JP2016177649A - 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンテンツの配信対象ユーザを効果的に拡張することができる情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】情報処理装置3は、モデル生成部21と、更新部24を備える。モデル生成部は、所定のeコマースで販売される商品及び/又はサービスの購入履歴がある第1ユーザの情報を正解データとして予測モデルを生成する。更新部は、予測モデルに基づき、第1ユーザとは異なる第2ユーザの属性を更新する。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法に関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、ネットワークを介して取得される情報に基づいた広告配信が行われている。このような広告配信の例として、ウェブページを閲覧するユーザの中で、ある属性を持つオーディエンス群に対し、類似するオーディエンスを特定し、広告配信を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−94097号公報
しかしながら、上記特許文献1は、広告配信の対象であるオーディエンス群とウェブ閲覧履歴が似通ったオーディエンスを特定することが記載されているに留まり、具体的な手法を提示するものではない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、広告コンテンツなどのコンテンツの配信対象を効果的に拡張することができる情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法を提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、所定のeコマースで販売される商品および/またはサービスの購入履歴がある第1ユーザの情報を正解データとして予測モデルを生成するモデル生成部と、前記予測モデルに基づき、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの属性を更新する更新部と、を備える。
実施形態の一態様によれば、広告コンテンツなどのコンテンツの配信対象ユーザを効果的に拡張することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係るユーザ属性更新処理の説明図である。 図2は、本実施形態に係る広告配信システムの構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報処理装置3の構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る予測モデルの係数と素性の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るユーザ属性更新処理手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態に係る情報処理機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウエア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法が限定されるものではない。
[1.ユーザ属性更新処理]
まず、実施形態に係るユーザ属性更新処理について説明する。図1は、実施形態に係るユーザ属性更新処理の説明図であり、以下においては、情報処理装置によってユーザ属性更新処理が行われる。
図1に示す例では、情報処理装置は、ユーザの属性を更新するために用いる予測モデルとして下記式(1)に示す予測モデルを生成する。aは、係数であり、xは、素性(説明変数)である。情報処理装置は、例えばSVM(Support Vector Machine)などの機械学習によって係数aを算出することで予測モデルを生成する。
Figure 2016177649
具体的には、情報処理装置は、複数のユーザU1の情報を正解データとし、複数のユーザU2の情報を不正解データとしてSVMを用いて上記式(1)の係数aを算出し、予測モデルを生成する(ステップS1)。ここで、ユーザU1は、例えば所定のeコマースで販売される商品の購入履歴があるユーザであり、ユーザU2は、例えば所定のeコマースで販売される商品の購入履歴がないユーザである。
また、ユーザU1、U2の情報としては、例えば「性別」、「年齢」といった人口統計学的なユーザの属性情報を示すデモグラフィック属性や、「車」、「ファッション」といったユーザの嗜好、価値観、ライフスタイル、性格などを示すサイコグラフィック属性などのユーザの属性情報である。情報処理装置は、ユーザU1、U2の情報を素性xとし、購入履歴の有無を従属変数として上記式(1)の係数aを算出することで予測モデルを生成する。
情報処理装置は、生成した予測モデルに基づいて、1以上の特徴情報を取得する(ステップS2)。ここで、特徴情報とは、正解データとした複数のユーザU1の情報のうち、多くのユーザU1に含まれる情報であり、複数のユーザU1の特徴を示す情報である。具体的には、ステップS1で算出した予測モデルの係数aが大きい素性xに対応する情報ほど多くのユーザU1が有する情報であるため、係数aが大きい素性xを特徴情報として取得する。
また、情報処理装置は、ユーザU1とは異なるユーザU3の情報に基づき、予測モデルによる演算を行う(ステップS3)。ここで、ユーザU3は、例えば所定のeコマースで販売される商品の購入履歴がないユーザである。なお、ユーザU3は、ユーザU2と同であってもよく、異なっていてもよい。演算の結果が所定の条件を満たす場合、情報処理装置はユーザU3の属性を更新する(ステップS4)。具体的には、ステップ2で取得した特徴情報をユーザU3の属性情報とする。
このように、本実施形態に係るユーザ属性更新処理において、情報処理装置は、所定のeコマースで販売される商品の購入履歴があるユーザU1の情報を正解データとして予測モデルを生成し、生成した予測モデルに基づき、ユーザU1とは異なるユーザU3の属性を更新する。また、情報処理装置は、予測モデルに基づいて特徴情報を抽出し、抽出した特徴情報に基づいてユーザU3の属性を更新する。
そのため、例えば所定の商品の購入履歴があるユーザU1に広告コンテンツを配信する場合に、ユーザU1とは異なるがユーザU1と似たユーザU3にもかかる広告コンテンツを配信することができる。このように、例えば広告コンテンツを配信するユーザを、そもそも配信対象としていたユーザU1だけでなく、ユーザU3にまで効果的に拡張することができる。
以下、上述した情報処理装置を含み、コンテンツの一例として広告コンテンツを配信する広告配信システムの実施形態について説明する。
[2.広告配信システム]
図2は、本実施形態に係る広告配信システム1の構成例を説明する図である。図2に示すように、本実施形態に係る広告配信システム1は、ウェブサーバ2と、情報処理装置3と、複数の端末装置5とを備える。これらの装置は、通信ネットワーク6を介して互いに通信可能に接続される。通信ネットワーク6は、例えばインターネットなどである。
端末装置5は、例えばユーザUによって利用されるPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット端末、スマートフォンなどである。かかる端末装置5には、例えば、ブラウザアプリケーション(以下、ブラウザと記載する)がインストールされている。
ウェブサーバ2は、広告枠が設定された複数のウェブページを記憶している。ウェブサーバ2の制御部は、通信ネットワーク6を介して端末装置5のブラウザからのアクセスがあると、端末装置5によって指定されたURL(Uniform Resource Locator)に対応するウェブページを提供する。
端末装置5のブラウザは、ウェブサーバ2からウェブページを受信すると、ウェブページに設定された広告枠に対応する広告リクエストを情報処理装置3へ送信する。広告リクエストは、広告枠に表示する広告コンテンツの配信要求であり、例えば、端末装置5のユーザUの識別情報(以下、ユーザIDと記載する)や広告枠の識別情報(以下、広告枠IDと記載する)を含む。なお、ユーザIDは、例えば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)クッキーなどである。
情報処理装置3は、広告リクエストに対応する広告コンテンツを端末装置5に配信する。情報処理装置3は、ユーザUの属性に基づいて広告コンテンツを配信する。なお、かかる広告コンテンツは、例えば、バナー広告であり、ユーザUによりクリックされた場合に広告主のウェブページへ遷移させる。
以下、情報処理装置3の構成例について、さらに詳細に説明する。
[2.1.情報処理装置3]
図3は、情報処理装置3の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置3は、通信部10と、制御部20と、記憶部30とを有する。
通信部10は、通信ネットワーク6との間で情報の送受信を行う通信インターフェイスであり、通信ネットワーク6との接続を有線または無線で行う。制御部20は、通信部10および通信ネットワーク6を介して、端末装置5やその他の装置との間で各種の情報を送受信することができる。
記憶部30は、ユーザ情報記憶部31および広告情報記憶部32を有する。ユーザ情報記憶部31および広告情報記憶部32は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
[2.1.1.ユーザ情報記憶部31]
ここで、図4に、本実施形態に係るユーザ情報記憶部31の一例を示す。図4は、実施形態に係るユーザ情報記憶部31の一例を示す図である。ユーザ情報記憶部31は、ユーザUの所定のeコマースにおける商品の購入履歴やユーザUの属性情報を記憶する。
ここで、所定のeコマースとは、例えばオークションやショッピングなど通信ネットワーク6を介して行われる電子商取引である。以下、所定のeコマースにおける商品の購入履歴がオークションの落札履歴であるとして説明する。
図4において、ユーザ情報記憶部31は、「ユーザID」、「デモグラフィック属性」、「サイコグラフィック属性」、「落札履歴」といった項目を有する。
「ユーザID」は、端末装置5のユーザUを識別する識別情報である。図4において、ユーザIDは、「U11」等と表記される。これは、端末装置5がユーザID「U11」により識別されていることを示す。ここでは、ユーザIDは、端末装置5を操作するユーザの参照符号と一致するものとする。次に、図4に示す「デモグラフィック属性」は、「性別」、「年齢」といった種別に分けられる。このように、「デモグラフィック属性」は、人口統計学的なユーザUの属性情報を示す。
「サイコグラフィック属性」は、ユーザの嗜好、価値観、ライフスタイル、性格などを示す。図4に示す例では、ユーザ情報記憶部31は、「サイコグラフィック属性」として、ユーザUの関心のある対象に関する特徴語を記憶する。具体的には、ユーザ情報記憶部31は、「サイコグラフィック属性」として、「車」、「ファッション」、「旅行」、「スポーツ」・・・といったユーザUの興味関心を示すキーワードを特徴語として記憶する。
特徴語は、ユーザUの興味関心を特徴的に表す単語であり、ユーザUの特徴を示す単語である。このように、特徴語は、ユーザUの特徴を示す情報である特徴情報の一種であり、ユーザUの特徴情報としては、特徴語以外にも例えば所定のキーワードに対するユーザUの関心度などがある。なお、かかる特徴語は、例えばユーザUが閲覧したウェブページから抽出したキーワードでもよく、またユーザUが検索ウェブページに入力した検索クエリから抽出したキーワードでもよい。
「落札履歴」は、ユーザUがオークションサイトで落札した商品の情報を記憶する。図4に示す例では、ユーザ情報記憶部31は、「落札履歴」として、落札した商品名と、かかる商品のカテゴリとを関連付けて記憶する。例えば、図4では、ユーザU11は、大カテゴリが「模型」、小カテゴリが「車」の商品「トラック」を購入している例を示している。また、落札履歴が空欄のユーザU31、U32は、オークションサイトで商品を落札したことがないことを示している。
[2.1.2.制御部20]
図3に示す制御部20は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。制御部20は、内部のCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)によって内部の記憶装置に記憶されたプログラムがRAMを作業領域として実行されることで、モデル生成部21、取得部22、演算部23、更新部24および広告配信部25として機能する。なお、制御部20の構成は、かかる構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
[2.1.3.モデル生成部21]
モデル生成部21は、ユーザUのうち、オークションサイトで商品の落札履歴があるユーザUの情報をユーザ情報記憶部31から取得する。また、モデル生成部21は、ユーザUのうち当該商品の落札履歴がないユーザUの情報をユーザ情報記憶部31から取得する。モデル生成部21は、商品の落札履歴があるユーザUの情報を正解データとし、当該商品の落札履歴がないユーザUの情報を不正解データとして予測モデルを生成し、生成した予測モデルを記憶部30に記憶する。
以下では、図4、図5を用いて、実施形態に係る予測モデルの生成処理について具体的に説明する。図5は、モデル生成部21が生成する予測モデルの係数aと素性xの関係を示す図である。ここでは、モデル生成部21は、大カテゴリが「模型」、小カテゴリが「車」の商品の落札履歴があるユーザU11、U12、・・・(以下、ユーザU1とも称する)のユーザ情報を正解データとし、大カテゴリが「模型」の商品の落札履歴はあるが、小カテゴリが「車」の商品の落札履歴がないユーザU21、U22、・・・(以下、ユーザU2とも称する)のユーザ情報を不正解データとして予測モデルを生成する例について説明する。
ここで、大カテゴリが「模型」、小カテゴリが「車」の商品の落札履歴があるユーザU1を正解データとし、大カテゴリが「模型」の商品の落札履歴があるが小カテゴリが「車」の商品の落札履歴がないユーザU2を不正解データとする理由について説明する。ユーザU1は、大カテゴリが「模型」、小カテゴリが「車」の商品の落札履歴があることから、「模型」の中でも「車」に対する興味関心の度合いが相対的に高いと考えられる。
一方、ユーザU2は、大カテゴリが「模型」に含まれる商品を落札していることから、「模型」には興味関心があると考えられ、小カテゴリが「車」の商品の落札履歴がないことから、ユーザU2は、「模型」の中でも「車」に対する興味関心の度合いが相対的に低いと考えられる。
このように、ユーザU1とユーザU2とは、「模型」の「車」に対する興味関心の度合いが異なる。そこで、実施形態にかかるモデル生成部21は、ユーザU1を正解データとし、ユーザU2を不正解データとして予測モデルを生成することで、「模型」の「車」に興味関心があるユーザUを予測する予測モデルを生成することができる。
なお、ここでは、モデル生成部21が小カテゴリである「車」に着目して予測モデルを生成する例について説明するが、これに限られない。例えば、特定の商品に興味関心があるユーザUを予測する予測モデルを生成する場合、モデル生成部21は、特定の商品の落札履歴があるユーザUを正解データとし、かかる商品の落札履歴がないユーザUを不正解データとして予測モデルを生成することもできる。また、大カテゴリに含まれる商品の落札履歴の有無に応じても同様にして予測モデルを生成することができる。
モデル生成部21は、例えば上述した式(1)に示すSVMにおいて、例えば上述した小カテゴリ「車」に含まれる商品の購入の有無を従属変数にし、上述したユーザ情報を素性(説明変数)xにすることで、素性xに対応する係数aを求める。
素性xは、例えばユーザUの属性である。例えば、素性xは、「サイコグラフィック属性」としてユーザ情報記憶部31が記憶する特徴語である。具体的には、例えば素性xは、「車」であり、ユーザUの「サイコグラフィック属性」として「車」がユーザ情報記憶部31に記憶されている場合に「1」に設定され、それ以外は「0」に設定される。また、素性xは、「子供」であり、ユーザUの「サイコグラフィック属性」として「子供」がユーザ情報記憶部31に記憶されている場合に「1」に設定され、それ以外は「0」に設定される。このように、ユーザ情報記憶部31に「サイコグラフィック属性」として記憶されている属性情報が素性xに割り当てられる。
また、従属変数は、例えば落札履歴において、ユーザUが大カテゴリ「模型」および小カテゴリ「車」に含まれる商品を落札している場合に「1」に設定され、ユーザUが大カテゴリ「模型」に含まれ、小カテゴリ「車」に含まれない商品を落札している場合に「−1」に設定される。具体的には、図4のユーザU11、U12、・・・は「1」に設定され、U21、U22、・・・は「−1」に設定される。
このように、モデル生成部21は、SVMに基づいた予測モデルを生成する。モデル生成部21は、図5に示すように生成した予測モデルの素性xと係数aとを関連付けて記憶部30に記憶する。なお、上述した従属変数や素性(説明変数)は、一例であり、モデル生成部21は、その他の情報や上述した情報の一部を用いて予測モデルを生成することもできる。例えば、従属変数として、商品を落札している場合に「−1」を、当該商品を落札していない場合に「1」を設定するようにしてもよい。
また、モデル生成部21は、例えば、ロジスティック回帰モデルなど機械学習の手法を用いて予測モデルを生成することもできる。例えば、ロジスティック回帰モデルを用いて予測モデルを生成する場合、モデル生成部21は、下記式(2)において商品の購入の有無を従属変数にし、上述したユーザ情報を素性(説明変数)xにすることで、素性xに対応する係数aを求めればよい。
Figure 2016177649
[2.1.4.取得部22]
図3の取得部22は、モデル生成部21によって生成された予測モデルに基づき、1以上の特徴情報を抽出して取得する抽出取得部である。具体的に取得部22は、モデル生成部21によって算出された式(1)の係数aのうち、値が大きいものから順にN個の係数に対応するN個の素性xを抽出する。
モデル生成部21によって、例えば図5に示す係数aが算出された場合に、取得部22が3個の特徴情報を抽出取得するとする。この場合、取得部22は、「オモチャ」、「車」、「子供」の3つの特徴語を特徴情報として取得する。取得部22は、抽出取得した特徴情報を記憶部30に記憶する。
なお、ここでは、取得部22が予測モデルに基づいて特徴情報を抽出する場合について説明したが、これに限られない。例えば、記憶部30が商品やカテゴリと特徴情報とを予め対応付けて記憶するようにし、取得部22が、記憶部30から特徴情報を取得するようにしてもよい。
また、取得部22による特徴情報の抽出取得と、更新部24によるユーザ属性の更新とに同じ予測モデルを用いる例について示した。ここで、予測モデルは一例であり、取得部22は、更新部24によるユーザ属性の更新に用いる予測モデルとは異なる予測モデルに基づき、特徴情報を抽出取得することもできる。
また、取得部22によって抽出される特徴情報の個数はカテゴリや商品等によって変更するようにしてもよい。あるいは、取得部22が、予測モデルによる演算結果に応じて抽出する特徴情報の個数を変更するようにしてもよい。
[2.1.5.演算部23]
図3の演算部23は、ユーザU1と異なるユーザU、すなわち大カテゴリ「模型」、小カテゴリ「車」に含まれる商品の購入履歴がないユーザUの情報に基づき、モデル生成部21が生成した予測モデルによる演算を行う。例えば、図4に示す例では、オークションサイトでの購入履歴がないユーザU31、U32、・・・(以下、ユーザU3とも称する)および大カテゴリ「模型」、小カテゴリ「車」に含まれる商品の購入履歴がないユーザU2の情報に基づき、予測モデルによる演算を行う。
このように、演算部23は、不正解データとしたユーザU2も含めたユーザUの情報に基づいて予測モデルによる演算を行う。これにより、「模型」の「車」に興味関心がないと考えたユーザU2に「模型」の「車」に興味関心をもつ可能性があるユーザU2が含まれているか否か予測することができる。
例えば、図4に示すユーザU31のユーザ情報に基づいた演算を行う場合、演算部23は、ユーザU31のユーザ情報をユーザ情報記憶部31から取得する。演算部23は、ユーザ情報記憶部31から取得した「サイコグラフィック属性」を素性xとして式(1)の予測モデルによる演算を行う。
具体的には、例えば、図4に示すように、ユーザU31は、「子供」というサイコグラフィック属性を有する。図5に示すように、「子供」は、素性xである。そこで、演算部23は、素性xを「1」に設定する。このように、ユーザ情報記憶部31に「サイコグラフィック属性」として記憶されている属性情報が素性xに割り当てられる。演算部23は、割り当てられた素性xに係数aを乗算して総和を求めることで、予測モデルによる演算を行う。演算部23は、ユーザUと演算結果とを対応付けて記憶部30に記憶する。
[2.1.6.更新部24]
更新部24は、演算部23が予測モデルによる演算を行ったユーザU2、U3の属性を更新する。更新部24は、演算部23による演算結果が所定の条件を満たす場合に、ユーザU2、U3の属性情報を更新する。
ここでは、更新部24は、正解データとしたユーザU1の数が所定の条件を満たす場合に、ユーザUの属性を更新する。例えば、更新部24は、ユーザU1の数が所定の閾値以下である場合、ユーザU1が購入した商品が含まれる大カテゴリ「模型」に含まれる小カテゴリ「鉄道」の商品を購入したユーザU2の属性を更新すると決定する。
また、ユーザU2の数が所定の閾値以下の場合、更新部24は、例えばオークションサイトでの購入履歴がないユーザU3の属性を更新すると決定するようにしてもよい。このように、更新部24は、属性を更新するユーザUの数が所定の閾値を超えるまで、例えばカテゴリに含まれる商品の購入の有無などに応じて、属性を更新するユーザを追加することもできる。
更新部24は、属性を更新すると決定したユーザUを演算部23に通知する。通知を受けた演算部23は、属性を更新すると決定したユーザUの情報に基づいて予測モデルによる演算を行う。更新部24は、演算部23の演算結果に応じてユーザUの属性を更新する。
具体的に、更新部24は、演算部23による演算結果が所定の閾値以上である場合、取得部22で取得した特徴情報をユーザ情報に追加する。更新部24は、取得部22で取得した特徴語をユーザ情報記憶部31に、ユーザU2、U3と対応付けて新たに記憶する。具体的には、図4に示すサイコグラフィック属性に特徴情報として抽出した特徴語を新たな項目として追加する。例えば、図4のユーザU31のサイコグラフィック属性に特徴情報として特徴語「オモチャ」、「車」、「子供」を追加することでユーザU31のユーザ属性を更新するとする。この場合、図4のユーザU31は、すでに「子供」という特徴語を有しているため、更新部24は、「オモチャ」、「車」をサイコグラフィック属性としてユーザU31のユーザ情報に追加する。
なお、ここでは、更新部24がユーザU2、U3の属性情報を更新する例について説明したが、これに限られない。例えば、更新部24が、落札履歴を更新するようにしてもよい。具体的には、更新部24は、演算結果が所定の閾値以上であるユーザUの落札履歴に、所定のカテゴリの商品を落札したとする情報を追加する。この場合、更新部24は、例えばユーザ情報記憶部31のユーザUの落札履歴の大カテゴリに「模型」、小カテゴリに「車」を追加する。このとき、商品名を空欄のままとしてもよく、仮の商品を落札したとして仮の商品名を追加するようにしてもよい。
また、ユーザ情報記憶部31が、ユーザUの落札履歴を数値化して記憶する(例えば商品を落札した場合「1」とし、落札していない場合に「0」と記憶する)場合、更新部24は、演算結果が所定の閾値以上であるユーザUの落札履歴を「0」から「1」に更新するようにしてもよい。なお、かかる数値は「0」、「1」に限られない。例えば実際に商品を落札したユーザUは「2」、演算結果が所定の閾値以上であるユーザUは「1」としてもよい。また、演算結果が所定の閾値以上であるユーザUは、かかる演算結果をユーザUの落札履歴として記憶するようにしてもよい。
また、更新部24が、取得部22によって取得した特徴情報をユーザ情報の「サイコグラフィック属性」に追加することでユーザ属性を更新する例について示した。ここで、例えば、更新部24が、特徴情報と、オークション、カテゴリ、または商品の少なくとも1つに対応する属性情報とを対応付けてユーザ情報記憶部31に記憶するようにしてもよい。あるいは、情報処理装置3が、ユーザUから直接取得した「サイコグラフィック属性」とは別に、予測モデルによって抽出取得した特徴情報を記憶するようにしてもよい。この場合、例えばサイコグラフィック属性を上書き消去または削除する場合に、予測モデルによって抽出取得した特徴情報から優先的に上書き消去または削除するようにしてもよい。
なお、更新部24は、例えばユーザUのウェブ閲覧履歴やウェブ検索履歴、ユーザUによる入力情報などに基づき、上述したデモグラフィック属性やサイコグラフィック属性などを定期的に更新することもできる。また、更新部24は、例えば外部サーバから上述したデモグラフィック属性やサイコグラフィック属性などを定期的に取得して更新することもできる。
なお、ここでは、更新部24が属性を更新するユーザUを決定するとしたがこれに限られない。例えば演算部23が属性を更新するユーザUを決定するようにしてもよい。または、制御部20が、属性を更新するユーザUを決定する決定部(図示せず)を有するようにしてもよい。
[2.1.7.広告配信部25]
図3の広告配信部25は、ユーザUの端末装置5から広告配信の要求を受け付けた場合に、ユーザUに適する広告コンテンツを広告情報記憶部32から抽出する。広告配信部25は、通信部10を介して抽出した広告コンテンツを端末装置5に配信する。広告配信部25は、ユーザ情報記憶部31が記憶するユーザUに関するユーザ情報を利用し、ユーザUと広告コンテンツとの適切なマッチング処理を実行する。言い換えれば、広告配信部25は、訴求効果が高くなると想定される特定のユーザUに対応する適切な広告コンテンツを抽出し、抽出された広告コンテンツを当該ユーザUに配信する。このとき、ユーザ情報として、更新部24による更新によって、コンテンツの配信対象ユーザを効果的に拡張することができ、当該ユーザUに対するコンテンツの訴求効果を高めることができる。
[3.処理手順]
次に、図6を用いて、実施形態に係る情報処理装置3が実行するユーザ属性更新処理の手順について説明する。図6は、実施形態に係る情報処理装置3によるユーザ属性更新処理手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、情報処理装置3は、オークションの所定カテゴリに含まれる商品の落札履歴があるユーザU1の情報を正解データとして取得し、当該所定のカテゴリに含まれる商品の落札履歴がないユーザU2の情報を不正解データとして取得する(ステップS101)。
続いて、情報処理装置3は、正解データおよび不正解データを用いて予測モデルを生成する(ステップS102)。情報処理装置3は、予測モデルに基づき、特徴情報を抽出取得する(ステップS103)。
情報処理装置3は、予測モデルによる演算対象となるユーザとして、正解データとしたユーザU1が購入した商品を購入していないユーザU2、U3のうち1つを選択する(ステップS104)。情報処理装置3は、ステップS104で選択したユーザUの情報に基づき、予測モデルによる演算を行う(ステップS105)。情報処理装置3は、演算結果と所定の閾値Thとを比較する(ステップS106)。演算結果が所定の閾値Thより小さい場合(ステップS106;No)、ステップS108へ進む。
一方、演算結果が所定の閾値Th以上の場合(ステップS106;Yes)、ステップS103で抽出取得した特徴情報に基づき、ステップS104で選択したユーザ属性を更新する(ステップS107)。情報処理装置3は、正解データとしたユーザU1が購入した商品を購入していないユーザU2、U3すべてに対して予測モデルによる演算を行ったか否か判定する(ステップS108)。ユーザU2、U3すべてに対して演算を行ったと判定した場合(ステップS108;Yes)、処理を終了する。一方、演算を行っていないユーザU2、U3が存在する場合(ステップS108;No)、ステップS104に戻り、演算を行っていないユーザU2、U3に対して予測モデルによる演算を行う。
なお、図6では、情報処理装置3が特徴情報を抽出取得してから、予測モデルによる演算を行う例を示した。しかし、この例に限られず、情報処理装置3は、予測モデルによる演算を行ってから特徴情報を抽出取得するようにしてもよい。この場合、予測モデルによる演算結果に応じて、特徴情報を抽出取得する個数を変更するようにしてもよい。例えば、予測モデルによる演算結果の値が大きい場合は、取得する特徴情報の個数を多くし、当該値が小さい場合は、個数を少なくするようにしてもよい。
また、上述したようにモデル生成部21で予測モデルを生成するときに、従属変数として商品を落札している場合に「−1」を、当該商品を落札していない場合に「1」を設定するようにした場合は、ステップS106における演算結果と所定の閾値Thとの大小関係を反対とする。すなわち、ステップS106において演算結果が所定の閾値Thより大きい場合、ステップS108へ進み、演算結果が所定の閾値Th以下の場合、ステップS107へ進むようにする。
[4.変形例]
上述した実施形態は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、他の実施形態について説明する。
また、上記実施形態において、所定のeコマースでの購入履歴をオークションでの落札履歴として説明したが、これに限られない。例えばショッピングの購入履歴や、オークションでの入札履歴、お気に入りへの登録履歴などを所定のeコマースでの購入履歴として、ユーザUの情報を正解データとするか不正解データとするか決定するようにしてもよい。なお、ユーザUの購入履歴は商品に限られない。サービスであってもよく、サービス及び商品であってもよい。
このように、情報処理装置3が、所定のeコマースで販売される商品および/またはサービスの購入履歴があるユーザU1の情報を正解データとし、当該商品および/またはサービスの購入履歴がないユーザU2、U3の情報を不正解データとする。これにより、予測モデルの予測精度を向上させることができ、コンテンツの配信対象ユーザを効果的に拡張することができるとともに、コンテンツの訴求効果を高めることができる。
また、ユーザ情報記憶部31が、「サイコグラフィック属性」として特徴語そのものを記憶する例について示した。ここで、ユーザ情報記憶部31が、特徴語を「サイコグラフィック属性」の項目とし、当該特徴語に該当する項目に「1」または「0」を設定することで、特徴語とユーザUとを対応付けて記憶するようにしてもよい。この場合、更新部24が、取得部22によって取得された特徴語に基づいてユーザ属性を更新する場合、当該特徴語に該当する項目に「1」を設定するようにしてもよい。あるいは、ユーザUの関心度に応じて項目ごとに所定の数値を設定するようにしてもよい。この場合、関心度に応じた所定の数値は例えば予測モデルの係数aに基づいて決定するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、情報処理装置3のユーザ情報記憶部31が、ユーザUの属性情報と商品の購入履歴とを記憶する例について示した。ここで、情報処理装置3が、ユーザUの属性情報と商品の購入履歴とを異なる記憶部に記憶するようにしてもよい。この場合、商品の購入履歴は、例えばユーザUの行動履歴のログとして記憶することもできる。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、図3に示した広告情報記憶部32は、情報処理装置3が保持せずに、図示しないストレージサーバ等が保持してもよい。この場合、情報処理装置3は、ストレージサーバから広告に関する情報等を取得する。また、例えば、情報処理装置3は、モデル生成部21、取得部22、演算部23、更新部24とユーザ情報記憶部31とを有するユーザ情報管理装置と、広告配信部25と広告情報記憶部32とを有する広告配信装置とに分散されてもよい。
また、上記実施形態において、コンテンツの一例として広告コンテンツを配信する広告配信システム1について説明した。ここで、コンテンツは、記事コンテンツや動画コンテンツなど広告コンテンツ以外のコンテンツであってもよい。
[5.ハードウエア構成]
なお、上述の実施形態における情報処理装置3は、例えば図7に示すような構成のコンピュータ100によって実現される。図7は、情報処理機能を実現するコンピュータ100の一例を示すハードウエア構成図である。コンピュータ100は、CPU301、RAM302、ROM(Read Only Memory)303、HDD(Hard Disk Drive)304、通信インターフェイス(I/F)305、入出力インターフェイス(I/F)306、およびメディアインターフェイス(I/F)307を備える。
CPU301は、ROM303またはHDD304に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM303は、コンピュータ100の起動時にCPU301によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ100のハードウエアに依存するプログラム等を格納する。
HDD304は、CPU301によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス305は、通信回線309を介して他の機器からデータを受信してCPU301へ送り、CPU301が生成したデータを、通信回線309を介して他の機器へ送信する。
CPU301は、入出力インターフェイス306を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU301は、入出力インターフェイス306を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU301は、生成したデータを、入出力インターフェイス306を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス307は、記録媒体308に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM302を介してCPU301に提供する。CPU301は、当該プログラムを、メディアインターフェイス307を介して記録媒体308からRAM302上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体308は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ100が実施形態における情報処理装置3として機能する場合、コンピュータ100のCPU301は、RAM302上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部20のモデル生成部21、取得部22、演算部23、更新部24および広告配信部25の各機能を実現する。また、HDD304には、記憶部30内のデータが格納される。
コンピュータ100のCPU301は、これらのプログラムを、記録媒体308から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信回線309を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
[6.効果]
このように、実施形態の情報処理装置3は、所定のeコマースで販売される商品および/またはサービスの購入履歴がある第1ユーザ(ユーザU1)の情報を正解データとして予測モデルを生成し、予測モデルに基づき、第1ユーザとは異なる第2ユーザ(ユーザU2、U3)の属性を更新する。これにより、情報処理装置3は、コンテンツの配信対象ユーザを第1ユーザだけでなく第2ユーザまで効果的に拡張することができ、コンテンツの訴求効果を高めることができる。
また、実施形態の情報処理装置3の更新部24は、第2ユーザの情報に基づき、予測モデルによる演算結果が所定条件を満たすと判定される第2ユーザの属性を更新する。これにより、情報処理装置3は、コンテンツの配信対象ユーザを予測モデルによる演算結果が所定条件を満たす第2ユーザまで効果的に拡張することができ、コンテンツの訴求効果を高めることができる。
また、実施形態の情報処理装置3の更新部24は、モデル生成部21によって生成された予測モデルに基づき、第2ユーザU2、U3の属性のうち、所定のeコマース、商品およびサービスの少なくとも一つに対応する属性を更新する。これにより、情報処理装置3は、コンテンツの配信対象ユーザを効果的に拡張することができるとともに、所定のeコマース、商品およびサービスの少なくとも一つに対応する属性を更新することで、コンテンツの訴求効果を高めることができる。
また、実施形態の情報処理装置3の更新部24は、所定のeコマースでの商品および/またはサービスの購入履歴がないユーザの属性情報を、予測モデルに基づいて更新する。これにより、情報処理装置3は、コンテンツの配信対象ユーザを効果的に拡張することができる。
また、実施形態の情報処理装置3の取得部22は、予測モデルに基づき、1以上の特徴情報を抽出取得し、更新部24は、当該特徴情報に基づき、ユーザU2、U3の属性を更新する。これにより、特徴情報に基づいてユーザU2、U3にコンテンツを配信できるようになり、コンテンツの配信対象ユーザを効果的に拡張することができるとともに、コンテンツの訴求効果を高めることができる。
また、実施形態の情報処理装置3のモデル生成部21は、取得部22によって用いられる予測モデルとして、更新部24によって用いられる予測モデルとは異なる予測モデルを生成する。このように、予測モデルが異なる場合であっても、特徴情報を抽出でき、コンテンツの配信対象ユーザを効果的に拡張することができる。
また、実施形態の情報処理装置3は、更新部24によって更新されたユーザU2、U3の属性に基づいて広告コンテンツを配信する。これにより、コンテンツの配信対象ユーザを効果的に拡張することができるとともに、拡張したユーザに対して訴求効果の高いコンテンツを配信することができる。
また、実施形態の情報処理装置3の更新部24は、第1ユーザが購入履歴した商品および/またはサービスが含まれるカテゴリの商品および/またはサービスの購入履歴がある第2ユーザの属性情報を、予測モデルに基づいて更新する。これにより、コンテンツの配信対象ユーザを第1ユーザが購入履歴した商品および/またはサービスが含まれるカテゴリの商品および/またはサービスの購入履歴がある第2ユーザまで効果的に拡張することができる。
また、実施形態の情報処理装置3の更新部24は、第1ユーザの数が所定の条件を満たす場合に、第2ユーザの属性を更新する。これにより、第1ユーザの数に応じて、コンテンツの配信対象ユーザを効果的に拡張することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、演算部は、演算手段や演算回路に読み替えることができる。
1 広告配信システム
2 ウェブサーバ
3 情報処理装置
5 端末装置
6 通信ネットワーク
10 通信部
20 制御部
21 モデル生成部
22 取得部
23 演算部
24 更新部
25 広告配信部
30 記憶部
31 ユーザ情報記憶部
32 広告情報記憶部

Claims (11)

  1. 所定のeコマースで販売される商品および/またはサービスの購入履歴がある第1ユーザの情報を正解データとして予測モデルを生成するモデル生成部と、
    前記予測モデルに基づき、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの属性を更新する更新部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記更新部は、
    前記予測モデルによる演算結果が所定条件を満たす前記第2ユーザの属性を更新する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記更新部は、
    前記モデル生成部によって生成された予測モデルに基づき、前記第2ユーザの属性のうち、前記所定のeコマース、前記商品および前記サービスの少なくとも一つに対応する属性を更新する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記モデル生成部によって生成された予測モデルに基づき、1以上の特徴情報を抽出取得する抽出取得部を備え、
    前記更新部は、
    前記特徴情報に基づき、前記第2ユーザの属性を更新する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  5. 前記モデル生成部は、
    前記抽出取得部によって用いられる前記予測モデルとして、前記更新部によって用いられる前記予測モデルとは異なる予測モデルを生成する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記更新部は、
    前記所定のeコマースでの商品および/またはサービスの購入履歴がない前記第2ユーザの属性を、前記予測モデルに基づいて更新する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  7. 前記更新部は、
    前記第1ユーザが購入した前記商品および/またはサービスが含まれるカテゴリの商品および/またはサービスの購入履歴がある前記第2ユーザの属性を、前記予測モデルに基づいて更新する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  8. 前記更新部は、
    前記第1ユーザの数が所定の条件を満たす場合に、前記第2ユーザの属性を更新する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  9. 前記更新部によって更新された前記第2ユーザの属性に基づいてコンテンツを配信する配信部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  10. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    所定のeコマースで販売される商品および/またはサービスの購入履歴がある第1ユーザの情報を正解データとして予測モデルを生成する工程と、
    前記予測モデルに基づき、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの属性を更新する工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  11. コンピュータに、
    所定のeコマースで販売される商品および/またはサービスの購入履歴がある第1ユーザの情報を正解データとして予測モデルを生成する手順と、
    前記予測モデルに基づき、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの属性を更新する手順と、
    を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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