、一旦自動販売機100に挿入されたクーポンを、所定の処理後に再度排出させるための情報である。設定用クーポンは新規のサービスクーポンの発行が計画される都度、該新規のサービスクーポンを自動販売機に対応させるために、オペレータは設定用クーポンを自動販売機に挿入する。そして、制御部110は、設定用クーポンに記録されるクーポン情報(有効期限、割引額、対象商品コード、対象キャンペーン番号、顧客層番号等)を自動販売機のメモリ108に格納させ、その後設定用クーポンを自動販売機から排出させる。従って、オペレータは1つの設定用クーポンを用いて他の複数の自動販売機に対し設定を行うことができる。設定用クーポンに記録されたクーポン情報以外の情報が記録されたサービスクーポンが挿入された場合、該サービスクーポンは自動販売機により排出される。
なお、メモリに格納された設定用クーポンの有効期限が過ぎると、自動販売機は該設定用クーポンに関するクーポン情報をメモリ108から自動的に削除する。従って、ユーザは有効期限が切れたサービスクーポンは使用することができない。また、メモリは複数の設定用クーポンに関するクーポン情報を格納することができる。従って、例えば、異なる顧客層番号を含む設定用クーポンを複数登録したい場合、オペレータは複数の設定用クーポンを自動販売機に挿入し、それぞれメモリに格納させる。これにより、顧客層番号の異なるサービスクーポンが使用された(自動販売機の紙幣挿入口に挿入された)場合に、どの顧客層がどの商品を提供したのかの情報を詳細に取得することができる。
図5Bは、本発明の一実施形態に係る削除用クーポンを示す図である。削除用クーポンはクーポン情報、削除用クーポンであることを示すクーポン種別を記録した赤外線透過パターン部504を備えている。削除用クーポンは、以前に挿入された設定用クーポンの有効期限が切れる前に、オペレータが自動販売機の商品入れ替え等の作業を行う際、スタックに偽造クーポンが格納されていることを認識したとき、該設定用クーポンに関する情報をメモリ108から強制的に/緊急に削除するために使用される。制御部110は、削除用クーポンに記録されるクーポン情報に対応する設定用クーポンに関する情報を自動販売機のメモリ108から削除し、その後削除用クーポンを自動販売機から排出させる。
図6A〜Cは赤外線透過パターン部302に記録されるクーポン情報の一実施形態を示す。クーポン情報はそれぞれが例えば、数字やアルファベットで構成される複数桁の情報である。クーポン情報を構成する数字やアルファベットの桁数は任意に設定可能である。
図6Aは、クーポン情報が、5桁の通算番号402を示す「12345」、発行年の西暦下2桁404を示す「15」、1桁の発行月406を示す「3」、1桁の発行月起算の有効期限月408を示す「3」で構成されることを示す。これは、例えばキャンペーン番号12345番で、2015年の3月に発行され、2015年6月まで有効なクーポンであることを示す。有効期限月を指定することで、クーポンの利用可能期間を指定することができる。
図6Bは、クーポン情報が、1桁の顧客層番号410を示す「1」、2桁の通算番号412を示す「0F」、2桁の割引料金414を示す「30」、発行年の西暦下2桁416を示す「15」、1桁の発行月418を示す「3」、発行月起算の有効期限月420を示す「A」で構成されることを示す。これは、例えば、10代の人に対して配布され、キャンペーン番号0F番の、30円の割引券として使用可能な、2015年の3月に発行され、2016年1月まで有効なクーポンであることを示す。なお、上述したように、クーポ
ン情報(例えば通算番号、発行月起算の有効期限月)は、アルファベットで構成することもできる。これにより、例えば発行月起算の有効期限月420がAの場合に10ヶ月後、Bの場合に11ヶ月後、Cの場合に12ヶ月後を指定することができる。
図6Cは、クーポン情報が、5桁の通算番号422を示す「01F30」、発行年の西暦下2桁424を示す「15」、1桁の発行月426を示す「3」、2桁の発行日428を示す「15」、1桁の有効期限月430を示す「3」、2桁の有効期限日432を示す「30」で構成されることを示す。これは、例えばキャンペーン番号01F30番、2015年の3月15日に発行され、2015年3月30日まで有効なクーポンであることを示す。
図7は、本発明の一実施形態に係る自動販売機100の動作を説明するためのフローチャートである。なお、図7に示すフローチャートにおける各ステップの処理は、単なる一例に過ぎず、同様の結果が得られるのであれば、各ステップの処理の順序を入れ替えても良い。
まず、ステップS1において、紙幣識別部104は紙幣挿入口から挿入された印刷有体物を受け入れる。
次に、ステップS2において、紙幣識別部104は受け入れた印刷有体物が正規のものかを、赤外線透過パターン部の有無に基づき判別する。正規の印刷有体物ではない場合、ステップS15において、紙幣識別部104は該印刷有体物、例えば偽造の印刷有体物を排出する。
正規の印刷有体物である場合、ステップS3において、制御部110は正規の印刷有体物が設定用クーポンであるかを、赤外線透過パターン部に記録されたクーポン種別に基づき判定する。
ステップS3において印刷有体物が設定用クーポンであると判定された場合に、ステップS13において制御部110は設定用クーポンに記録されたクーポン情報を読み取りし、該情報をメモリ108へ格納させる。そして、ステップS14において、設定用クーポンを紙幣挿入口から排出させる。
ステップS3において印刷有体物が設定用クーポンではないと判定された場合に、ステップS4へ進む。
ステップS4において印刷有体物が削除用クーポンであるかを、赤外線透過パターン部に記録されたクーポン種別に基づき判定し、削除用クーポンではないと判定された場合に、ステップS5へ進む。ステップS5において削除用クーポンではないと判定されたクーポンはサービスクーポンとなる。
ステップS5において、制御部110はメモリ108に記録された情報を読み出しし、メモリに記録された設定用クーポンのクーポン情報と、サービスクーポンのクーポン情報とが一致するか否か判定する。メモリ108に記録された設定用クーポンのクーポン情報と一致しない場合、ステップS15において、制御部110は紙幣識別部104に対し受け入れた該印刷有体物を排出させる。
ステップS5においてメモリ108に記録された設定用クーポンのクーポン情報とサービスクーポンのクーポン情報とが一致する場合、ステップS6において、サービスクーポンの種類を判定する。
ステップS6においてサービスクーポンが、無償で自動販売機の商品を提供可能な無償クーポンであると判定されると、ステップS7において、制御部110は表示部114へ例えば「Free」の文字を表示させると共に、入力部102のうち対象となる商品の販売可能ランプを点灯させる。入力部102は対象の商品に対応する販売可能ランプを点灯し、ユーザに対して、広告を行いたいクーポン対象商品を目立たせるようにすることができる。さらに、制御部110は、表示部114に例えば、文字「NEW」を表示させることにより、新商品の宣伝を行うことができる。制御部110は、無償クーポンが全ての商品を対象とする場合、全ての商品に対する販売可能ランプを点灯させる。
一方、ステップS6において、サービスクーポンが、割引クーポンであると判定されると、ステップS8において、制御部110は表示部114へ割引価格、例えば「C 30」の文字を表示させ、ユーザに対して割引クーポンによる割引金額を明示する。さらに、制御部110は、入力部102に対し対象となる商品に対応する販売可能ランプを点灯させる。入力部102は特定の商品に対応する販売可能ランプを点灯し、ユーザに対して、クーポン対象商品を目立たせるようにする。制御部110は、割引クーポンが全ての商品を対象とする場合、全ての商品に対する販売可能ランプを点灯させる。
次に、ステップS9において、制御部110は、販売可能ランプが点灯された商品選択ボタンに対しユーザからの選択情報が取得されたかを判定する。
そして、ユーザからの選択情報が取得されると、無償クーポンの場合、ステップS10において商品提供部112は、該選択情報に対応する商品の提供をする。一方、割引クーポンの場合、ステップS9において制御部110は、まずユーザにより選択情報に対応する割引された商品の残金が投入されたかを判定する。残金が投入された場合に、ステップS10へ進み商品提供部112は、該選択情報に対応する商品の提供をする。
次に、ステップS11において、制御部110は、ユーザからの選択情報に基づいて、どのカラムの商品が提供されたかを示すカラム情報をメモリへ格納させる。
次に、ステップS12において、制御部110は、印刷有体物をスタッカ106に格納させる。なお、正規の印刷有体物が、繰り返し使用可能なサービスクーポンである場合に、印刷有体物はステップS12においてスタッカに格納されることなく、自動販売機から排出される。
一方、ステップS4において印刷有体物が削除用クーポンであると判定された場合に、ステップS16へ進む。ステップS16において制御部110は削除用クーポンに記載のクーポン情報を読み取りする。
次に、ステップS17において、制御部110は削除用クーポンに記載のクーポン情報とメモリ108に記録された設定用クーポンのクーポン情報とが一致するか否か判定する。メモリ108に記録された設定用クーポンのクーポン情報と一致しない場合、ステップS20において、制御部110は表示部114に対して例えば「ERROR」表示をさせ、ステップS15において紙幣識別部104に対し該印刷有体物を紙幣挿入口から排出させる。メモリ108に記録された設定用クーポンのクーポン情報と一致する場合、ステップS18において、制御部110は削除用クーポンに記載のクーポン情報に対応する情報をメモリ108から削除させる。そして、ステップS19において、削除用クーポンを紙幣挿入口から排出させる。
図8は、本発明の一実施形態に係るクーポン利用システムの全体のオペレーションを示
す図である。
オペレータ800に対しては設定用クーポンが、通行人など不特定の人や、特定の顧客層に属する人に対してはサービスクーポンがあらかじめ配布されている。サーバ200はサービスクーポンの配布前に、全ての配布前のサービスクーポンに関するクーポン情報をメモリに記録してもよい。
オペレータ800は、自動販売機への商品投入等メンテナンスのために定期的に自動販売機を訪問する。オペレータ800は、自動販売機訪問の際に、自動販売機に図5Aに示すクーポン情報を記録した設定用クーポンを挿入する。設定用クーポンに記録されたクーポン情報がメモリに格納された後、挿入された設定用クーポンは紙幣挿入口から排出される。従って、オペレータは1枚の設定用クーポンを用いて複数台の自動販売機に対する設定を行うことができる。
一方、駅などで配布されたサービスクーポンを受領した人は、図4Aに示されるサービスクーポンに記載の広告や地図などに惹かれて、クーポン記載のエリアを訪れる。エリアを訪れた人が、自動販売機に無償のサービスクーポンを挿入すると、自分の好みの商品を選択して入手することができる。制御部110は、無償のサービスクーポンを用いてどのカラムの商品が選択されたかを示すカラム情報をメモリに格納する。挿入されたサービスクーポンは、スタッカに順に格納される。
通常、スタッカには正規の印刷有体物の他に、紙幣も格納される。紙幣のみの利用の場合、オペレータによる定期的な訪問の前に紙幣を格納するスタッカが満杯になる可能性は低い。しかしながら、サービスクーポンを利用可能な自動販売機の場合、スタッカはオペレータの定期的な訪問の前に満杯になる可能性が高くなる。スタッカが満杯になると、表示部114はお札中止ランプを点灯する。そして、通信部116はエラー信号をサーバ200に対して発信する。サーバ200はエラー信号を受信すると、該当の自動販売機を識別し、エラー信号の受信情報、及び自動販売機の識別情報を含むエラー情報をオペレータ800へ送信する。オペレータ800はエラー情報に従って、該当の自動販売機を訪問し、スタッカ内の紙幣、及びクーポン等を回収することができる。
さらに、オペレータ800は、自動販売機訪問の際に、自動販売機への商品投入、自動販売機のメモリに格納されたカラム情報の取得と共に、スタッカに格納された紙幣、及び印刷有体物を回収する。そして、オペレータ800がメモリ108からカラム情報等を取り出すと共に、回収したサービスクーポンの枚数を数えることにより、カラム情報、サービスクーポンの枚数を取得する。これらの情報をオペレータがセンタ側のサーバ200に入力するか、オペレータがセンタ側のサーバ200に送信して、サーバ200が取得する。図8に示すように、オペレータ800が、回収されたサービスクーポン、及びカラム情報をセンタへ届けることができる。
本発明のクーポン利用システムにおいて、オペレータ800は、取得したカラム情報と回収したサービスクーポンの枚数、各カラムに対応する商品価格に基づいて、サービスクーポンを用いてどの商品が提供されたかを識別することもできる。また、サーバ200は、サービスクーポンによって提供されたそれぞれの商品のそれぞれの合計金額を自動販売機毎に算出することができる。
さらに、本発明のクーポン利用システムにおいて、サーバ200は、配布されたサービスクーポンと、実際に使用されたサービスクーポン、すなわち自動販売機のスタックに格納されたサービスクーポンの枚数の差に基づいて、配布されたサービスクーポンの広告宣伝効果、顧客誘引力を算出することができる。例えば、本発明のクーポン利用システムに
おいては、サービスクーポンを受領した人がクーポン情報に記載のエリアを実際に訪れたか、サービスクーポンを受領した人が新商品を試したか等を把握することができる。
さらに、本発明のクーポン利用システムにおいて、制御部110が回収されたサービスクーポンのクーポン情報を読み取りし、挿入されたサービスクーポンの格納順を記憶することにより、メモリ108はカラム情報、各カラムに対応する商品価格に加えて、挿入されたサービスクーポンの枚数、サービスクーポンを用いて払い出された商品と、該商品に対応するクーポン情報を記憶することができる。サーバ200は、オペレータの入力よりこれらの情報、すなわちカラム情報、各カラムに対応する商品価格、回収したサービスクーポンの枚数、サービスクーポンを用いて払い出された商品と、該商品に対応するクーポン情報を取得することができる。あるいは、通信部116がこれらの情報をサーバ200へネットワークを介して送信する(図示せず)ことにより、サーバ200はこれらの情報を取得することができる。これらの情報を用いることにより、本発明のクーポン利用システムにおいて、サーバ200は、どのクーポンを用いてどの商品が提供されたかを識別することができる。その結果、本発明のクーポン利用システムは、顧客層別に分けて配布されたサービスクーポンのクーポン情報に基づき、サービスクーポンを利用した顧客層、及びサービスクーポンを用いて提供された商品と、顧客層との関係を導き出すことができるので有効なマーケティングを行うことができる。例えば、サービスクーポンのクーポン情報が年代を含む場合、あらかじめ特定の年代の人に対してそれぞれサービスクーポンを配布しておく。サーバ200は、使用されたサービスクーポンと、使用されたサービスクーポンによって提供された商品とを対応付けることができるため、配布されたサービスクーポンを使用した人が、どの飲料を選択したかを年代別に把握することができる。また、例えば、サービスクーポンのクーポン情報が駅情報を含む場合、あらかじめ対応する駅の通行人に対して特定のサービスクーポンを配布しておく。従って、サーバ200は、その駅を利用している人がクーポン情報に記載のエリアを実際に訪れたかを把握することができ、その結果、サービスクーポンを配布することによる広告宣伝効果の有効範囲を把握することができる。
さらに、本発明のクーポン利用システムは、自動販売機の設置環境(例えば駅前、住宅地)の違いでどのような商品が選択されたかを分析することもできる。
以上、本発明の一実施形態に付き説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。前述の請求項に記載されるこの発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な実施形態の変更がなされうることを当業者は理解するであろう。

Claims (16)

  1. 紙幣挿入口に挿入された紙幣ではない印刷有体物を用いて自動販売機に商品を提供させるための方法であって、
    前記紙幣ではない印刷有体物が正規の印刷有体物であるかを識別するステップと、
    紙幣ではない印刷有体物が正規の印刷有体物である場合に、前記正規の印刷有体物の種類を判定するステップと、
    前記判定された前記正規の印刷有体物が商品の提供のために用いられるサービスクーポンである場合に商品を提供させるステップと、
    を備えることを特徴とする、方法。
  2. 前記正規の印刷有体物は、前記サービスクーポン、自動販売機に新規のサービスクーポンを対応させるために使用される設定用クーポン、自動販売機に設定された設定用クーポンに関する情報を削除するために使用される削除用クーポンのいずれかであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記判定された正規の印刷有体物が、自動販売機に新規のサービスクーポンを対応させるために使用される設定用クーポンである場合に、前記設定用クーポンのクーポン情報に記録されているクーポン情報をメモリに格納させるステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 前記商品を提供させるステップは、前記判定された正規の印刷有体物がサービスクーポンである場合に、
    前記サービスクーポンのクーポン情報がメモリに格納された前記設定用クーポンのクーポン情報と一致するかを判定するステップと、
    前記設定用クーポンのクーポン情報と一致する場合に、ユーザによる商品選択情報を取得し、該商品選択情報に基づいて商品を提供させるステップと
    を含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記商品を提供させるステップは、前記判定された正規の印刷有体物がサービスクーポンである場合に、
    前記サービスクーポンのクーポン情報がメモリに格納された前記設定用クーポンのクーポン情報と一致するかを判定するステップと、
    前記設定用クーポンのクーポン情報と一致する場合に、
    前記サービスクーポンの種類を判定するステップと、
    前記サービスクーポンが割引クーポンである場合に、割引クーポンのクーポン情報に記録された割引料金をユーザに表示するステップと、
    ユーザによる商品選択情報を取得するステップと、
    前記商品選択情報に対応する商品の価格から前記割引料金を引いた価格がユーザにより投入されかを判定するステップと、
    前記割引料金を引いた価格が入力された場合に該商品選択情報に対応する商品を提供させるステップと
    をさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  6. 前記サービスクーポンは、有効期限、無償化若しくは割引金額、使用条件、前記自動販売機を設置しているエリアに関する情報のうちの少なくとも一つが印刷されていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. 前記メモリに格納されている前記設定用クーポンに記録されているクーポン情報の有効期限が切れてしまった場合に、前記設定用クーポンのクーポン情報をメモリから削除する
    ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  8. 前記判定された前記正規の印刷有体物が、自動販売機に設定された設定用クーポンに記録されているクーポン情報を削除するために使用される削除用クーポンである場合に、該削除用クーポンのクーポン情報に基づいて、前記メモリに格納された設定用クーポンのクーポン情報をメモリから削除するステップを含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  9. 前記正規の印刷有体物のクーポン情報は、有効期限と、キャンペーン番号を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  10. 前記正規の印刷有体物は、赤外線透過パターン部を有しており、
    前記紙幣識別部は、前記赤外線透過パターン部に基づいて、挿入された印刷有体物が正規クーポンであるかを識別することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  11. 前記正規の印刷有体物は、さらにコピー牽制部又はマイクロ文字部を備えていることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の方法を実行することを特徴とする、自動販売機。
  13. 自動販売機と、該自動販売機と通信可能に接続されたサーバとを備えるシステムにおいて実行される方法であって、
    前記サーバは商品の提供のために用いられるユーザへの配布前の前記サービスクーポンに関するクーポン情報を格納するステップと、
    前記サーバにおいて、前記配布前のサービスクーポンのクーポン情報と、前記自動販売機の紙幣挿入口に挿入された配布された前記サービスクーポンに関する、自動販売機から前記サーバへ送信された、若しくは前記サーバへ入力されたクーポン情報とに基づいて、前記配布されたサービスクーポンによる顧客誘引力を算出するステップとを有することを特徴とする方法。
  14. 前記サービスクーポンのクーポン情報は顧客層番号を備えており、
    前記サーバは、異なる顧客層に対して配布されたサービスクーポンのうち自動販売機の紙幣挿入口に挿入された前記サービスクーポンに関する、自動販売機から前記サーバへ送信された、若しくは前記サーバへ入力されたクーポン情報の顧客層番号に基づいて、サービスクーポンを使用した顧客層を判定することを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 自動販売機と、該自動販売機と通信可能に接続されたサーバとを備え、前記自動販売機の紙幣挿入口に挿入された紙幣ではない印刷有体物であるサービスクーポンを利用するシステムであって、
    前記サーバは、商品の提供のために用いられるユーザへの配布前の前記サービスクーポンに関するクーポン情報を格納し、
    前記自動販売機は、該自動販売機の紙幣挿入口に挿入された配布された前記サービスクーポンに関するクーポン情報をサーバへ送信し、
    前記サーバは、配布前のサービスクーポンのクーポン情報と、前記配布されたサービスクーポンのクーポン情報とに基づいて、前記配布されたサービスクーポンによる顧客誘引力を算出することを特徴とする、システム。
  16. 前記サービスクーポンのクーポン情報は顧客層番号を備えており、
    前記自動販売機は、異なる顧客層に対して配布されたサービスクーポンのうち、自動販
    売機の紙幣挿入口に挿入されたサービスクーポンに関するクーポン情報をサーバへ送信し、
    前記サーバは、前記自動販売機から送信されたサービスクーポンのクーポン情報の顧客層番号に基づいて、サービスクーポンを使用した顧客層を判定することを特徴とする、請求項15に記載のシステム。
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