JP2016194685A - 表示装置用前面板および加飾層用組成物 - Google Patents

表示装置用前面板および加飾層用組成物 Download PDF

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Yosuke Wada
陽介 和田
真史 榊
Masashi Sakaki
真史 榊
崇 網江
Takashi Amie
崇 網江
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Atsuko Chigira
敦子 千吉良
俵屋 誠治
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Abstract

【課題】本発明は、光照射による経時的な目視上の色の変化を抑制することが可能な加飾層を有する表示装置用前面板および加飾層用組成物を提供することを主目的とする。【解決手段】本発明は、透明基板と、上記透明基板上に形成され、白色顔料およびバインダー樹脂を含有する加飾層とを有する表示装置用前面板であって、L*a*b*表色系における上記加飾層の色の座標は、L*が、80≦L*≦95に存在し、a*およびb*が、a*b*座標平面上の{(a*)2+(b*)2}(1/2)≦2.0で表わされる領域内であって、−0.34≦a*≦0.34および−0.20≦b*≦0.20を除く領域に存在することを特徴とする表示装置用前面板を提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置の前面側に配置されて用いられ、加飾層を有する表示装置用前面板に関する。
一般に、液晶表示装置、プラズマディスプレイパネル、有機EL表示装置、電子ペーパー等の表示装置の前面には、表示装置の保護のために前面板が設けられている。前面板としては、加飾層を有するものが好適に用いられる(例えば、特許文献1)。加飾層は、通常、前面板が表示装置に配置された際に、表示装置の表示領域を囲むように額縁状に形成される。従来から、加飾層としては遮光性を確保するために、黒色を呈するものが用いられている。
最近では、表示装置の表示特性だけでなく、表示装置の非表示領域の意匠性についても重要視されるようになっている。そのため、表示装置用前面板に形成される加飾層として、純白色、色みを帯びた白色等の白系色の加飾層が求められている。
このような加飾層は、例えば、白色顔料およびバインダー樹脂を含有する構成が検討されている。ここでバインダー樹脂を含む加飾層の形成方法としては、例えば、白色顔料およびバインダー成分を含む加飾層用組成物を高温で焼成する焼成工程を含む方法が好適に用いられる。しかしながら、焼成工程を含む加飾層の形成方法においては、例えば、焼成時に生じるバインダー樹脂の黄変等の加熱の影響によって、焼成工程前後で加飾層の色みが変化するという問題がある。
この問題に対して、例えば、特許文献2では、予め、加飾層用組成物中に、白色顔料、バインダー成分に加えて、青色顔料用の黄変補正用化合物を添加することにより焼成工程後の加飾層の色みを所望の色に調整することが開示されている。
また、特許文献3では、透明基板上に形成され、白色顔料およびバインダー樹脂を含有する白色樹脂層と、白色樹脂層上に形成され着色顔料およびバインダー樹脂を含有する色調整層とを有する加飾層を用いて、観察者に対して白色樹脂層における反射光と色調整層における反射光とを組み合わせて観察させることにより、加飾層の色を所望の色に調整することが開示されている。
特開2014−137497号公報 特開2013−200450号公報 特開2015−14733号公報
本発明者らは、白系色の加飾層について検討を重ねる中で、白系色の加飾層は、光照射により経時的に色が変化するという新たな問題点を見出した。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、光照射による経時的な目視上の色の変化を抑制することが可能な加飾層を有する表示装置用前面板および加飾層用組成物を提供することを主目的とする。
上記目的を達成するために、本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、L表色系においてLが80≦L≦95の範囲内に存在する白系色の加飾層においては、aおよびbの値がa座標平面上の所定の領域に存在するように色の調整をすることによって、光照射による経時的な目視上の色の変化を抑制することができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、透明基板と、上記透明基板上に形成され、白色顔料およびバインダー樹脂を含有する加飾層とを有する表示装置用前面板であって、L表色系における上記加飾層の色の座標は、Lが、80≦L≦95に存在し、aおよびbが、a座標平面上の{(a+(b(1/2)≦2.0で表わされる領域内であって、−0.34≦a≦0.34および−0.20≦b*≦0.20を除く領域に存在することを特徴とする表示装置用前面板を提供する。
本発明によれば、加飾層の色が上述した色であることにより、光照射による経時的な目視上の色の変化を抑制することが可能な加飾層を有する表示装置用前面板とすることができる。
上記発明においては、上記加飾層が、着色顔料をさらに含有することが好ましい。加飾層が、白色顔料、着色顔料およびバインダー樹脂を含有する構成を有することにより、加飾層の色を調整しやすいからである。また、光照射による目視上の色の変化をより好適に抑制することができるからである。
本発明は、白色顔料、着色顔料およびバインダー成分を含有する加飾層用組成物であって、L表色系における上記加飾層用組成物の色の座標は、Lが、80≦L≦95に存在し、aおよびbが、a座標平面上の{(a+(b(1/2)≦2.0で表わされる領域内であって、−0.34≦a≦0.34および−0.20≦b*≦0.20を除く領域に存在することを特徴とする加飾層用組成物を提供する。
本発明によれば、加飾層用組成物が上述した色を有することにより、加飾層を形成した場合に、光照射による加飾層の色の変化を抑制することができる。
本発明の表示装置用前面板は、加飾層において光照射による経時的な目視上の色の変化を抑制することができるといった効果を奏する。
本発明の表示装置用前面板の一例を示す概略平面図および概略断面図である。 本発明の表示装置用前面板の他の例を示す概略断面図である。 本発明における加飾層の色について説明する図である。 表色系におけるa座標平面について説明する説明図である。 加飾層の色の変化について説明する説明図である。 純白の加飾層の色の変化について説明する説明図である。 本発明の表示装置用前面板の他の例を示す概略断面図および概略平面図である。 裏打ち層の形成方法の一例を示す概略工程図である。 実施例および比較例の耐光性試験前後のaおよびbの変化を示すa座標平面図である。 裏打ち層の形成方法の他の例を示す概略工程図である。
以下、本発明の表示装置用前面板、および加飾層用組成物の詳細を説明する。
A.表示装置用前面板
本発明の表示装置用前面板は、透明基板と、上記透明基板上に形成され、白色顔料およびバインダー樹脂を含有する加飾層とを有するものであって、L表色系における上記加飾層の色の座標は、Lが、80≦L≦95に存在し、aおよびbが、a座標平面上の{(a+(b(1/2)≦2.0で表わされる領域内であって、−0.34≦a≦0.34および−0.20≦b*≦0.20を除く領域に存在することを特徴とするものである。
表色系は、JIS Z 8781−4:2013で規定される色を表わす指標である。
また、本明細書において、白系色とは、L表色系におけるLが、80≦L≦95に存在する色をいう。また、純白とは、L表色系におけるaおよびbが、a座標平面上の−0.34≦a≦0.34、かつ−0.20≦b*≦0.20の範囲内、特に原点に存在する白系色をいう。
また、目視上の色の変化とは、観察者の目視で認識される色の変化をいう。
本発明の表示装置用前面板について図を用いて説明する。
図1(a)、(b)は本発明の表示装置用前面板の一例を示す概略平面図および断面図である。図1(b)は図1 (a)のX−X線断面に相当する。本発明の表示装置用前面板10は、透明基板1と、透明基板1上に形成され、白色顔料およびバインダー樹脂を含有する加飾層2とを有する。また、加飾層2は、通常、表示装置用前面板10の表示領域Pの外側の非表示領域Qに形成される。また、加飾層2は、例えば、非表示領域Qに額縁状に形成される。図1(a)、(b)においては、加飾層2(加飾層2A)が、白色顔料、着色顔料およびバインダー樹脂を含有する例について示している。
図2は本発明の表示装置用前面板の他の例を示す概略断面図である。図2においては、加飾層2が、透明基板1上に形成され、白色顔料およびバインダー樹脂を含む白色樹脂層2Bと、白色樹脂層2B上に形成され、着色顔料およびバインダー樹脂を含有する色調整層2Cとの積層体である例について示している。
本発明は、加飾層の色が所定の色であることを特徴とする。加飾層の色について、図を用いて説明する。
図3は、加飾層の色について説明する図であり、L表色系におけるa座標平面を示す図である。本発明における加飾層の色は、L表色系における加飾層の色の座標(L,a,b)のうち、Lが、80≦L≦95に存在し、aおよびbが、a座標平面上において、{(a+(b(1/2)≦2.0で表わされる領域内であって、−0.34≦a≦0.34、および−0.20≦b*≦0.20を除く領域に存在することを特徴とする。すなわち、aおよびbが、図3に示すようにa座標平面上において実線およびハッチングで表わされる領域に存在することを特徴とする。また、aおよびbは、通常、破線で示されるa=±0.34およびb=±0.20上の値を含まない。
本発明によれば、加飾層の色が上述した色であることにより、光照射による経時的な目視上の色の変化を抑制することが可能な加飾層を有する表示装置用前面板とすることができる。
より具体的には、本発明によれば、加飾層の色のaおよびbがa座標平面上の{(a+(b(1/2)≦2.0で表わされる領域に存在することにより、光照射により生じる色差を観察者から認識されない程度に小さくすることができる。
また、本発明によれば、加飾層の色のaおよびbがa座標平面上の−0.34≦a≦0.34、および−0.20≦b*≦0.20を除く領域に存在することにより、耐光性試験前後におけるaおよびbの座標位置が、a軸あるいはb軸をまたいで変化することを抑制することができる。すなわち、耐光性試験前後においてaおよびbの符号が変化することを抑制することができる。よって、光照射により生じる色差を観察者からより認識されにくくすることができる。
上述したように、本発明者らは、白系色の加飾層は、光照射により経時的な目視上の色の変化が生じるという新たな問題点を見出した。
上記目視上の色の変化として、具体的には、白系色の加飾層において、白色顔料とともに着色顔料を用いた場合、耐光性試験の前後で着色顔料による色みが薄くなる場合があることを知見した。
この理由については必ずしも明らかではないが、以下のように推量される。すなわち、白色顔料としては、例えば酸化チタン等の光触媒活性を示すものが好適に用いられる。そのため、加飾層に光が照射されると、白色顔料の触媒活性により、着色顔料の分解、変質等が生じて、着色顔料が退色すると推量される。
その結果、例えば、加飾層が白色顔料、着色顔料およびバインダー樹脂を含有する構成である場合、バインダー樹脂中に分散された着色顔料の一部が退色することにより、着色顔料による色みが薄くなると推量される。
また、例えば、加飾層が、白色樹脂層および色調整層の積層体である場合、白色樹脂層および色調整層の界面付近に存在する着色顔料が退色し、白色樹脂層および色調整層の間に透明樹脂部が形成されると推量される。加飾層が上述した積層体である場合、観察者からは、白色樹脂層からの反射光と、色調整層からの反射光とが合わさって加飾層の色として観察される。そのため、白色樹脂層および色調整層の間に透明樹脂部が形成されることにより、色調整層へ到達する光の一部、および色調整層からの反射光の一部が透明樹脂部に吸収されてしまうことから、着色顔料による色味が薄くなると推量される。
また、本発明者らは、上記白系色の加飾層においては、着色顔料による色みがより強いものほど、耐光試験前後での色の変化(特に、色みの濃淡の変化)が目視上で認識されやすくなることを知見した。
この理由についても必ずしも明らかではないが、以下のように推量される。すなわち、白系色において着色顔料による色みを強くするためには、白色顔料とともに用いられる着色顔料を多くする必要がある。しかしながら、着色顔料の含有量を増やすと、耐光性試験により失活する着色顔料も多くなると推量される。そのため、失活した着色顔料による色みの差が観察者により観察されやすくなると推量される。
また、上記目視上の色の変化として、具体的には、上記白系色の加飾層においては、耐光性試験の前後で、目視上の色が異なる色に変化する場合があることを知見した。異なる色への変化は、特に、色味の薄い加飾層において、認識されやすい。
この理由については必ずしも明らかではないが、以下のように推量される。すなわち、白色顔料としては、上述したように、光触媒活性を示すものが好適に用いられる。そのため、加飾層に光が照射されると、白色顔料の触媒活性により、加飾層中に含まれるバインダー樹脂の変質(変化)が生じることが推量される。バインダー樹脂の変化により、例えばバインダー樹脂に着色等が生じることで、加飾層の目視上の色が異なる色に変化して見えると推量される。また、白色顔料自体も、光が照射されると変色、退色等の変化が生じることが推測される。
本発明者らは、上記課題を解決するべく、L表色系を用いて、白系色の加飾層の色の変化を更に検討した。
ここで、白系色の加飾層の色の変化は、L表色系におけるa座標平面上で、Δa、ΔbおよびΔaとして表わすことができる。
図4は、L表色系におけるa座標平面について説明する説明図である。a座標平面上において、座標(a x1,b y1)が座標(a x2,b y2)に変化した場合、a軸方向の変化量はΔa=|a x2−a x1|で求めることができる。また、b軸方向の変化量はΔb=|b y2−b y1|で求めることができる。さらに、座標全体の変化量は、Δa={(Δa+(Δb1/2として求めることができる。
また、上記a座標平面上においては、色みの強い白系色であるほど、aおよびbの原点からの距離は遠くなり、純白に近いほどaおよびbの原点からの距離は近くなる。
本発明者らは、白系色の加飾層の色の濃淡の変化について、L表色系を用いて検討したところ、耐光性試験の前後でa座標平面上のaおよびbの座標位置が、原点方向に向かって変化することを見出した。また、本発明者らは、耐光性試験前のaおよびbの座標位置が、原点からの距離が遠くなるほど、耐光性試験で生じるΔaが大きくなる傾向にあることを見出した。
より具体的には、図5に示すように、a座標平面上の原点からの距離が異なる位置に、耐光性試験前の加飾層の色の座標(a 11,b 11)と、座標(a 12,b 12)とが存在する場合、耐光性試験後の加飾層の色の座標(a 21,b 21)と座標(a 22,b 22)とは、いずれも耐光性試験前における座標位置から原点方向に向かって変化することを見出した。また、座標(a 11,b 11)から座標(a 21,b 21)の変化量Δa と、座標(a 12,b 12)から座標(a 22,b 22)の変化量Δa とを比べると、Δa の方が大きくなることを見出した。
ここで、一般的に、L表色系において、色差はL、a、bの3値の変化量であるΔEabで表わされる。また、白系色については、観察者から認識されにくい色差として、ΔEabが、1.0以下であることが知られている。本発明者らは、Lが、80≦L≦95の範囲内に存在する場合、ΔEabが、1.0以下となり得るΔaの値について算出し、Δa≦2.0との値を得た。
以上から、本発明者らは、Δaが上記値以下となるa座標平面上の領域として{(a+(b(1/2)≦2.0を見出した。
また、本発明者らは、白系色の加飾層の異なる色への変化について、L表色系を用いて検討したところ、耐光性試験前後の加飾層の色のaおよびbの座標位置が、a軸、あるいはb軸をまたいで変化する場合は、座標の変化量Δa、Δb、Δaが僅かであっても観察者から認識される可能性があることを新たに見出した。
より具体的には、図5に示すように、耐光性試験前後の加飾層の色のaおよびbの座標位置が、座標(a 13,b 13)から座標(a 23,b 23)へとa軸をまたいで変化する場合、あるいは座標(a 14,b 14)から座標(a 24,b 24)へとb軸をまたいで変化する場合、座標の変化量Δa 、Δb 、Δa 、Δa が僅かであっても観察者から認識される可能性があることを新たに見出した。
この理由については、明らかではないが以下のように推量される。L表色系において、aで示される次元は赤色方向をプラス(+)、緑色方向をマイナス(−)で規定した次元である。また、bで示される次元は黄色方向をプラス(+)、青色方向をマイナス(−)で規定した次元である。したがって、a、bの符号が変化すると、補色関係にある色みに変化することとなる。そのため観察者から色の変化が認識されやすいと推量される。
上述したようにa座標平面上において原点に向かう方向への加飾層の色の変化は、主として着色顔料の変質等によると考えられる。一方、a軸、あるいはb軸をまたいで変化する要因としては、主として着色顔料を除く加飾層の成分の変化、つまり白色顔料およびバインダー樹脂の変化によると考えられる。そこで、本発明者らは、一般的に用いられる加飾層に用いられる種々の材料を用いて、顔料として白色顔料のみがバインダー樹脂中に分散等され、aおよびbが原点付近の値となる純白の加飾層を形成し、耐光性試験前後の純白の加飾層のaおよびbの座標の変化を調べたところ、Δaが0.34程度およびΔbは0.20程度であることを見出した。すなわち、純白の加飾層においても耐光性試験前後で生じるaおよびbの座標の変化量Δa、Δbを見出した。上記知見から、本発明における加飾層の色のaおよびbの座標位置が、a軸、あるいはb軸をまたいで変化することを抑制するために、図6に示すように、a軸およびb軸から一定の距離である、−0.34≦a≦0.34、および−0.20≦b*≦0.20の領域にaおよびbが含まれないように予め加飾層の色を調整することで、目視上の色の変化をさらに抑制することができる加飾層の色を見出し、本発明を完成させるに至った。
上述したように、白系色の加飾層において、光照射による経時的な目視上の色の変化は、着色顔料の変化、バインダー樹脂の変化、および白色顔料の変化、ならびにこれらの複数の変化が影響して生じると推測される。また、各材料の変化の程度は、実際に用いられる具体的な材料によっても異なるため、指標が無い状態で、上記目視上の色の変化の少ない白系色の加飾層を調整することは、困難性が高いと考えられる。これに対し、本発明においては、上記目視上の色の変化の少ない白系色の加飾層の得るための指標として、L、a、およびbの特定の関係性を見出したことを特徴とする。
なお、本発明における耐光性試験では、透明基板および加飾層が形成された評価サンプルに対して、25℃の環境下、照度590W/mで200時間、透明基板側からD65光源の光を照射した。耐光性試験においては、アトラス・ウェザオメータCi4000(ATLAS製)を用いたが、これに限定されず、例えば、JIS B 7754に準拠した耐光性試験機を用いることができる。
以下、本発明の表示装置用前面板について構成ごとに説明する。
1.加飾層の色
本発明における加飾層の色は、L表色系における座標において、Lが、80≦L≦95に存在し、aおよびbが、a座標平面上の{(a+(b(1/2)≦2.0で表わされる領域内であって、−0.34≦a≦0.34および−0.20≦b*≦0.20を除く領域に存在することを特徴とする。
本発明におけるLは、通常、80≦L≦95に存在していればよく、中でも、81≦L≦94に存在することが好ましく、特に、81≦L≦93に存在することが好ましい。Lが大きいと加飾層の色を調整することが困難となる可能性があるからである。また、Lが小さいと白系色を示すことが困難となる可能性があるからである。
本発明におけるaおよびbは、a座標平面上の{(a+(b(1/2)≦2.0で表わされる領域内であって、−0.34≦a≦0.34および−0.20≦b*≦0.20を除く領域に存在することを特徴とする。
本発明におけるaおよびbは、a座標平面上の上述した領域に存在すればよいが、より純白に近い色に調整する場合は、原点からの距離がより近いことが好ましい。具体的には、(a+(b(1/2)≦1.8で表わされる領域内に存在することが好ましく、中でも{(a+(b(1/2)≦1.5で表わされる領域内に存在することが好ましく、特に、{(a+(b(1/2)≦1.4表わされる領域内に存在することが好ましい。
具体的なaの取り得る範囲は、−2.0≦a<−0.34かつ0.34<a≦2.0である。aの値がプラスである場合は赤みを帯びた白系色とすることができ、aの値がマイナスである場合は緑みを帯びた白系色とすることができる。
具体的なbの取り得る範囲は、−2.0≦b<−0.20かつ0.20<b≦2.0である。bの値がプラスである場合は黄みを帯びた白系色とすることができ、bの値がマイナスである場合は青みを帯びた白系色とすることができる。
本発明においては、bの値がマイナスであることが好ましい。上述したように加飾層は形成工程中に黄変しやすいことから、黄色の補色である着色顔料を用いることが好ましい。また、表示装置の意匠性の面から青みを帯びた白系色が好まれるからである。
加飾層におけるL表色系のL、aおよびbは、表示装置用前面板の加飾層側とは反対側から、分光測色計を用いてSCI方式により加飾層の分光反射特性を測定し、分光反射特性から算出することにより反射色度として数値化して求めることができる。
ここで、SCI(Specular Components Include)方式とは、正反射光および拡散反射光の合計を検出する、つまり正反射光も含めて測定する方法である。SCI方式は、物体色を測定する場合に広く用いられている。
分光測色計としては、例えば、コニカミノルタ(株)製のCM−2500d(D65光源)を用いることができる。
上述したL、aおよびbは、通常、光照射による劣化前の白系色の加飾層を測定した値である。言い換えると、耐光性試験の光(D65光源の光またはJIS B 7754に規定される光)を照射する前(耐光性試験前)の白系色の加飾層を測定した値である。
加飾層の色の調整は、例えば、加飾層中の顔料組成、加飾層の材料、厚み、加飾層の層構成等を調整することにより行なうことができる。
2.加飾層
本発明における加飾層は、透明基板上に形成され、白色顔料およびバインダー樹脂を含有するものである。本発明における加飾層は、通常、白色顔料と着色顔料とが接する構成を有する。具体的な加飾層の態様としては、加飾層が、透明基板上に形成され白色顔料、着色顔料およびバインダー樹脂を含有する層である態様(第1態様)が挙げられる。また、加飾層が、透明基板上に形成され白色顔料およびバインダー樹脂を含有する白色樹脂層と、白色樹脂層上に形成され着色顔料およびバインダー樹脂を含有する色調整層との積層体を有する態様(第2態様)が挙げられる。
中でも、上記発明においては、上記加飾層が、第1態様の加飾層であることが好ましい。加飾層が、白色顔料、着色顔料およびバインダー樹脂を含有する構成を有することにより、加飾層の色を調整しやすいからである。また、光照射による目視上の色の変化をより好適に抑制することができるからである。
以下、各態様の加飾層について説明する。
(1)第1態様
本態様の加飾層は、透明基板上に形成され、白色顔料、着色顔料およびバインダー樹脂を含有するものである。
本態様の加飾層は、通常、白色顔料、着色顔料およびバインダー樹脂を含有する単一の層で構成される。なお、単一の層は、透明基板上に1層のみが形成されている場合だけではなく、厚み等の調整のために、同じ材料を含有する層が2層以上積層されている場合を含む。
本態様に用いられる白色顔料としては、一般的な白色顔料を用いることができる。また、本態様においては、通常、白色顔料として、光触媒活性を有するものが用いられる。具体的な白色顔料としては、酸化チタン、シリカ、タルク、カオリン、クレイ、硫酸バリウム、水酸化カルシウム、などを用いることができる。白色顔料としては1種のみを用いてもよく、2種以上を組み合わせてもよい。中でも、白色顔料としては酸化チタンを少なくとも含むことが好ましい。
着色顔料としては、例えば、赤色顔料、黄色顔料、青色顔料、緑色顔料、紫色顔料、黒色顔料などを用いることができる。各色の顔料については、一般的なものを用いることができ、例えば、特許文献2に記載される各色の顔料を用いることができる。
本態様においては、中でも、着色顔料が青色顔料、紫色顔料を含有することが好ましい。上述したように加飾層は形成工程中に黄変しやすいことから、黄色の補色である着色顔料を用いることが好ましいからである。
青色顔料としては、例えば、銅フタロシアニン系、アントラキノン系などの青色顔料を用いることができ、より具体的には、銅フタロシアニン系のピグメントブルーPB15:6(PB15:6)などを用いることができる。
また、紫色顔料としては、例えばキナクリドン系、ジオキサジン系などの紫色顔料を用いることができ、より具体的には、キナクリドン系のキナクリドン(PV19)、ジオキサジン系のジオキサジンバイオレット(PV23)などを用いることができる。
加飾層中に含有される白色顔料および着色顔料の質量比率としては、加飾層に上述した色を付与することができれば特に限定されず、表示装置用前面板の用途、加飾層の材料等に応じて適宜選択することができる。例えば、白色顔料および着色顔料の質量比率としては、白色顔料:着色顔料=60:1〜10:1の範囲内、中でも50:1〜12:1の範囲内、特に40:1〜14:1の範囲内であることが好ましい。着色顔料の質量比率が少なすぎる場合または多すぎる場合は、aおよびbを所望の領域に存在するように加飾層の色を調整することが困難となる可能性があるからである。
加飾層中に含有される全顔料の含有量としては、加飾層に上述した色を付与することができれば特に限定されず、表示装置用前面板の用途、加飾層の材料に応じて適宜選択することができる。例えば、加飾層中に含有される全顔料の含有量としては、15質量%〜90質量%の範囲内、中でも20質量%〜85質量%の範囲内、特に25質量%〜80質量%の範囲内であることが好ましい。加飾層中に含有される全顔料の含有量が少ないと、加飾層に所望の色を付与することが困難となる可能性があるからである。また、加飾層中に含有される全顔料の含有量が多いと、相対的にバインダー樹脂の含有量が少なくなることから、透明基板および加飾層の密着性が低下する可能性や、加飾層の強度が低下する可能性があるからである。
全顔料の含有量とは、加飾層中に含有される白色顔料および着色顔料の質量の総和をいう。
本態様に用いられるバインダー樹脂としては、上述した白色顔料および着色顔料を分散させることができるものであれば特に限定されず、例えば、熱硬化樹脂、感光性樹脂等の硬化樹脂を挙げることができる。
上記感光性樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリ桂皮酸ビニル系樹脂、環化ゴム、等の反応性ビニル基などの光反応性基を有する感光性樹脂を1種以上用いることができる。上記アクリル系樹脂では、例えば、アルカリ可溶性樹脂、多官能アクリレート系モノマー、光重合開始剤、その他添加剤などからなる感光性樹脂をバインダー樹脂の樹脂成分として用いることができる。
上記熱硬化樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリイミド系樹脂等を、1種以上を用いることができる。
バインダー樹脂は、この他、光増感剤、分散剤、界面活性剤、安定剤、レベリング剤などの、公知の各種添加剤を含むことができる。
本態様における加飾層は、上述した白色顔料、着色顔料およびバインダー樹脂を含有していればよく、必要に応じて、例えば、蛍光増白剤を含有していてもよい。蛍光増白剤としては、例えば、特許文献2に記載の蛍光増白剤から適宜選択して用いることができる。
加飾層の厚みとしては、表示装置用前面板の用途等に応じて適宜選択することができ、特に限定されないが、例えば、1μm〜40μmの範囲内、中でも5μm〜30μmの範囲内とすることができる。
加飾層の形成位置としては、通常、表示装置用前面板の表示領域以外の領域に形成される。なお、表示装置用前面板の表示領域とは、表示装置用前面板を表示装置に配置した場合に、表示装置の表示領域と平面視上重なる領域をいう。
また、加飾層としては、例えば、上述した表示領域を囲む額縁状に形成される。
加飾層の形成方法としては、一般的な樹脂層の形成方法と同様とすることができ、例えば、フォトリソグラフィ法を用いてもよく、印刷法を用いてもよい。
中でも、本発明においてはフォトリソグラフィ法を用いることが好ましい。透明基板上における加飾層の位置を精度高く形成することができるからである。
フォトリソグラフィ法を用いた加飾層の形成方法においては、例えば、後述する加飾層用組成物を透明基板上に塗布し、フォトマスク等を用いてパターン状に露光し、現像した後、焼成することにより形成することができる。加飾層用組成物の塗布法、露光方法、現像方法および焼成方法については、特に限定されず、一般的なフォトリソグラフィ法に用いられる方法と同様とすることができる。
印刷法を用いた加飾層の形成方法としては、例えば、後述する加飾層用組成物を用いて、透明基板上に加飾層をパターン状に印刷し、焼成することにより形成することができる。印刷法については、特に限定されず、一般的な印刷法を用いることができる。
本態様の加飾層の色は、例えば、加飾層用組成物の固形分中の顔料組成を調整する方法を挙げることができる。以下、一例を説明するが、これに限定されない。
まず、加飾層に用いられる白色顔料、着色顔料およびバインダー成分を含有する評価用加飾層用組成物を調製する。この際、評価用加飾層用組成物としては、白色顔料および着色顔料の含有比率の異なる数種類の組成物を調製する。次に、評価用加飾層用組成物を用いて評価用加飾層を形成する。次に、得られた評価用加飾層について、L、a、bを測定する。得られた結果から、評価用加飾層のL、a、bが、上述したL、a、bの各範囲内となる、着色顔料の含有比率の最大値および最小値を求める。得られた着色顔料の含有比率の範囲内で所望の色となる含有比率を調整することで加飾層の色の調整を行なうことができる。
また、上述した加飾層の色の調整方法においては、顔料として着色顔料を含まず、白色顔料のみを含む純白の加飾層を用いて以下の調整を行なうことがより好ましい。すなわち、純白の加飾層について、耐光性試験を行ない、耐光性試験前後のa、bの座標の変化の方向を求める。上述したL、a、bの各範囲内においては、予め純白の加飾層のΔa、Δbを除いた範囲であるが、実際の座標の変化の変化量、方向を加味して加飾層用組成物の固形分中の顔料組成を決定することで、より色の変化の少ない加飾層を得ることができる。
(2)第2態様
本態様の加飾層は、透明基板上に形成され白色顔料およびバインダー樹脂を含有する白色樹脂層ならびに白色樹脂層上に形成され着色顔料およびバインダー樹脂を含有する色調整層の積層体を有するものである。
白色樹脂層は、白色顔料およびバインダー樹脂を含有するものである。白色顔料は、通常、色調整層よりも観察者側に配置されるものである。また、白色樹脂層は、通常、単一の層で形成される。
白色樹脂層に用いられる白色顔料およびバインダー樹脂については、上述した「(1)第1態様」の項で説明したものから選択して用いることができる。
白色樹脂層は、着色顔料を含有していてもよく、着色顔料を含有しなくてもよいが、着色顔料を含有しないことがより好ましい。後述する色調整層を用いて加飾層の色を調整しやすいからである。
白色樹脂層中に含有される白色顔料の含有量としては、色調整層とともに加飾層に上述した色を付与することができれば特に限定されない。白色顔料の含有量としては、15質量%〜90質量%の範囲内、中でも20質量%〜85質量%の範囲内、特に25質量%〜80質量%の範囲内であることが好ましい。白色顔料の含有量が少ないと、加飾層に所望の色を付与することが困難となる可能性があるからである。また、白色顔料の含有量が多いと、白色樹脂層を透かして後述する色調整層の色を観察することが困難となる可能性や、白色樹脂層に含有されるバインダー樹脂の含有量が相対的に少なくなることから白色樹脂層および透明基板の密着性が低下する可能性や、白色樹脂層の強度を十分なものとすることが困難となる可能性があるからである。
白色樹脂層の厚みとしては、表示装置用前面板の用途に応じて適宜選択することができ、特に限定されないが、例えば、1μm〜40μmの範囲内、中でも5μm〜30μmの範囲内とすることができる。
色調整層に用いられる着色顔料およびバインダー樹脂としては上述した「(1)第1態様」の項で説明したものから選択して用いることができる。
色調整層中に含有される着色顔料の含有量としては、白色樹脂層とともに加飾層に上述した色を付与することができれば特に限定されず、表示装置用前面板の用途等に応じて適宜調整される。
色調整層の厚みとしては、表示装置用前面板の用途に応じて適宜選択することができ、特に限定されないが、白色樹脂層よりも厚みが小さいことが好ましい。具体的な色調整層の厚みとしては、例えば、0.1μm〜5μmの範囲内、中でも0.5μm〜3μmの範囲内であることが好ましい。
色調整層の厚みが薄すぎる場合は、白色樹脂層を透かして色調整層を観察することが困難となる可能性や、色調整層自体を形成することが困難となる可能性があるからである。また、色調整層の厚みが厚すぎると、表示装置用基板における加飾層の厚みが厚くなり過ぎるため、表示装置に配置しにくい場合があるからである。
白色樹脂層および色調整層の形成方法としては、例えば、フォトリソグラフィ法、印刷法等を挙げることができる。フォトリソグラフィ法、印刷法等については上述した「(1)第1態様」の項で説明した内容と同様とすることができる。
本態様の加飾層の色は、例えば、白色樹脂層中の白色顔料の含有量、白色樹脂層の厚み、色調整層中の着色顔料の含有量、色調整層の厚み等を調整する方法を挙げることができる。以下、一例として色調整層中の着色顔料の含有量を調整する方法を説明するが、これに限定されない。
まず、評価用白色樹脂層、評価用色調整層の積層体から構成される評価用加飾層を形成する。この際、評価用色調整層に含有される着色顔料の含有量が異なる数種類の評価用加飾層を形成する。次に、得られた評価用加飾層について、L、a、bを測定する。得られた結果から、評価用加飾層のL、a、bが、上述したL、a、bの各範囲内となる、着色顔料の含有比率の最大値および最小値を求める。得られた着色顔料の含有比率の範囲内で所望の色となる含有比率を調整することで加飾層の色の調整を行なうことができる。
また、上述した加飾層の色の調整方法においては、顔料として着色顔料を含まず、白色顔料のみを含む純白の加飾層を用いて以下の調整を行なうことがより好ましい。すなわち、純白の加飾層について、耐光性試験を行ない、耐光性試験前後のa、bの座標の変化の方向を求める。上述したL、a、bの各範囲内においては、予め純白の加飾層のΔa、Δbを除いた範囲であるが、実際の座標の変化の変化量、方向を加味して色調整層における着色顔料の含有量を決定することで、より色の変化の少ない加飾層を得ることができる。
なお、上述した加飾層の色の調整方法については、色調整層に含有される着色顔料の含有量を調整することで、加飾層の色を調整する方法について説明したが、例えば、色調整層の含有量については一定とし、厚みを調整してもよい。また、白色樹脂層についても、白色顔料の含有量、厚みを調整してもよい。
3.透明基板
透明基板としては、可視光に対して透明性を有していればよく、一般的な表示装置用前面板に用いられるものを用いることができる。このような透明基板としては、例えば、ガラス基板であってもよく、樹脂基板であってもよい。ガラス基板に用いられるガラスとしては、例えば、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス、アルミノケイ酸ガラスなどのガラス板を用いることができる。とくに、ガラス板として、化学強化ガラスはフロートガラスに比べて機械的強度に優れ、その分薄くできる点で好ましい。
化学強化ガラスは、典型的には、ガラスの表面近傍について、ナトリウムをカリウムに代えるなどイオン種を一部交換することで、化学的な方法によって機械的物性を強化したガラスである。
一方、樹脂基板に用いられる樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、シクロオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂などを用いることができる。透明基板に樹脂を用いることで、軽量にできる上、可撓性を持たせることも可能となる。
透明基板としては、ガラスおよび樹脂の積層体を用いてもよい。
透明基板の厚さとしては、表示装置用前面板の用途に応じて適宜選択することができ、特に限定されないが、例えば、0.1mm〜15mm程度である。
4.その他の構成
本発明の表示装置用前面板は、上述した各構成を有していれば特に限定されず、必要な構成を適宜選択して追加することができる。
(1)裏打ち層
本発明においては、必要に応じて、例えば、図7(a)に示すように、加飾層2上に形成され、遮光性を有する裏打ち層3を有していてもよい。裏打ち層は、加飾層のみでは遮光性が不足する場合に、遮光性を補う層として設けることができる。裏打ち層は、表示装置において加飾層と平面視上重なるように配置される配線等を隠す隠蔽層として機能する。裏打ち層としては、例えば、黒色顔料およびバインダー樹脂を含有する黒色樹脂層や、銀、アルミニウム等の金属を含む金属反射層等を用いることができる。裏打ち層としては、例えば、特許文献3に記載のものを用いることができる。裏打ち層は、通常、平面視上加飾層と重なるパターン状に形成される。また、本発明においては、裏打ち層が表示領域に形成されないことがより好ましい。裏打ち層の厚みについては、裏打ち層の材料、必要とされる遮光性に応じて適宜調整される。裏打ち層の形成方法としては、例えば、黒色樹脂層の場合、例えば、フォトリソグラフィ法、印刷法等の一般的な樹脂層の形成方法を用いることができる。また、金属反射層の場合、例えば、蒸着法により金属層を形成した後、金属層をパターン状にエッチングする等の一般的な金属層の形成方法を用いることができる。
(2)端面保護層
図7(a)に示すように、裏打ち層3を有する場合、加飾層2の端面を覆うように形成された端面保護層4をさらに有することが好ましい。端面保護層は、通常、加飾層の端面を覆うように透明基板上および加飾層上にパターン状に形成される。例えば、図7(b)に示すように、端面保護層4は、平面視上、加飾層2の形成領域の境界Rを含むパターン状に形成される。図7(a)、(b)は本発明の表示装置用前面板の他の例を示す概略断面図および概略平面図である。図7(a)は、図7(b)のX−X断面図に相当する。なお、説明の容易のため、図7(b)においては裏打ち層を省略して示している。
端面保護層は、透明基板と加飾層との間の隙間に裏打ち層の材料が入りこんで残存することを抑制することができる。ここで、本発明における加飾層は、所望の白系色を呈するために、層の厚みを厚く形成する場合がある。そのため、加飾層の形成工程中に、加飾層の端部においては、例えば、透明基板と加飾層との間に隙間が生じる場合がある。一例としては、フォトリソグラフィ法を用いて加飾層を形成した場合、厚み方向における加飾層の中心部分よりも表面側の方が現像されてしまい、透明基板と加飾層との間に隙間が生じる場合がある。この場合、加飾層上に裏打ち層を形成すると、裏打ち層の材料が上記隙間に入り込んで残存することにより表示装置用前面板の意匠性が低下するという課題がある。
上記課題について、図を用いて説明する。図10(a)、(b)は裏打ち層の形成工程の一例を示す概略工程図である。図10(a)、(b)においては、フォトリソグラフィ法を用いて裏打ち層(黒色樹脂層)を形成する工程を示している。図10(a)に示すように、透明基板1と加飾層2との間に隙間Sが生じている場合において、透明基板1と加飾層2とを覆うように、黒色樹脂層用組成物3Xを塗布すると、黒色樹脂層用組成物3Xが隙間Sに入り込む場合がある。この状態で、黒色樹脂層用組成物3Xの塗膜をパターン状に露光して現像した場合、隙間Sに入り込んだ黒色樹脂組成物3Xが硬化して残存する場合や、黒色樹脂組成物3Xが現像されずに残存する場合がある。そのため、図10(b)に示すように隙間Sにも黒色樹脂層5(抜け残り部5)が形成されてしまうという課題がある。
これに対し、図8(a)に示すように、端面保護層4を有する場合、透明基板1と加飾層2との間の隙間Sを端面保護層4で埋めることができる。そのため、図8(a)に示すように、透明基板1と加飾層2とを覆うように黒色樹脂層用組成物3Xの塗膜を形成し、パターン露光および現像した場合、図8(b)に示すように、隙間Sに黒色樹脂層が抜け残ることを抑制することができ、加飾層2上に裏打ち層3を良好に形成することができる。図8(a)、(b)は裏打ち層の形成工程の他の例を示す概略工程図である。
また、端面保護層は、パターン状に形成することができるため、表示領域における端面保護層の形成領域を少なくすることができる。よって、表示領域の透明性が良好な表示装置用前面板とすることができる。
端面保護層の材料としては、例えば、透明樹脂、透明無機材料等を挙げることができる。なかでも端面保護層は、透明樹脂層であることが好ましい。透明樹脂層に用いられる樹脂としては、例えば、上述したバインダー樹脂の材料を挙げることができる。端面保護層の形成方法としては、例えば、フォトリソグラフィ法、印刷法等を挙げることができる。
端面保護層の厚みおよび幅としては、透明基材および加飾層の間の隙間を埋めることができれば特に限定されず、加飾層の厚み等に応じて適宜選択される。
(3)タッチパネルセンサ
また例えば、本発明においては、加飾層が形成された透明基板上に、タッチパネルセンサを形成してもよい。表示装置用前面板がタッチパネルセンサを有する場合、例えば、表示装置用前面板の表示領域にセンサ用の電極が形成される。また、加飾層上に引き出し配線等が形成される。
タッチパネルセンサに用いられる電極、配線については、例えば、特許文献2、3に記載された構成を用いることができる。
(4)保護層
また例えば、本発明においては、加飾層が形成された透明基板上に、保護層が形成されていてもよい。保護層としては、例えば、透明性を有し絶縁性を示す層であることが好ましい。具体的には、透明樹脂層、透明無機材料層等を挙げることができる。
5.表示装置用前面板の製造方法
本発明の表示装置用前面板の製造方法は、一般的な表示装置用前面板の製造方法と同様とすることができ、例えば、透明基板上に加飾層を形成する方法を挙げることができる。
また、本発明の表示装置用前面板の製造方法は、加飾層の色を、L表色系のL、aおよびbが上述した範囲内に存在するように調整する色調整工程を少なくとも有する。加飾層の形成方法および加飾層の色の調整方法については上述した「2.加飾層」の項で説明した内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
6.用途
本発明の表示装置用前面板は、例えば、液晶表示装置、有機EL表示装置、電子ペーパー等の種々の表示装置の前面板に適用することができる。また、表示装置用前面板は、タブレット端末、携帯電話、パソコン等に適用することができる。
B.加飾層用組成物
本発明の加飾層用組成物は、白色顔料、着色顔料およびバインダー成分を含有するものであって、L表色系における上記加飾層用組成物の色の座標は、Lが、80≦L≦95に存在し、aおよびbが、a座標平面上の{(a+(b(1/2)≦2.0で表わされる領域内であって、−0.34≦a≦0.34および−0.20≦b*≦0.20を除く領域に存在することを特徴とするものである。
本発明によれば、加飾層用組成物が上述した色を有することにより、加飾層を形成した場合に、光照射による加飾層の色の変化を抑制することができる。
以下、本発明の加飾層用組成物について構成ごとに説明する。
1.加飾層用組成物の色
本発明における加飾層用組成物の色は、L表色系における座標において、Lが、80≦L≦95に存在し、aおよびbが、a座標平面上の{(a+(b(1/2)≦2.0で表わされる領域内であって、−0.34≦a≦0.34および−0.20≦b*≦0.20を除く領域に存在することを特徴とする。
、aおよびbの詳細については、上述した「A.表示装置用前面板 1.加飾層の色」の項で説明した内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
加飾層用組成物におけるL表色系のL、aおよびbは、透明基板上に加飾層用組成物を塗布し乾燥させて塗膜を形成し、上記透明基板の塗膜の形成側とは反対側から、分光測色計を用いてSCI方式により加飾層の分光反射特性を測定し、分光反射特性から算出することにより反射色度として数値化して求めることができる。分光測色計としては、例えば、コニカミノルタ(株)製のCM−2500d(D65光源)を用いることができる。
2.白色顔料および着色顔料
本態様に用いられる白色顔料、着色顔料については、上述した「A.表示装置用前面板」の項で説明したものから適宜選択して用いることができる。
加飾層用組成物の固形分に含有される白色顔料および着色顔料の含有比率としては、加飾層用組成物の色を所望の色とすることができれば特に限定されず、用途に応じて適宜選択することができる。固形分中に含有される白色顔料および着色顔料の質量比率については、上述した加飾層中に含有される白色顔料および着色顔料の質量比率の数値範囲内で適宜選択することができる。
加飾層用組成物の固形分中に含有される全顔料の含有量としては、加飾層用組成物が用いられる表示装置用前面板の用途に応じて適宜選択することができ、特に限定されない。例えば、上述した加飾層中に含有される全顔料の含有量における数値範囲内で適宜選択することができる。
3.バインダー成分
本発明に用いられるバインダー成分は、上述した白色顔料および着色顔料を分散させるものである。バインダー成分としては、例えば、上述した「A.表示装置用前面板」の項で説明した感光性樹脂、熱硬化樹脂の硬化前の樹脂成分を挙げることができる。また、バインダー成分は、例えば、硬化前に透明無着色であることが好ましく、硬化前後において透明無着色であることがより好ましい。
上記感光性樹脂として、例えば、上記アクリル系樹脂を用いる場合、バインダー成分としては、例えば、アルカリ可溶性樹脂、多官能アクリレート系モノマー、光重合開始剤、その他添加剤などからなる感光性樹脂組成物を用いることができる。
アルカリ可溶性樹脂、多官能アクリレートモノマー、光重合開始剤については一般的なものを用いることができ、例えば、特許文献2に例示されるものから選択して用いることができる。
添加剤としては、上述した「A.表示装置用前面板」の項で説明した各種添加剤と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
4.溶剤
本発明の加飾層用組成物は、必要に応じて溶剤を更に含有していてもよい。加飾層用組成物が溶剤を含有することにより、透明基板上への加飾層用組成物の塗布性、印刷性を調整しやすくすることができるからである。
上記溶剤としては、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチルセロソルブ、3−メトキシブチルアセテート、等を1種以上用いることができる。
加飾層用組成物の固形分濃度としては、加飾層の形成方法に応じて適宜選択することができ、特に限定されないが、例えば、15質量%〜90質量%の範囲内、中でも20質量%〜85質量%の範囲内、特に25質量%〜80質量%の範囲内であることが好ましい。加飾層用組成物の固形分濃度とは、加飾層用組成物全体の質量に対する、固形分の質量の比率をいう。
5.加飾層用組成物の製造方法
本発明の加飾層用組成物の製造方法は、加飾層用組成物におけるL表色系のL、aおよびbが上述した範囲内に存在するように固形分中の顔料組成を調整する調整工程を少なくとも有する。具体的には、上述した「A.表示装置用前面板」の項で説明した第1態様の加飾層の色の調整方法として説明した内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
6.加飾層
本発明の加飾層用組成物は、加飾層を形成するために用いられる。加飾層については、上述した「A.表示装置用前面板」の項で説明した第1態様の加飾層の項で説明した内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明の詳細について説明する。
[実施例]
(硬化性樹脂組成物の調製)
重合槽中にメタクリル酸メチル(MMA)を63重量部、アクリル酸(AA)を12重量部、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル(HEMA)を6重量部、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DMDG)を88重量部仕込み、攪拌し溶解させた後、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)を7重量部添加し、均一に溶解させた。その後、窒素気流下、85℃で2時間攪拌し、更に100℃で1時間反応させた。得られた溶液に、更にメタクリル酸グリシジル(GMA)を7重量部、トリエチルアミンを0.4重量部、及びハイドロキノンを0.2重量部添加し、100℃で5時間攪拌し、共重合樹脂溶液(固形分50質量%)を得た。
次に下記の材料を室温で攪拌、混合して硬化性樹脂組成物とした。
<硬化性樹脂組成物の組成>
・上記共重合樹脂溶液(固形分50質量%):16重量部
・ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(サートマー社 SR399):24重量部
・オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社 エピコート180S70):4重量部
・2−メチル−1−(4‐メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン:4重量部
・ジエチレングリコールジメチルエーテル:52重量部
(加飾層用組成物の調製)
下記の各成分を混合して、加飾層用組成物を調製した。
<加飾層用組成物の組成>
・白色顔料分散液(白色顔料:酸化チタン、顔料濃度50質量%):32.8重量部
・青色顔料分散液(着色顔料:C.I.ピグメントブルー(PB)15:6、顔料濃度12質量%):0.02重量部
・上記硬化性樹脂組成物:17重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート:PGMEA):50重量部
なお、顔料分散液は、PGMEA、顔料および分散剤を含有するものである。
次に、厚み0.7mmのガラス基板(旭硝子(株) AN100)上に上記加飾層用組成物をスピンコーターで塗布し、100℃で3分間乾燥させ、膜厚約15μmの塗膜を形成した。上記塗膜を、超高圧水銀ランプで額縁状にパターン露光した後、0.05質量%水酸化カリウム水溶液で現像し、その後、上記ガラス基板を180℃の雰囲気下に30分間放置することにより加熱処理を施して、加飾層を得た。
以上により、評価用表示装置用前面板を得た。
[実施例2〜5、参考例]
下記表1に示される組成の加飾層用組成物を用いたこと以外は、実施例1と同様にして加飾層を形成し、評価用表示装置用前面板を得た。
<表中の着色顔料分散液>
・緑色顔料分散液(着色顔料:C.I.ピグメントグリーン(PG)58、顔料濃度16質量%)
・赤色顔料分散液(着色顔料:C.I.ピグメントレッド(PR)254、顔料濃度12質量%)
[比較例1〜6]
下記表2に示される組成の加飾層用組成物を用いたこと以外は、実施例1と同様にして加飾層を形成し、評価用表示装置用前面板を得た。
[評価]
得られた評価用表示装置用前面板について耐光性試験を行ない、耐光性試験前後の反射色度を測定した。耐光性試験は、アトラス・ウェザオメータCi4000(ATLAS製)を用い、25℃の環境下、照度590W/mで200時間、透明基板側からD65光源の光を照射して行なった。反射色度は、コニカミノルタ(株)製のCM−2500d(D65光源)を用いて測定した。結果を表3、および図9に示す。図9は実施例および比較例の耐光性試験前後のaおよびbの変化を示すa座標平面図である。
また、耐光性試験前後の評価用表示装置用前面板を、加飾層が形成された面とは反対側から観察し、目視による加飾層の色の変化を評価した。
目視による加飾層の色の変化が認識できたものをNG、目視による加飾層の色の変化が認識できなかったものをOKとした。結果を表3に示す。
表3および図9に示すように、耐光性試験前のaおよびbが、a座標平面上の{(a+(b(1/2)≦2.0で表わされる領域内であって、−0.34≦a≦0.34および−0.20≦b*≦0.20を除く領域を除く領域に存在する実施例1〜5においては、耐光性試験前後における加飾層の目視上の色の変化を抑制することができた。
表3および図9に示すように、耐光性試験前のaおよびbが、a座標平面上の{(a+(b(1/2)≦2.0で表わされる領域外である比較例2〜5においては、原点方向に向かって目視上の色が変化する傾向にあることが確認された。また、目視評価においても、色みが薄く変化することが確認された。また、表3および図9に示すように、耐光性試験前のaおよびbが、a座標平面上におけるb軸付近に存在する比較例1では、目視評価で色の変化が確認された。
表3および図9に示すように、参考例では、純白の加飾層のaおよびbは、耐光性試験前後でΔaが0.34、Δbが0.20程度に座標位置が移動することが確認された。また、参考例では、耐光性前後で加飾層の目視上の色の変化が確認された。これは、耐光性試験前後で、aおよびbがa軸およびb軸をまたいで座標位置が移動したためと推測される。
10 … 表示装置用前面板
1 … 透明基板
2、2A … 加飾層
3 … 裏打ち層
4 … 端面保護層

Claims (3)

  1. 透明基板と、
    前記透明基板上に形成され、白色顔料およびバインダー樹脂を含有する加飾層とを有する表示装置用前面板であって、
    表色系における前記加飾層の色の座標は、
    が、80≦L≦95に存在し、
    およびbが、a座標平面上の{(a+(b(1/2)≦2.0で表わされる領域内であって、−0.34≦a≦0.34および−0.20≦b*≦0.20を除く領域に存在することを特徴とする表示装置用前面板。
  2. 前記加飾層が、着色顔料をさらに含有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置用前面板。
  3. 白色顔料、着色顔料およびバインダー成分を含有する加飾層用組成物であって、
    表色系における前記加飾層用組成物の色の座標は、
    が、80≦L≦95に存在し、
    およびbが、a座標平面上の{(a+(b(1/2)≦2.0で表わされる領域内であって、−0.34≦a≦0.34および−0.20≦b*≦0.20を除く領域に存在することを特徴とする加飾層用組成物。
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