JP2016185277A - イントロデューサーシースおよびイントロデューサー組立体 - Google Patents

イントロデューサーシースおよびイントロデューサー組立体 Download PDF

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大輔 島田
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有功 和田
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Abstract

【課題】導入血管が下肢の膝裏血管であっても、患者を仰臥させた状態でカテーテルの導入および治療が可能となり、患者にストレスを与えないイントロデューサーシースおよびイントロデューサー組立体を提供することにある。
【解決手段】イントロデューサーシース11は、シース本体部1とシース分岐部8とを備え、シース本体部1は、シースチューブ2と、第1開口3aが形成された第1本体部3と、シースチューブ2と第1本体部3とを接続する分岐部8とを有し、シース分岐部4は、分岐部8に接続して延在する分岐チューブ5と、第2開口6aが形成された第2本体部6とを有し、分岐部8から第2開口6aまでの長さは、分岐部8から第1開口3aまでの長さよりも長くなるように形成されており、分岐チューブ5は、第1開口3a側に向かってシース本体部1の軸線に対して傾斜して延在しており、かつ、分岐部8よりも柔軟に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、カテーテルを血管等の体腔に導入するため、特にカテーテルを下肢の膝裏血管の内部に導入するために用いられるイントロデューサーシースおよびイントロデューサー組立体に関する。
近年、医療において、カテーテルを用いて様々な形態の治療法が行われている。このような治療法としては、カテーテルの長尺性を利用して、血管病変部に薬剤をカテーテル先端部から直接投与する方法、加圧によって拡張するバルーンを先端に取り付けたカテーテルを用いて血管内の狭窄部を押し広げて開く方法、先端部にカッターが取り付けられたカテーテルを用いて患部を削り取って開く方法、逆にカテーテルを用いて動脈瘤や出血箇所あるいは栄養血管に詰め物をして閉じる方法等がある。また、血管内の狭窄部を開口した状態に維持するために、側面が網目状になっている管形状をしたステントを、カテーテルを用いて血管内に埋め込んで留置する方法等もある。
このような治療法において、従来からカテーテルを血管等の内部に導入するために用いられる器具として、一般的にイントロデューサー組立体と称される医療用器具がある。イントロデューサー組立体としては、以下のように構成されたものが特許文献1で提案されている。特許文献1のイントロデューサー組立体は、ダイレータ部分とシース部分とから構成され、前記ダイレータ部分の内周面には突起部が形成され、前記シース部分の外周面には、前記突起部に係合するようにネジ溝部が形成されている。
そして、特許文献1のイントロデューサー組立体では、前記突起部と前記ネジ溝部との係合によって、ダイレータ部分とシース部分とが一体な状態となり、血管の内部に挿入する際、軸方向および回転方向への動きにも一体に対応する。そのため、特許文献1のイントロデューサー組立体では、ダイレータ部分とシース部分とが相対的に回転したり軸方向に変位したりすることがなく、さらに片手で両者の嵌合を解除できることにより、円滑かつ容易に血管への挿入操作ができる。
また、特許文献1のイントロデューサー組立体を用いて、カテーテルを血管の内部に挿入する一つの手段として、セルジンガー法という血管確保の方法がある。この方法では、留置針のような穿刺針を、経皮的に血管に穿刺し、穿刺針の内管に後端からガイドワイヤを挿入する。次に、穿刺針を抜き取り、ガイドワイヤに沿って、イントロデューサー組立体のシース部分を経皮的に挿入する。このとき、シース部分にはダイレータ部分が係合されているため、ダイレータ部分の挿入によって経皮挿入口が広げられる。次いで、シース部分を血管の内部に残し、シース部分からガイドワイヤおよびダイレータ部分を抜き取り、その後、シース部分を通してカテーテルを血管の内部に導入する。
特開平07−289645号公報
しかしながら、特許文献1のイントロデューサー組立体を用いて血管の内部にカテーテルを導入する際、導入血管が下肢の膝裏血管である場合には、イントロデューサーシースの穿刺時からカテーテルによる治療時にかけて患者を伏臥させる必要があり、患者のストレスの一因となるという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題を解決すべく創案されたもので、その課題は導入血管が下肢の膝裏血管であっても、患者を仰臥させた状態でカテーテルの導入および治療が可能となり、患者にストレスを与えないイントロデューサーシースおよびイントロデューサー組立体を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明に係るイントロデューサーシースは、シース本体部とシース分岐部とを備え、前記シース本体部は、シースチューブと、前記シースチューブの基端側に配置され、ダイレータが挿入される第1開口が形成された第1本体部と、前記シースチューブと前記第1本体部とを接続する分岐部とを有し、前記シース分岐部は、前記分岐部に接続して前記シース本体部の軸線と異なる方向に延在する分岐チューブと、前記分岐チューブの基端側に配置され、カテーテルが挿入される第2開口が形成された第2本体部とを有し、前記分岐部から前記第2開口までの長さは、前記分岐部から前記第1開口までの長さよりも長くなるように形成されており、前記分岐チューブは、前記第1開口側に向かって前記シース本体部の軸線に対して傾斜して延在しており、かつ、前記分岐部よりも柔軟に形成されていることを特徴とする。また、本発明のイントロデューサーシースは、前記第1開口および前記第2開口には弁体が配置されていることが好ましい。また、本発明のイントロデューサーシースは、前記分岐部が前記第1本体部に一体に接続されていることが好ましい。さらに、本発明のイントロデューサーシースは、前記分岐部から前記第2開口までの長さが、5〜40cmであることが好ましい。
前記構成によれば、ダイレータが挿入される第1開口を有するシ−ス本体部と、カテーテルが挿入される第2開口を有するシース分岐部とが、分岐部を介して異なる方向に配置される。また、シース分岐部が、長尺かつ柔軟な分岐チューブを有する。そのため、患者を伏臥させた状態で膝裏血管にダイレータを穿刺後、患者を仰臥にした場合でも、術者が分岐チューブを湾曲させることで、カテーテルが挿入される第2開口の位置を患者の正面または側面に移動できる。そのため、患者を仰臥させた状態でカテーテルの導入および治療を行うことができる。
本発明に係るイントロデューサー組立体は、前記のイントロデューサーシースと、前記イントロデューサーシースに挿入されるダイレータと、を備えることを特徴とする。
前記構成によれば、前記のイントロデューサーシースを用いることで、膝裏血管にダイレータを穿刺後、患者を仰臥にした場合でも、カテーテルが挿入される第2開口の位置を患者の正面または側面に移動できる。そのため、患者を仰臥させた状態でカテーテルの導入および治療を行うことができる。
本発明に係るイントロデューサーシースおよびイントロデューサー組立体によれば、導入血管が下肢の膝裏血管であっても、患者を仰臥させた状態でカテーテルの導入および治療が可能となり、患者にストレスを与えることがない。
本発明に係るイントロデューサーシースおよびイントロデューサー組立体の実施形態を模式的に示す一部を破断した正面図である。 シース本体部の他の実施形態を模式的に示す正面図である。 本発明に係るイントロデューサー組立体を膝裏血管に穿刺した際の使用状態を模式的に示す図である。
本発明に係るイントロデューサーシースの実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本発明において、先端側とはイントロデューサーシースの血管挿入側を言い、基端側とは術者等がイントロデューサーシースを操作する側を言う。
図1に示すように、イントロデューサーシース(以下、シースと称す)11は、シース本体部1と、シース分岐部4とを備える。
<シース本体部>
シース本体部1は、シースチューブ2と、第1本体部3と、分岐部8とを有する。
(シースチューブ)
シースチューブ2は、経皮的に血管の内部に導入されるものである。また、シースチューブ2は、使用の際にダイレータ23、カテーテル(図示せず)が挿通可能な内腔を有する長尺で管状の部材である。シースチューブ2の長さ、外径は、特に限定されず、例えば、長さが70〜400mm、外径が2〜4mmである。
シースチューブ2の構成材料は、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、フッ素系樹脂等の樹脂材料からなり、比較的剛性の高い樹脂材料を用いることが好ましい。シースチューブ2は、その外面には血液や生理食塩水等に接触した際に潤滑性を発現する親水化処理が施されていることが好ましい。
(第1本体部)
第1本体部3は、シースチューブ2の基端側に配置され、その内腔がシースチューブ2の内腔と連通する管状の部材である。第1本体部3は、その内腔の基端側が開口してダイレータ23が挿入される第1開口3aを構成し、その内腔の先端側が分岐部8を介してシースチューブ2の内腔に連通している。これにより、使用の際、第1開口3aから挿入されたダイレータ23は、分岐部8を介して、シースチューブ2の内腔に挿入され、シースチューブ2の先端側から突出する。
第1本体部3の構成材料は、特に限定されず、例えば、シースチューブ2で用いられる樹脂材料からなることが好ましい。第1本体部3の構成材料は、シースチューブ2と同じものであっても、異なるものであってもよい。
第1本体部3は、その第1開口3aに、ダイレータ23の挿入、抜去に伴って開閉するスリットが形成された円盤状の弁体9aが固定されている。弁体9aは、止血弁であり、血管確保時の血液の噴出を防ぐシリコーンゴム等の弾性材料から構成されていることが好ましい。
第1本体部3は、ダイレータ23のダイレータハブ22と軸方向および回転方向に嵌合するものである。そして、第1本体部3の基端側の外周面には、ダイレータハブ22の内周面に形成された被係合部(図示せず)に係合する係合部(図示せず)が形成されていることが好ましい。なお、被係合部または係合部は、凹部または凸部、雄テーパ面または雌テーパ面、雄ネジ溝部または雌ネジ溝部等が挙げられる。また、第1本体部3は、生理食塩水等を内腔に注入するために、その外周面に注入ポート(図示せず)等を形成してもよい。
(分岐部)
分岐部8は、シースチューブ2と第1本体部3とを接続し、シース分岐部4(分岐チューブ5)の先端側と接続してシース本体部1とシース分岐部4とを連通する管状の部材である。分岐部8は、直線状の直管部8aと、直管部8aの中間から延びる側管部8bとを有している。そして、直管部8aの先端側はシースチューブ2と接続し、直管部8aの基端側は第1本体部3と接続している。側管部8bは、分岐チューブ5と接続している。また、側管部8bは、第1開口3a側(基端側)に向かって直管部8aの軸線方向に対して傾斜する方向に分岐している。これにより、シース分岐部4(分岐チューブ5)は、シース本体部1の軸線方向と異なる方向に延びることとなる。なお、直管部8aの内腔はシースチューブ2および第1本体部3の内腔に連通し、側管部8bの内腔はシース分岐部4(分岐チューブ5)と連通している。また、分岐部8における接続方法としては、特に限定されず、融着、接着、嵌合等を用いることができる。
なお、分岐部8の側管部8bは、直管部8aの軸線方向に対して、シース本体部1側に向かって傾斜することが好ましい。これにより、分岐チューブ5を側管部8bに配置するだけで、第2本体部6を術者の手元側に配置することができる。また、第2本体部6から挿入されるカテーテル等の医療デバイスをシースチューブ2の先端側に誘導することができる。
分岐部8の構成材料は、特に限定されず、例えば、第1本体部3で用いられる樹脂材料からなることが好ましい。分岐部8の構成材料は、シースチューブ2、第1本体部3と同じものであっても、異なるものであってもよい。
シース本体部1は、図1に示すように分岐部8が第1本体部3と一体に接続されていることが好ましいが、図2に示すように分岐部8が可撓性の樹脂材料等からなる接続チューブ10を介して第1本体部3と接続されていてもよい。
接続チューブ10の構成材料は、特に限定されず、シースチューブ2で用いられる樹脂材料からなることが好ましい。接続チューブ10の構成材料は、分岐部8、第1本体部3と同じものであっても、異なるものであってもよい。なお、接続チューブ10の構成材料は、第1本体部3へのダイレータ23の挿入を接続チューブ10のキンク(折れ曲がり)等によって妨げることがない樹脂材料を選択することが好ましい。
<シース分岐部>
シース分岐部4は、分岐チューブ5と、第2本体部6とを有する。
(分岐チューブ)
分岐チューブ5は、その先端側が分岐部8(側管部8b)に接続してシース本体部1の軸線と異なる方向、すなわち、第1開口3a側(基端側)に向かってシース本体部1の軸線に対して傾斜して延在する長尺で管状の部材である。分岐チューブ5は、使用の際にカテーテル(図示せず)が挿通可能な内腔を有する。分岐チューブ5の外径は、特に限定されず、例えば、3〜8mmである。
分岐チューブ5の先端側は、接続コネクター7を介して分岐部8(分岐管の側管部8b)に接続している。分岐チューブ5の基端側は、第2本体部6の基端側に接続している。また、接続コネクター7は、カテーテル(図示せず)が挿通可能な内腔を有する管状の部材である。これにより、第2本体部6の内腔が、分岐チューブ5の内腔を介して、シース本体部1(シースチューブ2)の内腔に連通する。なお、分岐チューブ5は、接続コネクター7を介さずに分岐部8に接続されていてもよい。また、分岐チューブ5における接続方法としては、特に限定されず、融着、接着、嵌合等を用いることができる。
分岐チューブ5の構成材料は、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、フッ素系樹脂等の樹脂材料からなり、シース本体部1の分岐部8よりも剛性の低い樹脂材料を用いる必要がある。これにより、分岐チューブ5が分岐部8よりも柔軟に形成されるため、使用の際には、カテーテルを挿入する部材である分岐チューブ5を、仰臥した患者の正面または側面に術者等によって移動することが可能となる。このため、患者を移動させることなく、患者を仰臥させた状態で、カテーテルの分岐チューブ5およびシースチューブ2への挿入、および、カテーテルの血管への導入を行うことが可能となる。なお、分岐チューブ5の構成材料としては、カテーテルの挿入を分岐チューブ5のキンク(折れ曲がり)等によって妨げることのない樹脂材料を選択することが好ましい。
なお、イントロデューサーシース11は、血管内に留置した際、シースチューブ2が患者の皮膚に固定される。そのため、分岐部8は、分岐チューブ5を移動させる際に最も負荷がかかる。本発明では、シース本体部1の分岐部8の構成材料は、分岐チューブ5の構成材料よりも剛性が高い。これにより、分岐部8がキンクを防止し、第2本体部6から挿入されたカテーテル等の医療デバイスを良好にシースチューブ2の先端側に誘導できるようにしている。
接続コネクター7の構成材料は、特に限定されず、分岐部8で用いられる樹脂材料からなることが好ましい。接続コネクター7の構成材料は、分岐部8、分岐チューブ5と同じものであっても、異なるものであってもよい。
(第2本体部)
第2本体部6は、分岐チューブ5の基端側に配置され、分岐チューブ5と接続するもので、その内腔が分岐チューブ5の内腔と連通する管状の部材である。第2本体部6は、その内腔の基端側が開口してカテーテル(図示せず)が挿入される第2開口6aを構成し、その内腔の先端側が分岐チューブ5の内腔に連通している。これにより、使用の際、第2開口6aから挿入されたカテーテルは、分岐チューブ5および分岐部8を介して、シースチューブ2の内腔に挿入され、シースチューブ2の先端側から突出する。また、第2本体部6における接続方法としては、融着、接着、嵌合等が用いられる。
第2本体部6の構成材料は、特に限定されず、例えば、分岐チューブ5で用いられる樹脂材料からなることが好ましい。第2本体部6の構成材料は、分岐チューブ5と同じものであっても、異なるものであってもよい。
第2本体部6は、その第2開口6aに、カテーテル(図示せず)の挿入、抜去に伴って開閉するスリットが形成された円盤状の弁体9bが固定されていることが好ましい。弁体9bは、止血弁であり、血管確保時の血液の噴出を防ぐシリコーンゴム等の弾性材料から構成されていることが好ましい。また、第2本体部6は、生理食塩水等を内腔に注入するために、その外周面に注入ポート(図示せず)等を形成してもよい。
シース分岐部4は、分岐部8から第2開口6aまでの長さが、好ましくは分岐チューブ5の長さが、分岐部8から第1開口3aまでの長さよりも長くなるように形成されている必要がある。そして、分岐部8から第2開口6aまでの長さは、5〜40cmであることが好ましい。これにより、使用の際には、カテーテルの挿入口となる第2開口6a(分岐チューブ5)を、仰臥した患者の正面または側面に術者等によって移動することが可能となる。これにより、患者を仰臥させた状態で、カテーテルの分岐チューブ5およびシースチューブ2への挿入、および、カテーテルの血管への導入を行うことが可能となる。
次に、本発明に係るイントロデューサー組立体の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、イントロデューサー組立体100は、前記シース11と、シース11に挿入されるダイレータ23と、を備えることを特徴とする。なお、シース11については前記と同様であるので、以下ではダイレータ23についてのみ説明する。
<ダイレータ>
ダイレータ23は、ダイレータチューブ21と、ダイレータハブ22と、を備える。
(ダイレータチューブ)
ダイレータチューブ21は、使用の際にガイドワイヤ(図示せず)が挿通可能な内腔を有する長尺で管状の部材である。また、ダイレータチューブ21の先端部は、その外径が先端方向に向かって漸減するテーパ状をなす。ダイレータチューブ21の長さは、特に限定されず、使用の際にシース11との組立状態で、ダイレータチューブ21の先端部がシースチューブ2の先端部から突出する程度とされる。ダイレータチューブ21の外径は、特に限定されず、シースチューブ2の内腔に挿通可能な外径とする。
ダイレータチューブ21の構成材料は、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、フッ素系樹脂等の樹脂材料からなり、比較的剛性の高い樹脂材料を用いることが好ましい。
(ダイレータハブ)
ダイレータハブ22は、ダイレータチューブ21の基端側に配置され、ダイレータチューブ21と接続するもので、使用の際にガイドワイヤが挿通可能な内腔を有する管状の部材である。ダイレータハブ22は、その内腔の基端側が開口して第3開口22aを構成し、その内腔の先端側がダイレータチューブ21の内腔に連通している。これにより、使用の際、ダイレータチューブ21の先端側から挿通されるガイドワイヤが、第3開口22aから突出する。また、ダイレータハブ22における接続方法としては、融着、接着、嵌合等が用いられる。
ダイレータハブ22の構成材料は、特に限定されず、例えば、ダイレータチューブ21で用いられる樹脂材料からなることが好ましい。第2本体部6の構成材料は、ダイレータチューブ21と同じものであっても、異なるものであってもよい。
本発明のイントロデューサー組立体100は、前記シース11を備えることによって、使用の際には、カテーテルの挿入口となる第2開口6a(分岐チューブ5)を、仰臥した患者の正面または側面に術者等によって移動することが可能となる。これにより、患者を仰臥させた状態で、カテーテルのシース11への挿入、および、カテーテルの血管への導入を行うことが可能となる。
次に、本発明に係るイントロデューサーシース(シース)およびイントロデューサー組立体の使用方法について、下肢の膝裏血管へカテーテルを導入する例をとって説明する。
(1) 図1に示す組立状態のイントロデューサー組立体100を用意する。次に、患者を伏臥させた状態で、患者の膝裏血管に留置針のような穿刺針(図示せず)を経皮的に穿刺する。
(2)血管に留置された穿刺針に、その基端側からガイドワイヤ(図示せず)を挿入する。ガイドワイヤ挿入後、穿刺針を抜き取る。これにより、血管にガイドワイヤが留置される。
(3)イントロデューサー組立体100を組立状態のまま、すなわち、シース11にダイレータ23を挿入した状態で、ダイレータ23の内腔に留置されたガイドワイヤを挿通して、ガイドワイヤに沿って血管に向かって押し進める。これにより、ダイレータ23の先端部で経皮挿入口が押し広げられ、ダイレータチューブ21が血管に挿入する。その後、ダイレータチューブ21に案内されて、シースチューブ2が血管に挿入される。
(4) 次に、図3に示すように、シース11からガイドワイヤおよびダイレータ23を抜き取る。そして、分岐チューブ5を湾曲させて、第2本体部6を患者の正面または側面に移動する。
(5) 次に、第2本体部6からカテーテル(図示せず)をシース11(シースチューブ2)の内腔に挿入する。これにより、血管にカテーテルが導入される。
1 シース本体部
2 シースチューブ
3 第1本体部
3a 第1開口
4 シース分岐部
5 分岐チューブ
6 第2本体部
6a 第2開口
8 分岐部
11 イントロデューサーシース(シース)
21 ダイレータチューブ
22 ダイレータハブ
22a 第3開口
23 ダイレータ
100 イントロデューサー組立体

Claims (5)

  1. シース本体部とシース分岐部とを備えるイントロデューサーシースであって、
    前記シース本体部は、シースチューブと、前記シースチューブの基端側に配置され、ダイレータが挿入される第1開口が形成された第1本体部と、前記シースチューブと前記第1本体部とを接続する分岐部とを有し、
    前記シース分岐部は、前記分岐部に接続して前記シース本体部の軸線と異なる方向に延在する分岐チューブと、前記分岐チューブの基端側に配置され、カテーテルが挿入される第2開口が形成された第2本体部とを有し、
    前記分岐部から前記第2開口までの長さは、前記分岐部から前記第1開口までの長さよりも長くなるように形成されており、
    前記分岐チューブは、前記第1開口側に向かって前記シース本体部の軸線に対して傾斜して延在しており、かつ、前記分岐部よりも柔軟に形成されていることを特徴とするイントロデューサーシース。
  2. 前記第1開口および前記第2開口には、弁体が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のイントロデューサーシース。
  3. 前記分岐部が、前記第1本体部に一体的に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のイントロデューサーシース。
  4. 前記分岐部から前記第2開口までの長さが、5〜40cmであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のイントロデューサーシース。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のイントロデューサーシースと、前記イントロデューサーシースに挿入されるダイレータと、を備えることを特徴とするイントロデューサー組立体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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