JP2016170047A - 原子炉圧力容器内水位推定装置および原子炉圧力容器内水位推定方法 - Google Patents

原子炉圧力容器内水位推定装置および原子炉圧力容器内水位推定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016170047A
JP2016170047A JP2015049980A JP2015049980A JP2016170047A JP 2016170047 A JP2016170047 A JP 2016170047A JP 2015049980 A JP2015049980 A JP 2015049980A JP 2015049980 A JP2015049980 A JP 2015049980A JP 2016170047 A JP2016170047 A JP 2016170047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water level
pressure vessel
reactor pressure
reactor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015049980A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6659225B2 (ja
Inventor
誠悟 佐藤
Seigo Sato
誠悟 佐藤
裕行 竹内
Hiroyuki Takeuchi
裕行 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2015049980A priority Critical patent/JP6659225B2/ja
Publication of JP2016170047A publication Critical patent/JP2016170047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6659225B2 publication Critical patent/JP6659225B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

【課題】原子炉施設の事故時に運転員の負荷を低減しながら原子炉水位を監視する。
【解決手段】実施形態によれば、原子炉圧力容器内水位推定装置20は、原子炉圧力容器の水位の時間的変化を推定する。原子炉圧力容器内水位推定装置20は、崩壊熱Qを決定する崩壊熱決定部22と、注水の密度ρinおよびエンタルピHinを決定する注水状態量決定部23と、注水質量流量Winを決定する注水流量決定部24と、飽和状態の状態量を決定する飽和状態量決定部25と、崩壊熱Qと注水質量流量WinとエンタルピHinと飽和水エンタルピHfおよび蒸発潜熱Hfgから蒸気発生量Wgを算出する蒸気発生量算出部27と、注水質量流量Win、蒸気発生量Wgおよび飽和水密度ρsに基づいて原子炉圧力容器内推定水位を決定する水位決定部28を有する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、原子炉圧力容器内の水位の時間的変化を推定する原子炉圧力容器内水位推定装置および原子炉圧力容器内水位推定方法に関する。
一般に,沸騰水型原子炉(BWR)における原子炉水位計測方法としては、差圧を利用して水位を計測する技術が用いられている。この方法は、原子炉圧力容器の上部および下部に計測用ノズルを設け、上部側は気相部に連通し下部側は液相部に連通する差圧計で差圧を計測することによって水位を計測するものである。この場合、上部側計測ノズルから差圧計に至るラインには凝縮槽を設け蒸気を凝縮させ差圧計までの計装配管を凝縮水で満たすことにより計装配管内水位変動事象を回避し、実水位の変動による下部側ノズル部の圧力変化により差圧の変化を得て原子炉水位変化を測定している。
特開平10−274554号公報
原子炉水位、すなわち原子炉圧力容器内の水位は、原子炉施設の安全運転に直接関係するプロセス量であり、常時監視が求められる。原子炉施設の苛酷事故時においては、上述した差圧計の故障や、減圧時の沸騰による凝縮槽内の水の蒸発等で水位の計測ができなくなり、原子炉水位を監視できない状況に陥る可能性がある。実際に、重大事故時に、凝縮槽内の水の蒸発によって差圧式水位計が計測不能になり、原子炉水位の監視ができなくなった例がある。
また,たとえば、日本国内においても、重大事故等に対処するために監視することが必要なパラメータを計測することが困難となった場合において当該パラメータを推定するために有効な情報を把握できる設備を設けなければならない、旨が定められている。このように、原子炉水位が計測できない場合に、代替パラメータによる推定手段を整備することが求められている。
よって、原子炉施設の事故時において、運転員は上述のように原子炉水位が測定できなくなった場合や、原子炉内への注水量に対して原子炉水位指示の上昇量が小さく原子炉圧力容器から水が漏れている疑いがある場合等には、原子炉水位以外の原子炉圧力、注水量、注水温度等のパラメータから原子炉水位の推定を行う。しかし、緊急性を要する事故対応時おいて、運転員が時々刻々と変化する各パラメータを収集し手計算により水位を算出することは困難を伴う。
本発明の実施形態はこのような事情を考慮してなされたものであり、水位計による水位測定とは別に、原子炉水位の監視を可能とすることを目的とする。
上述の目的を達成するため、本実施形態は、炉心を収納して注水が流入し蒸気が流出する原子炉圧力容器に設けられた圧力計による圧力測定値、前記注水を導く注水配管に設けられた温度計による温度測定値および流量計による体積流量測定値それぞれの出力に基づいて、前記原子炉圧力容器の冷却水の水位の時間的変化を推定する原子炉圧力容器内水位推定装置であって、原子炉停止系動作信号を受けて以降の時間について前記炉心から発生する崩壊熱Qを決定する崩壊熱決定部と、前記注水の温度の測定値に基づいて前記注水の密度ρinおよびエンタルピHinを決定する注水状態量決定部と、前記注水の体積流量測定値Vと密度ρinに基づいて注水質量流量Winを決定する注水流量決定部と、前記圧力計の測定値に基づいて前記原子炉圧力容器内の液相における保有水の飽和水エンタルピHf、飽和水密度ρs、および蒸発潜熱Hfgを決定する飽和状態量決定部と、前記崩壊熱Qと、前記注水質量流量Winと、前記エンタルピHinと、前記飽和水エンタルピHfおよび蒸発潜熱Hfgとから前記蒸気の蒸気発生量Wgを算出する蒸気発生量算出部と、前記注水質量流量Win、前記蒸気発生量Wgおよび前記飽和水密度ρsとに基づいて前記原子炉圧力容器内の推定水位を決定する水位決定部と、を備えることを特徴とする。
また、本実施形態は、炉心を収納して注水が流入し蒸気が流出する原子炉圧力容器に設けられた圧力計による圧力測定値、前記注水を導く注水配管に設けられた温度計による温度測定値および流量計による体積流量測定値それぞれの出力に基づいて、前記原子炉圧力容器内の冷却水の水位の時間的変化を推定する原子炉圧力容器内水位推定方法であって、崩壊熱決定部が、原子炉停止系動作信号を受けて以降の時間について前記炉心から発生する崩壊熱Qを決定する崩壊熱決定ステップと、注水状態量決定部が、前記注水の体積流量測定値Vと密度ρinに基づいて注水質量流量Winを決定する注水状態量決定ステップと、飽和状態量決定部が、前記圧力計の測定値に基づいて前記原子炉圧力容器内の液相における保有水の飽和水エンタルピHf、飽和水密度ρs、および蒸発潜熱Hfgを決定する飽和状態量決定ステップと、蒸気発生量算出部が、前記崩壊熱Qと、前記注水質量流量Winと、前記エンタルピHinと、前記飽和水エンタルピHfおよび蒸発潜熱Hfgとから前記蒸気の蒸気発生量Wgを算出する蒸気発生量算出ステップと、水位決定部が、前記注水質量流量Win、前記蒸気発生量Wgおよび前記飽和水密度ρsとに基づいて前記原子炉圧力容器内の推定水位を決定する水位決定ステップと、を有することを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、水位計による水位測定とは別に、原子炉水位の監視を可能とすることが可能となる。
第1の実施形態に係る原子炉圧力容器内水位推定装置を含む原子炉圧力容器まわりの構成を示す縦断面図である。 第1の実施形態に係る原子炉圧力容器内水位推定装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る原子炉圧力容器内水位推定装置の崩壊熱決定部の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る原子炉圧力容器内水位推定装置の注水状態量決定部の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る原子炉圧力容器内水位推定装置の飽和水状態決定部の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る原子炉圧力容器内水位推定装置の蒸気発生量算出部および水位決定部の内容を示すブロック図である。 原子炉水位の計測値と推定値のトレンド表示の画面表示の例を示す図である。 原子炉水位の計測値に基づく推定値の補正の方法を説明するための概念的なグラフである。 第1の実施形態に係る原子炉圧力容器内水位推定方法の手順を示すフロー図である。 第2の実施形態に係る原子炉圧力容器内水位推定装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る原子炉圧力容器内水位推定装置の構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る原子炉圧力容器内水位推定装置および原子炉圧力容器内水位推定方法について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
以下、BWRの原子炉施設を例にとって、本実施形態を説明する。図1は、第1の実施形態に係る原子炉圧力容器内水位推定装置を含む原子炉圧力容器まわりの構成を示す縦断面図である。炉心1を収納する原子炉圧力容器2が設けられ、原子炉圧力容器2の外側には、原子炉圧力容器2を収納する原子炉格納容器3が設けられている。
原子炉圧力容器2の内部には、冷却材5が内包されている。冷却材5は、液相部5aと気相部5bに分かれている。原子炉圧力容器2内の下部に液相部5aがあり、また、原子炉圧力容器2内の上部に気相部5bがある。
液相部5aと気相部5bの界面である冷却材5の液面5cは、通常運転中は一定に保たれている。この液面5cのレベル、すなわち水位を監視するために、水位計4が設けられている。水位計4は、通常、差圧式である。原子炉圧力容器2内の液相部5aと水位計4は、原子炉格納容器3を気密に貫通する導圧管により接続されている。同様に、原子炉圧力容器2内の気相部5bと水位計4は、原子炉格納容器3を気密に貫通する導圧管により接続されている。気相部5bからの導圧管の原子炉格納容器3内の部分には凝縮槽4aが設けられており、導圧管内の凝縮水の高さを一定に保っている。水位計4は、原子炉格納容器3の外側の図示しない原子炉建屋内に設けられている。
原子炉圧力容器2の気相部5bの圧力を測定するために、圧力計6が設けられている。圧力計6は、原子炉格納容器3の外側であって原子炉建屋内に設けられている。原子炉圧力容器2と圧力計6とは、原子炉格納容器3を気密に貫通する導圧管で接続されている。
原子炉圧力容器2には、注水管7が接続されている。原子炉圧力容器2内の冷却材が原子炉格納容器3内に放出されるような重大事故時には、たとえば原子炉建屋外の貯蔵タンク(図示せず)に貯蔵されていた冷却水が、注水配管7を経由して、原子炉圧力容器2内に、注入される。注水配管7には、たとえばフローノズルあるいはベンチュリなどの流量計測要素8aが設けられ、その差圧により流量計8が流量信号を出力する。また、注水配管7には、注水配管7内の冷却水の温度を計測するための温度計9が設けられている。流量計8および温度計9は原子炉格納容器3の外側に設けられている。
また、原子炉圧力容器2には、蒸気配管10が設けられている。重大事故時には、たとえば、冷却水を圧送するポンプ(図示せず)の駆動用の蒸気タービン(図示せず)に供給する蒸気の経路となる。
なお、原子炉圧力容器2には、図示しない冷却水供給用の配管が接続されており、通常の運転中には、原子炉圧力容器2内に冷却水を供給する経路となっている。冷却水供給用の配管は、給水管である。重大事故時には、この通常の冷却水供給用の配管からの冷却水の供給は停止される。
また、原子炉圧力容器2には、図示しない冷却水流出用の配管が接続されており、通常の運転中には、原子炉圧力容器2内から冷却水が流出する経路となっている。冷却水流出用の配管は、BWRの場合は主蒸気管である。重大事故時には、この通常の冷却水流出用の配管からの冷却水の流出は停止される。
したがって、事故時の状態においては、以上述べた通常の冷却水供給用の配管からの冷却水の供給、および通常の冷却水流出用の配管からの冷却水の流出は、考慮しなくてよい。
原子炉圧力容器内水位推定装置20は、圧力計6、流量計8、および温度計9からの出力を受け入れて、原子炉圧力容器2内の水位を推定する。また、原子炉圧力容器内水位推定装置20は、水位の推定結果を表示装置30に出力し、表示装置30は推定結果を表示する。
図2は、第1の実施形態に係る原子炉圧力容器内水位推定装置20の構成を示すブロック図である。原子炉圧力容器内水位推定装置20は、崩壊熱決定部22、注水状態量決定部23、注水流量決定部24、飽和状態量決定部25、水位記憶部26、蒸気発生量算出部27、および水位決定部28を有する。
図3は、原子炉圧力容器内水位推定装置20の崩壊熱決定部22の構成を示すブロック図である。崩壊熱決定部22は、クロック22aを内蔵し、図示しない原子炉停止系の動作信号である原子炉停止信号が発せられたことを意味する信号を受けて、原子炉が停止した時点からの時間をカウントする。また、崩壊熱決定部22は、原子炉停止後の時間と崩壊熱Qとを対応させる崩壊熱テーブル22bを有する。このように、崩壊熱決定部22は、原子炉停止信号を受けた後の、炉心燃料から発生される崩壊熱Qの値を決定する。
なお、原子炉停止系の動作信号である原子炉停止信号が発せられたことを意味する信号は、原子炉停止系の信号である必要はない。また、クロック22aをたとえば運転員が手動でスタートさせることでもよい。
あるいは、原子炉停止後、相当の時間が経過している時点で、原子炉圧力容器内水位推定装置20を起動させようとする場合に、その時点の原子炉停止後の経過時間を入力してもよい。この場合は、それまでの原子炉停止後の過渡事象により原子炉圧力容器2内の冷却水のインベントリが通常運転状態から変化していることが考えられるが、この変化分を補正することにより、その後の水位を推定できる。この場合、代表的な事象について初期のインベントリの変化分を予め解析等により評価しておき原子炉圧力容器内水位推定装置20内のメモリに保存しておき、該当する事象についての値を取り出して補正に用いることができる。
図4は、原子炉圧力容器内水位推定装置20の注水状態量決定部23の構成を示すブロック図である。注水状態量決定部23は、圧縮水である注水の温度Tinの値に対する圧縮水の密度ρinの値を対応させる圧縮水密度テーブル23aと、温度の値に対する圧縮水のエンタルピHinの値を対応させる圧縮水エンタルピテーブル23bを有している。
圧縮水については、圧力の影響は小さいので、たとえば、注水配管7内の冷却水を圧送するポンプ(図示せず)の出口側の圧力の値の場合の圧縮水の密度、エンタルピとしても、誤差は大きくない。注水状態量決定部23は、注水配管7に設けられた温度計9からの温度信号を受けて、注水の温度Tinに対して、圧縮水密度テーブル23aに基づいて注水配管7の内部を流れる冷却水の密度ρinを決定し、圧縮水エンタルピテーブル23bに基づいて注水配管7の内部を流れる冷却水のエンタルピHinを決定する。
注水流量決定部24は、注水配管7内の流量の計測用に設けられた流量計8からの流量信号を受けて、次の式(1)のように注水体積流量Ginを注水質量流量Winに変換する。注水質量流量Winへの変換は、注水状態量決定部23で決定された水の密度ρinを用いる。
Win=ρin・Gin …(1)
図5は、原子炉圧力容器内水位推定装置20の飽和状態量決定部25の構成を示すブロック図である。飽和状態量決定部25は、飽和水密度テーブル25a、飽和水エンタルピテーブル25b、および飽和水蒸発潜熱テーブル25cを有する。
飽和水密度テーブル25aは、飽和圧力Psに対する飽和水の密度ρsを対応させる。飽和水エンタルピテーブル25bは、飽和圧力Psに対する飽和水の飽和水エンタルピHfを対応させる。また、飽和水蒸発潜熱テーブル25cは、飽和圧力Psに対する蒸発潜熱Hfgを対応させる。
図6は、原子炉圧力容器内水位推定装置20の蒸気発生量算出部27および水位決定部28の内容を示すブロック図である。
蒸気発生量算出部27は、崩壊熱決定部22からの崩壊熱Q、注水状態量決定部23からの注水の密度ρinおよびエンタルピHin、注水流量決定部24からの注水質量流量Win、および飽和状態量決定部25からの飽和水の密度ρs、飽和水エンタルピHfおよび蒸発潜熱Hfgを入力として受け入れる。
蒸気発生量算出部27は、これらの入力を用いて、次の式(2)に基づいて蒸気発生量Wgを算出する。
Wg=[Q−Win(Hf−Hin)]/Hfg …(2)
式(2)は、原子炉圧力容器2内に保有されている冷却水が、流入する注水と順次に完全混合するというモデルを想定した式となっている。厳密に言えば、原子炉圧力容器2内は、注水が流入する近辺はサブクールされた状態であり、完全混合とは仮想的な状態である。しかしながら、まずは、単純なモデルによって水位の変化を監視できることが重要である。また、後述する補正を行うことも含めて、その精度を向上させる手段は存在することから、単純なモデルを用いている。なお、サブクール領域と蒸発領域の2点モデルを用いることもできる。
水位決定部28は、水位算出部28a、体積水位換算テーブル28b、および補正部28cを有する。体積水位換算テーブル28bは、原子炉圧力容器2内の空間について、下側から水を充填する場合の、水に占有された体積と水位とを対応づけるテーブルである。なお、体積は、想定される最低レベルを基準としてそれ以上の高さについての体積でもよい。あるいは、運転基準水位を基準として、この水位より低い場合の体積を負の体積、高い場合の体積を正の体積としてもよい。
水位決定部28は、蒸気発生量算出部27からの蒸気発生量Wg、注水流量決定部24からの注水質量流量Win、および飽和状態量決定部25からの飽和水密度ρsを入力として受け入れる。水位算出部28aは、次の式(3)および式(4)に基づいて、原子炉圧力容器2内の飽和水の保有質量Mの時間Δt間の変化量を算出する。
dM/dt=Win−Wg …(3)
ΔM=(dM/dt)×Δt …(4)
次に、水位算出部28aは、次の式(5)により飽和水の保有質量の変化分ΔMを保有体積の変化分に変換し、前回の飽和水の保有体積Vnに加えて、Δt経過後の新たな飽和水の保有体積Vn+1を算出する。
n+1=V+ΔM/ρs …(5)
次に、水位算出部28aは、次の式(6)により、すなわち、体積水位換算テーブル28bに基づいて、原子炉圧力容器2内の体積Vn+1に対応する原子炉圧力容器2内の水位の推定値を決定する。
L=L(V) …(6)
このように、本実施形態による原子炉圧力容器内水位推定装置20は、水位計4による水位測定とは独立して、原子炉圧力容器2内の水位を推定することができる。
図7は、原子炉水位の計測値と推定値のトレンド表示の画面表示の例を示す図である。表示装置30は、このようなトレンドを表示する。図7の表示の実線で示すのが推定値である。また、水位計4が健全で、水位信号を発信できる場合は、水位計4の信号に基づく水位計測値も、破線で示すように併せて表示することにより、水位計4の状態に異常が発生していないことを確認することができる。
補正部28c(図6)は、水位決定部28の推定水位の決定結果と、水位記憶部26からの水位計4の測定結果のトレンドとを受け入れる。補正部28cは、外部から補正指令を受けた場合に、補正を行う。
図8は、原子炉水位の計測値に基づく推定値の補正の方法を説明するための概念的なグラフである。図8において、破線で示す曲線Aは、水位記憶部26からの水位計4の測定結果である。また、実線で示す曲線Bは、水位決定部28の推定水位の決定結果である。今、曲線Aにおいて特徴的な変化をする箇所が、A1およびA2の2箇所あるとする。同様に、曲線Bにおいて特徴的な変化をする箇所で、曲線AのA1およびA2に対応すると考えられる箇所が、B1およびB2の2箇所あるとする。このような個所は、原子炉圧力容器2内の断面積が急に変化する高さに対応している。
図8に示すように、それぞれの箇所における時間と水位をカッコ内の組合せで表現して、A1(tA1、LA1)、A2(tA2、LA2)、B1(tB1、LB1)、B2(tB2、LB2)であるとする。2点鎖線で示された点A1から点A2に向かうベクトルをベクトルAA、1点鎖線で示された点B1から点B2に向かうベクトルをベクトルBBとする。
ベクトルAAとベクトルBBの方向と大きさが一致する場合、すなわち一方を平行移動して他方に重なる場合は、時間および水位が、それぞれずれているだけの場合である。この場合は、それぞれをシフトするように補正すれば、曲線Aと曲線Bは一致することになる。
両ベクトルの横軸すなわち時間軸の成分のみが異なり、ベクトルBBの横軸成分の方がベクトルAAの横軸成分より大きな場合は、推定水位の変化は、実水位の変化の傾向に合致しているが時間的に間延びした変化となっていることになる。この場合は、たとえば、体積水位換算テーブル28bの曲線を維持して、横軸の体積Vを小さな値とするか、縦軸を大きな値とするかなどにより、補正することができる。
両ベクトルの横軸すなわち時間軸の成分のみが異なる場合も、同様に、たとえば、体積水位換算テーブル28bの曲線を維持して、縦軸のスケールを変更することにより補正することができる。
以上のそれぞれのケースの組合せの場合は、スケールの変更とシフトを組み合わせることにより、補正することができる。
また、原子炉施設の事故時に限らず、通常の停止時において、水位計4の水位計測結果と原子炉圧力容器内水位推定装置20による水位推定結果とを表示しながら比較することにより、原子炉圧力容器内水位推定装置20の推定精度がどの程度であるかを把握することができる。あるいは、ずれが大きい場合に、その原因を把握して対策することにより、原子炉圧力容器内水位推定装置20の推定精度の向上を図ることができる。
図9は、第1の実施形態に係る原子炉圧力容器内水位推定方法の手順を示すフロー図である。まず、原子炉が停止した旨の信号が開始後、終了判定となるまで、Δtの時間間隔で以下のステップを繰り返す。
まず、崩壊熱決定部22が、時刻カウントを開始(ステップS01)し、その時点tの崩壊熱を決定する(ステップS02)。次に、温度計9からの注水の温度Tinの信号に基づいて、注水状態量決定部23が、注水の密度ρinおよび注水のエンタルピHinを決定する(ステップS03)。次に、注水体積流量Ginの計測値に基づいて、注水流量決定部24が注水質量流量Winを決定する(ステップS04)。また、飽和圧力Psに基づいて、飽和状態量決定部25が、飽和水の密度ρs、飽和水エンタルピHf、および蒸発潜熱Hfgを決定する(ステップS05)。
ここで、ステップS04はステップS03の後である必要があるが、これらと、ステップS02と、ステップS05の3者間の互いの順序は問わない。
次に、蒸気発生量算出部27の水位算出部28aが、崩壊熱Q、注水質量流量Win、エンタルピHin、飽和水エンタルピHfおよび蒸発潜熱Hfgに基づいて、蒸気発生量Wgを算出する(ステップS06)。
次に、水位決定部28が、蒸気発生量算出部27から蒸気発生量Wgを、注水流量決定部24から注水質量流量Winを、また飽和状態量決定部25から飽和水密度ρsを受け入れて、推定水位を決定する(ステップS20)。
具体的には、まず、注水質量流量Winおよび蒸気発生量Wgに基づいて、時間間隔Δtでの原子炉圧力容器2内の質量変化量ΔMを算出する(ステップS07)。これに基づいて原子炉圧力容器2内の水の体積Vを算出し(ステップS08)、体積Vから体積水位換算テーブルを用いて、原子炉圧力容器2内の水位Lの推定値を決定する(ステップS09)。
この後、終了判定を行い(ステップS10)、終了でなければ(ステップS10 NO)、前回の時間がtであったところから、t+Δtのタイミングで、ステップS02を開始し、ステップS02以降を繰り返す。また、終了と判定されれば(ステップS10 YES)、終了する。なお、時間間隔Δtは、原子炉停止から時間が経過するにつれて、事象の変化が緩やかになるため、徐々に、長い時間間隔としてよい。
このように、本実施形態による原子炉圧力容器内水位推定方法によれば、水位計4による水位測定とは独立して、原子炉圧力容器2内の水位を推定することができる。
以上のように、本実施形態に係る原子炉圧力容器内水位推定装置20およびに原子炉圧力容器内水位推定方法より、原子炉施設の事故時においても、運転員の負荷を軽減しながら、原子炉水位の監視が可能となる。
[第2の実施形態]
図10は、第2の実施形態に係る原子炉圧力容器内水位推定装置の構成を示すブロック図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形である。本第2の実施形態は、何らかの原因で、原子炉圧力容器2からの漏えい量が把握可能な場合である。漏えい量が把握可能な場合としては、たとえば、サンプピットなど特定の箇所に漏えいし、その箇所に溜まった冷却水の水位が把握できる場合である。あるいは、流量計を有する配管部分を経由して系外に漏えいした場合である。
この場合、単位時間当たりの漏えい量をWとすると、水位決定部28の水位算出部28aは、第1の実施形態の式(3)に代えて、次の式(7)によりΔMを算出する。
dM/dt=( Win−Wg−W)/ρs …(7)
この結果、推定精度は更に向上する。
[第3の実施形態]
図11は、第3の実施形態に係る原子炉圧力容器内水位推定装置の構成を示すブロック図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形である。本第3の実施形態は、原子炉圧力容器内水位推定装置20の精度がある程度確保できる場合であり、かつ、水位計4が健全な場合である。本実施形態による原子炉圧力容器内水位推定装置20は、漏えい量推定部29をさらに有する。
この場合、水位計4による測定結果が、原子炉圧力容器内水位推定装置20による推移の推定結果より必ず高い水位となる。したがって、漏えい量推定部29は、この差を漏えい量として算出することにより、漏えい量の推移が把握できる。
[その他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。たとえば、加圧水型原子炉(PWR)のように、同じ軽水冷却型原子炉であれば、基本的に、実施形態と同様の装置あるいは方法により水位の推定が可能である。ただし、PWRは水位が計測されているのは加圧器であるため、較正の部分は適用できない場合がある。
また、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…炉心、2…原子炉圧力容器、3…原子炉格納容器、4…水位計、4a…凝縮槽、5…冷却材、5a…液相部、5b…気相部、5c…液面、6…圧力計、7…注水配管、8…流量計、8a…流量計測要素、9…温度計、10…蒸気配管、20…原子炉圧力容器内水位推定装置、22…崩壊熱決定部、22a…クロック、22b…崩壊熱テーブル、23…注水状態量決定部、23a…圧縮水密度テーブル、23b…圧縮水エンタルピテーブル、24…注水流量決定部、25…飽和状態量決定部、25a…飽和水密度テーブル、25b…飽和水エンタルピテーブル、25c…飽和水蒸発潜熱テーブル、26…水位記憶部、27…蒸気発生量算出部、28…水位決定部、28a…水位算出部、28b…体積水位換算テーブル、28c…補正部、29…漏えい量推定部、30…表示装置

Claims (6)

  1. 炉心を収納して注水が流入し蒸気が流出する原子炉圧力容器に設けられた圧力計による圧力測定値、前記注水を導く注水配管に設けられた温度計による温度測定値および流量計による体積流量測定値それぞれの出力に基づいて、前記原子炉圧力容器の冷却水の水位の時間的変化を推定する原子炉圧力容器内水位推定装置であって、
    原子炉停止系動作信号を受けて以降の時間について前記炉心から発生する崩壊熱Qを決定する崩壊熱決定部と、
    前記注水の温度の測定値に基づいて前記注水の密度ρinおよびエンタルピHinを決定する注水状態量決定部と、
    前記注水の体積流量測定値Vと密度ρinに基づいて注水質量流量Winを決定する注水流量決定部と、
    前記圧力計の測定値に基づいて前記原子炉圧力容器内の液相における保有水の飽和水エンタルピHf、飽和水密度ρs、および蒸発潜熱Hfgを決定する飽和状態量決定部と、
    前記崩壊熱Qと、前記注水質量流量Winと、前記エンタルピHinと、前記飽和水エンタルピHfおよび蒸発潜熱Hfgとから前記蒸気の蒸気発生量Wgを算出する蒸気発生量算出部と、
    前記注水質量流量Win、前記蒸気発生量Wgおよび前記飽和水密度ρsとに基づいて前記原子炉圧力容器内の推定水位を決定する水位決定部と、
    を備えることを特徴とする原子炉圧力容器内水位推定装置。
  2. 前記蒸気発生量算出部は、前記蒸気の蒸気発生量Wgを次の式により算出することを特徴とする請求項1に記載の原子炉圧力容器内水位推定装置。
    Wg=[Q−Win(Hf−Hin)]/Hfg
  3. 前記原子炉圧力容器内の水位を測定する水位計が健全な場合に、前記水位計による水位の時間的変化と前記推定水位の時間的変化の違いに基づいて、前記推定水位を補正する補正部をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の原子炉圧力容器内水位推定装置。
  4. 前記原子炉圧力容器内の水位を測定する水位計が健全な場合に、前記水位計による水位と前記推定水位との差に基づいて、前記原子炉圧力容器からの前記冷却水の漏えい量を推定する漏えい量推定部をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の原子炉圧力容器内水位推定装置。
  5. 炉心を収納して注水が流入し蒸気が流出する原子炉圧力容器に設けられた圧力計による圧力測定値、前記注水を導く注水配管に設けられた温度計による温度測定値および流量計による体積流量測定値それぞれの出力に基づいて、前記原子炉圧力容器内の冷却水の水位の時間的変化を推定する原子炉圧力容器内水位推定方法であって、
    崩壊熱決定部が、原子炉停止系動作信号を受けて以降の時間について前記炉心から発生する崩壊熱Qを決定する崩壊熱決定ステップと、
    注水状態量決定部が、前記注水の体積流量測定値Vと密度ρinに基づいて注水質量流量Winを決定する注水状態量決定ステップと、
    飽和状態量決定部が、前記圧力計の測定値に基づいて前記原子炉圧力容器内の液相における保有水の飽和水エンタルピHf、飽和水密度ρs、および蒸発潜熱Hfgを決定する飽和状態量決定ステップと、
    蒸気発生量算出部が、前記崩壊熱Qと、前記注水質量流量Winと、前記エンタルピHinと、前記飽和水エンタルピHfおよび蒸発潜熱Hfgとから前記蒸気の蒸気発生量Wgを算出する蒸気発生量算出ステップと、
    水位決定部が、前記注水質量流量Win、前記蒸気発生量Wgおよび前記飽和水密度ρsとに基づいて前記原子炉圧力容器内の推定水位を決定する水位決定ステップと、
    を有することを特徴とする原子炉圧力容器内水位推定方法。
  6. 前記水位決定ステップは、
    前記水位決定部が、前記注水質量流量Winおよび前記蒸気発生量Wgに基づいて、所定の時間間隔での前記原子炉圧力容器内の質量変化量ΔMを算出する質量変化量算出ステップと、
    前記水位決定部が、前記質量変化量ΔMおよび前記飽和水密度ρsに基づいて前記原子炉圧力容器内の水の体積Vを算出する体積算出ステップと、
    前記水位決定部が、前記体積から、体積水位換算テーブルを用いて、前記原子炉圧力容器内の水位の推定値を決定する推定水位決定ステップと、
    を有することを特徴とする請求項5に記載の原子炉圧力容器内水位推定方法。
JP2015049980A 2015-03-12 2015-03-12 原子炉圧力容器内水位推定装置および原子炉圧力容器内水位推定方法 Expired - Fee Related JP6659225B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015049980A JP6659225B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 原子炉圧力容器内水位推定装置および原子炉圧力容器内水位推定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015049980A JP6659225B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 原子炉圧力容器内水位推定装置および原子炉圧力容器内水位推定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016170047A true JP2016170047A (ja) 2016-09-23
JP6659225B2 JP6659225B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=56983545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015049980A Expired - Fee Related JP6659225B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 原子炉圧力容器内水位推定装置および原子炉圧力容器内水位推定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6659225B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109141567A (zh) * 2018-08-03 2019-01-04 武汉路宝市政建设配套设施有限公司 一种便于查询的水表箱
CN109147971A (zh) * 2018-08-14 2019-01-04 中广核核电运营有限公司 核电厂堆芯水位监测***的验证方法
KR20190087188A (ko) * 2018-01-16 2019-07-24 한국수력원자력 주식회사 원자로건물 침수수위 평가방법
CN113239539A (zh) * 2021-05-11 2021-08-10 杨磊 全厂断电事故进程预测方法、***及计算机可读存储介质
JP2021124360A (ja) * 2020-02-04 2021-08-30 株式会社東芝 原子炉水位測定システムおよび原子炉水位測定方法
CN113432667A (zh) * 2021-05-21 2021-09-24 中广核研究院有限公司 液位测量装置及方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5658696A (en) * 1979-10-18 1981-05-21 Nippon Atomic Ind Group Co Nuclear reactor water level monitoring device
JPS5693015A (en) * 1979-12-27 1981-07-28 Hitachi Ltd Estimating device for water level in reactor
US4330367A (en) * 1973-05-22 1982-05-18 Combustion Engineering, Inc. System and process for the control of a nuclear power system
JPS5810696A (ja) * 1981-07-13 1983-01-21 株式会社日立製作所 崩壊熱推定装置
JPS60100795A (ja) * 1983-11-08 1985-06-04 株式会社日立製作所 原子炉の事故時炉内状態予測方法および装置
US4555382A (en) * 1978-12-20 1985-11-26 Framatome & Cie Method of protection of a pressurized-water nuclear reactor
JPH0572377A (ja) * 1991-09-12 1993-03-26 Toshiba Corp プラント状態表示装置
JPH06331781A (ja) * 1993-05-26 1994-12-02 Toshiba Corp プラント状態表示装置
JPH10274554A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Toshiba Corp 圧力容器の液位測定装置
JP2004061277A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Toshiba Corp 沸騰水型原子炉の運転監視装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4330367A (en) * 1973-05-22 1982-05-18 Combustion Engineering, Inc. System and process for the control of a nuclear power system
US4555382A (en) * 1978-12-20 1985-11-26 Framatome & Cie Method of protection of a pressurized-water nuclear reactor
JPS5658696A (en) * 1979-10-18 1981-05-21 Nippon Atomic Ind Group Co Nuclear reactor water level monitoring device
JPS5693015A (en) * 1979-12-27 1981-07-28 Hitachi Ltd Estimating device for water level in reactor
JPS5810696A (ja) * 1981-07-13 1983-01-21 株式会社日立製作所 崩壊熱推定装置
JPS60100795A (ja) * 1983-11-08 1985-06-04 株式会社日立製作所 原子炉の事故時炉内状態予測方法および装置
JPH0572377A (ja) * 1991-09-12 1993-03-26 Toshiba Corp プラント状態表示装置
JPH06331781A (ja) * 1993-05-26 1994-12-02 Toshiba Corp プラント状態表示装置
JPH10274554A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Toshiba Corp 圧力容器の液位測定装置
JP2004061277A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Toshiba Corp 沸騰水型原子炉の運転監視装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190087188A (ko) * 2018-01-16 2019-07-24 한국수력원자력 주식회사 원자로건물 침수수위 평가방법
KR102078448B1 (ko) * 2018-01-16 2020-02-17 한국수력원자력 주식회사 원자로건물 침수수위 평가방법
CN109141567A (zh) * 2018-08-03 2019-01-04 武汉路宝市政建设配套设施有限公司 一种便于查询的水表箱
CN109147971A (zh) * 2018-08-14 2019-01-04 中广核核电运营有限公司 核电厂堆芯水位监测***的验证方法
CN109147971B (zh) * 2018-08-14 2020-04-14 中广核核电运营有限公司 核电厂堆芯水位监测***的验证方法
JP2021124360A (ja) * 2020-02-04 2021-08-30 株式会社東芝 原子炉水位測定システムおよび原子炉水位測定方法
JP7237869B2 (ja) 2020-02-04 2023-03-13 株式会社東芝 原子炉水位測定システムおよび原子炉水位測定方法
CN113239539A (zh) * 2021-05-11 2021-08-10 杨磊 全厂断电事故进程预测方法、***及计算机可读存储介质
CN113239539B (zh) * 2021-05-11 2023-11-03 杨磊 全厂断电事故进程预测方法、***及计算机可读存储介质
CN113432667A (zh) * 2021-05-21 2021-09-24 中广核研究院有限公司 液位测量装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6659225B2 (ja) 2020-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6659225B2 (ja) 原子炉圧力容器内水位推定装置および原子炉圧力容器内水位推定方法
EP2801979B1 (en) Atomic reactor state monitoring device and monitoring method thereof
JP6607796B2 (ja) 液体供給設備の液位検出装置、液体供給設備の液位検出方法および当該液位検出装置を備えた液体供給設備
CN105070332A (zh) 核电站防主蒸汽管道泄漏的监测***
CN111967130B (zh) 一种压水堆核电厂事故工况下过冷裕度定值的分析方法
JP6083535B2 (ja) 水素充填装置
Caruso et al. Experimental investigation on pure steam and steam-air mixture condensation inside tubes
CN109147971B (zh) 核电厂堆芯水位监测***的验证方法
Mazed et al. Experimental study of steam pressure suppression by condensation in a water tank at sub-atmospheric pressure
KR101494166B1 (ko) 원자력 발전소 출력운전 중 격납건물 누설율 측정 시스템
Pesetti et al. Experimental investigation of spiral tubes steam generator rupture scenarios in LIFUS5/Mod2 facility for ELFR
JP2018136226A (ja) 原子炉リスク管理装置、原子炉リスク管理方法、及び原子炉リスク管理プログラム
CN106782704B (zh) 核电反应堆的压力容器水位的测量方法、***及核电反应堆设备
CN105547406A (zh) 核电厂蒸汽发生器水位测量***及测量方法
CN110470364A (zh) 一种pVTt法标准容器容积标定的装置及方法
CN109342496B (zh) 一种真空输送管低温绝热性能测量试验方法
JP6139175B2 (ja) 反応度温度係数推定装置及び方法
EP2706329A2 (en) Method and system for a spent fuel pool level measurement without electrical power
Puustinen et al. BWR suppression pool studies with POOLEX and PPOOLEX test facilities at LUT
CN114334197A (zh) 低运行模式下一回路水装量监测方法及***
JP6117147B2 (ja) 原子炉水位計測装置
US20120099690A1 (en) Device for measuring temperature coefficient of moderator and method for measuring temperature coefficient of moderator
CN109029829B (zh) 一种核电厂蒸汽发生器上段内部压力的计算方法及***
KR101813450B1 (ko) 가압경수로형 원자로 보호 장치와 그 제어 방법
US4521371A (en) Vessel liquid level indication

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170906

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20171201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190917

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6659225

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees