JP2016189883A - 調理器及び調理方法 - Google Patents

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【課題】低温の加熱調理において調理時間の短縮を可能とし、かつ加熱ムラを低減可能な調理器を提供する。【解決手段】調理器1は、食材90及び調理液91が収容される密閉可能な調理槽10と、調理槽10を昇温させる昇温手段20と、調理槽10内を減圧する減圧手段30と、昇温手段20及び減圧手段30を制御する制御部60と、を備えている。制御部60は、調理槽10内が設定された調理温度の飽和蒸気圧まで減圧されるように減圧手段30を制御し、かつ当該減圧状態において調理槽10が当該調理温度に維持されるように昇温手段20を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、調理器及び調理方法に関する。
従来、食材や調理液(水、調味液)を調理槽内に入れて約100℃の沸騰状態で加熱調理(茹で、煮込み、蒸しなど)を行う調理器が知られている。また調理時間の短縮のため、調理槽内を高圧状態にして120℃程度の高温で調理する圧力鍋などの調理器も知られている。下記特許文献1には、加熱調理器の例として、食材が収容された調理槽内へ蒸気を供給して加熱調理する装置が記載されている。
高温での加熱調理では、食材に含まれるタンパク質が熱変性して食材が硬くなり、食材に含まれる栄養素が壊され、また酸化により食材本来の風味や色などが損なわれるといった問題がある。また圧力鍋を用いた場合には、使用方法の誤りや機器の不具合などに起因して鍋蓋が飛ぶなどの事故が起こる危険性もある。これに対して、食材の品質を劣化させないようにより低温で食材を加熱調理する方法が知られている。
特開2011−085318号公報
従来の低温加熱調理では、タンパク質の熱変性などの食材の品質劣化を防ぐことができる一方、高温加熱により調理液を沸騰させて調理する場合に比べて調理時間が長くなるという問題がある。また蒸し調理においては、調理槽内において温度分布が不均一となり、加熱ムラが生じるという問題もある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、低温の加熱調理において調理時間の短縮を可能とし、かつ加熱ムラを低減可能な調理器及び調理方法を提供することである。
本発明の一局面に係る調理器は、食材及び調理液が収容される密閉可能な調理槽と、前記調理槽を昇温させる昇温手段と、前記調理槽内を減圧する減圧手段と、前記昇温手段及び前記減圧手段を制御する制御部と、を備えている。前記制御部は、前記調理槽内が所定の調理温度の飽和蒸気圧まで減圧されるように前記減圧手段を制御し、かつ前記減圧状態において前記調理槽が前記調理温度に維持されるように前記昇温手段を制御する。
上記調理器では、調理槽内が調理温度の飽和蒸気圧まで大気圧から減圧された状態において調理槽が当該調理温度に維持されることにより、低温の加熱調理においても調理液を沸騰させることができる。これにより、調理槽内において調理液の対流が促進され、食材への熱伝達が早くなる。また減圧下での加熱調理においては食材内部の熱伝導率が高くなるため、食材の中心温度を速やかにその表面温度に近づけることができる。その結果、調理時間をより短縮することができる。また、飽和蒸気を発生させることで調理槽内の温度分布を均一にすることができるため、食材の加熱ムラをより低減することができる。
「調理液」とは、調味用の液体に加え、水などの調味用ではない液体も含む概念である。
上記調理器は、前記調理槽の外面温度を検知する温度検知部をさらに備えていてもよい。前記制御部は、前記温度検知部により検知された温度が前記調理温度に維持されるように前記昇温手段を制御してもよい。
本発明者らの鋭意研究の結果によると、調理槽内が調理温度の飽和蒸気圧まで減圧された状態で当該調理温度に維持された場合には、調理槽の温度と、調理液の温度と、食材の温度とが略同じになる。そのため、温度検知が比較的容易な調理槽の外面温度を検知し、これを調理温度に維持すれば、食材の温度を直接検知しなくても食材温度を調理温度に維持することができる。
上記調理器において、前記減圧手段は、前記制御部により動作が制御され、前記調理槽内の空気を吸引することにより前記調理槽内を減圧する減圧ポンプを有していてもよい。前記制御部は、前記調理槽内が前記飽和蒸気圧まで減圧された後に前記減圧ポンプの動作を停止させ、かつ前記停止後に前記調理槽が前記調理温度に達するように前記昇温手段を制御してもよい。
上記構成によれば、調理槽が調理温度に達して沸騰が開始する前に減圧ポンプの動作を停止することにより、調理槽内の空気を吸引する際に減圧ポンプへ水分が吸入されることを防止することができる。そのため、減圧ポンプへの水分吸入を防止するためのトラップ機構を設ける必要がなくなるという利点がある。
上記調理器は、前記食材の調理温度及び調理時間の設定値を入力可能な入力部をさらに備えていてもよい。
上記構成によれば、設定された調理温度及び調理時間の条件で食材を確実に加熱調理することができる。
本発明の他の局面に係る調理方法は、食材及び調理液が収容される密閉可能な調理槽において加熱調理する調理方法である。上記調理方法は、前記食材の調理温度を設定するステップと、前記調理温度において前記食材を加熱調理するステップと、を備えている。前記加熱調理するステップでは、前記調理槽内が前記調理温度の飽和蒸気圧まで減圧された状態において前記調理槽が前記調理温度に維持される。
上記調理方法では、調理槽内が調理温度の飽和蒸気圧まで大気圧から減圧された状態において調理槽が調理温度に維持されることにより、低温の加熱調理においても調理液が沸騰した状態で食材を加熱調理することができる。これにより、調理槽内において調理液の対流が促進され、食材への熱伝達が早くなる。また減圧下での加熱調理においては食材内部の熱伝導率が高くなるため、食材の中心温度を速やかにその表面温度に近づけることができる。その結果、調理時間をより短縮することができる。また、調理液の対流によって調理槽内の温度分布を均一にすることができるため、加熱ムラをより低減することができる。
上記調理方法において、前記加熱調理するステップでは、前記調理槽の外面温度が前記調理温度に維持されてもよい。
上記の通り、調理槽内が調理温度の飽和蒸気圧まで減圧された状態で当該調理温度に維持された場合には、調理槽の温度と、調理液の温度と、食材の温度とが略同じになる。そのため、温度検知が比較的容易な調理槽の外面温度を監視し、これを調理温度に維持すれば、食材の温度を直接検知しなくても食材温度を調理温度に維持することができる。
上記調理方法において、前記加熱調理するステップでは、減圧ポンプにより前記調理槽内の空気が吸引されることにより前記調理槽内が減圧されてもよい。また前記加熱調理するステップでは、前記調理槽内が前記飽和蒸気圧にまで減圧された後に前記減圧ポンプの動作が停止され、かつ前記停止後に前記調理槽が前記調理温度に到達してもよい。
上記方法によれば、調理槽が調理温度に到達して沸騰が開始する前に減圧ポンプの動作を停止することにより、調理槽内の空気を吸引する際に減圧ポンプへ水分が吸入されることを防止することができる。そのため、減圧ポンプへの水分吸入を防止するためのトラップ機構を準備する必要がなくなるという利点がある。
上記調理方法は、前記加熱調理するステップの前に、前記食材の調理時間を設定するステップをさらに備えていてもよい。
上記方法によれば、設定された調理時間の条件で食材を確実に加熱調理することができる。
本発明によれば、低温の加熱調理において調理時間の短縮を可能とし、かつ加熱ムラを低減可能な調理器及び調理方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る調理器の構成を示す概略図である。 上記調理器を用いた調理方法の手順を示すフローチャートである。 上記調理方法における温度制御及び圧力制御を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施形態2に係る調理器の構成を示す概略図である。 食材への熱伝達時間の測定結果を示すグラフである。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。
(実施形態1)
<調理器の構成>
まず、本発明の一実施形態である実施形態1に係る調理器1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る調理器1の全体構成を示している。
調理器1は、食材90を調理液91(水、調味液)に浸し、茹で又は煮込みなどの加熱調理を行う調理器である。調理器1は、調理槽10と、昇温手段20と、減圧手段30と、大気導入手段40と、温度検知部50と、制御部60と、を主に備えている。
調理槽10は、食材90及び調理液91が収容される内部空間が形成され、かつ上方に開口部11Aが形成された槽本体11と、当該開口部11Aを覆うように槽本体11に対して開閉自在に取り付けられた蓋部12と、を有している。
槽本体11は、底部14及び当該底部14から立設された側壁部15からなる鍋形状を有している。槽本体11には、食材90及び調理液91を収容可能な程度の深さの内部空間が形成されている。槽本体11は、熱伝導性が良いアルミニウムや銅などの金属材料を主材料として構成されている。また槽本体11は、底部14の外面(底面16)がフェライト系ステンレスなどの磁性金属からなる発熱体によって構成された多層鍋である。なお、槽本体11は、全体がアルミニウム又は銅により構成されたものでもよいし、全体がフェライト系ステンレスにより構成されたものでもよい。
蓋部12は、ガラスやポリカーボネート材などの耐熱素材によって構成されている。槽本体11内に食材90及び調理液91を入れるときに蓋部12が開かれ、調理時には図1に示すように開口部11A全体を覆うように蓋部12が閉じられる。
調理槽10は、槽本体11と蓋部12との間の隙間をシールする蓋パッキン(図示しない)をさらに有していてもよい。この蓋パッキンは、シリコーン樹脂などの弾性部材によって構成されている。これにより、調理槽10の外から中への空気の流入が抑制され、調理槽10は密閉可能な構造となっている。なお、調理槽10は、蓋パッキンに限らず他の手段によって密閉可能な構造となっていてもよい。
昇温手段20は、調理槽10を昇温させるためのものである。昇温手段20は、調理槽10の下方に配置される載置部21と、当該載置部21内に配置される加熱コイル22と、を有している。
載置部21は、図1に示すように調理槽10が載置される平坦な載置面21Aを含む。調理槽10は、載置部21に対して取り外し可能となっている。例えば、調理槽10は、食材90や調理液91を調理槽10内に入れる場合や槽内を洗浄する場合に載置部21から取り外される。
加熱コイル22は、電流の供給により調理槽10における底部14近傍を電磁誘導加熱する。より具体的には、加熱コイル22は、電流の供給により発生した磁界によって調理槽10における上記発熱体又は槽本体11に渦電流を発生させ、当該渦電流により生じるジュール熱によって調理槽10の底部14近傍を昇温させる。なお、昇温手段20は、本実施形態のように誘導加熱方式により調理槽10を昇温させるものに限られず、例えば抵抗加熱方式など他の手段によるものでもよい。
減圧手段30は、調理槽10内の空気を吸引することにより調理槽10内を減圧するためのものである。減圧手段30は、減圧配管31と、圧力検知部32と、減圧用弁33と、減圧ポンプ34と、を有している。
減圧配管31は、調理槽10内から吸引される空気が流れる流路を有している。減圧配管31は、図1に示すように一方の端部が蓋部12の上面に接続され、かつ調理槽10の内部と連通するように配置されている。
圧力検知部32は、調理槽10内の圧力を検知するための圧力センサである。圧力検知部32は、図1に示すように減圧配管31の途中に取り付けられている。
圧力検知部32は、調理槽10内の圧力を検知可能であれば他の位置(蓋、鍋本体、バルブ等)に設けられていてもよい。
減圧用弁33は、減圧配管31内における空気の流通と遮断とを切り替える制御弁である。減圧用弁33は、本実施形態のように圧力検知部32が減圧配管31に取り付けられた場合では、図1に示すように圧力検知部32から見て調理槽10と反対側において減圧配管31に配置されている。
減圧ポンプ34は、真空ポンプであって、減圧配管31を介して調理槽10内の空気を吸引することにより調理槽10内を減圧する。減圧ポンプ34は、本実施形態のように圧力検知部32が減圧配管31に取り付けられた場合では、図1に示すように減圧用弁33から見て圧力検知部32と反対側において減圧配管31に配置されている。
減圧手段30によれば、減圧用弁33を開いた状態で減圧ポンプ34を作動させることにより、減圧配管31を介して調理槽10内の空気を吸引し、調理槽10内を減圧することができる。
大気導入手段40は、調理槽10内に空気を流入させることにより、減圧された調理槽10内を大気圧まで復圧させるためのものである。大気導入手段40は、大気導入配管41と、大気導入用弁42と、を有している。
大気導入配管41は、調理槽10内へ供給される空気が流れる流路を有している。大気導入配管41は、図1に示すように減圧配管31と並んで一方の端部が蓋部12の上面に接続され、かつ調理槽10の内部と連通するように配置されている。大気導入配管41は、少なくとも一部が減圧配管31と一体で併用される構成であってもよい。
大気導入用弁42は、大気導入配管41内における空気の流通と遮断とを切り替える制御弁である。大気導入用弁42は、図1に示すように大気導入配管41の途中に配置されている。
大気導入手段40によれば、大気導入用弁42を開いた状態で大気導入配管41を介して調理槽10内に空気を流入させることで、減圧された調理槽10内を大気圧まで復圧させることができる。
温度検知部50は、調理槽10の外面温度を検知する温度センサによって構成されている。温度検知部50は、図1に示すように外側面13(外面)において底部14の近傍に取り付けられており、この部分の温度を検知する。温度検知部50としては、熱電対やサーミスタなどの温度センサを例示することができるが、これに限られない。
温度検知部50は、本実施形態のように底部14近傍の外側面13に取り付けられる場合に限られないが、昇温手段20により主に昇温される部分に取り付けられることが好ましい。例えば、温度検知部50は、底面16(外面)に取り付けられ、この部分の温度を検知するものでもよい。また温度検知部50は、昇温手段20による加熱中に底面16と略同じ温度になる部分であれば、槽本体11において任意の位置に取り付けることができる。また温度検知部50は、単一の温度センサに限られず、複数の温度センサを含むものでもよい。
制御部60は、昇温手段20、減圧手段30及び大気導入手段40の各々の動作を制御するコントローラである。
制御部60は、加熱コイル22に電流を供給して調理槽10の底部14を電磁誘導加熱するように昇温手段20を制御する。制御部60は、温度検知部50と接続されており、当該温度検知部50による検知結果(調理槽10の外面温度の測定結果)が入力される。
制御部60は、減圧用弁33及び減圧ポンプ34の各々と接続されている。制御部60は、減圧用弁33の開閉動作を制御し、かつ減圧ポンプ34の作動状態(オン/オフ)を制御する。制御部60は、圧力検知部32と接続され、当該圧力検知部32による検知結果(調理槽10内の圧力)が入力される。
制御部60は、大気導入用弁42と接続されており、当該大気導入用弁42の開閉動作を制御する。
上記調理器1は、入力部70をさらに備えている。入力部70は、食材90の種類や調理方法などに応じて調理温度及び調理時間の設定値をユーザにより入力可能な部分である。入力部70は、入力された上記設定値を制御部60へ送信する。
制御部60は、上記設定値を記憶するための記憶部(図示しない)を有している。また制御部60は、設定された調理温度における飽和蒸気圧の値を算出するための演算部(図示しない)をさらに有し、その算出値を上記記憶部において記憶する。
上記調理器1は、表示部80をさらに備えている。表示部80は、ディスプレイであって、制御部60に入力された調理槽10の外面温度や調理槽10内の圧力などの調理状態を表示する。
<調理方法の手順>
次に、本発明の一実施形態に係る調理方法の手順について、図1〜図3を参照して説明する。この調理方法は、上記調理器1(図1参照)を用いて行われ、食材90及び調理液91が収容される密閉可能な調理槽10において茹でや煮込みなどの加熱調理をする方法である。図2は、上記調理方法の手順を示すフローチャートである。図3は、上記調理方法における調理槽10の温度制御及び圧力制御の方式を示すタイミングチャートである。図3において、(1)は温度検知部50により検知される調理槽10の外面温度の変化を示し、(2)は昇温手段20のオン/オフの切り替えを示し、(3)は圧力検知部32により検知される調理槽10内の圧力を示し、(4)は減圧ポンプ34のオン/オフの切り替えを示し、(5)は減圧用弁33の開閉状態を示し、(6)は大気導入用弁42の開閉状態を示している。また図3において、横方向が時間の経過を示している。
まず、食材90の調理温度を設定するステップが行われる(図2:S1)。このステップS1では、食材90の種類や調理方法などに応じて調理温度T1が設定される。調理温度T1は、加熱調理中に食材90に含まれるタンパク質の熱変性を防ぐ観点から、100℃未満の低温(例えば60℃)に設定される。調理温度T1は、ユーザによって入力部70に入力された設定値に基づいて設定される。
次に、食材90の調理時間を設定するステップが行われる(図2:S2)。このステップS2では、同様に食材90の種類や調理方法などに応じて調理時間t0が設定される。調理時間t0は、同様にユーザによって入力部70に入力された設定値に基づいて設定される。
次に、設定された調理温度T1及び調理時間t0で食材90を加熱調理するステップが行われる(図2:S3)。このステップS3では、以下に説明するように調理槽10内の圧力及び調理槽10の温度が調整されつつ食材90が加熱調理される。
まず、上記調理槽10内の圧力調整について説明する。制御部60により減圧ポンプ34がオン状態とされ、かつ減圧用弁33が開かれる(図2:S31,図3:t1)。この際、大気導入用弁42は閉じられている。これにより、調理槽10内の空気が減圧配管31を介して減圧ポンプ34により吸引され、調理槽10内が減圧される。
調理槽10内が大気圧P0から調理温度T1の飽和蒸気圧P1にまで減圧されると(図2:S33,図3:t2)、制御部60により減圧ポンプ34の動作が停止され、かつ減圧用弁33が閉じられる(図2:S34)。一方、大気導入用弁42は、閉じた状態を維持する。これにより、調理槽10内は、調理温度T1の飽和蒸気圧P1にまで減圧された状態で維持される。
次に、上記調理槽10の温度調整について説明する。まず、制御部60により昇温手段20がオン状態にされる(図2:S32,図3:t1)。これにより、調理槽10の底部14側が加熱コイル22により電磁誘導加熱され、調理槽10の外面温度が初期温度T0から調理温度T1に向かって上昇する。ここで、図3に示すように、調理槽10の外面温度が調理温度T1に到達する前に調理槽10内の圧力は飽和蒸気圧P1に到達し、減圧ポンプ34の動作が停止される。
その後、調理槽10内が飽和蒸気圧P1まで減圧された状態でさらに加熱され、調理槽10の外面温度は調理温度T1に到達する(図2:S35,図3:t3)。ここで、調理槽10内が飽和蒸気圧P1まで減圧された状態では、槽内の熱伝達が早くなるため、調理槽10の外面温度と、調理液91の温度と、食材90の温度とが略同じになる。そのため、調理槽10の外面温度が調理温度T1に到達した時点において、調理液91も調理温度T1と略同じ温度に到達する。また、調理槽10内が飽和蒸気圧P1まで減圧されているため低温の状態で調理液91が沸騰し、低温沸騰状態で食材90の加熱調理が行われる。
加熱調理中においては、調理槽10内が飽和蒸気圧P1まで減圧された状態が維持され、かつ調理槽10の外面温度が調理温度T1に維持される。具体的には、図3に示すように、制御部60によって昇温手段20のオン/オフが繰り返されることにより、調理槽10の外面温度が調理温度T1に維持される。このようにして、飽和蒸気圧P1及び調理温度T1の条件で調理時間t0に亘って食材90が加熱調理される(図2:S36)。
次に、調理槽10内を大気開放するステップが行われる(図2:S4)。このステップS4では、調理時間t0の経過後、制御部60により昇温手段20がオフ状態とされ、かつ大気導入用弁42が開かれる。これにより、大気導入配管41を介して調理槽10内に空気が流入し、調理槽10内が大気圧P0まで復圧される。以上のようにして、ステップS1〜S4が順に実行されることにより、本実施形態に係る調理方法が完了する。
<作用効果>
次に、上記調理器1及び調理方法による作用効果について説明する。
上記調理器1は、食材90及び調理液91が収容される調理槽10と、調理槽10を昇温させる昇温手段20と、調理槽10内を減圧する減圧手段30と、制御部60と、を備えている。制御部60は、調理槽10内が調理温度T1の飽和蒸気圧P1まで減圧されるように減圧手段30を制御し、かつ当該減圧状態において調理槽10が調理温度T1に維持されるように昇温手段20を制御する。
上記調理方法は、食材90の調理温度T1を設定するステップS1と、調理温度T1において食材90を加熱調理するステップS3と、を備えている。加熱調理するステップS3では、調理槽10内が調理温度T1の飽和蒸気圧P1まで減圧された状態において調理槽10が調理温度T1に維持される。
上記調理器1及び調理方法によれば、調理槽10内が調理温度T1の飽和蒸気圧P1まで減圧された状態において調理槽10が調理温度T1に維持されることにより、大気圧下の場合とは異なり、95℃以下の低温の加熱調理においても調理液91を沸騰させることができる。これにより、調理槽10内において調理液91の対流が促進され、食材90への熱伝達が早くなる。また減圧下での加熱調理においては食材90内の熱伝導率が高くなるため、食材90の中心温度を速やかにその表面温度に近づけることができる。その結果、調理時間をより短縮することができる。また低温で加熱調理することで、食材90に含まれるタンパク質の熱変性や栄養素の破壊を防止することができる。
上記調理器1は、調理槽10の外面温度を検知する温度検知部50を備えている。制御部60は、温度検知部50により検知された温度(調理槽10の外面温度)が調理温度T1に維持されるように昇温手段20を制御する。
調理槽10内が調理温度T1の飽和蒸気圧P1まで減圧された状態で調理温度T1に維持された場合には、調理槽10の温度と、調理液91の温度と、食材90の温度とが略同じになる。そのため、温度検知が比較的容易な調理槽10の外面温度を検知し、これを調理温度T1に維持すれば、食材90の温度を直接検知しなくても食材温度を調理温度T1に維持することができる。
また調理温度T1を超えないように温度が維持されることで、茹で調理や煮物調理など、食材90が調理槽10の表面に直接接触するときでも、食材90が調理温度T1を超えて過剰に加熱されることを防止することができる。
上記調理器1において、減圧手段30は、調理槽10内の空気を吸引することにより調理槽10内を減圧する減圧ポンプ34を有している。制御部60は、図3に示すように、調理槽10内が飽和蒸気圧P1まで減圧された後に減圧ポンプ34の動作を停止させ、かつ当該停止後に調理槽10が調理温度T1に達するように昇温手段20を制御する。
これにより、調理槽10が調理温度T1に達して沸騰が開始する前に減圧ポンプ34の動作を停止することで、調理槽10内の空気を吸引する際に減圧ポンプ34への水分の吸入を防止することができる。そのため、減圧ポンプ34への水分吸入を防止するためのトラップ機構を設ける必要がなくなるという利点がある。なお、上記トラップ機構は省略されずに減圧ポンプ34の直前に設けられてもよい。
<変形例>
上記実施形態では、調理槽10が調理温度T1に到達する前に減圧ポンプ34を停止する場合について説明したが、これに限られない。調理槽10が調理温度T1に到達した後に減圧ポンプ34が停止されてもよいし(減圧ポンプ34の停止前に調理温度T1に到達)、調理温度T1に到達すると同時に減圧ポンプ34が停止されてもよい。すなわち、調理槽10が目標温度に到達するタイミングと調理槽10内が目標圧力に到達するタイミングの前後は特に限定されず、どちらのタイミングが先でもよいし、同時であってもよい。
上記実施形態において、調理槽10内の圧力を一定に保つために、減圧又は大気導入による圧力調整を行うものであってもよい。また、調理槽10内の圧力が飽和蒸気圧P1に到達した後一定に保持される場合に限られず、加熱調理ステップに移行した後でも調理槽10内の圧力調整が行われてもよい。
上記実施形態では、一つの調理温度T1が設定され、これが維持される加熱調理について説明したが、これに限られない。複数の調理温度が設定され、各調理温度が段階的に維持される加熱調理が行われてもよい。この場合には、各調理温度における飽和蒸気圧になるように調理槽10内の圧力が調整される。
(実施形態2)
次に、本発明の他の実施形態である実施形態2について説明する。実施形態2に係る調理器2は、基本的には上記実施形態1に係る調理器1と同様の構成を有している。しかし、実施形態2に係る調理器2は、調理槽10の構成において上記実施形態1に係る調理器1と異なっている。
図4に示すように、実施形態2に係る調理器2は、上記実施形態1に係る調理器1と同様に、食材90及び調理液91が収容される密閉可能な調理槽10を備えている。ここで、調理器2は、調理槽10内において底部14から所定の高さに配置される多孔質板92を備えている。調理槽10の内壁面には、多孔質板92の端部を支持する支持部11Bが設けられている。
食材90は、多孔質板92上に並べて設置される。調理液91は、図4に示すように液面が多孔質板92よりも下方に位置するように収容される。
上記調理器2では、昇温手段20により調理槽10を昇温させることにより調理液91(水)を蒸発させ、その蒸気(図中破線矢印)によって食材90の蒸し調理を行うことができる。ここで、上記実施形態1と同様に調理槽10内が飽和蒸気圧P1まで減圧された状態で調理温度T1に維持されることにより、飽和蒸気により食材90を加熱することができる。そのため、調理槽10内の温度分布が均一になり、食材90の加熱ムラをより低減することができる。
<変形例>
上記実施形態において、食材90に蒸気を当てることで加熱調理可能であればよく、多孔質板92及び支持部11Bが設けられる場合に限定されない。例えば、調理槽10の底部14から所定の高さに位置する支持板(多孔質の板に限られない)及び当該支持板から下方に延びる脚部を備えた食材支持部(台座)が調理槽10の底部14上に配置され、当該支持板上に食材90が配置されてもよい。そして、調理液91は、当該支持板よりも液面が下方に位置するように調理槽10内に収容されてもよい。この場合には、上記実施形態のように調理槽10の内壁面に支持部11Bを設けることなく、食材90を底部14から所定の高さに配置し、蒸し調理を行うことができる。
上記実施形態(又は変形例)において、図4に示す構成の調理器2により蒸し調理を行う場合に限定されず、上記実施形態1のように茹で又は煮込みなどの加熱調理が行われてもよい。この場合、調理液91は、液面が多孔質板92(又は支持板)よりも上方に位置するように(食材90が調理液91に浸されるように)調理槽10内に収容される。このように、茹で又は煮込みなどの加熱調理は、上記実施形態1のように食材90が調理槽10の底部14上に配置される場合(図1)に限られず、図4に示すように底部14から所定の高さに位置する多孔質板92(又は支持板)上に食材90が配置されてもよい。
(実験例)
食材及び調味液を調理槽内に入れて加熱したときの、食材、調味液及び調理槽の各温度変化を測定する実験を行った。食材としては、鶏むね肉を用いた。調理槽内を大気圧(約101kPa)から減圧した状態において調理槽を昇温させることで食材及び調味液を加熱した。温度測定は、食材(中心部及び表面)、調味液ならびに調理槽の外側面について、温度計を用いて行った。温度測定は、食材を調味液に浸した時点から開始した。また比較例として、大気圧下において加熱したときの温度測定も行った。
図5は、食材(中心部及び表面)、調味液ならびに調理槽の外側面の各々における温度の時間変化を示している。図5のグラフ中、横軸は経過時間(分)を示し、縦軸は温度(℃)を示している。また図5のグラフ中、(A)は減圧下での調理槽の外側面の温度変化を示し、(B)は減圧下での食材表面の温度変化を示し、(C)は減圧下での食材中心の温度変化を示し、(D)は減圧下での調味液の温度変化を示している。また図5のグラフ中、(a)は大気圧下での調理槽の外側面の温度変化を示し、(b)は大気圧下での調味液の温度変化を示し、(c)は大気圧下での食材中心の温度変化を示し、(d)は大気圧下での食材表面の温度変化を示している。
表1は、減圧下及び大気圧下の各々について、食材中心の温度が目的の温度に到達するまでの時間、合計の調理時間、食材の中心温度と表面温度との差の最大値、最小値及び平均値をそれぞれ示している。
Figure 2016189883
図5から明らかなように、減圧下での食材温度(B,C)は、大気圧下での食材温度(c,d)に比べて、目標の設定温度付近に到達するまでの時間がより短かった。具体的には、表1に示すように、食材の中心温度が目的の温度に到達するまでの時間が大気圧下では34分であったのに対し、減圧下では6分であった。また減圧下では大気圧下に比べて、食材の中心温度と表面温度との差(最大値、最小値及び平均値のいずれも)が小さくなった。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1,2 調理器、10 調理槽、20 昇温手段、30 減圧手段、34 減圧ポンプ、50 温度検知部、60 制御部、70 入力部、90 食材、91 調理液、P1 飽和蒸気圧、T1 調理温度、t1 調理時間

Claims (8)

  1. 食材及び調理液が収容される密閉可能な調理槽と、
    前記調理槽を昇温させる昇温手段と、
    前記調理槽内を減圧する減圧手段と、
    前記昇温手段及び前記減圧手段を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記調理槽内が所定の調理温度の飽和蒸気圧まで減圧されるように前記減圧手段を制御し、かつ前記減圧状態において前記調理槽が前記調理温度に維持されるように前記昇温手段を制御する、調理器。
  2. 前記調理槽の外面温度を検知する温度検知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記温度検知部により検知された温度が前記調理温度に維持されるように前記昇温手段を制御する、請求項1に記載の調理器。
  3. 前記減圧手段は、前記制御部により動作が制御され、前記調理槽内の空気を吸引することにより前記調理槽内を減圧する減圧ポンプを有し、
    前記制御部は、前記調理槽内が前記飽和蒸気圧まで減圧された後に前記減圧ポンプの動作を停止させ、かつ前記停止後に前記調理槽が前記調理温度に達するように前記昇温手段を制御する、請求項1または2に記載の調理器。
  4. 前記食材の調理温度及び調理時間の設定値を入力可能な入力部をさらに備えた、請求項1〜3のいずれか1項に記載の調理器。
  5. 食材及び調理液が収容される密閉可能な調理槽において加熱調理する調理方法であって、
    前記食材の調理温度を設定するステップと、
    前記調理温度において前記食材を加熱調理するステップと、を備え、
    前記加熱調理するステップでは、前記調理槽内が前記調理温度の飽和蒸気圧まで減圧された状態において前記調理槽が前記調理温度に維持される、調理方法。
  6. 前記加熱調理するステップでは、前記調理槽の外面温度が前記調理温度に維持される、請求項5に記載の調理方法。
  7. 前記加熱調理するステップでは、
    減圧ポンプにより前記調理槽内の空気が吸引されることにより前記調理槽内が減圧され、
    前記調理槽内が前記飽和蒸気圧にまで減圧された後に前記減圧ポンプの動作が停止され、かつ前記停止後に前記調理槽が前記調理温度に到達する、請求項5または6に記載の調理方法。
  8. 前記加熱調理するステップの前に、前記食材の調理時間を設定するステップをさらに備えた、請求項5〜7のいずれか1項に記載の調理方法。
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