JP2016193355A - 超音波診断装置及び超音波診断装置の表示方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】超音波画像に対する一連の検査項目をブロック42〜47としてタッチパネル9に、時系列に並べて一画面内に同時に表示させ、ブロック42〜47のうち、現在行われている検査項目応じたブロック42を、強調表示する。
【選択図】図3
Description
このような超音波診断装置によれば、経験や知識の浅い操作者であっても操作に戸惑うことなく効率よく検査を行うことができる。
実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係る超音波診断装置を示す。超音波診断装置は、超音波プローブ1と、この超音波プローブ1に通信ケーブル2を介して接続された診断装置本体3とを備えている。
超音波プローブ1は、アレイトランスデューサ11を有し、このアレイトランスデューサ11に送信回路12と受信回路13が接続され、送信回路12および受信回路13にプローブ制御部14が接続されている。
さらに、信号処理部21、DSC22、表示制御部24、パネル制御部27に本体制御部30が接続されており、本体制御部30に操作部7、格納部31、検査メモリ32およびタッチパネル9がそれぞれ接続されている。
また、超音波プローブ1のプローブ制御部14と診断装置本体3の本体制御部30が通信ケーブル2を介して互いに接続されている。
プローブ制御部14は、診断装置本体3の本体制御部30から伝送される各種の制御信号に基づいて、超音波プローブ1の各部の制御を行う。
DSC22は、信号処理部21で生成されたBモード画像信号を通常のテレビジョン信号の走査方式に従う画像信号に変換(ラスター変換)する。
画像処理部23は、DSC22から入力されるBモード画像信号に階調処理等の各種の必要な画像処理を施した後、Bモード画像信号を表示制御部24に出力する、あるいは画像メモリ25に格納する。
画像表示部8は、例えば、LCD等のディスプレイ装置を含んでおり、表示制御部24の制御の下で、超音波診断画像を表示する。また、検査時には、必要に応じて検査のためのカーソルやキャリパ等が超音波診断画像に重畳表示される。
格納部31は、動作プログラムおよび一連の検査項目を含む検査プログラム等を格納するもので、ハードディスク、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD−ROM、DVD−ROM、SDカード、CFカード、USBメモリ等の記録メディア、またはサーバ等を用いることができる。
また、検査メモリ32は、検査により得られた計測値等、検査結果に関わる情報が格納されるメモリである。
本体制御部30は、操作者により操作部7から入力された各種の指令信号等に基づいて、診断装置本体3内の各部の制御を行う。
タッチパネル9は、表示機能と位置入力機能とを併せ持つ装置で、例えば、LCD等のディスプレイ装置の上に操作者が接触等したことを感知する透明な膜センサが貼り付けられており、ディスプレイ上の表示と膜センサ上の接触位置等とに基づいて所定の操作信号を出力する。膜センサにおける検出方式としては、抵抗膜方式、静電容量方式等を用いることができる。
タッチパネル9により入力された操作は、本体制御部30へ操作信号として出力され、本体制御部30により所定の操作がなされる。
なお、タッチパネル9の代わりに、操作表示部と操作選択部とをそれぞれ備えてもよい。
診断装置本体3の筐体4の操作部7に配置されている電源スイッチを投入することにより、診断装置本体3内および超音波プローブ1内の各部に電力が供給され、超音波診断装置が起動される。
筺体4のタッチパネル9には、例えば、図3に示すような一連の検査を行うための一連の検査項目が時系列に並べて一画面内に同時にブロック表示される。なお、一連の検査項目は、格納部31に格納されている複数の検査プログラムにそれぞれ予め設定されており、操作部7、本体制御部30を通じて格納部31から1つの検査プログラムを呼び出すことで表示することもでき、また、操作部7またはタッチパネル9を操作して一連の検査項目を新たに作成してもよい。
図3のSequenceブロック40は、タッチパネル9において、現在、一連の検査項目が、シーケンス表示されていることを示す。また、Vascularブロック41が強調表示されているのは、現在、超音波画像に対して血管に関する検査が行われていることを示す。
Lt. ScA Distanceブロック42は、左鎖骨下動脈(Left Subclavian Artery)の距離を計測する検査項目を示し、Lt. RA Distanceブロック43は、左橈骨動脈(Left Radial Artery)の距離を計測する検査項目を示し、Lt. BA Areaブロック44は、左上腕動脈(Left Brachial Artery)の面積を計測する検査項目を示し、Lt. Graft prox. Distanceブロック45、Lt. Graft mid. Distanceブロック46、およびLt. Graft dist. Distanceブロック47は、それぞれ左の動脈グラフト(Left Arterial Graft)の距離を計測する検査項目を示す。
この場合、例えば、本体制御部30は、表示制御部24を通じて画像表示部8に左鎖骨下動脈の距離を計測するためのキャリパを超音波画像に重ねて表示し、操作者は操作部7を操作することでキャリパを操作し、超音波画像上で確認される左鎖骨下動脈の距離を計測する。距離の計測は、本体制御部30が、例えば、キャリパにより確定された2点の位置を基準に演算する。
本体制御部30は、表示制御部24を通じて画像表示部8に左橈骨動脈の距離を計測するためのキャリパを超音波画像に重ねて表示する。これ以降の動作は、左鎖骨下動脈の距離を計測した場合の動作と同じである。
実施の形態1では、一連の検査項目を時系列に並べて一画面内に同時に表示しており、且つ、現在検査の行われている検査項目を強調表示しているため、操作者は、一連の検査の進捗状況を一目で確認することができ、一連の検査を効率よく実施することが可能となる。
次に、産科においてよく利用される一連の検査を例に挙げて、一連の検査の開始位置を変更することができる本発明の実施の形態2に係る超音波診断装置の動作を説明する。なお、実施の形態2に係る超音波診断装置の構成は、図1および図2に示した実施の形態1の装置と同様である。
図4は、産科においてよく利用される一連の検査を行う場合のタッチパネル9の操作表示の一例である。図4のSequenceブロック50およびOB Routineブロック51は、タッチパネル9において、超音波診断装置に予め記憶された、産科においてよく利用される一連の検査項目が、現在、シーケンス表示されていることを示す。
図4に表示された一連の検査項目のうち、強調表示された最初のGSブロック52は、デフォルト開始位置であり、通常は、GSブロック52の胎嚢の確認の検査から一連の検査が開始される。
そのため、実施の形態2では、被検者の妊娠段階に応じて、一連の検査の開始位置を変更することができる。
開始位置がBPDブロック54に変更されると、上述と同様、本体制御部30が、表示制御部24、画像表示部8を制御して、超音波画像上に計測に必要なキャリパ等を重ねて表示する。
このように、実施の形態2では、一連の検査において、検査の開始位置を変更することで不要な検査を避け、被検者への負担を軽減し、検査効率を上げることができる。
また、一連の検査項目のうち、上述のデフォルト開始位置も予め変更することができる。例えば、妊娠中期以降の被検者を主たる検査対象として、予めデフォルト開始位置をGSブロック52からBPDブロック54に変更しておいてもよい。
次に、羊水量を測定するための一連の検査を例に挙げて、所定の検査をスキップすることができる本発明の実施の形態3に係る超音波診断装置の動作を説明する。なお、実施の形態3に係る超音波診断装置の構成も、図1および図2に示した実施の形態1の装置と同様である。
図6(A)に示すように、胎児Bが母体Mの中央付近にいる場合、羊水Lの量は、図6(A)に示すQ1部〜Q4部までのフリースペース深度を計測し、それらを足し合わせることで計算される。
このように、実施の形態3では、タッチパネル9上において強調表示されていない先の検査ブロックを選択するだけで、極めて容易に一連の検査内の不要な検査をスキップすることができ、被検者(ここでは、胎児および母体)への負担を軽減し、検査効率を上げることができる。
上記の実施の形態1〜3の超音波診断装置において、胎児の体重を算出する場合、上述のBPD(児頭大横径)、AC(胎児腹部周囲長)、FL(大腿骨長)の計測値を利用して推定するが、超音波画像上での計測精度は、多少の操作で値が大きく変わってしまうため、一度、全体を確認した上で確定したい場合がある。
このような場合、検査による計測値(検査情報)が反映される前なのか、反映された後なのかをタッチパネル9上で判別できることが好ましい。その場合、例えば、図8(A)に示すように、検査ブロックの形状を強調することで、検査情報の反映前なのか反映後なのかを判別できてもよい。
このような場合、一連の検査を1回目の計測なのか、2回目の計測なのかタッチパネル9上で判別できることが好ましい。その場合、例えば、図8(B)に示すように、検査ブロックに対して何回目の検査なのか重ねて表示することで、検査回数を確認できるように構成することができる。
Claims (12)
- 超音波プローブにより被検体に向けて超音波を送信し、得られた受信データに基づいて診断装置本体により超音波画像を生成し、前記超音波画像に基づいて検査を行う超音波診断装置であって、
超音波診断に関する一連の検査項目を時系列に並べて一画面内に同時に表示する表示部と、
前記表示部において、前記一連の検査項目のうち、現在実施している検査項目を強調表示させる制御部と、
前記表示部に表示された前記一連の検査項目のうち1つの検査項目をオペレータが選択するための選択部と、を備え、
前記制御部は、前記選択部を介して選択された検査項目から前記一連の検査項目が開始されるように前記診断装置本体を制御することを特徴とする超音波診断装置。 - 前記制御部は、前記選択部を介して、未だ実施されていない検査項目を残して先の検査項目が選択されると、前記未だ実施されていない検査項目をスキップして前記先の検査項目が実施されるように前記診断装置本体を制御することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
- 前記制御部は、前記選択部を介して、既に実施された検査項目が選択されると、前記一連の検査項目のうち選択された前記既に実施された検査項目以降の検査項目が実施されるように前記診断装置本体を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
- 前記制御部は、実施された検査回数の表示または検査情報の反映状況の表示を、前記検査項目と併せて前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
- 前記表示部および前記選択部は、タッチパネルにより構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
- 前記選択部は、タッチパネルにより構成され、
前記表示部は、前記タッチパネルとは異なるディスプレイ装置であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の超音波診断装置。 - 超音波プローブにより被検体に向けて超音波を送信し、得られた受信データに基づいて超音波画像を生成する診断装置本体と、検査の検査項目を表示する表示手段と、前記診断装置本体および前記表示手段を制御する制御手段を有し、前記診断装置本体で生成された前記超音波画像に基づいて前記検査を行う超音波診断装置において実施される検査の表示方法であって、
前記制御手段が、超音波診断に関する一連の検査項目を時系列に並べて前記表示手段の一画面内に同時に表示し、かつ、前記表示手段に表示された前記一連の検査項目のうち、現在実施している検査項目を強調表示し、
前記制御手段が、選択された前記検査項目から前記一連の検査項目が前記診断装置本体で開始されるように前記表示手段の表示を制御することを特徴とする超音波診断装置の表示方法。 - 未だ実施されていない検査項目を残して先の検査項目が選択されると、前記制御手段が、前記未だ実施されていない検査項目をスキップして前記先の検査項目が前記診断装置本体で実施されるように前記表示手段の表示を制御することを特徴とする請求項7に記載の超音波診断装置の表示方法。
- 既に実施された検査項目が選択されると、前記制御手段が、前記一連の検査項目のうち選択された前記既に実施された検査項目以降の検査項目が前記診断装置本体で実施されるように前記表示手段の表示を制御することを特徴とする請求項7又は8のいずれか一項に記載の超音波診断装置の表示方法。
- 前記制御手段が、前記表示手段に、実施された検査回数または検査情報の反映状況を、前記検査項目と併せて表示することを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の超音波診断装置の表示方法。
- タッチパネルが、前記表示手段および前記選択手段であり、
前記検査項目は、前記タッチパネルを介して選択されたものであることを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の超音波診断装置の表示方法。 - タッチパネルが、前記選択手段であり、
前記タッチパネルとは異なるディスプレイ装置が、前記表示手段であり、
前記検査項目は、前記タッチパネルを介して選択され、
前記超音波画像は、前記ディスプレイ装置において表示されることを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の超音波診断装置の表示方法。
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