JP2016178412A - 無線通信システム、接続仲介装置、接続仲介方法及びプログラム - Google Patents

無線通信システム、接続仲介装置、接続仲介方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】端末間の無線接続を容易に確立することが可能な無線通信システム、接続仲介装置、接続仲介方法及びプログラムを提供する。【解決手段】無線通信システム1において、第1の無線端末100aは、第1方式の無線通信を介して通信する。接続仲介装置200は、第1の無線端末100aに近接した際に、第1方式の無線通信を介して第2の無線端末100bと第1の無線端末100aが接続するための接続情報を、第2方式の無線通信を介して第1の無線端末100aから取得し、第2の無線端末100bに近接した際に、取得した接続情報を、第2方式の無線通信を介して第2の無線端末100bに送信する。第2の無線端末100bは、接続仲介装置200から送信された接続情報を受信し、受信した接続情報に基づいて、第1方式の無線通信を介した第1の無線端末100aとの接続を確立する。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信システム、接続仲介装置、接続仲介方法及びプログラムに関する。
NFC(Near Field Communication)等の近接場型の無線通信において、端末間で容量の多いデータを送受信する際に、端末間のペアリング及び認証だけをNFCで行い、実際の通信をより高速で通信距離が長い無線通信である無線LANやBluetooth(登録商標)等に引き継ぐ手法がある。このような手法は、ハンドオーバと呼ばれる。
例えば特許文献1は、NFCを用いたハンドオーバにより、2台の装置を近づけるだけでWi−Fi(Wireless Fidelity)等の高速な通信路を確立する手法について開示している。
特開2009−207069号公報
しかしながら、従来のハンドオーバは、一方の端末が、メモリ領域(例えばアドレス)を指定してデータを読み書きできるNFC−R/W(リーダライタ)機能を備える必要あった。そのため、NFC−TAG(NFCタグ)機能のみを備える端末間では、ハンドオーバを利用できなかった。また、一方の端末にNFC−R/W機能が備わっていた場合でも、2つの端末を物理的に近づけることが難しい場合には、ハンドオーバを利用できなかった。更には、従来のハンドオーバは、3つ以上の端末間における無線通信の接続を確立することには向いていなかった。
本発明は、以上のような課題を解決するためのものであり、端末間の無線接続を容易に確立することが可能な無線通信システム、接続仲介装置、接続仲介方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る無線通信システムは、
第1の無線端末と、第2の無線端末と、接続仲介装置と、を備える無線通信システムであって、
前記第1の無線端末は、
第1方式の無線通信を介して通信する第1の無線通信手段を備え、
前記接続仲介装置は、
前記接続仲介装置と前記第1の無線端末が第2方式の無線通信の通信エリア内に近接した際に、前記第1方式の無線通信を介して前記第2の無線端末と前記第1の無線端末が接続するための接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末から取得する接続情報取得手段と、
前記接続仲介装置と前記第2の無線端末が前記第2方式の無線通信の前記通信エリア内に近接した際に、前記接続情報取得手段によって取得された前記接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第2の無線端末に送信する接続情報送信手段と、を備え、
前記第2の無線端末は、
前記第2方式の無線通信を介して前記接続仲介装置から送信された前記接続情報を受信する接続情報受信手段と、
前記接続情報受信手段によって受信された前記接続情報に基づいて、前記第1方式の無線通信を介した前記第1の無線端末との接続を確立する第2の無線通信手段と、を備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、端末間の無線接続を容易に確立することが可能な無線通信システム、接続仲介装置、接続仲介方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。 無線端末の構成を示す図である。 接続仲介装置の構成を示す図である。 (a)は、無線通信システムにおいて無線接続が確立されていない状態を示す図である。(b)は、接続仲介装置が第1の無線端末から接続情報を取得する様子を示す図である。 (a)は、接続仲介装置が第2の無線端末に接続情報を送信する様子を示す図である。(b)は、第1の無線端末と第2の無線端末との間で無線接続が確立した状態を示す図である。 (a)は、接続仲介装置が第3の無線端末に接続情報を送信する様子を示す図である。(b)は、第1の無線端末と第3の無線端末との間で無線接続が確立した状態を示す図である。 実施形態1に係る無線通信システムにおいて実行される接続確立処理の流れを示す第1のフローチャートである。 実施形態1に係る無線通信システムにおいて実行される接続確立処理の流れを示す第2のフローチャートである。 (a)、(b)及び(c)は、各無線端末において対応可能な接続方式の例を示す図である。 (a)、(b)共に、実施形態2において無線接続を確立する様子を示す図である。 (a)、(b)共に、実施形態2において無線接続を確立する様子を示す図である。 (a)、(b)共に、実施形態3において無線接続を確立する様子を示す図である。 実施形態3において無線接続を確立する様子を示す図である。 実施形態4において無線接続を確立する様子を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図中同一又は相当する部分には同一符号を付す。
(実施形態1)
実施形態1に係る無線通信システムは、図1に示すように構成される。無線通信システム1は、第1の無線端末100aと、第2の無線端末100bと、第3の無線端末100cと、接続仲介装置200と、を備える。
無線通信システム1において、第1の無線端末100aと第2の無線端末100bと第3の無線端末100cとは、第1方式の無線通信を介して、互いに通信する。これら3つの無線端末100a,100b,100cは、具体的には同一の施設内に設置された3台の印刷装置である。3つの無線端末100a,100b,100cは、第1方式の無線通信として、例えばWi−Fi(Wireless Fidelity)等の無線LAN(Local Area Network)による近距離型の無線通信を介して、各種データを送受信する。
接続仲介装置200は、例えばスマートフォン等のような携帯型の端末装置である。接続仲介装置200は、第2方式の無線通信を介して、3つの無線端末100a,100b,100cのそれぞれと通信する。接続仲介装置200は、第2方式の無線通信として、具体的にはNFC(Near Field Communication)による近接場型の無線通信(非接触型の無線通信)を介して、3つの無線端末100a,100b,100cのそれぞれと通信する。そして、接続仲介装置200は、詳細は後述するように、第1方式の無線通信によって接続されていない状態にある3つの無線端末100a,100b,100c間における、第1方式の無線通信の確立を仲介する。
なお、第1の無線端末100aと第2の無線端末100bと第3の無線端末100cとは、互いに同等の構成及び機能を有する。そのため、以下では、3つの無線端末100a,100b,100cのそれぞれを特に区別せず称する場合には、無線端末100と称する。
無線端末100(すなわち、3つの無線端末100a,100b,100cのそれぞれ)は、図2に示すように構成される。無線端末100は、CPU(Central Processing Unit)110と、メモリ111と、NFC通信部121と、NFCアンテナ122と、無線制御部130と、無線通信部131と、無線アンテナ132と、を備える。また、無線端末100は、印刷制御部150と印刷部151とを備え、印刷データに従ったパターンを印刷媒体に印刷する印刷装置として機能する。
CPU110は、命令やデータを転送するための伝送経路であるシステムバスを介して無線端末100の各部と接続され、無線端末100全体を制御する。
メモリ111は、例えばCPU110のワークメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等のような不揮発性メモリを含む。メモリ111は、CPU110が各種処理を行うために使用する各種プログラム及びデータ、CPU110が各種処理を行うことにより生成又は取得する各種データを記憶する。
また、無線端末100は、図示しないが、ユーザからの操作入力を受け付ける入力部と、各種画像を表示する表示部と、を備える。CPU110は、入力部を介して入力された各種データをメモリ111に保存し、メモリ111に保存された各種データを、表示部を介して外部に表示出力する。
NFC通信部121は、NFCアンテナ122を介して、接続仲介装置200とNFC通信する。NFCは、通信エリアが無線LAN等の通信エリアよりも狭い、近接場型の無線通信である。NFCの通信エリアは、数センチから数十センチ程度の極短距離の範囲に限られる。
具体的に説明すると、NFC通信部121は、NFC−R/W(リーダ/ライタ)機能を有する接続仲介装置200によって読み込まれるNFC−TAG(NFCタグ)を備える。NFCタグは、リーダ/ライタによってデータが読み書きされるIC(Integrated Circuit)チップを内蔵したタグである。このICチップは、リーダ/ライタとの間に生じる磁界によって誘導電流が流れるコイルを搭載し、コイルに流れる誘導電流によって、データが更新される。例えば、リーダ/ライタ機能を有する接続仲介装置200が、NFCの通信エリアである至近距離まで無線端末100に近接すると、NFCタグに記憶されているデータが読み書きされる。
なお、3つの無線端末100a,100b,100cは、接続仲介装置200とは異なり、NFC通信部121においてNFC−R/W機能を備えない。そのため、他の無線端末100のNFCタグに対して、NFC通信を介してデータを読み書きすることはできない。
無線通信部131は、無線アンテナ132を介して、他の無線端末100と無線通信する。具体的に説明すると、無線通信部131は、無線LANによる近距離型の無線通信を介して、他の無線端末100と通信する。無線制御部130は、CPU110の制御のもと、このような無線通信部131における無線通信を制御する。第1の無線端末100aの無線通信部131は、第1の無線通信手段として機能し、第2の無線端末100bの無線通信部131は、第2の無線通信手段として機能し、第3の無線端末100cの無線通信部131は、第1の無線通信手段として機能する。
より詳細に説明すると、無線通信部131は、CPU110から供給された送信データに対してシリアル/パラレル変換等の処理を実行して、送信データを無線アンテナ132から通信先となる他の無線端末100に送信する。また、無線通信部131は、他の無線端末100から送信されたデータを、無線アンテナ132を介して受信すると、受信データに対してシリアル/パラレル変換等の処理を実行して、受信データをCPU110に供給する。
3つの無線端末100a,100b,100cのそれぞれは、いずれも、AP(アクセスポイント)モードとクライアントモードとのどちらのモードでも、無線LANで通信できる。APモードの無線端末100は、各無線端末100間の無線通信を中継したり、有線ネットワークや他の接続機器に接続したりする役割を担う。
各無線端末100には、別の種類の無線通信との混信を避けるため、共通のSSID(Service Set Identifier)が設定される。SSIDは、無線LANにおけるAPの識別子である。各無線端末100は、SSIDが一致する端末とだけ通信し、且つ、APモードの無線端末100は、自機と同じSSIDが設定された無線端末100同士の通信だけしか中継しない。
印刷部151は、例えば無線通信部131を介して受信した印刷データに従って、印刷処理を実行する印刷機構である。具体的に説明すると、印刷部151は、トナー画像を形成する画像形成部、搬送ローラ等によって印刷媒体を搬送する搬送部、印刷媒体にトナー画像を熱定着させる定着装置等を備える。印刷制御部150は、CPU110の制御のもと、このような印刷部151を制御する。
以上のように、3つの無線端末100a,100b,100cは、いずれもNFCタグを備えた端末であって、NFCのリーダ/ライタ機能を備えた端末ではない。しかしながら、NFCによるハンドオーバは、端末間のP2P(Peer to Peer)通信、すなわち複数の端末を直接接続してデータを送受信する方式の通信を利用するため、ハンドオーバを実行するためには、いずれかの端末がリーダ/ライタ機能を備えている必要がある。そのため、3つの無線端末100a,100b,100c同士では、無線LANのハンドオーバも実行することができない。そこで、無線通信システム1では、接続仲介装置200が、3つの無線端末100a,100b,100c間におけるハンドオーバ、すなわち無線LANによる接続の確立を仲介する。
接続仲介装置200は、図3に示すように構成される。接続仲介装置200は、CPU210と、メモリ211と、入力部212と、表示部213と、NFC通信部221と、NFCアンテナ222と、接続情報取得部225と、接続情報送信部226と、を備える。
CPU210は、命令やデータを転送するための伝送経路であるシステムバスを介して接続仲介装置200の各部と接続され、接続仲介装置200全体を制御する。
メモリ211は、例えばCPU210のワークメモリとして機能するRAM、及びROMやフラッシュメモリ等のような不揮発性メモリを含む。メモリ211は、CPU210が各種処理を行うために使用する各種プログラム及びデータ、CPU210が各種処理を行うことにより生成又は取得する各種データを記憶する。
入力部212は、例えば各種のボタンやタッチパネル等のような入力手段を備える。入力部212は、ユーザから入力された各種の操作指示を受け付け、受け付けた操作指示をCPU210に送信する。
表示部213は、例えば液晶ディスプレイ等のような表示手段を備える。表示部213は、例えば無線端末100との間でのNFC通信の状態等、各種の情報をCPU210から取得して、取得した情報を示す画像を表示する。
NFC通信部221は、NFCアンテナ222を介して、無線端末100とNFC通信する。具体的に説明すると、NFC通信部221は、NFCタグに対してデータを読み書き可能なリーダ/ライタ機能を備える。具体的に説明すると、NFC通信部221は、接続仲介装置200の周りに磁界を発生させ、NFCの通信エリアに近接したNFCタグに内蔵されたICチップに誘導電流を発生させる。これにより、NFCタグにデータを読み書きすることができる。例えば、ユーザが接続仲介装置200を無線端末100に近づけて「かざす」だけで、無線端末100のNFCタグに記憶されたデータを取得したり、NFCタグに新たにデータを書き込んだりすることができる。
接続情報取得部225は、CPU210による制御のもと、第1方式の無線通信である無線LANを介して3つの無線端末100a,100b,100cが互いに接続するための接続情報を、第2方式の無線通信であるNFC通信を介して、3つの無線端末100a,100b,100cのうちAPとして機能すべき無線端末100から取得する。接続情報取得部225は、接続情報取得手段として機能する。
接続情報とは、APとして機能すべき無線端末100に、クライアントとして機能すべき他の無線端末100が、無線LANを介して接続するために必要な情報を定めたプロファイルである。具体的には、接続情報は、無線LANにおける無線モード(APモード又はクライアントモード)、APの識別子であるSSID、無線LANで使用されるセキュリティ方式、及び暗号キー等の情報である。
例えば図4(a)に示すように、3つの無線端末100a,100b,100cの間における無線LANによる通信ネットワークが構築されていない状態において、第1の無線端末100aをAPに指定する場合、ユーザは、図4(b)に示すように、接続仲介装置200を、第1の無線端末100aとNFC通信可能なエリア内まで、第1の無線端末100aに近づける。このように接続仲介装置200が第1の無線端末100aに対してNFCの通信エリア内まで近接した際に、接続情報取得部225は、NFC通信部221によるNFC通信を介して、第1の無線端末100aから接続情報を取得する。
接続情報送信部226は、CPU210による制御のもと、接続情報取得部225によって取得された接続情報を、第2方式の無線通信であるNFC通信を介して、3つの無線端末100a,100b,100cのうちクライアントとして機能すべき無線端末100に送信する。これにより、接続情報送信部226は、3つの無線端末100a,100b,100cを、第1方式の無線通信である無線LANを介して通信させる。接続情報送信部226は、接続情報送信手段として機能する。
例えば第1の無線端末100aをAPに指定し、且つ第2の無線端末100bをクライアントに指定する場合、ユーザは、図5(a)に示すように、接続仲介装置200を、第2の無線端末100bとNFC通信可能なエリア内まで、第2の無線端末100bに近づける。接続仲介装置200が第2の無線端末100bに近接すると、接続情報送信部226は、NFC通信部221によるNFC通信を介して、第2の無線端末100bに、第1の無線端末100aから取得した接続情報を送信する。
第2の無線端末100bは、接続情報送信部226によって送信された接続情報を受信する。第2の無線端末100bにおいて、NFC通信部121は、CPU110による制御のもと、第2方式の無線通信であるNFC通信を介して接続仲介装置200から送信された接続情報を受信する接続情報受信手段として機能する。
第2の無線端末100bにおいて接続情報を受信すると、無線制御部130は、第2の無線通信手段として機能し、受信された接続情報に基づいて、第1方式の無線通信である無線LANを介した第1の無線端末100aとの接続を確立して、無線LANを介して第1の無線端末100aと通信する。具体的に説明すると、無線制御部130は、受信した接続情報に含まれる無線モードに従って自機をクライアントモードに設定し、且つ、SSIDによりAPとしての第1の無線端末100aを識別する。そして、無線制御部130は、同じく接続情報として取得したセキュリティ方式及び暗号キーに基づいて、第1の無線端末100aとの間でペアリング(相互認証)を行い、無線LANによる無線接続を確立する。その結果、図5(b)に示すように、第1の無線端末100a及び第2の無線端末100bがそれぞれAP及びクライアントとして機能する無線LANによる通信ネットワークが構築される。
第2の無線端末100bに加え、第3の無線端末100cをクライアントに指定する場合、接続情報送信部226は、第2の無線端末100bと同様、第3の無線端末100cにも接続情報を送信する。すなわち、ユーザは、図6(a)に示すように、接続仲介装置200を、第3の無線端末100cとNFC通信可能なエリア内まで、第3の無線端末100cに近づける。このように接続仲介装置200が第3の無線端末100cに対してNFCの通信エリア内まで近接した際に、接続情報送信部226は、NFC通信部221によるNFC通信を介して、第3の無線端末100cに、第1の無線端末100aから取得した接続情報を送信する。
第3の無線端末100cにおいて、NFC通信部121は、NFC通信を介して接続仲介装置200から送信された接続情報を受信する。接続情報を受信すると、無線制御部130は、受信した接続情報のうちの無線モードに従って自機をクライアントモードに設定し、且つ、SSIDによりAPとしての第1の無線端末100aを識別する。そして、無線制御部130は、同じく接続情報として取得したセキュリティ方式及び暗号キーに基づいて、第1の無線端末100aとの間でペアリング(相互認証)を行い、無線LANによる無線接続を確立する。その結果、図6(b)に示すように、第1の無線端末100aがAPとして機能し、第2の無線端末100b及び第3の無線端末100cがクライアントとして機能する無線LANによる通信ネットワークが構築される。
以上のような無線通信システム1において実行される接続確立処理の流れについて、図7及び図8に示すフローチャートを参照して、説明する。なお、以下では、理解を容易にするため、上述した図4〜図6と同様、第1の無線端末100aがAPとして機能し、第2の無線端末100b及び第3の無線端末100cがクライアントとして機能する場合を例にとって、説明する。
図7のフローチャートに示す接続確立処理の開始前、無線通信システム1は、図4(a)に示したように、3つの無線端末100a,100b,100cの間における無線LANによる通信ネットワークが構築されていない状態にある。このような状態において、例えばユーザが入力部212を介して3つの無線端末100a,100b,100cの間における無線LANのハンドオーバを実行するための予め定められたアプリケーションを起動させると(ステップS11)、図7のフローチャートに示す接続確立処理は開始する。
接続仲介装置200においてアプリケーションが起動すると、CPU210は、AP(親機)に指定すべき端末への近接を指示する(ステップS12)。例えばCPU210は、「APにすべき端末に近づけて下さい。」等の指示メッセージを表示部213に表示する。第1の無線端末100aをAPに指定する場合、この指示メッセージを確認したユーザは、接続仲介装置200を、第1の無線端末100aのNFCアンテナ122に近づける。
APにすべき端末への近接を指示すると、CPU210は、端末の近接を検出したか否かを判定する(ステップS13)。すなわち、CPU210は、NFC通信部221のリーダ/ライタ機能によって接続仲介装置200の周りに磁界を発生させ、接続仲介装置200の状態を、NFCタグを検出可能な状態に移行させる。そして、NFCタグが搭載されたいずれかの無線端末100がNFCの通信エリアである至近距離まで近接することによる、NFCタグの検出を待ち受ける。
端末の近接を検出しない場合(ステップS13;NO)、処理はステップS13に留まり、CPU210は、端末の近接を検出するまで待機する。
一方で、ユーザによって接続仲介装置200が第1の無線端末100aのNFCアンテナ122に近づけられると、CPU210は、第1の無線端末100aの近接を検出する(ステップS13;YES)。この場合、CPU210は、この検出をトリガとして、近接を検出した第1の無線端末100aに、NFC通信を介してAP(アクセスポイント)起動指示を送信する(ステップS14)。これにより、接続仲介装置200は、第1の無線端末100aに、無線LANのAPモードで起動するよう指示する。
接続仲介装置200が第1の無線端末100aにAP起動指示を送信すると、第1の無線端末100aでは、CPU110が、NFC通信を介してAP起動指示を受信する(ステップS15)。すなわち、接続仲介装置200のNFCリーダ/ライタ機能によって、第1の無線端末100aのNFCタグに、無線LANのAPモードで起動すべき指示が書き込まれる。
第1の無線端末100aにおいて、AP起動指示を受信すると、CPU110は、受信したAP起動指示に従って、無線LANを介して第1の無線端末100aに他の無線端末100が接続するための接続情報を生成する(ステップS16)。すなわち、CPU110は、接続情報として、自機がAPであることを示す無線モード、そのAPを識別するためのSSID、無線LANで使用されるセキュリティ方式、及び暗号キー等の情報を定めたプロファイルを生成する。CPU110は、生成した接続情報を、自機に搭載されたNFCタグに書き込む。
第1の無線端末100aにおいて接続情報が生成されると、接続仲介装置200では、接続情報取得部225が、NFC通信を介して生成された接続情報を取得する(ステップS17)。そして、CPU210は、取得した接続情報をメモリ211に保存する(ステップS18)。具体的に説明すると、図4(b)に示したように接続仲介装置200が第1の無線端末100aに近接した際、接続情報取得部225は、第1の無線端末100aのNFCタグに書き込まれた接続情報をNFCリーダ/ライタの機能によって読み込むことにより、接続情報を取得する。
第1の無線端末100aでは、接続仲介装置200によって接続情報が取得されると、無線制御部130は、自機の無線モードをAPに設定する(ステップS19)。そして、無線制御部130は、クライアントからの接続要求を待ち受ける(ステップS20)。以上で、図7に示したフローチャートの説明は終了し、図8に示すフローチャートの説明に移る。
図8のフローチャートにおいて、接続仲介装置200のCPU210は、接続情報を取得すると、クライアント(子機)にすべき端末への近接を指示する(ステップS21)。例えばCPU210は、「クライアントにすべき端末に近づけて下さい。」等の指示メッセージを表示部213に表示する。第2の無線端末100bをクライアントに指定する場合、この指示メッセージを確認したユーザは、接続仲介装置200を、第2の無線端末100bのNFCアンテナ122に近づける。
クライアントにすべき端末への近接を指示すると、CPU210は、端末の近接を検出したか否かを判定する(ステップS22)。すなわち、CPU210は、NFC通信部221のリーダ/ライタ機能によって接続仲介装置200の周りに磁界を発生させ、接続仲介装置200の状態を、NFCタグを検出可能な状態に移行させる。そして、NFCタグが搭載されたいずれかの無線端末100がNFCの通信エリアである至近距離まで近接することによる、NFCタグの検出を待ち受ける。
端末の近接を検出しない場合(ステップS22;NO)、処理はステップS22に留まり、CPU210は、端末の近接を検出するまで待機する。
一方で、図5(a)に示したように、ユーザによって接続仲介装置200が第2の無線端末100bのNFCアンテナ122に近づけられると、CPU210は、第2の無線端末100bの近接を検出する(ステップS22;YES)。この場合、CPU210は、この検出をトリガとして、近接を検出した第2の無線端末100bに、NFC通信を介して、接続情報及びクライアント起動指示を送信する(ステップS23)。これにより、接続仲介装置200は、第1の無線端末100aから取得した接続情報を第2の無線端末100bに送信すると共に、第2の無線端末100bに、無線LANのクライアントモードで起動するよう指示する。
接続仲介装置200が第2の無線端末100bに接続情報及びクライアント起動指示を送信すると、第2の無線端末100bでは、CPU110が、NFC通信を介して接続情報及びクライアント起動指示を受信する(ステップS24)。すなわち、接続仲介装置200のNFCリーダ/ライタ機能によって、第2の無線端末100bのNFCタグに、無線LANのクライアントモードで起動すべき指示が書き込まれる。
第2の無線端末100bにおいて、接続情報及びクライアント起動指示を受信すると、CPU110は、受信した接続情報をメモリ111に展開する(ステップS25)。接続情報をメモリ111に展開した結果、第2の無線端末100bは、第1の無線端末100aがAPであって、そのAPのSSID、無線LANで使用されるセキュリティ方式及び暗号キー等の情報を取得することができる。
接続情報をメモリ111に展開すると、無線制御部130は、受信したクライアント起動指示に従って、自機の無線モードをクライアントに設定する(ステップS26)。そして、無線制御部130は、取得したセキュリティ方式及び暗号キーに基づいて、SSIDによって識別したAPである第1の無線端末100aに向けて、無線LANを介して、無線LANの接続要求を送信する(ステップS27)。これにより、第1の無線端末100aとの間でペアリング(相互認証)を行う。
第1の無線端末100aでは、CPU110が、第2の無線端末100bから送信された無線LANの接続要求を受信する(ステップS28)。CPU110は、受信した無線LANの接続要求が適切な要求である場合、無線LANの接続要求に対する応答として、要求元である第2の無線端末100bに、無線LANを介してACK(アクナレッジメント)を送信する(ステップS29)。
第2の無線端末100bにおいて、第1の無線端末100aから送信されたACKが正常に受信されると(ステップS30)、図5(b)に示したように、第1の無線端末100aと第2の無線端末100bとの間において、無線LANによる接続が確立する。以上により、図8のフローチャートに示した接続確立処理は終了する。
第2の無線端末100bに加え、第3の無線端末100cをクライアントに指定する場合、接続仲介装置200は、図6(a)に示したように、第3の無線端末100cに対しても、接続情報及びクライアント起動指示を送信する。すなわち、第2の無線端末100bに対して実行した処理と同じ処理を、第3の無線端末100cに対しても実行する。その結果、図6(b)に示したように、第1の無線端末100aがAPとして機能し、第2の無線端末100b及び第3の無線端末100cがクライアントとして機能する無線LANによる通信ネットワークが構築される。第3の無線端末100cの無線LANによる接続を確立する処理は、図8に示したフローチャートにおいて、第2の無線端末100bを第3の無線端末100cに入れ替えた処理に相当する。そのため、フローチャートを参照した説明については省略する。なお、無線LANを介した3つの無線端末100同士の接続を確立した後は、例えば、無線端末100aのメモリ111に保存されたデータ(多量の画像データやファームウェア・プログラムなど)を、無線LANを介して、他の無線端末100b、100cのメモリ111にコピーするといったことが可能になる。
以上説明したように、実施形態1に係る無線通信システム1では、NFCリーダ/ライタ機能を有する接続仲介装置200が、無線LANにおけるAPとして機能する無線端末100から、無線LANでの接続に必要な情報を定めた接続情報を取得し、クライアントとして機能する無線端末100に、取得した接続情報を送信する。これにより、接続仲介装置200が、3つの無線端末100a,100b,100cが無線LANで互いに通信するためのハンドオーバを仲介する。
その結果、NFCタグのみを備える端末同士、すなわちNFC通信によって情報を読み書きする機能を備えない端末同士でも、容易に無線LANによる通信ネットワークを構築することができる。また、クライアントとして機能する無線端末100が複数あったとしても、この複数の無線端末100のそれぞれに接続仲介装置200を近接させるだけでハンドオーバ可能なため、3つ以上の無線端末100間におけるハンドオーバであっても、容易に実行することができる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。
上記実施形態1は、APとして機能する無線端末100から接続情報として取得した各種設定に、クライアントとして機能する無線端末100が対応可能であることを前提として説明した。しかしながら、複数の無線端末100間で対応可能な無線規格やセキュリティ方式等の無線通信の仕様(接続方式)が異なる場合、APとして機能する無線端末100から接続情報として取得した設定に、クライアントとして機能する無線端末100が対応できない場合がある。例えばAPとして機能する無線端末100から接続情報の1つとして取得したセキュリティ方式に、クライアントとして機能する無線端末100が対応していない場合、無線接続を確立することができない。そこで、実施形態2に係る無線通信システム1は、複数の無線端末100間で無線通信の接続方式が異なる場合でも、無線接続を確立できるように処理する。以下、説明する。
図9(a)〜(c)に、3つの無線端末100a,100b,100cのそれぞれにおいて対応可能な接続方式の例を示す。ここで、接続方式とは、無線規格及びセキュリティ方式等のような、複数の無線端末100が互いに接続する上で定められた取り決めを意味する。
例えば図9(a)に示すように、第1の無線端末100aは、無線LANの規格として、802.11a、802.11g、及び802.11nの3つの規格に対応し、セキュリティ方式として、OPEN、WEP(Wired Equivalent Privacy)、WPA(Wi-Fi Protected Access)、及びWPA2の4つのセキュリティ方式に対応している。すなわち、第1の無線端末100aは、3つの無線規格のうちのどの無線規格でも、通信先の無線端末100と無線通信することができ、更には4つのセキュリティ方式のうちのどのセキュリティ方式を用いても、通信先の無線端末100と無線通信することができる。
第1の無線端末100aは、接続情報として、無線モード及びSSIDと共に、3つの無線規格のうちから選択したいずれか1つの無線規格、4つのセキュリティ方式のうちから選択したいずれか1つのセキュリティ方式、及び選択したセキュリティ方式の暗号キーを定めた情報を生成する。暗号キーは、セキュリティ方式がOPENの場合は無く、セキュリティ方式がWEPの場合は例えば“12345wep”、セキュリティ方式がWPAの場合は例えば“12345wpa”、及びセキュリティ方式がWPA2の場合は例えば“1234wpa2”のように設定される。生成された接続情報は、接続仲介装置200によって、第2の無線端末100b及び第3の無線端末100cに送信される。
第2の無線端末100bにおいて、図9(b)に示すように、第1の無線端末100aと同じく3つの無線規格及び4つのセキュリティ方式に対応可能な場合、第1の無線端末100aと第2の無線端末100bとの間では、接続方式の不一致は生じない。そのため、第2の無線端末100bは、接続仲介装置200を介して受信した接続情報に基づいて、問題なく第1の無線端末100aとの間での無線LANの接続を確立することができる。
一方で、第3の無線端末100cにおいて、図9(c)に示すように、第1の無線端末100aと同じく3つの無線規格に対応可能であるが、第1の無線端末100aにおいて対応可能であった4つのセキュリティ方式のうち2つのセキュリティ方式(OPEN及びWPA)にしか対応可能でない場合、第1の無線端末100aと第3の無線端末100cとの間で、接続方式の不一致が生じる。例えばセキュリティ方式としてWPA2を指定した接続情報が第1の無線端末100aから送信された場合、その接続情報を受信した第3の無線端末100cは、第1の無線端末100aとの間で無線LANの接続を確立することができない。
その結果、例えば図10(a)に示すように、第1の無線端末100a(AP)と第2の無線端末100b(クライアント)との間では無線LANの接続が確立されるが、第3の無線端末100cは、接続方式が不一致のため、他の無線端末100との間で無線LANによる接続を確立できないという状況が生じる。このように、接続情報取得部225によって取得された接続情報において定められた接続方式が、第3の無線端末100cにおいて対応可能な接続方式でない場合、接続仲介装置200は、第3の無線端末100cにおいて対応可能な接続方式を、NFC通信を介して、第3の無線端末100cから取得する。このとき、接続仲介装置200のNFC通信部221は、CPU210による制御のもと、第3の無線端末100cにおいて対応可能な接続方式を取得する接続方式取得手段として機能する。
例えば図10(a)に示すように、接続仲介装置200は、第3の無線端末100cに接続情報を送信するため、第3の無線端末100cに対してNFCの通信エリア内まで近接した際に、接続情報に定められる接続方式が、第3の無線端末100cにおいて対応可能な接続方式であるか否かを判定する。判定の結果、接続情報に定められる接続方式が、第3の無線端末100cにおいて対応可能な接続方式でない場合、接続仲介装置200は、図10(b)に示すように、第3の無線端末100cにおいて対応可能な接続方式を、NFC通信を介して、第3の無線端末100cから取得する。
接続方式を取得すると、接続仲介装置200は、取得した接続方式を、NFC通信を介して、APとして機能する第1の無線端末100aに送信する。このとき、接続仲介装置200のNFC通信部221は、CPU210による制御のもと、第3の無線端末100cから取得した接続方式を第1の無線端末100aに送信する接続方式送信手段として機能する。
具体的に説明すると、接続仲介装置200は、「第3の無線端末100cの接続を確立できないため、第1の無線端末100aに再度接仲介装置200を近づけて下さい。」等のメッセージを表示部213に表示することにより、APとして機能する第1の無線端末100aに再度接続仲介装置200を近接させるよう、ユーザに指示する。この指示を受けたユーザが、接続仲介装置200を、第1の無線端末100aに対してNFCの通信エリア内まで近接させると、接続仲介装置200は、図10(b)に示すように、第3の無線端末100cから取得した接続情報を第1の無線端末100aに送信する。
第1の無線端末100aは、接続仲介装置200から送信された、第3の無線端末100cにおいて対応可能な接続方式を、NFC通信を介して受信する。このとき、第1の無線端末100aのNFC通信部121は、CPU110による制御のもと、接続仲介装置200から送信された接続方式を受信する接続方式受信手段として機能する。接続方式を受信すると、第1の無線端末100aは、受信した接続方式を含む、第2の無線端末100b及び第3の無線端末100cが無線LANを介して第1の無線端末100aに接続するため情報を定めた第2の接続情報を、新たに生成する。このとき、第1の無線端末100aの無線制御部130は、第2の接続情報を生成する接続方式生成手段として機能する。
第1の無線端末100aにおいて第2の接続情報が生成されると、接続仲介装置200は、生成された第2の接続情報を、NFC通信を介して第1の無線端末100aから取得する。すなわち、接続情報取得部225は、接続仲介装置200が接続方式を送信するために第1の無線端末100aに近接した際に、第1の無線端末100aにおいて生成された第2の接続情報を取得する。
第2の接続情報を取得すると、接続仲介装置200は、最初に接続情報を取得したときと同様に、取得した第2の接続情報を、第2の無線端末100b及び第3の無線端末100cに送信する。これにより、第2の接続情報に基づいて、無線通信システム1における無線LANの接続を確立させる。すなわち、図11(a)に示すように、接続情報送信部226は、接続仲介装置200が第2の無線端末100bに対してNFCの通信エリア内まで近接した際に、第2の接続情報を、NFC通信を介して第2の無線端末100bに送信し、接続仲介装置200が第3の無線端末100cに対してNFCの通信エリア内まで近接した際に、第2の接続情報を、NFC通信を介して第3の無線端末100cに送信する。
第2の無線端末100b及び第3の無線端末100cでは、それぞれ、NFC通信部121が、CPU110による制御のもと接続情報受信手段として機能し、NFC通信を介して第2の接続情報を受信する。そして、無線制御部130は、無線通信部131を制御して、受信した第2の接続情報に基づいて、無線LANを介した第1の無線端末100aとの接続を確立する。これにより、図11(b)に示すように、3つの無線端末100a,100b,100cの間で、第1の無線端末100aがAPとして機能し、第2の無線端末100b及び第3の無線端末100cがクライアントとして機能する通信ネットワークが構築される。
以上説明したように、実施形態2に係る無線通信システム1では、接続仲介装置200が、APとして機能する無線端末100において一旦生成された接続情報における接続方式に、クライアントとして機能する無線端末100が対応できないことが判明した場合、このクライアントとして機能する無線端末100において対応可能な接続方式を取得し、APとして機能する無線端末100に送信する。そして、APとして機能する無線端末100から改めて接続情報を取得して、取得した接続情報によって、再度、3つの無線端末100a,100b,100cの間で、無線接続を確立し直す。その結果、無線通信の接続方式が異なる複数の無線端末100間でも、ユーザが無線LANの各種設定を意識することなく、無線接続を確立することができる。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3について説明する。
上記実施形態2は、第3の無線端末100cにおいて接続情報に定められた接続方式に対応できないことが判明した場合、APとして機能する第1の無線端末100aが、改めて接続情報を生成した。すなわち、APとして機能する端末は、第1の無線端末100aのまま変わらなかった。これに対して実施形態3に係る無線通信システム1では、接続情報に定められた接続方式に対応できないことが判明した無線端末100が、新たにAPとして機能する。以下、説明する。
以下、実施形態2と同様に、3つの無線端末100a,100b,100cが、それぞれ図9(a)〜(c)に示した接続方式に対応可能である場合であって、図12(a)に示すように、第1の無線端末100aから取得した接続方式が、第3の無線端末100cにおいて対応可能でない場合を例にとって、説明する。
第3の無線端末100cにおいて、接続情報取得部225によって取得された接続情報において定められた接続方式が、第3の無線端末100cにおいて対応可能な接続方式でない場合、第3の無線端末100cは、自機が対応可能な接続方式を含む、無線LANを介して第1の無線端末100a及び第2の無線端末100bが第3の無線端末100cに接続するため情報を定めた第2の接続情報を生成する。このとき、第3の無線端末100cの無線制御部130は、CPU110による制御のもと、第2の接続情報を生成する第2の接続情報生成手段として機能する。
例えば図12(a)に示すように、接続仲介装置200は、接続情報を送信するために第3の無線端末100cに対してNFCの通信エリア内まで近接した際に、接続情報に定められる接続方式が、第3の無線端末100cにおいて対応可能な接続方式であるか否かを判定する。判定の結果、接続情報に定められる接続方式が、第3の無線端末100cにおいて対応可能な接続方式でない場合、接続仲介装置200は、第3の無線端末100cをAPとして機能させるべく、第3の無線端末100cにおいて対応可能な接続方式で第2の接続情報を生成するように、第3の無線端末100cに指示する。例えば接続情報に定められたセキュリティ方式がWPA2であって、第3の無線端末100cがWPAには対応しているがWPA2に対応していない場合、接続仲介装置200は、第3の無線端末100cに、第3の無線端末100cにおいて対応可能なWPAによるセキュリティ方式で第2の接続情報を生成するように、第3の無線端末100cに指示する。
第3の無線端末100cにおいて第2の接続情報が生成されると、接続仲介装置200は、図12(b)に示すように、生成された第2の接続情報を、NFC通信を介して第3の無線端末100cから取得する。すなわち、接続情報取得部225は、接続仲介装置200が接続情報を送信するために第3の無線端末100cに近接した際に、第3の無線端末100cにおいて生成された第2の接続情報を取得する。
第2の接続情報を取得すると、接続仲介装置200は、取得した第2の接続情報を、第1の無線端末100a及び第2の無線端末100bに送信する。これにより、第2の接続情報に基づいて、無線通信システム1における無線LANの接続を確立させる。すなわち、図12(b)に示すように、接続情報送信部226は、接続仲介装置200が第1の無線端末100aに対してNFCの通信エリア内まで近接した際に、第2の接続情報を、NFC通信を介して第1の無線端末100aに送信し、接続仲介装置200が第3の無線端末100cに対してNFCの通信エリア内まで近接した際に、第2の接続情報を、NFC通信を介して第2の無線端末100bに送信する。
第1の無線端末100a及び第2の無線端末100bでは、それぞれ、NFC通信部121が、CPU110による制御のもと第2の接続情報受信手段として機能し、NFC通信を介して第2の接続情報を受信する。そして、無線制御部130は、無線通信部131を制御して、受信した第2の接続情報に基づいて、無線LANを介した第3の無線端末100cとの接続を確立する。これにより、図13に示すように、3つの無線端末100a,100b,100cの間で、第3の無線端末100cがAPとして機能し、第1の無線端末100a及び第2の無線端末100bがクライアントとして機能する通信ネットワークが構築される。
以上説明したように、実施形態3に係る無線通信システム1では、最初にAPに指定された無線端末100において生成された接続情報における接続方式に、クライアントに指定された無線端末100が対応できないことが判明した場合、このクライアントとして指定された無線端末100が、新たにAPに変わる。そして、接続仲介装置200は、新たにAPとなった無線端末100から、この無線端末100において対応可能な接続方式によって生成された第2の接続情報を取得し、取得した第2の接続情報によって、改めて、3つの無線端末100a,100b,100cの間で、無線接続を確立し直す。その結果、無線通信の接続方式が異なる複数の無線端末100間において、実施形態2よりも少ない工程で、容易に無線接続を確立することができる。
(実施形態4)
次に、本発明の実施形態4について説明する。
上記実施形態3では、第3の無線端末100cが新たにAPとなった場合、第2の接続情報として生成された第3の無線端末100cにおいて対応可能な接続方式に、第1の無線端末100a又は第2の無線端末100bが対応できない状況も生じる。そこで、実施形態4では、接続仲介装置200は、図14に示すように、第1の無線端末100a及び第2の無線端末100bから、NFC通信の際にそれぞれにおいて対応可能な複数の接続方式を予め取得する。そして、取得した複数の接続方式の中から第3の無線端末100cにおいても対応可能な接続方式を選択することによって、3つの無線端末100a,100b,100cのいずれにおいても対応可能な接続方式によって第2の接続情報を、第3の無線端末100cに生成させる。
具体的に説明すると、接続仲介装置200において、接続情報取得部225は、NFC通信を介して第1の無線端末100aから接続情報を取得する際に、第1の無線端末100aにおいて対応可能な複数の接続方式を、NFC通信を介して第1の無線端末100aから取得する。例えば図9(a)に示したように、第1の無線端末100aにおいて3つの無線規格と4つのセキュリティ方式に対応可能である場合には、接続情報取得部225は、いずれか1つの接続方式を定めた接続情報を取得すると共に、第1の無線端末100aにおいて対応可能な複数の接続方式として、これら3つの無線規格と4つのセキュリティ方式を取得する。
さらに、接続情報取得部225は、NFC通信を介して第2の無線端末100bに接続情報を送信する際に、第2の無線端末100bが対応可能な複数の接続方式を、NFC通信を介して第2の無線端末100bから取得する。例えば図9(b)に示したように、第2の無線端末100bにおいて、第1の無線端末100aと同じく3つの無線規格と4つのセキュリティ方式に対応可能である場合には、接続情報取得部225は、これら3つの無線規格と4つのセキュリティ方式を取得する。
そして、接続情報送信部226が接続情報を第3の無線端末100cに送信した際において、送信した接続情報における接続方式に、第3の無線端末100cにおいて対応できないことが判明した場合、接続仲介装置200は、複数の接続方式の中から、第3の無線端末100cにおいて対応可能な接続方式を選択する。例えば接続情報に定められたセキュリティ方式がWPA2であって、第3の無線端末100cがWPAには対応しているがWPA2に対応していない場合、接続仲介装置200は、第1の無線端末100aと第2の無線端末100bとにおいて対応可能なOPEN、WEP、WPA、及びWPA2の4つのセキュリティ方式の中から、第3の無線端末100cにおいても対応可能なWPAを選択する。接続情報送信部226は、選択したセキュリティ方式を、NFC通信を介して第3の無線端末100cに送信する。
第3の無線端末100cでは、接続仲介装置200において選択されたセキュリティ方式をNFC通信部121が受信すると、無線制御部130が、CPU110による制御のもと接続情報生成手段として機能し、選択された接続方式を定めた接続情報を、第2の接続情報として生成する。これにより、3つの無線端末100a,100b,100cのいずれにおいても対応可能な接続方式を定めた第2の接続情報が生成される。
第2の接続情報が生成された後の処理は、上記実施形態3における処理と同様である。すなわち、接続仲介装置200は、図12(b)に示すように、生成された第2の接続情報を、NFC通信を介して第3の無線端末100cから取得する。第2の接続情報を取得すると、接続仲介装置200は、図12(b)に示すように、取得した第2の接続情報を、第1の無線端末100a及び第2の無線端末100bに送信する。これにより、第2の接続情報に基づいて、無線通信システム1における無線LANの接続を確立させる。その結果、図13に示すように、3つの無線端末100a,100b,100cの間で、第3の無線端末100cがAPとして機能し、第1の無線端末100a及び第2の無線端末100bがクライアントとして機能する通信ネットワークが構築される。
以上説明したように、実施形態4に係る無線通信システム1では、接続仲介装置200が、最初にAPに指定された無線端末100を含む、NFCによって通信する各無線端末100から、各無線端末100において対応可能な複数の接続方式を予め取得する。そして、接続情報に定められた接続方式に対応できない無線端末100cがあった場合に、接続仲介装置200は、取得した複数の接続方式の中から全ての無線端末100間で対応可能な接続方式を選択することによって、全ての無線端末100間で対応可能な接続方式を定めた第2の接続情報を取得する。その結果、無線通信の接続方式が異なる複数の無線端末100間において、より確実に無線接続を確立することができる。
なお、上記実施形態2,3,4では、第3の無線端末100cの接続方式が接続情報に定められた接続方式と一致しないため、第3の無線端末100cが他の無線端末100と無線接続できない例を説明した。しかし、無線接続できない端末は、第2の無線端末100bであってもよいし、4つ以上の無線端末100が存在する場合には、他の無線端末100であってもよい。無線接続できない端末が第3の無線端末100c以外である場合についても、第3の無線端末100cを第2の無線端末100b又は他の無線端末100に置き換えることにより、上記と同様に説明することができる。
(変形例)
以上に本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は一例であり、本発明の適用範囲はこれに限られない。すなわち、本発明の実施形態は種々の応用が可能であり、あらゆる実施の形態が本発明の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、無線端末100は、第1方式の無線通信として、無線LANを介して他の無線端末100と通信した。しかし、本発明では、無線端末100は、例えばBluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、アドホックネットワーク等、他の規格の近距離型の無線通信を介して、他の無線端末100と通信してもよい。この場合、接続仲介装置200は、無線LAN以外の無線通信のハンドオーバを、上述した処理と同様の処理によって仲介する。
例えば、各無線端末100がBluetoothによる無線通信を介して他の無線端末100と通信する場合、接続仲介装置200における接続情報取得部225は、親機として機能すべき無線端末100から、Bluetooth通信を介して各無線端末100が接続するための接続情報を、NFC通信を介して取得する。具体的に、接続情報は、親機か子機かを示す無線モード、及びBluetooth通信において子機が親機を一意に識別するための識別子であるID等の情報である。接続情報送信部226は、取得したBluetooth通信の接続情報を、子機として機能すべき無線端末100に、NFC通信を介して送信する。これにより、接続情報送信部226は、各無線端末100を、Bluetooth通信を介して通信させる。
また、上記実施形態では、接続仲介装置200は、第2方式の無線通信として、NFC通信を介して無線端末100と通信した。しかし、本発明では、接続仲介装置200は、例えばFeliCa(登録商標)、MIFARE(登録商標)等、他の規格の近接場型の無線通信又はRFID(Radio Frequency Identifier)による無線通信を介して、無線端末100と通信してもよい。
また、上記実施形態では、無線端末100として、印刷装置を例にとって説明した。しかし、本発明では、無線端末は、印刷装置に限らない。無線端末は、第1方式の無線通信を介して複数台で無線ネットワークを構築し、第2方式の無線通信を介して接続仲介装置と通信できる機器であれば、例えばデジタルカメラ、ウェアラブル端末、及び一般的なコンピュータ端末等であってもよい。また、接続仲介装置も、スマートフォン等の携帯型の端末装置に限らず、複数の無線端末間の無線通信を仲介できるものであれば、他の形式の装置であってもよい。
また、上記実施形態では、3つの無線端末100a,100b,100cは、いずれもNFCタグ機能のみ有し、NFCリーダ/ライタ機能を有さなかった。そのため、無線端末100同士のみではNFCによるハンドオーバが不可能であるところ、接続仲介装置200による仲介によって、ハンドオーバすることができた。しかし、本発明では、3つの無線端末100a,100b,100cのいずれか又は全ては、NFCリーダ/ライタ機能を有してもよい。すなわち、無線端末100にNFCリーダ/ライタ機能が備わっていたとしても、例えば無線端末100が物理的に大きな装置である場合等、無線端末100同士を近接させることができない又は難しい場合もある。そのような場合であっても、接続仲介装置200が上述のようにハンドオーバの仲介をすることにより、容易にハンドオーバ可能になるとの効果が得られる。
また、上記実施形態では、無線通信システム1は、3つの無線端末100a,100b,100cを備えていた。しかし、本発明では、無線端末100の数は3つに限らず、2つであっても、4つ以上であってもよい。すなわち、本発明は、いずれか1つの無線端末100がAPとして機能し、他の1以上の無線端末100がクライアントとして機能する、複数の無線端末100間における無線通信の接続を確立することに適用することができる。また、上記実施形態では、全て第1の無線端末100aを最初にAPに指定する場合を例にとって説明したが、他の無線端末100を最初にAPに指定する場合についても、上記と同様に説明できる。
また、上記実施形態では、無線端末100及び接続仲介装置200は、CPUを備えていた。しかし、本発明では、無線端末100及び接続仲介装置200は、CPUの代わりに、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の専用の制御回路を備え、制御回路が装置全体を制御してもよい。
なお、本発明に係る機能を実現するための構成を予め備えた接続仲介装置及び無線端末として提供できることはもとより、プログラムの適用により、既存の情報処理装置等を、本発明に係る接続仲介装置及び無線端末として機能させることもできる。すなわち、上記実施形態で例示した接続仲介装置200及び無線端末100による各機能構成を実現させるためのプログラムを、既存の情報処理装置等を制御するCPU等が実行できるように適用することで、本発明に係る接続仲介装置及び無線端末として機能させることができる。また、本発明に係る接続仲介方法は、接続仲介装置を用いて実施できる。
また、このようなプログラムの適用方法は任意である。プログラムを、例えば、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納して適用できる。さらに、プログラムを搬送波に重畳し、インターネットなどの通信媒体を介して適用することもできる。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS:Bulletin Board System)にプログラムを掲示して配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OS(Operating System)の制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上記の処理を実行できるように構成してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲とが含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
第1の無線端末と、第2の無線端末と、接続仲介装置と、を備える無線通信システムであって、
前記第1の無線端末は、
第1方式の無線通信を介して通信する第1の無線通信手段を備え、
前記接続仲介装置は、
前記接続仲介装置と前記第1の無線端末が第2方式の無線通信の通信エリア内に近接した際に、前記第1方式の無線通信を介して前記第2の無線端末と前記第1の無線端末が接続するための接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末から取得する接続情報取得手段と、
前記接続仲介装置と前記第2の無線端末が前記第2方式の無線通信の前記通信エリア内に近接した際に、前記接続情報取得手段によって取得された前記接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第2の無線端末に送信する接続情報送信手段と、を備え、
前記第2の無線端末は、
前記第2方式の無線通信を介して前記接続仲介装置から送信された前記接続情報を受信する接続情報受信手段と、
前記接続情報受信手段によって受信された前記接続情報に基づいて、前記第1方式の無線通信を介した前記第1の無線端末との接続を確立する第2の無線通信手段と、を備える、
ことを特徴とする無線通信システム。
(付記2)
前記第1方式の無線通信は、近距離型の無線通信であり、
前記第2方式の無線通信は、前記通信エリアが前記第1方式の無線通信の通信エリアよりも狭い、近接場型の無線通信である、
ことを特徴とする付記1に記載の無線通信システム。
(付記3)
前記第1方式の無線通信は、無線LAN(Local Area Network)による通信であり、
前記第1の無線端末は、前記無線LANにおけるアクセスポイントとして機能し、
前記第2の無線端末は、前記無線LANにおけるクライアントとして機能する、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の無線通信システム。
(付記4)
前記第1の無線端末と前記第2の無線端末とはいずれも、前記第2方式の無線通信を介して情報を読み書きする機能を備えない、
ことを特徴とする付記1から3のいずれか1つに記載の無線通信システム。
(付記5)
前記接続仲介装置は、
前記接続情報取得手段によって取得された前記接続情報において定められた接続方式が、前記第2の無線端末において対応可能な接続方式でない場合、前記第2の無線端末において対応可能な接続方式を、前記第2方式の無線通信を介して前記第2の無線端末から取得する接続方式取得手段と、
前記接続方式取得手段によって取得された前記対応可能な接続方式を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末に送信する接続方式送信手段と、をさらに備え、
前記第1の無線端末は、
前記第2方式の無線通信を介して前記接続仲介装置から送信された前記対応可能な接続方式を受信する接続方式受信手段と、
前記接続方法受信手段によって受信された前記対応可能な接続方式を定めた第2の接続情報を生成する接続情報生成手段と、をさらに備え、
前記接続仲介装置において、
前記接続情報取得手段は、前記接続仲介装置と前記第1の無線端末が前記第2方式の無線通信の前記通信エリア内に近接した際に、前記第2の接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末から取得し、
前記接続情報送信手段は、前記接続仲介装置と前記第2の無線端末が前記第2方式の無線通信の前記通信エリア内に近接した際に、前記接続情報取得手段によって取得された前記第2の接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第2の無線端末に送信し、
前記第2の無線端末において、
前記接続情報受信手段は、前記第2方式の無線通信を介して前記接続仲介装置から送信された前記第2の接続情報を受信し、
前記第2の無線通信手段は、前記接続情報受信手段によって受信された前記第2の接続情報に基づいて、前記第1方式の無線通信を介した前記第1の無線端末との接続を確立する、
ことを特徴とする付記1から4のいずれか1つに記載の無線通信システム。
(付記6)
前記第2の無線端末は、
前記接続情報受信手段によって受信された前記接続情報において定められた接続方式が、前記第2の無線端末において対応可能な接続方式でない場合、前記第1方式の無線通信を介して前記第1の無線端末と前記第2の無線端末が接続するための第2の接続情報を生成する第2の接続情報生成手段をさらに備え、
前記接続仲介装置において、
前記接続情報取得手段は、前記第2の接続情報生成手段によって生成された前記第2の接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第2の無線端末から取得し、
前記接続情報送信手段は、前記接続情報取得手段によって取得された前記第2の接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末に送信し、
前記第1の無線端末は、
前記第2方式の無線通信を介して前記接続仲介装置から送信された前記第2の接続情報を受信する第2の接続情報受信手段をさらに備え、
前記第1の無線通信手段は、前記第2の接続情報に基づいて、前記第1方式の無線通信を介した前記第2の無線端末との接続を確立する、
ことを特徴とする付記1から4のいずれか1つに記載の無線通信システム。
(付記7)
前記接続仲介装置において、
前記接続情報取得手段は、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末から前記接続情報を取得する際に、前記第1の無線端末において対応可能な複数の接続方式を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末から取得し、
前記第2の無線端末において、
前記接続情報生成手段は、前記接続情報受信手段によって受信された前記接続情報において定められた接続方式が、前記第2の無線端末において対応可能な接続方式でない場合、前記複数の接続方式の中から選択された、前記第2の無線端末において対応可能な接続方式を定めた接続情報を、前記第2の接続情報として生成する、
ことを特徴とする付記6に記載の無線通信システム。
(付記8)
自装置と第1の無線端末が第2方式の無線通信の通信エリア内に近接した際に、第1方式の無線通信を介して第2の無線端末と前記第1の無線端末が接続するための接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末から取得する接続情報取得手段と、
自装置と前記第2の無線端末が前記第2方式の無線通信の前記通信エリア内に近接した際に、前記接続情報取得手段によって取得された前記接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第2の無線端末に送信することにより、前記第2の無線端末に、前記第1方式の無線通信を介した前記第1の無線端末との接続を確立させる接続情報送信手段と、
を備えることを特徴とする接続仲介装置。
(付記9)
接続仲介装置と第1の無線端末が第2方式の無線通信の通信エリア内に近接した際に、第1方式の無線通信を介して第2の無線端末と前記第1の無線端末が接続するための接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末から取得し、
前記接続仲介装置と前記第2の無線端末が前記第2方式の無線通信の前記通信エリア内に近接した際に、取得した前記接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第2の無線端末に送信することにより、前記第2の無線端末に、前記第1方式の無線通信を介した前記第1の無線端末との接続を確立させる、
ことを特徴とする接続仲介方法。
(付記10)
コンピュータに、
自装置と第1の無線端末が第2方式の無線通信の通信エリア内に近接した際に、第1方式の無線通信を介して第2の無線端末と前記第1の無線端末が接続するための接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末から取得させ、
自装置と前記第2の無線端末が前記第2方式の無線通信の前記通信エリア内に近接した際に、取得させた前記接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第2の無線端末に送信させることにより、前記第2の無線端末に、前記第1方式の無線通信を介した前記第1の無線端末との接続を確立させる、
ことを特徴とするプログラム。
1…無線通信システム、100a,100b,100c…無線端末、110,210…CPU、111,211…メモリ、121,221…NFC通信部、122,222…NFCアンテナ、130…無線制御部、131…無線通信部、132…無線アンテナ、150…印刷制御部、151…印刷部、200…接続仲介装置、212…入力部、213…表示部、225…接続情報取得部、226…接続情報送信部

Claims (10)

  1. 第1の無線端末と、第2の無線端末と、接続仲介装置と、を備える無線通信システムであって、
    前記第1の無線端末は、
    第1方式の無線通信を介して通信する第1の無線通信手段を備え、
    前記接続仲介装置は、
    前記接続仲介装置と前記第1の無線端末が第2方式の無線通信の通信エリア内に近接した際に、前記第1方式の無線通信を介して前記第2の無線端末と前記第1の無線端末が接続するための接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末から取得する接続情報取得手段と、
    前記接続仲介装置と前記第2の無線端末が前記第2方式の無線通信の前記通信エリア内に近接した際に、前記接続情報取得手段によって取得された前記接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第2の無線端末に送信する接続情報送信手段と、を備え、
    前記第2の無線端末は、
    前記第2方式の無線通信を介して前記接続仲介装置から送信された前記接続情報を受信する接続情報受信手段と、
    前記接続情報受信手段によって受信された前記接続情報に基づいて、前記第1方式の無線通信を介した前記第1の無線端末との接続を確立する第2の無線通信手段と、を備える、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第1方式の無線通信は、近距離型の無線通信であり、
    前記第2方式の無線通信は、前記通信エリアが前記第1方式の無線通信の通信エリアよりも狭い、近接場型の無線通信である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第1方式の無線通信は、無線LAN(Local Area Network)による通信であり、
    前記第1の無線端末は、前記無線LANにおけるアクセスポイントとして機能し、
    前記第2の無線端末は、前記無線LANにおけるクライアントとして機能する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信システム。
  4. 前記第1の無線端末と前記第2の無線端末とはいずれも、前記第2方式の無線通信を介して情報を読み書きする機能を備えない、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  5. 前記接続仲介装置は、
    前記接続情報取得手段によって取得された前記接続情報において定められた接続方式が、前記第2の無線端末において対応可能な接続方式でない場合、前記第2の無線端末において対応可能な接続方式を、前記第2方式の無線通信を介して前記第2の無線端末から取得する接続方式取得手段と、
    前記接続方式取得手段によって取得された前記対応可能な接続方式を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末に送信する接続方式送信手段と、をさらに備え、
    前記第1の無線端末は、
    前記第2方式の無線通信を介して前記接続仲介装置から送信された前記対応可能な接続方式を受信する接続方式受信手段と、
    前記接続方法受信手段によって受信された前記対応可能な接続方式を定めた第2の接続情報を生成する接続情報生成手段と、をさらに備え、
    前記接続仲介装置において、
    前記接続情報取得手段は、前記接続仲介装置と前記第1の無線端末が前記第2方式の無線通信の前記通信エリア内に近接した際に、前記第2の接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末から取得し、
    前記接続情報送信手段は、前記接続仲介装置と前記第2の無線端末が前記第2方式の無線通信の前記通信エリア内に近接した際に、前記接続情報取得手段によって取得された前記第2の接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第2の無線端末に送信し、
    前記第2の無線端末において、
    前記接続情報受信手段は、前記第2方式の無線通信を介して前記接続仲介装置から送信された前記第2の接続情報を受信し、
    前記第2の無線通信手段は、前記接続情報受信手段によって受信された前記第2の接続情報に基づいて、前記第1方式の無線通信を介した前記第1の無線端末との接続を確立する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  6. 前記第2の無線端末は、
    前記接続情報受信手段によって受信された前記接続情報において定められた接続方式が、前記第2の無線端末において対応可能な接続方式でない場合、前記第1方式の無線通信を介して前記第1の無線端末と前記第2の無線端末が接続するための第2の接続情報を生成する第2の接続情報生成手段をさらに備え、
    前記接続仲介装置において、
    前記接続情報取得手段は、前記第2の接続情報生成手段によって生成された前記第2の接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第2の無線端末から取得し、
    前記接続情報送信手段は、前記接続情報取得手段によって取得された前記第2の接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末に送信し、
    前記第1の無線端末は、
    前記第2方式の無線通信を介して前記接続仲介装置から送信された前記第2の接続情報を受信する第2の接続情報受信手段をさらに備え、
    前記第1の無線通信手段は、前記第2の接続情報に基づいて、前記第1方式の無線通信を介した前記第2の無線端末との接続を確立する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 前記接続仲介装置において、
    前記接続情報取得手段は、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末から前記接続情報を取得する際に、前記第1の無線端末において対応可能な複数の接続方式を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末から取得し、
    前記第2の無線端末において、
    前記接続情報生成手段は、前記接続情報受信手段によって受信された前記接続情報において定められた接続方式が、前記第2の無線端末において対応可能な接続方式でない場合、前記複数の接続方式の中から選択された、前記第2の無線端末において対応可能な接続方式を定めた接続情報を、前記第2の接続情報として生成する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信システム。
  8. 自装置と第1の無線端末が第2方式の無線通信の通信エリア内に近接した際に、第1方式の無線通信を介して第2の無線端末と前記第1の無線端末が接続するための接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末から取得する接続情報取得手段と、
    自装置と前記第2の無線端末が前記第2方式の無線通信の前記通信エリア内に近接した際に、前記接続情報取得手段によって取得された前記接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第2の無線端末に送信することにより、前記第2の無線端末に、前記第1方式の無線通信を介した前記第1の無線端末との接続を確立させる接続情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする接続仲介装置。
  9. 接続仲介装置と第1の無線端末が第2方式の無線通信の通信エリア内に近接した際に、第1方式の無線通信を介して第2の無線端末と前記第1の無線端末が接続するための接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末から取得し、
    前記接続仲介装置と前記第2の無線端末が前記第2方式の無線通信の前記通信エリア内に近接した際に、取得した前記接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第2の無線端末に送信することにより、前記第2の無線端末に、前記第1方式の無線通信を介した前記第1の無線端末との接続を確立させる、
    ことを特徴とする接続仲介方法。
  10. コンピュータに、
    自装置と第1の無線端末が第2方式の無線通信の通信エリア内に近接した際に、第1方式の無線通信を介して第2の無線端末と前記第1の無線端末が接続するための接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第1の無線端末から取得させ、
    自装置と前記第2の無線端末が前記第2方式の無線通信の前記通信エリア内に近接した際に、取得させた前記接続情報を、前記第2方式の無線通信を介して前記第2の無線端末に送信させることにより、前記第2の無線端末に、前記第1方式の無線通信を介した前記第1の無線端末との接続を確立させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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