JP2016177432A - プログラム、情報処理装置、記憶媒体、画面作成方法 - Google Patents

プログラム、情報処理装置、記憶媒体、画面作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの環境の印刷装置に応じて適切な印刷設定画面を表示できるプログラムを提供すること。
【解決手段】異なる機種の機器に対して処理を要求可能なプログラム30であって、情報処理装置70を、前記プログラムが対応する複数の機種のうち前記情報処理装置から処理を要求可能な機種を示す機種リストを取得する取得手段36と、前記プログラムが対応する機種が備える機能情報が機種ごとに記憶された記憶手段から前記機種リストの前記機能情報を読み出す読出手段39と、前記読出手段が読み出した複数の前記機能情報を統合して統合機能情報を生成する機能情報生成手段34と、前記機能情報生成手段が生成した前記統合機能情報を用いてユーザの設定を受け付ける設定画面を作成する設定画面作成手段31と、として機能させるプログラム30を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プログラム、情報処理装置、記憶媒体及び画面作成方法に関する。
PC(Personal Computer)がプリンタに印刷指示する場合、一般的には使用するプリンタ用のプリンタドライバがPCに組み込まれている。プリンタドライバは特定のプリンタ機種に専用に作られており、該プリンタのプリンタ機種用の印刷設定画面を表示する。
これに対し、プリンタドライバの一種として機種共通ドライバというものがある。機種共通ドライバは、予めいくつかのプリンタ機種に対応させて作成されており、PCが印刷のために接続したプリンタに応じて能力を変更し、接続されたプリンタ専用のプリンタドライバとほぼ同等の機能を提供する(印刷設定画面を表示する)。機種共通ドライバは複数のプリンタ機種をサポートしているのが普通である。
そして、機種共通ドライバにはジェネリック(Generic)モードというプリンタ機種が登録されている。PCが接続したプリンタが機種共通ドライバでさえサポートされていないプリンタ機種の場合、機種共通ドライバは自動的に又はユーザ設定によってジェネリックモードを選択する。ジェネリックモードはプリンタ機種の1つとして選択される。ジェネリックモードは、機種共通ドライバがサポートしているプリンタ機種のうち、汎用性の高い共通機能のみを使用できるように印刷設定画面を表示するプリンタ機種である。したがって、ユーザはPCが接続しているプリンタ機種が不明のプリンタに最低限の印刷設定を行って印刷を指示できる。
機種共通ドライバは多くのプリンタ機種に対応していることが利点であるため、ジェネリックモードで動作するよりもPCが接続しているプリンタ機種に対応した機能を提供することが好ましい。このため、機種共通ドライバをアップデートすることで対応機種を増やす技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、機種共通ドライバのアップデートにかかる作業負担を低減する情報処理装置が開示されている。
ところで、印刷データだけを作成しておき印刷するプリンタを後からユーザが選択する技術が知られている(以下、プリンタ後決め印刷という。なお、プリンタ後決め印刷は「ロケーションフリー印刷」や「FollowYouPrinting」等と呼ばれる場合がある。)。これは、プリンタドライバが作成した印刷データをPCがサーバに送信しておき、ユーザは印刷したい任意のプリンタからサーバの印刷データをダウンロードして、印刷を行う技術である。サーバに接続され印刷データのダウンロードが可能なプリンタ(以下、印刷候補プリンタという。)の種類は複数である場合が多く、PCからサーバに印刷データを送信した時点(印刷指示した時点)では、どのプリンタで印刷が行われるかはわからない。
このため、プリンタ後決め印刷ではPCが使用するプリンタドライバとして機種共通ドライバが採用されることが多く、さらに、サーバに印刷データを送信する際にはジェネリックモードで機種共通ドライバが動作することが多い。ジェネリックモードは、サーバから印刷データをダウンロード可能なプリンタにとって汎用的な機能をサポートしているためである。
しかしながら、プリンタ後決め印刷において、ジェネリックモードでは印刷候補プリンタに対し適切な印刷設定画面を表示することができないという問題がある。
プリンタ後決め印刷で使用され得るプリンタ機種の種類は数〜十数種類程度である。これに対し、機種共通ドライバがサポートする機種はこれよりも非常に多い。機種共通ドライバのジェネリックモードは機種共通ドライバがサポートしていないプリンタ機種でも最低限の印刷が可能な印刷設定画面を表示するため、印刷の設定項目や各項目でユーザが選択できる選択肢は少ない。一方、プリンタ後決め印刷における印刷候補プリンタの種類が複数の場合、いずれの印刷候補プリンタも印刷できない印刷設定であってもジェネリックモードの印刷設定画面に表示される場合がある(ユーザは環境に無い選択肢も選べてしまう)。
具体的な印刷設定としてステープラの「針向き問題」がある。これは、プリンタが有する(接続されている)フィニッシャによってステープラの向きが上から下に綴じるタイプと、下から上に綴じるタイプがあることに起因する。したがって、プリンタの針向きに応じて、プリンタドライバが複数ページに及ぶ文書の印刷順を決定しておかないと、ユーザが意図する向きに印刷物が綴じられない。この問題はPCとプリンタが1対1の関係であれば発生しないが、機種共通ドライバがジェネリックモードで動作している場合、フィニッシャを特定しないため発生するおそれがある。したがって、プリンタ後決め印刷でも発生する。
また、具体的な印刷設定として用紙サイズの設定も挙げられる。ジェネリックモードでは、印刷候補プリンタが有する機能の全部をユーザが選択できるようにはなっていないため、A3や不定形などの用紙でユーザが印刷したい場合も、印刷設定画面に表示されない。印刷候補プリンタの一部では、A3や不定形などの用紙への印刷が可能でも、そもそも印刷設定画面に選択肢が表示されないため、PCからサーバに印刷指示する際にユーザが設定することができない。
また、これらのような不都合は、ユーザの環境に印刷候補プリンタが追加されたが、機種共通ドライバがアップデートされない場合にも生じやすい。上記のように、プリンタ後決め印刷では、機種共通ドライバのジェネリックモードが使用される場合が多いが、ジェネリックモードはプリンタ機種の1つとして扱われている。ここで、機種共通ドライバは、機種共通ドライバのリリース時点ではサポートしていなかったプリンタ機種を後から追加する機能を有している。したがって、機種共通ドライバに後からプリンタ機種を追加することはできても、ジェネリックモードには後から追加されたプリンタ機種の機能は反映されない。このため、機種共通ドライバのジェネリックモードはリリース時から能力が変化することがなく、ユーザの環境に対する印刷候補プリンタの追加に対応できない(機種共通ドライバそのものを最新のものに再インストールすることはできるが、業務への影響などが考慮され容易には実施されない。)。したがって、プリンタ後決め印刷において、機種共通ドライバのジェネリックモードは、導入時の印刷設定画面を表示するしかなく、印刷環境の変化に追従できない。
本発明は、上記課題に鑑み、ユーザの環境の印刷装置に応じて適切な印刷設定画面を表示できるプログラムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、異なる機種の機器に対して処理を要求可能なプログラムであって、情報処理装置を、前記プログラムが対応する複数の機種のうち前記情報処理装置から処理を要求可能な機種を示す機種リストを取得する取得手段と、前記プログラムが対応する機種が備える機能情報が機種ごとに記憶された記憶手段から前記機種リストの前記機能情報を読み出す読出手段と、前記読出手段が読み出した複数の前記機能情報を統合して統合機能情報を生成する機能情報生成手段と、前記機能情報生成手段が生成した前記統合機能情報を用いてユーザの設定を受け付ける設定画面を作成する設定画面作成手段と、として機能させるプログラムを提供する。
ユーザの環境の印刷装置に応じて適切な印刷設定画面を表示できるプログラムを提供することができる。
本実施形態のプリンタドライバの動作の概略を説明する図の一例である。 印刷システムの構成図の一例である。 PC又はサーバのハードウェア構成図の一例である。 画像形成装置のハードウェア構成図の一例である。 PC、サーバ、及び、プリンタの機能ブロック図の一例である。 機種情報管理部の機能ブロック図の一例である。 機種別機能情報保持部に保持されているプリンタ機種情報の一例を示す図である。 PCのディスプレイに表示される印刷設定画面の一例を示す図である。 プリンタドライバがPCに表示したプリンタのIPアドレス入力画面の一例である。 プリンタドライバがPCのディスプレイに表示したプリンタ機種入力画面の一例である。 AND・OR設定画面等の一例を示す図である。 機能使用指定画面等の一例を示す図である。 プリンタ機種情報とこのプリンタ機種情報から生成されたANDタイプのユーザ機種情報の一例を示す図である。 プリンタ機種情報とこのプリンタ機種情報から生成されたORタイプのユーザ機種情報の一例を示す図である。 設定項目(機能)ごとにAND・ORが設定された場合に生成されたユーザ機種情報の一例を示す図である。 ユーザ環境に則したユーザ機種情報を機種情報生成部が生成する手順を示すフローチャート図の一例である。 プリンタの操作表示部に表示される印刷データ一覧画面の一例を示す図である。 PCに表示されたプリンタ機種情報の追加画面を示す図の一例である。 機種別機能情報保持部に保持されているプリンタ機種情報の一例を示す図である。 ポイントアンドプリントによりインストールされるプリンタドライバを説明する図の一例である。 ポイントアンドプリントにおけるサーバPCとPCの間のプリンタ機種情報の同期について説明する図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態のプリンタドライバ30の動作の概略を説明する図の一例である。プリンタドライバ30は機種共通ドライバであり、プリンタAとプリンタBをサポートしている。また、ジェネリックモードを有している。
本実施形態のプリンタドライバ30は、プリンタA及びプリンタBのプリンタ機種情報3を統合してユーザ環境に則した機種情報を生成する。以下、ユーザ環境に則した機種情報をユーザ機種情報5(統合機能情報の一例)という。
ユーザ機種情報5にはANDタイプとORタイプがある。
・ANDタイプ
ANDタイプのユーザ機種情報5はそれぞれのプリンタ機種情報3の選択肢に共通に含まれる機種情報である。例えば、解像度の場合、プリンタAのプリンタ機種情報3とプリンタBのプリンタ機種情報3に共通の選択肢は300であり、用紙サイズの場合、共通の選択肢はA4である。したがって、解像度では300、用紙サイズではA4がANDタイプのユーザ機種情報5となる。
・ORタイプ
ORタイプのユーザ機種情報5はそれぞれのプリンタ機種情報3のどちらかに含まれる機種情報である。プリンタAのプリンタ機種情報3とプリンタBのプリンタ機種情報3のどちらかに含まれる解像度の選択肢は300,600であり、用紙サイズの選択肢はA4、A3である。したがって、解像度では300、600、用紙サイズではA3、A4がORタイプのユーザ機種情報5となる。
このように、プリンタ後決め印刷においてプリンタドライバがユーザ機種情報5を作成することで、プリンタドライバはユーザ環境に則した印刷設定画面(設定項目、選択範囲等)をユーザに提供できる。例えば、ANDタイプのユーザ機種情報5ではどのプリンタでも印刷できる印刷設定画面が表示されるので、ユーザは印刷時に全てのプリンタを選択しうる。また、ORタイプのユーザ機種情報5では、ユーザはプリンタA、Bのどちらかで必ず所望の解像度や用紙サイズで印刷することができる。
<構成例>
図2は、本実施形態に係る印刷システム1の構成図の一例を示す。印刷システム1は、ネットワーク2を介して接続されたPC10、サーバ70,及び、3台のプリンタ(以下、区別する場合はそれぞれをプリンタA、プリンタB、プリンタCと称する)50を有している。
ネットワーク2は主に社内LANであるが、WAN又はインターネットを含んでいてもよい。また、ネットワーク2は全てが有線で構築されていてもよいし、一部又は全てが無線LAN、Bluetooth(登録商標)、などの無線にて構築されていてもよい。また、PC10とプリンタ50との間の接続は、ネットワーク2に限られず、例えばシリアル通信でPC10とプリンタ間を一連に接続してもよい。
PC10ではOS(Operating System)及びプリンタドライバ30が動作すると共に文書作成ソフトなどの後述するアプリケーションソフトが動作する。PC10はプリンタドライバ30が動作する情報処理装置の一例である。したがって、PC10以外でもプリンタドライバ30が動作するのであれば、タブレット型端末、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルPC、ゲーム機器、カーナビゲーション端末、プロジェクタなどの投影装置、又は、電子黒板などでもよい。
プリンタ50は、PC10からの印刷指示に従って動作する画像形成装置である。印刷方式は、電子写真方式又は液滴吐出方式のどちらでもよいし、これら以外でもよい。また、プリンタ50は画像形成機能を有していれば、スキャナ機能、コピー機能、複写機能、FAX機能などの1つ以上を備えていてよく、スキャナ装置、コピー機、複写装置、FAX装置又は複合機などと呼ばれていてもよい。
サーバ70は、印刷データを蓄積する情報処理装置である。ユーザがプリンタドライバ30(本実施例では主に機種共通ドライバ)からジェネリックモードを選択して印刷指示するとサーバ70に印刷データが送信される。すなわち、ジェネリックモードがサーバ70のIPアドレスなどと紐づけられている。あるいは、ユーザがプリンタドライバ30からサーバ70を選択して印刷指示してもよい。なお、サーバ70の機能はプリンタA〜Cのいずれかが兼用することもできる。
図2では、説明の便宜上、PC10は1台、プリンタ50は3台のみを示すものであるが、PC10やプリンタ50の数はこれに限られず、PC10は複数台でもよく、プリンタ50は2台又は4台以上でもよい。
<<ハードウェア>>
(PC、サーバ)
図3は、PC10又はサーバ70のハードウェア構成図の一例を示す。PC10は、それぞれバス110で相互に接続されているCPU101、ROM102、RAM103、外部I/F104、通信装置105、入力装置106、ディスプレイI/F107及び記憶装置108を有する。CPU101は、OS、アプリケーションソフト、及び、プリンタドライバ30を記憶装置108から読み出して、RAM103を作業メモリにして実行する。
RAM103は必要なデータを一時保管する作業メモリ(主記憶メモリ)であり、ROM102はIPL(Initial Program Loader)やBIOSなどを記憶している。
外部I/F104はUSBケーブル等のケーブルや、可搬型の記憶媒体111を装着するインタフェースである。通信装置105は、LANカードやイーサネット(登録商標)カードであり、CPU101からの指示によりサーバ70やプリンタ50に印刷データを送信する。
入力装置106は、キーボード、マウスなど、ユーザの様々な操作指示を受け付けるユーザインタフェースである。タッチパネルや音声入力装置を入力装置とすることもできる。ディスプレイI/F107は、アプリケーションソフトが指示する画面情報に基づき所定の解像度や色数等でディスプレイ120(表示装置の一例)に画面を描画する。ディスプレイ120は、液晶や有機ELなどのFPD(Flat Panel Display)である。
記憶装置108は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの不揮発メモリを実体とし、OS、プリンタドライバ30、及び、アプリケーションソフトを記憶している。
記憶媒体111は、例えば、SDカードやUSBメモリ、CD−ROMなど不揮発性のメモリである。OS、アプリケーションソフト、及び、プリンタドライバ30は、記憶媒体111に記録された状態又はプログラム配信用のサーバからダウンロードされる態様で配布される。
(画像形成装置)
図4は、画像形成装置のハードウェア構成図の一例である。本図に示すように、この画像形成装置20は、コントローラ220とエンジン部212とがPCI(Peripheral Component Interface)バス216で接続された構成となる。
コントローラ220は、画像形成装置20全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御する制御装置である。 エンジン部212は、PCIバス216に接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ又は4ドラムカラープロッタを有する。さらに、原稿をスキャンするスキャナエンジンを有していてもよい。
なお、このエンジン部212には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ220は、CPU201と、ノースブリッジ(NB)203と、システムメモリ(MEM−P)202と、サウスブリッジ(SB)204と、ローカルメモリ(MEM−C)206と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)205と、ハードディスクドライブ(HDD)207とを有し、ノースブリッジ(NB)203とASIC205との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス214で接続した構成となる。
また、MEM−P202は、ROM202aと、RAM202bと、をさらに有する。
CPU201は、画像形成装置20の全体制御をおこなうものであり、NB203、MEM−P202およびSB204からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB203は、CPU201とMEM−P202、SB204、AGPバス214とを接続するためのブリッジであり、MEM−P202に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P202は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタ50の描画用メモリなどとして用いるシステムメモリである。ROM202aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM202bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタ50の描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB204は、NB203とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。 SB204は、PCIバスを介してNB203と接続されており、SB204には、ネットワークI/F215が接続される。
ASIC205は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス214、PCIバス、HDD207およびMEM−C206をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。
このASIC205は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC205の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C206を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部212との間でPCIバス216を介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。
このASIC205には、PCIバス216を介してFCU(Facsimile Control Unit)209、USB(Universal Serial Bus)210、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インタフェース211、及び、NFCリーダライタ213、が接続される。
操作表示部208はASIC205に直接接続されており、操作メニューを表示して操作内容を受け付ける。MEM−C206は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリである。HDD207は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
また、HDD207は、画像形成装置20で実行されるアプリケーションのライセンスファイルを保存する。
AGPバス214は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P202に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
NFCリーダライタ213は、非接触でICカード・ICタグと通信(データの書き込み・読み込み)を行うための装置である。NFCリーダライタ213は携帯端末10の近距離無線通信装置109の接近を検出すると、近距離無線通信装置109と通信して情報を読み取ったり書き込んだりする。なお、NFCリーダライタ213は画像形成装置20に内蔵されているほか、外付けされたものでもよい。
ネットワークI/F215は有線又は無線でLANなどのネットワークに接続する通信装置である。
<機能構成>
次に、図5を用いて、PC10,サーバ70及びプリンタ50の機能構成について説明する。図5は、PC10、サーバ70、及び、プリンタ50の機能ブロック図の一例である。
<<PCの各機能構成>>
PC10には、アプリケーションソフト11が搭載されている。アプリケーションソフト11は、プリンタドライバ30を呼び出してサーバ70又はプリンタ50に印刷要求するものであればよい。アプリケーションソフト11はアプリケーションソフト11に応じた機能を備えている。例えば、ワープロ機能、ブラウザ機能などであるがどのような機能を有していてもよい。
プリンタドライバ30は、アプリケーションソフト11が作成した文書データ(文書が記述されたものには限られず、印刷可能なすべてのデータをいう)やPC10の記憶装置108に記憶された文書データから印刷データを作成してサーバ70に送信する。この印刷データにはプリンタドライバで生成した印刷設定が含まれる。印刷データはPDL(Page Description Language)で記述されたものでもよいし、レンダリングされた画像データの形式でもよい。
また、プリンタ50が解釈可能なデータ形式にサーバ70が文書データのデータ形式を変換可能な場合や、文書データのデータ形式が変換されなくてもプリンタ50が文書データを解釈可能な場合がある。これらの場合、プリンタドライバ30は少なくともプリンタ50が解釈可能な印刷設定の生成を行えばよく、プリンタドライバ30は文書データのデータ形式の変換を必ずしも行わなくてもよい。このような文書データの形式としてPDF(Portable Document Format)が挙げられる。
PC10は、さらに通信部12を有し、プリンタドライバ30は、さらに印刷設定表示部31、機種情報管理部32、及び、描画部33を有している。プリンタドライバ30が有する各部及び通信部12は、図3に示されている各構成要素のいずれかが記憶装置108からRAM103上に展開されたプリンタドライバ30やOSに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
通信部12は、図3に示されているCPU101からの命令及び通信装置105によって実現され、ネットワーク2を介してサーバ70やプリンタ50と各種データの送受信を行う。
印刷設定表示部31は、図3に示されているCPU101からの命令及びディスプレイI/F107等によって実現され、ユーザがアプリケーションソフト11に対して文書の印刷操作を入力することで、印刷設定画面をディスプレイ120に表示する。ユーザは、印刷設定画面に対し、用紙サイズ、白黒/カラー、両面・集約・製本・変倍、ステープルやパンチ、部数等の印刷に関する印刷設定を行うことができる。印刷設定表示部31はユーザからの印刷設定を受け付ける。この印刷設定画面で表示される設定項目、各項目の選択肢(選択しうる値や範囲)、及び、機能間の禁則が、機種情報管理部32によって管理される。
機種情報管理部32は、次述するプリンタ機種情報3に基づいてプリンタ機種の設定可能項目、選択肢及び機能間の禁則などを管理する。詳細は図7で説明する。
描画部33は、印刷設定表示部31が受け付けた印刷設定を参照して、アプリケーションソフト11によって作成された印刷対象の文書データから印刷設定を反映した印刷データを作成する。印刷データには描画データ(例えばPDLデータ)と制御データ(例えばPJLの印刷コマンド)が含まれる。
<<サーバの各機能構成>>
サーバ70は、送受信部71、認証部72、及び記憶・読出部79を有している。サーバ70が有する各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが記憶装置108からRAM103上に展開されたサーバ用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、サーバ70は、図3に示されている記憶装置108によって構築される不揮発性記憶部7000を有している。不揮発性記憶部7000には印刷データ管理DB7001が構築されている。
不揮発性記憶部7000には、表1に示されているような印刷データテーブルによって構成されている印刷データ管理DB7001が構築されている。印刷データテーブルでは、登録日時にユーザID、印刷データID、及び、文書名が対応づけられている。登録日時は、ユーザがサーバ70に印刷データを登録した日時である。ユーザIDはユーザを一意に識別するための識別情報である。印刷データIDはサーバ70に登録された印刷データを一意に識別するための識別情報である。文書名はアプリケーションソフト11のファイル名であり、主にユーザがプリンタ50上で印刷データを選択する際に表示される。
(サーバの機能)
サーバ70の送受信部71は、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されている通信装置105等によって実現され、ネットワーク2を介してPC10やプリンタ50と各種データの送受信を行う。
認証部72は、図3に示されているCPU101からの命令等によって実現され、ユーザを認証する。例えば、印刷データの登録時及び印刷データのダウンロード時、PC10やプリンタ50はユーザIDとパスワードをサーバ70に送信する。認証部72はこのユーザIDとパスワードの組み合わせが、予め登録されているかどうかを判断することでユーザの認証が成立するか否かを判断する。
記憶・読出部79は、図3に示されているCPU101からの命令等によって実現され、不揮発性記憶部7000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部7000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<<プリンタの各機能構成>>
プリンタ50は、送受信部51、印刷データ取得部52、判定部53、メッセージ表示部54、印刷処理部55、操作受付部56、及び、記憶・読出部59を有している。プリンタ50が有する各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかがHDD207からRAM202b上に展開されたプリンタ用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能される手段である。
また、プリンタ50は、図4に示されているHDD207によって構築される不揮発性記憶部5000を有している。不揮発性記憶部5000にはプリンタ機種情報DB5001が構築されている。プリンタ機種情報DB5001には当該プリンタのプリンタ機種情報3が記憶されている。プリンタ機種情報3については図7にて説明する。
プリンタ50の送受信部51は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F215等によって実現され、ネットワーク2を介してPC10やサーバ70と各種データの送受信を行う。
印刷データ取得部52は、図4に示されているCPU201からの命令等により実現され、プリンタ50を操作するユーザの印刷データをサーバ70からダウンロードする。具体的には、ユーザが自分のユーザ名(又はユーザIDなどユーザを特定できる情報)を操作表示部208から選択又は入力することで、印刷データ取得部52がユーザIDをサーバ70に送信する。サーバ70はユーザIDに紐付いている印刷データをプリンタ50に送信する。あるいは、ユーザがプリンタ50にログインした場合、印刷データ取得部52はログイン時のユーザIDに基づき印刷データをサーバ70からダウンロードしてもよい。
判定部53は、図4に示されているCPU201からの命令等により実現され、印刷データに含まれる印刷設定とプリンタ機種情報DB5001のプリンタ機種情報3を比較して、当該プリンタ50で印刷が可能か否かを判定する。
メッセージ表示部54は、図4に示されているCPU201からの命令及び操作表示部208等により実現され、判定部53により当該プリンタ50で印刷が困難であると判定されると、メッセージなどでその旨を操作表示部208に表示する。
印刷処理部55は、図4に示されているCPU201からの命令及びエンジン部212などにより実現され、印刷データを用紙に印刷する。
操作受付部56は、図4に示されているCPU201からの命令及び操作表示部208等により実現され、操作表示部208に操作のための画面を表示し、また、ユーザのプリンタ50に対する操作を受け付ける。
記憶・読出部59は、図4に示されているCPU101からの命令等によって実現され、不揮発性記憶部5000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部5000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<<機種情報管理部について>>
続いて、図6、7を用いて機種情報管理部32について説明する。図6は、機種情報管理部32の機能ブロック図の一例を示す。機種情報管理部32は、機種情報生成部34、機種別機能情報保持部35及び記憶・読出部39を有している。
機種別機能情報保持部35は、図7に示すようなプリンタ機種ごとのプリンタ機種情報3を保持している。プリンタ機種情報3は、プリンタ機種が使用可能な設定項目(設定項目があることは該設定項目を使用する機能をプリンタ50が有することを意味する)、設定項目で選択可能な選択肢、オプション情報、及び、機能間の禁則情報が記載されている。
本実施例のプリンタドライバ30が機種共通プリンタである場合、機種別機能情報保持部35にはプリンタドライバ30が対応する複数のプリンタ50のプリンタ機種情報3が保持されている。図7では3つのプリンタ50(プリンタA〜C)のプリンタ機種情報3が保持されている。また、上記のように、ジェネリックモードも機種の1つとして扱われるので、ジェネリックモードのプリンタ機種情報3が記載されている。
機種情報生成部34はユーザ環境プリンタ機種保持部36及び生成方法受付部37を有している。ユーザ環境プリンタ機種保持部36はユーザがプリンタ50を使用する環境(例えば、職場などであり、以下、ユーザ環境という)のプリンタ50の機種リストを保持している。
生成方法受付部37は、ANDタイプ又はORタイプのどちらでユーザ機種情報5を生成するかという設定をユーザから受け付ける。
機種情報生成部34は、ユーザ環境プリンタ機種保持部36が保持している機種リストのプリンタ機種情報3を読み込みそれらを統合してユーザ機種情報5を生成する。上記の印刷設定表示部31はユーザ機種情報5に基づいて印刷設定画面を生成する。
記憶・読出部39は、機種別機能情報保持部35にプリンタ機種情報3を記憶したり、機種別機能情報保持部35に記憶されたプリンタ機種情報3を読み出したりする処理を行う。
<プリンタ機種情報>
図7は、機種別機能情報保持部35に保持されているプリンタ機種情報3の一例を示す図である。図7では、解像度、用紙サイズ、不定形サイズ、Staple及びPunchの設定項目401が図示されているが、これは説明の便宜上、一部の設定項目のみを示したものであり、プリンタ機種情報3が有する設定項目はこれらに限られない。
なお、Staple及びPunchはオプション情報の一例であり、プリンタ50にフィニッシャが接続されている場合にオプションとして設定可能な設定項目である。
また、各設定項目の下側に、それぞれのプリンタ機種で選択可能な選択肢402が格納されている。さらに、プリンタAとジェネリックモードでは、「左2つ(StapleがOffの時)」「右2つ(StapleがOffの時)」という禁則情報403が設定されている。
これらのプリンタ機種情報3は、プリンタドライバ30(機種共通ドライバ)のインストール時にプリンタドライバ30の構成ファイルの1つとしてインストールされるため、プリンタ機種情報3が有する個々の内容はインストール後に変更されることができない。
<プリンタ機種の選択>
図8は、PC10のディスプレイ120に表示される印刷設定画面501の一例である。機種選択欄502ではジェネリックモードが選択されている。したがって、図8では、汎用的な設定項目だけが表示される。
後述する処理によりユーザ機種情報5が生成されると、ユーザは機種選択欄502からユーザ機種情報5(又はユーザ機種情報5を意味するプリンタ機種)を選択できるようになる。ユーザ機種情報5はサーバ70のIPアドレスと紐づけられており、印刷データはサーバ70に蓄積される。このため、ユーザはユーザ環境に則したプリンタ機種情報3で印刷することができる。
<ユーザ環境のプリンタの特定>
図7ではプリンタA〜Cの3つのプリンタ機種情報3しか図示されていないが、機種共通ドライバが対応するプリンタ機種の数は4つ以上の場合も少なくない。これに対し、ユーザ環境で選択しうるプリンタ50が機種共通ドライバに登録されているものと一致するとは限らない。このため、プリンタドライバ30(又はユーザでもよい)はユーザ環境のプリンタ50を特定する必要がある。
以下では、プリンタドライバ30又はユーザがユーザ環境のプリンタ50を特定する3つの方法を説明する。
<<ネットワークに接続されているプリンタを検索>>
ユーザ環境プリンタ機種保持部36は、図2に示した印刷システム1の構成図などでPC10が接続されているネットワーク2から、ネットワーク2に接続されており通信可能なプリンタ50及びサーバ70を検出する。例えばPC10に設定されているサブネットマスクとIPアドレスからネットワークアドレスを求めて、このネットワークアドレスに含まれるIPアドレスを宛先にして応答を要求して応答の有無を判断する。応答があるIPアドレスの機器に対し、例えばMIBに記憶されているプリンタ機種名を要求する。これにより、応答した機器がプリンタ50であれば、ユーザ環境プリンタ機種保持部36はプリンタ機種名を取得できる。
ユーザ環境プリンタ機種保持部36は、取得したプリンタ機種名が、プリンタドライバ30がサポートしているプリンタ機種か否かを判断する。サポートしているプリンタ機種のプリンタ機種情報3は機種別機能情報保持部35に保持されているので、プリンタ機種名などをキーにすれば容易に判断できる。
このような作業により、ユーザ環境プリンタ機種保持部36はユーザ環境に存在するプリンタ機種を特定し、機種リストを生成することができる。機種リストはPC10から処理を要求可能な機種の一覧となる。したがって、機種情報生成部34は機種リストに登録されたプリンタ50のプリンタ機種情報3のみからユーザ機種情報5を生成する。
本実施例では、図2のネットワーク2に接続されているプリンタA、B、Cが機種リストに登録されたプリンタ50であるとして説明する。
<<ユーザがIPアドレスを指定する>>
ユーザ(この場合のユーザはアドミニストレータなどの管理者を含むユーザである)はユーザ環境に導入されているプリンタ50のIPアドレスを把握している場合が多い。IPアドレスはDHCPサーバによりプリンタ50に配布されるが、プリンタ50のIPアドレスは固定値が割り当てられるようにDHCPサーバに設定されている場合が多いためである。あるいは、各プリンタ50にIPアドレスが貼付されている場合もある。
したがって、ユーザ環境のプリンタ50のIPアドレスをユーザがPC10に入力することで、ユーザ環境プリンタ機種保持部36は入力されたIPアドレスのプリンタ50と通信することができる。
図9は、プリンタドライバ30がPC10に表示したプリンタ50のIPアドレス入力画面510の一例を示す。ユーザはIPアドレス入力欄511にユーザ環境にある全てのプリンタ50のIPアドレスを入力する。あるいは、プリンタ後決め印刷で使用したいプリンタ50のIPアドレスだけを入力してもよい。
ユーザ環境プリンタ機種保持部36は入力されたIPアドレスのプリンタ50からプリンタ機種名などを取得して、サポートしているプリンタ機種か否か(機種別機能情報保持部35に保持されているか否か)を判断する。サポートしているプリンタ機種であれば、そのプリンタ機種を機種リストに登録する。これにより、ユーザ環境に存在するプリンタ50の機種リストを生成することができる。
<<ユーザがプリンタ機種を指定する>>
ユーザはユーザ環境に導入されているプリンタ50のプリンタ機種を把握している。したがって、ユーザがユーザ環境にある全てのプリンタ50のプリンタ機種又はプリンタ後決め印刷で使用したいプリンタ50のプリンタ機種を指定すれば、ユーザ環境プリンタ機種保持部36は機種リストを生成できる。
図10は、プリンタドライバ30がPC10のディスプレイ120に表示したプリンタ機種入力画面520の一例を示す。プリンタ機種入力画面520はプリンタ機種欄521と選択欄522を有する。選択欄522にはプリンタ機種に対応したチェックボックス523が表示される。
ユーザ環境プリンタ機種保持部36は、機種別機能情報保持部35に保持されているプリンタ機種をプリンタ機種欄521に表示する。ユーザは、プリンタ機種欄521のプリンタ機種のうち、ユーザ環境にあるプリンタ50のプリンタ機種又はプリンタ後決め印刷で使用したいプリンタ50のプリンタ機に対応しているチェックボックス523をチェックする。
チェックボックス523がチェックされたプリンタ機種をユーザ環境プリンタ機種保持部36が取得することで、ユーザ環境に存在するプリンタ50の機種リストを生成することができる。
<ANDタイプ、ORタイプの設定>
続いて、機種情報生成部34がANDタイプ又はORタイプのどちらでユーザ機種情報5を生成するかの設定を生成方法受付部37が受け付ける方法について説明する。
図11(a)はAND・OR設定画面530の一例を示す図である。AND・OR設定画面530ではラジオボタン531にそれぞれANDとORが対応づけて表示されている。ユーザは2つのラジオボタン531のうちいずれかを押下するなどして選択する。生成方法受付部37はAND又はORの設定を受け付け生成設定データ37aとして保存する。
また、図11(b)に示すように、ユーザ機種情報5の生成方法をユーザが機能(設定項目)ごとに設定可能でもよい。この場合、生成方法受付部37はユーザ環境プリンタ機種保持部36が保持する機種リストのプリンタ機種情報3を機種別機能情報保持部35から読み出す。そして、読み出したすべてのプリンタ機種情報3から重複しないように設定項目を取り出す。この設定項目にANDとORのラジオボタン532を対応づけることで機能ごとのAND・OR設定画面530を表示できる。
生成方法受付部37は設定項目毎にAND又はORの設定を受け付け生成設定データ37aとして保存する。したがって、ユーザは設定項目によってANDタイプ又はORタイプのタイプが異なるユーザ機種情報5をプリンタドライバ30に生成させることができる。
また、図11(a)(b)のようなユーザインタフェースを用いたANDタイプ又はORタイプの設定の他、テキストデータでANDタイプ又はORタイプをユーザが設定してもよい。
図11(c)はANDタイプ又はORタイプを指定するテキストデータの一例を示す。図11(c)では設定項目ごとにAND又はORが記述されている。生成方法受付部37が例えば設定項目が記述されたテキストデータを用意すれば、ユーザはAND又はORを記述するだけで、ANDタイプ又はORタイプを設定できる。また、生成方法受付部37が設定項目ごとにAND又はORを初期設定として記述しておいて、ユーザが適宜編集してもよい。このテキストデータが生成設定データ37aとなる。
この設定方法であれば、プリンタ50のメーカなどはユーザインタフェースを用意する必要がなくコスト増を抑制できる。
<設定項目ごとの使用の有無の設定>
ユーザが日常的にプリンタ50を用いて印刷する場合、ほとんど使用しない設定項目も少なくない。プリンタ後決め印刷ではさらに使用しない設定項目が増えることも考えられる。したがって、ユーザ機種情報5から生成される印刷設定画面において、ユーザが使用する設定項目のみを印刷設定表示部31が表示すれば、ユーザが使いやすい印刷設定画面を提供できる。そこで、印刷設定画面でプリンタドライバが表示する設定項目をユーザが選択可能であることが好ましい。
図12(a)は機能使用指定画面550の一例を示す図である。機能使用指定画面550には設定項目に対しそれぞれチェックボックス551が対応づけられている。ユーザは使用する設定項目のチェックボックス551だけをチェックすることで、印刷設定表示部31はチェックされた設定項目だけを含む印刷設定画面を表示する。ユーザの設定内容は使用設定データ37bとして記録される。
なお、図12(a)の設定項目は、機種リストのプリンタ50のプリンタ機種情報3のうち重複しない設定項目である。
設定項目ごとの使用の有無の設定は、図12(a)のようにユーザがユーザインタフェースを介して設定するテキストデータで行われてもよい。図12(b)は設定項目ごとに使用の有無が設定されたテキストデータの一例を示す。生成方法受付部37が例えば設定項目が記述されたテキストデータを用意すれば、ユーザは使用する又は使用しないと記述するだけで、設定項目ごとの使用の有無を設定できる。また、生成方法受付部37が設定項目ごとに使用する又は使用しないを初期設定として記述しておいて、ユーザが適宜編集してもよい。このテキストデータが使用設定データ37bとなる。
<ユーザ機種情報の生成>
続いて、図13〜16を用いてプリンタ機種情報3の統合によるユーザ機種情報5の生成について説明する。なお、機種リストにはプリンタA,B、Cの3つのプリンタ50が登録されているとする。また、ユーザは使用しない設定項目を使用設定データ37bに設定していないものとする。
<<ANDタイプ>>
図13はプリンタ機種情報3とこのプリンタ機種情報3から生成されたANDタイプのユーザ機種情報5の一例を示す図である。機種情報生成部34は、各プリンタ機種情報3から共通の選択肢を設定項目401ごとに取り出す。したがって、「解像度 600」「用紙サイズ A4 A5 B5 Letter」「不定形サイズ 幅120〜200 長さ100〜300」「Staple Off 左上」「Punch Off」のユーザ機種情報5が生成される。
ユーザ環境のプリンタ本体に処理する能力がなければ、ユーザがPC10上で選択しプリンタドライバ30が印刷データを生成してもプリンタ50が印刷することができない。これを防止するため、ユーザはユーザ機種情報5の生成の際にANDタイプを指定することで、プリンタA〜Cが共通で有している選択肢のみを印刷設定画面で表示させることができる。
<<ORタイプ>>
図14はプリンタ機種情報3とこのプリンタ機種情報3から生成されたORタイプのユーザ機種情報5の一例を示す図である。機種情報生成部34は、各プリンタ機種情報3のすべての選択肢を重複しないように設定項目ごとに取り出す。したがって、「解像度 300 600 1200」「用紙サイズ A3 A4 A5 B4 B5 Letter はがき 封筒」「不定形サイズ 幅50〜300 長さ50〜1000」「Staple Off 左上 右上 左2つ 右2つ 中央2つ(針表)、中央2つ(針裏)」「Punch Off 左2つ(StapleがOffの時) 右2つ(StapleがOffの時)」のユーザ機種情報5が生成される。
ユーザ環境に1台でも機能を有するプリンタ50が存在すれば、ユーザは該機能を用いて印刷物を出力することが可能である。このため、ユーザによっては、ユーザ環境のプリンタ50が印刷可能な選択肢の全てをPC10上で選択可能にしておきたいと考える場合がある。この場合、ユーザはORタイプを指定することで、プリンタA〜Cのいずれかが有している選択肢を印刷設定画面で表示させることができる。
<<設定項目(機能)ごとにAND・ORが設定されたユーザ機種情報>>
図15は、設定項目(機能)ごとにAND・ORが設定された場合に生成されたユーザ機種情報5の一例を示す。機種情報生成部34は、生成方法受付部37が受け付けたAND又はORの設定を設定項目ごとに生成設定データ37aから読み出す。例えば、解像度、Staple、PunchがAND、用紙サイズと不定形サイズがORとして設定されているものとする。
生成設定データ37aにANDが設定されている設定項目では、機種情報生成部34は各プリンタ機種情報3から共通の選択肢を取り出す。生成設定データ37aにORが設定されている設定項目では、機種情報生成部34は各プリンタ機種情報3からすべての選択肢を重複しないように取り出す。
したがって、「解像度 600」「用紙サイズ A3 A4 A5 B4 B5 Letter はがき 封筒」「不定形サイズ 幅50〜300 長さ50〜1000」「Staple Off 左上」「Punch Off」のユーザ機種情報5が生成される。
ユーザ環境に1台でも機能を有するプリンタ50が存在すれば、ユーザは該機能を用いて印刷物を出力することが可能であるが、最終的にはユーザが選択したプリンタ50が有する機能でしか印刷することができない。そこで、各ユーザはユーザにとって重要度の高い選択肢がある設定項目だけをOR設定(第2設定の一例)にしておき、それ以外はAND設定(第1設定の一例)にしておく。これにより、ユーザは重要度の高い選択肢を活用して印刷設定でき、それ以外の設定項目はどのプリンタ50でも出力できる選択肢を使用して印刷設定できる。
<<処理手順>>
図16は、ユーザ環境に則したユーザ機種情報5を機種情報生成部34が生成する手順を示すフローチャート図の一例である。図16の処理はPC10の起動時や印刷の直前などに行われる。
まず、ユーザ環境プリンタ機種保持部36はユーザ環境に存在するプリンタ機種の機種リストを決定する(S10)。機種リストは予め作成しておいてもよい。しかし、ユーザ機種情報5の生成のたびに作成することで、実際のユーザ環境と一致した機種リストを生成できる。
次に、機種情報生成部34は、機種リストのプリンタ機種情報3を読み出す(S20)。そして、プリンタ機種情報3から、設定項目ごとに選択肢の一覧を生成する(S30)。
なお、ステップS20,S30の処理は機種リストのすべてのプリンタ機種情報3について繰り返し行われる。
次に、機種情報生成部34は、使用設定データ37bを参照して、設定項目ごとにユーザが使用すると設定したか否かを判定する(S40)。使用しないと設定されている設定項目では、印刷設定画面で表示されないので何もしない。
使用すると設定されている設定項目について、機種情報生成部34は生成設定データ37aを参照して、AND設定かOR設定かを判定する(S50)。
AND設定の設定項目の場合、機種情報生成部34はすべてのプリンタ機種情報3に共通の選択肢を取り出す(S60)。
OR設定の設定項目の場合、機種情報生成部34はすべてのプリンタ機種情報3から重複しないように選択肢を取り出す(S70)。
機種情報生成部34は、ステップS40〜S70の処理を、すべての設定項目に繰り返し行う。以上のような処理により、図13〜15で説明したユーザ機種情報5が得られる。
<プリンタにおける印刷>
続いて、図17を用いて、ユーザが印刷データをユーザ環境の任意のプリンタ50で印刷する際のプリンタ50の処理について説明する。図17はプリンタの操作表示部に表示される印刷データ一覧画面560の一例を示す。
図17(a)は印刷データ一覧画面560の一例を示す。印刷データ一覧画面560には、ユーザがサーバ70からダウンロードした自分の印刷データの一覧が表示される。図17(a)の印刷データ一覧画面560では印刷データリスト561、削除ボタン562、条件変更ボタン563、及び、OKボタン564が表示されている。印刷データリスト561はユーザから印刷データの選択を受け付ける。削除ボタン562はユーザが選択した印刷データを削除するためのボタンである。条件変更ボタン563はユーザが印刷設定を変更するためのボタンである。OKボタン564は印刷データの印刷を実行するためのボタンである。
ユーザが印刷データリスト561から印刷対象の印刷データを選択すると、操作受付部56が選択を受け付け選択された印刷データを例えば反転表示させる。この段階(又はOKボタン564を押下した段階でもよい)で、判定部53は印刷データに含まれる印刷設定とプリンタ機種情報3を比較する。例えば、A3の印刷設定が含まれているが、プリンタ機種情報3ではA3が選択肢にない場合、判定部53がこれを検出する。このように、印刷データに含まれる印刷設定とプリンタ機種情報3に齟齬が生じた場合、メッセージ表示部54は操作表示部208にメッセージを表示する。
図17(b)はメッセージ565が表示された印刷データ一覧画面560の一例を示す。図17(b)には「印刷設定に含まれるA3の用紙サイズに対応していません」というメッセージ565が表示されている。
したがって、ユーザはメッセージ565を参照して、操作しているプリンタ50では印刷データの作成時に設定した印刷設定で印刷できないことを把握できる。ユーザが例えばキャンセルボタン566を押下した場合、図17(a)の印刷データ一覧画面560に戻る。この場合、ユーザは条件変更ボタン563で印刷設定を変更できる(プリンタ50が有する機能以外には変更できない)。また、ユーザが例えば強制印刷ボタン567を押下した場合、印刷処理部55は強制的に印刷データを印刷する。例えば、A3サイズの印刷データをA4サイズに縮小したり、2枚に分けて出力する。また、解像度に関して印刷設定とプリンタ機種情報3に齟齬が生じた場合、印刷処理部55は印刷設定に最も近い解像度で印刷する。StapleやPunchに関して印刷設定とプリンタ機種情報3に齟齬が生じた場合、Offするか又は予め定められた位置でStapleやPunchする。あるいは、ユーザに選択可能なStapleやPunchの位置を提示してもよい。
このように、プリンタ50がメッセージ565を表示することで、特にORタイプのユーザ機種情報5が生成されている場合に、ユーザが適切な対応を取ることができる。
以上説明したように、本実施例のプリンタドライバ30(機種共通ドライバ)は、ユーザ機種情報5を作成することで、ユーザ環境に則した印刷設定画面をユーザに提供できる。したがって、プリンタ後決め印刷において、ユーザはどのプリンタ50をも選択することもでき(ANDタイプの場合)、又は、一部のプリンタ50しか有さない機能を持つプリンタ50を選択して印刷できる(ORタイプの場合)。
なお、印刷設定画面では、現在の印刷設定画面がANDタイプ又はORタイプのどちらに基づいて表示されているかが設定項目ごとに表されていてもよい。ユーザはORタイプの設定項目に関して印刷するプリンタ50を選定する必要があることを把握できる。
また、ユーザ操作により、リアルタイムにANDタイプとORタイプを切り替えて印刷設定画面を表示させることが可能であってもよい。このような印刷設定画面は、機種情報生成部34が設定項目ごとにANDタイプとORタイプのユーザ機種情報5を両方とも作成しておくことで実現できる。
本実施例では、プリンタドライバ(機種共通ドライバ)30に後からユーザがプリンタ機種情報3を追加した場合のユーザ機種情報5について説明する。
ユーザは機種共通ドライバのインストール後に機種共通ドライバにプリンタ機種情報3を追加することができる。すなわち、機種共通ドライバを再インストールすることなく、機種共通ドライバがサポートするプリンタ機種を増やすことができる。
図18はPC10に表示されたプリンタ機種情報3の追加画面570を示す図である。ユーザは機種共通ドライバに対し所定の操作を行うことで図18の追加画面570を表示させる。追加画面570は、プリンタ機種の一覧表示欄571を有している。一覧表示欄571には、所定のフォルダに存在するプリンタ機種情報3の一覧が表示される。ユーザは追加するプリンタ機種情報3に対応づけられているチェックボックス572をチェックして、アップデートボタン573を押下する。これにより、機種別機能情報保持部35に新しくプリンタ機種情報3が追加される。
図19は、機種別機能情報保持部35に保持されているプリンタ機種情報3の一例を示す図である。図19では、プリンタZのプリンタ機種情報3aが機種別機能情報保持部35に保持されている。機種情報生成部34は追加されたプリンタ機種情報3aを区別することなくユーザ機種情報5を生成する。したがって、ユーザ環境にプリンタ50が導入された場合、機種共通ドライバを再インストールすることなくプリンタ機種情報3を追加でき、プリンタ後決め印刷においても、PC10は新たなプリンタが導入されたユーザ環境に則した印刷設定画面を表示できる。
本実施例では、ポイントアンドプリント(Point & Print)という仕組みを用いてプリンタドライバ30がインストールされる場合に、プリンタドライバ30が生成するユーザ機種情報5について説明する。
まず、図20を用いてポイントアンドプリントについて簡単に説明する。図20はポイントアンドプリントによりインストールされるプリンタドライバ30を説明する図の一例である。
ポイントアンドプリントは、特定のOSによって提供される仕組みで、ユーザがPC10に直接、プリンタドライバ30をインストールしなくても、PC10がプリンタ50へ接続できる仕組みである。プリンタドライバ30は、サーバPC80にインストールされサーバPC80からPC10に自動的にダウンロードされる。なお、特定のOSは例えばWindows(登録商標。以下、省略する)シリーズであり、サーバPC80ではサーバ用のWindowsが動作しており、PC10ではクライアント用のWindowsが動作している。
ポイントアンドプリントでは、PC10とサーバPC80がRPC(リモートプロシージャコール)で接続することで、サーバPC80とPC10のプリンタドライバ30に関する設定が同期される(RPC接続でなくSMB(サーバーメッセージブロック)で接続してもよい。)。すなわち、サーバPC80からPC10にプリンタドライバ30がダウンロードされ、プリンタドライバ30がアップデートされるとPC10はサーバPC80から自動的に更新プログラムを受け取る。また、サーバPC80でプリンタドライバ30やプリンタ50の設定が更新されると、PC10は新しい設定を自動的に受け取る。
なお、ポイントアンドプリントではPC10がレンダリングするクライアントサイドレンダリングと、PC10はレンダリングせず、サーバPC80がレンダリングを行うサーバサイドレンダリングがある。しかし、本実施例ではどちらがレンダリングしても支障はない。
図21は、ポイントアンドプリントにおけるサーバPC80とPC10の間のプリンタ機種情報3の同期について説明する図の一例である。以下、同期の流れを順番に説明する。
(1)サーバPC80にプリンタドライバ30がインストールされる。
(2)サーバPC80にプリンタドライバ30がインストールされると、ポイントアンドプリントによりPC10のOSがサーバPC80と通信してPC10にもプリンタドライバ30をインストールする。
(3)サーバPC80はユーザ環境に則したユーザ機種情報5を生成する。このようなプリンタ機種情報3はプリンタドライバ30が使用するレジストリ81に記憶されるので、同期の対象となる。
(4)PC10のOSはサーバPC80と通信してレジストリ情報(ユーザ機種情報5)をPC10のレジストリ81にコピーする。
(5)ユーザが印刷するためにPC10で印刷設定画面を表示させる場合、PC10の印刷設定表示部31はユーザ機種情報5に基づいて印刷設定画面を表示する。印刷設定画面で設定された印刷設定はDevModeの形式でレジストリ81に保存される。
(6)描画部33はレジストリ81から印刷設定を読み出して印刷データを作成する。
したがって、ポイントアンドプリントにおいてもサーバPC80に存在するプリンタ機種情報3は、PC10も保持することになるため、プリンタドライバ30は実施例1と同様にユーザ機種情報5を生成できる。また、「プリンタ後決め印刷」では、サーバ70が印刷データをプリンタ50に送信するため、サーバ70に接続されている(サーバ70から印刷可能な)プリンタ50の情報が必要である。仮に、PC10がサーバ70に接続されているプリンタ50の検索等を行えないために、サーバ70を介して印刷可能なプリンタ50を把握できなかったとしても、ポイントアンドプリントの仕組みにより、サーバ70から印刷可能なプリンタ50の情報を取得した上でユーザ機種情報5を生成することができる。
また、ポイントアンドプリントでインストールされるプリンタドライバ30は、サーバPC80のレジストリの情報とPC10のレジストリを常時、同期することが可能である。これにより、サーバ70と接続されたプリンタ50が増減したり、変更された際に、現在、印刷可能なプリンタ50の情報をPC10が取得することができる。
プリンタドライバ30はユーザ機種情報5に基づき印刷設定画面を表示できる。また、サーバPC80にプリンタ機種情報3が追加された場合も、実施例2と同様に追加されたプリンタ機種情報3を用いてユーザ機種情報5が生成される。したがって、プリンタドライバ30はプリンタドライバ30のインストール形式に影響されずに、ユーザ機種情報5を生成できる。
なお、本実施例のOSは、必ずしもWindows系のOSでなくてもよく、本実施形態のプリンタドライバ30が利用するWindowsと同等の機能を提供するOSであればよい。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態ではPCがユーザ機種情報5を作成したが、実施例3に示すようにサーバ70がユーザ機種情報5を作成することもできる。この場合、サーバ70がネットワーク2を介して接続しているプリンタ50の機種リストを作成する。また、サーバ70は作成したユーザ機種情報5を各PC10に配信する。
また、例えば、サーバ70は複数のサーバに分散して搭載されていてもよいし、サーバ70が複数あってもよい。
また、図5、6などの構成例は、PCの処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。PC10及びプリンタ50の処理は、処理内容に応じてさらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。
また、各図5、6などの構成に示した各機能はソフトウェアにより実現される他、ICなどのハードウェアにより実現されてもよい。
また、本実施形態ではプリンタドライバ30を例にして説明したが、本実施形態はPC−FAXドライバにも同様に適用できる。
1 印刷システム
3 プリンタ機種情報
5 ユーザ機種情報
10 携帯端末
11 アプリケーションソフト
30 プリンタドライバ
31 印刷設定表示部
32 機種情報管理部
34 機種情報生成部
35 機種別機能情報保持部
36 ユーザ環境プリンタ機種保持部
37 生成方法受付部
50 プリンタ
70 サーバ
特開2013-131126号公報

Claims (10)

  1. 異なる機種の機器に対して処理を要求可能なプログラムであって、
    情報処理装置を、
    前記プログラムが対応する複数の機種のうち前記情報処理装置から処理を要求可能な機種を示す機種リストを取得する取得手段と、
    前記プログラムが対応する機種が備える機能情報が機種ごとに記憶された記憶手段から前記機種リストの前記機能情報を読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した複数の前記機能情報を統合して統合機能情報を生成する機能情報生成手段と、
    前記機能情報生成手段が生成した前記統合機能情報を用いてユーザの設定を受け付ける設定画面を作成する設定画面作成手段と、として機能させるプログラム。
  2. 前記機能情報生成手段は、前記機能情報に登録されている機種の機能のうち複数の前記機能情報に共通に存在する機能を取り出すことで前記統合機能情報を生成するか、又は、
    複数の前記機能情報に1つでも登録されている機能を重複しないように取り出すことで前記統合機能情報を生成する請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記機能情報には項目ごとに分かれて機種の機能が登録されており、
    前記機能情報生成手段は、前記項目ごとに第1設定又は第2設定のどちらかが設定された生成設定データを参照し、
    前記第1設定が設定された前記項目については前記機能情報に登録された機種の機能のうち複数の前記機能情報に共通に存在する機能を取り出し、前記第2設定が設定された前記項目については複数の前記機能情報に1つでも登録されている機能を重複しないように取り出すことで前記統合機能情報を生成する請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記情報処理装置を、さらに、
    前記機能情報に登録された機種の機能のうち複数の前記機能情報に共通に存在する機能を取り出すか、又は、複数の前記機能情報に1つでも登録されている機能を重複しないように取り出すかの設定を受け付ける第1の設定受付手段として機能させる請求項2又は3に記載のプログラム。
  5. 前記機能情報には項目ごとに分かれて機種の機能が登録されており、
    前記情報処理装置を、さらに、前記読出手段が読み出した複数の前記機能情報に含まれる前記項目を重複しないように取り出して表示装置に表示して、前記項目ごとに前記統合機能情報を生成するか否かの設定を受け付ける第2の設定受付手段として機能させ、
    前記機能情報生成手段は、前記第2の設定受付手段が前記統合機能情報を生成するという設定を受け付けた前記項目についてのみ前記統合機能情報を生成する請求項3に記載のプログラム。
  6. 前記取得手段は、前記記憶手段に前記機能情報が記憶されている複数の機種のうち、通信できた機種を前記機種リストとして保持するか、
    前記記憶手段に前記機能情報が記憶されている複数の機種のうち、ユーザにより入力されたIPアドレスを宛先にして通信した際に応答した機種を前記機種リストとして保持するか、
    又は、
    前記記憶手段に前記機能情報が記憶されている機種の一覧を表示装置に表示し、ユーザから選択を受け付けた機種を前記機種リストとして保持する請求項1〜5いずれか1項に記載のプログラム。
  7. 前記読出手段は前記機能情報の追加を受け付けて、前記プログラムが対応する前記機種の機能情報と共に前記記憶手段に追加された前記機能情報を記憶させ、
    前記機能情報生成手段は、前記記憶手段に記憶されている複数の前記機能情報及び追加された前記機能情報を統合して前記統合機能情報を生成する請求項1〜6いずれか1項に記載のプログラム。
  8. 異なる機種の機器に対して処理を要求可能なプログラムが動作する情報処理装置であって、
    前記プログラムが対応する複数の機種のうち前記情報処理装置から処理を要求可能な機種を示す機種リストを取得する取得手段と、
    前記プログラムが対応する機種の機能情報が機種ごとに記憶された記憶手段から前記機種リストの前記機能情報を読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した複数の前記機能情報を統合して前記統合機能情報を生成する機能情報生成手段と、
    前記機能情報生成手段が生成した前記統合機能情報を用いてユーザの設定を受け付ける設定画面を作成する設定画面作成手段と、を有する情報処理装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載されたプログラムを記憶する情報処理装置により読み取り可能な記憶媒体。
  10. 異なる機種の機器に対して処理を要求可能なプログラムが動作する情報処理装置により行われる画面作成方法であって、
    前記プログラムが対応する複数の機種のうち前記情報処理装置から処理を要求可能な機種を示す機種リストを取得する保持ステップと、
    前記プログラムが対応する機種の機能情報が機種ごとに記憶された記憶手段から前記機種リストの前記機能情報を読み出す読出ステップと、
    前記読出ステップにより読み出された複数の前記機能情報を統合して統合機能情報を生成する機能情報生成ステップと、
    前記機能情報生成ステップにより生成された前記統合機能情報を用いてユーザの設定を受け付ける設定画面を作成する設定画面作成ステップと、とを有する画面作成方法。
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